2022-04-29 00:42:26 更新

概要

艦これのキャラで遊戯王をやらせてみたらどうなるかな的なのを書いてみました。


前書き

いつの間にか年明けてた
月1更新目指してたのに去年12月は忙しくて出来ませんでした!!!


ヴェールヌイ「ドローッ!

青眼の白龍で暁のギルフォートザライトニングに攻撃!滅びのバーストストリーム!」



暁「モンスターは破壊されてもまだ私のライフは残ってるわ!そして響のモンスターは全員攻撃終了・・・次の私のターンが回れb」



ヴェールヌイ「なに勘違いしているんだい?」



暁「ひょ?」



ヴェールヌイ「まだ私のバトルフェイズは終了してないよ」



暁「な、何を言ってるのよ!?響のモンスターは全員攻撃を終了してるじゃない!」



ヴェールヌイ「速効魔法発動、銀龍の咆哮!

このカードは墓地の通常ドラゴン族モンスターを1枚選択し、特殊召喚するカード。私は墓地の青眼の白龍を選択し特殊召喚!さぁ行くよ!」




暁「ひぃぃっ!?」



ヴェールヌイ「青眼で暁にダイレクトアタック!ypaaa!」



暁「イワァァァアァアァアァァァァアァァァァァァァァァ・・・ア・・・ク」暁のライフが0になる音



電「す、すごいです!たった2週間で響ちゃんのデュエルタクティクスが成長してるのです!」



暁「ぐぬぬぬ・・・も、もう一戦よ!今度は私が勝つんだから!」



ヴェールヌイ「少し休もう。3回連続は疲れる・・・」



雷「3連敗だしここで休憩して、作戦を練るとかデッキ構築を見直すとか暁もすればいいじゃない?じゃなきゃいつまで経っても勝てないかもよ?」



暁「うぐっ・・・わ、分かったわ。そうするわよ・・・」トボドボ



ヴェールヌイ「ありがと雷、おかげで休憩がとれる」



雷「まぁ流石に3連戦も全力で相手してたら疲れるわよね。少しは手加減して暁に勝たせる感じで相手したら?」



ヴェールヌイ「それが『一回でも手加減したら私は響を許さないから!』とか言われたからね・・・。

たしかに私も、同じように手加減されたら怒るかもしれないから、そこは分かってるつもりだよ」



電「暁姉さんは手加減されるのを凄く嫌ってますからね・・・。」



雷「そういえば、電にも同じようなこと言ってた気がするわね。『手加減しなくていいからどんと私に掛かってきなさい!』って」



ヴェールヌイ「結果はどうだったんだい?」



電「え、えっと・・・」



雷「電の圧勝よ。しかもワンターンキル!」



電「ちょっ、ちょっと、雷!?」



ヴェールヌイ「それはちょっと見てみたかったな」



雷「それはもう見事なものよ!充電池メンを使ってからの地獄の暴走・・・」



暁「もう休憩は終わったかしら!?」



雷「え?もうデッキを見直してきたの?」



暁「ええ、これでもう私の勝ちは間違いなしね!」



ヴェールヌイ「もう少し休憩させてくれないか」



暁「むぅー仕方ないわねー」



電「じゃあその間、私とやりましょう!」



暁「え?え、ええ良いわよ?こ、今度こそこてんぱんにしてやるんだから!」



雷「あー・・・これはかなり電池メンの時のトラウマが深そうね」



ヴェル「電のデュエルは初めて見るからどういう風な回し方か気になるな」



電・暁「「デュエッ」」



暁「先攻は私が貰ったわ!E・HEROプリズマーを召喚!効果で超魔導剣士の素材、バスターブレイダーを墓地へ落とし、その名前を得るわ。カードを2枚伏せてターンエンドよ」

手札2枚



電「私のターン、ドローです!手札からおろかな埋葬で電池メン単三型を墓地に送るのです。そして次に充電器を発動。ライフポントを500払い、効果で墓地の電池メン単三型を蘇らせるのです。」



雷「電池メン単三型の効果はこの前のデュエルで知ってるわよね?暁」



暁「ええ、効果は強いけど場に単三型1体だけじゃ、攻撃力は1000しか上がらない。それじゃあ私のプリズマーには勝てないわね」



電「フフフ、でもこれから上げていくのです♪このカードで!地獄の暴走召喚、なのです」



暁「地獄の・・・暴走・・・召喚・・・ですって!?」



電「このカードは攻撃力1500以下の自分モンスターが特殊召喚に成功したとき、発動できるカードなのです!自分の墓地、手札、デッキから今さっき特殊召喚したカードと同じカードを、相手はフィールド上のモンスター1体を選択して、そのカードと同名カードをデッキ、手札、墓地から特殊召喚する効果を持つカードです。私は当然電池メン単三型をデッキから2体特殊召喚するですよ」



暁「墓地、手札、デッキ・・・はっ!それじゃあこういうことね!伏せカードオープン!リビングデッドの呼び声!墓地のバスターブレイダーを特殊召喚するわ!」



電「はわわわっ!」



ヴェル「うん、いい調子だ。これで次に暴走召喚の効果が適用されて・・・」



暁「バスターブレイダーを3体場に出すわ!」



雷「でも電の場には電池メン単三型が3体・・・。つまり攻撃力1体3000よ。どうやって倒すつもりなのかしら」



電「攻撃力はこちらの方が上、ならば攻撃あるのみ、なのです。電池メン単3形でバスターブレイダーに攻撃なのです」



暁「その瞬間を待ってたわ!伏せカード発動よ!DNA改造手術!私が宣言するのはもちろん、ドラゴン族よ!」



雷「そしてバスター・ブレイダーの効果により、相手の墓地または場のドラゴン族の数×500攻撃力が上がるわ・・・」



暁「攻撃力4100よ!さぁ、返り討ちにしなさい!バスターブレイダー!」



電「はわわわっ!」LP7500→LP6400



ヴェル「といかあのデッキ、完全に私をメタるように組んできたデッキだよね・・・」



暁「さて、なんのことかしら?」目逸らし



電「でも、電池メン単三型の攻撃力はまだ2000・・・プリズマーは破壊させていただくのです!攻撃!」



暁「くっ・・・」LP8000→LP7700



電「私はカードを1枚伏せてターンエンド、なのです」

手札2枚



暁「私のターン、ドロー!あの伏せカードは怖いけど、このチャンス・・・逃すわけにはいかないわ!バトル!バスターブレイダーで電池メン単三型を攻撃!破壊剣一閃!」



電「暁姉さんなら、多分攻撃してくると思ってました。だからこれ発動します!聖なるバリアミラーフォース!」



暁「くっ、やっぱりそういうカードだと思ったわ・・・でもただでは沈んであげないわ!メインフェイズ2に移行、ブラックホールを発動!フィールドのモンスターカードを全て破壊よ!」



電「わ、私の電池たちが・・・」



ヴェル「これで振り出しってところかな」



雷「というか二人とも強カードを惜し気もなく使うわね・・・。どちらもカード1枚で複数枚破壊出来てるからアドバンテージは取れてるけど」



暁「私はこれでターンエンドよ。さて、ここからがほんとの勝負よ、電」



電「なのです!私のターンドローッ!・・・来た!」



暁「ゴクリ」



電「カメンレオンを召喚、効果により墓地の電池メン単三型を特殊召喚・・・レベル4カメンレオンにレベル3電池メン単三型をチューニング・・・」(黒笑い



暁「あ、あれ・・・電・・・さん?」



電「漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げA BF-驟雨のライキリ・・・」



ヴェル「あれって・・・ぷらずま化してないかい?」



暁「か、か、かかってきなさい!」震え声



電「驟雨のライキリで暁姉さんにダイレクトアタック!」



暁「ひいぃぃぃぃいぃっ!」LP7700→LP5100



電「このターン、カメンレオンの効果でエクストラデッキからの特殊召喚および、このカードの効果以外での特殊召喚が出来ないのです。命拾いしましたね姉さん」にこっ



暁「べ、べ、べつに!こ、これくらい強者のよゆうよ!」震え声



電「私はカードを1枚伏せてターンエンドなのです。さぁ、姉さんのターンですよ?」

手札1枚



暁「むっかー!調子に乗ってくれちゃって!私のターン・・・ドローッ!・・・よし!このカードなら!破壊剣士の伴竜を召喚!このカードは自身のリリースをコストに、墓地のバスターブレイダーを特殊召喚する効果を持つのよ!・・・今こそ蘇りなさい!最強のドラゴンスレイヤー!バスターブレイダー!」



雷「攻撃力はお互い2600・・・」



ヴェル「いや、暁の永続罠、DNA改造手術がまだあるから、場のモンスターはドラゴン族になる。つまりバスターブレイダーの攻撃力は3100」



暁「バトルよ!バスターブレイダーで驟雨のライキリに攻撃!」



電「蘇ったのなら、もう一回沈めるまでなのです(ニコッ 速攻魔法サイクロンを発動!DNA改造手術を破壊なのです」



暁「相討ち狙い!?・・・くっ、私はカードを2枚セットし、ターンエンドよ(今の状況で場にモンスターを並べる手段はないわね)」

手札0枚



雷「あれ?サイクロンって最初から持ってたカードだったの・・・?それなら最初にリビングデッドの時に・・・」



ヴェル「ううん、多分その時にはまだ持ってなかったと思うよ。私の見立てが正しければ多分、来たって時にサイクロンを引いたんだと思う。DNA改造手術がそろそろ煩わしく感じてくるころだろうしね」



雷「あぁ・・・そういう・・・私は引きが強いっていうアピールね。暁型では精神攻撃は基本よね」にっこり



ヴェル「私も含まれるのは少し不服だが、君たち姉妹はほんとに腹黒いね・・・」



雷「だって手札になにがあるかなんてバレたくないもの」



ヴェル「・・・もし司令官に手札見せてって言われたら?」



雷「そんなの遠慮なく見てって言うに決まってるじゃない!」



ヴェル「ダメだねこれは・・・」ため息



電「私のターン、ドロー・・・沈んだ敵も出来れば助けたいのです(ニコッ 死者蘇生を発動、対象は暁姉さんのバスターブレイダー!」



暁「ちょ、ちょっと!!それ私のバスターブレイダーよ!」



電「鹵獲成功なのです(黒笑い)さらにさらにぃ、墓地の電池メン単三型を墓地から除外、電池メン業務用を特殊召喚するのです」



雷「電の場にいるモンスターの総攻撃力は・・・5400」



ヴェル「今の暁のLPは5100」



電「さぁ、バトルです。まずは業務用で暁姉さんにダイレクトアタック!」



暁「ひゃぁ!」LP5100→LP2500



電「せめて最後は自分のモンスターで沈めてあげる・・・なのです(ニコツ バトル!バスターブレイダーで止め!」



暁「ちょっと待ちなさいよ!罠発動!ダークホライズン!いまさっき受けた戦闘ダメージ以下の攻撃力を持つ、闇属性魔法使い族モンスターを特殊召喚するカードよ」



ヴェル「あのデッキ・・・まさか・・・黒魔術師まで入ってるのかい!?」



暁「ええ、そうよ!その通りよ!現れなさい!我が最強の僕ブラック・マジシャン!」ドン☆



電「でも所詮攻撃力は2500・・・バスターブレイダーの敵じゃないです。殺っちゃえ☆なのDEATH」



ヴェル「ダークホライズンの効果で、必然的に2600以下のモンスターしか出ないし、なにより、現時点では闇属性魔法使い族モンスターで、2600打点がいないから2500以下のモンスターになる・・・。するとあの伏せカードは超融合?なら手札0にはしないはず・・・ならもう一枚のカードは除去カードかな?」



暁「ええ、確かに除去カードね・・・でも、こういう意味でね!速攻魔法発動!破壊剣士融合!自分の手札、または相手、自分の場から決められた融合素材を墓地へ送り、バスターブレイダーを素材とする融合モンスターを、融合召喚するカードよ!」



電「はわわわっ!私のバスターブレイダーが!!」



暁「もともとは私のカードよ!返してもらうわ!融合召喚!超魔導剣士ブラック・パラディン!」



雷「ここで融合モンスターが出るの!?というかそのカード・・・さっきのサイクロンの時に、チェーンで打てば相手のカードを素材に融合召喚出来たんじゃないの?」



ヴェル「雷の言いたいことは分かるよ。チェーンで打てばまだ相手のフィールドにドラゴン族がいることになってるから、あのカードが出せるって。でも、あのカードには致命的な欠点があるんだ・・・」



雷「致命的な欠点・・・?」



ヴェル「そうだよ、多分雷が言うあのカードは・・・・・・直接攻撃が出来ないんだ」



雷「ええ!?ドラゴン族がいるだけで攻撃力1000ポイントも上がるのに?」



ヴェル「ドラゴン1体につき、攻撃力1000も上がるからダメなのかもしれないね」



電「攻撃モンスターを失ったからバトルフェイズのままでも意味がない・・・ターンエンドなのです」

手札0枚



暁「私のターン、ドロー!・・・きたっ!破壊剣士の伴竜を召喚!」



電「こ、ここに来て2枚目の伴竜!?」



暁「伴竜の効果はもう知ってるわよね?効果で墓地のバスターブレイダーを1体特殊召喚よ!」



暁「さぁ、バトルよ!覚悟しなさい!」



電「で、でも2体の総攻撃力は・・・6500・・・え?・・・・・・あ」



暁「伴竜はドラゴン族よ!よってブラックパラディンの攻撃力は3900!ブラックパラディンでダイレクトアタック!超魔導無影斬!さらに!破壊剣一閃」



電「つ、次に生まれてくる時は…平和な世界だといいな・・・」ぐでーん LP6400→LP0



暁「か、か・・・勝ったぁー!初めて電に勝ったわ!!」



ヴェル「プラズマ化しておいて、平和な世界って皮肉にも程があるね・・・」苦笑い



暁「こ、これが私の・・・デッキに・・・」



ヴェル「ん?ってことはそれはもともと違う人のデッキだったってことなのかい?」



暁「え?え・・・えーっと・・・」



ヴェル・雷「じー」



暁「い、いやこれはそのー・・・貰ったていうか・・・」ゴニョゴニョ



雷「誰に?まさか・・・し れ い か ん の物かしら?」ゴゴゴゴ



暁「ひ、ひぃぃいぃぃぃいぃぃぃ!?そ、そうよ!し、司令官に響に勝てないって相談したらこれをくれたのよ!!」



雷「やれやれね。自分で考えたデッキじゃなくて、司令官から貰ったデッキなら強くて当たり前じゃない・・・」



ヴェル「デッキ構築は問題ないとしても、回してるのは暁だから多少問題は出そうだと思ったけど、問題なく回してたね」



暁「響?ちょっとそれどういう意味よ・・・」ジト目



暁「デッキを貰ったあとに、簡単なレクチャーをしてくれたのよ。後はお前の運次第って・・・・・・・・あれ?」



ヴェル「うん、お前の実力次第とは言われてないね」にっこり



暁「うっー!!!!!!!!!!しれいかんのばかあああああああああああ!!」バンッ!(勢いよく扉を開ける音



雷「あ、暁?」



ヴェル「あれはきっと司令官に文句を言いにいったんだろうね」



雷「止めにいかなきゃ(使命感」



ヴェル「司令官なら多分相手にしそうにはないけどね」(苦笑











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提督「なるほど、話の経緯は分かった。分かったから、そろそろ俺の頭を齧るのをやめてくれないか?暁」




暁「うっー!うっー!!」がじがじ



ヴェル「そろそろ齧るのはそこまでにしないとそろそろ司令官の頭がハゲてくると思うよ」



暁「うー・・・ハゲるのはダメだからそろそろやめる」



ヴェル「ちなみに齧るのやめた理由は?」



暁「だって、うちのしれいかんは頭がないないしてます!なんて言ったら恥ずかしいでしょ!?」



ヴェル「そりゃそうだね」



提督「だったら始めから齧ってくるんじゃあない」



雷「私は司令官がハゲてもずっと一緒よ!」



提督「ハゲるの前提で話進めるのやめてくれないか!?」



提督「だいたい、何故暁は負けるんだ?ちょっとデッキを見せてくれよ」



暁「わ、笑わないって約束出来るなら見せるわ!」



提督「笑わない笑わない」



暁「いい?絶対よ?絶対!・・・笑ったら司令官なんかだいっきらいになるんだからね!・・・はいこれ」



提督「はいはい笑わないよ・・・・・・・・・・・・・・・なぁにこれぇ?www」



暁「/////////!!!!!!!!!!!笑わないって言ったのにいいいいいいいい!!!!!!!!!しれいかんのっぼかあああああああああああああああ!!!」ガジガジガジガジ



提督「あだだだだだだだあだ齧るなあああああああああ」



ヴェル「君たちは漫才でもやってるのかい・・・?」







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提督「戦士族中心・・・というわけでもないし、そもそも、ギルフォードザライトニングが入ってる理由を問いたいんだが・・・」



暁「3体リリースすると相手のモンスターを一掃出来るからよ!」どやぁ



ヴェル「実際私の青眼を2体屠ったからね。強みはあるよ」



提督「・・・ギルフォードザライトニングの攻撃宣言時に」



ヴェル「もちろん銀龍の咆哮で蘇生したよ。折角全体破壊したのに青眼が蘇った時の暁の絶望の顔と言ったら・・・」うっとり



雷・電「「人のことを散々腹黒だなんだの言ってたのに、自分のことは棚に上げているのです」じゃない・・・」



ヴェル「腹黒さでは私は負けてると思ったんだけどね」



提督「ちょっとバンザイしようか」



ヴェル「バンザイしたら私のお腹見られるから嫌だよ」



提督「ちっ、流石に分かってたか」



ヴェル「というか流石に駆逐艦相手に手を出すのはちょっと・・・(((ススス」



憲兵A「憲兵だっ!」(インパルス板倉



提督「なんだこのおっさん!?」



憲兵A「おじさんだとぉ?お兄さんだるぉ!?」(デュエルディスクを構えながら



提督「え?なに?今そのカードゲーム流行ってるの・・・?」



憲兵A「流行らせコラ!」



提督「やはりヤバい!ってか何?何なんだよ!?」



憲兵C「私のいk・・・ゴホン、雷の貞操が危ないと言う情報を受けてここまで来たのだが、やはり来て正解だったようだ。こんな変態がいるようなヤツじゃ危なすぎる!!さぁ!雷ちゃん今すぐこちらへ!」



ヴェル「うん、なんか向こうの憲兵さんも危なそうな人がいるね・・・」



雷「ごめんなさい。知らない人にはついていかないようにって、司令官に教えられてるの」



憲兵C「なぁにぃ!?もう調教済みだとぉ!?もう許さねえからなぁ?」



憲兵A「ヤツをデュエルで拘束せよ!」



憲兵B・C「はっ!」



提督「どうしてそうなる!?」



憲兵A「後、憲兵C。貴様にもちょっと話がある」



憲兵A・B「デュエル!」



提督・憲兵C「デュエル!」



提督「ゑ?」



憲兵A・B「貴様!寝返ったか!」



憲兵C「俺はまだこんなところで死にたくない!!ならばせめて貴様ら憲兵を葬り去った後に雷ちゃんを貰いにいく」



憲兵A・B「良いだろう、二人まとめて再教育してやる!私のt」



リンゴンリンゴーンwwwwwwリンゴンリンゴーンwwwwwリンゴンリンゴーンwwww



雷「し、しれいかん!電話よ!!」



提督「わ、分かったすぐ行く。この場は一時休戦したいが問題ないか?」



憲兵A「そうやって逃げようって・・・・・・・ん?こちらにも電話が・・・・・・・・。はい。はい、そうです。今素行問題ありの提督の取調べ(デュエル)を・・・・・・なんですって!?はい!すぐに向かいます!」



憲兵A「B・Cおい、貴様ら!すぐに戻るぞ!」



憲兵B・C「どうしたんですか?そんなに慌てて」



憲兵A「とにかく!説明は本部に戻りながらする!いいから行くぞ!」ダッ



暁「な、な、な、なんなのよもー!!!!!!!!!」



ヴェル「台風一過とはこのことかな・・・?」



電「あっ、しれいか・・・ん?どうしました?」



提督「雷、ここにいるみんなを呼んできてくれ。緊急招集だ」



ヴェル「司令官・・・なにがあったんだい?」





提督「タウイタウイが・・・堕とされた」



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提督「みんな集まったか?」



榛名「はい、47名の艦娘、全員の確認が取れてます」



提督「すまんな榛名。頼りになる」



榛名「提督のお役に立ててなによりです」



曙「なによー・・・せっかくの非番で気持ちよく寝てたのに・・・このクソ提督」



提督「すまんな、せっかくの休みなのに。この埋め合わせはいずれする。」



曙「わ、分かってれば良いのよ・・・」



提督「ではまず、召集をかけた理由だが、タウイタウイが墜とされた」



艦娘たち「え・・・?」「嘘・・・」「向こうの人たちの安否とかどうなんだろ・・・」



提督「静かにしろ。被害状況の説明はこれからする」



提督「生存者132名。うち、負傷者、73名。これは艦娘や設備員を含めた数だ。次に行方不明者、4名。艦娘3名と向こうの提督が行方不明だ。死者は幸いにも出てないらしい。これだけは不幸中の幸いだ」



ヴェル「行方不明か・・・。気になるね」



提督「まぁ・・・な」



ビスマルク「それで?それだけを伝えるために私たちを集めたわけじゃないわよね?」



提督「あぁ、もちろんだ。さて、ここからが、本題だ」



提督「タウイタウイの偵察部隊を作りたいと思っている」



提督「偵察だから空母は欲しい・・・行ってくれるか、加賀、赤城」



加賀「一航戦をなめないでください。あなたに命じられたらどこへでも行くわ」



赤城「任せて下さい。慢心はしません」



提督「後は偵察態を護る護衛艦をつけたい。駆逐を2軽巡を1、重巡を1だ」



榛名「提督、あの・・・私たち戦艦は・・・」



金剛「ソーデス!私たち戦艦はこういうときこそ・・・」



提督「お前たち戦艦は護衛のためではなく、主力艦隊として使いたい。だからそこまで温存しておきたいんだ」



金剛「ソーデスか・・・分かったネ!出撃命令が来るまで私たちは待機するヨ」



榛名「しかし提督、加賀さんや赤城さんも十分主力戦力だと思うのですが・・・(小声」



提督「タウイタウイを墜としたほどの手練れだからな。準戦力を送って、対応しきれなくて誰かが欠けるっていうのは嫌なんだ。信用してないというわけじゃないが、もし私が行っていたらという後悔だけは誰にもさせたくないし、俺もしたくないしな・・・」



榛名「そうですね・・・提督がそう考えるなら私もそれに賛同します。誰一人欠けることなく終わらせましょう」



提督「あぁ、当たり前だろ」



提督「これから作戦会議を行う。偵察隊はこの後マルマルで~・・・」










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タウイタウイ島鎮守府付近

16:00







ヴェル「任務の確認といこう。まずは先行して私たちが敵影を確認。確認終了後、主力艦隊と合流、後に殲滅活動を開始」



暁「実にシンプルよね」



摩耶「だよなー。でも、それだったら最初っからド派手にやったほうが楽だと思うんだけどなー」



加賀「相手は鎮守府を1つ落としたのよ?そんなの相手にこちらの全勢力を投入していたら、同じ目にあう可能性もあるのよ?」



摩耶「わ、分かってるって!今回は慎重に行くんだろ・・・」



加賀「分かってればいいのよ」



球磨「まーなんとかなるくまー」



加賀「なんとかする・・・のが正しいですかね」



赤城「加賀さん敵影です!彩雲から入りました!」



加賀「ええ、こちらも今入ってます。数は1、4、9、18、30・・・50くらいはいますね」



赤城「一個小隊・・・くらいの数ですね」



加賀「提督、聞こえますか?敵、数およそ50、そのうちヲ級が2割を占め、残りは駆逐、重巡、戦艦・・・それと棲姫が1」



暁・摩耶「「ひぇ・・・多い・・・」なぁ」



ヴェル「いや、むしろ少ないほうだよ。この数で鎮守府を落とせるなんて・・・」



暁「えぇ!?これでも少ないほうなの・・・?じゃ、じゃあもともとは大隊で、戦ってるうちに沈んだ・・・とか」



加賀「その可能性はないはずです。そんな大規模な移動、大本営がまず見逃すはずがありませんし・・・本当に少数精鋭という可能性があります」



球磨「と、なると、向こう側がいち鎮守府を落とせるだけの武装を開発した・・・とかくま?」



ヴェル「新しい武装の実験にされた鎮守府はたまったものじゃないね・・・」



赤城「―ッ敵に気づかれました!!これから応戦します!」



加賀「皆さん持ち場に!先に私たちで数を減らしておきます」



赤城「制空権はこちらにあります。なので焦らず行きましょう」



ヴェル・暁・摩耶「「「はいっ」」おう!」



加賀「ここは、譲れません」



ヲ級「ヲ!ヲ・・・!・・・!!」



摩耶「ぶっ殺されてぇかぁ?」バン



リ級「グォォォォ」



摩耶「まず一体!」



加賀「私が最初に獲ったので二体目ですね」



摩耶「う、うっせぇ!私自身が獲ったのが最初の1体目って言いたかったんだ!」



赤城「油断は禁物です!次、来ますよ!」



チ級「シズメェ!」



暁「雷巡よ!撃ってきたわ!」



赤城「回避!」



ヴェル「チ級の後ろから何か来てるよ!」



加賀「戦艦タ級ですね・・・。赤城さん」



赤城「タ級は加賀さんと私で抑えます。その隙にチ級を」



ヴェル「分かった。摩耶さん!」



摩耶「もうやってるってーのっ!とりゃ!チビッ!いけぇ!」



暁「レディに向かってちびってなによ!ちびって!ええい!」



チ級「ガァァァァ・・・」



摩耶「よっしゃあ!もう一体も貰い!そっちはどうなんだ?」



タ級「ギザマラア゛ァ゛ア゛ァ゛ァ゛ァァ・・・・・・アガアアアア!(バァン」



加賀「ん?何か言いましたか?」しれっ



摩耶「こ、この戦艦空母め・・・。おい、ところでそっちは・・・」



球磨「くまー?」ゴゴゴゴゴゴゴ (沈みゆく深海棲艦)



摩耶・加賀(この人はほんとにたまに恐ろしい)んだよなぁ)のよねぇ)



ヴェル「・・・」



加賀「どうかしましたか?Верныйさん」



ヴェル「いえ、少数精鋭にしては、あまりにも」



赤城「弱い・・・と言って良いですね。油断は出来きませんが、かと言ってこの程度ならタウイの人たちでも対応出来たはずですけど」



ヴェル「嫌な予感しかしない海域だね」



赤城「ええ、そういうのは予感だけであっていただきたいものでs・・・・・・・・・・・・・・・・なんですかあれは!?」



加賀「赤城さん、どうか・・・・・・・・・・・・・・・なんですあれ・・・」



赤城「飛行機・・・いえ、トカゲ・・・竜ですか?」



摩耶「はー?何言ってんだよ?このご時世にそんなもんいるわけ・・・」



加賀「ならあなたも見てみる?」双眼鏡を渡しながら



摩耶「竜なんて所詮おとぎ話の世界・・・・・・・・・・え?何ンだよこれ・・・え?」



赤城「とにかく提督に連絡を!支援部隊を早めにと、もしもの時は撤退の許可を!!」



暁「え?撤退!?え?嘘・・・」



ヴェル「それはどういう―」



加賀「・・・制空権が取り返されそうです。それも物凄い勢いで」



赤城「あの変な竜みたいなのが相当手強いですね。しかも他にも角が生えた獣・・・俗に言う悪魔ですかね。そんなのもいます」



提督「どうした?なにかあtt―」



暁「な、なにか変なのが出てきてそれで!それで!」



ヴェル「落ち着いて、暁。私が報告する・・・司令官」



提督「ヴェルか、戦況を教えてくれ」



ヴェル「結果だけ言うと、非常に芳しくない。この近海・・・もしくはこの世界にいるのかが怪しい生物の襲撃にあっていて、このままでは部隊の全滅もあり得る。なのでもしものための撤退の許可を」



提督「わ、分かった。誰も沈めるつもりはない。危険だと思ったらすぐに撤退してくれ。それともうすぐ主力隊も着くはずだ」



ヴェル「後どれくらいだい?」



提督「3分くらいだ、持ち堪えれるか?」



ヴェル「分かった、頑張ってみる」



加賀「来ました!下がりながらでいいので迎撃の準備を!」



摩耶「オラオラァ!竜だかトカゲだがしんねえけど、この摩耶さまから・・・キャァ!」



赤城「つよい・・・!これほどとは・・・!いやっ!」



提督「摩耶!?赤城!?」



摩耶「このぐらい大丈夫だっつーの!」



赤城「私もまだいけます!」



ヴェル「赤城さんは小破だけど、摩耶さんが中破・・・。司令官、そろそろ私も加勢に加わらないと前線維持できないから・・・切るね」



提督「あぁ、ヴェル・・・みんな帰って来いよ!」



摩耶「なんなんだよ・・・この怪物どもは!一体どこから・・・」



加賀「あのヲ級についてるあれ・・・。あれは関係あるのかしら」



ヴェル「撤退の許可は貰ったよ。それと支援が大体あと3分でくるからそれまで前線を下がりながら維持で」



赤城「助かったわ。ありがとうヴェールヌイさん」



ヴェル「そんなに褒められることでもないさ。それより、さっきヲ級についてるあれって言ってたけど・・・」



加賀「あれよ、あの腕についてる・・・」



ヴェル「・・・あれって!?」



暁「あれってもしかして・・・私たちのヤツとは違うけど」



加賀「あれを知ってるの?」



暁「私たちが持ってるあれと似てるものは、デュエルディスクって言うんだけど、もしかしてあっち側も・・・」



ヴェル「確かにあれにカードらしきものがあるね」



ヲ級「・・・イケ、ダークストームドラゴン」(お馴染みのSEと共に現れるドラゴン)



摩耶「なっ!?カードをディスクの上に置いた瞬間、ドラゴンが出てきやがった!?」



球磨「カードがあれば戦力を整えられるクマね・・・。なんと厄介な」



加賀「ならそこを破壊すれば!あぐっ―ッ 邪魔された!?どこから」



???「ヒノカタマリトナッテ・・・シズンデシマエッ!!」



赤城「この状況で出ますか・・・ぐっ・・・キャアッ」(中破



加賀「空母棲姫・・・また相当厄介なものが」(赤城さんが中破、もう航空機は使えないと見て良いでしょう。そして制空権は取り返されてる・・・まずいですね・・・)



摩耶「おいおい・・・こりゃ絶体絶命ってやつか?」



球磨「これは私でもちょっとキツいクマー・・・」(冷や汗)



加賀「泣き言を言ってる暇があるなら突破口を見つけなさい」



ヴェル「まずい!囲まれた!!」



赤城「主戦力はまだですか・・・」



ヴェル「・・・まだ2分しか経ってない・・・後1分・・・」



赤城「あと1分・・・短いようで意外と長く感じられますね・・・この状況だと」



暁「ね、ねぇ。わ、私に考えがあるわ!」プルプル



加賀「暁さん・・・?」(怖いのを必死に我慢してるのね・・・)



ヴェル「考えとは?」



暁「私のこの照明灯を目くらましに使うの!その隙にみんなは突破口を開いて」



摩耶「じゃあお前はどうすんだよ!・・・ぐっ!くっそ!砲撃が強くなって・・・がっ・・・」大破



球磨「摩耶!」(すかさず摩耶を抱きかかえる)



ヴェル「暁・・・」



暁「響・・・これは私にしか出来ないと思うから・・・!」



ヴェル「分かった」



加賀「ヴェールヌイさん、何を考えて・・・。暁さんを見捨t」



暁「加賀さん!」



加賀(今この現状でまともに動けるのは球磨さんと私と駆逐2名・・・。しかもうち1名は他の艦娘を背負った状態での移動だから実際は駆逐2の空母1。その数でこれだけの敵を相手に逃げ切れることはまず・・・無理。でもこんな小さな子を囮になんて・・・)



暁「私なら必ず追いつきますから!」プルプルプル



加賀「分かり・・・ました。」



球磨「・・・・・追いついて来なかったら例え深海の底に居たとしても迎えに行ってぶん殴る・・・・クマ」



暁「く、球磨さん怖い・・・」



ヴェル「暁、私たちはいつでも良いよ」



暁「3、2、1・・・点灯!」



リ級「ア!ギャアアアアアアアア!!」さらに激しくしかし砲弾を四方八方に飛ばす



ル級「コシャクナァァァァァァアアアア!!」狙いを定て撃つ



暁「ひいぃぃぃぃいっぃぃ!!あん!」中破



暁「まだよ!レディはこんなんじゃ墜ちないんだから!!」



ヲ級「ジャマ・・・アナタカラ先ニ片ヅケル。ダークストーム、ヤレ」



暁「・・・あっ」(これは避けきれない・・・私ここで―)



ヴェル「暁!」ドンッ



暁「え・・・?」



ダークストームの攻撃がВерныйを襲う



暁「響!!きゃあ!!」爆風で後ろに飛ばされる



球磨「後ろは空けたくま!みんな早く撤退するくま!」



暁「待って!響が・・・!響が!」



加賀「なんですって!?」



空母棲姫「キサマラ・・・ゼンイン・・・ウミノソコに・・・シズメェ!!」



暗黒界の龍神グラファを召喚



赤城「ここに来て・・・まだあんなものを・・・ですが!」



ヲ級・棲姫「シズメェ!」



球磨「くまーっ!?(このコースは直撃)・・・なっ!?」



加賀「赤城さん・・・あなた・・・」



赤城「航空機がでなくても・・・みなさんの盾くらいには・・・なれるはず・・・です」大破



暁「つ、次が来るわ!」



ダークストームドラゴン・グラファ「GAAYAAAAAAAAAAAAA!!」



バァン!



ダークストームドラゴン・グラファ「!?!?!?!?」



ヴェル「これ以上好き勝手させないよ・・・」



暁「響!!」



ヴェル「行って!!私が時間を稼ぐから!!」



加賀「な!馬鹿なことを言ってないで早くあなたもこっちに・・・」



ヴェル「加賀さん・・・ごめんなさい・・・それは無理なんです・・・。」ボロッ



球磨「タービンが破損してるくま・・・あれじゃ・・・」



暁「私が抱えていきま―」



ヴェル「姉さんっ!!」



暁 ビクッ!



ヴェル「早く!!行って!!早く!!」



棲姫「ナニヲヤッテイル。ニゲラレルマエニ、ヤレェ!グラファ!」



加賀「お願い間に合って、艦載機。響さんに援護をっ」



ダークストーム「グオォォォォ」バキッ・・・ボキッ



加賀「艦載機がいともたやすく・・・くっ」



ヲ級「ジャマハ、サセナイ・・・。」



加賀「響さん狙いだったのね!(まずい、援護が出来ない!このままだと!)」



グラファ「GYAAAAAAAAAAAA」



ヴェールヌイ「だから行かせないって言ってる!ypaaaaaaaaa!!!!」



暁「響ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!」



ヴェールヌイとグラファがぶつかり合ったところで水飛沫が上がる。

そして水飛沫が全て水面に落ち、そこに立っていたのは・・・



グラファ「ggggg」



棲姫「マズは・・・イッタイ(ニタァ」



暁「嘘よ・・・響ねぇ・・・響・・・返事してよ・・・ひびk」フラァ



球磨「暁!ここから離れるクマよ!!早く!!」ガシッ



暁「嫌!!だって響が!!響が!!」



球磨「響はもう諦めろクマ!!あれだともう・・・」



加賀「・・・・ごめんなさい響さん。私の力不足で・・・」



摩耶「悲しんでる・・・暇はないぜ・・・このままだと私たち全員・・・」



棲姫「ソウ、オマエタチはココデウミのモズクトナル!シズメ! シズメ! シズメェ!」



グラファ・ダークストーム「GAAAAAAAAAAAA」



加賀「ぐっ・・・きゃあああああああ・・・はぁ、はぁ。まだ、沈むわけにはいきません」(咄嗟に甲板でガードしたおかげか、体の方にはそんなに傷がなくて良かった。でももう武装が)中破



ヲ級「ツ ギ デ シ ズ メ サ セ ル」



タ級「オマエタチモ仄暗いウミのソコを味わうガイイ」ガチャ



加賀(ごめんなさい響さん・・・あなたの命無駄にしてしまって。それと提督、約束果たせそうになくてごめんなs―)



???「バーニングラーブッ!」



グラファ「GYAAAAAAAAAAAAAAA!?!?」



棲姫「ナニ!?マダナカマがイタダト!?」



榛名「みなさん!大丈夫ですか!?」



球磨「クマー!!遅いクマ!!金剛!榛名!蒼龍、飛龍!」



北上「そぉい!私たちのことは無視ぃ?同じ姉妹なのにー!ぶーぶー!」



大井「そうですよー。提督に文句言いながら嫌々この海域に・・・・・・なんですかこの化け物は」



球磨「説明は後クマッ!!一先ず撤退しながら説明するクマ!」



金剛「分かったデース。ところでさっきから響の姿が見えないデスが・・・」



加賀「彼女は・・・」



球磨「だから説明はあとクマ!!」



ヲ級「ニガサナイ!」



榛名「勝手は榛名が許しません!!」



金剛「Fire!」



ヲ級「グゥ・・・」



加賀(やはり戦艦クラス・・・火力でなんとか戦線維持が出来てる。けどジリ貧ね・・・。少しずつ押され始めてる)



