2020-11-27 13:25:28 更新

概要

修正完了(2020/11/27)
この作品は【単独行動隊提督 6】の続きです


前書き

提督

【過去大きなミスを犯したと言って自ら単独行動隊に入った変わり者】
【目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い単独行動隊の一人】
【首にはいつもネックレスをしてるところが特徴】
【そのネックレスの形も特徴的で1と6の形した数字が飾られている】
【単独行動隊 66番 コードネーム:a maverick 通訳:はぐれ者】
【現在は単独行動隊を辞めて南我原鎮守府の提督をやっている】
【瑞鳳の過去を気になっているが瑞鳳が話してくれるまで待っている】
【過去伊19以上に酷かったことがあるらしく、夜雷が鳴ってる外に出ると怖がる】


瑞鳳

【仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母)】
【配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着任する事が決まった】
【提督の過去を少し知っている】
【過去 元横須賀鎮守府の秘書であり、元提督の事や横須賀鎮守府の事を聞いたり、話したり、思い出したりすると性格が急変する】
【自分の過去を少し提督に話している】


金剛

【いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦)】
【配属は東我原鎮守府に決まっていたが移動が決まって、今回の提督の元に着任した】
【提督の過去を少し知っている】




【元気が良くて悪戯好きな艦娘(駆逐艦)】
【元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督の過去を少し知っている】




【礼儀正しく少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦)】
【元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督の過去を少し知っている】


東提督

【東我原鎮守府の女提督】
【艦娘思いの強い一面もあり、かなり人気のある提督】
【過去 南提督に金剛を取られた事で取り返す為 南に演習を挑んだが敗退(七体一 東が七)
その上、雷と電も取られた】
【南方海域で第一艦隊がやられそうになった時に南提督に助けてもらって南提督に惚れた】
【南提督の過去を少し知っている】
new【過去 辛い事があったらしいが誰にも話していない】
B:Dって事は教えておくわ
W:キュッとしてるわ!
H:…(小さくて悪かったわね?)


加賀

【ご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原のクール艦娘(正規空母) 】
【東我原の艦娘だが元同僚の金剛、雷、電が南我原に居るので時々遊びに来る…が、最近は時々ではなくほぼ毎日来ている気がするが…】


赤城

【加賀と同じくご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原の艦娘(正規空母)】
【加賀と同じく 南我原に遊びに来るが飯目的で来る ちょっと限度を考えて欲しい(南)】


青葉

【南提督の元艦娘だった現在東我原の艦娘(重巡)】
【提督の過去を一番多く知っている一人…だが、南提督の過去を話そうとはしない 上官に口止めされているのもあるが悲しすぎると言うこともあって口を開かない】
new【瑞鳳の情報も知っているみたいだが元提督より酷いと言って話そうとはしない】


明石

【工作関係を得意とする東我原鎮守府の艦娘】
【南提督の換装【重速度形装甲】を治した本人でもある】
【南提督の換装が珍しかったらしく同じのを作ろうとしているマニアック】


提督(北)

【北我原鎮守府の提督】
【南提督とは馴染みで昔南提督の鎮守府に良く遊びに来ていた元気っ娘】
【過去 人間同士の戦争が起こっていた村で生まれ、本当の兄貴が殺され上官に助けられた】
B:聞いたら殺す!(Aカップ)殺す!!
W:体重は気にしてるから痩せてるわ!
H:でかいのかしら?


神通

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡)】
【いつもおとなしい感じが目立つ】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】


那加

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡)】
【私はアイドルと言うところが一番目立つ元気っ子】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】


瑞鶴

【南提督loveの元南提督の艦娘(正規空母)】
【南提督を見かけた瞬間どこでも構わず抱きついてくる】
【過去 初代提督に五航戦は要らないと言われ鎮守府から追い出され捨てられた…だが、南提督が拾い 面倒を見てくれた事がきっかけで好きになった】
【初代提督は南提督がなんとかしてくれた為 復讐することなどは考えていない】
【青葉程ではないが皆より多少多く知っている】


翔鶴

【瑞鶴の姉で南提督の元艦娘(正規空母)】
【おとなしい性格でいつも瑞鶴の面倒を見てる】
【過去 合同作戦を失敗した事があるが南提督が解決してくれたことがきっかけで惚れた】
【青葉程ではないが皆より元提督のことを知っている】


提督(西)

【西我原鎮守府の提督】
【無口でいつも静かに本を読んでる事が多い】
【性別 不明】


不知火

【元南提督の艦娘 今は西提督の艦娘(駆逐艦)】
【いつもクールでなかなか表情を崩さないところが特徴】
【南提督に睨みつけを教えた本人でもある】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】



上官

【本部の最高指揮官 総本部とは別の指揮を取る者】



武蔵

【大和型戦艦で二番目に強い最強の艦娘(戦艦)】
【いつも上官の補助をしている】
【出番は少なめなのであまり書くことがない為、この前の作品と同様またもや出番があるか不明】
武蔵 「(もう言うだけ無駄になってきた気が…)」


吹雪

【元南提督の艦娘(駆逐艦)】
【現在は単独行動隊管理者の指揮者をやっている】
【瑞鶴と一緒で提督loveな所はあるが瑞鶴と違って人前など二人になれない場所では大胆に抱きついてきたりはしない …だが、二人っきりになった時は大胆になる】
【南提督の過去は青葉と同じくらい知ってる】



night

【単独行動隊の一人】
【艦娘に手を出して軽犯罪を受けて捕まった変態…だが紳士である(手を出したと言っても性的な意味)】
【南提督とは仲が良く、共に戦闘を行動した事もある】
【身体能力は南提督程ではないがなかなか高い】
【南提督の睨みつけは効かない+駆逐艦程度の攻撃はほぼ当たらない】
【武器は対敵艦隊型三十cm大砲とサーベル】
【南提督の過去は南提督が【誰にも知られて欲しくない事】を知っている(それ以外は良く知らない)】






伊19(イク)

【南提督の妻の艦娘(潜水艦)】
【南提督がはじめて所持した艦娘でもある】
【提督が十九歳半の時に指輪を渡され結婚…だが、結婚してから半年後 轟沈した…】
【伊19が沈んでから四年 敵艦隊になった+死体又は残骸が見つかったという情報がない為 生きているかは現在不明】












翔鶴 「嫌なこと、ですか?」


提督 「あぁ だからさっき瑞鳳に抱きついたのは雷が鳴ったから抱きついたんだ 納得したか?」


瑞鶴 「…怖くて抱きついたってこと?」


提督 「そういうことだ」


翔鶴 「なぜ雷を苦手になったんですか?昔は平気でしたよね」


提督 「…あぁ 昔はな……」


瑞鶴 「…提督?」


提督 「…」


瑞鳳 「…」


翔鶴 「(…元提督 今までに見せたことない悲しい顔をしてるわ 伊19の時より凄く悲しそうな顔…伊19の時より酷いことなんてあったかしら?)」


翔鶴 「(…気になるけど元提督は話す気じゃないみたいね 無理に聞くのはやめておきましょう)」


翔鶴 「元提督 話せないのなら無理に聞こうとはしませんので安心して下さい」


提督 「…そうか?」


翔鶴 「はい ただ私達は元提督が瑞鳳に抱きついていた事を聞きたかっただけなので、それがわかった今これ以上聞く気はありません」


提督 「…そうしてくれるとありがたいな 俺もこの事だけは話したくない」


翔鶴 「了承しました」


提督 「瑞鳳 今日はありがとな?自分の部屋に戻って風呂入って休んでくれ」


瑞鳳 「わかりました それでは先に部屋に戻ります」


提督 「また明日もたのむ」


瑞鳳 「はい おやすみなさい」


タッタッタッ…



提督 「翔鶴と瑞鶴はもう風呂に入ったのか?」


翔鶴 「はい 提督のシャワールームを使わせてもらいました 勝手に使って申し訳ありません」


提督 「別に構わないよ シャワーぐらい」


瑞鶴 「提督のシャンプーいっぱい使っちゃった!提督が使ってると思ったらつい半分以上使っちゃった ごめんね?」


提督 「…なんでそんなに使った?」


瑞鶴 「いやー 今日の夜は提督と寝るから念には念に…ね?」(〃ω〃)テレテレ…(/ω・\)チラッ


提督 「なに照れてんだよ てか俺は北と寝るから二人は空き部屋で寝てくれ」


翔鶴&瑞鶴 「「えぇー!!!?」」


提督 「えーじゃねぇよ!てか翔鶴まで驚いてんじゃねぇよ!」


翔鶴 「だって!久々に元提督と寝れると思っていたので…私楽しみにしていたんですよ!?」


提督 「知らんわ!」


瑞鶴 「提督!提督さんの隣でもいいから寝よ?!」


提督 「そこまでベッド広くないから無理 二人は空き部屋で寝てくれ」


翔鶴 「元提督と一緒に寝たいです!お願いします!!」


提督 「無理だから!あの狭いベッドでどうやって四人も寝るんだよ!」


瑞鶴 「…空き部屋のベッドを持ってきて隣に置くとか?」


提督 「どんだけ一緒に寝たいんだよ…」


翔鶴 「こんだけ寝たいんです!」 (`・ω・´)ドャッ


提督 「…たのむから空き部屋で寝てくれ」ハァ…


翔鶴&瑞鶴 「「えぇー!!!!」」


提督 「俺は早く風呂入って妖精の所に行かないといけないから行くな」タッタッタッ…


瑞鶴 「提督素っ気なーい!!」


翔鶴 「そこで素っ気ないって使うかしら?」


提督 「…あっ」ピタッ


翔鶴 「どうかしましたか?元提督」


提督 「やべ 東にドアぶっ壊したこと 謝るの忘れてた……」


瑞鶴 「ドア壊したの!?なんで!?」


提督 「ちょっと壊さないといけなかったから…今電話して謝っとかないと」



プルルルル… プルルルル…


提督 「っん 電話か 誰からだ?」スッ


着信:青葉


提督 「青葉?なんでまたあいつから」ピッ


提督 「もしもし」


青葉 『もしもし 元提督ですか?』


提督 「あぁそうだ どうした?何かあったのか」


青葉 『ドアのこと忘れてませんか?』


提督 「…うん ちょうど今思い出した」


青葉 『やっぱり…』ハァ…


提督 「東怒ってたか?」


青葉 『いえ、怒ってはいませんでしたけど壊れたドアを見ながら『ドアが…』と言ってました』


提督 「…」


青葉 『あのドアは特注品で提督のお気に入りでしたからね?よほどショックを受けてたかと思います』


提督 「マジかよ…それは悪いことをしたな いくらドアを壊さないと入れなかったとはいえ、東のお気に入りだったとはなぁ」


青葉 『今明石さんが治しているので大丈夫ですが今度提督とあった時に罪滅しだと思って何かしてあげて下さい』


提督 「そうだな そうするよ」


青葉 『よろしくお願いします』


青葉 『話しは以上です それでは』


提督 「おう 知らせてくれてありがとな?」


プツッ…


提督 「…」スッ


翔鶴 「電話は青葉さんからですか?」


提督 「あぁ ドア壊したことを伝えてくれたよ」


瑞鶴 「ふーん」


提督 「俺は行くから二人はどこの空き部屋を使うか決めといた方がいいぞ それじゃ」タッタッタッ…



翔鶴 「…」


瑞鶴 「…提督と一緒に寝たかったなぁ」(´・ω・`)ショボーン


翔鶴 「ほんとね…」(´・ω・`)ショボーン













提督の部屋



ガチャッ


提督 「やっと風呂に入れる…」ハァ…


提督(北) 「あっお兄ちゃんおかえりなさい!」スクッ タッタッタッ…


提督 「ただいま 今は抱きついてくるなよ?服びちょびちょだから」


提督(北) 「凄いびちょびちょだね 早くお風呂入って風引かないようにしてよ?」


提督 「分かってるよ それじゃ風呂に入ってくるよ」タッタッタッ…


提督(北) 「お兄ちゃん 私の着替えはタンスの一番下に入ってた服一式貰ったから!」


提督 「あいよ」ガチャッ


提督 「…あっそうだ」


提督(北) 「? どうしたの?」


提督 「吹雪と加賀と赤城はまだ居るのか?」


提督(北) 「吹雪は帰ったけど加賀と赤城はまだ食堂に居るんじゃないかな?」


提督 「…まだ飯食ってんのか?あいつら」


提督(北) 「んーん 多分金剛達とティータイムしてるんだと思う ご飯食べ終わってからずっと紅茶飲んでたから」


提督 「何時間ティータイムしてるんだよ…さすがにしてないだろ?」


提督(北) 「うーん…」


提督 「…まぁいいか 後で見に行ってみるか?それじゃ風呂入ってくる」タッタッタッ…


提督(北) 「はーい 行ってらっしゃーい」 パタンッ


提督(北) 「…さてと!私はいつでも寝られるようにベッドの準備をしとこっと!」










数十分後…



ガチャッ


提督 「ふぅ…良い湯だった」タッタッタッ…


提督(北) 「あっお兄ちゃんやっと上がったんだね!もうベッドの準備は出来てるよ!」


提督 「気が早いな でもまだ寝ないぞ?」


提督(北) 「えぇっ!?なんで!!」

Σ(゚д゚)


提督 「俺が風呂に入る前に言っただろ?加賀達がなにしてるかを見に行くって」


提督(北) 「…そう言えば言ってたね」


提督 「それと妖精に防具頼んでたからそれも見ないといけないからすぐには寝れない あと一時間ぐらいは無理だからな」


提督(北) 「えぇー!?あと一時間も!!」


提督 「一時間ぐらい我慢しろ それが無理なら先に一人で寝てろ」


提督(北) 「お兄ちゃん冷たーい!そんなんだと女の子に嫌われちゃうよ?」(`・н・´)


提督 「はいはい それじゃ俺は加賀達を見てくるから北は先に寝たければ寝ててくれ」タッタッタッ…ガチャッ


提督(北) 「二人の時は名前で呼んで?お兄ちゃん」


提督 「…あいつらの様子を見に行ってくる【小春】」


提督(北) 「うん!行ってらっしゃい」


パタンッ



提督(北) 「…えへへ〜!久々に名前で呼んでもらったなぁ」(//∇//) テレテレ


提督(北) 「やっぱり名前で呼んでもらった方が良いなぁ?でも提督の身分で名前を明かしちゃいけないからなぁ?…なんでだろ」


提督(北) 「早く帰ってこないかなお兄ちゃん 待ち遠しいなぁ」ゴロンッパタパタ… ベッドに寝っ転がって足をパタパタさせてる


提督(北) 「ああぁぁぁぁぁ…」ゴロゴロ…













工房



タッタッタッ…


提督 「妖精 いるか?」タッタッタッ…


妖精 「あっ提督 やっと帰ってきましたね」


提督 「あぁ 頼んでおいた防具だけど」


妖精 「出来てますよ 軽量サイズで作ることに成功しました!」


提督 「その防具はどこに?」


妖精 「こっちです 付いてきてください」


タッタッタッ…








工房ー提督の換装置き場



妖精 「これです」タッタッタッ


攻撃型装甲用アーマー 「」提督の換装の隣には鎧が置かれている


提督 「これか?」


妖精 「艦載機や対空系の機関銃程度ならほぼ防げます ただ重巡や戦艦の砲撃は多少衝撃を抑えるだけで全部抑えることが出来ないうえ、一回食らっただけで壊れるからそれだけは気をつけてください」


