2017-04-15 17:57:42 更新

概要

「俺は化け物だ」の 続きの話です。前作を見てない方はそちらから見るのをオススメします


前書き

加賀海翔誠視点の話。前回同様オリジナル設定ガンガンありの滅茶苦茶な内容ですが暖かく見守ってください



プロローグ:仕組まれた最強



二年前の話をしよう。二年前中央憲兵では100人の兵が一気に殺されるというとんでもない事件があった。その後に1人中央憲兵になった者がいた。名前は・・・


???「ほ・・・本日からお世話になります新人の加賀海翔誠(かがみ しょうせい)です!よろしくお願いします!」


そこに立っていたのは筋肉が軽く付いた少年。髪は黒くその辺の女の子に引けを取らないくらいツヤツヤ。身長は175㎝前後の周りの憲兵の中では少し小さい部類になる。片手には棍棒らしい物を握っていてその逆の腕は黒いサラシで肘から指先まで覆われている。ホントに男なのかと思わせるほど弱々しいオーラが目立つ


???「100人やられた後に入ってくるのがこいつ1人か?」


翔誠「1人ですみません・・・ハハハ」


???「それになんかパッとしねーなぁ・・・オーラって言うかなんつーか」


翔誠「あのすみません・・・お名前教えてもらえますか?」


大津田「大津田 正影(おおつだまさかげ)だ。よろしくなルーキー」


翔誠「よろしくです」


大津田さんは身長がすげー高いし筋肉モリモリのマッチョマンだ


幹部「加賀海さん、早速で悪いのですがこちらの資料に目を通しといてください」


そう言って渡されたのは『討伐レート』と書かれた書類だ


幹部「我々中央憲兵は対人の案件も扱いますが対艦娘、対深海棲艦との戦闘も行われます。それに討伐した艦娘、深海棲艦は自分の好きにできます」


翔誠「なんで俺ら憲兵が海で戦う艦娘を討伐するんですか?」


大津田「アイツらからしか採れない金属があるんだよ。それで造る武具は切れ味が一味も二味も違うんだ」


幹部「そう言う事です」


翔誠「なるほどです」


胸糞悪い。フィールドは違うけど人のために一緒に戦ってる人だろ


幹部「とりあえず書類に目を」


翔誠「はい」


俺は目を通し始めたBレート・・・駆逐艦や軽巡が全般。Aレート・・・一部の重巡や軽空母全般。Sレート。ココからが問題だ。軽巡。三水戦川内、二水戦神通、四水戦那珂。駆逐艦、狂犬夕立、狂犬時雨、豪運雪風、鬼神綾波。SSレート。この辺から1人じゃ太刀打ちできなくなるらしい。軽巡、隻眼の那珂。五航戦翔鶴、瑞鶴。二航戦、蒼龍、飛龍。欠陥戦艦扶桑、山城。金剛型四姉妹。SSSレート。ここまで来ると普通に勝てない。憲兵100人でもやられる。一航戦赤城、加賀。ビックセブン長門、陸奥。大和、武蔵。鳳翔。ここまでは分かるでも1人だけ分からない


翔誠「・・・名無し?」


大津田「そこまで読んだのか。その名無しって奴は誰も見たことがないんだ。」


翔誠「見たことがない?」


大津田「正確にはみた奴は全員殺された。100人位」


翔誠「すげっすね」


大津田「そいつは名無し以外にも化け物って呼ばれてる。単体でSSSレートの連合艦隊5つ分になるって噂だ」


翔誠「そいつは凄いですね・・・・」


大津田「まぁ明日から訓練だ。今のうちに体休めとけ」


翔誠「わかりました」


大津田さんって案外いい人かも?


~~~~


時刻を同じくしてトラック諸島の鎮守府に1人着任した


???「ここが俺の配備された鎮守府かぁ・・・」


大淀「提督。お待ちしてました」


提督と呼ばれたその男の人は割と筋肉質で白い軍服の上からでも分かるくらい筋肉が凄い。身長は180前後と街にでたら女の子にモテそうな感じ。ルックスもまあまあ


提督「大淀さん・・・ホントに俺がこの鎮守府の提督でいいのですか?」


大淀「何ら問題ありませんよ?貴方の士官時代のプロフィールと成績は全て把握してますから」


提督「こりゃたまげたなぁ・・・大淀さん高校生位なのにあの書類の山全部読んだの?」


大淀「そんなに私子供っぽいですか?」


提督「あーいやそうじゃなくて高校生みたいな見た目なのにすごくしっかりしてるんだなぁ~って思って」


大淀「そうですか・・・鎮守府内を案内します」


~~~~


大淀「とまぁ一通り見てきましたが何か質問などはありますか?」


提督「一つだけ・・・裏にあった二つの石碑。あれは誰のですか?」


大淀「・・・一つは私達が弟のように可愛がっていたある子の石碑です。もう一つはその子の初めての友達の石碑です」


提督「弟のように?前任以外に男性が?」


大淀「一応艦娘としての扱いですよ?」


提督「男の艦娘?」


大淀「はい。19時から提督な歓迎会をやるので出席してください」


提督「わかりました」


~中央憲兵~


ゴゴゴゴゴゴ


翔誠「」ゴゴゴゴ


大津田「」ゴゴゴゴ


???「」ゴゴゴゴ 


大津田「さぁこい!」バチン!


???「俺はこれだ!」バチン!


大津田「2のフォーカード!?何て運の良さだ」


???「お前はツーペアか・・・フッ雑魚だな。ルーキーは?」


翔誠「これです!」バチン!


大津田「ろ・・・ロイヤルストレートフラッシュ!?」


???「くぁーーー負けちまったわ」


このフォーカードの人は剣崎さん。名前の通り剣撃を得意とするらしい   


剣崎「大津田の負けだから今日の夕飯お前の奢りな」


大津田「畜生!何て運の良さなんだお前らは!」


翔誠「アハハ~」


こうして憲兵の1日は過ぎた


~少し時間を戻し鎮守府~


提督「歓迎会と言われて来たのはいいが飯の量が尋常じゃないな」


大淀「ここには一航戦や大和型、長門型などの方達がいますからこれくらいは普通ですよ?」


提督「食費で頭が逝きそうだ」


こちらも何だかんだで楽しんでるみたい



~中央憲兵寮~


基本寮は2~3人部屋らしい。俺の部屋は大津田さんが居たところに転がり込んだ。剣崎さんが言うにはいびきが凄いらしい


翔誠「・・・大津田さん」


大津田「何だ」


翔誠「さっきのレートのやつの事何すけど」


大津田「おう」


翔誠「SSレートに那珂っていたじゃないっすか?あれって他の那珂と違うんすか?」


大津田「隻眼の那珂か?ありゃSSレートの皮を被ったSSSレートだ。見たことはねーけどとんでもない馬鹿力で近距離の格闘戦が得意らしい。格闘戦が得意だが中距離からの射撃や魚雷を素手で投げてくるのもやばい」


翔誠「・・・あの質問なんすけど」


大津田「なんだ」


翔誠「全部の艦娘がレート別で区切られてるんすか?」


大津田「答えはNOだ。同じ艦娘がある特定の条件でレートに乗るレベルまで成長するらしい。その条件が何かは俺らは何も知らねーけど」


翔誠「なるほど」


大津田「1つ言うとトラック諸島って所があるんだ。地図に乗ってないどこにあるかわからない不可視の島。そこの艦娘は全員SSレート越えらしいが9割方都市伝説みてーなもんだ」


翔誠「・・・」


大津田「いいから早く寝ろ。お前明日演習訓練だろ」


翔誠「そうっすね。お休みなさいです」


大津田「おう」


~翌朝第一闘技場~


幹部「えーそれでは加賀海さん。これから演習訓練を始めます。ルールは簡単です。目の前にいる憲兵を行動不能または降参させるだけです」


翔誠「わかりました」


幹部「相手は誰が勤めますか?」


???「俺がやろう」


幹部「坂場?」


坂場「俺がやろう」


坂場と呼ばれる男はすげーデカい。大津田さんは見た感じ2m位あるけどこの坂場さんは2m30位ありそう


坂場「よろしくな。ルーキー」


翔誠「よろしくお願いします」


幹部「白巨人の坂場総太・・・対人相手なら今の所負け無しの憲兵。実力で言えば海原さんと同等位の方・・・加賀海さんはどのように戦うのでしょうかね」


坂場「早速始めさせてもらうぞ」


そう言うと坂場さんの手元にはハンマーが転送された


翔誠「それどうやるんすか!?すげー!」


坂場「自分の使ってる武器を念じて手元に来いと思うだけだ」


翔誠「しゃ!なら・・・」


念じる?念じる・・・ん?念じる・・・ムムムム?俺ハンマーしか持ってねーぞ?イメージしろ!イメージ・・・


坂場「自分が使ったことのある物なら何でも手元に呼べる」


翔誠「ムムム・・・」


来い!何でもいい!来い来い!


翔誠「来い!」ピカー!


