2016-07-18 23:17:19 更新

概要

3作目になります。提督と艦娘たちの賑やかな日常を描けたらなぁ、と。

木曾が正妻のSSです。なお妻は他に5人います(さらに増えるかも)


前書き

3作目ですね。

自己紹介を前書きに書いていたんですが、今回から紹介編もすることにしました。
ナレーションは青葉の声で補正してください。


正妻・木曾







提督と木曾の寝室





司令官の正妻、木曾さん。鎮守府で一番かっこいい艦娘です。


料理もできて面倒見もよく、駆逐艦の娘たちにも懐かれています。特に最近は時津風さんですね。


近頃は鳳翔さんと一緒に、鎮守府の掃除や家事全般もこなしています。秘書艦なのに頑張りすぎです。


そんな木曾さんも司令官の前ではかわいい女の子なんですよ?






木曾「たまには俺が攻めたい・・・」



提督「どうした急に」



木曾「鳳翔は上だって聞いた」



提督「・・・まぁそうだけど」



木曾「俺も上になれないと、皆でするときに格好が付かないだろ?」



提督「むしろ多人数プレイを嫁から提案される夫ってどうなの」



木曾「不安なのか?」



提督「その台詞は別の機会に聞きたかった・・・」



木曾「でも大勢でってのはハーレムの醍醐味ってやつだろ?」



提督「確かに」



木曾「さすがに興味がないってのは男としてどうなんだ?」



提督「興味はあるけどさ・・・」



木曾「じゃあやろうぜ」



提督「お前、俺の体力保たないぞ・・・」



木曾「俺が鳳翔、大井姉さんが北上姉さんの相手するから、長門と蒼龍は任せた」



提督「なぁそれおかしくない? 嫁同士で眼前寝取りっておかしくない?」



木曾「よし、今日は練習だ! 鳳翔の弱点を教えてくれ!」



提督「自由だなぁオイ」






・・・・・・なんというか、やっぱり姉妹なんでしょうか? 誰とは言いませんが・・・。


なんだかんだ言いつつ、司令官は木曾さんに甘いので、この提案を通すんでしょうね


ちなみにこの後は、いつも通りに司令官が上でした。木曾さんとの夜伽はとても積極的な司令官です。



















良妻・鳳翔













提督と木曾の寝室





続いて司令官の第二夫人、鳳翔さんです。鎮守府を支えるお母さん的存在です。


家事・炊事を任されていますが、その腕前は他の鎮守府にも噂されるほど。空母としても優秀な方です。


ケッコンカッコカリは他の娘を優先するようにと、遠慮していましたが、司令官にプロポーズされ快諾。無事ケッコンされました。


鳳翔さんは葛城さんと同室なので、夜伽の際はこの部屋に。こういうときは木曾さんは自室で寝ています。








鳳翔「うふふ、提督も飽きないわね」



提督「俺だって若いからな?」



鳳翔「毎日のように女の子の相手してるものね」



提督「人聞き悪いなー・・・」



鳳翔「でも、本当でしょ?」



提督「まぁ、うん」



鳳翔「今日は何をされたいの?」ウフフ



提督「・・・そう聞いてくるから鳳翔が上になるんだよなぁ」



鳳翔「あら? 不満なの?」



提督「初めての時はあんなに恥ずかしがってたのに、今じゃなぁ・・・」



鳳翔「その言われ方は嫌だわ・・・」



鳳翔「別に、淫らになったわけじゃないわ。ただ、あなたのためにしたいだけ」



鳳翔「あなた以外の男性に、肌を見せようとは思わないもの」



提督「そこまで言われると恥ずかしいな・・・」



鳳翔「今更よ。好きだからこうしてあなたの前にいるのよ」ウフフ






すっごく大人な感じです・・・。夜の鳳翔さんは大胆です・・・。


妖艶といいますか、同性から見てもドキドキしてしまいます・・・。


木曾さんが返り討ちに遭う未来しか見えません・・・。


愛し合った後、お二人は眠りにつきましたが、5時には厨房に行って、朝食の準備をされていました。すごいです。
















三人目の妻、長門










長門の部屋




第三夫人は長門さん。我が鎮守府主力の戦艦さんです。小さい物好きの方で、最近はリベちゃんがお気に入りみたいです。


恋愛感情というものが分からなかったようですが、酔った時に自分の感情に気付かれて、ケッコンされました。


一人部屋なので、こういった時は長門さんの部屋ですね。


普段は凜々しい方なのですが、司令官の前ではとっても女の子です。







提督「そろそろ慣れない?」



長門「さ、さすがに慣れるのは無理だ!///」



提督「脱がせるぞ~」



長門「ま、待ってくれ! 自分のペースというのがあってだな!///」



提督「大丈夫だよ。綺麗な身体してんだからさ」



長門「それとこれとは話は別だ!///」



提督「分かったよ・・・」ハァ・・・



提督「じゃ、しばらくこうしてような」ギュッ



長門「あっ・・・///」



提督「このまま寝るのもありだな」



長門「そ、それは・・・その・・・///」











しばらくして、意を決したのか、長門さんから服を脱がれました。


なんというか、誰だか分からないくらいですよね。可愛すぎます。


そんな長門さんも司令官には適いません。すごく乱れちゃうんですよね。
















四人目の妻、蒼龍







蒼龍・飛龍の部屋






第四夫人、蒼龍さん。鎮守府一のお胸の持ち主です。噂ではまだまだ大きくなっているとか・・・(羨ましい・・・)


司令官の前では恥ずかしがって、会話もまともにできないくらいだったのですが、無事にケッコンされました。


当初は自分から嫉妬してしまうと考えていたみたいですが、あまりそういう風には見えません。他の奥様たちとも仲良しです。


こういった時は妹の飛龍さんが他のお部屋に泊まりに行きます。むしろ飛龍さん全面協力です。







蒼龍「えへへ・・・♪」



提督(蒼龍の笑顔が眩しい・・・)



蒼龍「提督と2人っきり♪」



提督(できれば心の中だけにしてくれると・・・。結構心に刺さる一言だよそれ・・・)



蒼龍「提督はえっち・・・したい?」



提督「いや、したいわけじゃないぞ?」



蒼龍「じゃあさ・・・。今日は一緒に寝るだけじゃ・・・ダメ?」



提督「いいよ、蒼龍」



蒼龍「う、腕枕とかして欲しいな・・・///」



提督「おう、それくらいならいつでも」



蒼龍「やった♪」








蒼龍さんとはよくこういうことがあります。一緒にいるだけで幸せなんでしょうね。司令官も淡泊な方なので、割と助かっているご様子です。


この後、腕枕をされた蒼龍さんはとても幸せそうでした。司令官と目が合うと、凄くかわいい笑顔を向けていました。


うーん、蒼龍さんは木曾さんの提案に乗らなそうなんですよね・・・。一番恋を楽しんでいる方ですし・・・。


ちなみに、何もなかった次の日は、飛龍さんがお怒りです。せっかくお膳立てしてますから、多少は仕方ないのかも・・・? 


でも、悪いことはしてないですし、許してあげてほしいです。
















5人目の妻 北上










北上・大井の部屋






第五夫人、北上さん。のんびりしている事を好みますが、意外と面倒見が良い人です。


普段は司令官の部屋で過ごしています。図書室の司書さんみたいなことをしていますね。


司令官が木曾さんとお付き合いを始めたのをきっかけに、自分の気持ちに気付いて、ケッコンされました。


以前から司令官と仲良しだったのですが・・・。初心過ぎるくらいに純情です・・・。司令官の前ではお顔を真っ赤にしています。(かわいいです)






大井「なんでここに提督が?」



提督「北上に呼ばれた」



大井「北上さん?」



北上「・・・・・・」



大井「どうしたんですか北上さん。なんとも言えない顔をして・・・」



提督「たぶん初夜のことじゃね?」小声



大井「あ~、なるほど」小声



北上「よし、決めた」



提督「何を?」



北上「大井っちも一緒にしよう!」



提督・大井「「はい!?」」



北上「だって大井っちもケッコンしたし・・・」



大井「一応私以前も提督と寝てますけど・・・」



北上「でも、え、えっちなことはしてないでしょ?///」



大井「ええまぁ。提督が意地っ張りだったので」チラッ



提督「間違ってないけどもっと言い方無かった?」



北上「だ、だから、大井っちも一緒じゃダメ?///」上目遣い



大井「はうっ!///」ズキューン!



大井「いいですよ北上さん! いいですよね提督!?」ハァハァ



提督「2人がいいなら俺は別にいいけど・・・」



提督「北上はいいのか? 恥ずかしいとかあるだろ?」



北上「提督と2人きりより断然いい!」



提督「さいですか・・・」









北上さんは司令官と友達として接してましたからね・・・。改めて異性として接すると恥ずかしいんでしょうね。


大井さんとしては嬉しいことなのでしょうけど・・・。んー、いいのでしょうか?


まぁこちらとしても一部始終を撮影することに変わりはありませんが。














6人目の妻 大井











第六夫人、大井さん。北上さん大好きな変わった人・・・だったのですが、司令官への気持ちに気付いてから、すごく優しくなりました。


以前は北上さん以外の料理を作ろうともしなかったのですが、最近はよく厨房を手伝っています。


司令官に一度告白しましたが、まだ木曾さんとお付き合いをする前だったので、断られてしまいました。今では思い届き、ケッコンされました。


初夜はどうなったんでしょうか・・・








提督「北上、身体強ばってんぞ?」



北上「慣れてる提督と違って初めてなんです-」プイッ



提督「それ言われたら何も言えないじゃねえか・・・」



大井「なら、私が先でいいですか? 北上さん」



北上「え!? そ、それは・・・///」ゴニョゴニョ



大井(かわいい! かわいいわ北上さん!)ニヨニヨ



北上「ていうか! 服くらい自分で脱ぐって!///」



提督「早くしないと、大井がもう脱ぎ始めてるぞ」



北上「はやっ!?」



大井「大好きな提督と北上さんに見せるんですもの。まったく恥ずかしくありません///」



提督「どうする北上。大井がかわいいぞ」



北上「そうだね! ちゃっかり提督のほうが先に上がるくらい提督が好きなんだね!」



大井「そこはちょっと悩みますね。今のやけになってる北上さんも可愛い・・・」



提督「なんか俺より先に大井に食われそうじゃね?」



北上「そ、そうだねぇ・・・」



大井「だいじょーぶですよぉ・・・。提督も一緒に・・・」ウフフ



提督・北上((これは先に大井(っち)を倒す・・・))アイコンタクト











なんだか無事に済まなそうですけど・・・。これが初めてでいいんでしょうか・・・


とりあえず撮影してますけど、これは永久封印ですね。どう見ても黒歴史です。


さて、奥様方全員紹介しましたし、次回からは日常編です! お楽しみに!
















サンマ漁もう少し・・・










鎮守府領地 無人島









提督「サンマって釣れるもんなの?」



時雨「さぁね。どうだろ?」



連装砲ちゃんたち「「「キュキュー!」」」



提督「え? 地引き網か・・・」



時雨「みんなで網持って海上進んでみたら?」



連装砲ちゃんたち「「「キュキュキュ!」」」



提督「それだって・・・。まぁ網はあるから行って来な」



連装砲ちゃんたち「「「キュキュ!」」」



ズザザザザ!



江風「なんで会話が成立してるんだぜ・・・」



提督「なんとなくで分かるよ」



時雨「そろそろイ級ちゃんたちとも話せそうだよね」



江風「時雨の姉貴も凄いぜ・・・」



江風「それになんで深海棲艦がここに住んでるんだ?」



提督「友達だから?」



江風「説明が疑問系なのは・・・」



提督「簡単に言えば、友達だからなんだよなぁ・・・」



時雨「ヲ級ちゃんと姫姉さん、リーちゃんとイ級ちゃんたち。それに潜水艦のみんなだよね」



江風「いっぱいいるんだな・・・」



提督「江風もよく飲み込んだよな」



江風「この鎮守府には不思議がいっぱいなんだよ。もう慣れたぜ」



提督「三日月も受け入れてくれるといいんだけどな・・・」



江風「あー、あくまであたしはテストってわけね」



提督「すまんな。一応うちの常識が非常識ってのは分かってるからさ」



江風「あたしは気にならないけどさ、三日月がどうかはわっかんないね」



提督「だよなー・・・」



時雨「お風呂一緒に入っても、背中流させてくれないんだよね-。『結構です』って」



提督「やっぱ色々考えるか。結婚式も考えないといけないんだけどな-・・・」



時雨「大変だね、提督」フフフ



江風「なんか聞き漏らしちゃいけない単語がさらっと・・・」





バシャッ スイーッ




潜水ヨ級「サンマってこれか?」つ網



ビチビチ!



提督「そうそう。ありがとな、手伝ってくれて」



潜水ヨ級「気にするな。ここに住んでいるんだ、貢献くらいするさ」



江風「あれ? あたしにも聞こえる?」



提督「ああ。チョーカー型翻訳機付けてるんだよ。妖精さんにもう少し作ってくれるよう打診中」



江風「もうなんでもありなんだな・・・」










連装砲ちゃん1「キュキュ!」サンマ×5



連装砲ちゃん2「キュキュ!」サンマ×4



連装砲ちゃん3「キュキュー・・・」トレテナイ
















料理バトルさせたくなった














鎮守府厨房









提督「さて始めようと思うんだけど」



鳳翔「全く前振りもないのね・・・」



提督「そろそろ女子力のチェックをしとこうかと」



鳳翔「そんなこと言って、三日月ちゃんのためでしょ?」



提督「もうちょっと引き延ばそうぜ・・・。普通終わってからこっそり『よかったわね』的なやりとりでしょ・・・」



鳳翔「あら? そっちのほうが良かった?」



提督「俺はそれを期待してた」







青葉「司令官! なぜ青葉がこちら側なんですか!?」



提督「撮影は夕張に任せてある。安心して料理をしろ」



夕張「任せて!」



青葉「うぅ~・・・」



提督「じゃ、参加者発表!」






提督「青葉・川内の密偵チーム!」



青葉「やっぱりそのくくりでしたか・・・」



川内「私料理ほとんどしたことないよ?」



青葉「青葉もですよぅ・・・」






提督「足柄・龍田のお姉さんチーム!」



足柄「私普通にできるわよ?」



龍田「・・・・・・」



足柄「・・・・・・龍田?」



龍田「ごめんなさい・・・」



足柄「謝るくらいなの!? もう不安なんだけど!?」







提督「那珂・雷の三女チーム!」



那珂「雑なチーム分けだね・・・」



雷「雷に任せておけば問題ないわ!」



那珂「・・・ほんとに?」



雷「・・・・・・たぶん」






提督「金剛・香取のお客さんチーム!」



金剛「これは! テートクの胃袋をつかむチャンスデース!」



香取「なんで私まで・・・」



金剛「・・・ちなみにできるんデスカ?」



香取「・・・・・・したことないです」







提督「三日月・夕立の駆逐艦チーム!」



三日月「料理は艦娘の仕事なのですか?」



夕立「ここではそうっぽい」



三日月「分かりました。したことはないですが、やってみましょう」



夕立(提督さん、この子、夕立の手に負えなくなったりしないよね・・・?)








提督「以上5チームに競って貰いましょう。審査員は俺、鳳翔、木曾、大井、祥鳳です」



提督「ちなみに、お題は『サンマを使った料理』です。制限時間は2時間、準備はいいか?」



ハイ!




提督「オッケー。じゃあみんな・・・」



提督「スタートだ!」



ピーッ


















サンマ料理だと難しそうなので















青葉「ところで何を作ります?」



川内「サンマ料理って何があるっけ」



青葉「焼いたものしか食べたことは・・・。お寿司になってるのも見たことありますけど・・・」



川内「私もそれくらいしか知らないんだよね・・・」



青葉「どうしましょ・・・」



川内「他の魚料理を真似してみるとか?」



青葉「うーん・・・」








鳳翔「提督、サンマ料理では難しいのでは?」



提督「やっぱり? 俺も難しいかなとは思ったんだけど・・・」



祥鳳「なんで選んだんですか・・・」



提督「サンマ獲る任務があったんだよ・・・。まだ30行かないけどさ」



木曾「あ、その任務・・・」



提督「どうした?」



木曾「30尾を所持で達成らしい」



提督「・・・・・・食ったら?」



木曾「また獲らないとだな」



提督「・・・・・・」



提督「皆すまん! サンマ使っちゃダメだ! マジでダメ!」



大井「必死ね・・・」



鳳翔「じゃあお題どうします?」



祥鳳「簡単なところで、鶏肉使った料理がいいんじゃないですか?」



木曾「妥当じゃないか? 唐揚げするなら気をつけないとだけど」



大井「初めてで揚げ物するかしら・・・」



提督「てなわけで、お題変更! 鶏肉を使った料理で!」








青葉「助かりましたけど、司令官も任務の確認しましょうよ・・・」



川内「鶏肉かぁ・・・。親子丼?」



青葉「・・・・・・焼き鳥じゃダメですかね?」



















お姉さんチーム















足柄「鶏肉か・・・。チキンカツでも作る?」



龍田「・・・・・・」



足柄「ちょっと・・・。黙り込むの止めてくれる?」



龍田「もうちょっと簡単なものない?」



足柄「いや、チキンカツも下味付けて揚げるくらいよ?」



龍田「鶏肉、触りたくない・・・」



足柄「あなたなんで艦娘できてるのよ・・・。戦場もっと過激でしょ・・・」







提督「ルールとして、2人協力して作るように」



鳳翔「まぁ当然ね」



提督「ではゲスト、天龍さんです」



天龍「なにこの扱い」



提督「やっぱゲストって欲しいじゃん?」



天龍「まぁいいけどよ・・・」



提督「で? さっそくだけど龍田って料理できないのか?」



天龍「・・・・・・できないっていうか、失敗するのが嫌みたいでな」



提督「失敗?」



天龍「バレンタインの時、湯煎知らなくて、お湯の中に直接チョコいれてな・・・」



提督「あぁ・・・」



天龍「それを駆逐たちに見られたのが恥ずかしかったらしい・・・」



提督「龍田はお姉さんキャラだからな-、かっこ悪いところ見せたくないのか」



天龍「それと、スプラッタ映画もダメだな」



提督「まぁ、それはな・・・」



天龍「だから龍田は遠征がいいらしい」



提督「それは俺としても助かってるので、問題ないな」












足柄「じゃあ野菜切りましょ。包丁は問題ない?」



龍田「た、たぶん・・・・・・」プルプル



足柄「ちょっと、皮むきはピーラーでいいから。できないのに無理しないで・・・」











提督「どうやらチキンカツカレーにするっぽいな」



鳳翔「足柄さんならではね」



木曾「期待できるな」



大井「龍田さんのビクビクしてるのは新鮮ね」



祥鳳「でも包丁持ってるのが心配になります・・・・・・」

















三女チーム










雷「タマネギが目に染みる・・・」ウゥ・・・



那珂「雷ちゃん!? 左手は猫の手にしなきゃ危ないよ! 後目をこすっちゃダメ!」



雷「わ、分かってるわ! 今のは、その・・・、ちょっと間違えただけよ!」



那珂「怪我するようなことで間違えちゃダメだよ!?」










提督「いやー、お姉さんする那珂も可愛いねぇ」



神通「それを目的にしてたんですか?」



提督「間違ってないな」



木曾「はい、ではゲストの神通さん、響さんです」



神通「よろしくお願いします」



響「こんにちは」



提督「スルーされた・・・」



木曾「あの2人は料理できるのか?」



神通「そうですね・・・。簡単なお菓子作りはしたことありますね」



響「雷はしたこともないね」



木曾「・・・那珂がしっかりしないとだな」



提督「見た感じ、オムライス作るんじゃないか? グリーンピースも準備してるし」



木曾「玉子をきれいに焼けるかも大事だな」

















お客さんチーム













金剛「彼氏欲しいと言うものの、自分を磨かない女デスネー・・・」アキレ



香取「自覚してます・・・」



金剛「チキンなのデー、ソテーなどが簡単ですけど・・・。2人で、というルールにそぐわないネー・・・」



香取「確かに、任せっきりになりそうね・・・」



金剛「そうなると・・・。フライドチキンにして、香取に揚げてもらいマース」



香取「えぇ!? 無理無理怖いわよ!」



金剛「怖がらなければ大丈夫デース! 油がはねるのはビクビクするからネ! 落ち着いてやれば問題ナッシング!」



金剛「私はチキンの下処理と味付けを担当するので、香取はジャガイモの皮を剥いておいてくださーい!」



香取「うぅ・・・、分かったわよ・・・」









提督「さて、今回のゲストは瑞鶴にお願いしました」



瑞鶴「なんで私・・・?」



提督「金剛が料理できることは知ってるからさ。なら香取側のゲストだろうなって」



木曾「瑞鶴は大本営にいたからな」



瑞鶴「まぁいたけど・・・。香取さんが料理してるのは見たことないわ。元帥様へのバレンタインも買ってたし。チョコじゃなかったけど」



提督「ジャガイモがどんどん小さくなってるな・・・。こりゃ初めてだろうな」



瑞鶴「私もしたことないから言い辛いけど・・・。酷いわね」



提督「第二回のときは瑞鶴もあっち側な」



瑞鶴「なんで!?」



提督「有言は現実を知る者のみに許される、が俺のモットーなんでね」



木曾「変えるなよ・・・。有言実行・不言不実行だろ、お前のモットー・・・」



瑞鶴「それだと有言されちゃったから私参加決定なんだけど・・・」




















駆逐艦チーム













三日月「さて、何を作りましょうか」



夕立「うーん・・・。唐揚げでもいいんだけど、フライドチキンがあるなら止めた方がいいね」



三日月「そうですね」



夕立(自分の意見出して欲しいなぁ・・・)



夕立「とりあえず、危ないことは控えたい・・・。鶏皮餃子にしよっかな」



三日月「それは?」



夕立「餃子の皮の代わりに、鳥の皮を使うの。前提督さんが作ってくれたの」



夕立「その時に手伝ったから、作り方はわかるっぽい」



三日月「では、それにしましょう」



夕立「まず、キャベツとニラを切ろっか」



三日月「包丁は・・・」



夕立「はい。これ」



三日月「ありがとうございます」



夕立「切り方分かる?」



三日月「いえ・・・」



夕立「見てて? こうやって、左手は猫の手で・・・・・・」



三日月「・・・」フムフム














提督「うんうん。夕立は良い子だなぁ・・・。後で撫でてあげなきゃ」



時雨「お姫様抱っこもしてあげてね」



提督「そうだな。喜んでくれるならどんなことも惜しまないぞ」



時雨「ならキスとかも?」



提督「それは俺の一存じゃ無理だな」



木曾「珍しく節操があるな・・・」



提督「いや、まぁ・・・・・・。もう何も言えないか・・・」



大井「解説とかしたらどうなのよ・・・」



祥鳳「あはは・・・・・・」



鳳翔「夕立ちゃんなら大丈夫よ。何度か厨房を手伝ってくれているもの」



祥鳳「そうですね。助かってます」


















実食! (密偵チーム)







2時間後








提督「では、密偵チーム、料理をお願いします」





青葉・川内「「はーい」」





提督「さて、料理は?」



青葉「川内さんの意見で、親子丼にしました!」



川内「ついでに茶碗蒸しも作ったよ」



提督「思ったより完成度高いな・・・」



木曾「茶碗蒸しもきちんとできてるじゃないか」



鳳翔「すごいわね。ほんとに初めて?」



川内「一応ね。テレビとかで作ってるのは見たことあったから・・・」



青葉「密偵のおかげか、記憶力が2人ともよくて・・・」



大井「なるほど。だからここまで再現できたのね」



祥鳳「見た目も綺麗です。美味しそうですね」






提督「じゃ、実食!」





イタダキマス






提督「んん! 美味しい! これが初めてとか凄いな!」



木曾「茶碗蒸しも中まで火が通ってるし・・・、味も完璧だな」



青葉「テレビでプロがやってる通りですからね。味は大丈夫かと」



川内「時間とかまで覚えてたからねー」



鳳翔「覚えてても実際にできるというのが凄いわね。初めてで再現なんて普通は無理だもの」



祥鳳「そうですよね。慌てることなく作業すること自体が難しいことですし・・・」



大井「初めてで蒸し器の使い方とかもね・・・。記憶だけでするのは凄いわ・・・」







提督「意外とこのチーム優勝しそうだぞ!? これは料理出す順番間違えたかな!?」



提督「ちなみに、点数制ではなくて最終的に5人で話し合って決めるので、まだまだ結果は分かんないぞ!」















お姉さんチーム!













提督「じゃあ続いて、お姉さんチーム!」





足柄「あのレベルの後はきついわね・・・」



龍田「終わるならなんでもいいわ~・・・」



足柄「私勝ちたいんだけど・・・」





提督「おおっ、いいねーカツカレー!」



足柄「提督大好きだものね。今回はチキンカツだけど」



木曾「その狙いがもう勝つ気満々だな」



大井「衣もきれい・・・。凄いわね」



祥鳳「カレーも凄く香り豊かですね」



鳳翔「じゃあいただきましょうか」




イタダキマース




提督「うまい!」ガツガツガツ!



足柄「落ち着いて食べなさいよ・・・」



木曾「チキンカツサックサクだな。カレーとも相性抜群だし」



大井「カレー美味しい・・・。市販のルーじゃないですよね?」



足柄「ええ。私のオリジナルのレシピよ。今回は龍田に任せたけどね」



龍田「頑張ったわ~・・・」



鳳翔「辛さはもう少し抑えた方が駆逐艦の子たちにはいいわね・・・。そうなると・・・・・・」ブツブツ



祥鳳「もうメニューにする気ですね・・・」



足柄「それは光栄ね」



提督「おかわりある?」



足柄「はやっ!?」



木曾「まだ3品あるんだから、次の機会にしろよ」



提督「くっ、でも1杯くらいなら・・・!」



木曾「そう言って大盛りにしてもらう気だろ・・・。んじゃ次のチーム、料理のサーブを」



提督「くっ、司会まで取られた・・・」
















三女チーム













那珂「なるほど、好物っていう手があったのか~・・・」



雷「でも揚げ物は怖いわね・・・」






木曾「三女チームはオムライスだな。思ったより綺麗な仕上がりだな」



大井「しかもタンポポオムライスって言われるやつね。綺麗にできてるわ」



鳳翔「これはどちらが?」



那珂「はい」ノ



祥鳳「那珂ちゃんが?」



那珂「やってみました」←運13



雷「奇跡よね・・・・・・」



提督「じゃ、いただこうか」




イタダキマース




木曾「んん! 美味しいな」



大井「ええ。よくできてるわね」



鳳翔「初めてなら上出来だと思うんだけど・・・」



祥鳳「他のチームのレベルがおかしいんだと思います・・・」



提督「おかわり!」



木曾「お前もう食いたいだけだろ!」



提督「いやちゃんと審査してるよ!?」



















お客さんチーム













木曾「お次はお客さんチーム!」





香取「ごめんなさい・・・」



金剛「まぁまぁ、気にしないで下サーイ・・・」





木曾「フライドチキンか。これもアイツの好物だぞ・・・」



金剛「なんですってぇ!? メモしなくては!」



大井「驚いてるのに日本語なのね・・・」



祥鳳「揚げたのは香取さんでしたね。揚げ物は近くでしなくてはいけませんから、怖かったでしょう?」



香取「ええ・・・。そのせいで少し時間が掛かりまして・・・」



鳳翔「色に差があるのはそのせいね。まぁこれは慣れの問題だから仕方ないわね」





イタダキマース!





