2016-10-15 23:07:23 更新

前書き

キャラ崩壊、ヤンデレあり
進行は気紛れです
それでもいいと思う人はゆっくり見ていってね


武内P「島村さん、今すぐ手に持ってる包丁を捨てください!」


卯月「プロデューサーさん・・・私、あなたが欲しい・・・欲しくてたまらないです・・!」


武内P「それ以上近づかないでください!島村さん!」


卯月「プロデューサーさん・・・」


武内P「やめてください・・・」カチャリ


卯月「プロデューサーサァァァン!!」


武内P「島村卯月!」パァン!











武内P「はっ!・・・夢・・・?」








346プロダクション




武内P「では今日の皆様の予定ですが・・・」









ちひろ「武内さん、今日はどうしたんですか?辛そうな顔をしてましたけど」


武内P「それが・・・嫌な夢を見たので」


ちひろ「嫌な夢ですか?」


武内P「はい・・・」


ちひろ「嫌な夢なんてすぐ忘れますよ」


武内P「そうだといいのですが・・・」












志希ラボ(仮)



志希「出来た・・・・ヤンデレになるウイルスー♪これさえあれば全世界の人類はたちまちヤンデレに・・・」


   「・・・よく考えたらこんなウイルスいらないよねー。もったいないけど滅菌しよう♪」カチャ



ビリリリッ!



志希「きゃっ!?・・・・」バタリ


???「ふふっ。悪いけどこれは、私が有効に使わせてもらうよ」










きらり「杏ちゃーん どこー?」


杏「(今日は逃げ切ってみせる・・・!)」


きらり「仕方ないにぃ、いつもの・・・」


杏「(きたっ!)」


きらり「きゃっ!」ドサッ


杏「え?」


きらり「いたた、もう誰だにぃ・・・」


???「グルルルッ・・・・」


きらり「茜ちゃん!いきなりタックルはやめてほしいにぃ」


杏「(なんだ、茜・・・   茜「ガァアアアッ!」


きらり「きゃぁあああああっ!」


杏「きらり!?」


きらり「痛い!茜ちゃん、噛むのやめてー!きらりはご飯じゃないにぃ!」ジタバタ


杏「なにバカな事言ってるんだよ!」ドッ!


茜「キャッ!・・・・・・・」ドカッ!


杏「・・・・動かない。・・・・・呼吸も脈拍もいいから気絶してるだけか。きらり、大丈」ブゥン!!


 「ちょっ!何すんのさ!」


きらり「杏・・・・チャァアアアアン!!」ブォン!!


杏「おわっ!?」


きらり「杏チャァアアアン!!」


杏「(今のきらり、様子がいつも以上に変だ!ここは・・・)」


 「逃げるが勝ちだよ!」ダッ!


きらり「待ッテェエエエ!!杏チャァアアアアアン!」








武内P「はい・・・はい・・・わかりました。それではよろしくお願いします」ガチャリ


バン!


武内P「杏さん、どうしましたか?」


杏「プロデューサー!悪いけど隠れさせて!」


武内P「えっ?なにが・・・」  杏「あと杏の事は他言無用で!」


武内P「わかりました・・・(何かあったのでしょうか?)」


きらり「・・・・」


武内P「諸星さん。どうしました・・・!?」ギュウウウウ!


きらり「・・・・」ギュウウウ!


武内P「諸星さん・・・やめてください・・・」スッ


   「くっ・・・」


きらり「痛い?Pちゃん?でもこれで、きらりんのPちゃんだって皆にわかってくれるにぃ」


武内P「なにを言って・・・」


きらり「Pちゃん、杏ちゃん見てない?一緒に遊んでたらどっか行っちゃって、今探してるんだにぃ」


武内P「(今の諸星さんは変だ、言われたとおり隠すしかない)杏さんですか?見ていませんが」


きらり「本当にぃ?」ズイッ


武内P「本当です」


きらり「・・・・わかったにぃ。じゃあ、きらりんは杏ちゃんを探してきまーす!」タッタッタッ


武内P「・・・・杏さん、出てきても大丈夫ですよ」


杏「よいしょっと。・・・言わなくてもわかるとおもうけど、きらり、いつもより変だったでしょ」


武内P「はい・・・」ズキッ!


    「つぅ・・・・」


杏「大丈夫?」


武内P「大丈夫です・・・それよりああなったのは何かあったのですか?」


杏「うん・・・実はさっき」



杏は先程の事を話した



武内P「日野さんが諸星さんに噛み付いた後、変になったのですか?」


杏「うん。おまけに私の名前を叫びながら追ってくるから、恐怖を感じたよ」


武内P「(まるでゾンビですね・・・ゾンビになるには死と薬品。死はともかく薬品となると思い当たるのは、一之瀬さんしかいませんね)」


杏「その顔見ると、杏と同じ事考えてるようだね」


武内P「はい・・・杏さんも一緒に行きますか?」


杏「うん、そうする。ただでさえ、きらりがああなったんだ。もしかしたら他にもいるかもしれない」ゴソゴソ


武内P「なにをしているんです?」


杏「護身用の武器はあったほうがいいでしょ?はい」


武内P「スタンガン・・・」


杏「じゃあ、行こうか」






現在の装備  アイテム


武内P                      杏


E なし→スタンガン(標準)         E なし→スタンガン(標準)



アイテム


スタドリ×3                   飴×10









chapter 1 感染者






4F


武内P「静か・・・ですね」


杏「廊下だけど、あまり音立てない方がいいよ。ゾンビゲームみたいに音に敏感かもしれないし」


武内P「そうですね・・・」


杏「確か7階だったよね。研究室があるの」


武内P「はい。そうです」


杏「あんまり動きたくはないんだけど・・・仕方ないか」


武内P「ではエレベーターで行きますか」


杏「いや、それは駄目でしょ。ゾンビゲー、ゾンビ映画でエレベーターを選択した者達の末路は出た瞬間に噛まれるってオチだよ」


武内P「すみません・・・・」


杏「だからここは登る、下るのに面倒な階段を選択したほうが生存率は少しあがる。ってわけだからおぶって」


武内P「おぶったら生存率が下がると思うのですが・・・」


杏「いいや、おぶったら後方を確認できるから生存率は五分五分になるだけだよ」


武内P「・・・それも十分あぶないと思うのですが・・・」


杏「いいから、おぶって」


武内P「・・・・・仕方ありませんね」スッ


杏「ふふっ、話が早くて助かるよ。よいしょっと」






6F



武内P「(六階まできましたが・・・静かすぎますね)」


杏「何事も起きないのはいいね。このまま行けば簡単に終るよ」


武内P「そうだといいのですが・・・・」



ウワァアアアアア!



武内P「!?」


杏「男の悲鳴!?」


武内P「先程の悲鳴はすぐそこの部屋から聞こえましたね。助けにいきましょう」


杏「なに言ってんのさ!助けに行って感染したら、それでジ・エンドだよ!ここは・・・・見捨てるしかないよ」


武内P「ですが・・・・杏さん、降りてくれませんか」


杏「えっ?」


武内P「私は助けに行ってきますので、あなたはラボに向かってください」


杏「そんな!か弱い乙女を一人で行かせる気なの」


武内P「大丈夫です。必ず追いつきます」


杏「・・・・無理、杏はあまり動けないから一人で行けな~い」


武内P「杏さ      杏「だからとっとと助けようか」


武内P「え?ですが」


杏「乗りかかった船ならぬ、乗りかかった背中だしプロデューサーの指示にできる限り従うよ」


 「ただし、危なくなったらすぐ逃げること。いいね」


武内P「・・・わかりました」













???「さぁ、次はこれですよ」


(0M0)プロデューサー「もうこれ以上は流石に無理だ・・・」


???「何言ってるんですか、ほら早く食べてください」


杏「そこまでだ!」


武内P「!?ありすさん!?なにをやっているんですか!」


ありす「なにって・・・愛しい私のプロデューサーに私の手料理を食べてもらってるだけですよ」


杏「手料理ってまさか・・・・」


ありす「そう私の苺パスタです!」


杏「その殺人パスタを食べさてたのか!?」


(0M0)「双葉さん、縛られて食べさせられてる俺が言うのもなんだが見た目とは裏腹に意外といけるぞ」


杏「ナニイッテンダ!?フザケルナ!」


ありす「プロデューサーさん・・・誰が他人と話して良いといいましたか?」シュ!


(0M0)「なに!?くっ!」グラッ・・・ドガッ!


杏「あんた何してんのさ!!」


ありす「なにってお仕置きをしようとしただけですよ」


杏「お仕置きって・・・・包丁で斬ろうとするなんてどうにかしてるよ!」


ありす「どうにかしてる?これは私なりの愛ですよ」


武内P「愛?」


ありす「そうです。今のままでも幸せですがこの幸せはいつか絶対破綻する。だから破綻するぐらいなら」


(0M0)「殺しても良いというのか?」


ありす「そうです。そうすればあなたはどんな形であれ、私の頭の中で永久に存在し続ける!」


(0M0)「ふざけるな!そんな事しても幸せになんてならない!ただ永遠に苦しむだけだ」


ありす「苦しむ?・・・ふふっあははははっ!」


武内P「なにが可笑しいんですか!?」


ありす「だって永遠に苦しむのも・・・立派な愛ですよ。だってあいてを思い続けた証明ですから」


    「さて・・・これ以上私の邪魔をするなら本気で殺しにいきますよ。お二人さん」


杏「へぇ・・・殺せるもんなら殺してみれば良いじゃん。それができればだけど」


武内P「・・・・今はプロデューサーではなく一人の男として、ありすさんを止めます」


ありす「あまり抵抗はしないでくださいね。するだけ無駄ですから」


杏「・・・行くぞ!」



テレレレーッ



橘ありす(感染)が襲ってきた!



ありす(ライフ540)



武内P(750)



杏(380)



ありすの攻撃!



ありす「やぁ!!」ズバッ!



武内P「くっ!」チッ



武内Pに100のダメージ!



杏の攻撃!



杏「てい」バチバチッ!



ありす「きゃあ!!!・・・・・」バチィ!! バタリ



ありすに700のダメージ!!



橘ありす(感染)に勝った!!