提督 「やっぱり軽量形にするとそうなっちまうか」


妖精 「そうですね この重さで戦艦の砲撃も防げる防具を作るのは相当難しいです」


提督 「だよな でも艦載機や対空系の機関銃が防げるだけでもありがたいな ありがとな妖精」


妖精 「お役に立ててなによりです!」


提督 「よし!次の戦闘時にはこれを着て行ってみるか」


妖精 「行く時は気をつけてくださいね」


提督 「わかってるよ!それじゃ妖精 今日はもう遅いし早めに休んでくれ」


妖精 「はい わかりました」


提督 「それじゃ おやすみ」


妖精 「おやすみなさい」


タッタッタッ…





攻撃型装甲の防御力+5(詳しくは後書きの枠をお読みください)









食堂



金剛 「ヘーイ!クッキーのお代わり出来たネー!」ザー…


加賀 「」ガツガツバクバク!!…


赤城 「」ガツガツバクバク!!…


雷 「…凄いわね 加賀さんと赤城さんの食欲」


電 「なのです…」


金剛 「お代わり持ってきたネ!」タッタッタッ…カタッ


加賀 「ありがとうございます金剛さん」モグモグ…


赤城 「ん〜!金剛さんのクッキー美味しいです!」モグモグ…


金剛 「まだまだ作るから沢山食べるデース!」


加賀&赤城 「「はい!」」



提督 「…まだティータイムやってたのかお前ら?」タッタッタッ…


金剛 「oh!提督お帰りネ どこへ行ってたんデスか?」


提督 「あれ?瑞鳳から聞いてないのか 俺が東我原に行ってたこと」


金剛 「なにも聞いてないデース」


提督 「雷と電も聞いてないのか?」


雷 「何も聞いてないわよ?」


電 「聞いてないのです」


提督 「(…あいつ誰にも話してなかったのか?)」


金剛 「なんで東我原鎮守府に行ってたんデスか?」


提督 「ちょっと東に呼ばれてな まっ大した用事じゃなかったけどな」


加賀 「…」


赤城 「…」


提督 「ちなみに東は怒ってたぞ?加賀、赤城」


加賀&赤城 「「っ!!」」ドキッ!!


提督 「理由は分かってるよな?帰ったら謝っとけよ」


加賀&赤城 「「…はい」」


金剛&雷&電 「「?」」


提督 「それじゃ俺は先に寝るからお前らも早めに寝ろよ」


電 「もう寝るのですか?」


提督 「あぁ 北が早く寝ようってうるさいからな だから今日は早めに寝る」


雷 「っえ!?一緒に寝るの?!」


提督 「めんどくせぇけどな まっそういう事だからおやすみ」タッタッタッ…


金剛 「おやすみなさいデース」


金剛 「…」


雷 「…司令官って意外と大胆ね?女性と一緒に寝るなんて」


金剛 「ほんとデース」


赤城 「大胆なんでしょうか?」モグモグ…


加賀 「金剛さん お代わりをお願いします」モグモグ…


金剛 「了解ネー!」タッタッタッ…













提督の部屋



提督(北) 「あぁ〜!!お兄ちゃんが帰ってこない〜…」ゴロゴロ…


提督(北) 「早く一緒に寝たい〜!!」ゴロゴロ…


提督(北) 「お兄ちゃ〜ん!!」ゴロゴロ…



ガチャッ


提督 「…」


提督(北) 「あっお兄ちゃんおかえりなさい!ずいぶんと早かったね?まだ20分も経ってないよ」


提督 「お前がうるさいから早く帰ってきたんだよ てかお前の声通路まで聞こえてたからもっと静かにしろ」パタンッ


提督(北) 「だってお兄ちゃんが早く帰ってこないから…」

( ー̀ н ー́ )ムス⋯


提督 「人のせいにするな それでもう寝るのか?」ポスン


提督(北) 「うん!夜更かしは肌の天敵だから早めに寝る!」


提督 「夜更かしって…まだ8時(20時)なんだけど?」


提督(北) 「私はいつもこのくらいの時間帯で寝るよ?」


提督 「それで俺を巻き込むのやめてくれ…」ハァ…


提督(北) 「…いやなの?私と一緒に寝るの」ウル…


提督 「…別に嫌じゃねぇよ だから涙目になるのやめろ」


提督(北) 「…ほんと?」グスッ


提督 「ほんとだよ だから泣くな」


提督(北) 「…うん!」ニコッ


提督 「まったく…ほら、さっさと寝るから布団の上に乗ってないで中に入れ」


提督(北) 「また昔みたいに抱きついて寝ていい?」


提督 「もう子供じゃないんだから抱きついて寝る必要はないだろ」


提督(北) 「…だめ?」ウル…


提督 「だから涙目になるのはやめろって言ってるだろ!」


提督(北) 「だって…」ウルウル…


提督 「だからやめろって言ってるだろ!わかったよ 抱きついて寝ていいから涙目になるのやめろ!」


提督(北) 「…ほんと?」グスッ


提督 「あぁほんとだよ だからもう泣くのをやめてくれ…」ハァ…


提督(北) 「わーい!ありがとうお兄ちゃん!」ガバッ


提督 「まったく…」


提督 「(はぁ…結局いつも通り流されちまった 小春は俺が女の泣き顔は苦手な事知ってるからな?俺も甘いな)」ハァ…


提督(北) 「お兄ちゃん早く!小春は準備万端だよ!」カモンカモン


提督 「はいはい よっと」ゴソゴソ…パサッ


提督(北) 「〜♡」///


提督 「電気消すぞ?」スッ


提督(北) 「うん!」


カチッ


提督 「おやすみ 小春」


提督(北) 「おやすみなさい お兄ちゃん!」ギュー













夜中ー本部 上官室



上官 「…」カリカリ…


上官 「ふぅ…やっと終わったわい これで今日の仕事は終わりだな」カタッ


上官 「後は書類整理して分ければ終わりじゃな あともう少し…」



プルルルル…プルルルル…


上官 「っん?こんな時間に電話か 一体誰からじゃ」スッ



着信:東我原提督


上官 「…東?珍しいのう こんな時間に電話してくるなんて」ピッ


上官 「もしもし」


提督(東) 『もしもし上官?夜遅く電話してごめんなさい』


上官 「別に構わんよ それよりどうした?何かあったのか」


提督(東) 『ちょっと南の事で聞きたいことがあるの』


上官 「…a maverickのこと?」ピクッ


提督(東) 『今日南が私の所で夕食を食べたんだけど その時に北の過去話を聞いたの』


上官 「…北の過去話を?」ピクッ


提督(東) 「うん 昔北のお兄さんが殺されたって話し…その話をした後に【南の顔が急変したの】」


提督(東) 『すごく暗い顔…伊19の時の話しをした時より悲しそうな顔 なにか知らない?』


上官 「…お主 a maverickから伊19の話しを聞いたのか?」


提督(東) 『最初は瑞鳳から聞いたわ 瑞鳳が口を滑らせて私に教えてくれたの』


上官 「…」


提督(東) 『それで何か知らない?伊19の時よりひどかった事って何かあるのかしら 知っていたら教えてもらえない?青葉に知らないか聞いたんだけど…』


【青葉 それだけは絶対に言えません 伊19以上に辛かった事は一つだけありますが口が裂けても言えません】


提督(東) 『って言われちゃって…』


上官 「…青葉が知ってる?いやそれはありえない その事はわしとa maverickしか知らんはず…なぜ青葉が知ってる?」


提督(東) 『…上官?』


上官 「東 悪いがわしから話せる事はなに一つない 聞くなら南から聞くが良い」


提督(東) 『聞き辛かったから上官に聞いたんだけど…』


上官 「わしからでは話せない あ奴の…a maverickの【最悪の過去話】はな」


提督(東) 『…最悪の過去?』


上官 「用件はそれだけか?それだけなら切るぞ」


提督(東) 『っえ?あっはい…』


ブツッ…



上官 「…」スッ


上官 「…変じゃのう a maverickの幼い時の過去を知ってるのはわしとあ奴自身だけなはずなんじゃが…いや、あと伊19も知ってるか?」


上官 「だとしても青葉が知ってるのはおかしい あ奴が青葉にまで教えるとは思えない…」


上官 「……聞いてみるか」スッ


ピッピッピッ


プルルルル…プルルルル…ガチャッ


青葉 『どうも!青葉です 上官から電話してくるなんて珍しいですね?まぁ大体予想はついていますが』


上官 「わかっているなら話しが早い お主はa maverickの最悪の過去を知っているのか?」


青葉 『はい 知っています』


上官 「あ奴から聞いたのか?」


青葉 『…はい 元提督から教えてもらいました』


上官 「…そうか お前さんにも話したのか あ奴の幼い時の過去を……」


青葉 『…っえ 提督の幼い時のこと?』


上官 「っえ 違うのか?」


青葉 『全然違います と言うか今思ったんですが、なぜ上官が知ってるんですか?【この事は私と吹雪さんしか知らないはずですが】』


上官 「…っえ?」


青葉 『上官 提督の幼い時の事とは何ですか?私初めて聞きましたが』


上官 「…それを答える前に聞くがお主はあ奴の最悪の過去の事を知ってると言ったよな?」


青葉 『はい 言いましたが』


上官 「お前さんが知ってるあ奴の最悪の過去の事とは一体なんじゃ?」


青葉 『…申し訳ありませんがそれは話せません』


上官 「なんでもいい それに関連してる事でもいいから教えてもらえないか」


青葉 『…』


青葉 『関連してる事でしたら…艦娘が関係しています』


上官 「…艦娘が関係してる?」


青葉 『はい これ以上は言えません 申し訳ありません』


上官 「…わしが知ってる事と全く違う」


青葉 『…っえ?』


上官 「青葉 情報交換をしないか」


青葉 『…情報交換?』


上官 「わしが知ってるあ奴の最悪の過去とお主が知ってるあ奴の最悪の過去が違うから青葉が知ってるあ奴の最悪の過去を知りたい」


青葉 「わしが知ってるあ奴の最悪の過去をお主に教えるから青葉が知ってるあ奴の最悪の過去を教えてもらいたい 駄目か?」


青葉 『…』


上官 「強制はしない どうする?」


青葉 『…上官が知ってる元提督の過去は私のと違うんですか?』


上官 「わしが知ってるあ奴の過去は艦娘が関係してないから違うと思う あ奴が幼い時の事だからのう」


青葉 『…』


上官 「…どうする」


青葉 『…元提督を出汁に使うのは気が引けます ですが元提督の幼い時の過去を知る為にはそうするしかなさそうですね?』


上官 「ということは」


青葉 『情報交換をします 私の知ってる事も教えますので上官が知ってる事も教えてください』


上官 「交渉成立だな?わかった 話そう」


青葉 『まずは私から話します【元提督の過去…伊19に続いて出た艦娘の犠牲者の話しを!】』













真夜中ー提督の部屋



提督 「…」起きてる


提督(北) 「すぅ…すぅ…」南の隣で抱きつきながら寝てる


提督 「…寝られねぇ てか小春はいつまで抱きついてんだよ?」


提督 「やっぱり無理して早く寝ようとするもんじゃないな 眠たくない時に寝ようとしても寝れるわけがない」ヨイショット 北の腕を外して起き上がる


提督(北) 「すぅ…すぅ…」


提督 「…小春は寝てるな?てか今何時だ」スッ


時計 『現在時刻 深夜一時過ぎ』


提督 「…もう一時か 早く寝ないと明日また起こされるな」


提督 「…まぁいいか とりあえず夜風にでも当たってくるか」ヨット タッタッタッ…













南我原鎮守府付近ー浜辺



ザザァ…ザザァ……



提督 「…どこら辺に座るか どこでもいいんだけどやっぱり寄っかかれる場所が良いんだよな どこかに良い場所はないか…」ザッザッザッ…


提督 「…それにしても さっきまで雷が鳴ってたっていうのに今は雲一つないな よかったよかった」


提督 「…おっここがいいな ここに座るか」ヨイショット 岩が置いてある所に背中をくっつけて座る


提督 「ふぅ…」



ザザァ…ザザァ……


提督 「…」


提督 「(夜風に当たるだけなんて久しぶりだな…何年ぶりだろうか?まぁそんな事はどうでもいいか)」


提督 「(伊19…本当に生きてるのかな 四年以上経った今でも見つかない さすがに希望が薄れてくる)」


提督 「(死体どころか残骸のひとつも見つからない だからまだ生きてると思ってるが、ほんとに生きてるのかな?)」


提督 「…今は夜風に当たってきてるんだからそんな事考えてないで早く寝れるようにしよう」


提督 「………」


ザザァ…ザザァ……













朝ー提督の部屋



チュンチュン…チュンチュン…


コンコン


瑞鳳です 提督朝ですが起きてますか?


シーン…


…入りますよ?


ガチャッ…



提督(北) 「すぅ…すぅ…」


瑞鳳 「…あれ?北提督さんしかいない 珍しくもう起きてるのかな?」


瑞鳳 「でも食堂の方には来てないけど、どこに行ったんだろ」


瑞鳳 「もうすぐで朝食の時間だから探しに行こう」パタンッ…


提督(北) 「すぅ…すぅ……」←起こし忘れている








浜辺



ザザァ…ザザァ……


提督 「…っん」スゥ…


提督 「…あれ 俺…なんでここに?」


提督 「…そうだ 夜眠れなかったから夜風に当たりに来てそのまんま寝ちまったのか」


提督 「…んんっ!」グググッ!!


提督 「…ふぅ」コキッコキッ


提督 「久々に一人で起きれたな いつもは瑞鳳に起こされてたから目覚めがいいや」


提督 「…潮風に当たり過ぎて髪がガサガサになっちまったな 朝食作る前にシャワー浴びてこよ」ザッザッザッ…








通路



提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…そういえば小春と一緒に寝るって言いながら最初の方しか寝てないな まっ別にいいか)」


提督 「ふぁぁ…」



瑞鳳 「…あっ提督!」タッタッタッ


提督 「っん?瑞鳳か おはよう」


瑞鳳 「おはようございます どこへ行ってたんですか?鎮守府内を探しても見当たりませんでしたが」


提督 「昨日の夜眠れなくてな 夜風に当たろうと思って浜辺に出て当たってたらそのまま寝ちまって…」


瑞鳳 「…浜辺で寝てたんですか」


提督 「あぁ おかげで髪の毛がガサガサだよ 早く洗って朝食作らないと」


瑞鳳 「朝食はもう出来ています なので髪を洗い終わったら食堂に来てください」


提督 「…相変わらず朝食作るの早いな 昔もこんなに早くから起きて作ってたのか?」


瑞鳳 「はい 朝食作りは私が担当でしたから朝は慣れています」


提督 「朝早く起きれる人が羨ましいよ 俺は朝だけは極端に弱いからなぁ…」


瑞鳳 「それは人それぞれなので仕方ありませんよ」


提督 「たしかにそうだな」


瑞鳳 「それでは私は先に食堂行ってるので提督も早めに来てください」


提督 「あぁ できるだけ早めに行くよ」


瑞鳳「それでは」タッタッタッ…


提督 「…さてと 早く髪洗って食堂に行くか」


タッタッタッ…








提督の部屋



ガチャッ


提督 「…」


提督(北) 「すぅ…すぅ……」ベッドの上に大の字で寝てる


提督 「…相変わらず小春も起きるのが遅いな てか寝相悪すぎだろ」


提督 「…まぁいいか いつもの事だし」タッタッタッ


提督 「小春 朝だぞ?起きろ」ユサユサ


提督(北) 「えへへ〜 お兄ちゃ〜ん…」ムニャムニャ…


提督 「お兄ちゃんじゃねぇよ 早く起きろ」


提督(北) 「ーん…んんっ?」スゥ…


提督 「起きたか もう朝だぞ」


提督(北) 「もう朝?まだ眠い…」ファァ…


提督 「早く顔洗って食堂に行ってこい 瑞鳳が朝食作ってくれてあるから」


提督(北) 「お兄ちゃん…」ゴシゴシッ


提督 「なんだ?」


提督(北) 「…おはようのチューして?」///ンー


提督 「…」


提督(北) 「お兄ちゃんはやく!」///ンー


提督 「…もう子供じゃないんだからそんな事しねぇよ」


提督(北) 「えぇー!?昔はしてくれたのに!!」


提督 「今と昔を一緒にするな 俺は髪洗ってから食堂に行くから先に行っててろ」


提督(北) 「お兄ちゃん冷たーい!!」


提督 「冷たくてけっこう」タッタッタッ…ガチャッ


提督(北) 「糞ガキお兄ちゃん!」


提督 「」ピクッ


提督(北) 「ばーかばーか!お兄ちゃんの糞ガキ!ガキりんちょ!!」


提督 「…おい小春」クルッ


提督(北) 「っ!!!?」ビクゥッ!!!!


提督 「俺に糞ガキって言葉は使うなって…昔言わなかったかなぁ?おい」

(╬ ಠ 益ಠ)ピクピク


提督(北) 「〜〜っ!!!!」コクコクコクコクッッ!!!!


提督 「次言ったらマジでキレるからな わかったな?」


提督(北) 「わかった!わかったからその顔やめて!!怖いよお兄ちゃん!!」プルプル!!


提督 「まったく…」タッタッタッ…パタンッ


提督(北) 「っ…」プルプル…


提督(北) 「(お兄ちゃんの顔…ものすごく怖かった もう言わないようにしよう)」ガタガタ…








数十分後…



ガチャッ


提督 「ふぅ…いい湯だったな」タッタッタッ…パタンッ


提督 「小春は…食堂に行ったか ここにいないってことは」


提督 「なら俺も早く食堂に行って朝食にするか」タッタッタッ…


プルルルルル… プルルルルル…


提督 「んっ電話か 一体誰からだ」スッ


着信:馬鹿


提督 「…上官か 出撃命令か?」ピッ


提督 「もしもし」


上官 『おっす!a maverick 元気しとるか?』


提督 「今のところはな それよりどうしたんだ 出撃か?」


上官 『それもあるがもう一つある』


提督 「もう一つ?なんだよ」


上官 『吹雪の事なんじゃが…昨日わしの所に来てのう いきなり単独行動隊管理者をやめたいと言ってお主の元に戻りたいと言ってたんじゃが』


提督 「俺は別に構わないけど単独行動隊管理者って簡単にやめられるものなのか?」


上官 『本来ならよほどの理由がないと辞められないがわしがなんとかする それでお前さんの所に着任させていいのか?』


提督 「吹雪が来たいって言うなら俺は許可する 上官が単独行動隊管理者の件をなんとかしてくれるならな」


上官 『わかった それじゃ吹雪は今日着任させるから頼むぞ』


提督 「っえ 今日?いくら何でも早くないか 吹雪だって準備ってもんがあるだろ」


上官 『それがのう…昨日わしの所に来る前にはもう準備していたらしいんじゃ』


提督 「…荷物をか?」


上官 『あぁ…すぐにでも行けるようにと言っておったよ 辞めれなかったらどうするんじゃよ』ハァ…


提督 「たしかに…」


上官 『まっとにかく この電話が終わったらすぐにでも吹雪に電話するからおそらく昼ぐらいには到着するだろ』


提督 「ずいぶんと早いこと」


上官 『それと出撃なんじゃが、北方海域で見たことのない敵艦が現れたと言う情報が何件か送られてきてのう それを調べてきて欲しいんじゃ』


提督 「…見たことない敵艦?どんな感じの敵なんだ」


上官 『情報によると…なんか、子供みたいな敵艦だと聞いたな』


提督 「子供?」


上官 『深海棲艦の駆逐艦イ級みたいな顔をして常に三人で行動しているらしいんじゃ』


提督 「イ級みたいな顔?…それってイ級じゃないのか?」


上官 『それが違うみたいなんじゃ なんか人型みたいな形をしているらしいんじゃ』


提督 「人型ってヲ級やレ級みたいな感じか?」


上官 『それの子供版みたいな感じだな』


提督 「なるほど それを倒せばいいのか?」


上官 『いや、今回は捜索だけでよい なんの情報もないのに無知の状態で戦うのは危険じゃから見つけたらその報告をするだけでいい』


提督 「わかった まだ他にはあるか」


上官 『とくにない それじゃ頼むぞ』


提督 「了解」


ブツッ…


提督 「…見たことない敵艦か どんな敵艦なんだ?イ級みたいは顔をした人型の子供って言ってたけど全然想像つかない」スッ…


提督 「まっ見ればわかるか とりあえず朝食食べに行こう」タッタッタッ…













食堂ー朝食中



加賀&赤城 「「おかわり!」」スッ


瑞鳳 「本当によく食べますね おかげでうちの鎮守府のお米の減りが早いです…」ツカミ


瑞鶴 「私もおかわりちょうだい!」モグモグ…


瑞鳳 「はーい ちなみにおかわりは大盛りにしておきますか?」ツカミ


加賀&赤城&瑞鶴 「「大盛りでお願い(するわ)!」」


瑞鳳 「わかりました」タッタッタッ…


加賀 「はぁ…ご飯は美味しいのに五航戦が居るだけで不味くなります てかなんで五航戦がここに居るんですか?」ギロッ


瑞鶴 「それはこっちのセリフよ なんであんたが朝っぱらからいるのよ?気分悪いわ」ギロッ


加賀 「私は金剛さん達が元気でやってるかを確かめに来てるのよ あなたは何の理由もないでしょ?」


瑞鶴 「私はここの提督が元提督だったから来てるのよ てか金剛さん達を見に来てるだけなら朝食なんか食べなくてもよくない?こんな朝早くから来る必要ないでしょ」



金剛 「また始まったデース 本当に二人は仲が悪いネ」モグモグ…


雷 「ほんとそれね?」モグモグ…


電 「でも喧嘩するほど仲が良いと言うのです!」モグモグ…


提督(北) 「無理があるような…」モグモグ…


翔鶴 「…」モグモグ…


加賀 「あぁ本当に目障りです 今すぐにでも艦載機をぶつけたいです」


瑞鶴 「奇遇ね?私もあなたを爆撃したいと思ってたわ」


加賀 「…」スッ そばに置いておいた自分の弓を手を取る


瑞鶴 「…」スッ 同じく以下略


提督(北) 「ちょっ!?二人とも!!」



ガンッ!!


加賀&瑞鶴 「「っ!!!?」」ビクッ!!


瑞鳳 「…今は朝食中です もっと静かに食べてくれませんか?もしくは食べ終わってからにしてくれませんか」おかわりのご飯をテーブルに強く叩きつけた


加賀 「…」


瑞鶴 「…」


瑞鳳 「赤城さん どうぞ」コトッ


赤城 「ありがとうございます」


瑞鳳 「それで最後にしてくださいね もう炊飯器の中に入ってたご飯全部なくなったので…」


赤城 「あら そんなに食べてたの?」


瑞鳳 「そうなります なので今三人に渡した分で最後です」


赤城 「わかりました まだちょっと物足りないですがこれで最後にします」


瑞鳳 「お二人も聞いてた通り もうご飯はないのでお願いします」


加賀 「…わかったわ」


瑞鶴 「…了解」


金剛 「凄いデース!瑞鳳あの二人を止めたデース!」ヒソヒソ


提督(北) 「なかなかやるわね」ヒソヒソ


翔鶴 「…」モグモグ…



提督 「今日もいい匂いするな」タッタッタッ…


金剛 「oh!提督 helloデース!」


雷 「遅いわよ!司令官 もっと早く起きないと!」


電 「おはようございます 司令官さん」


提督(北) 「おはよー!お兄ちゃん」


瑞鶴 「提督おはよー!♡」


翔鶴 「おはようございます 元提督」


加賀 「おはようございます 南提督」


赤城 「ふぉはようふぉはぁいふぁふ!」【通訳:おはようございます!】


提督 「おはよう あと赤城食べながらしゃべるな」


瑞鳳 「提督 朝食は加賀さん達に食べられないようにレンジの中に締まってあります」


提督 「わかった」タッタッタッ…


加賀 「なんてことをしてくれるんですか 私たちのご飯を!」


赤城 「ホントよほんと!私たちの僅かなご飯を!」


瑞鳳 「散々食べた人達が何言ってるんですか!加賀さん達のご飯はもう終わりです!」


加賀 「拷問ですね ひどいです」


赤城 「拷問だ!拷問だ!瑞鳳は拷問魔だ!」


瑞鳳 「なんで私が悪くなってるんですか!明らかに加賀さん達が悪いですよね!」


提督 「瑞鳳 そいつらの話しを一々間に受けてたらキリない 放っておけ」タッタッタッ…カタッ 自分の朝食を持ってきて北提督の隣に座る


加賀 「南提督もひどいです 二人して私達のご飯をとるなんて」


提督 「お前らのご飯じゃないから これは俺のだ」


赤城 「南提督のご飯は私達のもの!私たちのご飯は私たちのものです!」


提督 「瑞鳳 次からこいつらに出すご飯は作らなくていいぞ」


瑞鳳 「わかりました」


加賀 「ちょっ!?冗談です!冗談なのでそれはやめてください!」


赤城 「私のご飯がー!!」


提督 「うるせぇな!飯ぐらい静かに食わせろ!」


加賀 「…わかりました」


赤城 「…」( ´•ω•)


提督 「…てか、お前らは昨日帰ったのか?朝からここにいるけど」モグモグ…


瑞鳳 「私が泊まらせました 昨日雷がひどかったのであのまま帰らせるのは危険だと思い、空き部屋で寝泊りするよう言いました 勝手な真似をして申し訳ありません」


提督 「別に構わない 昨日の雷はかなり強かったからな あのまま帰ったとしても無事に帰れるか分からないから泊まらせて正解だ」モグモグ…


瑞鳳 「それなら良かったです」


提督(北) 「ねぇねぇお兄ちゃん 今日はひまかな?暇なら一緒に遊びたい!」


提督 「暇じゃねぇよ てかお前は自分の鎮守府放ったらかして良いのかよ?」


提督(北) 「大丈夫!神通に提督代理をやらせてるから平気だよ!」


提督 「艦娘にやらせるなよ…」


提督(北) 「だからお兄ちゃん 今日は一緒にあそぼ?」


提督 「だから暇じゃないって言ったろ 今日はやることがあるんだよ」


瑞鳳 「出撃ですか?」


提督 「…いや 上官が本部に来てくれって連絡が来てな だから朝食食べ終わったらすぐに行かないのいけないんだ」


金剛 「本部にデスか?何かあったんでしょうか」


提督 「さぁな そこまではわかんねぇが今日も自由にしてていいぞ」モグモグ…


雷 「それじゃ電 部屋に戻って遊ぶわよ!」ガタッ タッタッタッ…


電 「っえ!?お姉ちゃん待って欲しいのです!」カタッ タッタッタッ…


金剛 「食器は私が片付けておくデース!」カチャカチャ…


瑞鳳 「ありがとうございます それじゃすみませんがお願いします」カチャカチャ タッタッタッ…


提督 「それと瑞鳳 今日の昼頃新しく艦娘が着任してくるから部屋一つ掃除しておいてくれないか」


瑞鳳 「急ですね 誰が来るんですか?」


提督 「元俺の所にいた吹雪だ 今日の朝上官連絡があってな だから部屋一つ頼む」


瑞鳳 「わかりました」


瑞鶴 「吹雪が来るの!?なんで!吹雪は単独行動隊管理者やってるでしょ!!」


提督 「昨日辞めたらしい」モグモグ…


瑞鶴 「簡単に辞めれるものなの!?単独行動隊管理者って!」


提督 「上官がなんとかしてくれたらしいぞ どうやったかは知らんが」


瑞鶴 「いいなぁ!私も提督の所に戻る!!」


提督(北) 「ちょっ!?」


翔鶴 「瑞鶴が行くなら私も付いていくわ」


提督(北) 「止めて!?二人は私の鎮守府の中で最高戦力者なんだから二人がいなくなったら本気でヤバイよ!!」


瑞鶴 「提督さん 今までありがとうございました」


翔鶴 「ありがとうございました」


提督(北) 「お兄ちゃーん!!!!」ガバッ!!


提督 「ご飯食ってる時に抱きつくな!瑞鶴と翔鶴も一々からかうんじゃない!」


瑞鶴 「からかってなんかいないわよ?ねぇ翔鶴姉」


翔鶴 「えぇ 戻れるなら戻りたいです」


提督(北) 「お兄ちゃーん!!!!」ギュゥゥ!!


提督 「…」


瑞鳳 「(…大変ですね 提督も)」ヒソヒソ オニイチャーン!!!! ウルセェナ!イチイチダキツクチカラヲツヨクスルナ! ダッテ…


提督 「はぁ…」モグモグ…


提督 「ごちそうさま 瑞鳳、俺が留守にしてる間鎮守府を頼むぞ」カチャカチャッ…カタッ


瑞鳳 「わかりました」


提督(北) 「お兄ちゃーん…」 コンゴウナニヤッテルンダ?


瑞鶴 「…ねぇ瑞鳳 ちょっと聞いていいかしら?」 ティータイムノジュンビネー!


瑞鳳 「はい なんでしょう」 オマエホントスキダナ?コウチャ


瑞鶴 「なんか提督 瑞鳳を頼りにしてるけど…まさか提督と出来てる?」ジー コウチャハサイコウナノミモノデース!!イツナンカイノンデモアキナイデース!!


瑞鳳 「……はい?」 イヤ、ナンカイモノンダラミカクガワカラナクナッテオイシクナクナルダロ?


瑞鶴 「なんかそんな感じがするのよ 提督って結構モテるし…それで提督と出来てるの?」 ソンナノカンケイナイネー!!ムリニデモアジヲワカラセルネー!!


瑞鳳 「いやできてないですが…」 イヤムリダロ…


瑞鶴 「ほんとに?」 ジャー…


瑞鳳 「はい 本当です」 カチャカチャッ


瑞鶴 「…」(‹●›_‹●›)ジー


瑞鳳 「(目が怖い…)」


翔鶴 「瑞鶴 瑞鳳がそう言ってるんだから出来てないのよ 信じてあげなさい」


瑞鶴 「でもなんか怪しくない?提督と近いって言うかなんていうか…」


提督(北) 「私も出来てないと思うよ なんか雰囲気的に違うって感じがする」


瑞鶴 「…そう?」


翔鶴 「瑞鶴 元提督が最も愛していた人は伊19だけなのよ?伊19がいなくなったからって提督が他の人を作るなんて私には考えられないわ」


瑞鶴 「…それもそうね 提督が伊19以外に作るとは思えないわ」ウーン…



提督 「それじゃ俺は本部に行ってくるから留守は任せたぞ」キュッ


瑞鳳 「帰りは遅くなるんですか?」


提督 「多分遅くなる もしかしたら夜中になるかもしれない」フキフキ タッタッタッ…


瑞鳳 「わかりました 気をつけて行ってらっしゃい」


提督(北) 「あ〜あぁ お兄ちゃんと遊びたかったなぁ…」ハァ…


翔鶴 「仕方ありませんよ また元提督がお暇な時に来ましょう」


瑞鶴 「せっかく提督とイチャイチャラブラブ出来ると思ったのに…」ハァ…


翔鶴 「…ほんとね」ハァ…


瑞鳳 「…」←もう何も突っ込む気しない


金剛 「まぁまぁ?そんなに落ち込んでないで私の紅茶を飲むネー!」タッタッタッ…カタッ


提督(北) 「紅茶!?」(๑✧ꈊ✧๑)キラーン


瑞鶴 「…美味しそうね いただくわ」コトッ


翔鶴 「ありがとうございます 金剛さん」コトッ


金剛 「どう致しましてデース!」


提督(北) 「ん〜!!やっぱり紅茶最高!!」 カガサンドウゾデース!! アリガトウゴザイマス


翔鶴 「提督紅茶好きですからね 良かったですね!」 アカギサンモドウゾデース!! アリガトウゴザイマス


提督(北) 「うん!」


加賀 「金剛さん おかわりください」


赤城 「私も下さい!」


金剛 「了解ネ!瑞鳳の分も作ってあるから飲むデース!」カタッ タッタッタッ…


瑞鳳 「はい ありがとうございます」













工房



提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…瑞鳳達には本部に行くって言っちまったがほんとは出撃なんだよな あまり嘘はつきたくないがほんとの事言うと絶対付いてくるからな…艦娘を使いたくないから嘘をついたけど ちょっと罪悪感が来るな)」


提督 「(…にしても気になるな 見たことない敵艦…イ級みたいか顔をした人型の子供 一体どんな奴なんだ?)」


提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…そう言えば、伊19とあいつが最後に出撃したカレー洋制圧戦の時に帰ってきた他の奴から聞いた言葉…)」


提督 「(【謎の敵艦隊に襲われたって言ってたな)】」


提督 「【(確かあいつらの情報だと回避率は抜群なうえ雷装が異常だって言ってたな…まさか同じ奴か?)】」


提督 「(【でも子供じゃなく馬鹿でっかかったって言ってたからな 別の奴かもれない】)」


提督 「…まっ行けばわかるか 行かないとわからねぇ」


提督 「…」タッタッタッ…


提督 「(…万が一 回避と雷装が異常な奴だった場合は……!!)」ギリッ!!



ヒィっ!!


提督 「…っん?」


妖精 「…提督 顔怖いです怒ってるの?」プルプル…


提督 「あっいや!?別に怒ってない 安心してくれ」アタフタ


妖精 「…ほんと?」


提督 「あぁ だからそんな怯えなくても平気だ 怖がらせて悪かったな」


妖精 「なら良かったです 提督の歩いてる姿が見えたので挨拶をしようかと思い近づいたんですが…いきなり顔が怖い顔になったので私何かやったかなと思いました」


提督 「悪いわるい 別に怒ってないからさっき怖い顔を見たのはもう気にしないでくれ」


妖精 「わかりました …それで、提督は何のようでここに?」


提督 「俺の換装を取りに来たんだ 今から本部に行かないといけないから装備しにな」


妖精 「本部に行くんですか?気をつけてくださいね」


提督 「忠告どうも 今日の仕事もないから自由でいいからな」


妖精 「いいんですか?」


提督 「あぁ 構わないよ」


妖精 「わかりました それじゃ自由にさせてもらいます!」


妖精 「なにかありましたら声掛けてください それでは」タッタッタッ…


提督 「…さてと 俺も換装を着て行くか」タッタッタッ…スチャッ 重攻撃型装甲を装備する













北方海域ー海上走行中



ザー…


提督 「…」ザー…


提督 「………」キョロキョロ


提督 「…今のところ見かけないな 謎の敵艦隊どころか深海棲艦も」


提督 「ここら辺じゃないのか?他の場所を探してみるか 北方海域は広いから全部は見れねぇが」ザー…















一方南我原鎮守府では…



工房



瑞鳳 「よいしょっよいしょっ!!」ズシッ!! 袋いっぱい入ったゴミ袋を運んでる


瑞鳳 「ふぅ…やっとここまで来れた 今まで溜めてたゴミを一気に焼却炉で燃やそうと思って持ってきたはいいけど…」


大量のゴミ袋 「「デデドン!!」」大型のゴミ袋十個分一気に運んでる


瑞鳳 「多いなぁ…個別に持ってきた方が楽だったかも」


瑞鳳 「…もう遅いけど」ハァ…



…ズイホウサン?


瑞鳳 「っん?」


妖精 「なにやってるんですか?そんな大きな袋を持って」タッタッタッ


瑞鳳 「妖精さん ちょうどいいところに来てくれました!」


妖精 「はい?なんでしょう」


瑞鳳 「今焼却炉って使ってますか?」


妖精 「使ってますよ 昨日出たゴミ(ペンギン)を今燃やしています」


瑞鳳 「このゴミもお願いできますか?」


妖精 「構いませんけど…かなり多いですね?」


瑞鳳 「今までの分を全部持ってきたので多くなってしまって…」アハハ…


妖精 「持ってくるの大変でしたでしょ」


瑞鳳 「かなり大変でした…」ハァ…


妖精 「手伝いますよ 二つぐらいしか持てませんが」ヨイショット


瑞鳳 「二つだけでもありがたいです ありがとうございます」


妖精 「それにしても瑞鳳さんも大変ですね 皆さんのご飯を作ったりゴミを持ってきたり」タッタッタッ…


瑞鳳 「慣れてますから 昔もご飯作ったり掃除したり、皆さんの体調管理を見たりしてましたから!」


妖精 「…むかし?」


瑞鳳 「あっなんでもないです 聞かなかったことにしてください」


妖精 「?」


瑞鳳 「……あれ?」ピタッ


妖精 「どうしたんですか?」


瑞鳳 「…提督の重攻撃型装甲がなくなってる なんで?」


妖精 「さっき本部に行くって言って着て行きましたよ」


瑞鳳 「攻撃型装甲を着てですか?」


妖精 「はい」


瑞鳳 「(本部に行くのに攻撃型装甲?なんで速度型装甲で行かなかったのかな 別に戦うわけじゃないのに…)」


妖精 「…瑞鳳さん どうしたんですか?そんなに険しい顔して」


瑞鳳 「あっいえ 何でもありません 気にしないでください」


妖精 「そうですか?あっ険しい顔と言えば 提督がここに来た時もものすごく怖い顔をしてました」


瑞鳳 「提督が?」


妖精 「なんか獲物を狩るような目付きで凄く怖かったです…私なにかしたのかなと思いましたが違ったみたいです 今思えばなんであんな怖い顔をしてたんでしょうか…」ウーン


瑞鳳 「(獲物を狩るような目?…そう言えば 今日の朝食の時、上官から本部に呼ばれたって言ってたけど…上官の事を馬鹿って呼んでなかったっけ?)」


瑞鳳 「(なんで今日は上官の事をあの馬鹿って呼ばなかったんだろ それに本部に行くだけなら速度型装甲でもいいはず…なのに攻撃型装甲で行った)」


妖精 「…瑞鳳さん?」


瑞鳳 「(それに妖精さんが提督がここに来た時に獲物を狩るような目をしてたって言ってたし もしかしたら…)」


妖精 「瑞鳳さんどうしたんですか?さきほどより険しい顔をして」


瑞鳳 「妖精さん 非常に申し訳ないんですがこのゴミをお願いします」スッ ゴミをその場に置いて携帯を取り出す


妖精 「っえ?あっはい…わかりました」 タッタッタッ…


妖精 「…急に険しい顔をして行っちゃった どうしたんだろう?」


妖精 「それにしても…瑞鳳さん ちょっとこれは酷いよ……」ハァ…



瑞鳳 「(提督は本部に行くって言ってたけど明らかにおかし過ぎる 本部に行くだけなら速度型装甲で行くはず)」ピッピッピッ…


瑞鳳 「(もし提督が嘘を付いていたとしたら出撃しかありえない 急いで調べないと!)」プルルルル…プルルルル…













数時間後…



提督 「…」キョロキョロ ザー…


提督 「…まったく見当たらねぇ てか敵が近くに居る気配すらしねぇ」


提督 「他の海域に行っちまったのか?同じ海域にいつまでもいるとは限らねぇからな」


提督 「さすがに他の海域まで行くのはめんどいからここら辺で帰ろうかな…」


提督 「…いや、もう少し探索してみるか もしかしたら俺が探してる敵かもしれねぇし」ザー…



プルルルルル…プルルルルル…


提督 「っん 電話か 誰からだ」スッ


着信:上官


提督 「おっ?丁度いいタイミングでかかってきたな あの馬鹿」ピッ


提督 「もしもし」


上官 『おっす!a maverick もう出発しているか?』


提督 「あぁ 今捜索中だよ 三時間ぐらい捜索してるけど敵一人いねぇよ」


上官 『敵一人居ないか…やはり毎回いるわけじゃないか』ウーン


提督 「まだ捜索を続けるか?もうしなくていいなら帰るけど」


上官 『そうじゃのう それだけ探してもいないなら今日は帰宅してよい すまなかったのう?無駄な時間になってしまって』


提督 「別に構わねぇよ 出撃で時間が無駄になることなんか普通なんだからな」


上官 『それとさっき瑞鳳から電話があったんじゃが』


提督 「…瑞鳳から?」ピクッ


上官 『あぁ お主瑞鳳たちに本部に行くと言ったらしいじゃないか 偵察任務なのに』


提督 「仕方ないだろ そう言わないと絶対あいつら付いてくんだから」


上官 『別に良いではないか 瑞鳳たちが付いて来ても』


提督 「俺は艦娘を使いたくない 艦娘を使うぐらいなら俺一人でなんとかする それが俺の考えだ」


上官 『…そうか まぁお主の考えをどうこう言うつもりはない でもなるべく艦娘と一緒に戦った方が効率良く戦えると思うぞ?』


提督 「…たしかにそうかもしれないな でも俺は艦娘を使いたくない 効率が悪かろうが良かろうが関係ない 艦娘を使いたくない事には変わりない」


上官 『…』


提督 「瑞鳳にはなんて言ったんだ?偵察任務のこと話したのか」


上官 『あぁ あ奴には嘘つけんからな 付いたとしてもほぼバレるからお主に偵察任務の命令を出したと言った』


提督 「…てことは、おそらくこっちに向かってる可能性が高いな……」ハァ…


上官 『お主の面倒を見るよう言ったからのう あ奴は面倒見の良い艦娘じゃからお主を見るよう頼んだんじゃ なかなか出来た艦娘じゃろ?』


提督 「俺にとってはなんでここまで面倒を見るのかわからない あいつは元々横須賀鎮守府の艦娘だろ?なんで俺の面倒をここまで見てくれるんだか」


上官 『…』


提督 「…なぁ上官 俺は気になるんだよ?なんで瑞鳳の元提督 横須賀鎮守府の提督は島流しされたのか 普通は単独行動隊に入れられるんじゃないのか?なんで島流しにされたんだ」


上官 『…』


提督 「瑞鳳はまだ教えてくれなさそうだからまだ聞けないけど 教えてもらったとしたら…俺はどうすればいい?それがわからない」


上官 『…そう難しく考えんでも瑞鳳から過去の事を聞けばお主はなにをすれば良いかわかるはずじゃ だから瑞鳳が話してくれるまで…な?』


提督 『…そうだな 瑞鳳が話してくれないことにはどうしようも出来ないからな 気長に待つとするよ』


上官 『それが賢明な判断だな それじゃ今日は偵察を終了して帰還してよいぞ』


提督 「あぁそうするよ それじゃ…」



キャハハ!!キャハハ!!…


提督 「…っん?」 キャハハ!!キャハハ!!…


上官 『どうした?』


提督 「…笑い声 こんな海上で?」


上官 『…笑い声?』


提督 「ちょっと調べて来るから切るぞ」


上官 『っえ?ちょっま』


ブツッ


提督 「…」スッ


ザー…













北方海域ーとある孤島近くの海上



ザー…


? 「キャハハ!キャハハ!」ザー…


?二 「キャハハ!キャハハ!」ザー…


?三 「キャハハ!キャハハ!」ザー… 同じ形をした深海棲艦らしき者たちと戯れてる



提督 「…なんだあの敵 あんな子供みたいな奴初めて見たぞ?」チャプ…チャプ… 謎の敵艦隊から数百m離れた場所に姿勢を低くして見てる


提督 「(上官が言ってた通り 顔がイ級みたいな顔をした子供…目に見えるだけだと三人いるな)」



? 「キャハハ!キャハハ!」ザー…


?二 「キャハハ!キャハハ!」ザー…


?三 「キャハハ!キャハハ!」ザー…



提督 「……あいつらなにやってんだ ただ遊んでるだけか?」


提督 「近くに孤島があるけど…あそこを拠点としてるのか?でもあいつら以外いる感じがしないな 手入れされてる様子がない…」


提督 「装備は【酸素魚雷】…だけか?雷巡艦隊…じゃなさそうだな 今まで見てきた雷巡チ級とは全く異なる 大きさが明らかにちがう」


提督 「(雷装装備、謎の敵艦隊…まさかな あのとき伊19達と出撃して帰ってきた神通達からは巨大な謎の敵艦隊に奇襲を受けたって言ってた あいつらは誰がどう見ても子供…だからあいつらじゃないと思うけど)」


提督 「…ちがうよな たぶん」



…トントン


提督 「…っん?」背後から肩をつつかれる


?四 「…」他の奴とは違い白いマフラー付けた?が提督の後ろに立って肩をつついた


提督 「っな!?」ザーッ!! 驚いて瞬時に距離を取る


提督 「(嘘だろ!?いつから後ろにいた!俺が背後取られるなんて…全然気がつかなかった!)」スチャッ!! サーベルに手をかけて戦闘態勢に…


?四 「…」


提督 「…?」


提督 「(…なんだ この敵艦 攻撃してこない…いや、それ以前に敵意を感じない……?)」


?四 「…」


提督 「…なぁ ちょっと聞いていいか?」


?四 「…」


提督 「(反応なしか…警戒してるのか?慎重に話してみるか)」


提督 「お前は敵か?」ズバッ!!←単刀直入


?四 「…」


提督 「(…て言っても答えるわけないか 敵かと聞いて『はい敵です』なんて言う奴はいねぇな)」


?四 「…」


提督 「(…さっきからこいつ黙りっぱで動かないけどなにか考えてるのか?表情がわかりにくいから全然わかんねぇ…)」


?四 「…」


?四 「」ニヤッ


提督 「っ!」 バシュシュシュンッ!!!!!!



?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」バシュシュシュンッ!!!! 三位一体で酸素魚雷を発射させる


提督 「あぶねっ!!」ザーッ!! すぐさまその場から動き酸素魚雷を避ける


提督 「(やっぱり攻撃してきたか!でも酸素魚雷なら避けられる)」



?四 「…」 シュゥゥ…… 酸素魚雷が向かってくるが微動だにせず上手く当たらず通り過ぎる



提督 「(あいつはさっきから動かないけどなに考えてんだ?さっきにやけたかと思ったらまた無表情に戻ったし…)」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」バシュシュシュンッ!!!!!!


提督 「酸素魚雷なんかで俺を倒せると思ったら大間違いだぞ!」スー…スチャッ サーベルを構える



提督 「」ザーッ!! 猛スピードで海上を走りひとりの?に近づく


? 「っ!!?」


提督 「まず一人…」スゥ…


提督 「はっ!!」ザンッ!!


?一 「っ!!」バチャンッ!!ブクブク… 換装の一部を切り離されてその一部が海に沈む


提督 「(よし!これで一体はもう攻撃できない あとは二体…)」ザー!!



?二 「キャハハ!!キャハハ!!」ザーッ!! 提督に向かって突っ込んでくる


提督 「うぉっと!?」ザーッ!! 横に移動して突っ込んできた敵を避ける


提督 「(突っ込んできやがったか これは予想外の攻撃だな 一瞬驚いた)」スー…スチャ サーベルをもう一本抜いて二刀流にする



?三 「キャハハ!!キャハハ!!」カチャカチャ…スッ ?に自分の酸素魚雷を渡す


? 「キャハハ!!キャハハ!!」スチャッ 受け渡された酸素魚雷を装備する



提督 「(装備を切り離した奴に自分の装備を渡すか…戦力を欠けさせないようしてるみたいだな でも!)」ザーッ!!



?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」バシュシュシュンッ!!!!!!


提督 「だから酸素魚雷なんかで俺を倒せると思ったら大間違いだ!!」ザーッ!!



?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」バシュシュシュンッ!!!!


提督 「無駄だって言ってるだろ!!」バシャンッ サーベルを海の中に突っ込む



酸素魚雷 「」シュゥゥーッ!!!!…


提督 「全部返してやるよ!」


提督 「【剣技 弾返し!!】」ガキキキキキィン!!!!! 酸素魚雷をサーベルで持ち上げて全て空高く跳ね返す



酸素魚雷 「「」」ヒュンヒュンヒュンヒュン… 上空から?たちに向かって酸素魚雷が降ってくる


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザーッ!!…バチャンバチャンバチャンッ!!!! 跳ね返した酸素魚雷は?に当たらず海の上に落ちる


提督 「(やっぱり当たるわけないか そりゃあそうだよな 見えて遅く近づいてくる弾に当たる奴なんかいねぇよな)」


提督 「(あの時のレ級達は抜いて…)」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー!!… 三体同時に提督に向かって突っ込んでくる


提督 「丁度いい これで終わらすぜ!」スチャッ


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー!!ス…チャッ 突っ込みながら酸素魚雷を構える


提督 「(突っ込みながら酸素魚雷を撃つ気か…でも!)」ニヤッ


提督 「ブースト全開!!」ザッパァン!!!! 足に付いてる換装ブースターを利用して空高く宙に舞う



?一二三 「「キャハハ!?」」


提督 「行くぜ!」スチャッ


提督 「【高速 装備剥ぎ取り斬り】」バシュー!!!! ブースターを一気に吹かせて?たちに向かっていく



サンッ!!!! 相手の装備してる全ての酸素魚雷に目掛けて素早く切りつける…が


?一二三 「「」」シュンッ 提督の攻撃を全て紙一重で避ける


提督 「なっ!!?」バシャンッザー…


提督 「(ばっバカな 今の攻撃を避けただと?高速で切りつけたのに!?)」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」バシュシュシュンッ!!!!


提督 「っち!」ザー!!…ジャキッ 距離を取り酸素魚雷を避けながら機関銃を構える


提督 「(食らうかわからねぇがあいつらぐらいの装甲ならおそらく多少は食らうだろ さすがにこれは避けられないはず!)」


提督 「くらえっ!!」バババババッッッ!!!!!!



?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ヒュンヒュンヒュンヒュン… 乱射して飛んでくる機銃の弾を一発も当たらないで全て避ける


提督 「嘘だろ!?乱射で撃ってるのに当たらないだと!!」バババババッッッ!!!!!!


提督 「(こいつらどんだけ避けが上手いんだよ!!化け物か!?)」バババババッッッ!!!!


提督 「っち!しかたねぇ」ジャキッスゥ… 機関銃をしまい片目をつぶる


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…


提督 「(片目だけだと効果は薄いが何秒かは動けなくなるはずだ その隙にミサイルを撃ち込めば!)」


?一二三 「キャハハ!!キャハハ…」ザー…


?一二三 「「…」」スゥ… 動きを止めて笑うのもやめて眼をつぶる


提督 「…っえ」


提督 「(なっなんだ なんで急に笑うのをやめて動きを止めた?いやそんな事はどうでもいい!!)」


提督 「(なんで眼をつぶった?今俺が睨みつけを使おうとしてるのがわかったのか!?)」


提督 「(なぜだ!!普通の奴なら目に海水が入ったのかとか もしくは何やってるんだこいつみたいな感じをする筈なのになぜわかった!?)」


?一二三 「「…キャハハ」」


?一二三 「「キャハハー!!」」ザー!! 目をつぶりながら提督の周りを走り出す


提督 「やべっ!?」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー!!… 提督の周りをぐるぐる回りはじめて閉じ込める


提督 「(っち 敵に隙を作っちまった…失敗した!)」


提督 「(片目つぶったままじゃ戦いにくい 一旦解くか…)」スゥ… 目を開けて睨みつけを解く…


?一二三 「「キャハハー!!」」ザーッ!! 睨みつけを解いて目を開けたと同時に提督の元に突撃しに行く


提督 「なっ!!?」スチャッ 瞬時にサーベルを構えて突っ込んでくる?に警戒する


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザーッ… 提督がサーベルを構えた瞬間後ろに下がり距離を取る


提督 「(なんだこいつら 今俺が睨みつけを解除した瞬間に突撃しようとしてきたか!?)」


提督 「(なんで俺が睨みつけを使おうとしたことや解除したことがわかったんだ!?マジでわかんねぇ!!)」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…


提督 「(…落ち着け またパニクったら相手の思うツボだ 相手が俺の行動をわかってるからって慌てんじゃねぇ)」フゥ…


提督 「(…しかし なんでこいつらは俺の動きがわかるんだ?こいつらに技を披露したことなんてない…いや、それ以前にこいつらに会うのは今日初めてだ 俺の動きを知ってるわけがない…ならどこでどうやって知ったんだ?)」 ザー…


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…



?四 「…」離れたところからずっと立ち止まって動いていない


提督 「(…あいつはさっきから動いてないけどなにやってるんだ?指揮をとってるわけじゃなさそうだし 攻撃だってしてこねぇ…一体何の為にあそこで突っ立ってる)」


提督 「(とりあえず先にこいつらを倒さねぇとな しかしどうやって倒す?こいつらの回避率は異常に高い…逆になんで最初の攻撃は当たったんだ?今思えばおかしいな)」


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…


提督 「(…今はそんな事を考えてないでこいつらを倒す事を考えよう でもどうやって攻撃を当てる?機関銃は当たらないからミサイルやバズーカを撃っても当たるわけがない だとしたらサーベルで斬りつけるか?いやさっきみたいに避けられるのがオチだ だとしたらどうするか…) ザー…



?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…


提督 「…」


提督 「(…仕方ない あまり使いたくないがやるしかなさそうだな このままじゃやられる)」


提督 「…悪く思うなよ?謎の敵艦 少々痛い目に遭うけど死にはしないから安心しろ」スゥ… 再び眼をつぶり睨みつけの準備に入る


?一二三 「「キャハハ!!キャハハ!!」」ザー…


提督 「(あぁ…使いたくねぇ 片眼だけでも使いたくねぇ これ使ったら…あいつら痛がるだろうなぁ ほんと使いたくねぇ)」


提督 「(でもこのままじゃ俺がやられるだけだ 敵には悪いけど使わせてもらう)」


?一二三 「「キャハハー!!」」ザー!! 三方向から提督の方に突っ込んで……


提督 「…」スゥ…





ヒュオォォォォッッッ!!!!!!






バババァンッッ!!!!!!


?一二三 「「っ!!!?」」大破



提督 「…禁技 睨みつけ」ギンッ!!


? 「キャハハ!キャハハ!?」ザー!!…


?二 「キャハハーっ!?」


?三 「キャハハ!!キャハハー!!」


提督 「お前達の負けだ 大破したんだからさっさと自分の居場所に帰れ」


? 「…キャハハ キャハハ?」


?二 「「キャハハ キャハハ…」


?三 「キャハハ キャハハ」


提督 「(…なんだ?こいつらさっきからキャハハしか言わないが…キャハハしか喋れないのか?)」


?一二三 「「キャハハーっ!!!!」」ザーッ!!!!



提督 「あっ逃げた」


提督 「…結局なんだったんだ?あの敵艦隊 よくわかんねぇ奴らだったな」


提督 「…」パチッパチッ… 睨みつけを使った眼を閉じたり開けたりして異常を確かめる


提督 「眼に異常はなさそうだな 痛くもないしちゃんと開く よかった…」


提督 「(手加減するとよけいな負担がかかって眼が悲鳴上げるからな だからほんとは本気出した方が楽なんだよな)」


提督 「…まっそれはともかく 早く帰って上官に報告でもする…か……」



?四 「…」無傷で提督の近くに来て立っている


提督 「………」


提督 「(…嘘、だろ?本気の睨みつけを使ったのに……無傷?)」


提督 「【(ありえねぇ!!本気の睨みつけは目をつぶっててもダメージ与える事ができる範囲型攻撃なのに…どうやって避けた!!?)】」


?四 「………」


提督 「…お前、何者だ 俺の睨みつけを避けられる奴は数人しかいない…いや、それ以前に敵が俺の睨みつけの避け方を知ってる奴は誰一人いないはずだ どこで知った?」


?四 「…」


提督 「…て言っても答えるわけないか てか、さっきから思ってるんだがお前はなぜ俺に攻撃してこないんだ?敵じゃないのか」


提督 「敵意は感じないからこうやって聞いてるけど なにか喋って欲しいんだが…」


?四 「………」


提督 「(…どうしよう なんも話してくれない…この状況どうすれば)」


?四 「…大湊」


提督 「…っえ?」


?四 「…大湊警備府提督?」


提督 「っ!!」


? 「…」ここからは?で書きます(四は抜きます)


提督 「(なんでコイツ俺の元鎮守府を知ってる この前のヲ級もそうだがなんで俺の元鎮守府を知ってるんだ!!)」


? 「…違う?」


提督 「…なんで知ってんだ 俺が元大湊警備府提督だってこと」


? 「…もと?元ってことは…辞めちゃったの?」


提督 「それを答える前になぜ知ってるかを教えて欲しいんだが」


? 「…」


? 「…それは教えられない その理由を聞けば提とっ…あなたはどうなるかわからない」


提督 「…どうなるかわからない?それは一体どういう事だ 教えてもらえないか?」


? 「今は話せない【あなた自身でわかってもらわないと意味がない】」


提督 「…?」


提督 「(さっきから何言ってるんだ?この敵艦 この前のヤツと同様【俺自身で気づかないといけない】ってどういう事だ まったくわからん)」


? 「それじゃ私は行くね 提と…あなたが思い出してくれるまで待ってるからね」


提督 「ちょっと待て お前はなに言ってんだ?俺自身でわからないといけないってどういう意味だ この前のヲ級もそうだがなにか関係があるのか」


? 「…っえ ヲ級?」


提督 「あぁ この前あるヲ級がお前と一緒の事を言ってきた なにか関係があるのか?」


? 「…それは知らない ヲ級も私と同じ事を話してたのは知らないしわからない」


提督 「…そうか?」


提督 「(ヲ級とは関係ない?どういう事だ まったくわからん…)」


? 「…まぁヲ級はともかく あなたが思い出してくれるまで待ってるから私は行くね?それじゃ」ザー…


提督 「あっおい!ちょっと待て せめて一つだけ教えてくれ!」


? 「…なに?」ザーッ


提督 「お前らの名前はなんて言うんだ?それだけでもいいから教えてくれ」


? 「…」


小鬼群 「…小鬼群 それが私たちの名前だよ」


提督 「…小鬼群?」


小鬼群 「【じゃあね元提督 私は夜戦が好きだから夜に合わないようにね】」


提督 「…っえ」






? 『提督 私は夜戦好きだから巻き込まれないように気をつけてね!』




提督 「…お前 その言葉……」


小鬼群 「次会った時は殺し合いだから覚えておいてね それじゃ」ザー…


提督 「ーっま 待ってくれ!?お前は元々艦娘だったのか!?元艦娘ならお前は誰なのか教えてくれ!!」 ザー…


ザー… 反応なしのまま小鬼群は提督から離れていく



提督 「…また無視かよ なにか一言ぐらい言ってくれてもいいじゃないか」ハァ…


提督 「(でもあの言葉…アイツの言葉に似ていた 姿形は全然違うけど…)」


提督 「(…まさかな いやでもアイツ、元提督って言ってたよな?俺のこと)」


提督 「…まさかあいつは」



? 「そんな訳あるわけないじゃないですか 馬鹿なんですか?常識的に考えればわかりますよね」 提督の後ろから問いかけられる


提督 「っ!」バッ!!


妙高 「…お久しぶりです 元提督」ニタァ


提督 「…妙高!」ギロッ!!


妙高 「あらあら?怖いですね 人に会った瞬間に睨みつけてくるなんてどういう教育を受けたんですか?親の顔が見てみたいですね」


提督 「なんでお前がここにいる 俺の前には二度と現れるなって言ったよな?」


妙高 「会いたくて来たんじゃありませんよ 偶然ここに用があって来たら元提督がいたんです」


提督 「だったら一々俺に話しかけなくてもよかったよな」


妙高 「あら 私は独り言を言ってただけですよ?それに反応してきたのが元提督じゃないですか 間違えないでください」


妙高 「誰があんたみたいな糞艦娘殺しに話しかけますか?間違えるのも程々にしてください 糞ガキ駄目提督?」ニタァ


提督 「ーってめぇ!!」ビキッ!!


妙高 「あらあら 提督の癖に短気なんですか?ほんと駄目な提督ですね」


妙高 「その上あの敵艦の事を沈んだあの【糞娘】だと思って…」


提督 「」サンッ!! サーベルを妙高に振りかざす


妙高 「おっと あぶないですね」シュンッ 紙一重で避ける


提督 「俺の悪口を言うのはガマンするが艦娘の悪口を言うのは許さねぇぞ」スチャッ


妙高 「あら?私だって艦娘ですよ なら私のことも思ってサーベルを振りかざすのを止めてもらえないでしょうか」


提督 「誰がお前の事なんか思うか てめぇのことを思う時間があるなら他の艦娘の事を思ってるわ」


妙高 「ひどいですね 同じ艦娘なのに…差別にも程がありますね」


提督 「なんとでも言え お前だけは他の奴と同じ艦娘だと思いたくねぇ」


妙高 「あらあら 私は艦娘なのに艦娘だと思いたくないたいなんてどういう神経してるんですか?馬鹿なんですか?」


提督 「お前ほど馬鹿じゃねぇよ【仲間を殺そうとするお前ほどじゃな】」


妙高 「…まだあの事を怒っているんですか ねちっこいですねぇ ねちっこい人は嫌われますよ?」


提督 「ねちっこい?お前…それ本気で言ってんのか?ほんきで言ってんなら…」


提督 「【マジでキレるぞ?】」ギロッ!!


妙高 「構いませんよ その後どうなるかわかっているなら…ね?」ニタァ


提督 「…」スチャッ…


妙高 「…」スチャッ…



ていとくー!!


提督 「…っえ?」


提督(北) 「お兄ちゃーん!」ザー… 瑞鳳の背中に乗ってる


金剛 「どうやら間に合ったみたいデース!」ザーッ


雷 「もう!司令官はなんで一人で行っちゃうのよ 少しは私達を頼って欲しいわ?」


電 「なのです!」


提督 「…お前ら」


翔鶴 「…あら?そこにいるのは……」


妙高 「…あらあら これは懐かしい方もいますわね?」


瑞鶴 「っ!! あんたは!!」スチャッ!! 瞬時に弓矢を構えて狙いを定める


瑞鳳 「っえ!?ちょっ瑞鶴さんなんで弓を構えてるんですか!?」


翔鶴 「皆さん下がってください!」スチャッ!!


提督(北) 「翔鶴まで!?どうしたのふたりとも!!」


瑞鶴 「あいつは敵よ!同じ艦娘でもあいつは敵なのよ!!」


金剛 「っえ!同じ艦娘なのにデスか!?」


翔鶴 「そうです 過去に元提督の秘書官を沈めようとした裏切り者なんです!」


雷 「っえ そうなの!?」


電 「ひどいのです!!」


妙高 「あらあら?ひどいですねぇ 別に沈めようとなんかしてませんよ」


妙高 「本気で沈めようとは思っていましたがね?」ニタァ


提督 「てめぇっ!!」ググッ…


妙高 「うふふ!あの時は本当に惜しいことをしましたわ 私があなたの秘書官を演習試合(元提督の艦娘同士)で殺そうとしたのに…最後の最後であなた達が止めてきて殺せなかった…最悪ですよ」


提督 「なにが最悪だ!同じ艦娘を沈めようとする馬鹿はお前ぐらいしかいねぇ!!」


妙高 「あら もう一人いるじゃありませんか?私以外にももうひとり!」


妙高 「【…ねぇ 翔鶴さん?】」


翔鶴 「っ!?」ドキッ!!


全員 「「っえ!!?」」


妙高 「【あなた 過去に合同作戦のとき彗星を味方に撃って大破させたわよね?しかも豪快に】」クスッ


翔鶴 「あっあれは間違えて撃ってしまったんです!決してワザとじゃ…」


妙高 「普通間違えて撃つかしら?正規空母なのに間違えるなんてあなたそれでも正規空母なの?」


妙高 「索敵が得意な空母が間違えて打つなんてありえるかしら 私なら考えられないわ」


翔鶴 「そっそれは…」


提督 「翔鶴はあの時本当に間違えて撃っちまったんだ お前と一緒にするな」


妙高 「それはわからないですよ?私と同じで艦娘を殺そうとしてたのかもしれないわ」


翔鶴 「そんな事考えていません!被害妄想するのもいい加減にしてください!!」


妙高 「被害妄想?それはあなたの方じゃないの?」


妙高 「本当は艦娘を殺す事を考えていて それを話してしまえば元提督に嫌われてしまう…だからあなたはワザとじゃないって自分の中で無理やり思ってるんじゃないの?」


翔鶴 「違います!そんな事考えていません!!そのような事を考えるのはあなたぐらいです!!」


妙高 「…ぷっ!あーははは!!そんなムキになってるの?馬鹿じゃないの!」クスクス


翔鶴 「っ…この、減らず口が!!」ギリリッ!! 弓を限界まで引いて妙高に狙いを定める


提督 「落ち着け翔鶴 あいつに構うな あとで愚痴でも何でも聞いてやるから今は抑えろ」


翔鶴 「…わかりました」ググッ…


妙高 「あぁ本当におもしろい!あなた達をからかうのは本当におもしろいわね?」フフフッ



瑞鶴 「」バシュンッ!!


妙高 「遅いわよ」ヒュンッ


瑞鶴 「っち!なら次は当てるわ」スッ…スチャッ


提督 「瑞鶴落ち着け あんな奴をいちいち相手にしてたらキリがないぞ」


瑞鶴 「そうだとしても 提督や翔鶴姉の悪口を言うのは許せないのよ!」


瑞鶴 「あいつだけはぜったいに許さない 翔鶴姉やみんなを敵に回したことぜったいに許さない!!」


提督 「許せなくても落ち着け ここで理性を失ってがむしゃらに攻撃しても当たらない 相手の思うつぼだ」


瑞鶴 「ーっぐ!!」ギリッ!!


妙高 「あらあら 提督も短気なら七面鳥も短気なんですねぇ?これは笑いものですわ!」クスクス


瑞鶴 「っ…あんた 今なんて言った?」ピクッ


瑞鶴 「今七面鳥って言った?言ったわよね」ビキビキッ


妙高 「えぇ 言いましたわ?過去に七面鳥撃ちされた焼き鳥さん!!」クスクス


瑞鶴 「ーっぶっころす!!!」ギリリッ!!!! 弦を最大まで引いて確実に狙いを定め…


提督 「落ち着けって言ってるのがわからないか?瑞鶴 あいつの話しにいちいち耳を傾けるな」


瑞鶴 「だって!!」ギリ…ギリ…


提督 「あとで愚痴でも何でも聞いてやる だから今は抑えろ」


瑞鶴 「ーっち!!」スッ…


妙高 「あらあら撃たないんですか?っま 撃ったとしても当たりませんけどね?」クスクス


瑞鶴 「っ!!!!」ギリッ!!!!


提督 「妙高いい加減にしろよ それ以上艦娘に悪口を言うなら俺も本気でキレるぞ?」ギロッ!!


妙高 「別に構いませんよ ご自分の立場がどうなってもいいのでしたら…ね?」ニタァ


提督 「別に構わねぇよ 瑞鶴達の為なら自分の立場がどうなっても」


妙高 「…」スチャッ 20.3cm連装砲を構えて戦闘態勢に入る


提督 「…」スゥ… サーベルを構えて戦闘態勢に入る


翔鶴 「ちょっ元提督!?だめです!落ち着いてください!!」ガシッ!! 提督を抑える


瑞鶴 「提督が落ち着けって言っておいて自分がやろうとしてどうするのよ!?落ち着いて!!」ガシッ!!


提督 「大丈夫だよ ただ単に構えだけだから安心しろ」グググッ…


瑞鶴 「【いや絶対うそでしょ!!提督一回だけマジギレした事があるから あの時みたいなことになるんじゃないかと思って止めたんだけど!!】」


提督 「さすがに言葉の言い合いで本気でキレたりはしねぇよ それにあいつだって手を出してくればあいつ自身の立場だって危うくなるだろ」


妙高 「っ!」


提督 「しかも手を出す相手が上司となるとさらに自分の立場が危うくなる 最悪解体される事になるだろうな」


翔鶴 「…そう言われればそうですね 艦娘が上司に手を出したら刑罰は艦娘の方が大きいです」


提督 「俺が一方的にやれば話は別だがな お前だってわかってんだろ?妙高 一応上司である俺に手を出したり口答えすればどうなるか」


妙高 「…さすが汚い野郎ですね 自分の立場を使って艦娘を脅してきますか 最低な糞提督ですね?」


提督 「別に俺は自分の立場を使ってるつもりはないけどな ただそう言う決まりがあるからそれを口に出しただけだが」


妙高 「…」


提督 「これ以上自分の首を絞めたくなければ自分の持ち場に戻れ 俺はお前と構ってる暇はねぇんだよ」


妙高 「…そうですね 私も暇じゃありませんし、なによりあんたの近くにいると気分悪くなってきますので早く用を終わらせて帰るとします」


提督 「そうしてくれるとありがたいな 俺もお前が近くにいると気分が悪くなるうえに殺意が出てきちまうよ」


妙高 「私も同じですわ それでは元糞提督、次は二度と会わない事を願っていますわ」ザー…


提督 「それはこっちの台詞だ」 ザー…


妙高 「…あっそうそう?一つ言うのを忘れていましたわ」


提督 「なんだ 早く行けよ」


妙高 「あんたじゃないので一々反応してくんじゃねぇですよ?糞提督」


提督 「じゃあ誰に言うのを忘れてたんだ 艦娘の悪口を言うのを忘れたなんて言ったらキレるからな!」ギロッ!!


妙高 「瑞鳳 あなたに言うことがあるわ」


瑞鳳 「…なんでしょうか」


妙高 「【長門があなたの事かなり怒ってたわよ 殺されないよう気をつけなさいねぇ?】」ニタァ


瑞鳳 「っ!!」ドキッ!!


妙高 「それじゃさよーなら〜?」ザー…



瑞鳳 「…」


提督 「………」


提督(北) 「…ねぇお兄ちゃん さっきの艦娘ってお兄ちゃんの元艦娘だったの?すごくお兄ちゃんのこと嫌ってるように見えたけど…」


提督 「…あぁ 元々は俺の所にいた艦娘だ【過去に俺が棄てた艦娘だ】」


提督 「演習で俺の元秘書艦 伊19を轟沈させようとしたから多いぐらいに叱って次はもうやらないように言ったんだが…あいつから反省の色が見えなかった」


提督 「反省の色どころかまた殺意を出してたからまた殺ろうとしてるんじゃないかと思って妙高を鎮守府から追い出して上官の元に送った」


提督 「上官がなんとかしてくれるって言ってくれたから妙高の事は任せたけど…やっぱり無理だったみたいだな」


提督 「…こんな辛気臭い話しはもうやめよう もうやることは終わったし帰るぞ」


金剛 「っえ もう終わってたんデスか?」


提督 「あぁ お前達が来る前に終わらしたよ それじゃさっさと帰るぞ」ザー…


雷 「ちょっ司令官!?私たち来た意味なくない!」


提督 「まったくない 早く帰るぞ」ザー…


電 「ひどいのです!」


金剛 「うーん…最近出撃がなかったからやっとの出撃で体を動かせると思ったのに…身体が鈍りそうデース」


雷 「ほんとに鈍りそうだわ」



瑞鳳 「…」


瑞鶴 「…ねぇ瑞鳳 さっき妙高が言ってた事ってどういうことなの?長門が凄く怒ってるって」


提督(北) 「たしかに気になるよね しかも殺されないよう気をつけろって言ってたし…なにかしたの?」


瑞鳳 「………」


瑞鶴 「…瑞鳳?」


翔鶴 「はいはい その話しは置いといて 私たちも早く帰りますよ?元提督の鎮守府に」


提督(北) 「そうだった!?瑞鳳急いで帰るわよ!帰ったらお兄ちゃんと遊ぶんだから!!」


瑞鳳 「…わかりました」


瑞鶴 「帰ったら提督といちゃつく…帰ったら提督といちゃつく…!!」/// ハァハァ…


翔鶴 「それでは帰りましょうか」


提督(北)&瑞鶴 「「えぇっ!!」」


瑞鳳 「…」


ザー…














お昼 南我原鎮守府ー提督室近く通路



提督 「ふぅ…やっと帰ってこれた いろいろと疲れたな…」タッタッタッ…


提督 「早く部屋に戻ってあの馬鹿に報告しないとな めんどくせぇ」ガチャッ


ギィィ…


吹雪 「…あっ提督 お帰りなさい」


提督 「吹雪?あっそうか 今日のお昼頃に着任するって言ってたっけ」


吹雪 「はい 今日からまたよろしくお願いします!提督」


提督 「おう!またよろしくな 吹雪」


吹雪 「はい!」


提督 「それじゃ吹雪 まずお前の部屋なんだが…」


コンコンっ


瑞鳳です 提督、吹雪さんはここにいるでしょうか?



