2016-06-18 09:00:44 更新

前書き

楽達が海水浴に行く話です。千棘と小咲と鶫がちょっとエッチなハプニングに巻き込まれます♪


千棘「おお〜!」


ザザ〜ン


千棘「うーみだー‼︎」


楽「やっと着いたな…てかお前もう水着に着替えたのか」


千棘「トーゼンよ!下に水着着てきたからね」フフン


鶫「海に来るのも久しぶりですね」


小咲「潮風が気持ちいいね〜」


るり「小咲、早速泳ぐわよ!」ウズウズ


小咲「ってるりちゃんももう水着に着替えてきたの⁉︎」


舞子「ははは、るりちゃんって海来るといつもこうだよね」


千棘「キャッホー‼︎」ドボーン


るり「やっほーい!」ドボーン


万里花「行ってしまいましたね」


楽「まあ、海に来てテンション上がるのは分からなくないけどな」


千棘「ぷはー冷たくて気持ちいい!みんなも早く来なよー」ザバァ


舞子「じゃあ俺らも着替えてこよーぜ!」


楽「そうだな」


鶫「お嬢、少々お待ち下さい!すぐに向かいます」











千棘「くらえ小咲ちゃん!それっ!」バシャバシャ


小咲「きゃっ!もぉ〜、お返しだよ千棘ちゃん!」バシャバシャ


千棘「鶫もくらえー‼︎」バシャーン


鶫「ひゃっ!冷たいですよ〜」



アハハハハ キャハハ



舞子「楽しそうでなによりだね〜」


楽「ああ、俺らも混ざりに行こうぜ」


るり「………」スタスタ


楽「あれ宮本、もう泳がないのか?」


るり「……ジャンケンで負けたから、小咲達にジュース買いにいくトコロよ」


楽「そうか、なら俺も手伝うよ」


るり「いいわよ、それより小咲の水着姿をこの機会に脳裏に焼きつけてきたら?」


楽「確かにそれも大事なk……じゃなくて!1人でジュース何人分もなんて持ちにくいだろ、俺もいくつか持つから行こうぜ」


るり「…そう、じゃあお願いするわ」


舞子「るりちゃん俺メロンソーダね!」


るり「あんたは自分で買ってこい」スタスタ


楽「はは…相変わらず集には厳しいな」スタスタ


楽(仕方ない、集の分も買ってきてやろう)





舞子「……あれ?そういえば万里花ちゃんがさっきから見当たらないような」キョロキョロ














(海の中)


万里花(ふふふ…今年こそ楽様と二人っきりでこの海水浴をエンジョイしてみせますわ!)


万里花(私にはそのための秘策があるのです、名付けて『ドキッ!真夏のポロリ大作戦』!)


万里花(桐崎さん達が夢中で遊んでいる今がチャンス!彼女達の水着を、バレないようにこっそり剝ぎとってしまいましょう‼︎)


万里花(そうすれば桐崎さん達はお尻丸出しのスッポンポン!海から上がることは出来ませんし、楽様との接触も当然嫌がるでしょう)


万里花(これで私は今日1日、安心して楽様を独り占めできるというワケなのです!ウフフ…我ながら完璧な作戦です)ニヤニヤ


万里花(では早速……‼︎)スッ






千棘「それそれー‼︎」バシャバシャ


プチッ


千棘「………ん?」


小咲「ふふ、やったな〜」バシャバシャ


プチッ


小咲「………あれ?」


鶫「負けませんよ〜!」バシャバシャ


プチッ


鶫「………え?」











3人「「「…………………⁉︎」」」←自分の体を見てる












千棘「ちょ、嘘ォ⁉︎///」アタフタ


鶫「み、水着が……///」


小咲「脱げちゃってる…///」


千棘「どどどどうしよー⁉︎これじゃ海から上がれないじゃない‼︎」


小咲「うう…恥ずかしいよぉ///」





万里花(フフ…作戦成功です!この日のために”バレない水着の剝ぎ取り方”を研究してきた甲斐がありましたわ)


万里花(この水着は帰る直前にでもこっそり返してあげましょう、では私は楽様と心おきなくイチャコラしに行きm……)






