2015-09-16 21:11:41 更新

提督「ここらで一発、鎮守府内模擬戦でもやるか」


野分「はい?なぜ今なんです」


提督「なんとなく一発やってみたくなったから」


野分「なんかその一発とかいうの辞めません?」


提督「気に入ってるんだけどなぁ」


野分「次言ったら動脈締めますよ」


提督「おう、じゃあ組み合わせは俺で考えておくからさ」


提督「周知頼むわ」


野分「わかりました」


~模擬戦当日~


提督「えーみんな、忙しい所集まってくれてありがとう」


ざわざわ


提督「うちの鎮守府もだんだんと賑やかになってきましたー」


提督「そこでいっぱ・・1回みんなの実力を見てみたいなーって思ったので模擬戦をします!」


提督「それじゃあ、みなさん、この前発表したチームで一列に並んでくださいねー」


「あれうちこっちやったわ」


「しっかりしてくださいよ」


「天津風~どこぉー」


提督「みなさん自分のチームの所に並びましたね~?」


「はーい」


提督「それじゃあ今から鉢巻を配りますので、すぐ見て分かる場所に付けてください」


提督「それじゃあ、徒競走始めましょう!」


「なんでやねん!模擬戦ちゃうんかー!」


提督「ありがとうございます」


提督「それじゃあ初めます」


野分「提督ひとつ質問があります!」


提督「はい野分さんどうぞー」


野分「先日頂いたチーム分けの資料ですが、明らかに戦力が均一ではないのですが!」


提督「えー大丈夫です、問題ないのでスタートします」


野分「」


~観覧席~


提督「ふぅ、段々と涼しくなってきたなぁ」


野分「そうですね」


提督「お前は自分のチームに行かなくていいのかー」


野分「大丈夫です」


提督「そうか」


提督「お昼のお弁当ちゃんと頼んだか?」


野分「はい、抜かり無く」


提督「早く食べたいなー」


「次はまぐろチームとさばチームです」


龍驤「横ええか?」


提督「おう、いいぞ」


龍驤「今日は涼しいなぁ」


提督「ああ、そうだな」


提督「そういやお前甲板大丈夫か?」


龍驤「ちょっと調子悪いねん~、だから擦ってくれる?」


提督「うわっ」


龍驤「うわって、素で引かれるとヘコむわ!」


提督「龍驤ってイジると面白いよな」


龍驤「なんか複雑な気持ちやわ」


提督「」


龍驤「」


提督「龍驤のとこ、今何勝?」


龍驤「今の所、全勝や」


提督「そうか」


龍驤「これって、優勝したら賞品でるん?」


提督「まぁ、考えてはいる」


龍驤「そか!じゃあうちいくわ」


~決勝戦~


提督「やっぱり羽黒のチームが上がってきたか」


浜風「なぜそう思うのですか?私が見た感じですと、戦艦が組こまれたチームが上がってくると思っていました」


浦風「そうやなー」


提督「まぁよーく見てみるといいさ」


提督「外から見たってそれだけが全てじゃないさ」


浜風「では、近くで見てきますね」


提督「おう」



~表彰式~


提督「みなさんお疲れ様でした」


提督「それでは、表彰式を初めます」


提督「それじゃあ3位、ハタハタチームとサンマチームです」


「なんか感想お願いします~」


提督「がんまりましょう、以上です」


「えーそれだけー」


提督「2位はひらめチームです」


提督「2位からは、賞品が・・でません!」


龍驤「」


提督「2位のチームのみなさんは、次は1位を目指してがんばりましょう」


龍驤「後ちょっとでいけたんやで、悔しいわ~」


浜風「悔しいです」


提督「そして、優勝チームは、カワハギチームです!」


提督「おめでとう!」


パチパチ


提督「それじゃあ、旗艦の羽黒ちゃん前へ!」


羽黒「はい!」


提督「羽黒ちゃんおめでとう!よくやったね!」


羽黒「ありがとうございます。」


提督「優勝賞品は・・・」


提督「鎮守府のすぐそこにある、おばちゃんのやってる商店の1500円ギフト券チーム人数分です」


羽黒「わぁ、嬉しいです」


提督「喜んでくれてなによりだ」


提督「羽黒ちゃん、次も期待してるから」ギュ


羽黒「はい、これからも提督の為にがんばりますね」


龍驤「なんか傍からみてるとアイドルの握手会みたいやな」


野分「ほんとうに気持ち悪いですね」


浦風「なんで羽黒さんだけ、ちゃん付けなんやろ?」


浜風「さぁ?」


提督「そこ!私語は慎め!」


提督「それでですね、えー、最下位のチーム」


提督「明日から、鎮守府内の掃除をやってもらいますので、覚悟していてください」


「えー!」


提督「ごふっん」


提督「それと最後に、みんな決勝戦は良く見ていてくれたよな」


提督「なにを思ったかな」


提督「渡した資料だと羽黒のチームは明らかに戦力が劣る」


提督「がしかし、結果羽黒チームが優勝だ」


提督「最後まで俺は言わない、各自で考えてくれ」


提督「以上、解散」


足柄「やったわね」


羽黒「姉さん、ありがとう」


足柄「しかし、提督もやるわね!」


足柄「まるであなたの優勝を見透かしていた見たい」


羽黒「え?」


足柄「だって、そこの商店、あなたの行きつけじゃない」


羽黒「言われてみれば・・」


足柄「ちゃんと見ていてくれたのね」


羽黒「私嬉しいです・・・、これからも頑張ります!」


足柄「さぁお風呂に行きましょう!」


羽黒「はい!」


END


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