2015-05-30 16:56:04 更新

概要

μ'sがジョジョ三部的な冒険をする話。ついにA-RISEの館突入!


前書き

どちらの原作にもないオリジナル要素があるので苦手な方は注意です。


第35話『エレナ・ザ・プレイヤーその1』


絵里「なんでこの人浮いてるのよ!なんかヤバイわ!」


???「ふんっ!」シュッ


海未「ト、トランプですか」


花陽「こ、この人は!」


ことり「私もよく知ってる!こいつは!」


統堂英玲奈「申し遅れました。私は統堂英玲奈。A-RISEのメンバーの一人です」


穂乃果「なんだってぇ!?」


希「みんな、うっかり足を踏み入れないようにな?この廊下、おかしすぎるで」


英玲奈「だれがまずは戦うのかな?」シュイーン


こいつは天地創造の神、アトゥム神の暗示のスタンド!


凛「こ、この人スタンドを出したにゃ」


真姫「久しぶりね。まともにスタンド出してくる人は」


にこ「穂乃果!あなたのスタープラチナで倒してしまいなさい!」


穂乃果「はいっ!」シュイーン


英玲奈「スタープラチナ。ツバサが最も危険と言っていたな。まあいい。かかってきますか?」


穂乃果「問答無用!」


英玲奈「では賭けましょう。あなたは左の手で攻撃してくる。私はあなた方が戦闘不能にさせた涼とは仲が良かった。私も賭け事は好きでして」


穂乃果「っ!?」


絵里「どっちでもいいわ!穂乃果!攻撃するのよ!」


穂乃果「おりゃぁ!」シュン


アトゥム「……」サッ ガシッ


穂乃果「!?」


海未「スタープラチナの攻撃を!」


希「避けた!?」


花陽「信じられません!あの速さを避けるなんて!」


穂乃果「くっ!」


英玲奈「残念。賭けは私の負けですね。好きなんですがどうも弱くて」


英玲奈「お詫びにとっておきの場所にお連れしましょう」ゴゴゴゴゴゴ


穂乃果「なに!?穴が!」


海未「穂乃果!」シュルシュル


花陽「穂乃果ちゃん!」シュルシュル


ことり「穂乃果ちゃん!」ピシピシ


ことりは作り出したつららをつなげて穂乃果に捕まらせようとした!(ジョジョ2部参照)


英玲奈「丁度いいです。あなたがたも一緒にお招きしましょう」


3人「!?」


絵里「海未!」


希「花陽ちゃん!」


凛「ことりちゃん!」


にこ「なんてこと…」


海未「みなさん!私たちが10分経っても戻ってこなかったらこの館に火を放ってください!A-RISEを倒すことだけを考えてください!」


真姫「海未!」


シュー


孤島


穂乃果「ここは?」


花陽「島…なのかな?」


海未「水の感触は本物そっくりですが明らかに不自然です。館にいたはずですから」


ことり「あなたのスタンド能力じゃないね?」


英玲奈「そうです」


ことり「あなたのスタンドは魂を抜くこと」


英玲奈「やはりあなたには分かりますか」


海未「それはこの前会いました!」


ことり「さっきも言ってたけどこの人と涼さんのスタンドはかなり似てるんだ。でも同じなはずがない…」


花陽「ここは屋敷の地下ですね?」


英玲奈「そうです」


穂乃果「なーんにもわからないね」


英玲奈「まあゆっくりしてください。私のコレクションを見せてあげましょう」


海未「コレクション?」


ギィィィ


花陽「この人形は!?」


ことり「あなたの能力で人形に魂を宿したんだね」


英玲奈「わかる人がいると話が早いです」


英玲奈「私は人形を作るのが趣味でして。毎日この生きた人形たちと話しをしています」


花陽「く、狂ってます…」


海未「あの涼よりおかしいかもしれません」


英玲奈「この人形はアナウンサーでした。ハロウィンイベントのときはお世話になりましたね。お陰で話は面白いですよ?」


ことり「もういい!そんなの聴きたくないよ!」


穂乃果「ここから出るにはあなたを倒さないといけないみたいだから四人がかりで攻撃するけどいい?」


英玲奈「まあまあそう焦らずに。穂乃果。あなたの腕を見てみなさい」


穂乃果「ん?….これは!?」ガシィ


英玲奈「先ほどのパンチの賭けの際にすこしながらあなたの魂に触れることができました。あなたは私に自慢の攻撃を避けられてショックを受けた。だから触れたんです」


英玲奈「私は攻撃されればやられるでしょうが。同時に穂乃果、あなたの腕も使い物にならなくなる」


海未「周到ですね」


英玲奈「ここでひとつ提案があって。ゲームで勝負をしませんか?」


英玲奈「そして相手は…ことり!あなたです」


穂乃果「おかしいね。最初にやるなら腕に変なものつけられた私だと思ってたけど」


英玲奈「ことりはついさっきまでこちらの味方だった。つまりあなた方とはまだあまり交流がない」


英玲奈「穂乃果を倒して突然ことりが魂など関係なく襲ってきたらたまったものではありませんからね」


海未「そんなこと!」


ことり「いや、いいよ。私がやるよ。魂を賭ける!」


花陽「ことりちゃん!」


ことり「ことりはみんなに助けてもらった。今度は私の番だよ」


ことり「ゲームはこのカービィのエアライドで挑戦するよ」


(※筆者はエアライドは少しだけしかやってません。細かい指摘などはご容赦お願いします)


