2016-02-02 04:59:56 更新

概要

※東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※この駄目なss作品が、これ以上駄目なss作品にならぬ様、日々努力していきます。

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=52631774




【誰かを助け隊メンバーから、新年のご挨拶】





照明バッッッ!!





セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「「「「「「「「…」」」」」」」」※正座中


セイヤ「いつも東方私立、幻想学園高等学校を観てくれている皆様…」※執事服着用中


霊夢「新年…」


魔理沙「明けましてっ!」


セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「「「「「「「「おめでとうございますっ!」」」」」」」」ペコっ…


咲夜「私達の物語も、今回の作品で、遂に16作品目となりました」


レミリア「私達の物語が此処まで続いたのも、いつも私達の事を観てくれている、画面の前の貴方達のお陰よ」


アリス「本当にいつもありがとうっ♪」


フラン「それにしても…もう2016年かぁ〜…時間が過ぎるのはあっという間だねぇ〜…」


早苗「このままペースだと、私達の物語…50とか軽く超えてしまいそうですよね…」


霊夢「目指せっ!SS投稿速報内、シリーズ最多作品っ!…とか?」


魔理沙「評価数や応援数、PV数関係無くだけどなっw!まぁそれなら誰にだって可能だぜっw!」


セイヤ「霊夢お嬢様、魔理沙お嬢様…新年早々、縁起の悪い発言をしないで頂きたいのですが…」


早苗「ま、まぁまぁ良いじゃないですかっ!最初の頃に比べたら全然マシですよっ!初心忘れる可からず、ですよっ!」


セイヤ「ふふっ、そうですね…確かに、早苗お嬢様の仰る通りですね…初心忘れる可からず、ですか…その言葉、私の新年の抱負と致しましょう…」ニコ


レミリア「ふふ、それじゃあ2016年…今年も、私、レミリア・スカーレットと…」セイヤの右腕ギュゥッ❤︎


フラン「その妹、フランドール・スカーレットとっ!」セイヤの左腕ギュゥッ❤︎


レミリア・フラン「「私達の旦那様、水奈月セイヤとの、濃厚な愛の物語をっ!今後とも宜しくお願いしま〜すっ❤︎」」ニコっ♪


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・早苗「「「「「待て待て待て待て待てぇぇぇぇぇぇいっ!!」」」」」


セイヤ「…」耳がキーーーーーーーンッ!!


レミリア「ゔ〜っ…う、うるさいわね…何よ、いきなり大声を出したりして…鼓膜が破けてしまうかと思ったじゃない…」


早苗「何が濃厚な愛の物語ですかぁっ!!寝言は寝てから言いやがれって何回言えば分かるんですかっ!!」


フラン「え〜…別に間違って無いと思うんだけど…」


咲夜「御言葉ですが妹様っ!間違いだらけですっ!!」


レミリア「え?だってこの物語って、私達スカーレット姉妹とセイヤがどういう経緯で結ばれるかの物語でしょう?」


アリス「勘違いも甚だしいよっ!!これは私【達】の物語でしょ!?レミリアだってさっき『私達の物語が此処まで続いたのも、いつも私達の事を観てくれている、画面の前の貴方達のお陰よ』って言ってたじゃんっ!」


レミリア「私の言った【達】は、私とフランの事よ…どうして私が、貴女達の事も含めなければならないのよ…この物語は、私とフラン、そして私達2人が愛する…水奈月セイヤとの、愛の物語なのよ…」はぁ…やれやれだわ…


魔理沙「アッサリととんでも無い事言いやがったぜこの女っ!!」


セイヤ「ま、まぁ…レミリアお嬢様もフランお嬢様も、いつも通りという事じゃないですか…」ははは…


霊夢「はぁ〜…年が明けて、2016年になっても、この姉妹は変わらないみたいね…」先が思いやられる…


セイヤ「そ、それではお嬢様方…気を取り直して、新年の抱負を挙げていきませんか?」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「「「「「「「新年の抱負?」」」」」」」


セイヤ「はい、折角の機会です。今この場で、新年の抱負を発表されてみては如何でしょうか」


魔理沙「それ面白そうだなっ!よーしっ!それじゃあ今年の2016年、今年度一体どんな事を実行したいのか書いて発表しようぜっ!」


セイヤ「私の新年の抱負は、早苗お嬢様が仰った【初心忘れる可からず】で、宜しくお願いします」


咲夜「それでは早速書いて行きましょうか…ですが、肝心の筆と半紙と墨汁がありませんね…」


セイヤ「心配は無用ですよ。既に準備は完了しております故」つ書道セット×7


アリス「流石執事状態のセイヤ…万事抜かりありませんって感じだね…」


セイヤ「ふふ、スカーレット家の執事たるもの、常に先を見越した行動を心掛けねば、とてもじゃありませんが務まりませんので…」


早苗「何だかワクワクしますね…こうやって半紙に筆と墨汁を使って抱負を書くのは…」トポポポ…


レミリア「お正月番組の定番と言えば定番よね…」トポポポ…



☆★☆10分後★☆★



セイヤ「それでは霊夢お嬢様、宜しくお願いします…」


霊夢「私の新年の抱負はこれよっ!」ヒラっ…


【年間お賽銭奉納額300万円!!】


セイヤ「さ、流石霊夢お嬢様…半紙にキッチリと書き切ってみせましたね…」


霊夢「今年は去年よりも100万円多くする事にしたわっ!」


魔理沙「そういえば霊夢、去年の年間お賽銭奉納額は幾らだったんだ?」


霊夢「ん?249万、4372円だけど…それが何?」


咲夜「そ、それは凄いですね…今年も頑張って下さい…霊夢…『円単位でお賽銭額を憶えているなんて…』」


霊夢「当然よっ!」


セイヤ「それでは次に魔理沙お嬢様、宜しくお願いします」


魔理沙「おうっ!私の新年の抱負は〜っ…これだぜっ!!」ヒラっ…


【天上天下唯我独尊】


セイヤ「流石は我等が誰かを助け隊団長様、重く心に響く、そんな新年の抱負ですね」


早苗「えぇっ!?これ唯の自惚れ抱負ですよねっ!?何処ら辺が重く心に響くんですかっ!?」


セイヤ「いえ…重く心に響きませんか?」


早苗「響きませんよっ!!」ていうかヤンキーみたいですっ!


魔理沙「私は今年もっ!前だけを見て突っ走ってやるぜっ!!」


セイヤ「魔理沙お嬢様のその心意気、感服致します…」うんうん…


魔理沙「今年も夜露死苦っ!だZE☆っ!」


セイヤ「それでは次に咲夜さん、夜露死苦お願いします」


咲夜「何か引っ掛かりますが…まぁ良いでしょう…私の新年の抱負は、これです」ヒラっ…


【自厳他寛】


アリス「?…ね、ねぇ…これ、何て読むの…」


セイヤ「自厳他寛(じげんたかん)、自分に厳しく、他人に優しくの意です」


咲夜「流石セイヤ、知っていましたか…」


セイヤ「ふふ、何度か聞いた事がありますので…しかしこれも、咲夜さんらしい新年の抱負ですね…」


咲夜「人生とは様々な出来事の連続ですからね、こういった教訓は、現代でとても大事な事だと、私は常日頃から思っています」


セイヤ「これはこれは…やはり私はまだまだ、咲夜さんには遠く及ばないみたいですね…」


咲夜「これからもお互い、頑張って行きましょう。セイヤ」ニコ


セイヤ「はい、宜しくお願いしますね?咲夜さん」ニコ


フラン『咲夜良いなぁ〜…セイヤと通じ合ってるみたいで…』指咥え…


セイヤ「フランお嬢様…私はフランお嬢様とも、通じ合っていると思っていますよ…?」耳元で囁く…


フラン「ふにゃっ!?///」ボフンッ☆


セイヤ「それでは次にレミリアお嬢様、宜しくお願いします…」


レミリア「ふふ、私の新年の抱負は…これよっ!」ヒラっ…


【永永無窮】


アリス「あっ、これは知ってる。えいえいむきゅうでしょ?」


レミリア「そうよ、終わる事なく永遠に続く事の例え…永永として窮まり無しとも読むわね」


セイヤ「これもまた、レミリアお嬢様らしい新年の抱負ですね…ですが、何故永永無窮なのですか?」


レミリア「き、決まっているじゃない…///今年も私は…///貴方だけを///……セイヤだけを見詰めて…///生きていきたいからよ…///それに、これから先も私は…///永遠に…///セイヤだけの事を見詰めて…///生きて行きたいわ…///」モジっ…


セイヤ「レミリアお嬢様…///『何と可愛らしい理由なのでしょうか…///』」


レミリア「セイヤ…///」う〜❤︎


アリス「はーい見詰め合うの禁止っ!はいセイヤっ!次行こう次っ!」


セイヤ「えっ!?あ、はい…畏まりました。それでは次にアリスお嬢様、宜しくお願いします」


レミリア「う〜…」しょぼ〜ん…


アリス「私の新年の抱負はこれっ!」ヒラっ…


【一期一会】


咲夜「これは新年の抱負としては定番ですね…」


アリス「あはは…やっぱりベタ過ぎたかな?」


セイヤ「そんな事はありません…一期一会、とても良い抱負だと、私は思いますよ」


アリス「あ、ありがとう…///」


セイヤ「一生に一度だけの機会。生涯に一度限りである事。生涯に一回しかないと考え、その事柄に専念するの意。元は茶道の心得を表した言葉らしいのですが…とても良い言葉ですよね、一期一会とは…」


アリス「うん…一瞬一瞬を噛み締めて生きて行く…私は去年、それをセイヤに痛い程教えて貰ったから…だから私も、一瞬一瞬を噛み締めて生きて行こうって決めたんだ…」


セイヤ「ふふ、ありがとうございます。アリスお嬢様にそう言って貰えると、とても嬉しいです」ニコ


フラン「ねぇねぇセイヤーっ!次は私の番だよねーっ!」


セイヤ「随分と自信満々なお顔ですね…フランお嬢様…」


フラン「もっちろん♪自信作だよ〜っ♪字も上手く書けたしっ♪」


セイヤ「それは楽しみですね。それではフランお嬢様、宜しくお願いします」


フラン「はぁ〜いっ❤︎…私の新年の抱負は〜っ…これだーっ!」ヒラっ!


【セイヤと子作り❤︎】


セイヤ「………あの…フランお嬢様…?これ…新年の抱負…ですよね…?」


フラン「うんっ❤︎そうだよぉ〜❤︎今年はセイヤとたっくさん子作りエッチしたいなぁ〜って❤︎」


セイヤ「書き直しで…」


フラン「えっ…そんなっ…」ガーーーーーンッ!!


霊夢「いや何ショック受けてんのよ…当たり前でしょ?あのレミリアだって真面目に書いたっていうのに…」


レミリア「あのってどういう意味かしら?霊夢」


霊夢「別に…他意はないわよ…」


フラン「む〜っ!じゃあねぇ〜……………これでどうだーーーっ!」ヒラっ!


【皆一緒に】


魔理沙「皆一緒に?何だかザックリとした抱負だな〜…」


フラン「どんな事をする時も皆一緒にっ!これが私の新年の抱負だよっ!」


セイヤ「その抱負を是非、1番最初に書いて頂きたかった…」


フラン「だって私の1番の目標は、セイヤの赤ちゃんを身籠る事なんだもん…」


セイヤ『何故それが1番の目標なのでしょうか…』


早苗「最後は私ですよね?セイヤさん」


セイヤ「そうですね…それでは早苗お嬢様、宜しくお願いします」


早苗「はいっ!私の新年の抱負は…これですっ!」ヒラっ…


【雲外蒼天】


セイヤ「雲外蒼天、ですか…私が好きな言葉の1つですね…」


早苗「あれ?そうだったんですか?」


セイヤ「はい…困難を乗り越え、努力して克服すれば、快い青空が望めるという意であり…絶望してはいけないという激励の言葉でもありますよね…」


早苗「ほぇぇ…セイヤさんは本当に物知りですね…」色々な言葉を知っていますし…


セイヤ「お褒めの言葉、ありがとうございます。早苗お嬢様…」


早苗「苦しゅうないですっ♪…その…セイヤさん…セイヤさんのお陰なんですよ?私がこの言葉を好きになったのは…」


セイヤ「と、言うと…」


早苗「困難を乗り越え、努力して克服する…その後には、綺麗な青空が広がる…セイヤさんがいつも実行して、私達に見せてくれる風景…そのものを表した様な言葉ですから…」


セイヤ「い、いえそんな…私はそんな大層な事が出来る人間ではありませんよ…」


早苗「またそんな謙遜してぇ〜…でも、綺麗な青空というよりも…綺麗なお月様ですよね…セイヤさんがいつも、私達に見せてくれるのは…」


レミリア「あら…早苗、分かっているじゃない。セイヤはまるで…淡く煌めく、そして儚い月の様な男性よね」


咲夜「月をバックにした状態で佇むセイヤの姿は、とても絵になりますからね…///」ほぅ…


セイヤ「恥ずかしいのでそういう事を言うのは控えて頂きたい…」


魔理沙「ま、何はともあれ、誰かを助け隊メンバー全員の新年の抱負も挙げ終わった事だしっ!」


霊夢「最後にもう1度、画面の前の人達に挨拶するとしますか…」


セイヤ「それでは皆様、今年も、そしてこれからも…」


セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「「「「「「「「東方私立幻想学園高等学校を、宜しくお願いしますっ!」」」」」」」」ペコっ…


パチンッ…


霖之助「ふふ、はい、皆お疲れ様」


紫「中々良かったわよ?はい、蜚蠊作者から皆にお年玉」つお年玉袋×8


魔理沙「おっほーーっ!やったぜやったぜお年玉だぜーっ!」ルンルンっ♪


霊夢「1万円も入ってる!!やったわ♪」ルンルンっ♪


紫「これから私の家で御節料理食べる予定なんだけど、来る?」


咲夜「良いんですか?」


紫「勿論っ♪それも、セイヤ特製の超豪華な御節料理よ?」


フラン「セイヤ特製の御節料理っ!?食べる食べる〜っ❤︎」


早苗「新年早々良いこと尽くめですね〜♪」


レミリア「それじゃあ行きましょう♪楽しみだわ、セイヤの作った御節料理っ♪」スタスタ


アリス「きっと豪華なんだろうなぁ〜…まぁ既に紫先生が超豪華って言ってたけど…」スタスタ


霊夢「その後皆で初詣行きましょ?勿論振り袖着てっ♪」スタスタ


魔理沙「それ賛成だぜっ!御神籤で誰の運勢が1番良いか勝負だっ!」スタスタ


咲夜「去年の初詣も、とても楽しかったですからね…他の皆さんも呼んで初詣に行きましょう♪」スタスタ


フラン「じゃあこいし達に連絡しとこっと♪」スマホ取り出す…



ワイワイ☆キャッキャッ☆



セイヤ「ふぅ…」シュルっ…


霖之助「セイヤ君、どうだい?新年を迎えた感想は」


セイヤ「やっぱり…少し悲しいですかね…この感覚は多分…一生掛かっても慣れないと思います…」はは…


霖之助「……そうかい」


セイヤ「………でも」


霖之助「…でも?」


セイヤ「だからこそ…彼奴らとの時間を…大切にしようって思えるんだと…俺は思います…」


霖之助「うん…そうだね…きっとそうだ…」


セイヤ「霖之助さん…今年も、宜しくお願いします…」ニコ


霖之助「んふっ…此方こそ、宜しく頼むよ…セイヤ君…」ニコ



霊夢「セイヤーっ!何やってんのよーっ!早くこっち来なさーいっ!」


魔理沙「おーいセイヤーっ!早く来ーいっ!」



霖之助「ふふ、ほら、皆が呼んでいるよ?セイヤ君」


セイヤ「ははっ…はい、行ってきます」タッ…



タッタッタッタッタッタッ…




〜Our story continues still〜




【完】




〜妖夢の祖父、魂魄妖忌見参っ!?紅魔流抜刀術VS迷いを断ち切る剣技!!〜




〜香霖堂(居間)〜




セイヤ「…」※正座中


霖之助「…」


Ladies and Gentlemenっ!お嬢はん&旦那は〜ん…とかふざけている場合ではないんですが…どうも、水奈月セイヤです…ていうかお嬢さんが観てる訳無いのに何言ってんだ…俺は…


霖之助「セイヤ君…セイヤ君はいつから、そんな屑に成り下がってしまったのかな?」


セイヤ「面目次第も御座いません…」orz


霖之助「僕は謝罪を求めている訳じゃ無いんだけどね…まさか僕が知らない間に、そんな修羅場みたいな展開になっていたとは…」


セイヤ「いつの間にか雪だるま式に増え続けてしまい、今に至っている次第で御座います…」※正座中


霖之助「でもヤる事はキチンとヤっているんだろう?このままだとセイヤ君、ブラドさん達に八つ裂きにされるよ?」


セイヤ「それだけは勘弁願いたい…」※正座中


霖之助「美少女ばかりに告白されて…学校中の男子にこれ以上嫌われでもしたら、流石の僕も心配だよ…」


セイヤ「御言葉が霖之助さん…既に嫌という程嫌われています…」※正座中


霖之助「……うん…そういえばそうだったね…因みにセイヤ君、何人に告白されたんだったかな?」


セイヤ「え〜と…フランから始まり…レミリア、咲夜、妖夢…その後に天子、さとり…最後にアリス…ですかね…」※正座中


霖之助「7人…か。選り取り見取りとは正にこの事だね…『僕もセイヤ君に告白すれば…僕も保留メンバーの仲間入りという事だね…』」


セイヤ「全員俺には勿体無い女の子ばかりで…夜な夜な考えてはいるんですが…どうにも考えが纏まらず…」※正座中


霖之助「そのまま背負い投げしてしまう、と…」


セイヤ「はい…IK○Oさんみたいに綺麗に背負い投げ〜っ♪とか出来れば良いんですけどね…」※正座中


霖之助「でも幸せな悩みじゃないかな?若い内にそういう事を考えるのは、マイナスという事にはならないと思うからね」


セイヤ「俺の頭の中は既にキャパオーバーですよ…このまま脳味噌飛び出るんじゃないかと気が気じゃなくて…」※正座中


霖之助「セイヤ君…相手を待たせる事になってしまっても、キチンと考えてあげた方が良いからね?」


セイヤ「はい…」※正座中


霖之助「『と言っても…きっと更にセイヤ君の悩みは増え続ける一方だと思うけどね…殆どの女の子全員が、セイヤ君に好意を寄せているみたいだし…』僕が言えるのは此処までだよ。後はセイヤ君自身の問題だ、頑張ってね」ニコ


セイヤ「はい…頑張ります…」※正座中


霖之助「ん?もうこんな時間なんだね…セイヤ君、この後用事があるんじゃなかったかい?」


セイヤ「あっ!そうだったっ!これから白玉楼に行かなきゃならないんだった!ヤバいヤバいっ!遅刻したら妖夢の未来永劫斬喰らう事になるっ!」スクッ!


霖之助「んふっ…取り敢えずセイヤ君、今日は朝からありがとね?助かったよ」


セイヤ「いえ…此方こそありがとう御座いました…」ペコ


霖之助「僕は全然構わないよ。さ、早く妖夢ちゃんの所に行ってあげた方がいいよ…」


セイヤ「は、はい…それじゃあ自分はこれで、失礼します…」クル…


霖之助「うん、行ってらっしゃい♪」ニコ


スタスタスタスタ


霖之助「う〜ん…それにしてもセイヤ君がどんどん大人の階段を上っているね…恋愛的な意味でも、精神的な意味でも…」ズズズー…


コトッ…


霖之助「紫からセイヤ君が無茶をしたと聞いていたけれど、どうやら心配は無用みたいだね…逆に魔理沙達の方が心配になってきたよ…」はは…



〜幻想町(百鬼夜行商店街)〜



セイヤ「ん〜…手ぶらでお邪魔するのも悪いよなぁ…何か買って行くか…」スタスタ


おばちゃん「セイヤ君じゃないかいっ!どうしたんだい?いつも女の子達と一緒に歩いてるけど、今日は1人かい?」


セイヤ「あ、どうもおばちゃん…今日はこれから予定があるので…」


おばちゃん「もしかしてデートかい?」


セイヤ「いえいえそんな…自分彼女居ませんし…」あはは…


セイヤ「あ、そうだ…おばちゃん、これ買いたいんだけど…」指差す…


おばちゃん「これかい?お菓子なんて買ってどうするんだい?これから予定があるんだろう?」


セイヤ「家に呼ばれてるので…手ぶらでお邪魔するのも悪いよなって考えてた所だったんですよ…」


おばちゃん「そうだったのかい…今包むからちょっと待っててね?」


セイヤ「すみません、お願いします…」


スタスタスタスタ…


「ちょっとそこの長髪の男、少し道を訪ねたいのだが…構わないかな?」ピタ…


セイヤ「『長髪の男ってもしかして…』あの…自分の事ですか…?」


「?…君以外他に居らぬだろう、長髪の男など…」


セイヤ「『ですよね〜…』は、はい…構いませんけど…」


「白玉楼までの道を訪ねたいのだが…儂が居た頃とは変わってしまっていて困っているんだ…」地図見せる…


セイヤ「うわっ…随分と古い地図を持ってますね…駅か何処かで地図買った方が良かったんじゃ…」


「むっ…その手があったか…」


セイヤ「『見た目滅茶苦茶怖い…というか雰囲気あるな…厳格な人って感じだ…ブラドさんに雰囲気似てるな…』はは、それじゃあ自分が案内しますよ…」


「ほほう…近頃の若者にしては珍しく、中々出来た男だな…君は…」


セイヤ「いえ、自分も白玉楼に用事がありますので…」


「何だ…そういう事だったのか…」


おばちゃん「待たせたねセイヤ君っ!…って、妖忌さんっ!?」


セイヤ「妖忌…?」


「むっ、儂をご存知なのかな?」


おばちゃん「そ、そりゃあ勿論っ!白玉楼の先代庭師様を知らない人なんて、この幻想町には居ませんよっ!」


セイヤ「白玉楼の…先代庭師…?『俺は知らないんだが…』」


妖忌「如何にも、儂は白玉楼の主、西行寺家に代々仕えている庭師にして剣術指南役…魂魄家現当主、魂魄妖忌だ…」


セイヤ「………え?」



〜白玉楼(居間)〜



妖夢「♪」ワクワクっ♪


幽々子「今日の妖夢はご機嫌ね〜…まぁ無理も無いだろうけど…」


妖夢「今日はセイヤが白玉楼にお泊まりしてくれる日ですっ♪私はこの日を、ずっと待ち望んでいたんですみょんっ♪」ワクワクっ♪


幽々子「妖夢のお部屋でお泊まりするの〜?セイヤ君はその気になるのかしらね〜…」


妖夢「今日、セイヤには絶対に私の部屋で寝て貰いますっ!この前は私だけ何故かハブられてしまったんですっ!きょ、今日私はっ…///女になるつもりですっ…///幽々子様っ…///」ドキドキっ❤︎


幽々子「あらあら〜♪朗報を期待しているわ〜♪『その時は私もまぜて貰いましょ〜♪』」ふふふふ…



ピンポーン…



妖夢「っ!」ガタッ!タッタッタッタッタッタッ!


幽々子「何か言ってから向かって欲しいわ〜…」ズズズー…コト…



〜白玉楼(正門)〜



ギィィィィィ…


妖夢「セイヤっ!よくこそ白玉楼へっ♪」ニコ


「妖夢ぅーーーっ!!」ガバッ!!


妖夢「みょーーーんっ!?」ビクゥッ!


サッッ!


「うぼぉっ?!」ドサァッ!


妖夢「い、いきなり女性に抱き着こうとするとは何事ですかっ!?無礼にも程がありますっ!」


セイヤ「妖夢妖夢…」肩ツンツン…


妖夢「あっ…///せ、セイヤ…///その…///こ、こんにちは…///」モジモジっ…


セイヤ「あぁ…それよりも妖夢…お前に抱き着こうとした人なんだが…」


妖夢「そ、そうでしたっ!誰ですか…この無礼窮まりない男性は…『この人がセイヤならどんなに嬉しいか…』」


セイヤ「いや…その人…お前のお祖父さんだぞ?」


妖夢「………え?」


妖忌「うぅっ…妖夢ぅ〜…」グスンっ…


妖夢「し、師匠っ!?どうして師匠が幻想町にっ!?」


妖忌「久し振りに妖夢と幽々子の顔が見たくて帰って来たのに…この仕打ち…あんまりじゃ…」グスンっ…


セイヤ『俺が思ってた人とは大分違うな…幽々子先輩からは厳格で剣術に真っ直ぐで、何より強い男だって聞いていたんだが…』イメージが崩れた…


妖夢「久し振りにって…久し振り過ぎますよっ!何年間私と幽々子様を放ったらかしにしていたと思っているんですかっ!!」


妖忌「ろ、6年位かのう…」


妖夢「8年ですよ8年っ!私に白玉楼の庭師と墓地の仕事を押し付けてっ!私はまだあの時9歳だったんですよっ!?」


妖忌「す、すまなかったとは思っている…許してくれ、妖夢…」


妖夢「もう師匠なんて知りませんっ!今日はこれから、と〜っても大事な用があるので、用事が済んだのなら早く帰って下さいっ!」ふんっ…


セイヤ「ま、まぁまぁ落ち着け妖夢…こうしてわざわざ会いに来てくれたんだ…お茶位出してやったらどうだ…?『妖夢も怒ると怖いな…』」


妖忌「時に妖夢よ…この男とはどんな関係なんじゃ?」スクッ…


妖夢「師匠には関係ありませんっ!私だってもう子供じゃ無いんですっ!」


妖忌「幼い頃の妖夢は…おじいちゃんおじいちゃんと、可愛く懐いていたのに…これが時の流れというものなのか…」


セイヤ「へぇ…妖夢って幼い頃はおじいちゃんっ子だったのか…へぇ〜…」チラ…


妖夢「い、好い加減な事を言わないで下さい師匠っ!///そ、それもセイヤの前でっ!///」ワタワタっ!


セイヤ「いやいやいやいや…良い事だと思うぞ?まさか妖夢がおじいちゃんっ子だったなんてな…ははっ、良い事聞いた…」ニヤニヤ


妖夢「揶揄う気満々じゃないですかっ!///そのニヤけ顔止めて下さいっ!///」


妖忌「随分とその男と仲睦まじいな…妖夢……まさかっ!彼氏という訳では無かろうなっ!?」


セイヤ「そ、そんなっ…自分に妖夢は似合わないでs「はい…///師匠…///こ、この人は…///わわ、私の…///その…///彼氏です…///」おい…」


妖忌「」(白目)


セイヤ「よ、妖忌さん…?」


妖忌「」チ〜ン☆


セイヤ「……おい妖夢、お前の所為で妖忌さんが天に召されたぞ…」どうする気だ…


妖夢「わ、私は真実を述べたまでですっ…///ま、まぁ…///これからそうなる予定なんですけど…///」指ツンツンっ…


ガバッッ!肩ガシッッ!!


妖忌「貴様ぁぁぁぁっ!儂の可愛い孫娘の妖夢に何をしたぁぁぁぁっ!?ピーー☆したのかっ!?ピーー☆的な事をしたのかぁぁぁぁっ!?」ユサユサユサユサッッ!!


セイヤ「ち、違ッ!んな事してなッ!!」ガクンガクンッ!!


妖夢「止めて下さい師匠っ!セイヤに乱暴な事をしないで下さいっ!!」バッ!!


セイヤ「ゲホッゲホッ!よ、妖夢悪い…助かった…」脳が揺れた…


妖忌「よ、妖夢…何故っ…何故この様な小童を助けるのだ…」ウルウルっ…


セイヤ『爺の泣き顔なんて見たくなかった…ていうか吐きそうだ…妖夢は天使だ……帰るか…』クルッ…


妖夢「ちょ、ちょっと待って下さいよセイヤ〜…帰らないで下さ〜い…」ギュゥッ!


妖忌「儂の妖夢に抱き着くなぁぁぁぁっ?!」チャキッ!


セイヤ「あんたの目は節穴かッ!?俺が妖夢に抱き着いてんじゃ無くてッ!妖夢が俺に抱き着いてんだろうがッ!」


妖忌「黙れ黙れ黙れぇぇぇいッ!そこへ直れ小童ッ!その首ッ!斬り落としてくれるッ!!」


妖夢「っ」ビクっ…


セイヤ「っ…妖夢、大丈夫だ…俺は大丈夫だから…な?」ギュゥッ…


妖夢「うぅっ…せ、セイヤっ…」ギュゥッ!!


妖忌「き、貴様ぁ…!2度も3度も、妖夢を誑かしおってぇ…!!」


セイヤ「あんたは少し黙ってろッ!!今まで妖夢の事を放ったらかしにしてた癖にッ!!急に出てきてししゃってんじゃねぇぞ糞爺ッ!!」ギロッッ!!


妖忌「っ『何という殺気…この男…』」ゾクッ…


セイヤ「妖夢…ごめん…ごめんな…」なでなで…


妖夢「大丈夫です…セイヤは今…確かに此処に居ますから…」ギュゥッ…


妖忌「妖夢…一体どうしたというんじゃ…」


「相変わらず妖夢の事になると、小鹿の様な男になるわね〜…妖忌…」スタスタ


妖忌「こ、この声はっ…まさかっ…」クル…


幽々子「久し振りね〜♪妖忌」ボイ〜ンッ☆


妖忌「おぉっ…///ゆ、幽々子様…///いつの間にかダイナマイトなボディになられた様で…///」鼻血ダラダラ…


幽々子「うふふっ♪ありがと〜♪」ニコ


妖忌「それにしても幽々子様…妖夢は一体どうしたというんじゃ…暫く見ない内に腑抜けになってしまった様じゃが…」チラ…


妖夢「セイヤぁ❤︎もっと頭撫で撫でして下さいよぉ〜❤︎」擦り擦りみょんみょんっ❤︎


セイヤ「えぇい離れろっ…お祖父さんが居る前で何やっとんじゃ己は…」グイッ…


幽々子「積もる話もあるだろうし、縁側にでも行きましょうか〜♪」スタスタ



〜白玉楼(縁側)〜



コトッ…



妖忌「そうか…高校に入学してから、妖夢は変わったのか…」


幽々子「高校に入学してからと言うよりも、この場合は、セイヤ君に出会ってから、と言った方が正しい言い方だわ〜♪」ズズズー…


妖忌「それにまさかあの小童が、あのひよっ子だったブラドの弟子とはな…」


幽々子「試合をしたいと思っているなら止めて置いた方が良いと思うわ〜。多分今の妖忌じゃ、セイヤ君には勝てないと思うわよ〜?」コトッ…


妖忌「ぬっ…流石に今のは聞き捨てなりませんぞ?幽々子様…儂も世界を渡り歩きながら、猛者達と死闘を繰り広げてきたのです…その言葉は、剣士を愚弄する言葉ですぞ?」


幽々子「事実だから仕方がないわ〜♪」


妖忌「幽々子様が其処まで信頼を寄せるとは…素直に驚きですね…」ズズズー…


コトッ……スクッ…


幽々子「…やる気なの?妖忌…」


妖忌「其処まで言われて引き下がる程、この魂魄妖忌…腐ってはおりませぬぞ…幽々子様」スタスタ


幽々子「あらあら〜…煽るんじゃ無かったわ〜…」ズズズー…



スタスタスタスタ…



セイヤ「ふぅ…流石妖夢だな。もう俺の斬撃に対応してくるとは…」額の汗を拭う…


妖夢「セイヤこそ…もう私では届かない高見まで、その足を運んでいる様ですね…同じ剣の道を志す者として、誇りに思う反面…やっぱり、少し悔しいですね…」額の汗を拭う…


セイヤ「何言ってるんだ、妖夢。追いつけ追い越せ…だろ?妖夢は俺にないモノを持ってるだろうが…それに、俺はまだまだ剣を理解し切れてない…だから妖夢、いつか俺と一緒に、その剣術の高見って奴を拝もうぜ…な?」手を出す…


妖夢「セイヤ///………はいっ!」その手を握る…


妖忌「剣術の高見…か。儂も憧れていたのう…その高見という奴に…」スタスタ


妖夢「師匠……修行の邪魔です…」プイっ…


妖忌「はうっ」スガーーーーーンッ!!


セイヤ『何という孫馬鹿…妖夢のたった一言で此処までショックを受けるなんてな…』


妖忌「ぐぬぬぬっ…せ、セイヤ君…と言ったかな?」


セイヤ「あっ、はい…」


妖忌「幽々子様から聞いたよ。あのブラドの弟子だそうじゃないか…」


セイヤ「ブラドさんを知っているんですか?」


妖忌「勿論じゃとも…まさかあのひよっ子だったブラドが、弟子を持っているとはな…幽々子様から聞いた時は驚いたわ」


セイヤ「……おい、あんた…今何て言った…」


妖忌「ん?」


セイヤ「俺の師匠をひよっ子だと…そう言ったな…?魂魄妖忌…」


妖夢「し、師匠っ!今直ぐセイヤに謝って下さいっ!ブラドさんの事を馬鹿にしたら駄目ですよっ!」


妖忌「……確かに言ったな…ひよっ子にひよっ子と言って何が悪い…儂がこの幻想町を出て行く時にも、あのひよっ子は儂に1撃も当てられなかったんだぞ?」


妖夢「っ……あ、あのブラドさんが…1撃も…」


妖忌「その後も各地を回って旅をしていたが…儂を倒せた者は1人しか居らんかったわ…こんな事なら、妖夢と幽々子様と3人で仲良く暮らして居た方が有意義じゃったわ…」


セイヤ「俺の師匠を愚弄した罪…その身を持って償え…魂魄妖忌…」ギロッッ!!


妖忌「……貴様のその殺気…決闘を行う意思があると見て良いんじゃな?」ギロッッ!!


セイヤ「あぁ…剣を構えろ、魂魄妖忌…ブラドさんに代わって…あんたに、紅魔流抜刀術の真髄を見せてやる…」チャキッ…


妖忌「ひよっ子の弟子が意気がりおって…何が紅魔流抜刀術の真髄じゃ、剣の道のけの字も理解していない小童がほざくな…儂の剣技を持ってその減らず口、2度と叩けぬ様にしてくれる…」チャキッ…


妖夢「みょみょみょみょみょみょっ…『セイヤも師匠も殺気が凄いですぅ…これは割って入ったらどうなるか…』」ガクガクっ…


セイヤ「…真実は眼では見えない、耳では聞こえない、真実は斬って知るもの…」


妖忌「ぬ…」


セイヤ「雨を斬れる様になるには30年は掛かる…空気を斬れる様になるには50年は掛かる…そして…時を斬れる様になるには200年は掛かる…」


妖忌「その言葉は…」


セイヤ「妖夢が俺に教えてくれた、あんたの教えだ…魂魄妖忌。だかな…その3つを成すのに、280年は長過ぎる…」


妖忌「ふっ…長過ぎる…か。ならば、貴様はその280年間で漸く成す事が出来る事柄を、一体どうやって成すと言うのかな?」


セイヤ「悪いな…魂魄妖忌…その3つの事柄を成すのに…」スーーーーーー…


ブォォン…チャキッ!!


セイヤ「俺は、2年も掛からなかったよ…」


妖忌「っ……ほう、随分と大きく出たな…ならばっ…それを証明して見せろッ…!水奈月ッ!セイヤぁッ!!」ダッッッ!!


フォンフォン…チャキッ!


セイヤ「ついさっき言ったばかりだろ…紅魔流抜刀術の真髄、その身でしかと味わうがいい…魂魄ッ!妖忌ぃッ!!」ダッッッ!!


ギィィンッ!ガァンッ!キィンッ!!


ガギィィンッ!!


セイヤ「どうしたっ…もしかして歳かっ…?これなら妖夢の方がっ…全然強いぞっ…?」ギギギギギギッ!!


妖忌「っ…舐めるなよッ!!」グッッッッ!!


セイヤ『制するつもりで鍔迫り合いを仕掛けたのにッ…競り負けたッ…!?』グラァッ…


妖忌「断命剣…」チャキッ…!!


セイヤ『瞑想斬かッ…』グルンっ…


妖忌「『甘いな小童…着地点を狙えば…』瞑想斬ッ!!」ビヒュッッッッッッ!!!


ドゴォォォォオオオオオンッッ!!


モクモクモクモク…


妖忌「加減はしたが…ぬッ!?」バッッッッッ!!


ザザァァァァァーーーーッ!!


「気付かれたか…気配を完全に消すっていうのは、中々どうして難しいものだな…」チャキッ…


妖忌『此奴ッ…いつの間に儂の背後にッ…』汗タラっ…


セイヤ「紅魔流抜刀術奥義六ノ型…雛罌粟…」


妖忌『雛罌粟…あの一瞬で相手に詰め寄る厄介な居合いの型か…だが今のは…』


セイヤ「さっきのはその雛罌粟を応用した歩行術だ…移動は便利なんだが、その分ちょいとした危険があってな…多用し過ぎると足の腱がイカレるみたいだ…」



妖夢「そ、そんな…セイヤは今までそんな事を1度も…」



セイヤ「まぁ最近知った事だからな…ま、足を鍛えてれば何とかなるだろ……多分…」


妖忌「貴様の認識を改める必要がありそうだ…無論、ブラドの事もな…」


セイヤ「今更許してくれっていうのは無しだぞ?」スーーーーー…パチンッ…


妖忌「抜かせ小童…」チャキッ!



幽々子「妖夢ぅ…妖夢はセイヤ君と妖忌、何方が勝つと思う?」ズズズー…


妖夢「私はセイヤが勝つと思います」


幽々子「あら〜…随分と早い回答ね〜…」コト…


妖夢「セイヤはもう、以前のセイヤではありません…」


幽々子「?…それはどういう意味〜?」


妖夢「…フランちゃんの事を文字通り、命を懸けて護ったあの時…忌々しいと思っていた力に呑み込まれ、自分を見失ってしまった、あの無人島での出来事…そして…両腕を刎ねられる激痛に耐え、首を刎ねられる激痛に耐え、体中を突き刺される激痛に耐えながらも…私達を護ろうとしてくれた…あの時から…いえ、違いますね…セイヤは、常に変わり続けているんです…何かを…誰かを護りたいという想いがある限り…セイヤは…変わり続けるんです…だから…」


幽々子「そんなセイヤ君が、負ける筈が無い…そういう事よね?妖夢…」


妖夢「はい」コクッ…


幽々子「ふふっ♪私も妖夢と、全く同じ意見よ〜♪」ニコ



セイヤ「…」ビヒュッッッ!!


妖忌「くッ!?『は、疾いッ…太刀筋が見えぬッ…ブラドの奴ッ…こんな弟子を育て上げたのかッ…!?』サッッ!!


セイヤ「紅魔流抜刀術ッ!皐月ッ!!」ヒュオンッッッッッッ…!!


ガギィィッッ!!


妖忌「チィッ!!『オマケにこの剣圧ッ…受ける度に腕が持って行かれるッ…この小童ッ…既に剣豪の域に達しておるッ…まだ年端の行かぬ若造の癖にッ…』


セイヤ「どうした…俺に剣の道の険しさ…教えてくれよ……紅魔流抜刀術奥義…三ノ型ッ!!」ヂャキッ!


妖忌「ッ!!?」


セイヤ「紅葉ィッ!!」ギャルンッッッッッッッ!!!!


バギィィンッッ!!ズザザザザァァァーーーーッ!!


妖忌「……何という事だ…まさか儂の竹光が折られるとは…」折れた竹光を見詰める…


セイヤ「……楼観剣を使え…魂魄妖忌…」


妖忌「っ…何だと…?」


セイヤ「真剣で来いよ…本気の殺意を持って、俺はあんたと闘っているつもりだ…それがなんだ…あんたは俺を観察してるだけ、しかも見下していた相手に得物まで折られる始末…ハッキリ言わせて貰うがな…あんたは剣を語るに及ばない、唯の雑魚だ…」スーーーーー…パチンッ…


妖忌「……妖夢、楼観剣を持って来てくれ…」



妖夢「で、でも師匠っ!楼観剣は真剣ですよっ!?もしもセイヤが怪我をしたらっ…」



妖忌「この小童が望んでいる事だ…それに、まさか此処まで馬鹿にされるとは思っても見なかった…儂も此処からは…全身全霊を掛けてこの小童を叩き潰しに行く…」


セイヤ「だとよ?真剣で真剣勝負ってな…俺は竹光の方が軽くて扱い易いし…それに、年寄りと若者が同じ土俵で勝負ってのもあれだからな…丁度良いハンデだよ、分かるか?ハ・ン・デ…」


妖忌「その様な大口を叩いた事、後悔させてやろう…小童…」


セイヤ「後悔してもそうかいって俺は答えるね…あんたこそ真剣まで使うんだ…これ以上、ガッカリさせないでくれよな…」


妖夢「……分かりました。少しの間、時間を頂きます…」スタスタスタスタ…



〜5分後〜




妖忌「では、試合再開と行こうか…」チャキッ…


セイヤ「死合い再開…の間違いだろ?」チャキッ…



ジリっ…ジリジリッ…



幽々子「ねぇ妖夢ぅ…どうしてセイヤ君も妖忌も、間合いを詰めようとしないの〜?」


妖夢「今は1種の膠着状態です…お互いがお互いの手の内を読み合っているんです…そういう意味では、キチンと間合いを詰めていますよ…幽々子様…」


幽々子「へぇ〜…よく分からないけど2人共凄い真剣な表情だわ〜…」


妖夢『読み合いではセイヤが有利の筈…しかし、師匠もこの数年間遊んでいた訳では無かった…となると…』



セイヤ『故にこの読み合い…』



セイヤ・妖夢『『この読み合いを制した方に…勝敗が傾く恐れがある…』』


セイヤ『どうする…雛罌粟の応用で様子を見るか……いや、駄目だっ…様子を見るという時点で、俺は負ける事になる…』ジリッ…


妖忌『どうやら気付いている様だな…だが、この手の読み合いで私は負けた事がないんだ…妖夢は知らない様だがな…』ジリッ…


セイヤ『…俺は何をやってる…俺はいつも…考える前に…行動して来ただろうがッ!!』ダッッッ!!



妖夢「なッ!?せ、セイヤッ!!」



セイヤ「無茶や無謀と笑われようとッ!この想いがある限りッ!!俺は絶対に負けねぇんだよぉッ!!!」タタタタタタタタタタタタッッ!!


妖忌「真正面から突っ込んで来るとは何と愚かなッ!儂に真剣を持たせた事、後悔するがいいッ!!」ググググッッ!!


セイヤ『現世斬の構えッ!?』タタタタタタタタッッ!!


妖忌「人符・現世斬ッ!!」ヒュッッッッッッッッッッッッ!!!


セイヤ「疾いッ!!?」グルッ!


ズバァァ…!!


セイヤ「ぐゥッ!」ブシュッ…


妖忌「『咄嗟に体の軸をズラし、斬撃の軌道から外れたか…ならばッ!』魂魄・【幽明求聞持聡明の法】ッ!!」ブゥゥンッ…


妖忌・妖忌b「「行くぞッ!小童ッ!!」」ダッッッ!!!


セイヤ「『幽明の苦輪とは違うのかッ!?』うおぉああああああッ!!」ダッッッ!!!


ガギィィン!!ギィィンッ!ガァンッ!!


セイヤ「だァッ!でりぁッ!!」ギャルンッ!


妖忌b「ふんッ!!」ビヒュッッ!


セイヤ「ぐあッ!」ズバァ!プシュっ!


ダンッ!!グググッ!


セイヤ「舐めるなァァァッ!!」ビヒュッッッ!!


ガギィッッ!!


妖忌「ぬぅッ!!『斬られても動じぬとはッ…幽々子様が言っていた事はッ…どうやら真実の様じゃなッ…じゃがッ!!』」ググググッッ!!


妖忌b「この時を待っていたッ!貴様がまた、鍔迫り合いを仕掛けてくるこの時をなッ!!」グッッッ!!


セイヤ「なっ…」グラァッ…


妖忌「学習せぬ小童じゃな…」チャキッ!


妖忌b「安心せい…これで終いじゃ…」チャキッ!


グルンッッッ!!!


妖忌・b「「断霊剣・【成仏得脱斬】ッ!!」」ズバァァァッ!!



ズバズバズバズバズバズバズバァァァッッ!!



セイヤ「ぐッ!?がッ!?ぐォあッ!!!?」ヒューーーーーーーーッ…


ドザァッ!!


セイヤ「ぐぼぁッ!!?」ゲボォっ…



妖夢「セイヤぁッ!!」



ブゥゥンッ…


妖忌「勝負あり…じゃな…小童、貴様は良くやった方じゃ…儂に本気を出させた事、誇りに思うがいい…」クル…


ズッ…ザザッ!グググググググッ!!


妖忌「っ…何だとっ!まさかっ!?」クルッ!


セイヤ「はぁッ…はぁッ…」ポタっ…ポタっ…ポタっ…ポタっ…


妖忌「何故ッ…何故成仏得脱斬を受けて立ち上がれるッ…いや、それよりも…何故そこまでの傷を受けても尚ッ…立ち上がる事がッ…」


セイヤ「あんたはッ…俺をッ…子供としか見ていなかったッ…あんたを本気にさせるにはッ…無礼な言葉をッ…2つ3つッ…言う必要があったッ…悪かったなッ…生意気な事ッ…言っちまってよッ…」ポタっ…ポタっ…ポタっ…ポタっ…


妖忌「貴様は…何故そこまでして立ち上がる…この様な意味の無い試合の為に…命を落とすつもりか…?」


セイヤ「その意味の無い試合でもッ…俺はッ…負ける訳にはいかないんだッ…」


妖忌「いいから負けを認めろッ!」


セイヤ「認めねぇッ!俺は死んでもッ!負けを認めねぇッ!認める訳にはいかないんだッ!負ける訳にはいかねぇッ!死ぬまで食らい付いてッ!死んでも食らい付くッ!喩え意味の無い試合でもッ!たった1度でも負けちまったらッ!俺の想いはッ!俺のこのッ!彼奴らの事を護りたいって想いはッ!きっと錆びれちまうッ!この俺のッ!心の刃はッ!負けた瞬間にッ!諦めた瞬間にッ!きっと錆び付いちまうんだッ!!だから俺はもう2度とッ!負けを認めてッ!引き下がる訳にはッ!いかねぇんだよッ!!」


妖忌「っ」


セイヤ「真実は眼では見えないッ!耳では聞こえないッ!その通りだッ!…だから俺はッ!喩えこの想いが見えずともッ!喩え俺の、この心の叫びが聞こえずともッ!!」ググググググググッ!!


妖忌「…」


セイヤ「俺はただッ!俺の信じた道を只管に突き進むッ!!…それッ!だけだァッ!!」ダッッッッ!!!!


妖忌「……見事ッ!!その心意気や良しッ!!儂は貴様を真の意味で認めようッ!!水奈月セイヤッ!!」


セイヤ「紅魔流抜刀術ッ…!その究極奥義ッ!あんたに見せてやるッ!!」タタタタタタタタタタタタタタタタッッッ!!!



幽々子「紅魔流抜刀術の…」


妖夢「究極奥義…?」



妖忌「ならば儂も…儂が使える最強の奥義で持って応えてやろうッ!!」チャキッ…


セイヤ「はぁッ!!」ビヒュッッッッッ!!


妖忌『今まで受けた斬撃で…1番の重みを感じるな…これが…貴様の想いの強さ…その重みか…まさか竹光で此処までの剣圧が出せるとはな…』


ガギィンッッッッ!!!


妖忌「じゃがな小童…その想いの重さと勝利は…決して=という訳では無い…その意味を、儂が教えてやろう…空観剣ッ!」ヒュッッッッッッッッッ!!


セイヤ「…」瞼を閉じる…


妖忌『瞼を閉じた…?無駄な足掻きじゃッ!!』ヒュオオオオオオオオオオオオンッ!!!!



ジャギィィィィィィィンッッッ!!!!



セイヤ「ッ!!?」ヒューーーーーーーーッ!!


妖忌「【六根清浄斬】ッ!!」ドスゥゥッ!!



ズドオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!



モクモクモクモクモク…



妖忌『手応えは感じた…しかし…流石に無事では済まぬだろうな…』


「眼前の敵の意識が無くなるまで…気を抜くな…あんた…それでも妖夢の師匠か…?まだあんたは、心の何処かで…俺を見下してるんだよ…」


妖忌「何ッ!!??」


セイヤ「その油断…慢心が…あんたの敗因だ…魂魄妖忌…」ズバァァァッ!!


妖忌「ぐぬぅッ!?」グラッ!


セイヤ「紅き魔は…漆黒の翼で夜を駆ける…血に濡れし魔は…月に照らされ、月を見上げながら…優しく微笑む…」チャキッ!!


セイヤ「紅魔流抜刀術究極奥義ッ!!」シュンッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!


ズバァァッ!!ズバズバッ!!


グルンッ…ストッ!ヒュッッッッッッッッッッ!!!!


ズバズバッ!ビシュッッ!!ドヒュッッッッ!!


妖忌『な、何という疾さッ…何という剣圧ッ…そしてこのッ…連続の斬撃ッ…く、くそッ…』フラフラっ…


セイヤ「【紅魔月照】ッ!!」ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバァァァッ!!!!


ザザァァァァァーーーーッ!!


セイヤ・b・c・d・e・f・g・h「「「「「「「「まだだッ!!」」」」」」」」ダッッッ!!!


ズバァァァッ!!×8


妖忌「ぐッ…おぉッ…」


ブゥゥンッ…チャキッ!!


セイヤ「これがッ…俺の想いッ…そのッ!!総てだァァァッ!!」ズバァァァァァァッッッッ!!!!



ザザァァァァァーーーーッ!!



スーーーーー…パチンッ…



ドサァッ…



セイヤ「あんたにッ…俺の想いはッ…断ち切れないッ…絶ち斬られるのはあんたの方だッ…魂魄ッ…妖忌ッ…」はぁッ…はぁッ…



グラァッ…ドサッ…




〜白玉楼(妖夢の部屋)〜




セイヤ「……んッ…」パチっ…


「あっセイヤ…良かった…」


セイヤ「妖…夢…」ムクッ…


妖夢「む、無理しちゃ駄目ですよっ!師匠の技をあれだけ真面に喰らったんですからっ!」セイヤの体を掴む…


セイヤ「此処は…?」


妖夢「私の部屋です。セイヤはあの後気絶してしまって…こうして私の部屋まで運んできたんです…」


セイヤ「そうか…悪かったな…苦労掛けたみたいで…『また気絶…か。まだまだ鍛え足りないのかねぇ…俺の体は…』」頭ポンっ…


妖夢「え、えへへ…///当然の事をしただけですよ…///『セイヤが微笑みながら私の頭を…///』」


セイヤ「そういえば…妖忌さんは…?」なでなでっ…


妖夢「師匠はセイヤに負けたのがよっぽど悔しかったのか…///今も白玉楼の庭園で素振りをしています…///」みょんみょんっ❤︎


セイヤ「何という化物っぷり…本気で奥義叩き込んだってのに…もう復活してるのか…」なでなでっ…


妖夢「それでもセイヤは…確かに師匠に勝ったんです…だから誇りに思ってあげて下さい…師匠はあれでも、物凄く負けず嫌いなんですよ?」


セイヤ「妖夢の師匠って所で大体の察しは付くさ…」スッ…


妖夢「『あぅ…撫で撫で期間は終了ですか…』でもあの紅魔流抜刀術の究極奥義…凄かったですね…気の所為かセイヤが8人居た様な気がしました…」


セイヤ「紅魔月照の事か…あの究極奥義はまだ未完成なんだよ…」


妖夢「えッ…あ、あれでですか…?」


セイヤ「紅魔月照は、8撃目には完全な状態で残像を8体作り出さなきゃならないんだ…今日初めて生身の人間相手に奥義を打ったが…あの状態じゃ、まだまだ完成とは言えないな…7割位か?」


妖夢「あの疾さ、あの威力でまだ未完成…ですか。セイヤは本当に凄いですね…その剣術の才能…羨ましいです…」しょぼんっ…


セイヤ「何度も言わせるな…妖夢は俺には無いモノを持ってるんだ…それを伸ばしていけば、自ずと妖夢が求めている答えにも、辿り着く事が出来るさ…」


妖夢「セイヤ……セイヤには、励まされっ放しですね…」


セイヤ「励まされてるのは俺の方さ…お前達の笑顔を見る度に、俺は励まされてる…お前達の笑顔が見たいから…俺は頑張れるんだよ…妖夢…」ニコ


スッ…


妖夢「///」ギュゥッ…


セイヤ「ど、どうしたんだよ妖夢…///いきなり抱き着いてきて…///」ドキッ…


妖夢「セイヤの笑顔を見たら…///何だか…///無性に抱き着きたくなってしまって///……迷惑…ですか…?」ギュゥッ!


セイヤ「嫌でも迷惑でも無い……なぁ妖夢…抱き締め返しても…良いか…?」


妖夢「そういう事は言わないで…///黙って抱き締め返すのが、真の男ですよ…///」ジッ…


セイヤ「……そうか」ギュゥッ…


妖夢「んッ…///」ピクンっ…


襖スーーーー…


妖忌「セイヤ君…目が覚めたキャァァァァァァッ!!?」


セイヤ・妖夢「「あ…」」ギュゥッ…


妖忌「貴様ぁぁぁッ!!妖夢の事をギュッとしたなッ!?儂の妖夢をギュッとした後、一体どうするつもりだったぁぁぁぁぁッ!!」シャキンッ☆


妖夢「し、師匠っ!セイヤは悪くありませんっ!私がっ…///そのぉ…///先にセイヤの事をギュッとしたので…///」ポッ…


妖忌「なぬッ!?ぐぬぬぬぬッ…妖夢からギュッとしたのならば仕方が無いか…」スーーーーーー…パチンッ…


セイヤ『怖ぇ〜…レミリアとフランの事で怒ったブラドさん並みに怖ぇ〜…』流石孫馬鹿…


妖忌「妖夢、少しセイヤ君と2人きりで話がしたいんじゃが…良いかな?」


妖夢「あっ、はい…分かりました…」スクッ…


セイヤ「妖夢が出て行った瞬間斬り掛かるとか無しですよ?」


妖忌「お望みとあらばそうするが?」


セイヤ「謹んでご遠慮申し上げます…」ペコ…


妖夢「そ、それじゃあ私は少しの間席を外しますね?師匠、呉々もセイヤに乱暴な事をしない様に…」スタスタ


妖忌「分かっておるわいっ…」


スタスタスーーーー…トンっ…


セイヤ「……ふぅ…それで、妖忌さん…話とは一体…」


妖忌「先ずは謝罪させて欲しい…君やブラドへの数々の暴言…本当に済まなかった…」ペコっ…


セイヤ「あ、頭を上げて下さい妖忌さんっ!頭を下げなければならないのは自分の方なんですからっ!」アタフタっ…


スッ…


妖忌「いや…儂は最後の最後まで、君を1人の剣士だとは認めていなかった…年端のいかぬ子供と見縊り、君の実力を見誤り、そして負けた…」


セイヤ「べ、別に自分は気にしていませんから…全然気にしていないと言ったら嘘になりますけど…」


妖忌「君のその体中の傷痕…その傷痕を見て確信した…君が今まで、どれ程の思いで妖夢達を護り抜こうと努力してきたのかを…」


セイヤ「きょ、恐縮です…」ペコ…


妖忌「恐縮する必要は無い…儂との試合でも、真剣に恐る事も無く、儂の太刀筋を完全に見切り、そして儂に勝利した…悔しい限りじゃよ…」


セイヤ「自分はまだまだ強くなるつもりです…この先、誰にも負けない為に…」


妖忌「時にセイヤ君……君は…現日本最強の剣士が誰だか…知っているかな…?」


セイヤ「現…日本最強の…剣士…?」


妖忌「儂は…その男と闘う機会があった…」


セイヤ「日本最強の剣士と闘えるなんて羨ましいですね…自分も1度手合わせしたいものです…」ははは…


妖忌「儂は負けた…ただの一撃も与えられず、あの男の一撃を喰らっただけで…気絶してしまった…」


セイヤ「っ」


妖忌「日本最強の名は、伊達でも酔狂でも無かった…その後も世界各地を周ったが…あの男を超える剣士には出会わなかったよ…勿論、今の君でも…あの男には勝てん…絶対にな…」


セイヤ「……その日本最強の男の名は?」


妖忌「その男の名は【佐々木翔】…彼の有名な伝説の剣豪…佐々木小次郎の子孫じゃ…」


セイヤ「佐々木小次郎って…あの宮本武蔵と巌流島で決闘したとか言う…あの佐々木小次郎ですか?」


妖忌「儂にはあの佐々木翔の事は良く分からん…分からんが…彼奴は強かった…知らぬ間に斬られ、知らぬ間に気絶していた…」


セイヤ「世の中にはそんな剣士が居るんですね…ま、自分は興味ありませんけど…」


妖忌「ほぉ…」


セイヤ「日本最強だろうが、世界最強だろうが関係無い…俺は唯、彼奴らを護る為に…戦うだけだ…」


妖忌「……その魄念珠数に誓え…今後も、妖夢の事を護り抜くと…」


セイヤ「言われなくても、誓わなくても…最初からそのつもりです…」


妖忌「ふっ…そうか………だがセイヤ君…」


セイヤ「?…はい、何ですか?」


妖忌「君は随分と女子にモテるみたいじゃないか…あのブラドの娘2人にも、随分と気に入られているみたいじゃが…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


セイヤ「い、いやいやっ!そんな事ありませんよっ!」ワタワタっ!


妖忌「これを見てもまだシラを切る事が出来るかな?」スマホ見せる…


セイヤ「ん?……ゲッ…」


妖忌「これが巷で話題のLOVELINEという奴か…羨ましいのぉ〜…」


セイヤ「LOVELINEっ!?そんなの巷で話題じゃありませんよっ!?」


妖忌「黙れぇいッ!!魄念珠数は婚約指輪も同然ッ!!それを妖夢から受け取ったにも関わらずッ!!他の女子とイチャコラするとは何事かッ!!」シャキンッ☆


セイヤ「ちょっと待って下さいッ!乱暴な事はしないと妖夢と約束しましたよねッ!?」


妖忌「儂はもう爺ッ!昔の事は忘れたわッ!!」


セイヤ「ついさっきの話でしょうがッ!!」スクッ!


妖忌「知らんッ!忘れたものは忘れたんじゃッ!!」ググググッ!


セイヤ「なら…紅魔流格闘術で第2Loundと行きましょうかッ!!」グッッッ!!



〜博麗神社(居間)〜



霊菜「み、皆ぁ〜…」オズオズ…


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「「「「「「「…」」」」」」」ジーーーーーーーーッ…


スマホ「…」×7


霊菜「そ、そろそろスマホを真剣な表情で見詰めるのは止めましょうよ〜…」オズオズ…


霊夢「セイヤから連絡が来ないのよ?LINEも電話も3桁以上してるってのに…」ジーーーーーーーーッ…


魔理沙「ま、まさかセイヤの奴ッ…妖夢とチョメチョメしているんじゃッ…」


咲夜「そ、そんなっ!セイヤは私達のLINEや電話よりもッ…妖夢とのチョメチョメを取ったという事ですかッ…」


魔理沙「悔しいが…今まで何の連絡も無いという事は…」


レミリア「せ、セイヤは妖夢とそんな事をしたりしないわっ…だ、だって…セイヤはっ…私の事を愛しているんだものっ…」ウルウルっ…


早苗「最初はレミリアさんざまぁw…とか思っていましたが…レミリアさんだけなら未だしも、まさか他の私達のLINEと電話まで無視するなんて…」


フラン「そんなぁ…セイヤの彼女さんになりたいのにぃ…あんな事までしたのに…今更ポイするなんて…酷いよセイヤぁ…」ウルウルっ…


アリス「フランちゃんの言う通りだよ…もしも妖夢を取るなら、その時にはあの世で結ばれて貰う事にしよっか…」


霊菜『皆怖いわね〜…セイヤ君って、やっぱり罪な男の子だったのね…』


ブーーッ☆ブーーッ☆


霊菜「あら?レミリアちゃん、セイヤ君から電話よ?」


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・フラン・早苗「「「「「「えーーーーーーーっ!?」」」」」」


レミリア「ふ、ふふふふっ…///やっぱりセイヤは私を愛しているのねっ❤︎見なさい早苗っ!セイヤが誰を愛しているのか、これで分かったでしょうっ!?」うー☆うー☆


早苗「そ、そんなぁ…セイヤさんがぁ…」ガクッ…


レミリア「ふふふふ…///セイヤ、貴方の愛する妻…///レミリア・スカーレットよっ❤︎」


セイヤ『お前は初っ端から何を言っとるんだ…』


レミリア「そんな事よりも、どうしてLINEと電話を無視したのかしら?ま、まさかっ…私というものがありながらっ…妖夢とっ…」


セイヤ『いや…妖夢とじゃ無くて、妖夢のお祖父さんとだな…』


レミリア「っ!!!??」ポロっ…


コトンっ…


スマホ「おーいレミリアー…どうしたんだー…?」


レミリア「み、皆…セイヤが…セイヤがっ…」ガクブル…


アリス「セイヤに何かあったのっ!?」


レミリア「セイヤが…妖夢のお祖父さんと…チョメチョメしたって…」


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・フラン・早苗「「「「「「な、何だってーーーーッ!?」」」」」」


霊夢「ちょっと借りるわよレミリアっ!!」パシッ!


咲夜「スピーカーモードっ!霊夢っ!スピーカーモードへ速やかに移行して下さいっ!!」


霊夢「わぁってるわよっ!焦り過ぎて手元狂っちゃうのよっ!」ワタワタっ!


スッ…


セイヤ『おーいレミリアちゃーん…聞こえてますかー…?』


フラン「せ、セイヤどういう事っ!?私とお姉様の事は襲ってくれない癖にっ!どうして妖夢のお祖父さんとしちゃうのっ!?それにどうして選りに選って男っ!?」


セイヤ『あー…フランか…何を言ってるのか意味分からんのだが…』


早苗「意味が分からないのは私達の方ですよっ!妖夢のお祖父さんとするなんてっ…せ、セイヤさんのホモぉっ!!」


セイヤ『ウホッ!?』ガーーーーーーーンッ☆


魔理沙「あーーーッ!今セイヤがウホッ♂って言ったぜっ!これはホモ野郎の証だぜっ!」


霖之助「んッふ♂これで僕の気持ちも、セイヤ君に受け止めて貰えるという訳だねっ♂」クネっ♂クネっ♂


レミリア「気色悪いから失せなさいッ!このアホ毛ホモ眼鏡ッ!!」


霊夢「ていうかどっから湧いて出たのよ霖之助さんっ!?」


霖之助「セイヤ君が遂に、僕の愛を受け止めてくれると聞いて♂」シャキーンッ☆


フラン「誰もそんな事言ってないよっ!邪魔っ!目障りっ!耳障りっ!早く消えないとそのウザったいアホ毛引っこ抜くよっ!?」


霖之助「んっふ…手厳しいね…それじゃあ僕はお暇させて貰うとするよ…霊菜、悪いね。突然お邪魔しちゃって…」


霊菜「え、えぇ…まぁ…私は別に構わないから良いけれど〜…」


霖之助「それじゃあねっ♂」スタスタ


霊菜『何しに来たのかしら〜…』(小並感)


セイヤ『なぁ…お前達何か勘違いしてないか?俺は妖夢のお祖父さん、魂魄妖忌さんと試合したんだよ…』


アリス「し、試合ってアレでしょ?剣と剣をぶつけ合う方の試合でしょ?断じて布団の上で行う試合じゃ無いんだよね?」


セイヤ『当たり前だろ…アリス、お前は一体何言ってんだ…』


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗『『『『『『『よ、良かったぁ〜…』』』』』』』ホッ…


霊夢「…っていうかっ!どうしてあんた、レミリアのスマホに電話してんのよっ!私達だってLINEやら電話やらしたってのにっ!」


レミリア「何を言っているのよ霊夢。そんなの、セイヤが私を愛してるからに決まっているじゃない…///」う〜❤︎


早苗「その口閉じやがれですレミリアさんッ!」さにゃーっ!!


セイヤ『あ〜…レミリアが1番LINEの送信回数と電話を掛ける回数が多かったからだ…』


咲夜「お、お嬢様っ…どういう事ですかっ…LINEの送信回数と電話を掛ける回数は、各200回までと決めてあったじゃないですかっ…」ヒソヒソ…


レミリア「だ、だって…どうしてもセイヤに構って貰いたくて…」しょぼ〜ん…


魔理沙「まぁ気持ちは分かるが…ルールは守ろうぜ?レミリア。よく言うだろ?ルールを守って楽しくデュエルっ!…ってな…」肩ポンっ…


セイヤ『何だかよく分からんが…ま、誤解が解けたようで何よりだ…それとレミリア、悪かったな…バイト終わった後に連絡しないで…オマケにその後のLINEと電話まで無視してよ…』


レミリア「か、構わないわ…///貴方に謝罪の意思があるだけで…///私は十分よ…///セイヤ…///」


セイヤ『そうか…』


咲夜「それよりもセイヤ、妖夢のお祖父さん…妖忌さんでしたっけ?その方と試合をしたんですよね?」


セイヤ『あぁ、そうだが…それがどうかしたか?』


咲夜「怪我とか大丈夫ですか?また無茶な事をして、絆創膏や包帯をしている…とか…」


セイヤ『ん〜まぁ…怪我はしたさ。でも大丈夫だ…軽傷で済んだよ…』


『何が軽傷で済んだよ…ですかッ!1歩間違えれば命の危険だってあったんですよッ!?』


セイヤ『馬鹿っ…妖夢っ…声が大きいっ…聞こえるだろうがっ…』


早苗「残念ですけど聞こえてますよ〜…」


アリス「明日は学校でお説教だね…セイヤ。まぁ〜た無茶な事して…今度は前よりもみっちりとお灸を据えるからね?覚悟して置いてよ?」


セイヤ『うぐッ…あ、明日のお弁当は何かな〜…楽しみだな〜…』


霊夢「明日は毒テングダケの串焼きよ…毒抜き無しで丸ごとガブッといきなさい…」


セイヤ『いやんなもんガブッといったら死ぬわぁっ!!』


魔理沙「まぁ明日の事は明日考えるとして…取り敢えず、泊まるからって妖夢と幽々子先輩に変な事するなよ?」


セイヤ『しねぇよ…ったく…』


フラン「それじゃあセイヤっ❤︎また後でLINEしようねっ❤︎もしも私からのLINE無視したら、明日学校で皆の見てる前でネチっこいキスして貰うからねっ❤︎」


セイヤ『はいはい…それじゃあまたな…』


レミリア「あっ…待ってセイヤ……そのっ…///あ、愛してるわっ…///」カァっ…


セイヤ『っ……あぁ、知ってるよ…じゃあな…』ブツッ…


プーー…プーー…


頭ガシッ!!


レミリア「う〜…」汗ダラダラ…


霊夢「さぁレミリア…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


魔理沙「お説教の時間だぜ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


咲夜「最後に愛してる宣言ですか…流石お嬢様です…見事してやれました…」ニコニコ


霊菜「さ、さぁ〜て…私はお昼ご飯の買い出しに行ってくるわ〜…」そそくさっ…



〜白玉楼(居間)〜



セイヤ「ふぅ…」コト…


妖夢「電話は終わりましたか?」ズズズー…


セイヤ「あぁ…最後の最後で、またトンデモ発言されたがな…」


妖忌「お盛んじゃのぉ…多数の女子から電話やらLINEやら…しかも学校ではハーレム状態らしいじゃないか…」ズズズー…


妖夢「セイヤが私を選んでくれたら…どんなに嬉しい事か……セイヤを受け入れる準備も、私は出来ているんですよ…?///」コトッ…


妖忌「妖夢に此処まで言わせて何とも思わんのか?お?んんっ?それでも貴様は男か?」コトッ…


セイヤ「『この爺ウゼェ…もう1度絶影喰らわせるぞ…』あ、あははっ…妖夢の気持ちは死ぬ程嬉しいが、今はまだ答えが出せないから…」


妖忌「チッ…どうしてこんな奴に、儂の妖夢が…」ブツブツっ…


セイヤ「『悪かったなこんな奴で…それと、あんたが言うこんな奴と称した俺を好きになった、妖夢の立場はどうなるんだ?…と言いたい…滅茶苦茶言いたい…』それよりも幽々子先輩…」


幽々子「何かしら〜?」ズズズー…


セイヤ「さっき魔理沙が電話で、泊まるからって妖夢と幽々子先輩に変な事するなよ?…とか何とか言ってたんですけど…泊まりって何ですか?」


幽々子「あら〜…セイヤ君聞かされて無かったの〜?今日はセイヤ君、白玉楼で1泊する事になっているのよ〜♪」ニコっ☆


セイヤ「いや…初耳なんですけど…」


妖夢「霊夢達にはあらかじめ言って置いたんですが…その…駄目ですか…?お泊まりは…」


セイヤ「いや、まぁ…構わないが…着替えやら何やら持って来てないしな…」


妖夢「それなら今から取りに行きましょうっ!私も一緒に行きますっ!」スクッ!


セイヤ「わざわざ面倒じゃないか?別にいいぞ?無理して付いて来なくても…」


妖夢「大丈夫ですっ!…そ、それにその…///セイヤと2人きりで…///散歩をするのも…///良いかな、と…///」モジっ…


セイヤ「そ、そうか…///なら、悪いが付き合ってくれ…妖夢…」スクッ…


妖夢「は、はいっ…///そ、それじゃあちょっと着替えてきますねっ…///」タッタッタッタッタッタッ…


セイヤ「?…わざわざ着替える必要があるのか?」


幽々子「セイヤ君は女心が本当に分からないのね〜…好きな人とお出掛けする時に、お洒落をするのは女の子の常識よ〜…?」やれやれだわ〜…


セイヤ「そ、そうなんですか…///勉強になりました…///」頰ポリポリ…


妖忌「妖夢がデート…妖夢がデート…妖夢がデート…妖夢がデート…」ブツブツっ…


セイヤ『この爺の事はスルーする事にしよう…そうしよう…』



〜白玉楼(正門前)〜



セイヤ「それじゃあ行ってきます。帰りに買い出しもしてきますので、少しだけ遅れると思いますが…」


幽々子「今日はセイヤ君の手作り料理が2回も食べられるのね〜♪帰って来るのを心待ちにしてるわ〜♪」ニコニコ♪


セイヤ「妖夢、先に言っておくが、食費は俺が出すからな?」


妖夢「えっ…で、でも…」


セイヤ「女の子にお金払わせる訳にはいかないからな…男の下らないプライドだ、だから頼む…」


妖夢「でも…幽々子様が居るんですよ?食費が嵩むんじゃ…」


セイヤ「別に構わないさ…泊まらせてもらう身だしな、食費位出さないと悪いだろ…」


妖夢「す、すみません…それじゃあその…お願いします…」


セイヤ「あぁ…」ニコ


妖夢「///」みょん〜❤︎


妖忌『完全に妖夢が奪われてしまっているな…これから先、妖夢を泣かせる様な事があれば…その時は今度こそッ…』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


セイヤ「『殺気凄ぇな…ま、俺には関係無い関係無い…知らんぷり知らんぷり…ってな…』それじゃあ妖夢、行くか…」スタスタ


妖夢「あっ、はいっ!…そのっ…///セイヤ…///手を繋ぎたいんですが…///駄目ですか…?///」モジモジっ…


セイヤ「ん?あぁ…ほら」手を出す…


妖夢「し、失礼します…///」スッ…


ギュッ…


妖夢「『セイヤの手は…///本当に暖かいですね…///』それじゃあ…///行きましょうか…///」スタスタ…


スタスタスタスタ…


妖忌「……ムッキーっ!!」ビリィッ!


幽々子「妖忌、そのハンカチ私のよ〜…後でキチンと買い直してちょうだいね〜…」



〜セイヤ君の住んでいるマンション前〜



ガチャッ……バタン…カチャカチャカチッ…


セイヤ「悪いな妖夢、待たせた…」


妖夢「いえ、全然待った内に入りませんよ。それじゃあ買い出しに行きましょうか♪」ギュッ…


スタスタスタスタ…


セイヤ「今日の昼飯と夕飯、何にするかな…妖夢は何かリクエストあるか?」トントンッ…


妖夢「私ですか?…そうですね〜…え〜っと…あっ!セイヤ特製の出し巻き卵が食べたいですっ♪」トントンッ…


セイヤ「出し巻き卵か…卵が安いと良いな…」トントンッ…


妖夢「そうですねっ♪『セイヤは本当に家庭的な男の人ですね…///見た目とのギャップがまた…///』」トントンッ…


スタスタスタスタ…


セイヤ「それにしても、こうやって長閑な気分で休日を過ごすのは…中々どうして心地良いもんだな…」スタスタ…


妖夢「『さっきまで本気の師匠と試合していたじゃないですか…』そ、そうですね…平和なのは良い事です…」スタスタ…


セイヤ「暫く…というか永遠に、平和な日常を送り続けたいもんだな…面倒事はもう沢山だ…」スタスタ…


妖夢「私も心底そう思います…もうセイヤが傷付く所は…見たくありませんから…」下を向きながら歩く…


セイヤ「あっ、おい妖夢っ…」


妖夢「え?」ドンッ…


セイヤ「す、すみません。大丈夫でしたか?」


「ん?あぁ、気にする必要は無い。少しぶつかっただけだからね…僕も考え事をしていたし、お互い様だよ…」


妖夢「ほ、本当にすみません…下を向いて歩いていたもので…」ペコペコっ!


「ははは、だから気にしてないよ。それにしても、休日の昼間から手を繋ぎながらデート、か。羨ましいね…」


セイヤ「きょ、恐縮です…『ていうかこの人背ぇ高っ…ブラドさんと同じ位あるな…』」


妖夢「えへへ…///デート…///」テレテレっ…


「それじゃあ僕はこれで…」ペコ…スタスタ


セイヤ「ほ、本当にすみませんでした…」ペコ…


妖夢「すみませんでした…」ペコ…


「まぁ、また会う事になるでしょうけどね…水奈月、セイヤ君…」ボソッ…


セイヤ「……は?」クルッ…



ヒュゥゥゥ〜…



セイヤ『俺…名前名乗ったっけか…?ていうか居なくなるの早っ…』キョロキョロ…


妖夢「セイヤ、どうかしましたか?早くスーパーに行かないと、目ぼしい物が売れ切れてしまいますよ?」袖クイクイッ…


セイヤ「あ、あぁ…そうだな…『それにあの、張り詰めた緊張感と威圧感…あれは…俺の気の所為だったのか…?』」スタスタ…


スタスタスタスタ…



〜家屋の屋根〜



「相変わらず兄様は大胆だな…あんな接触の仕方するなんて…」


「どうしても彼と話をしてみたくてね…近くに寄って、話を確信したよ…強いよ…彼は…」


「へぇ〜…なら今直ぐにでもブッ飛ばしちまえば良かったのによ…」


「その時まで、まだ暫く時間がある…彼には、その時が訪れるまで…より一層強くなって貰わないとね…」


「ま、僕は何方でも良いけどねぇ〜…それより翔、依頼の内容って何だっけ?」


翔「敗北宣言をするまで、徹底的に甚振って欲しい…との事だよ…ハチ…」


ハチ「ん〜…徹底的の度合いがよく分かんないけど…ま、その辺も翔と竜成に任せるよ…」


竜成「おうよっ!俺の格闘術で四肢が2度と使いもんにならない様にしてやらぁっ!」


翔「まぁ彼は何方かと言うと、叶祈に若干近い感じだと思うけどね…」


叶祈「ま、まだまだ時間があるんだ…俺達も見縊る事無く、全力で叩き潰す事にしよう…兄様…」


翔「そうだね…その時が来るのが、本当に待ち遠しいよ…水奈月、セイヤ君…」スタスタ



ヒュッッッッッッッッ!!×4



〜幻想町(百鬼夜行商店街スーパー店内)〜



カラカラカラカラカラ…


セイヤ「キャベツが安いな…ロールキャベツでも作るか…」ヒョイっ…


妖夢「セイヤっ!トマトが4個で200円ですよっ!」


セイヤ「ならロールキャベツの味付けはトマトソース風味にするか…妖夢、それ籠の中入れてくれ…」カラカラカラカラ…


妖夢「分かりました♪」ヒョイっ…


セイヤ「後は豚挽肉も買わなくちゃな…調味料は白玉楼にあるだろうし…他にも夕食用に色々と…」カラカラカラカラ…


「あっ!セイヤさんっ❤︎…と、妖夢先輩…」ムスっ…


セイヤ「こいしちゃん…こいしちゃんも買い物か?」


こいし「私はお姉ちゃんとお燐とお空との4人でお買い物中です♪今日は4人でお泊まり会をする予定なんですっ♪」


セイヤ「へぇ、お泊まり会か。こいしちゃんの家でか?」


こいし「はいっ!…それよりもセイヤさん、どうして妖夢先輩と2人でお買い物してるんですか?」ジトー…


セイヤ「え?あぁ、俺も今日は白玉楼に泊まるんだ。だから昼飯と夕飯の分の買い出しをな…」


こいし「そんなっ…妖夢先輩羨ましいですっ…」ガーーーーーーーーンッ…


妖夢「明日はセイヤと幽々子様と3人で登校する予定なんですよ♪気分はもう最高潮です♪」みょんみょん♪


こいし「いいなぁいいなぁ…私もまたセイヤさんに泊まりに来て貰いたいです…」グスンっ…


セイヤ「こいしちゃんやさとりの両親が構わないって言うなら、また泊まらせて欲しい。1度キチンと挨拶がしたいからな…」


こいし「えっ!?///せ、セイヤさんがパパとママにに挨拶っ!?///『こいしをお嫁さんに下さいっ!…とか言われちゃったりして…///』」ドキドキ…


セイヤ「迷惑だって言うなら無理にお邪魔したりはしないが…」


こいし「迷惑じゃないです迷惑じゃないですっ!///是非また泊まりに来て下さいっ!///」両手ブンブンっ!


セイヤ「あぁ…じゃあまた、お邪魔させて貰うとするか…」ニコ


こいし「えへへへ〜❤︎」テレテレっ…


妖夢『私が居るのにこいしちゃんに構って…セイヤは本当に女心というものが分かっていませんね…』ムスっ…


セイヤ「妖夢、お前何でムスっとしてるんだ?」


妖夢「別にっ…もうセイヤなんて知りませんっ…」プイっ…


セイヤ「ん〜…?」頭ポリポリ…


「こいし〜、そろそろお会計するわよ〜?」カラカラカラカラ…


「あっ、セイヤじゃん。セイヤも買い物しに来てたんだね」スタスタ


「それも妖夢と2人で?全くセイヤは、毎回毎回女の子とばっかり一緒に居るねぇ…」スタスタ


セイヤ「さとり、それに空に燐…おっす」


さとり「セイヤは妖夢と2人でお買い物みたいね…」ジトー…


セイヤ「まぁな…さとりこそ、今日は4人でお泊まり会するらしいな…」


空「そうそうっ!どう?羨ましい?羨ましいよね?羨ましいでしょ〜♪」


セイヤ「いや別に?俺もさとりとこいしちゃんの家に泊まりに行った事あるしな…」


燐「何それ初耳なんだけどっ!!…セイヤ、まさかさとり様とこいし様に…変な事してないよねぇ…?」ジーーーっ…


セイヤ「する訳無いだろ…そんな事してさとりやこいしちゃんに嫌われたくないからな…『映画館ではそれに近い事したが…』」


さとり・こいし『『あの時の出来事を思い出してしまった…///』』ドキドキっ❤︎


妖夢「みょむむむぅ…せ、セイヤっ!ほらっ!そろそろ行きますよっ!!」グイッ!


セイヤ「お、おい引っ張るな妖夢っ!そ、それじゃあなっ!また明日学校でっ!」カラカラカラカラ!


さとり・こいし「「///」」手をフリフリっ…


空「もう少しだけ話してたかったね…」手をフリフリ…


燐「明日は占い学部に顔出してもらおっかぁ…」手をフリフリ…



〜スーパー(調味料コーナー)〜



妖夢「まったくセイヤはっ…私と2人で買い物していると言うのにっ…さとりやこいしちゃんにデレデレしてっ…空と燐とも親しげに話してっ…」プンスコっ!


セイヤ「べ、別にデレデレなんかしてないだろ?妖夢と買い物来てるのに、話で盛り上がってたのは悪かったよ…」


妖夢「こういう時位…もっと…私を見て下さいよ…」ウルっ…


セイヤ「っ…本当に悪かった…ほら、カート…一緒に押そう…な?」チョイチョイっ…


妖夢「…」コクンっ…


スタスタ…ピトっ…


妖夢「な、何だかこうしてると…///夫婦みたいですね…///」ドキドキっ…


セイヤ「そ、そうか?ていうか、今時こんな風に買い物する夫婦なんて居るのかよ…」カラカラカラカラ…


「おやおや…随分と若いご夫婦ね〜…」クスっ…


「仲睦まじい様で羨ましいですわ〜…」クスクスっ…


妖夢「ちょ、ちょっとだけ恥ずかしいですね…///『セイヤと夫婦っ❤︎セイヤと夫婦っ❤︎セイヤと夫婦っ❤︎セイヤと夫婦っ❤︎』」スタスタ


セイヤ「恥ずかしいなら止めるか?」カラカラカラカラ…


妖夢「は、恥ずかしいですけど…///でも、それ以上に…///私とセイヤが夫婦様だと思われるのが、凄く嬉しいです…///」スタスタ


セイヤ「そ、そうか…///『な、何だか…///反応に困るな…///』」カラカラカラカラ…


妖夢「そ、そういえばセイヤっ…///他には何を買う予定なんですか?///」スタスタ


セイヤ「え?ん〜…そうだなぁ…ロールキャベツをトマトソース風味にする予定だから…今日は洋風の献立にした方が…いや…妖忌さんが居るし…和風の方が…」カラカラカラカラ…


妖夢「師匠は洋風の料理も好きですよ?まぁ8年前の話ですけど…」スタスタ


セイヤ「意外だな…和風以外認めぬっ!とか言いそうな風貌だが…」カラカラカラカラ…


妖夢「師匠はああ見えて結構子供っぽい所がありますから…煮込みハンバーグとか好きみたいです。小さい頃、良くハンバーグの専門店に連れて行って貰いましたから」スタスタ


セイヤ「なら昼はハンバーグとロールキャベツがメインで、夜はコロッケやら何やら惣菜屋で色々買って行くか…」カラカラカラカラ…


妖夢「はいっ♪『セイヤの手作りハンバーグっ♪今から楽しみですっ♪』」スタスタ



〜幻想町(百鬼夜行商店街)〜



妖夢「すみませんセイヤ…幽々子様の為にお菓子まで買って貰っちゃって…」スタスタ


セイヤ「気にするな…俺も何か甘い物が食べたいって思ってたからな…」スタスタ


妖夢「セイヤはチョコレートとか好きなんですよね?」スタスタ


セイヤ「滅茶苦茶好物だな…だが、ケーキはモンブラン派だ…」スタスタ


妖夢「その割には…本当に肌が綺麗ですよね。ニキビができた事ってありますか?」スタスタ


セイヤ「まぁそりゃあ多少はあるが…殆どできた事は無いな…今考えれば…」スタスタ


妖夢「羨ましい体質です…幽々子様も暴飲暴食するのに、何故か太りませんし…」スタスタ


セイヤ『あれは栄養全部胸にいってるだけだろ…だが、俺は敢えて口には出さない…』スタスタ


「おっ!セイヤと妖夢ちゃんじゃんっ!2人でデートか?」スタスタ


「買い物袋持ってデートか…お買い物デートだなっ!」スタスタ


妖夢「せ、セイヤ…知り合いですか…?」ヒソっ…


セイヤ「クラスメイトの辰巳と裕だ。辰巳、裕

、お前達は2人で何してるんだ?」


辰巳「ゲーセン行った後ナンパしたんだが…結果はご覧の通りだよ…」


裕「休日で女の子だけで居る奴等は、声掛ければホイホイ付いて来るとか何とか辰巳が行っててな…付き合ったら惨敗だよ惨敗…」はぁ…


セイヤ「お前達は休日をそんな事して過ごしてるのか…ナンパとか止めとけ、そんなの虚しいだけだろ…ていうか俺はナンパする奴は嫌いだ…」


辰巳「てめぇは恵まれてるからそんな事が言えんだよっ!俺らの気持ち、少しは理解しようとしてくれっての…」


セイヤ「俺は小さい頃からナンパする奴が嫌いなんだよ…お前らは友達多いんだから、合コンでもセッティングして貰えっての…」


裕「合コンねぇ〜…なら霊夢ちゃん達と合コンしたいな〜…なんて?」


妖夢「それは無理だと分かって言っているんですか?」


辰巳「ちょこっとイケるかな〜…みたいな…」


妖夢「淡い希望は捨て去った方が良いですよ…」


セイヤ『妖夢のやつ、いつに無く辛口だな…』


裕「何だかお邪魔みたいだし、俺らはもう行くわ…それじゃあなセイヤ、また明日学校で」ノ


辰巳「んじゃなぁ〜♪」ノ


セイヤ「おう、気を付けて帰れよ…」ノ


妖夢「お気を付けて…」ペコ


スタスタスタスタスタスタ


妖夢「セイヤにも、遂に男友達が出来たんですね…」ホロリ…


セイヤ「何この反応…君のその反応だと、俺は高校生活で一生男友達出来ないと思ってたみたいなんだけど?」


妖夢「その通りじゃないですか。いつも男子に忌み嫌われていたのは何処の誰でしたっけ?」


セイヤ「うん……俺だな…」


妖夢「ふふっ、それじゃあお惣菜屋さんに行きましょう!セイヤ!」ギュッ…


セイヤ「了解…」スタスタ



〜百鬼夜行商店街(惣菜屋)〜



妖夢「あの、すみません」スタスタ


惣菜屋の親父「おっ、妖夢ちゃん!いつもありがとねっ!おぉ、セイヤ君も一緒じゃないかい」


セイヤ「どうも…」ペコ…


惣菜屋の親父「なんでぇなんでぇっ!2人でお買い物かいっ?いやぁ熱いねぇ〜っ!」


妖夢「えへへ…///今日はセイヤが白玉楼にお泊まりするので、その為の買い出しに…///」


惣菜屋の親父「そうかいそうかいっ!なら幽々子ちゃん一緒だろ?好きなの3つまで選びなっ!タダにしてやっから!」


セイヤ「えっ?い、良いんですか?」


惣菜屋の親父「構わねぇよっ!2人には良く買いに来て貰ってるしなっ!」


妖夢「そ、それじゃあ…お言葉に甘えさせて貰っちゃいましょうか…セイヤ…」


セイヤ「そうだな…すみません、それじゃあメンチカツ3つ…それとチーズハムカツ3つ」


惣菜屋の親父「あいよっ!それじゃちょこっとだけ時間貰うよっ!」スタスタ


セイヤ「何だか得しちまったな…妖夢…」


妖夢「そ、そうですね…」



☆★☆5分後★☆★



惣菜屋の親父「はいよっ!メンチカツ3つとチーズハムカツ3つだよっ!」


セイヤ「それじゃあチーズハムカツ3つ分の代金375円です」チャラっ…


惣菜屋の親父「んん?高い方の代金で良いのかい?セイヤ君」受け取る…


セイヤ「3つもタダにしてもらったんですから…流石に安い方の代金払うのはちょっと…」


惣菜屋の親父「そ、そうかい?じゃあ遠慮なく…」


セイヤ「いえいえ、本当にありがとうございます、助かりました。それじゃあ、また買いに来ますね」


惣菜屋の親父「おうっ!またいつでも来なっ!セイヤ君に妖夢ちゃんっ!」


妖夢「はいっ!また買いに来ますっ!ありがとうございましたっ!」ペコっ…


惣菜屋の親父「良いって事よぉっ!」


セイヤ「それじゃあ妖夢、行くか」スタスタ


妖夢「はいっ♪」スタスタ


スタスタスタスタ


惣菜屋の親父『セイヤ君…毎回違う女の子と商店街歩いてるよなぁ…』モテモテで羨ましいねぇ…



スタスタスタスタ



セイヤ「さて、何か日用品とか買うものあるか?」スタスタ


セイヤ「?…妖夢?」ピタ…


妖夢「…」ジーーーっ…


セイヤ「ん?」チラ


アイス屋女「はい、僕。落とさない様にね?」スッ…


男の子「うんっ!」受け取る…


セイヤ「何だ妖夢、もしかしてアイス食べたいのか?」


妖夢「えっ!?///そ、そんなっ!///別にソフトクリームなんてたべたくないですみょんっ!///」アタフタっ!


セイヤ「『食べたいんだな…』俺はミックスソフトにするが、妖夢もそれでいいか?」


妖夢「そ、そんな…わ、私は別に…」


セイヤ「俺が食べたいから買うんだ、俺だけ食べてたら何だか悪いからな…奢ってやるよ…何がいいんだ?」ニコ


妖夢「うぅ…///じゃ、じゃあ…///苺とバニラのミックスで…///『セイヤは優し過ぎます…///』」


セイヤ「畏まりました。少しの間だけ、此処でお待ち下さい。妖夢お嬢様…」ペコ


妖夢「ふふっ、何ですかそれっ…」クスクスっ…


セイヤ「ははっ、それじゃあちょっと買って来るわ…」スタスタ


スタスタスタスタ


妖夢「妖夢お嬢様…///かぁ…///」ポケェ〜…



セイヤ「すみません、苺とバニラのミックスソフト2つ」


アイス屋女「はい、ありがとうございます!少々お待ち下さい!」クル…スタスタ


セイヤ「ふぅ…」


「あっセイヤだっ!!」


「妖夢先輩と2人で何してるのかーっ!」


セイヤ「チルノにルーミア、2人で買い物か?」


チルノ「そんな事より妖夢先輩と2人で何してるのっ!?」


セイヤ「何って…買い物だよ買い物…」


ルーミア「ソフトクリーム2つ分も買って買い物な訳ないのかーっ!」


セイヤ「い、いや…妖夢が食べたそうに見てたからな…」


チルノ「へぇ〜……あたい達も食べたいな〜…ソフトクリーム…」チラ…


ルーミア「っ……チルノちゃんの言う通りっ!私達も食べたいのかー!」


セイヤ「はぁ…分かった分かった…すみませーん!」


アイス屋女「はい?どうかされましたか?」


セイヤ「すみません…さっき頼んだソフトクリーム、同じの2つ追加で…」


アイス屋女「ふふっ…はい!ありがとうございます!」ニコ


セイヤ「ミックスソフトで良かったか?チルノ、ルーミア…」


チルノ・ルーミア「「問・題・無っ!!」」


セイヤ「はははは……はぁ〜…」ガクっ…



◇◆◇5分後◆◇◆



妖夢「あはは…セイヤ、災難でしたね…」ペロっ…


チルノ「災難なんかじゃないよねぇ〜?セイヤはあたい達に奢りたくて奢ったんだもんねぇ〜?」ペロペロっ…


セイヤ「はい…その通りで御座います…」ペロ…


ルーミア「妖夢先輩と2人きりでお買い物デートなんかしてるのが悪いのかー…」ペロペロっ…


妖夢「セイヤ、やっぱり私も出しましょうか?幾ら何でも出して貰い過ぎている気がします…」あむっ…


セイヤ「良いって良いってこれ位…端た金だよ。こんなもん…『まぁ正直キツいが…食費やら電気代やらを遣り繰りすれば何とかなるだろ…』」ペロペロ…


チルノ「やっぱり高給取りは違うねっ!流石紅魔館の執事長っ!」ペロペロっ…


ルーミア「バイトを掛け持ちしてるだけはあるのかーっ!」ペロペロっ…


セイヤ「言って置くがな、チルノにルーミア…いくら高給取りでも、バイト代出るのは1ヶ月という期間が空くものなんだよ…?」ペロ…


チルノ「大丈夫大丈夫っ!セイヤなら1ヶ月の期間位乗り切るの楽勝でしょっ!」ペロペロっ…


ルーミア「問・題・無っ!なのかーっ!」ペロペロっ…


セイヤ「ははっ…私も買い被られたものですねぇ…」サクっ…



〜幻想町(白玉楼前)〜



チルノ「それじゃあまた明日学校でっ!セイヤに妖夢先輩っ!」ノ


ルーミア「ソフトクリームご馳走様なのかーっ!」ノ


セイヤ「あぁ…また明日、学校でな。チルノ、ルーミア」


妖夢「また明日学校で会いましょう」


チルノ「はーいっ!…それじゃあルーミアっ!このままてゐの家に乗り込むぞぉっ!」スタスタ


ルーミア「あ、あれは冗談じゃなかったのかー…」スタスタ


セイヤ「車には気を付けろよなー…」


チルノ・ルーミア「「は〜いっ♪」」手をフリフリっ☆


スタスタスタスタ


セイヤ「なぁ妖夢…」


妖夢「?…何ですか?」


セイヤ「俺ってさ…先輩だと思われて無くないか…?」


妖夢「確かにそうかも知れませんが…それは良い意味で先輩だと思われて無いんだと思いますよ?それとも、やっぱり後輩にはキチンとセイヤ先輩と呼ばれた方が良いですか?」


セイヤ「いや…まぁ別に俺は気にしないんだが…俺だけ先輩って呼ばれないからな…少し気になったんだ…」


妖夢「セイヤは普通に接しやすいですから…きっとその所為もあると思いますよ?チルノちゃんは余り先輩と付けませんし…」


セイヤ「ま、変に他人行儀にされても困るしな…俺は普通に名前呼ばれた方が気が楽だ…」


妖夢「こいしちゃんはセイヤの事をさん付けで呼びますよね?その理由って聞いた事ありますか?」


セイヤ「あー…確か、第1印象が見るからに大人っぽかったからだって言ってたな…」


妖夢「『そういえば私も、最初セイヤを見た時は先輩かと思いましたね…』セイヤはさん付けで呼ばれるのは嫌ですか?」


セイヤ「いやぁ〜…///こいしちゃんに名前呼ばれるだけで幸せだからなぁ〜…///こいしちゃんに上目遣いされながら名前呼んでもらえるなんて、俺は幸せ者だわぁ〜…///」


妖夢「っ」ムスっ…


鳩尾ドゴォッ!


セイヤ「ぐわらばぁっ!?」げぼぉあっ!


妖夢「セイヤなんて知りませんっ!ふんっ!」スタスタスタスタっ!


ガクっ…


セイヤ「よ、妖夢さんッ…な、何故ッ…おぇぇっ…」ぷるぷるっ…



〜白玉楼(居間)〜



幽々子「それは全面的にセイヤ君が悪いと思うわ〜…」ズズズー…


妖忌「何をやっとるんじゃセイヤ君…あれ程妖夢を傷付けるなとキツく言って置いたであろうが…」ズズズー…


セイヤ「マジすんません…」※正座中


幽々子「折角セイヤ君の作ったお昼ご飯を食べているのに、ずぅ〜っと不機嫌だったから何があったのかと思ったら…そういう事だったのね〜…」コトッ…


妖忌「まぁ取り敢えずセイヤ君は打ち首獄門にするとして…」コトッ…


セイヤ「マジ勘弁して下さいよ妖忌さん…晒し首とか、こんな見るに堪えない首を町に晒したら、もう恥とか言うレベルじゃ済まないですよ…」※正座中


妖忌「自らの恥よりも、妖夢を傷付けた事を恥じる事だな…」


セイヤ「……仰る通りです…」※正座中


幽々子「キチンと妖夢に謝ってね〜?妖夢も今頃、自分の部屋で枕を濡らしているかも知れないわよ〜?」パキンっ…ボリボリッ…


セイヤ「ぅ…」※正座中


幽々子「セイヤ君も妖夢が誰を好きなのかは知っているわよね〜?それなのに、他の女の子がどうだこうだ言ったら可哀想よ〜…」ズズズー…


妖忌「そうじゃそうじゃ…私の愛孫である妖夢の心を射止めたんじゃ、キチンと責任位とらんかい糞餓鬼…」ズズズー…


セイヤ「行ってきます…」スクッ…


妖忌「一応念の為に言って置くが、悲しんでいる妖夢の心の隙間に漬け込んで、変な気を起こさん様にな…」コトッ…


セイヤ「そんな事しませんよ…」スタスタ


妖忌「何をッ!儂の可愛い妖夢は襲う価値も無いとッ!そういう事かッ!?」ガタッ!


セイヤ「あんたは一体俺にどうして欲しいんだよッ!!」


幽々子「やれやれだわ〜…」パキンっ…ボリボリッ…



〜白玉楼(妖夢の部屋)〜



妖夢「はぁ〜…セイヤの馬鹿っ…」ボフっ…


妖夢「どうしてこうも毎回毎回こいしちゃん贔屓するんでしょうか…確かに可愛くて凄く魅力的な女の子ですけど…もっと私を見てくれたっていいじゃないですか…」ボフっ!


妖夢「霊夢と魔理沙はセイヤの幼馴染で言わずもがな親しい仲ですし…咲夜とは同じ職場の仕事仲間な上に、毎朝朝食を作りに行って好感度高いですし…レミリアとフランちゃんが甘えてきても、セイヤは強く嫌がらないですし…」ボフっ!


妖夢「アリスとは1年生の時から同じクラスで、セイヤも強く信頼しているみたいですし…早苗とは中学時代に同棲までしていて……私…どんどん置いてけぼりです…」グスっ…


ポロポロ…


妖夢「やっぱり…同じ部活に入っていないと…駄目なんですかね…」ポロポロ…


トントンッ…


「お〜い妖夢…悪いが開けてくれないか…?」


妖夢「っ…い、今は放っておいて下さい…」グスンっ…


「……妖夢、お前…泣いてるのか…?」


妖夢「泣いてませんっ…」グシグシっ…


襖スーーー…


妖夢「っ」枕に顔を隠す…


セイヤ「枕に顔隠して…泣いてないなら顔見せられるだろ?妖夢」スタスタ…


妖夢「泣いてません…出て行って下さい…今はセイヤの顔を見たくないです…」グスッ…


頭ポンポン…


セイヤ「悪かったな…妖夢の事、傷付けちまった…反省してる…だから、泣かないでくれ…」なでなでっ…


妖夢「そうやってヒック…またっ…調子の良い事言ってっ…反省なんてえぐっ、してない癖にっ…」グスッ…


セイヤ「反省はしてる…だけどどうやら…俺は学ばないみたいだ…学習能力低いって事だな…」なでなでっ…


妖夢「それは心から反省してない証拠ですっ…」


セイヤ「はは…言い返せないな…」グイッ!


妖夢「ひゃっ!」ゴロンッ…


スッ…


セイヤ「なら、妖夢はどうしたら許してくれるんだ…?」


妖夢「『か、顔近いですよぉ…///』うぅ…///え、え〜とっ…///そのっ…///」モジモジっ…


セイヤ「顔、赤いな…そんな妖夢も可愛いよ…」微笑み…


妖夢「な、ならっ…///き、きき、キスして下さいっ…///」カァっ…


セイヤ「……あぁ」スッ…


チュッ…


妖夢「んっ…///」ピクンっ…


セイヤ「……これでいいか…妖夢…」顔を離す…


ギュゥッ…


妖夢「だ、駄目っ…///ですっ…///も、もっと…///してくれないと…///許しませんっ…///」はぁ…///はぁ…///


セイヤ「…なら、許して貰えるまでするだけだ…」スッ…



チュッ…



〜白玉楼(庭園)〜



妖夢「さぁセイヤっ!今度はまた、私と剣術の修行ですよっ!手を抜いたりしないで全力で掛かって来て下さいっ!」みょんみょんっ♪


セイヤ「はぁ…食後の運動にしては結構ハードだな…」チャキッ…


妖夢「行きますよッ!」ダッッッ!


セイヤ「少し本気出すからな?怪我しない様にしろよ…」ヒュッッッッッッ!!


妖夢『背後ッ!』ビシュッッッッ!


スカッ!


妖夢「『完全に捉えたと思ったのにッ…それに斬った感触もあったッ…』ですがッ…私だって負けたくありませんッ…」パチンッ…


ザザァァーーッ!


セイヤ「そうこなくちゃな…次は、もっと速く動くとするか……行くぞッ!」ヒュッッッッッッッッッッ!!!!



ガギィィンッ!キィンッ!!キキキキキキィィンッッ!!



妖忌「セイヤ君、一体どんな魔法を使ったんじゃ…さっきまでの不機嫌だった妖夢がまるで嘘の様じゃ…」


幽々子「セイヤ君だけが持ち得る魔法の様なものよ〜♪私はまだその魔法を掛けられた事がないけれどね〜♪」悔しいわ〜♪


妖忌「魔法…?セイヤ君は剣士でも格闘家でも無く、魔法使いだったのか…」


幽々子「魔法というのは隠語よ、妖忌。要はキスよ、キ・スっ❤︎」人差し指を口元に当てる…


妖忌「な、なんじゃとぉぉぉぉぉッ!!?」ガーーーーーーンッ☆


幽々子「好い加減妖忌もセイヤ君の事を認めてあげた方がいいと思うわ〜…そんな事じゃ妖夢に嫌われるわよ〜?」


妖忌「よ、妖夢にキスはまだ早過ぎるっ!抱き合うのだってまだ早いと言うのにっ!」


幽々子「妖忌は過保護過ぎるわよ〜…妖夢ももう子供じゃないのよ〜?もう立派な女の子なの…まぁ、あんなに初心だった妖夢が、セイヤ君に彼処までするという事は、それだけセイヤ君の事が好きだっていう証拠という訳ね〜…」


妖忌「ぐぬぬぬぅぅっ…ゆ、幽々子様もセイヤ君の事が好きなのですか…?」


幽々子「勿論好きよ〜❤︎あんな男性に巡り会える機会なんて、きっと無いでしょうね〜❤︎」うふふ…


妖忌「ち、因みに幽々子様…セイヤ君は一体どれだけの女の子から慕われているのですか…?」


幽々子「私と妖忌と妖夢の両手両足の指を足しても足らないわ〜♪」ニコ


妖忌『セイヤ君ッ…君という男は一体どれだけの女の子を誑かして来たんだッ…』



妖夢「はぁッ…はぁッ…『は、疾いッ…私の斬撃が擦りもしないなんてッ…やはりッ…セイヤは強いッ…』」カチャッ…


セイヤ「どうした妖夢、スタミナ切れか?俺はまだまだ続けられるぞ?」ヒュンヒュンッ…チャキッ!


妖夢「『オマケにこのスタミナの多さ…2年生の初めの頃は、女の私よりもスタミナが無かった筈なのに…』なら、次の1撃で決めれば済む話です…」カチャッ!


セイヤ「確かにそうだな…なら、俺もそうさせて貰うぞ…」スーーーーーー…パチンッ…


妖夢『セイヤが足を前に出す瞬間が勝負…その時に…私の編み出した奥義を…セイヤに叩き込むッ!』ジリッ…


ジリッ…ザッ!!


妖夢「『此処ですッ!!』断永剣・【破天荒楼迷桜斬】ッ!!」ドビシュッッッッッッッッッッッッ!!!!


セイヤ「ッ!!?」ガギギギギギギギギギギギギィィッッッッ!!


ザザザザザッッ!!


セイヤ『何て剣圧だッ!!糞ッ!足が軋むッ!!』ミシミシッ…!


妖夢「『このまま押し切るッ!!』はぁぁぁッ!!」ググググググググッ!!


セイヤ「だがなッ!妖夢ッ!どんなに重い剣圧もッ!受け流されちゃそれで終いだッ!」ギギギギギギッ!!ギィィンッッ!!


妖夢「あッ!!」グラァッ…


セイヤ「俺の秘剣の1つ…見せてやる…」バッッッッッッ!!!!


チャキッッ!!


セイヤ「この想いはッ!永久に消えずッ!!」ジャキッ…


妖夢「っ!?」


セイヤ「秘剣・【百世不磨】ッ!!」ドヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!!


妖夢「あうッ!?ぐッ!?ぐぅッ!!?」ドガガガガガガガガガガガガガガッッ!!


ザザザザザァァァァーーーーーッ!!


スーーーーーー…パチンッ…



秘剣・百世不磨


空中に飛び上がった後、剣先で相手の関節や急所を滅多突きにする剣技。相手が戦闘不能になるまで、終わる事無く永久に突き続ける事が可能である。


セイヤ「付け加えると、疾風迅雷応用編だ…」ヒュッッッッッッッッッッ!!


ガシッ!


妖夢「ま、参りました…」


セイヤ「大丈夫か?妖夢。痛くなかったか?」


妖夢「痛くはありませんが…体中が痺れて…体の自由が利きません…」


セイヤ「ま、疾風迅雷の応用効かせてるからな…自由が利かなくて当たり前だ…」ヒョイっ…


妖夢「あぅ…///『お、お姫様抱っこ…///うぅ、悔しい気持ちと嬉しい気持ちが鬩ぎ合ってますみょん…///』」


スタスタスタスタ…


セイヤ「ほら、少し此処で横になってろ…」妖夢を下ろす…


妖夢「す、すいません…///」


セイヤ「はぁ〜疲れた…連戦みたいなもんだからな…もう無理…」


妖忌「セイヤ君、君はまだ秘剣などという剣技を持ち合わせているのか…本当に底が知れないな…」


セイヤ「まだまだ完成には程遠いですけどね…」ははは…


妖忌「良ければその秘剣、儂に見せてくれぬか?」


セイヤ「秘剣は結構体力使うんで…1つだけなら…」


妖忌「ならその1つでいい…頼む…」


幽々子『妖忌、そんなに悔しそうな顔をしなくても…』


スクッ…スタスタスタスタ…


セイヤ「それじゃあ…今日はもう修行はしないでしょうし、鏡花水月で…」チャキッ…


ヒン…


妖忌「っ…せ、セイヤ君…今…」


セイヤ「分かりました?半径1㎞圏内に斬撃を放ったんですけど…」パチンッ…


妖忌「『何という技量…雨や空気、そして時を斬れると豪語していたが…まさか本当に…』き、君は今…一体何を斬ったと言うんだ…」


セイヤ「さぁ?」


妖忌「さぁ…って…」


セイヤ「空気を振動させて、音で斬り裂いたとでも言えばいいんですかね…自分でもよく分からないですけど…」


妖忌「く、空気を振動…?音で斬り裂いた…?」


妖夢「セイヤの技量は、並の剣豪よりも遥かに上ですからね…刀を持って、尚且つ本気を出したセイヤには、きっと誰も勝てませんよ…」


セイヤ「まぁ色々な力を混合させて放ってるがな…俺の技量だけじゃないさ…」スタスタ


幽々子「取り敢えずセイヤ君、お疲れ様〜♪お茶飲むかしら〜?」


セイヤ「あ、すみません…頂きます…」座る…


妖忌『セイヤ君…君は本当に、妖夢達を護るという、ただそれだけの理由で…此処まで強くなったのか……ふっ…最初から、儂が勝つ事など不可能だったみたいじゃな…背負っているモノの大きさが、まるで違うわい…』


セイヤ「あー…お茶美味しー…」ほのぼの〜☆



〜約2時間30分後〜



〜白玉楼(正門)〜



妖夢「師匠…本当にまた、行ってしまうんですね…」


妖忌「儂もまだまだ未熟だという事が分かった…また暫くは世界を渡り歩き、まだ見ぬ世界の強者共と、剣を交えようと思う…」


妖夢「師匠は私よりも、剣の道の方が大切なんですね…」俯き…


妖忌「それは違うぞ…妖夢よ…」頭ポン…


妖夢「え…?」


妖忌「儂はな、妖夢。妖夢を1人前の剣士だと認めたんじゃ…セイヤ君と共に高め合う姿、確とこの目に焼き付けさせて貰った…」なでなで…


妖夢「師…匠…」ウルっ…


妖忌「儂は妖夢にも、セイヤ君にも、そして自分自身にも負けない位強くなって帰ってくるつもりじゃ…儂が己の真の強さを見付けられた時は、その時は…また3人で暮らそう…妖夢…」パッ…


妖夢「……おじいちゃん…」ポロポロ…


妖忌「っ……久し振りじゃな…妖夢にそう呼ばれるのは……セイヤ君…」


セイヤ「はい…」


妖忌「儂の愛孫である妖夢、そして今まで仕えてきた幽々子様を…これからも宜しく頼むぞ…」


セイヤ「…我が命に代えても、護り抜きます…必ず…」


妖忌「もう2度、妖夢と幽々子様を悲しませる様な事はするなよ?水奈月セイヤ君」


幽々子「妖忌、体には気を付けるのよ〜?もう妖忌もいい歳なんだから〜…」


妖忌「分かりました。では、また…」クル…スタスタ


ギィィィィィ………ギィィィィィ…バタンッ…


幽々子「……行っちゃったわね…」


妖夢「はい…」グシグシ…


セイヤ「妖夢、幽々子先輩…改めて、これから宜しくお願いします…」


幽々子「此方こそ、宜しくお願いさせて貰うわ〜♪」ニコ


妖夢「はいっ!今後とも、宜しくお願いしますっ!セイヤっ!」ニコ


セイヤ「ふっ…よしっ!それじゃあ3人で何かゲームでもするかっ!」スタスタ


妖夢「ではモンハンやりましょう!私の太刀捌き、その目に確と焼き付けるがいいですみょん♪」スタスタ


幽々子「私はチャージアックスを使おうかしら〜♪セイヤ君は〜?」スタスタ


セイヤ「偶には弓でも使いましょうかね…最近使ってないですし…」スタスタ


妖夢「セイヤは元聖闘士ですからねw」スタスタ


幽々子「階級は厨二聖闘士かしらね〜w」スタスタ


セイヤ「厨二聖闘士とはなんだ厨二聖闘士とはっ!サジタリ○スの矢で心臓射抜くぞっ!」


妖夢「も、もう心臓を射抜かれていますから…///手遅れですよ…///」ポッ…


幽々子「堕ちた天使さんに、ハートを射抜かれてしまったものね〜…///私達は〜…///」ポッ…


セイヤ「急に変な反応するの止めてっ!!」こっちが反応に困るからっ!



〜紅魔館(ブラドの書斎)〜



ブラド「ぐぬぬぬぬっ…レミリア達と別荘に行った時のツケが、今私を苦しめているっ…ぐぅっ…全然終わらぬっ…」カリカリ…


コンコンっ…


「あなた、お客様が来ていますよ…」


ブラド「アスワンか…私は今忙しい…今日中にこの書類の山に目を通さなければならないんだ…悪いが帰って貰ってくれ…」カリカリ…


「それがあなた…そのお客様、魂魄妖忌さんなんですけど…」


ブラド「何ッ!?妖忌だとッ!?…私の書斎に案内してやってくれ、アスワン…」


「は、はい…」スタスタ


暫くして…


妖忌「ちゃおっ♪」ノ


ブラド「ちゃおっ♪…ではないッ!何故貴様が幻想町に帰って来ているッ!!」


妖忌「冷たい奴じゃの〜…まだあの時の事を根に持っておるのか…相変わらず、図体ばかり大きくて、まるで子鹿の様な男じゃの〜…」


ブラド「黙れッ!貴様に言われたくは無いッ!!」


妖忌「まぁ、折角帰って来たからな…今日は少し、君に話があって来たんじゃ…」スタスタ


ブラド「下らぬ話ならば許さんぞ…私は今忙しいんだ…取り敢えず、私の前に掛けろ…」


ストッ…


ブラド「それで?わざわざ紅魔館に足を運んだ理由はなんだ…」


妖忌「君の1番弟子である、水奈月セイヤ君の事で、少しな…」


ブラド「っ…何故貴様がセイヤ君の事を知っている…」


妖忌「今日は偶然にも、白玉楼に泊まりに来ていたみたいでの…少し手合わせをしたんじゃ…」


ブラド「『白玉楼に泊まり…だと…?あの小僧ッ!未だにレミリアとフランの旦那だという自覚をしていないのかッ!また仕置きが必要みたいだな…』それがどうした…まさか、負けたとか言うんじゃなかろうな…」


妖忌「そのまさかじゃ…」


ブラド「…なんだと?」


妖忌「セイヤ君は竹光、儂は真剣を使った、にも関わらず負けた…」


ブラド「冗談…では無さそうだな…」


妖忌「完敗じゃったわ…剣の腕でも、志でも、儂は総てに於いて彼に負けた…悔しい限りじゃよ…」


ブラド「まさかセイヤ君が貴様に勝つとは…」


妖忌「妖夢達を護り抜く、その想いだけで、彼は彼処まで強くなったのか?ブラドよ…」


ブラド「セイヤ君が言ったのならば、それが真実なのだろう…私は彼に、紅魔流抜刀術の総てを叩き込んだだけだ…」


妖忌「儂に紅魔流抜刀術の真髄を見せると豪語しよっての…然も、今の儂ですら時を斬れぬというのに、彼は時を斬れるとまで言いよった…」


ブラド「今のセイヤ君ならば可能だろうな…師匠の私よりも、十分に強くなった…紅魔流抜刀術の後継者は、彼以外には居ないと、私は思っている…」


妖忌「紅魔流抜刀術の後継者じゃと?つまり君は何か、セイヤ君を君の娘であるレミリアちゃんとフランちゃんの婿にすると…そういう事だな?」


ブラド「ふっ…愚問だな…私は彼と剣を交え、レミリアとフランが彼のお嫁さんになりたいと相談された時から、そうしようと決めていたんだ…」


妖忌「つまり妖夢を捨てさせると、そういう事だな?」


ブラド「そういう事になるな…セイヤ君の嫁は、レミリアとフランの2人のみだ…それ以外の女の子は残念だが、お友達止まりでいて貰う…」はっ!


妖忌「儂の妖夢は君の娘の様にペッタン娘では無い…故に、セイヤ君は妖夢を取るだろうな…」はっ!


バチバチッ☆


ブラド・妖忌「「ぐぬぬぬぬッ!!」」バチバチバチバチッ☆


妖忌「……ふぅ、下らん争いはよそう…結局はセイヤ君の気持ち次第じゃからな…」


ブラド「…そうだな…セイヤ君には是非、紅魔館と紅魔流抜刀術の師範をお願いしたいのだがな…」


妖忌「それにしてもブラド…君は随分と変わったな…あの時の様な刺々しさが無くなった…」


ブラド「セイヤ君に…私も色々と助けられたからな…いや、正確に言うと…私の娘であるフランを助けて貰ったの間違いだが…」


妖忌「1度は生死の境を彷徨い、死の淵に堕ちながらも、なんとか還って来たのだと幽々子様から聞いた…自らの命を犠牲にしてまで、君の娘を助けたかったのだな…セイヤ君は…」


ブラド「あれから更にフランの甘えが強くなったと、セイヤ君から言われてな…いい事じゃないかと言ったら、なら、人前でキスしようとするのはどう思いますか?と言われてしまった…」はははっ…


妖忌「そうかそうか…まぁ、儂もまだまだ未熟だという事が分かった…これからまた、儂は暫く修行の旅に出る…」


ブラド「貴様らしいな…まぁ、精々野たれ死なぬ様に努める事だな…」


妖忌「言ったなひよっこ…帰って来た時は、準備運動がてらに君に相手をして貰うとするかのう…」スクッ…


ブラド「ふんっ…望む所だ…」スクッ…


スタスタスタスタガチャッ…


妖忌「それとブラド…セイヤ君はまだ、君達に何かを隠している…」


ブラド「?…それはどういう意味だ…」


妖忌「セイヤ君が激情に駆られ叫んだ時、彼の奥底に眠るナニカを…儂は見た…」


ブラド「セイヤ君の奥底に眠る…ナニカ…だと?」


妖忌「儂にもそれは良く分からぬ…だが…紅き瞳と、漆黒に染まった髪が靡くのを、儂は確かに見た……だから気を付けろ…セイヤ君は何か、得体の知れない力に…身を投じている危険がある…」


ブラド「紅き…瞳…」


妖忌「それだけじゃ…じゃあの…そろそろ季節も変わる、体には十分気を付ける事だな…君ももう歳だろう?」スタスタ…


ブラド「大きなお世話だ…私の心配をする前に、自分の心配をしろ…」


妖忌「それもそうじゃな♪」スッ…


バタンッ…


ブラド「セイヤ君…君は…また何か無茶な事を…」



〜白玉楼(台所)〜



セイヤ「あーーっ!ちょっ!幽々子先輩っ!味噌入れ過ぎですよっ!」トトトトトトトトッ!


妖夢「うわっ…これは味が濃そうですね…」チャチャチャチャっ!


幽々子「ご、ごめんなさい…」シュンっ…


セイヤ「ま、まぁまた水を足しましょう…妖夢、悪いが胡瓜取ってくれ…」サッサッ…


妖夢「どうぞ」つ胡瓜


セイヤ「悪いな…」スッ…トトトトトトトトッ!


幽々子『2人共やっぱり手際が違うわね〜…私、完全に足手纏いだわ〜…』しょぼ〜ん…


セイヤ「足手纏いなんかじゃありませんよ、幽々子先輩…」サッサッ…


幽々子「え…?ど、どうして私の考えてる事を…」


セイヤ「顔に書いてありましたから…それと、さっきはいきなり叫んだりしてすみませんでした…」トトトトトトトトッ!


幽々子「き、気にしなくて大丈夫よ〜…『さとりちゃんみたいに心を読んだとかかと思ったわ〜…』」


セイヤ「幽々子先輩、申し訳無いんですが…豚汁の具材を鍋に入れて貰えませんか?」サッサッ…


幽々子「分かったわ〜♪『具材を鍋に入れる位なら私でもできるわ〜♪』」ルンルンっ♪


妖夢『やっぱり大勢で料理を作るのは楽しいですね♪』ルンルンっ♪


セイヤ『腕疲れるな…』トトトトトトトトッ!



☆料理完成☆



セイヤ「それじゃあ手を合わせて…」パチン…


妖夢・幽々子「「…」」パチン…


セイヤ「いただきます…」ペコ…


妖夢・幽々子「「いただきますっ♪」」ペコっ…


パクンっ…


妖夢「う〜んっ♪とっても美味しく作れましたっ♪」モグモグっ…


幽々子「豚汁は私の所為で少し濃い目になってしまったけれど…他のはとても美味しいわ〜♪」モグモグっ…


セイヤ「味は濃いかも知れませんが、しっかりしていて飽きない味をしていますよ?幽々子先輩…」ズズズッ…


幽々子「ふふっ、慰めてくれてありがとう…セイヤ君…」ニコ


セイヤ「そんな…別に慰めている訳じゃありませんよ…」コトッ…


妖夢「そうですよ幽々子様っ!この豚汁、とても美味しいですよ♪」ニコ


幽々子「それじゃあ自信を持つ事にするわ〜♪『2人共、本当に優しいわ〜…』」


セイヤ「是非ともそうして下さい…」パク…


妖夢「この里芋の煮っころがしも美味しく作れて良かったです♪里芋に味が染み込んでいてとても美味しいですよ♪」モグモグっ…


幽々子「ポテトサラダも美味しいわ〜♪セイヤ君はポテトサラダ好きよね〜♪」モグモグっ…


セイヤ「簡単に作れる上に、味が余り変わりませんからね…ハズレ無しというやつですよ…」サクッ…


妖夢「お惣菜屋さんで買って来たメンチカツもチーズハムカツもやっぱり美味しいですっ♪でも何より、セイヤと一緒に夕食を食べる事が、私は1番嬉しいです…///」サクサクッ…


幽々子「妖夢に同意ね〜♪中々こうやってセイヤ君と一緒に夕食を食べる事なんて無いから、とっても嬉しいわ〜♪」サクッ!


セイヤ「そう言って貰えるとは、光栄だな…俺も、妖夢や幽々子先輩と同じ気持ちだ…」ズズズッ…


妖夢「えへへ…///そ、その…///セイヤ…///夕食を食べ終わった後は何をしますか?///」パクンっ…


セイヤ「ん?そうだなぁ…また何かゲームでもするか…」パク…


幽々子「明日は普通に学校だから、早目にお風呂に入って寝ましょうね〜?『妖夢、キチンとセイヤ君に、一緒に寝ましょうって言うのよ〜?』」チラ…


妖夢「『わ、分かっていますよっ…///』は、は〜い…///」サクッ…


セイヤ「は〜い…『今日、俺は一体どこで寝るのだろうか…』」モグモグ…



▷▶︎▷約3時間後◀︎◁◀︎



襖スーーー…トン…



幽々子「ふぅ〜♪お風呂上がったわよ〜♪セイヤ君か妖夢、何方かどうぞ〜?」ホカホカっ…


セイヤ「よ、妖夢…先入っていいぞ…『幽々子先輩…滅茶苦茶色っぽいな…正直湯上がりの女の子を見るのは飽きないな…』」


妖夢「セイヤ、突然ですが…此処でセイヤに選択の権利を与えましょう…」


セイヤ「洗濯の権利?幽々子先輩と妖夢の衣類を洗濯しろと?俺はまだ死にたくない…」死因が、鼻血を大量に噴出した事による失血死とか笑えないからな…


妖夢「そっちの洗濯じゃありませんよっ!選ぶ方の選択ですっ!」


セイヤ「なんだ…だったら最初からそう言ってくれ…」


妖夢「セイヤが勝手に間違えただけですっ!」


セイヤ「日本語って難しいな、妖夢…」


妖夢「あーっもうっ!と・に・か・くっ!セイヤには、これから私が出す2つの選択肢の内、何方か一方を選んで貰いますっ!」


セイヤ「俺に拒否権は?」


妖夢「勿論ありませんっ!」


セイヤ「でーすーよーねー……はぁ〜…で?その2つの選択肢の内の1つ目を妖夢さん…どうぞ…」


妖夢「で、では先ず、1つ目の選択肢から…///こ、これから私と…///2人で一緒にお風呂に入る…///です…///」カァっ…


セイヤ「無理に決まってるだろうがっ!!」


妖夢「で、では2つ目です…///きょ、今日寝る時…///私と同じ布団で一緒に寝る…///です…///」ドキドキっ…


セイヤ「無理無理無理無理どっちも無理っ!」


妖夢「せ、セイヤに拒否権はありませんっ!///何方か一方を選んで下さいっ!///斬りますよっ!///」白楼剣スチャッ☆


セイヤ「タチの悪い事に白楼剣構えてるよこの子っ!!」


妖夢「私とお風呂でみょんみょんするか…///布団でみょんみょんするか迷っているのならば…///その迷い…///私が断ち切ってあげましょう…///」ジリジリっ…


セイヤ「いや別に迷ってないからねっ!?それと何なのっ!?みょんみょんって!先ずそれを俺に教えてくれっ!!」後退り…


妖夢「だ、大丈夫ですセイヤっ…///何方もセイヤにとって…///いえっ!男性にとって悪い事で無いのは確かですからっ…///」ジリジリっ…


セイヤ「それ聞いちゃうと余計に不安なんですけどっ!?」後退り…


幽々子「セイヤく〜ん、腹を括りなさ〜い…今日妖夢を悲しませたツケを此処で返さないで、いつ返すのというの〜?」ニコニコ


セイヤ「少なくとも今返しちゃいけない気がしますっ!」後退り…


妖夢「何方も選ばないと言うのなら…この白楼剣の錆となるが良いですみょん…」グッ!


セイヤ「わ、分かった分かったっ!一緒に寝るっ!一緒に寝るからその剣を納めてくれ妖夢っ!」


妖夢「みょふふふふっ…///確かに約束しましたからね…?///では、私はお風呂に入って体を綺麗にしてきます…///」スーーーーーー…パチンッ…スタスタスタスタ


セイヤ「わざわざ体を綺麗にって言う必要あったのかっ!?」


妖夢「///」襖スーーー…


セイヤ「無視すんなっ!!」ガァッ!


スタスタ…襖スーーー…トン…


セイヤ「幽々子先輩…俺は一体どうしたら…」チラ…


幽々子「セイヤ君、男を見せる時よ〜♪」b


セイヤ「親指立てないで下さいっ!言っておきますけど、俺は何もしませんからねっ!?」


幽々子「あらあら〜?他の女の子には手を出して、妖夢には手を出さないのね〜…それは世間一般で言う、差別と言うものよ〜?」ゆゆゆ〜…


セイヤ「お、俺は別に誰にも手を出してなんかいませんよ…?」


幽々子「嘘は駄目よ〜?レミリアちゃんもフランちゃんも言っていたわ〜…執事服姿のセイヤ君は、とても激しかったって…」


セイヤ「あの姉妹の言う事は話半分で聞いて下さいと何度も言ってますよね…?」


幽々子「言い訳も駄目よ〜♪」ニコニコ


セイヤ『誰か俺にLIFECARDをプリィィィィィィィィズっ!!』



〜白玉楼(妖夢の部屋)〜



妖夢「そ、その…///セイヤっ…///ふ、不束者ですが…///宜しくお願いします…///」ペコ…


セイヤ「あっ、いや…此方こそ…『何この変な空気ぃぃっ!!耐えられないぃぃっ!!俺にはこの変な空気に耐えられる精神力は無いぃぃぃぃっ!!』」


妖夢「ふ、布団の用意はしてありますので…///お先にどうぞ…///」ドキドキっ…


布団「…」キッチリ〜☆


セイヤ「『めっさキッチリしてるぅぅっ!?枕が御丁寧に2つ用意されてるぅぅっ!?』あ、あぁ…」


ブーー☆


セイヤ「『LINEッ!?フランからだな…ナイスタイミングだフランっ!明日はご褒美に、お前が満足するまで撫で撫でしてやろうっ!』わ、悪い妖夢…LINE来たから少し待ってくれ…」スッ…スッ…


妖夢「は、はい…///分かりました…///」


セイヤ『え〜と何々…お姉様と2人で写真撮ったから見てねっ❤︎…って、何の写真だよ…』スッ…


鼻血ブシュッッ☆


妖夢「みょんっ!?せ、セイヤどうしたんですかっ!?いきなり鼻血なんて噴き出してっ!」あわあわっ…


セイヤ「だ、大丈夫だっ…!問題無いっ…!そ、それよりも妖夢っ…!ティッシュくれティッシュ…!」鼻血ドバドバっ☆


妖夢「は、はいっ!ちょっと待ってて下さいっ!」スクッ!スタスタスタスタっ!


セイヤ『フランの馬鹿野郎ッ!この危機的状況に追い討ち掛ける様な真似をするなッ!罰として明日は、お前とレミリアの頰を思いっ切り引っ張ってやるッ!』鼻血ドバドバっ☆


妖夢「ど、どうぞセイヤっ!ティッシュですっ!」つティッシュ箱


セイヤ「わ、悪いなっ…」シュっ!シュっ!


鼻に詰め詰め…


セイヤ「ふぅ…助かった…」


妖夢『物凄く間抜けな顔ですね…折角のクールな顔が勿体無いですみょん…』はぁ〜…


セイヤ「取り敢えずLINEで説教しておくか…」こんなもん送ってくるなっ…と


妖夢『折角いいムードだったのに…で、ですがっ!ここからが女の見せ所と言うやつですみょんっ!!』メラメラっ☆


セイヤ「ぐぅッ…痛い所ばかり突いてくるな…だがしかs「セイヤっ!早く寝ましょうっ!」あっ、ちょっ!」ズルズル!


妖夢「LINEを返すのもいいですけどっ!///今夜くらい私だけを見て下さいっ!///」ジッ…


セイヤ「ぅ……わ、分かった…取り敢えずおやすみとだけは送らせてくれ…」スッスッ…


コトッ…


セイヤ「よし…それじゃあ寝るか…」モゾモゾっ…


妖夢『遂にセイヤと同じ布団で一緒に寝る時が…///2人きりは初めてだから緊張します…///』モゾモゾっ…


セイヤ「んじゃ、おやすみ…」カチカチッ…


妖夢「えぇっ!?」


ポフっ…


セイヤ「幽々子先輩も言ってたが、明日は普通に学校あるんだ…妖夢も早目に寝ろよ?」ゴロンっ…


妖夢「ちょ、ちょっとセイヤっ!それでも男ですかっ!?真の男ならばここはっ…///そのっ…///え、え〜と…///」モジモジっ…


セイヤ「『お前の言いたい事は分かるぞ…妖夢。だがな…俺はまだ、答えを出していない…全然出していない…ていうか出せる訳がない…』と、取り敢えず今日は寝よう…寝不足で学校行くのはアレだからな…うん…」


背後からギュゥッ…


妖夢「お願いです…後、少しだけ…話を…」ギュゥッ!


セイヤ「……分かった…」


妖夢「それなら…こっち…向いて下さい…」スッ…


ゴロンっ…


セイヤ「妖夢…」


妖夢「抱き締めて下さい…もっとセイヤを、感じていたいです…」ギュゥッ!


ギュッ…


妖夢「んっ…///」ピクンっ…


セイヤ「妖夢…あの時の事、本当に悪かった…反省してる…だから、早く忘れてくれ…」ギュゥッ…


妖夢「忘れるのには…まだまだ時間が掛かりそうです…セイヤの首を斬った感触が…未だに抜けませんから…」ギュゥッ…


セイヤ「『妖忌さんが首をどうこうって言っただけで怯えてたからな…』俺の軽率な行動の所為で、妖夢にも…他の奴等にも…余計な心の傷を残す形になった…本当に…悪かった…」


妖夢「もう…あんな事は…2度としないで下さいね…?もう…あんな姿のセイヤは…見たくありません…」ギュゥッ!!


セイヤ「『空想ランドの時も…そんな事、言われたっけな…』あぁ…」なでっ…


妖夢「そ、それじゃあそろそろっ…///」ジッ❤︎


セイヤ「『何だその目はっ!?俺は何もしないぞっ!?』あ、あぁ…おやすみ…」


妖夢「ここまで来たら逃げるのは無しですっ!///私を惚れさせた責任っ!///キチンと取って下さいっ!///セイヤっ!///」ギュゥッ❤︎


セイヤ『今日の妖夢さんは積極的だぁぁぁっ!!』【水奈月セイヤに痛恨の一撃!!】


妖夢「私じゃやっぱり…駄目…ですか…?」ウルっ…


セイヤ「い、いや…駄目とかそういう訳じゃ…『駄目な訳が無いっ!だが…俺はまだ心の中で整理整頓出来てないんだ…そんな状況で妖夢に手を出したら…アリスの言う無間地獄に堕とされる…確実に…』」


執事セイヤ『その通りです。今妖夢お嬢様に手を出すという事は、他の告白なされたお嬢様方の気持ちを踏み躙るという事に繋がります。そんな事、私は許しませんよ?』


セイヤ『うんうんその通りだよな…流石は紅魔館の執事長、いい事言った…』


執事セイヤ『お褒めに預かり光栄の至り…』


堕天使セイヤ『別に今更だろ?この前だって、あのツルペタ姉妹と3人で、裸で風呂に入ったんだからな…あんたは既に、無間地獄行き決定なんだよ…』


セイヤ『い、言い返せない自分が悔しい…』ぐぬぬっ…


堕天使セイヤ『そのチビ庭師とはヤる事やって、捨てちまえば良いだろうが…そうすればあと腐れ無いだろ?』


セイヤ『てめぇは次会った時に必ず殺すからな…覚悟しとけ堕天使…』


堕天使セイヤ『ふっ…なら、その時を楽しみにして置くとするか…』


妖夢「セイヤ…」ウルウルっ…


なでっ…なでなで…


セイヤ「ごめんな、妖夢…やっぱり中途半端な気持ちで…そういう事はするもんじゃないと思うんだ……俺はまだ、答えを出せない…妖夢みたいな可愛い女の子から、そう言って貰えるのは凄く嬉しい…だからこそ…真剣に考えて…答えを出してから…妖夢と、そういう事をしたい…」なでなで…


妖夢「そうですか……セイヤなら、そう言うと思っていました…」ニコ…


セイヤ「その代わりに今日は…妖夢が眠るまで、俺がずっと抱き締めててやるよ…」ギュゥッ…


妖夢「あぅ…///分かりました…///今はそれで我慢します…///でも、いつか必ず…///セイヤと…///」ギュッ!


セイヤ「その時は…宜しく頼む…」ニコ


妖夢「はい…///『後悔しない様に…私は、私のやり方で…セイヤとの距離を縮めます…私だって、セイヤを誰にも渡したくありませんからねっ!』」ニコ



幽々子『あら〜…安心したけれども、ちょっと残念だわ〜…でも、まだまだ私にもチャンスがあるって事よね〜♪さ〜♪明日に備えて、今日はもう寝るとしましょ〜♪』コソコソっ…





〜恋の迷いも断ち切れない?〜





【完】





〜学校だろうと御構い無しっ!私達の熱い想いは止められないっ!!〜




チュンチュン…チチチチチッ…




セイヤ「んっ……んぁ…」パチリっ…


ムクッ…


セイヤ「ふぁあ〜…あ〜眠い…2度寝したい…」グシグシ…


皆さんおはようございます。現役男子高校生、略してGDKの水奈月セイヤです。昨晩は己との葛藤に見事打ち勝ち、無事に普通の朝を迎える事ができました。


セイヤ「おい妖夢、朝だぞ?…って居ないな。まぁ当たり前か…彼奴も朝早いからな…」スクッ…


布団畳み畳み…


ボフッ!


セイヤ「取り敢えず畳んで置いておいたが…場所は此処で良かったのか疑問だな…」スタスタスタスタ…


襖スーーー…


スーーートン…


セイヤ「お目覚めの熱いコーヒーが飲みたい…」スタスタ…



〜白玉楼(台所)〜



セイヤ「…」


妖夢「あっ、セイヤっ♪おはようございますっ♪」エプロン装備☆


朝からエプロン姿の魂魄妖夢さんです。自分達のお弁当を作っていたのだろうか…きっとそうなのだろう…眼福というやつですね…


妖夢「今日はセイヤの分のお弁当もありますから、お昼は楽しみにしていて下さいねっ♪」みょんみょんっ♪


セイヤ「は…?もしかして妖夢…俺の分までお弁当作ってるのか?」


妖夢「?…そうですけど…」


セイヤ「いや…妖夢も知ってるだろ?最近は霊夢と魔理沙と咲夜、それとレミリアとアリスとフランと早苗がローテーションで、俺に弁当作ってくれてるって事…」


妖夢「あッ!!」


セイヤ『忘れてたのか…』


妖夢「す、すみません…良かれと思って…せ、セイヤの分のお弁当は、私と幽々子様とで更に分けます…」シュンっ…


セイヤ「………いや、有り難くその弁当食べさせて貰うわ…妖夢の作る弁当を食べるの、今思えば久し振りだからな…」スタスタ…


妖夢「えっ…でも、セイヤは普段少食ですし…無理に食べなくても…」


セイヤ「俺が食べたいから食べるんだ…これはもう俺の弁当だ…口出し無用だぞ、妖夢…」ヒョイっ…


妖夢「あっ…」


セイヤ「弁当鞄に入れて、制服に着替えたらまた来る…悪いが先に朝飯作っててくれ…」スタスタ…


妖夢「は、はい…///『えへへ…///やっぱりセイヤは優しいですね…///』」ドキドキっ❤︎



〜幻想町(通学路)〜



スタスタスタスタ



幽々子「今日も良い天気ね〜♪妖夢のお弁当も豪華だし、今日は最高の昼食日和だわ〜♪」ルンルンっ♪


妖夢「幽々子様は食べる事しか頭に浮かばないんですか?もっとこう、別の事があると思うんですけど…」スタスタ


幽々子「セイヤ君とこうして、天気の良い日に並んで登校できるのは嬉しいわよ〜?」スタスタ


セイヤ「それは俺の台詞ですよ…いつもは決まった面子で登校してますからね…新鮮な気分ですよ…」スタスタ


妖夢「恵まれているという自覚は?」


セイヤ「恵まれてるっていう自覚はあるさ…毎日彼奴らと、一緒に登校出来るんだからな……今言った事、彼奴らに言うなよ?」スタスタ


妖夢「ど〜しましょ〜かね〜♪」スタスタ


幽々子「言っちゃおうかしらね〜♪」スタスタ


セイヤ「ま、まぁ別に言われても…俺は困らないから良いけどな…」スタスタ


妖夢「もしも霊夢達に言ったら、きっと顔真っ赤にして俯いちゃいますよ?」スタスタ


幽々子「セイヤ君への愛情が爆発して、抱き着いたりキスを求める女の子も居るものね〜♪」スタスタ


妖夢「最近はこころやこいしちゃんも、形振り構わずセイヤに甘えていますからね…私も負けられませんっ!」みょんすっ!


セイヤ「ははっ…甘えたい歳頃なんだろうな、こころもこいしちゃんも…あの2人が、こんな俺を好きな訳無いだろうし…」スタスタ


幽々子『まっったく気付いていないわ〜…こんなにも鈍感なモテ男、漫画にしか居ないと思っていたんだけど…』スタスタ


妖夢『もう既に何人もの女の子に告白されているんですから…好い加減他の女の子の気持ちにも気付きましょうよ…セイヤ…』スタスタ


妖夢・幽々子『『はぁ〜…何回言っても言い足りない(わ〜…)です…』』スタスタ


セイヤ『今日の弁当は…誰が作ってくれるのだろう…楽しみだな…』スタスタ



〜幻想学園高等学校(校門)〜



セイヤ「あ〜…それにしても、授業受けるのは面倒だな…学校の授業を音楽と体育だけにして欲しいもんだ…」スタスタ


幽々子「随分と偏った授業内容ね〜…」スタスタ


妖夢「と、いうよりもそれ…セイヤが得意な科目じゃないですか…駄目ですよ?学生の本分は勉強なんですから、授業はキチンと受けないと…」いつも居眠りばかりして…


セイヤ「学生の本分は勉強…ね。俺は勉強なんかよりも、大事な事があると常々思ってるがな〜…」スタスタ


幽々子「恋愛とか、とても大事な事だと思うわ〜…///」スタスタ


妖夢「幽々子様の言う通りですね…///恋をするという事は、とても大事な事だと私も思います…///」スタスタ


セイヤ「まぁ俺も恋愛は大事だとは思うな…」スタスタ


「セイヤさーんっ❤︎」テッテッテッテッ!


セイヤ「ん?おわぁっ!?…お、おはようこいしちゃん…今日は随分とアグレッシブな挨拶をするな…」なでっ…


こいし「えへへっ❤︎セイヤさんの背中が見えたんで、抱き着いちゃいましたっ❤︎」ニコっ♪


セイヤ「『学校に来て、待ち受ける授業の苦しみに、俺の心は憂鬱だった…だがっ!こいしちゃんの笑顔はっ!その苦しみから、俺を解放してくれるっ!』そうか…今日も変わらず可愛いな…こいしちゃんは…」なでなでっ…


こいし「えへー❤︎セイヤさんにそう言って貰えると、凄く嬉しくなっちゃいますぅ〜❤︎」擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


「ちょ、ちょっとこいしっ!いきなりセイヤに抱き着いたりしちゃ駄目じゃないっ!」タッタッタッタッ!


セイヤ「おぉ、さとり。昨日ぶりだな、おはよう…」


さとり「お、おはようセイヤ…こ、こいしに…随分とっ…あ、甘えて貰ってるみたいね…」ゼェ…ゼェ…


セイヤ「あ、あぁ…まぁな…ていうかどうしてお前は息切れしてるんだ?」


さとり「わ、私の運動神経の無さ…知ってるでしょ…?」ゼェ…ゼェ…


セイヤ「お、おう…『そういえば…さとりは毎年体育の評価が1なんだっけな…』」


こいし「セイヤさん…撫で撫でもっとして下さい…」擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


セイヤ「あ、畏まりました…」なでなでっ…


こいし「ん〜っ❤︎朝から元気貰っちゃってますぅ〜❤︎『セイヤさんの撫で撫でっ❤︎セイヤさんの匂いっ❤︎今は全部私だけのモノ〜っ❤︎』」擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


「こらーーーこいしーっ!私のセイヤに無断で擦り擦りクンカクンカするにゃーっ!!」テッテッテッテッ!


こいし「こ、この声はまさかっ…」


セイヤ「破壊神っ…」


燐「破壊神って…」スタスタ


空「いくら何でも大袈裟過ぎるでしょ…」スタスタ


セイヤ「おぉ…空に燐、おはよう…」


空「おはよ…こいし様が走って行ったから何事かと思ったけど…セイヤに甘えに行ったんだね…何だか納得…」ピタ…


燐「悔しいけど、こいし様のこの笑顔はセイヤに甘えてる時限定なんだよねぇ…取り敢えず写真を撮っとこう…」パシャッ☆


フラン「がおーーっ!私より先にセイヤの匂い堪能してっ!ズルいよこいしっ!今直ぐその場所代わってよっ!」ぐいぐいっ!


こいし「やだよっ…いっつもフランちゃんばっかりセイヤさんに甘えてるもんっ…この前なんて下駄箱の所でキスまでしてっ…」ギュゥッ!


フラン「セイヤの事好きなんだからしょうがないじゃんっ!本当はネチっこいキスしたかったのに普通のキスで我慢したんだよっ!?褒めて欲しいくらいだよっ!」ぐいぐいっ!!


こいし「校内でそんな事して褒めて貰えるわけ無いじゃんっ!」ギュゥッ!!


フラン「むぅ〜〜〜〜っ!」頰プク〜っ☆


セイヤ「『この1年生2人組はいつ見ても可愛いな…』ほら、フラン…頭撫でて欲しいなら撫でてやるから…こいしちゃんと喧嘩するな…」


フラン「むぅ〜…匂い嗅いでもいい…?」


セイヤ「好きにしろ…」


フラン「…」ギュゥッ!!


擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


フラン「えへへへ〜❤︎セイヤの匂いだぁ〜❤︎」デレェっ❤︎


こいし「むむっ…私だって負けないっ…」擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


セイヤ『この2人は何を張り合っているんだ…』Wなでなでっ…


テッテッテッテッテッテッテッテッ!


セイヤ「ん?『何だか…途轍も無く嫌な予感がする…』」Wなでなでっ…


「うーーーーーっ❤︎」ダキィッ❤︎


セイヤ「バギマぁっ!!?」ゴキィッ!!


ドサァッ!


こいし「あ、あれ…?」キョロキョロっ…


フラン「セイヤが突然居なくなっちゃった…」キョロキョロっ…


「うー❤︎うー❤︎2日ぶりのセイヤの匂いだわっ❤︎しっかり堪能して置きましょうっ❤︎…うーーっ❤︎やっぱりいい匂いだわぁ❤︎」擦り擦りっ❤︎クンカクンカっ❤︎


セイヤ「れ、レミリアっ…お前っ…いきなり何しやがるっ…」ゲホゲホッ…


レミリア「仕方がないじゃない…///フランとこいしちゃんが貴方に甘えていたから…///その…///嫉妬してつい…///」ギュゥッ❤︎


セイヤ「いや…まぁ嫉妬してくれるのは嬉しいが…いきなり抱き着くのは駄目だろ…」なでなでっ…


レミリア「ご、ごめんなさい…///これからは気をつけるわ…///『朝からセイヤに頭を撫でて貰っちゃったわっ❤︎今日もいい1日になりそうねっ❤︎』」ギュゥッ❤︎


フラン「もーお姉様っ!私とこいしが先に甘えてたのにぃっ!割り込み禁止だよっ!」ダキッ❤︎


こいし「先に甘えてたのは私だよフランちゃん!セイヤさんは優しいから、フランちゃんを仲間に入れてあげたんだよっ!それ分かってるっ!?」ダキッ❤︎


さとり『どさくさに紛れて私もっ❤︎』ダキィッ❤︎


セイヤ「ちょ、ちょっとタンマっ!こんな所で何人も抱き着いてくるなっ!」


レミリア「私達が満足するまでずっとそのまま、大人しくしていなさいっ❤︎」擦り擦り❤︎クンカクンカっ❤︎


フラン「ふにゃ〜っ❤︎セイヤいい匂いだよぉ〜っ❤︎このセイヤと匂い、やっぱり好きぃ〜っ❤︎」擦り擦りっ❤︎クンカクンカっ❤︎


こいし「お姉ちゃんっ❤︎朝からセイヤさんに沢山甘えられて幸せだねっ❤︎」擦り擦りっ❤︎クンカクンカっ❤︎


さとり「えぇ、そうね❤︎それに、やっぱり好きな人の匂いは落ち着くのね❤︎ずっと嗅いでいたいわ❤︎」


レミリア・フラン・こいし「「「❤︎❤︎❤︎」」」コクコクっ…


セイヤ「いいから離れろっ!」



イチャイチャっ❤︎イチャイチャっ❤︎



幽々子「セイヤ君がまたいつもの様に、ロリ体型の女の子達に囲まれてイチャイチャしているわ〜…」


妖夢「セイヤの事はこれから、ロリロリホイホイと呼びましょう…」


セイヤ「誰がロリコンだぁっ!誰がぁっ!!」


妖夢「ロリコンとは言っていません…ロリロリホイホイと言ったんです…セイヤはゴキブリホイホイと同じ役割を果たせそうですね…」


セイヤ「そんな役割死んでも御免被るっ!」


燐「まぁ取り敢えず写真撮って、後で文に買い取って貰お…」パシャッ☆


空「幻想学園の長髪不良ロリコン男子高校生、朝からロリ体型の女の子に囲まれて鼻の下を伸ばす…これは一面大見出し記事確定だね…」パシャッ☆


セイヤ「や、やめろぉ…そんな目をしながら写真を撮るなぁッ!!」いやぁーーっ!!


幽々子「妖夢もまざったらどう〜?妖夢も結構ロリ体型だし…」ボイーンっ☆


妖夢「誰がロリ体型ですかぁっ!!」ペターン…



〜幻想学園(2年2組教室)〜



咲夜「そういう事だったんですね…ですがセイヤ、いくらお嬢様と妹様が可愛らしいからと言っても、鼻血を出すのは感心しませんよ?」


セイヤ「これはお前達が俺をボッコボコにした時に流れた鼻血だ…それにな、咲夜。お前が俺に向かって投げたナイフ…外れる事無く俺の頭に刺さったんだからな?ちゃんと謝れ…」ボッコボコ〜☆


咲夜「悪いとは思っていますが、反省はしていません…」


セイヤ「いや反省はしようよっ!!」


霊夢「咲夜、反省なんてする必要無いわよ?この馬鹿が朝から、昇降口付近で女の子とイチャコラしてたのが悪いんだから」


咲夜「反省など、元からする気はありません」ふん…


セイヤ「朝から流血沙汰とは…今日は平和に1日が過ぎると思ってたんだがな…俺の気の所為だったみたいだ…」はぁ…


魔理沙「自業自得だぜ誑し男子高校生、略してTDK…」


アリス「違う違う魔理沙…今回セイヤは誑し込んでないから、そうだなぁ〜…安直に、ロリk「俺はロリコンじゃありませんっ!!」ちょっと邪魔しないでよ…折角セイヤの為に略語作ってるんだから…」


セイヤ「いや全然俺の為になってないからっ!為になるどころか余計に評判下がりそうだからっ!」


早苗「安心して下さいセイヤさんっ!セイヤさんの評判は既に最下層ですから、これよりも評判が下がる事はありませんよっ!後は上げるだけですっ!」b☆


セイヤ「安心できるかぁぁぁっ!!それとな早苗ェっ!後は上げるだけですって、1度落ちた評判を上げるのに、どれだけの苦労が必要なのか、お前ちゃんと分かってるか!?」


早苗「いえ全く…」


セイヤ「くっ…」


諏訪子「ていうか無理無理…セイヤの評判上げるなんて無理だってぇ…周りに居る私達の評判だけ気にしてた方が懸命だと思うよぉ?」


レミリア「セイヤの魅力は、私が1番良く分かっているわ…///だからっ…///そのっ…///そろそろ付き合いましょう?///私達…///」う〜❤︎


美鈴『お嬢様がサラッと告白しましたね…』


セイヤ「あ、ありがとなレミリア…お、俺もレミリアの事は好きだ…」に、ニコ…


レミリア「うー…『またはぐらかされたわ…』」


頭パシンっ☆×2


霊夢「レミリアはまぁいつもの事だけど、あんたもその保留癖何とかしなさいよね?『私もレミリアみたいにすんなり告白する勇気があれば……はぁ〜…』」セイヤも何だかんだレミリアに甘いし…


魔理沙「女の子待たせる男は嫌われるぜ?『アリスもセイヤに告白したって言ってたし…そろそろ本気で何とかアクション起こさないとなぁ…登校したばっかりなのに憂鬱な気分だぜぇ…』」霧雨魔理沙の憂鬱…なんてな…はははっ…


美鈴「そういえばアリス…アリスもセイヤに告白したって聞いたんですけど…本当ですか…?」ヒソっ…


アリス「えっ!?///あ、うん…///したけど…///」カァっ…


美鈴「やっぱり告白する時って緊張しますか…?」ヒソヒソっ…


アリス「う、うん…///心臓の鼓動が激しくなった所為で、そのまま心臓破裂するかと思ったよ…///」ヒソヒソっ…


美鈴「ほほう…では告白をする際には、それ相応の気構えが必要という事ですね…?」ヒソヒソっ…


アリス「ど、どうなのかな…///良く分からないけど…///好きだって想いが高ぶって、色々考えてたら…///いつの間にか告白してたから…///」ヒソヒソっ…


美鈴「ふんふむ…いつの間にか、ですか…」う〜む…


セイヤ「あー糞っ…髪の毛が砂埃まみれになった所為でゴワゴワする…」ワシャワシャっ…


早苗「そんな事したら髪の毛傷んじゃいますよ?私の櫛で良ければ貸しますけど…」


セイヤ「良いのか?なら悪いが貸してくれ…」


早苗「はいっ!…え〜と確か…」ゴソゴソっ…


バッ…


早苗「ありましたっ!さぁセイヤさん、私が髪を梳かしてあげますっ!」ちょっと失礼しますね…


レミリア「セイヤの髪に気安く触ろうとしないでちょうだい、早苗。私がセイヤの髪を梳かすわ…早くその櫛貸しなさい…」手を出す…


早苗「レミリアさんは引っ込んでて下さいっ!私がセイヤさんの髪を梳かすんですっ!」バッ!


セイヤ「下らん事で喧嘩するな…自分で髪梳かすから、早苗…櫛貸してくれ…」


諏訪子「まぁまぁ2人共ぉ、間を取って私がセイヤの髪梳かすから、争うのは止めようかぁ…」


レミリア「間を取る必要なんてないわっ!私がセイヤの髪を梳かすのよっ!」うーーっ!


早苗「これは私の櫛ですっ!所有者である私がセイヤさんの髪を梳かすんですよっ!」さにゃーーっ!


セイヤ『この阿保な争いに終止符が打たれるまで黙ってよ…』頬杖をつく…



ワーワー☆キャーキャー☆



辰巳「相変わらずセイヤの周りは賑やかだなぁ…しかも女の子とだぜ?羨ましい限りだよ…」


裕「だなぁ…昨日のドラマ観たか聞きたかったんだが…今行っても確実に嫌な顔されるな…主にレミリアちゃんに…」


辰巳「1度話し掛けたらめっちゃ嫌な顔されたもんな、俺達…心折られる寸前だったぜ…」


裕「と、取り敢えず今日こそはセイヤと飯食おうぜ?あれからも結局断られてるし…」


辰巳「俺達2人より霊夢ちゃん達の方優先だからな、セイヤの奴…まぁ当然と言えば当然なんだろうが…」



ガラガラ……ガラガラトンッ…



紫「は〜い皆席に着きなさ〜い…小テストやるわよ〜…」スタスタ



セイヤ「小テスト…だと…?」


早苗「セイヤさん…勉強苦手ですもんね…」スッスッ…


レミリア「安心して良いわよ、セイヤ❤︎本番のテストの前日に、私がまたノートを纏めてあげるから❤︎」ニコ


セイヤ「いつもいつも有り難いです…」ペコ


紫「ほら〜、朝からイチャイチャするのは別に構わないけど…早く席に着きなさ〜い…」トントンッ…


セイヤ「だとよ?レミリアに早苗…髪の毛梳かしてくれてありがとな…」


レミリア「貴方の髪なら、いつでも喜んで梳かしてあげるわ…///セイヤ…///」カァっ…


早苗「私もです…///セイヤさんの髪はずっと触っていたいと思える手触りですから…///」カァっ…


セイヤ「そうか…」ニコ


レミリア「う〜❤︎」ドキドキっ❤︎


早苗「さにゃ〜❤︎」ドキドキっ❤︎


紫「早く席に着きなさいッ!!!」羨ましいッ!!



□■□少女小テスト中につき■□■



霊夢『まぁこれくらいなら楽勝ね…セイヤと魔理沙と美鈴には難しいかも知れないわね…』カリカリ…


魔理沙『ヤバいぜぇ…全然全く分からないぜぇ…セイヤと美鈴は大丈夫なのかこれ…』カリ……カリカリ…


咲夜『普段からキチンと予習と復習をしていれば、この位の小テストに躓く事は有り得ませんね…』カリカリカリカリ…


レミリア『もう少し難しい問題でも全く余裕ね…』カリカリカリカリカリカリ…


早苗『紫先生が作る小テストは毎回結構難しいですね…今後のテストの為にはなるんでしょうけど…』カリカリ…


美鈴『あー…やっぱり難しいですねぇ…今度またセイヤの部屋で勉強会開いて貰いましょう…』カリ…カリ…


諏訪子『何だか背後から文字書いてる音聞こえないねぇ…ちゃんと真面目にテストやってるのかなぁ…セイヤは…』カリカリ…


セイヤ「ふっ…終わった…何もかも…」ズーン↓


アリス『いやいやっ!諦めるの早いっ!もっと考えて悩んで、それでも駄目なら諦めようよっ!』カリカリ…


セイヤ「あ〜駄目だ…1問も分からん…あっ、これは分かる…」カリカリ…


諏訪子『キチンと見てから諦めようよぉ…』


セイヤ「まぁ今日の小テストが駄目でも、本番のテストの前日にレミリアが一夜漬けノート作成してくれるから問題無いか……寝よ…」うつ伏せになる…


アリス・諏訪子『『完全にレミリアが作る一夜漬けノートに頼ってるぅぅっ!!』』



〜4時限目・美術(校庭)〜



美術教師男「それじゃあ今日は好きな場所で好きな風景画を描いて貰うぞ。今日と次の時間で絵を完成させるように…その後の時間からは色を付けて貰うから、なるべく早目に完成させる事…じゃあ解散…」


ゾロゾロっ…


魔理沙「おーいセイヤっ!一緒描こうぜっ!」タッタッタッ!


セイヤ「ん?あぁ、別に構わないが…」


霊夢「あんたはもうどの場所で何を描くか決まってるの?」スタスタ


セイヤ「いや、特には…絵を描くのは得意じゃないからな…適当な所で適当に風景描けばいいだろって考えてた所だ…」スタスタ


咲夜「セイヤらしい考え方ですね。それならば一緒に何処で描くか見て回りませんか?余り時間を掛ける訳にもいきませんし…」スタスタ


レミリア「私は簡単なものが描ける所が望ましいわ…絵を描くのは得意じゃないから…」トボトボ…


セイヤ「絵を描くのが得意なのは咲夜とアリスと…後は早苗位だからな…」スタスタ


アリス「別に得意って訳じゃないけど…絵を描くのは好きだよ?」スタスタ


早苗「私もアリスさんと同じですね…小さい頃から絵を描くのが好きでしたし…」スタスタ


美鈴「それで上手いんですから才能あるんですよ、きっと…」スタスタ


諏訪子「先生が色も付けるって言ってたし、あんまり凝った絵を描いても色を付ける段階で失敗しそうだねぇ…」スタスタ


セイヤ「まぁなるようになるさ…取り敢えず場所決めるぞ場所…」スタスタ


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・美鈴・諏訪子「「「「「「「「はーーーいっ♪」」」」」」」」スタスタ


セイヤ『何故こんなにテンション高いんだこいつらは…もう直ぐ昼飯だからか?』スタスタ



〜幻想学園(中庭)〜



セイヤ「と、いう訳で…中庭で描く事に決まりました…」カキカキ…


霊夢「中庭にある木は細いから描きやすいのよねぇ…ベンチとか自販機もあって絵の見栄え良くなりそうだし……上手く描ければだけど…」カキカキ…


魔理沙「それにしても、全員同じ場所で絵を描くと、きっと絵のクオリティーに差が出るぜ…」カキカキ…


咲夜「クオリティーを気にする事ありませんよ。自分の中で納得のいく作品を描ければ、それでいいんじゃないでしょうか」カキカキ…


美鈴「咲夜さんは絵を描くのが上手だからそんな事が言えるんですよぉ…」カキカキ…


レミリア「うー…」消し消しっ…


セイヤ「なんだレミリア、また消すのか?」カキカキ…


レミリア「下手なりに上手く描こうとしているのだけれど…全然上手く描けないのよ…」消し消しっ…


セイヤ「先ずは全体的な物の位置を鉛筆の先を使って軽めに描け…力入れ過ぎて描いた所為で、描いた跡残ってるぞ?」カキカキ…


諏訪子「早苗は本当に絵を描くの上手いねぇ…どうやったらそんなに上手く描けるのか教えて欲しいよ…」カキカキ…


早苗「そう言われても…私も結構適当に描いてますよ?」カキカキ…


アリス「う〜ん…」カキカキ…


魔理沙「おぉ…アリスは描くの早いな…それに滅茶苦茶上手いぜ…」ズイっ…


アリス「あっ!ちょ、ちょっと見ないでよ魔理沙っ!まだ描いてる途中なんだからっ!」サッ!


魔理沙「固い事言うなよ〜…ちょこっと、ちょこっとだけだからさっ!」


アリス「駄ー目っ!授業終わる時に見せるからそれまで待っててよ…」カキカキ…


魔理沙「ちぇ〜っ…」カキカキ…


霊夢「セイヤはどんな感じなのよ……うわっ、可も無く不可も無くって感じね…もっと変な感じに描いてるかと期待してたのに…」ズイっ…


セイヤ「悪かったな、ご期待に添えない絵で…」カキカキ…


レミリア「でも木や自販機、ベンチの描き方はとても綺麗ね…羨ましいわ…」ズイっ!


セイヤ「レミリア…お前は顔が近い…」カキカキ…


美鈴「うわぁ〜…咲夜さんの絵は本当に綺麗ですねぇ…もう全体的に完成してるんじゃないですか?これ…」ズイっ…


咲夜「全体的にどう描くかという構図は決まっていましたから…後は自分の技量次第です…」カキカキ…


霊夢「その構図通りに描ける技量が羨ましいわね…」カキカキ…


諏訪子「あっちゃ〜…描き方ミスっちったぁ…早苗ェ、消しゴム借りるよぉ?」ヒョイッ…


早苗「借りるのは良いですけど、新品の消しゴムなんで角は使わないで下さいね?諏訪子様…」カキカキ


諏訪子「あ、ごめん早苗ェ…角使っちゃったぁ…」テヘペロっ☆


早苗「えぇーっ!?使わないでって言いましたよねついさっきっ!」


諏訪子「ごめんごめん…新品なのは見て分かったんだけど、角の方が消しやすいからつい…」


早苗「そりゃそうですよ角なんですからっ!…はぁ〜…折角の新品消しゴムが…」


咲夜「まぁいつかは使う時が来るんですから、そこまで気に病まなくても…」カキカキ…


霊夢「でも何で新品の消しゴムだと、角を使うのを躊躇うのか疑問よね…私は別に何とも思わないんだけど…」カキカキ…


魔理沙「あー…私もそんなに気にしないぜ…逆に先に角を使って、丸くなってからが消しゴムだと思ってるからなぁ…」カキカキ…


セイヤ「性格が大雑把だからな…霊夢も魔理沙も…」カキカキ…


霊夢「あんた、それ褒めてるつもり?」カキカキ…


セイヤ「良い意味で大雑把って事だ。つまり褒めてるんだよ…」カキカキ…


魔理沙「良い意味での大雑把って、意味分からないぜ…」カキカキ…


美鈴「そういえば話は変わりますけど、今日は球技大会でどの種目に出場するか話し合うんですよね?」カキカキ…


セイヤ「あー…そういえばそれ今日だっけか?完全に忘れてたわ…」カキカキ…


早苗「セイヤさんはサッカーに出場決定ですから、何も心配要りませんよ」カキカキ…


咲夜「ですがサッカーは人気種目ですからね