飛龍「さっきから制空権取ろうとしてるのに、あの怪物が破格の強さで艦載機が潰されるんだけど!」



蒼龍「なんなのあれ!金剛さんや榛名さんの火力で怯んでくれてるからまだこちらには被害はないけどツラいわ・・・」



北上「そこで私たちの出番ってわけだね。大井っち!準備は良い!?」



大井「ええ、こちらは大丈夫よ!」



北上・大井「せーの!」



ヲ級「ヤレ、ダークストームd!?」ドォン



棲姫「ギョライか・・・コシャクナマネヲ」



北上「そんじゃもう一発!「せーの!」」



棲姫「フン!ミエテイレバ、ソンナモノ・・・ゴホッゴホッ・・・ナンダコノ煙ハ!」



蒼龍「煙幕よ!これであなたたちの視界は遮らせてもらうわ!」



榛名「皆さん今のうちに!」



球磨「感謝するクマ!」



棲姫「キサマラアアアアアアアアアァ」



大井「あー・・・こわっ、標的が見えなくなったからってあの化け物を暴れさせてるわね・・・」



北上「大井っちーさっさと撤退しよー」



大井「ええ、そうね。こんなところ1秒もいたくないし」



金剛「暁!ぼーっと立ってる場合じゃないネ!早くみんなと一緒に―」



暁「みんなじゃない・・・響がいないから・・・そうだ、響も一緒に連れて・・・」



北上「そっちは危ないからねーっと・・・よっと」


北上は暁を抱きかかえ、その場をあとにする。



暁「あ、イヤッ!待って!!まだ響が!ねぇまだ沈んでないかもしれないのに・・・イヤ!おろして!おろしてぇぇぇぇ!!!!!!!!!」









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―執務室―








提督「そうか、ヴェールヌイがか・・・」



加賀「すみません、私たちがいながら制空権をとれずに・・・」



提督「いや、お前たちが帰ってきただけでも良いよ。敵戦力の全体を把握しきれなかった俺の―」



金剛「提督ゥ、相手は未知数の敵だったネ。誰も提督の責任なんて思ってないヨ。それに、加賀もそんなに思いつめなくても良いと思うヨ」



加賀「・・・」



大井「提督、責任の取り合いなんて無駄なことしないで、敵の分析をしましょう。相手は未知数の怪物、どんな手を使ってくるか予想がつきません。これ以上の犠牲を出さないためにもあなたが、いえ、あなた達にはしっかりしてもらわないと」



提督「そう・・・だな。今は敵の情勢を知るべきだな。ありがとう大井」



加賀「そうね・・・ごめんなさい。今はここに居るみんなを護るためのことを考えるべきね」



大井「分かれば良いのよ分かれば・・・」



提督「よし、そうと決まればまず交戦した記録を徹底的に調べ上げ、のちに上に報告。必要とあれば資材を援助してもらう。

っとその前に、加賀、入渠しろ」



加賀「いえ、私はまだ」



球磨「情報なら私が伝えるクマ。加賀はゆっくり休んでくるといいクマ」



加賀「球磨さん!?もう怪我は」



球磨「ふん、そんなにやわな体作りはしてないクマよ。それよりも加賀クマ。全身ボロボロなのに、なんでこんなところにいるクマ」



加賀「しかし私にはまだ」



提督「加賀、罪滅ぼしのつもりならやめてくれ。俺も一緒に背負うから、潰れたりしないでくれ」



加賀「・・・」


ヴェールヌイを置いてきたのにまだ後悔の念があるのか俯く。


金剛「はぁ・・・榛名、そっち持って」



榛名「はい、お姉さま」ガシッ



加賀「ちょっと、あなた達、一体何を」



金剛「このまま入渠ネー!!」



加賀「ちょっと待ちなさい。私はまだ」



榛名「あ、加賀さん暴れないほうがいいですよ」


にこっと笑ってはいるが、あれ目が笑ってないぞ。



金剛「テートクゥ!加賀を(無理矢理)入渠させにいくネ」ドドドドド



提督「あぁ、頼む。加賀ゆっくり休んでくれ」



加賀「わ、わかりま―金剛さんもっとゆっくり運んで」



北上「あっちはなんとかなりそーだねー」



提督「あぁ、まあな」



球磨「問題なのは」



提督「暁か・・・今は」



曙「まだ部屋に篭ってる。自分のせいだ自分のせいだってずっと繰り返し言ってるわ」



球磨「自分の考えた策で、ヴェールヌイが沈んだってずっと思ってるクマね」



摩耶「でもあいつの考えた策じゃないと私たちが生きてたかどうか怪しいからな」



球磨「クマー!?摩耶もう動いて大丈夫クマー!?」



摩耶「いつまでも入渠してるわけにはいかねーからな。バケツをかけさせて貰ったよ」



球磨「なかなかにクレイジーくまね・・・」



摩耶「んなことより暁のやつ引きずり出そうぜ。あいつのお陰で私たちは助かったんだから」



提督「どうやって部屋から出すか・・・だな」



摩耶「んなもん力づくで」



曙「却下よ!弱ってる人に対してそんなことしちゃダメ!」



摩耶「んでもよぉ、このままだともっと自責の念に押しつぶされて、ダメになると思うぜ?」



曙「うん、それもそうだけど・・・。でもそれでも本人が自分で解決しないと、そういうのは・・・じゃないとあの子今度は・・・」



摩耶「自分を犠牲にするような戦いをしたり、もしくはフラッシュバックしたりでそもそも戦えない・・・か」



曙「うん、だからこういうのは焦らずにゆっくr―」



大淀「入電!各員に通達!南方の沖にて、敵機接近中との報せあり!繰り返す、南方の沖にて敵機接近中―」



摩耶「ちっ!向こうの方も被害出してるはずなのに進撃してくるのがちょっと早すぎなんじゃあねえか!?」



曙「もしかしてこちらの総戦力を想定して、進軍してきたのかしら。だとしたらナメられたものね・・・」







――――――――――――提督室にて――――――――――――――――



榛名「提督!」



提督「大淀からの報告は知っている!今すぐ動けるやつを総動員して迎撃体制をとるぞ」



榛名「はいっ!」



提督「出撃準備!」



大淀「みんな出来ています!許可を!」



提督「進水開始!」



大井「もー!また出撃ぃ?さっきのでだいぶ疲れたのだけれど・・・」



北上「まぁー今回スクランブルみたいなものだし、仕方ないよねー。後で提督に何か奢ってもらおうよ」



大井「まぁ北上さんがそういうなら・・・。間宮さんの特大大盛りパフェを二人で分けながら食べましょう(じゅるり」



皐月「なんでこの二人組は食意地張ってるんだろ・・・」



長門「お前ら、少しは緊張感というものをだな・・・」



瑞鶴「長門さん!前!前!敵影です!」



長門「む、そ、そうか。二人とも頼む」



翔鶴「ええ、発進よ!」ヒュン



瑞鶴「続いて発進よ!」ヒュン



北上「向こうもヲ級の・・・エリートっぽい?うわぁ・・・」



しかし、制空権はこちらが有利



大井「制空権取れたなら後は派手にやりましょう!北上さん!」



北上「おーやる気だねー大井っちー」



大井・北上「せーの!デッドエンドシュート!「五連装酸素魚雷、やっちゃえ~」」



タ級「グォォォォ!」


チ級「GAAAAAAAAAAAAAAAA!!」



ヲ級「ヲ!ヲヲォヲ!!」



長門「仲間がやられて向こうもだいぶ苛立ってる様だな。ここからは弔い合戦になるから気を引き締めて・・・ってなに!?」



長門が驚愕するのも無理もない。突如、ヲ級が後退し始めたのだ。

まだ残っている仲間と一緒にだ。



大井「なになに?私たちの力に怯んだのかしら?・・・って思いたいわよねー」



長門「珍しく同意見だ。そうであって欲しいが、まだ向こうには戦艦3体、航空艦2体軽巡4体が残ってた。その戦力なら、あいつらは確実に私たちと戦うはずだ。なのに撤退・・・嫌な予感しかしないな・・・」



皐月「まさか、おとり?それともこちらを罠へと引き寄せるための撤退?」



ビスマルク「にしてもずいぶんと分かりやすく撤退したわね」



ザ・・・ザザ・ザ・・・



大淀「きこ・・・ます・・・正体・・・・め・・・・の」



長門「おい!応答しろ。こちら長門!おい、聞こえるか!・・・・・・・ダメだ。全然通信が」



翔鶴「電波妨害というものですかね?」



長門「かもしれん。今回は深追いはやめて一旦戻るぞ」



大井「疲れました・・・少し休みたい・・・けど特大パフェのために・・・・!」



皐月(ほんとに食意地のために生きてる人だなぁ・・・。赤城さん以外にいたなんて・・・)



長門(はぁ・・・)手で頭を覆う










―――――――鎮守府――――――――――



大淀「ダメです!繋がりません!」



提督「呼び戻すのは難しいか・・・。それなら残存兵力でやるしかないか」



大淀「まさか囮を使ってくるなんて・・・」



提督「向こうもそれだけ本気で潰しにくるってことだろうな。しかも本当にモンスターを引き連れてやがる・・・」



提督「ちなみに今出れそうなやつ、何人くらいだ?」



大淀「最大12名です。後は全員ドックです」



提督「最大12か・・・。よし!その12名を集めてくれ緊急会議だ」






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榛名「緊急招集というこですが、一体」



提督「詳しくは後で話す。だからひとまずここで待ってて欲しい。他のやつらは」



金剛「HEYテートク緊急招集っていうからすっ飛んで来たネ!」



提督「すまないな、まだ疲れも取れてないのに」



金剛「Oh・・・それを言うなら大井と北上にも言うべきなのネー。きっと今頃ぶーぶー言ってるネ」



提督「あぁ、でもあいつらは愚痴を言いながらもちゃんとやってくれういいやつらだ。後で特大パフェを奢る算段だ」



金剛「あー!提督それならわt―」



雷・電「しれーかん!遅くなってごめんなさい「なのです」」



提督「いや、お前たちが遅れた原因は多分分かるから・・・すまないな」



雷「ううん・・・司令官は悪くないわ。むしろ私たちのほうこそごめんなさい。こういうことをやっている以上は覚悟は出来ていたはずなのに・・・」



電「しれーかんさん、響ちゃんのことはしれーかんのせいじゃなく、暁おねーさんのせいでもないのです。響ちゃんが響ちゃん自身で決めたことなのです」



電「もし響ちゃんが居たら・・・こう言うと思うから・・・」



提督「ッ―ありがとな」


一瞬ちょっとだけ、涙で視界がぼやけそうになる。


電「ふふっ・・・くすぐったいです」



曙「緊急招集っていうからすぐさま駆けつけたら、なにこのロリコン提督・・・」



雷「ちょっとー!そんな言いk」



提督「ふっ、良いよ、あれがあいつの励まし方だから、な」



曙「う、うっさいわね!このクソ提督!さっさと作戦会議始めなさいよ!」



提督「それなんだが、あと比叡が」



???「ちょっとまだ安静にしてないとだめですって!!あーもう!」



提督「どうしたんだ、一体!・・・加賀」



加賀「私も出撃する許可を・・・」



比叡「もう、さっきからこんな状態なんですよ?提督止めてください」



提督「ダメだ。第一そんな状態で何が出来るんだ」



加賀「これでも一応治りました・・・だから!」



提督「ダメだ!次は沈むぞ?」



加賀「私は沈みません。生きて必ずあなたの元へ戻ります・・・だから!」



提督「・・・じゃあお前が沈んだら俺も一緒に堕ちるところまで堕ちてやる。それで良いな?」



加賀「そ、それは・・・それはダメです!提督はここでみんなの指揮を・・・」



提督「その指揮の中にお前も居るんだ、加賀。ここでお前に出撃許可を出して沈めでもしたら、俺の指揮が悪いことになるだろ。そんなやつに提督をやる資格なんてない。だからその時は、加賀と一緒に・・・それが嫌なら今はおとなしく待っててくれ。な?」



加賀「提督は・・・狡いです」



提督「ズ、ズルいって・・・」



曙「だっー!!なに正規空母の加賀さんまで落とそうとしてるの!?なに?ジゴロなの?バカなの!?」



提督「なっ!違う!俺は落とさないために加賀を説得しt」



曙「そういう意味じゃなーい!!!」(ゲシゲシゲシ



提督「いて!いててててわ、分かった分かった会議するから!」









_____________________________


提督「これから作戦会議を始める。まず始めにー」



電「雷・・・」



雷コクリ



雷「あのね、しれーかん、ちょっといいかしら」



提督「なんだ雷。出来れば短めに頼む」



電「そんなに時間はとらないわ。あのね、深海棲艦の方にもこういう形したものでモンスターを出していたって言うじゃない?だからね」ゴニョゴニョ



提督「・・・うーん、しかしそれは・・・いくらなんでもリスクが」



雷「でも、このままだとジリ貧なのは確かよ」



提督「うーむ・・・だがなぁ。いくらなんでも危険過ぎる・・・。俺はその作戦には賛同出来ないな・・・」



電「わ、私からもお願いなのです!」



雷「それに・・・響の仇を取りたいの・・・。暁姉さんもあんな感じだから。私たちでなんとかしようって!」



提督「・・・はー」



提督「みんな聞いてくれ、作戦内容を大幅に変える」



提督「今回この作戦の要となるのは雷と電だ」



雷電「司令官!」パァァァ



一同「「ザワ・・・ザワ・・・」」



提督「雷と電お前たちからも説明を」



雷「ええ、分かったわ。みんな聞いて・・・。あのモンスターを私たちに任せてもらえないかしら」



金剛「ちょ、ちょっと!?それはいくらなんでも無理デスヨ!!戦艦級の私たちでも苦労したのに、それをあなたたちが―」



雷「金剛さん・・・そうよ。そのとおりだわ。私個人の力じゃとても手に負えないわ。でも、この作戦を思いついたのは、私たちもあのモンスターと同じようなものを持ってるからなの・・・」



電「もし私たちが持ってるようなもので、同じくあのモンスターたちが呼べるとしたらそれは相当な戦力になると、思うのです」



榛名「それはそうですけど・・・いくらなんでも無謀すぎます!提督、彼女たちに任せるのは流石に危険です!」



提督「とは言っても今のところ、これと言った打開策がない以上、こっちが潰されることはほぼ間違いないだろう。それなら少しでも望みがある方を俺は選びたい」



榛名「しかし・・・」



提督「失敗したときの第2作戦もある。リカバリも用意してあるからその点は安心しろ。お前たちを沈めさせないように指示するから・・・信じてくれないか、俺と雷と電を」



榛名「わ、分かりました」



提督「では作戦会議を終了する。質問があるものは?」



提督「・・・無いみたいだな。出撃準備を!」



一斉「はい!」









__________________________________________






提督「準備は出来たな」



一斉「はい!」



提督「こちらに向かってくる鎮守府近海の深海棲艦の迎撃せよ!出撃」



一斉「発進!」



金剛「オー・・・意外ともう近くまで来てマスネー・・・」



曙「こちらから視認出来るってことはもう向こうも・・・」



比叡「気づいてるみたいですね。お姉さま、あの怪物が近づいて来てます!」



金剛「雷、電・・・出番ネ。やはりまだ心配だけど」



雷・電「大丈夫よ「なのです!」」



雷「さぁ、いくわよ電!準備は良い?」



電「問題ないのです!」



雷「それじゃ私のほうから・・・でなさい!私のモンスター!ABCドラゴンバスター!」



電「王者の鼓動今ここに列をナスは嫌いなのです!天地鳴動の力を見るのです!レッドデーモンズドラゴン!」



浜風「ほ、ほんとに出ましたね」



曙「出たは良いけど肝心のモンスター同士で戦うのかの方が問題よ・・・」



ヲ級「ヤレ、ダークストーム」



ダークストーム「ガッ!アァァアァ!!」



電「迎え撃つのです!アブソリュートパワーフォース!」



レッドデーモンズドラゴン「グォォォォォッ!」



指示を受けた2体の竜、レッドデーモンズドラゴンとダークストームドラゴンは

海域中央で激しくぶつかり合い、どちらも互角の戦いを繰り広げていた。



金剛「す、すごいデース!あのドラゴンと互角にやりあってマース!これならいけるデース!」



ヲ級「勝負ハ互角・・・ダッタラ・・・」



曙「な、なに!?あいつらの周りに黒い靄が・・・」



比叡「雷、電!早く戻ってきて!」



雷「なに・・・これ!私たちの周りにまとわりついて・・・!」



電「抜け出せないのです!!」



ヲ級「デュエル」



棲姫「ソウイウコトダ・・・」デュエルディスクを構えながら



榛名「い、いつの間に!」



金剛「この靄に紛れて来たのデスね・・・。厄介なことを」



曙「ダメね!この靄全然近づけない!近づいたら靄の向こう側に出てしまって、あの子達に近づけないわ!」



ヲ級「ムダ、ソコデオトナシク、コノコラ、ヒトリヒトリ墜トサレテイクノヲミテテ・・・」



雷「冗談じゃないわ!誰がアンタなんかに墜とされるもんですか!」



電「私だって黙って墜とされる気はさらさらないです!」



棲姫「フン、ココロイキダケハミトメテヤル・・・ナラバ・・・・イクゾ!」



「「「「デュエルッ!」」」」

電LP8000 ヲ級LP8000

雷LP8000 棲姫LP8000


ヲ級「私の先攻カラ。ワタシハ手札カラ、竜の霊廟ヲ発動。コイツノ効果ハドラゴン族モンスターヲ1体墓地へ送ル」


ヲ級「私ハ、ダークストームドラゴンを墓地へ。更ニ、霊廟ノ効果!送ッタモンスターが通常モンスターダッタ場合、更ニ一枚、追加デモンスターヲ墓地へ送ルコトガ出来ル」



雷「な!?でもあなたが送ったカードは効果枠のカード、それじゃあ効果は使えないはずよ!?」



ヲ級「ソレハドウカナ?」



雷「なんですって・・・!?」



ヲ級「ダークストームドラゴンハ、墓地、フィールドニ存在スル限リ、通常モンスタートシテ扱ウ事ガ出来る特殊ナモンスターダ」



雷「そんなモンスターがいたなんて・・・」



ヲ級「デハ送ルモンスターヲ決メル。ワタシガ送ルノハ!アークブレイブドラゴンダ!」


ヲ級「ソシテマダ私ハ召喚権ヲ行使シテイナイ!私ハ、クリバンデットヲ攻撃表示デ召喚!ソノママターンエンド」


ヲ級「エンドフェイズ、クリバンデットノ恐ロシイ効果、発動!コノカードヲリリースシ、効果ヲ発動!デッキカラカードヲ5枚、墓地へ送リ、魔法、罠ヲ手札ニ加エル」


ヲ級「私ガ加エルノハ・・・・復活の福音。ワタシハコレデターンエンド、サァ、ソッチノターン」



雷「私のターン!ドロー!私は―」



ヲ級「ワタシハコノ瞬間、先ホド墓地ニ送ッタアークブレイブノ効果ヲ発動スル」



雷「え・・・?」



ヲ級「コノカードハ、墓地ニ送ラレタ次ノターンノ、スタンバイフェイズニ発動スル特殊ナモンスター。効果ハ墓地ニイルドラゴン族モンスターレベル7カ8ヲ1体選択シテ、自分フィールド上ニ特殊召喚スル効果」



雷「墓地にいるレベル7、8のドラゴン族モンスター・・・はっ!?」



ヲ級「ソウ、コレニヨリ墓地ノダークストームガ出テクルノ。来イ、ダークストームドラゴン!」



雷「も、もう最上級モンスターを呼ぶだなんて・・・」



ヲ級「サレンダー・・・スル?」



雷「誰が!攻撃力2700ならまだ打つ手はあるわ!」


雷「私は手札からサンダードラゴンを捨てて効果発動!同名カード2枚をデッキから手札に加えるわ」


雷「そして手札から融合を発動!」



ヲ級「融合!?」



雷「手札のサンダードラゴン2枚を融合召喚よ!出てきて!双頭の雷龍!」



ヲ級「手札補強カラノ融合トハ・・・シカモ攻撃力2800ナカナカヤルジャナイ」



雷「まだよ!私もこのターン、召喚権を行使してないから使わせてもらうわ!ライオウを召喚」


雷「さぁ!バトルよ!双頭の雷龍でダークストムを攻撃!」



ヲ級「グオオオ・・・」LP8000→LP7900



雷「まだよ!ライオウでダイレクトアタック!」



ヲ級「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ヲオオオオオオオ」LP6000



雷「な、なによ。ただ自軍のモンスターがやられただけじゃない!わざとらしい演技を―」



ヲ級「フフ・・・フフフ・・・コノ痛ミ・・・演技カドウカイズレワカル・・・フフフ」



雷「ッー私はカードを一枚伏せてターンエンドよ!」



------------------------------------------------------------



棲姫「デハ、私カラターンヲ貰ウ・・・フム、悪クナイ手札ダ」



電「ゴクリ」



棲姫「私ハ手札カラ手札抹殺ヲ発動!互イノ手札ヲ全テ捨テ、ソノ捨テタ分ダケデッキカラドロースル」



電「なっ、手札が悪くないなら何故・・・!?」



棲姫「マァ、待テ。コノデッキノ真骨頂ッテヤツヲ教エテヤル。私ハ4枚ノカードヲ墓地ニ捨テ4枚ドロー。サァ!キサマモ早ク手札ヲ捨テロ」



電「私はカードを5枚全てを墓地に捨てて、カードを5枚ドロー!」(・・・ツインツイスターが墓地に行ったのは痛いですね)



棲姫「5枚カードヲ引キ終エタカ。デハ、墓地ニイッタモンスターノ効果ヲ発動!」



電「墓地に行ったモンスターで効果発動・・・まさかそのための手札抹殺。さっきの悪くない手札って・・・まさか!」



棲姫「マァ、ソウイウコトダ。ミロ、コレガ私ノデッキ暗黒界ノ恐ロシサダ!」


棲姫「サッキ手札抹殺デ捨テタ暗黒界の術師スノウ、暗黒界の狩人ブラウ、暗黒界の龍神グラファの効果を発動!」


棲姫「スノウハ、デッキカラ暗黒界ト名ノツイタカード一枚ヲサーチスルコトガ出来ル。ワタシハ暗黒界の門ヲ手札ニクワエル」


棲姫「更ニブラウノ効果、コノカードガ効果ニヨッテ手札カラ墓地ヘステラレタトキ、デッキカラカードヲ一枚ドロースル。ドロー!」


棲姫「グラファノ効果ハ相手ノ場ノカードヲ一枚破壊スル効果ダガ、ワタシガ先攻ダカラナ、相手ノ場ニカードガナイノデ不発トナル。運ガ良カッタナ」



電「な・・・効果が多すぎる・・・なのです・・・・」



棲姫「何ヲ驚イテイル。マダワタシノターンハ終了シテナイゾ」



電「え?」



棲姫「ワタシハスノウノ効果デ手札ニ加エタ、暗黒界の門ヲ発動」


棲姫「コノカードハ、墓地ノ悪魔族モンスター1体ヲゲームカラ除外シテ効果ヲ発動スル」


棲姫「手札ヲ1枚墓地へ捨テ、デッキカラカードヲ1枚ドロースル効果ダ。私ガ墓地カラ除外スルノハ、トランスデーモン」



電「トランスデーモン・・・さっきの手札抹殺で、唯一効果の発動をされなかったモンスターですね」



棲姫「マァコノカードハ基本、手札ヲ墓地ニ落トス役割シカ持タンカードダカラナ。ソレニ墓地ヘイケバ、コウイウ風ニコストニデキル」


棲姫「ソシテ、ワタシガ捨テルカードハ、暗黒界の尖兵ベージ。ベージヲ手札カラ捨テ、1枚ドロー」


棲姫「墓地ヘ捨テラレタベージノ効果発動!フフ・・・蘇レ・・・ベージヨ!」


ATK1600 DEF1300



電「召喚権を使わずにもうモンスターが出てくるなんて・・・」



棲姫「オット暗黒界の門ノモウ一ツノ効果ヲワスレテイタ。コノカードガフィールド上ニアル限リ、フィールド上ノ悪魔族モンスターノ攻撃力、守備力ハ300ポイントアップスル」



電「つまり、ベージの攻撃力守備力は・・・」


ATK1900 DEF1600


棲姫「更ニ、墓地ノグラファノ効果!フィールド上ノグラファ以外ノモンスターヲ手札ニ戻スコトニヨリ、墓地カラフィールド上ニ特殊召喚スルコトガデキル!」


棲姫「サァ、蘇レ!暗黒界の龍神グラファ!」


ATK2700 DEF1800


電「そ、そんな・・・1ターンで攻撃力2700が出てくるなんて・・・」



棲姫「ナニヲ言ッテイルンダ。門ノ効果ヲワスレテモラッテハコマル。ヨッテ攻撃力ハ」


ATK3000 DEF2100


棲姫「私ハカードヲ2枚伏セテ、ターンエンドダ」手札4枚



電「私のターンなのです!ドロー」


電(初ターンから攻撃力3000・・・まずはあれをどうやって突破するか・・・なのです)



棲姫「サレンダーシテモ良インダゾ。無駄ニアガクヨリ、ソッチノガ手早クテ助カル」



電「気が早いですよ。まだ始まったばかりです」


電(とは言ったものの、後ろの二枚が気になって動けないのも事実です・・・。そして今の私の手札には、それを破壊するカードがない。だったら・・・!)



棲姫「ホウ、来ルカ。ヨカロウ、全力デ潰シテヤル!」



電「私は手札から帝王の烈旋を発動!相手の場にあるモンスターカードをリリース要員として扱うことが出来るのです」


電「私はグラファをリリースし、手札から充電池メンをアドバンス召喚!」


電「充電池メンの効果発動!このカードが召喚されたとき、デッキから電池メンを特殊召喚することが出来るのです!私は電池メン角型を特殊召喚するのです!」


電「そして、特殊召喚された電池メン角型の効果発動なのです!デッキから電池メンモンスター1枚を手札に加えるのです。私は電池メン単四型を手札に加えるのです」



棲姫「キサマモ大概効果ガ多イナ・・・ヒトノコト言エタモノジャナイナ」



電「明らかにそっちのほうが処理が面倒なのです・・・」



棲姫「フン、マァ良イ。ドウセソノモンスター共ハタッタ今、キエルノダカラナ!」



電「やはり来ますか!」



棲姫「罠カード発動!激流葬!自分カ相手ノドチラカガ召喚・反転召喚・特殊召喚シタ時ニ発動デキル。フィールド上ノモンスターカードスベテヲ破壊スル!」



電「召喚反応型の除去用の罠でしたか。私はモンスターをセットし、カードを二枚セットしてターンエンドなのです」手札2枚



棲姫「罠ダトワカッテ飛ビ込ンダ結果ガコレトハナ。底ガ知レルゾ」



電「なんとでも言いやがれなのです」



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雷「ハァ・・・ハァ・・・」 LP2000



ヲ級「ドウシタ?手ガ止マッテル」 LP6000



雷「うっさいわね・・・私のターン!ドローッ」



雷(まさか私の伏せてた奈落の落とし穴があんな風に回避されるなんて思わなかったわ・・・)


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(少し前)


ヲ級(私ハ手札カラ復活の福音ヲ発動-先程ノクリバンデットの効果デ墓地ニイッタ、巨神竜フェルグラントヲ特殊召喚)


雷(来たわね。この瞬間罠カードオープン!奈落の落とし穴!)


ヲ級(無駄。墓地ノ復活の福音ノ効果。コノカードヲ墓地カラ除外シ、1回ダケドラゴン族ノ破壊ノ身代わりニスルコトガ出来ル)


雷(そ、そんな!だけど、なんでそんなカードが予め墓地に・・・はっ!)


ヲ級(ソウ、アッタノヨ。コノデュエルデ一度ダケ、大量ニ墓地へ送ル瞬間ガ・・・)


雷(クリバンデット・・・あのときね・・・あのとき大量に墓地に行ったカードの中にあったんだわ!)


ヲ級(ソシテ今コノカードヲ使ッタコトニヨリ、モウ一度サッキノ効果ガ使エル)


雷(すごく厄介な効果・・・)


ヲ級(デュエルヲ続ケル。墓地カラ復活シタ巨神竜フェルグランドノ効果発動。相手フィールドカ墓地ニアルモンスターカードヲゲームカラ除外シ、

ソノレベル分ダケ攻撃力ヲ100上ゲル。勿論除外スルノハ双頭の雷龍)


雷(くっ・・・攻撃力3500ですって・・・)


ヲ級(ソシテ私ハ手札カラ巨竜の聖騎士を召喚。効果ニヨリ、墓地カラアークブレイブドラゴンヲコノカードニ装備スル)


ヲ級(コレデ、バトルダ。フェルグランドデ、ライオウヲ攻撃)


雷(きゃあああああああああ!!!)8000→6400


ヲ級(コレガ本当ノ苦痛トイウコト。理解デキタ)


雷(はぁ・・・はぁ・・・)


ヲ級(マダマダ・・・フェルグランドノ効果発動。コノカードガ相手モンスターヲ戦闘デ破壊したとき、自分マタハ相手ノ墓地カラドラゴン族一体ヲ特殊召喚スルコトガ出来ル。ワタシガ蘇サセルノハ墓地ノダークストームドラゴン)


雷(そ、そんな・・・)


ヲ級(続けて巨竜の聖騎士デダイレクトアタック)


雷(いっっったああああ!!!)6400→4700


ヲ級(ソシテ、ダークストームドラゴンデダイレクトアタック)


雷(ああああああああああああああ・・・・ガクッ)4700→2000


ヲ級(ワタシハカードヲ一枚セットシテ、ターンエンド・・・。気絶シタ?)


雷(だ、誰が・・・まだまだよこんなの!)

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雷(私のフィールドはがら空き、そして向こうは3体のモンスターに伏せが1枚、更には墓地にドラゴン族が破壊されるとき、一回身代わりが出来る福音・・・)


雷「突破するためにはこのカードに賭けるしかないわ!」チラッ


雷「きたっ!私はOKaサンダーを召喚、効果で手札からONiサンダーを特殊召喚するわ!」


雷「ONiサンダーの効果でデッキからOToサンダーを手札に加える。それじゃ行くわよ」



ヲ級「サァ、コノ布陣乗リ越エレルノナラミセテ」



雷「随分と余裕ぶってるじゃない。良いわ見せてあげる!私はOKaサンダーとONiサンダーでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」



ヲ級「エクシーズ召喚・・・」



雷「えげつなく行かせてもらうわ!来て、ヴェルズビュート!」ATK1900DF0


雷「早速ヴェルズビュートの効果を使うわ。」


雷「このカードは相手の場、手札の合計がこちらの場と手札より多い場合このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する」


雷「そっちの場と手札の合計は7枚、私の場と手札の合計は4枚。条件は揃ってる。効果発動!」


ヲ級「伏セカード聖なるバリアミラーフォースト巨竜の聖騎士ガ・・・ダケドコノカードノコト、忘レテナイ?」


ヲ級「復活の福音ノ身代わり効果デ、ワタシノ場ノドラゴン達ハ破壊ヲ逃レル」



雷「フッ、そんなことは織り込み済みよ!もう一回ヴェルズビュートの効果発動!」



ヲ級「ナッ・・・・!?」



雷「ヴェルズビュートの効果は条件と素材さえ揃っていれば1ターンに何回でも使える効果よ!」


雷「そっちは福音の効果で耐えたモンスターがいるから場と手札の合計が5枚、私の場と手札の合計は変わらずの4枚。条件は揃ってるわ!」


雷「ヴェルズビュートの効果発動!このカード以外のカードを全て破壊するわ!」



ヲ級「ソンナ・・・私ノフィールドガ・・・」



雷「フィールドはがら空きになったけど、この効果を使ったターンは、相手にダメージを与えることは出来ない。だから私はカードを2枚伏せ、ターンエンドよ」



ヲ級「私ノターン、ドロー」


ヲ級「今日ノ私ハツイテル」



雷(・・・ゴクリ)



ヲ級「だけど、ソノ前ニサッキノターンデ墓地ニイッタアークブレイブノ効果ヲ発動スル。蘇ッテ、フェルグランド」



ヲ級「効果デアナタノヴェルズビュートヲ除外サセテ貰ウ」



雷「くっ・・・」



ヲ級「ソシテ、コレガワタシガ引イタカード、速効魔法ツインツイスター。

ソノ二枚ノ伏セカードに全てヲ託シタノデショウケド、ソンナ夢ハココデ終ワラセテアゲル」



雷「・・・かかったわね!」



ヲ級「!?」



雷「そう、このカードは破壊されてこそ効果を発揮するカード、ミラーフォースランチャーよ!」


雷「ミラーフォースランチャーの効果により、墓地にあるこのカードと、デッキ手札墓地からミラーフォースを1枚自分フィールドにセットするわ。このミラーフォースはセットされたターンでも使用することが出来るわ!」



ヲ級「・・・私ハ巨竜の聖騎士ヲ召喚シ、デッキカラ、アークブレイブドラゴンヲ装備シテターンエンド」


ヲ級(アノ二枚ノカードヲ破壊シタ後ニ一気ニ展開シ、タタミ掛ケル算段ダッタケド、向コウモタダジャ終ワラナイトイウコトダナ)



雷「私のターン、ドロー!」


雷(なんとかここまで耐えてきたけど、もうそろそろ後がないわ・・・ミラーフォースだと分かって突っ込む人なんていないし、というか次のターンで除外されるし、このドローで全てが決まる!)



ヲ級(今アノ二枚ノカードヲ突破スルカードハ持チ合ワセテナイ。ソシテアノカードハナニモシナクテモ勝手ニ除外サレルハズ・・・次ノターンデ)



雷「・・・まだよ」



ヲ級「!?」



雷「まだ私は諦めない!貪欲な壺を発動!墓地のモンスターカード5枚をデッキに戻し、2枚ドロー!・・・来て!」



ヲ級「諦メノ悪イ人ネ・・・」



雷「デッキを信じていればカードは必ず応えてくれる。指揮官はそんなことを言ってたけど、本当にそうなるなんてね・・・」


雷「私は手札からOToサンダーを召喚し、手札のONiサンダーを特殊召喚。ONiサンダーの効果でOKaサンダーを手札に加えるわ。そして、エクシーズ召喚!出でよ。神葬令嬢ラグナゼロ!」



ヲ級「ラグナゼロ・・・効果ハ、元々の攻撃力より変動がアルモンスターヲ破壊・・・」



雷「そうよ。そして勿論変動しているモンスターといえば」



ヲ級「フェルグランド、トイウワケネ」



雷「フェルグランドを破壊!」



ヲ級「デモソレジャアマダ私ノライフポイント6000マデニハ到底及バナイ」



雷「それはどうかしら。貪欲な壺でもう一枚引いたカードを使うわ。私が引いたカードは、死者蘇生!」



ヲ級「死者蘇生・・・ハッ、マサカアナタ!?」



雷「そうよ!蘇生させるのはさっき破壊したフェルグランドドラゴンよ!私の元に来なさい!」


雷「フェルグランドの効果で墓地にいる巨竜の聖騎士をゲームから除外!この効果でフェルグランドは400ポイント攻撃力がアップ!」



ヲ級「くっ・・・」



雷「さぁ、バトルよ!フェルグランドで巨竜の聖騎士を攻撃!」



ヲ級「ウグゥ」LP6000→4500



雷「そして、フェルグランドの効果。このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、自分または相手のドラゴン族カード1枚選択して蘇生する。私が選ぶのは、ダークストームドラゴン!」



ヲ級「!?マサカ自分ノカードノ効果ヲ相手ニ使ワレルナンテ思ワナカッタ・・・」



雷「さぁ、もう一回攻撃!ダークストームドラゴンでダイレクトアタック!」



ヲ級「ウッ・・・」LP4500→1800



雷「これで最後よ!ラグナゼロでとどめ!」



ヲ級「ヲ゛ォォォ・・・」LP1800→0



雷「よし!こっちは勝ったわ!電、そっちは?」



電「はぁ・・・はぁ・・・」LP700 手札3枚 伏せ2枚 モンスターなし



棲姫「ホォ、ヲ級ヲヤルトハナ。ダガ、コチラモソロソロ決着ガツキソウダ」LP5700 手札1枚 伏せ無し モンスターなし フィールド魔法暗黒界の門



雷「電!?」



棲姫「キサマハソコデ、コイツガクタバルトコロヲ眺メテイロ。クックッ」



電「もう勝った気でいるのですか。・・・まだ私のライフは尽きてないです!」(しかし、相手がまさか2回も激流葬を撃ってくるなんて・・・)



