咲カイジ「日本アマプロ交流戦？」

清澄高校-部室

咲「こんな大会あるんですね・・」

久「あら？咲知らないの？毎年やってるじゃない」

咲「麻雀は今年からまた始めたので・・・」

和「全国優勝した学校の大将がいう言葉じゃないですよ・・・」

和「でもそこが咲さんの魅力でもありますよ！！！」

まこ「はいはい　で、確か全高麻の上位三校がある県の選抜とプロのオールスターで戦うんじゃったか？」

久「そうねウチからは私と咲が選ばれたわ」

優希「咲ちゃんに部長すごいじぇー！！」

咲「ふふっ優希ちゃんありがと」

京太郎「他のメンバーは誰がいるんですか？

久「風越から美穂子、龍門渕からは天江さん、鶴賀からゆみみたいよ」

京太郎「うわぁ・・・勝てる気がしねえ」

咲「他の県は誰が出るんですか？」

久「ええと・・・もう二校は大阪と東京ね手紙に書いてあるわよ」ﾊｲ

咲「ありがとうございます　うわあ強い人達ばっかだあ・・・」

長野選抜　　　大阪選抜　　　東京選抜

宮永咲　　　　荒川憩　　　　宮永照

竹井久　　　　愛宕洋榎 弘世菫　　　

加治木ゆみ　　園城寺怜　　　大星淡

福路美穂子　　清水谷竜華　　ネリー

天江衣　　　　江口セーラ　　雀明華

優希「あれ？プロの名前が書いてないじょ？さては私達ぴちぴち女子高生に恐れをなして逃げたな！！」

京太郎「ありえねえっつーの」

まほ「プロは毎年当日発表になってるんじゃ」

和「でも確か今年は三尋木プロや藤田プロなどプロはほとんど海外遠征へ行っていていないはずでは？」

久「なんか靖子は「私なんかでは同卓に入るのすらおこがましい人」が参加するって言っていたわよ」

京太郎「藤田プロってリーグ戦個人成績一位ですよね!？」

咲（カツ丼さんより強い人かあ・・・楽しみだなあ）

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カイジ自宅

カイジ「遠藤さんこれって本当か・・？もし一位だったら賞金10億なんて正気の沙汰とは思えねえぞ・・」

遠藤「ああ本当だスポンサーを見てみろ天下の帝愛に日本の裏を牛耳る鷲巣だぞ桁外れは当たり前だ」

遠藤「冬の世界麻雀わかるだろ？あれの選考会も兼ねてるため日麻連も出資してるらしい」

カイジ「まあいいでもわからねえ・・・プロの上位が海外に行ってるから裏プロが呼ばれたのはまだわかる・・・」

カイジ「でもなんで俺だ？俺は正直ただのジャンキー・・・裏プロなんか大層なものじゃねえ」

カイジ「しかも負けたら地下行きだろ？10億の借金を抱えながら・・・俺はこれに乗れるほど強くは無え・・・」

遠藤「・・・お前は本当にそう思っているのか？」

カイジ「え？」

遠藤「エスポワールに乗り生きて帰り元帝愛No2利根川を倒し挙句の果てに地獄の地下から生還？」

遠藤「今時こんな小説書いたって売れねえよ、いいかカイジお前には才能がある博打の才能が」

遠藤「今回の一戦は俺の人生だってかかってる・・・賞金があればこんな仕事やめられる普通に暮らせるんだ・・・！」

カイジ「遠藤さん・・・」

遠藤「カイジ・・・！！！頼む・・・！！！戦ってくれ・・・！！！」

遠藤「俺の第二の人生・・・！！！カイジ！！！お前の第二の人生のため・・・！！！」

カイジ「・・・！！！」

カイジ「わかりましたよ遠藤さん・・・やりましょう俺の、遠藤さんの第二の人生のため！！！

カイジ「でも他のメンバーは？さすがに俺だけじゃ話にならないですよ」

遠藤「ああ、もちろんそこら辺は用意してあるあとはカイジの返答待ちだったんだ」

遠藤「ついてこい・・・喫茶店に残りの4人を呼んである・・・」

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とある喫茶店

カイジ「って来てないじゃないですか遠藤さん・・・」

遠藤「どうも二人は手続きに手間取っているようだ他はすぐに来る・・・」

カイジ（手続き・・・？）

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

遠藤「！！こっちです・・・！！」

アカギ「久しぶり遠藤さん・・・まだこんな老体をこき使うっていうのは酷いんじゃないか・・・」

カイジ「お、お前ままさかあの裏プロのアカギ！！！？？？？？？」

アカギ「そっちの若いのよく知ってること・・・」

カイジ（知ってるもなにも少し裏の場に入ればすぐ聞く名前・・・！！！）

カイジ（数十年間無敗をほこり裏プロ人生で負けを許したのは二回だけと言われる伝説の雀士アカギ！！！）

カイジ「あれ？・・・ということはカイジさんアマプロ戦参加してくれるんですか！！！！」

カイジ「これでプロは最強じゃないですか！！！アカギさんがいれば100人力ですよ！！！」

アカギ「おいおい、あまり老いぼれに期待しないでくれよ・・・」

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

遠藤「おーい・・・！！こっちです・・・！！」

市川「悪いね・・・目が見えないってのはかなり不自由なもんでね・・」

アカギ「おいおいアンタいつから年取ってないんだ？・・・俺がガキの頃となんら変わってねえじゃねえか・・・」