包丁を手に入れた!


苺パスタを手に入れた!




杏「馬鹿なの?こいつ・・・」


武内P「杏さん、いくらなんでもやりすぎです」


杏「だって・・・やられるまえにやらないとこっちの身が危ないし」


武内P「でしたら、加減をしてください。相手に後遺症ができてしまってからでは遅いのですから」


杏「ん・・・わかったよ。今後は気をつけるよ」


武内P「大丈夫ですか?」


(0M0)「ああ、すまない。助けに来てくれてありがとう」


武内P「いえ、助けられてよかったです。ですが、何故こんな事に?」


(0M0)「俺がいつものように仕事をしていたら、いきなり背後からスタンガンで襲われ・・・気づいたらありすの手料理を食わされていた」


杏「要は拉致されてたってことか」


(0m0)「そういう事だ。・・・ありすはどうすればいいと思う?」


杏「放置しておくのもいいけど、心配だから縄で縛って一緒に連れて行こうか。後ろから追いかけられたらたまったもんじゃないし」


武内P「その方がいいですね」


(0m0)「わかった。なら早く縛ろう、もしかしたら直ぐ目を覚ますかもしれないからな」




縛り中・・・



(0m0)「それは本当か!?」


武内P「はい・・・杏さんが実際に見たので間違いありません」


(0m0)「だとするとここにいるアイドルやスタッフ、全員感染している可能性が高いな」


    「それにしてもそんな状況でよく生き延びたな。杏さん」


杏「伊達にアイドルしてないからね。来た時より体力ついたし、それにゲームで得た知識が役に立ったよ」


(0m0)「そうか・・・よし、これでいいだろう。それとありすは俺が担ぐ。包丁だと人を傷つけてしまうから使えない」


    「それにありすを担いだまま戦闘はできないしな。だから二人ともよろしく頼む」


武内P「わかりました」


杏「非常時だからしかたないか、一段落したら報酬を期待してるよ」


(0m0)「任せろ、とっておきの料理を食べさせてやる」


武内P「・・・・・誰もいない。出ても安全そうです」



バタン



武内P「一之瀬さんのラボはもうすぐですので急ぎましょう」


(0m0)「わかった」



タッ  タッ  タッ




???「一人脱落か・・・・」


???「あの子にしては長かったんじゃないかしら。・・・ところで感染者は今どのくらいまで増えたの?」


???「・・・八割ですね」


???「八割か・・・残り二割は逃げてるか、隠れてますよね。早く全員、感染しないかしら」


???「逃げ場は無いと思うから次第に埋まるよ。それにしても凄いですね。あなたの采配どおりにしたらスタッフが思い通りに動きました」


???「これでも策略は得意なのよ。それに感染者の楽園には関係者以外お断りですから」


???「まぁ、私はプロデューサーを手に入れればそれでいいから協力してるけど、本当にいいの楓さん?プロデューサーが私に獲られちゃうけど?」


楓「構いませんよ・・・。彼は私よりあなた達、シンデレラを見てますから、もう諦めます」


 「ですが非感染者は見つけ次第感染させてくださいね。凛ちゃん」


凛「わかってるよ。これを起こしてしまった以上、もう後戻りはできないからね・・・・」スタ スタ


楓「・・・・さて・・・この事件でアレはどう動くかしら」











7F  



志希ラボ(仮) 前



(0m0)「着いたな」


杏「これで、ワクチンなかったらもうジ・エンドに近くなるね」グッ


 「あれ?開かない」


(0m0)「杏さん、一之瀬のラボはカードキーがないと開けられないようになってる」


杏「え!?じゃあ詰んだじゃん!」


武内P「大丈夫です。カードキーはプロデューサーしか持っていませんから、私も持っています」スッ


杏「なんだ、あるなら早く出してよ」



ピピッ・・・ピッ  バシュ



武内P「!?一之瀬さん!」タタッ


杏「・・・スタンガンが落ちてるから気絶してるだけだよこれ」


(0m0)「一之瀬!起きろ!」


志希「」ガバッ!


武内P「!」


志希「・・・・・なんだ夢か」ゴロン


武内P「夢じゃありません!志希さん、起きて下さい!」


志希「うにゅ~?あれ・・・武内プロデューサー、なんでここに?私の担当じゃないと思うんだけど・・・・もしかして薬の被検体になってくれるの?」


武内P「なりませんよ・・・それよりあなたが作ったものが凄いことになっているんです」


志希「私が作った物~?・・・・あ」


(0m0)「?」


志希「まさかだとは思うけど、ヤンデレになってる人がいるってことじゃないよね・・・」


杏「そうだよ、普通の人がヤンデレになってるんだよ!」


志希「やっぱり誰かに奪われたウイルスが流出しちゃったんだ!どうしよ!」


杏「ん?誰かに奪われたってどういう事?」


志希「実は・・・・・」




説明中




武内P「なるほど、そういう事でしたか」


杏「って事は犯人はもう感染してるとしか考えられないね」


橘(0m0)「だが、これからどうする?ここで助けを待つのは危険だとおもうんだが」


武内P「そうですね・・・確かに外に感染者が出てしまったら被害がすごい事になりそうですね」


志希「一応、ワクチンとヤンデレを治す薬もあるんだけど、数がプロダクション全員分はないから外に行って調達してこなきゃいけないんだよねぇ」


杏「・・・・まずは、ワクチンを打とうよ。一応それで安全なんだから」


志希「そうだね。えーっとじゃあ皆、打つ時は左腕捲ってね」








志希「はい、おしまい」


武内P「ありがとうございます」


志希「十分で全身に回るからあまり時間はとらないよ」


橘「ところでありすは大丈夫なのか?」


志希「どうだろ?一応、薬は打っといたけど絶対治るよ」


杏「ところで、なんで意外と厄介なウイルスを作ったのさ?」


志希「いやー、小梅ちゃんとゾンビ映画見てたらね。噛まれたら感染するウイルスを作ってみよーって、そして実際に作ったら・・・・」


杏「誰かに奪われ、プロダクションは感染者に溢れかえってるってわけ・・・・」


志希「そうでーす。それと、あとから確認したんだけど」


橘「なんだ?」


志希「パソコンでここの管理コンピューターにアクセスしたら、出入り口全部ロックされてました」


橘「ということは救助を要請しても、出るのに時間がかかる・・・という事か」


志希「出られる可能性があるのは地下の駐車場しかないよ。シャッター閉まっててもあそこなら手動で開けられるし」


橘「なら、そこまで行こう。ここでじっとしていても何も無いからな」


武内P「待ってください・・・!もしかしたらまだ感染していない人がいるかもしれません。その人達を置いては行けません!」


橘「・・・気持ちはわかる。だが今は逃げることを考えてくれ」


武内P「ですが!」


橘「俺も!・・・探したい、もしかしたら俺が担当するアイドルが助けを求めてるかもしれない。だが今はここにいる全員で脱出する事が第一だ」


武内P「・・・・・橘さんの言う事は正しいです」


橘「なら」


武内P「でも私は!アイドル達を見捨てることはできません!」


杏「あーもう!こんな時に討論はしないでよ!」


志希「だったら助ければいいじゃん」


杏「・・・・え?」


志希「んーと、おっあったあった。はいこれ」


橘「拳銃・・・・いや麻酔銃か?」


志希「本来はこんなの使いたくはないんだけど、非常時だから仕方ないか」


杏「・・・なんとなくやり方はわかったよ。この麻酔銃で眠らせた感染者を、眠ってる間に薬を打つって手段でしょ?」


志希「そうそう。だけど薬が全員分は無いから私が薬品の材料買って来るまで凌いでくれる?あと、できれば護衛は二人でお願いね」


武内P「・・・・橘さん。ここは私に残させてもらえませんでしょうか」


橘「なに?」


武内P「必ず、橘さんのアイドルも助けます。どうか・・・お願いします」


橘「・・・・本当に任せてもいいんだな?」


武内P「はい・・・」


橘「・・・・頼んだぞ」


武内P「!はい!」


杏「気をつけてね。プロデューサー、もしかしたら厄介なことになるかもしれないからさ」


武内P「わかりました・・・杏さんも気をつけてください」


杏「言われなくてもわかってるよ」


志希「Pさん。一応、メアドと番号勝手に交換したよ。状況を知りたくなった時に連絡するからさ。あとわからない事があったらすぐ連絡してね」


武内P「・・・わかりました」










志希「じゃあ、行こうか」


武内P「ご武運を・・・」


杏「そっちもね」


橘「頼んだぞ・・・」ビィ  カシュ










武内P「・・・・行きましょうか」ビィ  カシュ








杏が離脱しました


武器


麻酔銃 を獲得!



アイテム


麻酔銃の弾×50


ワクチン×28



スキル獲得!


器用

手先が器用になった、両手に武器が持てるようになる



不屈のスカウト

一度やられても、ライフを1残して復活する事ができる



医療資格・即席入門

ワクチンを他人・自分に打てるようになった。 スタドリで回復できるようになった。













武内P「(まずは・・・近くのトレーニングルームに行きましょう。もしかしたらそこで隠れている人がいるかもしれません)」






トレーニングルーム



武内P「誰か、誰かいませんか!(・・・反応がありませんね。ここには誰もいないのか?)」


???「Pちゃん?」


武内P「その声は前川さん?」


みく「やっぱりPちゃんだにゃ!よ、よかった~」ヘナヘナ


武内P「大丈夫・・・ですか?」


みく「あ、あはは。緊張が解けたから疲れがドッと出てきてしまったにゃ・・・」



前川さんに一連の出来事を説明した



みく「そうだったんだ。でも、治るって聞いて安心したにゃ」


武内P「なので、ワクチンを打ちますので腕を出して頂けると嬉しいのですが・・・」


みく「あれ?Pちゃんて医療系の資格持ってたの?」


武内P「いえ・・・一之瀬さんにワクチンの打ち方を教えてもらっただけなので・・・持ってはいないです」


みく「うーん。ちょっと心配だけど非常時だからしかたないにゃ。でも・・・なるべく痛くはしないでね」


武内P「・・・・善処します」





武内P「終りました」


みく「やっぱり注射はなれないにゃ・・・」


武内P「すみません・・・」


みく「別にPちゃんが悪いわけじゃないにゃ。!Pちゃんこっちに来て」


武内P「え?」


みく「いいから!」グイッ


武内P「どうしたんです?」


みく「今ドアに人影が映ったにゃ。もしかしたら感染した人がきたかもしれない」



ガチャ・・・



???「プロデューサー、いませんね・・・」


みく「アーニャちゃんか、なら大丈」


武内P「待ってください、前川さん」


みく「どうしたの?」


武内P「念のため一之瀬さんからもらった測定機械で見てみます」スッ  


みく「どうだったにゃ?」


武内P「80%・・・感染しています」


みく「えっ!?そんな・・・」


アーニャ「スンスン・・・・この匂いは、みくとプロデューサーですね。隠れていないで出てきてください」


みく「嘘、ばれた!?」


アーニャ「出てこないなら見つけに行きます。見つけたら・・・ナイフで刺します」


武内P「・・・ここは素直に出て行くほうがよさそうです」


みく「でも、感染してるなら危ないんじゃないかにゃ!?」


武内「大丈夫です。80%ならぎりぎり意識は保ってるはずですので・・・それにどちらにせよ。出なければ殺されるだけです」


みく「・・・わかったにゃ」


アーニャ「あっ、そこにいましたか」


武内P「アナシスタさん、出てきたのでナイフを・・・?」


アーニャ「ふふっ、さっきのは嘘ですよ。ナイフは持っていません」


みく「驚かせないで欲しいにゃ・・・」


アーニャ「ですが泥棒猫を殺すナイフはありますよ」シュ!


みく「!」



ドスッ!



武内P「前川さん!あっ・・・」


みく「・・・大丈夫。近くにあった椅子で防いだから・・・重っ」カラン!


武内P「アナシスタさん!何をしてるんですか!?」


アーニャ「なにって、私のプロデューサーに許可無く一緒にいた猫を殺そうとしただけですよ」


武内P「(不味い。もう自分の意識がなくなってしまっている。ここは・・・)」チャキ!


アーニャ「?!」


武内P「(麻酔銃で眠らせる!)」パシュ!



キィン!



武内P「(えっ?)」


みく「うっ・・・・」ドサッ


アーニャ「銃を持ってるなんて、少し驚きました。でも、狙っている場所がまるわかりです」


武内P「くっ!(どうする?さっきの弾が弾かれたせいで前川さんが眠ってしまった)」


   「(一応ワクチンは打ってるが、置いて逃げたら)」



グシャッ!



武内「(殺される・・・・なにか、ないかないのか!?この状況を逆転する方法は・・・あれだ!)」パシュ!


アーニャ「どこを狙って・・・」



ブシュウウウウウウウウウ!!!



アーニャ「うっ!・・・これは消火器を狙って・・・あ・・・れ・・・?」バタッ


武内「流石に煙の中で目を普段どおりに開くことはできなかったようですね」



ポタッ ポタッ



武内P「?!頬が切られてる・・・まさか、あの煙の中で切ったのか」


アーニャ「スゥ・・・スゥ・・・」・


武内P「(こんな事ができるとは思わなかった。・・・まさかウイルスで戦闘の能力もあがったりするのでしょうか?)」


    「(ともかく眠らせた以上、早くワクチンを打たなくては)」










「・・ニ・・・・ア・・ャ・・ん」



アーニャ「・・・・」



「アーニ・・ゃん・・ニャちゃん、アーニャちゃん!」



アーニャ「み・・・く」


みく「大丈夫?アーニャちゃん?」


アーニャ「Спасибо (スパシーバ)・・・大丈夫です・・・それよりここは?」


みく「七階の志希ちゃんの研究室。ここなら安全ってPちゃんが言ってたにゃ」


アーニャ「プロデューサーは?」


みく「部屋の前までついて来てくれたんだけど、他の人を助けに行っちゃったにゃ」


アーニャ「そうですか・・・・」


みく「・・・・アーニャちゃんってさPちゃんの事好きなの?」


アーニャ「・・・!?え!?そっ!それは・・・」


みく「好きなんだ」


アーニャ「・・・・はい」


みく「じゃあ、みくから幾つかアドバイスをしてあげるにゃ!」


アーニャ「アドバイス?・・・みくが、ですか?」


みく「そうにゃ!覚悟するにゃ」


アーニャ「なら・・・お願いします」


みく「まず一つ!・・・・
















武内P「弾が47発、ワクチンが26・・・ワクチンはともかく弾の方はここぞって時に使った方がよさそうですね」



ピピピッ!



武内P「一之瀬さんからですね。はい、武内です」


志希『おっ生きてたみたいだね。どう?そっちの状況は』


武内P「先程、前川さんとアナシスタさん。2名を保護しました。そちらはどうですか?」


志希『こっちは今、薬品類を扱ってるところに着いたばっかりだよ。あと、聞きたい事と良い知らせがあるんだけどいいかな』


武内P「わかりました。ですができるだけ手短にお願いします」


志希『じゃあ聞きたいことから聞くよ。探してる途中でスタッフとかに会った?』


武内P「・・・会いました。ですがすでに亡くなっていました。腹部に幾つか刺された痕があったので、恐らく即死だったと思います」


志希『・・・そっか、じゃあ次、武内プロデューサーは屋上に行った?』


武内P「いえ、行っていませんが?屋上になにか?」


志希『そこのビルに高置水槽があるでしょ。そこに薬品を入れて、ビル内のスプリンクラー作動』


   『薬品を含んだ水が着水後、蒸気になってビル内の感染者を一網打尽にしようって考えなんだけど』


武内P「それは大丈夫なのですか?」


志希『大丈夫だよ。命に別状及び副作用がないように作るから、そこら辺は安心して志希ちゃんに任せて任せて』


武内P「話からすると、高置水槽の確認をして欲しいという事ですか?」


志希『そうだよー。面倒だと思うけど頼むよ』


武内P「わかりました。確認してきます」


志希『聞きたい事はこれで終わりだよ。それと良い知らせは』







『そっちに増援が行ったよ』













地下P



???「さてと行くか」


???「あんまり無理せず地道にいこうよ。奈緒ちゃん」


奈緒「周子さん、今は非常時だから地道はあんまり良くはないですよ」


周子「だって余裕もってやらないといざって時にやられるかもよ」


奈緒「だ、だけどまだ中に加蓮と凛がいるんだ。早く助けないと」


周子「まっ、クローネのメンバーも生存が確認できたのも一人しかいないからね。なら、とっとと探して保護しようか」


   「じゃあ、行こうか。魔の346プロダクションに」














chapter 1 感染者 END












作者から皆様へ



現在進行中の、この作品ですがアイマスとかデレマスとか先月知ったばっかりで、おまけに作品を投稿したのはほぼ勢いでした(推しは茜さんです)


その結果、キャラ独自の個性、そしてヤンデレが独自に持つ感情がまったくわからず、今現在大変困っています


調べながら作成しておりますが、皆様の「この作品がヤンデレの参考になる」ような助言を頂けたら幸いです


それとBOW兵器は今作品にできるだけ少し手を加えて登場させようと考えております   ガシャン!!ガシャン!!


・・・・後ろで手を加えるBOWが早く出せって訴えてきてます。早く解放しないと・・・・


では、これからの武内P達の活躍を期待してください     ビィー!!!ビィー!!!



作者「な?!何事だ!」


作業員「たっ、大変です!電源設備がやられました!」


作者「なに!?上には感染者がいるだけだぞ!なんでやられた?!」


作業員「それが・・・例の博士にこの場所がばれたようです!」


作者「そんなバカな!」


ガシャン


作者「・・・・」


作業員「・・・・・」


???「シャー!!!」シュ


作業員「・・・・」ブシャッ!! 


作者「なっ・・・・」ビチャ


???「シャー!!!」


作者「てっ、てっ、てめーなんか怖きゃねぇー!野郎、ぶっ殺してやらぁ!!」カチャ  ドン!ドン!


???「シャー!!!」シュ!


作者「しまった、武器が・・・こうなったら奥の手だ。見せてやる俺の奥の手を!!」


???「・・・・」ジリ ジリ


作者「それは・・・・逃げるんだよぉー!!!」ダッ!


???「シャー!!!」ドッドッドッ




???「・・・・哀れすぎるね。さて残っている生物兵器の一部をアンロックして、残る生物兵器は持って行くとしよう」


    「さて、私の実験に備えて君達で戦闘データを取らせてもらうよ。このBOW・・・どう対処するのか楽しみだよ。346プロダクション」






















クリーチャー と脱落者






周子「で、どうする?二手にわかれる?それとも一緒に行くの?」


奈緒「ここは一緒に行動しましょう。分かれるより一緒の方が互いに意識を向けられますから」


周子「了解。おっ、まず最初の感染者発見と」ピピピッ


奈緒「いくつでしたか?」


周子「60。若干危険かな」


???「もう動くのはもうむり~」


周子「念のため撃っとこ」パシュ!


???「あれ?・・・・なんだか眠く・・・・」バタッ


周子「よし、命中」


奈緒「流石、ダーツプレイヤー」


周子「ありがと、あとは持たされた手錠で」


カチャリ


    「拘束っと」



奈緒「無事一名確保ですね。じゃあまずは一階から制圧しましょう」


周子「了解」





捜索中・・・・・・・・・捜索終了



周子「誰もいなかったね」


奈緒「そうですね。じゃあ二階に行きま」



ドン!