鶫「お二人とも落ちついて下さい!大丈夫です、宮本様に頼んで更衣室から服を持ってきてもらいましょう!」


小咲「あっ、その手があったね!」


千棘「るりちゃん、もうすぐジュース買って戻ってくるハズだからその時に頼もっか!」





万里花(し、しまった!宮本さんがいるのを忘れていました)ガビーン


万里花(ぐぬぬ…このままでは私のパラダイスな計画が台無しにッ‼︎)






るり「みんなー、ジュース買ってきたわよ」スタスタ


楽「悪いな遅くなって、海の家が少し混んでたんだ」スタスタ


千棘「」


小咲「」


鶫「」


楽「ん?どうした3人とも、顔色が悪いぞ」


千棘(なんで……)


小咲(こんな時に限って…)


鶫(お前が来るんだアアアア‼︎)


るり「結構動いたから疲れたんでしょ、一旦休憩してこれ飲みましょ」


楽「そうだな、とりあえず3人とも上がってこいよ」


千棘「あああ上がってこいって……///アンタこの状況で何言ってんのよ!セクハラよセクハラ‼︎」カァァ


楽「はぁ⁉︎セクハラって…俺そんな変なこと言ってないだろ」


小咲(千棘ちゃん落ちついて!私達が水着付けてない事がバレちゃうよぉ///)ヒソヒソ


千棘(うっ……そうね、あまり余計な事は言わないほうがいいわよね)ヒソヒソ


鶫(もしこの事が一条楽にバレたら…)


小咲(恥ずかしくて合わせる顔が無いよね…)


千棘(そして万が一、裸でも見られようものなら…)








3人(((死ねる、軽く死ねる………!)))







楽「3人ともさっきから様子がおかしいぞ?何があったんだよ」


小咲「な、なな何でも無いよ一条きゅんっ‼︎」アセアセ


るり(盛大に噛んだわね…)


千棘「あ!そ、そーだー楽!ちょっとお願いがあるんだけどぉ〜!」


楽「何だ?」


千棘「追加!追加で焼きそば買ってきてくれない⁉︎私達もうお腹ペッコペコでさぁ〜!」


鶫「そそそうなんだよ一条楽!もう疲れて1歩も動けないなぁー!困ったぞ〜これでは海から上がる事もできなーい‼︎」


るり「イヤあなた達そんなひ弱なキャラじゃないでしょむしろスタミナの塊でしょ」


楽「1歩も動けないって⁉︎そりゃ大変じゃねえか!」


るり「なんでアンタは信じてんのよ…」


楽「小野寺もそうなのか?」


小咲「あ、えっと…」


千棘(小咲ちゃん、話合わせて!)ヒソヒソ


小咲「そ、そうだね〜私もちょっと疲れちゃって動けないかなぁ…」


小咲(うう…一条くんに嘘ついちゃった、ごめんね)


楽「そうか…3人揃ってスタミナ切れで海から上がれないんだな?」ウーン


千棘「そうそう!だから楽、動けない私達のためにあっちで焼きそb……」


楽「よし、任せろ3人とも!」スタスタ


小咲「ひゃあっ⁉︎///」


鶫「お、おい!何故こっちに来るのだ一条楽⁉︎///」


楽「よっと」ザバーン


千棘「ちょ、なんで海に入ってくるのよ‼︎///」アタフタ


楽「なんでって…3人とも動けなくて困ってるんだろ?俺が手を引いてやるから、とりあえず海から上がろうぜ」ジャブジャブ


千棘「イヤいーから‼︎そういうのいーから‼︎」真っ青


鶫「やめろ!止まれ貴様ァァァ‼︎」


楽「何だよ2人とも…じゃあどうやって上がるつもりだよ」


千棘「そっそれは……その…」


楽「千棘、さっきからどうも態度が変だな…」


楽「なあ、小野寺もそう思うだろ?」ジャブジャブ


小咲「ひぃっ‼︎」ビクッ


小咲(マズい、一条くんが近づいてくる……!)


