2017-11-18 21:49:53 更新

概要






前書き

これが初投稿になります。
もし誤字やおかしな文などあった時は
ご容赦ください…
かなりの遅筆になると思いますが
よろしくお願いします。
出てくる兵器は残虐な物もある予定です。
苦手な方は注意してください。

キャラ名の表記について
序盤は局長=提督という事だけ気に止めていただけると読みやすいと思います。

装備や原理の説明はWikipediaを参考にしています。


転属



対深海棲艦技術開発局(通称[技局]):応接間にて



コンコン「元帥だ。入っていいかな?」


局長「どうぞ。」


元帥 ガチャ ギー「失礼する。」


局長「久しぶりですね、元帥さん。どうぞ座っていてください。今コーヒーを煎れますね。」


元帥「ありがとう。あ、コーヒーは」


局長「砂糖とクリーム多め、ですよね?」


元帥「ははは、さすが局長。」


局長「何回もここにいらしてますからね。…はい、どうぞ。」


元帥「ん、ありがとう。」


元帥「…前に会ったのはひと月ほど前だったかな?」


局長「ええ、お元気でしたか?」


元帥「お陰様で。局長の方はどうでしたかな?」


局長「前と変わりありません。それで、今回はどのような件でしょうか?」


元帥「あぁ、そうだな…実は頼み事があってだな…」


局長「…というと?」


元帥「…局長に提督をやってもらえないかなと思っていてな。どうだ?」


局長「…ほぅ…なるほど。それはまた急な頼み事ですね。理由をお伺いしても?」


元帥「理由はだな…君には対深海棲艦用の様々な技術を開発してもらっている。鎮守府近海の監視システムや海上における高度暗号無線…どれも素晴らしい出来だ。」


局長「恐縮です。」


元帥「そこでだ。君に提督としての地位と職務を預けることにした。そこで艦娘たちの意見を直に聞き、今後は対深海棲艦用の装備を専門に開発してもらいたいと思ってな。…どうだ?」


