2020-08-16 06:05:21 更新

概要

過去編、ちょっと長めです。


前書き

久しぶりに、こんなに長いやつ書いたので疲れました。


いつの間にかここにいた。


いつの間にか、ここに、置いていかれた…。


いつの間にか4人以外いなくなっていた。


いつの間にか誰からも見捨てられた。


それが、私たち4人だった。


ーー数年前、どっかの施設付近ーー

里奈「うう…。家まで遠い…」


愛香「姉貴ー。おいてくぞー!!」


七海「愛香…。あなたのペースに皆がついていけるワケないでしょ…」


鈴奈「そうだぜ、姉貴…。ていうか、私も足がそろそろキツイ…」


愛香「ちンたら歩いてるからじゃねぇのか?」


里奈「一生懸命、歩いてるから…!!」


七海「まーた、そう言う…」


愛香「ほら、行くぜ!」


学校帰り、夕焼けに照らせらながら帰宅して行く4人の少女がいた。

仲がいいかどうかと言われると、何とも言えないが。


愛香「ほら、もうちょっとで着くぞー!」


鈴奈「姉貴…。そろそろ着きそうなのは、アンタだけだよ…」


愛香「先に行ってるぞー!!」


七海「また勝手に…。里奈、大丈夫?」


里奈「だい、じょうぶ…。ちょっと、疲れたけれども…」


鈴奈「ちょっと先に行って、姉貴の様子見てくるよ。勝手にどっか行っちゃいそうだし」


七海「じゃあ、お願いするね…。愛香の事だから、家に着いたら荷物とかそこら辺に散らかしてそうだけども…」


鈴奈「姉貴の事だから、ありえなくも無いんだよな…」


里奈「また、私の部屋が散らかされる…」


七海「愛香の散らかしたら戻さない癖はどうにかしないとね…」


鈴奈「じゃあ、先行ってくる」


七海「よろしくね…」


七海が、ため息交じりにそう言う。鈴奈が七海が言い終わると同時に施設の方へと向かって走っていった。

七海は、里奈とゆっくりと歩きながら施設まで向かっていく。


けども、施設に着かなかったら良かったと後悔する事になった。


「アレ」を聞いたせいで。




ーー施設ーー

愛香「…」


鈴奈「…」


七海「あ、あれ? 2人とも入らないでどうしたの?」


愛香「姉貴…。入っちゃダメだ」


七海「え? な、何かのイタズラ?」


愛香と鈴奈は、震えていた。怖いという感情を表すかのように。


七海「ど、どういう事? そもそも、荷物を置かなきゃならないから部屋に入らないと…」


愛香「ダメだ!!」


七海がドアを開けようとした瞬間、愛香が止めた。愛香の後ろには、鈴奈が入れさせないと言わんばかりに立ちふさがっていた。


七海「な、なんなの!?」


里奈「私、早く休みたいんだけども…」


そう言い終わるより前に、愛香と鈴奈は七海と里奈の手首を握り何処かに走り始めた。


七海「きゅ、急に何するの!?」


里奈「鈴奈…。手首、痛い…!!」


愛香「いいから早く付いてこい!!」


鈴奈「早く!!」


2人の顔を見た瞬間、ただ事ではない事を理解した。

そのまま、4人は何処かに走っていった。




ーー空き地ーー

4人は、限界まで走れる場所まで走っていった。

その後、隠れられそうな空き地を見つけ、そこに隠れる事にした。


七海「な、何で逃げたの…?」


愛香「実は…」


愛香が、見たことを話し始めた。




ーー数十分前、施設ーー

愛香「さーってと、最初に帰ってこれたんだし、風呂にでも入ってさっぱりしよ…。ってなンか聞こえンな?」


窓の方から、何やら物音が聞こえていた。窓が高い所にあるので、見えはしないが音なら聞き取れた。

いつも元気な、愛香が恐怖で怯えてしまうような絶望的な声が。




ーー施設内ーー

男1「いつになったら、あいつらは商品として海軍に売れるんだよ!!」


男2「だから、言ったでしょう!! あの娘たちは、艦娘なんかにはさせずに自由に生かしてあげると!!」


男3「はぁ…。いつになったら分かるんですか、貴方は」


男2「親が艦娘だっただろうが、何だろうが関係ない!! あの娘たちは、幸せに過ごしてあげる義務があるんだ!! お前たちが好き勝手に無茶苦茶にしていいもんじゃない!!」


男3「はいはい、熱いお言葉をどうも。けどもね、貴方はお金に困っているんでしょう? 血も繋がっていない娘たちを戦場で無様に散った親の代わりに育てていっているせいで」


男2「無様に散った…? 訂正しろ!!」


男3「はいはい…。耳を破壊する気ですか貴方は。まぁ、言葉が通じないのならこうするしかないみたいですね…」


チャキッ。


男3「○○さん、あいつを抑えておいてください」


男1「了解っと…」


男2「な…。何するんだ、コノッ…」


男1「抑えたぞ。んで、どうするんだ?」


男3「…。こうするんですよ」


バァン!


男2「あ…。え…?」


銃弾の音が、部屋に響いた。その音は、外から聞いていた愛香を恐怖に陥れるには十分な音だった。

その音が響いた後、自分たちをここまで育ててくれた親のような存在の人の声は二度と聞こえてくる事は無かった。


愛香「に…逃げなきゃ…。姉貴たちに知らせないと…」


愛香が、その場から逃げるように離れていく。玄関の少し前で鈴奈と会った。

鈴奈に、聞こえてきたことを全て話した。急いで逃げたいが、七海たちがまだこっちに来てない以上、逃げ出せない。

だからといって、これまで歩いてきた道をそのまま戻ったとしても七海たちに会えるかどうかも不明なのだ。


施設に来れる道は、2本ある。その内のどちらを通ってきているのかが分からないので、動けない。

2手に分かれる手もあるが、それだと連絡手段を持たないので片方が危険な目に会った瞬間、終わりである。


愛香「こ、ここで待つしかないのか…?」


鈴奈「ば、馬鹿か!? ここにいたら…」


2人が黙り込んだ瞬間、七海の声が聞こえてきた。それを聞いた瞬間、逃げる準備と施設に入れさせないようにした。




ーー施設内ーー

男1「ヘー。こんなにも殺傷能力が高い銃があったなんてな…。俺も使ってみたいねぇ…」


男3「ご苦労様でした。では」


男1「あ?」


男3「 さ よ う な ら 」


バァン!


男1「…は?」


ドサッ。


男の頭から血が流れ出す。


男3「貴方は、ただの道具だったんですよ。あと、私は同じ道具は使わない主義なので」


男は、施設内を捜し始める。あらゆる部屋を見落とす事もなく。




ーー再び、空き地内ーー

愛香「…。こンな事があったんだ…」


七海「そん、な…」


里奈「う、ウソだよ、ね…? い、嫌だよ?」


鈴奈「残念だけども…。全部本当みたいだ」


里奈「どうすればいいの、私、たち…。い、行く場所も無いんだよ?」


七海「どうにかして、誰かに助けてもらわないと…」


愛香「でも、あの銃を持ってるヤツがまだ私たちを追いかけてきてるかも…」


鈴奈「そ、そうだよな…。どうにかして逃げないと…」


ガサッ。


全員「!?」


愛香(も、もしかして、もうアイツが…)


愛香が震え始める。


七海(落ち着いて、愛香!! 怖いだろうけれども…)


里奈(うう…。うぅぅ…)


鈴奈(姉貴、怖いけども…。今だけは我慢しろ!!)


草の中を歩いてくる音が近づいてくる。全員が、息を殺す。


全員(…!!)


ザッ、ザッ…。


七海(お願い、来ないで…!)


里奈(嫌だ…! まだ死にたくない…!!)


愛香(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…)


鈴奈(来るな…。来るなよ…!!)


ザッ…。


男3「へぇ…。こんな所にちょうど隠れられそうな場所があったなんてね…」


愛香(ヒッ…)


愛香の目から、涙が流れ出す。恐怖という感情に完全に包まれている。


鈴奈(こ、このままじゃ…。連れて行かれる…!)


七海「ッ…。やぁぁぁああ!!!!!」


里奈(お姉ちゃん!?)


