2015-11-05 01:41:43 更新

概要

武家の家に生まれた主人公は、先祖代々伝わる自分の家の歴史と、それを誇りに思う父親を毛嫌いしていた、いつも通り父親とケンカして鍛練に行く途中階段から落ち戦国時代という悲惨な舞台に登場する…


前書き

大河ドラマの感じです
恋愛ゲームのような感じが好い人は別の作品がございます。
グロが少しだけあります。
マイナーな武将も登場します
以外と勉強になるかも…
大河ドラマのような感じにするので
紀行入れます
1555年生まれにしたいのですが合わないので 10歳の時に1555年にタイムスリップしてきたという設定で
というわけで
1555年?〜?年という事で


大阪城 1615年

????1「…」スタスタ

????2「敵はどのような陣で」

????3「こうゆう陣形じゃ」

????4「なるほど、我らはすっかり囲まれてしまいましたな」

????5「仕方あるまい我らに味方する大名は一つもない」

????6「さらに、兵力も向こうの方が圧倒的にある、我らは城の塀を壊され城が丸出しじゃ」

????1「…」スタスタ

????2「うって出るしかあるまい…」

????5「さよう、道はそれしかござらん」

????1「殿ただいま帰りました」

????2「無事であったか!」

????1「はい、追われましたが、家臣達に救われました」

????1の家臣1「殿を見捨てる訳にはいきませぬ」

????1の家臣2「某も!」

????1の家臣3「無論某も…」

????1の家臣4「そっ某もでござる!」

????2「さすが天下も恐れぬ黒鬼人じゃ」

????3「お主が敵に回ればこれくらい厄介な事はない」

????5「黒に染まった軍が1度鳴らず2度も見れるとは」

????4「この戦必ず勝ちましょうぞ!秀頼様のため!豊臣のため!」

一同「オオ~!!」

????1「凄い数ですね、」

????2「敵は20万、我らは10万じゃ、力任せに戦っても勝ち目はない…」

????1「ではどうすると?」

????2「手を貸してくれるか…?」

????1「もちろんです!俺は殿に出会わなかったら他の家で殿に刃を向けていたかもしれません。それに、恩を仇で返すことは出来ません!殿のためにこの命を捨てます」

????2「すまぬな、頼みがある…」

????1「なんでしょう」

????2「心して聞け!儂の最後の命令じゃ…」

????1「…」

????2「お主が先鋒で本陣までの道を作れ作りながら本陣を目指せ!!よいな!」

????1「ハッ!」スタスタ

????1の家臣1「殿宜しいですな…」

????1「うん!」シャキン!

????1「いくぞ!俺達の恐ろしさ見せつけてやれ!!」

将兵「オオ~!!!」

????1「かかれ~!!」

ドサドサ!!

敵兵「うん?なんじゃ」

ワ~~!!

敵兵「!!!敵じゃ敵が来たぞ!」

敵兵「黒に染まった軍…」

敵兵「うん?なんじゃ」

敵兵「!!!あれは!」

敵将「なんじゃ!…きおったか皆の者!出会え!出会え!」

敵兵「オオ~!」

敵将「かかれ~!!」

????1「どけどけ!」シャキン!、

敵兵「ぐわ~!!」

????「邪魔だ~!」シャキン!

敵将「あの者は…まさか!!!」

????1「命が惜しくばそこをどけ!この信利に敵うと思うてか~!!!!!」

敵兵「!!!鬼信利じゃ!逃げろ!逃げろ!」

敵将「おい!逃げるな!」

敵兵「逃げろ!、黒鬼人じゃ!殺されるぞ!」

敵兵「天下一の槍使いと称される鬼じゃ!」

????1「おうら~!!」シャキン!

大将「なんじゃなんの騒ぎじゃ!」

????1「…」

大将「!!!!!!おっお主は!」

????1「覚悟」

大将「なんじゃと!」

????1「その首とらせて貰うぞ!」

????1「おうら~!!」シャキン!

2015年

第一話 誕生

父「これ!待たんか!」(父親役千葉真一)

少年「誰が待つか!ジジィ」(少年役濱田龍臣、10歳

父「待てと言うておるじゃろ!」ガシ!

少年「ちっ!なんだよ!ジジィ意外と足が早いし」

父「当たり前じゃ!毎日稽古しておるのじゃ!お前と違って」

少年「適当に振ればいいじゃん!槍とか刀とか」

父「馬鹿者!!適当に振れば良い分けないではないか!」

少年「あーめんどくさい!遊びに行こーと」

父「ワシと稽古しろ!」

少年「嫌だね!あんな面白くないもん!じゃあね」

父「こっこれ!」

母「どうしました」(母役かたせ梨乃)

父「母さんや、あの子は困ったもんじゃ」

母「あの子にはまだ早いのです、もう少し様子を見ましょう」

父「母さんがそういうのであればわしもそうするが…」

少年「さーてどこにいくかな!友達の家でゲームするか!よしいこ!」

少年「あーあこんな階段なかったらいいのに、降りるのめんどくさい!」

少年「うわ!」ズリッ!

少年「うわぁ~!!」ドンガラガッシャン!

少年「うっうん?痛っ、足が痛い」

????「ん?いかがした?」

少年「ちょっと足が痛くて」

????「大丈夫か?少し見せてみろ」

少年「痛い!痛いよ!おじさん」

????「あーすまんすまんこれは重症じゃな儂の家に来ると良い、おぶっていってやろう」

スタスタ

少年「おじさん?」

????「なんじゃ?」

少年「ありがとう」

????「礼を言うのはまだ早い。」

少年「ごめんなさい」

????「謝らずとも良い」

少年「どうしておじさんは俺を助けたの?」

????「子供が道で倒れていたら誰でも助けるわい」

少年「そう…」

????「着いたぞい」

????「おーいお鶴冷えた水を」

????「はーい」

????「おじいちゃんお帰り、今日は体が悪い人達はどうだった?」

????「なんもかんもたくさんおったわい世の中は物騒じゃからな」

????「それでこの人は?」

????「あーこの者は道で倒れとったんじゃ足を痛めておる、お鶴水を飲ませてやれ」

????「はーい」

少年「あの子は?」

????「儂の孫じゃお主とはあまり歳が変わらんかもの」

お鶴「はいどーぞ」(お鶴役三池怜奈)

少年「あっありがとう…」ゴクゴク

????「お主は何処から来たのじゃ?」

少年「えーと、兵庫県から来たのはわかるけど」

????「兵庫?播磨かお主のいう兵庫はここじゃ」

少年「本当!?」

????「あぁ誠じゃお主は播磨出身か?」

少年「うん!」

????「ではどこにお主の家がある?」

少年「それは分かんない、」

????「うーむ困ったの…」

お鶴「では叔父様この人と一緒に暮らすというのは?」

少年「えっ!!」

????「うむ、それもありかもしれんな」

少年「でっでも!それものすごく悪いと思うんだけど」

????「ではお主は何処かで飢え死にするつもりか?」

少年「そんなつもりは…」

????「では住まれるがよい」

少年「でも…」

????「たがが一人増えただけじゃ何の問題もない」

少年「うーん」

お鶴「お願い一緒に住んでください!友達少ないから私は…」

少年「それじゃあ、お言葉に甘えて…」

お鶴「やった!ありがとうございます!遊びに行こ!」

少年「えっ!!ちょっちょっと!足痛いって」

????「ハッハッハッ元気が良いものじゃ」

????「ワシもそろそろ薬を作るかのう」

少年「ちょっと待っておじさん、名前教えて!」

????「ワシの名前は源兵衛じゃ、よろしくな!」(源兵衛役 竜雷太)