局長「…そういう事ならば、お受けします。…ただ、条件をお願いしてもよろしいですか?」


元帥「ん、聞きましょう、局長。」


局長「この施設の設備と同じ物を備えて欲しいんです。あとは、資材の提供です。資材さえ安定すればこちらで艦娘は建造します。」


元帥「それならすぐ準備しましょう。その条件

でないと満足に装備開発も出来ないでしょうしな。」


局長「ありがとうございます。」


元帥「では…あと1週間後にまた来ますよ。」


局長「了解です。」


元帥「それでは失礼する、コーヒーご馳走様。」ギー バタン


局長「…ふぅ…提督…か。」


局長「…面白そうだ。」



その日から1週間後、俺は元帥から提督としての活動や職務の説明を受けた。



元帥「…と、こんな感じだ。」


局長「分かりました。」


元帥「それで、最近の深海棲艦の様子だが…」


局長「配属先の鎮守府の近くで目撃情報があったようですね。」


元帥「…さすがですな。既に耳に入っているのなら、話は早い。」


局長「その深海棲艦の殲滅…ですか?」


元帥「…あぁ、そうだ。開発した装備を使用

して、鎮守府近海の制海権を取り戻して欲しい。」


局長「分かっています。それが提督の役目ですからね。」


元帥「…急な事で申し訳無いが…頼む。」


局長「了解しました。」


元帥「よし…次で最後の説明だ。この中から、初期艦を選んでくれ。」


そう言うと、元帥は5人の艦娘のプロフィールを見せてきた。全員駆逐艦だ。


元帥「これからの大事なパートナーだからな。ゆっくり考え」局長「五月雨でお願いします。」


元帥「早い早い!!いや、大事なんだからさ。ゆっくりじっくり考えて選びなさい。」


局長「いえ、なんかこの子にピンと来たんです。」


元帥「はぁ…そうかい。だがな局長、五月雨

は…ドジっ子だぞ?」


局長「問題ありません。むしろウェルカムです。」


元帥「ウェルカムって…」


局長「ドジっ子でも問題無く扱える装備なら、それはどんな艦娘でも扱える…ということです。つまり軍全体が実戦配備するまでの時間が短縮出来るんです。」


元帥「ほぅ…さすが局長、先の事を考えていたとは…感服だ。」


局長「恐縮です。」


元帥「では、そのように手配しよう。それで、だ。これは私からのささやかな贈り物だが…」


局長「何でしょうか?」


元帥「他の艦種の艦娘をそちらの鎮守府に一人づつ配属することにした。艦種が揃えばそれぞれの装備の開発に取り組むことが出来るだろう?」


局長「それは…!!ありがとうございます。誠心誠意仕事に取り組ませていただきます。」


元帥「なに、着任祝いだ。提督として着任するのは明後日だが…明日の昼頃には五月雨がこちらに到着する予定になっている。どうだ?話してみては?」


局長「良いですね、是非お願いします。」


元帥「うむ。では、五月雨には直接ここに来るように伝えておこう。…そういえば、妖精さん達はどうしてるんだ?見当たらないが…」


局長「開発室の整理をやっています。暫くは

戻ってこれそうにないので、ほかの研究員や

別のチームの妖精さん達に引継ぎ事項や機密

パスコードの伝達とかもやってもらってます。」


元帥「それは大変だな…。」


局長「もうそろそろ終わると言っていたので、終わったら労いも兼ねて皆で食事にでも行こうと思っています。よかったら元帥さんもご一緒に?」


元帥「おぉ、良いのかい?」


局長「もちろん。妖精さん達も喜ぶと思いますよ。」


元帥「それなら問題無い。是非行かせていただこう。これといって予定も無いしな。」


その時、局長の机の内線電話が鳴った。


局長「おや?…すみません元帥さん、妖精さん

からです。」


元帥「噂をすればなんとやら…だな。出て構わないよ。」


局長「失礼します。」


ガチャ 局長「俺だ。どうした?」


妖精さん「局長!大体の作業が終了しました

よ!明日には完全に終わります!」


局長「よし、ご苦労様。明日は作業が終わってから、皆で食事に行こうと思っている。何か

食べたい物はあるか?」


妖精さん「えぇ!!外食ですか!?やったー!!みんなー!明日外食だってぇー!!」


ほんとにー!?


やったー!!


