2017-09-29 22:29:29 更新

概要

修正が完了しました
雪風をメインにした作品です
提督の暴言などがかなり酷いですがそれでも良いと言う方はよろしくお願いします


前書き

雪風

陽炎型八番艦 雪風
別名 死神
過去にいろんな鎮守府に着任したが一ヶ月もしないうちに追い出されて居場所がない艦娘
散々追い出された結果 非公開の鎮守府に移動が決まった


提督

裏型鎮守府の提督(非公開鎮守府)
別名 悪魔
艦娘誰一人着任していない鎮守府で出撃などは提督自身が行う
子供や気が弱い人が大ッ嫌い
いつも氷や錠剤を飲んでるところが目立つ
よく一人でぶつぶつ喋っているが…?
戦闘は得意とは言えないが一応戦える
武器は対敵艦隊用大鎌を使う(この提督の方が死神なのでは…?)
元横須賀鎮守府の提督(全鎮守府の中でもトップクラスの実力を持っていた)


陽炎

陽炎型一番艦 陽炎
別名 特になし
佐世保鎮守府に主属する艦娘
雪風の一番上の姉


不知火

陽炎型二番艦 不知火
別名 ウルフ(狼)
佐世保鎮守府に主属する艦娘
雪風の二番目の姉
佐世保鎮守府駆逐艦の中で最強と言われている
睨みつけで敵艦隊を倒す事が出来る化け物(その睨みつけが狼に似ていると言われウルフと名付けられた)








本部ー通路



雪風 「…」タッタッタッ…



『出ていけ!俺の鎮守府にお前が居たらいつ誰が沈むかわからねぇ!!』


『お前が来てから大破数が5倍も増えた!!お前はやっぱり死神だ!!今すぐ出ていけ!!!!』



雪風 「…」タッタッタッ…


雪風 「(雪風はなにもしてない ただ皆さんと一緒に出撃しただけなのに…)」タッタッタッ…


雪風 「(雪風以外…皆大破したのは雪風のせいじゃないのです…)」タッタッタッ…


雪風 「…」タッタッタッ…


雪風 「(これでもう60回目の移動…またどこかに移されるんでしょうか?…それとも解体されるんでしょうか?)」タッタッタッ…


雪風 「…」タッタッタッ…


…ユキカゼ?


雪風 「…はい?」


陽炎 「やっぱり雪風じゃない?あなたなんで本部に居るの?」


雪風 「…陽炎お姉ちゃん 不知火お姉ちゃん…」


不知火 「なにかあったんですか?まさかとは思いますけどまた…」


雪風 「…そうです また追い出されたので上官さんの所に行くところです」


陽炎 「…」


不知火 「…」


雪風 「お姉ちゃん達は上手くいっていますか?雪風と違って」


陽炎 「…えぇ 私達は上手くいってるわ?」


不知火 「司令官も優しい方なので上手くいっています」


雪風 「それなら良かった!雪風のせいで上手くいってないかと思っていましたが…上手くいってるようで良かったです!」


陽炎 「雪風…」


雪風 「それでは、私は上官さんのところに行くのでお姉ちゃん達も頑張ってください では!」


タッタッタッ…


不知火 「…」


陽炎 「…ねぇ、不知火?」


不知火 「何でしょうか?お姉様」


陽炎 「かわいそうだと思わない?雪風…」


不知火 「…えぇ かわいそうです…ですが…」


陽炎 「私達でどうにかしてあげたいけど、私達の鎮守府は雪風を受け入れようとしてない…そうでしょ?」


不知火 「…」


陽炎 「…ごめんね?雪風」












上官室



上官 「…」


コンコン ユキカゼデス ハイッテモヨロシイデショウカ?


上官 「良いぞ 入れ」


ガチャッ


雪風 「失礼します」パタンッ


上官 「…また帰ってきたな?雪風」


雪風 「…」


上官 「何度も返されるのは辛いよな?本当にすまない 雪風」


雪風 「上官さんが謝ることないのです それにもう慣れましたので…」


上官 「…そうか 慣れてしまったか?なら尚更謝らなければならないな 本当にすまない」


雪風 「…次はどこの鎮守府に移るんですか?」


上官 「…次の鎮守府はわしの若き友の鎮守府に行ってもらう」


雪風 「上官さんのお友達さんのところですか?」


上官 「あぁ あ奴が受け入れてくれるかはわからないが一応連絡してあるが…」


雪風 「…が、なんですか?」


上官 「…あ奴の鎮守府なんだが【裏型鎮守府】と言われているんだ」


雪風 「…裏型鎮守府?」


上官 「非公開の鎮守府でな?そのうえ、あ奴は艦娘を必要としていないんだ」


雪風 「非公開の鎮守府?それに艦娘を必要としてないってどういう事ですか?」


上官 「あ奴はある一件以来、表で生きていくのが嫌になったと言ってな?さらに仕事は全部一人でするから艦娘は必要ないと言って着任を許可しないんだ」


雪風 「…その非公開鎮守府の司令官さんは艦娘の着任を許可していないのに雪風は着任できるんですか?」


上官 「まぁ…なんとか着任許可を出してな?ある条件付きだが…」


雪風 「条件?」


上官 「【お主が裏型鎮守府でやっていければ着任を許可する】と言う条件を付けられてな?だからお主のやる気次第で変わるんだ」


雪風 「私次第…」


上官 「しかもあ奴は【持病】を持っていてな?【精神に異常がある】から尚更やっていけるかわからん」


雪風 「…精神に異常があるんですか?」


上官 「あぁ ある一件以来、精神が安定しなくなってしまってな?だからいつも精神安定剤を飲んでいるんだ」


雪風 「…なぜそんな方を司令官にしてるんですか?」


上官 「提督としての素質は最高レベルなんだ 主に資源調達だがのう?」


上官 「あ奴に資源調達を頼むと一日で4種類の材料(燃料・鋼材・弾薬・ボーキ)を約20000弱持ってきてくれるんだ」


雪風 「一日でですか!?どうやって一日でそんなに調達してるんですか!?」


上官 「それはわからん あ奴に聞いても教えてくれないんだ?どうやって集めてるんだろうな…教えてくれれば他の提督達にも伝えて資材不足を解消出来るのになぁ?」


雪風 「…」


上官 「おっと?話しが脱線したのう 話を戻そう」


上官 「あ奴は艦娘を必要としていないがお主がやる気あるのなら着任許可すると言っていたからお主のやる気次第では変わる…だが、そう簡単にはいかないぞ?」


上官 「さっきも言った通りあ奴は精神に異常があるため為かなり危ない そのうえ性格もかなり荒いから余計にやっていけるかわからん」


上官 「強制はしない お主がいけると思ったらあ奴の鎮守府に着任させる …どうする?」


雪風 「…上官さん 今更何を言ってるんですか?」


雪風 「【雪風はどこ行っても追い出されるんですから今更着任する鎮守府を変えたところでなにも変わりませんよ?】」


上官 「…雪風…」


雪風 「なので、雪風は裏型鎮守府に着任します またすぐに追い出されるかも知れませんが追い出された時はまたよろしくお願いします」


上官 「…わかった」


上官 「では、明日の午後三時に裏型鎮守府に着くよう出発してくれ あ奴には連絡しておく」


雪風 「明日の午後三時からですか?何故そんな時間なんですか?」


上官 「あ奴は夜型でな 午前中はほとんど寝ているから午後からじゃないとあ奴は起きてないんだ」


雪風 「…そうなんですか?」


上官 「あぁ だから明日午後三時に着くよう出発してくれ 場所は…」カタッスー… ガサゴソガサゴソ… 机の引き出しを開けて何かを探す


上官 「あったあった?ほい これが地図だ」スッ


雪風 「…ちょっと距離があるんですね?」スッ


上官 「非公開鎮守府だからのう 他の鎮守府が近くにあると調べられる可能性があるから離れているんだ 調べられると色々とまずいからな?」


雪風 「なるほど」


上官 「それでは雪風 健闘を祈る」


雪風 「はい!雪風 頑張ります!」


雪風 「それでは失礼します」ペコッ


タッタッタッ…パタンッ


上官 「…」


上官 「…今更だが、本当に大丈夫かのう?あ奴の鎮守府に着任させたのはいいが雪風が本当にやっていけるか心配だのう」


上官 「…だが、あ奴は自分から追い出したりはしないはず その代わりに暴言や艦娘自ら出て行かせる事は言うがな…」


上官 「…上手くやっていけると良いが?」

















通路



雪風 「…」タッタッタッ…


雪風 「(今回の司令官さんは上官さんのお友達のところ…でも、精神に異常があるって言ってましたけど どんな感じなのでしょうか?)」


雪風 「(裏型鎮守府…非公開鎮守府だって上官さんが言ってましたけど、どんな所なんでしょうか?)」


雪風 「(裏型鎮守府って言うぐらいだから汚いってイメージがありますけど…出来れば綺麗なところが良いです)」タッタッタッ…


ユキカゼ


雪風 「っん?」 タッタッタッ…


不知火 「どうでしたか?上官から新しい鎮守府に着任するように言われましたか?」


雪風 「陽炎お姉ちゃん 不知火お姉ちゃん はい!今回も鎮守府に着任許可が出ました!」


陽炎 「どこの鎮守府に着任する事になったの?」


雪風 「今回の鎮守府は…」


不知火 「…? 雪風?どうしましたか?」


雪風 「あっいえ?なんでもないです」


雪風 「(そう言えば 非公開鎮守府の事は他の鎮守府にバレないようにしてるみたいな事を言っていましたね?)」


雪風 「(てことは裏型鎮守府の事は話さない方がいいのではないでしょうか?)」ウーン…


陽炎 「雪風?急に黙っちゃったけどどうしたの?」


雪風 「いえ、何でもありません!それと今回の鎮守府の事は秘密にするよう言われているのでお話する事は出来ません」


不知火 「…っえ?そうなんですか?」


雪風 「はい!申し訳ありませんがお姉ちゃん達でもお話することができません ごめんなさい」


陽炎 「いや、そういう事なら仕方ないわ?謝らなくてもいいわ」


雪風 「そうですか?それでは、雪風は明日に備えて今日はもう休みます!お姉ちゃん達も頑張ってください!」


不知火 「わかっています 雪風も頑張って下さいね?」


雪風 「はい!それでは」


タッタッタッ…


不知火 「…」


陽炎 「…ねぇ不知火 さっきの雪風の行動どう思う?」


不知火「…正直 不自然でした?それに次の鎮守府の事は秘密にするよう言われたなんておかしいです」


陽炎 「そうよね?次どこの鎮守府に行く事も話せないなんておかしいよね?」


不知火 「…調べてみますか?」


陽炎 「調べるより上官に直接聞いた方が早いと思うわ」


不知火 「教えてくれるでしょうか?」


陽炎 「脅せば案外話してくれるかもしれないわよ?」


不知火 「さすがにそれはまずいかと…」


陽炎 「確かに本来ならまずいわ?最悪の場合【解体】されるわ…でも」


陽炎 「妹が散々酷い目に合ってるって言うのにそれをただ見てるだけなんてもう嫌なのよ 解体されてでもいいから私は聞いてくるわ!」


不知火 「…わかりました お姉様が行くなら私も行きます」


陽炎 「あなたは来なくていいわ 私だけでやるからあなたは入ってこないで」


不知火 「お姉様が行くなら私も行かせてもらいます 友は道連れと言いますから?(姉妹ですが)」


陽炎 「不知火…」


不知火 「行きましょう 解体される覚悟で」


陽炎 「えぇ!」


タッタッタッ…















雪風の自室(仮)



ガチャッ


雪風 「…」パタンッ タッタッタッ…


ポスッ


雪風 「次の鎮守府は上官さんのお友達のところ…今度は上手く行けるでしょうか?」


雪風 「私が上手くやって行ければ着任許可をすると言ってましたが…本当でしょうか?」


雪風 「何度も追い出されていたから信じにくいです」


雪風 「…」


雪風 「考えるのはもうやめましょう 明日に備えてもう寝ましょう」パサッ


雪風 「おやすみなさい」

















上官室



上官 「…」カリカリ… 書類整理中


コンコン ジョウカン カゲロウヨ


シラヌイデス


ナカニハイッテモイイカシラ?