少年「うん!ありがとう!源兵衛!」

源兵衛「気を付けてな!」

お鶴「ねぇ何して遊ぶ?」

少年「ちょっと休ませて」

お鶴「ねぇ、名前なんて言うの?」

少年「えっ?」

お鶴「名前」

少年「えっと、宗利…」

お鶴「宗利?じゃあ宜しくね!宗利様」

宗利「うっうん、」

この宗利は後に名を変え天下に知らぬ者は居ないほどの人物になることはいまだ誰も知らない…

2年後 12歳 1560年

お鶴「宗利?」

宗利「何?鶴?」

お鶴「宗利はこれからどうするの?」

宗利「知らないとりあえず源兵衛の所で世話になる。そのあとは考える」

お鶴「ずっと、一緒には駄目なの?」

宗利「ずっとなんか悪いよ。」

お鶴「そう…」

宗利「でも、心配するなよ!恩は必ず返すからホラ!何か欲しいものがあるか?何がいい?」

お鶴「じゃあ…」

宗利「うん」

お鶴「宗利のお嫁さんに、」

宗利「えっ?」

お鶴「嫌?」

宗利「嫌じゃないけどなんで?」

お鶴「だって私さ友達いないから宗利が一番の友達だったし、一緒にいて楽しかったし、だから宗利のこと好きになっていって…それで」

宗利「俺でいいの?ホントに」

お鶴「うん!」

宗利「じゃあ、俺で良ければ、」

お鶴「やった!」

宗利「でもこういう話はまだ早いと思う源兵衛も驚くし大人になってから、なっ?」

お鶴「わかってるほら帰ろ」

源兵衛「おお、帰ってきたか二人とも薬草はどれくらいとれた?」

宗利「全然。少ししかない」

源兵衛「そうじゃろうな、仕方あるまい」

宗利「源兵衛どうして薬草が少ししかとれないの?」

源兵衛「そりゃあ兵が踏んで薬草が潰れてしまうからじゃ」

宗利「兵?」

源兵衛「今は戦乱の世じゃからな仕方あるまい」

宗利「源兵衛?兵ってどんな姿を?」

源兵衛「そうじゃの~全身甲冑を着とるそれと槍と刀を常に持っておる。それで戦で戦うんじゃ」

宗利「へぇ~見てみたいな」

源兵衛「阿呆!巻き込まれて死んでしまうわい!」

宗利「俺は死なない!」

源兵衛「兵がそう思っておったら死なんわい!」

宗利「俺は違うね!」

源兵衛「皆一緒じゃい」

宗利「いいよ!そんなに言うんだったら行ってやるよ、戦場に」

源兵衛「嘘もほどほどにせぇ」

お鶴「そうだよ!いっちゃダメだよ!」

宗利「いまに見てろよ!源兵衛!戦が起こったら行ってやるからな!」ダッダッダ

源兵衛「これ!」

お鶴「叔父様」

源兵衛「お鶴、宗利から目を離すではないぞ?」

お鶴「はい」

宗利「戦見てみたいな~」

宗利「よし、道を歩いてる人に聞こう」

宗利「ねぇ、じいさん」

じいさん「なんじゃね?」

宗利「いまから戦するとこってある?」

じいさん「はて?確か山名氏が戦をすると聞いたがの…」

宗利「山名氏?」

じいさん「しらんのか?大きな家でな播磨で1、2を争う位の勢力を持っておるのじゃ」

宗利「そこが、戦を?」

じいさん「なんでも一向一揆の鎮圧をするとか」

宗利「それって、何処で?」

じいさん「確かこの村から、さほど離れてはおらんと思うがの」

宗利「ありがとうじいさん」

宗利「よし!その山名氏の戦を見に行こう!」

お鶴「ダメだよ」

宗利「お鶴なんで?」

お鶴「戦なんて危ないんだよ?」

宗利「そんなもん知らないよ行ってみなきゃ分かんないよ」

お鶴「でも、」

宗利「ヤバくなったら逃げればいいじゃん」

お鶴「…わかった私も行く」

宗利「はぁ?」

お鶴「私も一緒に行く」

宗利「いいよ来なくて」

お鶴「行くの!だって宗利に何かあったら困るもん…」

宗利「えっと、その、分かったよ!行くよ一緒に」

お鶴「ほんと!?」

宗利「うん、」

お鶴「やった~」

宗利「でも、源兵衛には内緒だぞ」

お鶴「もちろん、でいつ戦が起こるの?」

宗利「じいさんから聞いたらいつ始まってもおかしくないって、戦が始まったら村の人達が騒ぐからそれを合図と思って」

お鶴「わかった。」

宗利「今日は戻ろう」

源兵衛「宗利よ、お主は戦を見に行くなどという馬鹿な事はもう考えておらんじゃろうな?」

宗利「うっうんお鶴に説得されて」

お鶴「もう、困るよね、あんな言葉…」

源兵衛「そうか、わかればよいのじゃ」

ドンドン!

村人「源兵衛さん!いるかい!」

源兵衛「なんじゃ?何事じゃ?」

村人「源兵衛さん、戦が。戦が始まる…」

源兵衛「なんじゃと!?」

村人「山名氏と一向一揆の、ケガ人が村に…」

源兵衛「わかった!今行く!お主らは今すぐ寝るのじゃ!よいな!絶対外を出歩いてはいかんぞ!」

宗利「うん…」

お鶴「わかりました…」

源兵衛「わしはしばらくは戻らん!」

スタスタ

宗利「よし、行ったぞ…」

お鶴「ねぇやっぱりよそうよ…」

宗利「じゃあお前は来るなよ、俺一人で行くから…」スタスタ

お鶴「ひどいよ!待って!行くから」スタスタ

宗利「よし、この山を越えたら戦場だぞ!」

お鶴「ねぇ帰ろうよ」

宗利「お前だけ帰れよ」

お鶴「ひどいよ!それが未来の嫁さんに対する言葉?」

宗利「うっうるさい!行くぞ!」

ワ~!ガシン!

バシュン!

兵「うわ~!」

兵「あっ、あ…」パタリ

武将「かかれ~!」

兵「ワ~!」

宗利「これが戦」

お鶴「あれ!」

武将「どけ!ワシを山名祐豊としってのことか!」

宗利「だれ?」

お鶴「山名氏の当主だよ!」

祐豊「どけ!雑魚ども!」

敵兵「ぐわ~」ブス!

祐豊「ふん!」

敵兵「がは!」ブス!

敵「引け!引け!」

祐豊「追撃せよ!」

山名兵「オオ~!」

祐豊「うん?」

宗利「あっ」

お鶴「どうしたの?」

宗利「目があった…」

お鶴「えっまずいよ行こう」

敵兵「そこにおるのは誰だ!」

宗利「えっ!?」

お鶴「宗利!!」

敵兵「子供か!見られたとあっては生かしてはおけぬ!覚悟しろ!」

宗利「うわ!」

グチョリ!

