2016-06-08 22:10:46 更新

概要

タイムマシンで過去へ

着いた場所はお嬢とお嬢姉の住んでいた町で

とある人物と出会う

その人物はのび太達と因縁のあったあの人だった


前書き

気に入らない方は戻るボタンを押して忘れるんだ!いいね?


【第二部】第六話 未来の過ち過去の償い


あれから何日経ったんだろうか


この事を知ってるのは俺だけだ


いつ言おうか・・・


ノビスケ「・・・・・・」


手元の懐中時計を見ながら俺はずっと一人の時はずっと考えていた


みんなに悟られてはいけない


ノビスケ「どうすれば・・お姉ちゃん・・」


長く持たないのはわかっている。だけど言ってしまったら今が崩壊する


だけどもう黙っているのは駄目だ


ノビスケ「今日だ・・今日言おう!」


ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーー


ー数日前ー


いつもの日常生活をおくっていたように思えていたがそれは表だけだった


いつまで経っても連絡すらとれない両親達


そんな状況から皆顔にはだしていないが不安だった


そんな時だった


ノビスケ「・・・・・」


メイド「・・・・・」


スネ樹「・・・・・」


まゆ「・・・・・」


まみ「・・・・・」


食卓からも自然と会話が少なくなっていた


ノビスケ「みんな・・・」


メイド「ノビスケ今はなにも」


ノビスケ「そうだな・・」


スネ樹「ご馳走様でした・・すみませんもういいです」


まゆ「もういいわ・・」


まみ「うん・・私も」


ノビスケ「みんな残してる・・」


メイド「仕方ありませんよ。もう予定日から数日も過ぎて連絡もとれないんですから」


ノビスケ「だよな・・なにも出来ないのか」


メイド「私達に出来ることは今を続ける事だけです。私達まで不安な顔になったらますますあの子達が不安になります」


ノビスケ「うん・・そうだな。俺もう一回電話してみるよ」


メイド「うん・・お願い」


電話をかけるが両親達は誰一人出る人はいなかった・・お姉ちゃんもだ


ノビスケ「なにやってだよ・・みんな待ってんだぞ・・」


ピンポーン


ノビスケ「ん?誰だろう」


メイド「私が出ましょう」


ノビスケ「いや俺が出るよ」


玄関へ向かおうとしたがその前にドアの開く音がした


普通は開けるまで待つものじゃないか?と思いつつ向かう


???「誰かいるか?お前はノビスケか他には誰がいるんだ?」


ノビスケ「あの?誰ですか?」


???「そうか・・最後に会ったのはお前がまだ小さい頃だったからな」


ノビスケ「えーと・・」


???「本当に覚えてない?」


ノビスケ「すみません・・」


スネ樹「あ、スネツグ叔父さん」


スネツグ「おお!スネ樹久しぶりだな!元気にしてたか?」


ノビスケ「スネツグ・・ああ!スネ夫さんの弟のスネツグさんか」


スネツグ「やっと思い出してくれたか・・本当に忘れられてると思ったぞ」


スネツグさんはスネ夫さんの弟で海外の叔父の養子に行っていたので知っている人はあまりいないが実はスネ夫さんは一人っ子ではないのだ


でも、あまり仲はよくないらしい


小さい頃の記憶だと結構陽気な人だった


ノビスケ「久しぶりです。今日はなんのようですか?」


スネツグ「それなんだが・・」


メイド「誰です?」


まゆ「知らない人ね」


まみ「知りません」


スネ樹「父さんの弟だよ普段は海外にいるから会ったことないかもしれない」


まゆ「ふ〜ん」


まみ「パパ達かと思ったのに・・」


スネツグ「うむ・・そうかたけしのとこにもいたな・・むぅ・・どうするか」


ノビスケ「スネツグさん?」


スネツグ「やっぱいいわ!帰るよじゃあな!」


そう言って俺の肩を思いっきり叩いた


ノビスケ「いっ!」


スネツグ「痛くない!痛くない!」


ノビスケ「なんなんですか・・」


スネツグ「当分はこの街にいるからよろしく」ガチャッ


ノビスケ「帰ったな・・なんのようだったんだ?」


メイド「なんと言うか・・個性的と言うかなにを考えてるかわからない人ですね」


スネ樹「いつもと様子が違うのは確かですね」


まゆ「はぁ・・・」


まみ「パパ・・ママ・・」


メイド「もうすぐ帰ってきますよ」


まみ「うん・・・」


まゆ「そんなの!ーーーー」


メイド「ーーー!!ーー!」


ノビスケ「・・・・・・」





あれ





ー学校ー


ノビスケ「っ!」ガタッ


先生「どうした?ノビスケ居眠りか?」


ノビスケ「え?」


先生「いかんな!よし、ここ読んでくれ」


ノビスケ「えっと・・・」


委員長「52ページよ」


ノビスケ「ありがと・・」


先生「ノビスケ今日はぼーっとし過ぎだぞ?」


「どうした?恋煩いか?」


「なんなら話してみ?」


「恋?恋してるの!」


先生「お前ら授業中だと言ってるだろ!ほらノビスケ読んで」


ノビスケ「はい!」


授業が終わり昼休みになる


今日は一人になりたい気分ということで屋上で一人昼飯だ


ノビスケ「空綺麗だな・・・」


空を見ていても飽きないな


ずっと見ていたいくらいだ


そう思っていたら気づくと


ノビスケ「・・っ!」


空は夕日色になっていた


食べかけの昼飯はカチコチになっていた


ノビスケ「やばっ!」ダッ


その後職員室で怒られる・・事もなく


先生「まぁ、こんな日もあるさ。疲れが溜まってるんだろ。帰ってゆっくり休みなさい」


ノビスケ「はい、ありがとうございます」


どうやら体調不良で授業に参加出来なかったと思われているようだ


元気だということは黙っておこう


ノビスケ「帰りにスーパーでも寄って帰るか・・」


でも、疲れているのは本当かもしれないし栄養ドリンクでも買っておくか・・


基本的に全てのお金管理はメイドがやっているから無駄使いをすると怒られるが・・このくらいなら許してくれるだろう


そう思いスーパーへと向かう


スーパーまであと少しのところで声をかけられる


スネツグ「よう!」


ノビスケ「ん?スネツグさん」


スネツグ「今帰り?」


ノビスケ「えぇ、ちょっとスーパーへ寄ってから帰ろうかと」


スネツグ「今一人?」


ノビスケ「えぇ一人ですが」


スネツグ「青春しろよ・・」


ノビスケ「はぁ・・」


スネツグ「まぁ丁度いい少し時間を貰うぞ」


ノビスケ「強制だったりします?」


スネツグ「あぁ家ではちょっと言いにくかったんでな。でも言っておかないといけない・・来てくれるな?」


急に真剣な顔になる。よくわからない人だ・・でも本気だというのはわかる


ノビスケ「わかりました」


近くの喫茶店に入った


スネツグ「なんでも好きなのを頼んでいいから店員さんコーヒーね」


「はい、コーヒーですね」


ノビスケ「・・・・・・」


スネツグ「ほら頼んで店員さん待ってるよ」


ノビスケ「それより話ってなんですか?」


スネツグ「それは話すからとりあえず頼んでくれよ店員さん困ってるぞ?」


ノビスケ「・・・俺もコーヒーで」


「では、コーヒー二つですね少々お待ちください」


スネツグ「早くね〜」


ノビスケ「それで話とは?」


スネツグ「コーヒー来てからにしない?おじさん喉が渇いててね」


本当に呑気というかマイペースというか・・


ノビスケ「・・・・・」


スネツグ「・・急いでもいい事なんかないぞ?」


ノビスケ「すみません」


「はい、なんでしょ」


ノビスケ「水を貰えませんか?なるべく早く」


「はいすぐにお持ちします」


「どうぞお水です」


ノビスケ「スネツグさん喉が渇いてるんですよね?どうぞ」


スネツグ「・・いただこう」


ノビスケ「話して貰えますか?」


スネツグ「俺にも心の準備というものが・・」


ノビスケ「なら準備が出来たら話してください!帰ります」


スネツグ「まだコーヒーも来てないぞ」


ノビスケ「二杯飲めばいい」


スネツグ「君はなにをそんなに焦ってる・・まぁ無理もないと思うが・・わかった心の準備は出来た!座ってくれ」


ノビスケ「・・・わかりました」


スネツグ「話というのは君達の両親の話なんだ」


ノビスケ「っ!」


スネツグ「まだ、帰ってこない。連絡もとれない。そうだろ?」


ノビスケ「何処にいるか知ってるんですか!」


スネツグ「実はな俺は海外のとある組織にいてな悪いが名前は言えないが君達の両親から依頼を頼まれたんだ」


ノビスケ「依頼?」


スネツグ「君達の両親は旅行に行ったんじゃない。真実を確かめる為に行ったんだ。」


ノビスケ「真実ってなんだよ!子供達をほっておくほどの事なのかよ!」


スネツグ「その問いにはそうだと答えよう」


ノビスケ「ふざけんな!」


俺は思わず立ち上がり叫んだ


コーヒーを持ってきた店員さんがびっくりしてコーヒーをこぼしていた


「・・・・・グスン」


スネツグ「まぁ座れよ」


ノビスケ「その真実ってのはなんだ!」


スネツグ「座れよ」


ノビスケ「答えろ!」


スネツグ「座れよ」


ノビスケ「答えやー」


ガタン


俺は気づくとテーブルに顔を押し付けていた頭の上にはスネツグさんの手が置いてあった


ノビスケ「ぐっ!」


スネツグ「店の迷惑考えろよガキが・・」


テーブルが割れるんじゃないかというくらいテーブルに押し付けられる


ノビスケ「ぐっ・・ああ!」


スネツグ「少しは落ち着いたか?」


ノビスケ「落ち着いたから・・離してくれ!うぁああ!」


手が離される顔には痣が出来ていた


ノビスケ「いてぇ・・・」


スネツグ「すまん・・少しこっちもやり過ぎた話の続きをしよういいな?」


ノビスケ「はい・・・」


スネツグ「依頼というのはある組織を調べて欲しいというものだ。存在しているかをね。まぁ、スネ夫の頼みだし聞いてやることにした。貰える物も貰ったしな。そしてその組織はあった」


スネツグ「最近まで連絡をとっていたんだ。君達ととれなかったのは奴らに場所を特定されるかもしれなかったからだ」


スネツグ「そして三日前その組織へ向かった君達の両親達との連絡が途絶えた」


ノビスケ「っ!!」


スネツグ「つまりは行方不明ということだ。その事を伝えに来た。すまない・・俺がいてなんにも出来なかった・・」


ノビスケ「今も連絡は・・」


スネツグ「ない・・・」


ノビスケ「皆になんて言えば・・」


スネツグ「俺にはそれを伝える勇気はない君から伝えてくれ・・言うのは辛いが実質死亡扱いだ」


ノビスケ「っーー!そんな!」


お父さんがお母さんがお姉ちゃんがたけしさんがアーニャさんがスネ夫さんがアンリさんが・・・そんなのあり得る筈が・・だってお父さん達はあの戦争を生き抜いた英雄なんだぞ!何かの間違えだ!そうか!これはドッキリだカメラは何処だ!


ノビスケ「何処に!何処に」キョロキョロ


スネツグ「すまん・・ジョークでもドッキリでもないんだ・・伝えてくれないか君達の両親は死んだと」


ノビスケ「嘘だ!お父さん達は!」


スネツグ「戦争を終わらせた英雄なんだろ?いつの話しだ・・いいかノビスケ・・人はいつか老いるそして死ぬ当たり前の事だ。過去の栄光も所詮は過去だ。今にはならない。辛いが受け入れてくれ」


ノビスケ「・・・・そんなのわかってます・・でも・・認めたくない・・」


スネツグ「もし自分達に何かあったら後は頼むと言われた。君達の生活は俺が支援する。金には困らせない」


ノビスケ「・・・・帰ります」


スネツグ「また何かあれば連絡する。本当にすまない」


そこからあまり記憶がなく気づくと夜になっており俺は布団で寝ていた


ノビスケ「・・・どうすればいいんだ」


メイド「・・・・・」


次の日俺は学校を休んだ


委員長から連絡が来たが別に学校に居づらいわけではないと説明する


今日話さないと・・でも少し考えたい・・スネツグさんの気持ちが今になってわかる気持ちの整理も必要だが・・心の準備も必要だ


ノビスケ「・・俺は」





ん?