???「シャー!!!・・・・・・・」キョロキョロ ドス・・・ドス


奈緒「(とっさの判断で近くの部屋に入って助かった・・・)」


周子「奈緒ちゃん、あれなに?」


奈緒「私に聞かれても知りませんよ。いなくなるまでここで隠れましょう」


周子「そうだね。そのほうが良さそうだ」


???「・・・・・・・」ドス・・・・ドス  


周子「・・・・行った?」


奈緒「行きました。移動しましょう」








2F



周子「結局なんだったんだろうね、あの生き物。あの大きさに対して不釣合いな腕と異状に伸びてる爪。生き物図鑑でもアレはないよ」


奈緒「ですよね。でも、あれにあったら戦うより逃げた方がよさそうですね」


周子「だね。・・・・そういえばあいつ捕まってた感染者には手を出さなかったよね」


奈緒「そうですね。・・・・そういえば私達、見殺しにしようとしてましたね」


周子「言わないで良心が傷つく。でも、そのおかげであの生き物は感染者は狙わないって事がわかったから逃げるのは私達で十分って事だね」


奈緒「じゃあ次はここを調べましょう。早くしないとさっきの奴が来るかもしれませんしね」


周子「じゃあまずは・・・あれ?」ガチャガチャ


奈緒「どうしました?」


周子「このドア、内側の方にソファーかなにかがあって開かない」


奈緒「おーい!誰かいるのか?返事をしてくれ」


???「その声・・・奈緒さん・・・ですか?」


奈緒「その声、文香さんか?」


文香「はい・・・ちょっと待っててくださいね。すぐ皆で開けますから」


奈緒「皆?」


文香「・・・・・開けられますよ。早く入ってください」







周子「大丈夫だった?」


文香「ええ・・・なんとか・・・それよりこの事態は一体・・・?」


奈緒「ええっと、話がちょっとだけ長くなるんですけど・・・」



説明中



文香「なるほど、そうでしたか」


周子「でも、私達が来たからには大丈夫。すぐ解決するよ」


文香「その言葉・・・とても心強いです」


奈緒「一応、全員測定させてもらいます。もし感染者がいたら危険ですから」


文香「お願いします、奈緒さん」




ピピピッ



奈緒「0%。次、どうぞ」


雪乃「お願いしますわ」


奈緒「・・・50%」


雪乃「あら、高かったようですわね」


奈緒「ちなみに感染した事で思い当たるところはありますか?」


雪乃「そうですわね・・・確か今日の午前中に楓さんからもらった紅茶の葉を使ったことぐらいしかありませんわ」


周子「楓さんが紅茶?あの人はお酒が大好物なんじゃないの?」


雪乃「そうですわよね。私ももらった時は変だと思ったのですけど人の好意を受け取らないわけにはいきませんから」


奈緒「他にはなにかありますか?」


雪乃「特に他はないですわね。それでどう対処されますか?」


周子「あいにく私達には治す薬が無いから手錠で捕縛するしかないんだけど・・・」


雪乃「大丈夫ですわ。これも被害を防ぐ為、致し方ありませんから」


奈緒「ごめんなさい。すぐに薬は来ますからそれまで我慢してください」 カチャリ


周子「次の人、来て」





奈緒「結局、感染していたのは雪乃さんと雪見ちゃんだけだったか」


周子「じゃあ、そろそろ行こうか」


文香「もう行くのですか?」


周子「流石にいつまでも留まってはいられないs」


ドン!


周子「なに!?」


???「シャー!!!」ドン!ドン!


奈緒「あの化け物、ドアをぶち破ろうとしてるのか!」ダッ!


周子「それは不味いって!」ダッ!




???「シャー!!!」ドン!ドン!ドン!


奈緒「皆、踏ん張れぇえええ!」


周子「こいつもしつこいな!」


???「シャー!!!」バリッ!


奈緒「うわっ!爪危なっ!」


文香「なにか手はないのですか?」


周子「手はない!だけど感染者だけはなぜか狙わないんだよこいつ!」


???「シャー!!グギャ!」


奈緒「怪物のやられた声かこれ?」


周子「いや、油断したところを襲おうと発したこえかm」



ドカッ!ズシャ!



???「クルルルッ・・・・・・」ズシン!



周子「・・・静かになった」


奈緒「どうします?」


周子「1分・・・いや5分間だけ様子を見ようか。罠かもしれないし」



5分経過



周子「じゃあ行ってくるけど、念のためすぐ扉を閉めてね」


文香「わかりました」



ガチャ




奈緒「うわ。なんだこれ、あたり一面に血が飛び散ってる」


周子「・・・!こっち来てみなよ奈緒ちゃん」


奈緒「これって」


周子「間違いなくさっきの怪物だよ。しかも腹部を斬られてる」


奈緒「・・・・・・」


周子「ん?なんだこれ。黄金でできた羽?」


奈緒「って事は倒したのは鳥類って事ですかね?」


周子「それとも「狩ったのは私だ」って主張かな。どっちにせよ脅威が一つなくなったことには感謝しようか」


奈緒「それでどうしますか。文香さん達をあの場所に留まらせるのは危険だと思うんですが」


周子「・・・・仕方ない、私が皆を外まで誘導する。奈緒ちゃんは一人で感染者を確保を頼みたいんだけどできる?」


奈緒「大丈夫です。じゃあ一度戻りましょうか」


周子「うん」


奈緒「・・・・・(怪物を倒せるのは私を含めて四人しかいない。そして黄金の羽って事はあの人か、これが終わったらお礼を言わないとな)」













武内side



武内P「屋上にはだれもいませんね。・・・あれか」


    「よし、高置水槽にはたっぷり水が入っていますね。一之瀬さんに報告をしましょう」 



武内P「一之瀬さん、例の高置水槽を確認しました。十分な量の水がありました」


志希『了解~。こっちも買い物が終わったからすぐ向かってるよ。意外と簡単に終りそうだね』


武内P「そうですね。では私は引き続き、感染者と生存者を探します」


志希『がんばってね』ピッ


武内P「・・・さて、行きますか」


「試験は合格・・・というところか」


武内P「!?誰です!」


シュッ! カンッ!


武内P「あなたは一体?」


???「敵でも味方でもない。私はさしすせその使者」チャキッ


武内P「なら、あなたが今回の騒動を起こした犯人ですか?」


???「ふん。そう思いたければそれでもいい」


武内P「・・・・先程の試験とはいったいなんです」


???「・・・・ここでは話せない。ついて来い」




10階  常務部屋


???「ここなら私達が話す内容を聞かれなくてすむ」


武内P「あなたは一体誰ですか。その鋼鉄のスーツは一体」


???「お前が知る必要はない。それに俺が教えるのは他のアイドルがいる場所だ」


武内P「!どこに誰がいるのかわかるのですか?!」


???「ああ、だが安心しろ。ここのアイドルたちは皆、優秀のようだ。感染者を入れないために知恵を使って生き延びている」


     「探しにいかなくても薬ができるまではなんとか凌げるだろう。おそらくな」


武内P「よかった・・・」


???「安心するのはまだ早いぞ。お前にはまだ働いてもらう」


武内P「どういう事ですか?」


???「この騒動を起こした者と協力者を合わせて3人いる。そいつらを捕まえる事だ」


武内P「加担した者?それは一体誰ですか」


???「一人は渋谷凛、二人目は高垣楓、そして三人目は島村卯月だ」


武内P「そんな・・・ありえません!」


???「そう思うだろうな。なにせ、その三人ともお前がスカウトしたのだから」


武内P「それに・・・どこに彼女達が加担したという証拠があるのですか」


???「証拠ならここにある」


武内P「ディスク?」


???「これには現在の監視カメラの映像が記録されている。そしてもう一つの確信的な証拠はこのボイスレコーダーにある。聞いてみるか?」


武内P「いえ・・・結構です」


???「・・・君の気持ちも分かる。だが彼女達がこの騒動を起こしたのは事実だ。それに今、とんでもない事が起きている」


武内P「とんでもない事?」


???「極秘裏に地下にはある生物兵器を開発している研究所がある。そして、なんらかの不祥事で生物兵器が逃げ出している」


武内P「生物兵器!?なんでそんなものがプロダクションの地下に」


???「・・・・政府というものは秘密を幾つも抱えている。これもその秘密の一つだ」


武内P「そんな・・・」


???「君には生物兵器達を止めて欲しい」


武内P「止める事ができるのですか?」


???「ああ、生物兵器の脳にはメモリが組み込まれている。そのメモリの中には強制シャトダウンというプログラムが入っていて」


     「起動するとその生物兵器は動きを止め、眠りにつき、そのまま死にいたる」


武内P「なるほど・・・ですが聞きたいことがあります」


???「なんだ?」


武内P「何故あなたが止めに行かないのですか?」


???「止めにいけないのだ。私にはな」


武内P「なぜです」


???「これは試験の一環でもある。せいぜい私ができるのは君や君の仲間のサポートしかできない」


武内P「・・・・・」


???「使えない奴と思っているならそれでもいい。お前にこれを渡しておこう」


武内P「これは?」


???「Level3セキュリティカードだ。これで地下研究室のLevel1から3までのドアを開けられる」


     「ちなみにLevel1はセキュリティカードがなくても開ける事ができる。研究所に入るにはエレベーターの開くスイッチと閉めるスイッチを同時押しだ」


     「実弾の銃は手前の部屋のセキュリティルームに保管されている。・・・これを持っていけ」


武内P「携帯?」


???「感染者や生物兵器が付近にいたら振動する。いわば探知機のような物だ。それとなにか困った時があれば連絡欄のSに連絡しろ」


     「なにかしらの助言や手助けをできる限りしよう。・・・・せいぜい死なないようにな」


武内P「ちょっと待っ・・・・いない?」  ここ~だけの話~


    「この着メロは奈緒さんからですね。はい、武内です」


奈緒「おお、生きてたみたいだな」


武内P「はい。それより奈緒さんは今どちらに?」


奈緒「今、3階の探索が終ったところです。3階にはシンデレラのかな子とみりあちゃん、李衣菜の3名がいました」


   「クローネはフレデリカと唯の2名がいて、その他のアイドルが30名でした」


武内P「ありがとうございます。それと今、この中に生物兵器が出てきているようなのですが見ましたか?」


奈緒「そっちにもいたんですか?」


武内P「いえ、先程忍者に近い格好をした人から教えてもらいました。どうやら地下の研究所から逃げ出したみたいです」


奈緒「け、研究所?!そんなものがここの地下にあったんですか!?」


武内P「私も聞いたときは驚きました。どうやらそこにいけば生物兵器を止められると教えられました。行くには開けるのと閉めるのを同時押しです」


奈緒「じゃあそこに行けばいいのか。じゃあ、すぐ近い私が行く」


武内P「そんな危ないですよ!」


奈緒「こんな非常事態だ、危ないとかいってる場合じゃねぇよ。それにこっちには影で見守ってる助っ人がいるからな」


武内P「助っ人?」


奈緒「着いたら連絡する。そっちは捜索頼んだぞ」


武内P「奈緒さん!?・・・・仕方ない。ここは奈緒さんを信じて探しましょう」ピロリン


    「もう片方の携帯からか。メールが2つ・・・・」


11階に感染者及び生存者なし


武内P「もう一つは・・・・!」ダッ!