棲姫「フン、マダソンナ減ラズ口ヲ・・・。良イダロウ。ナラバソノ風前ノ灯ノヨウナライフヲ消シ飛バシテクレル!」


棲姫「私ノターン。ドロー!・・・クククッ、コレデ貴様ヲ沈メサセテ、ソノ次ハソコノ貴様ダ!」



電「ゴクッ」



棲姫「手札カラ暗黒界の取引ヲ発動。オ互イデッキカラカードヲ1枚ドローシ、ソノ後手札カラ1枚ヲ捨テル」


棲姫「私ハ手札カラ、グラファヲ捨テル」



電「・・・私が捨てるカードは電池メンボタン型なのです」



棲姫「効果処理ガ終ワッタナ?ナラバ、グラファノ効果発動!」


棲姫「貴様ノ伏セカードヲ破壊スル」



電「くっ」



棲姫「ホウ、携帯型バッテリートハ・・・守リト次ノターンヘノ展開ヘノ布石カ。ダガ、コレデ貴様ニ次のターンナド無イ事ヲ教エテヤル!」


棲姫「モウ一度、暗黒界の取引ヲ発動。オ互イデッキカラカードヲ1枚ドロー。ソノ後カードヲ1枚墓地へ捨テル」


棲姫「私ハベージヲ墓地へ捨テル」



電「私は電池メン単3形を墓地に捨てます」



棲姫「ベージの効果、コノカードガ効果ニヨッテ手札カラ墓地ヘ捨テラレタ時、自身ヲ特殊召喚スル」


棲姫「甦レ、ベージ!・・・ソシテ」



電「自分フィールド上の、グラファ以外の暗黒界と名のつくモンスターを手札に戻すことにより、墓地からグラファを特殊召喚・・・」



棲姫「ヨク出来マシタ・・・ト褒メテヤリタイトコロダ。ダガ、ベージヲ召喚!更ニベージ自身ヲ手札ニ戻シ、グラファヲ特殊召喚!」



電「攻撃力3000が2体・・・!」



棲姫「トドメダ!ヤレェ!グラファ!!」



雷「電!!」



電「私はまだこのカードが残ってるのです!!リバースカードオープン!聖なるバリア-ミラーフォース」



電「このカードは相手攻撃宣言時に発動出来るカード。その効果は相手攻撃表示モンスターの破壊なのです!」



棲姫「ガァッ!!」



電「よし!これでこのターンは凌げたなのです!次のターンで私の・・・」



棲姫「ククックックク・・・ハーハハッハハハ!!」



電「何がおかしいのです!!」



棲姫「私ノフィールドヲヨォクミロォ!カードガ1枚残ッテルダルォ!?」



電「・・・まさか!?」



棲姫「ソウ、ソノマサカダァ!即効性ノアルモンスター復活ノリバースカード。リビングデッドの呼び声」


棲姫「勿論対象はグラファダ!甦レグラファ!」



電「そ、そんな!」



棲姫「オ前ニハモウ、守ル壁モンスターモ、コノ攻撃ヲ凌ゲルリバースカードモ無イ。正真正銘ノ終ワリダ」



雷「電!!」



棲姫「海ノ藻屑トナッテキエロ!!ヤレェグラファ!ダイレクトアタック!」



グラファの攻撃を受け、轟音と共に電の周りの海が蒸発し水蒸気が発生する



棲姫「次ハオ前ダ、姉ノ方・・・」



雷「・・・」



棲姫「妹ガスクラップトナッテ寂シイノハ分カルガ、安心シロ。スグニ後ヲ・・・」



雷「まだ勝負は終わってないわ」



棲姫「フン、現実逃避モソコマデニ・・・・・・・・ナニ!?」



グラファの攻撃が終わり、徐々に水蒸気が晴れ、その中から出てきたのは



棲姫「バトル・・・フェーダー・・・」



電「モンスターもいない、リバースカードも無い、でも手札があるのです!!」



棲姫「貴様!!ワタシノ攻撃ヲ無効ニシタトイウノカ!!」


棲姫「クッ、ワタシハコレデターンヲ終了スル」


棲姫「ダガ、攻撃力守備力0ノソノモンスターデハリリースシナイ限リ除去スルコトハ・・・ハッ!」



電「気づいた時には既に遅いのです!私のターン、ドロー!私はバトルフェーダーをリリースし、充電池メンを召喚!」


電「更に、充電池メンの効果発動。デッキから電池メン角型を特殊召喚!まだまだ続くですよ!」


電「電池メン角型の効果発動。このカードが召喚、特殊召喚、反転召喚した時、電池メンモンスターカードを手札に加える。私はここで燃料電池メンを手札に加えるのです」


電「燃料電池メンの効果、自分フィールド上に電池メンと名の付くモンスターが2体以上いる時、このカードはリリース無しで手札から特殊召喚出来る。来るのです、燃料電池メン!」


電「燃料電池メンの効果発動、自分フィールド上の電池メンモンスターをリリースして、相手モンスター1体を手札に戻す。私が選ぶのは勿論グラファなのです」



棲姫「チッ、悪アガキヲ・・・ダガ、コレデ次ノターンデマタグラファノ効果ガー」



電「次のターンなどない!!!なのです」



棲姫「ハン、貴様ノフィールド上ノモンスターデハ、火力不足ダガ?コレデハワタシノライフ6000ニハ届カナイゾ」



電「手札から死者蘇生を発動」



棲姫「ダニィ!?」



雷「どうやら私達、やっぱり姉妹らしいわねー・・・フィニッシャーがそれって」



電「私が選ぶのは電池メン角型。死者蘇生の効果で特殊召喚!あ、一応電池メンサーチさせて貰うのです。・・・じゃあこれでバトルなのです」


電「これで終わりなのです!!」総攻撃力6800



棲姫「コンナコトガァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」LP0



棲姫、ヲ級が倒れると同時に辺りの霧が晴れていき、

二人の姿が見えるようになる。



金剛「二人共ー!大丈夫デスカー!?」


霧が晴れたおかげで、仲間の艦隊の声が聞こえるようになった。



雷「ええ、大丈夫よ!こっちはなんとかなったわ!」



電「ほんと大変でしたけどね」



榛名「霧の外にいた戦力はあらかた片しました。残りは撤退した模様です」



曙「提督、終わったみたいよ」



提督「そうか、報告ありがとう。長門の方も片ついたとの報告が上がっている。みんなのおかげだ、ありがとう」



曙「それ彼女たちに言ってあげなさいよ。今回のMVPはあんたとそれを成した彼女達なんだから」



提督「そうだな。帰ってきたら労って―」


そう言おうとしたとき、金剛が声を上げた。



金剛「HEY、あれは一体なんです?艦隊がこちらの方へ向かってきてるネ」



提督「なんだと?大淀」



大淀「こちらも確認していますが、長門率いる部隊ではないです。」



提督「ということは・・・向こうの増援か?」


戦力の逐次投入は基本的には愚の骨頂。作戦的には下の下である。


勢いがついている相手に対してやる行為ではない。

戦っている最中に投入するべき案件なのだ。


それも相手が分かっているはずなのが



提督「つまり、逐次投入しても勝てると見込んでこの手にしたと」



曙「それって、私達、相当ナメられているってことよね?」



提督「まぁ、そうだが・・・。相手は厄介なモンスターを引き連れているんだ。それが出来る分油断するなよ」



曙「分かってるわ、金剛!」



金剛「みんなー!隊列を組むネー!」


接近し、姿が視認出来るほどの距離まで行く

やはり深海棲艦だった。


しかしその中に一際小さいシルエットが見える

しかもそれは、見知った人物で―


金剛「ワッツ!?何故ヴェールヌイがそっちにいるね!!」



曙「ほ、ほんとにいるわ!あんたそんなとこなにしてんのよ!!」



電「ひ、響ちゃん?」



雷「い、生きてたのね!!」



ヴェールヌイ「・・・」



提督「何!?ヴェールヌイが、いるのか・・・?」



曙「ええ、でも様子がおかしい。反応がないし…。そもそも深海棲艦と一緒に来るってことは」


鹵獲されたか、沈んでそうなったかというところだろう。



ヴェールヌイ「ヤァ、雷、電。道を開ケテクレナイかな?これカら司令官に愛に行クンンダ」



雷・電「ッ―!」


二人はヴェールヌイの顔を見た。

血の気は引いていて青白い

深海棲艦のそれに似ていた。



榛名「やっぱりもう…」



ヴェールヌイ「邪魔スルなら消えてもらウヨ!」


ヴェールヌイが戦闘態勢に入る



金剛「提督!どうするネ!」



提督「くっ…頼む、ヴェールヌイを楽にしてやってくれ!」



大淀「提督!」



大淀に呼ばれて目線で執務室の入り口を見ると、そこに暁がいた。



提督「あ、暁」



暁「ねぇ…なんの話してるの?」



提督「いや、これは」



暁「響、生きてたんだよね…?」



提督「いや、もうあいつはお前らの知っているヴェールヌイじゃない」



暁「ッ―!!そんなはずないわ!!私確かめに行ってくる!」



提督「ま、待て暁!!」


暁は俺の制止の声も届かず、勢いよく飛び出していった。

暁が飛び出していったことを報告せねば



提督「曙!暁が飛び出していった!多分そっちに行ってると思う。すまないが連れ戻してくれないか」



曙「何やってんのよクソ提督!!分かったわ!暁が来てグズったら意地でも連れて帰るわーーーーってキャァ!」



突如爆風が艦隊を襲う

曙はその発生源に目を向けると、大破してる雷電と中破している金剛がいる。



提督「どうした!?曙!」


しかし応答はない。

というのも


曙「提督!クソ提督!!あーもー!こういうときに限って通信機が!」


改めて、雷電と金剛を見てみる。

大破と中破はしているが、まだ離脱出来るほどの力は残っている。


そして…何かしたであろうヴェールヌイを見やる。



曙「何なの…あれ…」


頭上には、太陽にも似た光が発光しており、それでも形ははっきりと見えた。


鳥…の化物みたいね。みんんはこれにやられったっていうの?

にしても、さっきの爆発、全部あの怪物1匹がやったってことなの?


他の深海棲艦に動いた感じはしてないし


曙「ねぇ、ヴェールヌイ、聞いてもいいかしら?」



ヴェールヌイ「ナンだい」



曙「さっきの爆発、全部その鳥みたいなのがやったってことで、間違いないのよね?」



ヴェールヌイ「うん、ソウだよ。この子はネ、ラーの翼神龍って言ってとても私ニナツいてクれるんダ」


ヴェールヌイ「だからこれを司令官ニモ見せテあげたいナ」



曙「あんた、何を言って…」



ヴェールヌイ「だっテこれを見たラ、私をチャんと見てくれるデショ。私ってこんなに凄い娘だッテ」



支離滅裂、そもそも会話が成り立ってない!!

そもそもラーの翼神龍ってなんなのよ!!まずそこからじゃない!!


曙が一生懸命頭の中を整理していると、ヴェールヌイが動きを見せた。



ヴェールヌイ「曙も、私が司令官にアイに行くの邪魔スルのかイ?」



曙「当たり前でしょ!?今のアンタなんか連れて行ったら、提督が何されるか分かったもんじゃないわ!」



ヴェールヌイ「別ニ、何もしないサ。ただ一緒にイてくれればそれデ。ソウダ、司令官も壊しテ沈めテ私と一緒になれバ」



最早その言葉を聞いただけでも危険と判断した。

もう前のヴェールヌイはいないんだと、心の中で決別した。


だったら!