夕方


ノビスケ「・・・・・」


メイド「ノビスケ聞いてます?」


ノビスケ「あれ?」


メイド「今日一日部屋でなにをしていたんですか?」


ノビスケ「一日って・・まだ朝だろ」


メイド「もう夕方ですよ」


ノビスケ「あれ?・・そうだっけ」


メイド「もう!呆けたんですか?」


ノビスケ「あ〜そうだったねごめん。ちょっと考え事をしててね」


メイド「考え事?なにかあるなら私に相談してください。力になりますから」


ノビスケ「大丈夫だよ。でも、どうしようもなくなったら聞いてくれる?」


メイド「それは今は話せないと」


ノビスケ「ごめん心の整理がまだなんだ」


メイド「わかりました・・ノビスケ」


ノビスケ「なんだ?」


メイド「あまり一人で無理をしないでください。貴方はまだー」


ノビスケ「それでも俺が皆を守るらそれが俺の償いだから」


メイド「償い?それは本気?」


ノビスケ「あぁ、本気だ」


メイド「そんな理由で守られるならそんなのは要りません!あまり私達をバカにしないでください!」


ノビスケ「っ!」


メイド「あ、ごめんなさい・・その・・失礼しました・・」


そう言ってメイドは部屋を出た


ノビスケ「・・また俺はバカな事を!」


今言った事は逆に言えば同情してるから守ると言っているようなものだ


同情・・それは他人がするただの自己満足


他人だけがする最低の行為だ


俺はメイドに他人だと言ったのと同じだ


ノビスケ「謝らないと!」


立ち上がった瞬間めまいがする


ノビスケ「ぐっ・・おかしいな身体が言うことを聞かない・・」







あ・・・








ノビスケ「また寝てたのか・・」


メイド「ノビスケ食事中に寝るなんて行儀が悪いですよ」


ノビスケ「え?あぁ、ごめん」


スネ樹「余程疲れる事があったんですか?」


ノビスケ「まぁね」


まゆ「気をつけてよね食事中に寝たら服が汚れるから」


ノビスケ「もう遅いかも・・ははは」


まみ「後でマッサージします!これでも腕には自信があったりします」


ノビスケ「う〜んお願いしようかな?」


メイド「それではおじいちゃんみたいですね」


ノビスケ「誰がおじいちゃんだ!」


メイド「ノビスケ」


ノビスケ「ひど!まゆ〜俺はまだ若いよな!」


まゆ「若いんじゃない」


ノビスケ「なんだよ!そんな素っ気なく」


まゆ「私を巻き込まないでよ!」


スネ樹「ちょっと嬉しそうな顔してたような」


まゆ「っ!」ギロ


スネ樹「・・・・・」


ノビスケ(最近まゆがツンツンしてるな・・)


まみ「そう言えば一昨日来たおじさんはなんのようだったんですかね?」


スネ樹「スネツグさんですよ」


まみ「どうでもいいです」


まゆ「そうねどうでもいいわ」


スネ樹「スネツグさん嫌われてるな」


メイド「でも、確かに一昨日はなんだったんでしょうか?わざわざ日本に来たんですよね?」


スネ樹「そうですね。聞けばよかったんだけど二日前の事だし、もう日本にはいないかもしれません」


皆の言ってる事はスネツグさんが何の用があって来たのか、言おうとしたことはなんなのかだ


その事についての会話だ


気になるのはわかる。でも、一つ皆は当たり前に間違ってる事がある


ノビスケ「なぁ皆・・スネツグさんが来たのは二日前じゃなくて昨日だろ?」


当たり前の事を当たり前に言った


筈だった


メイド「ノビスケ何を言ってるんですか?昨日は皆で家修理をしていたでしょ?」


スネ樹「一日中外にいたけどスネツグさんは来なかったよ」


まゆ「ノビスケくん・・少し休んだ方がいいよお布団敷くからね?」


まみ「その方がいいです」


メイド「待ってくださいノビスケは冗談で言ったんですよね?」


ノビスケ「家の修理?冗談?おいおい、冗談はそっちだろ?家の修理なんかした記憶なんか・・・」


『やっぱり応急処置じゃあまり持たなかったか・・』


『ノビスケやっぱり屋根は私が』


『簡単な作業なら僕でも出来ます!あれ?』


『みなさん!少し休憩にしましょ』


『おにぎりとお茶があります』


『これで雨漏りはなくなるだろう』


ノビスケ「・・・・ごめん冗談だよ・・少しからかっただけさ」


メイド「よかった本気で心配したんだから」


スネ樹「そうですよ。目が本気だったんでビックリしましたよ」


まゆ「ほっ・・よかった」


まみ「お兄ちゃん言っていい冗談と悪い冗談があります!昨日の事も忘れるくらい体調が悪いのかと思ったです」


ノビスケ「本当にごめん」


俺は確かに昨日の事を覚えてる・・でも、何かがおかしい・・まるで他人の記憶のような


食事が終わり部屋へ戻った


最近ぼーっとしていることが多くなった


シャキッとしなきゃ!


俺がこんなんだと皆が・・・


ノビスケ「でも、最近本当に日にちがわからなくなってくる・・昨日が一昨日で・・えっと今日は・・だから・・明日はえっと」


ノビスケ「休まる時間もないし明日はゆっくりするか・・その前に言わないとな・・・・お姉ちゃん・・」


俺はふと懐中時計を取り出し握りしめる


そんな事をしても意味はないがこうしてるだけでも少し楽になれるような気がした


勇気を貰っている気がした


明日話そう・・明日・・


ノビスケ「いや!今日だ今日話そう!」


俺は部屋を出ようとした時


ノビスケ「ん?携帯置きっ放しだったか。誰かから着信が来てるな・・っ!」


スネツグさん 着信 123件


スネツグさん メール 25件


委員長 メール5件


花音 メール1件


花音 着信1件


ノビスケ「なんでこんなになるまで気がつかなかったんだ?委員長は多分学校の事だろう。花音はなんだろう?」


メールを見る




ノビスケ「飯?飯の誘いかな?あいつらしいな。しびれを切らして電話してきたのか。後で電話しておこう」


ノビスケ「そしてスネツグさんは、なんだよこれ・・尋常じゃないだろう・・メールはなんだろう」


すぐに電話しろ


早く出ろ


逃げろ


ばれた


奴らはお前を


出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ


ノビスケ「昨日からだ・・なんで俺はこんなになるまで出なかったんだ?気づく筈だ・・とにかく電話しないと」ピッ


電話をかけるもしかしたらお父さん達が見つかったのかもしれない


だからその報告だったんだろうと思った


メールはもう頭になかった


数コール鳴った後電話が繋がる


ノビスケ「スネツグさん!俺ですノビスケです。何かあったんですか?」


ノビスケ「スネツグさん?」


切られたのか?いや違うまだ繋がっている


ならなんだ?電波が悪いのか?


ノビスケ「もしもし?スネツグさん?」


???「野比ノビスケですね?」


ノビスケ「え?」


声が違う?スネツグさんじゃない?


やばい間違えた!


ノビスケ「すみません間違えました」ピッ


どうやら動揺して間違えたようだ。でも、俺の名前を言っていたような・・気の所為だよね


ノビスケ「間違えるなんてな・・ちゃんと番号を見てよし!」ピッ


今度はすぐに繋がった


ノビスケ「もしもしスネツグさん」


???「いきなり切らないでよ」


ノビスケ「あれ?番号はあってる筈なのに」


???「あってますよ。スネツグさんの番号で」


ノビスケ「そうなんですか?ならスネツグさんをお願いします」


???「残念だけどそれは無理だ」


ノビスケ「どう言うことですか?スネツグさんの携帯の筈ですけど?代われないのはおかしいですよね?」


???「おかしいですか?」


ノビスケ「代わってもらえますか?てか代われ」


???「もう少し私と話をしましょうよ。好きな食べ物は?趣味は?」


なんなんだこいつは・・すごくムカつく


会話をしているつもりなのに向こうは俺と会話をしていない


何かがおかしい


ノビスケ「スネツグさんには代われないと?」


???「へぇ〜君ってスネツグさんが大好物なのか!へぇ〜」


ノビスケ「話しにならない切りますね」


???「まぁ待てよ」


ノビスケ「・・・・・・」


???「代わらないとは言ってないだろ?もしかして君ってバカ?人の話し聞かないってよく言われるだろ?わかるわ〜全然聞いてないもん」


ノビスケ「・・・・・・・」


???「あと少しなんだよ。もう少しだけな?」


ノビスケ「ふざけんな・・」ピッ


俺は通話を終わらせた。これ以上話しても代わってはくれないだろうし、それに何か嫌な感じがした


時間稼ぎをしていたようにも思える


スネツグさんのメールをもう一度見てみる


これがスネツグさんが送ったものかはわからないけど何かわかるかもしれない


文は一言ばかりだった急いでいたのか早く気づいてもらうために数回にわけたのか


最初の方は電話をするようにと言う文だ


それから逃げろ、ばれた、奴らはお前を、そして逃げろと連続で書かれている文だ


ノビスケ「逃げろ・・ばれた・・奴らはお前を・・う〜んなんなんだ?」


逃げろ?何処へ?ばれた?誰に?奴らはお前を?俺をなんだ?奴らって誰だ?わからない


携帯が鳴る


ノビスケ「さっきの奴か?違うな公衆電話か・・まだ残ってたんだな」ピッ


ノビスケ「もしもし」


???「やっと出た!ノビスケ!」


ノビスケ「スネツグさん?」


スネツグ「そうだ!何度も連絡したんだぞ!なんで出ない!」


ノビスケ「すみません・・携帯を持ち歩いてなかったもので一応かけたんですけど・・別の人が出て」


スネツグ「っ!話したのか?」


ノビスケ「えぇ、少しだけそれよりあのメールはー」


スネツグ「何分話した!」


ノビスケ「え?」


スネツグ「何分話したと聞いてる!」


ノビスケ「え〜と・・三分くらいですかね・・それがなにか?」


スネツグ「やばいな・・くそっ!俺が動ければ!」


ノビスケ「スネツグさん?」


スネツグ「ノビスケよく聞け!俺は訳あって動けない!そこは危険だすぐに皆を連れて逃げろ」


ノビスケ「え?ちょっとどう言うことですか?何があったんですか!」


スネツグ「奴らにお前は狙われてる!さっきの電話で場所を特定されたかもしれない!急げ!」


さっきの電話・・時間稼ぎをしていたのは場所を特定するためだったのか!


ノビスケ「逃げるって言っても何処に!」


スネツグ「何処か身を隠せ人の寄らないような場所だ!」


ノビスケ「そんな事言われても!身を隠せる場所なんて」


メイド「どうしたんですか?大きな声をだして」


スネツグ「誰か来たのか?メイドさんか?代わってくれ」


ノビスケ「メイドさんこれを」


メイド「私にですか?」


携帯をメイドに渡す


メイド「はい代わりましたメイドです。はい・・そうですか。はい・・そう聞いています。はい・・では貴方も気をつけて」ピッ


メイド「ノビスケすぐに家を出ます。ここは危険です」


ノビスケ「メイド・・もしかして何か知ってたの?これから何処へ行けば」


メイド「いえ、そう言うわけではありませんが、のび太さんからもし何かあったらこうするようにと教えてもらっていましたから」


ノビスケ「お父さんが・・それで何処へ行くんだ?」


メイド「地図を貰ってますのでそこへ行きます。準備をしますのでノビスケは子供達をお願いします」


ノビスケ「わかった!」


メイド「っ!」


ノビスケ「どうした!」


メイド「ゆっくり顔を出さないように窓を見て」


ノビスケ「わかった」そぉ〜と


家の前に黒い服を来た人達が集まっていた


今まさに突入しようかという勢いだ


ノビスケ「やばい!どうしよう!お、俺がじ、時間を稼いで・・え、え〜と・・」


メイド「落ち着いてください。向こうはまだこちらが気づいてる事に気づいていません。それに彼らはすぐには入って来ないでしょう。人目もありますし、今は様子見という所でしょう。来るならもう少し後の深夜でしょう」


