2016-04-30 02:42:25 更新

概要

希の相談に乗る。にこと絵里


希「うちの相談」にこ(…)絵里(…)


三年教室


希 「なぁ~…にこっち~絵里ち…相談なんだけど…」


にこ 「…」


絵里 「…」


希 「聞いてる?ねぇにこっち~」ユサユサ


にこ (今日は、にこみたいね)


絵里 (今日は、にこなのね)


希 「にこっち~相談!相談があるんよ!」ユサユサ


にこ 「分かった!分かったわよ!相談ってなによ」


希 「あのな~」ユサユサ


絵里 (大体聞かなくても、内容は予想つくんだけど…)


にこ 「希!!!その前に、にこをユサユサするの…やめなさい」クワッ


希 「えぇ~うちな~にこっちのこと、ユサユサするのが…好きなんよ!」


希 「な~んかな~?落ち着く!」


にこ (にこの話題に、食いついたわね!!!希には悪いけど、このまま、にこの話題に付き合ってもらうわよ!)


絵里 (やるわね!本題に入る前に、話題を変えるなんて…流石はにこね)


希 「それでな~相談っていうのは~」


にこ 「!!!」


絵里 (強引に来たわ…ご愁傷様)


にこ (いや…まだよ!まだ希の本題ってのが、真姫ちゃんのはn)


希 「真姫ちゃんのことなんだけど~」


にこ (真姫ちゃんのことだったに~~こ~~)チーン


絵里 (予想通りね…さてと…長くなることは分かってるし)


絵里 (にこには悪いけど、エリチカお家に帰らせていただくわ!)コソコソ


ガシッ


絵里 「!!!」ビクッ


希 「絵里ち?どこ行くの?」ニコニコ


絵里 「あ…あはは…いや~そのね…穂乃果達が…ね…生徒会が、忙しいって言ってたし…手伝いにいこうかな~と」ダラダラ


希 「そうなんだ~」


絵里 「そ…そうよ…」ダラダラ


希 「あぁ~でも昼休みにことりちゃんと廊下で会ったんだけど、すごく機嫌が良かったんよ!」


絵里 「へぇー」ダラダラ


希 「うちね~ことりちゃんに何で機嫌良いの?って聞いたら…何て答えたと思う?」


絵里 「な、なんて答えたのかしらね?」ダラダラ


希 「今日は放課後、練習も生徒会も無いから久しぶりに海未ちゃんと穂乃果ちゃん…三人でショッピングするんやって」


絵里 「…」チーン


希 「絵里ちが言ってる…手伝いって…本当に今日なの?」ジッ


絵里(マ、マズイは…完全に逃げ道がなくなったわ)


希 「…」ニコニコ


絵里 (逆に希の笑顔が怖い…物凄く怖いわ!…助けて…にこ!)チラッ


にこ (こうなったら絵里も道連れよ!)ニコッ


絵里 (あぁぁぁぁ~あのにこの笑顔は、完全に私も巻き込むつもりじゃない!)キッ


にこ (睨んだって助けないわよ!にこだけが辱めを受けるくらいなら、あんたも巻き込むに決まってるじゃない)


絵里 (クゥゥゥゥゥ…逃げ道もない…助けもこない…もぅ諦めるしかないわね)ガクッ


にこ (堕ちたニコ)ニコッ


希 「…」ニコニコ


絵里 「そうだったわ…」


希 「何が?」


絵里 「生徒会の仕事を手伝うのは、来週の話だったわ」


希 「ってことは、放課後…予定ないよね?」


絵里 「えぇ…ないわ」


絵里 (ハァ~我ながら賢い言い訳が、出来なかったわ)


希 「じゃあ…絵里ちにも、うちの相談聞いて欲しいんやけど!」


絵里 「分かったわ…ここで聞くって事で、良いのかしら?」


希 「うん!」


絵里 (相談って…あれよね!話を聞いてアドバイスするってことよね)


絵里 (それだけなのに、何でこんなに私達は構えてるのかしら?)


絵里 (普通の相談なら私達だって、親友の希の話だもの…無下にしないんだけど…)


絵里 (微かな記憶を辿れば…最初の方は、まともな相談だった気がするわ)


絵里 (おかしくなったのは…)


絵里 (考えるのをやめましょう…今は考えるより祈るのが、正解ね)


絵里 (どうか、神様…いらっしゃるなら希の相談がまともなものでありますように…)ムムム


絵里 (明日から、賢い可愛いエリチカになるよぅに努力しますので…どうかどうか…お願いします)カシコミカシコミ


にこ (メッチャ祈ってるわね…気持ちは分からくもないけど…本人の前で、あからさまに祈ってると、なんか変な宗教みたいよ)


にこ (でも…にこと絵里…二人で希の相談聞いたのはいつ以来かしら?)ウ~ン


にこ (…)


にこ (!!!)ピコーン


にこ (思い出した思い出した!) 