宗利「え?」

敵兵「あっ、ああ…」パタリ

若武者「怪我はないか?」

宗利「あっはい…」

若武者「そうか…ならばもう家に帰れ。ではな」

宗利「あの、」

若武者「なんだ?」

宗利「名前を」

若武者「山名祐豊の嫡男山名棟豊だ。では…」スタスタ

宗利「…」

お鶴「宗利?」

宗利「…」

お鶴「宗利!」

宗利「おっおお」

お鶴「どうしたの?」

宗利「あの人格好いい!」

この山名棟豊との出会いが宗利の運命を大きく変えたのでした…」

第一話 誕生 終

黒鬼人紀行

兵庫県 朝市市生野町に生野銀山があります。

ここは祐豊の時代からある銀山が今もあり。

この銀山が山名氏の貴重な金銭となりました

この銀山は後に秀吉、信長にも重用され徳川幕府にも認められる位の価値になっていきます。数々の戦国武将達をささえ続けた生野銀山、

今も足を運ぶ人は後を絶えません。

史跡 生野銀山

JR姫路駅よりまかぜ1号で(直行) 45分

第2話 育つ者

お鶴「いや~すごかったね、山名の殿様は」

宗利「うん…」

お鶴「どうしたの?すごくなかったの?山名氏の殿様は?」

宗利「いや殿様は凄かったけどおれはあの助けてくれた人が凄いと…」

お鶴「あの人を知らないの?」

宗利「誰!?あの人教えてくれ!」

お鶴「あの人は山名棟豊様の息子、山名氏の家督を継ぐお人なの」

宗利「へぇ~」

宗利「なぁなぁあの人にお礼を言いたいんだけど」

お鶴「無理無理、山名氏は播磨の中でも大きい大名だよ、こんな子供に会ってくれるかどうかだよ」

宗利「ん~」

お鶴「ほら帰ろおじいちゃんがうるさいよ」

源兵衛「遅い!何をしておったのじゃ!」

宗利「いや、それは…」

お鶴「あの、えっと…」

源兵衛「まさか、戦を見に行っていたのではないのか?」

宗利「いや、それは!」

お鶴「ちがうよちょっと、散歩に…」

源兵衛「まぁよい違うならばな」

源兵衛「もう寝よ遅い」

宗利「源兵衛に気付かれてないよな?」

お鶴「うん多分…おじいちゃんはいつも変なところ抜けてるから」

源兵衛「なんか言ったか?ふたりとも」

宗利「いや」

お鶴「ゆってないよ」

源兵衛「そうかでは明日な」

宗利「なあお鶴?」

お鶴「なに?」

宗利「戦は嫌いか?」

お鶴「嫌い人が死ぬから」

宗利「俺も戦なんかしたくない」

お鶴「似た者同士だね」

宗利「そうだね、でも俺、あの人に会いたい、」

お鶴「あの人?」

宗利「助けてくれたあの武士」

お鶴「無理だよ、あの武士の人は山名氏の嫡男だよ、戦の時しかいないよ」

宗利「じゃあ、戦が起こったらまたいく会いに行く」

お鶴「馬鹿、おじいちゃんに見つかるよ」

宗利「構うもんかやってやるよ」

早朝

ナレーション「一方その頃…」

尾張の国

若武者「はっ!」

家臣「殿!おまちください!」

家臣「追い付けませぬ!」

若武者「貴様らが遅いんじゃ」

百姓「おまちください!」ダッ!

ヒヒーン!

若武者「貴様!いきなり馬の前に出てくるな!」

百姓「申し訳ありません!」

若武者「貴様ワシを誰かわかっておるのか?」

百姓「織田信長様とお見受け致します!」

織田信長役 反町隆史

信長「ほう、この信長の前に堂々と道を遮るとは骨のおる百姓じゃの」

百姓「ありがたきお言葉!」

信長「して、何故ワシを待っておった?」

百姓「信長様にお願いがございます!」

家臣「控えよ!馬鹿者!」

家臣「百姓の分際で!」

百姓「ハハッ!ごもっとも!」

信長「よいよいなんじゃ?」

百姓「私を信長様の家来にしてはくれませんか!?」

信長「何故ワシに仕えたい?」

百姓「信長様を初めて見たときからこのお方に仕えたい!そう思ってしまいました!何卒!何卒!お願い致します!」

信長「…」

信長「ほれ」

百姓「?」

信長「草履取りから始めよ」

百姓「ハハッ!ありがたき幸せ!!」

信長「おかしなやつじゃ、よく見ればサルに似ておるの、今日から貴様はサルじゃ、わかったな?」

サル「ハハッ!このサル信長様に生涯付いていきます!」

信長「口だけならばなんとでも言えるぞ」

サル「誠にございます!」

信長「いいだろう、貴様の道この信長しかと見てやろう」ハッ!

ヒヒーン!

信長「あのサルワシに向かって堂々と物を言いおった。面白い奴じゃハッハッハッ!」

このサルが今の宗利の人生を変えることになる

宗利「ハーア眠たい…」

お鶴「ほらほらだらしないよ!服も治してご飯だよ」

宗利「はいはい。ハーア、眠い」

源兵衛「おお起きたのかできておるぞ」

侍「御免!」

宗利「うん?」

お鶴「こら宗利そんなだらしないカッコでご飯食べないで」

源兵衛「これは侍様なにかようでしょうか?」

侍「うむ、実は我が殿からその子供に用があると聞き迎えに来た所存じゃ共にご同行願おう」

宗利「うん?俺?なんで?」

侍「知らぬ殿の命だ来てもらう」

源兵衛「いやしかし」

宗利「いいよ。」

源兵衛「しかし、お主!」

宗利「嫌だって言えば?」

侍「言わせぬ!」

宗利「ほら」

お鶴「でもそれじゃ」

宗利「大丈夫殿様の命令なんだから殺さないでしょ」

侍「もちろんじゃ」

宗利「じゃあ行ってくるよ」

お鶴「でも」

侍「ええいうるさい黙れほれさっさとこい」

宗利「ちょ!痛いって!」

若武者「丁重に扱わぬか馬鹿者」

侍「こっこれは若様」

宗利「あっ!」

若武者「うん?お主は先の合戦で」

宗利「会えた…」

若武者「なんじゃ、ワシに会いたかったのか?」

宗利「はい!あのお礼を言いたくて」

侍「無礼じゃぞ!若様に堂々と」

若武者「黙れ貴様こそ無礼じゃ下がれ」

侍「しかし」

若武者「お礼を言いたいだけじゃ」

侍「わかりました」

宗利「あの先の合戦ではありがとうございました」

若武者「気にするなワシは子供が殺されるのが嫌いでな礼を言われる義理はない」

若武者「して何故お主はあんな所にいた?」

宗利「えっとそれは戦が、どんなのか見に行ってそれで」

若武者「なるほど…危険とは思わなかったのか?」

宗利「思いましたけど行きたかった」

若武者「何故戦とはどのようなものか興味を持った?」

宗利「今の世の中の仕組みに興味を持ち今の世の中は戦だらけと知り戦とはなんなのか見てみたくなったので」

若武者「…」

若武者「お主」

宗利「はい」

若武者「夢はあるか?」

宗利「今の夢ですか?」

若武者「うむ、そうじゃ」

宗利「あります」

若武者「あるか、ワシもある」

宗利「なんですか?」

若武者「戦のない世の中じゃ…戦など無くなれば悲しむ者も死ぬ者も居なくなるワシは死ぬ所などみとうはない」

宗利「…」

若武者「すまぬなこのような話を」

宗利「いえ」

若武者「してお主の夢は?」

宗利「おれは、あなたに付いていきたい!」

若武者「なんじゃと?」

宗利「さっきの話を聞いてあなたに着いていきたいと思いました俺も戦など無くなればいいと思ってました。お願いです俺を連れていってください」

若武者「武士になりたいのか」

宗利「違います!本気であなたに着いていきたいのです」

若武者「覚悟は出来ておるのか」

宗利「はい」

若武者「お主はワシに最後まで付いてこれるのか!」

宗利「はい!!」

若武者「では乗れ!」

宗利「はい!!」

若武者「ワシにしっかりついて来い!ワシの名前は山名棟豊じゃ!ハッ!」

ナレーション「山名棟豊なる若武者に仕える事になった宗利、ここから彼らの始終関係が始まるのです」

宗利「あの棟豊さん?」

棟豊「何だ?」

宗利「今から何処に?」

棟豊「これから山名家の居城有子山城へ」

宗利「城?」

棟豊「そうじゃこれからワシはその有子山城の城主になるのじゃ」

宗利「へぇー!凄いですね!」

棟豊「ワシは嫡男じゃからの跡を継ぐのが、当たり前なのだぞ?」

宗利「そうなんですか?」

棟豊「ああ、着いたぞ」

宗利「おお!すげぇ!城なんて初めて見た!」

棟豊「よう来たなようこそ有子山城へ」

家臣「若様そろそろ城へ」

棟豊「わかった」

家臣「若様のお帰りじゃ!開門せよ!」

門番「ハッ!開門せよ!」

棟豊「ご苦労」

門番「ハッ!」

宗利「ご苦労さん!」

門番「ハッ…?」

山名棟豊役 松島海斗

棟豊「父上ただいま帰りました!」

父上「うむよくぞ帰った その者は?」

棟豊「ワシに仕えたいと申しまして召し抱えました」

父上「そうか、して、お主名は?」

宗利「はっはい!名前は宗利です」

父上「宗利?」

宗利「はい」

父上「宗利よお主名を変えよ」

宗利「えっ!何でですか?」

側近「控えよ!」

父上「よいよい」

父上「主の名と、一緒であろう名を変えたほうがよろしいぞ」

宗利「はいわかりました。少し考えさせてくれませんか?」

父上「構わぬ」

父上「あー宗利よ、ワシの名は山名祐豊じゃよろしくな」

宗利「はい!」

棟豊「用は済みました父上部屋へと戻らせていただきます」

父上「うむ少し休むがいい」

山名祐豊役 片岡鶴太郎

宗利「棟豊さん」

棟豊「なんじゃ、」

宗利「何をしたらいいでしょうか?」

棟豊「そうじゃの、では…」

棟豊「木刀を持て」

宗利「木刀?危ないですよ」

棟豊「いいから持て稽古をつけてやる」

宗利「いいですよそれより…」

棟豊「うりや!」バシ!

宗利「痛!」

棟豊「今の時代稽古を付けねば大事なとき身を守れんぞ」

宗利「わかりましたよ.いきますよ!おりやー」

棟豊「甘い!」バシ!

宗利「がは!」

棟豊「まだまだじゃの」

宗利「まだまだ!!」ガシン! バコン!

棟豊「本気でしておるのか?剣筋が脆いぞ」ガシン!

宗利「いってー!」

????「兄上そのような雑魚相手では納得いたしませんでしょう?某が相手いたしますぞ」

棟豊「なんじゃ、今お主に構っている暇はないのでワシはこの者に稽古を付けてやっている所だ控えよ」

????「やれやれ某は兄上の相手をしてやろうとしておるだけですぞ」

棟豊「要らぬ下がれ」

????「承知しました、おい雑魚、ちゃんと稽古を致せよ、ハッハッハッ」

宗利「なんですか?あいつ!」

棟豊「許せ、あの者は山名義親、口が悪いせいで人望がない」

宗利「そらそうですよ、あんな奴」

棟豊は笑いながら

棟豊「じゃが、仮にもワシの弟じゃ」

宗利「あっ…あの」

宗利は棟豊に謝罪をしようとすれば棟豊は薄ら笑いを浮かべながら

棟豊「良い。良い。ワシもそう思うておうたんじゃ、では続けるぞ」

宗利「はい!」

棟豊「こい!」

宗利「うおお~!!」

ナレーション「一方その頃尾張にて」

家臣「降伏するしかあるまい!!」

家臣「ならぬ!降伏すれば殿の命がなくなるではないか!」

ガヤガヤ

スタスタ

家臣「今川は45000じゃ!我等はたったの2000じゃ!どう勝負すると言うのじゃ!」

信長「なんじゃ?この騒ぎは」

家臣「殿!我等は織田の行く末を語っていた所でございます」

家臣「殿!織田の家を守るためにここは降伏を…」

家臣「ならぬと言うたではないか!ここは真っ向勝負じゃ!殿の命がどうなってもよいのか!」

家臣「そんなことは言っておらぬ!織田の家を守るために言っておるのじゃ!」

信長「もうよい皆もう寝よ」

家臣「!!」

家臣「なんと!!織田の行く末は…?」

信長「もう遅いもう寝よワシも眠い」

スタスタ

家臣「殿!」

家臣「これで織田もおわりじゃ」

日吉「今なんと!?」

家臣「なんじゃ?」

日吉「親方様は必ず今川にお勝ちになります!」

家臣「何を根拠に言っておるのじゃ!」

日吉「勝ちます!」

日吉「親方様は天をも恐れないお方にございます!必ずお勝ちになられます!」

家臣「なっ…」

今川義元「さっさと織田を潰せ、皆のもの織田はどうせ、今に今川に滅ぼされる。飲め飲め!」

ザーー!

今川「うん?雨かまぁ良い気にするな飲め飲め!」

信長「雨か。これで奇襲しやすくなる天は我らに味方しておるぞ!皆のものよう聞け!狙うは今川義元ただひとり!かかれ〜!!」

ワーー!

義元「何じゃ?」

家臣「申し上げます!織田の奇襲です!」

義元「何じゃと!皆備えよ!」

織田兵「ワー!」

信長「義元ただひとりじゃ!邪魔するものは皆叩っ斬れ!良いな!」

オオー!!

日吉「ひっ!来るな!」

今川兵「死ね!」

ザシュ!

信長「何をしておるサル!立たぬか!」

サル「はっはい」

織田兵「いたぞ!今川義元だ!」

義元「信長!貴様ごときに!」

ザシュ!

織田兵「グハ!」

義元「私の首はそうやすやすとは取れんぞ!」

そう言い義元は目の前の敵をなぎ倒し孤軍奮闘するが多勢に無勢につれ疲労し始めついには…

毛利「今川義元殿!覚悟!」

義元「ガハッ!信長め…クッ…このわしを討ち取るとは褒めてやろう…」バタリ

毛利「織田信長が家臣毛利新助、今川義元討ち取ったぞー!!」

信長「勝ったか…勝鬨をあげよ」

えい!えい!オーー!

えい!えい!オーー!