提督 「いるぞ 入っていいぞ」


失礼します ガチャッ



提督 「ちょうど良いタイミングで来たな 吹雪の部屋の事なんだが…」


瑞鳳 「わかっています その事でここに来ました」


提督 「…ほんとに良いタイミングで来たな」


吹雪 「よくわかりましたね 私がここにいると」


瑞鳳 「食堂にいた加賀さんと赤城さんから聞きました 吹雪さんがここに来て提督の部屋に行ったと」


提督 「…あいつらまだいたのか?」


瑞鳳 「東提督になにされるか分からないから帰りたくないと言っていました」


提督 「子供かあいつらは…」ハァ…


吹雪 「…なにしたんですか?加賀さんと赤城さん」


提督 「聞かないでくれ くだらないことだから…」ハァ…


吹雪 「…わかりました」


提督 「それより瑞鳳 吹雪に自室の案内たのむ」


瑞鳳 「わかりました では吹雪さん 私に付いてきてください」


吹雪 「はい それでは提督失礼します」


タッタッタッ…パタンっ



提督 「…今日から吹雪が着任か あいつは俺のことをよく知ってるから出撃の時に嘘ついてもすぐバレるんだよな…」


提督 「しかも いつも二人っきりになると大胆になるからな?夜這いだって恥ずかしがっていながらも普通にしてくるから気をつけないと」ハァ…


提督 「…まぁそれはいい さっさと上官に謎の敵艦隊のこと話すか」スッ 懐から携帯を取り出す


ピッピッピッ


プルルルルル…プルルルルル…


ガチャッ


上官 『もしもし a meverickか?』


提督 「そうだよ めんどくせぇ出撃を押しつけられた元単独行動隊a meverickだよ」


上官 『無事じゃったか…良かった 何回電話しても繋がらなかったから心配したぞ』


提督 「悪いな 戦闘中に着信音が鳴り響いても聞こえないうえ取ることもできなかったからそのままスルーしてたよ」タッタッタッ…カタンッ


上官 『構わん お主が無事ならそれでいい』


提督 「…なんだよ 今日はやけに気持ち悪いぐらいに心配してくるな?何かあったのか」


上官 『…実はのう 今日お主に調査を出した事なんじゃが、お主の前に別の鎮守府にも調査依頼を出していた事を忘れていてな』


提督 「妙高がいる鎮守府か?」


上官 『…妙高に会ったのか』


提督 「会いたくなかったけど会っちまったよ 俺の悪口や翔鶴達の悪口を言って帰ってったよ」


上官 『…すまない』


提督 「別にいいよ 妙高があんなふうになったのは俺のせいなんだから 俺が妙高を見捨てなければこんな事にはならなかったんだからお前が謝る必要はない」


上官 『…そうか』


提督 「…なぁ上官 俺は間違ってたんだよな?あの時…妙高をちゃんと見ていればこんな事にはならなかった筈なのに」


提督 「艦娘を見捨てないって言っておきながら妙高を見捨てた…バカだよな 絶対見捨てないって誓ってたのに見捨てちまって…自分で自分を笑っちまうよ」


上官 『そう自分を追い詰めるな お主は自分ではどうにも出来ないと思ったからわしに任せたのじゃろ?』


提督 「あぁ…何回言っても聞かないで殺意だけを出していたからな あの時はこれ以上は無理だと思って上官に頼んじまったけど、あの時ちゃんと諦めないで見ていれば…」


上官 『a meverick…』


提督 「…すまん 話しが脱線したな 今日の偵察任務の報告をする」


提督 「今日の偵察結果は謎の敵艦隊と接触して戦闘 相手は雷装装備重視で回避率異常 おそらく夜戦特化の戦闘敵艦隊だと思う」


上官 『…戦闘したのか?』


提督 「結構離れてた場所から偵察してたんだが後ろにもいたらしくてな その敵に気づかなくて戦闘になったんだ」


上官 『大丈夫だったのか?気づかなかったという事は背後から不意打ちを食らったんじゃないのか』


提督 「それがな 背後にいた敵は何故か敵意がなくて攻撃もしてこなかったんだ」


上官 『敵意がなかった…?』


提督 「なぜかはわからないけど その敵艦から名前を教えてもらった」


上官 『なんて言うんじゃ?それが分かれば他の鎮守府の提督にも情報を送れるからどういう形をした敵かなどを詳しく教えてくれ』


提督 「敵の名前は【小鬼群】さっき上官にも言った通り【雷装装備重視で回避率異常】姿形は今日の朝方、上官が言ってた通り【イ級みたいな顔をした子供】【夜戦型の敵だと思うから夜戦うのは控えた方がいいかもしれないな?】」


上官 『なるほど…わかった お主の情報を頼りに他の鎮守府の提督達に情報を回す 捜査任務ご苦労だったな』


提督 「別にいいよ 仕事なんだからやるのは当たり前なんだから」


上官 『また頼みたい事があったら連絡する その時はまた頼むぞ?』


提督 「暇だったらやってやるよ それじゃあな」カタッ


上官 『ちょっと待ってくれ まだ聞きたいことがあるんじゃ』


提督 「なんだよ?他に聞きたいことって」


上官 『…』


提督 「…? なんだよ?早く言えよ」


上官 『…いや やはりなんでもない』


提督 「…なんだよ 気になるじゃねぇか」


上官 『すまないのう 今のは聞かなかったことにしてくれ』


提督 「…そうか それじゃあな」


上官 『おう』


ブツッ


提督 「…」スッ



タッタッタッ!!…


バタンっ!!


瑞鶴 「提督ーっ!!」タッタッタッ…ガバッ!! 提督の背後から飛びついて抱きつく


提督 「うぉっと!?ずっ瑞鶴…」グラッ


瑞鶴 「今暇よね?ぜったいヒマよね!さっき何でも聞いてくれるって言ったよね!?イチャイチャしましょ!!」

(≧∇≦)


提督 「お前なぁ?いきなり入ってきて抱き着いて何を言うかと思えばイチャイチャしようって…」


瑞鶴 「さっき提督がなんでも聞いてくれるって言ったじゃん!だから帰ったら提督とイチャイチャするんだ!って決めてたのよ!!」


提督 「たしかに【愚痴でも何でも聞いてやる】とは言ったが…まぁ約束は約束だからな」


提督 「それでイチャつくって言っても何すればいいんだ?具体的に」


瑞鶴 「まずはチュッチュしましょ!!」///


提督 「普通にキスって言えよ…」


瑞鶴 「どっちだっていいじゃない それより早くしましょう!吹雪が来るとめんどくさい事になるから早くはやく!!」///


提督 「はいはい それで俺からすればいいのか?」


瑞鶴 「できれば提督からの方がわたし的には嬉しいなぁ?」///モジモジ…チラッ


提督 「別に構わないけど」スッ…


クイッ


瑞鶴 「っ!!」///カァァ!!!! 顎クイされて顔を真っ赤にさせる


提督 「それじゃするぞ?」スゥ… 顔を近づけてキスしようと…


瑞鶴 「ちょっ!?ちょっと待って!やっぱりその前にやって欲しいことがあるわ!!」///アワワワ


提督 「なんだ?」


瑞鶴 「それは…その……えとっ」///モジモジ…


提督 「…」スッ…


ギュッ…


瑞鶴 「っ!!」///顎クイを解かれて抱きしめられる


提督 「これか?キスする前にやって欲しいことって」


瑞鶴 「…ちょっと違う 抱きついて欲しかったのは間違ってないけど…その」///ソワソワ


提督 「…もしかして もう一つのやり方か?」


瑞鶴 「っ…」///コクン


提督 「…瑞鶴 あの抱き方は……」///


瑞鶴 「…だめ?」///ウルウル


提督 「っ…わかったよ あの抱き方は誰かに見られると絶対勘違いされるからあまり昼間にはしたくないんだけど…」///


瑞鶴 「…」///ウルウル…


提督 「…それじゃ椅子に座るか?」///


瑞鶴 「…うん」///


提督 「…っと」タッタッタッ…ストッ


瑞鶴 「…もういい?乗っても」///


提督 「…誰かに見られないうちに早く乗ってくれ」///


瑞鶴 「うん それじゃ…」///ヨット


トスッ…


瑞鶴 「っ…」///ドキドキ… 椅子に座っている提督の膝の上に顔が見えるよう正面を向きながら座る


提督 「…それじゃ抱きつくぞ?」///


瑞鶴 「うっうん…」///


提督 「…」///スッ…


ギュッ…


瑞鶴 「(あぁ…これこれ!!提督の膝に乗りながら抱きつかれるの本当に好き♡)」///


瑞鶴 「(安心するっていうか温もりを感じるというか…もう言葉に表せないくらい好き!♡)」///


提督 「…」///ナデナデ…


瑞鶴 「ふぁぁ〜…♡♡♡」///トローン… 完全脱力状態


提督 「どうだ これでいいのか?」///


瑞鶴 「うん 全然OKよ!♡もっとし」///


提督 「そっそうか…わかった」///ナデナデ…


提督 「(やばい…めっちゃやばい!物凄くやばいぞ!!)」


提督 「(受け入れたのはいいがこの体勢は物凄くやばい!てかなんで瑞鶴は胸当て取ってんだよ!もろ胸の感触が胸板に当たってる!!)」///ムニムニ


提督 「(しかもこの体勢だと瑞鶴に一発でバレちまう!!なにかは言わねぇが!!)」///


提督 「(落ち着け…落ち着くんだ 瑞鶴は俺に甘えてるだけなんだから決して変な事を考えてるわけじゃない だから落ち着け…)」フゥ…


瑞鶴 「提督もっと頭なでて もっと甘えたい」///ソワソワ


提督 「あっあぁ わかった」ナデナデ…


瑞鶴 「ふぁぁ〜♡♡♡…」///トローン


提督 「(やめろ!そんな色っぽい声出すな!!色っぽい声出すと同時に耳に吐息がかかって反応しちまうだろ!!)」///


瑞鶴 「〜♡♡♡」///ゴロゴロ…


提督 「(ちくしょう…こいつは俺の苦労も知らないで甘えてきやがって!マジで襲ってやろうか)」///ググッ…


瑞鶴 「…ねぇ提督」///


提督 「…なんだ」


瑞鶴 「…そろそろ お願いできる?」///


提督 「……この体勢でか?」


瑞鶴 「…」///コクン


提督 「(いやいやいやいや!!頷いてんじゃねぇよ!今この体勢でしてくれってなに考えてるんだ!!)」///


提督 「(今この体勢でしたら確実にやばい!疚しいこと考えてなくても本当にこれはヤバイ!!)」///


瑞鶴 「…だめ?」///ウルウル


提督 「(そんな目で見るな!見ないでくれ!ここでしなかったら絶対に嫌われてるって思わせちまうだろ!!)」///←パニクってもう何考えてるか分かっていない


瑞鶴 「…」///ウルウル


提督 「…瑞鶴 するんだったら一旦降りてしてくれないか?」///


瑞鶴 「なんで?」///


提督 「いやとくに理由はないけど…(言えるわけないだろ!!)」///


瑞鶴 「私はこの体勢でしたい…だめ?」///ジッ…


提督 「っ…」///ドキッ


瑞鶴 「…」///ドキドキ…


提督 「…わかったよ(あぁもう どうにでもなれ)」///スッ…


瑞鶴 「あっ…」///



ガチャッ


金剛 「HEY!提督 お昼ご飯が準備出来たネ はやく食堂に……」



提督 「………」椅子に座って膝の上に瑞鶴を乗せたまま硬直してる


瑞鶴 「………」同じく提督の膝の上に乗ったまま硬直してる


金剛 「………。」


金剛 「」///ボンッ!!!!


提督 「こっ金剛!?ちょっまて 違うんだ!別に疚しいことなんかしてないぞ!」


瑞鶴 「そっそうよ!別にしてないからね 勘違いしないでね!!」


金剛 「…おっ」///


金剛 「お楽しみ中失礼したネーっ!!」///バタンっ!!



瑞鶴 「ちょっ!?待って金剛さん!違うの!本当に何もしてないから勘違いしないでー!?」


提督 「…完全に勘違いされたな だから昼間でこれはやりたくなかったんだ……」ハァ…


瑞鶴 「…ごめんなさい」


提督 「いや別にいいよ 俺もちゃんと鍵閉めなかったのが悪いからな やましいことを考えすぎて頭が回ってなかったよ」


瑞鶴 「(あっそれは普通に嬉しいかも 私もしたかったし…)」 タッタッタッ…



バタンっ!!!!


吹雪 「提督〜?瑞鶴さ〜ん?」(^言^)ゴゴゴゴゴ


提督&瑞鶴 「「っ!!!!」」ビクゥッ!!!!


吹雪 「二人してなにやってるんですか?ましてこんな昼間から」

(^言^)ゴゴゴゴゴ


提督 「ふっ吹雪!これは違うんだ ほんとにっな?」アタフタ


瑞鶴 「えっえぇ!私はただ提督にキスしてもらおうとしたまでであってそれ以上は…」アタフタ


吹雪 「ではなぜ瑞鶴さんは提督の膝の上に乗ってるんですか?普通にキスするだけでしたら乗る必要ありませんよね」ピクピク


瑞鶴 「っ…」ダラダラ…


吹雪 「そうですよね?提督」(^言^)


提督 「…ご最もです」タラー…


吹雪 「…やはり私ではだめなんですか?私は駆逐艦で貧乳だから…」グスッ…


提督 「いや駆逐艦だからとか貧乳だからとか関係ないから!泣くなよそんなことで!」


吹雪 「だったらなんでシてくれないんですか!私昼間からシてもらったことなんて一度もありませんよ!」ポタッ…ポタッ…


提督 「だからシてないって言ってるだろ!信じてくれよ!」


吹雪 「だって……」ポタポタ…


提督 「…瑞鶴 一旦降りてくれ」


瑞鶴 「えっえぇ わかったわ」スッ…スタッ


提督 「よいしょっと」カタッ


吹雪 「うぅ…ひっく!」ポタッポタッ…


提督 「泣くなよ 本当にしてないって言ってるだろ?」タッタッタッ…ギュッ 泣いてる吹雪を抱きしめる


吹雪 「…でも さっきの体勢からするとシてるようにしか……」ポタポタ…


提督 「あれは瑞鶴があの体勢でキスをして欲しいって言ったから膝の上に乗ってキスしようとしたんだ だからキス以上の事はしようとしてない」


吹雪 「でも…」ポタッポタッ…


提督 「それと俺は駆逐艦だからとか貧乳だからと言って差別するようなことはしないって昔言っただろ 忘れたのか?」


吹雪 「…いえ 覚えています」グス…


提督 「信用してくれてなかったのか?あの時の言葉」


吹雪 「そっそんなワケありません!信じてましたよ!」


提督 「だったら自分が駆逐艦だからとか貧乳だからとかって言うのやめろ 自分に傷付けるような事はするなって言ったよな」


吹雪 「…はい すみません」


提督 「まぁ俺も悪いんだけどな 吹雪の事を考えないで瑞鶴とキスしようとしてたんだから…ごめんな?吹雪」


吹雪 「…許しません」


提督 「…っえ?」グイッ… 吹雪に押されて離らかされる


吹雪 「私を相手しないで瑞鶴さんとしようとしてたんですから許しません その罰として…」ガシッ 提督の肩を掴む


吹雪 「私とS【自己規制】しましょう!!」///ドンッ!!


