2015-08-14 15:52:28 更新

概要

μsはミューズと読んでください




この物語はアキバドームでのライブも終わりμsが解散してから3年後...

当時一年だったまきりんぱなも卒業し、本当にみんながバラバラに別れた後の物語である...


海未「さて、弓道の練習も終わったし矢のかたずけでもしましょうか」


海未「?、なんでしょうかこの矢は...見たことがない矢ですね誰のでしょうか?」ズズッ..


海未「痛ッ!!」


海未(今何があったのですか!?矢を拾おうとしたら急に矢が私の手に吸い付くように刺さった!?それに、血がッ!)ボタボタ...


穂乃果「海未ちゃんどうしたのー!」ドタドタ


海未「い、いえ な、なんでもありません」スッ...


穂乃果「本当に?」


海未「ほ、本当です!ここにいると邪魔になるので向こうでことりと一緒に待っていてください!」


穂乃果「わ、わかった...」スタタタ..


海未(あれ?矢で刺されたところがさっきまで血が出ていたのに治ってる?幻覚だったのですか??)



その夜海未は40度を超える高熱にうなされた...



......


海未「もう大丈夫ですよ、ただの風邪だったようです」


穂乃果「そんなわけないよ!40度だよ!?ただの風邪なわけないよ!まだ休んだ方がいいよ!」


ことり「そうだよ海未ちゃん!病み上がりすぐに弓道の練習なんてやめた方がいいよ」


......


海未「だから大丈夫と言ってるじゃないですか

わざわざ道場まで送りにこなくても良かったのに」


穂乃果「そこまで大丈夫って言うなら大丈夫なのかな?それにしても卒部しても弓道続けるってさすが海未ちゃんだね」


海未「穂乃果が言うと褒めてるのかわかりません」


穂乃果「えー...」


ことほの「じゃあ練習終わったらまた迎えにくるね ばいばーい」


海未「だから来なくても大丈夫です!」


海未(それにしてもあの熱、矢に刺されたことと関係あるのでしょうか?

あの矢、ずいぶん古そうでしたし変なばい菌がはいったんじゃないでしょうか...)


海未「さて、練習しましょうか」


ピュンッ ピュンッ


海未(なぜでしょうか?放った矢の速度がとても速い気がします)


海未(それに、矢尻から風が吹き出してるような感じが...

ロケットのように推進力で矢が飛んで行ってるような気がします)


.....


???「海未ちゃん」


海未「はい?.......希!?なぜこんなところに?」


希「海未ちゃん、これ見える?」ドジゃああぁあん


海未「な、なんですか...

その、希の後ろにいるのは...!?」


希「やっぱり見えてるんや」


海未「え?」


ドドドドドドドドドド


希「海未ちゃんこの前ここに置いてた古い矢に刺されたやろ?」


海未「な、なぜそのことを!?」


ドドドドドドドド


希「この後ろにおる人のようなやつスタンドって言うんよ矢に刺されて才能がある人だけが持てる能力」


希「海未ちゃんは才能があったからスタンド使いになれたみたいやな」


海未「希..さっきから何を言ってるのですか?才能があったから?無かったらどうなっていたのですか!?スタンド使いとはなんなのですか!?」


ドドドドドドドド


希「質問はひとつずつにして欲しいな

才能が無かったら矢に刺されたとき死ぬ

スタンド使いっていうのは才能があったからスタンドを持てている人のことや」


海未「死ぬ!?そんな危ないものを私に刺したのですか!?」


希「うちが刺したんと違う

矢が自分から刺さりに行ったんや

うちはそこに矢を置いてただけや」


海未「なにを無責任なことを!もしこれで人が死んだらあなたはどうするつもりだったのですか!!」


希「そんときはそんときや」


希「それより早く海未ちゃんのスタンドもみせてーなうちだけ見せてるのは不公平とちがう?」


海未「なにを...言ってるのですか...」プッツ〜〜〜ン


バッ!


海未の後ろに海未よりひとまわり大きめの人のようなビジョンが現れる


海未「!?」


希「これが海未ちゃんのスタンドか」


海未「これが...スタンド..?」


ヒュッ


ドゴォォン


海未のスタンドが希を殴ろうとするが間一髪でよけられる


希「危ない危ない、想像以上のパワーやな

今の一撃で道場の壁が粉々や...」バラバラ...


海未(これは...この人のようなものは私の意思で動いている!?それに、この力は!?)


海未「なんなのですか!?これは!こんなの危な過ぎます!!」


希「危ないかは海未ちゃんの使い方しだいやな」


海未「こんな化け物をどう安全に扱えと!?」


希「化け物やないんよ

使い方をしっかりしたらすっごい日常生活が楽になるんやで?それにスピリチュアルやしね」


海未「意味がわかりません!あなたは狂ってしまったのです!」


海未が希にビンタをしようとしたが


ガシィッ!!


希のスタンドに海未の腕が掴まれる


海未「!?希のスタンドがッ

なんてパワーなのッ!!」ググッ...


希「わかってへんなぁ海未ちゃんは

包丁と同じようなもんなんよ?しっかり扱えば世界が変わるのに

遠いとこにあるリモコン取るのも便利なんよ?こんな便利なのもっといろんな人に広めたいやん」


海未「そんなしょうもないことのためにこんな力は要りません!」フンッ!


海未のスタンドが希に殴りかかる


バシッ!


希のスタンドにあっけなく弾かれた


希「なかなか力は強いけどまだまだうちにはかなわんな」


ゴゴゴゴゴゴ....


希「ラブレスワールド...」


スッ....


周りの矢が急に浮き上がり海未の方に向く


海未「な、これは!?」


希「スタンドにはそれぞれ特殊能力があってな、私のスタンドには周りのものを自在に操ることが出来るんよ」


希「いちおう海未ちゃんのスタンドの能力も見たいしこの攻撃、かわして見て!」


ヒュンヒュンッ!!


全ての矢が一斉に海未の方に飛んで行く


海未「なっ!?」


ゴウッ!!!


急に下から風が吹き上げ矢が全て上に弾かれた!


海未「!?」


海未「い、今、何が...?」


希「なるほど....これが海未ちゃんの能力か....

それも使い方次第で便利になりそうな能力やね」


海未(今何が起こったのですか!?私の能力?私は何もしていないはず...

いったいなにが!?)


希「なぁ海未ちゃん、うちとさ..」


海未「嫌です」


希「まだなんも言うてへんやん」


海未「『うちと仲間にならないか』とでも言おうとしていたのでしょう?」


希「せ、正解や...スピリチュアルやね...」


海未「断固拒否します」


希「でも、μsはもううちもいれて7人スタンド使いにしてるで

それも全員うちの味方や」


希「うちに反抗しようとしたら他の6人も敵に回すことになるけどええの?」


海未「な、7人!?」


海未(ということは穂乃果かことり、それとも両方もう希の見方に!?なぜ!?)


希「海未ちゃんだけやでスタンドを怖がってるの」


希「こんなにも便利で楽しいのに」


海未「なにを言ってるのですか!!この殺人をもしかねない化け物が楽しい!?希!これ以上スタンド使いを増やすことは許しません!!」


希「ふーん、うちを止めようと?」


ドドドドドドドド


海未「はい 私のスタンドでスタンドの恐ろしさをあなたに教えてあげます」


フンッ!!


海未のスタンドが再び希に襲いかかる


希「スピードとパワーはあるけどまだまだ使い方わかってないな

狙いが全然あってないわ

そっちが来るなら危険やしこっちにも反撃させてもらうからな?」


希「ラブレスワールド...」


ゴゴゴゴ.....


バリバリバリバリ...


海未「何の音...?」


希「言うたやろ?うちのスタンド、『ラブレスワールド』は周りのものを自在に操ることが出来る

この道場を動かしてるんよ」


海未「何のために...!?」


希「この道場ごと地面に叩きつけて潰すためにや」


海未「な!?」


希「悪かったな海未ちゃん

しばらく病院で頭冷やしとき」


ドゴゴドゴドゴゴドド

バリバリバリバリバリバリ

ガガガガ...


海未「きゃあああああああ!!」


ビュウウウウウ!!


急に強い風が吹き海未を飛ばす


海未(!?)


バシャーン


海未(い、今、風か吹かなければ死んでいた...

風で隣の池まで飛ばされなければ...道場ごと潰されて死んでいたッ!

希は...なにをかんがえているの!?)



........


希「間一髪で逃げたか...

海未ちゃん、スタンドが使えてもまだ自分の能力にきずいてないみたいやな

結構強そうな能力や

なんとしてでも仲間にしないとな...WRYYYyy...」




ラブレスワールド

本体:東條希

能力:半径20mの空間を自在に操ることができる

破壊力:A スピード:A 射程距離:C

精密動作性:A 持続力:A 成長性:E




粉々になった道場にたくさんの野次馬が押し寄せる


ザワザワザワザワ....


穂乃果「海未ちゃーーーん!」


ことり「ンミチャーーーン!!」


ピーポーピーポー


ザワザワザワザワ....


穂乃果「いたーー!」


ことり「海未ちゃん大丈夫!?」


海未「穂乃果...ことり....きてくれたのですか...」だきっ!


穂乃果「う、海未ちゃん///?」


ことり「な、なにがあったの?

道場粉々になってるし海未ちゃんビショビショだし...」


海未「そ、それは....」


海未(7人か....ということはこの2人のうちのどちらかあるいは両方がもうスタンド使い....言うべきなのでしょうか...)


海未「実は....」



..........


......



ことほの「「えええーーーーーッ!!!」」


穂乃果「希ちゃんがそんなことを!!」


ことり「いくらなんでも許せないよ!!」


海未「スタンドで驚かないってことはもう2人はスタンド使いなのですね...」


穂乃果「スタンド?なんか希ちゃんがそんなことを言ってたなぁ」


ことり「うん、私はスタンド使いだよ」


海未「2人は希に協力をしたのですか?」


穂乃果「うん!なんかよくわかんなかったけどね」


ことり「確かに便利だなって思ったから...ごめんなさい」


海未「希は思い通りに行かなかったらこの道場のように邪魔者を消そうとするのです

なんとしてでも希を止めなければなりません

私に協力してくれますか?」


穂乃果「もちろんだよ!!いくら希ちゃんでも海未ちゃんにこんなことをするなんて許せないよ!!」


ことり「穂乃果ちゃんの言うとおりだよ!」


海未「穂乃果....ことり....」ポロポロ...


穂乃果「う、海未ちゃん泣いてる!?そんなに怖かったなんて!ますます許せないよ希ちゃん!

今から会いに行こう!」


海未「それはダメです!」


ことり「どうして?」


海未「今の私たちでは希に勝てません

もう少し仲間を増やす必要があります」


穂乃果「そ、そんなに強いの?希ちゃん」


海未「圧倒的です」


海未「まだ私はスタンドの動かし方もろくにわかりませんこれでは絶対に勝てないのです」


ことり「海未ちゃんの能力は?」


穂乃果「穂乃果はスタンドすら出せないよ?」


海未「私の能力ですか?

それが、わからないのです」


ことり「そっか

ちなみに私は触れたものに扉をつける能力

扉の中に入ったりも出来るよ」


海未「触れたもの...」


ことり「うみちゃんも一度何かに触れて見たらわかるかもよ?」


海未「そうですね」スッ...


瓦礫に海未のスタンドが触れる


するとそこへ空気がどんどん吸い込まれて行く


海未「これは?」


ことり「これが海未ちゃんの能力だよ」


海未「これが能力...

空気の流れを作る能力...

風の能力...」


ことり「名前をつけようよ!

『海未ちゃんのスタンド』じゃあスタンドがかわいそうだし」


海未「そうですね....じゃあ...」


ゴウッ!

強い風が吹き言葉がかき消される


海未「木漏れ日の中、呼んでみたけど風が不意にかき消す」


海未「わたしのスタンドの名前は

『センチメンタルステップス』!」



海未「ではまず仲間集めですね」


穂乃果「打倒希ちゃん!」


ことり「チュンチュン♪」




センチメンタルステップス

本体:園田海未

能力:触れたものに空気の噴出点、終着点を作り空気の流れを操る

破壊力:A スピード:B 射程距離:E

精密動作性:C 持続力:D 成長性:A







海未「とりあえず希の話からしてμsにはまだ1人スタンド使いになっていない者がいるはずです」


ことり「その子を希ちゃんより先に仲間にするの?」


海未「そうしたいですね

しかしスタンド使いでないものを巻き込むのは危険すぎます

まずは残りの1人の安全を確保することからはじめましょう」


穂乃果「まだスタンド使いじゃない人かぁ....

私もスタンド使えないんだけどなぁ」


穂乃果「花陽ちゃんは?」


海未「確かに彼女はスタンドを持っていそうなイメージはないですね」


ことり「じゃあ会いに行こうよ!」


海未「ですが仮にスタンド使いになっていたとしたら、希の味方なら我々も危険になるかもしれません」


ことり「た、確かに...」


穂乃果「でも!私たちみたいに話せばわかってくれるかも!」


海未「それもそうですね

喧嘩っ早い性格でもないですし」


ことり「じゃあ花陽ちゃんにあいにいこうよ」


海未「そうですね

ですが万が一のために人の少ないところで会いましょう」


穂乃果「じゃあ花陽ちゃんに電話で呼びたすね!」


......


....


花陽「き、急にこんなところに呼び出してどうしたの?」


海未「花陽、単刀直入に聞きます

あなたはスタンド使いですか?」


花陽「!?」


海未「その反応はスタンド使いのようですね....」


花陽「そ、そうだけど それがどうかしたの?」


海未「実は....」


........


..............


花陽「フーン...」


海未(な、花陽の雰囲気が一変した!?

なにかある...!!)


花陽「そっかぁ...じゃあ海未ちゃんたちは希ちゃんの敵なんだ...?」


ゴゴゴゴゴゴ....


ことり「な、なに?さっきまでの花陽ちゃんと明らかに違う...!!」


花陽「ラヴマージナル!」


花陽が穂乃果のいる方に手を伸ばす


ヒュンッ!


急に穂乃果の後ろからトラックがとんでくる


穂乃果「なに....これ.....」


海未「穂乃果!!」


ドゴォォン!


センチメンタルステップスがトラックを殴る


するとトラックに向かって猛烈に風が吹きトラックを何処かへ弾き飛ばした


花陽「なるほど....それが能力か....」


穂乃果「ありがとう海未ちゃん...

トラックに潰されるかと思ったよ....」


海未「花陽!急にほのかにこのようなことをするなど許せません!!

下手したら穂乃果は死んでいたかもしれないのですよ!!!」


花陽「希ちゃんが邪魔するものは消せっていってたからねェ〜」


海未(やはり明らかに花陽とは性格が違う!彼女は本当に花陽なのですか!?)


ことり「海未ちゃん!ここはことりが戦う!穂乃果ちゃんを傷つけようとするなんて許せない!!」プッツ〜〜ン


ことり「スピカテリブル!!」


ことりの前にニワトリを擬人化したようなトサカの生えた人型のビジョンが現れた


ことり「チュンッ!」


ことりのスタンドが花陽に殴りかかる


ガシィッ!


花陽のスタンドが手のひらで拳を止める


花陽「ぐぐ....なかなかの力だね

でも私の勝ち」


ことり「!?」


ことりが何かを察して距離をとる


だが急にことりのスタンドの拳が花陽に吸い寄せられるように飛んでいく

しかし今度はかわされバランスを崩したところを花陽のスタンドに殴られた


ことり「グフッ...」ポタポタ...


