2016-03-26 20:40:10 更新

前書き

~前回のあらすじ!~
開店直後のラビットハウスにやって来た白い少女・繭と紆余曲折ありながら『ともだち』になったココア達。
しかし、彼女は既に他界しており・・・
そこへ、『何故か』荒い口調のお嬢様がやって来た!


<現在のゲスト候補>
CV:佐倉綾音
CV:水瀬いのり
CV:種田梨沙(済:selectorシリーズ・繭)
CV:佐藤聡美
CV:内田真礼
CV:早見沙織


<前回>




リゼ「し、失礼しました・・・」アセアセ



令嬢「まあ構わねーですわ、そちらの席、よろしくて?」コツコツ



リゼ「どうぞ、おかけになってお待ちください」サッ



ココア「(ステキな洋服だね~!)」ヒソヒソ



チノ「(とてつもないお嬢様のオーラが滲み出ています)」ヒソヒソ



リゼ「何してる2人とも!メニューをお出しして!」



ココチノ「は、はいっ!!」ビシッ!



リゼ(それにしても・・・)



シン・・・



リゼ(あのお客さんが見えられてから、誰かに見張られているような・・・)ピリ・・・



令嬢「(ご心配なさらず、気配の主は私の護衛です。決して悪趣味なストーカー野郎ではありません。この街は安全だから付いて来んなとは言ったんですが・・・)」ボソ・・・



リゼ「そ、そうですか・・・」(『野郎』って・・・さっきからえらく口の汚いお嬢さまだな)タジ・・・



令嬢「・・・貴女も私と似たようなモンでしょう?ニオイでわかりますわ。なんでまた市中のカフェで働いてやがんですの?」



リゼ「や、やがん・・・!」ムッ



令嬢「あっ、失礼。フィアンセの荒い口調を真似していたら自然とクセになっちまって・・・」



令嬢「・・・ここは落ち着きますわね。日頃のピリピリしたレセプションとは大違い、素が出ちまいます」フゥ



リゼ(やはり、私よりも上の名家だと気苦労も絶えないのだろうか・・・)



リゼ(それにしても、フィアンセはどんな男なんだ?逆玉狙いの遊び人か何かか!?)






荒い口調のフィアンセ「へっくしゅん!!」



相棒のスケコマシ「おいおい、赤道直下の戦場で風邪かよ」



荒い口調のフィアンセ「ちげえよ。ったく、どこの誰だ?俺のウワサしてやがるのは」






リゼ「・・・とにかく、あの見目麗しい令嬢には不釣り合いな男に違いない。離れるようにさりげなく説得するか、いや・・・」ブツブツ



ココア「・・・リゼちゃん、戻ってからずっとあの調子だね」



チノ「お嬢さま同士、やはり気が気でならないのでしょうか・・・」



ティッピー「ともあれ、あの調子では仕事に支障をきたすのう、一時戦線離脱じゃな」



ココア「チノちゃん!ここは私たちが頑張ろう!」オー!



チノ「・・・そうですね」



ティッピー(・・・しかし、相手はティータイムにも護衛が張り付くレベルのVIP、『向こうの世界』を知るリゼがリタイアしたのは大きいのう)モットハリキッテ!オー! オ、オー



ティッピー(心配なのはそれだけじゃない、何もなければよいが・・・)ソンナンジャダメダ!オー! コノマエノオキャクサンノエイキョウガマダ



カランカラン・・・



チノ「いらっしゃいませ」



男A「・・・・・・」カツカツ



男B「ちっす」カラン



ココア「お待たせしました、ブレンドとケーキです!」コト



令嬢「ありがとう」スッ



ココア「・・・」ジー



令嬢「・・・あの、ジッと見られてると飲めねーんですが・・・」ゴチュウモンハイカガナサイマスカ?



ココア「飲み方がキレイだな~って思って」エヘヘ ココノブレンドデイイヤ



令嬢「笑ってる場合じゃねーですわよ。でもおもしれーですわね、貴女」フフッ ・・・オレモソレヲ



ココア「ありがとうございます!」・・・カシコマリマシタ



ティッピー(褒めてないぞい)



ティッピー(それにしてもあの2人連れ、ただの休憩客のようじゃな。少しはコーヒーに関心を持てい!)



カランカラン・・・



チノ「い、いらっしゃいませ~!」



ティッピー(む、この時間にしては客が多いの・・・)



~ラビットハウス外周~



護衛隊長「ブロックAから各ブロックへ。男1人の入店を確認。不審な挙動はなし」



護衛A「ブロックBからブロックA。先に入店した2人組の挙動に不審な点なし。現状維持ならマークを解除する」



護衛B「ブロックCから各ブロック。入店した男はカウンターへ、不審な点はなし。紫の子がかわいいです」



護衛隊長「ブロックA、了解した。あと余計な報告は無用だ、集中しろ」



護衛A「その通りだ。お前の好みなんぞに興味はない。ちなみに俺はピンクのミディアム推しだ」



護衛C「何を言うか!水色セミロングのロリっ娘こそ至高ではないか!」クワッ!



護衛A「黙れロリコン!大きすぎず小さすぎず、あれくらいの高校生がサイコーなんだよ!」



護衛C「なんだとっ!」



護衛D「いいやお前ら3人とも間違ってる!中学生以上はもれなくBBAなんだよ!」ガッ!



護衛B「ちょ、インカム越しに叫ぶな!耳が痛い!!」



護衛隊長「こいつらっ・・・!黙れ異常性癖者ども!!年頃の娘が恋しいなら『大○さんは思春期』でも見てろ!!」



護衛たち「すみませんっ、隊長!!!」



護衛隊長「ったく・・・そんなに女に飢えているなら、後でなじみの店へ連れてってやる」



護衛たち「「「「え?」」」」



護衛隊長「・・・お前らの好みには合わないだろうが、海紅(ハイホァン)という中華料理屋にいい娘がいる。そいつを眺めながらお前らの主砲がフィーバーする様でも思い浮かべるんだな」



護衛B「ひゃっほう!」



護衛D「ありがとうございます!」



護衛隊長「今日はおごりだ。お嬢様には話をつけておくから、お前らだけで行ってこい」



護衛C「え、隊長はいいんですか・・・?」



護衛隊長「・・・俺はババ専だ、気にするな」



護衛たち「「「「O,Oh…」」」」







後書き

贔屓の作品にはかなりサービスしちゃうのです。作品によって差が出るのはご容赦ください、はい・・・
『ごちうさ』をかまちー色に染めてやる!!←おいやめろ


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