坂場「ほう・・・」


幹部「ロングソードの割には刃が妙に大きいですね」


翔誠「おお・・・」


坂場「凄いロングソードだな・・・いつ使ったんだ?」


翔誠「わかんねっす」


坂場「ム!?」


翔誠「何かパッと頭に浮かんだのがこの武器なんすよね」


そのロングソードはかなり幅のある物だ。例えるなら


坂場(空母の飛行甲板みたいだな・・・こんなデタラメな武器を使ったことがあるのか?」

 

翔誠「なんつーか俺・・・記憶が無いんですよ。ここ2年間位の記憶以外ないんですよ」


坂場(過去に使ったことがあるかもしれないが覚えてないと言う事か・・・なるほどな)


翔誠「それでは改めましてお願いします」ブンブン


坂場「ああ・・・(身の丈が1対1位のロングソードを軽く扱っている)」


翔誠「行きます!」

 

坂場「来い!」


~三分後~


坂場「く!・・・やるな!」


翔誠「坂場さんも早く降参してくださいよぉ!!わりと疲れて来たので!」


坂場「はぁ・・・はぁ(疲れてきた!?全然息を切らしてないじゃないか!?化け物かこいつ!?)」


翔誠(ハンマーぶっ飛ばして戦意喪失させるか・・・)


坂場「らぁああ!!」


翔誠「むぅん!!」


ガキィーーーン!!


坂場「・・・降参だ」


翔誠「シャア!(狙い通り!)」


幹部「そこまで!凄いですね・・・加賀海さん」


翔誠「ありがとうございます」


幹部「あなたは今日から黒豹(こくひょう)の異名で働いてください」


翔誠「黒豹ですか・・・かっこいいっすね」


大津田「単純に動き回ってたからだろ」


剣崎「動き回ってたからだね」


~その後~


幹部「海原さん・・・あれで良かったのですか?」


海原「良いも悪いもアイツは俺の決めた道からは逃げれねぇんだよ・・・最強を仕組んでやったんだ。もう逃げれないぜ?」



一章:再開


何日経ったか忘れた。けどここに来てかなり馴染んできたのだけは分かる


大淀「提督?どうされました?」


提督「・・なぁ大淀さん。俺がここに来て何日目ですか?」


大淀「まだ3日目ですよ?」


まだ3日!なのにこの疲れ具合!何故!何故なら昨日に遡る事になる


~昨日~


まぁ朝は6時位に起きたよ。その後にね?


バァァァン!!


金剛「新しい提督が来たって本当デスカ!?」


提督「お・・・おう」


金剛「oh・・・筋肉モリモリのマッチョマンデース。かなりモテそうデスネェ~」


提督「えっと・・・あなたは?」


金剛「金剛デース!」


提督「金剛さん?俺に何か用ですか?」


金剛「そんなにかしこまらないでヨー。朝ご飯食べに誘いに来たんデース」


・・・とまぁ朝から金剛さんのスーパーハイテンションで疲れたところに


~10時位~


島風「提督ー!早くかけっこしましょー!」


島風とかけっこという名の鬼ごっこをして完全に疲れきってたな


~時は戻り~


提督「今日は金剛さんまだ来ませんね・・・」


大淀「そうですね・・・提督これを」


提督「新聞?・・・おいおい」


その記事には中央憲兵の事について記されてた。内容は


提督「中央の新兵『黒豹』現る・・・写真まで乗ってるぞ」


写真には黒髪の身長が平均位の男性が写ってた


提督「中央憲兵か・・・確か艦娘を狩り回ってる連中だよな?」


大淀「そうです・・・」


提督「危ない世の中だな・・・」


金剛「へーイ!提督!朝ご飯食べに行きまショー!」


提督「金剛さんおはようございます。行きますか」


金剛「イェス!」


~中央憲兵~


大津田「おぉ・・・今日の新聞の見出しお前じゃねぇかよ」


翔誠「マジっすか!俺有名人じゃないっすか!」


大津田「新聞に乗る事なんてほとんどねーぞ?それこそ海原とかその辺しか乗ってないくらいだ」


翔誠「海原さんですか・・・」


大津田「?どうした」


翔誠「いいえ・・・朝飯行きませんか?」


大津田「そうだな」


~憲兵食堂~


幹部「えーすみません皆さんそのままでいいので聞いてください。たった今入った情報で市街地の方でレートに乗ってると思われる艦娘を観測しました。ご飯食べたらでいいので市街地に向かってください」


大津田「行動を起こすやつがいるとはな・・・かなり好戦的な奴に違いないから気合い入れてくぞ。翔誠」


翔誠「はい!」


~市街地~


翔誠「あの・・・・大津田さん」


大津田「なんだ」


翔誠「飯食い過ぎで腹痛くなってきたのでトイレ行ってきます!!」


大津田「は!?お前戦うのにビビってそんな嘘を・・・」


翔誠「漏れるぅぅぅ!!」


大津田「・・・探すか」


プルルルルル


大津田「何だ?」


剣崎『そっから西に1キロ離れたところに艦娘がいるから合流してしとめるぞ!』


大津田「わかった!」


~その頃翔誠は~


翔誠「公衆便所があってラッキーだったな・・・まぁトイレットペーパーがないって漫画みたいなオチは流石に・・・」


空っぽ


翔誠「ヒェェェェェ!?」


~大津田達~


剣崎「大津田!武器を構えろ」


大津田「・・・おいおい」


「たっくもう・・・何でこんなに狙われなきゃいけないかなぁ・・・」


剣崎「SSレート・・・五航戦瑞鶴」


瑞鶴「そんなにレート高かったの?私って」


大津田「何でSSレート相手に俺とお前だけなんだよ」


剣崎「他の奴ら全員便所だ」

 

大津田「・・・まぁいいや。お前何使うんだ?いつものか?」


剣崎「あ~・・・あれぶっ壊れた」


大津田「あぁ!?お前だからあれだけ手入れはちゃんとしろって言ったんだよ!」


剣崎「まぁ・・・これ使うかな」


瑞鶴「ん?」


大津田「薙刀?お前それ使えるのかよ」


剣崎「何言ってんだよ。使えるから手元に呼んだんだろ」


大津田「まぁ・・・そうなるな」


剣崎「お前のは相変わらずの二丁銃か」


大津田「一気にたたんで今晩は翔誠と焼き肉だな」


剣崎「しゃあ!とっとと終わらせんぞ!」


瑞鶴「はぁ・・・ずいぶん舐められたものね・・・全機爆装!発艦始め!」


ブゥーーーーン!!


剣崎「大津田!」


大津田「わかってる!」


スバババババババン!!


瑞鶴「人間のくせにやるじゃん・・・なら手加減しなくてもいいね!第二次攻撃隊発艦始め!」


大津田「!?流石にこの量は相手にできないぞ!?」


瑞鶴「改二の私はあの青い奴にも負けないくらい搭載してるからね?ハンパな攻撃じゃ撃ち落とせないよ!」


ブゥーーーーン!!


剣崎「俺がいるの忘れたか!?」


ブンブンブンブン


大津田「おぉ・・・助かった」


瑞鶴「やば・・・艦載機全部落とされた」


剣崎「生け捕りだ!」


大津田「だな!」


瑞鶴「チッ!飛行甲板は楯じゃないんだけど!しょうがないな・・・」


グサグサ!!


剣崎「これで正真正銘発着艦できないな!」

 

瑞鶴「クッ!」


???「情けないなぁ~瑞鶴ちゃんは」


大津田・剣崎「あ?」


瑞鶴「・・・あんた戻ってたのね」


???「ヤッホー!魚雷撒くからそのうちに逃げてね?3・2・1はいドーン!」


瑞鶴「恩に着るよ!」


剣崎「待てコラ!」


???「あんたの相手は私だよ」スッ 


剣崎「チッ・・・こいつはSレート。四水戦の那珂だな」


大津田「やるか?」


那珂?「やらせねぇよ!」


メキメキメキ


大津田「ブッ!?おぇぇ」ビチャビチャ


剣崎「大津田!」


那珂?「余所見してる場合かよ!」


バキ


剣崎「ガッハ!?」


那珂?「こんな奴らが私達のことを狩り回ってたの?」


剣崎「畜生・・・」


那珂?「さぁてと!・・・そろそろ死ね」


翔誠「やらせるかボケ!」


那珂?「おっとと・・・凄い大剣だねぇ・・・」


剣崎「翔誠!そいつはSレートの那珂だ!お前じゃ相手にするのはまだ速い!逃げろ!」


翔誠「Sレート?先輩達の目は節穴ですか!眼をよく見てください!片方眼帯付けてます!服も黒っぽいですし・・・こいつは四水戦の那珂じゃなくて・・・SSレート『隻眼の那珂』です」


黒那珂「お!よくわかったね~お姉さん感激」


翔誠「俺が時間を稼ぐので先輩達は逃げてください」


剣崎「・・・すまねぇ!」


黒那珂「おうおう・・・カッコいいねぇ・・・お姉さん惚れちゃいそうたよ」


翔誠「褒め言葉として受け取っておきます」


黒那珂「それじゃあ・・・」


翔誠「な!?(速い)」


黒那珂「一緒に踊ろ(殺し合お)うか」


翔誠「・・・こい!」


黒那珂「キャハ!その言葉だよ!その言葉を待ってたんだよ!」


翔誠「・・・は?」


黒那珂「あれれ~?分からないかなぁ?私だよ・・・」


翔誠「わた・・・し?」

 


こんな風穴の空いた身体じゃ・・・・・



そんなカッコいい君には・・・


黒那珂「そんな先輩を逃がす『カッコいい君にはアイドルである那珂ちゃんからプレゼントをあげちゃうよぉ?』」


翔誠「な!?頭が・・・・こんな時に!がぁ!?」


黒那珂「はーいプレゼントだよぉ~」


そう言うと隻眼の那珂は俺に大刀を一本と変なトランクを投げられた


黒那珂「じゃあねぇ~バイバーイ」


スッ


翔誠「あ・・・が・・・うぅ」


バタン


気が付くとそこは見慣れたベットの上だった


翔誠「んん・・・ん?」


海原「任務中に居眠りとは関心しないぞ・・・翔誠」


翔誠「海原さん・・・」


海原「でもまぁ隻眼の那珂を撃退したのは十分な成果だな・・・お疲れ」


翔誠「ありがとうございます」


海原「今日はゆっくり休め・・・じゃあな」


ガチャン


翔誠「・・・あの時頭に浮かんだのは何だろう」

 

