2015-10-23 16:32:49 更新

概要

不慣れな所が沢山ありますが良ければ見てください。五部の主人公が徐倫だったら、という物語です。一応全員救済予定。


康一「あの…聞きたいんですけど、

市内までタクシー代いくらぐらいか

わかりますか?」





駅員「4000円5000円ぐらいかな」





康一「どうも」





『仕事』の内容というのは…


この写真の少女を探しだすこと…

名前は『汐華 徐倫』15歳

名前は和名だが、日本人の血が混じっている

イタリア人らしい。

全寮制の中学に在学し…住所もわかっている。




そして『奇妙な…』というのは…



承太郎『その少女の「皮膚の一部」を

採取してほしいんだ康一くん…』





承太郎 『SPW財団にその少女の体質を調べて

もらうためにね』







『承太郎さんはなぜこの少女を調べているのか?』詳しくは言いたがらなかった…




康一「ぼく、あんまし古い国って、興味ない

んだよね…さっさとバイト済ませて

パリのディズニーランドでも行こっと」




タクシー乗り場へ足を進めていると

ふいに声をかけられたのだった。






??「ねぇ、アンタ タクシー探してるの?」





康一「えっ?ぼくに、言ってる?」





??「そうよ、他にタクシーを探してる奴

見当たらないでしょ?」




??「それに、今なら安くしておくけど?」





声のした方を振り返るとタクシーに寄りかかりながらぼくを見ている女の子が居た。


こんな偶然があるのだろうか…こうもあっさりと見つかるだなんて。





康一「!き、君はっ」





??「何よ人の顔を指差して。てかアンタ

タクシーに乗るの?乗らないの?

いい加減決めてくれない?」





康一「えっあ、のっ乗るよ!

でも君に質問があるんだ!」





徐倫「質問?まぁいいわ、荷物は前の席に

アナタは後ろの席に座って」



康一「わかった、ちゃんとぼくをホテルまで

送り届けてほしいんだ。」




康一「それと今からする質問に正直に答え

てもらいたい、これはとっても重要な

事なんだ。」




徐倫「そうねぇ…質問には答えられそうにはな

いけど、ちゃんと送り届けるわ…」



康一「えっ?」




徐倫「空っぽのバックだけ、だけどね」





荷物を言われた通りに前の座席に乗せた瞬間

車のエンジンが音おたてタクシーは勢い良く走って行ってしまった。




康一「まっまさか!待てっ!!」






グイッ




康一「えっ?」チラッ





康一「なっ何なんだこれは…!ぼくの体が…

体の一部が糸になって、そこの街灯に

巻き付いている!!」






ーー



徐倫「ふぅ、簡単に騙せるなんて…

あの日本人、マヌケね」




チラリとバックミラーで後ろを確認すれば

あの日本人は走って追って来るわけでもなく

只突っ立っているのが見えた。



あの日本人には悪いけど、私のスタンドで体の一部部分だけ糸にし

気付かれないように近くにあった街灯に結びつけて来たのだった。





徐倫「それにしてもアイツ、私を知った風な

口振りだったけど何だったのかしら…」





徐倫「まぁいいわ、バックは此処にあるし

ここまで来たらもう大丈夫ね」


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2018-08-24 20:03:17

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