2016-02-14 12:29:39 更新

概要

ゆーちゃん、髪を切ってもらう話


前書き

あんださんのツイートに触発されて。
かなり短いお話です。


ぐーてんもーげん。


今日は髪を切ってもらおうかなって。


でっちの髪型、動きやすそうでいいなーって、思って。


でも、ゆー、自分じゃ切れないし、誰にお願いしようかな。



ビスマルク姉さんのところに行ってみよう。



戦艦寮 ビスマルクの部屋


コンコンコン......


Bis「はい、どうぞー。」


ゆー「あの、ビスマルク姉さん、今日はお願いがあって。」


Bis「どうしたの、ゆー?」


ゆー「あのね、髪を切って欲しいなーって。」


Bis「え?せっかく長くしてたのに切っちゃうの?」


ゆー「うん。でっちの髪型が動きやすそうで羨ましいなあって思って。」


Bis「でっち?.....ああ、ゴーヤね。いいわよ。青葉のところに行ってくるから、ちょっと待っててくれる?」


ゆー「うん、待ってるよ。ビスマルク姉さん。Dank......ありがとうね。」


Bis「いいのよ。日本語、上手くなったわね。それじゃあ行ってくるわ。」


ビスマルク姉さんは、強くて、優しくて、いつもゆーを思ってくれるから大好き。


ゆーも、なにかビスマルク姉さんに恩返しできたらいいな。



Bis「おまたせー、青葉から写真をぶんどってきたわ。さあ、切りましょうか。」


ゆー「おねがいします。」



チョキチョキ......チョキチョキ....


Bis(この触覚みたいなアホ毛、切らないほうがいいわよね?)


チョキチョキ.......


Bis「ゆー、この鎮守府には慣れてきた?」


ゆー「うん、アドミラルも、潜水艦のみんなも優しくて、ゆー、楽しくできてるよ。」


Bis「よかったわ。あなたが来たときは最初、レーベやプリンツも心配してたの。」


ゆー「ありがと....でもたまに戦艦のお姉さんがこっちをじっと視てるのが怖いかな。」


Bis(長門ね.......)


Bis「ああ、それなら私からちゃんと言っておくから、心配しないでいいのよ。」


ゆー「ありがとう。いつかビスマルク姉さんに恩返ししたいな。」


Bis「いいのよ。あなたが明るくなっていくのが、私への一番の恩返しよ。」


ゆー「ちょっと恥ずかしいな.....」



チョキチョキ.....チョキチョキ.....


Bis(このアホ毛、微かに動いているわ。やはり切らないでおきましょう)


チョキチョキ......



Bis「さあ完成よ!どう?お気に召してくれたかしら?」


ゆー「わあ!ビスマルク姉さんはなんでも出来るって!」


Bis「ふふ、もって褒めてくれてもいいのよ!さあ、皆にもみせてあげなさい。」


ゆー「だんけだんけ!ビスマルク姉さんはすごいって!」ダキッ


Bis「いいのよ!さあ、片付けはまかせていってらっしゃい!」


ゆー「ゆー、行ってきます!」



潜水艦寮


ゆー「ただいま!髪を切りました!でっち、いる?」


イムヤ「ごーやなら、間宮さんのところに食べにいったわ。わお!いいじゃないその髪、似合ってるわ!」スマホイジリ


イムヤ(アホ毛が踊ってる!?アホ毛が踊ってるわ!!)


ゆー「ありがとう!ゆー、イムヤちゃん大好きって!」ダキッ


イムヤ「ちょ、突然抱きついたら、ああ!コンボが!」


ゆー「ゆー、マミーヤ行ってくるって!」タッタッタ....


イムヤ「うぅ、恐ろしい子に育ってしまったわ....この付けはごーやに払わせましょう....」



マミーヤ



間宮「いらしゃい。あら、ゆーちゃん、珍しいですね。髪を切りました?」


ゆー「ビスマルク姉さんにきってもらいました、はい。」


間宮「とてもよく似合ってますよ。何か注文します?」


ゆー「いえ。あの、でっち来てますか?」


間宮「でっち?でっちでっち.....ああ、ごーやちゃんね。ついさっき出て行きましたよ?」


ゆー「どこに行ったのかわかりますか?」


間宮「うーん、埠頭のほうだったかしら?」


ゆー「わかりました。ありがとうございます。」タッタッタ...


間宮(あの子の日本語も随分上達しましたね。)



赤城「間宮さん!パフェの御代わり戴きます!」


間宮「パフェはご飯じゃないのよ?」




埠頭



ゴーヤ(.......海はいいよね。)


ゴーヤ「海っていいよねー、海って。」


ゴーヤ(あ、つい声に出しちゃった。まあ良いよね。)


ゆー「.......」ダキッ


ゴーヤ「わ!誰でち?!......って抱きつくのはいつもゆーでち」


ゆー「でっち、ゆー、髪を切ったの。」


ゴーヤ「あ、本当だ。似合ってるよ?」


ゆー「danke......でっち、お部屋に帰ろう?」


ゴーヤ「うん。あと、でっち言うなでち。」


ゆー「ゆー、でっちの髪型に合わせたんだよ?」


ゴーヤ「話を聞けでち....ちゃんとみてるから言わなくてもいいでち。」


ゆー「でっちは言わないでも気付いてくれた?」


ゴーヤ「当たり前だよ。ゴーヤの日本語がおかしくても、ゆーが日本語わからなくても、ここまでやってきたでち。」


ゴーヤ「ゆーのことは、誰よりもわかるんだよ?」


ゆー「danke.ありがとう。ゆーも、でっち大好きだよ?」


ゴーヤ「好きは恋人に使う言葉でち!ゆーも日本語まだまだでち!さ、帰ろうっ!」


ゆー「ゆー、マミーヤ行きたいなっ!」


ゴーヤ「もうお腹いっぱいでち.....」



おわり




後書き

Williamより皆さん、ありがとう。繰り返す、ありがとう。ゆーは可愛い。通信終了。2/7

なんというか、ディストピアな世界観で書きたいです。 2/14


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2016-02-16 19:27:01

2016-02-14 12:35:41

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このSSへのコメント

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1: 名無しカッコカリ 2016-02-14 12:37:10 ID: eYfPQLMJ

イベントで荒んだ心が癒されました。
Dankeですって!!


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