2015-06-25 16:15:45 更新

概要

完結です・・・

お題です

今回は短編でーす駄文ですが楽しんでいただけたら幸いです


提督「なんと言うことだ・・・これではまたボーキサイトを集め直さなければならないか」



大淀「提督、このままでは事態は何も変わりません。赤城さんの事情聴取の許可を!!」



提督「だめだ!!・・・確実な証拠が揃うまでは動けん」



明石「提督・・・」



提督「むやみに事情聴取を行えば情報がもれる可能性もある。それ以上に艦隊の指揮にも関わるのだ」



大淀「・・・わかりました、それでは引き続き私達で調査を続けます」



提督「すまん・・・頼む」




バタン




提督「すまん・・・・本当にすまない。」




ガチャ



赤城「提督?どうかされましたか?」



提督「赤城・・・」



赤城「・・・提督?また食べてしまったのですね?」



提督「ああ・・・」



赤城「大淀さんが私を蔑んだ目で見ていたのはそれが理由でしたか」



提督「そうだったのか・・・すまなかった」



赤城「大丈夫です、あなたの力になれるのであれば私はたとえ蔑まれてもかまいませんから」



提督「赤城・・・本当に」



赤城「ありがとう」



提督「え?」



赤城「こう言う時はそういってほしいですね」



提督「ありがとう・・・赤城」



ガチャ



天龍「遠征から帰ったぞー」



提督「む・・天龍か・・・いつもすまんな」



赤城「提督?」



提督「あ・・天龍、ありがとう」



天龍「ふぇ!?なんだよ急にびっくりするじゃねーか!」



天龍「べ、別に俺が好きでやってるだけだし・・・だから・・えーああもう」



天龍「取りあえずボーキサイトは倉庫に入れたぜ?身体の方はいいのか?」



提督「ああ・・・またボーキサイトを食べてしまったがな」



天龍「そりゃあしかたねぇだろ?だって提督は・・・」



赤城「天龍さん」



天龍「うぅ・・・すまねぇな赤城、提督」



提督「かまわんさ・・・俺は身体はもうボーキサイトを食べなければ維持できないんだからな」



???「そういうことでしたか」



天龍「な!?誰だ!」



大淀「わたしですよ天龍さん」



赤城「まさか盗聴?」



明石「はい、しかし提督・・・どうしてそんな身体に」



大淀「明石・・・今はそんな事はどうでもいいわ、大本営に送りつけて解剖すればわかることでしょから」



明石「大淀!?いくらなんでもそれは」



天龍「させねぇよ・・・そんなことはよぉ!!」



大淀「証拠となる音声データはもう送ったわ・・・私を沈めても意味ないわよ」



提督「ばれてしまったのだ・・・仕方あるまいさっさと拘束するがいい」



天龍「チッ!!・・・くそぉ!!」



赤城「提督・・・」

 


