2016-10-10 21:38:25 更新

概要

はじめまして!まかろんがーると申します。

ラブライブ!×グリモアのSSです。

穂乃果ちゃんが転校生ポジションになると思います。(でも魔法使うかも...なんて...←←)

基本原作のストーリーは最初のみ合わせてあります。それ以降は原作とは違う内容になると思います。


光。





この世界を救う、『期限付き』の光──。



















その光を、【μ's】と呼んだ─────。




─第1章─覚醒



1-1 はじめまして!魔法学園!



穂乃果「...あれ、私──さっきまで、部屋で寝てたはず.....」



兎ノ助「起きたかい?」



穂乃果「...へ?」


兎ノ助「君達の事は聞いている。...どうやら、違う世界から来てしまったようだね」


穂乃果「...う、うそ.....」


兎ノ助「学園に入学する生徒には、全員話している事だ。」


穂乃果「...入、学...」


兎ノ助「俺たちの未来を脅かす【霧の魔物】...その恐ろしさは、言うまでもない。」


兎ノ助「これまで人類は、その生態権を脅かされ、後退を余儀なくされてきた。」



兎ノ助「仕方ないよな。いつ現れるかも、どうすれば駆逐出来るかも分からないんだ。」



兎ノ助「ただ黙ってやられる訳にはいかないから、抵抗はしてきたがな。」



兎ノ助「...で、魔物に立ち向かったのは軍、傭兵。それ以外にもいろいろいたが...」



兎ノ助「やっぱ主役は魔法使いだ。」



兎ノ助「君は魔法使いに覚醒した。だから学園に転校してきた...例えそれが、違う世界でも、だ。」



兎ノ助「これから君は魔法の腕を磨き、クラスメート達と絆を深めていく。」



兎ノ助「そして、人々を守るために【霧の魔物】と戦うことになる。」



兎ノ助「...例えばの話だが、君は1年後、生きていないかもしれない。」



穂乃果「...えっ」



兎ノ助「学生は学園が全力で守るが、魔物は人間の都合なんか無視だからな。」



兎ノ助「魔物との戦いでは、いつ誰が死んでもおかしくないんだ。」



兎ノ助「だけど魔法使いは戦わなきゃならない。これは運命みたいなもんだ。」



兎ノ助「魔物に対しては、魔法が一番の武器だからな。」



兎ノ助「だから俺はこうアドバイスをしよう。」



兎ノ助「学園生活を楽しめ。そして信頼できる仲間を作れ。」



兎ノ助「それが結果的に、君の生存率を高めることになる。」



兎ノ助「最後にもう一つ。.....君達は違う世界から来た。そして、君達の魔法には、何故か【期限】がある。」



穂乃果「...」



兎ノ助「君達がもともといた場所の時間は止まっている。...つまり、【期限】が切れれば元の世界に戻る事になる。」



兎ノ助「【期限】が切れる前に死んでしまったら、話は別だけどな。」



兎ノ助「...よし、話はこれで終わりだ。...他の8人にはもう話してある。」




穂乃果「...期限。...別世界.........ありがとうございます!...あの、他の8人はどこに...??」



兎ノ助「...うーん、確か智花に9人揃った時点で案内を始めろ、って言ってあるが.......まずは校門前に向かってくれ。そこに8人ともう1人いるはずだ。」



穂乃果「ありがとうございます!!」タッ





兎ノ助「...別世界から来た、9人の少女、か───。」



─────────────────────

穂乃果「...ん?...もしかしてあれかなぁ??...おーい!海未ちゃーん!!ことりちゃーん!!みんなー!!」


海未「...穂乃果!!」


にこ「遅いわねぇ、待ちくたびれたわよ?」


穂乃果「...あれ?...もう一人いるんじゃ...??」


ことり「ああ、智花さん...実は...」



☆*☆


穂乃果「まだ来てないの!?!?」


花陽「遅れてるらしいんだけど...」




智花「はあ、はあ.......皆さん、もう揃ってたんですね...!」


海未「だ、大丈夫ですか?」


兎ノ助「おーい!」


穂乃果「あ!...えーと...兎...さん?」


兎ノ助「あぁ、まだ名前、言ってなかったし聞いてなかったな......改めて、グリモワール魔法学園へようこそ。進路指導官の兎ノ助だ。」


智花「私は南智花です。よろしくね!」


穂乃果「私、高坂穂乃果です!」


海未「園田海未と申します。」


ことり「智花ちゃんと名字同じだね♪...あ、南ことりです♪」