市川「年をとるというのは些細な問題にしか過ぎない・・・問題は衰えるか衰えないかなんだよ・・・」

市川「まだまだ若造だなアカギ・・・」

カイジ「」

カイジ（嘘だろ・・・！！！？？？　盲目の雀鬼市川まで・・・！！！）

カイジ（すげえ・・・！！俺はこんな人たちと仲間で戦えるのか・・・！！！）ｳﾍﾍﾍ

ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝｺﾛﾝ

一条「何アホ面晒してんだカイジ」

大槻「ダメだなあ・・・カイジくん・・・喫茶店は自宅じゃないんだから・・その顔はダメだなあ・・」

カイジ「は？」

カイジ「はあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！？？？？？？？」

カイジ「なんで！！！お前らが！！！！」

遠藤「落ち着けカイジ」

遠藤「こいつらは確かにお前に負け地下で地獄の日々になった・・・」

遠藤「しかし来る日も来る日も耐え模範員になり外出権を獲得・・・」

遠藤「しかも今年だけ裏プロが参加できる賞金10億の大会ある年・・・」

遠藤「こいつらには戦う力が十分あるんじゃないか・・？」

カイジ「！」

カイジ（確かにそうだ・・・）

カイジ（こんな忍耐力があって運も兼ね備えてる奴らなんておそらく全国を探したっていない・・・）

カイジ（・・・）

カイジ「変な反応して悪かった・・・」

カイジ「確かに今回はお前らの力が必要だ・・・」

カイジ「一条に班長・・・いや大槻」

カイジ「よろしく頼むぜ・・・」

一条「フン、こっちも人生がかかってるんだ」

一条「くれぐれも足を引っ張らないでくれよ」

大槻「まさかカイジくんと手を組む事になるとはね・・・」

大槻「今まではすべて水に流そう・・・そうノーカンだ」

大槻「よろしくカイジくん・・」

アカギ「一条君に大槻くんと言ったね」

アカギ「こんな老いぼれだがよろしく・・」

市川「俺はもう老いぼれですらないかもな・・・よろしく」

一条・大槻「よろしくおねがいします」

遠藤「顔合わせはこんなもんだろう」

遠藤「では早速ルールについてだが・・・」

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長野の某所

衣「また百戦錬磨の強者と戦えるのか・・・幽寂閑雅な日々にも飽きていたところだ！！」

透華「私が選ばれてないなんて・・・目立てないんなんて・・・・」

華菜「さすがキャプテンだしっ！」

美穂子（久と同じチームで戦えるなんて！！！）

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大阪の某所

洋榎「ウチを選ぶとは連盟のやつも見る目あるなー！！」

恭子（宮永も出てるんか・・・選ばれなくてよかったわ・・・）

憩（あらーチャンピオンとまた戦えるんかー）

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東京の某所

菫「プロアマ交流戦の招待状が届いたがどうする？」

照「興味ない」

淡「面白くなさそーう」

菫「ほう照の妹も参加するのか」

淡照「参加します」

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久「ルールはこんな感じね」

久「わかった？咲」

咲「はい基本は全高麻のルールと変わらないんですよね」

和「そして頭ハネが追加されたぐらいですかね」

久「よくできました」

久「日にちは来週の日曜ね」

久「会場は東京ちゃんと準備しときなさいよー」

咲「あ、部長」

咲「オーダーはどうなってるんですか？」

久「ゆみと美穂子と話し合って決める予定よ」

久「当日会場で見せるわ」

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来週の日曜　東京

恒子「さあ！今年もやってまいりました！！日本プロアマ交流戦！！」

恒子「実況は私ふくよかではない福与恒子と！！」

健夜「す、健やかではない小鍛治健夜でお送りします・・・」

恒子「今年のプロは軒並み海外遠征に行ってしまい裏プロが参加することになりましたが」

恒子「なぜすこやんは海外遠征に行ってないのでしょう！！」

恒子「やはりアラフォーの体には厳しいと判断されてしまったのか！！」

健夜「アラフォーじゃ！！恒子「さあ選手が入場してまいりました！！」

恒子「言わせてすらもらえないの！？」

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恒子「ではついにオーダーの発表です！！！」

健夜「アラフォーじゃないもん・・・アラフォーじゃないもん・・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

恒子「だだん！！！」

　　　長野選抜　　　　大阪選抜　　東京選抜　プロ選抜

先鋒　福路美穂子　愛宕洋榎　　　宮永照　　市川

次鋒　竹井久　　　　園城寺怜　　　ネリー　　一条聖也

中堅　宮永咲　　　　江口セーラ　　弘世菫　　大槻班長

副将　加治木ゆみ　清水谷竜華　雀明華　　赤城茂

大将　天江衣　　　　荒川憩　　　　大星淡　　伊藤開司