大淀「提督・・・身柄を拘束させていただきます」



ウーウー



赤城「警報!?まさか深海棲艦が!?」



提督「大淀・・・身柄の拘束は少し待ってもらえるか?」



大淀「・・・」



明石「大淀!!ここは提督に指揮をとってもらわなければ」



大淀「・・・はい、わかりました」



提督「すまん・・・では全艦隊出撃してくれ」



4人「はい!!」





正面海域




赤城「くぅ・・・数が多すぎる」中破



加賀「赤城さん・・・このままでは」小破



榛名「榛名が盾になります、その間に体制を立て直してください!!」大破



ビスマルク「馬鹿言わない!!それじゃあんたが沈むわよ!」小破



榛名「しかし大破している私が・・・!!」



利根「む・・・鎮守府方面から機影?だれじゃ?」中破



大井「ねぇ・・・あれって提督じゃないかしら?」小破



加賀「大井、馬鹿なこと言わないでちょうだい」



大井「加賀さん?それなら御自分で確認していただけます?」



赤城「・・・提督?ま、まさか」



提督「お前達・・・此処は俺に任せろ」



ビスマルク「アドミラル!?その姿は・・・まるで」



提督「深海棲艦か?・・・フフ、その通りだよビスマルク」



赤城「あなた!!そんなことしたら身体が・・・」



提督「かまわん・・・このままでは艦娘に甚大な被害が出てしまう・・・今なら俺1人の犠牲で済むんだ」



加賀「提督・・・ですが貴方を失えば・・・」



赤城「加賀さん・・・皆さんも撤退しますよ?」



榛名「赤城さん!?」



大井「そんなことできないわよ」



利根「・・・いいのじゃな?赤城よ」



赤城「はい・・・これが最善です・・・」



ビスマルク「・・・あんたに言われたら何も言えないわ」



大井「くそが・・・」



榛名「・・・」



加賀「赤城さん・・・」



提督「それでは急いで撤退してくれ・・・俺の自我もそう長くは保てない」



赤城「・・・はい」



提督「もし俺が深海棲艦と成り下がってしまった時はお前が俺を・・・」



赤城「・・・貴方のとの誓いの指輪にかけて私が殺します」



提督「赤城・・・」



赤城「なんですか?」





































提督「ありがとう」























赤城「!!」



提督「じゃあな」



赤城「・・・全艦撤退」



(正規空母赤城か・・・よろしく頼むぞ)



利根「赤城・・・よし皆急いで撤退じゃ!!」



赤城「ぁ・・・」



(赤城、俺とケッコンしてくれ!!・・・)



榛名「赤城さん?」



赤城「あぁ・・・」



(戦いが落ち着いたら、本物の結婚をしてくれないか・・・)



大井「ちょっと!赤城さん!?」



赤城「あああぁ・・・」



(ありがとう・・・)