英玲奈「おお!名作ですね。私も好きですよ。シティトライアルでいいですか?」


ことり「いいよ」


海未「はぁ!」シュルシュル ホワン


海未「ゲーム機にイカサマはないです」


ピコンッ ピコンッ テーテーテレッテッテテッテーテレ


花陽「ほわぁぁ!」


海未「ど、どうしたのですか?花陽」


花陽「これは超名作です!友達四人集まったらやりたいゲーム第1位です!」


穂乃果「そ、そうなの?」


花陽「知らないの!?」


海未「あ、あいにくですが」


花陽「帰ったらすぐにGCとエアライドは買ってください!今ではすこし値段が高いですが」


花陽「しかもことりちゃんメチャクチャうまいですよ!アイテムを集める効率が良い!」


ことり「みんなでよくやってたんだぁ」


英玲奈「くっ!能力アップを集めようにもことりの攻撃が激しすぎる!」


ことり「スタジアムでも勝つのは私だよ」


英玲奈「スタジアムで勝ち負けが決まる。どうです?スタジアムは何が好きですか?」


ことり「ことりはやっぱりデスマッチかなぁ。能力アップ取りまくるのが好きだからデスマッチは裏切らないよね」


英玲奈「なるほど。私はエアグライダーですかね。来ませんかねぇエアグライダー」


ことり「私もエアグライダーは結構好きだなぁ」


タイムアップ


ことり…デビルスター能力各17


英玲奈…ウィングスター能力最高速、飛行20 加速7 他3


ことり「あなたのそのまとめ方…まさか!」


英玲奈「フッフッフッ」


エアグライダー バァーン


ことり「そんな…メッセージは出なかった。どうやって予想を…」


英玲奈「やりこんでいるあなたならわかるでしょう。この性能ならエアグライダーで勝つのは私だ!」


ことり「はぁはぁはぁ」


穂乃果「ことりちゃん!負けを認めたらダメだよ!」


アトゥム神「……」ガシィ


英玲奈「つかんだ!」


海未「ことり!」


花陽「ことりちゃん!」


英玲奈「ことりの人形を作っておいて良かったです。さあ次は誰ですか?」


穂乃果「よくもことりちゃんを!私が!」


花陽「いや、穂乃果ちゃん。私がやるよ」


海未「花陽!あなたは…」


花陽「私には、勝てるゲームがあるッ!」


穂乃果「あっ!まさか!」


花陽「マリオカートで勝負だよ!」


海未「ついに伏せ字がなくなりましたね」


英玲奈「グッド!楽しみです」


To be continued…


第36話『エレナ・ザ・プレイヤーその2』


花陽「このマリオカートで勝負です!私の魂を賭けます!」


穂乃果「おお!Wiiのやつ!」


海未「Wiiのやつとは?」


穂乃果「えぇ!?海未ちゃんWii知らないの!?」


海未「すいません。テレビゲームには疎くて」


穂乃果「今は生産終了して、WiiUしか生産してないけど、このリモコン型コントローラーで操作するんだよ。ゲームキューブのソフトも動かせるんだよ」


海未「そうなんですか。ではなぜWiiUのマリオカートではなくWiiのものをやるのですか?」


穂乃果「わかんない。多分作者がWiiしかまともにやったことないんじゃない?」


海未「?なんのことですか?」


穂乃果「いや、なんでもないよ」


(※一応結構やってましたがタイム極めたりとかはしてません。よってこっちのほうが早いとかいうツッコミは無しで生暖かい目でお願いします)


花陽「みんな、絶対ことりちゃんを助けるからね」


英玲奈「コンピューターは無しでいいですね?」


花陽「いいですよ」


英玲奈「機体を選んでください。私はクッパで」


花陽「私はファンキーちゃんかな」


英玲奈「ほう、重量級対決ですか。まあコンピューターがいないならそうなりますね」


海未「なんでそうなるんですか?」


穂乃果「このゲームはアイテムがあってそれでプレイヤーを邪魔しながら一位を目指すんだ。だからプレイヤーが多いほどアイテム使用回数も多い」


穂乃果「重量級は加速はイマイチだけど最高速が速いんだ。だから2人の場合であれば妨害も少ないからその最高速を遺憾なく発揮できるんだよ」


海未「なんとなくわかった気がします。というか穂乃果、ゲームの話になると凄い説明口調ですね」


穂乃果「ゲームだからね。仕方ないね」


英玲奈「2人であればアイテムも大したものが出ない。そのアイテムの使い方、ドライブテクニック。どちらもないと勝てません」


花陽「誰に言ってるんですか?」


英玲奈「随分な自信じゃあないですか。これは期待できそうです」


英玲奈「ステージは恨みっこ無しのランダムで」


花陽「どうぞ」


ピコン レインボーロード


英玲奈「私たちの勝負にふさわしいコースだ」


花陽「本気で行きますよ」


テーテッテレー


ピー


英玲奈「…」カチッ


花陽「…」カチッ


花陽(しまった!ほんの少しだけどスタートダッシュのタイミングが遅れてしまった!)


ピー ピー!


ゴォォォォ


海未「花陽のファンキーちゃんが遅れています!なぜ!」


穂乃果「アイセーイ!だよ。スタートダッシュ。英玲奈さんのスタートダッシュのタイミングは完璧だった。花陽ちゃんがほんのわずかに遅れてしまったんだ」


穂乃果「てか海未ちゃん。ファンキーちゃんって花陽ちゃんがそう呼んだだけであのキャラはファンキーコングって名前だからね?なんか海未ちゃんがファンキーちゃんっていうとかわいいね」


海未「そ、そんなこと先に言ってくれないと。知りませんでしたから」


英玲奈「この車一台分ほどの差、埋めるのが難しいことはあなたもわかるでしょう」


花陽「くっ!」


英玲奈「一つ目のアイテムボックスです。私から離れないとアイテムをとれませんよ?」


花陽「そうだね」クイッ


英玲奈「私のアイテムはバナナか。あなたもだったようですが。ハズレアイテムですね」


花陽「いや、バナナさえあればあなたを倒せます」キッ


海未「どうしたのです?花陽の機体が相手の機体に離されましたよ?」


穂乃果「まさか、本気でやるつもりなの?」


花陽「えいっ!」ポイッ


英玲奈「なにっ!?」クルクルクル


穂乃果「すごい!本当にやった!」


海未「な、何をしたのですか?相手がスリップしましたよ」


穂乃果「あのバナナは普通は設置しておく罠タイプのアイテムなんだけど、前に投げることもできるんだよ」


穂乃果「そして今花陽ちゃんがやったのはそれ。相手との距離を計算して直接相手に投げて当てたんだよ」


花陽「私もついてたみたいです」


英玲奈「あなた!このゲームやりこんでますね!」


花陽「答える必要はないです」


英玲奈「いいですね!気に入りました!一見気弱そうだがあなたには強い精神力がある。魂を賭けていながらこんな芸当ができるほどの」


花陽(私に強い精神力があるだってね。ありがとうございます。あなたのグループのリーダーに後悔させられたからね)