七海が、男に向かって落ちていた鉄パイプのようなもので殴りかかった。


七海「逃げて! 皆!!」


里奈「そ、そんな…」


男3「逃がすとでも!?」


男は、殴りかかってきた七海をかわすとどこかから取り出した、ナイフで七海の足に傷を入れた。


七海「いッ…」


里奈「お姉ちゃん!!」


鈴奈「こんニャロ!!」


鈴奈が、もう1本の鉄パイプを持ち男の顔に殴りかかった。


男3「しまっ…!?」


偶然にも、振り下したパイプが男の目に直撃した。男は、左目を抑えている。


里奈「…っ!! 逃げるよ!!」


里奈が、怯えて動けない愛香を背負い、走り出す。鈴奈は、足を切られた七海を背負い走り出した。


男3「クッソ…。待て!!」


男は、血が流れ出る左目を抑えながら追いかけようとするが、目の前の視界がうまく見えなくなってしまい、追いかけようがない。

里奈たちは、どこを走っているのかも分からないぐらい走っていた。


夜遅くなので、どこを走っているのかも分からない。どれだけ走ったのかも分からない。


里奈「いった…!」


里奈は、急に足元に痛みを感じた。足を見ると、いつの間にか靴は脱げてどこかにいっており、素足のまま走っている状態だった。

そのせいで、足から出血していた。


里奈「愛香…。だい、じょうぶ?」


愛香「…うん」


里奈「よ、よかった…」


近くに、まだ明るく照らされている公園を見つけた。

人も何人かいたので、その公園に逃げ込む事にした。


ベンチに、愛香を座らせる。鈴奈は、七海を寝かせた。


七海「り、里奈…。ごめん、ね…。怖かったよね…」


里奈「う、ううん。お姉ちゃんがこんな状態だったから…」


七海の足は、ナイフで切られた所から出血が止まらない状態だった。

血を止めるための道具が無いので、自分の服を少し破りその布で止血した。


里奈「お、お姉ちゃん、し、死なないよね…?」


七海「だい、じょうぶだって…。ちょっと痛いけども…。ね?」


里奈「よかった…。良かったよぉ…」


七海「頑張ったね、里奈…」


里奈「怖かった、怖かったよぉ…」


里奈が、我慢できなくなったのか大声で泣き出した。そのせいで、緊張の糸が切れたのか、全員泣き出した。

無理もない。あの恐怖を子供である4人で抵抗したのだから。


その後、夜中に子供が泣き叫んでいるという報告が警察にいったらしく(当たり前だ)、警察に保護された。

この時、警察に保護してもらえなかったら…。考えるだけで恐ろしい。




ーー同時刻、空き地にてーー

男3「クソが…。あのガキ供がぁ!!!!!」


男3「俺の目を破壊しやがって!! 許さん…。アイツらの目の前で、1人ずつ皮剥ぎっとって殺してやる!!!!!」


??「へー? 殺すって誰を?」


男3「あぁ゛!?」


??「いやー、手遅れになる前にお前に会えて良かったよ…」


男3「何を言って…」


??「 死 ね 」


男3「!? がっ…あっ…」


男の胸には、いつの間にか刀が突き刺さっていた。


男3「こんな、もの…」


??「あ、それ抜いたら出血多量でお陀仏だぞー」


男3「は…? な、何を…」


??「死にたくないなら、お前が襲った4人の娘の事を教えろ。あと、どこに行ったのかもな」


男3「わ、分かった、分かったから!! 命だけは、命だけは!!」


??「分かった」


刀を刺されたまま、男は4人の事を話した。目の前にいる者に逆らったら、死ぬという事を考えながら。


男3「こ、これでいいだろ!! は、早く助けて…」


??「ほーらよ」


ソイツは、刺さっていた刀を抜き取った。


男3「え…? そ、それを抜いたら死ぬって…」


??「はい、さようなら。悪いが俺は…」


??「 同 じ 道 具 は 使 わ な い 主 義 だ か ら 」 


男は、すぐに絶命した。死体をそのままほったらかしにするわけにもいかないので、死体を車に運び込み病院に向かう。


男 「…。やっぱり、こいつも、か…」


男は、アクセルを踏み込むとあの病院に向かった。

深海棲艦の研究を行っている、あの病院に。




ーー病院ーー

男 「…。いるか?」


医者「いますよ。それにしても…。凄い血まみれですね」


男 「返り血がやばかったぞ」


医者「よくそんなにも簡単に言えますね…。それで、この人間は…」


男 「あの実験で生まれたんだろうな。身体能力が人間並みじゃねぇ。俺が刀でブッ刺した時もすぐに死ななかったし」


医者「まだ、こういうヤツがいるんでしょうね…」


男 「ああ。あと、また何人かこっちに連れてくる。また、「あの人」関係の娘たちだ」


医者「「あの人」が、こんな光景見たら…。どう言うでしょうね」


男 「俺も…。分かんねぇよ。あの人が、まだ生きてたら今頃この役職に就いたてろうな…」


医者「そうですね…。荒戸元帥」


元帥「やめろって…。その名前で呼ぶなっての」


医者「また、会いたいですね。西本さんに」


元帥「ああ。アイツなら…。俺よりも上手くできたのかもしれないな」


医者「たらればはいいので、さっさと血をどうにかしてください。あと、早く迎えに行ってあげてください。記憶処理の方は…。準備してますから」


元帥「ああ。じゃあ…、行ってくる」


医者「その前に血を落とせ」


元帥「あ、ハイ」




(翌日)

元帥「じゃ、行ってくる」


医者「了解です。じゃあ、この男は私が研究しておきます」


元帥「頼む」


元帥は、警察に保護された4人を迎えに行った。医者は、それを眺めながら「あの人」の事を思い出していた。


医者(西本さん…。あなたの願いは必ず僕たちが、やり遂げてみせます。だから…。今はゆっくりと休んでいてください。あっちの世界で)