ビスマルク「加賀!!赤城を支えるわよ!!」



加賀「え、ええ」



赤城「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



































赤城「ん・・・加賀さん」



加賀「赤城さん、目を覚まされたんですか?」



赤城「どれほど・・・寝ていましたか?」



加賀「3日間です」



赤城「そうですか・・・」



加賀「仕方がありません、あんなことがありましたから」



赤城「ええ・・・加賀さん、お願いがあります」



加賀「なんですか?」



赤城「私は秘書艦として残存艦隊を指揮しなければなりません」



加賀「・・・」



赤城「ですが私にはやらなければならない事があります。ですので艦隊の指揮権をビスマルクに・・・」



加賀「赤城さん、それは・・・」



赤城「今の私に艦隊の指揮を取れるほどの冷静さはありません・・・ですから私の次に錬度の高いビスマルクにお願いしたいのです」



加賀「それでは私ではなくビスマルクに直接言えばいいのでは?」



赤城「それはできません、私はすぐに出発しなくてはいけませんから」



加賀「な、何を言って・・・うっ!!」ドサッ



赤城「ごめんなさい加賀さん、でもこうでもしなければあなたは」



加賀「うう・・・赤城・・・さん」



赤城「こんなことした私が言えることじゃないけど・・・お元気で加賀さん」ガチャ










赤城「艦載機は・・・副砲も・・・よし」



ビスマルク「赤城」



赤城「ビスマルクね、どうしたの?何か用かしら」



ビスマルク「秘書艦様が医務室から脱走したとの報告を受けたもので」



赤城「脱走?何のことかしら」



ビスマルク「病人は医務室から姿を消したらそれはもう脱走よ?しかもけが人まで出して」



赤城「私は病人じゃないわ・・・それにけが人は出してない気を失わせただけよ」



ビスマルク「気を失わせたらそりゃもうけが人でしょ?取りあえず戻りなさい」



赤城「嫌よ」



ビスマルク「あんたね・・・仇討つんだったら・・・」



赤城「仇討ちじゃないわ・・・」



ビスマルク「え?」



赤城「私は今から提督を殺しに行くのよ?」



ビスマルク「アドミラルを?殺す?」



赤城「深海棲艦となってしまったあの人にもう殺すしか止める方法は無いのよ」



ビスマルク「赤城・・・あんたにできるの?」



赤城「できるわ、私は誓ったのケッコンしたあの日に」



赤城「彼が暴走した時はこの誓いの指輪にかけて彼を殺すことを」



ビスマルク「・・・」スチャ



ビスマルク「こちらビスマルク・・・大淀?赤城はここにはいなかったわ・・・別ルートから脱走したんじゃないかしら」



赤城「!?」



ビスマルク「それに捜索は打ち切るわ、海域にもいないでしょうから」



ビスマルク「え!?どうしてって?・・・同じ男を愛した女のカンってヤツよ!だからもう捜索打ち切り!!いいわね!!通信終了!!!」ブチッ



赤城「ビスマルク・・ありが」



ビスマルク「お礼はいらないわ・・・私から勝ち取ったその指輪にかけて絶対に仕留めなさいよ」



ビスマルク「もし失敗して沈んだら、私がアドミラルを殺すわ、そんなことしてほしくなかったらさっさと仕留めて戻ってきなさい」



赤城「じゃあ・・・行ってくるわね」



ビスマルク「ええ・・・赤城!!」



赤城「?」



ビスマルク「Ich drucke dir die Daumen!!」グッ





































大淀「赤城さんは行きましたか・・・」



天龍「ああ・・・止めないんだな」



大淀「天龍さんには止められますか?」



天龍「・・・無理だな」



大淀「それなら赤城さんの帰る場所を守ることだけが私にできる罪滅ぼしです」



天龍「あんたのせいじゃねぇよ」



大淀「天龍さんもわかってるでしょう?あの時私があんなこと言わなければ!!」



天龍「んなわけあるかよ!!・・・・・・すまん」



大淀「いえ・・・こちらこそすみません」



天龍「・・・ちょっと外の空気吸ってくる・・・・」



大淀「・・・はい」


































大淀「・・・・・・赤城さん、どうか御無事で」

































ヌ級「」



イ級「」



リ級「」




戦艦棲姫「」



赤城「・・・これは深海棲艦?しかも姫クラスまで」



赤城「ひどいやられ様ね、これは艦娘にやられたものじゃないわ・・・何かに引きちぎられたような」



赤城「おそらく提督の仕業ね・・・この様子では自我はなくなったか・・・」



妖精「ゼンポウデセントウ!!」



赤城「!!・・・様子はわかる?」



妖精「ウーン、ヨクワカリマセンガ・・・ミタコトナイバケモノトシンカイセイカンガタタカッテマス」



赤城「化け物・・・提督ね、指輪の反応を追ってきて良かったわ・・・見つかってくれた」



妖精「ドウシマス?」



赤城「様子をみるわ・・・こちらが指示したタイミングで仕掛けます」



妖精「リョウカイ!!」
































ル級「はぁはぁ・・・」中破



テイトク「・・・」グチャ



ル級「なんなの?こいつは・・・私達と同じようで・・・でもちがう」



テイトク「・・・フン!!」バキッ



ル級「ぐぅ・・・・かはっ!!」大破



ヲ級改「ル級!!くそっ!!この化け物め!!」バシュ



テイトク「キカンヨ・・・ソンナコウゲキデハナァ!!」



ヲ級改「防がれた?このままでは・・・」



テイトク「ソレニ・・・バケモノハキサマモオナジダロウガ!!」



ヲ級改「な!?速い・・・キャア!!」



テイトク「コノママ・・・キサマノカラダヲマップタツニ、ヒキサイテヤロウ」ググググ



ヲ級改「が・・ぁ・・・ぐぅ・・・ぶぁ」バキバキ



ル級「ヲ級!!くそ!!・・・こうなったら刺し違えてでも沈める!!」ドォーン



テイトク「ム?・・・ザコガ・・・ソンナモノデ」



ル級「この距離ではだめかも知れん・・・だが!!」ガシッ



テイトク「!?」



ル級「組み付いて・・・ゼロ距離から撃てば!!,私の艤装ごと爆破すれば!!」



ル級「うおぉぉぉぉぉ!」ドォーン



テイトク「・・・」損傷なし



ル級「な・・・無傷?」



テイトク「ヨクヤッタ・・・ダガココマデダナ」



ル級「く・・・くそ」



テイトク「ニドトハイアガレヌホドノシンカイニ・・・シズメテヤル」



ル級「・・・ぁ!!」轟沈



ヲ級改「ル級・・・私もこのまま逝ってしまうのか」



テイトク「?」



ヲ級改「私はただ・・・この静かな海を往きたかっただけだったのに」



テイトク「?・・・ナニヲイッテイルノカシランガ・・・ツギハキサマガシズムバンダゾ」



ヲ級改「・・・戯言さ、いいからさっさとやったらどうだ?」



テイトク「フン・・・イワレルマデモナイ」



ヲ級改(ル級・・・姫様・・・皆・・・すまない)



ブロロロロ



テイトク「!?コレハ・・・」



ヲ級改「ん?この音は・・・艦娘の艦載機?」



テイトク「チィ!!・・・アレハ!!」



赤城「艦載機・・・目標は前方の提督・・・行きなさい!!」バシュ



妖精1「リュウカイ!!」



ヲ級改「艦娘!?しかも1人だと?」



テイトク「フン・・・ナカナカヤルナァ!!」



赤城「第二次攻撃隊続いて発艦!畳み掛けなさい!!」バシュ



妖精2「ウッシャァァイクゼー」



赤城「そこのヲ級!!死にたくなければどきなさい!!」



ヲ級改「おい艦娘!!・・・私も手伝うぞ」



赤城「勝手にしてなさい・・・巻き込まれても知らないわよ?」



ヲ級改「かまわん!!・・・ヤツを殺せるなら何でもいい!!」



赤城「第一次攻撃隊着艦・・・補給次第順次発艦」ギリッ



ヲ級「こちらも攻撃隊だ、ゆけぇ!!」バシュ



テイトク「テヲクンダカ・・・シカシソノテイドデハ・・・ム?」



妖精3「ヨーシ!!イマダァコウゲキ!!」パシュ



テイトク「ナニ!?コイツラガホンメイカ!!」



妖精2「コッチモイルゼェ」パシュ



妖精1「モウイチゲキデス!!」パシュ



テイトク「ク!?・・・ハジョウコウゲキハオトリダッタカ・・・」ドゴーン



ヲ級改「こちらもいるぞ!艦娘の攻撃隊に続け!!」



艦載機「」パシュ



テイトク「コ・・・コレデハ、マズイゾ」ドゴーン










































赤城&ヲ級改「いけぇぇぇぇぇぇ!!」



テイトク「グァァァァァァァァ!!」ドゴーン



ヲ級改「ハァハァ・・・」



赤城「・・・」



テイトク「ク・・・・ココマデヤラレルトハナァ」小破



ヲ級改「私と艦娘の全艦載機の攻撃で・・・やっと小破ね」



赤城「ここまでは予測済みですよ・・・深海棲艦」



ヲ級改「ほう?・・・なら次はどうするんだ?艦娘」



赤城「さぁ?」



ヲ級改「あ?ふざけてるのか艦娘」



赤城「・・・ここからは私だけでやります、あなたはさっさと逃げなさい」



ヲ級改「何を言って・・・こっちは仲間を殺されたんだぞ!!」



赤城「・・・私は生きて帰るつもりはありません、ですから」



ヲ級改「私には帰る場所などない・・・気遣いは結構」



赤城「・・・」



ヲ級改「・・・」



赤城「わかりました・・・それでは作戦は・・・」



ヲ級改「・・・そうか、あんた馬鹿だな艦娘よ」



赤城「そんな私についてくるあなたも馬鹿よ・・・深海棲艦」



ヲ級改「ふ・・・違いない」



赤城「行きます・・・囮はお願いしますよ」



ヲ級改「わかった・・・任せろ」



テイトク「カイギハオワリカ?」



ヲ級改「ああ・・・実に有意義な会議だったよ・・・艦載機いけぇ!!」パシュ



テイトク「ム?・・・ナンノマネダ」



ヲ級改「さあな?・・・知りたければ当ててみろ!!」



艦載機1「」パシュ



艦載機2「」パシュ



テイトク「サッキトオナジカ?・・・ドチラニシテモォ!!」



ヲ級改「包囲を突破してきたか・・・予測どおりだ」バシュ



艦載機3「」パシュ



テイトク「ソノテイドノバクゲキデハ・・・トマラン!!」ドゴーン



ヲ級改「チィ!!・・・こうなったら・・・」



テイトク「ウオォォォォォ!!」ブゥン



ヲ級改「グゥ・・・かはぁ!!」バキィ大破



テイトク「・・・シズメ」



ヲ級改「ただでは・・・沈まん・・・よ」ガシッ



テイトク「ナニ?・・・ッ!!」



ヲ級改「ふふふ・・・全艦載機・・・爆撃・・・ポイントは・・・此処だぁ!!」



艦載機「」パシュ



テイトク「ク・・・ハナセ!!」ドゴーン 



ヲ級改「時間は稼いだ・・・少し・・・だが装甲を削ってやったぞ」



ヲ級改「・・・後は任せた」轟沈



テイトク「ク、ヤツハ・・・シズンダノカ?」中破



赤城「・・・任されましたよ、艦載機の皆さん・・・お願いします」パシュ



テイトク「ヌゥ!!・・・コノタイミングデカ」ジャキン



赤城「接近します!!彩雲隊・・・お願いしますね」



彩雲妖精「マカセテクダサイ!!」



テイトク「ナニカアルナ?・・・セッキンサレルマエニシズメル!!」ドォーン



赤城「く!・・・まだ当るわけには!!せめてもう少し」



彩雲妖精「ウオォォォォ!!」ドガァァン



テイトク「アノカンサイキ・・・ホウゲキカラカバッタノカ・・・?



赤城「・・・貴方の犠牲は無駄にはしません!!」



テイトク「クゥ・・・ウッテモウッテモ、カンサイキガタテニ・・・」



赤城「もらったぁ!!」ジャキン



テイトク「ソレハ・・・フクホウカ!?ヤラセンゾ!!」ザシュ



赤城「ぐぁ・・・か・・・はぁ・・・」大破



テイトク「フン・・・ソンナコウゲキデタオセルトデモ?」



赤城「・・・ぐ!!まだまだ!!」ドォンドォン



テイトク「クッ・・・ワルアガキカ」中破



テイトク「ダガ・・・コレデオワリダ!!」ブゥン



赤城「!!」大破



赤城「・・・・まだよ・・・まだまだ」シュウゥゥ



テイトク「ナニ・・・ダメコン?・・・」



赤城「うわぁぁぁぁぁぁ」ドォンドォン



テイトク「ヌゥ・・・コノママデハ・・・モウイチドシズメル!!」大破



赤城「うぅ・・・」大破



テイトク「カイフクスルスキハ・・・アタエン!!」ザシュ



赤城「ぅあ・・・」グシャ




































テイトク「コノママ・・・シズメ!!」



赤城「・・・・ごふっ!!」



テイトク「フン・・・・ヌゥ!?・・・ウデガヌケナイ!?」



赤城「ふふふ・・・・この時を・・・待ってたわ」



テイトク「ナニィ!?キサマ!!」グググ



赤城「か・・・は・・・放さ・・・ない」グッ



赤城「貴方の・・・言うとおり私は・・・し・・沈む」



赤城「けれど・・・貴方も・・・・一緒に!!」



テイトク「クソォ!!クソォ!!ハナセェ!!!」ブンブン



赤城「ぐ・・・あが・・・む,無理よ・・・今の貴方の体力では」



テイトク「ヌゥウウゥゥゥガァァァァァァ!!!!」



赤城「今よ・・・艦載機の皆!!・・・私もろとも提督を沈めて!!」



妖精1「アカギサン・・・イキマス」



妖精2「オレタチモアトデイクゼ」



妖精3「・・・」敬礼































赤城「・・・短い間だった、貴方と出会って、貴方に恋して、貴方とケッコンして、そして・・・貴方と・・・貴方と殺しあって」



赤城「・・・その全てが1年の間だった」



赤城「私は幸せでした・・・たった1年でしたけど本当に幸せでした」



テイトク「・・・ァ」



赤城「提督・・・私の愛する人・・・こんな最後でしたけど、本当に幸せでした」



テイトク「ア・・・カ・・・・ギ?」



赤城「提督・・・私をこんなに幸せにしてくれて」



提督「赤城・・・」




























赤城「ありがとう・・・そしてさようなら」ギュウ




































ビスマルク「・・・」カチッ



ビスマルク「・・・・フゥー」



大淀「執務室は禁煙ですよ?」



ビスマルク「あっそ・・・」ジュ・・ガタッ



大淀「何処にいかれるのですか?」



ビスマルク「散歩よ散歩」



大淀「・・・長い散歩になるのでしょうか?」



ビスマルク「ん・・・そうね今日中じゃ帰ってこれないわね」



大淀「わかりました・・・それでは私もご一緒します」



ビスマルク「・・・煙草吸うけどいいの?」



大淀「海の上は禁煙ではありませんから」



ビスマルク「・・・そう」



大淀「それに・・・私も嗜みますので」



ビスマルク「ショートホープね?」



大淀「ええ・・・父が好きな煙草でした」



ビスマルク「吸ってたなんて知らなかったわ」



大淀「禁煙してましたから」



ビスマルク「・・・ここ禁煙なんでしょ」



大淀「ええ・・・」



ビスマルク「だったらさっさと散歩行くわよ」



大淀「はい」



































ヲ級改「・・・」



ヲ級改「・・・海の中はいつも一緒ね」



ヲ級改「人間は母なる海だとか言ってるけど・・・」



ヲ級改「私からしたら海は生物を食らう化け物よ・・・」



ヲ級改「死んだら・・・今度もまた深海棲艦に生まれ変わるのかしら」



ヲ級改「それとも・・・もしできるなら人間に生まれ変わりたい・・・かな」



ヲ級改「そして今度こそ・・・この海を・・・」



ヲ級改「ん?・・・あれは艦娘?」



ヲ級改「倒せたのね・・・よかった」



赤城&提督「」ギュウ



ヲ級改「なぜだろう・・・悲しい・・・あの二人を見ていると・・・胸が締め付けられるような」



ル級「お前もそう思うか?」



ヲ級改「な!?ル級?」



ル級「そんなに驚くな・・・身体に悪いぞ?」



ヲ級改「おまえが悪いんだろうが・・・しかせなぜ?」



ル級「わからん・・・なぜかまだ動ける・・・とっくに死んでるはずのダメージだがな」



ヲ級改「そうか・・・なぁル級?」



ル級「なんだ?」



ヲ級改「あの二人・・・助けられないだろうか」



ル級「・・・」



ヲ級改「馬鹿にしないのか?いつもの戯言かと・・・」



ル級「私もそう思ってしまっているからな・・・言えないよ」



ヲ級改「・・・ル級?」



ル級「方法はあるかも知れん」



ヲ級改「・・・」



ル級「お前も同じことを考えているかもしれんがな」



ヲ級改「自分の身体を解体してその資源で修復する・・・か?」



ル級「そうだ・・・だが」



ヲ級改「艦娘はいいが、問題はあの男か」



ル級「一か八かの賭けだな・・・」



ヲ級改「どうせ死んでしまうのなら・・・」



ル級「やってみるか・・・ふふふ」



ヲ級改「どうした?」



ル級「敵のために命を懸けるなんて実に馬鹿なヤツだと思ってな」



ヲ級改「ふふふ,そうだな・・・わたし達は実に馬鹿やつだな」



赤城&提督「」ギュウ



ル級「ああ・・・あんな物見せられたら・・・助けるしかないだろう」



ヲ級改「行くぞ・・」


































ビスマルク「・・・・ふぅ」



大淀「・・・」カチッ



ビスマルク「吸いすぎよ・・・何本吸ったのよ」



大淀「2箱は吸いましたか・・・いつもこんな物ですよ」



ビスマルク「嗜むって程ではないわね・・・立派なヘビースモーカーじゃない」



大淀「だから禁煙したんですよ・・・ふぅ」



ビスマルク「そう・・・散歩はまだ続くわよ?煙草はもつの?」



大淀「ええ・・・カートンでもって来ましたから」



ビスマルク「あっそ・・・次はあっちに行きましょうか」



大淀「はい・・・ん?」



ビスマルク「どうしたの?」



大淀「水偵がここから西の無人島に人影を2つ見つけたそうです」



ビスマルク「無人島に二人?・・・まさかね」



大淀「行きましょう!!」



ビスマルク「ええ!!」





































赤城「・・・・う・・・うん?」



提督「赤城?目を覚ましたか」



赤城「提督・・・!?沈んだはずじゃ?それに見た目が・・・」



提督「ああ・・・なぜか戦艦のような艤装もついていてな、それに赤城も大概だぞ?」



赤城「私?・・・あれ?艤装が変わってる・・・なんとなくヲ級のような・・・髪の色も」



提督「深海棲艦に助けられたのかな?・・・気づいたらこうなっていてな」



赤城「・・・まさか」



提督「どうした?心当たりがあるのか?」



赤城「い、いえ・・・そ、それで自我は保てるのですか?」



提督「一度深海棲艦侵食されたことによって抗体ができたのか・・・それても完全に深海棲艦になってしまったのか・・・」



提督「そこのとこはわからんが・・・問題はない」



赤城「そう・・・ですか」



提督「赤城?」



赤城「・・・よかった、また貴方と・・・共に生きることができるなんて」グスッ



提督「・・・大変な思いをさせてしまったな・・・」



赤城「辛かった・・・貴方を残して脱出した時も・・・鎮守府で目覚めた時も・・・貴方と戦ったときも」



提督「赤城・・・」



赤城「私を・・・こんなに辛い思いにさせたんです・・・だから罰として」



提督「・・・」



赤城「私を・・・私を一生かけて幸せにしてください」



提督「その罰・・・喜んで受けよう」



赤城「提督・・・」ダキッ
































提督「俺と結婚してくれ赤城」



赤城「・・・不束者ですがよろしくお願いします」

































ビスマルク「アドミラルー!!」



