2016-05-03 22:43:32 更新

前書き

ドラえもんのSSです
素人ですが暖かい目で見てください・・・



のび太「どうして?」


スネ夫「どうやらジャイアンが飼い猫の首輪を盗んで、それがトラブルになってお金を請求されて、それを払うため家ごと売ることになったらしい」


しずか「そんな大金を?!」


スネ夫「いや、それだけじゃなく、どうやら噂が広まって店に客がパッタリ来なくなってどちらにせよ営業できなくなったらしい」


のび太「そんな・・・」


しずか「自業自得だとは思うけどそこまで大事になるなんて」


のび太「最近学校に来てなかったけどインフルエンザこじらせたっていってたけど時期でもないのにおかしいと思ったら・・・」


スネ夫「あっ、ジャイアンだ!」


ジャイアン「!!」ダッ


のび太「ジャイアン逃げないでよ!聞いたよ!ちゃんと説明してよ!」


ジャイアン「うっ・・・」


スネ夫「まさか僕たちに何も言わずに黙って去るつもりだったの?!」


しずか「私たちお友達でしょう?そんなのひどいわ!」


ジャイアン「みんな・・・」


のび太「ドラえもんに頼んでなんとかしてもらうから!」


ジャイアン「そんなこと言ったって無理にきまってるだろ!」


のび太「僕にいい考えがある!」


のび太の家


ドラえもん「馬鹿なこと言うな!」


ジャイアン「そこをなんとかしてくれよドラえもん!!この通りだ!!」


ドラえもん「タイムマシンで過去に戻ってジャイアンに罪を止めさせるなんて実にくだらない!」


のび太「でもこのままじゃジャイアンが・・・」


ドラえもん「ハッキリ言ってそれは無理な話だ」


スネ夫「なんでさ!ただタイムマシンで過去に戻るだけの話じゃないか」


しずか「そうよ、やってしまったことは悪いことだけどこのままじゃたけしさんの家族もかわいそうだわ」


ドラえもん「そもそもなんで猫の首輪くらいでそんなことに?」


ジャイアン「それは・・・」


回想


ジャイアンの家


ピンポ-ン


ジャイアンの母ちゃん「ん?今日は誰も訪ねてくる予定もないし定休日なのに誰かね・・・」


ガラガラ


母ちゃん「あら、すみません本日は定休日で営業はしてないんです」


謎の女性「突然すみません、お店ではなくお宅に用事がって」


母ちゃん「?」


謎の女性「お宅に猫の首輪ありますよね」


母ちゃん「いや、うちでは猫の首輪は扱ってませんが・・・」


謎の女性「そうではなく、私の飼ってる猫の首輪です」


母ちゃん「落し物ですか?いや、うちにはそのようなものは・・・」


謎の女性「とぼけないで、発信機がここを示してるの、それに落としたんじゃなく盗まれたんです!」


母ちゃん「まさかそんな・・・」


謎の女性「心当たりなさそうですね、ご家族の方は?」


母ちゃん「待ってください、うちの家族にそんなことをするような人は生憎おりません、そしてその発信機も位置がズレてるとかじゃないんですか?」


謎の女性「最新鋭の発信機です、間違いありません」


母ちゃん「そもそも名前も名乗らず突然押しかけて盗んだだの発信機だの失礼です」


謎の女性「それは申し訳ありません、私は高田ヤスコと申します」


母ちゃん「それで、その首輪はどこでなくされたんです?」


ヤスコ「目を離した隙に飼い猫のピューレがいなくなってしまって、戻ってきた時はなくなっていたんです、それになくしてない、盗まれたんです、人が手を加えないとハズレないようになっているんです」