ノビスケ「・・・・・・」


メイド「ノビスケ?」


ノビスケ「メイドがいてくれてよかった・・俺なら冷静な判断が出来なかったよ。本当に頼りになるありがと」


メイド「え?・・あ、ありがとごさいます・・なんか照れますね」


ノビスケ「本来なら男の俺が先導しなきゃいけないが、今はメイドに頼る他ない。なんでも命令してくれ」


メイド「命令だなんて・・そんな」


ノビスケ「メイドだけなんだ頼む!」


メイド「わかりました!では、まず皆をこの部屋に集めてください。あまり音を立てないように」


ノビスケ「わかった」


ここからはほふく前進で進もう


ノビスケ「じゃあ呼んで来る!」サッ


メイド「・・・・・・・」


メイド「階段降りれるのかな?」


ノビスケ「うむ・・階段が降りれないな・・いや!降りるんだ!ゆっくり這うよう降りれば・・よし、いいぞ!」


まゆ「何してるの!」


階段を降りたすぐ近くにまゆがいた


階段をほふく前進で降りてる俺を見て大きな声でツッコミを入れてきた


俺はすぐさま立ち上がりまゆの口を抑えた


まゆ「ーーーー!!」


ノビスケ「まゆ、しーだ、しー今は大きな声を出さないでくれいいな?」


まゆ「・・・・」コクリ


ノビスケ「話がある俺の部屋に行っててくれ」


まゆ「わかったけど・・そのほふく前進だけはやめてね。不気味だから」


ノビスケ「わ、わかった」


これで後はスネ樹とまみか


ノビスケ「トイレに誰かいるな」


トン トン


ノビスケ「誰かいるか?」


スネ樹「す、すみません・・お腹が・・・」


ノビスケ「今すぐ話があるんだが出れそうか?」


スネ樹「む、無理です」


ノビスケ「わかったそのなんだ・・頑張れ」


次はまみだ


ノビスケ「部屋にいないし・・まさか」


あの机がある禁止された部屋へ行った


まみ「・・・・・」ジー


ノビスケ「・・・・・」


鍵かけた筈なんだけどな・・ずっと机の中を見ている正確にはタイムホールだ


針金が落ちてるのを見ると・・まみ・・恐ろしい子だ


ノビスケ「まみ」


まみ「っ!」


ノビスケ「入るなっていったよな?」


まみ「ごめんなさい!」


ノビスケ「大きな声は出さないでくれ。危ないから近寄らないでくれよ?」


まみ「はい・・・・」


ノビスケ「この事は誰にも言ってないよな?」


まみ「はい、言ってません」


ノビスケ「ならいいよ。話があるからそうだな・・トイレのドアの前に行こう」


動けない奴がいるならそこまで行けばいい


まみ「トイレ?変なお兄ちゃんです」


ノビスケ「机の鍵をかけてっとよし行こうか」


ノビスケ(今度はもっと頑丈で高い鍵にするか)


その時玄関のドア開けようとする音がする


ガチャ ガチャ


鍵は閉めてある向こうが本気を出せば意味はないと思うがしないよりはましだ


ピンポーン


インターホンが鳴る


誰も出ないまゆの方もメイドがどうにかしてくれてるようだ


まみ「出ないと」


ノビスケ「いや、出なくていいんだ」


まみ「なんでです?早く出ないとお客さんに失礼です」


流石たけしさんの娘だ。ちゃんとそう言う所は教育されているようだ


二人に似合わず本当に礼儀正しい娘だよ


だが、どうする・・このままだったら時期に開けられるそして捕まる


ノビスケ「まみ俺を信じてくれ」


まみ「そこまで言われたら・・よくわからないけどお兄ちゃんを信じます。」


ノビスケ「ありがと、とにかく今は居留守を使うかこのまま帰ってくれたりしないか」


まみ「新聞紙の勧誘ですか?」


ノビスケ「それならどんなによかったか・・」


バリーン


ノビスケ「っ!」


まみ「二階からです」


ノビスケ「メイド!」ダッ


階段前まで行くと人が転がってきた


それを俺はギリギリ避けた


ノビスケ「なんだ!」


まみ「誰です?この人は」


黒い服を来た人だった


メイド「ノビスケ!二階から入ってきました!」


ノビスケ「そうか!塀から登ればすぐに入れる!」


まゆ「メイドさん!もう一人来たよ!」


メイド「はい!」ドン


「うわぁあああ!!」


また人転がってきた


ノビスケ「まゆ!メイド!下に降りてこい!」


メイド「ですが!ここを守らないと!」


ノビスケ「無駄だ!上が無理なら下からも来るぞ。時間をかけても不利になるだけだ本格的に突入される前に逃げよう皆でだ!誰一人囮もなしだいいな!」


メイド「わかりました!まゆちゃん行きますよ」


まゆ「はい!」


ドン ドン


ドアを叩く音がする。どうやら壊して開けようとしているようだ


長年ほって置いた錆びたドアはなかなか開かないぞ


ガシャン


「捕まえろ!」


開いたよ・・・


「うわぁああああ!!」ガシャーン


ノビスケ「居間から人が降ってきた!」


せっかく直した屋根が・・


ノビスケ「くっ!裏口から逃げよう!」


メイド「スネ樹さんは!」


まゆ「ちょっとトイレじゃないの!明かりついてるし」


まみ「怖い人が来ます!」


「捕まえろ!」


ノビスケ「オラァ!」ドゴッ


メイド「はっ!」ドゴッ


「ぐあっ!」


「ぐはっ!」


「ガキと女にやられてんじゃねぇぞ!」


ノビスケ「まゆ!まみ!時間を稼ぐからスネ樹を頼む!」


まゆ、まみ「はい!」


まゆ「スネ樹!出なさい」ドン ドン


スネ樹「ま、待ってくれ・・あと少しなんだ」


まみ「後じゃダメなのですか?」ドン ドン


スネ樹「腹が凄く痛い・・・」


まゆ「もう早くしてよ!」


スネ樹「ごめん・・外が騒がしいけど・・何かあったの?」


まみ(どうしよう)


まゆ(言っちゃダメよこうなれば出してもらうしかないけど言ったら引っ込むかもしれないし)


まみ(じゃあ私は何をすれば)


まゆ(応援よ!)


まゆ「テレビよ。少し音量が大きいだけよ気にしないでそれより早くして!」


まみ「頑張れ〜」


ノビスケ「ぐっ!」


メイド「ノビスケ!」ドゴッ


「ぐあっ!」


「隙あり!」


メイド「っ!」


ノビスケ「させるか!」ドン


「うわっ!」


「たった二人に何を手こずってる!」


ノビスケ「ハァ・・ハァ・・来いよ!」


メイド「ハァハァ・・まだまだ」


まゆ(長くは持たない)


まみ「ふれ〜ふれ〜スネ樹さ〜ん」


スネ樹「なんか恥ずかしい・・」


ノビスケ「うわぁ!」ガシャン


まみ「きゃっ!」


まゆ「まみ!ノビスケくん!」


ノビスケ「大丈夫か!ごめん」


まみ「平気です」


メイド「ノビスケ!早く来て」グッ


「今なら行ける!」


「押せぇええ!!」


ノビスケ「この野郎!」ドン


メイド「押し合いなら負けません!」


「押し倒せ!」


「よっしゃぁああ!!」


ノビスケ「うぉおおお!!」


メイド「私を押し倒していいのはノビスケだけです!」


ノビスケ「なに言ってんだぁあああ!」


まゆ(人数が人数よ・・押されてる。急がないと)ドン ドン


スネ樹「ずっと叩くのやめてくれないか・・落ち着かないんで」


まゆ「どんだけ長いのよ!もういいドア開けなさい!私が!」


スネ樹「な、何をする気ですか」


まゆ「そんなとこ私の口から言わせないで!まみ!浣腸なかった?」


まみ「ここにあるよ!」


スネ樹「っ!!もう終わるから!待ってくれ!」


まゆ「早くしないと!ノビスケくんが!」


ノビスケ「近寄んなぁあああ!!スネ樹はまだか!」


メイド「変なとこ触らないで!」


まゆ「ノビスケくん!」


まみ「踏ん張れ踏ん張れ〜スネ樹さ〜ん〜♪」


ドンドン


まゆ「裏口からも叩く音が!」


ノビスケ「うらぁああああ!!」


メイド「シャオラァアアアア!!」


まゆ「私も!手伝う!」ドン


ノビスケ「まゆ・・すまん!」


まゆ「ふぬぬぬぬぬ!!」


「押せぇええよぉおおお!!」


「なめんなよぉおおおお!!」


スネ樹「はぁぁあああああ!!」


まみ「ふれ〜!!ふれ〜!!」


スネ樹「あ・・駄目だ・・」


まみ「シャントセンカワレ!!」


スネ樹「あ・・・・」ビクッ


スネ樹「よっしゃ!終わった」ガチャ


スネ樹「終わったぞ!まゆさん!さぁどうぞ!」


まゆ「用なんてないから!それより手を洗いなさいよ!」


スネ樹「わかってるよ!って!凄い数のお客さんですね」


まゆ「ならお持て成ししてきなさいよ!」


まみ(テレビで見たセリフ言ってみたらうまく行きました!)


まみ「お兄ちゃん!出たよ」


ノビスケ「よし!裏口から逃げるぞ」


まゆ「ダメよ裏口もー」ガシャン


「裏口も開いたぞ!行け行け」


ノビスケ「二階だ!二階から」


スネ樹「何がどうなってんだ!二階からなんか来てます!」


メイド「ノビスケ!そこの部屋へ」


ノビスケ「わかった皆ここだ!」


禁止されていた部屋へどうにか逃げ込む


ドアを押さえて開かないようにする


ノビスケ「ぐっ!」グッ


「開けろ!」ドンドン


「諦めろもう無駄だ!」ドンドン


「今開ければ許してやる!」ドンドン


ノビスケ「ドアが壊れんだろうが!」


「壊してんだよ!開けろ」


ノビスケ「くそっ!スネ樹!その窓から出れないか?」


スネ樹「ダメです。小さ過ぎて無理です」


まゆ「このまま捕まっちゃうの」


メイド「一か八か・・」


ノビスケ「駄目だ!囮になろうとしてんだろ?させねぇよ」


メイド「ですが!このままでは」


「おい!発砲許可がおりたぞ!サイレンサーをつけろ!」


「ならこんなドア楽勝だな!」


ノビスケ「っ!」


メイド「私が行きます!ノビスケ皆の事を考えて!貴方はこの子達を守らなければならないの・・いい?家族を守るの」


ノビスケ「その中にはお前もいるんだよ!行かせないぞ!」


メイド「いい加減にして!捕まれば殺されるかもしれないのよ!」


スネ樹「こ、殺される!」


まみ「お姉ちゃん」


まゆ「大丈夫だから」


メイド「一人と四人の命どっちが大事なのかは馬鹿でもわかります。ノビスケは馬鹿以下ですか?」


ノビスケ「・・・・・・」


メイド「短い間だったけど普通の生活が出来て楽しかった・・嬉しかった・・もう充分だから・・」


ノビスケ「っ!」


なんだよそれ!ふざけんな・・なんでそんなにすぐ諦められる!


お姉ちゃんと同じような事言うなよ・・


スネ樹「ノビスケさん・・」


まみ「ごめんなさい・・足手まといになって」


まゆ「なんなら私達は置いて行っても」


ノビスケ「そんな事出来るか!ああ!!もう!メイド!」


メイド「はい」


ノビスケ「俺の側にいろ!これは命令だ!」


メイド「・・・・はい」


ノビスケ「スネ樹!」


スネ樹「は、はい!」


ノビスケ「情けない顔をするなどっしり構えてろ」


スネ樹「はい!」


ノビスケ「まゆ、まみ!」


まみ「はい!」


まゆ「・・・なによ」


ノビスケ「二人とも足手まといなんかじゃないよ。いてくれるだけで俺は強くなれるから」


ノビスケ「置いて行ったりなんかしない!なにかある筈だ!絶対に諦めないぞ!」


まみ「うん!負けないです」


まゆ「・・・バカ」


ノビスケ「机だ!机でバリケードをつくー」


その時ドアの向こうから音と同時にドアに穴が空く


バシュ


ノビスケ「・・・まじで撃ちやがった!」


メイド「みんな大丈夫?」


スネ樹「なんとか・・」


まみ「怖いです」ポロポロ


まゆ「大丈夫だから・・お、お姉ちゃんが守るから」ポロポロ


ノビスケ「ぐっ!」


幸いな事に誰にも当たらなかった


「次は当てるぞ!」


動けば容赦なく撃ってくるだろう


ノビスケ「まだ!まだ何か!何かある筈だ!!」


ガタッ


ノビスケ「っ!」


机の引き出しが動いてる


ガタッ ガタッ


鍵をしめてるから開くことはないが確実に開けようとしている


誰かが・・


まゆ「な、なに!」


メイド「離れてて!なにこれ」


ガタッ ガタッ ガタッ


それも諦めの悪い奴だ。開かないのに


ガシャン


鍵が壊れた・・嘘だろ


そしてゆっくりと机の引き出しが開く


出てくる奴は未来人か・・それとも


「先に出る合図したら出てこい」


青い何かが机から


ノビスケ「っ!皆!机の中に入れ!!」


ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー


ータイムホールー


ドラえもん「はぁ〜」


お嬢姉「そんなに嫌だったの?」


ドラえもん「いや、そう言うわけじゃないんだ」


お嬢姉「今からでも戻りますか?」


ドラえもん「なにを言ってる!お前の最初で最後の我儘だ!絶対に叶えてやる」


ノビスケ達のいる未来が見てみたい


ノビスケを元の時代に送った後お嬢姉に俺は何かしてやりたかった


でも、俺じゃあ何をしたらいいかわからない


だから、お嬢姉に聞いた。最初は遠慮していたが最後は言ってくれた


俺はロボットだし未来の技術力を結集した最新鋭のロボットだ


ノビスケが変えた未来もその前も観測する事が出来る


ノビスケが変える前はお嬢姉は何度もやり直しギリギリで助ける事が出来た


そして寿命はあとわずかだった


俺は何も出来なかった


そしてノビスケが変えた事によりお嬢姉は何度かやり直したがギリギリではなかった。まだ時計は99となっている


だが、道具の副作用はどうしても起こってしまう。それはどうにか薬で抑えてる


そしてなによりもお嬢姉の本当の笑顔が見れた。綺麗だった。俺の命でどうにかなるならどうにかしたいほどにな・・でもお嬢姉はそれを望まない事はわかっている


それにのび太との約束もある。あいつがもう一度現れるまでは死ねない


と言っているが今俺がやってることは上からの命令を無視した行動だ


時間の移動を制限されている。それを俺はノビスケを送る事により破った・・後悔はしていない


そして俺はお嬢姉の願いを聞くことにした。もう怒られるのはわかってる。


なら、俺は開き直る事にした


一回も二回も変わらない


それにのび太は俺が死んだのは出木杉と会った日だと言った


ならその日まで死なないと言うことだ!確証はないが


と言うことがあり今はノビスケのいる時代へ向かっている


時間は送った日から少し経った時間だ


ドラえもん「・・・・・・」


また辛い別れが待ってるのか・・いや今はそんな事考えないでおこう辛くなる・・


今は未来を見たい!