~それから3日後~


大津田「退院祝いに飲むぞ!」


翔誠「先輩入院してたんすか・・・てか俺未成年っすよ!?」


大津田「関係ない関係ない。とりあえず飲み行くぞ!」


翔誠「しかも真っ昼間から・・・はぁ」 

 

~居酒屋~


大津田「女将さん!とりあえず熱燗!あとなんか適当にお造り!」


???「いらっしゃいませ・・・あら?」


翔誠「ん?」


???「お客様失礼ですが年齢は・・・」


翔誠「あ・・・あぁやっぱりダメですよね!19です!すみません今出ます」


???「でしたら隣のお店なんてどうですか?喫茶店ですけどゆっくりできますよ」


翔誠「あ~わかりました。ありがとうございます。先輩俺隣の店にいますね」


大津田「おう!てかお前憲兵のロングコート着てるんだからあんま憲兵の面汚すようなことするなよ?」


翔誠「真っ昼間から熱燗片手に刺身食ってる人がよくそんな事言えますね!?」


大津田「うるせぇ!大人はこれが生きがいなんだよ・・・なぁ?女将さん」


???「ふふふ・・・そうですね」


翔誠「女将さんすみません。先輩をよろしくお願いします」


???「私はかまいませんよ?それよりお若いのに憲兵で働いてるんですね・・・凄いですね」


翔誠「そうですか?普通だと思いますよ?」


???「まぁ・・・フフフ。あ!お名前教えてもらっても良いですか?」


翔誠「名前ですか?加賀海翔誠です」


???「加賀海さん・・・ですね」


翔誠「あの・・・女将さんの名前も聞いて良いですか?」


鳳翔「私ですか?私は鳳翔と申します。以後よろしくお願いしますね?加賀海さん」


翔誠「は・・・はい」


ガラガラガラ


鳳翔「加賀海翔誠・・・」


~隣の喫茶店~


カランカラン


翔誠「やってる・・・よね?」


平日の昼間というのもあるせいか店には客が俺以外いない


店員1「いらっしゃいま・・・せ」


翔誠「まだ開いてませんか?」


店員1「いえ!開いてますよ。こちらへどうぞ?」


翔誠「わかりました」


案内されたのはカウンターだった


翔誠「素敵なお店ですね」


店員1「フフッありがとうございます」


<お客様デスカー?


店員1「一名様です!」


<OK!今行くネー!


翔誠「お店は何人でやっているのですか?」


店員1「4人ですよ~」  


翔誠「お店の割に店員さん少ないですね」


店員1「あんまり多くても邪魔になるのでこのくらいがちょうどいいんですよ」


おお!?さらっとメタ発言したぞこの店員さん!?


翔誠「それにしても・・・」


店員1「どうしました?」


翔誠「前に会ったことありますか?」


店員1「何ですか?口説いてるんですか?フフッ」


翔誠「いえ!けしてそうゆう事では・・・」


店員1「冗談ですよ?ですけど・・・」


翔誠「・・・?」


店員1「すれ違ったことならありそうですね?遠い昔に」


翔誠「は・・・はぁ」


店員2「いらっしゃいマセ!お客・・・様・・・」


店員1「姉様・・・お客様にメニューを」


店員2「・・・は!そうデスネ!何にしますカ?」


翔誠「その・・・紅茶あんまり詳しくないので店員さん達のオススメで。あと・・・スコーンをお願いします」


店員2「わかりました!紅茶にスコーンネ?すぐお持ちしますネー!」


店員1「紅茶あまり飲まないのですか?」


翔誠「飲まないて言うより飲めないんですよね・・・あんまり美味しく感じなくて・・・ってすみません!店員さんの目の前でこんな事」


店員1「いえ!大丈夫ですよ?」


店員3「榛名ー?買い出し終わったわよ~・・・」


店員1「もう!霧島ったら・・・お店では名前で呼ばないでって言ったでしょ?」


榛名?霧島?何だろ・・・すごく懐かしい響きに聞こえる


榛名「霧島?表のcloseにしといて?」ヒソヒソ


霧島「えぇ・・・わかってるわよ」ヒソヒソ


店員2「あれ?霧島戻ってたノ?」


霧島「えぇ。戻りました。金剛お姉様」


金剛「おかえりネ!あ!お客様紅茶とスコーンデス!ごゆっくり~」


翔誠「お言葉に甘えて・・・」


金剛「ヘイsisters?カモン」


榛名霧島「はい」


~店の奥~


金剛「あの子・・・デスヨネ?」


榛名「はい・・・」


霧島「名前・・・聞いてみます?」


金剛「そうネ・・・そうしまショウ」


<ひぇぇぇぇ!?寝過ぎた!?


金剛「あ~比叡?お客様いるから静かにネー?」


比叡<わかりました!お姉様!


金剛「お店に戻りまショウ」


~カウンター~


翔誠「・・・スコーン美味しい。今まで食った中で一番美味い」


金剛「それは良かったデース」


榛名「お客様?すみませんがお名前教えてもらえますか?」


今日はやけに名前を聞かれるなぁ~


翔誠「加賀海翔誠です!歳は19です」


霧島「加賀海・・・翔誠?」


比叡「ひぇ・・・お姉様すみません寝坊して・・・あれ?お客様ひょっとして憲兵さんですか?」


翔誠「まぁ・・・はい」


榛名「憲兵さん・・・ですか」


翔誠「憲兵です・・・ズズズ!?」


金剛「どうしました!?」


翔誠「あの・・・えっと・・・うまく言えないんですけど・・・凄く・・・美味しいです」ポロポロ


榛名「きっと熱かったんですね!?すぐお水を用意します!」


翔誠「大丈夫です・・・」


榛名「え?」


翔誠「初めて飲んだはずなのに・・・何故かわからないんですけど凄く懐かしくて・・・美味しくて・・・うぅ」ポロポロ


初めて紅茶を飲んで美味しいと言える物に出会ったんだ。例えるなら『遠い昔に置いてきた物を今手に取った』ような


二章:記憶


ポタポタ・・・


翔誠「・・・」


大津田「・・・」ピクピク


剣崎「お前・・・何やってくれてるんだよ」


翔誠「・・・先輩が悪いんですよ・・・」


現場は憲兵の食堂。その一角に大津田はぶっ倒れている。辺りには赤い液体がこぼれており翔誠の手にはその液体が付着している


剣崎「話してみろ」


~回想~


あれは先輩を居酒屋からここに連れてきた後の話です


翔誠「先輩自分で歩いてくださいよ!」


大津田「俺わぁ・・・酔ってにゃんかにゃい!」


翔誠「呂律回ってないですよ!何でそんなに飲んだんすか!」


大津田「そりゃだっておみゃえ・・・あんにゃ美人な女将しゃんがお酌してくれるんらぞ!飲まないのは恥だ!」


翔誠「あなた絶対覚えててもらいますからね!このツケ絶対返してもらいますから!」


大津田「ふへへ・・・女将しゃん・・・」


~憲兵食堂に辿り着き~


翔誠「腹減ったんで飯にしますからそこで寝ててくださいね・・・すみませーん!スペシャルオムライスお願いしまーす!」


憲兵食堂のスペシャルオムライスはすごい。オムライスにハンバーグ、コロッケ、唐揚げ、そしてエビフライが乗った最高の一品。・・・な、だけにわりとお金がかかる。普通のオムライスが400円位ならこれは1500円もする。よって・・・


翔誠「お代は大津田さんが持つんで!」


この手に限る


そして五分待ち


おばちゃん「はいスペシャルオムライスお待ち」


翔誠「おばちゃんありがとうございます!いただきます!」


その時だった


大津田「おめぇ美味そうなもん持ってんじゃねぇか・・・」


翔誠「確かに美味そうっすね」


大津田「よこせ!」


ヒョイ・・・パク


翔誠「~~!?!!?」←声にならない叫び


大津田「エビフライうめぇな・・・唐揚げも貰っとくか」


もぐもぐ


翔誠「・・・」カチン


ガタッ!


大津田「んぁ?どーし・・・・た!?」


バタン!