海未•穂乃果「ことり(ちゃん)!!」


海未「花陽ォォッ!!」


海未が花陽に襲いかかる


花陽「後ろからとは卑怯ですよ海未ちゃん」


海未「!?」


ことりのスタンドがまた花陽に吸い寄せられるように殴りかかるが花陽はまた華麗にかわした


ことり「ンミチャン危ない!!」


勢い余り花陽の後ろから攻撃しようとしていた海未をことりのスタンドが殴った


海未「ぐわッ!!」


ことり「ご、ごめん海未ちゃん!

手が勝手に引っ張られて!」


海未「いいんですことり....

それより花陽を」


花陽が姿を消した


海未「は、花陽はどこに!?」


ことり「海未ちゃんの後ろ!!」


海未「はっ!?」


花陽「この場所なら...」


花陽「この場所ならみんなが一直線に並ぶ....方角もいい」


海未「?」


周りを見ると花陽、海未、ことり、穂乃果の順に斜めに1列に並んでた


花陽「3人まとめてカタをつけるッ!」


花陽が海未たちのいる方に向かって手を伸ばす


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ゴゴゴゴゴゴ


後ろからなにかが猛スピードで突っ込んでくる


花陽「ロードローラーだッ!」


花陽「最後だから教えてあげる

私の能力は触れたものを呼び寄せる能力!ことりちゃんが海未ちゃんを殴ったのも私がことりちゃんの腕を呼び寄せてよけたから

あの時は呼び寄せる力じゃあなく呼び寄せた反動で殴っただけだったけど

今!穂乃果ちゃんたちは私とロードローラーの間にいる、つまり呼び寄せる力にあなたたちは潰れて死ぬんだよォォオオ」


花陽「ハハハハハハハーーッ!

こんな時こそさぁ!ダレカタスケテーって叫んで見たらどう!?」


花陽「もう横に避ける暇もないしね!穂乃果ちゃんたちの負けだよ!」


海未(ダメだ...私一人ならよけられるかもしれない....でも今は穂乃果とことりもいるッ!)


ことり「まだ逃げ場はあるッ!」


海未•穂乃果「!?」


ことり「スピカテリブル!!」


ことりのスタンドが地面を殴る


ことり「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!...


バゴォォォーン!


ロードローラーが3人の居る場所に突っ込んだ


......


.........


シーン......


花陽「やけになって地面を殴っていたけど時間切れだった見たいだね

あいにく地面には人が入れる穴も空いてないし

ロードローラーに潰されたんだね....

いちおう死体だけ確認しておこう生きてたら病院に連れて行かないといけないし」スタスタ...


ガシィッ!


地面から腕が伸び花陽の足をつかむ


花陽「な!?」


地面から扉が現れ3人がでてくる


花陽「なぜこんなところに扉が!?」


ことり「私のスタンド...スピカテリブルは触れたものに扉をつける能力

地面を殴った時扉を作り3人で扉の中に避難したの」


海未「あなたの負けです 花陽」


花陽「まだ....負けてない...

まだ戦えるッ!!」


ヒュンヒュンヒュンヒュンッ


あちこちから米俵が飛んでくる


穂乃果「危ないよ!こんなのにあたっら間違いなく気絶しちゃうよ!!」


海未「そうですね

花陽には少し眠ってもらいましょうか」


海未「ラブアローシュート!!」


センチメンタルステップスが石を投げる

すると石から空気の噴出点が現れロケットのようなスピードで飛んでいく


花陽「うっ!」


石が腹に直撃し花陽は気を失う


スー....


花陽の頭から煙のようなものが抜けていく


海未「い、いまのは!?」


花陽「う、うう..」


ことり「花陽ちゃんがもう起きたよ!」


海未とことりは戦闘態勢を取る


花陽「こ、ここは?

海未ちゃん!?ことりちゃんに穂乃果ちゃんまで!?」


花陽「久しぶりだね!」


海未「なんでしょうか

先ほどまでと明らかに違いますね」


花陽「!?」


花陽「二人の後ろにいるそれって...




......





花陽「ええー!!2人もスタンドツカイダッタノォー!?」


海未「?」


ことり「さっきまでの戦いを覚えてないんじゃないかな?」


海未「しかしなぜ?」


ことり「わかんない」


穂乃果「花陽ちゃんは希ちゃんの味方?」


海未「穂乃果!?」


穂乃果「どうしたの 海未ちゃん?」


海未「先ほどそれを聞いた時に花陽は豹変したのですまたああなったらどうするのですか!?」


穂乃果「そ、そっか

ど〜しよ〜!!」


花陽「ううん!希ちゃんの意見はは反対だよ」


海未•穂乃果•ことり「「「え!?」」」


海未「しかし反対ならなぜ希の味方を!?」


花陽「実は希ちゃんにスタンド使いにされた時隣に凛ちゃんがいたんだけど凛ちゃんと目があってから記憶がなくて」


ことり「気絶させられたとか?」


花陽「ちがう

そこから今までの記憶がないんだ」


海未「私たちと戦ってた記憶もですか?」


花陽「うん」


海未「どういうことでしょうか...」


穂乃果「洗脳とか?」


海未「洗脳!?」


ことり「目があってから記憶がないならもしかしたら洗脳かもね」


海未「ということは凛のスタンドは洗脳する能力ということでしょうか」


穂乃果「きっとそうだよ!」


ことり「それが一番有力だね」


海未「では凛は間違いなく希の味方ということですね」


ことり「それなら凛ちゃんと仲がよかった真姫ちゃんとにこちゃんも怪しいね

洗脳されてるかも」


海未「では次に会うのは絵里が良さそうですね」


穂乃果「じゃあ花陽ちゃんも打倒希ちゃんのチームになろうよ!」


花陽「うん!」


海未「これで四人ですか

希を止めるにはやはりμs全員を味方につけたいけど凛の能力がある以上それは難しそうですね...」








ラヴマージナル

本体:小泉花陽

能力:1度触れたものならいつでも呼び寄せることができるスタンド

破壊力:C スピード:C 射程距離:A

精密動作性:A 持続力:D 成長性:C



スピカテリブル

本体:南ことり

能力:触れたものに扉をつけるスタンドその中に入ることも可能

パワー:A スピード:A 射程距離E

精密動作性:B 持続力:B 成長性:E


にこ「希....この矢はなに?」


希「うちが仕掛けたことにきずいたんか

にこっちもなかなかやるやん?」


にこ「当たり前じゃない!私が毎日覗いてる自動販売機の下に変なもの置くのはあんたしかいないんだから!」


希「ただの落としもんとは思わんかったんかいな?」


にこ「見るからにスピリチュアルだから希のだろうってすぐにわかったのよ」


希「なかなかにこっちもうちのことわかってくれてるやん

うち嬉しいわ」


にこ「で?こんなもの私のきずくところに置いて何がしたいの?」


希「一回それに刺されてみてくれへん?」


にこ「な!そんな痛そうなこと友達にさせる普通!?」


希「にこっちならきっと大丈夫やから」スタンドチラッ


にこ「!?」


にこ「なるほどね

まさか希もスタンド使いになってたなんてね

この矢もスタンドに関係してるってわけね」


希「え!?これがもう見えてんの!?

スタンドをしってんの!?」


にこ「当たり前じゃない

3年もあれば少しは調べられるわよ」


希「3年!?にこっちいつからスタンド使いなん...?」


にこ「ニューヨークにライブに行った時よ

迷子になった時砂漠みたいな場所に行ってからよ

まさかあんたも『悪魔の手のひら』にいったことがあるなんてね

...で、話を戻すけどこの矢はなんなの?スタンドと関係あるんでしょ?」


希「悪魔の手のひら?矢以外にもスタンド使いになれる方法があるん!?」


希(迷子で砂漠に行くってにこっちさすがやな....)


にこ「質問を質問で返さないでくれる?

悪魔の手のひらでスタンド使いになったんじゃないの見たいね

その矢でもスタンド使いにになれるってわけね」


希「う、うん」


希(その悪魔の手のひらって場所は行くだけでスタンド使いになれるんかな?)


希「行こう!」


にこ「はぁ?どこに?」


希「決まってるやん!アメリカや!

悪魔の手のひらを探しに!」


にこ「なに言ってんのあんた!?そんな軽々アメリカに行けるわけないじゃない!」


希「真姫ちゃんにお金貸してもらおう

きっと真姫ちゃんも着いてきてくれるし」


にこ「真姫もいくの!?べ、別に探しに行くだけなら手伝ってあげてもいいけど....」


希「さすがにこっち!早速真姫ちゃんに電話やな!」


にこ「でもどうしてスタンド使いのあんたが悪魔の手のひらなんか探しに行くのよ?」


希「決まってるやん

この世のみんなをスタンド使いにしてあげるため」


にこ「はぁ!?それ本気で言ってるの?」


希「当たり前やん こんな便利な力うち達だけで持つのも悪いやん」


にこ「そんなふざけた理由で悪魔の手のひらに行かせるのは反対よ

あんた、スタンドの恐ろしさをちっともわかってないみたいね

この矢も潰させてもらうから」


希「それ、海未ちゃんにも似たようなこと言われたわ

なんでみんなわかってくれへんのかな?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


にこ「わかってないのはあんたよ」


希「でもにこっちはスタンドに詳しそうやし無理やりでもうちの味方になってもらおか」グワッ!


にこ「それがあんたのスタンドね...

でも戦う気はないわ

一旦落ち着きなさい」ワラワラワラワラ....


にこの周りに小さな青い群生型のスタンドが現れる


.......



希「....はっ!?ご、ごめんにこっち頭に血が上ってもた見たい」


にこ「とりあえずもう帰りなさい希」


希「う、うん」


希(今何が!?にこのスタンドをみた瞬間急に心が落ち着いた冷静になった...)


希(いったいにこっちのスタンドはなんなんや!?)


希「じゃ、じゃあねにこっち 久しぶりに会えて楽しかったで」


にこ「ばいばい」スタタタ...


フワッ...


にこが持っていた矢が浮き上がり希の手元に帰っていく


希(でも矢はしっかり返してもらうよ

うちのラブレスワールドなら矢自身を動かすからにこっちにもばれてへんみたいやしな)


にこ(あれ?さっきまで持ってた矢がない?あれもスタンドの一部だったのかな?希ももう帰ったみたいだし)


にこ「とりあえず落ちてるかもしれないしこの辺りをにこの『カラフルボイス』で探してみよっと」ワラワラワラワラ....


群生型のスタンドが地面に散らばる


にこ「落ちてない...か

それより希....なにかおかしかったわね....何かやらかす前に止めないと」









希「真姫ちゃん!アメリカ行こう!

みんなで旅行や!!」


凛「アメリカ!?でもなんで急に旅行?」


希「どうしても行きたい場所があるんや!」


真姫「ヴェェェ...」


凛「行こうよ真姫ちゃーん!」


希「真姫ちゃーん」


真姫「もう、仕方ないわね...」


希「もちろんえりちもいくやんな?」チラッ


絵里「う、うん」


希「えりちの能力ならアメリカくらい無料で行けちゃいそうやけどね」


絵里「そ、そうね...」


希「そんなに怯えんでええんよ?

ただちょっと遊びに行くだけやねんから」


絵里「わ、わかってるわよ」


絵里(希、何か企んでるわね...

止めたいけど、私一人には何もできない...このまま、従うしかないの..?)








.......




..........



花陽「ええー!?絵里ちゃんたちアメリカにいっちゃったのォー?」


ことり「絵里ちゃんだけじゃあなく希ちゃんと凛ちゃん、真姫ちゃんも行ってるみたい」


海未「追いましょう

確実に全員が希の味方、それも急にアメリカに行くなんて不自然です

きっと何か企んでいるに違いありません

なんとしてでも止めないと行けません」


穂乃果「そうだね

海未ちゃんのいうとおりだよ

でもにこちゃんは?」


海未「そうですね...にこはまだスタンド使いになっていないということでしょうか?」


海未「ですが希がアメリカに行った以上にこは安全ということですね

にこはおいといて希を追いましょう」


ことり「そうだね」


穂乃果「でもお金は?」


海未「仕方ないですねまずは私の貯金で

向こうに真姫がいるみたいですし最終的には真姫におごってもらいましょう」


穂乃果「なるほど!」


穂乃果「じゃあ早速アメリカに出発だあー!」


???「待ちなさい!」


海未「!」


ことり「にこちゃん!」


にこ「あんたたち希を追うって

あんたたちもスタンド使いなの?」


海未「も、ということはにこもスタンド使いなのですか?」


にこ「質問を質問で返さないで!!」


にこ「あんたたちまで希のところには行かせない

考え直しなさい」ワラワラワラワラ...


にこの周りに青いキューブ状の群生型スタンドが広がる


すると皆が冷静になっていった


海未「そうですね、もう少し計画を立ててから行くべきですね」


ことり「そうだね 何も考えずに行くのは危険だね」


花陽「ちょっと焦りすぎてたかもね」


穂乃果「いいんじゃないかな?

希ちゃんを追いかけなくても」


海未「何を言ってるのですか!穂乃果!」


にこ「穂乃果の意見があってるの

行っても無駄よ」ワラワラワラワラ...

にこのスタンドが黒色に変化した


海未「そうですね...どうせ行っても向こうもこっちも四人

それにラブレスワールドには私たちでは到底勝てない

返り討ちにあうだけかもしれませんね」


ことり「...」


花陽「アメリカにいったらまた白米が食べれなくなるのかぁそれは嫌だな」


皆が絶望していく


にこ「まって!海未!勝てないってまさか!?」

パチンッ!


にこが指を鳴らしスタンドを消した

その瞬間

今まで絶望していた皆が普通に戻った


海未「ええ、私たちは希が何か企んでるのを止めにいくのです」


にこ「そうだったの

ごめん、私勝手にあんたたちを希の味方だと思って..」


海未「いいんです

むしろにこが我々の味方であったことがとても嬉しいです」


ことり「でもにこちゃんもスタンド使いなら...」


海未「もうμsは全員スタンド使いになっているでしょうね」


穂乃果「私はまだスタンド出せないんだけどなぁ...」


にこ「で、アメリカに行くんでしょ?私も同行するわ」


海未「にこ!」


にこ「希がアメリカにいった理由は私にあるの」


カクカクシカジカ.....



......


海未「なるほど

では希はその悪魔の手のひらを探しに行ったのですね」


にこ「そういうことよ」


海未「では行きましょうか」


穂乃果「打倒希ちゃんパーティの完成だね」


ことり「ちゃんと枕も持って行かなきゃ」


花陽「白米を食べれる店はばっちり調べたし準備完了です!」


海未•穂乃果•ことり•花陽•にこ

「「「「「行くぞ!」」」」」

バーーーーン








海未「突然なのですがにこ

にこのスタンドを見せてくれませんか?」


にこ「なんでよ?」


海未「能力次第では協力すれば希のラブレスワールドにも勝てる力になるかもしれないと思い...」


海未「私の能力は..


にこ「まって!」


海未「?」


にこ「他人をあまり信用し過ぎない方がいいわ

いつ敵になるかわからないでしょう?