上官 「…陽炎と不知火?入って良いぞ」


ガチャッ


陽炎&不知火 「「失礼します」」タッタッタッ… パタンッ


上官 「どうした?わしに何か用か?」


陽炎 「雪風の事で少しお話があります」


上官 「…雪風の事でか?」ピクッ


不知火 「」ピクッ


陽炎 「はい 雪風が次着任する鎮守府を知りたいんですが教えてもらえますか?」


上官 「…」


不知火 「お姉様 一瞬でしたが上官の眉が動きました おそらく動揺してます」ヒソヒソ


陽炎 「そう見たいね?なんとかして雪風の事を聞きたいわね」ヒソヒソ


不知火 「教えてもらえなかった場合は…」ヒソヒソ


陽炎 「脅してでも聞くわ!」ヒソヒソ


不知火 「…わかりました」ヒソヒソ


上官 「…その話しは雪風から聞いたのか?」


陽炎 「えぇ 雪風に次はどこの鎮守府に着任するのか聞いたら秘密にするよう言われてるって言って教えてくれなかったんです」


不知火 「なぜ次の鎮守府の行き先を教えないよう言ったんですか?」


上官 「…」


上官 「(わしはそこまで言っとらんけど、おそらく雪風は他の鎮守府には知られるとまずいと言ったから他の鎮守府の者には言えないと察したんだろう?)」


上官 「(…さて、ここからどうするかな?陽炎達にはなんて言って誤魔化すか?)」ウーン


陽炎 「…上官 黙ってないで教えてもらえませんか?雪風はどこの鎮守府に配属されたんですか?」


上官 「…聞いてどうするんだ?」


不知火 「そこの鎮守府の事や提督の事とかを少し調べようかと思っています」


上官 「なら駄目だ 教えることは出来ない」


陽炎 「それはなぜ?次の鎮守府ぐらい聞いても良いじゃない?」


上官 「調べられると色々まずいから教えることは出来ない 悪いが諦めてくれ」


不知火 「それは出来ません 妹が散々酷い目に合っているというのにこれ以上ひどい目に合わせたくないんです」


上官 「その気持ちは分かるが教えることはできない」


陽炎 「…無理矢理でも聞くって言っても?」ジャキッ 十二.七cm連装砲を構える


上官 「…あぁ」


陽炎 「…」


不知火 「…」


上官 「…」


陽炎 「…本気のようね?今打たれてもおかしくない状態なのに話さないって事はよっぽど話せないって事のようね」


上官 「あぁ 他の鎮守府に調べられるとまずいからな?脅されようが撃たれようが絶対に話す事は出来ない」


不知火 「なら尚更聞けないと困ります そんな怪しげな所に雪風が配属されたのなら余計に聞かないと心配します」


上官 「その事ならたぶん心配はない あ奴は自分から艦娘に手を上げるような真似はしない」


陽炎 「多分って…それじゃ余計に心配するじゃない!教えなさい!雪風はどこに配属されたの!」チャキッ


上官 「…」


陽炎 「教えなさい!上官!」


不知火 「お姉様 落ち着いてください」


陽炎 「落ち着いてられないわよ!妹がいろんな所に飛ばされて、次に飛ばされた所が教えられない所ならなおさら落ち着いてられないわよ!」


不知火 「だとしても頭に血が上り過ぎです 落ち着いて話し合いをしなければろくに聞く事はできません」


陽炎 「っ!」


不知火 「ましてや相手は上官 私達の提督の上にあたる人です もっと言葉に気をつけながら話しをしなくてはいけません」


陽炎 「…そうね?不知火の言う通り もっと落ち着いて話し合いをしなければいけないわね」


陽炎 「暴言を吐いちゃってすいません」


上官 「構わない わしはそこまで偉そうにする気もないしタメ口で話されても気にせんよ?」


不知火 「上官 本当に何も話せないんですか?何でもいいのでなにか一つくらいは…」


上官 「残念ながら何一つ話せない」


不知火 「…そうですか わかりました」


不知火 「お姉様、上官は本気のようです 今回は諦めましょう」


陽炎 「…わかったわ」


上官 「すまないがそうしてくれるとありがたい 後この事は他言無用で頼む」


不知火 「わかりました」


陽炎 「…失礼します」


タッタッタッ…バタンッ


上官 「…」


上官 「あ奴らの気持ちは痛いほどわかる…だが、あいつの事だけは絶対に言えない」


上官 「…雪風も上手く行けばいいが…」


上官 「…すまないな 三人とも」












通路



不知火 「…話してくれませんでしたね 上官」タッタッタッ…


陽炎 「…そうね 教えてくれなかったわね…」タッタッタッ…


不知火 「…どうしますか?雪風の事は一時諦めますか?」


陽炎 「…」


不知火 「今のままでは上官も話してくれそうにありませんし、雪風に聞いても話してもらえないでしょう」


不知火 「…どうしますか?一つだけ方法があると言えばありますが」


陽炎 「…それはなに?」


不知火 「明日雪風が次の鎮守府に向かった後を追う …もちろん見つからないようにしなければいけませんが?」


陽炎 「…」


不知火 「…どうしますか?明日雪風の後を追ってどこの鎮守府に配属が決まったのか確かめますか?」


陽炎 「…確かめるにはそれしかなさそうね?不知火」


不知火 「はい」


陽炎 「明日雪風が出発したら私達も付いていくわよ?」


不知火 「わかりました」


タッタッタッ…










真夜中ー上官室



上官 「…」カリカリ… 書類整理中


上官 「…」スッ カリカリ…


ジリリリリ…ジリリリリ… 設置されてる黒電話が鳴り響く


上官 「っん?こんな時間に一体誰だ」ガチャッ


上官 「もしもし?」


? 『もしもし 俺だ』


上官 「なんだお前か?こんな時間に電話してくるなんて迷惑なんだが?」


? 『別にいいだろうがよ?それで、お前が言ってた艦娘はおれんところに来るって言ってたのか?』


上官 「あぁ どうせ他の所に行ったとしても追い出されるのが見えてると言ってお前さんの所に行くと言っておったよ?」


? 『はー?よく俺んところに来たいって言ったな?なんだ?お前話さなかったのか?』


上官 「お前さんの事はちゃんと話したよ それでも行くと言ってたんだよ?」


? 『変わってんなぁ?確か雪風だったよな?俺んところに来る艦娘は』


上官 「そうだ 明日の3時頃出発するからおそらくそっちに着くのは5時ぐらいになるだろう?」


? 『まぁそのくらいだろうな?それとまた送って欲しいんだけどよ』


上官 「またか?一昨日送ったばかりではないか 使う量増えてきてないか?」


? 『仕方ねぇだろ?飲まねぇと落ち着かねぇんだからよ 飲まなくて落ち着いてられるなら飲まない方がいいわ』


上官 「…明日雪風が出る時に渡しておくからそれまで待ってろ」


? 『多めに頼むぞ?』


上官 「わかっとる お前も雪風に当たったりするんじゃないぞ?」


? 『んなこたぁ俺の知ったこっちゃねぇ あいつが俺んところに来たいって言ったんだから、言うこと聞かなければ容赦なくハッ倒してやるよ』


? 『それだけだ じゃあな』


プツッ


上官 「…」スッ…ガチャンッ


上官 「…あ奴、薬切れてたな?一昨日かなりの量を送ったはずなんだがな」


上官 「…かなり悪化してるな 前までは一週間に一回送れば保っていたのに…」


上官 「…雪風 本当に大丈夫かのう?」













次の日ー上官室 午後二時半近く



上官 「…」カリカリ…


コンコン


ジョウカンサン ユキカゼデス ナカニハイッテモヨロシイデショウカ?


上官 「っん?もうそんな時間か 良いぞ入って」


ガチャッ


雪風 「失礼します!」


上官 「行く準備は出来たのか?」


雪風 「はい 大丈夫です!」


上官 「なら良い それとあ奴に頼まれたんだが…」スッ 小袋を差し出す


雪風 「…これは?」スッ


上官 「精神安定剤だ あ奴に渡しておいてくれないか?」


雪風 「はい わかりました!」


雪風 「それでは雪風 新しい鎮守府に行ってきます!」


上官 「気をつけて行くんだぞ?」


雪風 「はい!」タッタッタッ…


雪風 「失礼します!」ガチャッ


パタンッ


上官 「…」


上官 「行ったか…本当に大丈夫かのう?正直心配だ」


上官 「あ奴の症状も段々と悪化してる中、雪風を着任させて…」ウーン…


上官 「…無事にやっていければいいが?」













本部ー出航場



雪風 「…」タッタッタッ…


バチャンッ 水面の上に乗る


雪風 「…陽炎型八番艦雪風 今出発します」


雪風 「行ってきます お姉ちゃん…」


ザー…



陽炎 「…行ったわね?」タッタッタッ… 出入口から雪風を見て、行ったのを確かめてから出てくる


不知火 「行きましたね すぐ追いかけますか?」


陽炎 「もちろん!すぐ行きましょう!」


不知火 「わかりました」


タッタッタッ…バチャンッ


ザー…











夕方ーとある海域



雪風 「…」ザー… 海上走行中



陽炎 「…随分遠い所ね?今回決まった雪風の鎮守府?」ザー… 少し離れて雪風を追ってる


不知火 「そうですね?もうかれこれ二時間ぐらい走ってるかと思います」ザー…


陽炎 「どんだけ遠い所なのよ?」ザー…



雪風 「…」ザー…


雪風 「(えっと…地図によるとここら辺に裏型鎮守府があると書いているのですがなにもないですね?)」ザー…


雪風 「(近くには孤島しかありませんが…まさかあそこの孤島にあるのでしょうか?)」ザーッ 海上で止まる



不知火 「…おや?雪風が止まりました どうしたんでしょうか?」


陽炎 「…見渡す限り何もないよね?孤島以外」


不知火 「…まさかあの孤島に雪風が着任する鎮守府があるのでしょうか?」


陽炎 「…確かにあの孤島 面積はかなり広そうだけど、あんな所に鎮守府なんか建てるかしら?」


不知火 「私なら建てません こんな敵がいつ現れてもおかしくない海域にある孤島に拠点を作るなんて自殺行為です」


陽炎 「普通ならそうね?その考えが正論だわ」



雪風 「…」孤島を眺めてる


雪風 「(地図には書かれていない孤島…でも、この辺にあると書いてある やっぱりあの孤島を指してるんでしょうか?)」


雪風 「…とりあえず行ってみましょう?違ったら違ったでまた探せばいいだけです」ザー…



不知火 「孤島に向かって走り始めましたね?」


陽炎 「まさかあそこに鎮守府が?」ジー… 孤島を眺めてる


不知火 「…なさそうな感じがしますが?」


陽炎 「とりあえず行ってみましょう?」


不知火 「了解です」


ザー…













孤島ー浜辺



ザザァ…ザザァ…


雪風 「…ここにあるのでしょうか?かなり大きい孤島ですが…」ザッザッザッ… 浜辺を歩ってる


雪風 「…っん?これは…」


雪風の目の前に浜辺に刺された一つの古びた看板が立っている


雪風 「…なにか書いてあります?」


雪風 「えっと…【この先より立ち入る事禁ずる もし入られたものは死よりも恐ろしい事受けりたり】」


雪風 「…なんて恐ろしい看板なんでしょう 鳥肌が立ってしまいます!」ゾクッ


雪風 「…でも、この看板があるって事はこの先に何かあるってことですよね?まさかこの森林地帯に鎮守府が建ってるのでしょうか?」


雪風 「…調べて見ましょう?」ザッザッザッ…



不知火 「…行きましたね?森の中に」 浜辺に刺さってる岩陰に隠れて偵察している


陽炎 「そうね?行ったみたいね」


不知火 「気づかれないように後を追いかけましょう」


陽炎 「そうね 気づかれたらめんどくさいことになるものね?気を引き締めていきましょ」


タッタッタッ…













森林の中



雪風 「…」ザッザッザッ…


雪風 「(…特に変わったものは今のところないですね?森林の中なので草や木が多いと言うだけで特にないです)」ザッザッザッ…


雪風 「…」ザッザッザッ…


雪風 「(…にしても変ですね?森林なのに…虫どころか蚊一匹見当たりません それどころか、空もカモメさんの鳴き声やカラスの鳴き声も全く聞こえません…なぜでしょう?)」ザッザッザッ…



陽炎 「…ねぇ不知火 ちょっと聞いていいかしら?」ザッザッザッ… 後ろから着いてきてる


不知火 「なんでしょうか?」ザッザッザッ…


陽炎 「…なんかこの森おかしくない?虫どころか鳥の鳴き声すらしないんだけど…私が聞こえないだけ?」


不知火 「…いえ、私にも聞こえません お姉様の言い分は正しいです」


陽炎 「虫や鳥がいないなんて普通ありえないよね?一体この森どうなってるの?」


不知火 「なんかの細菌を巻いてる…とは言い難いですね?特に刺激臭などしませんので」タッタッタッ…


陽炎 「…なんか不気味ね?この孤島」タッタッタッ…













歩き始めてから数十分後…



雪風 「…あっなにか見えてきました?」ザッザッザッ…


雪風が見たものは壁に苔が大量に引っ付いて、蔦などが絡んでいかにも誰も居なさそうで少し小さめな建物が現れる


雪風 「…こんなところに建築物が?それに屋根の方にも葉っぱが覆っていて上からでも見えないようになってる…凄い構造です」


雪風 「…ここが裏型鎮守府でしょうか?」



陽炎 「なにかしら?あの古くさい建物」


不知火 「誰も住んでなさそうですね?もう何年も放ったらかしにしてるようで苔などが凄いです」


陽炎 「…まさか、あの古びた建物が雪風の鎮守府?」


不知火 「どうでしょう そこまではわかりませんが?」


陽炎 「あっ雪風が中に入って行くわ 追いかけるわよ」


不知火 「はい」


タッタッタッ…











裏型鎮守府ー中



ガチャッ


雪風 「…おじゃまします?」ギィィ…


通路を見ると色々な物が散らかってる…が、人が一人通れるような道が空いている


雪風 「…かなり汚いのですね なにかの部品?らしきものがそこらへんに転がってる」


雪風 「(でも、誰かが通った形跡がある…荷物がそこら辺に転がっているのに真ん中だけ通れるようになってる)」


雪風 「…とにかく行ってみるのです」タッタッタッ…



陽炎 「…行った?」ギィィ… ゆっくりと開ける


不知火 「行ったようですね」


陽炎 「…にしても、かなり汚いわね?ここの建築物の中」タッタッタッ… ギィィ…パタンッ 扉を閉める


不知火 「そうですね?なにかの部品があちらこちらにぶち巻けられていますね」


陽炎 「…でも、誰かが一人だけ通れるような通路が出来てるわね?一直線にゴミが退けられているわ」


不知火 「誰かがこの建造物に出入りしてるということですね?」


陽炎 「とにかく雪風を追いかけるわよ」


不知火 「はい」


タッタッタッ…













提督室と書かれた看板の部屋前



雪風 「…ここが司令室ですか?」


雪風 「一体どんな人がこの中に居るんでしょうか?上官さんのお友達だって言ってましたが…」


雪風 「…」スッ…


コンコン


雪風 「陽炎型八番艦雪風です!本日よりここへ着任する事になった艦娘です!中に入ってもよろしいでしょうか?」


…シーン


雪風 「…あれ?」


雪風 「(反応がない…上官さんの話しだとこの時間は起きてると言ってたんですけど?)」ウーン…



陽炎 「…あそこが司令室?」


不知火 「みたいですね?雪風が自己紹介してましたから、おそらくあそこが司令室だと思います」


陽炎 「でも、雪風入ろうとしてないわよ?何かあったのかしら?」


不知火 「さぁ…そこまではわかりませんが?」



雪風 「…もう一度言った方がよろしいでしょうか?」スッ…


イチイチタタクナ ウゼェンダヨ


雪風 「っ!」


ヒトガイルスツカッテレバ…マタタタコウトスルカ?メンドクサイヤツガキタモンダ


ハヤクナカニハイレ メンドクセェカラニドイワセンジャネェゾ?


雪風 「はっはい!失礼します!」ガチャッ













提督室



ガチャッ


雪風 「失礼します!」


提督 「うるせぇ?もっと静かに入れ」


雪風 「っえ!?あっす、すみません 優しく開けたつもりなんですが…」


提督 「ちげぇよ!お前の声がうるせぇって言ってんだよ!!」


雪風 「っえ!?声ですか!?」


提督 「そうだよ!その声がうるせぇって言ってんだよ!もっと静かにしろ!」


雪風 「すっすいません…」


提督 「まったくよ?」ガタッ タッタッタッ… 立ち上がって雪風に近づく


雪風 「…あの、あなたがここの司令で…」


提督 「薬」スッ


雪風 「っえ?」


提督 「薬だよ!上官から預かってるだろ?精神安定剤」


雪風 「あっはい!預かってます」ゴソゴソ…


雪風 「どうぞ!」スッ


提督 「まったくよ」パシッ キュポッ 薬の蓋を開ける


提督 「」ザー… 一気に口の中に含む


雪風 「っえ!?そんなに飲むんですか!?」


提督 「」ゴクッ


提督 「これぐらい飲まねぇと効かねぇんだよ?」フゥ…


雪風 「(水なしで飲んだ…凄いです)」


提督 「それで?お前が周りから死神って言われてる艦娘 陽炎型八番艦雪風か?」


雪風 「…はい」


提督 「ほぉ?お前が死神ねぇ…」ジー


雪風 「…あの 何そんなにジロジロ見て…」


提督 「全然見えねぇ」


雪風 「…っえ?」


提督 「お前が死神?まったく見えねぇよ 周りの奴らも馬鹿だなぁ?こんなガキが死神だなんて言うの?」


提督 「お前が死神なら俺は悪魔だな?」ニタァ


雪風 「…悪魔?」


提督 「あぁ!俺は正規鎮守府でやってた時、ウザってぇ奴に目をつけたらそこの鎮守府崩壊したんだよ!」


雪風 「っえ!?崩壊!?」


提督 「それも一箇所じゃねぇ!四箇所ウザってぇ鎮守府があってその鎮守府全部に目つけたら全部崩壊したよ!?」


提督 「おもしれぇだろ!?目つけただけで鎮守府が崩壊するなんてすげぇよ!!」ケラケラ!!


提督 「お前は艦娘一人ひとりが轟沈に陥ってた見てぇだけど、俺は鎮守府全体だぜ!?お前なんかまだまだひよっこだなぁ!!」ケラケラ!!


雪風 「…鎮守府全体」


提督 「そのせいで俺は【悪魔】ってあだ名を付けられた?目をつけられたらその鎮守府が崩壊する…あいつに目をつけられないように近づかないようにしようって鎮守府の馬鹿提督どもが決めたらしくてよ?」


提督 「合同作戦の時や作戦会議の時なんか俺一人だけだったぜ!?すげぇおもしれぇだろ!!」ケラケラ!!


雪風 「…」


提督 「…まぁこんな話はどうでもいいとして?お前俺の事聞いて来たんだよな?」


雪風 「…一応聞きました 司令は精神が安定していないからうまくやっていけるかわからないと聞きました」


提督 「お前も馬鹿だなぁ?俺ん所に来てやってけるわけないだろ?常識的に考えてみろよ!」ケラケラ!!