高垣 楓を10階の接待室で発見









地下研究所


ドゥウウウウウウウン  ドオォン・・・



奈緒「ここが生物兵器の研究所か」


???「・・・・・」


奈緒「あっ・・・」


???「シャー!!!」ギィン!  ドシャ・・・ドォン


奈緒「・・・やっぱりついて来てましたね」


???「ええ。できれば無茶はしないで欲しいわね」


奈緒「わかってますよ。じゃあ行きましょうか」












10階 接待室前



武内P「・・・・」ガチャ


???『この騒動を起こした者と協力者を合わせて3人いる。 二人目は高垣 楓』


武内P「・・・・楓さん」


楓「あら、プロデューサーさん。こんにちは」


武内P「・・・なぜです。なぜこんな事を」


楓「なんの事ですか?」


武内P「とぼけないで下さい!あなたが撒き散らしたウイルスで犠牲者が出ています!今からでも」


楓「はぁ・・・・やっぱり私だけを見てくれないんですね。私はあなたが好きなのに」


武内P「・・・あなたはウイルスに感染して自分を見失っているだけです」


楓「だから私があなたに好きって言っても本心じゃないと判断するんですか?」


武内P「ええ」


楓「なら・・・・私はあなたを倒した後、ここにいる私以外のアイドルを殺しに行くとしましょう」


武内P「なにを言ってr」


楓「冗談ではありませんよ。本気です」


武内P「なら私はあなたを止めます!」


楓「止められるといいですね」スッ・・・


武内P「注射器?まさか!」


楓「流石、プロデューサーさんですね。察しの通り、この中身はウイルスです。そして」プスッ グッ


  「くっ・・・あなたが感染者と会った時、身体能力が上がっていた事には気づいていますか?」


武内P「・・・・!」


楓「ウイルスにはヤンデレになる事もそうですが、副作用で身体能力も上がるみたいです。そして今私は今日で二本目のウイルスを打った」


  「その意味わかります?」


武内P「!?」


楓「その青ざめた表情、たまりませんね。プロデューサーの表情・・・もっと、もっと私に見せてください!」ダンッ!


武内P「ぐふっ!」バギッ  ドガッ!


楓「少しの間ですが楽しみましょう?プロデューサー」


武内P「くっ・・・!」チャキ







感染者 高垣 楓が襲ってきた!!



楓(感染)HP???


武内P HP350



武内Pの攻撃!


武内P「狙い打ちます!!」パシュ!パシュ!パシュ!


楓「・・・・」シュッシュッシュッ!!


武内P「な!?」


楓「今の私に弾なんてはあたりませんよ」


miss!


楓(感染)の攻撃!


楓「私を見ているその表情・・・ゾクゾクします。ですが・・・」シュン ドッ!


武内P「!?(早っ)がはっ・・・!」ドガッ ズザザザザッ!


楓「これで終わりです」


武内Pに35657のダメージ!


武内P「(まっ、まだっ)」グググッ


不屈のスカウト発do・・・hahhhahhhihhhdohhhhhahhdhhohh  ブツッ!


武内P「」ドサッ・・・


楓「さて、残ったアイドルを殲滅してきましょうか。その後は・・・」





永遠に一緒ですよ。プロデューサーさん






その後、楓さんはプロダクションにいたアイドルを皆殺しにした


彼女の全身に返り血が付着して、満面の笑みでこちらを見ていた









武内P「!?はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・夢?」


    「・・・・仕事に行きましょう」




346プロダクション


武内P「・・・・」


あの・・・会社に新設される、アイドル部門の面接会場は、ここでしょうか?


武内P「はい。・・・あの・・・どちら様でしょうか?」


もう忘れたのですか?


武内P「え?」


あなただけのアイドル


楓「高垣 楓です」ニッコリ




Bad End








作者「あーやっぱりやられたか」


???「つまらない・・・この展開事態がつまらない・・・」


作者「まっ仕方ないよね。圧倒的な強さに対して力で対抗するのは無理があるしな。せめて避け続けて2ターン稼げば何かが起きたのに」


???「どうせその先もつまらない展開です。はぁ・・・本当につまらない・・・・」


作者「まぁ、つまらない展開かどうかはわからないさ。さて、死んだゲーム主人公がとる恒例のやつをやるか。ええっとどこかに・・・あったあった」





駄目だ武内!未来が変わってしまった!!タイムパラドックスだ!!!  CV 青野武 風







武内P「はっ!?私は何を・・・」


楓「少しの間ですが楽しみましょう?プロデューサー」


武内P「(何か嫌な予感がしますね。ここは避け続ける方が良さそうです・・・)」


楓「あら・・・こないならこちらから行きますよ!」シュ!


武内P「(横蹴りの・・・上段か。思ったより早くはない、かわせる!)」ヒュッ!


ドゴォン!


miss!


武内P「壁にヒビが・・・受けていたら死んでいましたね」


楓「あら、よく避けましたね」


武内P「楓さん、本当にやめてください!」


楓「一度出した拳は引っ込めないたちなんですよ。私は」


武内Pのターン


武内P「(ここは耐えるしかない・・・!)」


武内Pは様子を見ている・・・


楓のターン


楓「一発だけの攻撃が駄目なら連続的な攻撃はどうですか?」シュ! シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!


楓の連続突き攻撃!


武内P「捌ききれな、ぐはっ!」ガクッ


10発中3発当たった! 武内Pに1000のダメージ! LP 650→0


武内P「(意識が朦朧になってきてしまった・・・ですが最後まで諦めない・・・)」


不屈のスカウト発動! LPが0になった時一度だけ1残る


武内Pのターン


武内P「(圧倒的な強さ・・・・なにか・・・・なにか手はないのか・・・?)」


楓「あと一撃でも入れば終わりですね」


武内P「(私は・・・あの時のように・・・誰も救えないのか・・・)」


楓「これで楽にしてあげますよ・・・」ヒュッ!


パシィ!


楓「あら?」


武内P「・・・」グラッ・・・ドサッ


凛「させないよ」


楓「・・・あなた達、裏切るんですか?」


卯月「プロデューサーの敵は私達の敵ですから」


楓「・・・まぁ、別にあなた達を最後に倒す手間が省けて、私としては好都合ですけどね」


卯月「言いますけど倒されるのはあなたですよ」プスッ


楓「・・・・その口、黙らせてあげましょうか」ブスッ!


凛「来なよ、だけどあなたの計画はもう終わりだよ」プスッ












武内P「ううっ・・・(気絶してたのか・・・・!?)なんですかこの部屋の荒れ様は・・・。楓さんは?」


    「メールを確認すればわかるはず・・・え・・・?」スルッ・・・カシャン


    「そん・・・・な」







高垣 楓 渋谷 凛 島村 卯月



3名の死亡を確認



武内P「あ・・・あぁアアアアアアアアアア!!!!!」








奈緒


奈緒「どこもかしこも怪物ばっかりだったけど、やっと安全地帯があったな」


???「見つけたのは私だけどね」


奈緒「そうでしたね。感謝しますよ、奏さん」


奏「それに今は非常事態だから協力してるだけそこをわかっていてね」


奈緒「あっちに戻ったら速攻でぶっ倒しに行きますよ。オーディン」


奏「返り討ちに会うだけだからやめといたら?マッハ」


ピィー


奈緒「お、できたか。セキュリティカード、これで先に進める」


奏「じゃあ行きましょうか。足引っ張らないでちょうだいね」


奈緒「それはこっちのセリフだ。・・・レッツ」


奏 奈緒「変身!」




???「えい!・・・ああ、もう今日はなんて災厄な日なのよ。こんな化け物がたむろしてる場所に放置されるなんて」


    「せめてあそこにある私のバックを取ることができればいいんだけど・・・。誰か来ないかな・・・・」






武内Pが気絶した30分後


杏 志希 周子side


1F


杏「ふーん、ゲームで言う生物兵器が出たのか。プロダクションにそんな危険なものがあったなんてね」


周子「おまけに感染してない人には問答無用で襲い掛かってくるから他の人達が危ないと思う」

 

志希「・・・・だけど感染者を外に出させるわけにはいかない。ここで全ての感染者をもとに戻すよ」


橘「だが、武内からは連絡がない。あいつになにかあったのか?」


杏「なにかあったにせよ。私達にはやる事があるから・・・・今はそっちを優先しよう」


橘「・・・・そうだな」


周子「じゃあ、早く行こ」


グシャ!


橘「なんだ!?」


杏「卵が落ちたような音が・・・凛と楓さん・・・・?」


周子「そんな!凛ちゃん!凛ちゃん!」


志希「どいて。・・・・駄目だ、二人とも死んでる」


橘「そんな」


コロコロ


志希「ん?これって・・・私が作ったウイルスだ!」


杏「なんだって!?じゃあ、この二人のどちらかが志希を襲った犯人?!」


志希「そういう事になるね・・・・」


周子「そんな・・・」


パリィン!!!


橘「今度はなんだ!?」


杏「卯月!?」


ドオォオオン!