花陽(私が初めてA-RISEのリーダー綺羅ツバサに相対したとき、私は恐怖と安心感を同時に感じていた。初めての感覚だったよ)


花陽(声も出ない私にツバサは言ったんだ)


ツバサ『私と友達になろう?』


花陽(私は一気に安堵した。こんな有名な人と友達になれるなんて)


花陽(でも違った。私はコマでしかなかった。そんなのに騙された自分が情けなかった。穂乃果ちゃんたちの旅について来たのもそのせいだ)


花陽(今はついてきて正解だったと本気で思ってる。信じてくれる大切な仲間がいる!この小泉花陽に精神的動揺による操作ミスはないと思ってもらいます!)


海未「すごい!ずっと並走しています!」


英玲奈「次のアイテムボックスです」


英玲奈「キノコですか」


花陽「私はみどり甲羅ですか」


英玲奈「離させてもらいます!」ギュイーン


花陽「あっ!」


海未「いまのは!」


穂乃果「ここは8の字コースになってるんだけど真ん中の穴沿いは少しそり上がってるんだよ。ちょうどキノコダッシュでショートカットできるくらいに」


英玲奈「どうやら運は私にむいているようですね。小泉花陽!」


花陽「そうですかね。まあまだ一周目です。なんとかしてみせますよ」


2周目


花陽「今っ!」シュンッ


英玲奈「なにっ!先読みか!」ガコン


花陽「あなたが速く走るためにスタート地点直後のブースト床をたどるのはわかっています。そのためにさっきからみどり甲羅を残しておきました」


穂乃果「やった!花陽ちゃんがリード!」


海未「なんて高度な心理戦なんですか」


3周目終盤


穂乃果「さっきからずっと花陽ちゃんがリードしてる。これは勝てる!」


海未「花陽!倒してしまってください」


英玲奈「フッフッフッ。この統堂英玲奈、周りからは天才と呼ばれている」


穂乃果「いきなり何言い出すの?」


英玲奈「天才というのは相手の行動を数手先まで読めるんですよ!」シューッ


花陽「こ、ここで!」


穂乃果「あれは!スリップストリーム!」


海未「スリップ…なんですか?」


穂乃果「相手の機体の直後を一定時間走るとボーナスで速度が上がるんだ」


穂乃果「でも本当に近くないとできないから最初とかにみんなやるんだけど」


花陽「こ、これを狙っていたの!?」


英玲奈「言いましたね。私は天才だと」


花陽「くっ!」


穂乃果「!花陽ちゃん負けを認めたらダメだよ!」


花陽「……」スゥーッ


英玲奈「魂をつかめましたね。私の勝ちだ!」


英玲奈「でも強敵でした。小泉花陽の人形はかなり貴重なコレクションになります」


海未「花陽までも。どうすれば」


穂乃果「私がやるしかないようだね」


海未「あなたがやったことのあるゲームがこの中にまだあるんですか?」


穂乃果「うーん。ないなぁ。残ってるの結構古いゲームだから」


穂乃果「でもこれなんか楽しそう!これにする!」ポイッ


英玲奈「グッド!この野球ゲームは私も大好きなゲームです」


海未「ちょっと!そんな適当に決めないでください!」


穂乃果「じゃあ海未ちゃんはなにか勝てるやつあるの?」


海未「そ、それは…」


穂乃果「大丈夫。私、やりながら覚えるタイプだから」


英玲奈「ふん、舐められたものですね」


穂乃果「私は魂を賭ける!」


To be continued…


第37話『エレナ・ザ・プレイヤーその3』


英玲奈「まずはチーム選択です」


穂乃果「私はこのチームかな」


穂乃果チーム:Cutie panther


英玲奈「ほう、打力があるチームですね。私はこのチームで」


英玲奈チーム:Lily white


英玲奈「走力のあるチームです」


英玲奈「先攻後攻選んでいいですよ?」


穂乃果「じゃあ先攻で」


プレイボール!


英玲奈「では1球目いきます」


ピッチャーフリカブッテナゲタァ!


ブンッ! パスッ


海未「ち、ちょっと穂乃果?振るの早すぎません?」


穂乃果「なるほどねぇ」ブンッ!ブンッ!


海未「な、なにをやっているのですか?」


穂乃果「いやぁ操作方法をね」


英玲奈「初心者のふりをしても私は油断しませんよ?なにを考えてるのか知りませんが」


穂乃果「なにも考えてないよ?ことりちゃんと花陽ちゃんの魂を解放すること以外は」


英玲奈「まあなんでも構いません。11点の差がついたらコールドということをお忘れなく」シュッ


パスッ ブンッ


海未「今度は振るのが遅すぎます!」


穂乃果「へぇ」


ブンッ! パスッ


海未「今度はボールより全然下で振りました!」


海未(こんなの勝てるわけないです!甲子園優勝したチームにバットを初めて持つそろばん部あたりが戦ってるようなものです!惨めすぎます)


英玲奈(どうやら本当に初心者なようです)


英玲奈「あと一球で交代ですね」


穂乃果「オッケー!バッティングの方は大体覚えたよ」


英玲奈「え?」シュンッ


英玲奈(今こいつはなんと言った?バッティングの方は…なんだ?)


英玲奈(覚えた?覚えたと言ったのか?)