雪風 「…どうせ他の所に行ってもやっていけません 私は死神なんですから…」


提督 「…んだよ?つまんねぇ奴だなぁ もっとなんか言ってくっかなぁと思ってたのに納得しちまうのかよ?ほんっとつまんねぇ」


雪風 「…」


提督 「…あぁもういい!!さっさと出ていけ!お前が居ると気が散る!この部屋から出ていけ!!」


雪風 「…出てったら何をすればいいですか?」


提督 「んなもん自分で考えろ!!とりあえず自分の部屋でも決めてこい!早く出ていけ!!」


雪風 「…わかりました」タッタッタッ…


雪風 「失礼します」ガチャッ


タッタッタッ…パタンッ



提督 「…っち!まためんどくさい奴が来ちまったもんだ?」ハァ…


? 『そんな事言うんじゃない せっかく着任してきた艦娘なんだからもっと優しくしてやれよ?』


提督 「うるせぇ!お前には関係ないだろ!黙ってろ!」


? 『いいか?優しくしてやるんだぞ?そうしないとあの艦娘がかわいそうだろ?』


提督 「うるせぇって言ってんだろ!!お前には関係ないんだから黙ってろ!!」


? 「…」


提督 「…まったくよぉ?あいつも一々うるせェんだよ あいつの事なんかどうでもいいだろ?俺には何も関係ないんだからよ」ハァ…



過去の秘書官 『司令!』 脳裏に横切る記憶



提督 「…」


提督 「…っち!胸糞わりぃ 氷でも食うか」タッタッタッ…













通路ー提督室前



雪風 「…」


雪風 「(ここの司令官さん…ちょっと怖いのです 上官さんの言ってた通り精神が安定してなくてすぐ怒ります)」


雪風 「(それになんか司令官さんの部屋から話し声が聞こえましたけど…司令官一人だけしかいないはずですよね?一体誰と話していたのでしょうか」


雪風 「…とりあえず自分の部屋をどこにするかを決めましょう」


タッタッタッ…


陽炎 「…行ったわね?」グググッ!!… 天井に張り付いてる


不知火 「行きましたね そろそろ降りても平気だと思います」グググッ!! 同じく天井に張り付いてる


陽炎 「よっと?」スタッ 天井から降りる


不知火 「ふぅ…やはり天井に張り付くのは辛いですね?」


陽炎 「ほんとね?かなり体力使うわね」


不知火 「それと、ここが雪風の鎮守府で間違いなさそうですね?」


陽炎 「そうみたいね?この部屋の中で雪風が誰かと話してたからここが次の着任場所みたいね」


不知火 「かなり口の悪い声がしてましたけど…どんな方なんでしょうか?」


陽炎 「うまくは聞き取れなかったけど精神に異常があるって事だけは聞こえたわ?」


不知火 「…まずそれだけでもかなり危険です なぜそのような方が鎮守府の提督になっているのでしょうか?」


陽炎 「そこまではわからないわ とりあえず雪風がどこに行ったのか確かめるわよ?」


不知火 「わかりました」


タッタッタッ…













食堂



雪風 「…ここは食堂でしょうか?歩いていたらここに着きましたが…」


周りは綺麗とは言えないが出入口付近とは違い、物は散らかっていない


雪風 「…けっこう広いのですね」タッタッタッ…


雪風 「…っん?このテーブルだけ綺麗ですね 他のテーブルはホコリまみれなのに…」


雪風 「…このテーブルは提督が使ってるのでしょうか?テーブルの傷も他の所と比べたらけっこう多いし…」


雪風 「…まぁそれはいいとして、ここが食堂と言うことはわかったので他の所も確かめておきましょう?」タッタッタッ…













工房



雪風 「…ここは工房ですね?いろいろな工具があるのでわかります」タッタッタッ…


雪風 「特にこれと言ったものはありませんね?なにか珍しいものがあるかと思ってたのですが…」タッタッタッ…


雪風 「(一人で資材を全集2万ぐらい取ってくると上官さんが言ってたのでなにか特別な機材が置いてあるかと思ったのですが…)」タッタッタッ…


雪風 「…おや?なんでしょう この部屋は?」タッタッタッ 工房の奥に付けられている扉に目が入る


扉に付いてる看板には【資材調達機材置き場】と書かれている


雪風 「…資材調達機材置き場?この中に資材を調達する機械が置いてあるのでしょうか?」


雪風 「…ちょっと覗いて行きましょう」スゥ…


ガチャッ


雪風 「失礼します」ギィィ…


パタンッ



陽炎 「…入ってったわね?」


不知火 「入っていきましたね?」


陽炎 「てか、さっきから雪風はなにをしてるのかしら?さっきは食堂に行って次は工房」タッタッタッ…


不知火 「現地確認してるのではないでしょうか?何がどこにあって等を調べているんだと私は思います」タッタッタッ…


陽炎 「うーん…わからないわね?」


不知火 「…資材調達機材置き場 他の鎮守府では見ない部屋名ですね?」


陽炎 「ここの鎮守府艦娘が居る感じしないから機械使って取ってるんじゃないかしら?そうでないとこの名前はおかしいわ」


不知火 「ですね?」 タッタッタッ…


陽炎 「っ! 誰か来たわ?隠れるわよ!」タッタッタッ…


不知火 「はい」タッタッタッ…













資材調達機材置き場



雪風 「…なんですかこれは?」


部屋には資材調達機材と見られる器具が二十機程置かれている



雪風 「…これが資材調達する機械ですか?凄く多いです」


雪風 「それにどれも艦娘に近い形をしていますね?なぜでしょう」ウーン…


ガチャッ


提督 「…おい 何してんだてめェ?」


雪風 「あっ司令官」


提督 「俺は自分の部屋を決めろって言ったよな?なんでここにいるんだ?」


雪風 「あ、えっと…部屋を決めるついでに他の場所を確かめておこうかと思いまして?」


提督 「んなもん後でしろ!さっさと部屋決めて自分の部屋の整理しろ!」


雪風 「わっわかりました!申し訳ありません」


提督 「まったくよぉ?さっさとこの部屋から出ろ!!」


雪風 「はい!」タッタッタッ!!…


キィィ…パタンッ













通路ー空き部屋付近



提督 「…」タッタッタッ…


雪風 「…司令 ちょっと聞いてもよろしいでしょうか?」タッタッタッ…


提督 「あぁ?んだよ」


雪風 「先程の資材調達機材置き場に置いてあった機体なんですが、なんで全て艦娘の形に似ていたんですか?」


提督 「んなことどうだっていいだろ!一々そんなくだらない事聞いてくんじゃねぇ!!」


雪風 「すっすみません…」


タッタッタッ…



陽炎 「…凄く口悪いわね?あの司令官」


不知火 「ほんとですね?あんな人が司令官だと思うと最悪ですね」


陽炎 「ほんとね?胸糞悪いわ」


不知火 「【…でも、なぜか悲しい感じがします】」


陽炎 「…っえ?」


不知火 「なぜでしょう あの司令官を見ているとなぜかそう思ってしまいます あの司令官…過去に何かあったのでしょうか?」


陽炎 「…不知火?」


不知火 「あっすみませんお姉様 変な事を口にしてしまって」


陽炎 「いや、それは別にいいんだけど…急にどうしたの?あの司令官を見てると悲しい感じがするって言ってたけど?」


不知火 「私自身もわかりません なぜ悲しいと思ってしまったのか…」


陽炎 「私は特に感じなかったけどねぇ?」ウーン…


不知火 「…そろそろ追い掛けましょう これ以上離されては見失ってしまいます」


陽炎 「そうね?行きましょう」


タッタッタッ…













空き部屋の前



提督 「ここがお前の部屋だ 中はそのまんまだから自分で掃除しろ?」


雪風 「はい わかりました」


提督 「ここの部屋が片付いたら一度俺の仕事場に来い 次の指示を出す」タッタッタッ…


雪風 「了解です 司令」 タッタッタッ…


ガチャッ…パタンッ


提督 「…」


提督 「っち!めんどくせぇ事になったもんだ?」タッタッタッ…



陽炎 「…言ったわね?」 通路の曲がり角から偵察してる


不知火 「行きましたね」


陽炎 「あそこが雪風の部屋…でいいのよね?」


不知火 「ここの司令官がそうだと話していたのでおそらくあそこだと思いますが?」


陽炎 「…なにかあった時のために覚えておいた方がいいわね?」


不知火 「そうですね」













雪風の部屋



雪風 「…ここが私の部屋ですか?」


部屋の中は机やタンスが置いてあるだけ+物は散らかってないものの埃まみれ


雪風 「…埃まみれですね?もう何年も使われてない部屋なのでしょうか」


雪風 「【…でも、なんか懐かしい感じがします】」


雪風 「初めて来たのに…凄く懐かしいです なぜでしょうか?私自身もわかりません…」


雪風 「…とりあえず掃除しましょう 早くやらないとまた怒られるかもしれないので早く済ませましょう?」


タッタッタッ…













提督室



ガチャッ


提督 「はぁ…めんどくせぇな?」タッタッタッ… パタンッ


提督 「あのガキ余計なことすんじゃねぇよ?自分の部屋を決めろって言ったのにそこら辺の探索しやがってよぉ?」タッタッタッ… カタンッ 椅子に座る


? 『まぁそう言うな?着任したての娘は皆建築内部を確かめるもんだよ?』


提督 「んなの後でもできるだろ!先に部屋決めろって言われたら決めるのが普通だ!」


? 『最初に部屋選ばなかったぐらいでそんなに怒ることないだろ?』


提督 「うるせぇな!てめぇには関係ねぇだろ!!」


? 『確かに俺には関係ないけど…』


提督 「だったら黙ってろ!話しかけてくるんじゃねぇ!!」


? 『…』


提督 「…ったくよぉ?一々うるせぇんだよ 黙ってろっつーの?」


提督 「…あぁ!なんか胸糞悪い 氷食お?」カタッ タッタッタッ…













夜ー雪風の部屋



雪風 「よいしょっ?よいしょっっと?」サッサッサッ… 箒で床を掃いてる


雪風 「ふぅ…これぐらいでいいでしょうか?」


雪風 「これで部屋の掃除はだいたい大丈夫ですね?寝る時も煙くありません!」


雪風 「…今何時でしょう?」


時計 「現在七時(十九時)」


雪風 「もう七時ですか?随分と時間経つのが早いですね」ググゥ〜…


雪風 「…お腹空きました そう言えばまだ夕食食べていませんでしたね?早く食べたいです」


雪風 「…でも、この後司令の元へ行かなくてはいけませんからまだご飯食べれない…」ググゥ〜…


雪風 「とりあえず司令官の元に行きましょう」タッタッタッ…


ガチャッ パタンッ













提督室



提督 「」ザー… ボリッボリッ… 氷を食べてる


提督 「…っ」ゴクッ


提督 「…ふぅ?やっと少し落ち着いた 本気で氷食わねぇと落ち着かねぇな?」ハァ…


提督 「早めに精神安定剤飲んどくか?」スッ 精神安定剤を取り出す


キュポッ 蓋を外す


提督 「」ザー… 大量に口の中に含む


コンコン ユキカゼデス ナカニハイッテモヨロシイデショウカ?


提督 「」ゴクッ!!


提督 「…いいぞ?入って」フゥ…


ガチャッ


雪風 「失礼します」


提督 「部屋の掃除は終わったか?」


雪風 「はい だいたいは終わりました」


提督 「そうか なら次の指示を出すか?」


雪風 「(…あれ?さっきとは違って顔が穏やかになってます なぜでしょう?)」


提督 「っとその前に飯にするか?この時間だと腹が減るからな?」カタッ


雪風 「この鎮守府には料理を作る方は居るんですか?」


提督 「俺以外誰も居ないんだから自分で作るに決まってるだろ?今やっと落ち着いたんだから当たり前なこと言わせるな」タッタッタッ…


雪風 「あっ申し訳ありません!気をつけます」


提督 「まったく…ほら、早く行くぞ?」


雪風 「はい」


タッタッタッ…













食堂



タッタッタッ…


提督 「雪風 当たり前なこと言うが飯作るのは自分で作れよ?俺は自分のしか作らないからな」タッタッタッ…


雪風 「わかっています 司令に作ってもらおうとなんて思ってませんので安心してください?」タッタッタッ…


提督 「ならいいけど?」タッタッタッ キッチンの前まで来る


提督 「材料は自分の好きなのを使え まだ送ってもらった物ばかりだから新鮮さはまだあるはずだ?」


雪風 「わかりました!」タッタッタッ…


提督 「…」 ヨイショット?カパッ 冷蔵庫を開ける


? 『だいぶ落ち着いてようだな?まぁ、あれだけ精神安定剤飲めば当たり前か』


提督 「黙ってろ?やっと落ち着いてきたのにまたイラついてくるだろ?」 エーット?ナニヲツカイマショウカ


? 『どうせ次の日にはまた同じ事になってるんだから今イラつかせても変わらないと思うんどけどな?』


提督 「黙ってろって言ってんのがわかんねぇか!!」


雪風 「っ!?」ビクッ!!


? 『ほら?そんな声出すから雪風が驚いてるぞ? もっと落ち着いて話せないのか?』


提督 「テメェがイラつかせてるんだろうがよ!!引っ込んでろ!!」


? 『…』


提督 「…たくよぉ?一々話しかけてくるんじゃねえよ」ハァ…


雪風 「…司令?急にどうしたんですか?もしかして私の声うるさかったですか?」


提督 「あぁ?…あぁそうだな?お前の独り言うるさかったな もっと静かに言えないのか?」


雪風 「はっはい!わかりました 申し訳ありません」


提督 「たくよっ?」ガチャッ 台所の棚を開ける



陽炎 「…ねぇ、今あの提督一人で喋ってたよね?」数多くある机を使って隠れながら雪風達の様子を見てる


不知火 「喋っていましたね?しかも完全に雪風には言ってませんでした」


陽炎 「雪風は反応したけど明らかに言ってなかったよね?誰に言ったのかしら?」


不知火 「…幻覚が見えてるんでしょうか?」


陽炎 「それやばくない?ここの司令官本当に大丈夫なの?」


不知火 「どうでしょう そこまで確かめてないのでわかりません」


陽炎 「…本当に大丈夫かしら?こんな鎮守府で、しかもあんな司令官で本当にやっていけるのかしら?」


不知火 「それは…」



提督 「…」ジュー… 肉を炒めてる


雪風 「…」トントントントン… 野菜を切ってる


提督 「…」ジュー…






古い過去の記憶



? 「司令!うまく出来ました!」


過去提督 「っお?ちゃんと旨く出来たか?」


? 「はい!司令の味に合わせて作ったので味は大丈夫です!」


過去提督 「それは嬉しいな?ちなみに今日のご飯はなんだ?」


? 「肉じゃがです!司令の好きな肉じゃがを作ってみました!」


過去提督 「肉じゃが!?マジでか!?」✧(✪д✪)✧


? 「はい!あと十分ぐらいでお昼ですけど…もう食べますか?」


過去提督 「当たり前だろ!出来立てが一番旨いんだからすぐに食べないと味が劣化しちゃうだろ!」


? 「それでは、一緒にお昼にしてもよろしいでしょうか?」


過去提督 「もちろん!それじゃ、行くか?」カタッ


? 「はい!」






提督 「…」ジュー…


提督 「(あの時のあいつが作った肉じゃが…マジで美味かったな?また食べてぇな…)」ジュー…


提督 「(…でも、もうあいつは…)」ジュー!!…


雪風 「…司令?なんかお肉焦げてませんか?」


提督「…っえ?」ハッ


ジュー!!… フライパンの上に置かれていた肉は黒焦げになっている


提督「…やべっ焼き過ぎた?」


雪風 「まっ黒焦げになっちゃいましたね?」


提督 「だな?まっ仕方ない この肉は捨てて新しい肉を焼くしかないな」


雪風 「その方が良さそうですね?」


提督 「えーっと?まだあったかなぁ?」タッタッタッ…


ガチャッ 冷蔵庫を開ける


提督 「えーっと…確かこの辺に…」ゴソゴソ…


フヨォ…


提督 「(…っん?この匂いは…)」チラッ


雪風 「…」グツグツ… 鍋で何かを作ってる


提督 「…お前、なに作ってんだ?」


雪風 「っえ?…肉じゃがですが?」


提督 「…肉じゃが?」


雪風 「はい 私肉じゃがが好きでしたので…作っちゃダメだったでしょうか?」


提督 「…いや、別に?人がなに作ろうが関係ねぇから文句はねぇよ」


雪風 「そっそうですか?なら良かったです…」ホッ…


提督 「…」 グツグツ…













夕食終了(夕食スキップ)



提督&雪風 「「ごちそうさま(でした)」」


提督 「自分の食器は自分で洗えよ?わかったな」カチャカチャッ タッタッタッ…


雪風 「はい」カチャカチャッ タッタッタッ…


ザー…



陽炎 「…」ググゥ〜…


不知火 「お姉様 お腹を鳴らすのは控えてください?バレてしまいます」ヒソヒソ


陽炎 「そんな事言われても…」ヒソヒソ ググゥ〜…


不知火 「確かにお昼から何も食べていませんけど今お腹を鳴らされては…」ヒソヒソ ググゥ〜…


陽炎 「…」


不知火 「…お腹空きました」ハァ…



提督 「…」キュッ フキフキ… 洗い物が終わって手を拭く


雪風 「それでは司令 次は何をすれば良いでしょうか?」


提督 「あぁ?そうだなぁ 今日はもう遠征終わらせちまったし、鎮守府内でも探索しとけ?」


雪風 「わかりました!それでは早速行ってきます!」


タッタッタッ…


提督 「…」


提督 「…おい そこのネズミども?さっきから腹の音うるせぇんだよ」


陽炎&不知火 「「っ!!!?」」ギクゥ!!!!


提督 「何の用で来たか知らねぇけどよ?勝手に人の鎮守府入ってんじゃねぇよ ウゼェんだよ!」


提督 「今すぐ出てこい 今出れば半殺しで許してやるよ?」


陽炎 「…どうしよう バレてたみたいね?」ヒソヒソ


不知火 「そのようですね?しかも今出れば半殺しで済むと言ってましたけど…」ヒソヒソ


陽炎 「絶対半殺しで済まないと思うわ」ヒソヒソ


提督 「あと五秒以内に出てこい?さもなくば殺す!さっさと出てこい!!」


陽炎 「どうする!?このまま出口まで走って逃げる!?」ヒソヒソ ゴー!


不知火 「いえ、それは危険だと思います あの狭い通路を走って逃げるなんて無謀です」 ヨーン!


陽炎 「それじゃどうすれば!?」 サーン!


不知火 「…」 ニー!


スクッ


不知火 「姿を現すとしましょう?」


陽炎 「ちょっ不知火!?」


提督 「…ほぉ?素直に出てくるか 頭が良いのか悪いのかわかんねぇな?」


不知火 「出てこいと言われたので出てきたまでです それで半殺しまでに抑えてくれるのですよね?」


提督 「…」


陽炎 「不知火!あんた何やって!?」ヒソヒソ


不知火 「お姉様も出てきてください 今更隠れてももう無駄です」


陽炎 「たったしかにそうだけど…」


陽炎 「…わかったわよ?」スクッ 立ち上がって姿を見せる


提督 「…陽炎型駆逐艦一番艦陽炎とその二番艦不知火か?なるほど ここに忍び込んだ理由がだいたいわかったよ?」


提督 「自分達の妹 雪風の様子を見に来たってとこだろう?そうだろ?」


陽炎 「…」


不知火 「そうです 雪風の移動がまた決まってしまったので、次の鎮守府はどういうとこなのかを調べに来ました 許可を取らずに入ってしまって申し訳ありません」


提督 「まったくだ?勝手に人の鎮守府入るなんて不法侵入と一緒だからな それをわかって入ったんだよな」


不知火 「はい わかっています」


提督 「…まぁいい、そんな話はどうでもいいとして?」


提督 「お前らは【雪風がここに居ても平気かと思ったか?正直に答えてみろ】」


不知火 「…それは」


陽炎 「…はっきり言って心配ね あなたみたいな人に雪風を任せておくのはすごく心配よ」


提督 「まっそう言うだろうな?俺みたいな奴に自分の妹を任せられるわけないよな?」


陽炎「…」


提督 「連れ戻したいか?連れ戻したいなら俺は許可する いつでも連れていけ?俺はあいつが邪魔でしょうがねぇからな?」


提督 「もちろん他の鎮守府に入れてもらえる確証があるならな?最悪見つからなかったらその艦娘はどうなると思う?陽炎型駆逐艦二番艦不知火」


不知火 「【…どこにも着任できなかった艦娘は全て解体されます どんなに練度が高くても…】」


提督 「その通り?よくわかってるじゃねぇか まっ艦娘になった時に普通話されるけどな?」


不知火 「…」


提督 「お前達が雪風を連れていくのは俺は構わねぇ?でも、どこも決まらずにいると解体されちまうからなぁ?そこはちゃんと考えてたのかな?」


陽炎 「…」


提督 「…宛なしかよ?そんなんでよく連れ戻そうとしたな?お前ら馬鹿なんじゃねぇか?もっと考えてから連れていけよ?」


陽炎&不知火 「「…」」


提督 「…まっ信じるか信じないかは知らないが俺は自分から手出したり自分から追い出すような真似はしねぇからそこだけは安心しな?」ニタァ


不知火 「…っえ?」


提督 「いや、正確に言えば出ていけとかは言うかもしれねぇけど手出しまでして追い出す真似はしねぇから安心しな?まっ信じるかはお前らが考えるしかないがな?」


陽炎 「…正直言って信じれないわね?あなたみたいな司令官の話を信じろと言われても信じれないわ」


提督 「まっそう言うと思ったよ?普通の奴が俺を見たら信じるわけないよな こんな精神が安定しない奴をよ?」クックックッ!!!!