翔誠「エビフライ・・・俺の好物なんすよ」


オムライスにかけるためのケチャップ(インドカレーの入ってるような銀のあれ)とコップに入った水がぶった押した衝撃でちょうど俺の手と先輩の頭にぶちまけられた


~回想終了~


剣崎「・・・なんつーか食い物の恨みってすげー怖い」


翔誠「そうっすね」


~所変わり鎮守府~


提督「書類多いですね」


大淀「そうですね~」


プルルルルルルル


大淀「ハイ。こちら鎮守府・・・金剛さん?今日バイトですよね?・・・はい・・・はい・・・え?本当ですか?わかりました。帰ってきたときに全員食堂に集めておきます・・・今もう海にでてるんですか?わかりましたすぐ集めます」


ガチャン


提督「どうしたんですか?」


大淀「今鎮守府にいるすべての艦娘を食堂に集めてください。金剛さん達が戻ってきたらお話があるらしいです」


提督「わかりました」


~10分後の食堂~


ザワザワ・・・ザワザワ


大淀「えー皆さん静かにしてください。ソロソロ金剛さん達が戻ってきますので・・・」


金剛「待たせましたネ」


大淀「金剛さん・・・全員そろってます」


金剛「OK・・・みんなは二年前の事覚えてますよネ?」


武蔵「当たり前だ。私達の弟が死んだんだぞ」


金剛「そうデスネ・・・けど実は死んでなかっタラ?」


武蔵「・・・どういう事だ?」


金剛「霧島」


霧島「はい・・・皆さんこちらのモニターをみてください」


そこには紅茶を飲みながら涙を流す加賀海翔誠の姿が映し出された


金剛「彼は加賀海翔誠・・・19才デース。雰囲気といい全て誠と一緒デシタ」


大和「確かに黒髪に戻ったあの子と考えたら相当似てますけど・・・本当に誠?」


榛名「間違いないと思いますよ?あの子が飲んだ紅茶は私達が昔よく誠さんと飲んだ紅茶ですから」


長門「それを飲み懐かしくて泣いた・・・と?」


金剛「YES!それから彼は今憲兵で働いてマース」


大淀「今朝の新聞の記事に載ってましたね」


鳳翔「私のお店に来ましたよ?先輩に連れられて」


瑞鶴「水をさすようで悪いんだけど私からも1ついいかな?」


加賀「変な事だったら丸焼きにするわよ」


瑞鶴「焼き鳥製造機に言われたくないわよ!」


大淀「瑞鶴さん何ですか?」


瑞鶴「那珂が戻って来てる」


ザワザワ


神通「それは本当ですか!?」


瑞鶴「憲兵に襲われた所をあの子がね」


川内「あの子・・・生きてたんだ」


神通「偵察任務に出てからもう二年も経ちましたからね」


瑞鶴「けど今までの那珂じゃなかった。白髪に黒い衣装で皮膚の色も白かった。何て言うか深海棲艦を連想させる感じだった」


鳳翔「ちなみに目はどうでしたか?」


瑞鶴「左目に眼帯を付けてました」


鳳翔「ならあの子が隻眼の那珂って事ですか」


武蔵「隻眼の那珂?」


鳳翔「私のお店に飲みに来た憲兵さんがそう言ってたんですり隻眼の那珂に襲撃されて入院してたと」


長門「・・・那珂の動きも気になるが今は誠をどうするかだ」


金剛「あ!言い忘れてましたけどあの子記憶喪失中みたいデスヨ?」


長門「!?・・・なら次は私が襲撃してくる」


武蔵「血迷ったか!長門!」


長門「案ずるな。単純にあの子が今どれだけの技量を持ってるか知るためだ。それに戦ってたら何か思い出すかもしれんぞ?」


提督「えっと・・・」


大淀「裏に石碑があった事を覚えてますか?私達が可愛がってた子が生きてたんです。今はそれだけ理解しといてもらえれば大丈夫です」


~憲兵~


海原「・・・で?」


翔誠「その・・・カットなって・・・ぶっ飛ばしました」


海原「・・・フゥ」※一服


海原「・・・お前そんなに体鈍ってるんなら次の任務に来るか?」


翔誠「任務・・・ですか?」


海原「特殊海域の偵察。特殊海域ってのは水没した都市が丸々海域になってるところだ」


翔誠「そんな天変地異の起きた後みたいな場所があるんですか?」


海原「あるから調べに行くんだろ」


翔誠「そうですね」


海原「まぁまだいつ行くか知らねぇけどな」


翔誠「同行します!」


海原「そう言うと思ったぜ?」


~そして日は沈み夜が明け~


海原「翔誠。お前飯食ってからでいいから後で艦娘収容所に行ってこい。お前まだ行ってねぇだろ?」


翔誠「・・・わかりました」


~食事を終え海岸沿いに見えてくる大きな鋼のような建物。それが艦娘収容所~


監獄長「貴方が噂の黒豹。加賀海さんですか。思ったよりずいぶん細いのですね?」


翔誠「これでも鍛えてるつもりなのですがね」


監獄長「まぁ堅苦しいのは抜きにして好きに見ていいですよ?逃がしさえしなければ何でもしていいので。勿論・・・」


翔誠「いや結構だ。俺はただ海原さんに行って来いと言われただけだ。艦娘に手を出す気なんて微塵もない」


監獄長「・・・そうですか。兵を1人付けますのでそいつに場所とか聞いてください」


翔誠「あぁ」


~廊下にて~


兵「それでは加賀海殿。行きましょう」


翔誠「よろしくお願いしますね」


~しばらく歩き~


兵「まずはこの部屋ですね。どうぞ」


open the door


翔誠「失礼します」


???「お兄さん・・・誰?」


その桃色の髪の少女は酷く怯え震えて目にはうっすら涙を浮かべている


翔誠「加賀海翔誠って言います以後よろしくお願いしますね?あと貴女のお名前を教えてもらえたら嬉しいかなぁ?」


春雨「白露型五番艦の春雨って言います。あの・・・お兄さんも私に酷いことしに来たんですか?」


そう言い放つ彼女・・・春雨はやはり震えていてどこか救いを求めているようにも見えた


翔誠「俺はただ君とお話しに来たんだよ?大丈夫・・・って言っても信じてもらえないよねアハハ」


春雨「お話?話せるような事は何もないですよ?」


翔誠「んん~そうだなぁ・・・!これを君にあげるよ」


春雨「???なんですか?」


翔誠「キャンディーって言うの。次に俺が来たときにどんな味だったか教えてくれるかな?」


春雨「はい!お兄さんまた来てくれますか?」


翔誠「絶対来るよ。それまで・・・バイバイ」


艦娘って言っても中身は人間の女の子と何も変わらねぇじゃねぇかよ・・・腐った世界だ


それから一時間近く見学し俺は浜辺を歩いていた


翔誠「次春雨ちゃんに何持ってこうかな?・・・誰だあんた」


目の前にローブで身を隠した大柄なシルエット。胸元が膨らんでるのを確認できるから女性であるのは確実


ローブ「貴様が黒豹か?」


翔誠「だったらなんですか」


ローブ「ここで消えてもらう!」


翔誠「ふざけ・・・!?」


メキメキメキ


翔誠「ぶっ!?・・・オェエ」ボチャボチャ


凄まじいスピードで距離を詰められジャブ。ジャブがあるということは・・・


ローブ「はぁああ!!」


ベキベキベキ


翔誠「がぁああ!?」


ストレートがある


ローブ「『ビックセブンの力・・・侮るなよ?』なぁ・・・『誠』よ?」


翔誠「ははっ・・・そうですね・・・『長門さん』」


!?今長門って言ったか?誰だ?長門って?そもそも誠って誰?何で俺は反応した?このローブは何者?誰?俺は・・・誰?


「弱いな・・・加賀海翔誠」


翔誠「!?」


そこは今までいた浜辺ではなく薄暗い鉄の檻のような部屋。そこには椅子に鎖で繋がれた白髪の少年がいた


少年「情けないほど弱いな・・・加賀海翔誠」


翔誠「君は・・・誰?」


少年「俺は俺だ・・・俺はお前でお前は俺。俺達は1人だ」


翔誠「・・・君がさっきあの長門って人が言ってた誠なの?」


誠「そう・・・俺が戦艦誠だ。そんでもってSSSレート『化け物』」


翔誠「!?まさか!」


誠「これがどういう意味か俺より大人なお前ならわかるよな?」


翔誠「嘘だろ?」


誠「嘘でもなんでもない」


誠「お前は化け物だ」


翔誠「ウワァァァァァァァァ!!!!?!?」


その瞬間世界が反転し元の浜辺に戻った


翔誠「おれが・・・俺がぁ!」


長門「ふむ・・・あとは憲兵に任せるか」


・・・気づいたらベットの上だった。体が酷く痛むけど春雨ちゃんとあって収容所をでた後の事は何も憶えてない。憶えてないはずなのに


翔誠「誠・・・」


その名前だけは頭から離れなかった


~その頃海原は~


海原「痛えなぁ・・・野郎本気で殺しに来やがってよ」


浜辺で暴れ始めた翔誠を止めに入ったのは海原であった


海原「長門の野郎があいつの前に現れたらしいな」


~翌日~


海原「加賀海。一週間後に特殊海域に出撃するぞ」


翔誠「・・・わかりました」


海原「元気ねぇな・・・どうした?」


翔誠「いえ・・・特に」


~鎮守府~


大淀「大本営から新たな深海棲艦の報告です。空間移動型の新種『ア級』。(ブラウザでもアーケードでもいません)このア級の出現に伴い新装備の試験運用を許可するそうです」