杏「卯月!おい!しっかりしなよ!」


卯月「・・・・杏・・・さん」


杏「卯月・・・どうしてこんな・・・」


卯月「正義に・・・・気を・・・つけ・・・て・・・・・・」


杏「卯月?・・・卯月!!!」


橘「なんてことだ・・・」


志希「卯月ちゃん・・・・」


周子「・・・・・」








武内Pside


9F 部長部屋


武内P「・・・・・」


???「すまない。待たせたな」


武内P「・・・・・」


???「・・・・用件がないなら戻るぞ」


武内P「三人の・・・・死因はなんですか・・・・・?」


???「・・・・渋谷凛は高垣楓を道連れし高所からの飛び降りによる落下死だ。高垣楓も同じくな」


     「島村卯月は何者かに正面から刺され、刺された状態でそのまま落ちた」


武内P「・・・・」


???「何にせよ。お前がやることは生物兵器を止めることしかない。わかっているな?」


武内P「わかっています・・・・・・」


???「・・・では私はもう一度、自分の任務に戻る」


武内P「・・・・・・行きましょう。ん・・・・・?」


    「これは・・・?血痕?さっきまで血痕なんてなかったはず・・・」サッ


    「念のため、私のハンカチで・・・よし、少しですが付着できました」


    「これを志希さんに渡せばあの忍者が誰の血液を付着していたのかがわかる・・・」プルルル


武内P「はい、武内です・・・。志希さん、もう着きましたか?」


志希『・・・死んじゃったよ』


武内P「・・・・・」


志希『卯月ちゃん達が死んじゃったよ!』


武内P「そう・・・ですか・・・」


志希『私の、私の軽はずみな行為がこんな・・・・こんな事になるなんて思わなかったの!!』


武内P「志希さん。落ち着いてください」


志希『落ち着いて!?私が三人を殺したのも同然だよね!それなのに落ち着いてなんてf!!』


武内P「今あなたがするべき事は一体なんですか!!」


志希『・・・・皆を治すこと』


武内P「そうです。だからその罪を償うなら皆さんのために薬を作ってください。・・・お願いします」


志希『わかった・・・』


杏『あー、プロデューサー聞こえてる?』


武内P「はい。聞こえています」


杏『・・・残念だったね・・・』


武内P「はい・・・ですが自分を責めていても島村さん達は戻ってきません。だから私は私ができる最善を尽くします」


杏『そう・・・。悪いんだけど一度合流できる?志希が薬を作るまで防衛しなきゃいけないから』


武内P「わかりました。すぐに行きます」






ビィ カシュ


武内P「戻りました・・・」


橘「戻ったか、武内」


武内P「はい。・・・志希さんは?」


橘「今、ワクチンをベースにして薬を作ってる。作ってるときは一人にしてくれって念をおされた」


武内P「そうですか」


橘「志希が薬を完成させればこの事件はすぐに収束する。だが問題は生物兵器なんだが・・・」


武内P「それなら大丈夫です。生物兵器の問題は解決できます」


橘「なに?それは本当か」


武内P「はい。後ほど皆さんにそれを伝えます」


橘「そうか・・・」


武内P「ところで・・・杏さん達はどちらに?」


橘「別室で休んでる。・・・・目の前でアイドルが死んだんだからな・・・」


武内P「・・・・・」


橘「武内。慰めにはならないだろうが、命あるものいつかは終わりが来る。それが・・・今日だっただけだ」


 「お前がどう行動してもこうなっていたと思う。だが、だからこそ彼女達の思いは一生忘れるな。それが生き残った者の使命だ」


武内P「・・・・・わかっています。私も立ち止まってはいられません。どれだけ苦しくても前に・・・進みます」


橘「それでいい」



できたー!



橘「どうやら志希の奴、薬ができたみたいだな」


武内P「そのようですね」


志希「これさえあれば感染者は元に戻るよ。でも最低2つ作ろうとしたけど調合に失敗が多くて1つしか作れなかったよ・・・」


武内P「いえ、十分です。あとはこれを高置水槽に入れてくればいいんですね」


橘「その仕事は俺がやる」


武内P「いえ、橘さんはここで皆さんを守ってください」


橘「いや、そうはいかない。実は周子が奈緒と連絡が着かないと言っているんだ」


武内P「え?まさか・・・」


橘「まさかお前、奈緒に生物兵器の事を教えたのか?」


武内P「はい・・・・ですが、ここに来る前に連絡がありましてレベル3のセキュリティドアで待機していると言っていました」


橘「そうか、ひとまずは安心だな。だが、これは俺がやる。いや、やらなければならない」


武内P「・・・・どうしてそこまで」


橘「生物兵器が怖いわけじゃない。・・・15年前の話だ。俺は警察の爆弾処理班に配属していた」


武内P「爆弾処理班?」


橘「ああ、当時の俺は警察の中でも有能と言われるほどの人物だった。その中でも爆弾処理の技術はトップクラスで誰もが認めてくれた」


 「だが、その1年後に起きたテロの爆弾事件にある失敗をしてしまった」


武内P「失敗・・・・」


橘「俺は最後の爆弾を処理し終えたときにふと思った。最後の爆弾だけコード配線が素人すぎる・・・と」


 「その直後に爆発音がした。爆発したのは半径20km先にあったビル地下の支柱だった。最後の爆弾はフェイクだったんだ」


 「支柱を失ったビルは崩壊、中にいた人は全員亡くなり、崩壊したビルの破片にやられた人も大勢いた」


 「それを知った俺は警察を辞めた。警察の何人かは引きとめようとしたが俺は逃げた。そして自分を責め続け、しまいには自殺しようともした」


武内P「・・・・・」


橘「だが自殺する直前になって体が動かなくなるんだ。・・・頭の中では死のうとしているのに本能は生きようと足掻く」


 「何度も何度もそれを繰り返した・・・・だが、買い物帰りにある人に出会った」


武内P「まさか・・・部長ですか?」


橘「・・・ああ、彼が俺をプロデューサーとしてスカウトした。その時俺は何度も何度も断ったが、結局・・・俺は了承してしまった」


 「その後、俺はスカウトや業務の仕事で警察の時より忙しい毎日を送った」


 「俺にとってあの人は恩人だ。そしてあの人が愛したこのプロダクションをこれ以上歪める事はさせない。・・・させたくない」


武内P「・・・・わかりました。ですが、気をつけて下さい。まだ生物兵器は健全です」


橘「わかってる。志希、この薬を入れたらその後何をすればいい?」


志希「タバコでも床に火を付けても良いからとにかく煙を大量に出して」


橘「わかった。武内・・・・奈緒や生物兵器を頼む」


武内P「わかりました。橘さんもよろしくお願いします」


杏「で?私達は何をすれば良いのさ」


武内P「杏さん達はここで待っていてください。もちろん、ただで待たせません。通信係をしてもらいます」


杏「通信係?あー、プロデューサーと橘プロデューサーの連絡を待ってればいいわけ?」


武内P「はい。幸いここには小型の換気ダクトがあるので、あそこから生物兵器が入るのには困難です」


    「あと・・・志希さんには一つだけ調べて欲しいことがあるのですが」


志希「ん~?なにを調べればいいの?」


武内P「このハンカチに付いてる血をDNA鑑定してもらいたいのですが」


志希「DNA鑑定か・・・」


武内P「難しいですか?」


志希「少しだけね。警察が持ってる国民全てのDNA情報と比べると、当たり前だけど天と地の差があるからね」


武内P「それでもお願いします」


志希「了解。わかったら知らせるよ」


橘「行くぞ、武内」


武内P「はい」












奈緒side


奏「まさか、あなたまでここにいるなんてね。それに捕まっている状態でいるなんてちょっと笑えたわ」


奈緒「それでも運は良かったな。私達が見つけてなかったら死んでたぜ。加蓮」


加蓮「私は奈緒が奏と一緒にいることが捕まったことより驚きよ!」


奈緒「それはd」


加蓮「奏はもう敵だって言ったのは奈緒じゃない!」


奈緒「加蓮。今は状況が状況なんだ。それに私達が知ってる奏がいるって事は元の世界に帰れるかもしれないんだ」


奏「もちろん、私はそういう感じのカードはあるわよ。まぁ、帰りたくないならそれでいいけど」


加蓮「・・・・くっ・・・!だけど憶えてなさい!あっちに戻ったら絶対倒してやるんだから!」


奏「はい、はい」


プルルルルッ


奈緒「おっ、メールだ。・・・・武内プロデューサー、今エレベーターに乗ったってさ」


奏「そう。・・・もしかしたら、まだ生物兵器がいるかもしれないから迎えに行かないと」


奈緒「私がいくよ。二人が行ったら、ちょっと混乱するかもしれないからな」


奏「じゃあ頼むわね」








橘side


橘「・・・・誰もいないな」タッタッタッ


  「(生物兵器の事を聞いた時はまさかだとは思ったが、さっきいた奴を見て確証がもてた)」


  「(警察の暗部を極秘に調べてた時に見た。暴徒鎮圧用の兵器そっくりだった)」


  「(つまり、これには元警察暗部の犯行か。もしくは何者かが生物兵器のデータを取る為、ここに放ったか。どっちかだな)」


キィイッ・・・


橘「(だが、そんな事は後回しだ。早くこいつを入れて、武内の連絡を待つだけだ)」


 「(・・・・死ぬなよ。武内)」







武内Pside



武内P「ここが研究所・・・・それにしても暗い・・・電力が落ちてるのでしょうか?」


ピィーピィー


武内P「あの人からか。はい、武内です」


???『どうやら研究所に入れたようだな』


武内P「?どうして私が入った事がわかるのですか?」


???『見てたからな。お前がエレベーターに乗るところを』


武内P「なるほど・・・・」


???『だが・・・お前がここに来なくても事態は収束に向かっているんだがな・・・・』


武内P「え?」


???『いや・・・ただの独り言だ。それより、お前に渡したLevel3セキュリティカードは持っているな?』


武内P「はい。あります」


???『それがあれば生物兵器をコントロールしている制御室に行ける』


     『だが憶えておけ、無くしたり破損したらお終いだ。そこら辺を肝に銘じておけ』


武内P「はい」


???『頼んだぞ』







奈緒「武内プロデューサー・・・ってなんだその重装備!どこから持ってきたんだ!?」


武内P「セキュリティルームありました。各国が主に使ってる武器が各種類で50丁はありましたよ」


    「そしてこの四連装ロケットランチャーもありました。これで奈緒さんを守れます」


奈緒「必要ないとはいえないか・・・」ボソッ


武内P「なにか?」


奈緒「いや、なんでもない。とっとと生物兵器を止めようぜ」


武内P「はい」




奏「・・・・」


加蓮「・・・・」


奏「加蓮」


加蓮「なに・・・」


奏「あなた達には悪いと思っているわ。あなた達に相談もせず、勝手に移籍した事は・・・だけど私は後悔はしていない」


 「むしろ、あなた達に大きな目標を与えたと思っている。あなた達はその目標でもっと上へ目指してもらいたいのよ」


加蓮「・・・・・最初から上を目指していますよ、私達は・・・だから尚更許せない。チームメイトを見捨てたあなたをね・・・!」


奏「なるほど・・・・さっきからあなたに感じるのは怒り・・・確かに怒りは憎悪を露にして力を得る」


 「だけどね、加蓮。これだけは憶えておきなさい。怒りだけで上に行く事は不可能よ」


加蓮「なら・・・ここで凛と奈緒の代わりに決着を付けてあげるわ!」


奏「あなたがその気なら・・・私はあなたに答えるだけよ。だけど・・・これはバトルじゃない、あなたの戦い方が間違っている事を教えてあげる」


  「これはバトルじゃない・・・講習会(セミナー)よ。・・・来なさい、鏡の世界(ミラーワールド)に」 シュン!