不知火 「【私は信じます あなたのこと】」


陽炎&提督 「「…っえ?」」


不知火 「私は信じますので、どうか雪風の面倒を見ていただけませんか?」


提督 「…お前、頭おかしいんじゃねえか?今までの話聞いてたか?」


不知火 「聞いていました 聞いていたからこそお願いしているんです」


提督 「…」


陽炎 「ちょっ不知火!?あんた何言ってるのよ!」


陽炎 「こんな司令官に雪風の事をお願いしたらどうなるか予想も出来たもんじゃないわ!あなたわかってるでしょ!?」


不知火 「ですがお姉様 仮に雪風を引き取ったとして、次の移転先の鎮守府が見つかると思いますか?」


陽炎 「そっそれは…」


不知火 「正直言って見つからないと思います 私達の鎮守府でも雪風を受け入れてないのでむやみやたらにここから引き抜いて移動させようなんてリスクが高すぎると思います」


陽炎 「たっ確かにそうだけど、ここの鎮守府に居させるよりはマシだと思わない!?こんな司令官に雪風を預けるなんて…」


不知火 「それは同情します 精神の安定してない司令官に雪風を預けるのは断固否定です」


陽炎 「なら!」


不知火 「ですが、【今雪風を受け入れてくれてる鎮守府はここ以外にありますか?】」


陽炎 「っ!」


不知火 「下手に抜いて次の移転先が見つからなかったらどうするんですか?雪風はどうなるんですか?」


不知火 「見つからなかったら雪風は解体されてしまいます!それはお姉様もわかっていますよね?」


陽炎 「…わかってるわよ?そのくらい」


提督 「…おい 俺完全に空気なんだが話しはまとまったか?」


不知火 「お姉様」


陽炎 「…認めたくない 認めたくないけど!」


陽炎 「認めざる負えないわよ…雪風が解体されるなんて、絶対に嫌よ!」


不知火 「…ありがとうございます お姉様」


不知火 「司令官 改めてお願いがあります」


提督 「…裏型司令官って呼べ」


不知火 「っえ?」


提督 「司令官だとお前達の司令官と同じ呼び方になるだろ?ここの鎮守府は裏型鎮守府って言うから裏型司令官って呼べ」


不知火 「…わかりました」


不知火 「それでは裏型司令官 改めてお願いがあります」


提督 「なんだ?」


不知火 「雪風の事をお願いしたいのですが…雪風の面倒をお願いしてもよろしいでしょうか?」


提督 「…お前は本当に俺を信用出来るのか?俺は精神異常起こしてるんだぞ?今はなんとか落ち着いてるが」


不知火 「自分から信用出来るのかを聞いてくる人はあまりいないと思いますが?」


提督 「っ!」


陽炎 「…っえ?どういうこと?」


不知火 「裏型司令官は自分から俺を信用出来るのかと言ってましたよね?普通信じて欲しかったら自分を信じろと言うはずです」


陽炎 「…確かにそうね?」


不知火 「その人の受け止め方にもよりますが私はこの方を安全だと判断します なので雪風の事を見てもらいたいんです」


不知火 「裏型司令官 お願いします」


提督 「…」


陽炎 「…私からもお願いするわ 雪風をお願い!」


提督 「…あいつは、雪風は本当に良い姉を持ったな?」


不知火 「…っえ?」


提督 「俺はあいつがこっから出て行かない限りは面倒を見てやる …だけど、あいつが出てったら話しは別だ?あいつはそこまでの奴だったと思って見捨てる それでいいなら聞いてやるよ?」


不知火 「…わかりました 雪風がここを出る時までお願いします」


提督 「めんどくせぇ?なんで俺があいつなんかを…」ブツブツ…


陽炎 「不知火 そろそろ私達は帰りましょう?長居しても悪いわ」


不知火 「そうですね?そろそろ行きましょう」


提督 「帰るのか?ならとっとと帰ってくれ 鬱陶しくてイライラする」


不知火 「それは申し訳ありませんでした すぐここから離れますので雪風には当たらないでください」


提督 「なら早く出ていけ?俺が雪風に当たる前に…」


ビー!!ビー!!ビー!!ビー!!


提督 「っ!」 ビー!!ビー!!


陽炎 「なっなに!?」 ビー!!ビー!!


不知火 「警報…ですか?」 ビー!!ビー!!


提督 「っち!こんなイライラしてる時に限って深海棲艦かよ!!マジで腹立つ!!」ギリッ!! ビー!!ビー!!


陽炎 「敵!?ならすぐにやっつけないと!」 ビー!!ビー!!


提督 「てめぇらはそこで突っ立ってろ!駆逐艦じゃ足でまといなんだよ!!」スッ 無線機を手に持つ


陽炎 「なっ!駆逐艦だからって舐めてもらっちゃ…」


提督 「おい監視係!何時の方向から来てんだ?」


不知火 「…っえ?」


ザザッ!!


放送 『現在二時と三時の方向から敵艦隊接近中です!』


提督 「敵艦隊の種類は!」


放送 『空母ヲ級二機 戦艦タ級一機 戦艦レ級三機 重巡リ級二機 戦艦棲姫一機 港湾棲姫一機 駆逐イ級二機です』


提督 「前方skを十機 中間にssを五機 後方にtk二十機出せ!」


放送 『了解です 作戦指示は?』


提督 「殲滅しろ」


放送 『了解です!』


不知火 「…裏型司令官 今監視係って言いましたが…」


提督 「おい雪風!今どこに居る?死にたくなければ今すぐ食堂に戻ってこい!」無線機で言った言葉が取り付けられてるスピーカーに流れる


提督 「っち!なんでこんな時に大勢で来るんだよ!マジで腹立つ!!!!」ギリッ!!!!


不知火 「裏型司令官 今監視係と言ってましたが他にこの鎮守府に居るんですか?」


提督 「あぁ!?居るわけねぇだろうがよ!今苛立ってんだから話しかけんじゃねぇ!!」


不知火 「では先程言っていた監視係と言う方はどういう方なんですか?教えてください」


提督 「【人工知能を持った人形偵察機だ!】」


不知火 「…人形偵察機?」 タッタッタッ!!…


雪風 「司令!たいへんお待たせしました!?」ハァッハァッ!!…


提督 「やっと来たか?おせぇんだよ!!もっと早く来い!!」


雪風 「すっすみません!?」


陽炎 「雪風!」


雪風 「あれ?陽炎お姉ちゃんに不知火お姉ちゃん なぜここに居るのですか?」


不知火 「そっそれは…」


提督 「おいお前ら!万が一深海棲艦が入って来たら自分の身は自分で守れよ?俺は自分の身を守ることで精一杯だからな」


不知火 「…わかりました」


雪風 「司令!私はどうすれば…」


提督 「あぁ?ここで二人に守ってもらいな」タッタッタッ…


陽炎 「あんたどこ行くの?」


提督 「敵を潰しに行くに決まってるだろ?こんなイライラしてる時に攻めてきやがって…洒落になってねぇんだよ!!」ギリッ!!!!


陽炎 「…それただの八つ当たりっむぐ!」


不知火 「お姉様 余計なことは言わない方がよろしいかと?」 陽炎の口を抑える


陽炎 「…」コクッ


雪風 「…」ギュッ… 自分の服を握りしめる


不知火 「大丈夫です 私達がお守りするので安心してください」


陽炎 「絶対守ってあげるからね?雪風」


雪風 「…ありがとうございます お姉ちゃん」













裏型鎮守府付近海域



ザー!!


空母ヲ級 「こちらヲ級 あともう少しで敵の鎮守府に到着する」ザー…


空母ヲ級2 「これから艦載機を飛ばします 港湾棲姫協力してください」


港湾棲姫 「了解 艦載機発艦準備用意」スチャッ


空母ヲ級二人 「「」」スチャッ


港湾棲姫 「戦艦棲姫達は進んで先に攻めてください 援護は任せてください」


戦艦棲姫 「了解 タ級とリ級は私について来い レ級とイ級は私達とは別に動いて攻めろ」ザー…


戦艦レ級 「了解」ザー…


港湾棲姫 「全艦載機発艦!!」


バシュンッ!!!!!! 港湾棲姫とヲ級二人から艦載機が飛ばされる


艦載機多数 「「」」ブーン!!!!!!…


港湾棲姫 「戦艦棲姫達の援護をお願いします」


艦載機多数 「「」」ブーン!!!!!!…



戦艦棲姫 「…」ザー…


戦艦タ級 「…現在敵艦なし リ級の方は?」ザー…


重巡リ級 「こちら異常なし 敵艦いる気配なしだ」ザー…


重巡リ級2 「攻めるなら今がチャンス 戦艦棲姫指示を?」ザー…


戦艦棲姫 「特になし 今は進むのみ」


全艦 「「了解!」」



ガシャンッ!!!!!! 鎮守府の出航口が多数開かれる


戦艦レ級 「っ! 出航口が開いた!なにか来るぞ!」


戦艦レ級2 「出航口が開いたのは全部で三箇所 何が出てくるかまだ不明」


レ級 「全員警戒しろ!」


全員 「「了解!」」



提督 『全機発艦しろ 発艦と同時にtkは俺が指示だしたら艦載機を落とせ』 出航口から無線機で指示を出す


tk(対空艦)達 「「了解」」ザー…


sk(戦艦)達 「…」ザー…


ss(潜水艦)達 「…」シュー… 水中で移動してる



戦艦棲姫 「…なんだ?あの艦娘…いや、艦娘じゃないか?」


戦艦タ級 「敵の最新兵器か?にしては古臭いな なんだあれは?」


重巡リ級 「…わからないけど警戒はした方がいいな?」


戦艦棲姫 「そうだな?まずは相手の動きを見よう」


重巡リ級2 「了解」



提督 『発射』


tk(対空機) 「「」」バババババッ!!!!!! 対空機関銃を発砲する


港湾棲姫 「撃てー!!」


艦載機 「「」」バババババッ!!!!!! 対抗する


提督 「sk 前衛に出てる奴らを殺れ」


sk(戦艦) 「「了解」」ザー…


レ級 「なんか重装備した変なのが来たぞ!」


レ級2 「なんだあれ?装備からして戦艦だよな?」


レ級3 「…よくわからない艦隊だな?とりあえず警戒しながら殺るぞ!」


全員 「「了解!」」ザー…



戦艦タ級 「レ級達が動いたけど私達はどうする?」


戦艦棲姫 「レ級達が動いたなら私達も行くぞ?」


全員 「「了解!」」ザー…



提督 『…ss お前ら気づかれてないだろうな?』


ss(潜水艦) 「大丈夫です まだ相手の探索機には反応してないはずです」


提督 『よし それならあいつらが真上を通る瞬間に魚雷は撃て 失敗すんじゃねぇぞ?』


ss(潜水艦) 「了解」シュー…


提督 「skは俺が指示したら構えて撃て 今はまだ構えるなよ?」


sk(戦艦) 「了解」



戦艦レ級 「戦艦棲姫 お前達は戦艦だと思う奴ら半分を頼む もう半分は私達が殺る」ザー…


戦艦棲姫 「わかった」ザー…


戦艦レ級2 「全員構えろ!」ザー…


全員 「「」」スチャッ 進みながら銃口をsk達に向ける


戦艦レ級 「狙え!…撃t」


ss(潜水艦) 「発射!」


バシュシュシュシュンッ!!!!!! 魚雷を一斉に発射させる


駆逐イ級 「っ!? 水中から魚雷音確認!」


駆逐イ級2 「潜水艦が数機います!」


戦艦レ級 「なに!?すぐに落とせ!」 シューッ!!!!


戦艦レ級2 「だめだ!?もう間に合わな…」


バーンッ!!!!!!


戦艦レ級3 「かはっ!!!!」轟沈


戦艦レ級2 「そっそんな…」轟沈


戦艦レ級 「私達が…一撃で?」轟沈


駆逐イ級 「もっもうしわけありませ…」轟沈


駆逐イ級2 「」バシャンッ!!


ブクブク… 海底に沈んでいく



戦艦棲姫 「レ級!!!?」


戦艦タ級 「嘘だろ!?レ級達がやられた!?」


重巡リ級 「ありえない!!しかも同時にだぞ!? 三人同時にやられるなんてありえない!!!?」


重巡リ級2 「どうする戦艦棲姫!?あいつら只者じゃないぞ!?」


戦艦棲姫 「…」


重巡リ級 「戦艦棲姫!!」



提督 『おーおー?悩んでるねぇ?これなら一気に畳めるぞ!』


提督 『おいsk!お前ら一斉射撃しろ!!』


sk(戦艦) 「了解」



港湾棲姫 「戦艦棲姫!撤退しよう!レ級達が失ったのは非常に痛い!今のままじゃ負けるのが落ちだ!」


戦艦棲姫 「だけど!レ級達の仇を取らなければ!!」


港湾棲姫 「また来た時に取れば良い!だから今h」


提督 『発射!』


sk(戦艦) 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!! 一斉射撃


重巡リ級 「やばっ!?一斉射撃してきたぞ!!」


重巡リ級2 「逃げるぞ!!」ザー!!…


戦艦タ級 「戦艦棲姫!早く行くぞ!?」ザー!!…


戦艦棲姫 「…私は」


戦艦棲姫 「私は絶対に仇を取るぞ!!」ザー!! skに突っ込んでいくんだ?