提督「新装備?」


大淀「試製空間圧縮装置、だそうです」


提督「空間移動ってテレポーテーションみたいな感じなのかな?」


大淀「報告書によりますと肉体の出せる速度を軽く上回ったスピードで移動し高速で攻撃するそうです。文章からみて白兵戦特化型の深海棲艦のようですね」


提督「白兵戦・・・新装備の試験運用者は何人ですか?」


大淀「二人です」


提督「なら・・・」


~五分後~


提督「島風、天津風。君達には試製装備の試験運用に協力してもらいたい」


島風「もっと速くなってもいいんですかぁ!?」


天津風「速さじゃないでしょ・・・」


提督「いや今回は速さが武器の君達二人だから協力してほしいんだ」


それぞれの考えや思惑が混ざり合い重なり合う中で共通する道が開けた




三章:時間の波を


報告書:ア級の遭遇と偵察任務


本土付近に新たにできた特殊海域周辺で確認された新種の深海棲艦。遭遇した者の話ではこちらを向いた瞬間瞬く間に距離を詰められ格闘術を高速で駆使した攻撃を繰り出してきたそうだ。また艦種は軽巡洋艦らしい。装備は酸素魚雷(装填本数不明)を腰の辺りに複数装備しているのと拳銃のような物を片手に持ち右の腕部装甲に刀に似た形状の物を確認。このア級の特徴は特定の空間を自在に高速で移動する。一種のテレポーテーションのような能力と考えられる。またこのア級の討伐が今回の特殊海域偵察任務の本質である。偵察任務指揮官はこの報告書制作者の私海原将深が務めます。


~~~~


海原「ケッ・・・こんなクソめんどくせぇ書類いちいち書かなきゃいけねーのかよかったるい」


翔誠「それが上に立つ人の仕事なんですからがんばってくださいよぉ」


海原「特殊海域ねぇ・・・物によっちゃあ危険だけども・・・まぁ平気だろうよう。すまねぇ出掛ける」


翔誠「お疲れ様です。海原さん」


~鎮守府~


提督「島風、天津風今回の目的はア級の観測。可能ならば交戦だが絶対に無理はしないでもらいたい」


島風「大丈夫ですよ!」


天津風「あんたが大丈夫って言っても全然安心感ないわ」


島風「おうっ!?」


提督「無事に戻ってきてくれ」


島風 天津風「「はい!」」


~三時間後~


海原「今回の作戦は第三中隊と第四中隊で組む。第三中隊指揮官は大津田。第四中隊は剣崎に任せる」


大津田、剣崎「はい!」


海原「これに伴ってお前ら2人は準上等憲兵兵に昇格だ」


憲兵にはいくつか階級がある。下から三等兵、二等兵、一等兵。この三つがいわゆる下級兵。その上に上級兵がいる。その上級兵は下から中間兵、準上等兵、上等兵、次特級兵。最上位に特級兵がいる。ちなみに俺は入りたてだから三等兵


海原「加賀海。お前も昇格だ。中間兵として今回の作戦を俺の後ろでサポートしろ」


ザワザワ


海原「うるせぇ!加賀海。頼めるか?」


加賀海「はい!」


三階級特進しました!嬉しいです!先輩達が驚いてます!


海原「作戦開始だ!」


<おお!!


~鎮守府~


島風「駆逐艦島風!抜錨します!」


天津風「天津風、抜錨します!」


ザパァン!


~~~~


大淀「・・・本当に2人で平気なんですか?」

 

提督「絶対に平気・・・ってわけではないですけど・・・あの2人を信じます」


???「私も行っていいかしら?」


大淀「雲龍さん!?いつ来てたんですか!?」


雲龍「朝からお茶碗2杯のご飯はキツいわ」


大淀「話を聞いてください!」


提督(大淀さん可愛い・・・)


雲龍「今朝の明け方よ。なんでも私の弟子が生きていたみたいでしょ?なら師匠としてはどの程度強くなってるかみたいじゃない?」


提督「・・・えっとでしたらあの2人の護衛?という形でお願いできますか?」


雲龍「護衛ね。わかったわ。行ってくるわ」


ガタン


~海上~


天津風「特殊海域ってのはどこにあるのかしらね」


島風「連装砲ちゃん達が騒いでるから多分こっちの方だと思うよ」 


天津風「・・・新装備試してみる?」


島風「もっちろん!」


天津風「じゃあ・・・試製空間圧縮装置」


天津風 島風『機動!』


~憲兵~


海原「特殊海域には着いたが・・・」


翔誠「すごい所ですね・・・」


辺り一面が街になっている。本土の街と違うのはここが浸水した街という事だけ。それ以外はただの街で何でこんな海域ができるのかは未だに謎に包まれている


海原「手分けして捜すぞ。第三中隊は北第四中隊は東。加賀海は西俺率いる零番隊は南だ」


憲兵「「はい!」」


海原さん率いる零番隊は海原さんが直々に引き抜いた人材らしい。噂じゃ野良の艦娘や人型の深海棲艦が零番隊にいるって話がある。まぁ全員フードかぶって顔が隠れてるからそんな噂が一人歩きするのも仕方ないけど尋常じゃない強さらしい 

 

~side北~


大津田「北側を任せられたらが・・・瓦礫の山か」


兵1「大津田隊長どうしますか?」 


大津田「北側の建物も含めて隅々まで捜そう」


第三中隊「はい!」


~side東~


剣崎「こっちはハズレか・・・瓦礫がすごいな」


兵2「剣崎隊長。北側も瓦礫で進めないとのことです」


剣崎「建物内を捜そう。部隊にそう伝えてくれ」


兵2「了解いたしました」


~side南~


海原「さてと・・・俺達は観測だ。無駄に動くなよ?」


零番隊「承知いたしました。海原様」


~side翔誠~


翔誠「うっわ・・・すげーな」


目の前に広がるのは摩天楼の如き街並み。奴が居座るならここで違いない


翔誠「当たりだな」


ガサッ


翔誠「誰だ!」


???「ふーん。私の居場所突き止めるなんてやるじゃん・・・人間」


翔誠「・・・ア級」


ア級「名前までわかってるの?凄いね」


翔誠「どうも」


ア級「なら・・・」


スッ


翔誠「!?」


ア級「私の能力も知ってるよね?」


メキメキメキ


翔誠「ぶっ!?・・・がはっ」ビチャビチャ


ア級「手応えないね・・・死んでもらおうかな」


???「そうはいかないんだよねぇ・・・」


ア級「・・・誰?」


黒那珂「どうもぉ~艦隊のアイドルの那珂ちゃんだよー」


翔誠「あなたは!?」


黒那珂「まったくさぁ・・・人間相手に何て攻撃してるのさ・・・これが本当の人間だったら死んでたよ?」


ア級「なに?」


黒那珂「感がわりぃなぁ・・・その子は人間じゃねぇんだよ」  


翔誠「俺は・・・人間じゃない?」


黒那珂「今は黙って目の前の相手に集中して!じゃないと死ぬよ!」


ア級「ふぅ~ん?その子人間じゃないんだぁ・・・なら多少遊んでも平気だよねぇ?」


スッ


黒那珂「来るよ!」


ア級「はぁあ!!」


カキーン!


翔誠「くっ!やっぱり速い・・・それに一発が重い」


黒那珂「・・・!?っち・・・ゴメンねぇ~どうやら私とは相性が悪いらしいからここでお別れみたい。バイバーイ」


ア級「少年。せっかくのお仲間が君を見捨てて逃げたぞ?」


翔誠「あの人は・・・仲間じゃねぇ!」


ア級「あっそ」


ブスブスブス


翔誠「っ!?」


脚の筋や腱を斬られた。そうなると自然に・・・


ア級「立ってられないよねぇ?」


翔誠「うっ」


バシャーン


ア級「さぁてと・・・楽しい楽しい解体の時間だよぉ?うふふふ」


???「させない!」


ア級「んぁ?」


メキメキ


ア級「なっ!?」


びゅーん・・・ドォーン!


天津風「大丈夫?」


翔誠「あなたは?」


天津風「貴方の敵ではないって言っとくわ」


島風「けっこう速く走れるね。これ」


ア級「餓鬼共・・・調子に乗るなよぉ・・」


天津風「・・・これは私の勝手な考えだけど」


貴方は最初の哨戒任務で私を助けてくれた。それからずっと貴方の後ろ姿が脳裏に焼き付いているの


天津風「この人を・・・誠さんを1人で戦わせない!それが孤独であっても!私たちがそばにいて一緒に戦う!」


翔誠「俺が・・・誠か・・・」スッ


島風「誠さん!?」


天津風「気を失っただけみたい。さぁア級!ここからは私達が相手よ!」


ア級「望むところだ!小娘共!」


~~~~


気がつくとそこは夜景のきれいな都市の公園であった


???「また来たの?」


翔誠「ごめんね・・・弱くてさ」


俺に語りかけてきたのは誠だ。だけど今回は全回とは違い殺気を放ってない。今の彼は子供の彼だ


誠「ねぇ?君は強くなりたい?」


翔誠「できることならね」


誠「どうして?」


翔誠「俺が強くなれば俺1人で戦ってみんなは戦わなくて済むからかな?」


誠「自己犠牲ってやつ?」


翔誠「・・・君は?強くなりたいの?」


誠「ううん。強くなりたくない」


翔誠「どうして?」


誠「みんなより強くなるとみんなと同じ立場で物事を考えられなくなるから。1人だけ強いとみんなと違う世界を見続けなきゃいけないんだよ。それが何よりもいやなの。だから弱くていいの」


そう悲しそうに言う彼はどこか遠くを眺めている


誠「ねぇ!君には夢はある?」


翔誠「夢?」


誠「そう!僕にはあるの!一つだけ大きな夢が!」


翔誠「・・・教えてくれるかな?」


誠「かっこよく死にたいの!良いことでも悪いことでもいいから兎に角かっこよく死にたいの!」


翔誠「どうして?」


誠「・・・じゃないとみんなに忘れちゃうから。みんなに忘れられたくない・・・だから」ポタポタ


俺の中にいたのは忌々しい化け物じゃなくて孤独に苦しみ続ける1人の子供だったのか


翔誠「俺は・・・俺は忘れたりしない。今の俺を作ったのは君だろ?それが悪い意味でもいい意味でも。だから・・・俺に勇気をくれないか?君みたいに1人違う世界を見る勇気を」


誠「戻れなくなっても?」


翔誠「それでも・・・」


誠「ありがとう・・・翔誠」


気づくと彼は消えていた。そして思い出した。忘れてはいけないかけがえのない日々を。化け物と呼ばれていたかつての自分を


翔誠「俺は・・・化け物だ」


~~~~


ア級「さっきまでの威勢はどうした!?」


天津風「くっ!・・・試作型とは言えここまで保ったのは幸いね!」


島風「攻撃を受け流すので精一杯だけど!」


ア級「そろそろ・・・死ね!」


翔誠「黙ってろ!」


ザシュッ!