小咲「ち………」


楽「ん?」


小咲「近寄らないで!一条くんっっ‼︎」


楽「はうあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ガッビーン


小咲「あ、ゴメ…ちっ違うの一条くん!今のは別に、嫌いだからとかそういうのじゃなくて……!」


楽「はは…そうだよな……いくらこんな状況でも好きでもない男に助けられるなんてイヤだよな……」ズーン


小咲「違うのぉぉぉぉぉぉぉぉ!(泣)」


千棘「とっとにかくアンタはあっちで焼きそば買ってきて!なるべく時間をかけて‼︎」


楽(時間をかけてって何⁉︎そんなに俺の側にいたくないの⁉︎)ガーン


楽「分かったよ…焼きそば買ってくるわ……なるべく時間をかけてな……」トボトボ


るり「じゃあ私も手伝うわ、さっきのお礼として」スタスタ


千棘「るりちゃんはここに残って!!!!!!!!!!」


るり「え、でも…」


楽「いいんだ宮本…俺のことは気にせず皆と楽しく過ごしてくれ」トボトボ







千棘「ふう…やっと楽が行ったわ」


鶫「何とか難を逃れましたね」


小咲(はあ…一条くんに嫌われたかもしれない)ドヨーン


るり「3人とも何があったのよ、ずいぶん一条くんに近づかれるのを嫌がってたみたいだけど」


るり「特に小咲……アンタ何やってんの」ゴゴゴゴゴ


小咲(す、すみません……)ショボン


千棘「るりちゃん!緊急で頼みたい事があるの‼︎」


るり「え?」


鶫「誠に恐縮ですが、更衣室から私達の服を持ってきていただきたいのです!」


るり「服…なんで?」


小咲「説明は後で!お願いるりちゃん、急いで持ってきてっ!」


るり「わ、分かったわよ……待ってなさい」タッタッタッ










万里花(ああ、宮本さんが皆さんの服を取りに…)


万里花(ヤバいですわ!このままでは私の計画が水の泡に…何とかして宮本さんを足止めしなければ!)


万里花(とにかく、皆さんに気づかれないよう、こっそり砂浜へ上がりましょう!)ザバァ


舞子「あ、万里花ちゃんこんなところにいたんだ」スタスタ


万里花「うっ…舞子さん⁉︎」


舞子「1人で何してんの?桐崎さん達と遊べばいいのに」


万里花「シーッ!声を抑えて下さい、桐崎さんに見つかってしまいます」アセアセ


舞子「?」


万里花(仕方ない、こうなったら作戦変更です!なんとか舞子さんを味方につけて、宮本さんの足止めに協力してもらいましょう)


万里花「舞子さん、ちょっとこっちに!」ガシッ


舞子「ちょ、急に何⁉︎」ズルズル













舞子「どうしたのさ、いきなりこんな人気の無い所に連れこんで……ハッ!もしや万里花ちゃん、楽から俺に乗り換えるつもr」


万里花「天地がひっくり返ってもあり得ませんわ」キッパリ


舞子「あはは、つれないなぁ」


万里花「舞子さん、貴方に頼みがあります」


万里花「宮本さんが桐崎さんの所へ行けないように足止めして欲しいのです!」


舞子「俺がるりちゃんを足止め?」


万里花「タダでとはいいませんわ、足止めが上手くいったら報酬としてコチラを差し上げます」バッ


舞子「それってもしや…今日桐崎さん達が着てた水着じゃん!なんで万里花ちゃんが持ってるの…」


万里花「細かいことはいいんです!これで協力してくださいますよね!」


舞子「イヤさすがに受け取れないよ…俺にも一応ポリシーってものがあるし」


万里花「そうですか残念です…せっかく鶫さんのムッチリしたおっぱいが触れていた水着なのに…」


舞子「うっ!」ビクン


万里花「小野寺さんのツヤツヤのお尻を包みこんでいた水着なのに…」


舞子「ううっ!」ビクビクン


万里花「桐崎さんの[自主規制]の温もりをしっかりと感じていた水着なのに…」


舞子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ビクビクビクン
















舞子「………………ふぅ」



舞子は買収された。











(更衣室の前)


ガチャ


るり「さて、服もバッグに詰めたし小咲達の所に戻らなきゃね」


舞子「やあやあるりちゃん!」スタスタ


るり「なんで私の所に来るのよ、通報するわよ?」


舞子「ねぇるりちゃん、ちょっとお話があるんだけど〜」ニヤニヤ


るり「何よ…」





万里花(しめしめ…やはり舞子さんを味方につけたのは正解でしたね)


万里花(意外と機転もききますし、心配なさそうですね)


万里花「では私は楽様のもとへレッツゴーですわ!いよいよ念願の二人っきりに…!」タタタ…








その頃、焼きそばを買った楽は千棘達の所へ帰ろうとしていた。



楽「はぁ…あそこまで小野寺に拒絶されるなんてショックだぜ……結構仲良くなれたと思ってたのに」ドヨーン


楽「ん?あそこにいるのは集と宮本か、何話してんだ?」




宮本「それで⁉︎食べ放題の穴場の情報は⁉︎早く、早く教えなさい!」ウズウズ


舞子「え〜どうしよっかな〜♪」


楽「お前ら何してんだ?更衣室の前で」


舞子「よう楽!今るりちゃんと食べ放題の話してたんだ」


楽「そうか…ていうか宮本は何でそんなデカいバッグ抱えてんだ」


るり「あ、忘れてた!小咲達にコレ届けなきゃいけなかったんだ…でも食べ放題の情報は聞きたいし……」ムムム


楽「なら俺が届けてこようか?どうせこれから小野寺達の所行くし」


るり「うん、お願い!」バッ


楽「おう、じゃあまた後でなー」スタスタ


舞子(あれ?コレはほっといてもいいんだろうか…万里花ちゃんからはるりちゃんの足止めをしろとしか言われてないけども)


るり「それで舞子くん食べ放題はどうなったの‼︎話すまで逃がさないわよ!」ワクワク


舞子(まあいっか、なんかその方が面白くなりそうな予感がするし!)