提督 「いきなり何を言ってんだお前は!!」


吹雪 「瑞鶴さんとキスしようとしていたんですから私とはS【自己規制】するのは当たり前ですよね!」///


提督 「当たり前なわけないだろ!アホかお前は!!」


吹雪 「さぁ提督!昼間からヤるのは初めてですが早く寝室に行きましょう!」///グイッ


提督 「話を進めるな!あと引っ張るな!!」


瑞鶴 「ちょっと吹雪!なに抜け駆けしてるのよ!」


瑞鶴 「今日提督とするのは私よ!あなたじゃないわ!!」


提督 「おまえもなに言ってんだ!!」


吹雪 「いいえ!今日提督とするのは私です 瑞鶴さんは邪魔しないでください!」


瑞鶴 「いーや!今日提督とするのは私よ!邪魔してるのは吹雪の方よ!」


吹雪 「うー…!!」バチバチ!!…


瑞鶴 「うー…!!」バチバチ!!…


提督 「お前らなぁ…まぁいいや このまま放っておくか」


提督 「さて、さっき金剛が昼食出来たって言ってたよな 食べに行こっと」タッタッタッ…ガチャッ



パタンっ…


吹雪 「ガルルー!!」バチバチ!!…


瑞鶴 「ヴゥゥー!!」バチバチ!!…













食堂



加賀 「」ガツガツバクバク!!…


赤城 「」ガツガツバクバク!!…


雷 「…相変わらずよく食べるわね 加賀さんと赤城さん」 ガツガツバクバク!!…


電 「ほんとなのです 加賀さん達も気になりますが…」チラッ



金剛 「…」///プシュー… 椅子に座って顔を隠して前かがみになってる


瑞鳳 「…金剛さん さっきから顔を隠してどうしたんですか?昼食にも手付けてませんが」


提督(北) 「どこか具合悪いの?」


金剛 「…いえ、具合が悪いわけじゃないデース 気にしないでほしいネ」///


瑞鳳&提督(北) 「「?」」


電 「金剛さんはどうしたんでしょうか さっきから顔を隠したままテーブルに寄っかかっていますが…何かあったんでしょうか?」 オカワリクダサイ!!


雷 「さぁ それはわからないけど金剛さんがあんな事するなんて珍しいよね?よっぽどの事があったんじゃないかしら」 イマモッテキマス タッタッタッ…


電 「よっぽどの事とは一体なんですか?」 パカッ ヨイショット? ポンッ


雷 「さすがにそれはわからないわよ…」 パンッパンッガチャッ タッタッタッ…


瑞鳳 「どうぞ」コトコトッ


加賀 「ありがとうございます」


赤城 「ありがとうございます 瑞鳳」


翔鶴 「…提督と瑞鶴と吹雪遅いわね どうしたのかしら?」


雷 「なにかしてるんじゃないかしら?」


瑞鳳 「何かとは一体なんですか?」


雷 「っえ …そこまでは分からないけど」


翔鶴 「(吹雪も一緒にいるはずだから性行為はありえないはず それに提督は昼間に性行為しないとも言ってたし…)」


翔鶴 「(うーん…)」



提督 「今日も美味そうな匂いがするな」タッタッタッ…


瑞鳳 「提督やっと来ましたか 遅いですよ まだご飯は残っていますが早くしないとなくなってしまいますよ」


提督 「それはそこの二人のせいだよな てかお前らはいつまでここにいるんだよ」


加賀 「提督のお怒りが冷めるまでです」モグモグ…


赤城 「その間よろしくお願いします」モグモグ…


提督 「いやいやよろしくお願いしますじゃねぇよ それ喰ったら帰れよ」


加賀 「まだ死にたくありません」モグモグ…


赤城 「同じく死にたくありません」モグモグ…


提督 「なんでだよ!東に怒られるだけだろ!」


加賀 「怒られるだけでしたらまだ序の口の方です」モグモグ…


赤城 「多分罰として女体盛りしろって言われそうです…」モグモグ…


提督 「いやさすがにそれはないだろ あいつがそんな事を本気で言ってくるような奴には見えないけど?」


雷 「可能性あるわよ【現に元司令官を怒らせて女体盛りをした経験がある】私がいるんだから」


提督&提督(北)&瑞鳳&翔鶴 「「…っえ」」


加賀 「そう言えばありましたね 雷が提督を怒らせて、罰として女体盛りをするよう言われてました」


赤城 「それで女体盛りした雷を見た提督の反応は凄かったですよね 発狂しながらお刺身を食べていました…」


加賀 「えぇ しかも完食してました」


提督 「…まじで?」


雷 「ほんとよ いやー、あの時は本当に恥ずかしかったわ 元司令官が発狂しながらお刺身食べていくのも怖かったけど、いつ襲われるかわからない状況だったからよけい怖かったわ…」


提督 「…あいつ 冗談で言ってたって聞いたが」


雷 「おふざけの時は冗談で言ってきたりするけど 怒った時は本気で言うのよ」


提督 「…あいつ いつか提督辞退させられるぞ」ハァ…


提督(北) 「たしかに…思いっきりセクハラしてるから辞退させられてもおかしくないね」


提督 「まったくだ」


翔鶴 「…ところで元提督 瑞鶴と吹雪がまだ来てないんですけど どこにいるか知っていますか?」


瑞鳳 「吹雪はさっき私と一緒に部屋を案内したのでおそらく自室にいるかと思います」


翔鶴 「そうなの?」


提督 「いや、今俺の仕事部屋で瑞鶴と睨み合ってるぞ」


翔鶴 「…またですか」


提督 「あぁ…まただよ」ハァ…


金剛 「…」///


提督 「…金剛 さっきのはほんとに違うからな?」


金剛 「…でもさっきのは完全に……」///


提督 「だからほんとに違うんだって 勘違いしないでくれ」


金剛 「…」///


提督(北) 「…お兄ちゃん 金剛ちゃんになにかしたの?」


提督 「何もしてないよ ただタイミングが悪い時に…な」


提督(北) 「?」


加賀&赤城 「「おかわり!」」スッ


瑞鳳 「もうダメです これ以上食べられてしまうと提督達の分がなくなってしまうので今回はもう終わりにしてください」


加賀 「嫌です もっと食べたいです」


赤城 「提督達の分も下さい!!」


瑞鳳 「だめです!提督 早く食べてもらえませんか?早く食べないと食べられてしまいます」


提督 「わかった 今瑞鶴達も呼んでくるからそれまで見といてくれ」タッタッタッ…


瑞鳳 「わかりました」


加賀 「それでは南提督も行ったことですしいただくとしましょう」カタッ


赤城 「そうですね」カタッ


瑞鳳 「だめです これ以上は食べさせませんよ」


加賀 「いいじゃないですか 減るもんではないんですし」


瑞鳳 「減りますよ!提督達の分がなくなってしまいますよ!」


赤城 「大丈夫よ?瑞鳳 ちょっとは残しておくから安心して!」ニコッ


瑞鳳 「そのちょっとってご飯粒一粒とか言いませんよね?」


赤城 「…」


瑞鳳 「…図星ですか」


加賀 「でも残してるには違いないわ?」


瑞鳳 「それはもう残ってるとは言いません!今日のおかわりはもう終わりです 諦めて下さい」


赤城 「嫌です!もっと食べたいです!」


瑞鳳 「だめです!」


翔鶴 「お二人とも 瑞鳳がこれ以上だめと言ってるんですから今日はそれぐらいで…」


加賀 「五航戦は口出ししないで下さい 五航戦には関係ないでしょ?」


翔鶴 「っ…」ピクッ


赤城 「ご飯!ご飯!ご飯を下さい!!」


瑞鳳 「だめって言ってるじゃないですか!何回言えば分かってもらえるんですか!」


赤城 「永遠にわかりたくありません!それよりご飯をください!」


瑞鳳 「だめです!いい加減にしてください!!」


提督(北) 「二人とも ほんとにこれ以上食べたらお兄ちゃん達の分がなくなっちゃうからやめてあげて?」


加賀 「嫌です もっと食べたいです」


赤城 「ご飯!ご飯!ごっはっん!!」


提督(北) 「…」


雷 「…たいへんね 三人とも」


電 「大忙しなのです」


加賀 「瑞鳳 早くご飯をください」


赤城 「food please!!food please!!(略:食べ物ちょうだい) 」


瑞鳳 「だからだめと言ってますよね いい加減にしないと怒りますよ?」ピキッ


加賀 「怒られるのは嫌いです なのでご飯をください」


赤城 「Give me food!!Give me food!!(食べ物くれ)」


瑞鳳 「二人ともいい加減に…!!」ビキッ!!


提督(北) 「ずっ瑞鳳!?落ち着いて 怒っても疲れるだけだよ?だからっね」ワタワタ


翔鶴 「ふたりとも 本当にいい加減にしてくださいね?でないと私…」


翔鶴 「本気でキレますよ?」

(╬^∀^)ゴゴゴゴゴ!!


赤城 「っ!?」ビクッ!!


提督(北) 「翔鶴!?」


翔鶴 「私の事でしたら別に構いませんが元提督の事に関しては許しませんよ?」ゴゴゴゴゴ!!!!


加賀 「別に許さなくてもいいですよ あなたが怒っても全然怖くありませんから」


翔鶴 「…よろしいんですか?本気でキレますよ」


加賀 「五航戦なんかに負けるわけありません お相手しましょう」スゥ…スチャッ 弓を構えて翔鶴に向ける


翔鶴 「あらあら?後で後悔しても知りませんよ」スチャッ


加賀 「その言葉そのままお返しします」ギリリッ!!


翔鶴 「うふふ?」(╬^∀^)ギリリッ!!


提督(北) 「ふっ二人とも落ち着いて!!ここで暴れても疲れるだけだよ!それにここお兄ちゃんの鎮守府だからなにか壊したりしたら…」


加賀 「そんなこと関係ありません 今は五航戦を殲滅する事が優先です」


翔鶴 「あらあら 殲滅されるのはどちらかしらね?」


加賀 「あなたに決まってるじゃありませんか 他に誰がいると言うんですか?」


翔鶴 「あなたかも知れないわよ?加賀さん」


加賀 「私達一航戦が殲滅される筈ありません 言葉に気をつけてくれますか?五航戦」


翔鶴 「…」スゥ… 真顔になって本気でブチ切れ…



提督(北) 「二人ともいい加減にしなさい!仲が悪いのは仕方ないけど仲間同士で傷付け合うのはおかしいよ!」


加賀 「五航戦と仲間同士なわけありません 完全に敵なので関係ありません」


提督(北) 「同じ艦娘同士でしょ!艦娘同士なんだから仲間同士でしょ!!」


翔鶴 「提督 この方に何言っても無駄ですよ この方は艦娘同士だろうが何だろうが相手が五航戦だったら関係ありませんから」


提督(北) 「なら尚更いい加減にしなさい!これ以上ひどくなるようならあなた達に罰を与えるわ!」


加賀 「例えばどんな罰ですか?」


提督(北) 「そうね 加賀さんの場合は東にこの事を話して女体盛りの刑にしてもらうように言って…」


加賀 「今すぐやめます やめるので提督には言わないで下さい」スゥ… 弓を構えるのをやめる


提督(北) 「ほんとにやめる?」


加賀 「はい絶対にやめます やめるので提督だけには言わないで下さい」


提督(北) 「今後一切しない?」


加賀 「そっそれは…」


提督(北) 「…」スッ 携帯電話を手を持って東に電話を…


加賀 「もうしません!もうしないので提督だけには…!!」_○/|_ 土下座


提督(北) 「よろしい!」


提督(北) 「翔鶴もよ?これ以上ひどい喧嘩になるようならあなたにはお兄ちゃんにこの事を言って 今後一切お兄ちゃんとイチャイチャする事を禁止にしてもらうよ!」


翔鶴 「そっそれは困ります!?元提督とイチャイチャ出来なくなったら私死んでしまいます!!」


瑞鳳&電&雷 「(いや死にはしないでしょ…)」


提督(北) 「それじゃもうしないって約束する?」


翔鶴 「はいします!しますので元提督とイチャイチャ出来なくするのは本気でやめて下さい!!」


提督(北) 「よろしい!」






この続きは【単独行動隊提督 8】になります

今後とも単独行動隊提督をよろしくお願いします


後書き

提督の装甲&技


重攻撃型装甲

攻撃重視の機装
武器は機関銃片手に4丁(二十口径)
サーベル二刀
ミサイル(直径4cmの小型ミサイル)【5発】
バズーカ(直径1mの小型バズーカ)【1発】
ブースター(海上を飛ぶために必要な機械)

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 10+5
速度(速力) 普通
殆んど戦闘用


重防御型装甲

防御中心の換装
武器はサーベル二刀のみ
超最速ブースター
全体的にミサイルを受けてもなかなか壊れない鉄の盾防御装備
艦娘のを治す機材付き(時間かかる)
バケツスプレーも付いてる(一瞬で修理できる)

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 100
速度(速力) 低速

使い時が難しい


重速度型装甲

速度重視の装甲
武器はサーベル二刀のみ
最速ブースター

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 0
速度(速力) 超高速
殆んど遠征用





提督の技


睨みつけ(手加減)

メリット 「相手を気絶させるだけだが戦闘不能にする事が出来る」

デメリット 「これを使った後 目が一時間ほど開かなくなる+手加減をしているので相手に傷が付く事はない為攻撃性がない」


睨みつけ(本気)【禁止技】

メリット 「【半径十m以内に居る者を大破】 【半径十m〜二十mに居る者をを中破】【半径二十m〜三十mに居る者を小破】【半径三十m〜五十mに居る者を被弾程度】のダメージを与える+目を閉じていても関係なしにダメージを与えるとができるチート技」

小メリット 「手加減の睨みつけとは違うので使ったら目が一時間ほど開かなくなることはない」

デメリット 「敵艦隊だけでなく艦娘にも被害を与えてしまう為味方が近くにいると被害を受けてしまう+避け方がいくつかあり、それを知られていれば避けられてしまう為油断できない」





提督の刀技


弾返し

メリット 「相手が打ってきた弾をはじき返す(はじき返した弾を相手に当たる確率は低い)」

デメリット 「両手ではじき返せばそこまで体力を使わないが片手ではじき返すと両手ではじき返すより二倍体力を使うのであまり連続では使えない」



高速弾返し

小振りにして振る速度を早めて小さい弾を跳ね返す剣術

メリット 「早く振れる為 艦載機の弾や弱い対空系の弾なら素早く多く弾き返せる」

デメリット 「艦載機の弾と弱い対空系の弾以外ははじき返せない」



装備剥ぎ取り斬り

空中に飛んで敵の装備している武器をサーベルで斬りつける技

メリット 「装備を外すだけであって相手にダメージを与えるわけじゃない為メリットはあまりない」

デメリット 「ダメージは一切与えることが出来ない+敵が一箇所に纏まって居れば一気に装備を外すことが出来るがバラバラだと一体一体に斬りつけないといけない為正直使いづらい」



一ノ太刀 一騎当千

一振りで数回切り 貫通性のあるなんとも凄い剣術

メリット 「艦載機などは一片に片付けられ 戦艦凄戦姫なども一撃で倒すことが出来る」

デメリット 「連続で出せない+大振り攻撃の
為 ミスった時のスキが大きいから出すタイミングが難しい」



禁止技一覧


睨みつけ(本気)【禁止技】

メリット 「【半径十m以内に居る者を大破】 【半径十m〜二十mに居る者をを中破】【半径二十m〜三十mに居る者を小破】【半径三十m〜五十mに居る者を被弾程度】のダメージを与える+目を閉じていても関係なしにダメージを与えるとができるチート技」

小メリット 「手加減の睨みつけとは違うので使ったら目が一時間ほど開かなくなることはない」

デメリット 「敵艦隊だけでなく艦娘にも被害を与えてしまう為味方が近くにいると被害を受けてしまう+避け方がいくつかあり、それを知られていれば避けられてしまう為油断できない」


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