それに他人にスタンドを見せるということは他人に自分の弱点を晒すことになるの

他人にケツの穴を見せるようなものよ」


海未「そ、そうですか 」


にこ「でも もしものことがあった時のために少しだけ見せてあげる」


にこ「『チラッと』よ」ワラワラ


紫色をしたキューブ状の群生型スタンドがにこの周りに現れる


海未「!?」


海未「今、にこのスタンドを見てからいっきに今までの疲労が取れた気がします」


ことり「私も思った」


花陽「にこちゃんのスタンドの能力は一体!?」


にこ「見せるのはここまでよ

でも、だいぶん疲労はとれたんじゃない?」


海未「確かにとれました

これがにこの能力なのですか?」


にこ「能力のほんの1部よ」


海未(疲労を回復させる能力...

これはとても心強い味方がついてくれたみたいですね)











希「アメリカについたでーーー!!」


凛「3年ぶりだにゃー!」


真姫「一週間ぶりくらいかしら?」


凛「それは行き過ぎにゃ...」


絵里(希はアメリカで一体なにをする気なの?場合によっては私のスタンドで...! でも、私のスタンドであのラブレスワールドに勝てるかしら...)


希「じゃあ早速砂漠に行こか!」


凛「砂漠!?」


真姫「いくら私でも砂漠はいったことないわよ?」


希「ええからええから♪」


絵里「希!」


希「ん?なに?えりち」


絵里「そろそろ目的を言ったらどう?」


絵里「何のためにアメリカに来たの?なぜ砂漠に行くの?

だいいちこんな時間に砂漠にいくなて」


希「ただ行きたかっただけや」


絵里「嘘 何か目的があるんでしょう?

それもスタンドに関係しているはず」


希「さすがはかしこいかわいいを自称するだけあるな そのとおりや

確かにスタンドにまつわることで

ここアメリカにきてん」


凛•真姫「!?」


凛「ただ遊びに来たんじゃなかったんだにゃ!?」


真姫「ま、私は始めからきずいてたけど」


絵里「何をする気なの?」


希「矢より効率の良さそうな話を聞いたから」


絵里「何の話?」


希「スタンド使いを増やすんや」


絵里「!?」


絵里「これ以上増やす気なの!?」


絵里「あれは使い方次第では完全犯罪だってできてしまうのよ!?そんな危険なものをなぜ!!」


希「完全犯罪になるんはスタンド使い以外にスタンドが見えへんからやろ?

全員がスタンド使いならスタンドが見えてるんやから完全犯罪なんてできひんやん?」


希「ただみんなが便利に生きれる世の中を作ろうとしてるだけなんよ」


絵里「.....」


絵里「何もわかってないのね...」


希「なんでみんなわかってくれへんのかな...」


絵里「エンジェリックエンジェル!!」


絵里の背中から翼のようなものがはえて絵里が宙に浮く


希「へぇー スタンドを出すってことはまたあの時みたいにやられたいんやね?」


絵里「う...」


絵里はスタンド使いになった時1度希に立ち向かったが返り討ちにあっていたのだ


絵里「あの時は....」


絵里「あの時はまだスタンドの使い方をあまりわからなかったから負けたのよ

いつまでも恐怖に怯えてられない

ここであなたを止めるわ」


希「ええよ やってみいや」


凛「シャーッ!」


希「凛ちゃんに真姫ちゃんは手ださんといて うちがえりちに教えてあげるから」


希「スタンドの便利さを」


絵里「エンジェリックエンジェル!」


絵里の翼が大きく羽ばたき30m上昇した


絵里「希のラブレスワールドの射程距離は20mよね

この距離なら攻撃は食らわない」


絵里が羽ばたくと翼から鋭く尖った羽根が数本飛び出した


絵里「鋭く切れる羽根の弾丸!エリチカッター!」パパウパウパウ


希「プーッwwwwwww!なんやwwwwwそのネーミングセンスはwwwwさすがはえりちやな!」


絵里「笑うのは攻撃を食らってからにしなさい!」ドヤァ


ピタァァァッ


エリチカッターが希目の前で停止する


絵里「!?」


希「ラブレスワールドの能力は半径20m以内の物『全て』を操れる能力

飛んでくる羽根くらいすぐ止めれるんよ

飛び道具もパンチもキックもなんもうちには当てられへんよ」


ポロポロポロ....


力を失った羽根が地面に落ちる


絵里「そ...そんなの..ありなの...」


希「スタンドの強さは精神の強さ

うちは巫女さんやってて精神ちょっとは鍛えられてるからな」


絵里(いくらなんでも完璧なんて物は存在しない....

何か、何かあるはず!希の弱点が...!)


絵里(物理攻撃が無理なら)


バサッバサッ!


絵里が翼をものすごい勢いで羽ばたかせ出した


希「なにしとんねや?えりち」


希「ここには風すら届いてないで?」


絵里「すぐにとどくわよ」ドヤァ


希「なんのドヤ顔やねんそれ」


希「風一つ来てへんいうてるや....」スパーン


急に希の頬が裂けた


希「な、なんや!?」


ズバズバズバズバズバズバーーッ


希「ぎにやああああああああ」


希の腕、足、腹、いたるところが急にパックリと裂けた


絵里「カマイタチよ

それに致命傷ね...もう動けないはずよ」


絵里「半径20m以内にはいった物は止められる

でも空気は止められるかしら?」


希「くぅ...」ボタボタボタ...


希「ラブレスワールドを....最強のスタンドを持ったうちにこれだけの傷を負わせるとは....

ほんまに成長してる...な....」


ススス.....


希のパックリと開いた傷口が閉じていく


希「ラブレスワールドで傷口の周りの肉を操って傷を閉じた

うちのスタンドは半径20m以内なら生物だって自在に動かすことができるんや」


希「本人の感情とは関係なく動かすことができる

感情(愛)のない世界を作り出す能力

それがうちの『ラブレスワールド』や」


希「そのカマイタチが突破口やとおもてるみたいやけど、うちはこんなこともできるんよ?」


バリバリバリバリ


凛「じ、地面が揺れてるにゃー!?」


真姫「ど、道路が....」


道路のアスファルトが剥がれ希の周りに集まる


希「どや?アスファルトの鎧やこれでカマイタチもつうじひん

さらにッ!」


ゴゴゴゴゴ....


今度は地面ごと希の体が浮き上がる


希「ラブレスワールドでうちの乗ってる地面を持ち上げた

当然それに乗ってるうちも浮く

うちを中心に半径20m操作可能

つまりうちごと持ち上げてるから無限に飛べる

まるで気球のような乗り心地やしね」


希が一気に絵里の目の前まで行く


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


希「ここまで来たらえりちに好きなことできるんよ?

血液逆流させたり脳みそ耳から出したり....服引き裂いて恥ずかしいこともできるんよ?」


ゴゴゴゴゴ


絵里「へ、へー な、な、ならやって見なさいよ!」


希「やって欲しいならしてあげる」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ....


絵里「ォォオェェェエエエ」


真姫「!?」


凛「え、絵里ちゃんが急に吐いたにゃ!」


絵里(い、胃液が逆流した!?これも希がやったの!?)


希「なんや、怖いんかいな?」


希「ゲロを吐くくらい怖がらなくてもええやんえりち 友達やろ?」


絵里(の、希の能力じゃあないの?

私の恐怖心なの!?やはり私はまだ希に恐怖しているの?)


希(ほんまはうちの能力で胃液を逆流させただけやけどほんまにびびって吐いたと錯覚してくれたみたいやな)


希「さあ、喧嘩はおしまいや

砂漠に行くでえりち」


希はエレベーターのようにゆっくりと自分の乗っている瓦礫ごと地面に降りた


絵里「え、ええ...」


絵里もゆっくり地面に着地し翼をしまう


絵里(や、やはりまだ希には敵わない....)


希「さっき一瞬うちを追い込んだみたいにえりちのエンジェリックエンジェルはなかなか強いスタンドなんよ.....

頼りにしてるで?」


希「それはそうと、海未たちがアメリカに来てしまったみたいやね

真姫ちゃん、ちょっと足止めしといてくれる?」


真姫「いいわよ、誰からやればいいの?」


希「そうやね....まだスタンドを使えへん穂乃果ちゃんかな?」


真姫「了解」ズザァッ!


ダダダダダダダダ....


真姫の後ろからチーターのような影が走り去った


希「狙った獲物は仕留めるまで逃がさない自動操縦型スタンド...

ここまで追いかけたみたいやけど、ここで詰み(チェックメイト)やな」





エンジェリックエンジェル

能力:羽の憑依型スタンド

空を飛ぶことができる

羽の一枚一枚がカッターのように尖っており羽を飛ばして攻撃することも可能

本体:絢瀬絵里

破壊力:A スピード:C 射程距離:E

精密動作性:E 持続力:A 成長性:E



穂乃果「アメリカに来ちゃったーー!!」


ことり「懐かしいね!」


海未「そんなこと言ってる場合じゃありません 希たちを追いましょう」


花陽「でも手がかりもないのにどうやってさがすの?」


海未「そ、そうですね....聞き込みをしましょう」


穂乃果「ええーー!この中で英語話せる人いるの!?」


海未「そ、それもそうですね...どうすれば....」


にこ「砂漠へ向かいましょう」


海未「え!?」


にこ「希はきっと悪魔の手のひらを探しに行っているはず

私が悪魔の手のひらに行った時は砂漠だった

そのことは希に言ってるからきっと砂漠に行くはずよ」


海未「わかりました

ではまず旅の準備ですね」


海未「水などを買わなくてはいけません」


穂乃果「お菓子も欲しいー!」


海未「遊びに行くんじゃありません!」


穂乃果「は、はーい」






海未「食料と水はこのくらいでいいでしょうか」


ことり「そうだね」


にこ「ぱっぱと行きましょう」


穂乃果「よーし!希ちゃんを倒しに...」ズバッ!


穂乃果「きゃあああああッ!」


海未「ほ、穂乃果!?」


にこ「どうしたの!?」


穂乃果の腕が肉食動物に引っ掛かれたかのように裂けていた


ことり「こ、これは!?」


花陽「スタンド攻撃!?」


海未「穂乃果!攻撃された瞬間、何か見ましたか!?」


穂乃果「い、一瞬影が見えたような....ぐわぁッ!」ズババッ!


海未「ま、また引っかかれたような傷が!?」


ことり「あそこ!」


ことりが指さした先に赤い色をしたくるくると巻いたたてがみを持つライオンのような動物がいた


海未「こ、これは スタンドッ!」


花陽「それにこのたてがみのカールはきっと真姫ちゃんのスタンドだよ!」


ことり「それしかなさそうだね」


にこ「じゃあ真姫は近くにいるの!?」


穂乃果「なんで私ばっかり狙うの!?」


バリバリッ!


またしても穂乃果が引っかかれる


穂乃果「い、痛いッ!!!!!」


海未「なぜ穂乃果ばかり狙うのですか!?」


にこ「これはおそらく『自動操縦型スタンド』ね」


花陽「自動操縦型?」


にこ「ええ、何かのトリガーを引いたら本体とは関係なく自動的に目標を攻撃するスタンドよ」


海未「穂乃果か話したときばかり襲われているのは?」


にこ「おそらく『声』ね

穂乃果が標的にされていて『声』を頼りに攻撃しているみたい」


にこ「穂乃果!決して話さないで」


穂乃果「」コクリ...


にこ「穂乃果、これを見て」ワラワラワラワラ.....


にこのまわりに紫のスタンドが散らばる


するとみるみるうちに穂乃果の傷が癒されていく


穂乃果「!?」


海未「これは!?」


にこ「紫は体を癒す効果があるの

これである程度の傷なら少しは良くなる」ワラワラワラワラ....


にこのスタンドが紫から黄色に変わる


にこ「黄色は注意を喚起し、神経を刺激する そいつの攻撃もかわせるかもしれない」


穂乃果「本当!?」


海未「は、ばか!話してはいけません!!」


ズザァッ!


ライオンのようなスタンドが襲いかかるが穂乃果はかわした!


海未「!?」


にこ「その速度に対応できるようになったようね

バラしてしまうけどこれが『カラフルボイス』の能力

色のもつ特殊な効果を最大限に引き出すことができる」


ことり「赤を見ると温かくなるみたいなやつ?」


にこ「それよ それの強化版」


海未「さすがにこですね

なんとも頼もしい能力」


ことり「それでこのスタンドを止めるにはどうすればいいの!?」


にこ「本体を叩くしかない

そのスタンドをいくら攻撃しようが絶対に倒せないわ」


海未「では行きましょう

真姫のところへ」


にこ「カラフルボイスをアメリカじゅうにばらまいて探すわ!」ワラワラワラワラ...


海未「そ、そんな射程距離は広いのですか!?」


にこ「あたりまえじゃない、私を誰だとおもってるの?

大銀河宇宙ナンバーワンアイドルのにこにーよ!」


海未「もうアイドルは引退しましたけどね」


にこ「うるさい!にこにーは永遠のアイドルなんだから!」


にこ「見つけたわ!場所は....カンザスシティね」


海未「カンザスシティ...」


にこ「いくわよ!」








にこ「この辺りにいるはずよ」


???「フーン、ここまで追くるとはね」


穂乃果「真姫ちゃん!」


ズザァッ!!


スッ!


真姫「ヴェェェ!?私のキューティーパンサーの攻撃をかわしてる!?あんた、どんだけ身体能力たかいのよ!?」


海未「このように私達の前ではあなたのスタンドは無力です

諦めてください」


真姫「いやよ」


ズバズバッ!


ことり「」


花陽「」


バタバタ...


海未「!?」


穂乃果「ことりちゃん!?」


にこ「花陽!?」


急にことりと花陽が血を流して倒れた


真姫「確かにキューティーパンサーは"一体"では弱いかもね」


ゴゴゴゴゴ


海未「な、何を...」


グァルルルル....


真姫「キューティーパンサーは3体いるのよ!そして無差別攻撃もできる」


真姫「もちろん本体の私も巻き込まれるから危険なんだけど

もう声も探知しない

生物を自動で仕留めるわ」


真姫「そしてこの3体は連携が取れる

キューティーパンサー『ソルジャーゲーム』ッ!あなたたちに勝てるかしら?」


グァルルルル...


グルルルァ..


ズザァッ!


穂乃果「海未ちゃん!」


海未「わかってます!

センチメンタルステップス!」ドゴォン!


飛んできたキューティーパンサーを海未がはじき返す

するとそのキューティーパンサーに向かってものすごい向かい風が吹き遠ざける


海未「これで一体は近ずけません

残り二体です」


にこ「やるわね」


穂乃果「油断しないで海未ちゃん!

後ろからも!」


海未「はっ!?」ズバババァーッ!


にこ「海未!!」


海未「」バタ...


穂乃果「海未ちゃん!!」


にこ「まずい...風で近づけなかった奴も戻ってきた」


穂乃果「真姫ちゃん!!なんてこと!」


真姫「安心してよね

3人とも峰打ちよ 病院送りになるだけ

あとでうちで無料で治療してあげるわよ」


穂乃果「さ、さすが真姫ちゃん」


真姫「でも、今は邪魔だからとりあえず再起不能になってもらうわよ」


にこ「穂乃果!この傷ならにこのスタンドでも治せるかもしれない!

とりあえず真姫を倒しましょう!」


穂乃果「で、でもまだスタンドなんてでないよ!」


にこ「なんとかしてでもだしなさい!にこのスタンドは戦闘向きじゃないの!

とりあえず注意力を上げるわよ」ワラワラワラワラ...


黄色いスタンドが散らばる


穂乃果「わかった、頑張ってみるよ」


穂乃果「うおおおおおおおおおおおおお!!」ススー....


穂乃果の周りに仄かに煙が立ってきた


にこ「いいわよ穂乃果!その調子!」


グァルルッ!


スッ!


ギャアアアルルル!!


スッ!


一体が攻撃しよけた瞬間にもう一体がこうげきしてくる


にこ「連携を取るってこのことね

にこのスタンドで神経を刺激していなかったらすぐやられてたはずね!」ハァハァ....


穂乃果「にこちゃん!!煙しかでないよ!!」


穂乃果の周りに煙が立ち込めている


にこ「自分を守ろうとする強い意志よ!

スタンドは精神の力!自信を持って穂乃果!」


にこ(で、でもそろそろ体力の限界ね

もうよけきれないかもしれない...)


真姫「いくらかわせてもそろそろ体力の限界みたいね

おとなしくやられなさいよ

本当はにこちゃんにこんなことしたくないんだから」


にこ「!?」


にこ「な、なら辞めてよ....攻撃」


真姫「穂乃果を差し出せばやめてあげる」


にこ「ほ、本当!?穂乃果を差し出せばにこは助かるの?」


真姫「約束するわ

穂乃果を私に差し出せばにこちゃんには攻撃しないし旅費も全額払うわ」


にこ「だが断る」


真姫「ナニッ!?」


真姫「イミワカンナイ!あんたに不利な条件はないはずよ!」


にこ「にこは腐っても仲間を売るなんてしないわよ!

穂乃果!!スタンドは出た!?」


穂乃果「にこちゃん......」ウルウル


にこ「穂乃果!!!」


穂乃果「う、うん!出たよ...スタンド」

カチャ....


穂乃果は銃を握っていた

それもまるで実銃のようなものを


にこ「!?」


真姫「そ、その銃がスタンドなの!?

それはどう見たって実銃じゃない

知ってるわよ!それは!ベレッタよね!M9だわ!」


穂乃果「」カチャ....


銃口を真姫に向ける


真姫「ま、まって私はみんなを殺してない!

そんなものに撃たれたら確実に死ぬわ!考え直して!」


穂乃果「.....」


真姫「キューティーパンサー!!私を守って!!」


真姫「駄目だ!自動操縦型は本体にも操れないんだ!」


バァァァァンッ!!!


にこ「」


真姫「うぐっ!」 バタン


真姫から煙のようなものが出ていく


にこ「穂乃果!!あんた!なんてことを!!」


穂乃果「安心してよにこちゃん!

麻酔銃だよ」


にこ「ま、麻酔銃?」


真姫「」zzzZZZZ...


にこ「ほ、ほんとだ...」


にこ「あんたのスタンドは麻酔銃なの?」


穂乃果「違うよ

多分この霧がスタンド」


にこ「?」


穂乃果「この霧は私が思い浮かべたものになるみたいなの」フワッ


穂乃果の手のひらにほむまんが現れる


にこ「穂乃果らしい自由なスタンドね...」


穂乃果「最高の夢を形にするスタンド!フューチャースタイル!!それが名前だよ!」


にこ「フューチャースタイル....いい名前じゃない」


穂乃果「にこちゃん!早速みんなを治療してよ!」


にこ「そ、そうね」ワラワラワラワラ....


紫色のスタンドがみんなの体に触れる

するとみんなの傷がみるみる癒えていく


穂乃果「触れても効果があるんだ...」


にこ「まだ気絶してるみたいね」ワラワラワラワラ...


スタンドが紫色から白に変わる


にこ「白は呼吸を整える

これで目が覚めるはずよ」


ことり「う...」


花陽「何が...起きたの...?」


海未「ほ...穂乃果...!」


穂乃果「おはよう!みんな」


海未「真姫は?」


にこ「そこで寝てるわよ」


ことり「!?」


花陽「にこちゃんがたおしたの?」


にこ「にこはあんたたちを起こしただけよ

倒したのは穂乃果よ」


皆「!?」


海未「ほ、穂乃果が!?どうやって!?」


穂乃果「スタンドを使ったんだよ」


ことり「スタンド!?」


海未「スタンドを使えるようになったのですか!?」


穂乃果「うん!これが穂乃果のスタンドだよ!」


穂乃果の隣に海未が現れる


海未「わ、わたし!?穂乃果のスタンドは私の見た目なのですか!?」


穂乃果「うん!」


海未「気味の悪いスタンドですが穂乃果のスタンドなら嫌な気はしませんね」(むしろなぜか嬉しいです)


にこ「違うでしょ」


穂乃果「あはは、ごめん」


海未の見た目をしたスタンドが霧になる


海未「」


穂乃果「これが私のスタンド フューチャースタイルだよ」


ことり「き、霧のスタンドか」


真姫「んん....」


花陽「ま、真姫ちゃんが!」


にこ「真姫!」


真姫「ここは?」


真姫「にこちゃん!?なんでこんなところに!」


海未「これは...花陽のときと同じですね」


にこ「真姫!希を倒しにいくわよ」


真姫「はぁ?」


にこ「あんたも希たちに操られてたんでしょう?希は今おかしくなってるの

とめにいくわよ」


真姫「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ」


真姫「あんた希のスタンドの強さ知ってて言ってるの?希だけじゃあない向こうには絵里に凛もいるのよ!」


海未「!?」


海未「洗脳されていた時の記憶があるのですか!?」


真姫「うっすらとね」


海未「個人差があるのでしょうか?」


にこ「絵里や凛もうまく行けば仲間に引き込めるかもしれない

8対1なら私たちに勝機ははあるわ」


真姫「ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア」


真姫「まず絵里たちに勝てるかも仲間に入れれるかもわからないのに先の話をし過ぎよ!

無理よあいつらには絶対勝てないわ!」


にこ「希を倒すのよ」


真姫「だから気に入った」ドン!


真姫「希はこの先のホテルにいるわ」


真姫「きっと次は絵里が来る

戦う前に教えておくわ

絵里の能力は希にダメージを負わせるほど強力よ

それに彼女は空を飛べるわ」


皆「!?」


海未「希にダメージを与えるということは希の敵なのですか!?」


ことり「空を飛べるって?」


真姫「元々は敵対してたみたいだけど恐怖に屈したみたい

空を飛べるってのはそのままの意味よ 絵里のエンジェリックエンジェルは翼のスタンドなの」


穂乃果「絵里ちゃんがツバサさんのスタンド?」


真姫「そっちのツバサじゃない!」


海未「ですが絵里が味方してくれる可能性は高いということですね」


真姫「そこはわからないわ」


にこ「じゃあ行きましょう」


海未「そうですね」


真姫「それと、ひとつ疑問があるんだけど....」


海未「?」


真姫「なぜか希は日のある時は行動しないのよ

昼に動いたとしても必ず影にいたり建物のの中だったり....」


海未「確かに私が希とあった時も夕方で道場や周りの木々やマンションで希のいた場所は常に影だった気がします...」


ことり「日焼けをきにしてるんじゃないかな?」


穂乃果「希ちゃんもやっぱり女の子なんだね」


にこ「......」


にこ(まさか希『あれ』を被ったの!?思い込みならいいけど....)



キューティーパンサー

本体:西木野真姫

能力:3体いる自動操縦型スタンド

ロックオンした相手を再起不能にするまで攻撃し続ける 標的の声に反応して攻撃する

また近くにいるもの全ての生命反応を消す無差別攻撃もできる

破壊力:B スピード:A 射程距離:A

精密動作性:D 持続力:A 成長性:E



真姫「ついたわよ」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


にこ「このドス黒い雰囲気...きっと希がいるわ」


海未「では行きましょう...」


にこ「この先は何が起こるかわからない

みんな、これを見て」ワラワラワラワラ...

にこのスタンドが黄色になり紫に変わる


皆の注意力が増し、体の傷が癒えた


真姫「なかなかのチートな能力ね」


穂乃果「じゃあ行こう!」


???「まちなさい!」


皆「!?」


真姫「来たわね....」


にこ「絵里...ッ!」


絵里「希にはこの私ですら勝てなかった

ここであなたたちが私にも勝てないようじゃ希には負けるわ」


絵里「それにこれは無い話だけど私に勝てたとしても希に勝てるわけでもない

ここで帰ることをオススメするわよ」


海未「私たちはずっと希を追ってここまで来たのです

ここで引き下がるわけにはいきません

それに絵里も希を止めようとしているのでしょう?私たちと共に希を止めましょう!」


絵里「今の希はあなたたちが考えてるほど甘くない

ここで引き下がるのがあなたたちのためでもあるのよ!」


真姫「じゃあしかたないわね

あんたを倒してでも進むわ!」


絵里「その決断....

後悔するわよ?」ブワッ!


絵里の背中から巨大な翼が現れた


海未「これが.....絵里のスタンド....」


ことり「エンジェリックエンジェル...」


翼を羽ばたくと絵里の体が浮き上がった


絵里「この高さならあなた達の攻撃は届かないはずよ」ドヤァ...


絵里「そしてッ!」バサッ!


絵里が翼を大きく羽ばたかせる


羽ばたいた衝撃で羽根をとばした


絵里「必殺のエリチカッターよ!」


皆「名前ダサっ!!」


絵里「うるさいわね!!」


ズドズドズドッ!


羽根が降り注ぐがカラフルボイスの効果で神経が刺激されていたため皆難なくかわした


絵里「全員がよけきるとはね...」


にこ「こんなものなの?

これなら余裕で勝てそうね」


絵里「油断は大敵よ?」バサバサバサバサッ!


絵里がさらに翼をはばたかせた


海未「なにをするきなのですか!?」


真姫「これは....!」


真姫「まずいわ!皆の何処かに避難して!

これは絵里が希にダメージを与えた時の技よ!!」


海未「!?」


ことり「スピカテリブル!!」ドゴォォン!!


スピカテリブルが地面を殴り地面に大きな『扉』が現れた


ことり「地面に扉をつけた!

皆この中に避難しよ!」


ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバーーッ!


希を襲った時より大きく強いカマイタチが降り注いだ


絵里「誰もいない...何処かに隠れたのね」


海未「ここです!」


絵里「海未だけかしら?」


海未「ええ、他の皆ではあなたの高さには攻撃出来ませんから」


絵里「賢明ね...

でも逆にあなたがやられたらまさに詰みということでもあるのよ?」


海未「それはどうでしょうか?

センチメンタルステップス!」


海未は米俵を宙に投げセンチメンタルステップスでそれをしたから殴った


米俵から空気が噴出し絵里に向かって飛び上がる


絵里「なるほど....

あなたもそんな攻撃くらいしか出来ないようね」スッ...


絵里は飛んできた米俵をいともたやすくかわした


グオッ!


絵里が海未に向かって急降下した


絵里「この翼はただの『飾り』じゃあない

羽根一本一本の切れ味は日本刀並に鋭いわこの翼で直接切り刻んであげるから覚悟しなさい!」


海未「なっ!?」


海未「ですがそれはつまり私の射程距離内に入るということでもある!

返り討ちにしてあげましょう」


絵里「エンジェリックエンジェルッ!」


海未「センチメンタルステップス!」


スパッ!


ツー....


絵里の翼が海未の手首を切った


絵里「決まったわ....

私のエンジェリックエンジェルの方が素早かった...」


絵里「その傷は動脈まで達してるわ

おとなしく引き返さないと死ぬわよ?」


海未「うぐッ!」


海未「ざ、残念ですね....

あなたも、もう負けているのです....」


絵里「何を言ってるの?センチメンタルステップスの拳は私には当たってないのよ?」


海未「私が狙っていたのは....元から地面です....」ニヤリ....



ドグォォオオオオッ!!


地面から猛烈に風が吹き上げる


絵里「なっ!?」


海未「絵里のスタンドは、その翼は面積が大きい分風の影響も受けやすいはずです....」


絵里の体が空中に押し上げられた


絵里「バカじゃないの?私を空中に返してくれるとはね!逃げないのならここからエリチカッターでとどめを刺させてもらうわ!」


絵里が翼を羽ばたこうとしたその時ッ!


絵里「ぅぐッ!?」


上から猛スピードで米俵が飛んできて絵里の頭に激突した


絵里は米俵に押さえつけられるかのように地面に頭から落下した


絵里「ぎゃあっ!!!」


ドゴォォォォォンッ!!


海未「ナイスタイミングでした

花陽」


地面から扉が現れ皆が出てきた


ことり「スピカテリブルで扉を作って地面に避難して」


穂乃果「穂乃果のフューチャースタイルで作った米俵を」


花陽「私のラブマージナルで触わって」


海未「私のセンチメンタルステップスで打ち上げ」


にこ「タイミングを見計らって花陽が米俵を呼び寄せる」


真姫「見事なチームプレーの勝利ね」


海未「にこ、できれば腕の治療をして欲しいのですが...」


にこ「すぐにやるわ」ワラワラワラワラ...


紫色のカラフルボイスが海未の腕に集まる


にこ「カラフルボイスに直接触れている部分は色の効果が伝わりやすいはずよ」


海未の腕の傷がみるみる癒えていく


海未「ありがとうございます」


絵里「ぅぅ...」ムクリ...


皆「!?」


にこ「ばかな!?あの高さから頭から落下したのよ!?絵里がそんなに早く動けるはずない!!

カラフルボイスも絵里には触れてないわ!」


海未「恐らく落下する直前に羽ばたいて落下の衝撃を減らしたのではないでしょうか」


絵里「なかなか....やるわね....

あなた達....」


海未「あなたの負けです...絵里」


絵里「私の.....負け......?」


絵里「いいえ.....そんなの認められないわぁ..!」


海未「抵抗しようにもここは地上で6対1あなたに勝機はないです」


絵里「さぁ...?どうかしら」

ブワッ!


絵里が翼を出し羽ばたかせ再び体が宙に浮き上がる


絵里「あなた達....まとめて吹き飛ばしてあげる...ッ!」


絵里が空中をグルグルと旋回し始めた


海未「な、なにをするきなのですか!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


にこ「こ、これは!?」


真姫「竜巻....!」


絵里が旋回した時の風が巨大な竜巻になって行く


絵里「さぁ 全員吹き飛びなさい!

ダス ヴィダーニャッ(さよならよ)!」


グオオオオオオオオオオッ!!


ことり「竜巻が迫ってくる!!早く!扉の中に!!」


スピカテリブルが地面を殴り扉を開く

皆が扉の中に避難したが1人竜巻に向かって仁王立ちしている者がいた


穂乃果「海未ちゃんはやく!」


ことり「ンミチャン!!」


にこ「だめ!間に合わない早く扉を閉めて!

私たちまで巻き込まれる!」


ことり「だめ!海未ちゃんをほっとくなんて!」


にこ「あれは多分何か策があるのよ!きっと大丈夫だから早く!!」


バタンッ!


にこがむりやり扉を閉めた


グオオオオオオオオオオッ!!


竜巻が海未を飲み込んだ


絵里「バカね海未!いくら風を操るスタンドでも竜巻には勝てないわ!」


グオオオオオオオオオオッ!!


絵里「!?」


絵里「た、竜巻が逆走してくる!?

このままでは私に当たる!

バカな!向かい風は吹いてないのに竜巻の方向が変わるなんて!!」


海未「私のセンチメンタルステップスの能力は『触れた』ものに空気の噴出、終着点をつけてその周りの『風』を操る能力!」


絵里「ま、まさか!?海未!?」


海未「竜巻に『触れ』空気の終着点をつけました

つまり竜巻にだけ強い『向かい風』が吹いているのです!」


海未「『風』に触れ『風』を操る技!名を冠するなら『ストームイン•ラバー』!出来たてほやほやの新技です」


絵里「『エリチカッター』には到底追いつかないネーミングセンスのなさね」


海未「」


絵里「そ、そんなこと言ってる暇なかったわ!まずい...!竜巻に吸い込まれるッ!!」


海未「だから先ほど言ったではありませんか『あなたの負けです』と」


ギニヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!



.......



地面から扉が現れた


ことり「竜巻は収まったみたいだね....」


穂乃果「海未ちゃんは!?」


にこ「あそこに立ってるわよ」


穂乃果「海未ちゃん!!」


ことり「竜巻から逃げられたんだね!」


海未「ええ、私たちの勝ちです」


海未「どうやら竜巻には絵里がエンジェリックエンジェルの羽根を一緒にとばしていたようです

もしあの竜巻に巻き込まれていたら今頃全身バラバラになっていたことでしょう」


皆「」ゾ〜〜ッ


ことり「絵里ちゃんは!?」


海未「あそこです」


指差した先に全身傷だらけになった絵里が倒れていた


穂乃果「この傷は!?」


海未「竜巻に巻き込まれたのです

ですが絵里は自分のスタンドで体を覆うようにガードしたようで、致命傷は無いようです」


にこ「海未!治してあげてもいいわよね!?」


海未「ええ」


ワラワラワラワラ...


絵里の傷がみるみる癒える


絵里「ぅう...」


海未「絵里、あなたは負けました

あなたは私とあなたの協力技に負けたのです

この技なら希に勝てるかもしれません

私たちの協力技『ストームイン•ラバー』なら」


絵里「そ、そうね...希のラブレスワールドは....空気は操れない

竜巻を自在に操る技なら勝機はありそうね....

いいわ あなたたちの勝ちよ

そして私はあなたたちに賭けるわ!」


海未「これで7対2

まだわからないのは凛の能力だけですね」


ことり「洗脳説が有力だったよね」


海未「もし本当に洗脳だったとしたら

私たちの誰かが敵になりうるということです

気を引き締めて行きましょう」


にこ「ええ」


絵里「待って!」


海未「なんでしょうか?」


絵里「希は....」



絵里「希は『人間』じゃあないわ

致命傷を与えたとしてもそれは致命傷にはなってないかもしれないの

だから躊躇しないで、全力で戦うのよ....」


海未「それはどういうことですか?」


にこ「やっぱりね」


海未「!?」


穂乃果「にこちゃんなにか知ってるの?」


にこ「希が太陽の光の当たるところに行かないのと関係があるわ」


皆「!?」


にこ「恐らく希は『吸血鬼』になってしまったのよ」


ことり「きゅ、吸血鬼!?」


にこ「ええ、石仮面を被ったのよ きっと」


花陽「石仮面って?」


にこ「吸血鬼になるための道具よ

それを被って血を浴びれば吸血鬼になるの」


真姫「血を浴びるって!?まさか...!」


にこ「そうね

もしかしたら希は誰かを殺してるかもしれない

その人の血で吸血鬼になったのよ」


にこ「吸血鬼になると不老不死になるわ

どんな攻撃も通じない

けど弱点があるの」


絵里「弱点!?」


にこ「ええ...太陽の光よ」


穂乃果「だから希ちゃんは日光に当たらないようにしてるのか!!」


にこ「けど、問題はここからよ」


にこ「吸血鬼になったということは悪に目覚めたということ

このままでは世界は希に滅ぼされてしまうかもしれない」


海未「そんな大袈裟な!?」


にこ「大袈裟じゃないわ

不老不死であのスタンドを持ってるのよ?どんな軍隊でも勝てないかもしれないわ」


ことり「そ、そんなのにどうやって勝つの?」


にこ「そこが問題なのよ

このまま野放しにするのは危険だけど太陽の光を当てて倒したとしても灰になるの...」


にこ「つまり、倒してしまったら

希とはもう会えないの...」


絵里「そんな!!」


にこ「仕方ないのよ....

今の希はもう希ではない...

希は、石仮面を被った日から死んでいたの」


花陽「そんな....!

嫌だよ!!希ちゃんを殺すなんて!希ともう会えないなんて!!」ウルウル...


にこ「私だって....

私だって嫌よ!!希とは...

希とはμsで一番長い付き合いなんだもの!!」


海未「私も....希を殺すなんて...

出来ません....!!」


にこ「でも仕方ないのよ!!」


絵里「そ、そうね....

悲しいけど、これは私たちだけの問題じゃあないのよ...

世界の命運がかかっているのよ....」


穂乃果「そん.....な.....」ウルウル....


ことり「希ちゃん....」ポロポロ...


絵里「泣いてる暇なんてないわ!!

さっさと行くわよ!!!」スッ(上着を着る)


海未(絵里....ッ!!希とは長い付き合いだったのに!こんなすぐに決断するなんて!いままで希をなんだとおもっていたのですか!!.....と今までの私なら怒っていたかもしれません....でも.....)


海未「絵里....

上着逆さまです....」


絵里「......」ウルウル


海未(実際...絵里が1番辛いはずです....

絵里は希が始めて出来た親友だったのですから....

絵里がそこまでの覚悟をしている以上、私たちも悲しんではいられません)


海未「行きましょう....

希を止めに....」


にこ「ええ...」





七人は希のいるホテル内に入って行った


コツーン.....コツーン.....


にこ「えらく静かね....」


絵里「どこから敵が来るかわからないわ

みんな警戒を絶やさないで」


ダダダダダダダ....


海未「この足音は!?」


真姫「何かくるわね!!」


猫「ゥニャーオ...」


ことり「猫?」


花陽「でもなんでこんなところに猫?」


穂乃果「可愛い〜」


穂乃果が猫に近づいた


猫「シャーーッ!!」ドヒャァン!!


猫の後ろにしっぽの生えた車のようなヴィジョンがあらわれた


皆「!?」


海未「これは!?」


絵里「スタンドのようね...」


にこ「猫のスタンド!?」


猫「ニャーオ」


猫2「ニャー」


猫3「ニャオーン」


猫4「ウニャー」


猫5「ニャン」


全ての猫の近くにそれぞれ尻尾のはえた車のようなスタンドがついていた


穂乃果「猫がいっぱい!」


ことり「皆同じスタンドを持ってるみたい」


海未「希は猫までスタンド使いにしていたのですね」


にこ「どんな能力かわからないわ

さっさと倒しましょう」


穂乃果「ね、猫を傷つけるの!?」


にこ「このあと希を殺さなければならないのよ!!!

こんなことでためらっていてはダメよ」


穂乃果「ぅう....」


海未「にこの言うとおりですね」


絵里「エリチカッター!!」


グサグサグサッ!!


絵里の羽根が刺さり猫が次々に倒れて行く


穂乃果「うぅ...」


にこ「仕方ないわよ」


海未「でも、あっけなくかたずきましたね」


絵里「私が強すぎるのよ」ドヤァ


???「にゃーーー!!」


ことり「まだ残ってたの!?」


花陽「違う...! 今の声は!」


凛「凛の猫たちになにするにゃー!!」



猫たち

スタンド:アフタースクールナビゲーターズ

戦いもせず再起不能(リタイヤ)



にこ「あんたが悪いのよ

大事ならこんなところに連れて来ない方がいいわ」


凛「この猫たちは元からここにいたんだにゃ!」


凛「猫をいじめるなんて絵里ちゃん最低にゃ!!」


絵里「その猫を操ったあなたも最低でしょ?」


凛「にゃにゃ...」


絵里「エンジェリックエンジェル!」絵里に翼がはえた


凛「にゃにゃにゃ!?」


凛「凛と戦う気なんだにゃ?

タカラモノズ!」猫耳を生やした人型のスタンドが現れた


ことり「う!?」


絵里「ことり!?」


海未「どうしたですか!?」


ことり「私は.....希の味方...

海未ちゃんたちの敵...」


海未「なにを言ってるのですか

希を倒すために来たんじゃあないんですか!?

なぜこんなときにじょうだんを!?」


凛「なにを言っても無駄にゃ

凛のタカラモノズでことりには『暗示』をかけたんだにゃ」


凛「凛の暗示はかけられた人が負けを認めるまで取れないんだにゃ」


海未「そんな!」


絵里「穂乃果!花陽!凛を倒して!

ことりは私たちが抑えるわ!」


穂乃果•花陽「え?」


絵里「暗示もスタンド能力なら本体を倒せば能力は解除されるはずよ!あまりことりを傷つけたくはないしね」


穂乃果「さすが絵里ちゃん!頭いい!」


凛「にゃにゃ!?それはまずいにゃ!!」


ことり「まずは絵里ちゃんから」


ことり「スピカテリブル!」


絵里「は、早い!?」ガッ!


絵里とっさに翼でガードした


絵里「はっ!?」


すると翼から扉が現れ扉が開いた


絵里「つ、翼が!?」


ことり「扉が開いてるから動かしにくいはずだよ」


絵里「翼が....動かない.....!」


ことり「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンッ!!」


ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!


ことりが絵里にスピカテリブルでラッシュを決めるとこんどは絵里の全身にスライド式の扉が現れた


全ての扉が開き絵里の体がバラバラにちらばった


絵里「...う....ぅう....」


海未「絵里!!」


にこ「ここは室内で狭い

絵里には圧倒的に不利な環境だったから...」


海未「ことり!!!」


ことり「次にやられたいのは海未ちゃんかな?」



ーーー凛サイドーーー



穂乃果「いくよ!花陽ちゃん!」


花陽「はい!」


凛「にゃにゃ!!

きても無駄にゃ!すぐに暗示をかけてあげるにゃ!」


花陽「穂乃果ちゃん!タカラモノズの目を見ちゃダメだよ!」


穂乃果「わかった!」


凛「にゃにゃ!?暗示をかける方法がばれてるのにゃ!?」


花陽「一度暗示をかけられたんだからそのくらいわかるよ!」


凛「じゃあ仕方ないにゃ

タカラモノズの本来の使い方をするにゃ」


タカラモノズが凛の方を向く


穂乃果「!?」


凛「凛は最強にゃ....

誰にも負けないにゃ...!」


花陽「自己暗示!?」


花陽「危ない!穂乃果ちゃん下がって!!」


穂乃果「えっ!?うぐわァッ!!」


凛に蹴りを入れられた


するとそのまま穂乃果の体が吹き飛んだ


花陽「なんて力なのォ!?」


凛「凛はこの世のどんな生物をも上回る身体能力を持っているのにゃ」


凛「邪魔するならかよちんだってその頭をリンゴを握りつぶすように粉々にしてやるにゃ」


花陽「ひっ!」


凛がゆっくりと花陽に近づく


花陽「ダレカタスケテー」


穂乃果「ちょっと...待ってて....!」ググ....


花陽「ほ、穂乃果ちゃん!その体で!?」


ヒュンッ!


穂乃果が何かを凛に向かってなげた


穂乃果「お刺身よ....フューチャースタイルで作り出した」


凛「にゃにゃ!?魚は嫌いだにゃ!でも!!」


再びタカラモノズが現れ凛の方を向く


凛「凛は魚が平気になるように暗示をかけたにゃ

これでお刺身なんて怖くもなんともないにゃ」


穂乃果「そ、そんなぁ...」


凛「って!いつの間にかかよちんがいないにゃ!」


すっ...


凛「にゃ!いま何かに触られたにゃ!?ってかよちん!?こんなところに!?」


花陽「射程距離内に入ったよ

凛ちゃんには少し眠ってもらうよ!



花陽「ラヴマージナル!!」


ラブマージナルが凛を殴ろうとしたが凛がかわした


花陽「!?」


凛「そんな遅い攻撃 今の凛なら余裕でかわせるにゃ

逆にかよちんに寝ててもらうにゃ!!」


凛「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!


凛が花陽に素手でラッシュを叩き込んだ


花陽「ぐぁあああああ!!」


ドゴォォォオンッ!!


花陽は後ろの壁まで吹き飛ばされた





ーーーことりサイドーーー



海未「うぅ....」


ことり「海未ちゃんもこんなもの?」


海未の右腕が扉で外されていた


海未「センチメンタルステップス!」


ことり「遅いよ!」

スピカテリブルで海未の左腕を殴った


海未「うぐっ!」


左腕にもスライド式の扉が現れ腕が地面に落ちた


ことり「これで両腕を失ったね

海未ちゃんの負けだよ」


ことり「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!


海未の体も扉が開きバラバラになり地面に転がる


にこ「海未!!」


真姫「キューティーパンサー!」ギャオンッ


真姫の周りから3体のライオンのようなスタンドが現れる


ことり「真姫ちゃんのスタンドは本体は守れないでしょう?」


真姫「!?」


ことり「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンッ!」


真姫「ヴェェェッ!!」


真姫にも扉が開き四肢がバラバラに散らばる


にこ「嘘でしょ...!

真姫ッ!!!!」


ことり「あとはにこちゃんだけだね」


にこ「....!」


にこ(穂乃果....!花陽....!早く凛を倒してッ!!早くしないと絵里と海未...それに真姫だって死ぬかもしれない!!)



ーーー凛サイドーーー





穂乃果「くらえー!!」

ほのかの手元にガトリングガンが現れた


穂乃果「ぼららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららッ!!」ダダダダダダダダダダダダダダダ...


凛「そんなものいくら撃ったって凛には当たらないにゃ」

凛はまるでアニメのように全弾を華麗にかわす


凛「たぁーー!」ドゴォォォオンッ


凛が穂乃果を殴り飛ばした


穂乃果「ぎにやあああああああああ!!」


穂乃果の体がぶっ飛んだ


凛「凛の勝ちにゃ!」


......



希「見事やなぁ凛」


凛「希!?きたのにゃ?」


希「えらい騒がしかったからな」


凛「でも大丈夫にゃ!今終わったにゃ!」


希「そうか」モクモク....


穂乃果(フューチャースタイル.....

希ちゃんを作った...これで後ろから....)


穂乃果(今....凛ちゃんはきずいてない....今なら....ッ!!)


凛「」クルッ


希「!?」


ドゴォォォオン!!


凛が希を殴り飛ばした

すると希は霧にもどる


穂乃果「な、なんで!?」


凛「野生の勘にゃ」


凛「穂乃果ちゃん、最後まで余計なことばっかりするね

邪魔だしここで死んでもらうにゃ

希ちゃんは死者も蘇られられるみたいだし」


穂乃果「!?」


凛「じゃあ一回死んでにゃ!」


凛が穂乃果の頭を殴ろうとしたその時ッ!


凛「にゃにゃ!?か、体が引っ張られるにゃ!?」


花陽「ラヴマージナルは..... さっき凛ちゃんに『触れ』た...

だからいつでも凛ちゃんを『呼び寄せる』ことができる....!」


凛「か、かよちん!?」


凛の体が花陽の方に吸い込まれていく


凛「ダメにゃ!体の自由が効かないにゃ!」


花陽「ダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレダレ 」


ドゴドゴドゴドゴドゴ.....


花陽「『ダレカタスケテー!』」


ドゴォォォオンッ!


呼び寄せられ飛んできた凛にラヴマージナルでラッシュを叩き込んだ


凛「ちょ.....チョット....まっ...テテ....」バタン....


凛は倒れた



ーーーことりサイドーーー



ことり「ぅぅ...」


にこ「こ、ことり!?」


ことり「にこ...ちゃん?何があったの?」


にこ(暗示が解けたのね!穂乃果たちが勝ったんだ!!)


スピカテリブルの能力も解除され

絵里、海未、真姫の体が元に戻る


にこ「まだ気絶してるみたいね....

でも、生きてる...!」


ことり「!?」


ことり「これは私がやったの!?」


にこ「ええ、でも凛に操られていただけよ 怒る気はないわ」


ことり「でも...ごめんなさい」


花陽「みんなー!!」


花陽が両肩に穂乃果と凛を抱えていた


にこ「花陽!勝てたのね!」


花陽「そんなことよりにこちゃん!穂乃果ちゃんと凛ちゃん治して」


にこ「わかってるわ」ワラワラワラワラワラワラ....


カラフルボイスが穂乃果と凛の周りに集まった


にこ(!?)


にこ「花陽.....

凛は....」


花陽「どうしたの?」


にこ「凛はたぶん....もう助からないわ」


花陽「なんで!?」


にこ「ここを見て」


にこが凛のおでこを指差す

そのには肉片のようなものがついていた


ウジュルウジュル...


花陽「なに....これ....」


にこ「『肉の芽』よ

これで希に操られてたみたいね

これはもうすぐ凛の脳を食い荒らして凛は死ぬわ」


花陽「そんな!

なら私がこれを取る!」


花陽が肉の芽を摘まんだ


にこ「無理よ!優れた外科医にも取り出せないわけがあるの!」


肉の芽から触手が伸び花陽に刺さった


にこ「取り出そうとした人の脳にもはいろうとするの」


花陽は肉の芽から手を離した

すると触手も花陽のてから離れた


穂乃果「おはよう...」


穂乃果が目を覚ました


にこ「穂乃果!」


花陽「穂乃果ちゃん!突然で悪いんだけど凛ちゃんを地面に固定してくれる?」


穂乃果「??わ、わかった...」


穂乃果がフューチャースタイルで拘束具と固定器具を出し凛を地面に固定した


穂乃果「これでどうするの?」


花陽「絶対に動かないようにしてて」


にこ「なにする気なの!?」


花陽は日の当たるところに行き凛に手を伸ばした


花陽「ラヴマージナルッ!!」


グググ....


凛の体が花陽に吸い寄せられて行く


穂乃果「何をしてるの!?花陽ちゃん!」


にこ「花陽!?」


花陽「あと少し!絶対に動かないようにして!!」


穂乃果とにこは言われたとおり凛が飛ばないように押さえ続けた


すると


スポッ!!


凛の頭から肉の芽から取れ、花陽の方に吸い寄せられていく


にこ「なるほど!」


肉の芽が花陽の方に行くと太陽の光で灰になった


花陽「ラヴマージナルの『呼び寄せ』る能力!

肉の芽だけを呼び寄せた」


にこ「肉の芽に触れること無く抜けば触手も刺さらないもんね」


穂乃果「な、なんか良くわからないけどやったんだね!」


ことり「みんなー!3人が起きたよ!」


にこ「真姫たちも無事だった見たいね...」


海未「凛が希に操られてたということは」


穂乃果「呪縛を解いたんだからきっと仲間になってくれるよね」



凛が目を覚ました


凛「ここは...どこだにゃ?」


花陽「凛ちゃん!」


海未「目を覚ましましたか」


凛「おもいだしたにゃ!

確か凛はかよちんにボコボコにされたんだにゃ」


凛「でもなんでかよちんと喧嘩したんだっけ?」


海未「あなたは希に操られてたのですよ」


凛「そ、そうだったにゃ!希ちゃんにみんなを消すよう命令されてたんだったにゃ」


凛「でも凛にはそんなことできないにゃ

それになんか希ちゃんに仕える気が無くなってきたにゃ」


にこ「肉の芽が取れたからね」


凛「ということで状況はよくわからないけど凛はかよちんの方につくにゃ!」


絵里「あっけなく仲間になったわね....」


真姫「まさか本当に8対1に持ち込むなんてね」


海未「これで私達にも勝機はありますね...!」


穂乃果「行こう...最終決戦に!!」


高坂穂乃果

スタンド: フューチャースタイル

能力:変幻自在の霧状のスタンド

望むものになる

破壊力:なし スピード:C 射程距離:A

精密動作性:A 持続力:A 成長性:A


南ことり

スタンド: スピカテリブル

能力:触れたものに扉をつけるスタンドその中に入ることも可能

破壊力:A スピード:A 射程距離E

精密動作性:B 持続力:B 成長性:C


園田海未

スタンド:センチメンタルステップス

能力:触れたものに空気の噴出点、終着点を作り空気の流れを操る

破壊力:A スピード:B 射程距離:E

精密動作性:C 持続力:D 成長性:A


小泉花陽

スタンド:ラヴマージナル

能力:1度触れたものならいつでも呼び寄せることができるスタンド

破壊力:C スピード:C 射程距離:A

精密動作性:A 持続力:D 成長性:C


星空凛

スタンド:タカラモノズ

能力:スタンドの目を見たものに暗示をかけることができる

暗示とは強い思い込みである

実際は何も変わらないが強い思い込みは肉体や精神にまで干渉する

自分に暗示をかけることも可能

破壊力:C スピード:B 射程距離:B

精密動作性:A 持続力:A 成長性:C


西木野真姫

スタンド:キューティーパンサー

能力:3体いる自動操縦型スタンド

ロックオンした相手を再起不能にするまで攻撃し続ける 標的の声に反応して攻撃する

また近くにいるもの全ての生命反応を消す無差別攻撃もできる

破壊力:B スピード:A 射程距離:A

精密動作性:D 持続力:A 成長性:E


絢瀬絵里

スタンド: エンジェリックエンジェル

能力:翼の憑依型スタンド

空を飛ぶことができる

羽の一枚一枚がカッターのように尖っており羽を飛ばして攻撃することも可能

破壊力:A スピード:C 射程距離:E

精密動作性:E 持続力:A 成長性:E


矢澤にこ

スタンド:カラフルボイス

能力:群生型スタンド

様々な色に変色することができ、その色の持つ効果を最大限に引き出すことができる

破壊力:C スピード:C 射程距離:A

精密動作性C 持続力:A 成長性:C



海未「私達ならきっと....いや、必ず希を止められます!」


絵里「覚悟はいいわね...?

私は出来てる」




凛「希ちゃんは昼間はこの上の部屋で寝てるんだにゃ」


にこ「もうすぐ日がくれるわ

日のあるうちに行動しましょう」


タタタタ....


部屋に入ると真ん中に棺が置いてあった


にこ「海未!そこの窓を壊して光が棺桶に当たるようにして」


海未「わかりました」ドラァッ!!


センチメンタルステップスで窓を割り光が差し込む


にこ「希は...」


にこ(希は....

ずっと昔から知っている....

そう....私たちは....

ずっと知っていた....

私は

希のことを高校一年の頃から

ずっと知っていた.....)


絵里(............この私も.......)


にこ•絵里(懐かしい相手ではない...高校生の頃からかけがえのない友達として......μsは希といつか会うことを知っていた....こんな形になってしまったけど.....)


穂乃果(後悔はない.....

今までの希ちゃんとの関係に....

これから起こる事柄に.....

私に後悔はない.....

......嘘、嫌だよ...!希ちゃんをここで殺すなんて....!

でも....仕方ないんだ...)


真姫(今....感じる感覚は....

私は『白』の中にいるということよ...

希は『黒』!

海未たちは『白』

『黒』と『白』がはっきり別れて感じられるわ!

なぜ希が『黒』になってしまったのかはわからないけど

たとえ相手が希で 殺さなければいけないとしても勇気が湧いてくる

『正しいことの白』の中に私はいるッ!

...でも...何かあるはずよッ!希を救う方法がッ!!)



にこ「穂乃果、ことりあなたたちは棺桶の左に行って」


にこ「花陽、凛は右に」


にこ「私たち四人は中央よ」


にこ「出てきたら攻撃するわ」


にこ「....じゃあ、棺桶を開けるわよ...!」


ギギギ.....


ギギギギギギギギ


ギギ


パガァ


皆「!?」


海未「え!?.................................................」


アルパカ「メェ〜」


ことり「な........」


ことり「中にいたのは.......」


ことり「アルパカだったァーーーー」


にこ「どうして棺桶の中にアルパカが!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


凛「やばいにゃ....」


凛「なにかやばいにゃ!」


にこ「逃げるのよ!!」


皆が勢い良く窓から飛び出した


絵里「エンジェリックエンジェル!!」


絵里が飛び上がり落下する皆を受け止めた


海未「私も感じました凛!」


真姫「凄まじい殺気ってやつねッ!」


にこ「ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だったわ」


絵里「あそこにいたら確実に一人ずつやられていた!!」


花陽「一体なんだったの今の!?」


穂乃果「あれがラブレスワールド!?私たちのどのスタンドをも超えてる凄みを感じたッ!エンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できるようにわかった!」


ことり「まずい...!太陽が見えなくなってる!」


凛「希ちゃんの時間が来てしまったにゃ」


希「日は落ちた μsの命も没する時や」


にこ「希!?」


希「まさかここまで追い込まれるとはな」


希「でも、ここでみんなおしまいや

あんたらはラブレスワールドの前に敗北して再びうちの仲間になるんよ」


希「こいつら見たいに」ズラァァァッ!


希の後ろに腐った人間のような物が大量に並んでいた


にこ「ゾンビね....」


穂乃果「ゾンビ!?」


希「さすがにこっちやな なんでそんな知ってんのかわからんけど

うちのゾンビは皆スタンド使いや」


絵里「!?」


絵里「希はもうそんなにスタンド使いを...!?」


にこ「矢でスタンド使いしたんでしょう?

才能のない人は死ぬはず、もちろん何人かは殺したんでしょう?」


希「才能のないやつか....結構おったな....」


花陽「いったい....いったい何人の才能のない人を殺したの!?」


希「花陽ちゃんは今までに食べた白米の数覚えてる?」


花陽「」グ....


希「けどここのゾンビの数は知ってる 99人や」


希「100対8や あんたらはチェスや将棋で言う詰み(チェック)なんよ」


にこ「そうでもないわよ?」ワラワラワラワラワラ.....


にこのまわりにオレンジ色のカラフルボイスが現れた


にこ「カラフルボイスは252体いるわゾンビ1人につきに二体はつけるわ」


カラフルボイスがゾンビの頭にまとわりつく


すると急にゾンビの頭が吹き飛んだッ!!


希「え!?」


99人全てのゾンビの頭が吹き飛び頭から体へと溶けて行く


希「な、なんでや!?なにがおこったんや!?」


にこ「オレンジは...太陽の色よ...太陽の力を秘めている」


希「なんやて!?」


にこ「あんたも私の『カラフルボイス』で溶けてもらうわ」


真姫(にこちゃん、この圧倒的不利な状況を一人で有利な状況に持ち込んだッ!!なんてこころ強い味方なの!?)


カラフルボイスが希にちかづいた


だが、一定の距離で皆がとまっていく


希「無駄や うちの半径20mより近くには近づかれへんで」


にこ「な!?そんなのあり!?」


希「うちからしたらスタンドで太陽の力を使える方がそんなんあり!?やわ」


絵里「確かに物は20mより近くは近づけないけど....」


希「なんやえりち?またカマイタチか?」


絵里「行くわよ 海未!」


海未「もう使うのですか!?」


ことり「じゃあみんなは扉の中に!」


地面から扉が現れ扉が開く


絵里、海未以外が地面の中に避難した


絵里「エンジェリックエンジェル!!」


絵里が飛び上がり空中で高速旋回しぐるぐる回る


希「なにをしてるんや?」


みるみるうちに巨大な竜巻が現れた


希「なるほど....竜巻か」


バリバリバリバリバリバリ!


周りのアスファルトが動き希を囲うように巨大なドーム型の盾を作った


絵里「今よ!海未!」


海未「わかりました!!センチメンタルステップスッ!!」


センチメンタルステップスで竜巻に触れ竜巻を自在に動かす


竜巻が希を守るアスファルトのドームに突っ込んだ


グォオオオオオオオオオオオッ!!


ドドドドドドドドドド


ガリガリガリガリガリガリッ!!


希のアスファルトのドームがみるみる削られた


希「んなアホな!?これは竜巻の威力やない!?」


希「きゃあああああああああああああああああッ!!」


希が竜巻に巻き込まれた


海未「まだです!絵里!この竜巻の中にカマイタチを!!」


絵里「わかったわ!!」グォングォンッ!


絵里が翼をはばたかせカマイタチを起こし竜巻に当てた








......




.............




竜巻が去り、辺りに静けさが戻る



ことり「の、希ちゃんは!?」


にこ「倒れてる隙にカラフルボイスで仕留めるわ!」


地面から皆が現れた


絵里「........」


にこ「絵里!?希は!?」


海未「いないのです....」


にこ「いない!?」


穂乃果「竜巻に吹き飛ばされたんじゃない?」


真姫「そうでもないみたいよ」


穂乃果「なんでわかるの!?」


真姫「キューティーパンサー...希を標的にしてる」


真姫「でもキューティーパンサーは3体ともこの辺りを探し回ってる」


真姫「本来なら声に反応するけど呼吸を察知して必ず標的の近くにワープするはずなの」


真姫「なのに3体とも『ここにいる』」


穂乃果「なるほど....」


ことり「ということは、まだこの辺りにいるんだね」


バッ!


キューティーパンサーが急に走り出した


皆「!?」


真姫「あっちにいるのね!!」


希「その程度?」


絵里•海未「!?」


絵里「バカな!?なぜあれをまともに食らってうごけるの!?」


海未「いえ、違うようです...」


にこ「希は....無傷よ」


花陽「えぇーー!?どうして!?」


希「えりちが竜巻の中に飛ばしてた羽根や」


絵里「!?」


希「その羽根を集めてプロテクターを作った

だから無傷やねん」


希「もっとも、吸血鬼のうちならあんな攻撃されても耐えれるけど」


絵里「うそ...でしょ...」


海未「ストームイン•ラバーが....

効かない!?」


希「えりちに海未ちゃん

これ返しとくで」ヒュンヒュンッ!!


希が絵里の羽根を2人に飛ばした


海未「こんなもの!」


海未がセンチメンタルステップスではじきかえそうとしたが


海未「きゃあっ!」


羽根はセンチメンタルステップスの攻撃をかわし2人の脳天に直撃した


希(そこはうちの射程距離内、羽の動きくらい操れるんよ


絵里「」


海未「」バタバタ...


2人は地面に倒れる


にこ「絵里!?」


穂乃果「海未ちゃん!!」


希「安心して うちはμsをゾンビにする気は無い 皆肉の芽で操ることにするつもりなんよ

ゾンビにしたらわしわしもできひんなるからな」


希「その2人には気絶してもらっただけ」


穂乃果「なあんだ...」


にこ「なんだじゃないわよ!

とりあえず海未たちの安全を確保するためにも希の気をひきましょう!いつ肉の芽を植えられるかわからないんだから」


穂乃果「そ、そうだね」


穂乃果「のぞみちゃんの操れる物には限りがあるかもしれない!

フューチャースタイル!!」


穂乃果の手元に大きめの機関銃が現れた


穂乃果「くらえッ!希ちゃん!一分間に600発の徹甲弾を発射可能!

厚さ30mmの鉄板をも貫通する重機関砲だよ!」


穂乃果「一発一発の弾丸が 希ちゃんの体を削り取る!」



穂乃果「ボララララララララララララララララララララララララララララララララララララ」ダダダダダダダダダダダダダダダダダ.....



希「無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」


何百発もの弾丸が半径20m以内に入った瞬間停止する


希「弾丸の上にカラフルボイスを乗せてたみたいやけど 意味もなかったな」ブチブチブチブチッ!!


カラフルボイスが勝手に潰れていく


252体いる分一体が潰されたとしても本体はなんともないが何体も潰されると本体にも影響があらわれる


にこ「うぎゃあああああああああ!」


真姫「にこちゃん!!早くスタンドをしまって!」


にこ「それが出来たらこんなに苦しんでないわよ!!」


真姫「!?」


希がにこに近づいた


希「一番危険なのはにこっちやな」


ドゴォォォーン!


瓦礫が飛び出しにこに直撃した


にこ「」


真姫「にこちゃん!!!」


カラフルボイスが消えていく


希「やば!?やりすぎたかも!?生きてる!?」


真姫がにこにかけよった


真姫「嘘でしょ...!!にこちゃん!!死んでないわよね!!」


真姫がにこの脈を測った


真姫「.......イミワカンナイ....」


脈はあった!生きていたのだ!


真姫「心配させるんじゃぁないわよッ!!」


希「なんや....よかったよかった....

でもにこっちはわしわしする胸もないしゾンビにてもよかってんけどな」


真姫「イミワカンナイ」


真姫「何その発言....にこちゃんをゾンビにする...!?」


真姫「許せないわね....」


希「許せなくてどうするん?真姫ちゃんのスタンドは『引っ掻く』だけ

近づがないと意味無いやん

みてのとおりキューティーパンサーはうちにはつかづけてない

真姫ちゃんのスタンドが一番なまっちょろいんや!」


真姫に瓦礫が飛んでくる


真姫「!?」(の、希のスタンドと相性が悪すぎる!なにもできないの!?ごめんにこちゃん....)


真姫は負けを確信した

飛んでくる瓦礫を防ぐ術もなかった

絶望的だった

生きたまま蛇に飲まれるカエルの気持ちを理解したと思った


しかしッ!


真姫の体が何かに吸い付くように飛んで行ったッ!!


真姫「!」


花陽「ラヴマージナル!!」


真姫を花陽が呼び寄せた!


希「ち、そこは射程距離外や!」


希が気を抜いた一瞬!


その一瞬に希に水がかかった!!


穂乃果「当たった!!」


すると水があたった部分が溶け始めた


希「しまった!油断した! この水は!?」


穂乃果「硫酸だよ!それもめちゃめちゃ濃度の濃いやつ!」


穂乃果は水鉄砲をもっていた


穂乃果「フューチャースタイルは液体にだってなれる」


希「フューチャースタイルで水鉄砲ごとつくったんか

穂乃果ちゃんにしては頭いいことしたな

でも」


硫酸で濡れた部分が周りの皮ごと千切れて飛んで行った


穂乃果「!?」


希「これでもとどうりや」


希「それに穂乃果ちゃん、そこはうちの射程距離内 穂乃果ちゃんの負けやね」


穂乃果「」バタン


ことり「穂乃果ちゃん!?」


穂乃果が急に倒れた


希「血液の流れを止めた

だから穂乃果ちゃんは気絶したんよ」


ことり「そんな!?」


真姫「こんなの 勝てない!」


花陽「射程距離内に入るだけで負ける」


凛「絶望的だにゃ....」


凛「はっ!」


凛「いい方法を思いついたにゃ」


タカラモノズが現れ希のほうに向く


凛「希ちゃんはクソ雑魚にゃ!」


希「そんなこと言うってことはやられたいってことやな?凛ちゃん」


希は凛の方を向いた


凛(ニヤリ...)


希「しまった!タカラモノズと目がおうてしもた!」


希「なんかされたんか!?」


凛は堂々と希のほうに歩いて行った


ズバッ!


希「なっ!」ズババ!


キューティーパンサーが希を引っ掻いた


真姫「キューティーパンサーが希に攻撃している!?」


希「グッ....」


凛「希ちゃんに自分はスタンドを扱えないと暗示をかけたのにゃ」


凛「今なら攻撃できるにゃ!」


凛はタカラモノズで自分は最強、どんな生物よりも強いという自己暗示をかけた


凛「くらうにゃ!希ちゃん!」


ズドォォォォォオオオン!


凛が殴ると希が吹き飛んだ


凛「まだまだにゃ!」


凛「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!」ズドドドドドドドドドドドドドドドド.....


凛が希にラッシュを叩き込んだ!


希「ぐぁあああああ!!」


ズバババババババッ!!


叫び声に反応しキューティーパンサーが襲いかかる


希「ヴッ!」(声をだしたら駄目だ!耐えないとッ!!)


希が後ろに吹き飛んだ


すると希の後ろからタンクローリーがとんできた


花陽「ラヴマージナル!

タンクローリーだッ!!」


希がタンクローリーに激突した!


希「!!!!」(声を出したらダメだ!!)


希が地面に転がる


ことり「........」


ゴゴゴゴゴゴ


希の前にことりがたっていた


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ことり「これでおしまいだよ....希ちゃんッ!!」


ことり「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンッ!!」


ドババババババババババババババババババババババババババババババババババッ!


ことりがラッシュを叩き込み希の体に扉が現れ、開き、希の体はバラバラに散らばった


ことり「これで動けないよね...」


ことり「このまま朝日を待てば塵になる...

だから朝日までに私たちにさよならを言わせて....希ちゃん....」


希(う、嘘や!うちが追い込まれてる!

うちにはスタンドを使うこともできひん!

まっまさか、うちは負けるんか!?)


希はいろいろな手段を考えたが

肝心の体がバラバラに散らばっているため動かないことにきずき

何もできないことを悟って

考えるのを やめた。


しかしッ!その時!


希「うちの....勝ちや!」


希が声を出してもキューティーパンサーは攻撃をしなかった

真姫がスタンドを解除していたわけではない

攻撃を『できない』のだ


ことり「嘘!体が、動かない!」ググ...


真姫「こ、これは一体!?」


花陽「どうなってるのォ!?」


凛「し、しまったにゃ!」


希のバラバラだった体が一箇所に集まり勝手に扉が閉じて希の体が元に戻っていく


ことり「なんで!?ことりはなにもしてない!!」


凛「希ちゃんが『負け』を認めたんだにゃ!

凛の能力はかけられた人が『負け』を認めると解除されてしまうんだにゃ!!」


花陽「え!?」


真姫「だったら!もう一度希に同じ暗示をかければいいじゃない!」


凛「」


真姫「凛!?」


希「凛ちゃんはもう気絶させた

危険な能力やったからな」


花陽「嘘....」


希「全員うちの射程距離内

それもうちの能力でうごかれへん」


希「つまり、勝ったのはうちや」


希「もう一度、たっぷりと言わせてもらうわ」


希「勝ったのは ..... 」ドン!


希「うちや」バンッ!


希「たっぷり」


ことり「そんな...」


花陽「勝てない....」


真姫「なんで.....」


希「じゃあみんなには 肉の芽で仲間になってもらうな」


???「諦めるんはまだ早いんとちゃう?」


希「誰や!?」クルッ!


希「あんたは!?生きとったんか!!」


ことり「え!?」


花陽「どうなってるの!?」


真姫「イミワカンナイ...」


皆が息を飲んだ


そこにいたのは....なんと!


希「アホな!確かにあんときに殺したはず!!」


希「東條希!!」


希?「ちゃんと殺したか確認したんか?」


ことり「希ちゃんが....2人?」


花陽「穂乃果ちゃんの能力じゃ?」


真姫「穂乃果はまだ気絶してるわ

だからそれはありえない」


ことり「じゃあ誰!?」


希?「うちは正真正銘、本物の『東條希』や!」


希?「そこにおるのはニセモンや」


希「は?なにいうとるん?うちが本物に決まってるやん?」


希?「カードに聞いて見たら?」


希?はタロットカードをだした


希?「さあ ひいてみ?」


希?「この距離じゃあひかれへんか」スッ....


希?は残念そうにカードをなおした


希?「うちに化けるのはやめ『優木あんじゅ』さん」


希「.....しぶいねェ....

まったくおたくシブイぜ」


希の顔が剥がれ中から優木あんじゅが現れた


あんじゅ「これが私の本体の美少女顔よ

まさか私の変装を見抜くなんてね...」


希「カードで導き出した答えなんよ」


あんじゅ「あなたを始末した時にはもう希になってたのに...」


あんじゅ「でもあなたのスタンドがどれだけ私と相性が良くても『人間』と『吸血鬼』の差がある

あなたは私には勝てないわよ?」


希「さあ?どうやろ?」


ことり「なんで...?」


あんじゅ「ん?」


ことり「なんで現役アイドルのA-RISEがこんなことしてるの?」


あんじゅ「私たちはもうアイドルを辞めたわ」


皆「!?」


あんじゅ「スクールアイドルを辞めて本当のアイドルになってから、人気は一気に落ちたのよ」


あんじゅ「プロのアイドル業界は、スクールアイドルみたいに甘くなかった」


あんじゅ「それに周りの人たちはすぐにμsと比べたがるの」


あんじゅ「『μsならもっと人気が出ていた』だの『μsのようにスクールアイドルでやめていれば美しく終われた』だの 皆『μsなら、μsは』って」


あんじゅ「私たちは完っ全にμsに負けていたのよ」


あんじゅ「私はそれが嫌だった」


あんじゅ「なんとしてもμsより上にいたかった」


あんじゅ「そのとき石仮面とこの矢に出会った」


あんじゅ「不死身の肉体とスタンドがあればどんなやつよりも上に立てるとおもった

もちろんμsよりも」


あんじゅ「そして私は誰にも負けないスタンドと誰にも負けない肉体を手に入れた」


あんじゅ「そこで思ったの

μsもスタンド使いにしてそれを倒せば 確実にμsより上に立てるって」


あんじゅ「けど、密かにμsに憧れもしていた

ツバサまでもが虜になるμsに」


あんじゅ「そしてたまたま見つけた東條希の写真集のようなものを見て

東條希のマスクを作ってみた」


あんじゅ「最高の出来だった 誰が見ても東條希の

私のスタンドで細かい作業が簡単に出来たからここまで出来のいいものが仕上がったのだろうけど」


あんじゅ「そして私は東條希になった

ただその時に邪魔だった本物の東條希はその時にしっかり始末したはずなんだけど...」


希「この通りピンピンしてるで」


あんじゅ「そのあとはμsをスタンド使いにして仲間に入れた

皆案外たやすくね」


あんじゅ「そして私はμsの上に立ち、さらにμsの一員になった

その時は満足できると思った

でも」


あんじゅ「園田海未に邪魔された

そのまま皆が私の元から離れて」


あんじゅ「この状況を作り出したのよ」


真姫「イミワカンナイ...」


花陽「狂ってます...」


ことり「じゃああんじゅさんのアメリカに来た理由は?

μsを部下にするだけならわざわざアメリカまで来なくても....」


あんじゅ「μsいがいにもスタンド使いの部下は欲しいでしょ?

全部矢澤にこに倒されてしまったけど...」


希「じゃあそろそろ 『東條希』の座を代わってもらうで」


希「『ダンシングスターズオンミー』!」


あんじゅ「私に勝てるかしら?」


あんじゅ「『ラブレスワールド』!!」


ブワッ!


希の後ろからものすごいスピードで影が飛んで行った


ことり「いまのは!?」


あんじゅ「ラブレスワールド!!」


あんじゅの後ろから人型のスタンドが現れた


真姫「あれがラブレスワールドのスタンド本体!?」


ドゴォォォォン!!


ラブレスワールドと謎の影の拳がぶつかった!


あんじゅ「バカな!?以前より強くなっている!?」グググ....


希「成長したんよ うちも、うちのダンシング スターズオンミーも」


希「しららららららッ!!」


あんじゅ「フン!突き(ラッシュ)の速さ(スピード)比べね...」


あんじゅ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄‼︎」


ドゴドゴドゴドゴッ!


ラブレスワールドとダンシングスターズオンミーの拳がぶつかり合う


花陽「どうして!?

どうしてダンシングスターズオンミーはラブレスワールドの射程距離内に入ってるのに動いてるの!?」


希「それはうちのスタンドが『光』で構成されてるからや」


ことり•真姫•花陽「「「光!?」」」


希「ラブレスワールドが操れるのは『物質』だけ

『風』や『光』は物質ではないから操られへんのよ」


真姫「まさにラブレスワールドの天敵と言った感じね」


希「それに.....」


ボジュゥゥウウウウウッ!


急にラブレスワールドの拳が溶けた


あんじゅ「グワあああああああああああっ!」ボジュゥゥウ


希「吸血鬼の対策もしてきたしね」


ことり「今なにが!?」


希「ダンシングスターズオンミーはどんな『光』にもなれる」


希「紫外線も『光』なんよ」


あんじゅ「な!?」


希「これであんたの完全敗北やな」


希「しららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららららァッ!!」ボコボコボコボコッ!!


希があんじゅに直接ラッシュを叩き込んだ


あんじゅ「ぅぐぁああああああああああああああああUWRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY(ウリィィィィィィィィィィィィィ)ッ!!!」


ドジュゥゥウウウウウ!!


あんじゅの体が溶け始めた


あんじゅ(このままじゃまずいッ!ラブレスワールドッ!私の首を切断してッ!)


ジュゥゥウウウウウウッ!!


希「どうやら完全に灰になったようやな」


ことり「う、動ける....」


花陽「ラブレスワールドの能力が」


真姫「解除されたみたいね」


ことり「それにしても....希ちゃんが!」


花陽「希ちゃんが!!」


真姫「生きてる!! それもちゃんとした人間!!」


希「なんかうちのニセモンが心配かけてもた見たいやな

うちもずっと追いかけててんけど

遅れてごめんな」


ことり「ううん!全然いいよ! それにとても嬉しい!希ちゃんが味方で!人間で!助けてくれたことが!!」


真姫「希のおかげで無事にこの事件も片付いたし、海未たちを病院に連れて行きましょう」


ことり「あ、そうだった」


花陽「そうだったって?」


ことり「あんまりにも安堵感が大きかったから海未ちゃんたちのこと完全に忘れてたァーー」


花陽「ェエーー!?」


真姫「とりあえずジェット機を手配してもらうから日本へ帰りましょう」


希「さすが真姫ちゃんやな」



こうしてμsの『9人』は無事に日本に帰ってきた


しかしッ!


あんじゅ(なんとか紫外線が全身にまわるまえに首だけを切断することが出来たけど....)


あんじゅ(肉体(ボディ)が必要ね....)


あんじゅ(そこに歩いてるあいつでいいわ!)ヒュルルルルルッ!


ギニャアアアアアアアア!!


あんじゅ「かなり適当に選んだけど肉体(ボディ)は手に入れた...

けどこの体じゃあ決してμsには勝てない

どうしましょう?」


コロン....


あんじゅ(あら? 矢を落としちゃった、拾わないと)


あんじゅ(げっ!排水溝に落ちた

素手で触るのは気が引けるからラブレスワールドで取ろう...)


あんじゅはその時、たまたまラブレスワールドの能力ではなく スタンドで矢を拾おうとした


その時ッ!


あんじゅ「痛ッ!?」(矢がスタンドに刺さった!? それもいまのは矢が自分からラブレスワールドに吸い付くように...!)


あんじゅ(何もない人間が矢に刺されるとスタンド使いになる....

でもスタンド使いが矢に刺されるとどうなってしまうの!?)