千棘「ねぇ…るりちゃん遅くない?あれから15分は経つわよ…」


小咲「うう…ずっと水に浮いてるの、段々つらくなってきたよぉ」ブルッ


鶫「そういえば、小野寺様は泳ぐのがあまり得意ではないとお聞きしましたね」


小咲「うん、前に千棘ちゃん達に習ったから少しは泳げるようになったんだけど…さすがにこうして長い間足がつかないとキツくて…」


千棘「あっ2人とも、向こうの浜辺に大きな岩があるわ!陸に上がれて身も隠せて一石二鳥よ、行ってみない?」


鶫「幸い今はお昼時、すいてて周りには誰もいませんし…」


小咲「一瞬なら出ても大丈夫……だよね、うん」ドキドキ


千棘「じゃあいくよ…誰も見てない今のうちにっ!」ザバァ


鶫「はいっ!」ザバァ


小咲「うんっ!」ザバァ


3人「「「走れえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」」」



ダダダダダダダダダダ… ババッ



千棘「セーフ!誰にも見られなかったー‼︎」ホッ


小咲「ふぅ、やっとラクになったよ」


鶫「あとは宮本様が早く服を持ってきてくだされば良いのですが…」





タッタッタッ


???「おーい、みんな〜」





千棘「あっ、向こうから誰か来るわよ!きっとるりちゃんだわ!」


小咲「良かったぁ〜これでひと安心だね」


鶫「ええ、一条楽が現れたときはどうなるかと思いましたが…」


千棘「るりちゃーん!こっちこっち!岩の陰にいるから早く来てー!」









楽「焼きそば買って来たぞー、それと宮本からこの荷物渡してくれって言われたんだが…」テクテク


千棘「こっちくんじゃねェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!」


小咲「るりちゃんのバカァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」


鶫「止まれキサマァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」


楽「何なのお前ら⁉︎来いっつったり来るなっつったり‼︎」ガビーン


千棘「楽!黙ってその荷物と焼きそばをそこに置きなさい‼︎」


鶫「そして早急に立ち去れ!それ以上近づいたら撃ち殺すぞ!」チャキッ


楽「危ねぇやめろ!てかその銃どっから出したの⁉︎」


楽「……あれ?3人とも疲れて海から上がれないんじゃなかったのか?何で岩陰にいるんだよ」


小咲「る、るりちゃんに助けてもらったの!」


楽「ああ、そうか…」


楽(そりゃそうだよな…小野寺だって俺なんかより宮本に助けてもらいたいよな)ズーン


小咲(またウソついちゃった…ごめんなさい一条くん)ズーン


楽「てかお前ら、なんで岩陰に隠れてんだ?」


千棘「今 は い い か ら !黙 っ て !荷 物 !置 い て !立 ち 去 れ!!!!!!!」


楽「わ、分かったよ…荷物と焼きそばココに置いとくから」ガサッ


千棘(よし、あとは楽がいなくなったら素早くあの荷物を取ってきて…)


鶫(中に入っている服を着るだけですね!)









この時、千棘は気づいていなかった…。


カニ「」カサカサ


自分の足もとに1匹のカニがいたことに…。


カニ「」カサカサ


そしてそのカニが…。


カニ「」スッ…


今まさに自分の足指をはさもうとしていたことに!


カニ「」グサッ‼︎


千棘「いっだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


鶫「お、お嬢⁉︎」


小咲「千棘ちゃん⁉︎」


楽「千棘、どうした⁉︎」


千棘「カニぃぃぃぃ‼︎カニに足はさまれたぁぁぁぁ‼︎」ジタバタ


鶫「お嬢、落ちついてください‼︎」ガシッ


小咲「そんなに暴れたら、バランスが崩れて…!」ガシッ



ツルッ



千棘「あ」




3人「「「きゃああああああああああああああああ!!!!」」」ズッデーン‼︎



楽「大丈夫か千棘!待ってろ、今カニ取ってやるからな‼︎」ダッ


千棘「ちょ、楽、来ちゃダメ……!」


楽「俺にまかせ……ろ……」








千棘「」スッポンポン


小咲「」スッポンポン


鶫「」スッポンポン


楽「…………え?」



楽の目の前には、信じられない光景が広がっていた。


千棘の右腕をその豊満な乳ではさむようにして倒れている鶫。


千棘の左腕を抱くようにして倒れ、こちらに尻を向けている小咲。


そしてあろうことか大股開きで倒れ、大事な部分が何もかも丸見えになってしまっている千棘。



楽「…あ……ちょ………え……」



全裸の女子3人がもつれ合うというあまりにも衝撃的な光景に、楽はもはや言葉を発することもできなかった。


一方で女子3人のほうも、呆然として動けずにいた。


そうして何秒たった頃か…


最速で我に返った千棘の正拳突きが楽の鳩尾にクリーンヒットし、そのまま彼は意識を失うのだった……。














そして夕方…。



『楽っ!しっかりして楽!』


『一条楽、聞こえるか!』


『楽様!どうか目をお覚ましください』


『一条くんっ!』


楽「ん………?」パチッ


鶫「あ、目が開いた!」


千棘「楽っ!よかった気がついて…」


小咲「心配したよ一条くん!」


万里花「ホッとしました…」


舞子「ずいぶん長い眠りだったね」


るり「大丈夫?一条くん」



※楽以外はすでに私服に着替えています



楽「みんな…いったい俺は…」


千棘「その…さっきは悪かったわよ、あんなトコ見られたとはいえ殴ったりして」モジモジ


楽「え、何の話だ?」キョトン


鶫「いや、何の話って……貴様も分かっているだろう!さっきの…その、アレのことだ///」


楽「アレって言われても分からねぇよ…そもそも何で俺気絶してたんだ?」


千棘(ん?もしかして楽……)


小咲(さっきの事、覚えてない…?)


