2016-05-07 07:06:57 更新

概要

暇な方、あまり期待しないでどうぞ?


友「…?どうした?頭おかしくなったか?」


男「…」


男「まあ元から頭はおかしいけどな」


友「確かにそうだな、授業中も寝てるしそのくせ成績は上のほうだし」


友「あれか、バカと天才は紙一重とか言うやつみたいだな」


男「なにそれひどい」


友「お前いつも寝てないの?」


男「…んーまあ寝てるけど」


友「あんまり深夜まで起きてんなよ?」


男「お前は俺の母ちゃんか」


友「お前の体調管理も友さんの仕事の一つなんだぜ」


男「なにそれ初めて聞いた」


友「あとお前が寝てると集中できなくなるし」


男「なんでだ」


友「いびきがうるさいんだよどうにかしろ」


男「マジ?いびきかいてる?」


友「クラス中に響いてるぞマジで」


男「うわあやらかした」


男「あんまり目立ちたくないのになあ」


友「まあわからなくもない」


男「絡まれるのってめんどくさいと思うんです」


友「ほう」


友「でも寂しんだろ?」


男「絡まれるのが嫌なだけでふつうに話しかけてくるのは別に大丈夫なんです」


友「それ変わらなくね?」


男「んー説明が難しいなあ」


友「とりあえずなんか違うことはわかったとしよう」


男「それでいいのか」


友「おそらく」


男「…」グウ


友「腹減ったのか?」


男「朝食食ってない」


友「なぜ食わなかったし」


男「…遅刻しそうだったから」


友「寝不足乙です」


男「というわけでなんか食わせろ」


友「んー米ならたくさん」


男「おお、僕お米大好き」


友「…んーちょっとまってて」



-----



男「…」


友「はいお米」


トウシンダイドンブリ<コメェ


男「…」


友「…どうした?」


男「…あ、いや特に」


男「……さあ食うぜ!」


男「いただきm」




* * * 




男「…」


時計<6:00


男「…」日記ペラ



9/20


友と話した。授業中寝てた。いびき。昼食。お米。


でかいどんぶり



男「…グス」


男「…原因…腹が減った…」



-別の日-




幼馴染「おーとーこー!」以下幼


男「やあ」


幼「今日はデートだね!」


男「…ああ、うん、そうだったね」


男「つかお前は俺の彼女かっ!」


幼「ええーそうじゃないのー?」


男「まあいいけどさ」


幼「ほんと!?」


幼「それは告白として受け取ってもいいの!?」


男「え、うーんそれはまだ」


幼「そっかあ」


男「そ、それよりどこいく?」


幼「え?うーん、遊園地いきたいな」


男「…おお、遊園地ね、いこうか」


幼「うん!」



-----



男「ついた」


幼「ついたねえ」


男「曇ってるねえ」


幼「日焼けができなくていいじゃん?」


男「まあそうだな」


幼「それとも」


幼「日焼けした私のほうが好き?」


男「え、いや、いまのままが一番です…」


幼「えへへーうれしいな」


男「さあどこ行こうか」


幼「お化け屋敷」


男「…」



男「うん、行こうか」



-----



男「…ここか」


幼「こういうの、好きなんだよねー」ニコニコ


男「…おう」


幼「なになに~?こういうの苦手?」


男「…まあ」


幼「拒否権はありませーん!さあ行きましょう!」


男「あっ」



-----



男「…」


幼「えへへーどんなのが出てくるかなー?」


男(怖い…)


幼「…」


幼「それにしても暗い」


男「さっさとぬけるか」


お化け「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


幼「わお」


男「ひっ」


お化け「はは、驚いた?俺だよ」


幼「その声は!」


クラスメートA「Aだよ」


男「…」


A「あれあれー男君?こんなところで何やってんの?ww」


男「なんだよ…」


幼「男?」


A「なんだ?ビビってんのか?弱虫だなあwww」


男「うるさいな…」


幼「ち、ちょっと、なんてこと言うの!?」


A「んんーなんだい?お嬢ちゃん」


男「おい」


A「どうした?ヒーロー気取りたいのか?」


男「幼に手を出すのは、ゆるさない」


A「おお?まさか彼女か?ww」


A「うはwwwかわいい彼女連れてんじゃねえかwww」


A「だがこいつの味方されるのはあとあと面倒なことが起こるからなあ」


A「死んでもらうかな」ナイフトリダス


幼「え」


男「おい!」


A「うらあ!」グサ


男「!?はやい!」


幼「い、いた…い…」


幼「お、とこお…」チダクダク


男「幼っ!」


幼「ごめん…」


A「どうだあ?彼女が殺される気持ちは!?」


男「…」


男「もういやだ…」


男「覚めたい…」


A「おお?狂ったか?」


男「覚めたい…」


A「起こしてやろうか?」


男「…」


A「ほらよ」グサ


男「…いたい」


A「お前の彼女と眠りな」


男「う…あ…」ダクダク




* * * * * * 




男「!!!」ガバッ


男「夢で、よかった」


時計<6:00


男「そうだ、日記」



9/21


幼馴染。かわいい。デート。彼女。遊園地。日焼け。お化け屋敷。


クラスメートA。死ね…殺す…


殺された。



男「…」


男「幼ぁ…」



-別の日-




男「…夢か…」


男「…明晰夢だな」


男「なにするかな」


男「幼…でも呼ぶか?」


とん


男「あ?誰?」


案内娘「こーんにっちはっ!」


男「は?誰?」


案内娘「はじめましてっ!案内娘です!」


男「え?え?」


男(こんなやつ俺の記憶にないぞ…?)


案内娘「こいつ知らないぞ?って顔してますね?」


男「そりゃいきなり知らない奴が夢で出てきたら怖いわ」


案内娘「ほんとに私のこと知らないんですか?」


男「ほんとに知らないよ?いったいどの記憶から作られたんだか」


案内娘「簡単に説明しましょう!私はあなたの<創造>から創られました!」


男「創造?」


案内娘「さっき『どうしようかな…誰かー』みたいなこと思いませんでしたか?」


男「あー、うん、思ったかも」


案内娘「それです」


男「おー、つまりなんでも作れるってことでおk?」


案内娘「そうです!あ、でもあんまり現実からかけ離れてるものを創造することはできないので…」


男「ほー、じゃあ試してみるか」


男「…キャビア食いたい…」


案内娘「…記憶にありせんよねか?」


男「もちろん」


案内娘「え」


-----




男「…!」


男「…おーおわってしまったか…」


時計<2:00


男「…二度寝するか」



-----




男「戻ってこれた」


案内娘「あんまり想像しづらいものを出そうとするのはやめてくださいね?」


男「んーできそうだったんだけどなあ」


男「でも案内娘は想像どころか記憶にいないじゃん」


案内娘「案内人っていうものはあるからじゃないですかね?」


男「あるのかねえ」


男「でも暇つぶし相手が案内娘である必要はないし」


案内娘「どこかでつながったんでしょうな」


男「で、何しようか」


案内娘「そうですねー」


案内娘「どうせならー」


案内娘「夢の中でしかできないこと」


案内娘「しませんか?」ニコ


男「…お、おう」


男(なんとなく怖い)


男「んで、夢でしかできないことって?」


案内娘「えっちぃこととか?」


男「…」ホソメ


案内娘「…なんですかその眼」


男「そんな卑猥なこと言う人だったんですかい」


案内娘「人の中身なんてそう簡単にわかるものじゃないですよ」


案内娘「外見だけで判断しないでくださいよー」


男「…すまん」


案内娘「まあ中身がわかったところでいいこと何一つないんですけどね」


男「…」


案内娘「さて」


案内娘「夢でしかできないこと、しましょうか?」


男「…結局何やるんだ?」


案内娘「これをつかいます」


男「ん゛、なにこれ」


案内娘「縄です」


男「それがなんですか」


案内娘「首吊りみたいなことをしてもらいます」


男「…?」


男「殺される?」


案内娘「殺さない程度に」


男「…」


男「わしは逃げる!!」ダッ


案内娘「ふふ、逃がしませんよ?」


男「創造物の癖に生意気な!」


案内娘「動くな」


男「…!?」ピタ


案内娘「ここはあくまでも私の世界」


案内娘「これくらいは簡単にできますよ?」


男「もう、何なんだよ…」


案内娘「ふふ、男さん…」


男「こっちくんな」


案内娘「縄、つかいますよ?」


男「でも天井なんてないから」


男「吊ることなんてできないはず…」


案内娘「ここは夢ですよ?」


案内娘「天井なんてなくても吊ることくらいできます」ヒッカケル


男「勝ち目ねえ」


案内娘「さっそく巻き始めましょうか?」


男「…」


案内娘「はいぐるぐるーっと」


案内娘「かんせーい」


案内娘「どうです?早いでしょう?」


案内娘「あとはこう、きつくすれば」グッ


男「…!」


案内娘「きつすぎて声も出ませんか?そうですか」


男(声も出せないし息もできない…つらい)


案内娘「あ、そうそう」


案内娘「簡単に死なせはいきませんよ?」


男「…」


案内娘「窒息死するな」


案内娘「そのままずっと苦しんでいなさい?」


男(…もしかして、これ)


案内娘「あ、気絶も禁止ですよ?」


男(マジで逃げれない?)


案内娘「それではごゆっくりどうぞ?」


案内娘「また会いましょう…」キエル


男(わしも逃げたい)


男(やばい…もう息続かない…)


男(…そうだ、包丁だして)サッ


男(…縄を切れば…)


男(いや…切ったところで…縛っているのは変わらないか…)


男(…もういい…死のう…)


男()ホウチョウヲシンゾウニアテル


男(…!!)


男(あ…もう……無理…)ホウチョウオトス


男(…しまった…おとした……)


男()





-----





男「!!!!」ガバ


時計<6:00


男「よかった…夢でよかった…」ポロポロ



9/22


案内娘。夢でしかできないこと。狂い。縄。包丁。自殺未遂。


つらい。


創造。



男「…」



-別の日-





後書き

久しぶりです。銭助です。
人形が襲ってくる某洋ホラーゲーやってたらこんなに日にちがあいてしまいますた。
月子ちゃんー


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むぎさんから
2016-11-07 22:07:23

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