母ちゃん「そんな・・・」


ジャイアン「ただいまー、ん?母ちゃんの知り合いか?」


母ちゃん「おかえり、たけしあんたこの人のペットの首輪知らないかい?」


ジャイアン「えっ、いや猫の首輪なんて知らねえよ」


ヤスコ「なんでペットとしか言ってないのに猫の首輪ってわかったの?」


ジャイアン「え、そんなの首輪つけるペットといったら猫しか・・・」


ヤスコ「犬も首輪つけるわよ?あなたの家犬飼ってますよね、なのにも関わらず猫の首輪と言うのはおかしい、あなた私の猫の首輪とったわね?」


ジャイアン「うっ・・・」


母ちゃん「たけし!あんたとったのかい?」


ジャイアン「・・・ごめんなさい!」


母ちゃん「馬鹿なことしてくれたねぇ!はやく返しな!」


ジャイアン「うっ・・・それが・・・」


三分後


ヤスコ「これは・・・ひどい・・・」


ジャイアン「・・・」


ヤスコ「とったあと野球しに行ったらスライディングしたときポケットから落としてそのまま巻き込んでこんなにボロボロにしたってふざけないで!」


ジャイアン「ごめんなさい・・・」


母ちゃん「ごめんなさいじゃないだろ!申し訳ございませんだろこのバカ息子!申し訳ございません!弁償しますので」


ジャイアン「・・・」


ヤスコ「弁償?バカじゃないの?これ2000万よ、あなたに払えるの?!」


母ちゃん「に、2000万?!」


ヤスコ「そうよ!ピューレは私の祖父が溺愛してた猫で、そのためにイタリアの有名デザイナーに頼んで作っていただいた世界に一つしかないものなの!」


母ちゃん「そんな・・・」


ヤスコ「それに祖父はそれをプレゼントして半年後に病で亡くなったの、つまりそれは世界に一つしかない祖父からのピューレへの最後のプレゼントなの!」


母ちゃん「でもそんなものつけて目を離すなんて!」


ヤスコ「はぁ?!まさか猫の首輪が盗まれんなんて思わないわよ!盗人の親が偉そうに言い訳がましいわよ!」


ジャイアン「まってくれよ!悪いのは俺だ、母ちゃんのことは・・・」


ヤスコ「窃盗犯は黙りなさい!とにかく弁償はしてもらうわ、すぐに弁護士に頼んで書類を作らせるから1週間以内に明細が行くはずよ」


母ちゃん「そんな、待ってください!」


ヤスコ「なによ、この後に及んで待ってくださいですって?素直に最後まで謝罪の姿勢見せたなら情状酌量の余地はあったけどそれも見えなかった、よってあなた方の言い訳は聞くつもりはありません、それでは後日改めて今度はお呼び立て致しますのでそのおつもりで」


母ちゃん「・・・はい」


ザワザワ


町人「なんだなんだ・・・」


町人「剛田さんとこ・・・」


ヤスコ「騒がしくなったわね、でも自業自得よ、それではまた」


回想おわり


ドラえもん「馬鹿だなぁ、それで結局どうなったんだ?」


ジャイアン「そのあと、弁護士からなんか来て、母ちゃんとふたりで弁護士のところに行ったんだ」


のび太「それで、2千万払うことになったの?」


ジャイアン「それがよ、商品価値?ってやつを考えて結局2500万払わないといけなくなっちまったんだ」


しずか「そんな・・・」


スネ夫「これ聞いてもなんとかしてあげないのか!」


ドラえもん「なんとかできるもんならしてやりたいさ」


のび太「どういうこと?」


ドラえもん「未来の法律で過去の世界で罪を消すことは重罪なんだ」


しずか「でも、たけしさんは未来の人間ではないわ」


ドラえもん「未来の法律でもタイムトラベルに関する法律は過去の世界の時間移動が可能な人間にも適用されるんだ」


スネ夫「でもバレなければ・・・」


ドラえもん「未来の警察には時間犯罪対策課という部署があって、過去の犯罪の情報を全て管理しているんだ」


スネ夫「でも、逮捕されたわけじゃないよ?」


ドラえもん「それは関係ないんだ、未来では犯罪の定義が厳しく、例えば今回の件も猫の首輪を盗んだ時点で未来の犯罪データベースに軽量犯罪として記録されるんだ」


のび太「どうしてバレるの?!」


ドラえもん「未来では全自動でロボットが過去の時代の犯罪行動を監視しているんだ。ジャイアンが猫を捕まえた時点で全方位監視衛生で録画されるんだ」


のび太「そうなんだ」


ドラえもん「そして、過去の時代に行ってその時間5分前の時点でその場所に行ったら未来の世界に警告が行って、罪を消す行為が確認された時点で捕まってしまうんだ」


しずか「捕まったらどうなるの?」


ドラえもん「罪をなかったことにするという行為は未来では殺人、放火以上に重いんだ、そしてそこに年齢の定義はなく例外なく執行猶予なしの終身刑もしくは死刑になる」


のび太「そんな!」


ドラえもん「だから、やめといたほうがいい」


ジャイアン「わかったよ・・・」


しずか「このままたけしさんとお別れなの?」


スネ夫「うわぁぁぁんそんなのやだよー!!」


のび太「他に方法はないの?」


ドラえもん「あきらめるんだ」


ジャイアン「・・・」


その夜 のび太の家


のび太「ジャイアン、このままお別れなのかなぁ」


ドラえもん「やってしまったことは仕方ないさ、こればっかりはどうしようもない」


のび太「そんな・・・」


ジャイアンの家


ジャイアン(とんでもねぇことしてしまったな・・・どうしよう、俺はどうするべきなんだ)


次の日の夜


裏山


ドラえもん「ジャイアン、どうしたんだこんな夜遅くにのび太くんたちに内緒で呼び出して」


ジャイアン「ドラえもん、もし、もしもだ、俺が勝手に過去に行って罪をなかったことにしたらどうなる?」


ドラえもん「おい、まさか馬鹿な真似はよせ!」


ジャイアン「でも、このままじゃ母ちゃんたちに迷惑かかっちまう」


ドラえもん「たしかに、昨日はあえて言わなかったがジャイアンがひとりで勝手に過去にいってタイムマシンは盗まれたことにすれば僕らは何の罪にも問われず、ジャイアンだけが捕まる」