重巡リ級 「おっおい!?やめろ戦艦棲姫!今の状況じゃ無理だ!!」


重巡リ級2 「戻ってこい戦艦棲姫!!!!」ザー!!…



提督 『敵が一体だけ突っ込んできたな?ss

狙いを定めろ』


ss(潜水艦) 「了解」スゥ…



戦艦棲姫 「うおぉぉぉぉ!!!!!!」ザー!!… ヒュンッヒュッ!!!! 砲弾が撃ち込まれている中突っ込んで行く


戦艦棲姫 「(絶対にこいつらだけは殺す!!レ級達の仇を取らなければ気が収まらん!! 絶対に殺してやる!!)」ザー!!…


sk(戦艦) 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!!


戦艦棲姫 「そんな攻撃当たるか!」ヒュンッヒュッ!!!! skの撃った弾を避けながら近づいていく


sk(戦艦) 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!!


戦艦棲姫 「(攻撃が単純だから簡単に避けれる これならいける!)」ザー!!…



提督 『…殺れ』


ss(潜水艦) 「」バシュシュシュンッ!!!!!!


戦艦棲姫 「っ!?」魚雷が発射された音を聞き取る


戦艦棲姫 「(今の音は魚雷音!?しかも大量発射されたような音が聞こえたぞ!)」


戦艦棲姫 「(まずい!?すぐ逃げなくては!!)」ザーッ!! 走行をやめる



提督 『的が止まったぞ?殺れ』


sk(戦艦) 「了解」ダダダダダーンッ!!!!!!


戦艦棲姫 「しまっ!?」


バババババァァァン!!!!!! 全弾命中


戦艦棲姫 「がはぁっ!!!!!!」轟沈一歩手前


港湾棲姫 「戦艦棲姫!!」


戦艦棲姫 「(くっそ…この私がっ…)」 シュー!!


バババババァァァン!!!!!! 魚雷が全弾命中する


戦艦棲姫 「っ!!!!!!」轟沈


戦艦棲姫 「(すまない…レ級、お前達の仇…とれなかった…)」


バシャンッ!!ブクブク…


空母ヲ級 「戦艦棲姫!!!?」


空母ヲ級2 「嘘だろ!?戦艦棲姫がやられただと!?」


空母棲姫 「まずいな…まさか戦艦棲姫がやられるとは思わなかったな?しかもレ級三人まで…これは非常に危険だ」


空母棲姫 「リ級!撤退するから今すぐ戻ってこい!!」


リ級二人 「「了解!」」ザー!!…



提督 『…殺れ』


ss(潜水艦) 「」バシュシュシュンッ!!!!!!


バババババァァァン!!!!!!


重巡リ級 「がぁっ!!!!!?」轟沈(クリティカルヒット)


重巡リ級2 「そっそんな…」轟沈(クリティカルヒット)


バシャンッ!!ブクブク… 海底に沈んでいく


空母棲姫 「リ級!!!!」


空母ヲ級 「そんな…皆が…沈んでいく」


空母ヲ級2 「…許さない」


空母ヲ級2 「絶対に許さない!!!!」ザー!!!! skが居る所に突っ込んでいく


空母棲姫 「やめろヲ級!!これ以上失ったら逃げきれない!!戻ってこい!!!!」



提督 『かっかっかっ!!また突っ込んできたか?おいsk お前らであの突っ込んできてるヲ級を殺れ ssは残りの二人に魚雷を無数に打ち込め!』


ss(潜水艦)&sk(戦艦) 「「了解」」


空母ヲ級2 「うおぉぉぉぉぉ!!!!!!」ザー!!…


空母ヲ級2 「(絶対殺してやる!こいつらだけは絶対に殺す!!)」ザー!!…


sk(戦艦) 「発射!」


sk(戦艦)達 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!!


空母ヲ級2 「そんなの当たるか!」ヒュンヒュンッ!! S字を描くように走って砲弾を避けていく


sk(戦艦) 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!!


空母ヲ級2 「(こいつらただ私に向けて発砲してるだけか?さっきから私が居る所にしか攻撃してこない)」ザー!!… S字を描くように走って避けている為砲弾が当たらない


空母ヲ級2 「(だとしたらこいつらは馬鹿だ!こんな攻撃パターンすぐに攻略できる!!)」ザー!!… 徐々にsk(戦艦)に近づいていく


sk(戦艦)達 「「」」ダダダダダーンッ!!!!!!


空母ヲ級2 「そんな攻撃当たるか!」ザーッ!! 一人のsk(戦艦)の目の前まで近づく事に成功する


空母ヲ級2 「(よし!ここまで近づけば他の戦艦も仲間に当たる可能性があるから発砲してこないはず!これなら行けるぞ!!)」



提督 『【…殺れ skと一緒にな?】』


sk(戦艦) 「「了解」」スチャッ skとその近くに居るヲ級に銃口を向ける


空母ヲ級2 「…っえ?」ガシッ


sk(戦艦) 「捕獲完了」ヲ級を捕らえる



提督 『発射』


sk(戦艦) 「」ダダダダダーンッ!!!!!!


バババババァンッ!!!!!!


空母ヲ級 「がはぁっ!!!!!!」轟沈


空母ヲ級 「(嘘だろ…こいつら、自分の仲間ごと…)」


sk(戦艦) 「」轟沈


バシャンッ!!ブクブク…


空母ヲ級 「ヲ級!!!!」


港湾棲姫 「ヲ級!!私達だけでも逃げるぞ!!一旦引いて作戦を立て直すぞ!!」


空母ヲ級 「わかった!!」


ザー!!…


提督 『…撃ちまくれ』


ss(潜水) 「了解」バシュシュシュンッ!!!!!!



空母ヲ級 「何なんだあいつら!?あんな奴ら見たことないぞ!?どうなってんだ!?」ザー!!…


港湾棲姫 「わからない!だが、私達だけで戦っても勝ち目はない!急いで他の仲間に知らせてここを…」 シュー!!


バババババァンッ!!!!!! 魚雷が命中する


空母ヲ級 「がぁぁっ!!!!!!」轟沈

港湾棲姫 「がはっ!!!!!?」大破


バチャンッブクブク… ヲ級が沈んでいく


港湾棲姫 「(ばっ馬鹿な!?いつの間に潜水艦が底に!?)」 ザー!!


提督 「やっぱり港湾棲姫に魚雷数発当てても沈まないか?」ザー… 足に水上噴射機(小型の浮上エンジン)を付けて港湾棲姫の後ろをに着く


港湾棲姫 「っ!?」


提督 「だが安心しろ?最後のトドメは俺が刺してやるからよ?」スッ… 手に持っている対敵艦隊用大鎌を構える


提督 「最後に良いとこ取りするのが俺の趣味 お前の首を取って晒首にしてやるよ!」ニタァ


港湾棲姫 「(バカな…私が、私がこんな奴らに殺られるなんて!)」


提督 「good luck?seikikouwan」シャンッ!!!! 大鎌を振りかざす


スパンッ!!!!!!


…ズルッ…バチャンッ 首から上が胴体と離れて海底に落ちていく


港湾棲姫 「」グラッ…


バシャンッブクブク… 海底に沈んでいく


提督 「んー!!やっぱり最後いいとこ取りするのは最高だぜ!!さっきまでイラついてたのに今は晴れやかな気分だ!!」


提督 「さすが俺の作った対敵艦隊用大鎌だ?よく切れるぜ もっと研いで切れるようにしたらさらに切れ味良くなるな!」


提督 「まぁそれは置いといて?」スッ 無線機を懐から取り出す


提督 「【ss 敵艦隊の死体をいつも通り集めろ?解体所まで持ってって資源にしろ】」


ss(潜水) 『了解』


提督 「sk tk お前らは先に帰って燃料弾薬を補充しとけ 被弾した奴はすぐsrkに修理してもらえ わかったな?」 srk=修理艦の略です


sk(戦艦)&st(対空機) 「「了解」」ザー… 出航口に向かって走っていく








一方雪風達は…



提督室



不知火 「凄いです…あの裏型司令官が持ってる大鎌で港湾棲姫の首を飛ばしました?」


陽炎 「てか、この鎮守府森で隠れてると思ったら後ろもろ海じゃん…全然隠れてないじゃない?」


雪風 「凄いです…あのよくわからない艦隊さん達敵が一瞬で敵さん達を倒したのです?」


不知火 「確かにあれは凄かったですね?潜水艦の一撃でほとんどの敵艦隊は轟沈…どれだけ改装してるのでしょうか?」


陽炎 「わからないわ…でも、ここの司令官最低ね?あのよくわからない艦隊の一人をヲ級と共に沈めたわよ!」


不知火 「確かにあの命令は酷いですね 敵艦隊と一緒に沈めるなんて…」


雪風 「…」













敵艦隊殲滅して残骸を集め終わって数時間後…



提督室



ガチャッ


提督 「はぁー…やっと終わったぁ?」タッタッタッ… パタンッ


陽炎 「…あなた 最低ね?」


提督 「帰ってきた瞬間にその言葉はイラつくねぇ?」


不知火 「さっきの指揮は私も酷いと思います 味方である艦娘…?を一緒に敵艦隊と一緒に沈めるなんて最低です」


提督 「あれは艦娘じゃねぇ?【人口知能型戦闘人形だ】」


提督 「艦娘と違って戦闘をする事しか考えない道具だ だから一緒に沈めても誰も悲しむ奴はいねぇよ」


不知火 「(…沈んでも誰も悲しむ方がいない?)」ピクッ


陽炎 「そういう問題じゃないわよ!一緒に沈める事に問題があるのよ!」


提督 「関係ねぇだろ?俺のやり方に文句付けんじゃねぇよ」


陽炎 「あんた!!」ギリッ!!


不知火 「お姉様 落ち着いて下さい」


陽炎 「不知火 やっぱりこの人なんかに雪風を任せてられないわ!今すぐ連れて帰るわよ!!」


不知火 「その前に裏型司令官に聞きたい事があるのでその答え次第で決めます なので落ち着いて下さい」


陽炎 「…わかったわ」


提督 「聞きたいこと?なんだよ」


不知火 「今沈んだとしても悲しむ奴はいないと言いましたよね?それは過去に何かあったということですか?」


提督 「っ!」ドキッ!!


不知火 「」ピクッ


陽炎 「…っえ?」


提督 「…なんでそう思う?」


不知火 「艦娘の事を考えてなければそのような言葉を使わないはずです それでどうなんですか?過去に何かあったんですか?」


提督 「…」


陽炎 「…」


雪風 「…」


提督 「…別に?なんもねぇよ」


不知火 「なぜ間を開けたんですか?間を開ける必要ありましたか?」


提督 「…なんだって言うんだよ?俺の過去を聞いてどうするんだよ」


不知火 「それによっては裏型司令官に雪風を任せて平気かを確かめたいんです 教えてください」


提督 「…」


陽炎 「…不知火 そんな事言っても答えると思う?言うだけ無駄よ」


不知火 「教えてください 少しでもいいのでお願いします」


提督 「…はぁ めんどくせぇな?」


陽炎 「…っえ?」


提督 「雪風の事になるとお前達は五月蝿くなるな?本当にめんどくせぇよ」


提督 「【俺は元横須賀鎮守府提督】…そう言えばわかるか?」


不知火 「っ!」


陽炎 「元横須賀鎮守府の提督!?嘘でしょ!?あんたがあの元横須賀鎮守府の提督!?」


雪風 「…元横須賀鎮守府?」


提督 「表向きには他の鎮守府に迷惑行為をして解任されたって聞いてるだろ?別に俺は何もしてないんだけどなぁ 目を付けた鎮守府が勝手にやられていくだけなのに…とんだとばっちりを食らっちまったよ?」ハァ…


陽炎 「…それじゃあなたは何をしたの?私達が聞いた話は今話してくれた事だけど、そうじゃなければ何をして解任されたの?」


提督 「正確に言えば自ら解任した…これ以上艦娘と一緒にやっていけねぇと思ってな?」


不知火 「それはなぜですか?【元横須賀鎮守府司令官と言えば全司令官の中でもトップ3に入る方でしたよね?】なのになぜやめてしまったんですか?」


提督 「今言っただろうがよ?これ以上やっていけねぇと思ったから辞めたんだよ」


提督 「これ以上は話さねぇぞ?面倒いしお前らが知る必要はない わかったな?」


不知火 「…わかりました」


提督 「それでどうするんだ?雪風を連れて帰るのか?それともここに居させるのか?」


陽炎 「…」


不知火 「…」


雪風 「…お姉ちゃん」


提督 「早く決めろ 時間かかることは嫌いなんだよ?」


不知火 「…雪風 あなたはどう思いますか?」


不知火 「この方を信用出来るんでしたらここに居させてもらって下さい 信用出来ないならもう一度上官の元へ行き、どこか受け入れてくれる所を探す事になってしまいますが…」