木曾「んん! 美味しいな」



大井「凄いわね。下味もきちんと付いているし、衣にも味を・・・」



鳳翔「クリスマスはこれにしようかしら」



祥鳳「またメニュー増えましたね」



金剛「まっかせるネ-! クリスマスもここに遊びにきマース!」



香取「自由ね金剛さん・・・」



提督「おかわり!」



木曾「言うと思った・・・。お前の好みのスパイシーな味付けだもんな・・・」



木曾「てかお前の好物分かりやすいな。子供かよ・・・・・・」



提督「子供の心ってのは一番大事だと思うんだけど・・・。後俺若いからな? 忘れてない?」



















[chapter: 駆逐艦チーム!」













木曾「では最後、駆逐艦チーム!」





夕立「夕立、頑張ったっぽい!」



三日月「包丁とは怖い物ですね・・・」





木曾「料理は鶏皮餃子か」



鳳翔「見ていてほほえましかったわ」ウフフ



大井「夕立ちゃんほんとに頑張ってたわね・・・」



提督「おいで夕立」ポンポン



夕立「わーい!」



提督「お疲れ様」ナデナデ



夕立「ぽい~///」キャッキャッ



祥鳳「完全に犬なんですが・・・・・・」



木曾「じゃ、いただくか」





イタダキマース




木曾「おぉ! うまい!」



夕立「当然っぽい! 提督さんのレシピだもん!」



祥鳳「よく覚えてましたね」



夕立「提督さんのことだから!」



大井「すごい従順な子になったわね・・・」



鳳翔「三日月ちゃんは作ってみてどうだった?」



三日月「そうですね・・・・・・」



三日月「・・・少し、楽しかったです」



提督「おいで三日月~」



三日月「?」 テクテク



木曾「いや、行かなくてもいいんだぞ・・・」



提督「ほら、あーん」つ



三日月「っ・・・。 あーん」ハムッ



提督「どうだ? 自分で作った料理は」



三日月「」モグモグ



三日月「~っ!」ハフハフ!



木曾「そりゃ熱いわ・・・」



三日月「・・・・・・熱いけど、おいしいです」



提督「だよな」ナデナデ



三日月「・・・、あの、頭を撫でないでください・・・」



提督「気にすんな、撫でたくなっただけだよ」



三日月「・・・・・・そうですか」ムゥ・・・









木曾(デレないな、三日月)



鳳翔(どちらかというとお父さんと接しているみたいね)



大井(好感度じゃなくてなつき度ね)



祥鳳「アイコンタクトで会話しないでください・・・」

















決めては愛情

















提督「さて、優勝どうする?」



木曾「そうだな・・・・・・」



鳳翔「味で言えば足柄さんと龍田さんチームかしら?」



大井「密偵チームはオリジナリティはなかったものね・・・」



祥鳳「夕立ちゃんたちも頑張ってたんですけど・・・。流石に熟練度が違いましたね」



木曾「お前は?」



提督「正直、好物があった時点で公平な審査とかできないよな」



木曾「一個お前のレシピだしな」



提督「俺審査員向いてなかったな・・・」



木曾「じゃ、優勝は鳳翔が決めるか。プロが言えば誰も文句言えないし」



鳳翔「角が立ちそうな言い方なんだけど・・・」








提督「んじゃ、結果発表~!」



木曾「切り替え早いな」



提督「鳳翔、発表よろしく」つマイク



鳳翔「分かりました」



鳳翔「そうですね・・・。皆さん初めての方もいるなか、とても美味しい料理でした」



鳳翔「ただ、料理をする人は振る舞う相手のことを忘れてはいけません」



鳳翔「愛情がスパイス、とは言いませんけど・・・」



鳳翔「食べた人が喜んでくれる以上に、嬉しいことはないのですから。そのことは皆さんも覚えていて下さいね」



鳳翔「なので、今回の優勝は、提督を一番喜ばせたチームにしようと思います」



鳳翔「優勝はー」

















好きな人には喜んで欲しい














足柄「私優勝でいいのかしら・・・」



木曾「喜んだあいつが悪いから、気にするな」



足柄「まぁ、好きなこと知ってて作ったからね。前作ったときも喜んでくれたし」



木曾「狙ってたのか」



足柄「狙ったかっていうとそうじゃないわ。勝負ごとだし勝ちたかったけどね」



足柄「提督が喜んでくれたらいいなって思っただけよ」



木曾「お、言うね-。あいつに聞かせてやりたいよ」



足柄「いつかちゃんと伝えるわよ。練度が99になってからね」



木曾「っていっても、もう気持ちは伝わってるだろ?」



足柄「新しい関係性を気付くなら、はっきり言葉にしないとね」



木曾「さすが足柄、格好いいな」



足柄「提督はかっこいい木曾を好きになったんだもの。私も格好良くなくっちゃね」

















龍田「てんりゅ~ちゃ~ん!」



天龍「お疲れ龍田」



龍田「もうやだ、包丁持ちたくない~」



天龍「おいおい・・・。昔提督に刃物突きつけてたじゃん・・・」



龍田「あれは冗談だもの」



天龍「冗談でやっていいことじゃねぇよ・・・」

















寒くなったので、風邪を引かないよう気をつけて下さい














木曾と提督の寝室






提督「寒いな」



木曾「朝は特に」モゾモゾ



提督「裸だしな」



提督「ちなみに性交渉をするとホルモンが分泌されるから風邪予防になるらしいな」



木曾「じゃあだいじょぶ・・・・・・」



提督「眠いのか?」



木曾「眠い・・・」



提督「春じゃないけど暁を覚えような」



木曾「暁型駆逐艦一番艦・・・・・・」



提督「その暁じゃねぇ」
















TRICKされたい















夕立「提督さん! トリックオアトリート!」



提督「おう、夕立。俺にいたずらをしようなんていい度胸だな」



夕立「負けないっぽい!」フンス!



三日月「なんで喧嘩腰なんですか?」



時雨「ここではね、提督を驚かせることができたらお菓子がもらえるんだ。提督の手作りの美味しいやつ」



Libeccio「ほうなの?」モグモグ



時津風「おもひろほう」モグモグ



三日月「食べながら喋っちゃダメです」



陽炎「長門さんも木曾さんも子供に甘すぎよね」



黒潮「ほんとの子供産まれたらどうなるんやろ・・・」



涼風「参加すっかな-」



不知火「私もやります」フンス



江風「そんなに美味しいのか?」



暁「もっちろん! しかもメニューは各自の自由なのよ!」



響「さすがにもらえるのは明日になっちゃうけどね」



雷「祥鳳さんもお手伝いするから翌日は甘いにおいするのよね」



電「そして司令官さんが口説くまでが去年の流れでした」



江風「口説く? 良いにおいだな、とか?」



提督「いや、確か『良いにおいがする。美味しそう』って言った気がする」



江風「・・・それは場所と関係性が違えばセクハラだぜ」



提督「ついうっかり口から漏れただけだって」



夕立「その後祥鳳さんにビンタされてたっぽい」



シュタ



青葉「その写真がこちら!」



江風「クリーンヒットしてるな」



提督「青葉遂に写真見せるためだけに出てきたな・・・」

















字が綺麗だと女の子だなって意識する













執務室







木曾「お? なんか面白いの入ってるぞ?」つ



提督「ん? 封筒にハートのシール・・・?」



木曾「ベタなラブレターだな」



提督「ハロウィンのイタズラか、それとも本気か・・・」



木曾「いや、ラブレター貰ったらもうちょっとときめけよ・・・。渡し甲斐ねぇな・・・」



提督「まぁとりあえず見てみよう」エット・・・




『〇〇さん。あなたのことが好きです。初めて会ったときから、ずっと。



もちろん、奥さんがいるのも分かっています。それでも好きです。大好きです。



私と付き合ってくれませんか。奥さんと別れて、なんて言いません。公にできない関係でいいんです。



大好きなあなたと、一緒にいられるのなら、それでだけで私は・・・・・・。



もしそれがダメなら、一夜限りでも構いません。2人だけで、会っていただけませんか?』




木曾「・・・・・・綺麗な字だな」



提督「すげぇ気持ち籠もってるな・・・。え? これ駆逐艦が書ける内容じゃなくね?」



木曾「大人の女って感じだな」



提督「昼ドラにありそうだよな」



木曾「これが妻に見つかるパターンだろうな」



提督「むしろ妻と見てるけど・・・」



木曾「今更違う女抱いても何も言わないぞ。艦娘であれば」



提督「俺は強要はしません-」



木曾「知ってるよ。一応言ってみただけだ」



提督「んで、誰からだ・・・?」



木曾「裏になんか書いてあるぞ?」



提督「裏?」



『夕立より』



提督「夕立!? 嘘だろ!?」



木曾「マジか・・・、全然想像できなかった・・・」



提督「これはイタズラ・・・なのか?」



木曾「いや、たぶんイタズラだと思うけど・・・・・・」



提督「・・・・・・これはちゃんとお菓子作ってやろ」



木曾「そうしてやれ・・・」
















実は好みのタイプ










執務室










コンコン



提督「入って良いぞ」



ガチャ



???「失礼します」



提督「ん?」



木曾「誰だ?」



???「誰だ、だなんて。お忘れですか?」



提督「木曾、知り合いか?」



木曾「青みがかった黒髪にこのスタイル・・・? 全然覚えがないな」



???「提督もお忘れですか?」



提督「俺も・・・? 流石にこんな美人を忘れるとは思えないけど・・・」



???「はぁ・・・。仕方ありませんね・・・」



???「」コホン



???「まさかここまで気付かれないとは、あたいもびっくりだよ」



提督「あたい・・・?」



提督「・・・・・・ってまさか涼風か!?」



涼風「そーだよ、まったく・・・。そんなに気付かないもんかね」



木曾「いや、分かんないって・・・。てかなんで大きくなってるんだ?」



涼風「夕張さんに頼んでおいたんだ-。ハロウィンのためだけにね」



提督「そこまでするか・・・」



涼風「どーだい提督? 驚いたかい?」ニシシ



提督「ああ、驚いた。すっげぇ美人だし・・・」



木曾「口調まで変えるとどこかのお嬢様って感じだったぞ」



涼風「そーかい? じゃー今日の間はそうしよっかなー」



提督「俺としては今のままが好きだけどな。接しやすいし、なにより涼風って感じがする」



涼風「提督がそういうならこのままでいっか」



木曾「いつ戻るんだ?」



涼風「たぶん一日だって」



木曾「たぶんなのか・・・・・・」



提督「どうせ試してないだろうからな・・・」



涼風「じゃ、他の人も驚かせに行ってくるね-」



提督「ほどほどにな。お菓子はなにがいい?」



涼風「」コホン



涼風「プリンがいいわ」



提督「・・・・・・大人モードで言うとすごい可愛いな」



木曾「同意」



涼風「これ楽しいなー!」

























お菓子作りは女子力














食堂






涼風「なんだよー結局全員分作ったのかー・・・」



提督「いや、夕立と涼風がレベル高すぎてもう驚かないだろうと思って」



夕立「ぽい-!」モグモグ



陽炎「大人になったり昼ドラっぽい手紙かいたり・・・。力入れすぎでしょ」



黒潮「不知火の記憶喪失ネタおもろそうやったのに」



不知火「不知火に落ち度はありません」



時津風「落ち度しかなかったよ?」



Libeccio「うんうん」モグモグ



五月雨「私も大人になりたいな・・・」



時雨「その髪の長さで大人になったら・・・」



三日月「ラプンツェルみたいになりそうですね」



島風「らぷんつぇる?」



白露「髪の長いお姫様の話だっけ?」



村雨(あれってなんていうか薄い本みたいな話なんだけど・・・。ディ〇ニーのほうだよね?)



提督(あれってなんていうか薄い本だよな・・・。ヒロインが段々と快楽に落ちていく感じのやつ)



木曾「おい、考えてること分かんないけど考えるの止めろ」




















電話の声が自分の声ではないと聞いて














プルルルル




提督「どちら様?」



友提督『お前は画面見ないのか?』



提督「そういうことは携帯でかけた奴が言えや」



友提督『確かに。執務室の電話だった』



提督「んで? なんの用?」



友提督『お前の飯が食いたいと駆逐共がうるさいんだよ』



提督「そういえば結構前に行く約束してたな」



友提督『てなわけで来い』



提督「んー・・・。まぁ俺も近々話あったし。行くのはいいぞ」



友提督『じゃあ頼むわ』



提督「おー、じゃ、明日行くわ」



友提督『唐突だなオイ・・・』



提督「じゃないと忘れる」



友提督『ま、いいけどよ』



提督「んじゃなー」プツッ








提督「荷物は・・・後でいいや。木曾に言っておくか」
















お泊まり回始まり












次の日






鎮守府 防波堤





提督「じゃ行ってくるわ-」



木曾「おう。執務はある程度やっておく」



提督「頼んだ」



木曾「水上バイクで行くのか?」



提督「おう。ちょっとやりたいことがあってな」



木曾「やりたいこと?」















ズザザザザザザザ!






提督「イ級1・2は前方の駆逐を狙え! 砲撃!」



イ級1・2「「イィー!」」ズガン! 



敵駆逐イ級「「「「イィ!」」」」ザプン!



提督「やっぱ潜ったな。他イ級今だ! 対潜攻撃!」



駆逐イ級3・4・5・6「「「「イィー!」」」」ズガガガン!



ヒュ~    ドカン!



シーン



提督「やったっぽいな。よくやった、皆」



イ級たち「「「「「「イィー!」」」」」」



提督(やべぇ、思った以上にポケモ〇っぽくて楽しい)



提督(アニメみたいに動くバトルしてみたかったんだよなー)


















親しき仲に義はあっても礼はいらない













友提督勤務 〇△鎮守府










提督「さて、ついたは良いけど・・・」



提督「バイクどこ置けばいいんだ・・・?」



提督「前来た時は陸からだったからなー・・・」




テクテクテク




古鷹「こんにちは、提督さん」



提督「お? 君は秘書艦の古鷹ちゃん」



古鷹「ちゃん付けは嫌なんですけど・・・」



提督「なんていうか、古鷹ちゃんはちゃん付けが落ち着く」



古鷹「は、はぁ・・・」



古鷹「コホン。 とりあえず、バイクはそっちにお願いします」



古鷹「それと、さっそくで申し訳ありませんが、厨房に向かっていただきます」



提督(微妙に砕けた敬語を親しみを持ってくれてる的な意味にとらえると可愛いと思う)



提督(実際は呆れられてるんだけど)



提督「はいよ。あ、バイクに燃料お願いね」



古鷹「それは大淀さんに頼んでますから、大丈夫です」



提督(なのにバイクを置きに行くのは俺なんだよなぁ・・・)



提督「ところで、アイツに挨拶しなくていいの?」



古鷹「提督から『勝手に動き回ってくれ』との言づてを預かってます」



提督「雑過ぎだろ・・・」















リンゴ剥く女の子ってもう最高











厨房









提督「気になったんだけどさ-」ジュー 



古鷹「なん、ですか?」



提督「普段は誰が飯作ってんの?」



古鷹「みんなで交代制です。駆逐の子たちが多いので、他の艦種のみんなでフォローしてます」



提督「なるほどな-。うちもそうすっかな」ジュー



古鷹「そちらには、ん、鳳翔さんも、ふぅ、いるのでは?」



提督「いや、将来お嫁に行く子には必要なことかなと思って」



古鷹「ほんとに、くっ、お嫁に、行くんですかね・・・」



提督「・・・・・・古鷹ちゃんさぁ」



古鷹「ん、なん、ですか?」



提督「そうやって吐息が漏れるのエロいよグッジョブ」



古鷹「んなっ!?///」



古鷹「あなたがリンゴくらい剥けるようになれと言ったから・・・!///」



提督「だからってそんなに一生懸命に剥くとは・・・」



古鷹「そ、それは・・・///」



提督「友の奴に食わせるんだろ-?」



古鷹「っ!?///」



提督「今この状況で綺麗に切ったリンゴ出したって、俺がやったのかって言われてむなしくなるだけだって」



提督「少し歪なくらいが男にはいいんだよ」



古鷹「くっ・・・///」



古鷹「そ、それでも、提督には女の子として見て欲しいから・・・///」



提督(おぉう、古鷹ちゃん可愛いねぇ。あいつには勿体ない)



提督(でも提督呼びだと自分のことじゃないって分かっててもドキッとするね)

















子供と仲良くできるのは凄い















食堂









提督「お子様ランチを20は作ったぞ・・・」



加古「まぁ駆逐多いからねー」モグモグ



陸奥「提督さん、お醤油取って」



提督「ほい」



陸奥「ありがと」フフ



望月「もぐもぐ・・・へいほふふごいなおいひいぞほれ」



陸奥「噛みながら喋らないの。ほら、初雪ちゃんお醤油」つ



初雪「ありがとです」



漣「ほんっと美味しいです!」メシウマー!



朧「うん。かにクリームコロッケおいしい」ムフー 恍惚



曙「あんたかに食べるんだ・・・。漣もメシウマの使い方違うでしょ・・・」



潮「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」



曙「一心不乱過ぎるでしょ・・・」



提督「お茶いる人-」



「「「「ハーイ」」」」



陸奥「加古は自分でしなさいよ・・・」



加古「めんどくさーい・・・。食べたら眠いし・・・おかわり・・・」



提督「どっちだよ」










衣笠「なんだか家族みたい」パシャパシャ



衣笠「青葉に送ってあげよっと」



古鷹「なんで加古はあっち組なのかしら」



古鷹(でもいいな、陸奥さん。私も家族みたいって言われたい・・・・・・)///



衣笠「話さなくてもだだ漏れしてるからね?」



























駆逐の相手(ゲーム)は最高だぜ!










陸奥の部屋













漣「だぁーっ! また負けたぁ-!」



提督「だから、もう少し相手の考えを読もうな?」



漣「イバンの実って何!? しかも地割れとかもう運ゲー過ぎるでしょ!」



初雪「まさかトリデ〇スで2体落とすとは・・・」



望月「メタルバーストは警戒するもんだろー」



漣「それでステロ蒔かれても辛いんだもん!」



提督「いやー、やっぱいいねぇポケモ〇バトルは」



陸奥「なんで私の部屋なの・・・」



提督「みんながここに連れてきたから・・・」



陸奥「それは、いつものことなんだけど・・・」



初雪「では、負けた漣は抜きでマルチやりましょ」



漣「酷い!?」



望月「あたしと初雪組もっか」



提督「じゃあ陸奥さんと俺か」



漣「ちょっと!? 提督さんまで私をハブ!?」



陸奥「私のパーティはシングル用なんだけど・・・」



提督「不安なのか?」



陸奥「ゲームに不安も何も・・・。バツゲームがあるわけじゃないのに」



望月「じゃあバツゲーム有りにしよう」



初雪「そうだね」



漣「はいはい! 負けたチームはポッキーゲームがいいと思います!」



陸奥「ポ、ポッキーゲーム!?///」



提督「オイコラ。参加しないのにバツゲーム決めるのかよ・・・」



望月「いいんじゃない?」



初雪「反対1に賛成3ということで、可決」



提督「陸奥さん?」



陸奥「だ、大丈夫・・・。欲望には負けないわ・・・!」



提督(四面楚歌の気配)

















ポッキーの日ですし

















望月「行くよ初雪ー」



初雪「戸惑いも無しですか・・・」マァイイデスケド



漣「面白くない! なんで提督さん勝っちゃうんですか!?」



提督「いや、なんていうか・・・」チラッ



陸奥「ポッキーゲーム・・・。したかったなぁ・・・。そのままキスして・・・」ブツブツ



提督「俺の危機な気がして」



漣「グイグイな女の子は嫌いですか!?」



提督「うちにはいないタイプなんだよなぁ・・・」



漣「人間、惚れられているうちが華ですよ?」



提督「まぁ、それはそうなんだけどさ」



提督「さすがに子供の前でってのはねぇ・・・。教育上よろしくないと思うわけですよ」



漣「それはそうですね・・・」



提督「ところで漣さん」チラッ



漣「なんですか提督さん」チラッ




望月「んっ・・・。ふぅ・・・///」



初雪「んんっ・・・・・・。ぁ・・・///」




提督「これ大丈夫な奴?」



漣「ドキドキしますね!」



提督「二人とも、ポッキーゲームの後にバツゲーム無いからな? 負けてもいいやつだぞ?」



ン・・・フゥ・・・ァ・・・



漣「変なスイッチ入ってません?」



提督「二人とも止めとけ! 健全な友達でいなさい!」



















カタマリダマシイ











鎮守府 中庭













提督「はぁ、いろいろと疲れた・・・」



提督「ベンチで昼寝でもしよ・・・」







・・・





加古「お? 提督さんに私の特等席取られてる・・・」



加古「まぁいいや、上で寝よ・・・」ヨイショ・・・





・・・





陸奥「あら?提督さんの上に加古が・・・ってなんか事後風なんだけど・・・」



陸奥「あ、そうだ」ウフフ





・・・





漣「陸奥さんが提督さんに膝枕して、寝てる提督さんの上に加古さんが寝てる・・・?」



漣「んー」



漣「お姉さん系、友達枠。まだロリのポジション空いてますね!」






・・・








友提督「古鷹、あれなんだ?」



古鷹「あれは・・・。なんでしょう・・・?」



友提督「陸奥は分かるが、加古と漣と初雪、望月に朧か・・・」



古鷹「大人気ですね」



友提督「あいつは昔からだ。さて、移動書類でも書いてやるかね」



古鷹「いいんですか?」



友提督「そのほうが面白くなるぞ?」ニシシ



古鷹「なんで二人が親友なのか、分かった気がします・・・」



友提督「まぁな。加古はどうする?」



古鷹「あの子は一人で寝るタイプなので・・・。相当好意を持ってると思います」



友提督「まぁ加古の顔はあいつの好みに近いし、面白くなるかも」



古鷹「・・・・・・となると、提督も加古みたいな子がいいんですか?」



友提督「俺は古鷹みたいな子が好きだぞ? しっかりした子がタイプだな」



古鷹「そ、そうなんですか・・・///」









衣笠「うちの提督も素なんですよね・・・。提督業はプレイボーイじゃないと成り立たないんですか?」パシャパシャ






















個人的に朧は好き















提督「ん・・・・・・・・・・・・ん?」オキタ



加古「すぴぃ・・・・・・」zzZ



提督「加古? って頭もなんか柔らかい・・・」



陸奥「うん・・・・・・」zzZ



提督「陸奥さんが膝枕してるのか・・・」



提督「ってか漣に初雪に望月まで上に乗ってるのは・・・」オモイ



提督「ん?」



朧「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」zzZ



提督「朧? なんで朧まで・・・?」



提督「っていうかなんで皆俺の上に・・・」




曙「あーっ! いた! アンタ達! 仕事さぼってんじゃないわよ!!」



潮「曙ちゃん、落ち着いて~!」



曙「これが落ち着いていられる!? あの二人のせいで仕事量二倍になったのよ!?」



潮「書類仕事は二人ともやりたがらないし・・・」



曙「それでもやるのが仕事でしょーが!!」




漣「んぅ・・・? 殺気!?」ハッ!



提督「おはよう漣」



漣「提督さん!? 朝起きると側には提督さんが!? これはいわゆる朝チュンって奴ですか!?」



提督「朝じゃないし、そもそも殺気で起きただろうが・・・」



曙「さーざーなーみー?」ゴゴゴゴゴ



漣「ぴぎゃあ!? あ、曙さん!? 太ももの内側をつねるのはイタタタタタッ!?!?」



曙「仕事サボって寝てるとはどういう了見なのかしら・・・?」ゴゴゴゴゴ



漣「ご、ごめんなさい許して下さい! なんでもしますから~!」







提督「・・・・・・」



提督「朧も起こすか」



朧「起きてます」



提督「おわっ!」



朧「潮、仕事任せちゃってごめん」



潮「ぜ、全然大丈夫だよ~」



曙「潮は優しすぎるのよ! っていうか朧までサボるってどういうこと!?」



朧「・・・・・・提督さんに興味があったから?」



曙「なんで疑問系!?」



提督「ツッコミがまだまだだな」



朧「かにクリームコロッケの虜にされちゃった」テヘッ



曙「それは私もだけど、それでも仕事をサボる言い訳にはならないっ!」



提督「そんなに喜んでもらえると作った甲斐があるな」



漣「なんか二人ともキャラ変わってません? 提督さんの前だからって猫被って痛たたたーっ!?」



曙「うっさい!///」





提督「なんで猫被る必要が?」



陸奥「前に提督さんに注意されたからじゃない?」



提督「陸奥さん。起きてたのか」



陸奥「あれだけ騒がれたらね・・・」



潮「加古さんはまだ寝てますけど・・・」



加古「すぴぃ・・・・・・・・・・・・」Zzz



















差別ってわけじゃないけど















半年前 友鎮守府









提督「君が曙?」



曙「・・・・・・誰? アンタ」



提督「ここの司令官の友人の提督だよ。よろしく」



曙「・・・で? その提督さんが何の用?」



提督「いや、遊びに来たから挨拶をって」



曙「アンタのとこの鎮守府はそんなに暇なの?」



提督「俺のとこはみんなしっかりしてるから。俺くらいいなくても平気なんだよ」



曙「あっそ」



提督「それよりさ、友の奴に『クソ提督!』って言ったってほんと?」



曙「それが何?」



提督「いや、面白い子だなって」



曙「はぁ?」



提督「流石に上官に対して『クソ提督』なんて言えないでしょ、普通は」



提督「後、『気に入らないなら外せば?』だっけ? いやーいいねぇ、正直な子で」



曙「何が言いたいの? 遠回しの皮肉?」



提督「いやいや、そんな気はないって。説教する気もないよ」



提督「ただ、女の子が汚い言葉を使うのはどうかなとは思ってる」



曙「そんなの私の勝手じゃない」



提督「そうだけどさ。言ってて後悔するなら止めた方がいい。実は怖いんじゃない? 使ってて」



曙「!? あ、アンタに何が分かるって言うのよ!」



提督「分かんないよ。でも、素直になれない妹分がいてさ。君みたいな子がほっとけなくて」



提督「それに、友の奴が駆逐艦の練度を上げるのは、駆逐艦を危険な目に遭わせないようにって考えだからだよ」



提督「だから、君の練度が上がるまでは艦隊から外したりしない」



曙「・・・・・・そんなこと言われても、私は変わらないわ」



提督「まぁそれでも良いんだけどさ。それも個性だし」ナデナデ



曙「っ!? さ、触るとか、マジであり得ないから! このロリコン!!///」



提督「残念だが、俺は子供に興味はないんだ・・・・・・」



曙「残念じゃないってーの!!」
















提督「的なことあったね」



潮「あれ以来、曙ちゃんは提督に悪口を言わなくなったんですよ?」



提督「そうなの?」



陸奥「駆逐艦の子たちにはあんな感じなんだけどね。他の艦種の子には礼儀を守るようになったわね」



提督「へー。そこまで心境の変化があったんだな」



陸奥「あんなに小さい子まで毒牙に掛けるなんてね」ウフフ



提督「人聞き悪いこと言わないでくれる? 俺は叢雲と接するみたいにお兄ちゃん目線で注意したんだから・・・」



陸奥「叢雲ちゃんの例があったんだからそういう風に接したら惚れられるって分かったでしょうに・・・」



提督「そんなの人それぞれだし・・・」









曙「惚れてない! だ、誰が提督さんのことなんか・・・!」



漣「来るの楽しみにしてたくせに」



朧「前日眠れなかったくせに」



曙「オーケー模擬線やりましょ二人とも。そろってゴミ屑にしてやるわ・・・!」



潮「だ、だめだってば~っ!」

















夕飯作らなきゃ








厨房








提督「陸奥さんなんで大人っぽいのにじゃがいもの皮むきすらできないのさ!?」



陸奥「仕方ないでしょ!? 普段からしないんだからできないわよ!」



提督「だからピーラー使ってって言ってるじゃんか! 頑なに包丁使わないで!」



陸奥「曙ちゃんに負けてられないのよ!」



曙「私と競ってたの!?」



潮「私たち駆逐艦は炊事当番もやってますし・・・」



漣「曙が落ちたか・・・」



望月「だが奴は我ら四天王の中でも最弱・・・」



初雪「駆逐艦の面汚しめ・・・」



曙「そこ三人! 消し炭になりたいの!?」



朧「まぁ間違ってはないよね。曙不器用だし。性格も手先も」



曙「うっさいわね! ちょっと上手く言ってんじゃないわよ!」



提督「まぁまぁ。練習すれば少しずつでも上手くなるからさ」



曙「わ、わかってるわよ・・・///」



陸奥(くっ、やはり妹ポジションの叢雲ちゃんに性格が似ているというのは有利・・・!)



提督「陸奥さん手! 危ないから考え事しないで!」
















カレー食いたいな・・・













提督「ふぅ、準備完了。後は煮込むだけだな」



潮「こっちの野菜はどうするんですか?」



提督「とりあえずサラダかな。カレーだけだと彩りが寂しいし」



漣「はい! 盛り合わせが欲しいです!」



提督「らっきょうと福神漬けで我慢しなさい」



漣「嫌です!」



提督「力強い拒否!」



朧「定番はカツ?」



望月「あたしはチーズかな」



初雪「私は半熟たまご」



潮「私は・・・唐揚げがいいな~」



駆逐艦たち(((((こいつ、まだ胸を大きくする気か・・・?)))))



曙「私はハ、ハンバーグ・・・」



陸奥「あら? 私の番かしら」



提督「これリクエストなのか注文なのか・・・」



陸奥「私は焼いた野菜でも乗せてくれたら嬉しいわね」



漣「ふっふっふ・・・。甘いですよ皆さん!」



提督「何!? 貴様まだ何かあるというのか!?」



朧「なんだかんだ提督さん、漣と波長合ってるよね」



漣「カツもチーズも半熟たまごも唐揚げもハンバーグも、さらには野菜なんてもってのほか!」



曙「それはアンタが野菜嫌いなだけでしょ」



漣「カレーに一番合うのはズバリ!」



望月「ズバリ?」



漣「そう、N A T T O!!!」



提督「わざわざエヌエーティーティーオーって言ってんじゃねぇ。納豆でいいだろ」



初雪「カレーに納豆・・・? 邪道も邪道なんじゃ・・・」



漣「そんなことない! ベストマッチンンングッ!」



提督「英語も頑張ろうな漣」



陸奥「というか、納豆なら提督さんが作ることもないわよね」



提督「確かに」



漣「あ」



朧「じゃあ、漣以外のトッピングをお願いします」



提督「チーズはラクレット風にするか」



望月「あの溶かすやつだね。あれいいよねー」



漣「なんか皆私にたいして冷たくないですか!?」
















既成事実っておいしいのかしら











食堂







友提督「お前・・・、ほんとに料理上手いな・・・」



提督「それほどでもあるよ」



古鷹(私も足下には及ぶくらいになりたい・・・)



古鷹「はぁ・・・」



提督(メアド交換する? 友のこととか料理のこととか相談に乗るよ?)小声



古鷹(できればお願いします)



陸奥「ところで、提督さんの部屋は決まってるの? うちに余りの部屋ってあったかしら・・・」



友提督「陸奥の部屋でいいんじゃねぇの?」



陸奥「はい!?///」



提督「・・・・・・本音は?」



友提督「俺の部屋か執務室でも寝られるけどそれじゃ面白くないしできれば一波乱あったほうがいいなと思った」



提督「だろうなクズ野郎」



友提督「褒めるな鈍感」



提督「俺正式に結婚してるからな? というか思い出した、それ言うために来たんだった」



友提督「あ? ケッコンじゃなくて?」



提督「だから、結婚だって。結婚式は花嫁たっての希望で俺の鎮守府でやるから。空いてる日教えろ」



友提督「またお前は大事なことをさらっと・・・」



古鷹「ケッコンカッコカリの指輪だと思ってましたが・・・」



提督「6つがそうで、そのうち一個はカッコカリの付かない結婚指輪だよ」



友提督「節操なしが」



提督「意気地無しよりマシかもよ?」



友提督「・・・・・・」



友提督「ま、とりあえず陸奥の部屋で寝てくれ」



提督「何がとりあえずだコラ」



陸奥「私は別に構わないわ。むしろ同じ布団でもいいわよ?」ウフフ



提督「随分吹っ切ったみたいだね陸奥さん・・・」



陸奥「既成事実という言葉って良い言葉だと思うの」



古鷹「はっ! 既成事実・・・・・・」



提督(やべぇ、古鷹ちゃんが「その手があったか」って顔してる・・・)





















夜はこうして更けていく・・・













陸奥の部屋









陸奥「くっ、少しでも期待した私が浅はかだったわ・・・」



提督「期待されても俺は手ぇ出さなかったけどな」



漣「せっかくですし朝まで遊びましょうよ、皆で!」



望月「私は眠くなったら寝るけどね」



初雪「私も・・・」



曙「なんで私まで・・・」



潮「夜更かしなんて久しぶりだなぁ~」



朧「ボードゲームにする?」



漣「じゃあアヴァロンやりましょ!」



提督「あー、あれか。この人数ならいいチョイスだな」



陸奥「私全然分からないけど・・・」



漣「とりあえず、ググったら分かります!」



曙「説明しなさいよ・・・」



















朝・・・













チュンチュン








漣「提督さん、おかしいでしょ・・・」



曙「大富豪10連勝っていくらなんでも・・・」



提督「高校の時、昼休みにやりまくってたからな。戦術が組みあがってるんだよ」



朧「ポーカーフェイスというより、表情で騙すタイプだったね」



提督「言葉で誘導するのも得意だぞ」



漣「詐欺師じゃないですか・・・」



提督「さて、寝てるみんなはどうする?」



曙「朝食まで放置ね」



朧「そうだね。陸奥さんまで寝ちゃったのは意外だった」



漣「たぶん提督さんが来るのが楽しみで昨日あんまり眠れなかったんだと思うけどな~」



提督「それはそれで申し訳ないな」



朧「少し気になってたんですけど、提督さんは陸奥さんが苦手なんですか?」



提督「んなわけないさ。俺にも妻がいるってだけ」



提督「陸奥さんが俺の部下だったら、カッコカリの指輪を渡せたんだけどな」



漣「あー、あれって直属じゃないとダメですもんね」



提督「そうそう。うちじゃ練度上昇っていうより、愛情の証として渡してるからさ」



曙「だからって、そんなに付けてるのはどうかと思うけど・・・」



提督「一回指に付き一個ってのは考えたんだけどなー・・・。順位付けしてるみたいで嫌だった」



朧「それは考えすぎです」



漣「まぁそーですね。ぶっちゃけいつもしてくれてるならいいと思います」



提督「そんなもんか・・・? ま、左手の薬指だけ重いのは不便なんだけどな」



曙「よくそんな手で料理してるわよね」



漣「あ、料理と言えば。朝ご飯の支度はいいんですか?」



提督「え? 朝も俺なの?」



漣「いるんだからそうでしょう? 一泊二日なんですし」



提督「まじかよ。じゃあ急がないとじゃん!」ダッ!



漣「行ってらっしゃい~」











朧「陸奥さん、起きてるでしょ?」



陸奥「・・・・・・・・・・・・」



朧「とりあえず、愛情の証としてのカッコカリをしてくれるくらいには、好意を持ってくれているようですよ?」



陸奥「・・・・・・///」カオマッカ

















男の友情的なヤツ













友鎮守府 防波堤











提督「んじゃ、俺は帰るぜ」



友提督「おう。次は俺がそっちに行く番か」



提督「結婚式っつっても、披露宴みたいなもんだけどな」



友提督「お前が結婚ってのも意外だけどな」



提督「俺としてはお前のほうが心配なんだけどな」



友提督「・・・何がだ?」



提督「とぼけんな。来た時は顔すら見せなかったのに、帰りだけ送るとかおかしいだろって話だ」



友提督「ま、確かにな・・・」



提督「どうせ古鷹ちゃんのことだろ?」



友提督「・・・・・・ああ」



提督「お前はどう思ってるわけ? 実際、決めあぐねてるって印象だったけど」



友提督「・・・・・・ほんと、お前は勉強できないくせに賢しいよな」



提督「素直じゃない友人には俺みたいなやつが必要だっての」



友提督「ま、そうだな・・・」



友提督「古鷹の気持ちは分かってる。秘書艦だし、一番近くで見てきた」



友提督「カッコカリの指輪を渡すべきだとは思う。でも、他にも好意を抱いてくれている子たちがいてな」



提督「マジか。全然分からなかった」



友提督「そりゃ大淀も鳥海も裏方だからな」



提督「大淀さんは補給してくれた人で、鳥海ちゃんは摩耶の妹じゃん」



友提督「お前みたいにハーレムを作る気になれないんだよ、俺は」



提督「あ? いつ誰が作ろうとして作ったみたいに言ったよ」



提督「俺は別にハーレムに興味はねぇぞ?」



友提督「嫁6人作っといて何言ってやがる」



提督「俺は俺の心に従ったまでだ」キリッ





















結局は、何がしたいかって話















提督「俺は皆を幸せにしたいだけだ。そのために努力する」



友提督「それでハーレムとか、正気の沙汰じゃないけどな」



提督「んなこと知ったことか。幸せなんざ人それぞれだろ」



友提督「お前は離れていくんじゃないかとか、考えないのか?」



提督「もしそうなっても俺のせいだ。その子は間違っちゃいねぇだろ」



提督「大体、人間なんて嫉妬の生き物だ。自分を好きになってくれた子を振ったくせに、その子が他の奴を好きになるのを許せないような醜い生き物」



提督「つまりはそれを許容できるか否かの問題だ。人が離れていくのを自分のせいだ、仕方ないことだと思えるかどうかだ」



提督「お前は意気地無しってだけだ。自分で自分を責められないから、選べない」



提督「俺だって意気地無しだけどな。だから精々、離れないでくれるように、幸せにするっきゃねぇのさ」



友提督「幸せ、か・・・」



提督「大体、俺は初恋の相手と結婚するってこと自体が危険でいっぱいだと思ってるしな」



友提督「危険?」



提督「当たり前だろ? 前例が屑だったらすぐに新しい恋が始まっちまうっての」



提督「そうならないようにするには、幸せにするしか方法はねぇよ」



提督「誰かさんのせいで、今の俺は嫁を置いて遊びに行って女連れて帰ってくるとかいう屑になってるけどな」



友提督「異動届書くの大変だったんだぞ?」



提督「知るかアホ。ぜってー木曾に呆れられるじゃねぇか・・・」



友提督「それでも嫌われないんだな」



提督「嫌われたって俺が木曾のことを好きなことは変わらない。どうにかするんだよ、そうなったら」



提督「お前は傷つける覚悟もなに意気地無しのまま死んでくのか? そろそろ動く時なんじゃねぇの?」



友提督「さぁな。それは俺の自由だろ?」



提督「されるのを待つなよ? それが一番面倒になりそうだし」



友提督「確かにな」



提督「先に動いた方が、良い方に転がるって。どうせ自分を責めるだけで済むんだし」



友提督「お前のその考え方がすげぇわ・・・」










提督「んじゃな。俺はそろそろ帰る」



友提督「おう、じゃあな」



提督「動けよ意気地無し!」



友提督「帰れよ節操なし!」




ズザザザザザザザザザザザザ!


















執務室













ガチャ




古鷹「提督。おかえりなさい。随分時間が掛かりましたね」



友提督「ま、いろいろと積もる話もあったんだよ」



古鷹「はぁ、そういうものですか」



友提督「まぁ、な・・・」



古鷹「? どうしたんですか? 歯切れが悪いですけど・・・」



友提督「なぁ、古鷹」



古鷹「はい?」







友提督「今度、2人で食事に行かないか?」























普通は無理















執務室









バンッ




提督「ただいま-」



木曾「おかえり。遅かったな」



提督「友の奴の応援をしてやってたのさ」



木曾「応援?」



提督「たぶん今度会うときに分かるよ」



提督「なんか変わったことあったか?」



木曾「変わったことというか・・・。大型作戦始まったぞ」



提督「マジかよ忙しくなるな」



木曾「もう川内と青葉は偵察に行ってる。ちなみに今回は輸送作戦らしい」



提督「輸送?」



木曾「とりあえずドラム缶が必要みたいだな」



提督「有り余ってるな」



木曾「夜戦含めのルートだな」



提督「ドラム缶持って行かせるのに、一撃被弾で大破の可能性のある夜戦って・・・。鬼畜だな」



木曾「だよな」





提督・木曾「「ドラム缶持ってるのにどうやって躱すんだよ」」
















駆逐艦足りない


















提督「あ、友のとこから何人か異動してくるぞ」



木曾「また増やして・・・」



提督「今回は俺の意思じゃねぇ」



木曾「別に増える分にはいいけどな? 部屋のこと考えろよ・・・」



提督「たしか駆逐6の重巡1の戦艦1だな」



提督「陸奥さんは長門と、加古は青葉とでいいんじゃないか?」



木曾「長門はともかく青葉は無理だろ・・・。アイツの部屋は禁断の扉だぞ・・・」



提督「・・・たしかに」



提督「んじゃ加古も1人部屋にしといてやるか」



木曾「駆逐たちは?」



提督「朧、曙、漣、潮は4人部屋。望月と初雪は2人部屋でいいんじゃないか?」



提督「たぶんそんな感じでいいはずだ。漣は曙と同室にしとくぐらいが丁度良い」



木曾「お前が言うならそうしとく」



提督「さて、仕事に戻りますか」



木曾「なら軍服着てこい」



提督「えーあれ暑いじゃん・・・」



木曾「今冬だろうが・・・」













イベントがぁああああああ













提督「輸送作戦って・・・。駆逐ばっかじゃん働くの」



木曾「仕方ないだろそういうもんなんだから・・・」



提督「小さい子に重労働を強いる風潮、ダメだと思う」



漣「同感です! なんで着任早々働かされてんですか!」



提督「お前なんもしてないだろ!?」



暁「そうよ! やったの私たちじゃない!」



涼風・陽炎「「給料のほうよろしく~」」



漣「何をおっしゃる暁ちゃん! こういうときこそ仕事を軽減させるように動くべきです!」



時津風「だから、あなたは働いてないんでしょ?」



漣「こんなときに働いたか働いてないかなんて関係ないんです!」



電「そこが一番重要なのです」



三日月「私は仕事をもらえるほうが嬉しいので」



曙「ごめんなさい、うちのバカが・・・」



響「面白い子だね」



朧「バカなだけだよ」



提督「なんでこんなに執務室に集まってんだよ・・・。作戦参加したの3人だけだろ」



漣「ていうか私ここでもこんな扱いなんですか!?」



木曾「まぁまぁ・・・」



木曾「漣、時津風と仲良くしてやってくれよ?」



漣「任されて! ゲーム仲間は多いほうがいいので!」



提督「慣れてんじゃん切り替え早いな」















目つきがね














提督「てなわけで、海域クリアしたんだが・・・」



木曾「前振りゼロだけどな」



提督「大本営からの異動、ね」




鹿島「提督さん、お疲れ様です。練習巡洋艦鹿島、着任です。うふふっ」




提督(なんか目つきとか笑い方とか、怖い・・・)



木曾(お前の苦手なタイプの子だな・・・)



提督(うん、割とマジで)




提督「ではさっそくですが、特別ゲストをお招きしました」



鹿島「はい?」




ガチャ




香取「どうしました? 何か私にご用・・・って鹿島?」



鹿島「香取姉!? なんでここに!?」



香取「なんでって・・・。私もここに配属されたからよ?」



提督(配属されてたの?)



木曾(一応書類には。お前知らなかったの?)



提督(聞いてないぜオイ・・・)



提督「じゃあ鹿島ちゃんは香取と同じ部屋でいい?」



鹿島「え、あ、はい! 大丈夫です」



鹿島「うふふっ」



提督(笑みにどう返せばいいのか分からん)



香取「・・・・・・鹿島、提督の奥様の前でそういうはしたない態度とらないで」



鹿島「はしたなくなんか・・・って奥様!?」



木曾「ん? 俺の話か?」



提督「木曾は俺の嫁だぞ? カッコカリのほうじゃなくて。籍も入ってる」



鹿島「け、結婚されてたんですか・・・」アハハ・・・



提督「どうした? なんか態度違うけど・・・」



香取「妹は見た目はいいのですが・・・。その、性格が・・・」



鹿島「そんな言い方・・・!」



香取「大本営でも男性職員に色目使ってたじゃない」



鹿島「向こうが勝手に色々してくれるだけ! 私は嫌だったの!」



香取「猫被ってる自分が悪いんじゃない!」



鹿島「香取姉だって彼氏欲しい欲しい言わなくなったと思ったら、提督さんと出会ったからでしょ!?」



鹿島「どっちが色目使ってるって話よ!」



香取「それとこれとは話が別でしょ!? 今はあなたの行動の問題よ!」



ヤイノヤイノ



木曾「賑やかな姉妹だな」



提督「んーと・・・? 爺さんの書類によると、男性職員がストーカー化して気持ち悪いとある」



木曾「元帥そんなこと言うんだ・・・」



提督「いや、字的に加賀さんじゃね? たぶん鹿島さんに気を遣って異動させたんだろ」



木曾「あー・・・。良い人だもんな。見た目はキツそうなのに」



提督「まぁ目つきはな・・・・・・」















ヒロイン予備軍






陽炎型の部屋





不知火「なぜ私たちの部屋なのです・・・」



漣「だってー、一番大きい部屋じゃないですか」



黒潮「まぁ司令はんが気を利かしてくれたからなー」



曙「陽炎型って多いものね」



陽炎「そうね。後何人増えるのかしら」ギュー



時津風「ねー」



涼風「どーだろーなー」ギュー



Libeccio「ねー」



五月雨「紅茶でいいですか?」



潮「ありがとうございます」



朧「これ。クッキー。祥鳳さんが作ってくれた」



漣「もぐもぐ。よし、では第一回! 駆逐艦における2番目のヒロインは誰だ討論会!」



曙「しないわよめんどくさい・・・」



朧「なんで2番目なの?」



漣「だって一番は叢雲ちゃんっぽくない?」



陽炎「お、鋭いわね漣ちゃん。チョコ食べる?」



漣「いただきます」モグモグ



潮「そうなんですか~」



黒潮「叢雲は初期艦で、司令はんが提督業を始めるきっかけの子やからな」



曙「そうなんだ。でも漣はそんなこと知らなかったでしょ?」



漣「誰が誰を好きかなんて、話してるときの表情見ればだいたい分かるでしょ?」



朧「漣からそんな言葉を聞くときがくるとは・・・」



時津風「私なんとなく分かるよ」



Libeccio「リベもー」



漣「だよね-。クッキー食べる?」



時津風・リベ「「食べる~」」モグモグ



漣「私の睨みでは、陽炎さんと涼風さんは提督さんのこと好きですよね?」



陽炎「んー・・・。好きというか・・・ねぇ?」



涼風「いい友達というかなんというかだよなー・・・」



曙「やっぱり分からないんじゃない・・・」



漣「むむっ。そんなことはないはず!」



漣「ではお二人に質問。提督さんに抱かれたいですか? もちろん、性的な意味で」



曙「ちょ、ちょっと!?///」



陽炎・涼風「「まぁそれはそう(だ)ね。他の男は嫌だし」」



朧「即答とは・・・」



不知火「ここの皆はそんなもんです」
















カラオケしたいなー・・・













鎮守府 バー








那智「久しぶりすぎないか? 提督よ」



提督「足柄に任せといても大丈夫そうだったんでな」



足柄「給料も増えたのよ?」



那智「そ、そうなのか・・・」



提督「そしてカラオケをここに置くわけだけど」



漣「大人ばっかりずるい!」



提督「という声が上がったので、駆逐艦もここに訪れるかもしれないからな? 分かってるよな、那智」



那智「ぐっ、わ、分かっているとも・・・」



提督「なんでお前らは酒入ると脱ぎ出すんだよ・・・」



足柄「女だけの空間なら仕方ないわよ・・・。提督の前でも脱ぐけどね」



木曾「一応、駆逐艦の教育上よくないから、服は着ているように」



那智「は、はい・・・」



漣「それよりそれより、提督さん、早く歌ってくださいよ-!」



提督「えー、俺から? てかそろそろ提督さん呼び止めない?」



漣「ではご主人さま!」



提督「よろしい」ナデナデ



木曾「いやよろしくないだろ・・・」



漣「アニソンちゃんと入ってますよね?」



提督「入ってるだろ。ないならクレーム入れる」



足柄「やめなさい」



漣「お、これこれ! これ歌って下さい!」



提督「あー、ヘヴィーオブジェクトのOPか」



漣「よろしくです!」



提督「はいはい」








那智「あの子は提督のお気に入りなのか?」



木曾「趣味も合うからな。仲良しみたいだぞ」



足柄「妻としてはどうなの? 心配じゃないの?」



木曾「ロリコンならもうとっくに手出してるさ。駆逐艦とも何度か風呂入ってるわけだしな」



木曾「それで何もしないんだから、大丈夫だろ」



足柄「まぁ確かにね」



那智「いや、そもそも風呂に入るのもどうかと思うが・・・」

















あの曲好き












提督「一曲目から歌う曲じゃないな・・・」



漣「いいじゃないですか、歌いたい曲を歌うのがカラオケですよ?」



漣「では続いて、木曾さん! お願いします!」



木曾「俺か? って言われても、あんまり曲知らないし・・・」



木曾「じゃ、俺はEDのほうにするか」ピッ









~♪






木曾「いつだってそうだ 自分のこと 後回しで」



木曾「みんなが笑って  喜ぶなら それでいいんだって」





漣「ほえー・・・ 上手ですね・・・」



足柄「歌詞が提督のことみたいね」



提督「そうか?」





木曾「いつからだろう、 そばにいたいと思ったんだ」



木曾「ほつれた心、 やさしく、 解くように 」



木曾「差し出された その手のぬくもりに 」



木曾「触れたときに 気付いたんだ~ 」



木曾「もう ひとりじゃないんだって 」





提督「感動してきた」



漣「そんなに!?」



足柄「そういえば、木曾は海上で出会ったものね」



提督「そうそう。俺が『一緒に来てくれないか』って誘った」



足柄「私見張るために何度か付いてきてたのよね」



足柄「なのに他の女ナンパして、そのままゴールインってどういうことなの・・・?」ゴゴゴゴ



提督「後悔はしていない。っていうか足柄の気持ちそのとき知らなかったし」



足柄「なおさら質が悪いじゃない・・・!」






木曾「ふぅ」



漣「お上手でした!」パチパチ



木曾「なんであいつらは喧嘩してるんだ?」



漣「・・・んー、恋心、ですかね」



木曾「なんだそれ」














グラーァァァアアアアアフッ!!!







ステビア海








提督「・・・・・・」



潜水棲姫『エモノ・・・ キタノネェ・・・!』



提督「ああ、来てやったぜ・・・」



提督「何十回S勝利してもドロップしねぇからよーぉ? 直々に来てやった」



潜水棲姫『ナンドモ、ナンドモォ・・・! ヨクモヤッテクレタジャナイッ!』



提督「こっちだって仕事なんでなぁ! お前に恨みはないがな、少し暴れさせてもらうぜ!!」



潜水棲姫「ホォラ、イキナサイ、ギョライタチィィイ!!!」



提督「ハァァァァアア」



提督『ソンナモノ・・・!』



ヒュン!



ズザザザザッ!!



提督『オ前ノ後ロナラ安全ダロ?』



潜水棲姫『ナァッ!?』



提督『ハァァァァァァアア!!』ザシュッ!



潜水棲姫『グアァアアッ! エ、モノ、フゼイガァ!!』



提督『エモノハオ前ダ!!』斬!



潜水棲姫『イタイッ! ヤメテヨォ!』



提督『!?』



潜水棲姫『イタイ、イタイヨォ!!』



提督『・・・・・・』



提督「止ーめた」



潜水棲姫『エ・・・?』



提督「ごめんな、八つ当たりしちまって・・・。一応応急処置はするけど・・・、一回うちの鎮守府に行こう」



潜水棲姫『?』



提督「女の子に傷を付けるなんて、俺らしくないな・・・。よっぽど参っていたみたいだな・・・」



提督「しっかり手当てするから。入渠したら直るかな? とりあえず運ぶよ」ヨイショ お姫様抱っこ



潜水棲姫『え? ・・・え?』



提督「せいやーぁあああ!」ダダダダダダッ!




















戦艦棲姫『イヤ、ナンデ海上走ッテルンダ・・・?』















混浴・・・?









浴場(入渠用)












夕立「ふぃーー・・・」キモチイイッポイ



夕立「提督さん、入渠枠増やせば良いのに・・・」



潜水棲姫『・・・・・・』



夕立「お姉さん、なんでここにいるの?」



潜水棲姫『分からない・・・』



夕立「あ、妖精さんの翻訳機?」



潜水棲姫『付けられた。正確には補助機らしい。私は元々話せていたから』



夕立「へ~・・・。ここには提督さんが連れてきたの?」



潜水棲姫『そう・・・。私のところまで来て、暴れてそのまま連れてこられた』



夕立「なんとなく察したっぽい・・・」



潜水棲姫『私はどうするべきなんだ・・・?』



夕立「んー、深海棲艦の子たちは近くの島に住んでるから、そっちに行ってみたら?」



潜水棲姫『・・・他にも深海棲艦が?』



夕立「うん、いっぱい」



潜水棲艦『なんなんだ、ここは・・・?』



夕立「境界線ナッシングな場所・・・かな?」
















潜水艦育てなきゃ!











司令室





木曾「また人を増やす・・・」



提督「それについては何も言えない」



木曾「で? あの子どうするんだ?」



提督「それについてはもう決めた。まぁさっき決めたとも言う」



コンコン



木曾「ん?」



提督「入ってくれ」



ガチャ



潜水艦一同「「「「やっと出番!?」」」」



提督「そうだな」



伊168「やっと・・・!」ウルウル



伊19「なのね・・・!」ウルウル



伊58「出番・・・!」ウルウル



U-511「え、え、えっと・・・」オロオロ



提督「ユー困ってんじゃん。芝居するなら最初から決めとけよ」



伊19「くっ、失敗なのね!」



伊58「でも気持ちは本当でち!」



伊168「今度はユーも一緒にやろ?」



U-511「う、うん」



提督「えー、みんなを呼んだのは他でもない」



提督「とりあえず、先生呼んだから。皆頑張って強くなってね」



伊168「雑っ!?」



伊58「七夕以来の登場なのに!? しかも七夕でもまとめられてたから登場と言っていいかも微妙なのに!?」



伊19「しかも先生って誰!?」



提督「潜水棲姫」



伊168「思いっきり敵!?」



提督「失礼だな、わざわざお前達のために来て貰ったのに」



木曾「誘拐してきたんだろうが。しかも理由も後付けだろ」



伊58「あまりに雑な扱いでち!」



伊19「作者の行き当たりばったり思考が問題なのね!」



提督「メタいこと言うなよ・・・」



木曾「あれ? どうした、ユー」



U-511「あ、えっと・・・。はっちゃんがいないなって・・・」



一同「「「「「あ」」」」」



提督「はっちゃんも呼んだよな、俺」



伊168「う、うん・・・」



伊58「部屋にはいた・・・でち」



伊19「そ、そのはず・・・なのね」



木曾「素直に認めろ、忘れてただろ」












その頃の伊8






伊8「この本飽きちゃった」



北上「面白くなかったの?」



伊8「同じ展開続いてるんだもん。天丼は二回までだよね」



北上「まぁ文章だからねー・・・。なんて本?」



伊8「世界最後の魔境・群〇県から来た少女」



北上「あ、ああ・・・。あれはうん、仕方ないよ・・・」













クリスマスどうしよう









鎮守府 会議室









提督「さぁ、皆に集まってもらったのは他でもない」



長門「こんな部屋あったのか」



木曾「一応設備的には、な」



鳳翔「使ったのは一度も無いわね」



青葉「青葉ですら知りませんでした」



蒼龍「叢雲ちゃんのおかげだね」



叢雲「わざわざ案内した私の身にもなってよ・・・」



伊168「なんでこのメンバーに私・・・」



川内「私も・・・」



提督「本日の議題は・・・」



木曾「みんな、静かに頼む」



提督「クリスマスパーティについて!」



叢雲「でしょうね・・・」



提督「問題がある! まずプレゼントのことについては各自担当の艦娘たちに聞いてくれたんだよな?」



伊168「私世間話みたいに聞いたよ」



青葉・川内「「調査」」



長門「私は金剛に聞くのが大変だった」



蒼龍「私も世間話かな」



鳳翔「私は叢雲ちゃんと一緒に」



叢雲「食事中の話題としては良いチョイスだしね」



木曾「俺は普通に聞いた」



提督「それについては金に糸目を付けずに買いそろえてやる!」



木曾「糸目は付けろ」



提督「問題がさ・・・。パーティの料理、会場はいつも通りでいいんだが・・・」



長門「ツリー用の木もかってきた」



木曾「刈ってきた、な」



鳳翔「人手が増えたから大丈夫よ」



提督「プレゼントを寝静まってから全て配れるかという問題なんだ」



木曾「もうばれてるし気にしなくていいだろ」



提督「ダメだ! 本気で信じている子もいるんだぞ!」



伊168「ユーは信じちゃってる。ゴーヤもイクもおもしろがっちゃって・・・」



叢雲「時津風、リベ、曙、潮、暁、電は間違いなく信じてるわ」



木曾「くっ、時津風にサンタはいると思わせてやりたい!」



長門「リベにもな!」



鳳翔「なんだかんだ親バカね」



蒼龍「曙ちゃん信じてるんだ・・・」















こっちが本題













鎮守府近海 孤島







提督「実はさ、恋人というか嫁が6人いるんだけど」



空母棲姫「そこからおかしいな」



提督「二人だけの時間とか作るべきなのかとか色々と悩んでるんだよ俺だって」



空母棲姫「私に相談しないでくれ」



提督「・・・向こうに相談できないだろ?」



空母棲姫「まぁそうだが・・・」



ヲ級「皆さんに聞いてみたのですか?」



提督「いや、これは俺の甲斐性の問題だから」



空母棲姫「なら相談せずに決めろ・・・」



提督「まぁここに来たのは潜水棲姫ちゃんが馴染めてるかを見たかったってのもあるんだよ」



空母棲姫「それは心配ない。潜水艦のほうでは馴染めているようだし」



ヲ級「私たちとはあまり関わってくれないんですけど・・・」



提督「じゃあさ、クリスマスプレゼント聞くついでに話してみなよ」



空母棲姫・ヲ級「「くりすますぷれぜんと?」」



提督「人間界では、この時期に欲しいものの話をするんだよ」



空母棲姫「そうなのか・・・」



ヲ級「私たちも話してみますか?」



空母棲姫「む、そうだな・・・」



提督「一通り聞いたら俺に教えてくれ」



ヲ級「あ、そういうことですか」



空母棲姫「ん? どういうことだ?」



ヲ級「んー、提督さんにもいろいろあるってことですよ」



空母棲姫「???」



提督(分かってるのか・・・)



ヲ級「響ちゃんが、この時期提督さんが忙しいって言ってましたから」ボソッ



提督「仲良きことは美しきかな。でもサプライズ甲斐がないな・・・・・・」















クリスマスパーティ!









