2016-05-17 20:24:56 更新

19話「日常の中にある、笑顔」

前回のあらすじ

界王様「前回、強欲の悪魔マンモンとの戦いで、酷くダメージを受けたココア達、だがそんな彼女達を守りたいと言うチノの想いが新たな力を目覚めさせ、マンモンを撃破。その後、ココア達は一時の休息を取ることになった。」

ココア「チノちゃん、大丈夫?」

チノ「はい、私の方は大丈夫ですが、リゼさん達の方が、急いで手当てしないと」

クロ「おーい、お前ら」

チノ「クロさん!」

チヤの祖母「お前達、まだ生きてるかい?」

ココア「チヤちゃんのおばあちゃんもいる」

ココア「おーい、こっちだよ〜。」

チヤ祖母「やれやれ、酷いやられ様だね。早く傷を見せな。」

ココア「みんな、ここで回復できますか?」

チヤ祖母「それは無理だね、何せみんな酷いダメージだ。ここで出来るのは、応急処置ぐらいだよ。」

ココア「そっか、まぁラビットハウスに戻れば、なんとかなりますよね?」

チヤ祖母「そうだけど、とりあえず早く傷見せな」

数分後・・・

チヤ祖母「よし、これで応急処置は完了だ。少しは動ける、ココアとチノちゃん達は、チヤ達をクロに乗せな」

チノ「分かりました。」

ココア「みんな、大丈夫?」

リゼ「まぁ、なんとか。」

シャロ「ダメージは、酷いけどね。」

チヤ祖母「よし、みんな乗ったね、それじゃクロ頼むよ」

クロ「了解だ、全員しっかり掴まってろよ!」

バサバサ

数十分後・・・

チヤ祖母「よし、着いたね、それじゃ部屋に運ぶよ。」

チリーン

青山「皆さん、大丈夫ですか?」

ココア「青山さん!」

青山「部屋に運ぶの手伝いますね。」

チヤ祖母「助かるよ」

二階部屋・・・

チヤ祖母「それじゃ、治療に入るよ。青山、あんたも手伝いな」

青山「了解です」

チヤ祖母「まず、回復の遅い部分の傷を治すよ。青山、ヒールクリームとアロエテープを取っておくれ」

青山「どうぞ」

チノ「その、クリームとテープは何ですか?」

チヤ祖母「こっちのクリームはヒールクリーム、傷を再生して治す働きをする。

こっちのテープは、アロエテープ、体の細胞を一時的に活性化させて、回復効果と再生効果を高める働きをする奴さ。」

チヤ祖母「これらで、あんた達の傷を治すよ。」

チヤ「おばあちゃん」

チヤ祖母「傷の手当て済んでも、まだまだあるからね。」

チヤ祖母「青山、薬草類は持ってあるよね?」

青山「はい、ありますが?」

チヤ祖母「ならよし、とっとと済ませて、準備するよ。」

青山「あ、なるほど分かりました。」

ココア「すごい、さっきまで酷い傷だったのが、治り始めてる。」

チノ「チヤさんのおばあさん、やっぱり凄いですね」

チヤ「ウフフ、ありがとう二人共。」

チヤ祖母「よし、傷の手当て、終わったから、次の段階に行くよ。」

リゼ「次の段階?」

チヤ祖母「そう、あんた達修行中まともに食事や休憩はしてたかい?」

チノ「いえ、ほとんど自分達でやって、ほとんど修行の1日でした。」

チヤ祖母「やっぱりかい、そりゃそんなに疲労が溜まってるて事かい」

チノ「私達、そんな疲れてませんが?」

チヤ祖母「あんた達が感じてなくても、私からみたら物凄い、疲れが溜まってるよ、あんた達。」

チノ「そうなんですか?」

チヤ祖母「ああ、だから次の段階、食事さ。」

シャロ「食事ですか?」

チヤ祖母「そう、まぁ普通の食事じゃないよ、薬草で作る、薬膳料理さ」

青山「準備の方が出来てますよ。」

チヤ祖母「分かった、それじゃあ、あたしが作るから、青山話したい事話していれば良いよ。」

青山「ありがとうございます。」

バタン!