加蓮「望むところよ」シュン!




奈緒「ここだ・・・・あれ?」


武内P「どうかしましたか?」


奈緒「・・・・いや、何もない。早くここを開けてくれよ」


武内P「わかりました」


奈緒「(加蓮・・・お前もバカな奴だな。今の奏に敵う奴なんて凛や有力候補の数名だけだ)」


   「(それでも・・・・戦わなければ本当の自分を見失うだけだもんな。だから・・・思いっきり戦ってこい、加蓮)」



ピィイイイッ! カシュ!



武内P「よし、これで生物兵器を止められる・・・」


奈緒「!プロデューサー、避けろ!」


武内P「!?」 フッ



ガッ! ジジジッ・・・ 


奈緒「プロデューサー!大丈夫か!?」


武内P「ええ、大丈夫です」


???「待っていたぞ。武内」


武内P「あなたは・・・何故です!何故邪魔をするんです!?」


???「邪魔だと?いいや、ただお前達をこの部屋に閉じ込めるために、ドアのセキュリティを壊しただけだ」


武内P「閉じ込める?なぜそんな事を」


???「上に戻られるとやっかいだからな。俺が良いというまでここで待ってもらう。では、さようなら」シュン


奈緒「プロデューサー・・・今のは?」


武内P「ここを教えてくれた人です。ですが何故、彼はこんな事を・・・」


奈緒「・・・それより早くあいつらを止めよう!」


武内P「・・・そうですね。急ぎましょう」




制御室


武内P「・・・・・駄目です。パスワードがかかっています」


奈緒「パスワードにヒントはないのか?」


武内P「ヒントは・・・街ですね」


奈緒「街・・・・生物兵器・・・・ラクーンシティか?」


武内P「ラクーンシティ?」


奈緒「知らないのか?ゾンビゲームだとこの街が結構、有名なんだけどな」


武内P「では、打ってみますね・・・・・入った」


奈緒「やった!」


武内P「いくつかファイルがありますが放置しておきましょう。・・・・緊急停止コード・・・これか」カチッ


>生物兵器を停止しますか?  YES NO


武内P「もちろんYESです」


>停止・・・・・・・・・・・・停止及び消去完了


奈緒「これで上は安全になった!」


武内P「橘さんに連絡を・・・」





屋上


プルルルッ


橘「きたか!よし、後は・・・・作動してくれよ」ジジジジッ  モクモク


ジリリリリリリン!!!


橘「よし!これで感染者は元に戻る」







プシャァアアアアアアッ!!!






志希「えっ・・・これって」


ブシャアアアアアアッ!!!  


志希「あああっ!!こんなときに・・・」シュウウウウン・・・


   「パソコンがイカレた・・・・そんな事より早く知らせないと!って、私の携帯、バッテリー切れ!?」


杏「どうした?」


志希「杏ちゃん、悪いけど携帯貸して!」


杏「え?ちょっ!」


志希「早く・・・早く」


杏「一体どうしたの?」


志希「誰の血液かわかったんだよ。それに、私の推理が当たっているなら、大変な事になる!」





武内P「なるほど・・・わかりました。すぐ上に戻ります!」ピッ


奈緒「どうした?」


武内P「あの人の目的がわかりました。すぐに上に戻らなくては・・・・!」


奈緒「戻るってどうやって、ドアは壊れて動かないんだぜ」


武内P「それなら簡単です。これで・・・」カチャ  E 四連装ロケットランチャー


奈緒「ちょっ!バカ、やめろ!壁とかにヒビが多くある。そんなもの撃ったら、天井が崩れる!」


武内P「崩れないことを祈ってください」


奈緒「(あせってるな、プロデューサー。でも・・・私はここで死ぬわけには)」シュッ


武内P「!?・・・・・」ドサッ


奈緒「いかないんでね」












1F



???「・・・・」


卯月「」


???「計画通りに進行中か、そろそろ、ゲームクリアかな」


「ゲームクリア?違うでしょ」


???「!?ぐふっ!」よろっ


     「バカな・・・確かにお前は死んだはず」


凛「この程度でやられるなんてライダー失格でしょ。ねぇ、ベルトさん」


ベルトさん「全くだ、少し私達を見くびっていたな」


???「なるほど・・・地下にマッハがいた時点で感じてはいたが・・・俺を追ってきたか。仮面ライダードライブ!」


凛「奈緒が来ているって事は、一応成功はしたみたいだね」


???「しかし、なぜ俺の計画を見抜いた」


凛「聞きたい?ナンバー200」


200「参考にな」


凛「あんたは別世界の島村卯月を誘拐し、組織の忠実な僕に改造。そして戦わせ、合い討ちを狙った」


  「だけど、別世界の住民には非力すぎる。だから、これを作ってしまった世界に飛んだ。違う?」


200「・・・・流石だな。そうだ、その薬は異状に接種すると力が増すようになってる。だから、この世界の島村卯月を狙った」


  「簡単だったぜぇ・・・恋する女を惑わせるのは」シュン


楓(200)「自分にものにしたい独占欲と」シュン


卯月(200)「影から見守る愛。そして」シュン


凛(200)「心から愛する正真証明、本物の愛をな!」


凛「・・・外道が」


200「外道?なにをいまさら・・・俺達は人間にそう作られた怪物だ。だから、俺達は人間の全てを利用してやる」


  「人類を全滅するための邪魔はさせないぜ。仮面ライダー」


凛「ふざけるな。人々の平和は私が守る。いくよ、ベルトさん」キュルルルルルッ


ベルトさん「OK!Start Your Engine!」


凛「変身!」ドライブ!ターイプ スピード!!


ドライブ「ロイミュード、一っ走りつきあいなよ」


200「つきあえだ?・・・・つきあうわけないだろ!」ガシッ


ドライブ「なっ!」


200「俺の目的はこいつを連れ帰ること、お前と遊んでる暇は」


???「連れ帰ることなんてさせないよ」


200「誰だ」


ドライブ「杏?」


杏「その声は凛か、死んでたと思ってたけど生きてたんだね」


200「そこの小娘、痛い目に遭いたいのか?」


みく「卯月ちゃん!」


志希「なにあれ機械?」


奈緒「ロイミュード!?」


杏「・・・観客も集まりつつあるようだし・・・やるか」カシャン  キィイイイン


シャカリキ スポーツ!


杏「めんどくさいから一気にやるか」 レベルアップ! シャカリキ!シャカリキ!スポーツ! シャカリキ!シャカリキ!スポーォオオオオオツ!


みく「・・・・え?杏ちゃんがいきなり黒いコスプレをしただけ?」


エクゼイド(シャカリキ)「誰が黒いコスプレだ」


200「お前も仮面ライダーか・・・だが、ドライブでもない貴様は重加速の前には手足できまい!」ギュウウウウン


橘「うおっ・・・ゆっくりに・・・」


エクゼイド「・・・・」


200「手始めにお前からだ!」


ドライブ「させるか!」


エクゼイド「・・・ふっ!」シュッ


200「ぐはっ!」


エクゼイド「手始めに・・・なんだって?」


200「バカな・・・重加速でも動ける・・!」


エクゼイド「知るか」ガッイイイン  ギュイイイイン! ブゥウウウン!


200「グワァアアッ!」バタッ!


みく「うわっと!・・・元に戻った・・・」


200「なぜだ、重加速は維持しているはず・・・・」


エクゼイド「面倒だから切らせてもらった」ショックガァン!  バシュバシュバシュバシュ!


200「ウワァアアアアッ!」バチバチッ


エクゼイド「弱すぎだろ・・・こんなんじゃ、私の手下の方がまだましだ!」 シャカリキスポーツ! ガッシャット!


志希「自転車を出した!?」


エクゼイド「はぁっ!」 バシバシッ!


200「グハッ!」


エクゼイド「ゲームオーバーだ」決め技! グゥウウン!グゥウウン!グゥンン!


SHAKARIKI CRITICALSTRIKE!


200「グワァアアアアッ!・・・・ばっバカなぁあああああ!」ドォオオオン!


コア「」パキィン!


会心の一発!!



エクゼイド「・・・・試作段階でこの力か。これなら首領もお喜びになられるに違いない」


ドライブ「あなた、一体何者なの?」


エクゼイド「私は仮面ライダーエクゼイド。今は双葉杏の体を勝手に借りているだけだ」


ドライブ「なに!?」


エクゼイド「ふっ・・・そう身構えるな。お前と戦う気はない、私はこの11のガシャット及び武器のテストをしに来ただけだ」


      「ちょうどよく、テストに適した世界を見つけてね。それ以外何もない」


ドライブ「あなた、さっき首領とか言ったよね。まさか、ショッカー、じゃないでしょうね」


志希「ショッカー?」


エクゼイド「ほぅ・・・よく知ってるな」


ドライブ「なr」


エクゼイド「だが、お前が知ってるショッカーではない。すぐ近い未来に現れる、最高の力を持ったお方が指揮をする、最高の組織だ」


ドライブ「結局、ショッカーにかわりがないでしょ!」ダッ!


エクゼイド「・・・・」スウッ・・・


ドライブ「なに・・・!?」


エクゼイド「ちなみに君達、人類の誰かに3つのガシャットと変身ベルトを託そうと思う」


      「二つは首領にそして残りの6つは・・・・奪い合いだ。楽しみにしていてくれたまえ」シュン


杏「・・・・」グラッ・・


ドライブ「おっと・・・気絶してるだけか」


みく「ねぇ・・・凛ちゃんなんだよね」


アナスタシア「凛・・・」


ドライブ「・・・・」ギュゥン・・・


凛「そうだよ・・・」


みく「・・・・凛ちゃん!!」ダキッ


アナスタシア「凛!!」ダキッ


凛「ちょ、二人とも」


みく「よかった・・・!本当に・・・・・よかったよ!!!!」


アナスタシア「凛!!!!」


凛「わかった!わかったから抱きついたまま泣かないで!」


杏「ううっ・・・・うるさいな・・・・」


武内P「・・・・・ううっ・・・」


奈緒「おっ、起きたか」


武内P「私、いつの間に戻って・・・!渋谷さん・・・なぜ生きて」


奈緒「その事は後で説明してやるよ」










武内P「別世界の渋谷凛?」


凛「まぁ、そういう事になるね」


奈緒「私もそうなんだ。あと、私達以外にも二人いるんだけど・・・ちょっとした用事があってここにはいないんだ」


武内P「そうですか・・・」


凛「そんな顔しなくても大丈夫だよ。卯月と楓さんは生きてる。それに私達が元の世界に戻れば、この世界の修正はできるから」


志希「修正?それってやっても大丈夫なの?」


奈緒「大丈夫、修正って言っても世界を丸ごとはできない。できるのはこのプロダクションで起こったような小さな事と原因だけだ」


志希「えっ!?ヤンデレウイルスの事忘れちゃうの・・・・まぁ、その方がいいかあれを悪用されたからこんな事になったんだからね」


凛「その方があなた達にとっては都合がいいでしょ。さて・・・奈緒、早く加蓮と奏を連れて帰るよ」


奈緒「そうだな。凛が来てくれたおかげで奏に頼らずにすみそうだ」


みく「えっ?もう帰っちゃうの?」


凛「うん。私達も元の世界ではアイドルだし、それに長くいるとその分、この体に負担がかかっちゃうからね」


奈緒「じゃあな~」


みく「・・・・なんていうか・・・嵐がすぎた後の様な感じにゃ」


アナスタシア「そうですね。ですが、事件は解決しましたね」


武内P「そうですね。あとは彼女達を信じるしかないです」


杏「・・・・・仮面ライダーか」


志希「どうしたの?」


杏「いや、仮面ライダーは特撮の中で生まれた作品なのに杏が変身してたってのがね。ちょっと信じられないや」


志希「そうだね。本当に世界は広いよね~」











???


バシュウウウウッ


凛「戻ってこれたみたいだね」


奈緒「そうだな。・・・・加蓮・・・っていない!?」


奏「加蓮なら一番先に出て行ったわ」


凛「奏・・・」


奏「凛・・・・今度のライブ楽しみに待ってるわ・・・」


奈緒「・・・まさか・・・あの奏が傷だらけになるなんて、私は思ってなかったよ・・・。それだけ、加蓮が持つ憎悪の力はとんでもないかもしれないな」


凛「・・・憎悪で勝っても、むなしいだけだよ・・・・。加蓮も、それをわかってくれたらいいんだけど」


奈緒「加蓮は素直すぎるからな・・・。その気持ち、なくさなきゃいけないよな・・・・」


   「そのためにも・・・・凛、必ず奏に勝ってくれ・・・頼む」


凛「わかってるよ・・・奈緒こそ、ライブがんばってよ」


奈緒「わかってるよ。私もがんばって、少しでも凛の負担を軽くしてやる」


凛「じゃあ・・・明日から、またがんばろう」


奈緒「おう!」







凛「・・・・・」ガチャ


武内P「渋谷さん・・・お戻りになられたのですね」


凛「うん。なんとか成功はしたよ」


武内P「そうですか・・・」


凛「それで未央と一緒に頼んだ、島村卯月の事なんだけど」


武内P「その件は先程、調べ終わりました」


凛「どうだった?」


武内P「お二人が思っていた以上に、高い数値が出ていました」


凛「じゃあ、島村卯月は・・・」


武内P「はい・・・間違いなく、渋谷さん達と同じ、カテゴリーSの仮面ライダーです」


凛「そっか・・・言い忘れたんだけど、やっぱりロイミュードもショッカーと本格的に手を組んだみたい」


武内P「!・・・そうですか・・・」


凛「これで私達に味方するのも、ごく僅かになったね」


武内P「わかりました。美城常務に報告しておきます」


凛「あと、もう一つ。あっちでショッカーの仮面ライダーにあったんだけど、そいつが自分が作った技術を人類の誰かに提供するって言ってたんだ」


  「あまり信用できないけどね」


武内P「ショッカーが作った新たなライダーですか・・・・そのライダーが私達の味方になる事を祈るしかないですね」


凛「そう願うしかないね・・・」








武内P「・・・・」


島村卯月の調査報告書


現在 年齢 17歳


父親は6歳の時、建物崩落事故により死亡。


その後、母親一人の手で育てられた。


小学一年生の時に柔道と空手、合気道を習う 小学六年生の卒業時に武術を辞める。


中学一年生の時に剣道を始めるが一年半で辞める。


その後、アイドルに興味を持ち始め、アイドル養成所に行き始める。


多くのプロダクションのスカウトを受けているが、全て断わっている。


そして、現在にいたる。



武内P「(これを見る限り特に本人は特別な事はしていない。だが・・・)」



島村卯月 適合調査書


全ての項目をクリア


評価はSSSである



武内P「(Sはともかく、SSはごく稀にしかいない。SSS・・・もしこの人がライダーになったら大きな戦力になる事は間違いない)」


    「(・・・・無理だとは思うが・・・私にできる事は全力でやってみせる・・・!)」


    「全てはきたるべき未来の為に・・・・」









ファミレス


ありがとうございました~  いらっしゃいませー 


???「・・・・」カチャッ スススッ カチャン


???「あなたが手紙をくれた、檀 黎斗さん?」


黎斗「来てくれましたか。どうぞおかけになってください。あなたで最後ですから」


???「わかってるよ。ちょっと離れたところで観察してたから」


黎斗「なぜ、そのような事を?」


???「先に敵を知っていれば対応に困らないから、そうさせてもらっただけ。それより、私に新しいゲームをくれるんでしょ?」


黎斗「ええ、これを」スッ


???「・・・拝見してもいい?」


黎斗「どうぞ」


???「マイティアクションXか・・・おもしろそうなゲームだね」


黎斗「気にいってもらえたようですね。天才ゲーマーS」


S「まぁ、このゲームは貰っておくね。・・・そうだ、一つだけ聞きたいことがあるんだけど」


黎斗「なんですか?」


S「あなたはショッカーの研究員の一人のはず、なのにどうしてこれを私達に?」


黎斗「そうですね・・・理由は簡単です。そのほうがおもしろいじゃないですか」


S「おもしろい?」


黎斗「ショッカーが世界征服をするのは容易い事です。ですが、それを幾度も撃ち砕いてきた人類が一つの技術で簡単に終るのはつまらない」


   「私はショッカーそして人類の力を五分五分にした状態でどちらが勝つのか、それを知りたいだけです」


S「それ、おもしろい?人のプレイ、ずっとみてるような感じで、わたしはおもしろくないな」


黎斗「人には楽しみ方が色々ありますからね。私にとってはそれがおもしろいんです」


S「ま・・・私はゲームができればそれでいいよ。じゃあね」


黎斗「さようなら、もう二度と会う事はないでしょう」



ありがとうございました~


S「・・・・私が仮面ライダーか・・・・あのウイルスから始まったこのゲーム・・・やっと・・・おもしろくなってきたね」







・・・・習うところは全て習ったし、そろそろ本格的にアイドルになろうかな・・・でも、ほとんどのスカウト断っちゃったからどうしよう・・・・


せめてもう一度、どこかのプロダクションが私にチャンスをくれないかな・・・








See you Next live



「私をスカウトしてくれるんですか?」


「おっ!来たね~期待の新人ちゃん!」


「みくが相手してあげるにゃ!」


「ライダーライブを制する者こそ、ファンを制する」


「どうでもいいけど、命だけは大切にした方がいいよ」


「新しいメンバーはあなただけじゃない」


「見せてあげます、私のLIVEを!」


第一話 I'm a 仮面ライダー!















どうも、SS好きの一般人です


今作品 武内P「ヤンハザード・・・ですか?」 志希「そうだよ~♪」をご覧になっていただき、真にありがとうございます


まず最初に皆様に言いたい事があります。 タイトル詐欺をして、もうしわけございませんでした


本当はホラーを多く出そうと努力したのですが、いいネタがなく結局、ライダーネタにいってしまいました


本当にもうしわけありません


次回作は島村卯月メインの作品です。次の作品もご覧になられたらうれしいです


ところで、最近デレステのVRが話題になっていますがあれは本当に凄いですね。(自分はVRを持っていませんが(泣))


本当のライブを見に来ているような臨場感が動画を見てるだけでも伝わってきました


そんなVRゲームが発展する事を考えるとわくわくします


ペルソナSSも現在、一万文字になるまで作成中なので、それもいずれご覧になられてください


本当に 武内P「ヤンハザード・・・ですか?」 志希「そうだよ~♪」 をご覧になっていただき、真にありがとうございます




このSSへの評価

11件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-06-10 00:22:44

SS好きの名無しさんから
2019-01-18 18:35:14

SS好きの名無しさんから
2019-01-13 23:43:43

SS好きの名無しさんから
2018-03-08 03:23:53

SS好きの名無しさんから
2018-01-12 01:21:17

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2017-10-18 13:39:14

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SS好きの名無しさんから
2016-11-06 20:26:13

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2016-06-26 22:55:53

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2019-02-10 04:35:52

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2016-08-17 13:38:48

SS好きの名無しさんから
2016-07-17 20:01:16

覇竜さんから
2016-06-26 22:55:55

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-01-13 23:46:09 ID: S:WegZg1

面白かったけど、作者がいちいちコメント入れたりすると作品への没入の妨げになって不快です。


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