食堂







提督「さぁ準備は整った! みんなグラス持ったよな?」




一同「「「「「「「はい!」」」」」」




提督「それじゃあ皆! メリークリスマス! 乾杯!」




一同「「「「「「「メリークリスマース!!」」」」」」




長門「うん、美味しいな」



鳳翔「ええ。腕によりを掛けて作ったもの」



木曾「フライドチキンは金剛が、丸焼きとローストビーフはあいつ。他は鳳翔か」



鳳翔「ケーキは祥鳳さんと大井が作ってくれたわ」



大井「疲れたわね、流石に・・・」



北上「ワイン飲んでいいよ、大井っち」



大井「北上さんがついでくれるなんて珍しい・・・」



北上「・・・嫌なの?」



大井「いえ! いただきます!」



木曾「青葉は飲まないのか?」



青葉「青葉は仕事ですよぅ・・・。この風景を写真に納めるという仕事があるんです」



木曾「個人的にじゃないのか」



青葉「司令官直々です。イベントごとでは基本的に青葉は忙しいんです」



木曾「クリスマスまで社畜・・・」



青葉「言わないで下さい・・・」














賑やかに行こうぜ!












夕立「やっぱクリスマスと言えばチキンっぽい!」ガブガブ



時雨「お行儀悪いよ、夕立」



漣「でもでもチキンはかぶりつくものですよ!」ガブガブ



曙「あんたもよ。口元拭きなさい」



江風「もぐもぐ。なんていうか似たもの同士だな」



三日月「あなたもです。はい、ハンカチ」



Libeccio「サンタさんって誰-?」



朧「うーん・・・。プレゼントをくれるおじさん・・・かな」



時津風「どんなプレゼント-?」



叢雲「さぁね。1人1人にあわせたものをくれるから、貰ってみないと分からないわ」



陽炎「枕元には靴下を置いておかないといけないのよ?」



不知火「なぜ靴下なのでしょう・・・」



黒潮「ストッキングじゃ破れてまうからちゃう?」



雷「袋でいいんじゃない?」



響「夢がないな」



潮「箱でもそうですね」



電「プレゼントの大きさに左右されてしまうのです」



五月雨「靴下も大きくないよ・・・?」



暁「靴下じゃないといけない、何か理由があるのよ!」



白雪「こういうときには『子供扱いしないで』とは言わないんですね」



涼風「子供じゃないと貰えないからな-」



初雪「そもそも眠らないと貰えないのかな・・・」



望月「深夜アニメ見たいんだけど」















軽巡は高校生くらいの感覚













川内「神通はマフラーで、那珂はアイドル衣装だっけ?」



神通「ええ。これから寒くなりますし」



那珂「あんまり高いもの頼めないしねー」



名取「私もマフラーがいいです」



夕張「私は人手が欲しいわ・・・。冬だもの」



天龍「サンタに人身売買させるなよ・・・」



龍田「私はネックレスあたりがいいわね~」



球磨「もらえるならなんでもいいクマ」



多摩「アイス食べたいニャー」













重巡・練巡は20代かなぁ














足柄「ネックレスかな-、やっぱり」



那智「もらえるだけありがたいと思うのだが・・・」



妙高「こういうときは、きちんと頼むべきよ。相手を困らせてしまうもの」



羽黒「私はコートがいいです。冬は寒いので・・・」



鈴谷「うーん・・・。あんまり思い浮かばないなぁ~」



熊野「私はティーセットが嬉しいですわ」



加古「枕がいーなー」モグモグ



鹿島「来たばかりの私ももらえるのかな・・・?」



香取「大丈夫よ。提督さんは優しいから」ウフフ



明石「できれば服がいいですね-」



足柄「工廠で着ちゃダメよ・・・」













空母の年齢はバラバラかな














龍驤「たこ焼き器あるし次は鉄板かな~」



祥鳳「私も洋服ですね」



隼鷹「あたしゃもちろん・・・」



飛鷹「お酒もらえるわけないでしょ・・・」



飛龍「葛城ちゃんは何にしたの?」



葛城「私は思いつかなくて・・・」



翔鶴「鞄とか財布は使う機会ないものね」



瑞鶴「それもどうなんだろう・・・」



千歳「速吸ちゃんは?」



速吸「エプロンにしました!」



千代田「一番女子力ある答えだね・・・」














戦艦たちは・・・・・・年齢分かんないな















扶桑「陸奥さんは何にしたの?」



陸奥「私はネックレスにしたわ。そのほうが提督の視線が胸元に来そうだしね」



山城「そ、そういうことまで考えるんですか・・・」



陸奥「利用できるものは利用しないと。異性として意識してもらわないとだもの」



金剛「奥が深いデース・・・」



比叡「わ、私、マフラーにしてしまいました!」



榛名「榛名もです!」



陸奥「別にマフラーが悪いわけじゃないわ。冬だからそういう発想になるのも当たり前よ」



陸奥「でも、一年の冬の間しかしないものより、季節関係ないもののほうがいい気がしない?」



比叡「な、なるほど!」



榛名「す、凄いです! 策士ですね!」



金剛「ふっふっふー! なら私の選んだ『ティーカップ』は問題ないネー!」



扶桑「あら、私たちと似ているわね」



山城「私たちは湯飲みですけどね・・・」













潜水艦たちは・・・












伊168「ビキニって今売ってるのかしら・・・」



伊19「サンタさんなら大丈夫なの!」



伊58「裏のルートがあるでち!」



伊8「そんなので仕入れてないと思うけど・・・」



U-511「サンタさんは悪い人・・・?」



伊19「ノンノン! そんなことないのね!」



伊58「必要悪でち!」



伊168「悪いんじゃない・・・」



伊8「住居侵入、不法投棄、道路交通法にも引っかかるかな・・・」



U-511「わ、悪い人・・・?」ブルブル



伊168「そんなことないってば!」















さあ聖戦だ














執務室







提督「ではミッションを開始する」



木曾「お前、パーティの間ずっと準備してたのか?」



提督「ああ。流石に量がな・・・」



木曾「言われれば手伝ったのに・・・」



提督「クリスマスにするのはパーティとサプライズくらいでいいんだよ。雑用なんてしなくていいって」



提督「じゃあ始めるか」



木曾「まずはどこから行くんだ?」



提督「一番寝るのが早い駆逐艦の部屋から行こう。危険なのは漣、望月、初雪の夜更かし組だ」



木曾「新入りばっかだな」



提督「他に危険なのは動物的勘の夕立と時雨だけだ」



木曾「その2人難易度すごいな・・・」



提督「正直このミッションにイージーモードなんてないしな・・・」



木曾「頑張れ」



提督「頑張る」



木曾「俺はリスト通りに選別しとけばいいのか?」



提督「ああ。俺が戻ってきたらリストごと渡してくれ」



木曾「駆逐の分は一気にやるのか」



提督「そのつもりだ。というか、袋にギリギリ入ったからさ」



木曾「破れたら終わりだな」



提督「おいフラグ立てんな・・・」























まだ終わってなかったクリスマス












3時間後




執務室







提督「なー、なんか赤い服着たおっさんが忍び込もうとしてたんだけど」



木曾「は?」



提督「白いひげも付けてた」



木曾「それって・・・」



提督「変態っぽかったからぶん殴っといた」



木曾「サンタじゃないの!?」



提督「付けひげだったし、ヅラだったし。あれは変態だろ」



木曾「えぇ・・・」



提督「とりあえず縛り上げて外まで運んできた。そのせいで時間掛かったぞ・・・」



木曾「お、おう。お疲れ・・・」



提督「無駄に仕事増やしやがって・・・」



木曾(こいつならもし本物のサンタがいても殴ってたんじゃないか・・・?)
















次の日














木曾と提督の寝室










ダダダダダッ!



バンッ!



時津風・Libeccio「「しれー!」」ピョン!



提督「ぐはっ!?」



時津風「見て見て! サンタさんからのプレゼント!」



Libeccio「朝起きたら置いてあったの!」



提督「お、おう・・・良かったな・・・。だが俺の上にダイブするのは止めような・・・」



時津風「木曾さんにも見せてあげようと思って!」



Libeccio「あれ? 木曾さん裸?」



提督(うわーイエスの生まれた朝に面倒な事態が・・・)



青葉「お二人さん、他のみなさんのところにもきちんとプレゼントが届いているか、確かめなくてもいいんですか?」



時津風「確かに! 誰か忘れられているかも!」



Libeccio「そんなの可哀想! ちゃんと確認しなきゃ!」



ダダダダダダ!




提督「助かった、青葉」



青葉「いえいえ。高機能なカメラをいただいたお礼をしたまでです♪」



提督「で、忍び込んでいたってことは?」



青葉「さっそく使わせていただきました!」



提督「やっぱりか・・・」



青葉「今回はお二人の情事は撮ってないですよ?」



提督「珍しい・・・」



青葉「青葉ももう99ですから。今度は日常の写真を多く撮ろうかと思って」



提督「そっか・・・」



青葉「てなわけで! こちらがちびっ子2人に飛び膝蹴りを食らった司令官のお写真!」



提督「あれマジで痛かったんだぞ・・・」

















年末編タイミング逃した・・・














厨房







提督「おせちはこんなもんか?」



鳳翔「ええ。お餅は元旦につくから・・・。あんこもきな粉も足りるかしら・・・」



提督「餅つきは戦艦と駆逐たちに任せるとして・・・。後は・・・蕎麦か」



鳳翔「自家製?」



提督「んー、やったことないな・・・」



鳳翔「茹でるの大変よね」



提督「蕎麦はみんな食べるしな・・・。おせちは駆逐食べないからいいんだけど・・・」



鳳翔「あんまり子供向けじゃないものね」



提督「ど〇べいとか赤い〇ツネとかじゃだめかな」



鳳翔「お湯を沸かすなら対して変わらないわね」



提督「なら作るか・・・。蕎麦は俺が打つから、鳳翔はつゆと盛り合わせ。葛城と速吸は酒飲みたちようにつまみを作ってくれ」



葛城・速吸「「はい!」」



提督「祥鳳はあんこ多めに足しといてくれ」



祥鳳「分かりました」



葛城「~♪」



提督「・・・」



提督「葛城嬉しそうだな。なんかあった?」ヒソヒソ



鳳翔「あなたからのクリスマスプレゼントが嬉しかったのよ」ウフフ



提督「エプロンが? 似合うの選んだつもりだったけど・・・そんなに?」



鳳翔「ええ。料理の上達を、好きな人に応援されているようなものよ?」ウフフ



提督「そっか」



葛城「~♪」



鳳翔「うふふ」

















新年、明けましておめでとうございます


















食堂









提督「みんな、明けましておめでとう。今年もよろしくな!」





みんな「「「「「「「「よろしくお願いします!!!」」」」」」」」






長門「漣、もう少し力を込めろ! いつまでたっても餅にならないぞ!」



漣「杵重すぎですよ!」



曙「あんたが鍛えてないだけよ・・・」



金剛「三日月! 夕立! 他のチームに負けちゃダメネー! 頑張るのデース!」



三日月「これは競技ではないです・・・」



夕立「金剛さんも手伝うっぽい・・・」



陸奥「時津風ちゃん、そろそろ交代しよっか」



時津風「う、うん。もう少し頑張る!」



Libeccio「陸奥さん陸奥さん! リベも付く方やりたい!」



涼風「てーやんでぇー!」



比叡「涼風ちゃん気合い! 入ってますね!」



涼風「あったり前だぜぇ! ここで気張らずいつやるってんだ!」



陽炎「本職はなんなのよ・・・」



榛名「五月雨ちゃん、頑張って!」



五月雨「うん・・・しょ! い・・・っしょっ!」



江風「腰が入ってないぜ・・・」









木曾「元旦から賑やかだな」



鳳翔「ええ。今年も良い年になりそうね」ウフフ



蒼龍「深海棲艦の子たちも呼んできたよー」



提督「あの子たち新年って言葉にピンと来てないんじゃね?」



北上「確かに」



大井「クリスマスも知りませんでしたから・・・」



提督「・・・・・・今度香取あたりに授業してもらうかな」














お年玉争奪戦












提督「では今年もお年玉争奪戦を始める」






駆逐艦’S&潜水艦’S「「「「「イエーイ!」」」」」





提督「各自に配布した3つの自分の名前の入った名札。それを軽巡・軽空母以上のお姉さんたちに渡し、お年玉を貰え!」



提督「ただし、速吸・鹿島は除く。速吸は参加者だし、鹿島はまだここに来て日が浅いからな」



提督「入っている金額は様々だ! 3つしか無い交換券(名札)を有効に使え!」



提督「そしてもう一つ! 名札を3つ持っている人からはお年玉は貰えないからな!」



提督「以上を踏まえ、各員、日頃お世話になっている人でも、なってない人でも、手当たり次第にあたれぇい!!!」



提督「タイムリミットは今日のフタヒトマルマル! 出陣!」




「「「「「「「サー、イエッサー!!」」」」」」」




ダダダダダダ!!!







木曾「ついにこの日が・・・」



提督「年始めの大イベントだからな」



青葉「ルール上、『お姉さんたち』に限定してますしね。司令官の財布は無傷です・・・」



提督「気にすんなって。一応アイテムも配置したし、楽しめるだろうさ」



提督「あくまで索敵任務の訓練の一環だから」



木曾「今アイテムとかいってただろお前・・・」



青葉「まぁ、青葉は見つからないでしょうし関係ないですけど」



木曾「俺は・・・迎え入れるか。逃げるのも可哀想だし」



提督「別に金額指定してないだろ?」



木曾「皆こういうときだけメンツ気にして多めに入れてるんだよ!」

















ニンジャは姑息
















鎮守府 川内型の部屋







コンコン





ガチャ





夕立「むむっ・・・。誰もいないっぽい・・・」



夕立「いや・・・」



夕立「そこ! 畳の下っぽい!」




バンッ!



川内「さすが夕立ちゃん。よく見抜いたね」



夕立「匂いっぽい。柑橘系のシャンプーは迂闊っぽい」



川内「ありゃりゃ、せっかく提督からもらったから使ってるんだけど・・・。昨日は止めとけば良かったかな」



夕立「クリスマスプレゼントにシャンプーは・・・」



川内「違う違う、バス用具一式頼んだらおまけしてくれたの。入浴剤とかも貰ったんだ~」



夕立「それでもなんか違うっぽい・・・」



川内「いいのいいの、私は嬉しいし」



川内「さて、名札を渡してよ」



夕立「はい」つ



川内「さて、お年玉だけど・・・。この部屋の中に隠してあります」



夕立「え!?」



川内「制限時間とかはないよ? 見つけるまでは出られないけど」



夕立「くっ、はめられたっぽい!」



川内「私たちも必死なんだよ・・・。低い金額だとさすがにって感じだし、かといって簡単に高い額を出せるわけもない・・・」



川内「だったら時間を削ったり、逃げたりしないと、って空気なんだよね・・・」



夕立「まぁそこは察するっぽい・・・」



川内「時間はかかるだろうけど、その分3万円入れてあるから、頑張って-」



夕立「3万円!? 去年の総額より多いっぽい!」



川内「去年何円だったの?」



夕立「隼鷹さん、夕張さん、妙高さんの2万5千円・・・」



川内「あーあ・・・」



夕立「妙高さんの2万円と、他2人の2500円・・・」



川内「あの2人は子供にどう見られようと気にしないからね・・・」




















クリスマスプレゼントの出番













鎮守府内 教室







足柄「さて、特別授業ね」



香取「本当に特別ですね・・・」






空母棲姫「わざわざ学ぶのね・・・」



ヲ級「一緒に暮らしているんですから!」



重巡リ級『ジュギョウ タノシイ』



潜水棲姫『私まで・・・・・・』



潜水ヨ級「学んで損することはないです」







香取「皆さん服着てますね・・・」



足柄「提督からのプレゼントよ。陸に上がるなら洋服は必要だろうって」



香取「採寸したんですか・・・?」



足柄「青葉がね」



香取「なるほど」



香取「ところで」



香取「潜水棲姫さんが補助機をつけているのはわかりますけど・・・」



香取「どうしてリ級さんも補助機を付けてるんですか?」



足柄「ああ、それは姫ちゃんが自力であそこまで流暢に話せるようになったからよ」



足柄「自分も機械なしでも話せるようになりたいんだって」



香取「良い子じゃないですか!」



足柄「そうなのよねー。戦うのが嫌になるくらい・・・」






潜水棲姫『授業するなら早く始めろ・・・』













響「授業後に足柄さんと香取さんを狙う」



響「ヲーとも遊びたいから一石二鳥なんだよ」

















お年玉争奪戦続き









訓練場




龍驤「うちの艦載機に付いてる的を撃ち抜いたらその分払うで~」



五月雨「っと・・・。     えい!」バン!



龍驤「はずれ。いやー、鍛え甲斐がありそうやねぇ」



朧「・・・・・・ここ」バンッ!



カァン!



龍驤「なっ!? 一番練度の高い艦載機狙いおった!?」



五月雨「すごいです朧ちゃん!」



朧「そ、そう?///」



朧「次も頑張る」グッ



龍驤「1人1個やで!? 聞いとるんか!?」








神通「こちらは魚雷で狙って下さいね。的は6つありますから。ちなみに金額はバラバラです」



不知火「むぅ、なかなか当たりません・・・」



黒潮「あたしら練度低いからなー・・・。不規則に動く的なんて初めてやし」



名取「的は駆逐イ級ちゃんたちが動かしてくれています」



黒潮「あぶなっ!?」













厚意は大事


















江風「う~ん、こういうときは誰に貰えば良いんだ?」



三日月「貰わなくてもいいのでは?」



江風「せっかく貰えるのに貰わない選択肢なんて無いぜ」



三日月「そうですか・・・」



妙高「そうですよ。厚意には甘えるものです」



江風「あ、妙高さん」



妙高「こんにちは」



江風「こんにちは。早速だけどお年玉下さい!」つ



三日月「あなたは・・・」



妙高「ええ。いいですよ」うふふ



江風「やりぃ!」



妙高「三日月ちゃんも。はい」つ



三日月「あ、ありがとうございます。名札をどうぞ」つ



妙高「1つアドバイスとしては、こういうときはプライドの高い人を狙うといいですよ?」



江風「なんで-?」



妙高「プライドの高い人は、下手に時間を稼いだりはしないからです。すぐに渡してくれるはずです」



妙高「それと、武闘派の人は訓練がついてくるのでお勧めしません」



江風「その理論だと、妙高さんはプライド高い?」



三日月「ちょ、ちょっと、そういうことを面と向かって言わないでください! 失礼ですよ!」



妙高「うふふ、いいんですよ」ニコッ



妙高「私の場合、あまり話したことのない人に渡したかっただけです。こういう行事でもないと、きっかけもないですから」



妙高「ただし、使い道はきちんと考えてから、ですよ?」



江風「はーい!」



三日月「はい」




















羽子板したことない


















扶桑「はっ!」カン



時雨「くっ!」コン



扶桑「うふふ、惜しいですね」カァン!



時雨「あ!」



コン、コン



扶桑「はい、私の勝ちですね。お顔を出して?」



時雨「は、はい・・・」



響「時雨でも勝てないなんて・・・」



ヲ級「格好良かったです・・・」







山城「くっ、やるわね・・・!」



涼風「へっ、まだまだ!」




陽炎「涼風って、祭りとかお祝いの時にテンション上がるわよね~」



村雨「お正月は特にね。餅つきも一番張り切ってたし」



陽炎「金剛さんもだったけどね」アハハ




山城「よく、こんなに、続けられるわね・・・!」



涼風「こんなもんじゃないぜ!」



涼風『涼風の本気、見せたげるぅ!!』




陽炎「おー、すごい! オーラ見える!」



村雨「どこから出してるの・・・」




涼風『喰ぅらえぇええ!!』



山城「くっ、不幸だわ・・・!」





















結果
















執務室







提督「で? 誰が一番得したんだ?」



木曾「お前だろ。誰にも渡さずに済んだわけだし」



提督「俺ポケットマネーでいろいろ買うし、多少はね・・・?」



木曾「はぁ・・・。まぁお前抜きなら時津風かな。長門と俺の額が高かったし」



提督「・・・お前ら子供に、というか時津風に甘いよな」



木曾「向こうも懐いてくれてるんだ、仕方ないさ」





ガチャ




青葉「し、しれいかぁん・・・・・・」



提督「どうした青葉? 満身創痍みたいだが」



青葉「涼風さんに捕まりまして・・・」



提督「すげぇな涼風」



青葉「ずるいです、大人モードで着替えを始めるなんて・・・撮らずにはいられないじゃないですか・・・」



木曾「なんでもありだな」



提督「今更な発言だけどな」



提督「それにしてもあの薬大丈夫なのかきちんと調べないといけないな。また使いそうだし」



木曾「禁止にすればいいだろ」



提督「みたいものはみたい」



木曾「ぶれないなお前・・・」



青葉「青葉の5万円・・・」



提督・木曾「「高っ!?」」




















女の子なので・・・ね?















医務室




ワイワイ ガヤガヤ




木曾「なんで今更健康診断を・・・」シュルリ



鳳翔「お正月だから・・・ねぇ」シュルリ



長門「お節も餅も美味かったからな・・・」スルスル



蒼龍「あわわわ・・・・・・」ビクビク



大井「もしかして、蒼龍さんまた大きく・・・?」



北上「」ビクッ



蒼龍「こ、これは少し太っただけというかなんというか・・・・・・」アセアセ



北上「・・・・・・」ナミダメ



木曾「泣くなよ姉さん・・・」



北上「ないてない・・・!」グスッ



大井「北上さんも測って貰ったらどうです? 提督に揉まれて大きくなっているかもしれませんよ?」



北上「・・・それだ!」



鳳翔「あらあら」ウフフ



長門「蒼龍の胸はいつまで大きくなるんだ・・・?」



蒼龍「いやいやもう流石に・・・」








青葉(司令官からの命令。木曾さんのスリーサイズが変わっていないかを調べる。なお鳳翔さんは協力者です)



青葉(ドレス買ったときにサイズ通りに作って貰いましたからね・・・)



青葉(結婚式に着られないでは問題ですし)



青葉(そして青葉も写真撮り放題! 皆さんの生着替え!! 売れる、売れますよぉ!!)



青葉(司令官にだけですけど。あ、北上さんのは大井さんも買ってくれますね)



青葉(それにしても・・・・・・)








青葉(このシチュエーション背徳感とエロティシズムが溢れてますね。司令官も罪な人です)












テスト期間とはなんと憂鬱なものか・・・











鎮守府内 教室











涼風「せんせ-、なんで今更テストなんだ?」



足柄「提督がむしゃくしゃしたみたい」



陽炎「理由になってないわね・・・」



黒潮「無茶苦茶やな・・・」




不知火「戦神 不知火で攻撃です!」



響「甘いな、オネスト!」



不知火「くっ、そ、それは・・・!」




陽炎「遊んでるし」



黒潮「不知火のほうは司令はんに貰ったデッキやしなぁ・・・」



涼風「教室でやらなくてもいいけどなー」



暁「まったく、2人とも子供ね!」チラッチラッ



雷「どっちがよ」



電「気になるなら混ざればいいのです」ウンウン



足柄「いいわけないでしょ。授業中よ」
















サプライズは全力で














青葉の部屋






提督「さて、木曾の体型は問題なしっと」



鳳翔「何人かのためにヘルシーなメニュー増やしたわ」



青葉「青葉もでした・・・」



提督「見た目では分かんないけどな」



青葉「そりゃお腹見せませんから!」



鳳翔「女の子からすれば大きな問題なのよ」



提督「そんなもんなのか・・・」



鳳翔「さて、式についての話し合いじゃなかったの?」



提督「そうだな。とりあえず料理はなんとかなりそうか?」



鳳翔「ええ。葛城ちゃんも祥鳳ちゃんも速吸ちゃんも頑張ってくれるわ。今回は大井も手伝ってくれるしね」ウフフ



提督「式のほうは無駄に広い中庭を使う。元々披露宴みたいなもんだからな」



青葉「準備のほうは駆逐艦の皆さんに通達済みです。戦艦の皆さんがテーブル等を長門さんの指示で運びます」



提督「ドレスコードはなしでもいいんだが・・・。せっかくだから全員分買ったぞ」



鳳翔「また浪費して・・・」



提督「必要な出費だ。というかぶっちゃけお年玉ってことで自分の中で納得する」



青葉「そのための測定でもあったんですか・・・」



提督「来るのは友のやつと古鷹ちゃんと、爺さんと加賀さん・・・と赤城さんも来る・・・のか」



鳳翔「え?」



提督「加賀さんからメールで、『赤城さんが行きたいと言っているのですが、いいでしょうか』だって・・・」



青葉「絶対食べたいだけですね・・・」



鳳翔「・・・いいでしょう。私が相手取ります」



提督・青葉((戦場に行く目をしている・・・))



提督「後は俺の両親と姉さん。と、付き添いで綾波と敷波だな」



青葉「その2人って・・・」



鳳翔「預かって貰っているのよね?」



提督「そうそう。俺の代わりに父さんと母さんに可愛がられてくれてる」



鳳翔・青葉((その言い方は・・・))



提督「まぁ叢雲のことがあったし事情は察してるから」



鳳翔「特殊よね、あなたの家族」



提督「だよな、俺もそう思う」



青葉「司令官が一番普通じゃないんですけどね・・・」















今日(1月25日)がケッコン記念日















提督と木曾の寝室









木曾「ん・・・?」



提督「起きたか」



木曾「おはよ・・・・・・」



提督「おう、おはよ」



木曾「どうした・・・? まるで結婚式の新郎みたいな格好して・・・」



提督「まったくもってその通りだからな」



木曾「・・・・・・?」



提督「とりかかれ、皆の衆」



蒼龍・陸奥・青葉「「「任されて」」」



木曾「ん? ん? え、ちょっと・・・?」



青葉「ドレスですよ木曾さん!」



陸奥「お化粧してあげるから」



蒼龍「その前に、鳳翔さんからの朝ごはんもね!」



木曾「え? え?」



提督「朝は判断力0だから、目覚める前にやっちまえ」



蒼龍・陸奥・青葉「「「イエッサー」」」















会場のほうは・・・










鎮守府 中庭






長門「テーブルのほうは運び終えた。戦艦各自は椅子を運べ! 駆逐たちはテーブルの飾りつけを!」



北上「軽巡重巡は料理を運ぶまで待機。空母隊はドレスアップを速やかに終えるためにスタンバイしててね!」



一同「「「「「はい!」」」」」





夕立・漣「「テーブルぅぅ!」」



夕立・漣「「クロスッ!!」」ファサ!