凛「星空凛だにゃ!」


花陽「小泉花陽です...!」


真姫「に、西木野真姫よ。よろしく。」


絵里「絢瀬絵里よ。よろしくね。」


希「ウチ、東條希!」


にこ「にっこにっこn((凛「にこちゃん、ちょっと寒くないかにゃー?」


ちょぉっと!?...あ、私は矢澤にこにこ♡にこにi((真姫「イミワカンナイ!」



あんた達.....まあいいわ。よろしく。」



兎ノ助「あぁ。よろしく。...で、智花!案内係なのに遅れるなよな!」


智花「す、すみません...その、クエストが発令されちゃって...」


兎ノ助「え、マジで?。」


智花「はい。今から魔物退治に行かないといけないんですが...」


兎ノ助「ふーん。ちょうどいい。クエスト案内がてら、転校生達も連れてけよ。」


智花「ええっ!?そんな、危険ですよ!まだ魔法の使い方も知らないのに...」


兎ノ助「まあまあ。そんな強い魔物じゃないんだろ?」


智花「はぁ、えっと...大丈夫なんですか?」


兎ノ助「遠くから見てるだけでもいい。クエスト行くのは早い方がいいからな。」


兎ノ助「さぁ!君達の魔法使いとしての人生はここから始まる!」


兎ノ助「頑張れよ!」


智花「それじゃあ行きましょうか!」

─────────────────────


智花「本来なら、学園を案内して──っていう感じなんですが、急遽変更になって、クエストを受けることになったんで......あ、クエストは受注しないといけません。...皆さん、デバイスは持ってますか?」



穂乃果「『でばいす』...?」


智花「デバイスって要するにケータイの事で...え?」


智花「ま、まだ支給されてないんですか!?そんな...」


智花「デバイスが無いとクエストを受注する事が出来ないんです。どうしよう...」


???「南さん。彼女達のデバイスを持ってきたわ。」


智花「あっ、宍戸さん!」


結希「あなた達が転校生ね。開発局の宍戸結希よ。」


結希「兎ノ助からクエストに出ると聞いて、持ってきたの。」


結希「はい。高価なものだから無くさないように注意して。」


絵里「ハラショー...!」


凛「わー!凄いにゃあ!」


ことり「ありがとうございます♪」


結希「くれぐれも、最初のクエストで死んだりしないでね。」


結希「今回はサポートとして、私もモニターしてるから。安心して。」


智花「...あ、あはは...」


智花「だ、大丈夫ですよ!クエストは私達の力量に合うようになってるんで...」


智花「さ、さぁ、行きましょう!」


1ー2 クエストと穂乃果の能力



智花「転校生の皆さんにとっては、初めての依頼なので、サポートさせていただきますね!」


穂乃果「うん!!...あ、海未ちゃんじゃないんだから、タメ口でいいよっ!」


海未「ほ〜の〜か〜ぁ??」ゴゴゴ


穂乃果「じょ、冗談冗談!!ジョークだよジョーク!!」アセアセ


智花「うん。じゃあ、出発の前に、『クエスト』とは何か、説明するね。」


智花「知ってるとは思うけど、この世界はよく魔物が現れて、人を襲うの。」


真姫「兎ノ助に聞いたわ。」


智花「辺境の山奥とかならいいんだけど、街中に現れる事も...」


希「!...大変やん!」


智花「軍隊の到着に時間がかかるようなときは、私たちに討伐依頼がくる。」


智花「学園が受理し、授業の一環として行う、それがクエスト。」


絵里「...へえ...凄いわね...」


智花「油断してるとケガしちゃう場合もあるから、心構えはしっかりしておいてね。」


穂乃果「うん!頑張る!」


凛「凛も頑張るにゃあ!!」


智花「うん。じゃあ出発だね。今回の討伐対象はミノタウロスだよ!」


〜森の中〜


智花「着いたよ!」


穂乃果「うわー!制服もそうだけど、皆それぞれ戦闘服が違うんだね!」


にこ「穂乃果は『僕らのLIVE 君とのLIFE』の衣装ね」


ことり「ことりはメイド服です♪」


花陽「可愛い...!」


海未「はう...う...」


絵里「海未ー?なんで隠れてるのよ?これからクエストよー?」


真姫「...あ」


花陽「な、なるほど...」


海未「えと、その...あまり見ないで下さい!」


絵里「可愛いじゃない。リボンとか薔薇の飾りとか。」


希「...でも...」



穂乃果「スカー...ト...丈...」





海未「み、見ないで下さいいいい!!!」(※ラブアローシュートの時のやつです。)