にこ (なるほどね…もぅそんなに月日が流れたのね)


にこ (早いわ…)チラッ


にこ (絵里…あんたには悪いけど…その祈りは)


にこ (絶対に神様には届かないわ!にこが断言してあげる)


にこ (何たって今日は…)




~~~~~~~~~




希の家に向かう途中


絵里 「そうだったわね…完全に忘れてたわ…」シュン


にこ 「大体…にこと絵里二人に相談を持ちかけて来るのが、異常なのよ!」


絵里 「今回も…あれ…やらされるのかしら?」


にこ 「考えたくないけど…やるんじゃない…」


絵里 「ハァ…今から急用が出来て逃げるのって、ありかしら?」


にこ 「後が怖いからやめることを、オススメするわ…親友として警告くらいは、してあげる」


絵里 「そうよね…出来るわけないわよ…そんなこと…」


にこ 「もぅすぐ…付くわよ…希の家に…」


絵里 「そうね…」


にこ 「ねぇ…絵里…」


絵里 「なにかしら?良い逃げる案でも、見つかったの?」


にこ 「全然ないわ…」


絵里 「そぅ…」


にこ 「…」


絵里 「…」


にこ 「一つ確認してもいい?」


絵里 「なによ…」


にこ 「これは…浮気じゃないわよね?」


絵里 「…」


にこ 「何とか言いなさいよ!ねぇ、これって浮気じゃないわよね???」


絵里 「大丈夫よ…浮気じゃないわ…」


絵里 「それは…分かってる…分かってるんだけど…ね」ポロポロ


にこ 「絵里…」


絵里 「分かってるのよ…本当に…頭では、分かってるんだけど…でもね…ダメなの」


絵里 「理解していても…感情が、いうこと聞いてくれないのよ…親友の…希の頼みだっていうのに…」


絵里 「いやなの…私以外がにこに、あんなことやこんなことするのが…許せないの…例え演技だとしても…」


にこ 「大丈夫よ」ギュ


絵里 「ヒック…ウゥゥ」


にこ 「にこは、何処にもいかない…ちゃんと帰ってくるニコ」


にこ 「絵里の元に、だから…少しだけ…ほんの少しだけ離れるだけ」


絵里 「それでも…嫌なの…希に盗られたみたいで…私…私は…」


にこ 「あぁぁぁ…もぅ…うるさいわね!」


にこ 「にこはね!絵里の事が、大好きなの…あんただけが、そう思っていると思ったら大間違いよ!」


絵里 「えっ…」


にこ 「にこもね…絵里が希にしている時に、すごく嫉妬して狂いそうになってるんだから!」


絵里 「にこ…」


にこ 「…」


にこ 「ちょっと絵里…屈みなさい!」


絵里 「こうかしら?」


にこ 「えぇ…そうよ!」チュッ


絵里 「えっ…///」


にこ 「不安なんでしょ///」


にこ 「前払いうよ!前払い///これで少しは、にこの事信じられた?///」


絵里 「えっ…えぇ…ありがとう…にこ///」


絵里 「にこ…好きよ///」


にこ 「私も、好きなんだから///」


絵里 「さぁ…行きましょうか…///」


にこ 「えぇ…そうね///」




~~~~~~~~~




希の家


にこ 「…」


絵里 「…」


希 「…」ソワソワ


にこ (あぁ…希が、メッチャソワソワしてるわね…)


絵里 (そうね…時間もないし…こっちの都合で始めちゃっていいのかしら?)


にこ (いいんじゃない?流石に希から言ったら、狂言にしか聞こえないし)


絵里 (それもそうね…じゃぁ…じゃんけんで先攻後攻決めましょう…)


にこ (どっちでもいいわよ!なんなら…にこが先行でも…)


絵里 (前回、にこが先攻だったから…私が行くわ)


にこ (絵里…)


絵里 (気にしないで…私とにこは二人で一つよ!)


絵里 (運命共同体なんだから…気にしちゃ駄目よ)


にこ (分かったわ…頼むわよ!絵里)


絵里 (えぇ…)




~~~~~~~~~










この後…メチャクチャ、にこと絵里は希虐めた!










~~~~~~~~~


















希 「グズグズ…ヒュク…ウゥゥ」ビクンビクン


にこ 「どぅ?希…自分の立場を、理解したかしら?」


絵里 「あはは…無様ね!」


にこ 「どうしたの?泣いて?にこ達何か悲しい事、したかしら?」


希 「ウッ…ウゥ…」


にこ 「泣いてちゃ~分かんないわよ?」


絵里 「にこの言う通りよ!お口が、ちゃんとあるんだからしゃべらないと…ね」


にこ 「ねぇ!希!!!…答えなさい!」バシンバシン


希 「アッ…アァァァ…何もされてません…悲しい事なんか…されてません」ポロポロ


にこ 「そうよね?ちなみに、これはいじめじゃなくて愛のムチよ!そうよね?」


希 「は、はい…そうです…」


にこ 「じゃあ…絵里にも、やってもらおうかしら?」


希 「えっ…絵里ち…」サァー


絵里 「どうしたの?顔色が悪いわよ!もしかして…嫌なの?」


希 「そ…それは…」ウツムキ


にこ 「そんなわけないよね~希~絵里の愛のムチ受けたいわよね?」


希 「ウゥゥゥ」


ヒュンヒュンヒュン


希 「ヒッ」ビクッ


絵里 「私の愛のムチ…」


絵里 「受 け た い わ よ ね ?」


希 「…」


希 「…」ポロポロ


希 「受け…たいです…」


絵里 「無理に受けなくてもいいのよ?」ヒュンヒュン


希 「絵里ちの愛のムチを、私に下さい…お願いします…」ツゥー


絵里 「お願いされちゃぁ…しょうがないわね」


にこ 「そうね!今日一番の、愛のムチをお願いするニコ!」


希 「あはは…」


絵里 「希も、笑ってくれるなんて嬉しいわ…気合が入るわね」


にこ 「昇天して気絶する希を、見てみたいな~」


絵里 「任せなさい!やってやるわ」


にこ 「頼もしいニコ!」


絵里 「一発で決めるわ!」


希 「ゥゥゥゥ…」


にこ 「…」ニコニコ


絵里 「ハアァァァァァァァァ」スッ







バアァァァァァァァァァァン




にこ 「!!!」


絵里 「!!!」


希 「!!!」





真姫 「待たせたわね!希!!!」


希 「真姫…ちゃん…?」ポロポロ


にこ 「来たわね!真姫ちゃん…そんな簡単に希を奪えるかしら」


真姫 「この天才真姫ちゃんにかかれば簡単よ!」


にこ 「どうかしら?」


真姫 「行くわ!にこちゃん!」


にこ 「かかって来なさい!」


真姫 「ハァッ」ドカッ


にこ 「にこ~~~」バタッ


真姫 「口ほどにもないわね!」


絵里 「今度は私が相手よ!」


真姫 「連戦はきついけど…」チラッ


希 「真姫…ちゃん」グズグズ


真姫 「希の為に…必ず倒すわ!!!」クワッ


絵里 「私はにこより甘くないわよ?」


絵里 「手加減…無用」ヒュンヒュン


真姫 「武器なんてずるいわよ!絵里!」


絵里 「何とでもいいなさい!勝てばいいのよ!勝てば!」


真姫 「クッ…でも…私は負けない」シュ


絵里 「遅いわ」ヒュン」


真姫 「遅いのは、どっちかしら?」スッ


絵里 「避けられた!」


真姫 「終わりよ」ドカッ


絵里 「チ……カ…」ドサッ


真姫 「フゥ…強敵だったわ!」


ダキッ


真姫 「!!!」


希 「恐かったよ…」ウゥゥ


真姫 「希!もぅ私が来たから大丈夫よ!…さぁ私の家にいきましょう?」


希 「うん」


にこ 「…」


絵里 「…」


真姫 「私の希に、手を出した罰よ!」


希 「真姫ちゃんカッコエェな~///」


真姫 「当然よ!希の為なら、どこにいたって助けにいくわ///」


希 「ふふふ…大好き」


真姫 「私もよ!」チュッ


希 「///」プシュー


真姫 「ハッピーエンドね!///」










~~~~~~~~~






















三十分後


絵里 「これで、片づけは良しっと!」


にこ 「そうね!次はっと…」パサッ


絵里 「真姫の家で、夕食ね!」


にこ 「毎回思うんだけど…真姫ちゃんと希の記念日に、なんでこれやらされるのかしら?」


絵里 「さぁ?私も、分からないわ」


にこ 「謎ね…」


絵里 (どうせ、希のことだし)


にこ (にこ達の事を、考えてくれているんでしょうね)


絵里 (にこって、いつもはグイグイくるのに、恋愛になると奥手だし)


にこ (絵里って、弱いくせに見栄を張って、全然そんな素振りみせないし)


絵里 (キスしたのも…確か…前回の真姫と希の記念日以来かしら?)


にこ (あんなに弱ってる絵里を見たのは、前回の真姫ちゃんと希の記念日ね…しかも、タイミングも同じ希の家の前…)


絵里 (きっかけを、作ってありがとう…希…私達も自分たちで、進まないとね)


にこ (絵里の知らない面を、見れてなんだかんだで、助かってるのよね)


絵里 「そろそろ時間ね!行きましょう…にこ」ギュッ


にこ 「えぇ…そうね!」ギュッ










~~~~~~~~~




その頃…のぞまき


希 「今頃、にこっちと絵里ちもイチャイチャしてるんかな?」


真姫 「心配しなくても大丈夫よ!」


希 「そうやね!」


真姫 「にこちゃんは、あぁ見えて恋愛には奥手だし」


希 「絵里ちは、弱いくせに見栄張っちゃうし」


真姫 「サポートするのは大変だけど…」


希 「絵里ちにも」


真姫 「にこちゃんのも」


希/真姫 「幸せになってほしいもんね!!!」




終わり


後書き

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