カキーン ホームラン!


英玲奈「なにぃ!」


穂乃果「グッド!なかなか面白いゲームだね」


海未「おぉ!ホームラン!ホームランですよ!」


英玲奈「あ、あなた!」


英玲奈(まあまぐれでしょう。さっきまでの初心者がこんなにすぐに打てるわけ…)シュンッ


カキーン ホームラン!


海未「いやぁ穂乃果には本当に驚かされます。どうやらもう掴んだみたいですね」


穂乃果「まあ昔から説明書読まないタイプだからね」


海未「英玲奈さん。優しさで言いますが今2人の魂を解放して残りのA-RISEのメンバーの場所を言えば何もしないことを約束しますよ」


英玲奈「ふっ。あなた方なにか勘違いしていますね」


英玲奈「私は涼とよく賭け事をしていた。だけどスタンドを持ってからは一度もしていない。なぜだと思います?」


英玲奈「涼は私に勝てないことを悟ったんですよ。あの子より私の方が強い」


英玲奈「ピッチャー交代。背番号75へ。そして投球予告をします。今から私はど真ん中へフォークボールを投げる!信じるか、信じないか」


海未「投球予告ですか!?穂乃果、そんなもの信じてはいけません!」


英玲奈「いきます!」


穂乃果「……」ポチッ


海未「穂乃果はフォークのコースを読んで振りました!しかし落ちません。ストレートです!」


英玲奈「3アウト。交代です」


海未「なぜこんな人の言葉を信じたんですか!」


穂乃果「いや、この人は確実に私がフォークのコースに振ることを知っていたよ」


穂乃果「さっきもそうだった。スタープラチナの攻撃を完全に読んでいた」


海未「心を、読むんですか?あの人は!?」


穂乃果「おそらくそんなところだろうね」


英玲奈「フッフッフ」


英玲奈「あなたの投球の番ですよ」


ピシーンッ


英玲奈「これはホームラン予告です。あなたのボールをレフトスタンドに叩き込んであげましょう」


穂乃果「ふーん」ピッピッピ


英玲奈「どこにきますかね?内角かな?外角かな?カーブかな?ストレートかな?」


穂乃果「……」シュンッ


カキーン ホームラン


英玲奈「まずは一点。すぐに追いつきますよ」


英玲奈「次のボールは何かな?外角かな?内角かな?フォークかな?なにかしようと企んでいるのかな?」


穂乃果「……」ピッピッピ


海未(穂乃果!そのコースは!)


穂乃果(これでなにか掴めるはず)


コース:デッドボール


穂乃果「投げるよ」シュンッ


ササササ カキーン ホームラン


英玲奈「またホームランです」


穂乃果(今のは完全に当てるのを知っている動きだったなぁ。どうやって…)


海未(心を読むスタンド。いくら頭がよくても、力があっても勝てないのではないのですか!?)


穂乃果「よいしょ」


英玲奈「ん?」


海未「穂乃果、彼女にはあなたの後ろからあなたの画面を覗き見する手段はありませんよ。そんなんじゃあないです」


英玲奈「涼のようにズルい手を使っていると?」


穂乃果「いや、海未ちゃん。少し汗をかいちゃってね。でも、これ以降は汗をかかずにすみそうだよ」


穂乃果「投球予告をするよ。今から私は外角高めストレートに投げる!」


英玲奈・海未「なに!?」


海未「穂乃果!今なんと!?」


穂乃果「投球予告をするって言ったの。外角高めストレート。聴いてないなんて海未ちゃんらしくないね」ジロッ


海未「ほ、穂乃果、あなた」


英玲奈「ふん。マヌケですか。あなたは」


英玲奈(涼にはハッタリで東條希が勝ったみたいだが私に通用すると?)


英玲奈(私は質問に対する相手の魂の答えをyesかnoで聴くことができる)


英玲奈(ブッダのような聖人であろうと、涼のような天才策士であろうと魂まで嘘をつくのは不可能)


英玲奈「投球予告ですか。本気ですかね?」


穂乃果(yes yes yes)


英玲奈(どうやら本気で投げる気のようです)


穂乃果「投げるよ」シュンッ


英玲奈「11点の差がついたらコールドゲームということをお忘れなく!」


キュイーン


英玲奈「なに!?ボールが曲がった!まさか!」


ファーストゴロ


海未「ふぅ…。穂乃果。初アウトですよ!」


穂乃果「ようやくとれたねぇ」


英玲奈(そんなはず!魂は確かに宣言通りに)


穂乃果「もう一度、私は外角高めストレートに投げるよ」


英玲奈「くっ!ま、まあたまたまでしょう。今度は本当でしょうか?」


穂乃果(yes yes yes)


英玲奈(またも宣言通りですか)


穂乃果「いくよ」シュンッ


キューン


英玲奈「なっ!」


ピッチャーゴロ


英玲奈(今度はボールが落ちた!なぜ!なぜ魂の答えと違う!)


英玲奈「高坂穂乃果!あなた!イカサマしてますね!?」


穂乃果(yes yes yes)


英玲奈(イカサマをしているのですか!?)


英玲奈(そうだ!あの上着を脱いだときからだ!)


英玲奈「その上着がイカサマの正体ですね!?」


穂乃果(no no no)


英玲奈(ち、違うのですか?)


英玲奈「ど、どんなイカサマをしているのですか!?」


穂乃果(………)


英玲奈(私のスタンドはyesかnoで答えられないといけないのだった!)


穂乃果「どうやら読めるのはyesとかnoで答えられるものじゃないといけないみたいだね」


英玲奈「す、スタープラチナをイカサマに使っていますね!?」


穂乃果(no no no)


英玲奈(わ、分からないぃ!イカサマが分からない!)