曙「遊びながらやらないの! 時間内に終わらせるんだから!」



暁「なんであの子が隊長なの?」



白雪「叢雲ちゃんは受付ですから、任せられる子に頼むって言ってました」



暁「だ・か・ら、なんで一番レディーな私じゃないわけ!?」



響「そういうところがダメだから」



陽炎「現に今仕事していないから」



涼風「難癖つける前に動くべきだよなー」




村雨「んー、こっちにピンク色の花がほしいかな」



五月雨「はい」つ



村雨「んっ」



村雨「うん、いい感じ!」



五月雨(村雨ちゃん、楽しそう)フフッ



















受付では・・・












鎮守府 玄関









叢雲「こんにちは、友提督。本日は遠いところ足をお運びいただき、ありがとうございます」



友提督「いやいや。ってか畏まりすぎじゃないか?」



叢雲「わざわざ受付任されたんだもの、これくらいはしないと」



友提督「いや、たぶんあいつのことだからなぁ・・・」



叢雲「言わなくていいわ。もちろん、分かってるもの」フフッ



友提督「やっぱり? なら真面目にしてるのはポーズなのか」



叢雲「さて、どうかしら。では奥様も記帳をお願いします」



友提督「なっ///」



古鷹「あ、いや、私は・・・///」



叢雲「あら? まだプロポーズはしていなかったのかしら? てっきり奥様同伴かと思ったのだけど?」ニヤニヤ



友提督「くっ、さすがあいつの妹だな・・・。やり口がそっくりだ・・・」



古鷹「あ、その、まだデート一回しただけですし、その、まだ、そういうことは・・・///」



友提督「口滑らす前に会場入らせろ叢雲ぉ!!」



叢雲「はいはい、分かったわ」ニヤニヤ






元帥「赤城、加賀、逸る気持ちはわかるが、早くいっても飯は食えんよ?」



赤城「そんな、別に、ただ食べたいだけというわけでは・・・!!」



加賀「そうです、つまみ食いなんて考えてません・・・!!」



元帥「歴戦の空母がこれとはの・・・・・・」















厨房組










厨房






鳳翔「ふぅ・・・。ほとんど準備できたわね」



葛城「つ、疲れた・・・」



速吸「パーティの時と量は変わらないんですけどね・・・」



大井「初めてメイン任せるんだもの、疲れるわよ・・・」



祥鳳「わ、私はデザートにウエディングケーキですよ・・・」



大井「あれ、食べられるの?」



祥鳳「食べられます。食べられないもので作ると、かえって駆逐艦の子たちが危険ですから・・・」



大井「そういう配慮なのね・・・」



鳳翔「みなさん、お疲れ様でした」



鳳翔「では、私も全力でやらねば・・・!」



大井「赤城さんと加賀さんの分ね・・・」



鳳翔「ええ。彼女たちを倒すのは私の役目です」








鳳翔『鳳翔、全力で参ります』











一方その頃











鎮守府 玄関









叢雲「ようこそお越しくださいました」



叢雲「お義父さん、お義母さん。お姉ちゃん」



姉「叢雲ちゃん! 久しぶり~!」ギュー!



叢雲「お、お姉ちゃん、恥ずかしいって・・・!///」



父「少し背が伸びた?」



母「ほんとに久しぶりね~」



姉「それにしても! こんな寒空の下に妹を一人で放置するなんて! あの弟は何を考えてるんだ!」



叢雲「い、いいのよお姉ちゃん。きっとお兄ちゃんなりの気遣いだから」



姉「気遣い?」



叢雲「ええ。家族水入らずにしてあげようってね。お兄ちゃんらしいわ」



姉「なるほど、いい子だね二人とも!」



姉「じゃあ行こう! 綾、敷、案内して!」



綾波「ま、待ってくださ~い!」



敷波「まったく、人使い荒いなー・・・」







叢雲「まったく、お姉ちゃんもやさしいんだから・・・」



叢雲「案内するわ、お義父さん、お義母さん」



父「ああ、頼む」



母「お嫁さんはどんな人なの?」



叢雲「そうねぇ・・・」



叢雲「すっごく素敵な人よ」ウフフ

















一方、新婦は・・・












新婦 控室(執務室)











木曾「だいたい把握できたぞ・・・」



木曾「結婚式どうこうって話か!」



陸奥「理解遅かったわね・・・」



蒼龍「ドレスアップとお化粧まで終わったもんね・・・」



青葉「きれいです!」パシャパシャ



木曾「俺ドレスは着ないって言わなかったか!?///」



陸奥「着たんじゃないわ。着せられたの」



蒼龍「いつ買ったんだっけ?」



青葉「北上さんとのデートの時ですね。その後は北上さん監視のもと司令官の部屋で管理を」



木曾「鎮守府ぐるみか・・・!」



青葉「皆さん口固いですよねー」



蒼龍「お酒飲む人には伝えないっていう徹底ぶりだもんね・・・」



木曾「手ぇ掛けすぎだろ・・・!」



陸奥「あらあら。一生に一度の機会なんだし、喜ばなきゃダメよ?」



陸奥「じゃないと、ほかの奥さんに悪いと思わない?」



木曾「うぐっ・・・・・・」




コンコン  ガチャ




時津風・Libeccio「「失礼しまーす!」」



時津風「わぁー! 木曾さんきれー!」



Libeccio「きれー!」



木曾「そ、そうか・・・?///」



蒼龍・陸奥・青葉(((さすが提督(司令官)、木曾さんのことよくわかってる)))



陸奥「さ、二人も準備するわよ?」



時津風・Libeccio「「はーい!」」



木曾「準備?」



蒼龍「トレーンベアラーだっけ? ドレスの裾持って歩く子供の役だよ」



青葉「お父さん役の方はいませんけどね」



木曾「手が込んでるなー・・・」
















一方、新郎











 中庭






提督「準備は完璧っと」



友提督「これ半日で準備したのかよ・・・」



提督「うちは行事に関しては仕事が早いからな」



古鷹「毎日楽しそうですね・・・」



提督「よかったら古鷹ちゃんのときもここでやるかい?」ヒソヒソ



古鷹「そうですね・・・。できればうちの鎮守府でやりたいんですけど・・・」ヒソヒソ



友提督「おい、内緒話するな。大体内容察してるから」





姉「弟ー! 私より先に結婚とはどういうつもりだー!」



綾波「だ、だー?」



敷波「だーって、なんで私まで・・・」



提督「だって姉さんは朝から晩まで仕事して休みの日は寝てるかアニ○イト行くぐらぐはっ!?」



姉「実の姉に何を言ってんだ」



敷波「真実」



姉「敷ー?」グリグリグリグリ



敷波「痛っ、痛いってー!」



綾波「あわわ、提督さん、敷波、大丈夫ー!?」



提督・敷波「「だいじょばない・・・」」




友提督「似た者家族だな」



古鷹「ですね」ウフフ













さていよいよ・・・
















金剛「さてそれではー! 結婚披露宴in鎮守府を開催するネー!」



涼風「進行役は金剛と、こちら涼風がお送りするぜー!」





長門「なんで金剛が司会なんだ?」



鳳翔「ハイテンションで最後まで進行してくれそうだから、ですって」



北上「実際そうだけどね。涼っちもテンション高いし」



大井「メンタル強いわね、金剛さん」



蒼龍「確かに・・・」





金剛「ではまずは、新郎のテイトクから一言いただきたいネー!」



涼風「ほい、マイク」つ



提督「アドリブ全開だなー・・・」



提督「」コホン



提督「実を言うと、結婚したの一年くらい前です」



艦娘一同「「「「「「言っちゃいけないやつだ!!!」」」」」」



提督「付き合うときにカッコカリの指輪渡して、籍を入れたのは一週間経ってからかな」



友提督「電撃結婚だな」



提督「まぁ出会ってから一年間一緒に暮らしてたんだから、交際期間なんて必要ないくらい、お互いのこと分かってたし」



提督「付き合っても、関係性が変わったわけでもなかった」



艦娘一同(((((そりゃ付き合う前からカップルみたいだったし・・・)))))



提督「でも、なんていうのか・・・。心の中では安心してた」



提督「この人がずっと傍にいてくれるんだって。ずっと寄り添ってくれるんだって」



提督「そのことは、結婚してみなきゃ実感しなかったことだと思う」



提督「てなわけで、友も早く結婚しろよ!」




友提督「この流れで俺に振るか!?///」




金剛「では改めて! 新婦の入場ネー!」




~♪ 『G線上のアリア』




ギィィ・・・




コッ・・・ コッ・・・




艦娘一同「「「「「うわぁ・・・! 綺麗・・・」」」」」




木曾「・・・・・・///」





涼風「緑を基調としたウエディングドレスで入場いたしますは、新婦、木曾さん!」



金剛「隣のお爺ちゃんは大本営の元帥ネー! train bearerは時津風ちゃんとリベちゃんデース!」




長門「元帥にさせて良いのか・・・?」ヒソヒソ



鳳翔「了承が取れたんだからいいんじゃないかしら・・・」ヒソヒソ






木曾「・・・・・・」




金剛「お爺ちゃんありがとネー!。 じゃあテイトクー、木曾さんのベールを外してくだサーイ!」




提督「ああ」



ファサ・・・



木曾「///」



提督「似合ってる。綺麗だ、木曾」



木曾「お、おう・・・・・・///」



提督「照れると口数減るよなー、お前」



木曾「照れさせる奴が悪い・・・///」






金剛「さてさて、誓いの指輪はもう渡しているのでー」



涼風「誓いのキスだなー!」




艦娘一同「「「「「Fu------!!」」」」」




提督「ま、それくらいしかやることないか」



木曾「や、その、さすがにみんなの前では・・・恥ずかしぃ・・・///」



提督「今更だろ」



Chu!



木曾「あっ///」




艦娘一同「「「「「キャーーーー!!!」」」」」







金剛「イエース! それでは皆様! ケーキ入刀へと参りたいと思いマース!」



涼風「なんかテンポ早いけど・・・、赤城さんと加賀さんが飢えてるから急ぐぜー!」





提督・木曾「「おい理由」」





金剛「ほらほらー、初めての共同作業・・・じゃないケドー、しっかりやるデース!」



涼風「青葉さんもスタンバってるんだから早く早くー!」





提督「にしてもでかいケーキだなー・・・。1m50あるな」



木曾「祥鳳も気合いいれたな・・・」




金剛「じゃあお願いしマース!」




提督「これナイフの持ち方・・・」



木曾「こうじゃないか?」



木曾「どう切るんだ?」



提督「真ん中・・・ここだな。このあたりから・・・」





涼風「図らずも共同作業になってるぜ・・・」





提督・木曾「「じゃ・・・」」



提督・木曾「「せーのっ」」




スッ スーッ




パシャパシャ!!



青葉「お二人とも顔! こっち向けてください!」



提督「いやこれ繊細なんだって!」



木曾「生地がふわふわだから難しいんだよ!」




バッ!



赤城・加賀「「倒れても食べます!!」」




提督・木曾「「今はお呼びじゃねぇ!!」」





夕立「夕立も食べるっぽい!」



暁「私だって!」



陽炎「じゃあ私もー」



漣「はいはい! 私もー!」ノ




提督・木曾「「切り分けてやるから待ってろ!!」」




アハハハハ!





長門「賑やかな披露宴だな」



鳳翔「いいんじゃない? うちらしくて」ウフフ



蒼龍「提督のご両親も楽しそうだしね」



大井「ところで、私たちも挨拶に行くべきなのかしら・・・」



北上「今日はやめといたほうがいいんじゃないかな・・・」




















挨拶、大事
















木曾「初めまして、〇〇と婚約させていただいた、木曾と言います」



木曾「婚約してからの挨拶になってしまい、申し訳ありません・・・」フカブカ



母「いいのよ、気にしなくて」ウフフ



姉「悪いのはそこの弟だから」



提督「そうそう」



叢雲「なんでお兄ちゃんがこっち側なの・・・」



球磨「木曾の姉の球磨だクマー」



多摩「同じく多摩だニャ」



姉「!」キラーン



姉「木曾ちゃんももしかして語尾が・・・」



提督「言わないから」



木曾「き、木曾だキソー・・・///」



提督「言わなくていいからな!?」



姉「うんうん木曾ちゃんかわいい! おいで妹よ!」



木曾「は、はい、義姉さん///」



提督「姉さんの相手しなくていいのに・・・」



叢雲「木曾って変にまじめなとこあるわよね・・・」



叢雲「あ、木曾お姉ちゃんか」



提督「変えなくてもいいのに・・・」

















こっちもこっちで
















加賀「瑞鶴」



瑞鶴「」ビクゥ!?



加賀「そんなに怯えなくてもいいじゃない・・・」



瑞鶴「だ、だって、加賀さん怒ってるから・・・」



加賀「怒っていません」



加賀「ただ、大事な書類に何度も転んでコーヒーをぶちまけたことは忘れてませんが」



瑞鶴「怒ってるじゃないですか!」



加賀「いえ、不器用で不幸な子だなーくらいにしか思っていません」



瑞鶴「フォローになってません・・・」



加賀「これでも、あなたが行方不明になったときは、とても心配になったんですよ?」



瑞鶴「えっ・・・?」



加賀「提督さんから連絡が来たときは心の底から安堵しました」



瑞鶴「加賀さん・・・」



加賀「無事でよかったわ、瑞鶴」



瑞鶴「加賀さん・・・、う、ぐすっ・・・」



加賀「泣かないの」



瑞鶴「うぅ・・・、だって、嫌われてると思ってたから・・・!」



加賀「そんなことないわ」



瑞鶴「私がドジすると、いつも冷めた目してたし・・・」グスッ



加賀「私は生まれつきこの目です」





















無事に終えたので


















提督と木曾の寝室






提督「なぁ木曾、デートいつにする?」



木曾「!?」



提督「どんだけ驚いてるんだよ・・・」



木曾「お前の口からそんな言葉が出るなんて思ってもみなかった・・・!」



提督「よく俺のこと好きになってくれたな・・・」



木曾「そこはお前、側にいて欲しいと思ったからだろ」



提督「くっ、男らしいセリフをさらっと・・・」



木曾「というかな? 俺とお前がいなくなるのはまずいんじゃないかと、最近思った」



提督「あー、まぁな? 一応軍人だし。今更だけど」



木曾「お前がいなくても、俺がいればなんとかなるからな」



提督「俺のいる意味・・・」



木曾「日帰りでもいいかと思ったんだが、時津風とリベも行きたがるかなって考えると、なぁ・・・」



提督「不便だな、幸せってのも」



木曾「そうだな。だから、別にデートしなくてもいいんじゃないか?」



提督「そんな!? せっかく買ったかわいいほうの服着ないってのか!?」



木曾「そう言われるとより行かないぞ」



提督「いいや着させる。いいじゃん鎖骨と肩が見える服。それでいて下はデニムとかにしてくれるとなおさら」



木曾「お前の理想は聞いてない」



提督「鎮守府でデートできねぇかな・・・」



木曾「なんだその考え・・・」
















せっつぶーん












鎮守府 食堂









戦艦棲鬼「ナンデ・・・ワタシガ・・・」←鬼



提督「うちに鬼っぽい子いないから、お願い!」



戦艦棲鬼「ムリヤリ・・・ツレテコラレルシ・・・」



鳳翔「美味しい料理を食べていってくださいね」



空母棲姫「人の文化を学ぶ良い機会、ということにしてくれ」



戦艦棲鬼「ワタシ・・・テキチデナニヲ・・・」






木曾「鬼は外、福は内って言いながら豆を投げるんだ」



時津風「鬼さんは外なの?」



Libeccio「なんでー?」



木曾「な、なんでと言われると・・・風習だからとしか言えないし・・・」



提督「鬼は病気を連れてくるから、追い出して一年を健康に過ごそう、って感じだったはず」



時津風「でも戦艦おにさんはそんなことしないよね?」



Libeccio「ってことは-」



時津風「鬼は内?」



Libeccio「鬼さんこちら~!」ギュー



戦艦棲鬼「ム・・・ソウイワレルト・・・・・・」



木曾「なんかこの2人がいると戦争とかなくなるんじゃないかと思えてきたな」



提督「一応鬼役ってだけなんだけどな・・・。行事真っ向否定とは・・・・・・」














ボイスを微調整して・・・













漣「節分キタコレ! ご主人様、豆投げますよー!」



提督「俺に当たると思ってんのか?」ヒョイ



朧「朧、頑張って、お豆、投げます! えいっ!」



提督「まだまだだな」ヒョイヒョイ



響「はぁぁぁぁぁああ」



響「はぁ!!!」



バシィッ!



提督「くっ、流石だな、響・・・。危うく当たるところだったぜ・・・」



叢雲「キャッチはいいのかしら?」



提督「ドッジボールと同じ感覚でよろしく」






長門「鬼役を買って出てもいいが・・・・・・」



陽炎「じゃ、投げるよー!」



Prinz「この豆を、長門に投げればいいの?  えいっ!」



夕立「この豆、全力で投げるっぽーい!  えい! えい! えーいっ!! 」



長門「くっ、こら、まだ・・・・・・。 まったく、仕方ないな」



長門「がおー!」←楽しそう



陽炎「鬼はがおーなのかしら・・・」



江風「初弾命中ー!  ・・・え? 」



川内「ふっふっふ」



江風「あれ・・・川内・・・さン? 」



川内「残念、それは影分身だよ」ニシシ



涼風「なんでできるのさ・・・」






鈴谷「熊野、節分って何やるか知ってる? あー・・・なんか咥えてるねぇ」



熊野「ほへはへふへ、へほふはひほひっへ・・・」



鈴谷「あぁー・・・(なるほど分からん)」



黒潮「はむはむ」



不知火「こうやって、恵方と言われる方角を向きながら、もぐもぐ、願いを込めて、もぐもぐ、食べ終わるまでは喋ってはいけないと言われています」モグモグ



鈴谷「せ、説明させてごめん・・・」



不知火「?」






三日月「歳の数・・・」



望月「ちょっと減らしてあげるよ、もぐもぐ」



三日月「あぁ! だ、ダメです、それは私の着工からの分のですね・・・」



望月「さすがに多すぎるでしょ。見た目子供だし-」



山城「姉さま、豆を食べて、投げるのですね?」



扶桑「そうよ。ただ、歳の数はどうしようかしら・・・」








天龍「いて、いてててて!  なんで皆オレに豆投げてんだよ!」



雷「頭の飾りとか」



電「鬼なのです」



天龍「 こら! 「鬼なのです」じゃねえよ!  これは角じぇねぇし・・・」



龍田「みんな~、「鬼は~外、福は~内」って言って、お豆を投げるのよ。足りなくなった人は言ってね? しっかり鬼に投げるのよ? うふふ♪」



天龍「おいこら龍田!  豆配るのやめろ!」



香取「福はー内! 鬼はー外! ・・・うふっ、童心に戻ったみたいで、楽しいですね」



天龍「なんで香取まで!?」



鹿島「え、違うの?」



天龍「違うっての!」



















バレンタイン編入ろうか














提督「今年もこの季節がやってきたな・・・」



木曾「お前はいいよな、絶対貰えるし」



提督「世の男達は貰えるかどうかで胃痛に苛まれるという」



木曾「そこまでじゃないだろ・・・」



提督「でもあれだぜ? 好きな人からの義理だと分かりきった『1つ取って』的なチョコの一番サイズの大きいやつ貰いたくなったりするんだぜ?」



木曾「世の男子は必死だな」



提督「高校生の時は良かった。義理でも部活関係でもらえたもの」



木曾「本命は?」



提督「あるわけない」



木曾「胸張るなよ悲しいな・・・」



提督「世の大半の男子はそんなもんだよ」



提督「お菓子業界の策略とはいえ、男達の一喜多憂を考えて欲しい」



木曾「そんなに憂いあるのか?」



提督「ある。誰もが気にしてないふりして欲しがってんの。貰えることは『存在』を肯定されたのと同義だからな」



木曾「大変だな、男子」



提督「俺はチョコを貰えない男子諸君を応援してる」















正直、チョコは好みじゃない














木曾「お前チョコ好きだっけ?」



提督「いや? アーモンド入りのは高校生になるまで食べられなかったくらいには嫌い」



木曾「そういう奴に何あげればいいんだ?」



提督「貰えれば食うよ。女子の作ったもんを残すわけにゃいかねぇ」



木曾「無理して食べさせるのはこっちだって本望じゃないんだから」



木曾「喜ばせたいんだよ、こっちだって」



提督「その気持ちが嬉しいんだけどな」



木曾「大体、市販のチョコ溶かして固めただけじゃ手作りって言えないだろ?」



提督「世の女性はそれを手作りっていうんだよ、困ったことに・・・」



提督(そういえば、キュウリにチョコをコーティングしたのを嬉しそうに食ってた奴いたな-。今思うとあれは勇者だった)















エプロンはかわいさ3割増し












厨房






比叡「気合い、入れて、作ります!」



夕立「気合いの入ったチョコより、愛が入ってる方が良いっぽい」



比叡「う、これは口癖みたいなものなんですけど・・・。確かにその通りですね・・・」



夕立「とりあえず湯煎したのはいいけど、これからどうしようかしら・・・」



比叡「決めてなかったんですか?」



夕立「これだけ人数がいたら、よっぽど奇抜なものじゃないと被っちゃうっぽい。それじゃつまんないっぽい」



時雨「それに、僕たちは当日班じゃないから日持ちするものに限られちゃうしね」



夕立「時雨はどうするっぽい?」



時雨「うーん、アイスにしようと思ってるんだけど・・・。祥鳳さんに手伝って貰わないとかな」



比叡「アイスなら被らなそうですね」



時雨「提督は冬でもアイス食べるからね」クスッ



夕立「! いいこと思いついたっぽい!」



夕立「当日も少しなら使っていいって言ってたし、完璧っぽい!」



時雨「? 何にしたの?」



夕立「んー、被りそうで被らない、オリジナルっぽい!」



時雨・比叡「「?」」

















妹の葛藤













厨房








叢雲「うーん・・・」



叢雲「やっぱり義理・・・?」



叢雲「でもなぁ・・・・・・」



叢雲「最近旗艦での出撃増えてるし、そういうことなのかな・・・///」テレテレ



叢雲「で、でも、今までは妹として渡してたし、今年も別に特別にしなくても・・・」



叢雲「でも、うぅ、本命ではあるし・・・///」



叢雲「あーんもうっ! どうしよ・・・」










陸奥「何? あの可愛い生き物」



青葉「色々悩んでるみたいですね」



陸奥「私としては踏み込んでもいいと思うんだけどね~」



青葉「司令官も準備はしてるみたいですけど」



陸奥「青葉ちゃんはいいの? 練度99になってるでしょ?」



青葉「青葉は大丈夫です! というより、気持ちの整理がまだなので・・・///」



陸奥「あら? 青葉ちゃんから告白するつもりなの?」ウフフ



青葉「い、一応、そのつもりです・・・///」



陸奥「あらあら、可愛い生き物が増えたわね♪」ウフフ



















こっちもこっちで・・・?



















涼風「陽炎はどうするんだ-?」



陽炎「どうって?」



涼風「提督へのチョコ。まぁチョコかは知らないけどさー」



涼風「本命で渡すのか?」



陽炎「うーん、どうかしら・・・。まぁ、義理で渡すよりはいいけどね」



涼風「渡したいって気持ちはあるもんなー」



陽炎「そうそう、義理で片付けたくないわよね」



涼風「だな」









白雪「細かくってこれくらいですか?」



祥鳳「そうそう、上手上手。その後は湯煎するからボウルに入れてね」



白雪「はい。んっしょ・・・」ザクッザクッ



五月雨「ケ、ケーキはどうしたら・・・」



祥鳳「この本の、ここ。レシピをきちんと読めば五月雨ちゃんにも上手にできますよ」ニコッ



祥鳳「分からないことがあったらすぐに聞いて下さいね?」



五月雨「はい!」














さぁ始まったぜ! バレンタイン!













執務室










提督「さて、始まったぜ。バレンタイン」ソワソワ



木曾「落ち着けよ」



提督「一説には好きな子の好きな子が分かる日」



木曾「まぁ確かに」



提督「そして九分九厘それは自分ではない」



木曾「悲しいな」



提督「そして今木曾は緊張している」



木曾「な、なんで分かる!?///」



提督「お前口数減ってるんだもん。分かるって」



木曾「あ、いや、その・・・///」



木曾「み、皆より先に渡した方が、他の皆が渡しやすくなるからって鳳翔が・・・///」



提督「まぁそれはあるかもな。妻より先に渡すのはな・・・」



木曾「」コ、コホン



木曾「こういうのはガラじゃないんだが・・・」スッ



木曾「妻としての気持ちだ。受け取ってくれ」つ



提督「妻、ね。なんか嬉しいな」



木曾「去年は戦友としてだったからな」



提督「それも木曾らしいけどな」















全員出せるか・・・?













執務室






コンコン





足柄「失礼するわね」



提督「応答待てよ・・・」



足柄「執務室で営んでても構わずに開けるわ」



提督「しないぞ!?」



足柄「あらそう? 少しぐらい冒険してみても良いと思うんだけど・・・」



提督「いやいや、少しじゃないから・・・」



足柄「執務室の机に手を乗せ、腰を差し出す木曾にその熱いリビドーを・・・」



提督「朝から何言ってんだ!?」



足柄「あるいはエプロン姿の鳳翔さんに後ろから抱きついてその身体を・・・」



提督「お前酔ってるだろ!? 少し顔赤いし!」



木曾「そういえば足柄は酒の入ったチョコ作ってたな・・・」



提督「あぁ、俺そういうチョコ好きだからな・・・」



足柄「さぁ受け取りなさい! 足柄の勝利チョコよ!」つ



提督「あぁ、ありがとう」



提督「そして寝ろ」ノシ



足柄「あぅ!」



足柄「・・・・・・」Zzz



木曾「首に手刀して気絶させるの生で見た・・・」



提督「ったく、世話の焼ける・・・」



木曾「あ、あのさ、ところで・・・」



木曾「こ、ここでしてみるか?///」



提督「・・・・・・今はしない」



木曾(ムッツリめ・・・)

















いじめたいなぁ・・・















コンコン





提督「どうぞー」



ガチャ



天龍「待ちかねたぜ、提督」



龍田「さすがに入りづらかったわ~」ウフフ



提督「それはうん、そうだろうな・・・」



天龍「ほら、俺の世界水準を軽く超えたチョコやるよ」つ



提督「チョコの世界水準ってなんだよ・・・」



天龍「ゴディ〇?」



提督「だいぶ高いな」



龍田「私からは~、こ・れ♪」つ



提督「ん? それは・・・?」



龍田「マニキュアよ」



提督「へ?」



龍田「オーガニック素材で食べられるのよ?」



提督「つまり?」



龍田「私の足に塗るから、舐めて?」



木曾・天龍「「はぁ!?」」



提督「大胆だな・・・」



龍田「提督の奥さんたち、みんなこういうキャラじゃないから、新鮮かな~って」ウフフ



提督「確かに足を舐めたことはないな・・・」



天龍「お、お前まさか本当にするのか・・・?」



提督「どうするべきか・・・。龍田も恥ずかしいことを言ってるわけだし、それを断るのは・・・」



木曾「・・・本音は?」



提督「やってみたい」



龍田「うふふ、何を物欲しげな顔で見ているの?」ヌリヌリ



天龍「や、やばい、龍田がドSモードに・・・」



龍田「欲しがり屋さん、しっかりと味わえば良いわ・・・」ゾクゾク



提督「はい、女王様」スッ



木曾「あいつも朝から何やってんだ・・・」



提督「失礼・・・」ペロペロ



龍田「んっ・・・あ・・・・・・///」



提督「女王、足は伸ばしていただかないと、ダメですよ」ペロペロ



龍田「あっ・・・ん、はぁっ・・・こ、これっ・・・!///」



天龍「た、龍田?」



提督「」ペロペロ



龍田「て、ていとくぅ・・・っ! ゆ、指まで舐め、ちゃ・・・ひぃあっ! だ、ダメ・・・ぁう・・・あんっ///」



木曾「」ゴクリ



提督(龍田が身体をよじる度に、スカートが揺れて黒いレースが見え隠れする・・・エロい)



龍田「あ、ダメ、も、こ・・ぁ・・・これ以上は・・・ぁ・・・ぅあ・・・はぅあ///」



龍田「~~~っ!!」ビクビク!