雪風 「…」


陽炎 「…雪風 こればかりはあなたが決めて?この司令官を信用するしないかはあなたにしか出来ない事、私達が決める事じゃないわ」


雪風 「…私は、雪風は…」


提督 「…」


雪風 「…司令の事を信じてみます どうせ他の所に行ったとしても追い出されるのが目に見えています…なので、私を受け入れてくれたここの司令を信じてみます」


不知火 「…そうですか わかりました」


不知火 「雪風が信用出来るのでしたら私達は何も言いません ですよね?お姉様」


陽炎 「…えぇ なにも言えないわね」


提督 「決まりだな?あぁめんどくせぇ なんで俺がこんなガキの面倒を見なくちゃいけねぇんだよ?マジめんどくせぇ」(。´-д-)ハァー


不知火 「では、改めまして裏型司令官 雪風の事をよろしくお願いします」


陽炎 「お願いするわ」


提督 「はいはい?雪風がここから出ていくまでは見といてやるよ?」


雪風 「改めてよろしくお願いします!司令」

? 『よろしくお願いします!司令』


提督 「」ピクッ


不知火 「?」ピクッ 提督が眉を動かしたのを見逃さなかった


提督 「泣いたり叫んだりすんじゃねえぞ?騒がしくしたら追い出すからな」


雪風 「はい!出来るだけ騒がないようにします!」


提督 「今の時点で五月蝿い 黙ってろ」


雪風 「あっすみません…」


提督 「まったくよぉ?おい、お前らももう帰れ?いつまでここに居る気だ?」


陽炎 「そうね?不知火 そろそろ帰りましょ?」


不知火 「…はい お姉様」


雪風 「また来てください!お姉ちゃん」


陽炎 「えぇ!時間が空いた時にまた来るわ?」


不知火 「司令官に迷惑をかけないようしてくださいね?」


雪風 「はい!」


提督 「おい 誰が呼んでもいいって言った?」


雪風 「…駄目でしょうか?」


提督 「…はぁ?五月蝿くしなければ許可する」


雪風 「ありがとうございます!司令」


提督 「五月蝿い 黙ってろ?」


雪風 「あっすみません…」


不知火 「それでは裏型司令官 私達はそろそろ帰りますので雪風の事お願いします」


陽炎 「お願いするわ」


提督 「何回も言わなくていいからさっさと帰れ?ウザってぇんだよ」


不知火 「わかりました それでは行きましょう?お姉様」


陽炎 「そうね?」


タッタッタッ…


雪風 「…」


提督 「…はぁ やっと帰ったか?ほんとお前の姉ちゃん達はうるせぇな?耳にタコが出来そうだ」


提督 「なんか今日は疲れたな?もう寝よ」タッタッタッ…


雪風 「っえ?もうお休みになられるんですか?」


提督 「そうだけど?なんか文句あるのか?」


雪風 「いや、文句ではなくここは夜活動すると聞いてたので…」


提督 「そんなの俺の気まぐれに決まってるだろ?ただ夜活動する事が多いだけで毎回夜に活動してるわけじゃねぇよ」


提督 「俺が眠たくなったらその日のやる事は終わり、俺が起きたらその日の仕事をする いつもそうしてんだ?」


雪風 「…決まってなかったんですか?」


提督 「んなもん決めてどうすんだよ?決める必要がないだろ」


雪風 「…はぁ?」


提督 「お前もとっとと寝ろ 明日俺が起き次第すぐ始めるからな?」


雪風 「わっわかりました!」


提督 「部屋に戻る」タッタッタッ…


雪風 「わっ私も戻ります!」タッタッタッ…


タッタッタッ…













海の上ー走行中



不知火 「…すっかり暗くなってしまいましたね?早く帰らないと司令官達が心配します」ザー…


陽炎 「そうね 早く帰らないと敵が現れた時二人じゃ面倒な事になるから早く帰りたいわね?」ザー…


ググゥ〜…


陽炎 「…お腹減ったわ」ハァ…


不知火 「確かにお昼から何も食べていませんからね?お腹空くのは当然です」ググゥ〜…


陽炎 「早く帰ってご飯にしたいわ…」ハァ…


不知火 「それは同意します」


ザー…


陽炎 「…それにしても、まさかあそこの司令官が元横須賀の司令官だとは思わなかったわ?全然頭良さそうには見えなかったし…」


不知火 「そうですね あんなにも精神が安定しない人だとは思いませんでした とてもじゃありませんがあれでは元横須賀鎮守府の司令官だったとは思えません」


陽炎 「…まさかあの司令官嘘ついてたのかしら?あんな人普通司令官にする人居る?私なら絶対しないわ」


不知火 「でもあの司令官が嘘をついてるようには見えませんでした 気になるところはいくつかありましたが?」ザー…


陽炎 「…気になるところって?」ザー…


オーイ!シラヌーイ! カゲローウ!


不知火 「おや?あれは長門さんに陸奥さん それに川内さんに神通さんも居ますね?」


陽炎 「帰りが遅かったから迎えに来たようね?」 ザー…


長門 「やっと見つけたぞ!まったくどこ行ってたんだ?帰還時刻はとっくに過ぎているぞ」


不知火 「すいません 思ったより時間かかってしまって?」


長門 「なら連絡の一つ入れたらどうだ!どこに行ってたかは知らんがどこかで連絡の手段ぐらいあったはずだ!」


陸奥 「まぁまぁそんなに怒らなくてもいいじゃない?長門 二人は無事だったんだしそれでいいでしょ?」


神通 「そうですよ そんなに怒らなくても…」


長門 「…それもそうだな?すまない 怒鳴ってしまって?」


不知火 「いえ、心配させてしまったのは私達の方ですから謝るのは私たちの方です 申し訳ありませんでした」


川内 「それじゃみんな揃ったことだし今から夜戦行くよ!」( ✪▽✪)/o


神通 「姉さん…今回は陽炎さん達を捜索するために出撃したんですよ?」


陸奥 「見つけしだい帰還するよう言われてるからすぐ帰らないと怒られるわよ?」


川内 「夜戦!夜戦!や、せ、ん!!」o(*゚▽゚)o~♪♬


長門 「しないからな?」


川内 「やせぇぇぇん!!!!!!」щ(゚ロ゚щ)ウガー!!


陽炎&不知火 「「…」」


陸奥 「それじゃ早く帰って提督にふたりが無事だった事を知らせて休みましょ?」


長門 「そうだな?提督も心配してるだろうし早く帰ろう」


川内 「嫌だいやだー!!野戦するのー!!!!」


神通 「姉さん 諦めてください」


川内 「夜戦ーーー!!!!!!」


陽炎 「…相変わらず夜戦が好きね?川内さん…」 ヤセンシタイヨォ!!ヤセン、ヤセン!!


不知火 「そうですね」 ダメダ アキラメロ


川内 「うわぁぁぁぁん!!!!!!」ヽ(;▽;)ノ













裏型鎮守府ー雪風の部屋



ガチャッ


雪風 「…」タッタッタッ… パタンッ


タッタッタッ…ポスッ ベッドに座る


雪風 「…なんかいろいろと疲れました 特に何もしてないのに…」ハァ…


雪風 「…それにしてもここの司令は本当に変わった方です 自分が眠たくなったらその日の仕事は終わりにして起きたら仕事を始める…流石に自分勝手過ぎだと思います」


雪風 「…でも、そんな司令しか私を置いてくれる人がいないから仕方ないです…お姉ちゃん達にも心配かけて悪いことをしてしまいました」



? 『雪風…』 頭の中で記憶が横切る


雪風 「…」


雪風 「(【頭の中で残ってる私の元司令…一体どこにいるんですか?私の面倒を見てくれた司令…どんな人だったんでしょうか?何故か顔を思い出せません】)」


雪風 「(【それだけじゃありません…その司令が居た鎮守府も、何があったかも思い出せません なぜでしょう?】)」


雪風 「…」


雪風 「…こんな事を考えてる暇があるならはやく寝ましょう?司令が起きたらすぐ仕事だと言ってたので早く寝て司令より早く起きれるようにしましょう」


雪風 「…お風呂入りましょう」スクッ


タッタッタッ…













提督の部屋



ガチャッ お風呂場のドアが開く


提督 「ふぅ…久々に海の上走ったからさっぱりしたな?」タッタッタッ… パタンッ


提督 「それにしてもあの二人はうるさかったなぁ?雪風の事になるとあーだこーだ言いやがって…本気で苛立った!」チッ!!


提督 「あぁ!!思い出したら苛立ってきた!安定剤飲まねぇとな?」タッタッタッ…


カチャッガサゴソガサゴソ… 戸棚を漁る


提督 「あったあった?」スッ


キュポッ 蓋を開ける


提督 「」ザー… 口の中に流し込む


ゴクッ


提督 「…ふぅ?これで少しは落ち着くだろ」カタッ パタンッ 戸棚に薬をしまって閉める


提督 「あと氷も食っとくか?頭に血が上ってマジ苛立つ」タッタッタッ…


パカッ ゴソゴソ… 冷凍庫を開ける


提督 「んがー…」ガラガラ…


提督 「…」バリッボリッバリッボリッ…


ゴクッ


提督 「ふぅ…やっぱり氷食べると少しは落ち着くな?」パタンッ


タッタッタッ… ゴロンッ ベッドの上に寝っ転がる


提督 「…」






バババババァン!!!!!! 頭の中で横切る


sk(戦艦) 『』轟沈


バチャンッブクブク…







提督 「…っち 後味悪いことしちまったな?」


提督 「あいつらは艦娘じゃねえのにどうも同じ感じがして胸糞わりいな…あぁくそ!また苛立ってきた 早く安定剤効けよ!」イライラッ


? 『安定剤関係ないだろ 自分のせいなんだから悪いことに気づけよ?』


提督 「黙ってろお前は!!お前には関係ねぇだろ!!」


? 『関係ないわけないだろ?【俺はお前の中に存在するサポート的存在なんだから】』


提督 「てめぇのサポなんていらねぇんだよ!!一々話しかけてくんじゃねぇよ!!」


? 『落ち着けって?そんなに怒らなくても普通に話せるだろ?』


提督 「てめぇとなんか話したくもねぇ!!引っ込んでろ!!」


? 『…いつまで逃げてるつもりだ?そろそろ前を見る時じゃないのか?』


提督 「黙れ黙れ黙れ!!!!!!俺の事なんか放っておけ!!お前なんかにそんな事言われる筋合いはねぇ!!!!」


提督 「俺は俺のやり方でやるだけだ!!てめぇなんかの指図は聞きたくねぇ!!」


? 『…そうか それならしょうがないな?まっくれぐれも変な事は起こさないようにしろよ』


提督 「黙れって言ってんだろうがよぉ!!!!」


? 『…』


提督 「ったくよ…一々何か言いにきやがってよぉ?本気で腹立つ」イライラッ


提督 「あぁ!また苛立ってきた! ほんっと今日はついてねぇ」


提督 「早く寝て今日のこと忘れよ」スッ… 毛布をかける


プルルルル… プルルルル… 提督室の電話が鳴り響く


提督 「…」


プルルルル… プルルルル…


提督 「…ほんっと今日はついてねぇ 一体誰だよ!こんな時間によぉ!!」ヨット


提督 「いたずら電話だったらそいつの所に行ってぶっ殺す!」タッタッタッ…













提督室



プルルルル… プルルルル…


提督 「うるせぇなあ!まったく苛立つなぁ!!」タッタッタッ…


ガチャッ 電話を取る


提督 「もしもし!一体こんな時間から誰だ!!」


上官 『こんな時間からって…お前さんの活動帯は夜だろ?』


提督 「なんだあんたか?俺はもう寝ようとしてたんだよ 用件なら早く言え」


上官 『なんだ?お前さん通常通りの日課に戻したのか?』


提督 「俺が眠たくなったから今日はもう寝るんだよ!そんな事はいいから早く要件を言え!」


上官 『…お前さん 昔と違って自分勝手になったのう?それも精神が安定しなくなったからか?』


提督 「んなことはどうでもいいんだよ!!早く要件を話せ!!」


上官 『…雪風の様子はどうじゃ 今のところはちゃんとやってるか?』


提督 「あぁ?んなもん直接本人から聞け!一々俺から聞こうとすんじゃねぇよ!!」


上官 『別に良いではないか?お前さんから話してくれても』


提督 「めんどくせぇ じゃあな」スッ


上官 『ちょっ!?それじゃ今日どのくらいの資材を送れそうか教えてくれんか!』


提督 「…どのくらい欲しいんだよ?」


上官 『二万ぐらい欲しいんじゃが…出来れば全種類』


提督 「二万だな?わかった 明日持っていくからそれまで待ってろ」


上官 『すまないな?…それにしても、お前さんほんとにどうやってそんなに集めてるんだ?やり方ぐらいかな教えて欲しいんだが…』


提督 「却下」スッ…


ガチャンッ


提督 「まったくこんな時間に電話してくんじゃねぇよ?うぜぇんだよ」


提督 「…自分勝手になった、か?確かにそうかもしれねぇな【あの日以来自分の事以外信じなくなったからな?】」


提督 「【あいつらのせいで!あいつらのせいで俺は信じれなくなったんだ!!悪いのはあいつらのせいだ!!あいつらのせいで俺は大事な艦娘を見捨てることになったんだぞ!!】」