信長はわずか2000の軍勢で今川義元45000を打ち負かし天下を大きく揺るがしました。

その頃今川陣営では

????「さすがは信長殿ワシらは三河へ帰るぞ、これを機に独立するぞ!急げ!」

ある若武者が独立を図り動き出しました。この若武者の名は…

松平元康でありました。

1560年

宗利「はぁ〜」

宗利は大きくあくびをした。

棟豊「そのようなだらしない声をあげよって。」

宗利「これは棟豊さん。」

ひれ伏そうとしたら棟豊は笑いながら

棟豊「良い良いそのようなことをせずとも良い」

宗利「有難うございます」

棟豊「して、宗利よ」

宗利「はい?」

棟豊「お主戦に出てみぬか?」

宗利「いっ!戦にですか?」

棟豊「うむいずれお主も出てもらうことになる」

宗利「でも、…」

棟豊「怖いか?」

宗利「はい…」

棟豊「最初は誰でもそうじゃワシも怖かった。」

宗利「戦は嫌いです」

棟豊「ワシもそうじゃ早くこんな世早く終わる時を心より待っておる。悲しむ者もいなくなるそう思わないか?」

宗利「はい!そう思います!」

家臣「若!大殿が呼んでおります!」

棟豊「わかったしばし待て」

家臣「は!」

棟豊「…」スタスタ

宗利「あ…」

宗利は立ち尽くしていると棟豊が大声で

棟豊「何をしておる!宗利つい来ぬか!」

宗利「はい!」スタスタ

第二話育つ者終

但馬今の兵庫県豊岡市にあるとある山に此隅山城がありました。ここは祐豊の養父誠豊の死後祐豊が17歳の若さでここの城主となった所です

家臣の山名誠通が当時宿敵であった尼子晴久に寝返られてしまいます祐豊はこれを討つため強固な布施天神山城奇襲しを陥落させる事に成功し誠通を討死させる事に成功します。これを機に力をつけていく山名氏。宗利も歴史の表舞台にいよいよ登場するのでございました。

JR山陰本線豊岡駅よりバスで鳥居で下車登城口より30分 舞鶴狭道福知山IC9号〜国道426号〜県道706号駐車場はありません。

第3話 初陣

1560年

宗利「えい!!」ブン

宗利「えい!!」ブン!

棟豊「おお、精が出るな」

宗利「おはようございます」

棟豊「うむ。」

宗利「今日は早いんですね」

棟豊「ああ、お主こそ」

宗利「なんか最近眠れなくて」

棟豊「そうか、ではワシと1本やるか」

宗利「負ける気しかしませんがやりましょう!」

棟豊「ゆくぞ!」

ガシ!バシン!カッ!

宗利「おりや!」ブン

棟豊「ふん!」ガシン!

宗利「参りました…」

棟豊「まだまだじゃの」

義親「当たり前でしょうそのような雑魚相手では」

棟豊「なんじゃと?」

義親「そのような雑魚相手では相手にはならないと言うておるのです」

宗利は詰めよろうとしたが

棟豊「よせ」

棟豊は怒る棟豊を止めた。

しかし義親は見下すような発言をする

義親「図星を言われて怒るとはまだまだ子供じゃの」

宗利「なんだと?」

棟豊「よさぬか!」

義親「子供じゃの雑魚」

宗利「いい加減にした方がいいぞ」

棟豊「よさぬか!宗利!」

義親「なんじゃ?やるとゆうのか?」

宗利「やってやるよ」

棟豊「お主ら!もう勝手にするが良い」

宗利「おりや!」ガシン!

義親「太刀筋が未熟じゃの」

宗利「うるさい!はっ!」バシン!

義親「ほれ!喰らえ!!」

宗利「うわ!!」

宗利は頭を強く打たれた

棟豊「そこまで!」

義親「みたか所詮雑魚は雑魚じゃもう少し鍛錬するんじゃのハッハッハ」

棟豊「控えよ!下がれ!義親」

義親「承知致しました。雑魚ではな」

棟豊「宗利大丈夫か?」

宗利「ええ大丈夫ですあの野郎…うわっ」

棟豊「無理をするな。お主ではあやつには勝てぬ」

宗利「はい…」

棟豊「勝ちたくば鍛錬を積むのじゃ」

棟豊「今日はもう休め」

宗利「わかりました」

祐豊「こんな所にいたか棟豊」

棟豊「これは父上何用でしょうか?」

祐豊「野武士が現れたこれから奴らと戦をする!ついてまいれ!」

棟豊「ハハッ!」

棟豊「宗利お主はここに残れ!」

宗利「…」

棟豊「ではな」

宗利「待ってください棟豊さん俺も行きます」

棟豊「何を言うておる 頭を打たれて朦朧してとるではないか」

宗利「行きます!」

棟豊「だか…」

祐豊「良いではないか。宗利!この戦をお主の初陣とする!良いな!」

宗利「はっ!」

棟豊「死ぬでないぞ宗利まだお主にはワシを支えてもらわねば困る」

宗利「はい!どこまでも!ついていきます」

棟豊「うむ!ではゆくぞ!!」

宗利「はい!」

棟豊「馬に乗るのは初めてか?」

宗利「はい…」

家臣「若様馬を連れてまいりました」

棟豊「うむ、ご苦労」

棟豊「宗利乗れ」

宗利「はい」

ヒヒーン

宗利「うわ!」

棟豊「臆するな。驚いただけじゃ」

宗利「はい。」

棟豊「誰かこの者に甲冑をつけてやれ」

家臣「ははっ!」

宗利「うわ!!痛い!痛い!」

家臣「暴れないで下され!」

宗利「だって痛いって!」

棟豊「うむ。よく似合っておるではないか」

宗利「重い!」

棟豊「気にするなこれでお主を守ってくれる。早う乗れ!戦じゃ」

宗利「うわ〜緊張する〜」

棟豊「初めはそうじゃ」

鶴「宗利!叔父様あれ宗利じゃない!?」

源兵衛「そうじゃの。なぜ棟豊様の後ろへ?」

鶴「宗利!!」

宗利「つる!」

鶴「こんなところでなにしてるの?」

宗利「今から戦に行くんだ」

鶴「冗談やめてよ。いいから馬から降りて」

宗利「そういうわけにも行かないよこれが俺の初陣なんだから」

鶴「ダメ!行っちゃダメ!死んじゃうよ」

棟豊「安心せえワシがしっかり見張る」

鶴「でも。」

宗利「鶴絶対帰るから」

鶴「わかった絶対だよ」

宗利「うん」

棟豊「すんだか?行くぞ」

宗利「どんな相手ですか?」

棟豊「相手はずっとワシらに逆らい続ける野武士どもじゃ、交渉をなんどもしたのだが、首を縦に振らぬ戦でケリをつけると決まった」

宗利「…」

棟豊「まだ怖いか」

宗利「怖いです死ぬのが嫌です」

棟豊「武士らしくない言葉じゃの」

宗利「すみません」

棟豊「構わぬ」

祐豊「来たか!棟豊」

棟豊「はっ」

祐豊「宗利も来たか」

宗利「はっ」

祐豊「早速じゃが、お主らは本陣の前に陣を取れ。本陣との連携も取れる奇襲されても本陣が援護できる。野武士共を根絶やしにしてやるのだ!」

棟豊「おまかせを父上」

宗利「やってやります」

祐豊「頼もしい限りじゃ頼んだぞ」

棟豊「ゆくぞ陣をとるぞ」

宗利「はい」

祐豊「ゆくぞ。開戦じゃ!!」

ほら貝 ブオオ〜〜!!

ワーー!!ワーー!!