鶫(お嬢が殴った衝撃で記憶が飛んだのではありませんか?)ヒソヒソ


千棘(あっそうか……てことは楽は私達の裸を見た事忘れてる⁉︎)ヒソヒソ


鶫(ええおそらく…)ヒソヒソ


千小鶫(((助かったあああああ‼︎)))


楽「ただ、気絶する前に何かものスゴく衝撃的な物を見た気がするんだけど…何だったっけ?思い出せねぇ」ウーム


小咲「はわわっ///一条くん!思い出そうとしなくていいから!」アセアセ


千棘「そうよ楽!アンタが気絶した理由は……アレよ!バナナの皮で滑って頭を打ったからよ‼︎」アセアセ


楽「はぁ⁉︎バナナの皮⁉︎」


鶫(ちょっとお嬢!いくら何でも無理がありますって!そんなのいくら一条楽でも信じるワケ…)


楽「マジかよ…情けねぇなあ俺」ガックリ


鶫(って信じるんかい‼︎)


るり「とにかくもう夕方だしそろそろ帰りましょ、一条くんも着替えてきてちょうだい」


楽「あ、ああ…とりあえず更衣室行ってくる、皆は先にバス停に行っててくれ」ヨロヨロ


小咲「気をつけてね…」


舞子(ねぇねぇ万里花ちゃん、報酬の水着はやっぱもらえないの?)ヒソヒソ


万里花(当たり前です!私が楽様を見つけた時にはすでに気絶していたのですよ⁉︎結局1秒たりとも2人きりの時間が作れなかったんですからね‼︎)ヒソヒソ


舞子(はぁ…残念)


万里花(そういえば水着、まだ桐崎さん達に返せてませんでしたね…でもまさかココで大っぴらに返すわけにもいきませんし)


万里花(まあ、もともと皆さん水着は海に流されたものだと思ってますし無理に返さなくてもいいですよね♪)


千棘「じゃ、私達は先にバス停で楽を待ってましょ!」スタスタ


鶫「そうですね」スタスタ


万里花(仕方ありませんね、楽様と2人きりになるのはまた別の機会に…)スタスタ



その時、万里花のバッグから何かが落ちた。



ポロッ



パサッ



万里花「あっ」


千棘「ん?何か落ちたわよ」ヒョイ



千棘達の水着「」



千棘「え?これって…」


小咲「私達の水着だ!」


鶫「おい橘万里花、これはどういうことなんだ…」ギロッ


万里花「ご、誤解ですわ皆さん!コレはその……舞子さんが‼︎舞子さんが桐崎さん達の脱ぎたてホカホカ水着が欲しいと頼んできたんです‼︎」


舞子「ちょ、酷いよ万里花ちゃん‼︎万里花ちゃんが勝手に取ってきたんでしょー⁉︎」


万里花「でもコレを欲しいと言ったのは事実じゃないですかぁ!」


舞子「おおかた楽と2人きりになるための作戦だったんでしょ⁉︎主犯格は万里花ちゃんじゃんかぁ!」


万里花「皆さん信じてください私は悪くないんです舞子さんが‼︎」


舞子「イヤ万里花ちゃんが‼︎」


千棘「ハイハイ、アンタらもういいから」


鶫「ええ、とりあえず…」








千棘・鶫「「2人ともお仕置きが必要だってことはよーく分かったから♪」」ニッコリ


舞子「ま、万遍の笑みが…」


万里花「逆に怖いですわ…」


千棘「万里花、ちょーっと人気の無い所に行きましょうか〜」ガシッ


万里花「ままま待ってください桐崎さん目がマジじゃないですか今にも私の足に重り付けて東京湾に沈めそうな雰囲気じゃないですか」ズルズル…


鶫「舞子集、もちろん貴様もだ」ガシッ


舞子「え、死ぬの?俺ら死ぬの?助けてるりちゃあああぁぁぁ………」ズルズル…








小咲「み、みんなどこか行っちゃったね…」


るり「今日1日アンタ達の様子がおかしいと思ったらこういう事だったのね、つまり皆そろって一条くんに裸を見られたと」


小咲「思い出させないでよぉ…今回は一条くんの記憶が消えててセーフだったけど、もしそうじゃなかったとしたら……///」カァァ


るり「別にいいじゃない裸くらい、一条くんと結婚したらエッチする時にいずれ見られるんだから」


小咲「えええエッチって///急に何言いだすのるりちゃん‼︎てかそれ以前に結婚なんて…」


小咲「はうぅ……///」プシュ〜


るり「ダメだこりゃ、完全にショートしちゃったわね」













(帰りのバスの中)