大淀「提督!!赤城さん!!ご無事ですかぁー!?」




提督「あれは・・・ビスマルクと大淀か?」



赤城「そのようです・・・助かりましたね」



提督「お前達には迷惑をかけ続けたな・・・」



赤城「そうですね・・・大淀さんもビスマルクも・・・他の皆も心配してますし」



提督「お前達には本当にすまないと・・・」



赤城「提督?・・・そこは違いますって」



提督「え?・・・ああそうだったな」



赤城「はい、こういうときはこういうんですよ?・・・せーの」
































赤城&提督「ありがとう」










後書き

完結・・・・

皆さま、楽しんでいただけたでしょうか?書いてるほうとしてはかなり楽しめました。やっぱ反応があるとうれしいですし楽しいです。


・・・・名無し提督のほうでもコメントしてもいいのよ?

ただいまコメントや評価、応援、しおりをいただけると・・・・もれなくふくろうが調子に乗ります


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SS好きの名無しさんから
2015-09-29 17:00:49

Ronaさんから
2015-08-22 08:25:31

仁村 伊織さんから
2015-07-26 08:50:56

SS好きの名無しさんから
2015-06-27 13:19:33

たぬポンさんから
2015-06-23 23:45:57

メロウサさんから
2015-06-23 07:11:52

2015-06-22 08:54:15

SS好きの名無しさんから
2015-06-20 01:36:07

梅酒さんから
2015-06-20 00:03:39

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仁村 伊織さんから
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たぬポンさんから
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SS好きの名無しさんから
2015-06-20 01:36:15

梅酒さんから
2015-06-20 00:02:07

このSSへのコメント

9件コメントされています

1: 梅酒 2015-06-20 00:04:06 ID: pWhGplhZ

あんなギャグっぽいお題からこんなシリアスになるとは………

期待です

2: ふくろう 2015-06-21 16:51:44 ID: rv7YpGnM

梅酒さんコメントありがとうです(・ω・)

はじめはギャグのつもりが書いてるうちにいつの間にかシリアスになってしまって(・_・;

どうするか迷ってる次第です(笑)

3: 銃士・十一式(銃壱) 2015-06-22 08:56:13 ID: D17m9znl

続きが楽しみデス。頑張って下サイ

4: ふくろう 2015-06-23 01:49:36 ID: lB_72rVP

銃士・十一式(銃壱)さんコメントありがとうです(・ω・)


頑張って書いてきますんでよろしくです。

5: SS好きの名無しさん 2015-06-24 19:01:16 ID: 9JcTLVM7

更新が楽しみです!

6: ふくろう 2015-06-25 01:49:10 ID: YBV0yi6l

5: SS好きの名無しさん、コメントありがとうです


更新がんばります

7: 梅酒 2015-06-27 19:10:57 ID: BCw7dpEe

ナイスハッピーエンド

8: SS好きの名無しさん 2015-07-05 20:19:15 ID: Clbc9mSE

何か鎮守府に帰ってきた話しも聞きたい

9: ふくろう 2015-07-09 16:15:00 ID: MnAsM-lX

コメントありがとうございます(・ω・)

ネタが思い付いたらやってみようかと思います


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1: メロウサ 2015-06-23 07:11:45 ID: Xe2s7_wo

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