ちなみに前まではある程度までの未来しか行けなかった


あの戦争が関わってる事はわかるが詳しくは知らない


しかし、今回は戦争の時代を越えて未来へ行けた


これは俺の憶測だが、戦争からの未来はあまりに不安定過ぎて時間が確定していなかったから行けなかったのかもしれない。まぁそれほど可能性が会ったという事だ


ノビスケを連れて通った事により不安定だった未来が元に戻ったのかもしれない。戦争を勝ち抜いた未来が確定したということだ


まぁ悪魔で憶測だから本当の事はわからない


考えてもわからないだろうな


ドラえもん「ふっ!」


お嬢姉「〜♪」


ドラえもん「久しぶりに乗るなタイムマシン」


お嬢姉「やっぱり長く乗ってるからかな?運転技術が凄いよドラちゃん」


ドラえもん「へっ!当たり前だろ?こいつは俺の手足同然だぜ?」


お嬢姉「流石ドラちゃん!手足短いのに凄いよね!」


ドラえもん「ちょっ!それは言うなよ」


お嬢姉「ふふふふ、冗談だよ」


ドラえもん「きつい冗談だ」


そういえばお嬢姉も変わったな


前と違い年相応になった。前は姉の威厳を守るため自分に対して甘えも許さない奴だった


これもノビスケという甘えられる存在が出来たからなのかもしれない


前とは違い笑うことが多くなった


そうだ、これでいいんだお前くらいの年の奴はこのくらいが良いんだ


やはりノビスケは良い意味でも悪い意味でも人を変える事が出来るのかもしれないな


ドラえもん「もうすぐ着くぞ。苦しくはないか?」


お嬢姉「うん大丈夫」


ドラえもん「ここの筈だ。机から出るぞ」ガンッ


お嬢姉「ノビスケくんには」


ドラえもん「悪いがそれはダメだ。あいつなりに前に進もうとしている。会うのはいかん。それに未来が変わるかもしれないしな」


お嬢姉「でも、机から出たら」


ドラえもん「鍵かけられてるな・・あいつが言うには机は普段入らない部屋に入れてると言っていたからばれないだろう。出たらすぐに道具を使って外に出よう・・開かねぇ!」ガンッ


お嬢姉「道具は使えないんじゃ」


ドラえもん「もう怒られるのはわかってるし使った所で変わらない・・開けよ!」ガンッ


お嬢姉「他の場所からでも」


ドラえもん「何故かここしか行けないんだ。もしかしたらここから先は・・・いや、やめておこう」


ドラえもん「こうなれば!パワー全開!ドラをなめんなよ!」ガシャン


お嬢姉「開いた!」


ドラえもん「先に出る合図したら出てこい」


ノビスケ「っ!皆!机の中に入れ!!」


ドラえもん「あ?」


ドン


ドラえもん「うわっ!」


お嬢姉「どうしたの!ドラちゃん!」


メイド「よいしょっと・・」スタッ


スネ樹「なんだよ!これ!」


まゆ「早く行きなさい!」ドン


スネ樹「うわっ!」ズテン


まゆ「凄い・・・」


まみ「入るのは初めてです!」


ドラえもん「な、な、なんだ!」


お嬢姉「あら〜」


メイド「ノビスケ!早く」


ノビスケ「動いたらドア開けられるな・・どうするか・・」


メイド「早く!」


ドラえもん「ば、バカ!定員オーバーだ!」


お嬢姉「ノビスケくん!」


ノビスケ「っ!お姉ちゃんの声!今行くぞ!」ダッ


「開いたぞ!捕まえろ」


急いで机の中へ飛び込む


ノビスケ「行け!!」スタッ


ドラえもん「ふざけー」


バン


銃弾がドラえもんをかする


「なんだ!ここはとにかく撃て!」


ガシッ


「なっ!化物だ!狸だ」


ドラえもん「気になるか?行けよ」ポイッ


「うわぁああああ!」


タイムホールの奥へと消える奴は永遠にタイムホールをさまよう事になるだろう


「なんだ!隊長が!う、撃て!」バン バン


ドラえもん「空気砲だ!お前ら目を瞑ってろ!」ドン


ノビスケ「っ!皆!見るな!」


黒服の男の上半身が吹っ飛んだ


ドラえもん「けっ!汚ねぇ花火だ」


お嬢姉(未来変わってるよ・・・)


ノビスケとお嬢姉以外は全員目を瞑っていたから見ないですんだ


ノビスケ「あれ・・俺も当たってたんだよな・・軽く吐きそう」


お嬢姉「ドラちゃんもう少しやり方があったでしょうに・・」


スネ樹「なんだ?この赤い液体は」


ノビスケ「ケチャップだ」


お嬢姉「ケチャップね」


「た、助けてぇえええ!!」


「う、撃て!」バン


ドラえもん「ちっ!行け」キンッ


お嬢姉「しっかり捕まっててね!」


まゆ「動いた!」


ノビスケ(クソ狸って銃弾効かないんだ・・)


ドラえもん「いて〜な・・・」


ノビスケ(痛いんだ・・)


タイムマシンは動き始めた


そしてどうにか逃げる事が出来た


ノビスケ「ふぅ・・助かった」


ドラえもん「おい!」ガチャ


メイド「っ!」スッ


ノビスケ「メイド大丈夫だ・・今説明するから空気砲をポケットにしまってくれないか?小さい子もいる」


お嬢姉「ドラちゃん」


ドラえもん「ちっ!わかった話せ!」


ノビスケ「わかった」


俺は今での事を話した。両親達が行方不明だと言うこと以外を


ドラえもん「成る程・・それであの部屋にいたのか」


まゆ「スネ樹の所為よ!トイレが長かった所為で逃げ遅れたのよ!」


スネ樹「ごめん・・」


まみ「お姉ちゃん!そんな事言わないで!」


まゆ「でも!本当のことじゃない」


まみ「助かったんだからいいじゃない!」


まゆ「こっちは死にかけたんだよ!」


スネ樹「まみさんいいから・・本当のことだし」


メイド「まゆちゃん」


まゆ「なによ!」


メイド「言い過ぎよ。謝りなさい」


まゆ「嫌よ!誰がこいつなんかに」


メイド「たけしさん達に伝えますよ?」


まゆ「っ!・・わかったわよ・・スネ樹ごめん少し言い過ぎたかも」


スネ樹「気にしてないから」


ノビスケ「ほっ!よかった」


ドラえもん「なんだこの茶番は」


お嬢姉「見てて微笑ましいですね」


スネ樹「ノビスケさんその・・」


ノビスケ「どうした?」


スネ樹がこっそりと言ってくる


スネ樹「あの可愛い子は誰なんですか?見た感じ俺と同じくらいだと思うんだけど」


ノビスケ「ん?ああ、そうか紹介しないとな」


ノビスケ「皆ここにいる青いクソ狸はえっと・・クソ狸って言う」


ドラえもん「おい!殺すぞ!ドラえもんだ!覚えておけ!いや、忘れろ」


ノビスケ「へぇ〜ドラえもんって言うんだ知らなかった」


ドラえもん「マジで殺すぞ!」


ノビスケ「それでこの子はお嬢姉って言うんだ。俺はお姉ちゃんと呼んでるが特に意味はない」


スネ樹「お嬢姉さんですか。あの、僕もお姉ちゃんと呼んでいいですか!」


お嬢姉「ごめんなさいそれはノビスケくんだけでお願いします」


スネ樹「そ、そうですよね・・ははは」


そっと肩に手を置く


ノビスケ「別に嫌ってるわけじゃないんだ。ちょっといろいろあるんだよ乙女心はね」


スネ樹「ノビスケさんが一番乙女心に疎いと思います」


まゆ、まみ、メイド「うん!」


ノビスケ「ひど!」


そのあと一通り自己紹介は終わった


そして俺は気になる事をドラえもんにこっそり聞いた


ノビスケ「なぁ、聞きたい事があるんだが」


ドラえもん「お嬢姉の事だろ?」


ノビスケ「うん、大丈夫なのか?」


ドラえもん「まだ、少しの間は大丈夫だ。安心しろ」


ノビスケ「そうかよかった」


ドラえもん「それよりこれからどうする」


ノビスケ「とにかく別の場所に降ろしてくれ後はどうにかする」


ドラえもん「ほう・・助けなくていいのか?お嬢姉の事もいいのか?」


ノビスケ「俺達の未来は俺達でどうにかするよ。お姉ちゃんの事も・・正直どうにかしたいとは思うでも、お姉ちゃんが命をかけてくれたあの未来を生きるのがせめて俺の出来る事だと思うから」


ドラえもん「ふっ!大人になったな。いいだろうお前もいるし別の場所でも降りれるだろう」


まゆ「あの二人なに話してんだろ」


まみ「気になります」


メイド「狸さんが笑いました」


スネ樹「それより狭くて落ちそうなんだが・・落ちたらどうなるんですか?」


お嬢姉「一生さまよいますよ。例外もいましたが」


スネ樹「こ、怖え〜」


ドラえもん「お嬢姉、家から少し離れた場所にいー」


タイムマシン「緊急事態発生!前方からタイム嵐接近中!」


ノビスケ「なっ!」


お嬢姉「逆走して!急いで!ターボー使用」


タイムマシン「逆走・・ターボー使用不可重過ぎます」


メイド「わ、私じゃないから!」


まみ「私だって違うもん!」


ドラえもん「本当は定員四人が限界なんだぞ!それをこの人数だ。無理もない」


ノビスケ「成る程納得だ」


スネ樹「そんな事言ってる場合じゃないですよ!!」


ドラえもん「皆何処かへ掴まれ!」


まゆ「掴まる所ないんだけど!」


ドラえもん「それでもだ!飛ばされるぞ!」


スネ樹「そ、そんな!なんでこんなことに!」


ドラえもん「泣きごと言ってんじゃねぇぞ!来るぞ!」


ノビスケ「っ!」


ゴォオオオオオオオオ!!


うわぁあああああああ!!


タイム嵐はノビスケ達の乗ってるタイムマシンを飲み込んでいった


ノビスケ「ぐっ!・・駄目だ飛ばされる!うわっ!」


ノビスケが飛ばされる


まゆ「きゃっ!」


まゆが飛ばされる


スネ樹「まゆ!」パッ


スネ樹は自ら手を離し飛ばされる


まみ「お姉ちゃん!お兄ちゃん!スネ樹さん!もう駄目!」パッ


ガシッ


メイド「逃がしません!」


まみ「ありがとうござー」


メイド「ごめんなさい・・もう限界・・」パッ


まみ「せめてお礼くらい言わせてぇえええええ」


二人も飛ばされる


お嬢姉「皆!ドラちゃんどうにかして!」


ドラえもん「ぐっ!どうにかって言われても!」


お嬢姉「お願いね信じてるから」パッ


ドラえもん「馬鹿!」


お嬢姉も飛ばされた


タイムマシンに一人残るドラえもんこのままあと少し耐えればタイム嵐は去りドラえもんは助かる


面倒ごともなくなる


しかし・・


ドラえもん「ふざけやがって!」


ドラえもんは大きくジャンプした


助ける道を・・選んだのだ


ドラえもん「勘違いするなよ!お嬢姉を助けるついでに助けてやるだけだ!」


そして!