海未「なんかあの人急に取り乱しましたけど」


穂乃果「やっつけてあげるよ英玲奈さん!」


穂乃果「あなたの投球だよ?」


英玲奈「くっ!…こ、こんな点差、すぐに取り返して…」


ホームラン ホームラン ホームラン


英玲奈「………そ、そんな…」


スーッ


英玲奈「あっ!しまった!南ことりと小泉花陽の魂をうっかり離してしまった!」


穂乃果「つまりあなたは負けを認めたってことだね?」


英玲奈「ちっ、違う!私は負けを認めてない!」


海未「そんなこと言われましても。魂が帰ってきたというのはそういうことでしょう?」


穂乃果「ことりちゃん!花陽ちゃん!」


ことり「…穂乃果ちゃん?」


花陽「…ん?私は…」


英玲奈「…こっ、これは!園田海未のスタンドがコントローラーに!」


英玲奈「で、では操作してたのは穂乃果ではなく!園田海未だったのですか!」


海未「ん?あぁ、しまい忘れてました」


英玲奈「そんなくだらないイカサマで!」


穂乃果「涼さんも言ってたよ?バレなきゃイカサマじゃあないんだよ」


英玲奈「くっ!」


穂乃果「さて、英玲奈さん。今からあなたを倒すわけだけど」


英玲奈「ひ、ひぃ!ゆ、許してください!2人の魂も解放しましたし!」


穂乃果「許すか許さないか、私の魂に質問してみればいいんじゃない?」


穂乃果(no no no)


英玲奈「ひぃ!」


穂乃果「ここで問題、今からあなたはどうやって攻撃されるか、あててみな?」


英玲奈「ひ、一思いに右で」


穂乃果(no no no)


英玲奈「じ、じゃあ左?」


穂乃果(no no no)


英玲奈「も、もしかして両方!?」


穂乃果(yes yes yes)


英玲奈「もしかして総攻撃ですかァ!?」


ことり「yes」


花陽「yes」


海未「yes」


穂乃果「オーマイゴッド!」


ことり「氷のミサイル!」シュンシュンシュン


花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュシュ


海未「イバラの弓矢!ラブアローシュートッ!」シュパーン


穂乃果「おりゃおりゃラッシュ!」

オラオラオラオラ


英玲奈「うわわわわぁぁぁ!」


統堂英玲奈 戦闘不能!


ガシャーン


海未「空間に穴が!」


花陽「あそこから出ましょう!」


ことり「穂乃果ちゃん。助けてくれてありがとう」


穂乃果「ことりちゃんはもう立派に仲間だからね!こちらこそ先陣をきって戦ってくれてありがとう!」


穂乃果「あと海未ちゃん?よく私の考えがわかったね!うれしかったよ!」


海未「何年幼なじみやってると思ってるんですか。すぐにあなたのやりそうなことはわかりますよ」


穂乃果「でもさっきの技は初めて見たけどネーミングどうなの?らぶアローなんとか」


海未「だ、だって私にも技があったらいいなぁと。ほら、ラブなんてアイドルっぽいじゃないですか」


穂乃果「そ、そうなんだ。なんか意外だったなぁと」


海未「も、もうその話はいいです!館の探索を続けましょう!」


ことほのぱな「おー!」


To be continued…


第38話『亜空の瘴気ユウキ・アンジュその1』


館の前


希「海未ちゃんたちが連れ去られて10分経ったね」


真姫「海未は館に火を放てとか言ってたけど」


絵里「やはり突入すべきね」


凛「みんなは大丈夫かな?」


にこ「やってくれるわ、あの子達なら。私たちにもできることをしましょう」


希「それでなんやけどな。ここからはみんな自分の命を最優先にするんや。正直なにが待ってるかウチにも分からん。誰かを守って全滅はあっちゃいかんからな」


絵里「希…」


希「ウチらはA-RISEを倒しに来たんや。それを忘れんようにな」


凛「希ちゃんは怖くないの?」


希「ウチやってめっちゃ怖いで。せやけどそれ以上にA-RISEを倒してこれ以上犠牲者を出してはいかん」


にこ「なに言ってるのよ」


希「え?」


真姫「本当よね、にこちゃん」


にこ「にこたちはみんなでA-RISEを倒してみんなで日本で高校生活送るんでしょ?」


真姫「みんなで帰るの!日本に」


にこ「あんたが言ったんでしょ?9人の女神って」


絵里「そうよね。私達ならできる」


希「そうやったな。そうやってここまでやってきたんや」


にこ「みんなで帰ったら、豪勢なパーティーを企画しなさいよ?」


真姫「アルパカもね」


アルパカ「フッ」


希「よし!突入や!」


絵里「チャリオッツ!」


カンカンカン


絵里「この床は大丈夫そうよ」


ツバサの間


ツバサ「英玲奈がやられたようね」


あんじゅ「あの子、神経質なとこあるし。どうせ穂乃果あたりにやられたんでしょ?」


ツバサ「私たちはためらうものなんかないわよね」


あんじゅ「まあ日光くらいかな?吸血鬼ってそんなものでしょ」


ツバサ「そうだったわ。ここにいるだけで世界を動かせてるんだから忘れてたわ」


あんじゅ「穂乃果一行は私が倒してくるよ。ツバサがでるほどでもない」


ツバサ「まああんたなら勝てるわよね」


あんじゅ「じゃあいってくるね」


ガオン!


ツバサ「扉くらい開けていきなさいよ。この世から姿を消してしまうスタンド使いさん」


館の中


にこ「暗くてよく見えないわね」


凛「どこまで続いてるの!?」


真姫「それにいつ敵が出てくるか」


希「ふむ。それならこうすりゃええんよ。マジシャンズレッド!」


ケアアァァ


絵里「これは?」


希「これは炎の生物探知機や。生命エネルギーに反応する」


にこ「スタンド使いが隠れてても分かるのね」


凛「希ちゃんなんでもできるにゃ!」


真姫「それを頼りに行きましょうか」


希「それにアルパカさんの鼻もあるしね。ウチが一番後ろを歩くよ」


希「固まって歩くと危ないからえりちと真姫ちゃんと凛ちゃんが前、アルパカさんとにこっちとウチが後ろって感じで分かれよ?」


絵里「了解よ」


階段


ボオオォォ


希「あっ!右前方に反応あり!注意して!」


アルパカ「……」クンクン


アルパカ(ザ・フール!)サラァァ ザクッ


???「うわぁぁぁ!」


にこ「こいつは!」


真姫「隠れてたのね」


凛「みんな!館の様子が!」


絵里「戻った?こいつがその原因だったのね」


希「よかったわぁ」


女の名は設楽ふみ、戦いもせずリタイア!