ヴェールヌイ「やっぱり邪魔スルんだ」



曙「そんな物騒な言葉聞かされたら、こうするしかないじゃない!」


曙は魚雷を発射して、ヴェールヌイを沈めようとする。



ヴェールヌイ「ラー、お願イ」


…しかしその魚雷は、その一言でヴェールヌイに届く前に爆発する。

そして


ヴェールヌイ「ゴッドブレイズキャノン」



仕返しとばかりに、火焔球が飛んできた。



曙「はぁ!」



横っ飛びで火焔球を避けるが、火焔球が水面に当たって爆発し、その水を被ってしまい

体制が崩れてしまう。



曙「うっ、痛ったぁ…」



すぐに立ち上がろうとした瞬間。



曙「ぁ…」



ヴェールヌイとラーの姿が眼前にあった。

しかも攻撃態勢で



ヴェールヌイ「ばいばい」



金剛「曙!」



深海棲艦「Vooooo!!!」



金剛が砲台でラーを狙おうとするが、ヴェールヌイに付き添っていた

深海棲艦達と応戦しているため、なかなかに狙いが定まらない。



金剛「ちぃ!邪魔しないデ!!」



ヴェールヌイ「終わりだヨ。ラー!ゴッドブレイズky…」



暁「響ィィィィィ!!!」



曙「あ、暁!?来ちゃだめ!!」



その声に反応しヴェールヌイの動きが止まる。

五月蝿くも聞き慣れた声に体が反応した。



暁「響なんだよね…?」



ヴェールヌイ「何だと思ったら、暁じゃないカ」



暁「こんなところで何してるの?一緒に帰ろう?」



ヴェールヌイ「帰る?うんソウダネ私は司令官を連れて帰るンダ」



暁「違うわ、私達があなたを連れて帰るの」



ヴェールヌイ「暁も私の邪魔スルの?」



暁「邪魔だなんてそんなーーー」



ヴェールヌイ「うるさい!司令官にチヤホヤされテた暁なんかに邪魔されたくない」



暁の印象的にはまるで会話が噛み合ってない、という印象だった。

いきなり司令官を連れて帰るとか言い出したり、更にはチヤホヤされているとまで言われて頭が混乱した。


私の知る司令官は、ちょっぴりスケベだけど基本的に分け隔てなく接する人で、

決して無理強いや誰かを特別扱いするような人では無い。


それは私達艦娘にも同様に、人として扱ってくれる。

だからみんな司令官について行こうと思っている。


暁「チヤホヤされてるんじゃなくて、私はただ単に子供扱いされてーーー」



ヴェールヌイ「ほんとニそういうところが嫌いだったよ。暁ねえさんのそういうところが」



暁「響…」



面と向かってちゃんと本音で話し合ったことはない姉妹

実際の本音を聞くとかなりショックで目の下に水が零れそうになる。


涙で目がぼやけそうになるのをこらえながら



暁「ねぇ、響」



ヴェールヌイ「なんだい姉さン」



暁「デュエルで決着をつけるのよ」


鎮守府にいる時盗み聞きしてどういう状況かは知っていたので、事前にデュエルディスクとカードは持ってきた。



ヴェールヌイ「本当かい?姉さんは私に一度も勝った事もナイのに?」



暁「そんなのやってみなきゃ分からないじゃない」



金剛「暁!そんな無茶はーーー」



電・雷「金剛さん!やらせてあげてください!」



電「響がちゃんと誰かに本音を話してぶつけられる相手が見つかった」



雷「暁はそれを受け止めようとしているから…」



金剛「んーもう仕方ないデスネー。こうなったら私達は見守ることしか出来ないネ…」



暁「ありがとうございます!金剛さん!」



ヴェールヌイ「何言ってもどの道君はここで沈むんだけどね」



暁「言ってなさいよ、その湿気た面泡吹かせてやるんだから!」



デュエル!





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから少し時間が経ってからのこと







暁「はぁ…はぁ…」LP700 手札2枚



ヴェールヌイ「もういい加減諦めたらどうダい?姉さん」LP5000 手札4枚


ヴェールヌイ「私のフィールドにハ青眼2体に亜白龍1体、たいして姉さんの場には何もないンだよ?」

       ここからドう逆転するっていうのサ」



暁「…話は…それだけ…かしら?」



ヴェールヌイ「ん?」



暁「話がそれだけなら…早くターンエンドしてもらえない?ドローするから」



ヴェールヌイ「…本当にイライラさせてくレる姉さんだね。分かった、

       サレンダーなんて生温いことはやめて、完膚無きまでに叩き潰スよ。ターンエンド」




暁(今の手札にこの現状を打開するカードは無い…引くしかない)


暁「私のターン…ドロー!…来た!」


暁「私はブラックホールを発動!フィールド上のモンスターをすべて破壊するわ!

  そして更に!手札から死者蘇生、自分の墓地のバスターブレイダーを特殊召喚よ」



ヴェールヌイ「ーッこの土壇場でパワーカードのゴリ押し…姉さんらしくズルい」



暁「なんとでも言いなさい!負け惜しみは後で聞いてあげるわ。いくわよ!バスターブレイダー、響を攻撃!バスターブレイダーの攻撃力は

  相手の墓地フィールド上のドラゴン族×500。そして響の墓地にあるドラゴン族は…」



ヴェールヌイ「7枚ダね。3500攻撃力が上がり…」



暁「そう、バスターブレイダーの攻撃力は6100。これで終わりよ!破壊剣一閃」


これで私の勝ち…あとはヴェールヌイを嫌でも引っ張って鎮守府にー



ヴェールヌイ「それで終わりかい?姉さん」



暁「な、なんで…」


暁「なんでまだLPが残ってるのよ!?」



ヴェールヌイ LP2400


ヴェールヌイ「これ、なんだト思う?」



暁「エフェクト…ヴェーラー…私のメイン終了時に使ってたのね!?」



ヴェールヌイ「そうだよ。姉さんすぐバトルフェイズに行くカら使い所に困っテね。ようやく使えたよ」



暁「白々しいわね…私はカードを一枚伏せて、ターンエンド」

暁(まだ逆転の手はあるわ。伏せたカードは聖なるバリアミラーフォース。

  場にはバスターブレイダー、ドラゴン族デッキ相手に、この布陣はなかなかに突破されないはずよ)



ヴェールヌイ「私のターンドロー。姉さん…まだ自分が勝てるだなんて思ってるんジゃないかな?」



暁「なによ?思って当然でしょ!現に今、私のバスターブレイダーを超えられないでしょ?」



ヴェールヌイ「それはどうかな?」


ヴェールヌイ「私ハ手札ノ青眼の白龍を相手に見せ、青眼の亜白龍を特殊召喚する。」



暁(出たわね亜白龍…でもそれなら墓地にある破壊剣一閃で対処出来るわ。効果を発動してみなさい。それが響の最期よ!)



ヴェールヌイ「私はこのカードを除外してー」



暁「え?」



ヴェールヌイ「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚。効果発動、墓地から青眼の白竜を特殊召喚、

       更に手札から復活の福音を発動、亜白龍を特殊召喚」



暁「な…またドラゴンが3体…」



ヴェールヌイ「どうせ亜白龍の効果を発動したときにでも、破壊剣一閃を発動するつもりだったんだろうけど、

       アテがハずれたみたいだね姉さん」



暁(くっ、バレてる)

暁「良いから早く続けなさいよ。そこまでっていうわけじゃないんでしょ?それとも破壊剣一閃の効果を福音で亜白龍守るの?」



ヴェールヌイ「いいやそんなことはしないさ。どうせ後ろのカードは攻撃に反応して対処するようなカードナんダろうしね」



暁「知らないわよそんなこと」



ヴェールヌイ「ダカラネ、もう面倒なことはやめて、一撃で鎮めるンダよ…姉さん」



暁「な、響!何をするつもりよ!!」



ヴェールヌイ「姉さんに神を見せてあげる…私はレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンと

       青眼の白龍、青眼の亜白龍の3体を生贄に捧げ、ラーよ地より蘇生し天を舞え、炎を纏いし不死鳥となりて」



暁「な、何をの球体…」



ヴェールヌイ「Wii…ああ…Wii…売れすぎぃ…」


ヴェールヌイ「さぁ、どの姿で姉さんを屠ってヤろうか………決めた。うん、普通に潰そう!」



暁「響が変な呪文唱えてから鳥?みたいな龍の姿になってる…

  でも!だからなんだっていうのよ!3体をリリースして出した割には大したことなさそうじゃない!」



ヴェールヌイ「ふふっ、かわいいよ姉さん。その強がりが絶望に変わる瞬間がみたい…ふふっバトルだよ。ラーの翼神龍、

       バスターブレイダーに攻撃。ゴッドブレイズ・キャノン」



暁「響、忘れたのかしら?私のフィールド上に伏せられてるカードを、

  その油断が命取りだったわね!トラップ発動!聖なるバリアミラーフォース」



ヴェールヌイ「もちろん忘れるわけ無いよ、分かってて攻撃したんだ。だって神にはトラップは通用しないんだから」



暁「そ、そんな…ミラーフォースが…効いてない!?」



ヴェールヌイ「ばいばい姉さん…いいや、ようこそ姉sーーーー」



聖なるバリアミラーフォースを貫通し、バスターブレイダーに攻撃が届くかというその時、

ドンという轟音と共に、ラーのソリッドビジョンが崩れそれと同時に周りの黒い靄が晴れてゆく



ヴェールヌイ「さっきの攻撃の衝撃で神の存在がここの空間が耐えきれなくなったんだね。命拾いしタね姉さん」



暁「ひび…き…」



ヴェールヌイ「ジャアね姉さん、マタ合う日までもう少し強くナッテテネ…その時まで楽しみにしてるよ」



暁「まっ…響!」



しかし、暁の声も虚しく、ヴェールヌイは黒い靄の向こう側へ行ってしまった。



雷「暁…帰ろう?」



暁「うん」



部隊は無事港へ帰還したが、めでたいというムードではなく…



長門「まさか響が深海棲艦側にいたとはな」



大井「しかも変なモンスター引っさげてくるし!今後もあんなのとずっと戦闘してたらこっちの身が持たないわね」


大井が発した言葉によりあの怪物たちと戦闘したみんなは顔を俯かせる。

無理もない、現代兵器では歯が立たない怪物達との戦闘でみんなが疲労しているのだから



金剛「テートク、あの怪物たちはどういうやつなのか、情報は出てル?」



提督「いや大本営に聞いても、調査中の一点張りだったよ。

   ただ各地であのモンスターを操る深海棲艦が出てくるようになったという報告は聞いたよ」



大井「こういうときに有益な情報を寄越すのが上の仕事でしょう!全く何をしてるんだか…」



長門「まぁ落ち着け大井、上には上の考えがあるのだろう。それに有益な情報は我々は手にしている…

   してはいるが、アレは…」



提督「あぁ、そのことなんだが…上にも報告したが、半信半疑といったところだ」



長門「変な円盤にカードを置いたら、モンスターが実体化してきて襲ってきた。などという荒唐無稽な話、実際に目にしない限りは私も信じ

   なかったしな」



提督「だろうな。俺だってこの被害を見るまでは想像出来なかったよ。

   まあ今の状況でどう報告しようと伝わらないのは分かりきっているから、建設的な話として今後の話に移すが…」


っと少し間を置き


提督「あれの対処をー」


と伝えようとした時だった。


雷電「そこからは私たちが説明するわ「なのです」」



雷電がタイミングを見計らったかのように割って入る。



俺はそうか。とだけ伝え任せることにする。

自分で説明しなければという使命感からくるものだろう。



電「お二人には先に話しておこうと思いまして」



大井「何よ今更。もったいぶっちゃってないでさっさと言いなさいよ」



雷「えへへ。まあその非常に言いにくいんだけど。えっとね私達にあのモンスターの相手を任せてほしいの」


抗議の目でこちらを訴えてくる。

それもそうだろう。駆逐艦娘二人を主軸として戦わせるなど前代未聞。

もちろん俺だってこんな作戦考えたくはないが



大井「ちょっと!流石に駆逐二人だけじゃ荷が重いんじゃないの!?」



提督「しかし、今あの深海棲艦に太刀打ち出来るやつが他にいるか」



大井「それは…私たちと長門や金剛の力を借りれば」



長門「大井、あの戦いで我々にできる事はあったか?」



大井「…う、で、でも!!あの子たちだけに背負わせるだなんて」



提督「大丈夫だ。大井達には雷電の護衛とモンスターを主軸としてない部隊の掃討に当たってもらう

   我々には我々にしか出来ないことをしよう」



大井「………あーもう分かったわよ!!私が護衛するんだからあの子たちには指一本触れさせないわ!

   だから!変な指揮したら承知しないからね」



提督「肝に銘じておくよ」




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SS好きの名無しさんから
2017-02-22 22:25:09

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2017-02-14 21:13:11

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-08-02 21:35:48 ID: FtVUjYfT

皆強いデッキばっかり使って!俺みたいにそれなりので遊ぼうよ!
アロマ!アロマージーに栄光あれ!!

2: SS好きの名無しさん 2016-10-20 03:06:40 ID: 7OV2Shzy

???「デュエルは争いの道具じゃない!みんなを笑顔にするものだ!」

3: はるさめ 2017-01-07 22:17:14 ID: jiOHVvNw

やめろぉ!こんなのデュエルじゃない!俺の知ってるデュエルはみんなを・・・幸せに・・・(するとは言ってない)

4: はるさめ 2017-01-07 22:18:14 ID: jiOHVvNw

やめろぉ!こんなのデュエルじゃない!俺の知ってるデュエルはみんなを・・・幸せに・・・(するとは言ってない)


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