2015-08-24 12:03:14 更新

概要

イベント攻略で一旦心か折れた作者が、温泉宿泊に逃げた時にアイディアを得て書き始めました。飛鷹は唯一のケッコン艦で、風呂のメンバーはE-6の攻略面子です。

資源は4万だけでは足りなかった…


飛鷹と提督のイベント逃避行



2015年夏期作戦「反撃!第二次SN作戦」は熾烈を極めた。全海域に旗艦として居座る鬼・姫級の深海棲艦。先の見えない長いゲージ、多数の出撃制限、ハイパーズ封印。風雲出ない。

これは、E-6攻略中に燃料が尽きて、暫く出撃が出来なくなった鎮守府の物語である。


─執務室─


飛鷹「提督、さっきの出撃で燃料が尽きたわ…これをどうするつもりなの?」


提督「…なに、作戦終了時刻まであと十日ほどある。貯めるさ。」


飛鷹「…何日貯めるの?」


提督「五日あれば、十分貯まる。」


提督「明日から五日間は、ほぼ完璧な休みとする!!もちろん私含め。…オリョクルはしない。」


飛鷹「そこまでする理由は?生半可な物だったら怒るわよ。」


提督「ところで飛鷹、私を含むこの鎮守府の面子…連続何勤だ?」


飛鷹「…半月は軽く越えているわね。」


提督「そう、最近休みがないせいでな、士気が落ちているんだ。」


提督「戦艦や空母組はまだ良いが…まだ年端の行かない駆逐艦や軽巡洋艦、オリョールで酷使しまくっている潜水艦たち辺りが目に見えて酷い。私もかなり疲れている…」


飛鷹「そうね…データを見ても、被弾率が上がって、命中率は下がっているわ。」


飛鷹「正直、このまま行ったら泥沼は確実でしょうね…」


提督「そう、だからこその休みだ。この五日間で英気を養い、残りの五日で残り二海域を突破する。」


提督「まぁ、遠征はローテーションを組んで行って貰うが…」


飛鷹「それは仕方がないわね…」


コンコン


天城「提督、旗艦天城含む空母機動部隊、無事帰還致しました。」ガチャリ


飛鷹「ご苦労様。結果は?」


天城「敵旗艦迄は到達したものの…大破せしめたのみで、撃破には至りませんでした。それと、全体的にかなりの疲れが溜まっている模様です。」


飛鷹「そう…」


提督「わかった…後は、補給と入渠を済ませてくれ。」


天城「はい。それで、次の出撃はいつになるのでしょうか?」


提督「次の出撃に関しては、追って連絡する。先ずは体を休めてきなさい。」


天城「わかりました、では。」ガチャリ


─入渠場─


瑞鶴「ふはぁ~生き返る~」ザパァ


夕立「夕立、本格的に眠いっぽ~い」ウトウト


時雨「夕立、お風呂で眠るのはかなり危険だよ…」フゥ


ローマ「そう言う貴女も、頭が船こいでるわよ…」ファァ


青葉「皆さん、とてもお疲れですね~青葉も、皆さんが気を抜いてる瞬間をカメラに納めたいのですが、如何せん気力が尽きてます~」


天城「できれば平時の時も自重してほしいような…」_(:3」∠)_ザパー


摩耶「…流石に…今回ばかりは…キツすぎるぜ…」ブクブク


電「はわわっ!?摩耶さん、寝ちゃダメなのです~!!」アタフタ


長良「赤城さーん…お風呂上がりにマッサージ機、行きません…?」


赤城「…上々ね。」モグモグ


天城「そういえば、雲龍姉様は何処でしょうか?」


那智「さっきサウナに入っていったのを見たぞ。よくもまぁ…」


ローマ「…マイペースな人ね。」


瑞鶴「こんな時にサウナって…体力あるわね…胸部装甲のシェイプアップでも狙ってるのかしら…」ブツブツ


青葉「瑞鶴さーん、戻ってきてくださーい。」ユサユサ


摩耶「つーか…次の出撃はいつになるんだろな?」


長良「休み欲しーいー!!つーかーれーたー!!」バシャバシャ


ローマ「確かに、最近酷使され過ぎね。テレビで見た『ブラック企業』に勤めている感じ…」


那智「更に言えば、私は戦いの後の一杯が無いのが辛いよ…アルコールは私にとって原動力のようなものだ。」


天城「まぁ、大規模作戦中は原則禁酒ですから…」


赤城「この作戦が終わったら、加賀さん達と秘蔵のお酒を空けながら、たらふく食べる事を約束しているけど…皆さんも参加します?お酒が飲める方限定ですが。」


那智「私は秘蔵の15年熟成柏盛を持って参加させてもらおう…」


青葉「奮発しますね~。アレ、かなりお高くありませんでしたっけ?」


那智「なに、勝利の喜びに比べたら…安いものさ。」


ローマ「私は…そうね、ValpolicellaとかBaroloとかをあるだけ持って参加させて貰うわね。」


摩耶「奮発すんなぁ…」


青葉「摩耶さんも参加ですよね?何を持ってくるんですか?」


摩耶「アタシは…酒は大したもん持っちゃいねえけど、熟成ハムは持っていくぜ!!やっぱ肉だろ肉♪」


とらぬ狸の皮算用とは言えど、明確なゴールを儲けて、士気を保っている面々。しかしその中で瑞鶴は、浮かぬ顔をしていた。それは、酒を原動力に生きているといっても過言ではない某アル中軽空母のことであった…


瑞鶴「そういえば…お酒と言えば…こういうときに一番食い付いてくるのは…隼鷹さんだったわね…」


天城「瑞鶴さん!!…でも隼鷹さんは…」


那智「隼鷹…惜しい奴を…亡くしたよ」


時雨「隼鷹は…まだ沈んでいないよ。」


電「でも…あの状態では…」


摩耶「ああ…そうだな…でも…まさか…まさか…な…」


長良「…禁酒による禁断症状で…普段とは似ても似つかない…清楚なお嬢様になるなんて…ね…」


─食堂─


休むのも1つの戦い、食堂には、英気を養うためにたらふく食べる攻略メンバー。髪型の外ハネをなくして正統派ロングヘアーで楚々とした、商船時代をおもいださせる…お嬢様な隼鷹!?


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2015-08-24 09:03:35

このSSへの応援

8件応援されています


SS好きの名無しさんから
2015-11-26 06:42:06

2015-10-25 12:02:17

SS好きの名無しさんから
2015-10-25 12:00:25

SS好きの名無しさんから
2015-10-19 04:26:38

SS好きの名無しさんから
2015-08-29 20:44:31

SS好きの名無しさんから
2015-08-29 02:06:23

SS好きの名無しさんから
2015-08-24 14:45:10

アテナさんから
2015-08-23 21:37:06

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください