2016-02-19 18:45:42 更新

概要

注意
書き溜めないので亀更新です
台本形式+地の文ありです
世界観は基本俺ガイルです
NARUTOの設定はガタガタですがご勘弁を。

誤字があったらコメントで指摘頂けるとありがたいです。

ご指摘いただいた八幡の幻術に関してですが、ゆきのんレベルには一瞬の隙を作るぐらい、モブに対しては効果抜群と言ったぐらいってことで脳内補完お願いします。


高校の入学式の朝


八幡「ふぁ〜」


高校初日だからって早く起きすぎた。

べ、別に期待してたわけじゃないんだからね!

---------

リビングに行くとマイエンジェル小町が朝食を作っていた。

ていうか、小町も今日入学式なのに働かすなよ俺の両親ってか親父。


八幡「小町〜おはよ」


小町「およ?お兄ちゃん早いね!おはよー」


ニコッと笑顔を浮かべ挨拶を返してくる小町。


守りたいこの笑顔!


小町「どうしたの?いつもは遅刻ギリギリに起きてくるのに」


八幡「べ、別に高校初日だから早く行けば友達出来て脱ボッチできるんじゃねとか思ってないんだからねっ!」


小町「………お兄ちゃん、かなりキモイよ」


………今日の小町は辛辣だなぁ

涙がちょちょぎれちゃうぜ。


小町「まあ、そんなゴミのようなお兄ちゃん、略してゴミいちゃんでも小町が面倒見てあげるからね!あ、これ小町的にポイント高い!」


八幡「最後のがなければな…」


---------


小町とのくだらないやり取りと朝食を終え俺は家をでた。

早朝の澄んでいて冷たい空気を切り裂くように俺は自転車を漕ぐ。


あっと言う間に俺は学校のすぐ近くの交差点まで来た。


歩道を黒髪のある部分の成長が著しい少女が歩いているのが目にとまった。

…決して下心があったわけじゃない。

犬を連れて朝の散歩をしているのだろうか。


次の瞬間、彼女の手からスルリとリードが離れ犬が車道に飛び出した。

さらに運悪く目の前から黒塗りの高そうな車が迫ってきていた。


八幡「危ないっ!!!」


俺は無我夢中で犬を助けようとダイブした。


---シュイン


突然車がゆっくりに見えた。


キキー---ッ!!!


---------

病院


なんとか寸前でかわすことができ軽い打撲で済んだ。

だが、頭を打ってしまったので今日は検査入院が必要だと言われた。


小町「お兄ちゃん!!!!」


涙目の小町が俺の病室に入ってくる。


八幡「どうした?小町。入学式はいいのか?」


小町「それどころじゃないよ!お兄ちゃんが車に轢かれたって…」


八幡「大したことない。ただの打撲だから」


小町「それでもだよ!!お兄ちゃんは小町のたった1人のお兄ちゃんなんだから…」


そっと俺は小町の頭を撫でる。


八幡「もう二度としないから。心配かけさせてゴメンな小町」


そして、俺は事故の経緯を話した。


小町「車がゆっくりに見えた?」


八幡「車がってより世界がって感じかな」


なんでも事故とかで身の危険を感じると脳で普段よりも多くの情報を処理しようとして周りがゆっくりに見えるらしい。

これ豆な。


ーーーーーーー


次の日


俺は無事に家に帰ることが出来た。

ただ大事をとって一週間は学校を休み家で安静にしていることになった。


八幡「…ふぁ〜、もう昼の12時か…。顔を洗って適当に飯でも食うか」


と洗面所に向かい鏡を見た。


八幡「…なん…だ…これは……」


俺の瞳は赤く輝き勾玉文様が刻み込まれていた。


ーーーーーーー


調べたところ、ってかNARUTO読んだところこれは写輪眼というものらしい。


本来写輪眼というのはうちは一族固有の瞳術でなぜ俺が開眼したのか?


そもそもNARUTOって少年漫画でありフィクションだよね?

中二病再発しちゃったの?


てなことを親父に相談したら


親父「え?言って無かったっけ?お前の母さんの旧姓うちはだよ?」


八幡「………はぁ!?うちはって実在すんのかよ!?」


親父「いや、実在するっつーか、したっつーか…。まあ詳しくは母さんに聞け」


ーーーーーーー


母さんによるとNARUTOは実在するうちは一族をモデルに描かれたものらしいこと、そして今うちはの血をひくものは母さんと俺、小町だけだということが分かった。


母「いやぁ、ついに八幡も写輪眼に目覚めたのね!嬉しいわ!!」


ついでにご機嫌である。


その後俺は写輪眼について詳しく聞かされた。

瞳術のこと、万華鏡写輪眼のこと、そして憎しみのこと…。


母「写輪眼も開眼したことだし、八幡も本格的に修行を始めないとね!」


八幡「なんでそんなハイテンションなんだよ…。あと、修行って…」


母「そりゃうちはの長男が写輪眼に目覚めたんだからハイテンションにもなるわよ!」


母「修行についてはその目を欲しがる連中から身を守るのも必要だし、何よりも写輪眼に見合った肉体を作らないと立派な忍者になれないわよ?」


八幡「いや、いつから俺が忍者になることになってるんですかね…。それに俺は専業主夫に…」


母「それがうちはの定めよ」


ーーーーシュイン


母さんの目が赤く輝く


八幡「勾玉模様が…3つ…!?」


それにとてつもない瞳力を感じる。

これが…写輪眼…か……。


母「どう?やる気になった?」


八幡「あ…ああ…」


どうやら俺はうちはの定めとやらに取り憑かれてしまったようだ。


---------

1年後


俺は高校1年という青春を犠牲に修行を続けた。


八幡「まあ、俺に青春なんてモノははなからありもしなかったんだがな」


小町「お兄ちゃん……。独り言キモイよ…」


八幡「…小町ちゃん?お兄ちゃんにちょっと厳しすぎない?」


ちなみに小町は写輪眼についてはあまり知らない。

というよりも、興味がないようだ。

「小町はまだ開眼してないから関係ない」そうだ。


小町「それよりも、早くごはん片付けよ。遅刻しちゃうよ、小町が」


………俺は小町を後ろに乗せ登校した。


ーーーーーーー


中学の前で俺は小町を降ろした。


小町「お兄ちゃんありがとっ!」


カバンを持たず飛び出して行った小町はすぐに目に涙を浮かべ戻ってきた…。


八幡「…このアホの子にも写輪眼が開眼する時がくるのか…」


出来ればそんな時は来て欲しくない。

小町は可愛い小町のままで居て欲しい。

千葉県民の兄妹愛舐めんなよ!


学校に着いた俺はステルスヒッキーを発動し誰とも会話せずただそこに居るだけの存在になっていた。


------ー


平塚「比企谷、なぜ呼ばれたか分かっているな?」


八幡「いや、見当もつきませんね」


平塚「これはなんだ?」


八幡「作文ですね。確か、高校生活を振り返っての」


平塚「そう、その高校生活を振り返っての作文がなぜ、妹がかわいい10の理由になってるいるのだ!?」


八幡「俺の高校生活は妹を護るためにあると言っても過言ではないですからね」


うちはの力を求めて小町を襲う者が現れるかもしれない。

力をつけ己と小町を護る為に俺は修行を続けている。


平塚「……たったひとりの妹を護る為戦う兄……」


先生の中身って少年だよね。

だから結婚出来ないんだよ。


平塚「小僧…。今失礼な事考えただろう…」


八幡「小僧って。そりゃ先生の歳からしたらそうでしょうけど…」


その刹那、俺はチャクラを感じた。


平塚「衝撃のファーストブリットォォォォ!!!」


繰り出された拳は俺を捉える事は無かった。

てか写輪眼使ってかわしただけなんだけどね。


平塚「…私の拳をかわすとは……なかなかやるな……!?」


俺の眼に気付いた先生は驚いたように目を見開いた。

それもそうだろう。

教え子の眼が突然変わったのだから。


平塚「そ、それは…写輪眼!?」


八幡「流石先生、知っていましたか。少々はチャクラも錬れるようですし、先生も忍者の一族の末裔ですか?」


平塚「あ、ああ。忍者の末裔といっても少々体術に長けているというだけだが…」


平塚「それよりも写輪眼って実在していたのか!?」


八幡「ええ、とはいえ今となってはもう母さんと俺ぐらいしか使えませんけどね」


平塚「そ、そうなのか…。って違う!!女性に年齢の話をするなと教わらなかったのか!?」


八幡「妹は大きくなってねって言ったら喜んだのでOKかと思いました」


平塚「撃滅のセカンドブリットを食らいたく無かったらその減らず口を閉じろ!」


八幡「言っておきますが、写輪眼はコピー能力があるのもお忘れずに。あまり俺の前で技を使わないほうが良いですよ」


握っていた拳を見つめ涙目になる先生。

こんなに可愛い先生が結婚出来ないなんて世の中腐ってるな。


平塚「…とにかく私は傷付いた。よってお前に罰を与える!」


八幡「…かなり横暴な気もしますが、まあごねても内申を盾にやらされることになりそうなので受けますよ」


平塚「物分りが良くて助かるよ。そして気になる罰の内容だが」


「「奉仕活動だ」」


平塚「……とりあえず写輪眼止めて…」


口の動きを先読みして被せてみたが、思ったより面白いな。


八幡「奉仕活動って事は毎朝早く来て掃除とかですか?俺早く学校に来ると死んでしまう病なんで勘弁してください」


平塚「…ついて来い」


あっれー?

スルーですか。

まあいい、ってそっちは部室棟なんだが…。

まさか部活に入れとかだったら嫌だなぁ。

修行の時間が短くなるしなにより小町との時間が短くなるのは辛いぞ…。


平塚「着いたぞ。ここだ!」


ガラガラっとノックもせず扉を開ける先生。

こういうところが結婚出来ない理由に繋がってるんじゃね?

ハチマンソウオモウ。


雪乃「先生、ノックを」


平塚「悪い悪い」


雪乃「あと、そちらの眼の腐ったひとは?」


平塚「入部希望の比企谷八幡だ。仲良くしろよ。」


あ、やっぱり部活なのね…。


雪乃「お断りします。身の危険を感じるので」


ん?こいつからチャクラを感じる。

もしかしてこいつも……?


平塚「安心したまえ。その男はリスクリターンの計算と自己保身に関してだけはなかなかのものだ。刑事罰に問われるようなことは決して…しないと…思う…」


オイオイ、最後までしっかり言ってくれよ。

これじゃ俺が事件を起こしますよって言ってるみたいじゃん。

そんなに写輪眼怖かったのかな?


八幡「…先生、眼に関してはまだ第二段階なんでハイレベルな幻術なんかは使えないんでそんなやばい奴みたいな目で見ないでくださいよ」


雪乃「眼?刑事罰谷くんは何を言っているのかしら?第二段階ってあなたの眼はそれ以上腐るというの?」


八幡「すまない、コッチの話だ。あと僕の名前は比企谷だ!」


雪乃「失礼、かみまみた」


八幡「わざとじゃない!?ってか雪ノ下も知ってたのか、物語シリーズ」


雪乃「ええ、本をね」


平塚「いやいや、仲が良さそうで結構だよ!ところで、お前ら2人で勝負してみたらどうだ?」


「「はぁ?」」


平塚「ちょうど忍者の末裔が2人揃ったんだ!拳を交わさないわけにはいけないだろ!」


やはりそうだったか。

この感じは水と風。

こいつ2種類のチャクラを使えるのか…。


雪乃「待ってください。その男も忍術が使えるというの!?」


八幡「ん?…ああ、まあぼちぼちな」


少し手合わせしてみたいところだが目立つのはごめんだ…。

どうしたもんかな…。


平塚「おお!!熱くなってきたな!!」


はぁ、少々のことはそこの年増教師になんとかさせるか。


雪乃「それじゃ、こちらから行くわ」


印を結ぶ雪ノ下。

通常の眼では読めないな。

こいつ、かなり鍛えてる。


ーーー水遁・水龍弾の術


ほお、水のないここでこれほどの水遁を操るか。

おもしろい。


ーーー火遁・豪火球の術


シュゥゥゥゥ!!!


雪乃「水遁に火遁をぶつけてくるだなんて、あなた基本がなってないわよ?」


八幡「その火遁に相殺されるようじゃお前もまだまだだな」


雪乃「……本気で行くわ!」


ーーー水遁・水飴拿原


八幡「おもしろい」


俺は写輪眼を発動した。


雪乃「な、なんなのその眼は…!?」


八幡「写輪眼、うちはの瞳術だ。三大瞳術ぐらい知っとけ」


雪乃「くっ、でもあなたは水飴で身動きが取れないはず!」


ポワンッと影分身が消える


八幡「身動きが…なんだって?」


ーーー魔幻・枷杭の術


雪乃「(体が…動かない…)」


八幡「チェックメイトだ。千鳥!」


ドォォォォォン!!


千鳥で壁ドンしてしまった。

サーっと血の気が引いて行くのを感じる

やべえ、部室に穴開けちゃった。


ーーーーーーーー


雪乃「強いのね、あなた」


八幡「ああ、うん。ちょっと近いよ」


あの後俺は先生にみっちり怒られた。

拳を交わせとは言われたけど、拳で壁に穴開けろ!なんて言われてないからね…。

そして壁の修理を命じられその作業をしているのだが、さっきから雪ノ下の距離が近い。


雪乃「あなたがあんなに強く迫ってきたからじゃない」


完全にメスの顔である。

小町…、お兄ちゃんは女たらしになってしまったようです。


俺があらかたの作業を終えた時、ガラガラっと扉が開き入ってきた先生と目が合った。


平塚「爆ぜろリア充!!!」


八幡「いきなり殴りかかってくるのやめてください、平塚先生」


先生の拳を受け止め俺は言った。


平塚「うわーーん!!!羨ましいよぉぉ!!私も青春送りたかったァァ!!」


そして先生は廊下を走って何処かへ行ってしまった。

廊下は走っちゃダメですよ。


雪乃「あなた、体術にも長けているのね。また今度手合わせをお願いしたいわ!」


八幡「ああ、機会があればな…」


機会なんて無いんですけどね。


八幡「…そろそろ帰っていいか?」


雪乃「そうね、一緒に帰りましょう」


八幡「や、俺チャリ通だから」


雪乃「私、彼と二人乗りで下校するのが夢だったの〜」


どこぞのたくわんお嬢様のような言い方で…ってか一緒に帰るのは確定なんですね…。


ーーーーーーーー


帰り道


八幡「そういえば、お前2種類のチャクラを扱えるのか?」


雪乃「あら、あなたの腐ったルビーのような眼にはそんなかとも見えるのかしら?」


腐ったルビーて…。

さすがに凹むな…。


雪乃「私は氷遁が使えるの」


八幡「血継限界…か」


八幡「機会があれば見せてくれよ」


血継限界、写輪眼で唯一コピー出来ない忍術。

初見でどれほど対応できるかも試して見たいしな。


雪乃「いやよ」


八幡「……なんで?」


What!?見せてくれる流れだと思ってたのに…。


雪乃「………姉さんに見せてもらいなさい」


姉さん?はてさて?誰だい?

まさかとは思うけど、学校出たところから黒服の怖い男を3人引き連れてこそこそついて来てる女子大生(推定)じゃないよね?


八幡「……あれ?」


雪乃「ええ、あれ…よ」


陽乃「ひゃっはろー!雪乃ちゃん!と彼氏くん!」


彼氏くんのところに悪意を込めて雪ノ下姉が話しかけてきた。

うん。この人ヤバイ。

魔王だよ。

チャクラの実食ってそうだよ。


雪乃「姉さん…。何のようかしら?」


雪ノ下さーん?声震えてますよー。


陽乃「静ちゃんからおもしろい子がいるって聞いたからちょっと後をつけてたんだー」


陽乃「まさか、雪乃ちゃんの彼氏だったとは思わなかったよ」


面白そうな人かー。この人に目をつけられるなんて可哀想な人だなー。


陽乃「都築」


黒服1「は!」


陽乃「試してあげなさい」


黒服1改め都築「かしこまりました!」


いきなり殴りかかってくる都築呼ばれた黒服。


ーーーー水遁・水龍弾の術


雪ノ下さーん?ここ街中ですよ?


都築「ぐあぁぁぁぁぁ!!!」


吹っ飛ばされる都築さん。

可哀想に。


陽乃「もぉ!雪乃ちゃん!男同士の闘いに手を出しちゃだめだよ!」


めっ!っと指を立て怒る雪ノ下姉。

そんな姉妹の様子を見ていた俺はいつの間にか増えていた黒服に囲まれていた。


陽乃「彼の品定めなんだから!」


八幡「えぇ…」


陽乃「さあ、いざという時にちゃんと雪乃ちゃんを守れることを証明してみて!」


その言葉を皮切りに黒服達が一斉にかかってきた。


八幡「はぁ…。やるしかないか…」


俺は写輪眼で黒服達の攻撃を見切り次々をかわして行く。


黒服2「!?」


黒服3「どうした!?黒服2!?」


黒服2「うぉぉぉぉ!!」


黒服3「やめろ!?くっ!」


俺を囲んでいた黒服の半分に幻術をかけ同士討ちさせる。

うん。これはハチマンワルクナイ。


陽乃「へぇ……。おもしろい眼してるね、君」


八幡「どうも」


陽乃「じゃあお望み通り氷遁を見せてあげるよ」


凍えるような視線。

うう〜この辺だけ気温が2、3度さがったんじゃね?


八幡「いいえ、結構です。俺もうチャクラ切れなんで」


ポウンと間抜けな音を残して俺は消えた。

てか影分身だった。

影分身使えて本体学校に行かせるとか馬鹿でしょ?

有効活用するに決まってる。

おおう、今日一日の授業内容が頭に入ってくるぜ。

この瞬間が気持ちいい!


ーーーーーーーーーー


陽乃「まさか影分身だったとはね…。本当におもしろいね、あの子」


雪乃「え、ええ…」


姉さんは笑っているけど私は笑えなかった。

彼は部室でも影分身を使っていた。

ということは、さっきの彼は1/4しかチャクラがなかったということ。

これほどまで強いだなんて…。


陽乃「(あの子なら、もしかしたら…)」


ーーーーーーーーーー


次の日


八幡「さぁ、今日も一日頑張っていきましょうかね!」


小町「お兄ちゃん、似合わないこと言ってないで早く準備しなよ。ていうか、影分身でサボってるゴミいちゃんは小町的にポイント低いよ」


八幡「小町、影分身ってのは歴史上最も優れた忍者が作った偵察用の術だ。俺にとっては学校は敵だらけ。よって影分身で学校に行くのは間違っていない」


小町「あー、はいはい。早くご飯片付けちゃってね」


小町は今日も辛辣です。

以上現場の泣きそうなハチマンでした。


ピンポーン!


家の呼び鈴がなる。

こんな朝早くに誰だ?


小町「はーい、え?どちら様ですか?………え?お兄ちゃんの!?………はい………はい。……では呼んできますね……」


聞いたことのある声だ。

いやな予感がする。


小町「……お兄ちゃん、お客さんだよ?美人さんだね……。………お兄ちゃんは小町のモノなのに………」


八幡「あ、ああ」


最後声が小さくてよく聞こえなかったが、まあいいだろう。


雪乃「おはよう比企谷君」


うん。なんでいんのお前!?


ーーーーーーーー


そのまま雪ノ下と一緒に登校した。

俺は小町の安全のためにも一緒に行こうと言ったんだがどうやら虫の居所が悪かったようで、


小町「お兄ちゃんなんか知らないっ!」


そうだ。


登校中、やたらとくっついてくる雪ノ下のせいで俺のステルス機能が発動できず道ゆく人(おもに男)からの視線が痛い。


八幡「なあ、雪ノ下。少し離れてくれないか?」


雪乃「いやよ」


一蹴されてしまった。


八幡「いや、周りからの視線が痛いんだが」


雪乃「私は気にしないわ」


八幡「………俺は気にするんですが」


やはり俺が女の子と登校するのはまちがっている!


???「…ヒッキー………」


???「ほら、結衣!立ち止まってないで早く行くし!」


ーーーーーーーー


放課後


よし、今日も一日乗り切った。

まあ、数学とかは寝てるだけだからアレなんだけどね。

てか本体も分身も寝るってどんなけ寝てるんだよ俺…。


そんなことはどうでもいい。早く家に帰ってプリティーでキュアキュア見なきゃ!」


平塚「早く家に帰ってなんだって?」


八幡「だからプリキュアをm………!?」


平塚「どうやら本気の一撃が欲しいみたいだな!」


ポワン…!


あっ…これアカンやつだ…。


完全に不意を突かれた。

しょうがないよね!だって教室ではチャクラ練って無いんだから!


ピロリーン!


ーーーーーーー

to比企谷八幡


from平塚静


早く来い。


ーENDー

ーーーーーーー


一文だけのメールって怖いよね!

ってかなんでメールアドレス知ってんだよ!



学校についたら、1時間ほど絞られました。


ーーーーーーーーーー


奉仕部部室


雪乃「………遅いわね」


もうすぐ下校時刻だというのに比企谷君は一向に現れない。


雪乃「もう、来ないの、かしら…?」


やっとできた繋がりだったのに…。


小さいころからずっと一人だった。

私の見た目にしか興味のない男子。

その見た目に嫉妬する女子。

友達なんて出来るわけがなかった。

家族からも姉さんと比べられる毎日。


雪乃「ようやく「私」を見てくれる人に出会えたと思ったのに…」


日が落ち暗くなった部室でいつの間にか私は泣いていた。


その時だった。


ガラガラっと扉が開いた。


八幡「遅くなったな」


彼が立っていた。


雪乃「うわぁぁぁぁん!ひきぎゃやくぅん!!」


ーーーーーーーーー


八幡「はあ、もう暗くなってきてるのに」


俺は平塚先生から解放された後、奉仕部へと向かっていた。

まだ、鍵が帰ってきてないから様子を見て来いと先生からお願いもとい命令されたからだ。


部室の前に着くと中からすすり泣くような声が聞こえてきた。


ここの部分だけ切り取るとめっちゃ怖いね!

実際は雪ノ下のチャクラを感知してるから雪ノ下の声だって分かってるんだけどね。

夕暮れの部室に一人きり。

センチメンタルな気分になるのも分かる。


同級生(女の子)が泣いている部屋に入るってなかなかアレじゃね?

こんな時は、八幡108つの特技のうちの一つ、「何事もなかったように振る舞う」だ!


八幡「遅くなったな」


意を決して扉を開けると雪ノ下が飛びついてきた。


雪乃「うわぁぁぁぁん!ひきぎゃやくぅん!!」


ギャルゲーみたいだなって思いました。(小並感


ーーーーーーーーー


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このSSへのコメント

11件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-01-21 18:06:01 ID: -frmlmR4

八幡と小町は2コ違いやで……
八幡が入学式のとき小町は中2や

2: SS好きの名無しさん 2016-01-22 16:11:26 ID: N3xQVKBq

>>1
中学とか高校は全校でやるんやで

3: pepengo 2016-01-22 16:25:42 ID: ftFK-Xp-

エタるなよ!絶対だぞ?!

4: SS好きの名無しさん 2016-01-24 16:17:34 ID: UoPh8wcU

更新ガンバ!

5: SS好きの名無しさん 2016-01-25 20:58:32 ID: pkn82Ze_

更新にきたい!!

6: SS好きの名無しさん 2016-02-07 22:01:06 ID: 6N0jEh3I

幻術使えないって本人が言ってる割にはバンバン使ってますよね……

7: SS好きの名無しさん 2016-02-08 09:08:53 ID: ET0UBeAt

使えないのって写輪眼を使う幻術だけなんじゃない?

8: SS好きの名無しさん 2016-02-08 14:23:44 ID: 3MhQtlF1

そうだった場合でも、“魔幻・枷杭の術”は写輪眼による幻術ですよ(ネット情報)。
痛みを伴うため拷問などに適した術とかなんとか……。

9: SS好きの名無しさん 2016-02-18 06:23:32 ID: 1xOOoYCF

痛みの伴う幻術って使ってる?読み落としちゃってるかな

10: SS好きの名無しさん 2016-02-18 06:33:08 ID: 1xOOoYCF

読み返したら枷杭って明記されてたね。
あとハイレベルな幻術が出来ないだけである程度使えるのかも。枷杭がある程度で収まるものかは知らないけど。

11: SS好きの名無しさん 2016-04-05 23:50:00 ID: myFqrnSV

小町守るとか言って周りに車輪眼見せびらかす八幡
車輪眼を戦闘の度に使うならせめてカラコン位しないとすぐ情報が広まるでしょ


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1: SS好きの名無しさん 2016-02-10 21:59:00 ID: WKhWvEgE

ごめん。へたくそ。もっと勉強しようね

2: SS好きの名無しさん 2017-12-29 21:43:20 ID: uUlNT3fu

はよせい

3: SS好きの名無しさん 2019-05-11 22:41:04 ID: S:KRDy4i

笑笑


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