凛「かよちんは『ユメノトビラ』の衣装だにゃ!!」


花陽「凛ちゃんは『no brand girls』の衣装だね♪」


希「ウチは巫女服や!」


絵里「私は『soldier game』の衣装ね」


真姫「私は『Music S.T.A.R.T!!』の衣装。にこちゃんは...」


にこ「にこはにこにーが最後にソロで歌った時の衣装にこ☆」←


智花「皆、似合ってるね...!...えーと、流石に10人だとお互いの魔法が当たる可能性があるから、1人ずつ+私で行くね。他のみんなは私の後ろに付いてきて!!」


穂乃果「よーし!まずは穂乃果から!」



穂乃果は駆け出していき、目の前に居るミノタウロスに向かって、輝く魔法を放った。



輝く『光』の様な魔法は、魔物を包み込み、やがて魔物は霧になって消えた。




智花「...わ...あ...!」



海未「...魔力...?」


ことり「海未、ちゃん...?」


海未「強い魔力、、、そんなものを感じる気がするのですが、一体...??」


智花「もしかして、体にある魔力が物凄い量なんじゃ...」


花陽「えぇ!?」


絵里「...でも、それにしては威力が弱すぎない?」


にこ「うーん...その魔力を、人に分け与えられるとか.....??」


真姫「十分ありえるわね」







高坂穂乃果。



彼女は普通の魔法使いではなく、その体には膨大な魔力が蓄えられていた。




そして、その魔力を人に分け与えられる能力。




それこそが、この世界を変える鍵となるのだった。




─────────────────────


ことり「次はことり!いっきまーす♪」


ことりは手を前に伸ばし、目の前に居るミノタウロスに集中する。




するとことりの背中から羽が生えてきた。




ことり「わあ!」




ことりは宙を舞い、上からミノタウロスをどんどん倒していく。





ことり「...ことりにも魔法が使えた...!!」




海未「次は私です」



海未はミノタウロスに向かって駆け出し、精神を統一させる。




いつの間にか海未の手には、弓と矢が握られていた。





海未「ラブアローシュート、です」




青い矢は光をまといながらミノタウロスを貫く。




海未「すごい...どんどん矢が出てきます...しかも、連続してたくさん撃てます...!」




─────────────────────


2年生のクエスト時の戦闘ボイス一覧(妄想)


穂乃果

通常攻撃「とおっ!」

まれな攻撃「いけーっ!」

ごくまれな攻撃「ファイトだよ!」

クエPが無くなった時「ふぇえ...ちょっと休も?」

アイテム発見時「ん?何コレ?」

エリアクリア時「どんどん行こう!」

ボス出現時「嫌な予感がする...」



ことり

通常攻撃「えいっ!」

まれな攻撃「ちゅんちゅん♪」

ごくまれな攻撃「おやつにしちゃうぞ〜!」

クエPが無くなった時「もう無理だよお...」

アイテム発見時「わわっ、びっくりしました〜」

エリアクリア時「まだまだ行けるよ♪」

ボス出現時「あれって...もしかして...」



海未

通常攻撃「ばーん!」

まれな攻撃「射ち抜きます!!」

ごくまれな攻撃「ラブアローシュート!!」

クエPが無くなった時「ま...まだ...」

アイテム発見時「これは...?」

エリアクリア時「さあ!行きますよ!」

ボス出現時「胸騒ぎが...します...」



※まれな攻撃とかは察してください←



─────────────────────


凛「次は凛!いっくにゃー!」



凛は物凄い速さで掛けていき、ミノタウロスに魔力の入ったパンチをかましていく。



パンチ自体の威力はあまりないものの、魔力と速さが加わることで威力がかなり増していた。



凛「気持ちいいにゃーっ!」



花陽「うぅ、私にもできるかな...」



花陽はミノタウロスに手をかざす。



すると花陽の周りにたくさんの植物が生え、ミノタウロスをどんどん倒していく。



花陽「...!...植物さん、ありがとう」



真姫「ふふっ、次は私ね」



真姫は真っ直ぐミノタウロスを見据えると、ミノタウロスに向かって炎の玉を飛ばしていく。



真姫の炎はミノタウロスを燃やし尽くしていった。



真姫「これぐらい、出来て当然よ...!」



─────────────────────


1年生のクエスト時の戦闘ボイス一覧(妄想)