ドラえもん「ドラの力解放!」ビリビリ


ドラえもん「ドラスパーク!!磁力よ!俺の元へ集うがいい」


説明しようこの技はドラえもんの全てのエネルギーを使い磁力を発生させる技だ


タイムマシンが逆さにドラえもんの足にくっつく操縦席は真下に向いている


つまりタイムマシンは逆さでくっついてしまった


ドラえもん「あ、やば」


周りの磁力を持ってるものは全てがドラえもんへ集まる


そして人間も例外ではない。わずかだが人間にも電気は流れているからだ


ドラえもんの技はそれも見逃さない


ノビスケ「うわっ!引き戻される!」


ドン


ノビスケ「ごはっ!」


ドラえもん「ぐはっ!」


磁力が強いのでドラえもんに高速で突っ込む


ノビスケはドラえもんの正面にくっつく


ドラえもん「顔近いんだよ!」


ノビスケ「仕方ないだろ!俺だってなんでこんな奴にくっつかなきゃ!」


お嬢姉「きゃぁあああ!」


ノビスケ、ドラえもん「っ!」


ドラえもん「このままだとお嬢姉も勢いよくぶつかる!くっつく瞬間!力を弱める!」


ノビスケ「俺の時もそうしろよ!」


ドラえもん「結構な技術がいるんだよ!それに面倒い!」


ノビスケ「この野郎!」


ドラえもん「今だ!」ビリッ


お嬢姉「きゃぁあああ!はう!」ピタ


ノビスケの背中にくっつく


ノビスケ「おぅふ!」


ドラえもん「ちっ・・ノビスケにくっついたのかよ」


お嬢姉「ごめんなさいノビスケくん」


ノビスケ「いえ、大丈夫ですよ」キリッ


ドラえもん「ちっ!ちっ!」


ドラえもん「また来たか!はぁ!」


まみ「はわわ!」ピタ


ドラえもんの足についてるタイムマシンの操縦席側にくっつく


まみ「助かった・・」


ドラえもん「誰かタイムマシンにくっついたのか!タイムマシンが逆さについてるから見えないが誰だ!」


まみ「まみです!」


ノビスケ「よかった無事だったんだね!」


まみ「他の人達は!」


ノビスケ「まだ来てない!ドラえもん」


ドラえもん「力をあげるか!磁力が強くなるが我慢しろよ!」


ドラえもん「ドラスパーク改!」


キュィイイイイン


ノビスケ「や、やばい!顔が!」


ドラえもん「それ以上近づけるな!あたるだろうが!」


ノビスケ「無理を言うな!」


あと少しでクソ狸とキ、キスしてしまう!


ぷにゅ


背中に柔らかい感触が


お嬢姉「ふぬぬぬ!!」


気づいていないようだがこれは


ノビスケ「いい・・・」


ドラえもん「ニヤついてんじゃねぇぞ!ロリコン!」


ノビスケ「そ、そ、そんなんじゃねぇし!」


ドラえもん「ちっ!!」


まみ「く、苦しいです」ポチ


まみ「なんか押しちゃいました!」


タイムマシン「自動バランスモードを発動します!」


逆さを向いていたタイムマシンが元の向きに戻る


その事により下を向いてるのはノビスケ達になる


ノビスケ「うわっ、逆さなのに落ちないのってなんか変な感じだ。このまま歩いて操縦席側に行けないのか?」


ドラえもん「そうしたいが全てのエネルギーを使ってるから動けない」


ノビスケ「不便だな・・」


ドラえもん「これでも高スペックだ!」


メイド「ああああ!」スタッ


ドラえもんの頭に足がくっつきドラえもんの頭の上を立っている状態になる


メイド「あら?くっついた」腕組み


ドラえもん「足をどけろと言いたいが・・今は仕方ないがなんかむかつく」


ノビスケ「無事でよかった!」


ノビスケ(あ、スカートの中普通に見える・・わぁお)


お嬢姉(知らぬが仏ですよ。ノビスケくんは見ない!)グイ


ノビスケ「うぎゃ」グキッ


メイド「その子とそんなにくっついて・・ノビスケ・・そんな趣味が・・」


ノビスケ「仕方ないだろ!磁力でくっついてんだから!」


お嬢姉「まぁまぁ落ち着いてね?あとそっちは見ない」グイ


ノビスケ「お、おう・・わかった」グキッ


メイド「強敵ですね」ボソッ


ドラえもん「ちっ!!」


スネ樹「うわぁあああ!!」ドン


ドラえもん「うがぁ!背中が!いきなり来るな!人なら脊椎逝ってんぞ!」


スネ樹「いてて・・それって僕は人じゃないってこと?」


ドラえもんの背中に背中と背中でくっつく


ドラえもん「ん?次はまゆか、あ、このままだとタイムマシンにぶつかるな」


まゆ「だめだめだめ!!」ギュッ


スネ樹「おっと!」ギュッ


流れて来たまゆを抱きとめそのままくっつく


ドラえもんの背中でまゆとスネ樹は抱き合ってる状態だ


ノビスケ、メイド、ドラえもん「おおお!!」


メイド「男を見せましたね!」


ノビスケ「やるな!スネ樹」


まゆ「離せ!離しなさい!」


スネ樹「ごめん・・無理です動けないんで」


まゆ「なんであんたに助けられるのよ!こんな冴えない奴に!」


スネ樹「ごめん・・」


まゆ「髪型もダサいし!」


スネ樹「あぁ?」ブチッ


まゆ「なによ!」


スネ樹「はっきり言わせてもらうがな!俺だって嫌なんだぞ!なんでこんなお子ちゃまを抱きしめなきゃいけないんだか!胸もないしよ!」


まゆ「なっ!!」


ノビスケ(小学生に胸の大きさを求めるなよ)


お嬢姉「デリカシーがないんですね」


スネ樹「あ、いや・・その・・ごめんまゆさん」


まゆ「私だって・・気にしてんだから・・」グスン


ノビスケ(まだ気にする歳じゃないぞ!)


スネ樹「ごめん・・本当は緊張していてそんな言葉が出たんだ・・君は魅力的だよ」


まゆ「本当に」


スネ樹「あぁ本当だ」


まゆ「ありがとう・・それとごめん」


スネ樹「いいんだよ」


メイド「なかなかのやり手になるかもね」


ノビスケ「これで全員だな!ドラえもんどうすんだ?このままか?」


ドラえもん「維持モード!」


ドラえもん「これでもう磁力の力は今現在ついてるもの以外には働かないからもう飛んでくることはないが、このまま磁力の力を完全に切ると俺達は落ちる。だから何処でもいいからタイムホールを出てからじゃないと完全には切れない」


ノビスケ「だが!操縦席には誰も届かないぞ!どうすんだ!」


まゆ「そういえば!まみは!」


まみ「ここだよ!」操縦席にくっついてる状態


まゆ「よかった・・」


ドラえもん「まみに頼むしかないだろうな」


ノビスケ「タイム嵐は去ったみたいだな」


お嬢姉「難しいけどわかるかな?タイムホール内はどうにか出来ても外に出たら難しいよ。下手したら私達タイムマシンに潰されちゃうかも」


ドラえもん「まぁ俺らタイムマシンの真下についてるからな普通に降りたら潰れるな」


メイド「大丈夫です!私が一番下です!クッションにはなれるかと」


ノビスケ「ふざけー」


ドラえもん「頭が汚れるのは嫌だからパスで俺の色って結構レアなんだぞ?」


メイド「そうですか・・」


ノビスケ「・・まみを信じるしかないだろ」


ドラえもん「あ、そうだ自動操縦機能つけたんだったそれを作動させれば」


ノビスケ「どうやって作動させるんだ!」


お嬢姉「音声機能でどうにか!自動操縦おねがい!」


タイムマシン「もう少し近くで喋ってください」


ドラえもん「自動操縦にしやがれ!」


タイムマシン「マイクに近づいて喋ってください」


ドラえもん「くそが!!まみ!俺と同じように喋れ!」


まみ「任せてください!」


ドラえもん「さっさと自動操縦にしやがれ!じゃないと○○○するぞ!」


ノビスケ「なっ!」


まみ「えっと・・さっさと自動操縦にしやがれ!この○○○野郎」


ノビスケ「なんか違う!!」


タイムマシン「・・・・・了解」


まみ「勝手に動いてます!」


ドラえもん「鉄くずにならずに済んだな!」


タイムマシン「破損が酷いです。近くの時代に一度降ります」


シュン


ー時代不明ー


シュン


ドラえもん「タイムマシン地面から少し離れた状態にしてくれ」


まみ「地面から少し離れてくださいです!」


タイムマシン「わかりました」


ドラえもん「磁力解除」


まみ「磁力解除」


タイムマシン「??」


ドラえもん「それは言わなくていい」


まみ「それは言わなくていい」


ドラえもん「おい!」


まみ「おい!」


ドラえもん「殺すぞ!ガキが!」


まみ「ころー」


ノビスケ「やってみろよ!クソ狸が!まみに手ぇだしたら許さないぞ!」


ドラえもん「あぁ?やんのか?」


ドラえもんも磁力がなくなった事により皆落ちる


ノビスケ「やってやーうわっ!お姉ちゃん!」ギュッ


お嬢姉「はぅ!」ドサッ


メイド「ふにゅ」ドサッ


スネ樹「うがっ!」ドサッ


まゆ「大丈夫?ごめん下敷きにして」


スネ樹「大丈夫だから降りてくれ」


皆が地面に落ちる。高さはそれほどないので皆無傷ですんだ


ドラえもん「タイムマシン降りてこい」


まみ「タイムマシン降りてこい」


ドラえもん「まみ、もういいありがとな」


まみ「はいです!」


ノビスケ「どうにか助かったな」


スネ樹「ここは何処ですか?」


ノビスケ「なんだろ・・廃材ばかりしかないな廃材置き場か?」


ドラえもん「少し待ってろ。ドラサーチ!!」


ノビスケ(いちいち叫ばないと発動できないのか?)


お嬢姉「ここって・・」


まゆ「まみ!」


まみ「お姉ちゃん!」


メイド「本当にタイムスリップしたのね」


ドラえもん「わかったぞ!どうやら街外れの廃材置き場らしいな人がいないのが幸いしたな。少しタイムマシンを修理しなきゃいけないな。このままだと途中で動かなくなるかもしれない。この先に街もある。時代もそんなに昔じゃないな」


ノビスケ「タイムマシンはどのくらいで直りそうだ?」


ドラえもん「そうだな足りない部品はここの廃材でどうにかなりそうでもないな・・大抵は足りるが必要な物もいるだろうな」


ノビスケ「街で手に入るかだね」


ドラえもん「あまり過去に干渉はしたくないが仕方ないな」


ノビスケ「ドラえもんはここに残ってた方がいいよ。目立つし」


ドラえもん「そうだが・・お前に任せるのはな・・」


ノビスケ「変に目立って過去を変えてしまうよりは信用して欲しいな」


ドラえもん「わかった今足りない物を調べるから待ってろ。その間に皆のフォローでもしてろ。初めてなんだろ?こいつら」


ノビスケ「あぁ・・そうだなそうしてるよ」


お嬢姉「やっぱりここって・・」


ノビスケ「お姉ちゃんどうしたの?」


お嬢姉「ううん、何でもないの使えそうな物がないか見てたの」


ノビスケ「俺も手伝おうか?」


お嬢姉「私は大丈夫よ。それより他のところをお願い」


ノビスケ「わかった・・それと言える時になったら言ってくれよ。じゃあ」


お嬢姉「・・顔に出てたかな?」


ノビスケ「スネ樹」


スネ樹「ノビスケさん・・」


ノビスケ「不安か?」


スネ樹「はい・・ノビスケさんは平気なんですか?」


ノビスケ「初めてじゃないからな。でも不安だな俺も・・帰れるのかなとか両親や姉に二度と会えなくなるのかなとか」


スネ樹「そう思っていても立派ですノビスケさんは」


ノビスケ「そんな事ないよ。俺は一人じゃなにも出来ない奴さ。皆が居たからここまで来れた。皆には感謝しているありがとう」


ノビスケ「考えたって答えは出ないよ!動いて自分で見つけないとな」


スネ樹「・・・そうですね。考えても仕方ないですよね?よし!弱音は帰ってからだ!」


ノビスケ「後でまた手伝いを頼むよ。じゃあ」


スネ樹「はい!わかりました」


スネ樹「ノビスケさん貴方が助けてもらってるといいますが、僕も皆もそれ以上にノビスケさんに助けてもらってます。だから無理はしないでください・・お願いします」


ノビスケ「まみ、まゆ怪我とかはしてないか?」


まみ「大丈夫ですよ!」


まゆ「私達は大丈夫よ」


ノビスケ「メイドは?」


まみ「向こうにいるわよ・・」


ノビスケ「そうか、まゆ、なんか元気ないな」


まみ「そ、それは・・」


まゆ「まみ、いいの、ノビスケくん私ってそんなに幼児体型なのかな・・このままなのかな?」


ノビスケ(だから!小学生だろうが!だが、まゆは本気で悩んでるし・・だが、俺には女性の成長の知識なんてなにもない!どうすれば)


まゆ「私・・どうすればいいの!ノビスケくん!」


ノビスケ「うぅ・・その・・なんだ・・」


まみ「お兄ちゃん・・」


ノビスケ(助けてくれ!誰でもいい助けてくれ!)


ドラえもん「どうした?変な顔して固まってよう!」


ノビスケ「いや・・それが・・」


まゆ「私・・」


ドラえもん「あ〜成る程な。まぁ気にする歳ではあるのかもな」


ドラえもん「まゆ、よく聞け。お前はまだガキだ」


ノビスケ「おい!」


ドラえもん「黙ってろ!」


ノビスケ「っ!」


まゆ「そんなの・・わかってる!」


ドラえもん「わかってるなら今はガキでいろ。心配しなくても大人になれる。ゆっくり成長すればいいんだ。焦る必要はない」


まゆ「でも・・・不安で」


ドラえもん「大丈夫だ。必ず成長はする。まだお前は幼いだけど一日一日確実に大きくなってる。俺とは違う。俺はロボットだ成長はしない。成長が出来るお前らが羨ましいよ。」


まゆ「・・・ドラえもんくん」


ドラえもん「焦るなゆっくり成長しろ、それが立派な大人になる秘訣だ」


まゆ「うん、わかった。ありがとうドラえもんくん」


まみ「見た目によらないのですね!」


ドラえもん「あぁ?見た目もかわいい猫だろうが」


まみ「狸です!」


ノビスケ「ちょっ!」


ドラえもん「言ってくれるなこのこの!」わしゃわしゃ


まみ「きゃっ!髪の毛が乱れる」


まゆ「狸!」


ドラえもん「ほう・・お前も言うか!このこの!」わしゃわしゃ


まゆ「乱れる〜」


ノビスケ「・・・ドラえもんってロリコンなのだろうか・・まぁメイド所へ行くか」


ドラえもん「ふっ・・借りひとつだからな」


メイド「・・・・・・」ぼー


ノビスケ「メイド、ぼーっとしてどうしたんだ?」


メイド「本当に過去に飛んだんですよね」


ノビスケ「その筈だよ。大丈夫絶対に元の時代に帰れるから不安だろうけどー」


メイド「すごいじゃない!!私いつかタイムマシンに乗って過去に行けたらなって!思ってて・・こんなに早く叶うなんて!」


ノビスケ「お、おう・・それはよかったよ。なかなか経験出来る事ではないよね」


メイド「これで・・あの人を・・」


ノビスケ「・・・・・・・」


ノビスケ「それは無理だよ」


メイド「え?私何か言ってました?」


ノビスケ「過去を変えるってことは今を生きる人の生き方を否定してなくしてしまう・・それ程の事なんだ。」


メイド「・・・・・・・」


ノビスケ「俺達は託された未来を生きなきゃいけない。過去に終わってしまったことに執着すれば・・それは悲しい結末になる」


ノビスケ「やろうとしてた俺も人の事は言えないけどね」


メイド「・・・・・・・」


ノビスケ「・・・・・・」


ドラえもん「おい!ノビスケ来い」


ノビスケ「行くね」


今は一人で考えて答えを出してもらうしかない・・メイドなら心配はないけどね


メイド「ノビスケも同じだったのかな・・」


ノビスケ「なんだ?」


ドラえもん「とりあえずこれだけ部品が足りない」


ノビスケ「う〜んよくわからない部品ばかりだ」


ドラえもん「そりゃそうだ。未来の部品だからな」


ノビスケ「じゃあ!無理じゃないか!」


ドラえもん「まぁそうだな。それで代わりになりそうな部品書いたからこれを頼む」


ノビスケ「これもよくわからないな」


ドラえもん「ちっ!」


ノビスケ「仕方ないだろ?機械なんてそんなに触らないしせめて機械に詳しくていじったりするのが趣味な奴がいれば」


ドラえもん「俺はタイムマシンを見てなくちゃいけない。一人機械が大好きな奴がいるぞ?」


ノビスケ「誰だ?」


ドラえもん「何処にいるんだ・・お、いたいた」


スネ樹「あ、あの!き、今日はいい天気だね!」


お嬢姉「そうね!曇ってるけど」


スネ樹「あ、あれ?ははは、そうだったね」


お嬢姉「ふふふふ、面白いわね」


スネ樹「俺の名前覚えてくれてるかな?」


お嬢姉「スネ樹くんよね?覚えてるよ」


スネ樹「よかった!忘れられてると思ったから」


お嬢姉「忘れないよ。スネ樹くんってお父さんはスネ夫さんなんだよね?」


スネ樹「え?なんで知ってるんですか?」


お嬢姉「似てたからよ。凄くお父さんに似てる。お父さんは元気?」


スネ樹「え?・・まぁね。てか、会ったことあるの?お父さんに」


お嬢姉「うん・・妹を助けてもらったからスネ夫さんには感謝してる」


スネ樹「へぇ〜妹さんもいるんですか!可愛いんでしょうね」


お嬢姉「うん・・凄く可愛くなってるよ」


スネ樹「会ってみたいな・・なんて、はははは」


お嬢姉「会えてるよ」ボソッ


スネ樹「え?なんか言いました?」


お嬢姉「ううん、言ってないよ」


スネ樹「そう?」


お嬢姉「・・・・・・」


お嬢姉「ねぇ、貴方の生きてる時代は戦争なんてないんだよね・・」


スネ樹「まぁ僕の知る限りでは日本ではないです」


お嬢姉「ないのは何故だと思う?」


スネ樹「それは・・争う事がないからかな?」


お嬢姉「本当にないと思う?」


スネ樹「それは・・・」


お嬢姉「争いはなくならないよ。戦争が起こらないのはね?」


ドラえもん「おい!お嬢姉来てくれ!」


お嬢姉「はい!ごめんね呼ばれちゃった」


スネ樹「あの!答えは?」


お嬢姉「戦争の悲惨さを知っているからだよ・・」


スネ樹「え?」


お嬢姉「戦争なんて起こしていい事なんて一つもない。それを知ったからよ。でもねそれも段々薄れていくの・・そして同じ過ちを犯す。またいつか・・」


スネ樹「起こさせませんよ!」


お嬢姉「スネ樹くん・・」


スネ樹「僕が伝えます!いつになるかわからないけど!絶対に皆に!世界中に!」


お嬢姉「簡単じゃないよ?それこそ無謀よ」


スネ樹「やるったらやる!」


お嬢姉「・・・・バカよ」


スネ樹「バカか・・・」


お嬢姉「でも、バカは嫌いじゃないよ?むしろ大好きかも」ニコ


スネ樹「っ!」ドキッ


ドラえもん「はやく〜〜」


お嬢姉「じゃあ行くね」


スネ樹「・・・よっしゃあ!やってやんぞ!」


お嬢姉「お待たせ」


ドラえもん「遅いぞ!あまりあいつらと関わるな」


お嬢姉「ごめんね・・後それは無理かな?」


ドラえもん「あのな〜お前は・・まぁいいノビスケと二人で買い物に行ってくれないか?少数の方がいいしな」


ノビスケ「え?お姉ちゃんって機械に強いの?」


お嬢姉「まぁそれなりにね?」


ドラえもん「まぁそう言うことだから頼む」


ノビスケ「お金は?」


ドラえもん「調べて見たがここはそんな昔ではないからお前のいた時代俺のいた時代どちらの金でもいける。硬貨とかに書いてる年数はまぁ見ないだろ」


ドラえもん「手持ちを出せ」


ノビスケ「わかった」


お嬢姉「えっと・・」


ドラえもん「財布何処にやったっけな・・」


三人のお金でどうにか買えるかな?というくらいは集まった


お嬢姉「ここに書いてるのを買ってくればいいのね」


ドラえもん「あぁ、わかるか?」


お嬢姉「うん、わかるよ」


ノビスケ「じゃあ、行こう」


ドラえもん「まて!着せ替えカメラ!」カシャ カシャ


二人の服装が変わる


ドラえもん「目立たないような服にしておいた」


ノビスケ「これどうなってんだ?未来の道具って凄いな」まじまじ


ドラえもん「はよ行け!」


お嬢姉「さぁ行きましょ」


ノビスケ「あ、待っーっ!・・・」






あ・・・





ノビスケ「はっ!・・・・寝てた?」


お嬢姉「次で最後ね。ごめんね全部持たせちゃって」


ノビスケ「ん、あぁ・・いや、こういうのは男の仕事だからね」


お嬢姉「ふふふ、頼もしいなノビスケくん」


ノビスケ「おう!頼ってくれよ!」


お嬢姉「本気にするからね」


ノビスケ「あぁ」


お嬢姉「この店ならあるわね」


ノビスケ「それにしても詳しいね。ここ知ってるの?」


お嬢姉「えっと・・・」


ノビスケ「お姉ちゃん」


お嬢姉「ドラちゃんには黙っててね?気を使わせたくないから」


ノビスケ「わかった」


お嬢姉「ここね、私の住んでた街なの・・私が最後を迎える街」


ノビスケ「っ!・・なんて所に来たんだ・・」


お嬢姉「でも、大丈夫だから」


ノビスケ「・・・わかった。でも長くはいたくないんじゃないのか?」


お嬢姉「ここは私の産まれた街でもあるの・・そして育った街・・だからそうは思わないよ」


お嬢姉「それにわかった事もある」


ノビスケ「わかったこと?」


お嬢姉「皆私に物を売ってくれる。だからここは私が産まれる前かまだ小さい頃の時代だってのはわかる」


ノビスケ「物を売ってくれない?」


お嬢姉「両親がね・・だから子供の私にも・・ね」


ノビスケ「最低野郎だ!」


お嬢姉「そう言ってくれたのはノビスケくんで二人目だよ。ありがと」


ノビスケ「本当の事を言ったまでだよ。ならあんまり俺は居たくないね。早く終わらせようぜ?」


お嬢姉「うん」


買い物を済ませて皆所へ帰るために店を出ようとした瞬間


バン


強盗1「大人しくしろ!!」


強盗2「金だ金をよこせ!」


ノビスケ「っ!強盗か!」ダッ


お嬢姉「ノビスケくん!」


気づくと勝手に動いていた。嫌な予感がしたからだろうか無謀なのはわかる・・でも、強盗は二人そのうち一人が銃持ち不意打ちならいける!かも


強盗1「ん?」


ノビスケ「おらぁああああ!!」ドゴッ


強盗1「ぐはっ!」


強盗1「この野郎!」ガシッ


ノビスケ「なにを!」ガシッ


強盗の一人と取っ組み合いになる


強盗2「なんだこいつ!」ガチャ


もう一人がノビスケに銃口を向ける


ノビスケ(ちっ!もう一人も銃を持ってたのか!やばい!)