楽「なあ…集と橘はホントに急用でどっか行ったのか?」


千棘「ええそうよ?忙しすぎてしばらくは帰れないんじゃないかしら、ねぇ鶫♪」ニコニコ


鶫「はいお嬢、今頃2人はどこにいるんでしょうねぇ♪」ニコニコ


楽(そんなに忙しいなら海なんて来てる場合じゃなかったろうに…)


楽「あっそうだ皆、今日はゴメンな」


小咲「え、何で謝るの?」


楽「だって、俺が気絶したせいで皆満足に遊べなかっただろ?寝ている俺の側に付いててもらっちまって…」


楽「だからゴメン、そして…心配してくれてありがとう」ペコリ


千棘「楽…」


小咲「一条くん、気にする必要なんてないよ?私達、午前だけでも充分楽しめたし」


鶫「そうだぞ一条楽、その……なんだ、どうしても負い目を感じるのなら…」


楽「…鶫?」


鶫「またいつかココに来ればいいじゃないか、このメンバーで」


鶫「いちおう……友達なんだから///」プイッ


楽「鶫…!」パァァァッ


鶫「何だ!///」


楽「嬉しいぜ鶫!俺を友達として認めてくれるんだな‼︎」


鶫「一応だ一応!貴様がお嬢の恋人である以上、接触は避けられないからな!あまりギスギスした関係でも良くないだろう‼︎///」


楽「いやぁ普段から隙あらば俺に銃口を向けてきてたからな、てっきり嫌われてんじゃないかと…」


鶫「そ、そんな事はない‼︎むしろ……」


楽「むしろ……何だ?」


鶫「何でもない!忘れろ‼︎///」プイッ


楽「ええー!何だよ気になるじゃんか」


鶫「ええいうるさい!お前は黙ってお嬢とイチャついていろ‼︎今日一緒に過ごせなかった分を今からでも取り返しておけ‼︎」


千棘「ちょ、鶫っ///」


楽「千棘…」


千棘「え、ええと……あのね楽」


楽「うん?」


千棘「来年も……一緒に来ようね///」


楽「ああ、もちろんだ!」


千棘「あ、言っとくけど2人きりじゃないわよ‼︎今日みたいにみんなと一緒によ⁉︎」アセアセ


楽「はは、分かってるって」


千棘「何よ、少しは( 2人きりも )選択肢に入れなさいよ…」ボソッ


楽「選択肢?何の話だ」


千棘「何でもないっ!///」プイッ


楽(ええ〜…鶫に加えて千棘までそっぽ向いちまった、何でだ⁉︎)


るり「ホント、鶫さんも千棘ちゃんも分かりやすいわね…」


小咲「え、何が?」キョトン


るり(小咲もぶっちゃけ一条くんと同じくらい鈍いわよね……だから2人をくっつけるのは難しいのよ)ハァ


楽「なあ千棘怒ってるのか?やっぱり海で遊び足りなかったんじゃ…」


千棘「怒ってない‼︎いいから黙って前を向いてなさい‼︎」


鶫「そうだぞ貴様、これ以上余計な心配をするんじゃない‼︎」


楽「ええ〜…いったい何なんだよ〜」


るり「やれやれ…小咲にも困ったものね」


小咲「ええっ?なんで私唐突に呆れられてるの⁉︎」ガーン





こうして、楽達のちょっとエッチで甘酸っぱい夏の思い出は幕を閉じるのだった…。



















その夜。


そこには、大海原をあてもなく漂う2つの樽があった。




舞子「ねぇ万里花ちゃん、今俺たち地球のどの辺にいるんだろうね…」プカプカ


万里花「知りませんよ…周りを見ても水平線しか見えませんし…」プカプカ


舞子「誰かぁ…」プカプカ


万里花「助けてくださいまし…」プカプカ




千棘達に恥をかかせた罰として縄で縛られたあげく樽に入れられ、海に捨てられた舞子と万里花。



2人が無事に日本に帰れたかどうかは、また別の話…。











END


後書き

読んでいただきありがとうございました!感想などコメントお待ちしています。


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シュウヤさんから
2016-05-24 09:35:26

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2016-05-24 09:35:26

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1: シュウヤ 2016-05-24 09:35:59 ID: Sj3YX-Gv

原作に沿った素晴らしいラブコメでした


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