ジャイアン「やっぱりそうか」


ドラえもん「あぁ、だってそんなことはバレっこないからね」


ジャイアン「そしたら俺だけ捕まって、みんなは無事で、家族も助かるんだな!」


ドラえもん「ただし、君の存在はなかったことにされる」


ジャイアン「!」


ドラえもん「世界から君の思い出や君が生きた証は全て消されるんだ」


ジャイアン「なんだって・・・」


ドラえもん「罪をなかったことにするということは、それだけ重いんだ」


ジャイアン「そうなのか・・・」


ドラえもん「タイムマシンの持ち主である僕も事情聴取が終わった後すぐにジャイアンに関する記憶や記録は消されてしまう」


ジャイアン「俺が今まで生きた証もこれからの未来も全て消えるんだな・・・」


ドラえもん「あぁ」


ジャイアン「・・・俺はそれでも構わない」


ドラえもん「!」


ジャイアン「全て俺の責任だ・・・」


ドラえもん「わかった・・・」


ジャイアン「今まで散策迷惑かけてごめんな」


ドラえもん「いいんだ。僕は止めないよ、君が決めたことなんだから、それで責任をどうとるかは君の自由だ」


ジャイアン「ありがとう」


ドラえもん「しかし君も馬鹿なことをしたね」


ジャイアン「こんなことになるなんてな」


ドラえもん「はっきり言って因果応報だ、君は今まで力の強さを武器にまるで独裁者のようにいろんな人から物を奪ってきた。その天罰だ」


ジャイアン「最後なのに言ってくれるじゃねえか・・・」


ドラえもん「それで、どうするんだ?いつ決行するつもりだ?」


ジャイアン「今からだ」


ドラえもん「明日、最後に別れ前のひとときを楽しんでもいいんだぞ」


ジャイアン「そうしたいの山々だけどよ、そんなことしたら別れが惜しくなっちまう」


ドラえもん「わかった、それじゃあまたね」


ジャイアン「あぁ、いろいろとすまねぇ」


ジャイアンが首輪を盗む5分前の世界


ジャイアン「いた・・・よし、あと5分・・・」ゴクッ


5分後


ジャイアン「きた・・・おい!過去の俺!やめろ!!」


過去ジャイアン「なっ!俺?!なんで・・・」


ジャイアン「おまえがそれを盗んだことで、俺のいる数日後の未来では大変なことになってんだ!」


過去ジャイアン「なんだって!」


???「そこまでだ!」


ジャイアン「来たか」


パト「タイムパトロールだ!剛田武、貴様を時間一級改竄の現行犯で逮捕する!」


ジャイアン「はい・・・」


過去ジャイアン「お、おいこれは・・・」ドサッ


ジャイアン「過去の俺を眠らせたのか・・・」


パト「おまえこの道具を見たことないのか?」


ジャイアン「それはわすれろ草!そうか今俺に会ったことを忘れさせ・・・」


パト「よく周りを見てみろ」


ジャイアン「これは・・・時間が止まってる・・・?」


パト「残念だが君に時間を変えることはできない」


ジャイアン「えっ・・・?」


パト「罪を消すなんて不可能な話なんだ、未来の監視がある限り、犯した罪を消そうとしても無駄なことなのさ」


ジャイアン「そ、そんな・・・」


パト「しかし君はそんなことも知らず最悪の犯罪者になってしまった」


ジャイアン「なっなんで・・・」


パト「まぁ私たちから君に話すことは何もない、あまり多くを語っても君の運命を決めるのは私たちではないからな」ガチャッ


ジャイアン「!!こ、殺すのかここで・・・」


パシュッ


ジャイアン「うっ・・・あ、あれ・・・ここは・・・」


パト「君の見覚えのある場所だろう?」


ジャイアン「裏山の展望台!なんで・・・」


パト「君はそこで最後を迎えるんだ」


ジャイアン「えっ、あれおまわりさん声しか聞こえねえ・・・」


パト「君は過去のその場所に転送され、私は未来の警察署から音声だけを送っている」


ジャイアン「俺はここで殺されるのか?」


パト「そのとおりだよ」


ジャイアン「くっくそ、そんなの!逃げ切って・・・」ドンッ


ジャイアン「いてえ!」


パト「君はそこから半径1メートルの範囲しか動くことはできない、そしてその場所だけは同じ次元に違う空間を重ねているだけだから君はそこから出ることはできない」


ジャイアン「そ、そんな・・・」