提督「ふぅ、楽しかった」



天龍「た、龍田? おい、しっかりしろ!」



龍田「はぁ・・・はぁ・・・・・・///」グッタリ



木曾「お前、いつの間にそんなテクニックを・・・」



提督「今度してやるよ」



木曾「あ、ぅ、別に、興味なんてないぞ・・・///」



天龍「お前ら夫婦も何朝から盛ってんだ!!///」














撫でたくなるよね












龍田は天龍が抱えて行きました






コンコン



提督「どうぞー」



ガチャ



龍驤「あのさぁ・・・なんなのさっきから・・・」アキレ



提督「足柄と龍田に言ってくれ」



木曾「お前も悪ノリしたくせに」



龍驤「龍田の声、廊下にまで聞こえとったから、皆困惑と期待がいりまじっとったよ?」



提督「期待されてもな・・・」



龍驤「廊下に長蛇の列できとるんやから、考えた方がええで」



提督「長蛇の列になってんだ・・・」



龍驤「はいこれ、い、一応、手作り・・・」つ



提督「ん、さんきゅ」



龍驤「甘いもん嫌いやったら別に、無理に食わんでもいいからってもう食べてる!?」



提督「こういうのって顔見て感想言った方がいいんじゃないの?」モグモグ



木曾「中には恥ずかしいメッセージが書いてあるかもしれないんだから、それが良いとは一概には言えないな」



提督「ふぅん、そんなもんか」モグモグ



龍驤「どや、美味しい?」



提督「うーん、そうだなぁ」モグモグ



提督「」モグモグ



提督「」モグモグ



龍驤「うぅ~・・・」



龍驤「美味しいって言えやぁ!!」



提督「」モグモグ ナデナデ



龍驤「フガーーー!!」



















かわいいと撫でたくなるよね















コンコン



提督「どうぞ」



ガチャ



扶桑「失礼します、提督」



山城「失礼します」



提督「2人が失礼するのも見てみたい気がするな」



木曾「2人とも礼儀正しいからな。日本美人って感じだし」



扶桑「うふふ、では、たまにははしたないことをしてもいいですか?」ウフフ



提督「されたいな」



山城「むしろさっきまで提督がしてましたけどね」



提督「それは否定できない」



山城「否定できるように生きて下さい・・・」



扶桑「提督、良かったら・・・このチョコレートを受け取って下さい」



提督「おう、ありがとう、扶桑」



扶桑「いえいえ」ウフフ



山城「・・・・・・」



提督「あれ? 山城はくれないのか-、そっかー、残念だな-」棒読み



山城「し、仕方ないですね、欲しいようでしたら、はい、これ・・・」



提督「お、マジ? やったー、嬉しいよ!」



山城「///」テレテレ






木曾「素直じゃないな」ボソッ



扶桑「そこも可愛いと思いますよ」ウフフ














大人の味って甘美な響き













千歳「提督。千歳のチョコレート、差し上げますね」



提督「おう、ありがと」



千歳「少しビターな、大人の味ですよ♪」



提督「大人の味ってなんかいいよな。響きが」



千歳「えっちぃことは考えてはダメですよ? まだ日は高いですから」ウフフ



千代田「2人とも、なんでそんな話になるの・・・」



千歳「あら? 千代田は渡さなくて良いのかしら」



千代田「わ、渡すけど、なんか話の方向が変だったから・・・」



提督「まぁセクハラまがいではあったけどな」



千代田「自覚してるなら気を付けて!」



提督「はいはい」



千代田「じゃあこれ! あげる!」つ



提督「ありがとな、千代田」



千代田「あ、うん、えへへ///」

















久しぶりに登場
















鈴谷「おーい、提督。鈴谷のチョコ、あ・げ・る♪」



提督「もうちょっと上目遣いで! あと、最後に恥じらいをプラスして! そんで小悪魔っぽく!」



鈴谷「なんで注文が・・・。えっと」



鈴谷「提督、鈴谷のチョコ、あ・げ・る・・・。えへへ、お返し、期待してるからね?///」



提督「グッジョブ!!」



木曾「何してんだお前・・・」アキレ



熊野「とぉーーーーー!」



木曾「どわぁ!? な、どうした熊野!?」



熊野「て、提督、こ、この熊野のチョコ、う、受け取っても良いんですのよ!?」



鈴谷「ど緊張じゃん、熊野・・・」



提督「ありがとな、熊野」ナデナデ



熊野「は、あ、いえ、と、当然のことをしたまでですわ!!///」



木曾「将来が心配になるくらい不器用だな」



鈴谷「まさかここまでとは思ってなかったよ・・・」

















お姉さんたちが恥じらうの良いよね













妙高「提督、あの、よかったら、こちらを受け取っていただけますか?」



妙高「あと、これ、私からです。だいぶ遅くなってしまったんですけど。洋服をいただいたお礼です」



提督「お? 男物の時計じゃん。別に気にしなくても良かったのに。ありがとう、妙高」



妙高「いえ、日頃の感謝も込めて、ですから」ウフフ



那智「この那智は、この手のことは苦手なのだが・・・///」



那智「この、アルコール入りのヤツをやろう。ほら///」



提督「ありがとう、那智」



那智「い、あ、いや、気にするな///」



羽黒「あ、あの! 司令官さん! こ、このチョコレート、よ、良かったら、受け取って下さい!!///」



提督「ありがとう、羽黒(なんか凄いドキドキした。後輩から告白されてるみたいで)」



羽黒「あ、はい! こちらこそ!///」








木曾(なんか皆こういう行事だと積極的だよな。普段からすればいいのに)













摩耶様かわいい













摩耶「んだよ・・・バレンタイン? うっぜぇなぁもう・・・」



提督(とかいいつつ毎年くれる摩耶は良い子)



木曾(とかいいつつ廊下に並んでるんだから渡す気はあるんだよな)



摩耶「でも、一応・・・買ってあんぜ。ほら///」つ



提督(とかいいつつ手に絆創膏があってかわいい)



木曾(とかいいつつラッピングもしっかり丁寧でかわいい)



提督「ありがとな、摩耶」



摩耶「べ、別に、義理だよ義理!!///」



提督(とかいいつつ照れててかわいい)



木曾(とかいいつつしっかりメッセージカードまで付けてるなんてかわいい)



摩耶「じゃ、じゃあもう行くからな!///」



摩耶「アタシの、日持ちするから・・・急いで食べなくても大丈夫だから。あんま食い過ぎるなよな///」



摩耶「じゃ、じゃあ!///」



バタン



提督・木曾「「かわいいなー」」
















青葉かわいい
















青葉「恐縮です、司令官! 青葉のチョコ、差し上げます!///」



提督「おう、ありがとな」



青葉「青葉、頑張って作りました!///」



提督「そっか。今食べて良いか?」



青葉「え、あ、はい! どうぞ!」



提督「あむっ・・・! おぉ! 美味しいぞ青葉!」



青葉「恐縮です!!///」



青葉「あ、いい顔! いただきます!」パシャパシャ



提督「青葉はいいお嫁さんになりそうだな」



青葉「あ、はぅ・・・///」



青葉「司令官、青葉、しっかり自分からプロポーズいたしますので!///」



青葉「そ、それまで待っていて下さい!///」



提督「・・・おう、待ってる」



木曾「その時はきちんと写真撮らなきゃだな」



提督「もちろん」



青葉「えぇ!? それは恥ずかしいですよぅ!!///」













妙に色っぽかった












夕張「はい、夕張からのチョコレート。ちゃーんと果汁が入ってるんだから・・・ほんとよ?」



提督「おいやめろ。逆に怪しい」



夕張「今回は変なものは入れてないわ」



提督「ちょっと待て。まるで前科のあるかのような発言はなんだ」



夕張「去年は媚薬いれたんだけどね。提督ったら全然効かないんだもん」



提督「効いてたよ!? 下半身辛かったからな!?」



提督「なんか皆が魅力的に見えてたし、興奮してなかったとは言えないけど」



提督「でもチョコのテオブロミンとかチラミンとかセロトニンは幸福ホルモンって言われてるからそれのせいかと思ってたのにお前のせいか!?」



木曾「だから去年祥鳳口説いてたのか・・・」



提督「わざとじゃないけどな! 甘い匂いしてたのは確かだし」



提督「古来チョコは媚薬として使われてたくらいだから、そのせいだと思ってたのに・・・」



木曾「犯人は夕張だったのか」



夕張「だいじょーぶ、今回は入ってないから」



提督「何でそれで安心できると思った?」

















じゃっじゃじゃーん














夕立「このチョコ、提督さんにあげるっぽい! 夕立、結構がんばったっぽい!」



提督「お? チョコソース?」



夕立「ふっふっふー。夕立のはこれっぽい!」



木曾「ん? 串揚げか?」



夕立「細長く固めたチョコを、縦に切ったバナナで挟んで揚げたっぽい! ちなみにお好みで生クリームとチョコソースが良いっぽい!」



提督「おぉ美味そう!」



夕立「アイデアなら被らないっぽい!」



時雨「提督、一応これ、僕からも渡しておくね」



提督「時雨のはチョコアイスか。いいねいいね。よし、一緒に食べよう!」



夕立「そう言うと思って、しっかり人数分作っておいたっぽい!」



提督「時雨のアイスを・・・乗せて~。んん! 美味い!!」



夕立「わーい、やったね時雨!」



時雨「ふふふ、そうだね」



木曾「紅茶飲む人~」



提督・夕立・時雨「「「はーい」」」












好きにも色々と形があるから













陽炎「これ、一応チョコあげるっ」



提督「ありがとう、陽炎」



陽炎「一応よ、一応!」



提督「一応?」



涼風「友チョコかなーって」



提督「なるほど。義理ではなく本命でもなくってことか」



涼風「本理? いや義命?」



提督「ゴロ悪いな」



不知火「不知火からも、どうぞ」



黒潮「うちのも食べて-」



提督「ありがとな、皆」



五月雨「わ、私も、チョ、チョコレートケーキをっ、ひゃっ、あ、ひゃぁーー!?」スルッ



ガシッ



木曾「おっと・・・。大丈夫か、五月雨」



提督「ふぅ・・・ケーキも無事だぞ」



五月雨「あ、ありがとうございますっ!///」



陽炎「なんという連携プレー」



涼風「2人ともイケメンだな」















大人の女性でも緊張するもん













陸奥「はーぁい提督さん。少し大人のチョコレート、あげるわ」



陸奥「大事に食べるのよ、いーい? うふふっ♪」



提督「ありがとう、陸奥さん」



陸奥「ほら、長門も。ちゃんと渡しなさい?」



長門「わ、分かっている///」



長門「あ、あのだな…一応用意しておいたんだ。いや、陸奥のやつがだな、こういうのは大切だと///」



長門「あ、これなんだ。どうだろうか・・・///」



提督「ありがとう、長門。嬉しいよ」



長門「そ、そうか。ならいいんだ///」



木曾「長門はまだ緊張するんだな」



提督「お前が言うなよ」













今年は話せる















飛龍「んっふ~♪ 提督、チョコあげる、チョコ♪ 一応手作りだよ? 大事に食べてね♪」



蒼龍「私からもチョコあげるっ♪」



提督「ありがと、蒼龍、飛龍」



蒼龍「飛龍と一緒に頑張って作ったから、きっと美味しいよ?」



飛龍「私のはちょっとビターな感じにしたから、お姉ちゃんのと一緒に食べると良いかな」



提督「おう、大事に食べるよ」



飛龍「最初はお姉ちゃんの身体に塗ろうかと思ったんだけど・・・」



蒼龍「さ、流石に恥ずかしいからダメ!///」



提督「飛龍、残念だがそれは龍田がやったぞ」



蒼龍・飛龍「「えぇ!?」」



木曾「足にオーガニックのマニキュア塗って舐めさせてたな」



蒼龍「舐めたの!?」



提督「うん」



木曾「龍田は悶えて倒れたぞ」



飛龍「やっぱ塗ればよかったかな・・・」



蒼龍「やめて!?」




















大人な感じで・・・















鎮守府 縁側








鳳翔「月見酒にはいささか寒い季節だと思うのだけれど」



提督「ん? ああ、鳳翔か」



提督「いいんだよ、俺は寒さには強いから」



鳳翔「そう言って風邪を引かれても困るから言っているのよ」



提督「それは明日の俺に掛かっている」



鳳翔「まったくもう・・・」



提督「んで? 何か用があったんじゃないか?」



鳳翔「ええ、まあね」スッ



鳳翔「どうかと思ったのだけど、私もチョコレートを用意したのよ」



鳳翔「温かいお茶と一緒にどうぞ」スッ



提督「どうかとも何も、貰えて嬉しいぞ?」



鳳翔「そうじゃなくて、チョコばかりだと飽きるでしょ?」



提督「それは、まぁな・・・。多摩はミカンで球磨はかっぱえ〇せんくれた以外は皆チョコだったからな・・・」



鳳翔「だから2日ずらしたのよ」ウフフ



提督「その気遣いも含めて嬉しいな」フフッ



提督「いただきます」パクッ



鳳翔「どうかしら。きな粉と和三盆を使って和風にしてみたのだけど・・・」



提督「美味い! これ俺好きだなー。お茶にも合うし」モグモグ



鳳翔「そう、良かった」ウフフ



提督「また今度作ってくれない?」



鳳翔「あらあら。そんなに気に入ってくれたの?」ウフフ



提督「おう。これは俺の好物になった」



鳳翔「そんなに喜んでくれるなら私も嬉しいわ」ウフフ



















面と向かって渡せなくてもいい









執務室






提督「ん?」



『お兄ちゃんへ


 チョコあげる。どうせすぐ食べようとするでしょうけど、一応日持ちするから。


 バレンタインから少し遅れちゃって、ごめんね 叢雲』



提督「あいつが手渡さないのは初めてだな・・・」



木曾「心境の変化があったんじゃないか?」



提督「義妹じゃなくなるときも近いか・・・」



木曾「よく考えると俺は今叢雲の義姉・・・?」



提督「だな」



木曾「叢雲にお姉ちゃんって言われるのなんか良いな・・・!」



提督「それは分からんでもない」














ユンケ〇高いやつしかなかった














提督「さてひとっ走り近所のロー〇ンに行って来た」



木曾「なんでだ?」



提督「艦これフェアやってるから!」



木曾「宣伝か」



提督「クリアファイルは良いんだよ。能代と矢矧のヤツ手に入ったし」



木曾「この作品に出てないけどな。現実には酒匂だけいないな」



提督「皆安いユンケ〇買うんだもん、1000円超えのしかなかったじゃん」



木曾「まぁ社畜の人とか夜勤の人とかが飲むかもしれないし・・・」



提督「そんでもって鹿島のタペストリーを張るとこがない」



木曾「あれ? 鹿島ってストーカー被害があったからここに来たんじゃなかったっけ・・・」



提督「・・・・・・鹿島がこのこと知ったら卒倒するだろうな」



木曾「そりゃ全国の大きなお友達が自分を求めて-」



提督「リアルなお話しはNGだ」














一狩り行こうぜ(リアル)
















提督「行くか・・・」



木曾「行くな」



提督「だって全然倒せないから・・・」



木曾「お前が倒しても海域クリアにならないだろうが・・・」



提督「やっぱり夜戦強化が必要だったか・・・」



木曾「川内が率先してやりそうだけどな」



提督「皆旗艦狙ってくれよ! そしたら簡単に終わるのに!!」



木曾「無茶言うな。夜目が利かないんだ、仕方ない」



提督「もうバケツないぞ・・・?」



木曾「別にクリアしたいわけじゃないんだろ?」



提督「Grafさえ落ちればそれでいい」



木曾「・・・・・・結果は」



提督「ちっくしょーめぇ!!」
















新キャラ














執務室





提督「さぁ気を取り直してっと」



木曾「新しく入ることになったのが・・・瑞穂、初月、海風だな」



提督「海風は・・・お? 改白雪型? 江風と同じか」



木曾「瑞穂は水母か。となると1人部屋になるな」



提督「初月、海風を同じ部屋にするか。新入りならそのほうがいいだろ」



木曾「まあな。そして足柄の授業っと・・・」メモメモ



提督「大事だな」



木曾「歓迎会するのか?」



提督「するか。この前友達になった集積地棲姫ちゃんも呼ぶか」



木曾「いつの間に友達になったんだよ・・・。倒しまくってたのに・・・」



提督「いやー、やっぱゲームは人と人とを繋ぐ架け橋だよな」



木曾「何をしたんだよ・・・」



提督「潜水姫ちゃんが回収して、俺と漣でモン〇ンを布教した」



提督「んだけど今はもう俺より上手い・・・・・・」



木曾「立つ瀬ないな」
















大井はどっちにするのかな














工廠




夕張「できたわよ提督」



提督「今回は何だ?」



夕張「性転換の薬?」



提督「?が付くのは実験してないからか・・・」



夕張「そうよ」



提督「需要ないな。俺性転換物苦手なんだよ・・・」



夕張「・・・・・・大井さんが頼んできたのよ」



提督「何それ怖い」



夕張「ちなみに提督に飲ませるんだって・・・」



提督「何それガチで怖い」



夕張「百合ならまだいいじゃない」



提督「そうだけどさぁ・・・」



夕張「それとも男の大井さんに抱かれたい?」



提督「それはさすがの俺もどん引きするかもしれん・・・」
















夕張さんのお薬~心転身~
















夕張「そうそう、これも作ったの」



提督「ん? これは?」



夕張「2人同時に飲むものなんだけど・・・」



提督「なるほど」パチン



シュタ



青葉「お呼びですか、しれいkハッ!?」



提督「もう反応が染みついちゃってんな」



青葉「あ、青葉を実験台にするおつもりですか・・・?」



提督「俺も一緒になるんだけどな」



夕張「大丈夫よ、たぶん」



提督「たぶんなのか」



青葉「い、嫌なんですけど・・・っていうか! 司令官は艦娘たちの代わりに実験台になってるんじゃないんですか!?」



提督「好奇心には・・・勝てないんだよ・・・」



青葉「そんなんでいいんですか!?」



夕張「隙あり!!」ヒョイ



提督・青葉「「あっ」」ゴクッ



提督「こ、れは・・・?」



青葉「ま、さか・・・?」





シュゥゥゥゥゥゥゥウウウウウーーーーーーーーー
















実際なったらどうするかな・・・















青葉(提督)「なるほど。俺がお前でお前が俺でみたいな感じか」



提督(青葉)「冷静過ぎます!! なんでこんなことになってるんですか!!」



夕張「これは私の興味本位で作りました」テヘッ



青葉(提督)「ンンッ! あー、あー」



青葉(提督)「恐縮です! 青葉ですぅ! 一言お願いします!」



夕張「おーすごい! 似てる似てる!」



提督(青葉)「そりゃ当人の姿で真似したらそうなりますよ・・・」



夕張「青葉もやってみて」



提督(青葉)「え!? えーっと・・・」コホン



提督(青葉)「木曾の奴、今何してるんだろうな・・・」



夕張「似てる!」



青葉(提督)「俺そんなこと言ったこと無・・・いな、うん」



夕張「今日もう執務終わってるんでしょ? ならそのまま過ごしてみたら?」



青葉(提督)「そうするか。おもしろそうだし」



提督(青葉)「青葉に拒否権はないんですね・・・」



















来たんだ!! 彼女が!!














執務室





ガチャ




長門「提督! 提督はいるか!?」



木曾「どうしたんだ長門。そんなに慌てて」



長門「提督はいないのか!?」



木曾「今工廠に行ったけど、そろそろ戻ってくるんじゃないか?」



長門「くっ、連れて行って行き違う可能性もあるし、ならここで待つべきか・・・」



木曾「何かあったのか?」



長門「これを見ろ!」つ



Graf「うぅ・・・・・・」←気絶



木曾「Graf!? Grafなのか!?」



長門「さっきE-3で遭遇したんだ! 提督が会いたがっていただろう!? 連れてきた!」



陸奥「さらってきたともいえるけどね・・・」←中破



木曾「中破以上の皆はドッグに行ってくれ。Grafはここで寝かせてやってくれ」



木曾「起きたら俺が話をしておくから」



長門「了解した!」



陸奥「まかせるわ」



オフロイカナキャ キガエモモッテイケヨ? ナガトジャアルマイシ、ワスレナイワヨ



木曾「とりあえず、あいつに伝えるか」



パチン



シュタ



川内「呼んだ?」



木曾「青葉といい、なんで指ならしただけで出てこられるんだ?」



川内「もう反射だから・・・」



木曾「まあいい。あいつを探してきてくれ」



川内「了解」



シュン!



木曾「・・・・・・俺もやってみたいな」

















気付かない人は気付かない











廊下






青葉(提督)「さて、どうしましょうか、司令官!」



提督(青葉)「ノリノリですね、司令官・・・」



青葉(提督)「こういうのは心から、ですよ!」



提督(青葉)「青葉はそこまで割り切れません・・・。視界高くなってますし、下半身に違和感が・・・」



青葉(提督)「青葉は足を見ようとすると胸が見えてワクワクします」



提督(青葉)「変なことはしないでくださいね?」ジト目



青葉(提督)「善処します!」敬礼



提督(青葉)「全く・・・・・・」



シュタ!



川内「提督! 木曾さんからの伝言!」



提督(青葉)「うわぁ! おどかさない・・・、おどかすな、川内」



青葉(提督)(咄嗟に俺の口調に直したな・・・)



川内「執務室に来てだってー。きっと面白いことがあるよ?」



提督(青葉)「そ、そうか。なら急いだ方がいいかな」



青葉(提督)「青葉もお供します!」



川内「あらら? 青葉が提督と一緒に行動してるなんて珍しいね。いつもは屋根裏なのに」



青葉(提督)「えへへ、今日はちょっとだけ、勇気を出してみました///」



提督(青葉)(なんで青葉がそんな可愛いキャラになってるんですか!)



提督(青葉)(そんなこと言ったら川内さんに怪しまれ-)



川内「そっか~。青葉もお嫁さん入りしちゃうかな?」ニヤニヤ



提督(青葉)(あれ?)



川内「じゃ、頑張ってね、青葉」



青葉(提督)「はい! 頑張ります!」





提督(青葉)「ぜ、全然ばれなかった・・・」
















気付く人は気付く












執務室






ガチャ






提督(青葉)「木曾、話って・・・」



木曾「あぁそれは・・・ん? なんか変だな」



提督(青葉)「へ、変って何がだ?」



木曾「んー?」ジー



提督(青葉)「き、木曾?」



木曾「なんか違和感が・・・」



青葉(提督)「木曾さん! 何かあったんですか? スクープですか!?」



提督(青葉)(ナイスフォローです! これで矛先も変わるはず・・・!)



木曾「ああ、そういうこと・・・か? お前ら、入れ替わってるのか?」



提督・青葉「「」」ビクッ



青葉(提督)「なんで分かった?」



木曾「ああ、やっぱりそうなのか」



提督(青葉)「かまかけたんですか!?」



木曾「なんていうか、違和感があったのは確かだ。でも確証なんかないし、突飛すぎるからな」



木曾「工廠行ってたし、もしかしたらと思ったんだよ」フフッ



青葉(提督)「木曾には適わないな・・・」



提督(青葉)「ですね・・・」



木曾「全く・・・。せっかく驚かせようと思ったのに・・・。中身が違うんじゃ面白くないじゃないか」



青葉(提督)「そういえば、話ってなんだったんだ?」



木曾「彼女のことだよ」ユビサシ



Graf「んぅ・・・・・・」



青葉(提督)「Graf!? マジで!? ひゃっはーーーー!」ダキッ!



Graf「ひゃあっ!? な、なんだ!?」



青葉(提督)「Grafooooooooooo!!!」スリスリスリスリ



Graf「な、なんなんだいきなり! 礼儀がなってないぞ!」





提督(青葉)「止めなくていいんですか、木曾さん」



木曾「いいんじゃないか? 中身は男でも表面は女の子なわけだし」



提督(青葉)「青葉が勘違いされそうで嫌なんですけど・・・」

















艦娘になったら













青葉(提督)「なんだかんだ追い出された・・・」



青葉(提督)「まぁ木曾に任せればいいか。俺より説明上手いし」



青葉(提督)「よし、せっかく艦娘になったことだし・・・」







訓練場





神通「なぜ青葉さんが訓練を・・・?」



青葉(提督)「青葉も提督のお役に立ちたいですから」



神通「なるほど。訓練をしようと思う心がけは素晴らしいです。でしたら駆逐艦の子たちをお願いできますか?」



名取「普段は私がお相手しているので、たまには他の人ともしたほうがいいですから・・・」



青葉(提督)「了解です!」


















水に浮くとか楽しそう















青葉(提督)「なるほど、なかなか不安定だな・・・」



青葉(提督)「まぁ慣れればいけるか」







潮「青葉さんがお相手なんですか?」



暁「みたいね。珍しいこともあるものだわ」



白雪「ですが練度は99ですから・・・。強いですよ」



不知火「相手にとって不足ありません」



黒潮「あたしらじゃ不足やけど・・・」



陽炎「いいんじゃない、たまには。面白そうだし」





青葉(提督)(暁は改二になったばかりでまだ慣れていない。潮、白雪は練度は57だから慣れはある)



青葉(提督)(不知火・黒潮は練度不足。まぁ俺のせいだけど)



青葉(提督)(問題は陽炎か? 改二になってない駆逐の中では涼風とならんで70行ってるからな)



青葉(提督)(青葉の装備は20.3cm(三号)連装砲、探照灯、61cm五連装(酸素)魚雷、98式水上偵察機(夜偵)か)



青葉(提督)(まぁさっき変えたんだけど。訓練だし夜戦はないから夜偵じゃなくてよかったかな?)



青葉(提督)「さぁ! 楽しいPartyの始まりだぜ!!」
















センスは磨くもの
 















暁「わたしから行くわ! やあっ!」バンッ!



バシャアッー!



陽炎「水しぶき凄いわね・・・。当たったか分かる?」



不知火「恐らく躱されたかと・・・! 黒潮!」



黒潮「了解! 当たってえなー!」バンッ!



青葉(提督)「甘いですよ、黒潮ちゃん!」バンッ!



ドドンッ!



暁「弾に当てて相殺した!? 嘘でしょ!?」



潮「わ、私が行きます! えいっ!」バンッ!



青葉(提督)「しっかり狙わなきゃ、当たりませんよ」ヒョイ



陽炎「悪いわね、貰ったわ!」



青葉(提督)「それは誘いです」カチッ



ピカッ-!