ココア「青山さん、話したい事て何ですか?」

青山「そうですね、まぁ簡単に言うと皆さんのこの先の事とも関係ある事です。」

リゼ「この先の事?」

青山「そうです、簡単に言うと皆さんは修行で新たな力を目覚めさせたり、リングを受け継ぐなど色々な事がありましたが、皆さんそれらをちゃんと使いこなせていますか?」

リゼ「まぁ、普通に使えてるから、大丈夫ですが」

シャロ「大体、使えてなかったら、マンモンとも戦えていませんよ」

青山「それもそうですね。ですが、まだなんです」

青山「皆さんは、まだ魔法少女としての力を完全に使いこなせていないんです」

チノ「そんな」

青山「この先の話は、今情報収集に行ってる、凛さんが戻ってきてから、またお話しします」

チノ「分かりました。」

青山「そろそろ、出来る頃じゃないですかね?」

チヤ祖母「あんた達、出来たよ!」

青山「それじゃあ、行きましょう」

ラビットハウス一階・・・

マヤ「すげー、なんか中華料理みたいな物がいっぱいある」

モカ「見た目は普通の料理なのに、何か今までの料理とは違う」

チヤ祖母「とりあえず、食べてみれば、分かるよ」

ココア「それじゃあ、みんなで言う?」

チノ「そうですね。」

「いただきます‼︎」

マヤ「パク、うめー!」

メグ「おいしいね、マヤちゃん」

リゼ「凄い、何だこの料理、食べても食べても、いくらでも食べれる」

チヤ「おばあちゃん、何でここまで食べてもいくらでも食べれるの?」

チヤ祖母「この薬膳料理には、消化促進の効果のある薬草と疲労回復の効果がある、二種類の薬草を使ってるのさ、消化が早い分、その薬草の栄養と野菜の栄養、両方効率よく、吸収できるのさ。」