ガシン!ガキン!バン!

山名兵「おお!」グサ!

野武士「うっ!」バタリ!

宗利「うわ!」

棟豊「臆するな!宗利ワシから離れるな」

宗利「はい!」

棟豊「来たぞ!」

野武士「おおりや!」

宗利「うわ!」

棟豊「邪魔だ!」ザク!

野武士「うわ…クソ…」

宗利「ひっ!あっ…」

棟豊「これが、戦だ立て!!!」

宗利「…」

棟豊「進め〜!!」

オオーー!!

宗利「棟豊さん後ろ!」

棟豊「何!」

野武士「へっへ山名の嫡男の首取ったり!」

棟豊「クッ!おのれ!」

宗利「どうしよう!」

棟豊「殺れ!宗利!!」

宗利「でっ出来ません!」

棟豊「殺れ!さもなければわしもお主も死ぬ!この乱世生き抜くには殺られば殺られる!!さあ殺れ!宗利!!生き抜け!」

宗利「うわわ〜!!」ブス!

野武士「ウッ!てめぇ」

宗利「しっ死んでない…」

宗利「死ね〜〜!!!」シャキン!

野武士「ガハッ!」

棟豊「よくやったな宗利これでお主も立派な武将じゃ」

宗利「はっはい、」

棟豊「前へ進め〜宗利付いて来い!われに続け!」

オオーー!!

祐豊「皆大義であった」

ハハッ

祐豊「棟豊見事な戦ぶりじゃあっぱれじゃ」

棟豊「ありがたきお言葉!!!」

祐豊「宗利」

宗利「はっ」

祐豊「初陣はいかがであった?」

宗利「怖かったですが慣れるまで頑張ろうと思います」

祐豊「うむ、せいぜい励むが良い」

宗利「ははっ」

義親「…」不満そうな顔

棟豊「父上よろしいでしょうか?」

祐豊「なんじゃ?」

棟豊「宗利の元服式が住んでおりません城に帰りしだい元服式を行うのはいかがかと」

祐豊「そういえばそうであったなうむ、承知した宗利、城に帰ったら元服式をする良いな」

宗利「はい」

祐豊「あーそれと宗利、元服はただ受けるだけでなく名を変えなければならぬ宗利から名を変える前にもゆうたであろう。かんがえておくのだぞ」

宗利「あっはい…」

棟豊「父上あと一つ」

祐豊「うむ、申してみよ」

棟豊「今日の戦は敵が鉄砲を使っておりました。我らもこれから鉄砲を使うのがよろしいかと」

祐豊「そうじゃの、承知したでは堺に誰か行かせよう」

義親「では某が…」

棟豊「宗利、お主が行け」

義親「なんですと!」

宗利「俺ですか!?」

棟豊「父上堺に行くのはこの宗利でよろしいかと」

祐豊「構わぬが宗利お主は良いのか?」

宗利「ええーと、」

棟豊「お主は少々緊張しすぎておる堺に行きすこし肩休めしてくるが良い」

祐豊「そうじゃの、次の戦まで日はかなりある…宗利少し堺に行き休んでくるがいい」

宗利「俺で良ければ」

祐豊「なら早速話が早い支度をし堺に行け」

宗利「ははっ」

義親「ちっ」

棟豊「貴様では心配じゃ義親」

宗利「では行って来ます」

棟豊「気をつけろよ山賊が出るかもしれん用心して行くのだぞ」

宗利「はい」

祐豊「宗利よしばし待て」

宗利「何でしょう」

祐豊「1人だけでは危ない護衛をつけよう。参れ」

????「はっ!」

????「承知!」

宗利「おお!なんか強そうな人がふたり」

祐豊「こやつらはまだ元服しておらぬが腕が良い。その方ら名を申してやれ」

????「はっ!某!山名祐豊が家臣!森下伊之助!」(実在しません。)(森下家は存在します)

????「はっ!某も山名祐豊が家臣!武田又十郎」(実在しません)(武田家も存在してます)

祐豊「まだ若いがこれから山名の家の重要な人物になって行くであろう宗利、こやつらと共に堺へ向かうのだ」

宗利「二人ともよろしくお願いします!」ガシ!

又十郎「なっ」

伊之助「いきなり手を握ってくるとは」

宗利「守ってください!期待してますよ!」

伊之助「はっ!」

又十郎「おまかせを」

義親「面倒なやつじゃ」

棟豊「…」睨めつける

宗利「それじゃあ〜行きましょー!」

伊之助「お待ちくだされ」

又十郎「早いですぞ転んでも知りませんぞ」

棟豊「義親、宗利を亡き者にしようとすれば容赦はせぬ。わしの大事な家臣じゃからな」

義親「ご心配なく」スタスタ

宗利「えっと堺って何処でした?」

伊之助「確か…」

又十郎「堺は隣国の国ですぞ商業が盛んで南蛮人も多く訪れております。我等はこの堺にいるある商人に会い鉄砲を購入し山名へ戻ります」

宗利「まとめて覚えてるとは、頭が良さそうな人ですね」

又十郎「ありがたきお言葉…今後とも励みます」

伊之助「おのれ又十郎…!!」

又十郎「悔しければもっと勉学に励め」

伊之助「なんだと!?」

宗利「まぁまぁ」

宗利「ところで二人とも家を継ぐんですか?」

伊之助「いえ、我等二人ともそれぞれ家を継ぐ者は決まっております我等は弟の身でありますので跡継ぎにはなれませぬ」

宗利「でも武将としては」

又十郎「それは可能です。我等は主家山名家の義親様に仕えております。」

宗利「義親ってあの嫌な奴?」

又十郎「お言葉ですが義親様は我らに気を使ってくださるお方です」

伊之助「この前も稽古を付けてくださった。あれは強い!」

又十郎「伊之助、お主が弱いだけではないか?」

伊之助「なんだと!?弱いか強いか証明してやろうか?」

宗利「はーい!ストップストップ!!やめ!」

伊之助「すとっぷって…」

又十郎「訳の分からぬことを…」

宗利「さて休憩終わり!!行きましょー!」

伊之助「あのお方面白いな」

又十郎「お前よりな」

伊之助「一言余計だお前は!」


宗利「やっと着いた。」

伊之助「はい。長い道のりで…」

又十郎「情けない奴じゃの伊之助、もう終わりか」

伊之助「この野郎」

宗利「まぁまぁ二人とも」

宗利「堺についたんだし。目当ての鉄砲を買いに行こう」

伊之助「はっ」

又十郎「…承知」

宗利「じゃあ早速」

ドン!

宗利は目の前の侍たちにぶつかってしまう

宗利「あっすみません!」

伊之助「申し訳ないまえを見ていなかった」

又十郎「馬鹿者ちゃんと謝れ」

又十郎「本当に申し訳ございません。お許しを」

????1「いやいや何の何の、」

????2「父上。お怪我は?」

????3「父上、この方達は!」

宗利「本当にすみませんでした」

宗利は深く頭を下げる

????1「若武者よそうやすやすと頭を下げる ものではない」

ナレーション「????1は立派なヒゲを蓄えた高齢の優しそうな。おじいさんでございました」

????2「父上、謝罪しておるのでございます。しかと受けてやるのが礼儀かと」

ナレーション「????2は顔に一文字の傷を負っている勇猛果敢そうな中年の侍」

????3「父上 大丈夫でございますか?」

ナレーション「????3はまだ幼なそうな所がありそうな侍でした」

宗利「すみません前を見てなかったもので!」

????1「良いわ良いわ気にするな」

気にせず高笑いを上げる

????2「父上謝罪をしておるのです。笑うのは無礼かと」

????3「兄上の言うとおりにございます」

????1「えーいお主らは真面目すぎるわい全く最近の若いもんは」

宗利「えーと」

伊之助「すみませんね。ちょっと急いでたんで悪く思わないでください」

又十郎「言い方が悪いお主のいかんところじゃの」

????1「もう良い良い。してお主らは?