ラブレスワールドが腕から溶け始めた


あんじゅ「!?」


あんじゅ(いや、何かおかしいッ!

痛みは感じない... それにスタンドの手が溶けているのだから私の腕も溶けなければおかしいッ!どうなっているの!?)...



.........





.....



..



東條希

スタンド:ダンシングスターズオンミー

能力:光で構成されたスタンド

一般的に『光』と呼ばれるものなら全てを操ることが可能

現代の自然科学の分野では、光を『可視光線』と呼ぶこともある

『光』は電磁波の一種と位置付けされているのだ

つまりこのスタンドは電磁波を自在に操ることができるのだ

破壊力:A スピード:A 射程距離:C

精密動作性:A 持続力:A 成長性:A


優木あんじゅ

スタンド:ラブレスワールド

能力:半径20mの空間にある『物質』を自在に操ることができる

破壊力:A スピード:A 射程距離:C

精密動作性:A 持続力:A 成長性:E








無事日本に帰還したμsの9人は実に3年ぶりに集まっていた


ワイワイ ガヤガヤ


穂乃果「.....なるほどね あれは希ちゃんに変装したあんじゅさんだったんだ」


海未「希が無事で何よりですが

そうなるとあんじゅは.....」


ことり「溶けてなくなっちゃったよ....」


真姫「希が無事なのは嬉しいけど」


花陽「人を殺してしまったことにはかわりないんだよね....」


にこ「殺してないわ....」


凛「にこちゃんが一番殺してるにゃ!99人も!」


絵里「確かに....」


凛「ね?」


絵里「確かに私たちは だれひとり殺してないわ」


凛「えー!?」


希「吸血鬼もゾンビも、元から死んでるんよ

うちらはそれを成仏しただけや」


凛「な、なるほどにゃ!」


真姫「あんじゅも元から死んでいたってことなのね」


希「それにこの事件はうちら以外誰にも知られることもないし」


希「このことはもう忘れよう」


穂乃果「そうだね....」


???「そうはさせないわ」


皆「!?」


あんじゅ「あなたたちμsはここで私に一人ずつ『殺される』から忘れることなんてできないわ」


希「う、うそや! なんでや!?優木あんじゅがッ!生き....」


あんじゅ「まずは東條希から殺させて貰うわ」


希「なんでや!?なんでいきとんねん!あの時!確かにとかしたはずや!」


あんじゅ「全身が溶けるまえに首だけを切断して逃れたのよ

そしてそのへんにあるいてた人の肉体を奪いここまできた」


あんじゅ「それに私は今までの私ではないわ」


希「何度やっても無駄や!

ダンシング スターズオンミーッ!」


あんじゅ「『プライヴェイトウォーズ』」ドォーーーーーンッ!


あたりが何もない真っ白の空間になった


無限に広がる真っ白な空間に希とあんじゅだけがいた


希「これは!?」


希「みんなは!?」


あんじゅ「もう私は東條希でもなければスタンドもラブレスワールドじゃない」


あんじゅ「私の指定した人以外はこの世界に入れない、誰にもきずかれない『秘密』の世界」


あんじゅ「周りの時は止まっているわ 私たちのいるこの空間は周りには決して干渉されない

その世界で行われる『殺し合い』」


あんじゅ「あなたと私だけの『秘密の戦争』ができる

それが『プライヴェイトウォーズ』の能力」


希「は!?なんでや!なんでスタンドがラブレスワールドじゃないねん!!スタンドは一人一体のはずやろ」


あんじゅ「そうね....進化したって言えばいいのかしら?」


希「進化...!?」


あんじゅ「じゃあ死んでもらうわよ?」


希「ダンシング スターズオンミーッ!」


ドヒャアアアン


希の前にダンシング スターズオンミーが現れた



....が


ドゴォォォォン!!


希「ぐあぁッ!」


希(なんでや!?今『自分』のスタンドに殴られた!!)


あんじゅ「『プライヴェイトウォーズ』の世界ではあなたはスタンドが使えないの

そして私は相手のスタンドを操れる」


あんじゅ「あなたは『自分』のスタンドにやられるのよ」


ドゴォォォォン!!


希「うぐぎゃあああああああああああああああああああああッ!!」


真っ白な空間からいつもの風景に戻った


だが希の体だけはボロボロになっていた


皆「希(ちゃん)!?」


ことり「な、何が起こったの!?さっきまであんじゅさんと向き合ってた希ちゃんが!急にこんなボロボロに!?」


にこ「『カラフルボイス!』希を治癒させるのよ!!」ワラワラ...


あんじゅ「そうはさせないわ....」


ドォーーーーーンッ!


あたりが真っ白な空間になった


今度はにことあんじゅがいた


にこ「な!?ここは!?」


ワラワラ...


にこ「カラフルボイスが私の首に集まってきた!?なぜ!?」


あんじゅ「『青』は寒色 きっと体が冷えるはずね...

首は脈があるところ!脈から冷えて凍え死になさい!」


にこ「」ガクガクブルブル...バタン..


あたりがまたいつもの風景にもどった


穂乃果「に、にこちゃん!?なにか!?」


真姫「つ、冷たい!全身が冷えてる!温めないとにこちゃんが死んじゃう!」


海未「希は殴られたようなあとがありにこは冷えきっている!

あんじゅは一体どんな能力を!?」


絵里「優木あんじゅ!あんた、許さないわ!『エンジェリック...!』」


あんじゅ「次は絢瀬絵里か」


ドォーーーーーンッ!


また真っ白な空間になった


絵里「!?」


絵里「ここは!?」


あんじゅ「私の能力よ」


絵里「ラブレスワールドじゃないの!?」


あんじゅ「『進化』したのよ この『矢』で」


絵里「『矢』!?」


あんじゅ「スタンド使いでないものに『矢』を刺すとスタンドが発現する

じゃあスタンドに『矢』をさせばどうなると思う?」


絵里「!?」


あんじゅ「『進化』したのよ!完っ全に無敵のスタンドに!」


あんじゅ「このスタンドがあればもうμsなんてどうでもいいのだけど」


あんじゅ「これはケジメなの

μsより上だという証明にもなるし」


絵里「『矢』で スタンドが『進化』!?」


あんじゅ「ま、それを知ったところであなたの負けよ」


絵里の翼が勝手に動き出した


絵里「!?」


絵里が空高く飛び上がった


絵里「なに!?私は何もしてないのに!」


あんじゅ「私が動かしてるの このまま地面に高速で突っ込んで貰うわ」


絵里(まずい!でも、向こうが『矢』で進化したならこっちも『矢』を使えば勝機はある!)


絵里はスタンドの羽根を一枚ちぎり手を切り始めた


あんじゅ「何をしてるの? 自殺?それはありがたいけど

落下する方が早かったわね!」


ドゴォォォォン!!


絵里が頭から地面に落下した


そして世界は元の風景に戻る


海未「絵里!」


穂乃果「なにが!?さっきから急にみんながやられて行く!わけわかんないよ!!」


花陽(え、絵里ちゃんの腕に傷が!それも文字見たいに....これは!?)


そこには『矢を奪え』と書かれていた

絵里は自分の腕にスタンドの羽根で文字を刻んでいたのだ


花陽(そういえばあんじゅさんのスタンドの額に矢のようなものがある

あれを奪えばいいの?)


あんじゅ「小泉花陽、あんた私のことをすごく見てるわね

いいわ次はあなたを殺してあげる」


ドォーーーーーンッ!


花陽「うぅ....」


穂乃果「な!?花陽ちゃんまで!」


海未「殴られたような後が、急に!」


あんじゅ「あなたのスタンド、ラヴマージナルはあまり力がないからまだ息はある見たいね

でも虫の息ほっておいても大丈夫そうね」


グググ...


急にあんじゅから矢が飛びたし花陽の元に転がった


花陽「『ラヴ.....マージナル....』矢を呼び寄せた.....」バタン....


それだけを言い残し花陽は倒れた


海未「花陽!?」(なぜ矢を!?それにいつ触れたのですか!?この矢がなんだというのですか!?)


海未(まさか!この『矢』があんじゅを倒すヒントなのですか!?)


あんじゅ「あの時の行動はこれを狙っていたのね....

でも私から矢をとっても何の意味もないわ」


ーーーーちょっと前ーーーー



あんじゅ「小泉花陽、あんた私のことをすごく見てるわね

いいわ次はあなたを殺してあげる」


ドォーーーーーン!


あたりが真っ白な空間になった


花陽「!?」


花陽(これがみんなが倒れた能力!?

とりあえず矢に触れてあんじゅさんから奪わなければッ!)


ダダッ!


あんじゅ「!?」


あんじゅ(な、なに!?急に突進してきた!?なにがしたいの!?)


花陽があんじゅのスタンドの額に手を伸ばした


あんじゅ(なるほど...私のスタンドを狙っているのね)


あんじゅ「無駄ァ!」


花陽の後ろからラヴマージナルが現れ花陽を殴った


花陽「うわっ!」(な、自分のスタンドに殴られた!!これが能力なの!?

でも今!確実に矢に『触れた』!これでいい!)


あんじゅ「あなたのスタンド、パワーはあまりないわね」


あんじゅ「けど」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


ラヴマージナルで花陽にラッシュを叩き込んだ


花陽「うわあああああああッ!」



そして世界は元の風景にもどった


ーーーーーーーーーーー


あんじゅ「あの時に矢に触れていたのね」


海未(この『矢』に何か秘密が!?)


海未がスタンドで矢を拾おうとした


その時ッ!


海未「な!?」


あんじゅ「ハッ!しまった!園田海未に矢がッ!!」


センチメンタル ステップスに矢が刺さりどんどん矢が奥へと進んで行った


海未「これは!?」


あんじゅ(矢が!

園田海未のスタンドと『一体化』している!!これは一体!?)


あんじゅ(何かが起こる前にかたずけておかなければ!!)


あんじゅ「『プライヴェイト ウォーズッ』!!!」


ドォーーーーーンッ!


あたりが真っ白な空間になった


海未「は!?この場所は!?」


あんじゅ「私の能力、そして今のあなたは矢が刺さり何が起こるかわからない

今のうちに始末させてもらうわ!」


海未の前にセンチメンタルステップスが現れた


しかしセンチメンタルステップスは動かなかった


あんじゅ「!?」


あんじゅ「センチメンタルステップスが動かない!なぜ!?」


センチメンタルステップスがボロボロと崩れていった


海未「!?」


海未「一体なにが!?」


海未「私のスタンドが!?違うものに変わっていく!?」


海未「これは!?」


センチメンタルステップスが崩壊し、中から一回り小さな人型のスタンドが現れた


海未「あなたは!?」


スタンド「ワタシハアナタダ

アナタガ自在に操ルコトガデキル」


海未「スタンド...なのですか?」


スタンド「イカニモ」


スタンド「能力ハ『重力』ヲ操ル」


海未「『重力』を操るスタンド!?」


スタンド「コノヨウニ」


スタンドがあんじゅに近づく


あんじゅ「なに!?こいつは.....操れない!」


あんじゅ「く、くるなぁああああ」


スタンドがあんじゅの頭を殴り飛ばした!


あんじゅ「うげえええええええけええええ!!」


するとあんじゅは真上に吹っ飛んだのだ!


あんじゅ「な、なに!?『上に落ちるッ』!」


海未「!?」


スタンド「優木あんじゅノ頭上に『重力』ノ『原点』ヲ付ケタ

彼女ハ永遠二上二落チ続ケルノダ」


海未「!?」


あたりが元の空間に戻った


海未「!!」


穂乃果「海未ちゃん!?

あんじゅさんは!?」


海未「射程距離の外に出たようですね...」


ことり「逃がしたの!?」


真姫「それってまずいんじゃないの!?」


海未「いいえ 大丈夫です」


皆「?」


海未「彼女は永遠に『落ち続ける』大気圏をでて宇宙空間にいっても永遠に『落ち続ける』」


凛「何をいってるにゃ?」


海未「『重力』を操るスタンド『ワイルドスターズ』によってあんじゅは宇宙空間を永遠に落ち続けるのです」


ことり「海未ちゃんのスタンドはセンチメンタルステップスじゃないの?」


海未「どうやらスタンドを矢で刺すと進化するようなのです

あんじゅのスタンドもこの矢で進化していたようですが...」


穂乃果「でも、今度こそ本当に終わったんだね!」


海未「はい!いつもの日常に帰れるのです!」


真姫「とりあえず、皆をうちの病院に運びましょう」


海未「そうですね」






あんじゅ「な!?なに!これは!

上に落ちている!『重力』が上に働いている!!」


あんじゅ「園田海未のスタンドは一体!?」


あんじゅ「そんなことよりまずいのは宇宙空間まで落ちるかもしれないこと!」


あんじゅ「宇宙空間には大量の紫外線がある! このまま落ちれば一瞬で灰になってしまう!!

誰か!誰か助けてェェェエエエWWRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYーーーーーーーーッ!!」


そうして優木あんじゅは宇宙空間に飛び出し、一瞬で灰になった


μsは今までの生活を取り戻したのだが....


穂乃果「いやぁー今日もパンが美味い!」パクーッ!


海未「穂乃果!いくらフューチャースタイルでパンが作れるからって食べ過ぎです!『ワイルドスターズ』!」


穂乃果「ああああ!パンが飛んでいっちゃうよ!!」


穂乃果「空を飛ぶパンなんてただのフライパンだよォォォ!!」


海未「パンの上に『重力』の原点をつけました

いくらパンを出してもすぐに宇宙空間まで『落下』させますからね」


穂乃果「そんなぁぁ」



凛「真姫ちゃん!凛は魚が食べれるようになったんだから真姫ちゃんもみかん食べるにゃ!」


真姫「絶対いやよ!こんなの食べ物じゃないわ!!」ポーイ


凛「にゃ!みかんを投げるのはだめにゃ!もったいないにゃ!!」


花陽「『ラヴマージナル!』」グイィッ!


花陽「はい、みかんが帰ってきたし食べて見てよ」ニヤニヤ


真姫「ヴェェェ...」


凛「『タカラモノズ!』真姫ちゃんはみかんが食べれるにゃ!」


真姫「!?」


真姫「いただきます...」ミカンパクーッ!


真姫「あら、案外にいけるじゃない」


凛「これで真姫ちゃんも苦手が克服できたにゃー!」



絵里「ねえみんな、久しぶりにUTXまで競争しよっか

負けた人ジュースおごり♪」


絵里「『エンジェリックエンジェル!』」


にこ「なー!?」


希「飛んで行くのは反則やろー!」


ワイワイガヤガヤ


μsは普通の人とは、『少し違った』日常を取り戻したのだ



ーーーー完ーーーー



プライヴェイト ウォーズ

本体:優木あんじゅ

能力:ラブレスワールドに矢がささり進化したスタンド

自分と相手のみの空間を作り出すことができる

その空間では相手はスタンドを使えず

あんじゅは相手のスタンドを使うことができる

破壊力:なし スピード:なし 射程距離:B 精密動作性:なし 持続力:A 成長性:なし



ワイルド スターズ

本体:園田海未

能力:センチメンタルステップスに矢がささり進化したスタンド

触れた物の重力の方向を操ることができる

破壊力:A スピード:A 射程距離:D

精密動作性:A 持続力:測定不能 成長性:なし





後書き

初めは本当に希を倒すストーリーにしようとしていたのですが
μ'sの誰かを殺すのとは私には出来ませんでした...


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1: ワタル 2015-08-11 13:33:54 ID: Z8a91AOT

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