ココア「とにかく、回復出来る料理という事だね!」

チヤ祖母「ま、まぁそういう事さ」

チヤ祖母「あんた達、食い終わったら、今日はもう寝な、そんで明日は休むそうした方が、良い」

チノ「でも、そうしたら待ちの方が。」

?「それは心配いらねー。」

シャロ「ワイルドギース!」

ワイルドギース「俺らが、明日は街守っておくから、お前らは休んでろ」

リゼ「という事は、あんこやティッピー達が、明日やってくれるという事か。」

ワイルドギース「そういう事」

チヤ祖母「という事で、まぁあんた達は、しっかり休んでおきな」

チヤ祖母「みんな、食べ終わったね、それじゃあ部屋に戻って休みな」

チヤ祖母「寝れば、回復が早くなるからね、しっかり寝ときな」

チヤ「はーい、それじゃあ行きましょう、みんな」

マヤ「ファーア、なんかさっきまで眠くなかったのに、いきなり眠くなってきた」

ココア「そうだね、言われたとうり、今日はもう寝よ。」

チノ「そうですね、しっかり休んで、また動けるようにしておきましょう」

リゼ「そうだな、それじゃあ寝るか、みんな」

「うん」

次の日・・・

チュン、チュン

シャロ「ファーア、もう朝?」

チヤ「あら、おはようシャロちゃん」

シャロ「チヤ、おはよう」

チノ「あ、シャロさん、チヤさん、おはようございます」

シャロ「チノちゃん、おはよう」

チノ「リゼさん達も起きてるので、早く行きましょう」

チヤ「そうね、行きましょう」

ラビットハウス一階・・・

ココア「あ、おはよう」

シャロ「ココアが、珍しく早い!」

ココア「珍しいとは失礼だね、私はいつも早いよ。」

モカ「小さい頃から、朝一番遅かったじゃない、ココア」

ココア「ウッ!」グサ

チノ「いつも、私が朝起こしに行ってるじゃないですか?でもそれでも起きないほど、朝弱いじゃないですか?」

ココア「ウウ!」グサグサ

ココア「ウワァーーン、リゼちゃん、お姉ちゃんとチノちゃんがいじめる〜!」

リゼ「自業自得な気がするが?」

マヤ「ココアは、朝から元気だなぁ。」

メグ「それが、ココアちゃんの良い所だよ。」

マヤ「それもそうだね」

青山「皆さん、おはようございます」

ココア「あ、青山さん!」

チノ「おはようございます」

青山「さっき、凛さんから連絡があってもうすぐで到着するそうです」

チノ「という事は、私達にも、関係が」

青山「そうです、とりあえず帰ってくるまで、待ちましょう」

数十分後・・・

チリーン

凛「ただいま、戻りましたー!」

青山「凛さん、お帰りなさい、それで情報の方は?」

凛「はい、しっかり有るので、大丈夫ですよ。」

青山「皆さん、凛さんが戻ってきたので、早速お話の方よろしいですか?」

チノ「はい、問題ないですよ」

青山「ありがとうございます」

青山「それじゃあ、凛さん、お願いします」

凛「はい。」

凛「それじゃあ、私の集めていた情報は、ダーク達の目的とある神話に着いてです」

凛「まず、ダーク達の目的、それは皆さんも知っての通り、ココアさん達の持っている、魔法石です」

凛「なぜ、ダーク達があんなに魔法石を求めているのかと言うと、皆さんハートキーの事は知ってますよね?」

シャロ「はい、今まで何度かそれを使われて、ホムンクルスになったり、グールが出てきたり、色々ありました。」

リゼ「魔法石とハートキー何か関係があるんですか?」

凛「はい、実はハートキーは、光と闇の二種類に別れていて、それぞれ8本づつで、計16本あるんです」

凛「闇のハートキーの方は、もう全部ダーク達が持っていますが、光のハートキーはまだ奪われていません、なぜかと言うと、皆さんの魔法石に封印されてるからです」

チノ「なるほど、だからなん何、魔法石を奪おうとしてたんですか。」

凛「でも、ハートキーを狙うのはある理由があるからなんです。」

凛「奴らは、世界の扉を開けて、この世界と別の異世界を繋げて、自分達の物にしようとしてるんです。」

凛「その扉を開けるために、光と闇のハートキーが必要になってくるんです」

チノ「そういう事だったんですね。」

リゼ「なら、何がなんでも、魔法石もハートキーも渡せないな」

凛「まぁ、それがダーク達の目的で次がある神話に着いてです」

チノ「神話ですか?」

凛「そうです、実は古くから魔法使いの間でも、噂されてた、八大守護闘神の神話のお話です」

ココア「八大守護闘神?」

凛「はい、八大守護闘神とは、この世の全てを創造して、創り出したと言う神々の事で、古くから宇宙の均衡を保つために、守護し闘い続けていました。」

凛「八大守護闘神は、それぞれの属性で世界や惑星を作りました。」

凛「炎の守護闘神、ドラフェオン、水の守護闘神、シャータエール、風の守護闘神、バードルコン、雷の守護闘神、ウルフォックホーン、大地の守護闘神、コンガライファント、毒の守護闘神、スパイネークピヨン、氷の守護闘神ベアモスタイガー、光の守護闘神ガーディアンジェルコーン」

凛「彼等によって、均衡は保たれてきましたが、そんな彼等にも限界がきました。そんな時に出会ったのが、魔法少女達です。彼女達と契約を結び共に闘って行ったのです。」

凛「これが、八大守護闘神の神話です。」

ココア「ハァ、ハァ、聞いてるだけで疲れてきた。」

チノ「ココアさん、聞いてる途中、寝かけてましたよね?」

リゼ「お前・・・」

ココア「アハハ、ついね」

青山「とりあえず、今のが皆さんに関係ある情報です。」

青山「ダーク達の目的、そして神話、まぁこれから皆さんも体験して行きますよ」

ココア「やっぱり、そうなっていくのか。」

リゼ「まぁ、頑張るしかないんだよ、ココア」

ココア「そうだね、よしみんな、これからも頑張ってい行こう!」

青山「皆さん、今までで、一番の笑顔でしたね。」

凛「そうですね、やっぱり戦い行ってる時と、こう言った平和な状況では、あの子達は、変わっていくんですよ。」

青山「そうですね、ココアさん達の笑顔、日常の中にあってこそその輝きが増しますね。」

凛「はい!」

19話完

次回予告

悟空「オッス、オラ悟空いやー、ダーク達の目的や色々分かってきたな、これからの展開が楽しみだぞ!そんで、次回はまた街に飛んでもねぇー奴らが現れた。」

次回「風神、雷神の怒り」前編

ぜってぃ見てくれよな(^ω^)


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください