2015-09-08 11:26:15 更新

概要

(投稿日7/22)(7/30完結)にこちゃんhappy birthday!


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廊下



テクテクテク...



にこ「...」



にこ「(に、荷物が...重い。)」



にこ「(なんで生徒会の荷物運びを手伝わなくちゃいけないのよ...)」



にこ「(まあ、仲良し二年と希や絵里が生徒会で忙しいのは分かるけど)」



にこ「(三年生から二年生への生徒会の引き継ぎ作業もあるらしいからね...)」



にこ「(最近は穂乃果達も部活に来てないし。)」



にこ「(それでも、こんな事をやらせるなんて間違ってるけど!)」



にこ「(...あっ)」ジ-ッ





花陽「ふぅ...今日も疲れたねっ」



真姫「そうね。大体あの先生話が長すぎるのよ」



花陽「凛ちゃんなんて爆睡してたからね...」アハハ



真姫「...そういや、凛はどこ行ったの?」



花陽「凛ちゃんは先に部室に行ってるよ。今日は練習したい気分なんだって」



真姫「全く...凛らしいわね。変に暴れて怪我しなきゃいいけど」





にこ「(真姫と花陽が居るわ)」



にこ「おーい!真姫ー!!花陽ー!!」



真姫「...ゔぇっ!?に、にこちゃん!?」



花陽「にこちゃん、こんにちはっ!」



真姫「(すごい数の書類を持ってるわね)」



にこ「こっちに来て荷物運ぶの手伝いなさいー!!!」



真姫「も、もう。廊下で大声で叫ばないで!」



にこ「わ、分かったから...手伝いなさい!」



にこ「(や、やばい、体制が...)」フラフラ



にこ「(このままだと倒れるわ...)」



真姫「倒れそうだけど...だ、大丈夫!?」タッタッタッ



にこ「おわっ!!」ドタン



真姫「...ああっ」



花陽「(に、にこちゃんが真姫ちゃんの所に倒れて...!)」



ブチュ-



ドン!!!!!