陽炎「まぶしぃ! くっ!」



暁「探照灯を目くらましに使うなんて、慣れ過ぎじゃない!?」



青葉(提督)「ばれてますよ、白雪ちゃん」バンッ!



ドボォンッ!!



白雪「くっ・・・。流石ですね・・・」



青葉(提督)「皆を利用して、遠くから魚雷を撃つ。悪くはない戦術ですが、青葉に集中しすぎです。上も見ないと危ないですよ?」



白雪「上? ・・・! 偵察機!? いつの間に・・・」



青葉(提督)「暁ちゃんの砲撃の時に。バックステップで躱して、靴の噴出で水しぶきを縦に上げ、偵察機を放ちました」



黒潮「1人でも死角をカバーしてるなんて・・・。凄すぎや・・・」



青葉(提督)「ちなみに、魚雷も仕込んでますから♪」



ドバァッ!



不知火「うっ!!」大破



潮「きゃあっ!」大破



白雪「不知火ちゃん、潮ちゃん!」



青葉(提督)「よそ見は厳禁。心配するにしても、先ずは相手を牽制してからですよ」バンッ!



白雪「きゃあっ!!」大破






陽炎「まずいわね・・・。強すぎるわ・・・」



陽炎「魚雷用意っ!」スッ



黒潮「了解!」スッ



シュカッ! ボシュッ



暁「見様見真似!」カチッ!



ピカッ!



青葉(提督)「魚雷の近づくタイミングを読ませないための照射ですか。悪くない手です」



青葉(提督)「ですが」バンッ!



ドボォッ!!



青葉(提督)「偵察機があるなら、見なくても問題ありません」バンバンッ!



黒潮「いっ痛っ・・・!」大破



陽炎「きゃあっ!!」大破



暁「皆! くっ、青葉さんってこんなに強かったの・・・?」



青葉(提督)「3、2、1」



青葉(提督)「0」



ドボォン!



暁「きゃあーっ!」大破



青葉(提督)「注意を味方に引きつけて、こっそり魚雷を放つ。当然と言えば当然ですね」



青葉(提督)「お疲れ様です。訓練終了ですね」






黒潮「強すぎ・・・」



不知火「不知火に、落ち度は・・・」



白雪「今回は青葉さんと格が違いすぎたということで・・・」



潮「そうですね、流石に・・・」



暁「手加減なしだなんて! レディーじゃないわ!」プンプン



陽炎「でも一撃も当てられなかったのは私たちの問題よね・・・」






青葉(提督)「あれ? やり過ぎた?」














女湯は男の桃源郷(理想)














大浴場








青葉(提督)(できればバスタオル着用が嬉しいな・・・)



青葉(提督)(まぁ女同士には不要なものかもしれないけどさー・・・)



鳳翔「あらあら、何をがっかりしているのかしら?」



青葉(提督)「えっ!? いや、別になんでも・・・!?」



鳳翔「提督、女湯に入るのは流石に許容できないわよ?」ウフフ



青葉(提督)「えぇ!? あ、いや、その・・・」アタフタ



鳳翔「普段淡泊なくせに、しっかりと殿方なんだから・・・」アキレ



青葉(提督)「面目ない・・・」



鳳翔「青葉さんの身体に何かしてないでしょうね?」



青葉(提督)「我慢してます」



鳳翔「無駄なところで素直なんだから・・・」



青葉(提督)「ところでなんでばれたんだ? 木曾から聞いたとか?」



鳳翔「いいえ。厨房に手伝いに来なかったことと、夕食の食べ方よ」



鳳翔「口調は真似しても、食べ方は真似しなかったでしょ?」



青葉(提督)「それで気付く鳳翔がすごいんじゃないかな・・・」








妙高「羽黒、シャンプー借りて良いかしら?」



羽黒「はい、どうぞ」ニコッ



飛鷹「良い匂いですね」



羽黒「シトラスって書いてあるんですけど、何かは分かりませんよね」



川内「確かミカン科ミカン亜科ミカン連ミカン属の柑橘系って提督がこの前教えてくれたよ?」



羽黒「そうなんですか」



川内「うん。私のもシトラスなんだ~。提督からクリスマスに貰ったやつだけど」



神通「姉さんのお気に入りなんですよね」



那珂「でもクリスマスにお風呂セットはな~。女子力低~い」



川内「バスソルトは良いのに!?」









青葉(提督)「普段見られない女の子の裸・・・。良いな!」



鳳翔「妻の前で言うセリフじゃないわよ・・・」



















一方青葉は・・・











提督専用風呂(檜)











提督(青葉)「し、司令官の裸・・・///」



木曾「俺はもう見慣れてるけど・・・」



提督(青葉)「そのセリフもどうかと思います・・・」



木曾「どうする? 自分で洗う?」



提督(青葉)「任せちゃダメですか・・・?///」



木曾「まぁそのためにいるしな」



提督(青葉)「恐らく司令官は気にしてないんでしょうけどね・・・」



木曾「あいつのことだから、我慢はしてるだろうな。青葉に悪いからって」ゴシゴシ



木曾「まぁ、大浴場を満喫してるだろうけど」ゴシゴシ



提督(青葉)「でしょうね・・・」



木曾「・・・・・・一回風呂場でしてみようかな」



提督(青葉)「・・・・・・お二人のお好きなようにしてください///」











謝辞をば













提督「なになに? また作者の代弁すんの?」



木曾「この手紙を読めってさ」つ



提督「じゃ、ちょっと良い声で・・・」



木曾「そういうのいいから」



提督「はいはい」エット・・・



提督「『この度は文章が消えた上に更新しなくて申し訳ございませんでした』だって」



木曾「まぁもう三月終わるしな・・・」



提督「『Wi-Fiの使用の件で、ネットと繋がりにくかったのですが』」



木曾「通信制限掛かったのか」



提督「『その上で更新しようとしたら文章消えました』」



木曾「前もあったな」



提督「『コメントをして下さった方々、ありがとうございました。これからはより精進いたしますので、どうかよろしくお願いします』ってさ」



木曾「まぁそろそろ大学始まるからな・・・」



提督「大学にパソコン使うためだけに行くのはダメだと思うけどな」



木曾「ところでこれからどうすんの?」



提督「ああそれなら、気付いたことがあるんだって」



木曾「?」



提督「毎日チェックして下さる方にはもちろんタイムリーな話題を提供したいけれど」



木曾「狩〇とか乙〇さんとか?」



提督「それは違う」



提督「元々更新遅かったのでタイムリーってなんぞやってことで、今更ですが気にせずホワイトデーの話します!」



木曾「えぇ今更・・・」



提督「このままだと俺がお返しできてないんだから、当然やらなきゃな!」



木曾「てかお前まだ青葉のままだからな」



提督「よし急ごう。では続きから! どうぞ!」
















タイミングは神のみぞ知る~












提督と木曾の寝室






提督(青葉)「青葉もここで寝るんですか・・・?」



木曾「ダメか?」



青葉(提督)「まぁ明日戻ってるか分からないから、万が一の場合は誰にもばれないほうがいいだろ」



木曾「鳳翔みたいに気付く人もいるだろうしな」



青葉(提督)「夕立、時雨が危うい。最近では時津風とリベも危ない」



提督(青葉)「動物的勘ってやつですね・・・」



木曾「それに、三人で寝てみたかったんだよ。今後の計画のために」



青葉(提督)「ねぇほんとなんでそんなにアクティブなの?」



木曾「そ、それは・・・・・・」



青葉(提督)「それは?」



木曾「結婚式したから、そろそろ子供欲しいなって・・・///」



提督(青葉)「逃せないシャッターチャンス!」パシャパシャ!



青葉(提督)「なんで今日入れ替わったんだ俺えぇっ!?」ウガー!



木曾「そのままでも、俺は良いんだぜ?」



青葉(提督)「木曾っ!」ダキッ



提督(青葉)「人の身体でイチャつかないでください!!」















朝目が覚めると・・・
















青葉「んん・・・・・・?」



提督「・・・・・・」Zzz



木曾「ん・・・・・・」Zzz



青葉「司令官と木曾さん・・・。ああ、戻ったんですね・・・」ゴシゴシ



青葉「ところで、なぜ青葉は司令官に抱かれているんでしょう」←動揺を通り越して冷静



北上「それはだねぇ青葉っち」



青葉「!? 北上さんっ!?」



北上「静かに静かに。なにやら面白い状況になっていたものだからね。観察してたよ」



青葉「え、えぇっとですね、これはその、事情がありまして・・・!」



北上「入れ替わってたんでしょ? 鳳翔さんから聞いたよ」



北上「提督は抱き枕派で、もう身体に染みこんじゃってるんだよね~」



北上「だから、朝起きると大体こんな感じだってみんな言ってたよ?」



青葉「みんなというのが奥様たちだということは分かりました・・・」



北上「意外と喧嘩したりもなく平和に暮らせてるのが我ながら不思議だよ・・・」

















ホワイトデーは今更に









食堂






提督「やってやったぜ!」



木曾「こ、これは・・・」



祥鳳「世間で言うところの、スイーツパラダイスですね」ウキウキ



速吸「ぜーんぶ、提督さんが作ったんですよ?」ワクワク



夕立「いろんなケーキがあるっぽい!」



時津風「もぐもぐ、美味しいよ!!」モグモグ



夕立「もう食べてるっぽい!? ずるいっぽーい!!」ダッシュ!



Libecco「速い者勝ちだもーん!」



島風「!? セリフ取られた!?」



叢雲「別にあんたの言葉じゃないでしょ・・・」





提督「焼きたてのクレープとパンケーキはこっちに並んでくれ-? どんどん焼くからよ!」




長門「はい! いちご生クリームを頼む!」



蒼龍「私も同じの!」



涼風「あたいはチョコバナナ生クリーム!」



江風「ブルーベリー生クリーム!」



羽黒「わ、私はパンケーキをお願いしますっ!」








金剛「はぁ~・・・至福のTeatimeデース」うっとり



熊野「ほんとですわね。このスコーンも美味しいですわ・・・」



鈴谷「あたしは関係なくフルーツポンチ~♪」



妙高「山盛りにする必要はないと思いますが・・・」






北上「チーズケーキ美味しい」



大井「ほんと、なんでも作れるのね・・・」



陽炎「ミルクレープ作った後にクレープ焼いてるって考えると、凄いわね・・・」



黒潮「おいしければいいんや♪」



不知火「その通りです」モグモグ






隼鷹「このチョコケーキ、酒の匂いがするぅ~♪」



足柄「こっちはガトーショコラ、あっちはモンブラン。ロールケーキもあったわね」



飛龍「どれも美味しいよ!」



扶桑「和菓子もあったのは驚きですね」



山城「これ、扶桑の花をかたどってますね」



鳳翔「たぶん、作ってて楽しくなったんでしょうね。あの人、細かいもの作るの好きだから」ウフフ




















四月は君の嘘で始ま・・・る?










執務室





提督「くそっ、全く嘘が思いつかない・・・」



木曾「いや、絶対につかないといけないものでもないだろ?」



提督「駆逐たちにつかれると思うと、負けたくないんだ・・・!」



木曾「どうでもいいだろ・・・」



コンコン



木曾「どうぞ」



ガチャ



鳳翔「失礼します」



提督「鳳翔? 珍しいな、執務室に来るのは」



鳳翔「ええ、ちょっとね・・・」



木曾「? 鳳翔がはっきりしないのは本当に珍しい・・・」



鳳翔「少し言い辛いことなんだけど・・・いいかしら?」



提督「いいよ。なんでも言って?」



鳳翔「」コホン



鳳翔「・・・できちゃったみたいなの///」



提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」



木曾「ほ、ほんとか鳳翔!?」



鳳翔「え、ええ・・・。検査もしたの・・・」



鳳翔「陽性だって・・・・・・。エイプリルフールに言うのはどうかと思ったんだけど・・・、こういうのは早いほうが良いと思って・・・」



木曾「ま、まじか・・・」



鳳翔「木曾は調べなくて良いの? 念のために調べた方がいいと思うけど・・・」



木曾「・・・・・・そういえば」



提督「え?」



木曾「いや、まだ来てないだけなんだけど・・・もしかして?」



鳳翔「調べた方が良いわね。行きましょう、木曾」



提督「あ、ああ。行ってこい」



木曾「分かったっ!」



ガチャ、バン!









提督「マジ? マジなの? いや、可能性がないわけではないし・・・」



提督「だとしたら・・・、あれか? 確かに鳳翔とは無しで・・・いや、あれは鳳翔も大丈夫って言ってたような・・・・・・」



提督「まぁ大丈夫な日でも可能性はあるし・・・鳳翔の大丈夫は無しでも良いってだけで本当は・・・」ブツブツ



シュタ



青葉「し、司令官、しっかりして下さい!!」



提督「お、おお、青葉。すまん、考え事してて・・・」



青葉「あ、青葉も、み、見ちゃいました・・・」



提督「な、何を?」



青葉「ほ、鳳翔さんの様子が気になって、後を付けたらトイレに入っていって・・・」



青葉「出てきたら、よりいっそう落ち着かない様子で、執務室に入っていって・・・」



青葉「なのでたぶん・・・・・・」



提督「ま、マジなのか・・・? お、俺に、子供・・・?」



提督「もう驚き通り越してるけどうおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



青葉「お父さんですね! 司令官!!」


















嘘じゃなかった














バン!






木曾「お、おい・・・! さ、さっき調べたら・・・!」



提督「え、ちょまさか!?」



木曾「お、俺も・・・、陽性だった・・・!!」



提督「うわぁぁぁあまじか良かったなぁぁあぁ!!」




木曾「うんっ!!」ダキッ



提督「これでお前もお母さんだな」ダキッ



木曾「お、俺が・・・お母さん・・・!」



鳳翔「良かったわね、木曾」ウフフ



提督「鳳翔も来い!」ダキッ



鳳翔「きゃっ! ちょ、ちょっと提督・・・///」



木曾「ほうしょー! お母さんっていうのはどういう心構えをすればいいんだ-!?」ギュー



鳳翔「知らないわよ!? 私だって初めてなんだから!」



提督「一度に2人の親になるって・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」←歓喜



鳳翔「す、少し落ち着いて!? まずは名前を考えないと!」



青葉「落ち着いて下さい鳳翔さん! まずは産婦人科に行ってきちんと検査してもらってアドバイスももらいましょう!?」



提督「それだ!」



提督「俺の高校の時の友人が勤めてるところに行こう! ちっと遠いけど確か全員女性って言ってたから安心だ!」



青葉「動揺してても他の男性に近づけたくないんですね・・・」



















説明って難しい












食堂







提督「えー、皆に集まってもらったのは、大事な報告があるからだ」



ナニナニ? ナンノハナシー?



提督「この度、木曾と鳳翔が、新たな命を授かりました!」



・・・・・・



艦娘たち「「「「「「「えぇぇぇえええーーーーーーーーーー!?」」」」」」」



蒼龍「ほんと!? おめでとー!!」



長門「2人ともか、おめでとう!!」



北上「あたしも遂に伯母さんか-」



大井「私たちも期待したいところですけど・・・」



青葉「主戦力の皆さんが一気に戦場から離れるのはさすがに・・・」



叢雲「それに、皆が初心者でどたばたするのはね・・・」




時津風「新たな命?」



陽炎「2人のお腹に、赤ちゃんがいるってことよ」



Libeccio「なるほど!」



U-511「・・・・・・赤ちゃんってどこから来るの?」





ザワッ





伊58「ゆーはまだ習ってなかったでち・・・」



伊9「説明する・・・?」





Libeccio「そういえばそうだね。どこからかな~」



時津風「でっかい鳥さんが運んでくるんじゃなかったっけ?」



U-511「でもさっきお腹の中にいるって言ってたよ・・・?」



Libeccio「じゃあどこからだろう・・・?」



3人「「「う~ん・・・・・・」」」




足柄「あの子たち可愛いわね」



妙高「教えるのはあなたの仕事でしょう・・・」



足柄「それはそうだけど・・・。あの子たちはまだいいかなと思ってたのよ・・・」




時津風「分からないことは提督に聞こう!」




ザワッ




提督「マジか・・・・・・」



木曾「・・・・・・任せた」



鳳翔「・・・・・・頑張って」



提督「えー・・・」チラッ




足柄(無理無理)フルフル



龍田(さすがに無理よ~)フルフル




提督「だよな・・・」



時津風「提督! 赤ちゃんはどこから来るの?」



Libeccio・U-511 ←興味津々



提督「それは・・・・・・」



ザワザワ ザワザワ



提督「・・・・・・」←思案中



提督「うん、良いの思いつかないや」



提督「愛し合う2人から半分ずつ愛を貰って、赤ちゃんは生まれるんだ」



提督「赤ちゃんは、愛が結晶になったものなんだよ」ナデナデ



時津風「んー?」



提督「分かんなかったら、今度足柄先生に教えて貰いな-」



Libeccio「そーするー。よく分かんなかったから」



U-511「愛の結晶・・・。んー・・・?」







足柄「私に回ってきた・・・」



木曾「仕方ないけどな・・・。あいつが説明するのも問題あるし・・・」



















コナンの公開日で曜日分かる













会議室









木曾「集まって貰ったのは他でも無い」



北上「まさかここをまた使うことになるとはねー」



大井「むしろ使ってないのがおかしいんですけどね」



木曾「私語は後で、姉さんたち。まずは議題の発表。叢雲、頼む」



叢雲「はーい、義姉さん」



木曾「義姉さん・・・!」キュン



鳳翔「木曾、嬉しくても我慢しなさい」



木曾「そ、そうだな」



叢雲「今日の議題は、これ」



『提督の誕生日について』



長門「そういえばそんな時期か・・・」



蒼龍「お嫁さんなら覚えておこうよ・・・」



長門「わ、忘れていたわけではないぞ!?」



叢雲「ま、お兄ちゃんのことだから『コナンの映画来る!』くらいであんまり気にしてないけどね」



木曾「最近子供のことで頭いっぱいだろうからな・・・。多分頭から抜けてるな」



鳳翔「せっかくの誕生日なんだから、豪勢に祝ってあげないとね」ウフフ



木曾「そして珍しく艦娘側からプレゼントのできる日でもある」



ザワッ



陸奥・金剛「「そこが大事なのよ(デース)・・・!!」」



榛名「ふ、2人が燃えています!」



比叡「確かに、いつも貰ってばかりですからね・・・」



陸奥「こういうときくらいしか攻められないんだものね! 全力で考えなきゃ・・・!」



金剛「Yes、その通りネ・・・!」



木曾「別に普段からアプローチしてもいいんだぞ?」



陸奥「思ったよりも手強いのよ!」



金剛「まるで要塞デース!!」



陸奥「早朝はジムで長門とトレーニング。蒼龍ちゃんとは午後のお茶会。執務室では四六時中木曾ちゃんといて手は出せない・・・」



金剛「昼前は北上と背中合わせでトークして、大井のときはあすなろ抱きでトーク。夜は鳳翔さんと晩酌・・・」



陸奥・金剛「「いつどこでアプローチしろと!?」」



木曾「ごめん、何も言えないわ・・・」



鳳翔「私たちといる時間を大事にしてくれるのは嬉しいんだけどね・・・」



長門「・・・・・・なんだか私と蒼龍だけ他のみんなと違わないか?」



北上「何言ってるの。あんな身体見せびらかすようなスポーツウェア着といて・・・」



大井「蒼龍はむしろ、端から見ると付き合いたてのカップルみたいですよね」



蒼龍「だ、だって私は一緒にいられるだけで嬉しいから・・・///」



陸奥・金剛「「うわーん! 私たちもケッコンしたーーーーーい!!」」































そろそろやっとこう



















木曾「てなわけで、パーティのほうはこんな感じで」



鳳翔「夜のパーティまでは各人自由って事ね」



大井「私と祥鳳さんは頑張らないとね」



祥鳳「そうですね。木曾さんも鳳翔さんも妊娠なさってるんですから。これからは私たちがメインになりますね」



鳳翔「うふふ。葛城ちゃんも速吸ちゃんも頑張ってくれてるし。鍛え甲斐があるわね」



大井・祥鳳「「はい! 先生!!」」



木曾「じゃあ各自、プレゼントとか渡したいものとか決めといてくれ。解散!」



ハイ!















木曾「さて、本妻艦隊に話があるんだけど・・・」



長門「初めて聞いたぞそんな艦隊・・・」



北上「絶対いま考えたね」



木曾「うるさいな・・・」コホン



木曾「せっかくの誕生日なんだし、皆で一緒にあいつと寝ないか?」



4人「「「「えぇ!?」」」」



鳳翔「あらあら。木曾も大胆なことを言うのね」ウフフ



長門「ね、寝るというのはつまり、あれか? そういうことか!?」



蒼龍「えぇやだよ! 恥ずかしいし!」



北上「だよねぇ蒼ちゃん!」



大井「北上さんは今更気にしなくて良いと思うんですけど・・・。初めてが3Pだったわけですし」



北上「そうだけどそれとこれとは別!!」



木曾「無理強いする気はないんだけどさ、俺と鳳翔が妊娠したってことはさ、今後こういうことはしにくくなるだろ?」



木曾「ならその前に一度はやっておきたいなって思って。せっかくのハーレムなんだし」



鳳翔「そうね・・・。私は別にいいわよ? なんだか楽しそうだし」



大井「私もするわ。鳳翔さんの艶姿に興味あるもの」



鳳翔「あまり見せたいものではないのだけど・・・///」



木曾「他の3人は?」



長門「わ、私も構わない」



蒼龍「わ、私あんまり経験無いんだけどなぁ~・・・」



北上「あたしは嫌」



木曾「じゃあ北上姉さん抜きの5人でやろう」



北上「その言い方ずるくない!?」



木曾「だって乗り気じゃ無い人混ざっても、アイツが嫌がるだろうし・・・」



大井「違うのよ木曾。北上さんは胸を比較されることが嫌なの」



北上「言ってないよね!?」



木曾「う~ん・・・。じゃあこうしよう。皆でコスプレもしよう」



北上「話が進んだ!?」



木曾「恥ずかしいが理由で嫌なら皆平等に恥ずかしくなれば良いかなって」



北上「グイグイくるね木曾っち・・・」



大井「ならお互いにお互いのコスプレを決めれば良いんじゃ無い? それなら平等に恥ずかしいだろうし」



大井「ケッコンした順に、次の人のコスプレを決めるの。私は最後だから木曾のを決める」



鳳翔「つまり、北上は大井に恥ずかしい衣装を強制できるって事ね?」



北上「大井っちに・・・恥ずかしい衣装を着せる・・・」



北上(あたしのは蒼ちゃんが決めるわけだから・・・きっと健全なやつ。つまり恥ずかしさは減るはず! なら・・・)



北上「その話乗った! 大井っちを羞恥で苦しめて今までの借りを返してあげるよ・・・!」



木曾「いったい何があったんだ・・・?」



大井「いいですよ北上さん。望むところです」(北上さんからの羞恥プレイ・・・!)ドキドキ



鳳翔(これは大井の作戦勝ちかしらね・・・)ウフフ






長門「・・・なんだか置いてかれてるな」



蒼龍「もっと積極的にならないとダメかもね・・・」





















子守かデートか










映画館






提督「いやー面白かったな!」



時津風「だねー」



Libecccio「他のも見たい見たい!」



提督「じゃあ明日見るか。俺の部屋に全部揃ってるし」



時津風「そうするー!」



Libeccio「ユーも一緒に見よ?」



U-511「うん。この前1つ目はテレビで見たから、2作目からだね」



Libeccio「だね! 仕事なんかしてる場合じゃ無いもん!」



提督「いやしてくれ・・・」



時津風「さぼって映画見に来たくせに」



提督「失敬な。これはモチベーションを上げるための大事な急用だ」



時津風「急用って・・・」
















Let's Party!

















食堂






パンパンパーン!



艦娘たち「「「「「「誕生日、おめでとーーーーーー!!」」」」」」






提督(ちょっとテンションが追いつかない)



時津風・Libeccio「「ありがとーー!!」」



提督「こらお前ら! 俺より先に言うんじゃない!」





天龍「提督、誕生日忘れてただろ」



龍田「というより~、映画見にいってもう満足してたんじゃない?」



川内「お祝いしがいがないな~・・・」



神通「ですが普段のお礼をする機会ですから」



那珂「那珂ちゃんも、歌っちゃうよ~! ほら、名取ちゃんも! 」



名取「な、なんで私まで~っ!?」






葛城「自分でも上達したのが分かるわ・・・!」



速吸「ですね! メイン料理のレシピは覚えました!」



祥鳳「私はこのまま甘味専門になれたらいいのですが・・・」



龍驤「あの鳳翔さんが抜けるんやで? それは無理やろ・・・」







陸奥「この鎮守府、パーティの頻度高くない?」



金剛「楽しいですが、その費用はどこから・・・?」



扶桑「それはねぇ・・・」



山城「夕張さんの活動や、青葉さんが写真家として活動した分も含まれるのですが・・・」



飛龍「大半は提督の裏仕事で支払われる大本営からの資金かな・・・」



瑞鶴「そういえば、㊙って書かれた経費があったような・・・」



榛名「恐らくそれですね。提督の活動は軍事機密ですから」



比叡「ばれたら不味いですしね。情報操作も行われているはずです」



陸奥「そんなお金でパーティ開いてるんだ・・・」


















昨夜はお楽しみでしたね(意味深)







提督と木曾の寝室




チュンチュン







提督「うぅん・・・・・・」コシガ・・・



木曾「んっ・・・・・・・・」Zzz



蒼龍「てーとくぅ・・・・・・」Zzz



北上「起きないね、この3人」



大井「木曾はいつものこととして、提督は連戦した後ですからね」



長門「それにしても、チャイナドレスというものは寝るのには向いてないな」←チャイナドレス



鳳翔「長門はスタイルが良くて足もきれいだから似合うと思って」ウフフ



北上「それをいうなら鳳翔さんのTHE・若妻な格好が一番だよ。提督の好みを分かってる木曾っちならでは。セーターにジーンズってえっちぃんだね」



鳳翔「あら。あなたのレオタードも似合ってるわよ?」←若妻ルック



北上「うれしくないよ・・・。なんでこんなぴっちりしたのなのさ蒼ちゃん・・・・・・」



長門「その蒼龍は私の選んだねこランジェリーだな。一度実物を見てみたかったんだ」



北上「コスプレじゃないじゃん」



大井「私の格好を見て言ってくれます? 北上さん?」ゴゴゴゴゴ



鳳翔「裸に文字だものね・・・・・・」



長門「コスプレどころか服を着てないからな・・・」



北上「どうせ何着ても恥ずかしがらない思って。『提督専用♡』と『魚雷大好き』としか書かなかっただけ優しいと思ってほしいね」



大井「さすがに怒りますよ?」ゴゴゴゴゴ



北上「ほんとのことしか書いてないし」



大井「北上さんのための身体でもあります!」



北上「ノーサンキュー」



大井「反応が冷たい!?」









提督「うん・・・・・・」Zzz



木曾「にゃ・・・・・・」Zzz ←大井の戦闘服



鳳翔「おそろいが良いなんて、大井もかわいいわよね」ウフフ











改二かっこいい











鎮守府 縁側






提督「あぁ~そこそこ。気持ちいいわー」



江風「ったく、なんで江風が提督の腰を揉まないといけないのさ・・・」



提督「ちょうど暇してたんだからいいじゃないか・・・」



江風「まーそうだけどー」



江風「てかなんで腰痛めたのさ?」



提督「若気の至りだ・・・」



江風「・・・・・・提督の変態」



提督「反論の余地はないな」



提督「話は変わるけど、江風の改二案が来てたぞ。かっこかわいい感じのやつ」



江風「え!? マジ!? やったー!」



提督「まぁ練度足りないからまだ無理だけど。今度から叢雲と扶桑と一緒に1-5行ってきてくれ」



江風「ケッコン間近の二人と一緒かー」



提督「その前に青葉かもなー」



江風「モテる男は得するねー提督?」



提督「これでも気苦労絶えないんだぜ? 主に夜だけど」



江風「世が世だけにセクハラになるよ? 気を付けたほうがいいよっと」グググ ←力強く押す



提督「いだいっ!? 待ってマジで痛いっ!?」















たまにやろうかと










食堂




提督「本日のいたずらのコーナー? ってなんだこの紙」



木曾「執務室の机の上に置いてあった。字的には駆逐っぽいけど」



提督「なるほど? 納得はした」



木曾「少しわくわくするな」



提督「分かる。来るって分かってるとドキドキよりわくわくが勝つよな」



提督「さて今日の昼飯はーっと・・・」



提督「・・・・・・ん?」



ご飯 味噌汁 お新香 派手な大人物の下着



提督「ちょっと待てい!? いたずらが子供じゃないぞ!?」



木曾「これ誰のだよ・・・」



提督「それとオイ! 派手な下着は男受けよくないって言ってんだろうが!」



木曾「いや初耳だぞ? そうなのか?」



提督「あくまで俺の意見だけど、狙ってるやつよりは可愛い系のほうがいい」



木曾「なるほど。覚えておく」



メモメモ ドウシヨワタシカワイイノモッテナイ ワタシモー コンドカイニイク?