通常攻撃「にゃっ!」

まれな攻撃「いっくよー!」

ごくまれな攻撃「テンション上がるにゃーっ!!」

クエPが無くなった時「...ちょっと休まないかにゃ?」

アイテム発見時「なになに?」

エリアクリア時「まだまだ行けるよっ!」

ボス出現時「...あれ?なんか変だよ...」



花陽

通常攻撃「え、えいっ」

まれな攻撃「ぴゃあぁ!!」

ごくまれな攻撃「うぅ、ダレカタスケテー!!」

クエPが無くなった時「ちょっと休憩してもいいですか...?」

アイテム発見時「ん...?」

エリアクリア時「私にもできた...!」

ボス出現時「...き、来ます...!!」



真姫

通常攻撃「ふふっ」

まれな攻撃「狙うわ!」

ごくまれな攻撃「ナニソレ、イミワカンナイ!!」

クエPが無くなった時「ヴぇぇ.....休憩しましょ」

アイテム発見時「何コレ?」

エリアクリア時「こ、これぐらい、余裕よっ!」

ボス出現時「あれは...!!」


─────────────────────


にこ「次はにこ♡行くにこ!」



にこは例のあれを。


にこ「にっこにーにっこにー...」



にこの手にどんどんピンクの光が集まってくる。




にこ「にっこにっこ.....にーーーっ!」




そして、溜まった光を一気にビーム状にして放出させる。




真姫「ねえ」


凛「前置きいらなくないかにゃ?」




にこ「う、うっさいわね!」



希「次はウチ。みんな、ちょっと離れといてな」




希は全身に力を込め、一気に波動を飛ばす。




すると、周りの魔物もろとも吹っ飛び、消滅した。




希「ウチの魔法は周囲の物を吹っ飛ばすことが出来るん。さっきちょっと使ってみて気づいたんよ。」



絵里「次は私ね」



絵里は手を上に上げ、指を鳴らす。



その瞬間、魔物が凍りついた。


そして、絵里が手を下ろすと、一気に氷が砕け、魔物は消滅する。



絵里「ハラショー...!」



─────────────────────

3年生のクエスト時の戦闘ボイス一覧(妄想)


にこ

通常攻撃「にっこにー!」

まれな攻撃「見てなさい!」

ごくまれな攻撃「にっこにっこにー!」

クエPが無くなった時「ちょっと休もっ?」

アイテム発見時「...ん?何よ」

エリアクリア時「まだまだいけるにこ♡」

ボス出現時「...な、何よ...あれ.....」




通常攻撃「いっくでー!」

まれな攻撃「ぷしゅっ!」

ごくまれな攻撃「スピリチュアルやね!」

クエPが無くなった時「休憩しよか。」

アイテム発見時「お、ラッキーやね!」

エリアクリア時「まだまだこれからやん!」

ボス出現時「お出まし、ってわけやね」



絵里

通常攻撃「行くわ!」

まれな攻撃「はあっ!」

ごくまれな攻撃「ハラショー!」

クエPが無くなった時「おうち帰る...」

アイテム発見時「...何か見つけたの?」

エリアクリア時「さ。進みましょう」

ボス出現時「...ッ、来たわね」




そして魔法まとめ


穂乃果→光の粒をぶつける。しかし威力は低い。(魔力を与える事ができる。)


ことり→羽が生える。上から攻撃が可能。


海未→魔力がこもった弓を作成できる。連続で撃つことが可能。


凛→自身の速さが倍増する。少しの力でも威力の高い攻撃を撃つことが可能。


花陽→自分の周りに植物を発生させ、攻撃。様々な事に活用できる。


真姫→炎の玉を撃つ。敵に当たると同時にどんどん燃えていく。消えにくい。


にこ→魔力をビーム状や玉にして撃つ。形は変幻自在。


希→周囲を吹き飛ばす。範囲を調整できる。


絵里→相手を凍らせる。相手を動かせないようにすることもできる。(ただし大きさにより時間は変わる。)


