2016-06-20 20:22:53 更新

概要

絵里ちはBARのマスターも似合うと思うの


ラブライブが終わり、μ'sは皆卒業して行った。


μ'sのライブは伝説的な功績を音ノ木坂学院に残した。それは不朽のシンボルとして語り継げられている。


今でも音ノ木坂学院では、μ'sを見本とするスクールアイドルが活躍している。





絵里「そして私は呑兵衛でBARのマスターになった。」

絵里「うわあああんお客さんが来ないいいい!!!」



音ノ木坂学院卒業後 絢瀬絵里は音ノ木坂グランドホテルにて8年の修行の後 念願の自分の店「BAR девять 」を開いていた。


絵里「絶対これ店を構える位置失敗だわ。秋葉にしたのは良いけど路地裏のさらに奥だもの。」

絵里「そりゃなかなかお客さんも来ないわぁ・・・。」

絵里「うわあああん暇チカアアアア」

カランカラン

絵里「あっ、いらっしゃいま・・・あっ!」






穂乃果「やっほー絵里ちゃん!久しぶり!」




絵里「穂乃果あああああ!!」ダキッ

穂乃果「わふっ、い、いきなりだね絵里ちゃん・・・」

絵里「凄い久しぶりじゃない!いつ日本に帰ってきてたの?」

穂乃果「ついさっきだよ!空港からそのまま来たんだぁ」

絵里「遠くからわざわざありがとう。コートは掛けとくわね。」

穂乃果「ありがとう。寒いねえ日本も」

絵里「今度はどこにいたの?」

穂乃果「んーとねぇ・・・」




絵里「それにしても、世界を股に掛けるシンガー高坂穂乃果がよく秋葉に来れたわね。」

穂乃果「何か嫌味みたいだよ絵里ちゃん。」

穂乃果「大丈夫!変装はバッチリだよ!」


サングラス マスク 帽子 パーカー


絵里「・・・何で気付けたのかしら私」

穂乃果「あはは・・・」

絵里「あら、ごめんなさいね。久しぶりの穂乃果が懐かしくてメニューも渡し忘れちゃってたわね。はい。」

穂乃果「その気持ち分かるよー。あ、ありがとう」

絵里「ご注文は?」

穂乃果「・・・実はね絵里ちゃん」

絵里「?」

穂乃果「穂乃果めっちゃお酒弱いんだ」

絵里「あら?そうなの?」

穂乃果「でも大丈夫!仕事とかの付き合いで飲んでるから!お酒全然分かんないけど頼めるよ!スピリタスください!」

絵里「落ち着いて穂乃果。それはもはや消毒液よ」

穂乃果「!?」

絵里「でもそれじゃしょうがないわね。私が決めていい?」

穂乃果「もちろん!美味しいのお願いします!」

絵里「言われなくてもそれはBARのマスターの役目でもあるのよ!エリーチカに任せなさい。」





絵里「はいどうぞ」

穂乃果「わーいありがとう!・・・?」

穂乃果「これただのオレンジジュースじゃないの!?馬鹿にしないでよ〜!」

絵里「ふふふ。ホントはお客さんに出してから手を加えるなんてご法度なんだけどね・・・」スッ

穂乃果「わぁ・・・!綺麗・・・!朝日みたいだ!」

絵里「これはテキーラ・サンライズって言うの。今入れたのはザクロのシロップで、グレナディンシロップって言うのよ。」

穂乃果「サンライズ・・・!このカクテルにピッタリの名前だね!」

穂乃果「いただきまぁす!」


穂乃果「うまぁい!」

絵里「ふふ。まるでおじさんね。」

穂乃果「絵里ちゃんすごいよ!お酒弱い穂乃果でもスイスイ飲めるよ!」

絵里「まあ元々そんなに度数高くないからね・・・。」






穂乃果「そう言えば、どうして絵里ちゃんBARを始めたの?きっかけとかあるの?」

絵里「そうねぇ、これといった理由は無いわよ?お酒も結構好きだけどね。」

穂乃果「そうなの?てっきり何か特別な理由があるのかなって。」

絵里「まあ、なんとなく、やりたいから?」

穂乃果「おおう、なかなかふわっとしてるね。何の前知識とかも無しだったんでしょ?」

絵里「そりゃあね。強いて言うなら、人の話を聞くのが好きなのね私。」

穂乃果「何か意外だね。絵里ちゃんらしくないって感じ?」

絵里「馬鹿にしてる?(ニッコリ)」

穂乃果「ヒェッ!してません!(生徒会長時代の絵里ちゃんが見えた!)」

絵里「ふふふ。冗談よ。理由なんてそんな物よ。」

穂乃果「結構無謀だね・・・。」

絵里「あら、私達だって昔から無謀だったじゃない。」

穂乃果「え?・・・あぁ、そっか。」

穂乃果「そうだったね。あの頃は皆無謀だった。」

絵里「でも楽しかったわよね。」

穂乃果「全くだね。」

絵里「また皆で集まりたいわ。私の店じゃなくてもいい。皆とお話したいの。」

穂乃果「そう言えば、お店開店してからμ'sのメンバーって誰か来た?」

絵里「いいえ?開店準備に希が手伝ってくれたくらいね。まあ開店してまだ二ヶ月だからね。」

穂乃果「じゃあ絵里ちゃんがお店開店したって事知らないメンバーもいるの?」

絵里「そうね。いるかもね。」

穂乃果「皆に伝えておくよ。とてもおすすめの店があるって。マスターが変わった人だって。」

絵里「面白そうね。皆の驚く顔がみたいわ。」

穂乃果「そうだね。次は皆で来るよ!」

穂乃果「じゃあ、そろそろ帰るね。ご馳走様!絵里ちゃん!」

絵里「あら、慌ただしいわね。もう少しゆっくりしていけば良いのに?」

穂乃果「実はまだ仕事が残っててね・・・テヘ」

絵里「そういう所は相変わらずなのね・・・。」

穂乃果「ごめんね。次はもっとゆっくりしていくよ。」

絵里「ええ、ありがとう。何だか安心したわぁ。全然変わってなくて。」

穂乃果「褒められてるんだか貶されてんだか・・・(笑)」

絵里「(笑) 外まで送るわ。気を付けてね。」

穂乃果「うん!どうもありがとう!テキーラサングラス美味しかったよ!」

絵里「サンライズね!?ありがとう!また来てね!」

穂乃果「ご馳走様でしたー!」カランカラン






絵里「・・・ありがとね」


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