ア級「!?!?腕が・・・」


天津風「誠さん!?」


翔誠「ゴメンね・・・俺が誠だって言うのはわかってるんだけどまだ記憶が曖昧なんだ」


天津風「そう・・・」


ア級「クソ・・・餓鬼共が!」


翔誠「黙ってろよ」ギロッ


ア級「ヒッ!?」

 

そう言い放った彼の眼は右眼は赤く左眼は蒼く輝いていた


翔誠「・・・戦艦誠」


天津風 島風「!?」


翔誠「抜錨する!」


翔誠→誠


ア級「艤装・・・だと!?」


誠「・・・遅い!」


スパパパパン!


ア級「ガァ!?」


誠「腕の筋肉、脚の腱・・・そのほか筋肉をぶった斬った」


ア級「クッ・・・」


バシャーン


誠「トドメだ」


ヒューーーン・・・バシャーン!

 

???「そいつ・・・返してくれねぇか?てか貰ってくわ」


スッ


誠「あのビルか・・・」

 

ア級を抱えて消えた奴はこの海域で一番高いビルの屋上にいた


誠「天津風ちゃん・・・島風ちゃん。しばらくしたら鎮守府に戻るって姉さん達に伝えといてくれる?」


天津風「!?」ポロポロ


島風「絶対戻ってきてくださいね!そしたら・・・かけっこしてください!」ポタポタ


誠「約束しよう」


~ビル屋上ヘリポート~


???「たっくよぉ・・・お前まだ最終調整してないのに何勝手に施設抜け出してるんだよ。ぶっ殺すぞ」


グチャァ


ア級「うっ・・・申し訳ありません・・・大和武尊様」


武尊「本当にわかってるのか?あ?次抜け出したら二度と時間の中で生きられないようにしてやるから覚えとけよ」


ア級「承知いたしました」


武尊「・・・お客様のお見えだぜ?」


誠「・・・」


武尊「よぉ!出来損ないの半水鬼!頭はもう平気か?つっても記憶がねぇか?あっははは!!」


誠「久しぶりだな。俺のプロトタイプ」


武尊「ッチ・・・相変わらずの減らず口だなぁ」


誠「互いにな」


武尊「お前は邪魔な存在だ・・・ここで死ね」


誠「武装転送」


カタン


武尊「トランク?」


誠「天照!」


ギュイイイイイイン!!


武尊「あぁ・・・あの時のおんぼろ武装か」


誠「相変わらず着心地の良い鎧だよ。明石さん特性のランスも使ってやるから覚悟しろ」


武尊「はぁ・・・しゃぁないわ。俺もとっておきを使ってやるよ・・・天照!」


誠「!?」


ギュイイイイイイン!!


武尊「お前のとの決定的な違いはなぁ」


誠「・・・嘘だろ」


武尊「着るんじゃなくて・・・融合するんだよ」


目の前には人型だった武尊ではなく巨大な化け物が立ちはだかっていた


武尊「つっ立ってるんだったらこっちからいくぞ!オラァ!!」


誠「!?クソ!」


大振りのくせに速く隙がないそれでいて一撃一撃が馬鹿みたいに強い


武尊「おせぇおせぇおせぇ!!そんなにおせぇと喰らうぞ!ホラ!」


バキッ!


誠「グッ!?何のこれしき!」


ザクザク!


武尊「気かねぇんだよなぁ!そんな棒きれ!」


誠「ならこっちに来い!艤装転換!」


武尊「飛び降り自殺か?」


誠「なわけねーだろ!撃て!」


ダダン!


武尊「豆鉄砲が・・・!」


誠「来い!俺の刀!」


スゥ


武尊「・・・艤装が触手状になってやがる」


誠(この艤装・・・触手形態になるのか・・・このままビルを周り続けながら攻撃するか。やつは飛べないだろうし)


武尊「空中戦なら訓練済みなんだよ!」


バサッ!


誠「はぁぁぁぁ!?翼!?チートかよ!?」


武尊「深海の大和型ナメんじゃねぇ!全主砲なぎはらえ!」


誠「たたき落とせ!」


ビュンビュン!!


武尊「四本しか主砲(触手)ねぇくせに・・・癪に障る!」


誠「・・・どんなに動き回っても必ず引っ付いてくる。ホントでかいくせに小回りが効く」


武尊「これで終いだ!全弾掃射!」


誠「!このタイミングだ!」


グサグサ・・・ビューン


武尊「な!?旋回して真後ろに着けやがった」


誠「喋ってる暇はねぇぞ!ウォルァ!」


メリメリメリ


武尊(主砲の触手で殴りつけるか・・・でもまだ勝機はある!この高さから落ちてればあいつも死んだと思うはずだ。そこを突けば!)


誠「よいしょお!」


ズバッ!


武尊「ぶっは!?(甲板の大剣・・・!?前にはこんなの持ってなかったぞ!?だけどこれで奴の方が位置的には下だあとは)」


誠「おい」


武尊「!?」


誠「そっちの方向に俺はいねぇぞ」


武尊「いつの間に!?」


誠「さっきのガーターの銀髪のかわいい子からくすねたこの装置いいね」


武尊(ひじょーにまずい)


誠「白鯨退治だ!死ね!」


ビルの屋上から投げられた槍はそれ相応のスピードと破壊力を持ち大和武尊を貫いた


武尊「・・・次はこんなんじゃ済まないからな・・・半水鬼」


~特殊海域南方面~


海原「ッチ・・・覚醒しやがったか」


側近「いかがなさいますか?海原様」


海原「どうもしねぇ。奴らに伝えとけ!海域調査が済んだらトラック泊地を襲撃する!気合い入れとけ!」


零番隊「ハッ!」


~特殊海域秘境~


雲龍「ふぅ~ん?あの子かなり強くなってるわね」


~side翔誠~


誠「これ・・・あの子に返しに行くか」


~二分後~


天津風「!誠さん。何の用?」


誠「あ~その・・・誠ってやっぱり慣れないから翔誠って呼んでくれる?」


誠→翔誠


天津風「翔誠さん。改めて何の用ですか?」


翔誠「実は君の装備勝手に借りててさ」


天津風「え?あっ・・・わざわざそのためだけに?」


翔誠「そうだよ?それからさっきも言ったけどしばらくしたら戻るよ」


島風「しばらくって!しばらくってどのくらいですか!」


翔誠「それはわからないな・・・ゴメンね」


~それから数時間が経ち~


海原「加賀海。明日お前は準上等兵の表彰がある」


はい!短期間で一気に準上等兵まであがりました!


海原「ただア級逃がしたのはデカかったな。あれがなけりゃお前多分準特級だったぞ」


翔誠「そうは言われましても・・・ハハハ」


そう言った彼の髪の毛はかすかに白くなっている


~鎮守府~


提督「ご苦労様でした。明日は休暇にしときましたのでゆっくり休んでください」


島風 天津風「はい」


きぃぃ・・・パタン


提督「ふぅ・・・憲兵も追ってたのか・・・無事で本当に良かった」


~翌日~


大津田「お前もこれで俺達と同じ準上等兵か・・・俺の5年間を一瞬で・・・とほほ」


剣崎「まぁまぁ普通に祝ってやれよ。ホントおめでとう」


翔誠「こんなに一瞬で階級上げて平気なんすかね?」


大津田「まぁ・・・海原さんは入って一ヶ月で特級まで昇ったけどな」


翔誠「・・・ちなみに功績内容は何でしたか?」


剣崎「確か艦娘と深海棲艦の暗殺だっけかな?すごい数殺ってたと思うぞ」


大津田「・・・顔色悪いぞ」


翔誠「問題ないですよ」


この時翔誠は記憶が断片的だが少しは戻ってる状態だ。自分が本当は何者なのか。どこにいるべき存在か。今何をするべきなのか


大津田「そう言えばお前誕生日いつだ?」


剣崎「3月4日だけど?」


大津田「お前じゃねぇよ」


翔誠「7月1日です」


剣崎「おお!あと一週間だ!」


大津田「んじゃ誕生日はあの女将さんの所で一杯やるか」


翔誠「楽しみにしてます」


『加賀海翔誠、加賀海翔誠。至急隊長室まで来るように』


大津田「海原さんが呼び出しか・・・珍しいな」


翔誠「それじゃ行ってきますね」


剣崎 大津田「おう」


~隊長室~


海原「よく来たな。まぁ座れよ」


翔誠「失礼します」


海原「お前次の誕生日でいくつだ?」


翔誠「20ですね」


海原「酒が呑める歳か。いいじゃねぇか。俺からの誕生日プレゼントだ。一週間休め。前回のア級の時の功績も含んであるからゆっくりしろ。話はそれだけだ」


翔誠「え?あっはい・・・失礼しました」

 