─────────────────────

穂乃果「...っ...」


花陽「あれが...」


ことり「ボス...」



智花「ここは私に任せて。穂乃果ちゃん、魔力、ちょっと貰うね」


穂乃果「え...!?う、うん!『ファイトだよ!』」


穂乃果がそう言った瞬間、智花に魔力が供給された。


智花「ありがと。...危ないから、絶対に近づかないでね、私もそうだったんだけど──初めての魔法って、結構疲れるから。」




智花はそう言って駆け出していき、ボスに向かって炎の魔法を放った。



ボスはうろたえる。すかさず智花は回り込み、また魔法を放つ。



そして、正面に戻り、全力の魔法を放った。



穂乃果「わあ...」


にこ「さすがね...」



ボスのミノタウロスは倒れ、霧に戻った。




智花「ふう、ふう.......凄い、私1人じゃ倒れちゃうくらいの魔力、使っちゃってるんだよ、凄い体質だよね.....あ、話を戻して、討伐対象を倒せばクエストクリア。あとは、学園に戻って報告すれば...お疲れ様、だよ。」


海未「報告、とは...?」


智花「報告は、書面と口頭、あと校長先生から一言。難しくないよ。」


智花「あ、終わったら、ちょっと時間、貰ってもいいかな?...実はね...♪」


凛「実は...??」


智花「皆で転校生の9人の歓迎会をしようってなっててね...」


穂乃果「歓迎会!!!」


智花「是非とも!皆のお話が聞きたいなって♪」


希「もちろんや!」


智花「腕によりをかけて、おもてなしするからね!」



─────────────────────

1ー3 学園案内♪♪



皆さんこんにちは!私、高坂穂乃果、高校2年!訳あって、私立グリモワール魔法学園に入学することになったんだ。



クエストをクリアして、学園に戻ってきて、これから歓迎会─なんだけど──



ちょっと準備に時間がかかるらしいから、智花ちゃんに学園を案内してもらう事になったんだ♪



???「ん...?智花...?クエストから帰ってきたのか?」


智花「怜ちゃん。うん、さっき帰ってきて、報告も終わったよ。」


怜「でも、そこまで時間がかかる相手だったのか?...それほど強くないみたいだが...おや...」


怜「...ああ、なるほど。噂の転校生だな。」



怜「神凪怜だ。よろしく。風紀委員をやっている。」


凛「よろしくにゃーっ!」


智花「私達、同じ年に入学したんだ。ね?」


怜「ああ。その時からの縁だ。...確か、学園案内するんだったよな。」


智花「うん。...えーと、じゃあまず購買部の所から行こっか。疲れたから、何か買いに行こう?」


怜「ちょうど私も購買部に用があったから...ついていくことにしよう。」


海未「では...案内、お願いしますね。」



─────────────────────


智花「みんなもジュース、選んで。入学祝ってことで。あ、ここの購買なら、なんでも揃うから...とっても便利なんだ!」


怜「クエストをこなすと報酬が出る。利用してみるといい。」


智花「...あ、ジュース、それでいい?」


希「うん。大丈夫や。」


智花「じゃあ...ももちゃーん!」


もも「はーい!!」


もも「智花先輩!神凪先輩!いらっしゃいませ!それに...あれ?」


怜「新しい転校生の9人だ。」


もも「ああ!なるほど!」


もも「はじめまして!購買部でバイトしてる桃世ももです!」


もも「なにかお探しでしたら、ご遠慮なく声をかけてくださいね。」


もも「文房具やちょっとしたお菓子、家電、インテリア、本、ゲーム...」


もも「研究機材、魔法練習用具、有名人のサインなど、いろいろ揃えてます!」


真姫「ほんとになんでも揃うわね...」


にこ「揃いすぎじゃないかしら...」



もも「...あ。先輩達、夏海先輩、見てませんか?」


智花「夏海ちゃん?今日はまだ見てないかな...どうしたの?」


もも「頼まれたフィルムを入荷したので、取りに来るはずなんです。」


怜「なら、見かけたら来るように言っておこう。」


智花「じゃあ、次、行こっか。」



─────────────────────

怜「それじゃあ私はそろそろ仕事に戻るとしよう。もうすぐ授業も始まるし。」


怜「じゃあ、またパーティを組む時はよろしくな。」


穂乃果「うんっ!」


智花「よし、じゃあ行きましょう。」


???「ちょっとちょっと!」


穂乃果「...??」


???「ふふふ、やっと見つけた!どこかと思えばクエスト言ってたのね!」


???「智花が教えてくれないから走り回っちゃったじゃない。」


海未「...?穂乃果〜??」


???「あっ、ヤバッ!」


???「こっち来て!いいから!あたしと智花、親友だから!」


???「だからちょっとくらいは大丈夫なの!ほらこっち!」


穂乃果「...えっ、ちょ...!?!?」



〜報道部室〜


???「ふう、報道部にようこそ!ウ・ワ・サの転校生、高坂穂乃果ちゃん!」


穂乃果「...う、ウワサ...!?」


???「さっそくなんだけど、初めてのクエストに出かけた感想を聞かせてくれない!?」


???「あと珍しい体質なんだってね!その詳細もヨロシク!」


???「あと一緒にいた智花、可愛かったでしょ?どう?どう?」


穂乃果「あ...え.....ええーと...」


???「...あ、ゴメン。取材するときは最初に名乗るのがマナーよね。」


夏海「あたし、岸田夏海!報道部所属のジャーナリスト!」


夏海「...のタマゴよ。」


夏海「あのね、今度、最近入学した転校生の特集やるのよ。」


夏海「まあ転校生の中で今1番注目を浴びてるあんたにインタビューするの!」


穂乃果「ふええ...」


夏海「ふっふっふ。【転校生の謎!その身に秘められた超魔法力!】」


夏海「【果たして彼女は世界を救うことができるのか...!?】」


穂乃果「ちょうまほうりょく...せかいをすくう.....」グルグル


夏海「どう?インタビューの見出し!完璧じゃない!?」


穂乃果「...ふえぇ...」グルグル


夏海「それどころじゃなくなってるし!?」



─────────────────────


???「夏海。あんまり人を困らせちゃいけないよ。」


夏海「あ、あれ!?部長!?なんでいるんですか!?」


???「部長が報道部室にいてなにがおかしい...やあ、転校生の...高坂君。」


鳴子「報道部部長の遊佐鳴子だ。お見知りおきを。」


穂乃果「よ、よろしくお願いします。」


夏海「ぶ、部長!転校生のインタビューはあたしが...!」


鳴子「それは構わないけどね。彼女らは今学園案内中だ。」


鳴子「しかも出発しようとしていた。そこを無断で連れてくるのは...」


鳴子「感心できることじゃないね?」


夏海「う...い、1日でも早く...って...」


鳴子「まだ締切までは時間があるし、彼女らは今日からグリモアの生徒だ。」


鳴子「焦る必要なんてない...悪かったね、夏海はたまに突っ走ることがあってね。」


穂乃果「あっ、い、いえ!」


鳴子「さ。南君が探している。連れていってあげるんだ。」


夏海「は、はい。」


鳴子「僕たち報道部は、真実を追い求めるジャーナリストだ。」


鳴子「もし報道に興味があれば歓迎するよ。」



─────────────────────


夏海「ちぇー、スクープ独り占めできると思ったのに...」


穂乃果「あはは...」


夏海「ま、しょーがないか。切り替え切り替え。」


夏海「学校案内が終われば、改めてインタビューするから。」


夏海「よろしくねん...あ、いた。」


夏海「智花ー!連れてきたわよーっ!」


智花「穂乃果ちゃん!良かった、迷子になったのかも...って思っちゃった。」


智花「夏海ちゃんが連れてったんだね?」


夏海「や、やだなぁ、怒らないでよ。友達じゃん。」


夏海「それに部長から言われて、すぐに返しに来たんだからさ。」


智花「部長?報道部の部長って...遊佐先輩?」


夏海「そーよ。」


智花「そ、そうなんだ...穂乃果ちゃん、なにかその、変なことされたり...」


夏海「へ、変なことってなによ!」


智花「だってわたし、遊佐先輩のことはよく知らないけど...」


智花「ほら、生徒会と争ったり、いろんな人を脅したりって噂があるから。」


夏海「そんなのデタラメよ!報道部が反生徒会だから圧力かけてるの!」


夏海「あたしたち報道部は、正々堂々とペンで勝負するんだから!」


穂乃果「...あれ?」


真姫「穂乃果?どうかしたの?」


智花「...これは...小型マイク!?」


夏海「...ぴ、ぴ〜ぴぴ〜。」


智花「夏海ちゃんっ!も〜っ!」



─────────────────────


1-4 生徒会長・武田虎千代



智花「それでは気を取り直して...学園案内の続き、行きましょう!」


穂乃果「おーっ!.....ん??」


ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん...?」


智花「穂乃果ちゃん達にもうメッセージが...?宍戸さんからかな...?」


智花「...えっと...」



智花「せ、生徒会!会長から呼び出しが!」


9人「「「「「「「「「ええええええ!?!?」」」」」」」」」


智花「学園案内...再開できるのかな...」



─────────────────────

※クエスト報告時、生徒会長は不在でした。

コンコンコン


???「入れ。鍵はいつでも空いているぞ。」


ガチャ


〜生徒会室〜


10人「し、失礼します...!」


???「ようこそ。私立グリモワール魔法学園へ。


虎千代「アタシが生徒会長の武田虎千代だ。」


智花「こ、こんにちは、会長!」


虎千代「すまないな。クエスト報告後、学園案内中と聞いた。」


虎千代「時間は取らせないから、少しだけ転校生と話をさせてくれ。」


智花「あ、はい...わかりました。それでは、外で待ってます。」



虎千代「...さて。改めて、グリモアへようこそ。」


虎千代「このグリモアは生徒自治を行っている。普通の学校にはないシステムだな。」


凛「せいと、じち...??」


虎千代「簡単に、自分たちのことは自分たちでなんとかすると考えてくれ。」


虎千代「教師も運営者も、アタシたちの学園生活に口を出さない。」


虎千代「そのかわり、アタシたちは魔法使いとして正しく生きる義務がある。」


虎千代「その範囲内なら、生徒会の責任として何をするのも自由というわけだ。」


虎千代「おいおいいろんな生徒と知り合うと思うが、皆いろんな事情を抱えている。」


虎千代「年齢も幅広い。それらをまとめるのがアタシたち生徒会だ。」


虎千代「とくに伝えたいのは...高坂穂乃果。」


穂乃果「は、はい!」


虎千代「お前はその体質のせいで、とても注目されている。」


虎千代「学園の大人から、身柄を預かるとか言われるかもしれん。」


虎千代「だがそれに応じる必要はない。そのための生徒自治だ。」


虎千代「困ったら生徒会を頼れ。必ず守ってやる。お前も学園の生徒だからな。」


穂乃果「はい!」


虎千代「...この生徒自治は少し複雑でな。慣れるまで時間がかかると思う。」


虎千代「わからないことがあったら、他の生徒にいつでも聞いてくれ。」


虎千代「もちろん、側にいるのがアタシのときはアタシでも構わない。」


虎千代「有意義な学園生活を送れるように、バックアップするからな。」


虎千代「よし、今回は簡単だが、これで済ませよう。学園案内に戻るといい。」


〜続く〜


後書き

〜お知らせ〜

一部衣装を変更しました。

Twitter
@makaron-umi

たまに更新情報をつぶやいてます。


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SS好きの名無しさんから
2016-09-28 18:47:31

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SS好きの名無しさんから
2016-09-28 18:47:25

のんび~りさんから
2016-09-07 22:01:59

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2件コメントされています

1: のんび~り 2016-09-07 22:05:50 ID: WLmx_n_P

グリモアだ!すごい!グリモアだ!
まさかグリモアを知ってSSまで書いてくれる方がいるなんて…感激です!

い~ですよねぇ、鳴子!自分もすきですよ!もちろん七撫ちゃんも好きです!

特に好きなのは怜ちゃんですがね…どうでもいいことすみません。

これからμ'sの皆がどう活躍していくかも楽しみです!

2: まかろんがーる 2016-09-07 22:21:54 ID: EnwaRE0H

>>のんび〜りさん

ありがとうございます!!

前からずっと書いてみたかったんです!

グリモアみたいに深い内容ではないかも知れませんが、暇な時に見てくだされば...!


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