花陽「あ、あわわ...」オロオロ



花陽「二人とも...大丈夫!?」タッタッタッ



真姫「...」



にこ「...」



真姫「わ、私の唇が、にこちゃんの唇に...」オロオロ



にこ「キスしちゃった!?」



真姫「ど、どうしよう...」



花陽「二人とも怪我はしてないよね?」



真姫「怪我はしてないけど...」



にこ「に、妊娠したかもしれないわよね...?」




花陽「...えっ?」




にこ「だ、だから、キスしたんだから妊娠したかとしれないって...」



花陽「(ものすごい勘違いしてる...)」



花陽「き、キスしただけじゃ 真姫「花陽!?」



花陽「は、はいっ!!」




真姫「とりあえず、ミューズの皆に妊娠したかもしれないって言ったほうがいいと思うわ」



花陽「真姫ちゃんも勘違いしてるのぉ!?」



真姫「...凛が部室にいるはずだし、他の人も部室にいるかもしれないから...部室に急ぎましょう!!」



にこ「そ、そうね!!!」



タッタッタッ



花陽「ふ、二人とも〜...ちょっと待って〜!!」




ーーーーーーーーーーー



部室



凛「ええーっ!?キスしちゃったの!?」



真姫「...き、キスじゃないわよ!私の唇がにこちゃんの唇に当たっただけ!!」



にこ「それをキスって言うんじゃない...」



真姫「と、とにかく。それで妊娠したかもしれないの。」



凛「へええ、キスしたら妊娠するんだ...」



にこ「そうよ?これぐらい一般常識じゃない!」



凛「...でも、それならどっちが妊娠するんだろう...」



にこまき「...」



真姫「そ、それは、キスしてきたにこちゃんじゃない?」



にこ「えっ、そうなの!?」



真姫「そっ、そうじゃないの...?」



にこまき「...」



凛「分からないなら、希ちゃんに聞けば何でも答えてくれるにゃ〜♪」



真姫「で、でも...希って、生徒会で忙しいんじゃない?」



にこ「そんなこと言ってる場合?...妊娠したかもしれないのよ!?」



真姫「そ、そうね...」



ガチャッ



希「あ、にこっち発見〜」



希「生徒の資料は...おっ、机の上に置いてあるやん」



凛「あっ、希ちゃん希ちゃん!?ナイスタイミングにゃ!!!」



希「ん、凛ちゃん?...ごめんね。今日も忙しくて部活は...」



にこ「そうじゃなくて、一大事なの!!!」



真姫「に、にこちゃん...」



希「...何かあったん?」



真姫「えっと、そ、その...」



ーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーー



真姫「だから、妊娠したんじゃないかって...」



希「(ものすごい勘違いしてる)」



凛「...希ちゃん、どっちが妊娠したとか分かるかにゃ?」



希「(でも...これは面白そうやね)」ニヤニヤ



にこ「希...?」



希「...うーん」



希「この場合だと、どっちが妊娠するか分かりにくいねん...」



真姫「...やっぱりそうなのね。」



希「でも、絶対に妊娠しなくなる方法はある!」



真姫「ほ、本当に!?...早く教えて!!」



希「分かった分かった。そんなに焦らなくても大丈夫やから。」



希「...もう一回キスしたら妊娠しないよ♪」




にこ「...えっ?」




希「だから、もう一回キスしたらええんやって♪」



にこりんまき「「そうなのぉ!!?」」



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真姫「...」



にこ「...」



真姫「(わ、私とにこちゃんがキスするのが恥ずかしいだろうからって)」



真姫「(希と凛は部室から出ちゃったけど...)」



にこ「...」



真姫「目をつぶってこっちに顔を向けて...どうしたのよ」



にこ「さ、さっさとキスして終わらせなさいよ!!!」



真姫「は、はあ!?...先輩のにこちゃんがこういうのはするべきじゃないの!?」



にこ「いつもは後輩みたいとか言う癖に...こういう時に限って何言ってんのよ!」



真姫「だから、後輩みたいって呼ばれなくなるチャンスじゃない!」



にこ「...へぇ〜。真姫ちゃんは、スーパーアイドルにこちゃんにキスして欲しいんだぁ〜」



真姫「違うわよ!...仕方ない状況なんじゃない!」



にこ「嘘ぉ〜。本当はして欲しい癖にぃ〜...じゃあするよぉ?」グイ-



真姫「ち、ちょっと待ってよ!!!」



にこ「...何かなぁ〜?」



真姫「そ、その...」



真姫「心の準備というか...」カァァ






希「あぁ...真姫ちゃん可愛いなぁ」ニヤニヤ



凛「希ちゃん...部室の外から盗み聞きして大丈夫なの〜?」コソコソ



希「本人達にバレなかったら別にええやん♪」



希「ついでに部室にカメラも置いといたから、後で楽しめるんよ♪」



凛「(さすが希ちゃんにゃ...)」



希「でも、こうやって二人の話を聞いといた方が良いやろ?」



希「あの二人だから、喧嘩とかにもなり兼ねないからね...そうなったら止められるし」



凛「た、確かにそうだね...」



凛「真姫ちゃんとにこちゃん...大丈夫かな?」



凛「高校生で赤ちゃんが産まれるって...聞いたことないにゃ」



希「(凛ちゃんも信じてる...可愛ええなあ)」



希「そんなに心配しなくても大丈夫やで♪」



凛「ほ、本当に...?」




タッタッタッ




花陽「にこちゃん、真姫ちゃ〜ん!!!」




凛「あっ...かよちん!!」



花陽「あ、あれ?凛ちゃんと希ちゃん!...部室の外でどうしたの?」



凛「にこちゃんと真姫ちゃんの観察をしてるんだにゃ!」



花陽「凛ちゃん?...き、キスしても子供は産まれな...」



希「...」ニコニコ



希「(花陽ちゃん。ちょっっっと静かにしてようか〜?)」



花陽「(の、希ちゃんからの圧力が...)」



花陽「...あっ、何でもないよ凛ちゃん!!何でもないよ!!」



凛「そ、そうなのかにゃ...?」



花陽「わわわわわ私ちょっと用事が出来たから!!じゃ、じゃあね!!」



タッタッタッ



凛「...なーんか怪しいにゃ〜。」



希「(花陽ちゃんは知ってるんか...花陽ちゃんには悪いことしちゃったね)」



凛「かよちん、嘘ついてるとすごい分かりやすいからねぇー。」



希「まあまあ、それは一旦置いといて...」



希「それより、二人の様子を見ないとあかんよ♪」



凛「...そ、そうだね!」





真姫「あ、あのさ...」



にこ「ど、どうしたのよ...」



真姫「...」



真姫「そっ、そもそもにこちゃんが悪いのよ!」



にこ「...はあ!?」



真姫「に、にこちゃんが倒れてくるから...」



にこ「...今更終わったこと言っても仕方ないでしょ。」



にこ「そうじゃなくて...他に言いたいことあるんじゃないの?」



真姫「ゔぇっ...な、何よ...」



にこ「...」



真姫「に、にこちゃんは...これで良いと思う?」



にこ「...どういう意味?」



真姫「このまま赤ちゃんが産まれないようにするのって...本当に良いのかって思わない?」



にこ「...とは言っても、高校生で子供持つのは無理でしょ」



真姫「そんなの分かってるけど...」



真姫「う、うちの家なら...面倒見られるし...」



にこ「本気で言ってるの...?」



真姫「...もし産まれてたらの話だけど」



にこ「真姫...」



真姫「にこちゃんは、将来アイドルになるんだったら、こういうのは駄目だろうから」



真姫「私一人で面倒みるから...」



にこ「だ、駄目よ!!...にこだって面倒みるわよ?」



真姫「...」



真姫「ほんとに...?」ウルウル



にこ「あ、当たり前じゃない...」



にこ「にこ達の...子供なんだから...」



真姫「でも、それだとにこちゃんのアイドルになるっていう夢は...」



にこ「...にこの夢なんてどうでも良いの」



にこ「子供の人生なんだし。」



真姫「...」ウルウル



にこ「な、何よ...泣いてんの?」



真姫「どうでも良くないわよ!!!!」



にこ「...」



真姫「にこちゃんの人生なの!...っ...にこちゃんに人生を無駄にして欲しくないの!...ひぐっ...」



真姫「私は、夢を追いかけてないにこちゃんなんて見たくないの!!...ううっ...」



にこ「ま、真姫...」



真姫「いつも言ってるじゃない!!...えぐっ...みんなを笑顔にしたいって...えっ...」



真姫「なのに、こんな事でにこちゃんがの人生を変えたくないのよお...っ...私が嫌って...言ってるじゃない...ひぐっ」



にこ「...」





凛「...真姫ちゃん。」



希「(なんか凄く言いづらい雰囲気になったんやけど)」



希「で、でも...これ以上は流石に可哀想やし。」



凛「?...希ちゃん、どうしたの?」



希「とりあえず...中に入ろっか。」



ガチャッ



真姫「...!?」



にこ「の、希と凛...。」



凛「希ちゃん、は、入っていいの...?」



希「えーっと...にこっちと真姫ちゃんは、すごい勘違いしてるっていうか...」あはは



にこ「ど、どういうこと?」



希「そんな簡単に子供は産まれないというか...」アハハ



凛「ええっ?」



希「キスしただけじゃ、妊娠せえへんよ♪」



真姫「...はあ?」



にこまき「はあぁ!?」



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真姫「まあ、最初からそれぐらい知ってたんだけどね。」



希「もう、真姫ちゃんは意地っ張りやなあ」アハハ



真姫「そもそも嘘をついて遊ばせた希が悪いのよ!!



にこ「そっ...そうよ!!」



凛「あ〜っ!キスきたら子供が産まれるのは一般常識とか言ってたくせに!!」



にこ「う、うるさいわね!!!」



希「まあええやん♪...真姫ちゃんの可愛い泣き顏も撮れたことやし♪」



真姫「は、はあ!?...いつ盗撮してたのよ!?」



希「ひ〜み〜つ♪...じゃあ、うちは生徒会室に行ってくるね〜!」


タッタッタッ...



真姫「ま、待ちなさいよ...録画消しなさい〜!!!」



タッタッタッ...



凛「追いかけっこにゃ!...希ちゃん、待つにゃ〜!!」



タッタッタッ...



にこ「...はぁ、あの二人も元気ね。」



にこ「(まあ、何も無くて一安心だけど。)」





ガチャッ





にこ「あ、あれ...?花陽?」



花陽「に、にこちゃん...」



にこ「...どうしたの?」



花陽「私が間違ってたのかなって...」



にこ「...えっ?」



花陽「キスしたら...子供が産まれるのかなって...」



にこ「はぁ?...ど、どうしたのよ」



花陽「だって...希ちゃんが...」ウルウル



にこ「も、もう...希ぃ...」



にこ「どうにかしなさいよぉ!!」



ーーーーーーーーーーー


真姫「にこちゃんが...妊娠!?」完


ーーーーーーーーーーー








作者の他のにこまきssです(^ω^)


にこ「卒業式」



真姫「(...テスト一週間前か。)」


後書き

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

○にこちゃん、誕生日おめでとうございます!!


○隔日22時頃に更新する予定です!是非見てください(。-_-。)

○気に入って頂ければ高評価やコメント等、お願いします( •̀ω•́ )✧

○作者のページに今後のssの予定を載せてますので、そちらもご覧ください(・ω・)

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SS好きの名無しさんから
2020-07-19 12:25:08

SS好きの名無しさんから
2015-07-30 22:56:55

ばーむくーへんさんから
2015-07-25 22:27:44

アカツキさんから
2015-07-25 11:11:09

SS好きの名無しさんから
2015-07-22 22:57:39

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ばーむくーへんさんから
2015-07-23 00:08:13

リリーゾーンさんから
2015-07-22 23:39:33

SS好きの名無しさんから
2015-07-22 22:57:41

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: りんたそおおおおお 2015-07-22 22:59:40 ID: vXl9KfyD

優しい世界(。-_-。)


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