木曾「皆に覚えられたな」



提督「ってかマジで誰だやったの!?」










暁「ふふん! うまくいったわ!」ドヤァ



響「司令官驚いてたね」



ヲ級「洗濯籠から取ったんですけど大丈夫でしょうか・・・」



雷「後で回収するから大丈夫よ!」



電「どう考えてもダメなのです・・・」



ゴゴゴゴゴゴゴ



鳳翔「食事を邪魔して遊んだのはあなたたちかしら・・・?」



暁・響・雷・電・ヲ級「「「「「ぴゃぁ!? 鳳翔さんっ!?」」」」」



名取「わたしの下着・・・!!///」プルプル



暁「な、名取さんのだったの・・・?」



名取「私だって派手なの嫌です! でもサイズが合うのがほかにないんです!!」



暁「それは私に言われても困るわよ!」



名取「元凶じゃないですか!!」



響・雷「「暁の提案です」」



暁「裏切り者ー!」



鳳翔「いいわけは聞きません。全員後で練習場に来なさい。みっちりしごいてあげます」






イヤァァァァァ!!







提督「悲鳴が聞こえる」



木曾「いたずらは相手と自分の中で収まる範疇でやろうな・・・」


















大きい・・・















木曾「名取、蒼龍に聞いてみな?」



名取「蒼龍さんには適いません・・・」



木曾(良い勝負だと思うんだけどな・・・)



木曾「前見たとき、けっこう可愛いの着けてたから相談してみたらどうだ?」



青葉「呼んできました!」



蒼龍「? ?」



木曾「把握してないじゃん。説明はしろよ・・・」



名取「蒼龍さん、その・・・下着はどこで・・・///」



蒼龍「えっ!?///」



木曾「名取はかわいい系の持ってないんだってさ」



蒼龍「私は通販で買ってるよ? お店だとあんまり置いてないから」



木曾(置いてない・・・?)



蒼龍「でもサイズに合ってないのだと痛くなっちゃうから、今度一緒に測りにいこっか」



蒼龍「お店で測って貰った方が間違いもないしね」



名取「は、はい!」



木曾(なんていうか、店員さんが気の毒かもしれないな・・・)



青葉(可愛くて巨乳の女の人がいたら適わないって思いますよね・・・)















GWだっ!















提督「ゴールデンウィークか・・・」



木曾「この鎮守府普段から休日みたいなもんだろ・・・」



提督「まぁ平和だからな・・・」



木曾「大型作戦来てるけど・・・?」



提督「見なかったことにする」



木曾「お前な・・・」



提督「なんか休日っぽいことしたくね?」



木曾「例えば?」



提督「バーベキューとか!」



木曾「天気予報雨だった気がするんだが」



提督「風が雲を遠くに運んでくれることを祈らないと・・・。夕立と時雨ならなんとかできそう」



木曾「名前的に無理な気が・・・」

















BBQしてきました














提督「うぐぁぁぁ!?」



木曾「腕の日焼けどうした? 顔もやばいけど・・・」



提督「炎天下ずっと肉焼いてたからめっちゃ焼けた・・・」



提督「赤黒い日焼けって痛いのな・・・。皮膚で筋肉痛が起きてるイメージ」



木曾「分かりやすいのか分かりにくいのか・・・」



提督「痛くて腕組めない・・・」




U-511「・・・・・・」ジー



木曾「ん? どうしたユー。日焼けをじっと見て・・・」



U-511「・・・なんだろう。気になる」ツンツン



提督「ぐあっ!? ユー、つつくの止めて!?」



U-511「・・・・・・」ツンツン  ←聞いてない



提督「いってぇぇぇぇっ!?」















イベントに関する問題
















執務室






提督「さて・・・」チラッ



バケツ×100



提督「やばい・・・少ない・・・」



提督「中破以上をドッグに入れるとは言え、なかなかこれは・・・」




コンコン ガチャ!



明石「提督! 臨時手当くらいは出してくれますよね!?」



提督「終わったら休暇もくれてやるよぉ!!」



明石「絶対ですよ!? 大変なんですからね!?」



提督「分かってる! だが俺は!!」



机の上 



Iowaの情報 写真付き



提督「この子が欲しいんだ!!!」



明石「あなた奥さん6人いますよねぇ!?」















やってる人たち












海域





北上「弱いねぇ・・・」



大井「難易度最低ですからね」



金剛「2人ともoverkillネー・・・」



北上「私たちというより蒼ちゃんじゃない?」



大井「支援艦隊でほとんど終わらせてくれてますからね・・・」



叢雲「みんな、無駄話してないで。そろそろ休憩も終わりよ」



北上「おっ、叢雲ちゃんやる気だね~。旗艦にしてもらったのが嬉しいのかな?」



叢雲「ば、バカ言わないでよ! そんなんじゃないわよ!」



大井「女だけなんですし、わざわざ隠さなくても~。今更ですよ?」



叢雲「別にお兄ちゃんは関係ないもん!///」



北上・大井「「またまた~」」ニヤニヤ



叢雲「ニヤニヤしないっ!///」



















ファン歴10時間のオタ活









横須賀 





カレーフェス






提督「いや~、三笠見られて満足」



木曾「急に行きたいとか言い出すから何かと思えば・・・。毎日艦娘を見ているくせに」



提督「流石に別物だろうよ。前はイージス艦だったからな。戦艦は初めてなんだよ」



木曾「で? サメカレーどうなんだ?」



提督「白身魚のようでいて弾力を感じるしなかなか美味しい。フライになってるのも良い」つ



木曾「ん。おぉ、美味しいな」



提督「ただ甘口カレーだ・・・」



木曾「大人から子供までを対象にしてるからな。仕方ないと言えばそれまでだろ」



提督「さて、じゃあ『はいふり』のグッズ買いに行くか!」



木曾「おい待て。目的それか」



提督「なかなか面白かったからな。買わねば」



木曾「これまた女の子一色だな・・・」



提督「これこれ。この子木曾に似てるんだよ。かわいい」



木曾「その言い方ずるくないか・・・///」



提督「かっこ良くてかわいい女の子は最高だと思うんだ」














卓球したくなってきた










遊戯室







涼風「こんなとこあったのか・・・」



五月雨「この鎮守府ほんとに機能してるのかな・・・」









龍驤「はぁぁぁ! てやぁぁー!!」カコン!



重巡リ級「ッタァ!」スパン!



龍驤「せやぁ!」スパン!



重巡リ級「クッ!?」カコッ!



龍驤「せいやぁ!!」ズバシィィィ!



重巡リ級「クッ・・・」



響「11ー9。龍驤の勝ち」



龍驤「いやぁ~危なかったわ~。リーちゃん強くなったなぁ!」



重巡リ級「クヤシイ・・・」



響(そういえば夕立と時雨は卓球をすると胸押さえてたな・・・)チラッ



龍驤 ペターン



響(なるほど。揺れないから・・・)オォ・・・



龍驤「何か失礼な視線を感じるなぁ・・・」














嫁達の苦悩
















長門「うーむ」



蒼龍「どうしたの? 何か悩み事?」



長門「いやな? あまり妻っぽいことをしていない気がして・・・」



蒼龍「それは・・・まぁそうかも・・・。私も甘えてばっかりだし・・・」



長門「私はジムで一緒に身体を鍛えることはあっても、甘えたりはあまり・・・」



蒼龍「それはただの友達なんじゃ・・・」



長門「蒼龍はどうだ?」



蒼龍「私は腕枕とかあすなろ抱きとか色々・・・///」



長門「それは付き合いたてのカップルだろう・・・」



蒼龍「でも奥さんっぽいことは木曾ちゃんと鳳翔さんがやってるからなぁ~・・・」



長門「私たちも料理してみるというのはどうだ? 鳳翔や木曾ほどではなくても、手伝えるというのは鎮守府としても助かるだろうし」



蒼龍「それいいかも! 大井ちゃんがいつも疲れてるし、人手は多いほうがいいよね」



長門「よし! まずは鳳翔に師事しに行こう!」



蒼龍「師事!? そんな大事なの!?」












青葉「・・・・・・」



青葉「気持ち伝えるだけじゃダメですよね・・・」



青葉「よし! 青葉、頑張ります!」



















縁側でお茶は憧れ













鎮守府 縁側







鳳翔「のどかですねぇ・・・」



提督「お茶がうまいな・・・。白雪、上手になったな」



白雪「ありがとうございます」ヤッター!



陽炎「漬け物もおいしいわね」ポリポリ



涼風「あたいは煎餅かな~」バリバリ



提督「俺は漬け物派かな。友達のひいお婆ちゃんが遊びに行くとお茶と一緒によく出してくれてな~」



提督「小学生ながらお茶と漬け物の良さに気付いてしまった」ポリポリ



鳳翔「今では考えられない子供ね」



提督「まあ昔から変わり者だったと思う。お遊戯とか恥ずかしくて逃げたし」



涼風「お遊戯って?」



提督「小学生が運動会でやるダンスみたいなやつ。小4の時は丁度骨折しててさ。痛くは無かったんだけど」



提督「踊りが子供染みてて恥ずかしくてなー。先生に『腕痛いんで止めときます』って言って見学してた」



陽炎「それズルじゃない」



涼風「まぁませガキには難しいだろうなー」



提督「今では組み体操まで問題視されだしたからな。いつか小6でも子供だましのお遊戯になるんじゃないか?」



涼風・陽炎「「何それ可哀想ね(だな)~」」



鳳翔「あなたたちも子供じゃないかしら・・・」



白雪「あははは・・・」











女子力ってか嫁力・妻力・母親力












厨房





祥鳳「こんなに増えなくても良かったんですけど・・・」



長門「なぜ青葉まで?」



青葉「女子力を身につけようかと!」



蒼龍「ほとんど同じ理由だね」



祥鳳「そんな甘い考えではここでは生き抜いていけませんよ?」



長門(ここって戦場だったっけ・・・)




葛城「女子力って本来、女子にはいらないよね。元々が女子なわけだし」



速吸「どこから生まれた言葉かも分かりませんね・・・」



葛城「『理想の女の子』っていうよりかは『都合の良い女』像だもんね。料理も裁縫も女がするべきっていう考え方の聞こえの良い表現でしょ」



速吸「ぐうの音も出ないです・・・」



葛城「私は女子力高いって言われるより、家庭的って言われたほうが嬉しいけどな~」




長門・蒼龍・青葉(((達観してるなー・・・)))



祥鳳「人手が増えるのはありがたいんですけど・・・。今は即戦力が欲しいので、できればご遠慮していただきたいです・・・」



長門・蒼龍・青葉「「「すみません出直してきます」」」














ポケ〇ンやばいマジ見て欲しい












提督「もう子供向けアニメとかいう次元じゃないな」



叢雲「ええ。今までのポケ〇ンを覆しているといっても過言ではないわ」



提督「前例のないことを繰り返してるもんな。作画枚数に制限がなくなったのはでかい。戦闘シーン格好良すぎる」



叢雲「スタッフに作品への愛を感じるわね」



提督「5月ほぼ全部神回だったけど、6月中盤からリーグが始まるわけで、これ毎週神回じゃねぇの・・・?」



叢雲「間違いなくそうなるわよ・・・!」



提督・叢雲「「やばいな(わね)楽しみすぎる・・・!!」」

















当選者です













提督「ふむふむ」



提督「意外とそのまんまなんだな」






木曾「あいつも若者なんだなーって感じるな」



青葉「何がですか?」



木曾「スマホから離れられない最近の若者」



青葉「あぁ~・・・。でも司令官は既読スルーはしないって陸奥さんが言ってましたよ」



青葉「既読自体しないことが多いって・・・」



木曾「あいつ気分屋だからな・・・。スマホ見るときと見ないときの差が激しすぎるんだよ・・・」



青葉「見るときはずっとですからね・・・」



木曾「ゲームもデジモ〇とナナシ〇だけだけどな。無課金で頑張ってるって言ってた」



青葉「同じく無課金の北上さんが『どんだけやりこんでるのさ・・・』って引いてましたね」



木曾「デジ〇ンは全力でやってるからな・・・。たぶん今もデ〇モンやってるんじゃないか?」ドレドレ・・・





提督「青葉かわいいな」<ナンデ アオバ ヲ トルノサー!



木曾「艦これだとっ!?」



青葉「平然とこの世界のタブーを!?」



提督「さっきの言い方だと俺はお前らから離れられない若者になるな」



木曾・青葉「「言ってて恥ずかしくないの(んです)かお前(あなた)は!?///」」












青葉編入りきるかしら・・・












青葉「はぁ・・・」



叢雲「どうしたの? 随分暗い顔してるけど・・・」



青葉「叢雲さん・・・」



叢雲「悪いけど、私は励ますのは苦手よ?」



青葉「いえ、落ち込んでいるわけでは・・・」



叢雲「そうなの?」



青葉「は、はい・・・。実は・・・」



叢雲「お兄ちゃんのこと?」



青葉「司令官の、って言う前に当てないでくれませんか!?」



叢雲「だってそれ以外にないでしょ・・・」



青葉「少しお肉が付いたとかもあります!」



叢雲「言わなくて良いわよそれは・・・」












最近多いよね














叢雲「何を今更悩んでるわけ?」



青葉「し、司令官に受け入れて貰えるかどうかとかですね・・・」



叢雲「それこそ今更な気もするんだけど・・・」



青葉「だって! あんな魅力的な方々に肩を並べようというほうがおこがましいと思いませんか!?」



叢雲「むしろタイプがバラバラすぎてお兄ちゃんの趣味が気になるわよ・・・」



青葉「とりあえず女子力を磨こうと思ったんですが、料理は諦めました・・・」



叢雲「一朝一夕では無理だしね。というか、無理に磨く必要は無いと思うけど?」



青葉「といいますと?」



叢雲「『今までの自分でダメならまず成功しないと思え』って高校生の頃のお兄ちゃんが言ってたわ」



青葉「否定から入るってどんな青春だったんですか・・・」



叢雲「それに、最近浮気とか不倫とか流行ってるから大丈夫よ」



青葉「流行るものじゃないですよ!?」













記念日は忘れるタイプ













執務室





木曾「青葉がいろんな人に相談を始めたみたいだぞ?」



提督「・・・待つの苦手なんだよな、俺」



木曾「こればかりはきちんと待て。一生に一度(何事もなければ)なものだぞ?」



提督「というより、記念日とか覚えられないから覚えられる日にちにしたい」



木曾「・・・俺とのケッコン記念日は?」



提督「1月25日」



木曾「覚えてるじゃないか」



提督「木曾と鳳翔・長門・蒼龍の4月30日しか覚えてないんだ・・・」



木曾「ゲームのほうだと同日にしたからな。というか、姉さんたちのは?」



提督「秋~冬のどこかってくらい」



木曾「まぁ姉さんたちも気にしないタイプだけど・・・」



提督「青葉のはちゃんと覚えないとだな」



木曾「テンション上げて『司令官、今日は何の日ですか?』っていいそう」



提督「子日だよ!!」



木曾「喧嘩になるぞ?」












梅雨は服が乾かない












摩耶「じめじめしたりパァーっと晴れたり、忙しい天気だな」



天龍「意外に駆逐達のてるてる坊主が原因だったりしてな」



川内「夜戦したーい!」



天龍「夜も昼も騒がしいな・・・。雨の日はダメって言われてるだろ・・・」



龍田「提督を誘ってみたら? 『一緒に夜戦しよっ?』って」ウフフ



摩耶・天龍「「なっ///」」



川内「それだ!」



摩耶「お、おい、意味分かってて言ってるのか!?」



川内「え? 提督と一緒に夜戦するって話でしょ?」



天龍「そうだけど、龍田が言ってる意味はそうじゃなくてだな・・・」アタフタ



龍田「あら~? 2人はどんな意味だと思ったのかしら~?」ウフフ



摩耶・天龍「「まさかの私たちを貶めてた!?」」






提督「夕立! 雨の中走り回るなって昨日も言っただろうが!」



夕立「雨も楽しいっぽーい!」



提督「だからって艤装持ち出すんじゃねぇ! って待て! 魚雷投げんな!」



夕立「魚雷さんたち! 提督に突撃っぽい!」ヒュンヒュン



魚雷ズ「「ヒャッハー!!」」



提督「こいつら意思あったのか!?」






摩耶「提督、無事で済むのか?」



天龍「言ってる場合か! あれ止めないと!」ダダダダ








龍田「川内ちゃん、意外と積極的なのね~」



川内「な、何が!? 私は普通の夜戦の意味で言っただけだよ!?」



龍田「あら~? 普通じゃない夜戦ってなんなのかしら~」ウフフフ



川内「そ、それはそのモニョモニョ・・・///」














民間療法も様々









提督と木曾の寝室








提督「あだまいだい・・・」



木曾「静かに寝てろよ? 熱あるんだから・・・」



提督「おう・・・」



木曾「あ、スマホとゲーム機は没収な」



提督「そんな!? 後生だ・・・」



木曾「叢雲から聞いてたからな。どうせ寝ないって」



木曾「仕事は俺と叢雲でやっとくから、ここで寝てろよ」



提督「くそ、正論が突き刺さる・・・」



木曾「そういえば長門がネギが効くって言ってたな」



提督「刺すなよ!?」



木曾「? 首に巻くんじゃ無いのか?」



提督「・・・・・・知らないなら別にいい」



木曾「?」













看護って良い響き














木曾「じゃ青葉、後は任せた」



青葉「はい!?」←屋根裏



鳳翔「唐突に天井に向かって話しかけないでよ・・・」



鳳翔「それと、屋根裏は頻繁に掃除したほうがいいわ、青葉さん」



叢雲「鳳翔さんもしてるじゃないの・・・」



青葉「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! なんで青葉に任せるんですか!?」



木曾「俺と叢雲は執務しなくちゃならない。鳳翔は家事全般を雷、飛鷹、妙高にレクチャーするから忙しい」



鳳翔「お腹が大きくなったら任せなくてはいけませんからね。しっかり教えなければ」



叢雲「他の皆は出撃に家事に趣味に睡眠に忙しいの。青葉さんしかいないじゃない」



青葉「今確実に暇な人たちいましたよね・・・。というか加古でしょう」



木曾「それに・・・」ニヤニヤ



木曾・鳳翔・叢雲「「「看病すれば雰囲気も良くなるでしょ?」」」



青葉「何が狙いなんです!?///」



木曾・鳳翔・叢雲「「「よろしく~」」」ニヤニヤ



青葉「ちょっ! 皆さん!?」







青葉「い、行ってしまいました・・・」



青葉「た、ただ看病するだけですしね! 青葉にもできますよね!」



青葉「何も特別なことをするわけではないんですから・・・」



青葉「・・・・・・」



木曾「あ、衣装は用意してあるから」



青葉「ひやぁあ!? き、木曾さん!? いつの間に戻ってきたんですか!?」



木曾「普通に歩いてなんだが・・・。なんで顔真っ赤にしてるんだ?」



青葉「な、なんでも無いですよ!? ほんとに!!」



木曾(何か妄想してたのか・・・?)



木曾「じゃ、俺はちゃんと伝えたからな」



青葉「は、はい! 分かりました!」









青葉「あれ? 衣装・・・?」















長らく開いてすみませんでした・・・











木曾と提督の寝室







コンコン



青葉「お、おじゃまします・・・」///



提督「おー・・・? 青葉か。・・・なんでナース? いや意味は分かるけど・・・」



青葉「木曾さんがこれを着るようにと・・・///」



提督「かわいいな。似合ってる」



青葉「きょ、きょーしゅくです!!///」



提督(ところでなんで木曾は持ってたんだ? 着てくれるの?)



青葉「ところで司令官。一体何をしてたんですか?」



提督「録画したアニメの消化を・・・」



青葉「寝て下さい」



提督「すみませんした」











一方その頃





叢雲「なんで無課金に拘るのかしらね」



木曾「ガチャ運のなさを見たらな・・・」



叢雲「グラ〇ル始めたときに課金して『女の子出ない!!』って嘆いてたものね・・・」ドロップ シナイ・・・



木曾(スマホのロック解除して代わりにゲーム進めてる義妹ってなかなかいないだろうな・・・)デジモ〇 カ














スマホでできるからパソコン開かなくなった














青葉「熱は下がりました?」



提督「多分?」



青葉「多分って・・・。こういうときって身体拭いたりするんですか?」



提督「頼むわ。たぶん風呂入らない方がいいだろうし」



青葉「じゃあやりますね・・・」



・・・



青葉「はい、終わりましたよ」



提督「意外と何もなく終わってつまらん・・・」



青葉「風邪引いてるときまでそういうことを言わなくていいんですよ」



青葉「司令官の裸は前に入れ替わって時に体験してますし」



提督「そういわれると確かに」



提督「ドキドキは大事だと思うんだけどなぁ・・・。まぁ上半身だけならそんなもんか」



青葉「下脱いでたら流石に叫んでますよ・・・」













ナースもいいけど・・・
















青葉「はい司令官、あ~ん」つリンゴ



提督「青葉はこういうの照れないのか」



青葉「・・・・・・」



青葉「頑張って普段通りにしてるんですけど・・・///」



提督「いいか青葉。あーんには60%の優しさと40%の照れが必要なんだ」



青葉「熱弁しなくていいです」つリンゴ



提督「もごっ!?」



青葉「まったく・・・。風邪引いても司令官はいつも通りですね」



提督「むしろいつもよりテンション高い気がする」



青葉「熱があるんですね。2つの意味で」



提督「・・・青葉は緊張してるな」



青葉「・・・そうですね」



提督(こういう青葉は新鮮だな)












スマホ初カッコカリ











提督「そんなに緊張するか? 長い間一緒にいるだろ?」



青葉「まぁそうですけど・・・。好きな人の前でドキドキしない女の子はいないですよ///」



提督「・・・こういうときにカメラがあればな」



青葉「? カメラならありますよ?」スッ



提督「ナース服にカメラはミスマッチだな・・・」カシテ



青葉「? どうぞ」



提督「青葉、告白はさっきのでいいか?」



青葉「はい?」



・・・



青葉「あ、や、いえ、その・・・///」



提督「そんなにあせらなくても・・・」



青葉「あ、青葉としてはもっとちゃんとセリフを考えてですね・・・!」



提督「俺も考えたことあるけど・・・。大体定番になっちゃうんだよな」



青葉「へっ!? 青葉のも定番ですか!?」



提督「いや分かんないけど・・・。ってなんだ、考えてあるんじゃん」



青葉「あっ・・・・・・」



提督「言ってみなよ。今ここには俺と青葉しかいないんだから」



青葉「ぅ・・・」



青葉「青葉、ホントは敵じゃなくて司令官だけをみていたいんだけどなぁ・・・。な、なんて・・・」












[chapter: 君だけを見つめる」











青葉「青葉は、人との関わりはほとんどがレンズ越しでした」



青葉「でも、この鎮守府に来てからは、それも変わってきて・・・」



青葉「皆さん良い人ばかりで、毎日が楽しいです」



青葉「その中心が司令官でした」



青葉「もちろん、良いとこだけじゃないですよ? かっこ悪かったり、行き当たりばったりで心配にもなりました」



青葉「それでも、頼りにしちゃうんです。もっと一緒に、楽しい日々を過ごしたいんです」



青葉「もっともっと楽しい日常を、青葉が写真に撮るんです」



青葉「ただの記録じゃない、思い出としての写真を撮りたいんです。他では無い、ここの皆さんと」



青葉「・・・なんて。すみません、ホントは全然決めて無くて・・・」テヘヘ・・・



提督「青葉」ギュ



青葉「あっ・・・///」



提督「これからは、撮るだけじゃ無くてさ。お前も写る側にならないとな」



青葉「・・・はいっ」



スッ



提督「で、肝心な言葉は?」



青葉「あ、そ、そうでした!!」



コホン



青葉「司令官、大好きです。ホントです、マジなやつです」



青葉「まだ未熟ですけど・・・。もっと頑張ります! 艦娘としても女としても!」



青葉「ケッコン、してください!///」



カシャ



青葉「はれ?」



提督「完っ璧な笑顔の写真撮れたぜ!」



青葉「な、なんで青葉を撮るんですか~!? 青葉真面目にプロポーズしたのに~!」



提督「記念すべき被写体が青葉な写真の1枚目だ! 額縁に飾ろう!」



青葉「や、やめてください~!///」







 ー艦娘と強い絆を結びましたー


後書き

今回はリアルのほうで疲れて全然進みませんでした・・・
というか秋~夏って遅すぎますね・・・。すみません。読んで下さっている方々、ありがとうございます。

青葉編が遅くなったのは課金する余裕が無かったのもあるのですが・・・。叢雲の分は既に準備してありますので大丈夫かと!

今度はもっと早く進めますので! というか名前出したのに出てきてない子を出したい!(すみません私のせいです)


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1: SS好きの名無しさん 2015-10-13 13:18:36 ID: OwOu2wS2

三期目突入乙です!
更新楽しみにしてます。

2: SS好きの名無しさん 2015-10-17 16:20:25 ID: MXzvHd90

お、さんっ!が来てる、今回も楽しませて貰います。参加者の大半が料理出来ないってどうなんだ。

3: SS好きの名無しさん 2015-10-19 00:30:49 ID: NQTCUwG5

龍田の包丁が提督の喉元に行かないことを祈ってます^_^;

4: SS好きの名無しさん 2015-10-19 00:37:01 ID: -0019m2T

しっかり者の那珂ちゃん可愛い

5: SS好きの名無しさん 2015-11-01 20:25:25 ID: vh2049cC

アオバワレェ・・・(´・ω・`)

6: SS好きの名無しさん 2015-11-24 23:18:09 ID: XjYaR_jT

むっちゃん可愛いな、おい

7: SS好きの名無しさん 2016-01-14 23:04:12 ID: uUEvuVyc

青葉今更だがそれは犯罪だ。憲兵に突き出すぞ?まぁ、その写真をこちらに渡すなら見逃してやってもいい。

8: SS好きの名無しさん 2016-02-04 04:17:25 ID: uhThyQ8c

遅くなりました!三日月をリクエストした者です!
三日月を出してくださり感謝の極みにございます!!!

9: SS好きの名無しさん 2016-02-29 01:15:01 ID: gikEUPDC

昨日今日で1.2.3全部読んできたけど最高かよ〜!!!これからも楽しみにしています!頑張ってください!

10: SS好きの名無しさん 2016-03-15 20:04:33 ID: 0P4XRktr

あれ?途中で途切れてる?

11: SS好きの名無しさん 2016-03-16 14:53:38 ID: jUpGsICq

結婚式前に戻ってない?

12: みー 2016-03-20 18:34:37 ID: bIK5Kfjd

間違えて消しちゃったんですか?

13: SS好きの名無しさん 2016-05-10 19:12:31 ID: 7bGp8WXs

晴れになるような名前の艦娘っていない気が、、、

14: SS好きの名無しさん 2016-06-29 00:21:28 ID: s4JprzQe

衣装・・・やっぱりナースかなぁ。


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