お嬢姉「危ない!」ポイ


コツン


強盗2「いて・・このガキが!」ガチャ


銃口がお嬢姉の方へ向けられる


お嬢姉「っ!」


ノビスケ「っ!やめろぉおお!!」


この店には今店主とその奥さんとその二人の双子の赤ちゃんがいる


店主「危ない!」


バン


奥さん「貴方!」


お嬢姉「あ・・あ・・店主さん!」


店主「よかった・・無事で・・」バタッ


強盗2「ちっ!まぁいい!大人しくしないとこうなるからな!」


弾はお嬢姉を庇った店主に当たった


すぐに奥さんは店主に駆け寄る


赤ちゃんを置いて


ノビスケ「くそっ!」


強盗1「よそ見すんなよ!」ドゴッ


ノビスケ「うわぁ!」ガシャーン


ノビスケを突き飛ばした強盗は双子の赤ちゃんを人質にとった


強盗1「動くなよ!動いたらこいつ殺すぞ!」


奥さん「やめて!その子達だけは」


強盗1「金だ金を出せ!」


奥さん「そこにあるから!好きなだけ持って行きなさい!早く赤ちゃんを返して!」


強盗1「ここだな!」


金を袋に詰め始める


強盗2「なぁ」


強盗1「なんだ?」


強盗2「あのガキなんだがよ殺っていいか?あいつ俺に物投げやがってよ!ムカついて仕方ねぇんだ!」


強盗1「ダメだこれ以上事を大きくするな」


強盗2「嫌だと言ったら?」


強盗1「おい!俺に従うって約束したよな?分け前やらねぇぞ?」


バン


強盗1「」バタッ


奥さん「いやぁああああ!!」


お嬢姉「酷い・・・」


強盗2「分け前?全部もらうから安心して死ねや!」


強盗2「さてと!そこのガキ来いよ!じゃねぇとここの赤ちゃん殺すぞ!」


お嬢姉「っ!・・わかっただから、その子達には」


サッ


行こうとしたが手で抑えられる


奥さん「行っちゃ駄目よ」


強盗2「あぁ?殺すぞ?このガキ共をよ!」


赤ちゃんに銃口を向ける


お嬢姉「行くから!手をどけて」


奥さん「駄目!」


お嬢姉「でもそれじゃあ!赤ちゃんが!」


奥さん「それでも殺すから来いって言われてる子を行かせる事なんか出来ない!」


強盗2「もういいわ。殺す」ガチャ


奥さん「や、やめてぇええ!」


お嬢姉「ノビスケくん!助けて!!」


ノビスケ「っ!」パチリ


シュッ


強盗2「ん?」


ドゴッ


強盗2「ぐぁ!」


ノビスケ「この!馬鹿野郎!」ドゴッ


強盗2「ぐはっ!」


ノビスケ「俺の大事な人に手を出すな!!」ドゴッ バキッ


強盗2「がぁあああ!!」ガシャーン


ノビスケ「お姉ちゃん!」


お嬢姉「ノビスケくん!」ダキッ


ノビスケ「ごめんな。怖い思いさせて」


お嬢姉「ううん・・助けてくれたから・・ありがと」


ノビスケ「あぁ」


奥さん「・・・・・」


店主「」


ノビスケ「そうだ!救急車を」


奥さん「いえ、要りません・・」


ノビスケ「なんで!」


お嬢姉「貴方達が脱獄犯だからですよね?小さい頃に聞きました」


奥さん「そうよ・・もう旦那は息がありません・・無駄なんです・・もしこのまま呼んだらばれます・・そしたら誰が子供達を見るんですか!」


ノビスケ「それでも・・呼びます!」


奥さん「やめて!」


ノビスケ「そんなので!大きくなった子供達に親だって言えるのかよ!立派な背中見せられるのかよ!」


奥さん「っ!」


お嬢姉「償ってください・・もうあの子達には貴方しかいません。せめて綺麗な母親であってください」


ノビスケ「まだ、旦那さんが助かるかもしれないだろ!その言い方は」


お嬢姉「ノビスケくん・・さっき言ったよね。小さい頃に聞いたことあるって・・」


ノビスケ「っ!」


お嬢姉「・・・・結末は」バタッ


ノビスケ「お姉ちゃん?お姉ちゃん!!」


奥さん「大丈夫よ。気絶しただけよ。無理もないわあんな事があったんだもん」


ノビスケ「よかった・・」


奥さん「ねぇ・・呼んでくれるかな?救急車と警察」


ノビスケ「・・・いいんですか?俺は今回は見て見ぬ振りをしても」


奥さん「綺麗な母親でいたいんです。だからお願い」


ノビスケ「子供達は・・きっと知らない親に育てられて貴方の事なんか忘れるかもしれない。それでも?」


奥さん「・・・・・いつか会いに来てくれる事を祈って・・綺麗になって待ってます・・」


ノビスケ「わかりました」ピッ


ノビスケ「もしもし警察ですか?」


その時


強盗2「こ・・の・・」ガチャ


奥さん「っ!」ダッ


ノビスケ「なっ!」


バン


奥さん「ぶはっ!」


銃弾は俺に当たる筈だったのに奥さんに当たっていた


庇ったのだ


ノビスケ「この!!」


サッ


奥さん「いいのよ」


ノビスケ「え?」


奥さん「ふふふ・・・」


ふらふらになりながら強盗2に近寄る


強盗2「ち、近寄るな!」


奥さん「ねぇ・・なんで・・私が・・牢獄にいたか・・知ってる・・」


強盗2「し、知るか!」バン


奥さん「うっ!」


まだ倒れなかった


バン


まだ


バン


まだ


強盗2「ば、化け物・・・」


ガシッ


奥さん「私ね・・人を切るのが・・大好きなの・・ふふふふ」シャキン


強盗2「あ、あああああ!!」


最後に奥さんはこっちを見てさっきの殺気のこもった声ではなく母親のような優しい声で言った


奥さん「お嬢姉とお嬢をお願いします・・」


ノビスケ「っ!!」


奥さん「ごめんね・・こんな・・母親で・・・行って!!」


ノビスケ「ぐっ!」ダッ


バン


バン


バン


ザシュ


そこから俺は赤ちゃん達とお嬢姉を連れて逃げた


血だらけの服で・・・そして俺は


ノビスケ「こうするしかないんだ・・ごめんな・・」


近くの民家に赤ちゃんを置いた


これ以上持って逃げるのは無理だ


ノビスケ「耐えるんだ・・必ず助けは来るからな・・ごめん!」


そして皆の居る廃材置き場へ戻ろうとするが街の出口は警察で固められていた


今の状態なら確実に捕まるだろう。それだけなら少し時間はかかるが話せば釈放されるだろうが・・俺達にはこの時代で身分を証明出来る物はない


つまり今は動けない


今は裏路地に身を潜めていた


お姉ちゃんが起きるまではここにいよう


ノビスケ「・・・・・・」


でも、まさか・・いや名前が同じだけとも言える


でも・・・どちらにせよ。言うのはやめておこう


もし、あれが両親なら俺達は・・いや、俺は・・お姉ちゃん達の両親を殺してしまった元凶だ


この事は俺だけの心にしまっておこう


逃げかもしれない


でも、知らなくていい事あるんだ


そう自分に言い聞かせた


ノビスケ「これからどうするか・・」


お姉ちゃんが起きてからどうするか考える


ふとマンホールが目に止まった


ノビスケ「ふむ・・・・やるか」


ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーー


ー廃材置き場ー


ドラえもん「遅いな・・・・」


メイド「何かあったのでしょうか?」


ドラえもん「お嬢姉がいるんだ寄り道は考えられない」


メイド「だから、そろそろ帰ってこないとおかしいと?」


ドラえもん「あぁ」


まゆ「これなんだろう?」


まみ「光ってます」


スネ樹「触らない方が」


ドラえもん「てめぇら!タイムマシンの心臓とも言えるその石に触れるな!飛ばされるぞ!」


まゆ「そんな危ない物ここに置かないでよ!」


まみ「もう少しで触る所でした!」


スネ樹「でも、触っちゃ駄目なのにどうやってここに置いたんですか?」


ドラえもん「専用の手袋があるんだよ。そいつはな車で言うエンジンみたいなものだ。そいつがないとタイム移動は出来ないからな」


メイド「でも綺麗ですね」


ドラえもん「綺麗だからと言って触った奴は今も見つかってないらしいぞ」


メイド「それは・・お気の毒に」


ドラえもん「本当に遅いな」


メイド「私が探して来ます」


ドラえもん「駄目だ」


メイド「何故です!」


ドラえもん「俺じゃあガキ共の相手は出来ない。ただでさえ皆不安なんだ。そんな時誰かついててやらねえと駄目だろ?大丈夫あいつらなら帰ってくる。戦場でも帰って来たんだからな」


メイド「ドラえもんさんはノビスケやあの子の事を信頼してるんですね」


ドラえもん「お嬢姉ならそうだがあのバカは違うな」


メイド「そう言うことにしておきます」


ドラえもん「お前・・食えない奴だな」


メイド「メイドですから」


ドラえもん「それ、言ってみたかっただけだろ」


メイド「さぁ?」


ドラえもん「まぁいい俺達は待つそれだけだ」


メイド「はい」


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ーーーー


『この店っていつも閉まってるけど・・誰もいないの?』


これって小さい頃の・・


『え?そうなんですか・・そんな事が・・』


そう、確か二人とも助からずに・・赤ちゃんはどうなったんだろう


『耐えるんだ・・必ず助けは来るからな・・ごめん』


・・・・・誰?


臭い・・なんか・・


お嬢姉「臭い・・」


ノビスケ「起きたか」


お嬢姉「ここは?暗くて何も見えないよ」


ノビスケ「マンホールの地下だよ。ごめんね臭いと思うけど我慢してくれ。とりあえず手探りで進んでる」


お嬢姉「私も歩くから降ろして」


ノビスケ「ごめん今は無理だ。水が膝くらいまであるし暗いからこうしてるほうがいいんだ」


お嬢姉「でも・・重くないかな?」


ノビスケ「前も言ったでしょ?軽いって」


お嬢姉「でも・・」


ノビスケ「俺がこうしていたいんだよ。マンホールを出たら降ろすからそれまではこうさせてくれ」


お嬢姉「わかった・・それでなんでこんな所にいるの?」


ノビスケ「まぁ・・その・・」


お嬢姉「奥さんの方も亡くなったんでしょ?」


ノビスケ「・・・あぁ、あの状態であそこにいたら身分なんて証明も出来ないからな・・それに目撃者から見たら犯人だしな」


お嬢姉「赤ちゃんは赤ちゃんはどうした?まさか赤ちゃんも・・」


ノビスケ「あの子達は無事だよ。これから大変だろうけどあの子達なら大丈夫さ」


お嬢姉「そう・・・」


ノビスケ「ん?ハシゴの感触がしたぞ!これを上るか。しっかり捕まってろよ」


お嬢姉「うん」


ノビスケ「マンホールが重い!ふぬぬぬぬ!!よし開いた」


外に出るとそこは街外れの場所だった


ノビスケ「適当に進んだら出られた!」


お嬢姉「凄いノビスケくん一発で出口に出られるなんて」


ノビスケ(言えない・・実はこれで五回目だったって)


ノビスケ「まぁ!勘ってやつだ!」


お嬢姉「あ、でも・・買ったもの置いて来ちゃったね・・」


ノビスケ「それなんだが・・一応可能性は低いけど来るかもしれない」


お嬢姉「え?どうやって?」


ノビスケ「秘密だ。もし無理だったら恥ずかしいしな。ほら戻ろうぜ」


お嬢姉「う〜ん・・なんだろう?」


そして俺達は皆も所へ歩きだす


その頃廃材置き場では


ドラえもん「」


メイド「しっかりして!だめ!動かない!」


まみ「私の所為です・・私が!」


まゆ「違う何かの間違えよ!」


スネ樹「壊れちゃったのかな?」


メイド「完全に停止してる・・なんの音もしない・・」


まみ「うわぁああああん!!」ポロポロ


まゆ「まみ・・・」


ノビスケ「この声は!」


お嬢姉「急ぎましょ!」


ノビスケ「何があった!!」


まゆ「ノビスケくん・・どうしよう・・ってドブ臭い」


まゆ「うわぁああああん!!」ポロポロ


メイド「ドラえもんさんが壊れてしまったんです。ドブで泳いで来たんですか?」


ノビスケ「なんだって!あと、この匂いに関しては気にしないでくれ」


お嬢姉「ドラちゃん!」


ドラえもん「」


スネ樹「心臓も動いてない!」


お嬢姉「心臓なんてないけど・・何も音がしない・・動いてないのは確かよ」


ノビスケ「一体何があったんだ!」


まゆ「それがね・・」


ー少し前ー


ドラえもん「ここも壊れてるな・・くそっ!おい、ドライバーよこせ」


メイド「はい、これですか?」


ドラえもん「今日中には終わりそうにないな・・ノビスケ達はまだ帰って来ないし」


メイド「ノビスケ達が帰ってきたら食料でも調達してきましょう。ここにはハトもいるし」


ドラえもん「俺は構わないがあいつらは食うのか?」


メイド「ばれなければOKです。適当に買ってきた鳥肉とでも言えば」


ドラえもん「ふふふ、面白い奴だなお前は」


メイド「それはどうも」


その時後ろから声がした


まみ「ドラえもんくん!私も何かてつーきゃっ!」


まみは転けそうになりすかさず目の前の何かを引っ張ってしまう


ドラえもん「なにをやっーー!」ガシャン


バタッ


ドラえもん「」


まみ「痛いです・・ごめんなさいドラえもんくん・・ドラえもんくん?」


メイド「どうしたの?ドラえもんさん・・」


まみ「私のせいで・・・」


メイド「しっかりして!だめ!動かない!」


まみ「うわぁああああん!!」ポロポロ


ー現在ー


まゆ「って事があって」


まみ「私が壊したの・・尻尾引っ張って・・壊したの!」


お嬢姉「まだそうとは決まってないでしょ!見てみないと!」


ノビスケ「だが、俺達は機械に関しては素人だ・・それに未来の技術なんか知らないし・・」


お嬢姉「だからって諦める理由にはならないよ!工具を貸して!」


ノビスケ「やる気か!」


お嬢姉「機械も人間と同じで時間が経てば経つほど治りにくくなるの!早く!」


スネ樹「これぐらいしかないけど!」


お嬢姉「まずは中を見ないと!ボルトもネジもない・・面倒ね!ドリルで!」


ノビスケ「落ち着け!」


お嬢姉「落ち着いてるから!邪魔しないで!」


ノビスケ「工具没収!!」


お嬢姉「返しなさい!返せ!」


メイド「お嬢姉ちゃん!いい加減にしなさい!」ガシッ


お嬢姉「っ!」


ノビスケ「お姉ちゃん・・急いでもいい事なんてないよ。落ち着いてまず何が起こってるのかを見てからにしよう。大丈夫だ。ドラえもんが簡単にくたばったりなんかしないよ」


お嬢姉「・・・・・・」


メイド「強く掴んでごめんね・・痛かったよね・・」


お嬢姉「いえ、おかげで冷静になれました。ノビスケくん、メイドさんごめんなさい」


ノビスケ「俺こそごめんな・・一緒に考えよう」


お嬢姉「うん・・・」


まみ「うわぁああああん!!」ポロポロ


まゆ「どうすればいいのよ・・うわぁああああん!」ポロポロ


スネ樹「二人とも・・」


???「うるさいの・・泣くなら他所で泣け」


スネ樹「貴方は?」


???「ここに住んでる者じゃ」


スネ樹「え?ここって・・」


???「わしの土地じゃから庭みたいなもんかの」


スネ樹「すみません・・すぐに出て行くので」


スネ樹(ドラえもんを見られたらやばい!見られる前に出ないと)


???「まぁいい立ち話もあれだし・・あそこで騒いでるお友達も連れて家に来なさい。すぐ近くにある」


スネ樹「い、いや・・その・・」


???「そこのロボットを隠して置いたほうがいいじゃろ?もうすぐ業者の奴が来るぞ?お前さんらのリーダーを呼んでくれ。嫌とは言わせんぞ?」


スネ樹「っ!・・ノビスケさん!」


ノビスケ「なんだ」


スネ樹「謎の老人が来いって」


ノビスケ「そんなの行けるわけないだろ!今はー」


スネ樹「でも、ここあの人の私有地みたいで・・行かなきゃ追い出されるよ。今は動けないし」


???「お前さんがリーダーか?」


ノビスケ「別にリーダーを名乗ってるわけではないがそうだな。まぁ保護者ってところかな」


???「それでもいい少し二人で話がしたい後あのロボットには触らないように言っておきなさい。余計面倒なことになるから」


ノビスケ「ただのおじさんってわけじゃなさそうだな・・わかった。スネ樹皆にこの事を」


スネ樹「はい!」


ノビスケ「では、話とは?」


見たところ初老ぐらいの人だ。両腕が義腕になっているところを除けば普通おじさんだ


おじさん「単刀直入に言おう・・いつの時代から来た」


ノビスケ「・・・何者ですか?」


おじさん「質問を質問で返すな馬鹿者」


ノビスケ「もっと先の未来からだ」


おじさん「一応聞こう何の用で来た」


ノビスケ「この時代に用なんてねぇよ・・タイム嵐に巻き込まれてその影響でここに降りた。それだけだ」


おじさん「本当に・・か?」


ノビスケ「本当だ」


おじさん「そうか・・」


ノビスケ「ん?誰か来たぞ」


おじさん「業者の奴らだ。街の廃材とかをここに持ってくるんじゃよ」


ノビスケ「タイムマシンがばれるとやばいな・・」


おじさん「トラックで来ている。すぐに仲間達を乗せておいてくれ、タイムマシンとロボットはすぐに運び出そう」


ノビスケ「何故そこまでする」


おじさん「今話してもいいが、いいのか?」


ノビスケ「・・トラックは何処だ」


おじさん「向こうじゃ着いてこい」


メイド「誰か来ましたね」


お嬢姉「荷台に宝の山ね!使えそうな材料が多そう」


スネ樹「業者の人だと言ってましたが・・荷台にゴミがいっぱいだ」


お嬢姉「え?」


スネ樹「え?」


メイド「タイムマシンとドラえもんさんを隠しましょう」


スネ樹「まゆさんまみさん行きましょ」


まみ「・・・・・・」


まゆ「まみ・・行こ?ね?」


メイド「トラックが来ます・・運転手を気絶させるか・・」


スネ樹「大きなトラックですね」


ノビスケ「お前ら早く乗れ!メイド」


メイド「了解!」


スネ樹「ノビスケさん!」


メイド「皆さん乗ってください」


まみ「ドラえもんくんは!」


まゆ「置いて行くの?」


おじさん「安心せえ!」ポチ


トラックからアームが出てきてあっという間にタイムマシンとドラえもんを荷台に乗せた


そして近くのおじさんの家へお邪魔した


ー作業場ー


ノビスケ「この時代からこんなに進歩してたのか!」


お嬢姉「ありえない・・・貴方何者よ」


おじさん「大体察しはついてるじゃろ?」


スネ樹「きっと有名な人なんですね」


お嬢姉「この時代の人間ではない・・そうでしょ?」


メイド「それならこのトラックも納得ですしドラえもんさんの事を知ってることもタイムマシンのことも納得ができます」


まみ「ドラえもんくんは治るの!!」


おじさん「大丈夫じゃ!わしに任せておけ」


おじさん「と言ってもこれ・・電源切れてるだけだからな・・このタイプの電源は何処じゃったかの」


まみ「電源が切れただけなの?」


おじさん「おっと・・声に出してしもうたか・・そうじゃ、だから電源を付ければいいだけじゃ」


まゆ「よかったね!壊れたんじゃなかったんだよ!」


まみ「うん・・よかった!」


お嬢姉「でも、電源って何処かな?」


おじさん「とりあえず登録タグを見ればいいんじゃが・・生産年月が2112年9月3日でマツシバロボット工場か・・」


ノビスケ「かなり先だな・・」


スネ樹「その年にはこんなロボットがいっぱいいるのか・・治安大丈夫かな」


お嬢姉「ドラちゃんは特殊だから多分」


まみ「そこへ電話すればいいのです!」


まゆ「まだ工場事態できてないわよ」


おじさん「あの頃は・・確か子守り用ロボットを生産していたな。でもこんなのはおらんかったの・・改造機か」


ノビスケ「思ったんだが電源って大体オンオフ所って同じだよな?」


お嬢姉「そうね大体は同じよ別々にする意味もないし」


おじさん「じゃの」


ノビスケ「なら、まみが転けた時ドラえもんの何処に触ったかでわかるんじゃないかな?」


スネ樹「確かお尻らへんを触ってましたよね?」


ノビスケ「ケツの穴か?」


まゆ「な、何言ってんのよ!」


メイド「ありえますね。まみちゃん転けた拍子にケツに浣腸したりしましたか?手は洗いましたか?」


まゆ「・・・ちゃんと洗った?」


まみ「お尻は触ってないよ?尻尾だよ?それにお尻に穴なんてないよ?」


スネ樹「ないですね。排泄とかはどうするんだろ?」


ノビスケ「え?尻尾あるの?」


おじさん「これじゃろ」


指をさされて気づいた。申し訳程度についている尻尾が


ノビスケ「ぶっ!これが尻尾かよ!はははは!さくらんぼかよ!」


メイド「笑ってはいけーふふふふ」


お嬢姉「も、もう・・今は真面目にしなきゃ!ふふ」


まみ「これを引っ張ったら動かなくなったのです」


まゆ「ならもう一回引っ張れば!」


スネ樹「よし!」


おじさん「まぁ待ちなさい。少し壊れてる所があるし修理をしておこう。お前達は今日はここに泊まっていきなさい。明日にはタイムマシンもドラえもんくんも動けるようにしよう」


メイド「ありがとうございます。なんとお礼を言えば」


おじさん「いいんじゃよ。二階の部屋を好きに使ってくれ」


まみ「ありがとうございました!」


まゆ「ありがと」


スネ樹「疲れたし休ませてもらいます」


ノビスケ「皆今日は休んでくれ明日またここに集合でメイドも休んでくれ」


メイド「はい、お言葉に甘えさせてもらいます」


まみ、まゆ、スネ樹、メイドは二階へ行った


俺とお嬢姉は残っていた。考えてる事は一緒か


おじさん「休まんのか?」


ノビスケ「休みますよ」


お嬢姉「貴方の事を聞いてからね」


おじさん「・・・・・・」ギロ


作業の手を止めてこちらを睨む


その目は正直怖かった


ノビスケ「・・・・・」


お嬢姉「・・・・・・」


おじさん「ふむ・・・少し長くなるがいいか」


ノビスケ「はい」


おじさん「わしがここへ来たのはある人の所為なんじゃ」


おじさん「いや、所為なんかじゃないな・・おかげだ」


お嬢姉「偶然ここへ来たの?」


おじさん「そうじゃ、死にかけでな」


ノビスケ「その両腕も関係が?」


おじさん「ほう・・わかるのか?なるべく本物に似せたんじゃが」


ノビスケ「わかるよ。俺も右腕がこの通りなんでな」ガポッ


右腕を外して見せる


おじさん「義腕か・・」


ノビスケ「まぁね」ガポッ


再び付ける


隣を見るとお嬢姉が驚愕な顔をしていた


そういえばこっちのお姉ちゃんは知らないんだっけ


ノビスケ「まぁそう言うことなんだよ」


お嬢姉「・・・・・・」


思考が停止しているようだ


構わず質問を続ける


ノビスケ「なんで死にかけていたんだ?聞いちゃまずいか?」


お嬢姉「はっ!夢!」


そう言う事にしておいてくれ


おじさん「わしはな・・人をたくさん殺したんじゃ・・」


ノビスケ「・・・・・・・」


おじさん「一人や二人じゃない数百数千の人がわしの所為で死んだ・・幼い子供から年寄りまでな」


ノビスケ「何があった・・答えろ」


口調が少し強くなる。意識してるわけではないが自然とこうなった


おじさん「実験じゃ、薬の実験でたくさんの人を実験台にしてボロ雑巾のように捨てたんじゃよ。そしてその薬で戦争が起こった」


お嬢姉「貴方・・・もしかして!」


ノビスケ「戦争って・・・あの戦争か」


おじさん「そうじゃ」


ノビスケ「っ!」ガシッ


お嬢姉「ノビスケくん!!」


ノビスケ「冗談にしちゃ笑えねぇよな?あぁ?」


おじさん「本当じゃ」


ノビスケ「っ!」


気づくと殴ろうとした


でも、止める気もなかった


お嬢姉「やめなさい!」ヒョイ


何かが飛ぶ


当たる俺に


ゴン


ノビスケ「いっ・・・」


いや、死ぬからそれは!


お嬢姉「話を全部聞いてからなら私は何も言わないから」


ノビスケ「そうだな・・」パッ


おじさん「わしは殴られてもいいと思っとるぞ」


ノビスケ「それは後だ・・話せ」


おじさん「すまん・・それでわしは戦争中にある人達と戦った」


おじさん「わしはそいつらに負けて殺された筈だったんだが・・気づくとここにいたんじゃ」


おじさん「奇跡なのか・・タイムマシンが誤作動を起こして爆発した瞬間に移動したのか、他の何かなのかはわからない。じゃが死にかけていたわしはそのままそこで死ねばよかったんじゃが・・助けられてな」


お嬢姉「それがその写真の人ですか?」


作業台に置かれている綺麗な女性の写真を見る


ノビスケ「この人が貴方を」


おじさん「そうじゃ・・この家もあの廃材置き場も彼女の物だったんじゃ」


お嬢姉「その・・この人は・・」


おじさん「亡くなったよ数年前にな」


お嬢姉「そうですか・・」


おじさん「・・・・・」


ノビスケ「今更一人死んでも何も感じないだろ?」


今俺が言ったことは最低な事だ。でも、それでも言ってしまう


お嬢姉「っ!ノビスケくん!」


おじさん「いいんじゃよ・・その筈じゃったんじゃが・・辛かったよ・・人一人の命がこんなに重いってのをその時気づいたんじゃ」


おじさん「最初は復讐をするためにタイムマシンの研究をここでやった・・でも、気づくと復讐なんてどうでもよくなっていた・・彼女とこうして一緒に機械をいじって油まみれになって・・そんな毎日が楽しくてな・・・復讐のためじゃなくただ、この生活を続けていきたいがためにタイムマシンの研究を進めていた・・」