希「よし、今ので反応が消えた。アルパカさんの鼻にもなにもないみたい…ん?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


このラクガキを見て


後ろを振り向いたときお前は


死ぬ


希「……」クルッ


???「……」ゴゴゴゴゴゴ


希(確かにウチの炎に反応はない。アルパカさんの鼻にもや。なのに!)


希(なんや!こいつは!)


希「アルパカさん!にこっち!危ない!」ドガッ!


アルパカ「ウッ!?」


にこ「なによ!?」


ガオン!


絵里「どうしたの!?希!」


真姫「大丈夫?アルパカ、にこちゃん」


凛「希ちゃんは?」


にこ「えっ!?希?」


絵里「ね、ねぇ、なによあの腕…」


にこ「希!いるんでしょ!何隠れてんのよ!」


???「東條希は、粉微塵になって死んだわ」


???「次はあんたらよ。私たちを倒そうなんていう考えは正さないといけない」


凛「の、希ちゃんが?」


真姫「死んだ?」


絵里「そ、そんなはずは!希!いるんでしょ!希!」


にこ「アルパカ!あんたこいつの存在分かんなかったの!?」


アルパカ「ウゥゥゥゥ…」


優木あんじゅ「あなたたちもこの優木あんじゅの暗黒空間にばらまいてあげるわ」


絵里「希が…」


あんじゅ「ん?」


にこ「希が死んだなんて…」


えりにこ「嘘をつくなァァァァァ!」シュイーン


あんじゅ(なに!?チャリオッツとデビルがここまで早く動くとは聞いてなかった)シュンシュン


絵里「あぁぁぁぁぁ!」サササササ


にこ「くそがぁぁぁぁ!」ササササ


凛「絵里ちゃん!」


真姫「凛!下がって!私達には今なにもできない!」


絵里「消えた?はぁ…」


にこ「希…あんたが言ったんでしょ、自分を最優先にしろって」


絵里「希は、そういう人なのよ。だからみんなついてくる。かく言う私も」


絵里「凛!真姫!あなたたちではあいつと戦えない。一度館の前に戻っていてくれるかしら」


凛「でも!」


真姫「凛、絵里の言う通りよ。さっきの相手に対して私達のスタンドはあまりにも非力。一旦退きましょう」


凛「…うん、わかったよ。でも、絶対もう誰もいなくならないでね」


絵里「わかったわ。待ってて。必ず帰る」


真姫、凛、途中退館


絵里「にこ、あなたのせいじゃないわ」シャガミ ガオン!


絵里(今しゃがんでいなかったらやられていたわ。希が、運命がわたしに生きろと言っているの?)


にこ「にこももっと気をつけておけばよかったのよ!一筋縄ではいかないなんて当たり前でしょ!」


にこ「全部希に頼ってしまってた。それなのにその希だけ死んでしまったのよ!」ゴゴゴゴゴ


絵里「に、にこ、あなた、スタンドが」


にこ「今までではできなかった。でも今ならできる!あいつを本気で殺したいと思ってる今なら!」


絵里「な、なにをするつもりなの?」


にこ「にこは人形を恨みのパワーで操るスタンド使い。でもあいつはその程度じゃ倒せない。だから人形よりも強いものを操るのよ」


絵里「あなた、まさか…」


にこ「にこ自身の体に憑依させる!」


絵里「それ、あなたは無事なの?」


にこ「いや、最悪死ぬわよ。でも、そうしないとあいつを倒せない。希の無念を晴らせない!」


絵里「……あなたがそういうなら止めないわ。止められるとも思ってないけどね」


ガオン! ガオン! ガオン!


にこ「ここは危ないわ。一旦退くわよ!」タッタッタ


アルパカ「ウィ!」タッタッタ


絵里「ええ!」タッタッタ


にこ「出口よ!」


絵里「まさか逃げるの?」


にこ「なに言ってんのよ、そんなわけないでしょ」


絵里「希は私たちのために犠牲になってしまった。それは私たちならあいつに勝てると考えたから」


にこ「そんな期待、裏切るわけにはいかないでしょ!A-RISEのリーダー目指して行くのは2階よ!」


にこえり「一気に駆け上がる!」


アルパカ「ウェェェィ!」


To be continued…


第39話『亜空の瘴気ユウキ・アンジュその2』


ガガガガガガ


あんじゅ「絵里たち、そのまま逃げると思っていたけど。ツバサの方に近づいていったか」


あんじゅ「しかし確実に倒す、確実に。私のスタンドの方があいつらより強い」


館2階


にこ「これで少しはボスに近づけたって感じかしら」


絵里「そうね…あっ!あの穴は!」


にこ「もうきてるのね。警戒するのよ」


絵里「アルパカさん!にこ!3人で背中を守り合うのよ!」


絵里「どっからでもかかってきなさい!」


にこ「今のにこは素早いわよ!希を無くした怒りではらわたが煮えくりかえってるからね!」


ゴゴゴ


絵里「ん?…しまった!足元に!」


ガオン!


絵里「うわぁぁ!」


にこ「絵里!」


あんじゅ「まず足を奪ったわ。ちょこまかと逃げられないようにね」


にこ「あんた!許さない!」ササササ


あんじゅ「おっと」シュン


にこ「また消えた!」


にこ「絵里!大丈夫!?」


絵里「足先が!無くなってしまったわ…」


にこ「にこの側から離れないで」


にこ「うぉぉああああ!」ササササササササ


館地下


ガラガラ


海未「この音は!?」


ことり「多分希ちゃんたちが戦ってるんだよ!」


花陽「それなら早く合流しないと!」


穂乃果「よし!上を目指そう!」


館2階


あんじゅ「ん?どさくさに紛れて隠れたの?まああの足じゃ遠くには行けないわ。瓦礫の下にでも隠れてるんでしょうね」


ツバサ?「どうしたの?騒がしいわね」


あんじゅ「あぁ、ツバサ。気をつけて、この辺に絵里とにことアルパカがいるわ」


絵里(騙せた!アルパカさんのスタンドで作った偽の綺羅ツバサ!)


絵里(本来なら後ろから襲うのは卑怯だけど、不意打ちで希を殺したあなたには何のためらいもないわ!)


にこ(やってしまいなさい!アルパカ!)


アルパカ(はぁっ!)


あんじゅ「ふんっ!」シュッ


偽ツバサ「……」サラサラ


絵里「あぁ!バレていたわ!」


にこ「これは失敗ね」


あんじゅ「ツバサは、私を本気で信じているのよ。それなのにここに降りてくるはずがない!」


アルパカ「クフゥゥゥ!」


絵里(まずい!アルパカさんが暗黒空間に飲み込まれるッ!)


あんじゅ「それなのに!この獣は!」ゲシッ


アルパカ「ウゥゥ…」


あんじゅ「暗黒空間に飲み込むのは一瞬よ。でもそれじゃあ私の気がおさまらない!」


あんじゅ「砂の偽物とはいえ、よくも私の親友を攻撃させたわね!」


あんじゅ「蹴り殺してやる!このド畜生が!」ゲシッゲシッ


あんじゅ「思い知れッ!どうだぁッ!」ゲシッ


絵里(蹴り殺さないと気が済まない?なによそれ!あいつの精神こそ暗黒空間よ!あいつの心はドス黒いクレバスよ!)


にこ「やめなさい!優木あんじゅ!」ササササササササ


あんじゅ「次はあなたたち!けりをつけるッ!」シュン


にこ「うらぁぁぁぁ!」ササササササササ


にこ「また消えた!」


絵里「アルパカさんの砂の偽物は失敗したけど、そのおかげでわかったこともあるわ!」


にこ「えぇ!そうね!」シュシュシュシュ


絵里(あいつのスタンドは移動するときに周囲のものを巻き込まないといけない!)


にこ(アルパカの砂を巻き上げれば場所は分かるのよ!)


絵里(さらに消えている間は外が見えない)


にこ(確認するには姿を現さなければいけない!)


絵里(出てきたところを!)


にこ(挟み撃ちよ!)


ガガガガガガ


えりにこ「これでも喰らいなさい!」ズサッ


あんじゅ「な、なに!?」


絵里「これで終わりよ!」ズサッ


にこ「くたばりなさい!」ズサッ


あんじゅ「ふぅ…」ガシッ


にこ「な!私の腕を!」


あんじゅ「苦痛を意に介している暇なんかないわ。絶対にあなたたちを殺す」


絵里「ど、どうして!?延髄を貫通しているのよ!」


あんじゅ「……」グググ


にこ「わ、私の右腕が!暗黒空間空間に!」


絵里「にこ!」


あんじゅ「絵里、あなたも早く剣を抜きなさい、同じ目に遭わせるわよ」


絵里「くっ!」スッ


あんじゅ「剣を抜いてくれたわね。この腕が私を刺した悪い腕ね!」ガシッガシッ


絵里「うっ!いっ!」


あんじゅ「あんたら全員暗黒空間にばらまいてあげるッ!」シュン


To be continued…


第40話『亜空の瘴気ユウキ・アンジュその3』


絵里「また消えた!だけど見える!」シュシュシュシュ


ガオン!


絵里「う、嘘!?剣先が!消えてる間は無敵ってことね」


にこ「う、腕が!私の腕がぁぁ!」


絵里「にこ!落ち着きなさい!暴れると余計に出血するわよ!」


にこ「うぅ…」バタン


絵里「にこが…気絶したのね。無理もないわ。精神も身体も疲労がすごいはずだもの」


ガオン!ガオン!ガオン


絵里「やたらめったら攻撃してきてるわね」


絵里「とりあえず、にことアルパカさんは端に寝かしておきましょう」


絵里「さて、どうするか。姿を現さないと攻撃できないし」


ゴロゴロゴロゴロ


絵里「無茶するわね。やたらと破壊しまくってるわ」


ゴロゴロゴロゴロ


絵里(!?いや!私の推理は間違いだわ!この動きは計画的!円を描くように!蚊取り線香のように中心に近づいてくる!)


絵里(確実に私を仕留める気だわ!)


絵里(どうする私。選択肢は3つ。1.KKEなエリーチカは突如起死回生のアイディアを思いつく。2.穂乃果たちが来て助けてくれる。3.やられる。現実は非情である。)


絵里(期待したいのは2だけどあと数十秒のうちにちょうど穂乃果たちが現れてアメリカンコミックヒーローのように待ってましたとばかりにあいつを倒すとは考えられないわ)


絵里(すなわち答えは1よ!)シュン


絵里「チャリオッツ!私を円の外に引っ張るのよ!」


チャリオッツ「……」ググググ


絵里「もっと早く!」


ゴロゴロゴロゴロ


絵里「だめ!間に合わない!」


ガオン!


答えは3。現実は非情なり


絵里「パワー型のスタンドでもないチャリオッツがここまで怪我をした状態で私を引っ張るのは厳しかったようね」


アルパカ「ウゥゥ…」


絵里「なにやってんのよアルパカさん。これ以上動いたらあなた死ぬわよ?」


アルパカ「ウゥゥ…」


絵里「あなたは穂乃果たちにこいつのことを知らせるの!ここで私のために死んだら意味ないのよ!」


ゴロゴロゴロゴロ


絵里「次の回転でわたしはやられるわ。アルパカさん。にこを、みんなをよろしく。今までありがとうね。さよなら」


アルパカ「!?」


ガオン!


ガガガガガガ


あんじゅ「ようやく倒したようね。この傷は絵里、にこ、あなたたちのせいではないわ。希のせいよ」


あんじゅ「わたしはあの時後ろ3人をまとめて殺す気でいた。それなのに希は2人をかばった。普通は自分の身を守ろうとするのに」


あんじゅ「あの子にしてやられたんだわ」


あんじゅ「残りはほぼ死んでるにこと穂乃果たちね」


ポタポタ


あんじゅ「お前は!」


絵里「助けるなって言ったのに…なんであなたはそうやってカッコつけたがるのよ」


サラサラ


絵里「!?この砂の感覚は、命の灯火が消えた感覚、冷たい感情。アルパカさん、あなたは」


絵里「私はいつもそう。インドでの希の時も、今回も、失ってから初めて大切さが分かるのよ」


絵里「私が、また、生き残ってしまった…」


絵里「あんじゅ!あなたのせいで!」 サクッ ゴキッ! ドガッ!


あんじゅ「うぉぁぁぁ!」ドン!


絵里「どうして私の周りで死ぬのよみんな…」


あんじゅ「……」ムクッ


絵里「!?うそ…まだ生きてるなんて…」


あんじゅ「あ…あなたの…負けよ…」ガガガ


絵里「せっかく守って…もらったのに!」


にこ「ふんっ!」サクッザクッ


あんじゅ「!?貴様ァァァァァ!」


絵里「にこ!」


にこ「よ、よそみしたら、ダメじゃない…」


あんじゅ「それほどボロボロになってなお戦えるの!?」


にこ「今の、にこの体は、人形と同じ、腕の一本や二本くれてやる…わ…」バタン


あんじゅ「人間の可能性、執念、恐ろしいものがあるわね。でも今の一撃で終わりみたいね」


絵里「あなたは、人間じゃないの?」


あんじゅ「人間は数年前にやめたわ」


絵里「何者なの?」


あんじゅ「不死身の持ち主ってところかしら」


絵里「不死身…」


絵里(私には勝てないの…?)


あんじゅ「まあいいわ、お話は終わりにしましょう。死になさい、あなたも」


絵里(私じゃ…)


ガラガラガラガラ パタパタパタパタ


ピカーーーンッ ピシィィーーー


絵里「壁が崩れて光が!あと、ヘリ?」


あんじゅ「わ、私の体に穴が!な、なに!」


???(拡声器)「なにやってんのよ、エリーらしくもないわね」


???(拡声器)「ほんとにKKEなのかにゃ?」


凛(拡声器)「あと真姫ちゃん!これ重たいよ!」


真姫(拡声器)「根性見せなさい!」


凛(拡声器)「真姫ちゃん怖いにゃあ」


あんじゅ「お、お前らァァァァァ!」


絵里「凛!真姫!」


真姫(拡声器)「まきまきまー財団の科学力は世界一ぃィィィィイ!できないことはないィィ!」


真姫(拡声器)「1900年代前半、かつて吸血鬼を倒すために開発されたこの紫外線照射装置、財団の人間を馬車馬の如く働かせて作らせたわ。そしてヘリで駆けつけた。その装置は凛のスタンドに持ってもらったの」


凛(拡声器)「お、重いにゃぁ」


真姫(拡声器)「エリー!その部屋に日光を入れるのよ!」


絵里「了解!」シュッ シュッ ピカーーーンッ


あんじゅ「うわぁぁ!よくも!よくも!」


絵里「どうしたの?かかってきなさいよ!執念見せてみなさいよ!」


あんじゅ「お前ェェェ!」


絵里「…地獄でやってなさい」ドンッ


あんじゅ「あっ…」


シューーー


絵里「終わったのね…」


絵里「希…」


真姫(拡声器)「エリー、あなたのせいではないわ」


絵里「わかってるけど、私たちはいつも希に守られてた」


絵里「この戦いだって、アルパカさんとにこにわたしは守ってもらってた」


凛(拡声器)「絵里ちゃん…」


絵里「真姫、にこが重傷よ。病院に連れて行ってくれる?」


絵里「あと、アルパカさん。この子はもう…だけど連れて行ってくれるかしら」


真姫(拡声器)「…わかったわ。…絶対勝つのよ?」


絵里「当たり前よ。わたしはそのために生きてる」


絵里「ところでどうしてあいつが吸血鬼だってわかったの?」


真姫(拡声器)「A-RISEについて財団が調べてたのよ。ほんとにギリギリだったわ」


真姫(拡声器)「この分だと多分リーダーも吸血鬼。でもスタンドはわからない」


絵里「なるほどね。その装置が使えるかもしれないと」


絵里「凛!あなた、その装置を持ってついてきて」


凛「重たいにゃあ…まあもちろん持ってくけどね!」


絵里「真姫、にことアルパカさんをお願い。必ず帰ってくる」


真姫(拡声器)「信じてるわ」


パタパタパタパタ


真姫、にこ、撤退


絵里「希…」


希、アルパカ『………』


絵里「はっ!」


絵里「今のは幻覚?」


絵里「絶対勝ってくるわ!希!アルパカさん!」


絵里「悲しみに、立ち止まってる暇は…ないわ」ポタポタ


東條希、アルパカ死亡


館上階


絵里「こんなもんかな」


凛「絵里ちゃん応急手当できるんだね」


絵里「ここのカーテン生地結構いいのよ」


コツコツコツ


絵里「さてと…」


凛「ようやくお出ましだね」


ドドドドドドドド


ツバサ「久しぶりね、絢瀬絵里、星空凛」


To be continued…


後書き

次回、ついに綺羅ツバサとの直接対決!お楽しみに。


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2015-05-20 22:01:01

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