ーー警察署ーー

元帥「めちゃくちゃ迷ったぞ…。そもそも、保護されてる娘ってどこにいるんだよ?」


元帥は、警察署の中でウロウロしていた。というか、ただの迷子だ。


元帥「あ、ここか。いや、ここか?」


警察官「あのー。海軍の方ですか?」


元帥「あ、ハイ」


警察官「保護した娘は、こちらにいますよ」


元帥「どうも…」


警察官「ただ、少し怯えているみたいで…」


元帥「怯えてる? どうかしたんですか?」


警察官「はい。誰かに追いかけられていたらしくて…」


元帥「分かりました。とりあえず、4人は保護させてもらいます。すいません、迷惑かけて」


警察官「いえ。大丈夫ですよ」


元帥は、4人を迎えに行った。

しかし、そこで恐るべきモノを見てしまった。


1人の少女は、左足に包帯を巻かれていた。

1人の少女は、足裏に沢山の絆創膏が貼られていた。

1人の少女は、恐怖が抜けないのか未だに震えていた。

1人の少女は、3人を守るように元帥の目の前に立ちふさがった。


元帥「…」


それを見た瞬間、元帥の身体を罪悪感が襲った。

これまでも、誰かが何かしら起きてしまった後に自分が保護しに行くの繰り返しだった。


今回は、最悪のケースだ。全員、深いダメージを負っている状態。


一番、やってはいけないことだ。


4人を前にして、元帥は頭を下げるどころか土下座した。


元帥「君たちを…。こんな状態で迎えに来ることになって、本当に…。申し訳ない!!」


七海「?」


里奈「?」


愛香「…?」


鈴奈「あの…。オッサン何やってんだ?」


元帥「オッサン!?」


七海「あの…。もしかして、迎えに来てくれたんですか?」


元帥「まぁ…。ハイ」


里奈「酷いこととか、しないよね…」


元帥「いや、しないよ!? 病院には連れて行くけども!」


愛香「よ、良かった…」


元帥「お、おう…。とりあえず、病院行くから車に乗ってくれ」


4人「はーい」


元帥「…なんか狂うなぁ」


元帥は、4人を車に乗せて病院に向かった。

病院では、七海と里奈の足の怪我、愛香のメンタルケアを行った。


そして…。記憶処理も。この恐怖は、流石に残しておくべきではないと全員が一致したからだ。


全員が完全回復すると同時に、毎回恒例の例の施設に連れて行くことになった。

けども、唯一心配していることがあった。


元帥「よく考えたら、最後に施設に連れて行ったのって1年前じゃねぇか」


そう、元帥が地図を忘れているのである。

大事なところがいっつも抜けているのである。


元帥は、カーナビをいじりながら施設に連れて行くことにした。

なお、迷子になった模様。




ーーいつもの施設ーー

元帥「やっと着いた…」


七海「カーナビの言うこと聞かないからこうなるんじゃないですか…」


里奈「身体のあちこちが痛い…」


愛香「酔ったかも…」


鈴奈「同じく…」


着くなり、ボロボロになっている4人を、施設にいる7人が出迎える…。

と思っていたが、学校に行っているので誰もいないというオチである。


元帥「どうも」


男 「お久しぶりです。元帥」


元帥「その呼び方やめろ」