宗利「あっ宗利と言いますお見知りおきを」

伊之助「某は伊之助と申すもの」

又十郎「…又十郎でございます」

????1「ふむ。してお主らは何故堺へ?」

宗利「実は鉄砲を買いに来たんです」

????1「鉄砲?何故?」

宗利「戦をした時に敵が鉄砲を使ってたので、そして俺達も鉄砲を使おうかとなりましてそれで鉄砲を買いに来たんです」

????2「お主ら何処の武士じゃ?」

宗利「山名です」

????3「あの名家の?」

宗利「名家かは知りませんが山名です」

????1「ほ〜それはまたすごいの〜」

伊之助「というよりお主らは誰じゃ?」

又十郎「無礼じゃ下がれ馬鹿者。あなたがたは誰でしょうか?」

????1「おっとこれは失礼。ワシの名は…」

????1「武田家家臣。真田幸隆じゃよろしく頼むぞ」

????2「ワシは真田幸隆様の嫡男真田信綱じゃ」

????3「私も同じく真田幸隆様の三男 源五郎でござる」

(後の真田昌幸)

伊之助「サッ真田!?」

又十郎「これは失礼しました」

宗利「え?何?この人そんなに凄いの?」

又十郎「すごいもほかもありません!このお方はあの武田信玄に見出され攻め弾正と言われたお方」

伊之助「この真田信綱殿は 初陣で一番槍を上げ

若年より武勇抜群、信玄、勝頼両代のうち、攻城、野戦、すこぶる多しとも言われたお方です!」

宗利「で…源五郎さんは?」

源五郎「私は初陣はまだで父上や兄上にも及びませぬ…」

幸隆「何を馬鹿なことを…いまからじゃ、お主はそのような弱音を吐くのか情けない」

信綱「そうじゃそれでもお主は父上の息子か!気をしっかり持たんか!」

源五郎「は!本当に申し訳ございません」

宗利「凄いですね〜信綱さん初陣で一番槍上げるなんて俺なんか怯んで何もできませんでしたよ」

すると信綱は胸を張り宗利に熱く語った

信綱「出来るできないではないのだ。やるしかないのじゃ、武将たるもの兵の前で弱腰を見せてはならん。戦を早く終わらせたくば自分の足で動くのだ!そうすれば戦は終わり、傷ついた兵を死なずに済む」

宗利「…」

ア然とする

信綱「済まぬなこのような話を」

宗利「いえ!信綱さんの言うこと俺の思ってたのと同じです!」

信綱「そうか!おぬしもか!ハッハッハ!」

宗利「あっそうだ!」

宗利「信綱さん1つお願いがあります」

信綱「なんじゃ?」

宗利「近々元服します。それで、名を改めなくては行けないのです。そこで信綱さんの信とゆう字をくれませんか!?」

少し驚いたが信綱は笑いながら

信綱「…よかろう好きにするがいい」

宗利「ホントですか!?」

信綱「ワシもお主のことを気に入った使いたくば使え」

宗利「ありがとうございます。これからは宗利から信利へと改めます!」

信綱「うむ、期待しておるぞ!信利」

信利「はい!」

幸隆「それではワシらは甲斐へ帰るか」

信綱「そうでございますね」

源五郎「承知いたしました」

幸隆「それではな若武者共よ」

信綱「期待しておるぞ!信利、次会う時が楽しみじゃ」

源五郎「次会う時は某は強くなっておるぞ!」

信利「ありがとうございましたー!またどこかで会いましょう!」

又十郎「まさかあの攻め弾正に会えるとは一生のたからじゃ」

伊之助「なんじゃそれは」

又十郎「お主は信綱殿に会って興奮しておったくせに」

伊之助「凄い人にあって興奮せずにはいられんだろ」

又十郎「すきにしろ…」

伊之助「この野郎…」

信利「ほら!早く鉄砲を買いに行くよ。えっと確かここをまっすぐ行けばあると」

又十郎「…あれです」

信利「おお!あったあった」

伊之助「にしてもでけぇな、ほんとに商人の家か?」

信利「まぁ入ってみよ」

信利「すみません、」

商人「はいはい何をお求めでございますか?」

信利「鉄砲を…」

商人「鉄砲でございますか少々お待ちください」

すると中から出てきたのは小さな中年の男だった

????「これはお待たせしてしまい申し訳ありまへん。ささ、こちらへ」

信利「はっはい…」

????「お客様聞きましたで鉄砲をお求めとか」

信利「はいそうです」

信利「失礼ですが…あなたは?」

????「あっこれは失礼、今井宗久でございます」

又十郎「早速ですが今井殿鉄砲を購入したいのですが」

今井「こちらを」

信利「これが鉄砲」

今井「まず火薬をここにいれ、次にこの棒で中をつつきます次に火をつける。最後はズドーン!でございます」

信利「ほーすごい」

又十郎「いくらでございますか?」

伊之助「そんなケチケチすんな全部買っちまおうぜ」

又十郎「旅費はどうなる後先考えろ馬鹿者」

今井「そうですね…100丁でどうでしょう」

又十郎「こちらの予算は…うむ、100丁でお願い致します」

今井「かしこまりました。ではでは積荷に積みますのでお待ちください」

信利「又十郎くん交渉うまいね」

又十郎「この乱世戦うだけではないので」

伊之助「戦えねぇからだろ」

又十郎「ワシはお主よりも頭がいい。しかしお主は馬鹿じゃからの」

伊之助「んだと!?やんのか!」

又十郎「いいだろう貴様がどれだけ馬鹿なのか思い知らせてやろう」

信利「おいふたりともここは今井さんの家だぞ!」

伊之助「ちっ!」

又十郎「本当に申し訳ございません」

今井「お待たせしてしまい本当に申し訳ございません。たった今鉄砲を積み終わりました」

信利「ありがとうございます」

今井「お侍様どちらのお家の方ですか?」

信利「山名です」

今井「ほーあの有名な」

信利「はい」

今井「山名に今変な噂が」

信利「噂?」

今井「えぇ、ここだけの話どこかの家が山名を狙っていると言う噂を耳にしましてなこの話商人の中でもちきりなんですわ」

伊之助「なんじゃと!」

今井「お侍様は山名でしたら注意してくださいほんなら私はこれにて」

信利「はい…」

又十郎「まさかあの攻め弾正と勇猛や真田信綱殿に会えるとは…」

伊之助「光栄だ…」

信利「…」

又十郎「信利様如何なされました?」

伊之助「腹でも空きましたか?」

又十郎「貴様と一緒にするな」

信利「いや、山名が狙われてるって一体…」

又十郎「ただの噂でしょう気にすることはございません」

伊之助「そうだ!もし攻めてこれば返り討ちにしてやる」

又十郎「逆に討ち取られるなよ。ただでさえ貴様は頭が悪いからの」

伊之助「もういっぺん言ってみろ!」

信利「二人共…」

伊之助又十郎「なんですか」

信利「回り見て…」

伊之助又十郎「?」

盗賊「へっへっへ」

信利「かこまれたな…」

又十郎「貴様ら何のようじゃ?」

盗賊1「その積荷何が入ってる?」

伊之助「鉄砲だ」

盗賊2「鉄砲?そりゃいい俺らによこしな命が惜しければだがな」

信利「惜しいけどこれは棟豊様に献上するものだからあげれない」

盗賊3「へっへっへやっちまえ!」

又十郎「下がって下され!」

伊之助「おうら!」シャキン!