パト「私との会話はここで終わりだ、あとは処刑人がそこに来て君を処刑する、そして君は殺されてからその空間から出ることができ、その場所で死体として発見されるんだ」


ジャイアン「お、おい!まてよ!おい!かあちゃんは!ジャイ子は!」


パト「君の事情は一切関知しない、君は時間を改竄した時点で一切の人権を失ったのだからね、それでは残りわずかの時間自分の住んだ街を眺めて思い出に浸るんだな」プツッ


ジャイアン「おい!おい!!そ・・・そんな俺・・・なんで・・・話がちが・・・」


???「ジャイアン」


ジャイアン「!!!!ドラえもん!!」


ドラえもん「君は実に単純で助かったよ」


ジャイアン「俺を騙したのか!!てめえ!!」ドンッ


ジャイアン「なっ、くそっ、壁が!」


ドラえもん「僕もこのみんながいる世界とは違う空間にいる、君と同じさ、ただ僕は君が死ぬまで好きに出入りできるんだけどね」


ジャイアン「ど、どういうことだ・・・」


ドラえもん「馬鹿だなぁ、まぁ君は僕に触れることはできないし辿り着くこともできないんだよ」


ジャイアン「な、なんで騙したんだ・・・」


ドラえもん「のび太くんの未来に君と君の家族は邪魔だったんだ」


ジャイアン「・・・?」


ドラえもん「のび太くんは僕がこの世界に来た時点からしずかちゃんと結ばれることが決まっていたんだ」


ジャイアン「なっ・・・なに?」


ドラえもん「僕が来なければのび太くんはジャイ子と結婚させられてしまう予定だった」


ジャイアン「な、なんだって・・・」


ドラえもん「それも君のせいでね・・・」


ジャイアン「そんなわけないだろ!」


ドラえもん「そんなわけがあるから僕はここに来た、ジャイ子は僕の来なかった未来では漫画家として夢を追いかけていたが、一人暮らしをしてたから働かないといけなくて両立がうまくいってなかった、そんなとき君が僕が来ず気が弱いまんまだったのび太を無理矢理ジャイ子と結婚させた、ジャイ子はのび太くんに好意を元々持っていたこともあり嫌がらなかったが、のび太くんは嫌がった、けれど言い出せなかった」


ジャイアン「そうなのか・・・」


ドラえもん「そしてのび太くんはあるとき成功して会社を建てた、しかしジャイ子は漫画家としては全く芽が出ないでのび太くんの稼いだ金を湯水のように使っていた」


ジャイアン「!!」


ドラえもん「ろくに家事もせず、ダラダラブクブク太っていき、のび太くんはストレスで鬱を患い、そんなとき、ジャイ子が子供たちと何を考えたか会社の屋上に構えていた居住スペースのベランダで花火をして会社を焼いてしまった」


ジャイアン「うそだ!!うそだ!!」


ドラえもん「黙れ!嘘じゃない!そしてのび太くんはその全責任を負わされ億で済まされないほどの借金を抱え、それは子孫にも続いてしまったんだ」


ジャイアン「で、でもそれが事実だとして、ドラえもんが来たならのび太はしずかちゃんと結婚して、それで!それでいいじゃんか!」


ドラえもん「それじゃ僕が君を殺す理由を話そう、君はのび太くんに借金の保証人を頼んだ、優しいのび太くんはそれを受けたんだ」


ジャイアン「な、なんでそんな」


ドラえもん「未来で君の実家はコンビニになって、そこそこ成功したんだ、ろくに経営も知らない君は店舗拡大の資金を銀行に借りようとするも融資してもらえず闇金に手を出したんだ」


ジャイアン「それで保証人になったから不幸になっちまったのかよ!」


ドラえもん「君は実に頭が悪い、人の話は最後まで聞こうね」


ドラえもん「君は店舗拡大に失敗、しかし借金を保証人に全て押し付けて君は行方をくらました」


ドラえもん「その結果1億近い借金はのび太くんに押し付けられ、当然平凡なサラリーマンののび太くんに闇金で借りた利息がものすごい速度でふくらむ借金なんて返せず、しずかちゃんに息子を譲って離婚し、そして自殺した」


ジャイアン「そ、そんな・・・」


ドラえもん「だから君は邪魔なんだ」


ジャイアン「お、おれ絶対そんなこと未来でしない!だから許してくれ!」


ドラえもん「馬鹿か?君は時間を変えた時点で死ぬ運命なんだ」


ジャイアン「そんなの・・・そんなのって・・・」


ドラえもん「ちなみになぜあんな嘘をついたかというと、君がただ単にいなくなった未来では君のお母さんとジャイ子はなにかしらの形でのび太くんを不幸に導くことがわかったからだ」