男 「すいません。それで、この娘たちで…」


元帥「一応、最後だな。アイツ、天国でも元気してっかな…」


男 「きっと、元気にしてますよ。…多分」


元帥「じゃあ、俺はまだやる事があるから失礼するぞ。10人…頼んだぞ」


男 「分かってますよ」


こうして、元帥は再びどこかに向かっていった。

そして、家族は…。10人の女の子と1人の男の子になった。





(毎度おなじみお風呂事情のコーナー)

優斗「風呂が壊れただと!?」


茜 「ドンマイ、ゆーくん」


優香「仕方ないから、女湯に入ってだって」


優斗「んな馬鹿な!?」


茜 「じゃあ、お風呂にレッツゴー!」


優斗「嘘だろぉぉぉぉぉ!?」




ーー女湯ーー

優斗「最っ悪だ…。よりによって茜と時間帯が被るとは…」


茜 「さーて、お風呂いっくよー」


優斗「押すんじゃねー!」


茜 「ゆーくん、いっくよー!!」


優斗「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


俺は、女湯に叩き込まれた。もちろん、タオルは巻いているが。


優香「へ?」


由衣「え?」


咲 「ぽい?」


春香「えぇ!?」


愛海「ふえ?」


七海「え…?」


里奈「えっ…」


愛香「ン?」


鈴奈「あ…?」


優斗「グヘェア!?」←鼻血大量出血により気絶


茜 「ゆーくん!?」


優斗 Ω\ζ°)チーン


優香「し、死んでる…」


由衣「やっぱり、刺激が強すぎたのかもね?」


優斗「」


茜 「ゆーくーんー!!!」


この後、優斗は茜に身体を普通に洗ってもらったそうな。 めでたしめでたし?


優斗「めでたくなんか…。な、ない…ぞ…」


(過去編、海風・山風・江風・涼風編 終)






(おまけ)

○七海(白露型7番艦「海風」)


本名 海原 七海


○里奈(白露型8番艦「山風」)


本名 山谷 里奈


○愛香(白露型9番艦「江風」)


本名 江野 愛香


○鈴奈(白露型10番艦「涼風」)


本名 涼町 鈴奈


全員、同じ施設に入っていたが例の事件により優斗たちと共に過ごすことになる。

親は元艦娘。しかし、全員他界している。全員、「西本さん」という人に関係があるらしいが…。

4人とも、いつの間にかここに預けられたので親の顔は覚えていない。

七海が、全員をまとめている。

そのため、里奈、愛香、鈴奈は同い年であるはずなのだが、いつの間にか姉のように慕うようになった。

里奈に至っては、七海につきっきりである。

愛香は、艦娘になる前からこの性格なのでトラブルを起こす事も多い。

鈴奈は、なぜかいつの間にか江戸っ子になっていた。しかし、最近はどうでも良くなったのか普通に男言葉を使っている。

けども、驚いた時などにそういう言葉遣いになったりする。


後書き

あと2週で、過去編を終えて新章に突入する予定です。

9月からは…。久しぶりにイチャイチャモノを解禁しようと思ってます。
まぁ、いつも通りの 優斗(提督)×茜(白露)なんですがね。


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