盗賊1「ぐは!」バタ

伊之助「安心しろ!峰打ちだ!」

又十郎「だてではありません…」ズシャン!

盗賊2「あっあ〜」バタ

盗賊3「くっくそ!親方!親方!」

信利「にげていったな…」

伊之助「どうする?こいつら?」

又十郎「放っておけつまらん」

又十郎「怪我はありませんか?」

信利「二人のおかげで怪我はない強いな二人」

伊之助「毎日槍を振るってますからね」

又十郎「頭だけでは生きていけませぬ」

信利「よし!じゃあ…」

????「待て!!」

3人「???」

立っていたのはさっきの盗賊と一際存在感がある男

盗賊3「親方こいつらです」

親方「ほう…俺の子分がお世話になったな」

信利「いらない世話をね」

親方「わりぃが鉄砲をよこした方が身のためだぜ?」

信利「断ります」

親方「そうか!なら死ね!」シャキン!

又十郎「信利様!」

信利「来るな!」ガシン!

鍔競り合い

親方「ほうてめぇ俺の剣を受け止めれるとはなかなかやるじゃねぇか」

信利「それはどうも!」

ガシン!シャキン!バシン!

盗賊「あの親方と互角」

信利「だてに棟豊様に鍛えられてないんでね」

親方「おめぇこれほどの力があって一体何の為に戦ってる?」

信利「弱い人を守るためだ!この乱世嫌なことだらけだ!罪のない人達が殺される所を見るのはもう懲り懲りだ!この鉄砲は殺しに来る奴を返り討ちにする為だ!」シャキン!

親方「なに!?」

親方の刀が飛ばされる

盗賊「親方の刀が」

親方「負けた…首を取れ」

盗賊「親方!やっちまえ!」

親方「来るんじゃねぇ!来たやつはぶっ殺すぞさぁ首を取れ」

信利「取らん」

親方「なに!?情けか?」

信利「違う」

親方「では何故ワシを生かす?」

信利「俺は戦以外に人は殺さないと決めているここで殺したら俺はただの人殺しになるそうはなりたくないだからお前は生きろ」

親方「…さっきの話本当か?」

信利「何が?」

親方「弱い奴らを助けるってやつおよ」

信利「本当だ」

親方「出来っこねぇぞ」

信利「できなくてもやる後悔はしたくない」

親方「…決めた」

信利「何が?」

親方「俺はてめぇに着いていく」

信利「は?」

盗賊「親方何言ってんですか!こんな奴について行くんですか!?」

親方「うるせぇ!嫌な奴は村へけぇれ!」

親方「おいてめぇ名を聞かせろ」

信利「信利だ、まだ元服してない」

親方「そうか、ワシは吉村忠家、歳は十と九つだ」

信利「で、忠家あんたは何故家来になってくれる?」

忠家「てめぇの生き方がおかしくてな最後まで見てやろうと思っただけよ。」

伊之助「その前にその口の聞き方を治せ無礼だぞ」

忠家「んだ?てめぇは?すっこんでろよ」

伊之助「なんだと?誰にものをゆっている?

又十郎「よさんか馬鹿、忠信殿この方は山名家の嫡男棟豊様の側近であられるお方、この馬鹿の言う通りこの方に仕えるのであればその口調を直していただきたい」

忠家「てめぇそこまで偉かったのか?わりぃわりぃ」

伊之助「言ったそばから!!」

又十郎「いちいち構うな面倒だ」

信利「とにかくありがとう」

忠家「おうよ。言っておくが今のは全然本気出してねぇから」

信利「え?てことは?」

忠家「わざと負けてやったのよ」

信利「どうして?」

忠家「なんとなくだ気にすんなとにかく城へ案内してくれや」

信利「この人らは?」

忠家「あー雑兵として雇ってくれ。」

信利「わかった連れていこう」

又十郎「よろしいので?」

信利「うん。心強そうだ」

忠家「そんじゃあ話は決まりだな行こうぜ信利様」

信利「よし城にかえろ」

有子山城

祐豊「よくぞ帰ってきたな宗利」

棟豊「大義じゃ」

信利「ありがたき幸せ」

棟豊「ところでお主の後ろに見たこともない奴がいるのだが」

信利「あーその者は俺の家来になってくれまして」

棟豊「そうか…ではワシの家来ということじゃな」

忠家「ちょっと待てよワシは信利様の家来だぜ?あんたの家来なんざゴメンだ」

伊之助「無礼だぞ!!」

又十郎「誰にものを言っている!!」

棟豊「よい!!すまなかった許せ」

信利「本当に申し訳ございません。それと1つ」

棟豊「なんじゃ?」

信利「私勝手ながら名前を変えることをお許しください」

棟豊「なんじゃ?言うてみよ」

信利「私は宗利から信利へと名前を変えました」

棟豊「信利?それは誰からとった」

信利「はっ、堺へ言った時偶然にも武田家の家臣の真田幸隆殿と真田信綱と弟の源五郎殿にあい、その真田信綱殿の信と言う字を頂きました」

棟豊「なに!?お主あの真田信綱と真田幸隆に出会ったのか!」

祐豊「なんと!お主無礼な振る舞いはしなかっただろうな!」

信利「はっしておりません」

祐豊「ならばよいが」

棟豊「何かその方らに何か伝授されたことは無いのか?」

信利「一つだけ…棟豊様と同じ考えしているお方がその方が真田信綱様です」

棟豊「あの真田信綱殿とワシが同じ事を思っていたとは…」

棟豊「ワシも堺へ、行っておけば良かったな」

棟豊「さてそれはさておき早速元服式をするか!」

忠家「よし!酒を飲みまくるぞ!」

賊「オオー!!」

棟豊「なんじゃこやつらは」

忠家「ワシと一緒に信利様の家来になったんだぜ」

信利「お許しを」

棟豊「許す好きに致せ」

忠家「宴じゃー!」

物陰

義親「ちっ今に見ておれたたき落としてくれるわ」

棟豊「…」ギロ

義親「…」スタスタ

伊之助「ほら!飲め飲め」

祐豊「いやーそれにしても信利良くやった」

信利「ありがとうございます」

祐豊「ほれ飲め飲め」

信利「いただきます」

そう言い笑顔で盃を祐豊の前に出す

信利「…」ゴクゴク

祐豊「いい飲みっぷりじゃほれもう一杯」

棟豊「父上酒は飲みすぎにはよくありません」

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2件コメントされています

1: 烏龍ティー 2015-09-25 15:11:54 ID: clVGxPIe

歴史好きにはたまりませんねぇ

2: 信利 2015-09-26 22:41:30 ID: Jk7Hcp77

有り難うございます。これから面白くなると思うので


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