ジャイアン「!」


ドラえもん「君の家族はのび太くんにとって邪魔どころか疫病神でしかないんだ、この街から君たちが消えることでのび太くんは幸せになれる・・・」


ジャイアン「くそおおおおお!!」


ドラえもん「最後にひとついいことを教えてやろう」


ジャイアン「なんだ・・・なっ!」


???「こんばんわっ」


ジャイアン「あ、あんたは猫の飼い主の!」


ヤスコ「高野ヤスコです」


ドラえもん「ふふふ」


ジャイアン「こ、これは・・・グルだったのか・・・」


ドラえもん「今の話聞いたら普通にわかるでしょ?本当に君は馬鹿だなぁ」


ジャイアン「そ、そ、そん・・・」


ドラえもん「それじゃ、もう君に用はないから殺すね」スチャッ


ジャイアン「え、な、なんでドラえもんが・・・」ガタガタジョボ-


ドラえもん「おもらしなんて、ガキ大将のくせにだらしないねぇ・・・君の処刑人は僕だ」


ジャイアン「!!!!」


ドラえもん「時間を変える行為はね、その被害者が本当は処刑人になるんだ、つまり本来高野さんが処刑人、だけど処刑人の権利は譲渡できる、つまり僕が高野さんから処刑の権利を譲り受けた」


高野「そゆこと、悪く思わないでね!セワシさんのためよ」


ドラえもん「君みたいなやつは死んで当然・・・」


ジャイアン「やっやめ・・・」


ドラえもん「さようなら、剛田武」


バンッ


ジャイアン「ぎゃあああ!」


ドラえもん「ふふ、手元が狂って左足に当てちゃった」


バンッ


ジャイアン「うがあああああ!!」


ドラえもん「右手」


バンッ


ジャイアン「はぁっ・・・はぁっ・・・」


ドラえもん「右足・・・もう虫の息か、声出さないとつまらないな、終わりにしよう」


バンッ


数日後


のび太ママ「この度は本当になんと申し上げたらいいか・・・たけしさんには本当に仲良くしていただいて・・・」


母ちゃん「こちらこそのび太のような心優しくて友達想いな友達がいてたけしも幸せ者です・・・」


のび太の家


のび太「ジャイアンを殺した犯人、手がかりも全くなくて捜査が進んでないらしいよ」


ドラえもん「そうなんだ・・・でもジャイアンの分まで幸せな未来を歩むんだよ」


のび太「えっ?う、うん!ばかにあっさりしてるなぁ」


ドラえもん「そう?僕はいつだって君の味方だよ、君が幸せになるならなんだってしてやるさ、もちろん君も自分の力で頑張らなきゃいけないけどね」


のび太「うるさいなぁ、わかってるよ!いつもありがとうドラえもん!」


ドラえもん「うふふ、それじゃおやすみ」


のび太「おやすみ!」


ドラえもん(君の障害になる人間は全部消すからね、安心して大丈夫だよ・・・ふふふ)


おわり


このSSへの評価

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2023-12-28 16:00:49

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2022-02-20 17:01:56

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このSSへのコメント

5件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-02-13 14:30:24 ID: S:n3ab59

くそ

2: SS好きの名無しさん 2019-02-24 18:45:34 ID: S:KRpgkV

>>1
なに自己紹介してるの?

3: SS好きの名無しさん 2021-12-30 19:57:16 ID: S:8N_6Wb

ドラ怖い

4: SS好きの名無しさん 2022-03-13 17:48:21 ID: S:U6-wuS

ジャイアン死んじゃイヤん

5: SS好きの名無しさん 2022-11-19 14:26:30 ID: S:L45bV9

ヤンデレかな?


このSSへのオススメ

5件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2018-10-09 23:40:02 ID: Z13WnxZT

まあ、ハズレじゃないから暇つぶしにどうぞ

2: SS好きの名無しさん 2018-10-11 20:30:41 ID: kiC0AAyo

ヤンデレに近いドラえもん
4~5分で読めるから暇なときにオススメ

3: SS好きの名無しさん 2019-02-13 14:30:33 ID: S:hxbOyK

くそ

4: SS好きの名無しさん 2019-07-28 12:45:02 ID: S:69PevW

結構話がしっかりしてる。

5: SS好きの名無しさん 2021-12-30 19:58:07 ID: S:_NcaRn

怖いです
ドラって殺しすんのかよ


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