提督 「自分勝手になった!?ふざけんな!!誰のせいでなったと思ってんだよ!!少なくともお前だって関係してるだろうがよ!!」バンッ!!!! 机に拳を入れる


? 『それはおかしいだろ 上官は何もしてないだろ?』


提督 「あいつだって同罪だ!!あの糞野郎共を生かして別の鎮守府に着任させやがったんだからあの糞上官も同罪なんだよ!!」


? 『関係ない奴まで悪くするな 少なくとも上官は関係ないだろ』


提督 「だまれっ!!俺が悪いと思った奴は全員悪いんだよ!!!!他の奴のことなんかの言葉は聞かねぇ!!どうせ間違った事しか言ってこねぇんでからよ!!」


提督 「お前だってわかってんだろ!?他の奴が言ってきたことなんか全部間違ったことしか言ってこねぇことをよ!!」


? 『…とりあえず落ち着け もうすぐ精神安定剤が効いてくるからそれ以上頭に血を上らせるな』


提督 「うっせぇ!人が頭に血を上らせようが勝手だろうがよ!!」


? 『これ以上血を上らせると血管が破裂するぞ 破裂すればお前は蜘蛛膜下出血を起こして死ぬぞ』


提督 「イライラしてるだけで血管が破裂するわけねぇだろうが!!馬鹿言ってんじゃねぇよ!!」


? 『生憎だが冗談じゃないぞ?ストレスで頭の血管が破裂する事はあるからな』


【ストレスで血管が切れるか?=ストレスで脳細胞血管が切れる事はありえます】


提督 「んなのあるわけねぇだろ!!いいからお前はもう黙ってろ! これ以上イライラさせるな!!」


? 『…』


提督 「…たくよ?やっと黙りやがったか ほんっと今日はツイてねぇ」ハァ…


提督 「俺の言う事は正しいんだよ 他の奴がどう言おうが俺が正しい…そうに決まってる?」


提督 「…」


提督 「…もう寝よう これ以上起きててもなんの意味がない さっさと寝て明日に備えるか?」


提督 「明日はどうすっかなぁ あのガキがどのくらい戦えるのか確かめっかなぁ?」タッタッタッ…


提督 「まっ戦えたところで足でまといになるのには違いねぇけどな」ガチャッ


パタンッ…













次の日ー朝 雪風の部屋



雪風 「…っん」スゥ…


雪風 「…朝ですか?」スクッ


雪風 「…んんっ!」グググッ…


雪風 「ふぅ…」


雪風 「…まだ私を起こしに来てないという事は司令はまだ起きてないみたいですね?先に起きれて良かったです」


雪風 「(先に起きてなければどんな起こされ方をされるか…)」


雪風 「…とりあえず司令が起きてくる前に朝ごはんなどを済ませましょう」スッ


タッタッタッ…












提督の部屋



提督 「こぉー…こぉー…」


? 『…おい 朝だぞ?そろそろ起きろ』


提督 「んー…うるせぇなあ?俺に朝とか関係ねぇんだよ」


? 『今日は上官に資材を送るんだろ?早く渡しに行った方が良いんじゃないか?』


提督 「だれも朝送るなんて言ってないだろ?俺がいつ送ろうが今日中に渡せばいいだけだ 一々命令すんじゃねぇ」


? 『早く送れば後が楽になるぞ?それでも後で送るのか?』


提督 「後が楽になるってどういうことだよ…たく、まだ眠てぇのによぉ」スゥ… 起き上がる


? 『早く顔とか洗って精神安定剤を飲め 昨日飲んだ分はもう効果が切れてるはずだから早く飲まないとまた…』


提督 「うっせぇなあ!んなことわかってるよ!! 一々言わなくていいから黙ってろ!!」


? 『…』


提督 「ったくよ?いつもいつも何か言いやがってよぉ お前は俺の保護者か?あぁ嫌だ嫌だ…あんな奴が保護者とかないわ」ハァ…


提督 「…さっさと顔洗って精神安定剤飲むか?起きた瞬間あいつと会話したからイライラする!!」ギリッ!!


提督 「あぁ思い出したらイライラしてきた!ほんっとあいつと話するとイライラする!!マジふざけんなよ!!」ヨット


提督 「さっさと行こう」タッタッタッ…













食堂



雪風 「…」グツグツ… 肉じゃがを作ってる


雪風 「」スッ…ツカミッ 箸でじゃがいもを挟む


パクッ


雪風 「…このくらいでしょうか?柔らか加減もこのくらいだと思いますし、味もこれでいいですね?」カチャッ コンロを止める


雪風 「後はおわんによそってっと…」 タッタッタッ…


提督 「…なんだ お前もう起きてたのか?」タッタッタッ…


雪風 「あっ司令!おはようございます!」


提督 「五月蝿い もっと小さい声で挨拶しろ?」


雪風 「すっすみません…」


提督 「ったくよ?てか、お前また肉じゃがか?昨日も肉じゃがじゃなかったか?」


雪風 「あ、えっと…私、肉じゃがしか作れないんです…」


提督 「…はぁ?肉じゃが以外作れない?」


雪風 「はい…他の料理は全くダメで肉じゃがしか作れないんです…」


提督 「っ!」






過去提督 「っえ?肉じゃが以外作れないのか?」


? 『はい…申し訳ありません』


過去提督 「…それはそれで凄いな?肉じゃが作れるんだから他の料理できるかと思ってたんだが…」


? 『期待を裏切るような真似をして申し訳ありません…』


過去提督 「いや別に怒ってるわけじゃないぞ?怒ってるわけじゃないからな?」アセアセ


? 『…あの、司令?もしよろしければ他の料理の作り方など教えてもらえないでしょうか?』


過去提督 「っえ?俺がか?」


? 『はい 提督は私と違ってほかの料理をたくさん作れるので時間が空いた時に教えてもらえればと思いまして…』


過去提督 「…それは別にいいんだが、俺だって決して料理が上手いってわけじゃないぞ?間宮から教えてもらった方が俺的にはいいと思うが…」


? 『司令から教えてもらいたいんです!司令から教えてもらった方が次司令にご飯作ってあげた時、どのような味付けが好きなのかわかるので間宮さんより司令から聞きたいんです!』


過去提督 「…ーー」


? 『えへへ?すみません なんか恥ずかしいことを言ってしまって…』


過去提督 「…別にいいよ?それじゃ、早速食堂に行っていろんな料理を教えるよ」


雪風 「っえ?今からですか?でも司令 まだお仕事が…」


過去提督 「あと少しだから後でやってもすぐ終わるよ?早く行くぞ?」タッタッタッ…


? 「あ、待ってください!」タッタッタッ…








提督 「…」


雪風 「…ーい?司令?」


提督 「…あぁ?んだようるせぇな」


雪風 「あっすみません…なんか、司令が虚ろな瞳をしてたので気になって…」


提督 「…俺がそんな目するわけないだろ?馬鹿かお前」


雪風 「…そうですか?」


提督 「当たり前だろ?てか、お前どんだけ食うんだよ 見た限り鍋に入ってる量だけで三人前ぐらいあるぞ?」


雪風 「あ、えっと…これは司令も食べるかなと思いまして多く作ったんですが…」


提督 「…あぁ?」ギロッ!!


雪風 「すっすみません!やっぱりいらないですよね 余計なことをして申し訳ありません…」


提督 「…そんなに食えんのかよ?」


雪風 「…っえ?」


提督 「そんなに食えんのかって聞いてんだよ?おめぇの胃袋でそんなに入るのか?」


雪風 「…三食に分ければなんとかなると思います」


提督 「…お前一日三食肉じゃがで食べていく気か?」


雪風 「これしか作れないので…」


提督 「…はぁ?呆れて怒る気もしねぇ」


提督 「俺は今から野菜炒めを作る 半分やるからお前は肉じゃがを半分俺によこせ いいな?」タッタッタッ…


雪風 「…いいんですか?私の肉じゃが美味しくないかもしれないですよ?」


提督 「だったらなんで俺の分まで作ったんだよ?一々いらねぇこと聞くんじゃねえ」カパッ


提督 「嫌なら別にいい 取引決裂で一日三食肉じゃがでも食ってろ?」ガサゴソガサゴソ… 冷蔵庫の中を漁ってる


雪風 「いっいえ!交換します!私の肉じゃがを半分司令に渡すので司令の野菜炒めを半分ください!」


提督 「それでいいんだよ?素直に欲しいなら欲しいって言え」パタンッ


雪風 「もっ申し訳ありません…」


提督 「たくよっ」タッタッタッ…











朝食終了(朝食スキップ)



提督&雪風 「「ごちそうさま(でした)」」


提督 「自分の使ったものは自分で洗えよ?わかったな」カチャカチャ… タッタッタッ…


雪風 「はい わかっています」カチャカチャ… タッタッタッ…


ジャー…


提督 「…」カチャカチャ… 食器を洗い始める


雪風 「…司令 ちょっといいでしょうか?」カチャカチャ… もう一つのシンクで食器を洗ってる


提督 「あぁ?んだよ」ジャー…


雪風 「えっと…今日はなにをするか聞きたいんですが…」カチャカチャ…


提督 「今日?特に決めてねぇよ」


雪風 「…決めてないんですか?」


提督 「あぁ 毎日が俺の気まぐれだからな?俺があれをやろうと思ったらあれをやるしこれをやろうと思ったらこれをやるからな?」カチャカチャ…


雪風 「…はぁ?」カチャカチャ…


提督 「とりあえずお前はこの施設はどこに何があるか自分で調べろ まだ全部見てないだろ?」キュッ 洗い物を終える


雪風 「はい 昨日はいろいろあってまだ全部見てないです」キュッ 同じく洗い物を終える


提督 「なら時間がある内に調べろ 俺は今から資材調達機に資材調達を命令してくるから邪魔してくんなよ?」タッタッタッ…


雪風 「はい わかりました」 タッタッタッ…


提督 「…あっそうだ?一つ言い忘れてた」


提督 「おい雪風 一階二階、三階は調べていいが【地下だけは絶対に行くなよ?いいな】」


雪風 「っえ?なぜですか?」


提督 「一々聞くんじゃねぇ いいから行くなよ?」タッタッタッ…


雪風 「…」


雪風 「(一階二階、三階は行っていいけど地下には行ってはいけない…なぜでしょう?なんで地下だけ行ってはいけないんでしょうか?)」ウーン…


雪風 「(行くなと言われると行きたくなるのが人間(艦娘)の本能ですが…バレたら司令すごく怒りそうです やめておきましょう)」


雪風 「とりあえず地下以外には何があるか確かめましょう?」タッタッタッ…







この作品の続きは【居場所のない雪風の居場所2】になります

このページではこれ以上書くことが出来なかったので新しく作ることにしました

申し訳ございません

今後とも居場所のない雪風の居場所をよろしくお願いします


後書き

sk(戦艦)

裏型鎮守府提督が作った人工知能搭載艦娘型戦艦兵器
艦娘に似た形をしていて戦うことしか脳にない殆ど奴隷的存在
装備は四十六cm三連装砲×四のみ
戦艦装備のみしか付けられていないため潜水艦や艦載機に攻撃する事は苦手とする


tk(対空機) 裏型鎮守府提督が作った人工知能搭載艦娘型対空兵器 skと同じく艦娘の形に似た作りをしていて戦うことしか脳にない殆ど奴隷的存在
装備は十二cm三十連装噴進砲×四
対空装備しか付けられていないため艦載機以外に攻撃してもダメージは殆どないだろう


ss(潜水)

裏型鎮守府提督が作った人工知能搭載艦娘型潜水艦兵器
sk(戦艦)やtk(対空機)と同様、艦娘の形に作られて戦うことしか脳にない殆ど奴隷的存在
装備は甲標的×四のみ
艦載機はどうにもならないが水上を走っている者に対して撃ち込むなら最高であろう


?(提督の中に存在する謎の人格)

提督の中に存在する謎の人格
提督のサポート的存在だと言うが…


このSSへの評価

5件評価されています

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2016-05-16 05:10:41

がっくらさんから
2016-05-05 09:01:29

のんび~りさんから
2016-05-03 00:27:33

ポインセチアさんから
2016-04-15 07:23:53

マツさんから
2016-04-13 16:17:09

このSSへの応援

8件応援されています


SS好きの名無しさんから
2016-06-23 13:10:09

2016-05-16 05:10:42

がっくらさんから
2016-05-05 09:01:21

のんび~りさんから
2016-05-03 00:27:34

SS好きの名無しさんから
2016-04-18 12:32:52

アテナさんから
2016-04-15 14:25:57

ポインセチアさんから
2016-04-15 07:23:55

マツさんから
2016-04-13 16:17:10

このSSへのコメント

8件コメントされています

1: マツ 2016-04-13 16:18:57 ID: Yswrp9jb

なんでや

雪風可愛いやろ

何が死神だ 可愛いからいいだろ

本当にダメだな この提督たち

2: ダイル・クライス 2016-04-13 16:37:56 ID: gRv6lTr_

マツさんコメントありがとうございます!

本当です!
雪風は死神ではなく天使です!!
この提督達は本当に酷いです!!
(作者の自分が言うセリフじゃないですが…)

3: ポインセチア 2016-04-15 07:23:42 ID: VRNdYTB8

かわいいは正義!雪風は天使!

思ったこと全部言われてました…とても面白いです!これからも頑張ってください、お願いします🎵

4: ダイル・クライス 2016-04-15 19:13:02 ID: B-DcUNKH

3:ポインセチアさんコメント+応援ありがとうございます!
こちらもあなた様の作品を楽しく読ませてもらっています
ポインセチアさんも頑張ってください!

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