~自室~


翔誠「明日から一週間のお休み・・・か。春雨ちゃんに会いに行くか」


~隊長室~


零番隊「よかったのですか?彼を一週間休みにして」


海原「あいつは多少ながら艦娘寄りだ。邪魔されたらめんどくせぇ・・・収容所の警備増やしとけ」


零番隊「???なぜですか?」


海原「なんとなくだ」


~翌日~


翔誠「監獄長。これから一週間ほどここに通うことになると思うが構わないか?」


監獄長「えぇ・・・お好きなだけどうぞ」


翔誠「ありがとう・・・あれからここの人数は増えたか?」


監獄長「増えましたよ?確か陸の艦娘だったと思いますが」


翔誠「そいつと話しても?」


監獄長「お好きにどうぞ」


~~~~


ガチャン・・・キィィ


翔誠「失礼する。貴女が陸の艦娘か?」


???「人に物を聞くときはまず名乗るのが礼儀ではないのでありますか?」


翔誠「それは失礼。中央憲兵・準上等兵の加賀海翔誠だ」


あきつ丸「陸軍の揚陸艦。あきつ丸であります」


翔誠「あきつ丸。得意なことは?」


あきつ丸「対人の斬り合いや居合い斬りでありますな・・・そんな事を聞いて何になるのです?」


翔誠「耳を貸せ・・・一週間後ここを割る。その時お前の力が必要だ・・・貸してくれるか?」


極限まで小さく語ると彼女は小さく頷いた


あきつ丸「でもまぁそれが本当であったらでありますなぁ~」ケラケラ


翔誠「待ってろ」


あきつ丸「待つのは慣れっこでありますよ」


~春雨の部屋~


翔誠「春雨ちゃん?邪魔するよ?」


春雨「翔誠さん!本当にまた来てくれたんですね!」


翔誠「約束したからね!今日はチョコレート持ってきたから一緒に食べよ?」


春雨「はい!」


無邪気な彼女と過ごしてくうちにやはり艦娘も人間と同じだと思ってくる。だからなおさらこんな所に罪のない彼女達が捕らわれてるのが許せない。そうこう考えてる間に一週間が経ち決戦の日は来た


~翔誠が収容所に行った頃鎮守府では~


提督「なぁ・・・大淀さん。この新聞の平行改造(フラットコンバーション)ってなんだい?」


大淀「!また平行改造ですか・・・平行改造と言うのは自分とは別の改造後の自分を召喚する現象のことです。例えばこの場に大和さんが未改造でいるとします。そこで改造すると彼女は改になりますがその過程で何らかのトラブルがあると彼女は改にはならず彼女の改が別に現れるのです」


提督「えっと・・・」


大淀「要するに2人いると言うことです。ですが改二改造が可能な子なら2人召喚する事もあるそうですしよくわかりませんね」


こちらもこちらで色々障害はあるそうだけど問題なくやってるみたい。けどそんな時だから異常が起こるのかな?





四章:VS深海の艦隊



事態が動いたのは翔誠が収容所を割る1日前


大淀「提督!大変です!大本営からたった今緊急の連絡があり深海棲艦の艦隊が集結して攻撃を仕掛けてるとのことです」


提督「全員に知らせてください。これより集結している敵艦隊を迎え撃つ準備に取りかかってください。編成は皆さんの能力が一番発揮できる物で構いません。それから一航戦の2人は待機です。昨日の怪我が治ってないはずですから」


前日に赤城と加賀は大和と武蔵との演習でボロクソにやられただいま入浴中


大淀「わかりました!すぐ伝えます!」


かくしてルーキー提督の鎮守府は一気に戦慄し始めた


その頃翔誠はと言うと・・・


翔誠「あきつ丸」ボソッ


あきつ丸「何でありますか?」


翔誠「明日の昼下がりに来る。身体温めて待ってろ」


あきつ丸「承知したでありますよ」


~~~~


春雨「翔誠さん!」


翔誠「春雨ちゃんよく聞いててね?明日のお昼過ぎに俺はここに来る。その時までにここからでる準備をしててね?」ボソッ


春雨「!」


翔誠「いいね?」


春雨「はい!」


翔誠が春雨達に話をしてる時鎮守府周辺は深海棲艦の進撃の真っ最中であった。それから鎮守府の艦娘達は全力で進撃を食い止めたが深海棲艦は水底から無限に現れついには鎮守府周辺海域の艦娘と深海棲艦の比率は3:7にまでなった。戦場は分裂し主戦場は四つ。五航戦の戦場、川内、神通力の戦場、天津風、島風の戦場そして金剛型の戦場。そんなことを知らず収容所を割る翔誠を気にも止めずすべての事情を知る男は自由に動き回った



二羽鶴


翔鶴、瑞鶴は共に行動をしていた


瑞鶴「それにしても敵さんもなんで私達が補給できるような包囲をしたんだろうね?」


翔鶴「向こうもきっと補給が必要何じゃないかしら?」


瑞鶴「何かよくわからないね・・・分岐点か」


翔鶴「私は左に行くわ。瑞鶴は右をお願いね?」


瑞鶴「わかった!気をつけてね・・・翔鶴姉」


翔鶴「私は大丈夫よ。それより瑞鶴こそ気をつけてよ?」


瑞鶴「心配ないよ!私は幸運の空母よ?それに必殺技も仕込んできたんだから!」


翔鶴「必殺技?」


瑞鶴「名付けて連射よ!まぁそのまんま何だけどね」


翔鶴「いつの間にそんなの練習してたの?」


瑞鶴「あの青いのがたまたまやってるのを見てそれでね」


翔鶴「加賀さんが?」


瑞鶴「とにかく私は大丈夫!じゃあね!」


翔鶴「あ!待ってずいか・・・行っちゃったわ・・・」


~side瑞鶴~


瑞鶴「確かに翔鶴姉にはああ言ったけど仮に姫級・・・それも戦艦とかが出てきたら」


戦艦棲姫「フフフ」


瑞鶴「少し分が悪いかもね・・・」


~同時刻side翔鶴~


翔鶴「このタイミングは流石に最悪ね・・・」


戦艦棲姫「ウフフ」


翔鶴「改二になった私の力!見せてあげます!」


~side瑞鶴~


瑞鶴「第一次攻撃隊発艦開始!続いて第二次攻撃隊全機爆装!発艦開始!」


瑞鶴は加賀の見様見真似で連射を獲得した。その精度は加賀の物よりは劣るが敵を蹂躙するには十分過ぎるくらいには精密だ。連射の長所は敵が攻撃をする前に数で沈めに行けることだ。短所は一矢目と二矢目の間の時間。速すぎれば一矢目に接触し遅ければ連射として敵を翻弄する事ができない。一矢目を発してからおよそ0.5~1秒。これが最適な感覚で瑞鶴はおよそ0.9秒で発艦した。しかし敵はそれよりも速い段階で初撃を瑞鶴の近くに落としていた。それが意味する事。夾叉


瑞鶴「な!?こんなに速く初撃が・・・しかもこれって」


戦艦棲姫「シズメ!!」


初撃からわずか10秒足らず。瑞鶴の連射から9秒後に次発装填と砲撃を完了させた戦艦棲姫の叫びが響き渡る。瑞鶴は可能な限りの回避運動をしたが時すでに遅し。回避しきれず左腕に命中。幸い腕がもげる事はなく複雑骨折。


瑞鶴「くっそ・・・これじゃ発艦できない」


第一、第二攻撃隊の攻撃は成功したが戦艦棲姫には小破のダメージしか与えてない。艦載機は残っているが放てない。絶望的な中3度目の砲撃が瑞鶴の前方に飛んできて瑞鶴は吹っ飛ばされた。岸壁からさほど離れてなかったため岸壁に衝突して勢いは死んだが瑞鶴には攻撃する手段がもはや残っていない


瑞鶴「あの時翔鶴姉と一緒に行けばこんな事にはならなかったかなぁ・・・」


戦艦棲姫「マサカ単機デ私ニ挑ンデクルトハ思ワナカッタゾ」


瑞鶴「そりゃそーだわ。あたしだってあんたに遭遇するとはとは思わなかったし」


戦艦棲姫「マァイイ。敵トシテ会ッタカラニハ沈ンデモラウゾ」


瑞鶴「ふふっあたしだってプライドがあるのよ!易々死ねるわけないでしょ!」


戦艦棲姫「武器モ使エナイ体ノクセニドノヨウニ私トヤリ合ウ!」


瑞鶴「弓が使えないなら白兵戦でしょ!」


~side翔鶴~


翔鶴「はぁ・・・はぁ・・・」


戦艦棲姫「モウヤメテオケ。オマエハ確カニ強イ。ソレハコノ私ガ保証スル。ダガソノ脚デハ逃ゲル事モ戦ウ事モデキナイデアロウ」


瑞鶴が腕を折った時にすでに翔鶴は脚を骨折していた。砲撃が命中したが運良く吹っ飛ばなく骨折で済んだ


戦艦棲姫「祈ル時間位クレテヤル。セメテアノ世デハ私ニ会ワナイ事ダナ」


翔鶴「先輩達に申し訳ないですね・・・こんな無様な姿」


戦艦棲姫「安心シロ。原形ガナクナルマデ粉々二シテヤルカラ」


翔鶴「貴女は馬鹿ですね。もう少し周りを見る眼があれば私は本当に沈んでいたのに」


戦艦棲姫「ハァ?」


その時翔鶴を飛び越え1人の女が現れた。黒髪が美しく綺麗な脚をしている。その女性は戦艦棲姫相手に白兵戦を挑んだ。白兵戦は艤装の故障などでやむを得ず行う最後の手段だが彼女はそもそも艤装を装備していなかった。水上を動くための艤装だけしかしていない


翔鶴「手間を掛けさせて申し訳ありません『赤城さん』」


赤城「問題ないわ」


そう言うと赤城は素手で戦艦棲姫を殴り始めた。殴った回数およそ千回。完全に油断していた戦艦棲姫は何もできずただ一方的に殴られ続け立ってるのが不思議な位だった


赤城「第一次攻撃隊発艦始め!」


そう言い放たれた矢はまるで銃弾のような速さで敵に向かい寸前で艦載機になり爆撃し戦艦棲姫を沈めた


翔鶴「すみません・・・不甲斐ないです」


赤城「貴女が無事ならいいのよ。それより何故私が来るのがわかったのですか?」


翔鶴「上で待機させてた彩雲から連絡が入ったんですよ」


赤城「私もまだまだですね」


~side瑞鶴~


瑞鶴「脚に力が入らない」


バシャーン!


戦艦棲姫「ソンナニナルマデ戦イ続ケルトハ・・・」


瑞鶴「へへ・・・これでもう悔やむ事もないし・・・せめてあの世では静かに暮らしてみたいな」


「まったく・・・そんな捨て台詞吐くなんてまだまだね五航戦」


瑞鶴「!」


岸壁から現れたのは加賀だったこちらも足元の艤装以外の艤装は着いていない


加賀「貴女がこの子を?」


戦艦棲姫「ダッタラ?」


加賀「沈みなさい」


そう言うと同時に戦艦棲姫の懐に飛び込んで掌で殴りつけた。そして懐から離れると戦艦棲姫からの砲撃があったがそれを避けつつ瑞鶴の弓と艦載機の矢を取った


加賀「いい?瑞鶴。貴女がやろうとしていた連射は全然なっていないわ。本物はこうやるのよ」


そう言うと同時に矢を放った。一瞬の出来事でなにが起きたか瑞鶴にも戦艦棲姫にも分からなかった。加賀は二本同時に矢を放った訳ではなく一矢目を放った瞬間二矢目を放った。高さを少しズラして。そうして同時に発艦した艦載機は戦艦棲姫を蜂の巣にした


瑞鶴「あんた・・・なんでここに」


加賀「提督が修復材をくれたのよ。艤装だけは治ってなかったけれども」


瑞鶴「・・・ありがとう」


加賀「ふふっ貴女か無事ならそれでいいのよ」



一瞬の攻防



舞台は翔鶴、瑞鶴との戦場とは別の戦場。試製空間圧縮装置を装備した天津風と島風が戦場を駆け回っていた


天津風「何よこれ!倒しても倒してもキリがないじゃない!」


島風「私達は装置があるだけ良いと思った方がいいよ!」


天津風「そうだけどこの量は流石に・・・」


島風「倒していればいつか底がくるはず!」


~一時間が経った~


天津風「はぁ・・・はぁ・・・」


島風「流石に・・・疲れた・・・」


???「そんな最中に来るのが私なんだよねぇ~」


天津風 島風「あんたは・・・ア級」


ア級改二「正確には改二だね。あんたらにボコられた後に武尊様に改造させられたのよね」


天津風「仕返しに来たわけね」


ア級改二「その通り!さぁ!素敵な素敵な一方的惨殺の時間の始まりだよ!」


島風「そんな簡単にやらせるわけないじゃん!」


一瞬の事だ。ア級改二の正面にいた島風は1秒の間に数メートル離れたア級改二の真後ろに回り込んで蹴りを入れたのだ


ア級改二「相変わらず速いねぇ・・・」


島風「よそ見してる暇はないみたいだよ」ニヤッ


ア級改二「あ?」


天津風「これでどう!?」


島風が蹴りを入れた直後天津風はア級改二の頭上に回り込み島風の笑みと同時に踵落としを叩き込んだ


島風「おまけだよ!」


スパーン!


風を穿つ鋭い蹴りがア級改二の顎に命中するも何事もなかったかのように立ちはだかる


ア級改二「そんなものか?」


島風「チッ・・・」


ア級改二「次は・・・あたしの番だよ!!」


~~~~


その攻防は何分続いたのかはわからない。5分なのか10分なのかはたまた1時間なのか。常人がみたら何が起こっているのかわからないほどのスピードの中での攻防は次第に性能の差を見せつけてくる


島風「速い・・・」


ア級改二「お前達の装置じゃ受けるので精一杯だろ?これが時間を超える速さなんだよ」


天津風「初期のア級の情報は空間移動だったのに対して改二は時間移動なのね」


ズキッ!


島風「うっ!?」ポタポタ


天津風「島風!?」


島風「こんな時に・・・頭痛?それに・・・鼻血?」


ズキッ!


天津風「ぐっ!?・・・なんで?このタイミング?」


ア級改二「まぁ無理もないよねぇ・・・無理矢理速さを求めたんだからさぁ?身体が悲鳴をあげてるんじゃないの?それにその装置所詮試作品でしょ?」


島風「はぁ・・・はぁ・・・」


ア級改二「今楽に沈めてやるよ!」


島風「容赦・・・ない速さ」


ア級改二「沈め!」


島風「そう簡単に沈める訳ないじゃん!」


その言葉と同時に天津風が島風の横にて脚を上げた。ア級はこの時カウンターが来ると予想した。先ほどの攻防の中島風は脚を蹴り上げ天津風は脚を上げた状態からの踵落としを多様してきたからである

 

ア級改二「遅いんだよ!」


島風 天津風「はぁぁぁぁ!!!」


スカッ!


ア級改二(2人とも空振り・・・もらった!)


島風「らぁぁぁぁ!」


バコン!


ア級改二「ぶはっ!?」


天津風「これで!」


バコン!


島風 天津風「終わりだ!」


ギチギチギチ・・・メキメキ


ア級改二「・・・・・・」


バシャーン!


島風と天津風は蹴りを空振った訳ではなく油断させるためにわざと外しそこから島風は蹴り上げた脚でそのまま踵落としに。天津風は蹴り下がった脚を蹴り上げ、トドメは2人の回し蹴りで首を跳ねて沈めた


島風「まさか・・・勝てるとは」


天津風「装置・・・そろそろ正規の物にしてもらわなきゃね」





花弁は姿を変え蘇る


その戦場には無数の死骸が転がっていた。四肢はバラバラでもはや艦種もわからなくなるほどの死骸。その死骸の中央には2人の女性が息を切らせて立っていた。1人は短髪黒髪。もう1人は少し茶色がかった髪が腰辺りまで伸びていた


神通「これで・・・全部ですかね?」


川内「そうだと信じたいけど・・・随分変な所まできたねぇ・・・水没林?海の中に森があるって凄いねぇ・・・」


~所変わり~


黒那珂→那珂


那珂「これで大将連中が隠し持ってた情報は全部かな?全く・・・二年もかかるとは正直思わなかったなぁ・・・とりあえず初期の深海棲艦がどうやって生まれたのかだけはわからなかったけど最近のは轟沈した艦娘の負の感情が具現化したものって言うのは有力かな?あとは深海棲艦の拠点は北極圏のどこか・・・何だろうね?海軍の上の方達はこの戦いを終わらせたくないのかね?とまぁそろそろ戻らないとね・・・鎮守府に深海棲艦の群が大行進してるみたいだし。ここからだとあの水没林を突っ切った方が速そう」


~side川内、神通~


川内「まさかここまできてあんたが来るなんてねぇ・・・正直夜戦ならって思うけど・・・」


神通「その夜戦まで粘れませんよ・・・相手はレ級ですよ?それに多分ですけどあれは・・・」


レ級改二「察しが良いなぁ・・・その通り改二だ」


川内「けどレ級改二って誠の中にいたんじゃないの?」(※前作参考)


レ級改二「あんな失敗作と一緒にするなよ」


神通「確かに雰囲気が危ないですね・・・殺気を常に放っていると言うか」


川内「とにかく危険なのは違いない・・・ならやるべき事は1つ」


神通「やつを狩る!」


レ級改二「ハッ!言ってくれるな!どこまで粘れるか採点だ!」


ブーン!


川内「!?改二になっても航空火力は健在なのね・・・それに質も量も桁違い・・・改二って言うのは伊達じゃないようね」


レ級改二「すぐにやられちまったらつまらねぇからよぉ・・・」


川内 神通「!?」


レ級改二「全力で逃げ続けろよ?」


~side那珂~


那珂「まったくもぉ~この水没林どんだけ範囲ひろいの~?」


そんな時進行方向から無数の敵艦載機が向かってくるのが見えた。このまま無視をしても街に被害が出る可能性があるため那珂はその無数の艦載機を全て撃ち落とした。撃ち落とすのに必然的に木の上に登りそこからそのまま艦載機の来た方向へと向かっていった


~side川内、神通~


川内「こいつ・・・いくらなんでも堅すぎる!」


神通「近距離で魚雷を爆発させるかゼロ距離で砲撃するくらいしか割れそうにないですね・・・」


川内「果たしてその距離に行けるまでの隙をくれるかだけど・・・」






















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SS好きの名無しさんから
2016-11-02 02:38:37

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2016-09-20 14:12:24

歌月 十夜さんから
2016-07-21 09:41:30

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2016-07-06 14:06:21

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: 歌月 十夜 2016-07-13 22:49:12 ID: 5j_lhDIK

続編キターこれからも無理せず
頑張って下さいd(・`ω´・d*)"

2: SS好きの名無しさん 2016-08-20 08:22:50 ID: d7vdWwd8

面白いです早く続きが読みたいです

3: SS好きの名無しさん 2016-09-20 14:12:51 ID: W9NKX6Fh

期待するしかない(=´∀`)人(´∀`=)

4: SS好きの名無しさん 2016-11-02 22:03:50 ID: fJ9_3iv1

東京喰種とのクロス?


このSSへのオススメ

3件オススメされています

1: 歌月 十夜 2016-07-21 09:41:10 ID: MfqHHUsM

前作から面白い

2: SS好きの名無しさん 2016-09-20 14:13:08 ID: W9NKX6Fh

早よ続き( ^ω^ )

3: SS好きの名無しさん 2016-12-03 19:34:57 ID: WLZEs6Rs

(`・ω・´)


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