電話の向こうから、妖精さん達がはしゃぐ声が

聞こえてくる。


局長「嬉しそうで良かったよ。」


妖精さん「あ!何が食べたいかでしたよね?」


局長「うん。明日までに決めておいてくれないか?俺は何でも良いから。」


妖精さん「わっかりましたー!それではっ!」


ガチャ プー プー プー


局長「…ふぅ。」


元帥「大変だな。」


局長「妖精さんは元気がウリですから。では明日…そうですね、18:00頃にここ集合でよろしいでしょうか?」


元帥「了解した。では、そろそろ失礼しようかな。色々手続きをしてこよう。」


局長「ありがとうございます。では、明日の食事で。」


元帥「うむ。」ギィー バタン


局長「…さて、荷造り再開するかな。」



五月雨



翌日 12:30


コンコン 五月雨「五月雨です!ただいま到着しました!」


局長(お、来たか。)「どうぞ。」


五月雨「はい!」ガチャ


五月雨(あれ、開かない…)ガチャガチャ


局長「…五月雨、それ外開きの扉。」


五月雨「ふぇ!?」ガチャ ギー


五月雨「…し、失礼します……」


局長「初めまして五月雨、わざわざ来てくれてありがとう。」


五月雨「い、いえ!明日からはお世話になります!よろしくお願いしますっ!」


局長「うん、よろしく。早速だけど、ちょっと質問してもいいかな?」


五月雨「はい!」


局長「五月雨は深海棲艦との実戦経験はあるかい?」


五月雨「いえ、ありません…実は私、まだ練習用の装備しか扱った事無いんです…」


局長「そうか…じゃあ実弾は?」


五月雨「はい…撃ったことありません…」


局長「そうか…じゃあ撃ってみるかい?」


五月雨「えぇ!?う、撃てるんですか?」


局長「うん。ここの近くに海上試射場があるから行ってみようか。」


五月雨「お、お願いします!!」



海上試射場



局長「ここだよ。まずは10cm連装高角砲から試してみようか。」


五月雨「は、はい!」


五月雨は艤装を展開し、海上に出た。


局長「五月雨、無線聞こえてるか?」


五月雨「聞こえてます!」


局長「よし…じゃあ撃ってみようか。正面の黄色いバルーンが目標だ。」


五月雨「はい!よ、よぉし…」


ドォォン


五月雨「うわぁ!?」後ろに吹き飛ぶ


局長「お、おい!大丈夫か!?」


五月雨「は、はい…反動が凄くて…」


局長「なるほど…やはり射撃時の反動は戦闘の妨げになるようだな…」


五月雨「そうですね…」


局長「…うん、分かった。戻ってきていいぞ。」


五月雨「了解です…」


ザザァァァァァァ


五月雨は海岸まで戻ってくると艤装を解除して陸に上がった。


局長「お疲れ様。」


五月雨「すみません…いい結果を出せなくて…」


局長「そんな事ないさ。装備開発の良いヒントになったよ。」


五月雨「装備の開発…ですか?」


局長「うん。…あれ?元帥さんから話聞いてない?」


五月雨「…いえ、何も…」


局長「俺の身元とかも?」


五月雨「知らないです…」


局長「そうか…じゃあ正式に鎮守府に着任してある程度落ち着いたら話そう。」


五月雨「あの…今はダメなんですか?すごく気になるんですけど…」


局長「うちの鎮守府には他にも艦娘が配属される予定だからな。全員揃ってから話そうと思う。」


五月雨「そうですか…確かに毎回話をするよりは全員揃って一気に話す方が楽ですね!」


局長「まぁ、それもあるな…(笑)」


五月雨「あ、あの!…もう少し実弾練習しても良いですか?私、もっと役に立ちたいんです!」


局長「もちろん。よし、じゃあもう1度だ!」


五月雨「はい!」


ザザァァァァァァ


ドォォン…ドォォン…


…………………………


局長「…よし、五月雨ー!今日は終わるぞー!」


五月雨「はーい!」


ザザァァァァァァ


五月雨「…よっ、と。」トン


局長「お疲れ様。随分上手くなってたじゃないか。」


五月雨「ありがとうございます!私、段々反動に慣れてきて…気がついたら的に当たるようになってました!」


局長「おぉ…すごいな五月雨!偉いぞ!」ナデナデ


五月雨「ふぁぁ~…ありがとうございますぅ~」フニャ~


局長「…あ、五月雨?」


五月雨「何でしょうか~?」フニャ~


局長「ほら、夕日が見えるぞ。」


五月雨「…うわぁー…!本当だ!とても綺麗ですね…!!」


局長「俺はここから見る夕日が1番好きなんだ。…この海を守るために頑張ろう。そう決心したのも、この夕日あってこそだ。」


五月雨「へぇ~…提督、かっこいいです!!」キラキラ


局長「…ん、そろそろ時間かな。五月雨も来るか?」


五月雨「へ?何にですか?」


局長「今からまぁ…食事会に行くんだ。何か予定があるなら断って構わないが…」


五月雨「いえいえ!ぜひ行かせてください!!」


局長「よし、んじゃ行こうか。」


五月雨「はい!」



着任


五月雨「…アノ…テイトク…?」


局長「どうした五月雨?そんなガチガチになって…」


五月雨「元帥さんがいるなんて…聞いてませんよ…」


局長「何か問題あったか?」


五月雨「ありまくりですよ!?だって海軍のトップですよ!?何か粗相があれば…」ブルブル


元帥「そんなに身構えることは無いぞ五月雨。ほら、このケーキとか美味しそうだぞ?」


五月雨「ア、アリガトウゴザイマス…」


局長「…それにしても意外だったな、妖精さん達にスイー〇パラダ〇スに行きたいと言われた時は。」


妖精「皆で甘い物が食べたいって満場一致でした!」


元帥「男二人が来るところじゃないがな。」苦笑い


局長「まぁまぁ、たまにはいいんじゃないですか?」


元帥「ふむ…たまには、だな。」


局長「それに…五月雨もリラックスしてる様子ですし。」


五月雨「むふふ~、おいひいへふ~♪」


元帥「さっきの緊張はどこへやら…ま、楽しんでいるようで何よりだな。」


局長「そうですね。…五月雨も年頃の女の子と変わりません。早く戦いを終わらせて、彼女達艦娘には幸せに生きて欲しいです。」


元帥「その為に局長を提督にしたんだ。これで均衡状態を打破できれば…勝利も近いぞ。」


局長「はい、尽力します。」


…………………………


妖精「ケーキ美味しかったねー!」


妖精「モンブランが美味しかったよ!」


妖精「えー!?絶対いちごタルトが美味しかったよ!」


五月雨「ちょ、ちょっと妖精のみなさん!落ちちゃいますからじっとしていてください!!」


局長「…妖精さん達はずいぶん五月雨を気に入ったみたいですね。」


元帥「この分なら今後もうまくやっていけそうだな。」


局長「そうですね…安心しました。今日は楽しんでいただけましたか?」


元帥「もちろん。たまにはスイーツも良いな!」


妖精「元帥さん、また行きましょうねー!」


元帥「次も誘ってくれるのかい?楽しみにしておこう。」


プーー


元帥「ん?迎えが来たみたいだな。…では失礼しよう。」


局長「お気を付けて。」


妖精さん達「さよならー。」


五月雨「お、お疲れ様でした!」



バタン ブロロロロ…


五月雨「…はぁー…緊張した~…」ヘナー


局長「…そういえば五月雨、今日はホテルに泊まるのか?」


五月雨「あ、はい!着任予定の鎮守府に近いホテルに予約…を…あれ?」


局長「…ん?どうした?」


五月雨「…あ!予約してない!!」


局長「え!?」


五月雨「お昼頃に予約しようと思ってたんですが…すっかり忘れていました…どうしよう…」


妖精「うちに泊まりに来るー?」


妖精「そうだよ!技局に泊まっていけばいいよ!!」


妖精「局長ー、良いよね?」


局長「俺は構わないが…どうする五月雨?」


五月雨「お、お願いします…」


局長「分かった、女子寮に部屋を用意してもらおう。」


五月雨「すみません…ありがとうございます…」


…………………………


局長「この先が女子寮だよ。あとは妖精さんに案内してもらうといい。」


五月雨「すみません…本当に今日はありがとうございます。」


局長「これぐらい何でもないさ。これから一緒に戦っていくんだから、困ったら何でも言う事。いいな?」


五月雨「はい!明日からは宜しくお願いします!!」


局長「こちらこそよろしく。…じゃあおやすみ。」


五月雨「おやすみなさい!」


妖精「おやすみなさーい。」


…………………………


局員「局長、荷物は全部車に載せました。」


妖精「輸送車両も出発しましたよ~」


局長「ありがとう。…さて、いよいよだな。」


局員「…では、お気を付けて。」


局長「ありがとう、後は任せたよ。」


局員「はい。」



ガチャ...バタン



局長「よし。全員いるな?」


妖精「はい!」


妖精「はーい!」


妖精「いまーす!」


五月雨「大丈夫です!」


局長「じゃあ出るぞ。」



ブロロロロ...



…………………………



妖精「…局長ー、鎮守府まであとどれくらいかかるんですかー?」


局長「そうだな…あと10分ぐらいかな。」


五月雨「…あのー、提督?妖精さん達ってここにいる3人だけなんですか?」


局長「いや、技局から連れてきたのが3人ってだけで、残りは鎮守府にいる妖精さん達に協力してもらう形になってるんだ。」


妖精「私たちで!」


妖精「向こうの子達を教育するんだよー。」


妖精「先輩なんだー!!」エッヘン


五月雨「そうなんですね!(妖精さん可愛いなぁ♪)」


局長「…お、見えてきたな。」


五月雨「…!うわぁ~…絶景ですね…!!」


妖精「砂浜も綺麗だね!!」


妖精「おぉ…おっきな工廠…」


妖精「局長ー、後輩達ってもう鎮守府にいるの?」


局長「俺達と同じぐらいに到着する予定らしいが…現地に行ってみないと分からないな。」



…………………………



ブロロロロ...キー


局長「着いたな…降りようか。荷物はそのまま車に置いてていいからな。」


ガチャ バタン


妖精「おぉ…近くで見ると迫力ある…!!」


五月雨「すごいですね…鎮守府ってこんなに大きいんですか?」


局長「いや、ここの敷地は通常の倍ぐらい広いんだよ。」


妖精「…ん、ここの工廠…新築!?」


局長「そうだぞ。ここの工廠は一番大きいらしいな。」


妖精「これなら技局から運んできた設備も入りますね!」


局長「あと、敷地内ならいくらでも改築して良いからな?許可もらってるから。」


妖精「やった!!」


妖精「テスト施設も作っていいんだよね?」


妖精「…妖精用の設備も作ろう…」ニヤリ


局長「うん、そこら辺は任せるよ。安全だけは確保するように。」


妖精「「「はーい!!」」」


五月雨「…あっ、提督!入口に人がいますよ?」



??「…あ、ここに着任予定の提督ですか?」


局長「そうだ。」


大淀「私は軽巡洋艦の大淀です。着任するための書類を元帥殿より預かってきました。この書類に記入すると正式に提督になります。」


局長「では鎮守府の中で記入しよう。皆は別の場所で待っていてくれ。」


五月雨「分かりました!」


妖精「「「了解!!!」」」


大淀「…では執務室にご案内します。どうぞこちらへ。」



…………………………



大淀「…ここです。提督、先に入られてください。」


局長「あぁ、分かった。」


ガチャ ギー


局長「…豪華だな…」


大淀「提督、執務机にお座り下さい。」


局長「分かった。」


大淀「…では、こちらに署名を。」


局長「……」カキカキ


大淀「…はい、確認しました。あなたはこれから正式に提督になります。着任、おめでとうございます!」ビシッ



※呼び名が局長から提督に変わります。



提督「うん、ありがとう大淀。」ビシッ


大淀「これからの健闘を期待しています。…では、書類を届けに行くので私は失礼します。」


提督「うん、ご苦労さま。」


ガチャ バタン


提督「…ふぅ、緊張したな…」


提督「…みんなの所に行くか。」


…………………………


五月雨「…ドアはどれも内開き…よし…」


妖精「鎮守府の中綺麗ですね~」キラキラ


妖精「装飾とか…高そう…」


妖精「工廠…改造…うへへ…」


提督「みんな、お待たせ。」


五月雨「あ、提督!着任おめでとうございます!」


妖精「きょ…提督、これからも頑張りましょう!」


妖精「提督…新鮮な響きだなー。」


妖精「どこ改造する!?まずレイアウトからだよね!?」


五月雨「ちょ、落ち着いてください!落ちちゃいます!!」


提督「まぁまぁ、まずは鎮守府の内部を見てまわろうか。構造を把握しておきたいからな。」


五月雨「了解です!」


妖精「「「はーい!」」」



…………………………



提督「まず鎮守府本館だ。入ってすぐが広間、1階に執務室と自室、応接間、食堂…一番賑わいそうな場所だな…」


…………………………


五月雨「2階と3階は全部艦娘寮ですね。部屋数も多くてかなりの艦娘が着任出来そうです!」



…………………………



妖精「工廠施設には出撃ゲートと入居施設が併設されてますね!」


妖精「資材置き場も工廠の中にあるんだねー、便利だな。」


妖精「あそこに妖精用の休憩室で、あそこに妖精用エレベーターで…妖精用の本館直通通路とかも良ぃなぁ~」キラキラ



…………………………



提督「…と、鎮守府は大体こんな感じかな。」


五月雨「これからが楽しみです!」


妖精「…あ、提督!他の方々はまだこちらに来られないのでしょうか?」


提督「そういえば少し遅いな…」


五月雨「何かあったのでしょうか…」


提督「心配だな、元帥さんに確認してみるよ。…執務室から電話かけてみるから、悪いけど皆は先に荷物の運び入れやってくれるか?俺も確認したらすぐに手伝いに行くから。」


五月雨「了解しました!」


妖精「じゃあ…まず私達の日用品から運びましょう!」


提督「怪我しないようになー。」



…………………………



プルルルル...プルルルル...


提督(…なかなか出ないな…)


ガチャ


元帥「すまんすまん、何の用だ?」


提督「あ、元帥さん。この鎮守府に着任する予定のメンバーがまだ到着してないのですが…何かあったんですか?」


元帥「あぁ、丁度その事で話があったんだ。妖精達含め艦娘5人が輸送船でそちらに向かっていた所、スコールに遭遇して到着が遅れている。なんでも船に落雷したらしい。」


提督「落雷ですか…被害状況は?」


元帥「人員、資材共に無事だ。船も通常通り動いているそうだが、念の為にそちらに到着次第点検を頼みたい。」


提督「分かりました、準備しておきます。到着予定は?」


元帥「あと30分もすればそちらから目視出来るはずだ。では頼んだぞ。」ガチャ


提督「…よし、準備だ。」



…………………………



五月雨「えぇ!?落雷ですか!?」


妖精「落ち着いて五月雨ちゃん!船に雷が落ちても普通は大丈夫だから!」


妖精「材質によるけどねー。FRPとかで出来た小型船舶はちょっと注意だね。」


提督「怪我人は居ないそうだ。船も通常通りに航行しているから心配いらないだろうが、念の為だ。」


妖精「てことは設備移動させといた方がいいよね?」


提督「そうだな、今から20分後には目視出来る距離まで来るそうだ。それまでに移動させるぞ!」


五月雨「了解!」


妖精「「「了解!」」」



…………………………



妖精「提督ー、道具一式は一般船用ドックに並べといたよ。」


提督「ありがとう。…こっちもこの設備で終わりだ。」ガラガラ


妖精「提督ー!船見えたよー!」


提督「よし、五月雨ー、妖精さん達とここで待機していてくれ!俺は無線で連絡をとってくる!」


五月雨「分かりました!」


…………………………


提督「輸送船聞こえますか?こちら鎮守府の提督、応答を」


ザザ..ザ


無線「…こちら輸送船船長、鎮守府の提督殿、聞こえています、どうぞ」


提督「元帥さんから状況は聞きました。被害は無いとの事ですが、念の為にこちらのドックに入って点検を受けてください。」


無線「…了解、ドックの番号は?」


提督「6番ドックにお願いします。」


無線「…6番ドック目視で確認、これよりそちらに入る、通信終了。」



…………………………


妖精「右舷、左舷大丈夫ー?」


妖精「右舷問題なーし。」


妖精「左舷問題なーし。」


妖精「了解、そのまま前進でーす!」


提督「…うん、順調だな。」


五月雨「妖精さん達、すごく手際良いですね…3人だけなのに…!!」キラキラ


提督「みんな技局の中でもずば抜けて能力が高い妖精だからな。ほんとうに頼りになるよ。」


妖精「…はい、機関停止してくださーい!」


妖精「…係留完了ー、桟橋降ろしてー!」


妖精「了解、桟橋降ろしまーす!」


ギャリギャリギャリ...ガチャン


妖精「…よし…提督ー、終わりました!」


提督「皆、お疲れ様!点検の準備に回ってくれ!」


妖精「「「了解!」」」


提督「五月雨ー、俺と来てくれ。」


五月雨「はい!」


…………………………


船長「…あぁ、提督!本当にありがとうございす!」


提督「いえいえ、何事も無くてよかったです。」


船長「…そうだ!…はい、こちらが積荷の詳細と艦娘のプロフィールです。」


提督「…確かに受け取りました。ご苦労です。点検にはしばらく時間がかかると思うので、もし良かったら鎮守府の応接間で休憩していってください。」


船長「お心遣い感謝します。ですが、私は船員と航路の確認を行うので気持ちだけ受け取っておきます。」


提督「その姿勢には感服します。…それでは、私は積荷と人員の確認を行うので失礼します。」


五月雨「し、失礼します!」


船長「ありがとうございました。」


…………………………


提督「五月雨、今から新しい人員を迎えにいくからな。」


五月雨「早く会いたいですね~」


提督「…この船室だな。まずは妖精達だ。」


コンコン


提督「提督だ、入ってもいいかな?」


??「は、はい!どうぞ!」


ガチャ ギー


提督「失礼する…初めまして。ここの鎮守府の提督だ。」


五月雨「駆逐艦 五月雨です!よろしくお願いします!」


妖精「これからよろしくお願い致します!」ビシッ


他の妖精「「「よろしくお願い致します!」」」ビシッ


提督「うん、よろしく。…この中で代表の妖精は決まっていたりするかい?」


妖精「はい!私です!」


提督「分かった。妖精は全員で45人だとリストには記載されていたが…ここに揃っているか?」


妖精「はい!欠員いません!」


提督「分かった。君たちは整備などの教育は受けているかい?」


妖精「受けています!」


提督「では早速だが…今この輸送船の点検を技局の妖精3人で行っている。」


ザワザワ


…あの技局の妖精!?


…超エリートじゃん!!興奮してきた!


妖精「私達は何をすればいいのでしょうか?」


提督「この中で15人のグループを3つ作って、それぞれ分かれて手伝ってくれないか?」


妖精「分かりました!!」


提督「よし…おーい、先輩妖精!ちょっと来てくれ!」


妖精「はーい、何でしょう?」


妖精「おぉ、新人妖精いっぱい…」


妖精「先輩妖精…いい響き…」キラキラ


…あれが技局妖精さん…


…私たちとオーラが違うね!


提督「丁度良い機会だからお前達が主導して新人妖精を教育してやってくれないか?OJTの要領でな。」


妖精「分かりました!…うん、丁度15人で3グループですね!…じゃあここのグループは私に着いてきてね!」


了解!


妖精「んじゃここのグループは私が担当するねー、うちらは電気配線周りを調べるよ!」


了解!


妖精「じゃあこのグループは私だね!皆で一旦船を降りてきてー、設備の使い方教えるから!」


了解!


タタタタタ...


五月雨「妖精さん…頼もしいですね!」キラキラ


提督「…よし、次は新しく着任する艦娘の所に行くぞ。」


五月雨「はい!」



…………………………



コンコン


提督「ここの鎮守府の提督だ。入ってもいいかな?」


??「どうぞ。」


ガチャ


提督「失礼する。…初めまして、ここの鎮守府の提督だ。」


五月雨「駆逐艦 五月雨です!よろしくお願いします!」


提督「…うん、人数は揃っているみたいだな。一人づつ自己紹介してくれるか?」


矢矧「阿賀野型軽巡の三番艦、矢矧よ。」


霧島「初めまして、私、霧島です。」


鳳翔「航空母艦、鳳翔です。」


鳥海「私は高雄型の4番艦、鳥海です。」


伊401「伊400型潜水艦二番艦、伊401です。」


明石「工作艦、明石です。」


提督「ありがとう。これからよろしく頼む。」


明石「提督!技局の局長から転属したって本当ですか!?」


提督「あぁ、そうだ。知っていたのか?」


霧島「えぇ!?あの技局の…局長だったんですか!?」


矢矧「本当だったのか…」


提督「知ってもらえてるようで光栄だな。」


明石「技術屋の間で知らない人はいませんよ!!あの暗号無線だって未だに深海棲艦に傍受された記録はないですし!」


鳥海「そうですよ!私、脆弱性が無いかと何回か調べてみたんですが…調べるほど頭が痛くなってしまいました…」


鳳翔「私の航空部隊も使わせて貰っています。」


伊401「あの無線、水中でも問題無いんですよ!!」


提督「役に立てているようで良かったよ。…とりあえず下船しようか?荷物を持ってきてくれ。」


「「「はい!」」」



…………………………


鎮守府1階 広間



提督「まず君たちの部屋だが…この鎮守府は2階と3階が艦娘寮になっているから、自由に使ってくれ。」


霧島「お風呂とかはどうなるのでしょうか?」


提督「あぁ、全部屋に備え付けてあるらしい。」


明石「えぇ!?豪華ですね…」


伊401「でも皆と一緒に入りたいなー?」


提督「それなら大浴場を新設しようか?」


伊401「そんなこと出来るんですか!?」


提督「出来るぞ。敷地内なら自由に改築する許可貰ってるから。」


矢矧「凄いわね…」


霧島「…そういえばなぜ技局の局長から提督になったんですか?」


提督「まぁ、元帥さんに頼まれたからな。」


鳳翔「元帥さんにですか?」


提督「あぁ。今度は艦娘用の装備を開発して欲しいと言われてな。」


明石「装備ですか!?どんなの作りましょうか!?」


提督「その事は後々話そう。…もうこんな時間か、皆は自分の部屋を決めていてくれ。俺は輸送船の様子を見てくる。」


「「「はい!」」」



…………………………



妖精「…あ、提督!」


提督「どうだ?損傷は無かったか?」


妖精「落雷の影響は無かったのですが、数箇所に老朽化による損傷を見つけたので修復しました!」


提督「それはご苦労様。新人妖精達はどんな感じだ?」


妖精「それはもう…教えたことはすぐ覚えてくれますし、道具の扱い方の上達も早いんですよ!!」


妖精「優秀な後輩達ですよー!大助かりでしたー!」


妖精「あ、電気配線の点検終わった?」


妖精「皆よく仕事できるからね、予定より早く終わっちゃったよ!」


提督「初日からよく頑張ってくれてるみたいだな。」


妖精「後輩って良いものですねぇー…こっちも確認終わったよー。」


妖精「はーい!…ということで提督、作業終わりました!」


提督「お疲れさま。…こうなると君たちを「妖精」って呼びにくくなるな。」


妖精「あー…今まで妖精3人だけでしたからね…」


妖精「ここまで多人数になると指示も伝わりにくくなるかも…」


妖精「うーん…今までより動きづらくなりそう…」


提督「…3人は名前とか欲しいか?」


妖精「確かにあったら呼びやすいですよねー」


妖精「後輩達にも伝わりやすいと思うよ!」


妖精「指示も通りやすくなりそうだねー!」


提督「…よし、じゃあ名前決めるか!…自分で名前付けたいか?」


ユニ「じゃあ…私はユニでお願いします!」


ロワ「んじゃ私はロワでー!」


ウト「わ、私は…えーと…ウトで…」


提督「ユニ、ロワ、ウト…うん…改めてよろしく…ユニ、ロワ、ウト、」


ユニ「はい!」


ロワ「よろしくお願いします!」


ウト「よろしくー、提督。」


提督「じゃあ早速だが、ロワ、ウトはドックの入口あたりにそれぞれチーム別に妖精さん達を並ばせておいてくれ。」


ロワ「了解!」


ウト「りょーかい。」


提督「ユニは俺についてきてくれ。船長に船の状態と修復箇所を説明する。」


ユニ「分かりました!」



…………………………


輸送船 船室



ユニ「…といった感じで、老朽化した部分の修復を行いました!」


船長「何から何まで本当にありがとうございます。」


提督「大切な物資と艦娘を運んでいただいたのですから当然です。」


ユニ「いつでも出航出来ますよ!」


提督「…しかし今日はもう日が暮れるので、1晩泊まってから明日の朝に出航してはどうでしょうか?」


船長「お心遣い感謝します…ですが、先程私の上司からなるべく早く帰港するように連絡があったので、今からでも出港しようと思います。」


提督「そうですか…夜間の航行なので、気をつけてください。」


船長「はい。今日はありがとうございました。」


提督「…では失礼します。」


ユニ「失礼します!」


ギー バタン


提督「よし、沖合いに出るまでサポートするぞ。その後は晩御飯にしよう。」


ユニ「了解です!」



…………………………



無線「…無事沖合いに出ました。船も問題なく動作してます。」


提督「良かったです。では良い航海を。」


無線「本当にありがとうございました。通信終了。」


ユニ「終わりましたねー!」


提督「あぁ。」


ロワ「道具の整理終わりましたよー!」


ウト「設備のメンテも終わりましたー。いやぁー、後輩っていいですねぇ。」


提督「…そうだ、今日来た妖精さん達を集めてくれるか?」


ユニ「はい!…皆ー、集まってー!」


...タタタタタタタ


妖精「…点呼終わり、全員います!」


提督「今日はどうだったかな?」


妖精「はい!とっても楽しかったです!正直先輩についていけるかなと不安だったのですが…説明の仕方とかとても上手で…!!」


妖精「先輩の説明はまるで自分がやってるみたいにすんなり頭に入ってくるんです!」


妖精「お陰で設備の使い方もほとんど覚えてしまいました!」


ユニ「そ、そんなに褒められると照れるよー!」


ロワ「やっぱ後輩って良いなぁー…!」


ウト「うへへ…」ニヤニヤ


提督「良い経験になったみたいだな。これからも頑張ってくれよ?」


妖精「「「はい!」」」


提督「…じゃあ皆ご飯にしようか。食堂に来てくれ。」


妖精「え?で、でも妖精サイズのテーブルとか食器ってあるんですか?」


提督「新しく妖精さんが増えると聞いていたから、あらかじめ用意しておいたよ。さっき輸送船で運ばれてきたから、それを使おう。」


…………………………


提督「ここが食堂だ。…と、全員ここに居たのか。」


五月雨「はい!皆さんとお話したかったんですが、他に落ち着ける場所が無かったので…」


霧島「鎮守府の中はどこも豪華で…ちょっと落ち着けなかったです。」


明石「…あ!妖精さん達も一緒じゃないですか!」


提督「これから皆で夕食にしようと思ってな。」


五月雨「そういえばさっき運んだ荷物の中に妖精さん達用の食器とか入ってましたね!」


鳳翔「食材も沢山入ってました。」


提督「食堂はまだスペースがあるから、妖精さん達用のテーブルを並べて準備してくれないか?」


明石「私が並べます!」


提督「ありがとう明石。料理は…俺が適当に作るけど大丈夫か?」


矢矧「提督って料理出来るの?」


提督「…そこそこ?」


ユニ「何言ってるんですか!提督は料理上手じゃないですか!」


鳥海「そうなんですか?」


提督「どうだろう…技局で泊まり込み作業する時に他の局員や妖精さんにまかないで出す程度だったからな。」


ロワ「あの料理食べると徹夜作業も乗り切れましたねー!」


ウト「提督、卵とじ丼食べたい!」


提督「構わんが…他のみんなは大丈夫か?」


妖精達「「「はい!」」」


伊401「提督の卵とじ丼食べてみたーい!」


矢矧「良いわね、私は構わないわ。」


霧島「卵とじ丼…美味しそうですね!」


五月雨「良いですね!お願いします!」


鳥海「私も卵とじ丼食べてみたいです!」


明石「技局の妖精さんが絶賛する料理…是非とも!!」


鳳翔「私も賛成です。」


提督「じゃあ今から作ろう。」


鳳翔「私に何かお手伝いを…お味噌汁でも作りましょうか?」


提督「ありがとう鳳翔、助かるよ。」


五月雨「提督!私達もお手伝いさせて下さい!」


提督「じゃあ他のみんなは…テーブルを拭いたりコップ並べたりしてくれるか?」


「「「はい!」」」



…………………………



提督「よし…皆ー、おまちどおさま。」


五月雨「うわぁー!美味しそう…!!」


矢矧「とてもいい匂いね!」


ウト「はやく食べたい!」


提督「皆料理回ってきたかー?」


「「「はい!」」」


提督「じゃあ、頂きます。」


「「「頂きます!!」」」


ロワ「あー、これこれ!この味!」


明石「何これ!?すごい美味しい!」


霧島「これは疲れが吹き飛びます!」


鳥海「司令官、とっても美味しいです!」


鳳翔「美味しい…提督、流石ですね!」


提督「ありがとう。鳳翔のお味噌汁もとても美味しいよ。」


鳳翔「ありがとうございます。」


ユニ「このお味噌汁、本当に美味しいですね!」


矢矧「提督の卵とじ丼…いけるわね!」


五月雨「ムフフー、おいひぃれふ♪」


伊401「病みつきになりそう!」


妖精「提督ってすごい…!」


ウト「私の自慢の上司だからね。」ドヤァ



…………………………



「「「ご馳走様でした!」」」


矢矧「美味しかったわ提督。鳳翔もありがとう。」


五月雨「提督の卵とじ丼も鳳翔さんのお味噌汁もとっても美味しかったです!」


明石「技局の妖精さんが気に入るのも間違いないですね!」


提督「ありがとう。後は皆自由時間だ、あまり夜更かししないようにな。」


「「「はい!」」」


伊401「よーし、お風呂入ってこよっと!」


提督「ユニ、ロワ、ウト、執務室で待っててくれないか?装備開発の事を話し合いたい。」


ユニ「了解です!」


ロワ「いよいよかぁ~」


ウト「想像が膨らむね…」ニヤニヤ


明石「装備の開発ですか!?」


提督「そうだ。明石も来るか?」


明石「良いんですか!?やったぁ♪」


提督「ユニ達と先に執務室で待っててくれ。」


明石「提督、ユニって…?」


提督「あぁ、それはだな…」


ユニ「提督!私達から話しておきます!」


提督「そうか。…そういうことでいいかな明石?」


明石「分かりました!」


ユニ「明石さん!執務室はあっちだよ!」


提督「…さて、食器洗い終わらせるか。」


鳳翔「提督、私も手伝いますよ。」


提督「鳳翔…いいのか?」


鳳翔「えぇ、構いませんよ。」


提督「…ありがとうな。はやく終わらせよう。」



…………………………



執務室


ガチャ


提督「お待たせ。」


明石「あ、提督ー!」


提督「じゃあさっそくだが…新しい装備について案はあるか?」


ユニ「うーん…新型艦載機とか…」


ロワ「電探の強化も必要かと思います。」


ウト「周りの海水をうまく利用出来たらいいんだけどねー。」


提督「うん…艦載機については俺も色々考えていた。」


明石「どんな艦載機ですか?」


提督「艦載機自体には二重反転プロペラとターボプロップエンジンの採用を検討している。」


ユニ「二重反転プロペラ!!」


明石「おぉ…」


提督「後は投下型爆弾の改造も行う予定だ。」


ロワ「面白くなってきましたねぇ!!」


ウト「他はどんなやつ考えてるの?」


提督「うーん…これは深海棲艦の装甲にもよるんだが…艦砲用のAPFSDSも視野に入れている。」


明石「なんかすごい話になってる…」


ウト「…あ、あとこれは完全に想像だけど…敵艦の真下に泡を発生させる奴とか…」


提督「…!なるほど、深海棲艦の浮力を不安定にさせるのか…いい案だな。」


明石「…??」


ユニ「提督!深海棲艦って深海から来てるんですよね?」


提督「あぁ、そうだ。」


ユニ「なら閃光弾が効果的なのではないでしょうか?…深海にはほとんど光は届かないので、深海棲艦は私達よりも目が良いはずです。」


提督「…深海の僅かな光を感知出来る目には、閃光弾が有効打となる可能性が高い…なるほど、流石だな。」


明石「………」


ユニ「明石さん?大丈夫?」


明石「すみません…途中から話が見えてこなくて…」


提督「あぁ、勝手に話を進めて悪かった。どこから説明しようか?」


明石「最初からお願いします…」


提督「艦載機の所からだな、分かった。…まず二重反転プロペラから説明しよう。」


提督「まず、エンジンでプロペラを回し、推力を得る飛行機をプロペラ機と呼ぶ。この時、使われるプロペラは一般的に同軸上に1つのみだ。」


ユニ「普通はエンジンが回す軸に対してプロペラは1つだけってことです!」


明石「では零戦がこのタイプになるんですか?」


提督「そうだ。それに対して二重反転プロペラというのは、同軸上にプロペラが2つ重なって配置されている構造を指す。この2つのプロペラは、互いに反対方向に回転するようになっている。」


ロワ「片方のプロペラは時計回り、もう片方のプロペラは反時計回りになるんですよ。」


明石「なんとなく想像は出来ました…」


提督「まぁ実物を作りながら説明した方が早いな。今は何となくで良いさ。」


明石「はい…」


提督「次はターボプロップエンジンだな。」


ユニ「明石さん、ガスタービンエンジンは分かりますか?」


明石「それは何となく…圧縮した空気を燃焼させて、発生させた高温高圧のガスでタービンを回して動力を得るエンジン…ですか?」


提督「大体その認識で合ってるぞ。ターボプロップエンジンは、そのガスタービンエンジンの一種だ。簡単に言うと、タービンの動力の大部分をプロペラを回転させる力として取り出す機構を備えたエンジンだ。」


明石「うーん…大体分かりました…」


提督「次はAPFSDSだな。…明石、大丈夫か?」


明石「…大丈夫です!説明お願いします!」


提督「分かった。…APFSDSというのは、日本語で装弾筒付翼安定徹甲弾(そうだんとうつきよくあんていてっこうだん)と言われる。」


ウト「名前長いよねぇ…」


提督「まず通常の一式徹甲弾とは形状から違う。」


明石「そうなんですか?」


提督「そうだな…このss投稿サイトでしおり機能を使用する時に使うアイコンに似た形状をしているな。」


明石「突然なメタ発言止めてください!!」


提督「それはすまなかった。」


ウト「でも結構分かりやすい例えな気がする…」


明石「だぁーー!!だからメタ発言止めてください!!形状は分かりましたから!!」


ユニ「わ、分かりましたから落ち着いてください明石さん!!」


明石「…説明の続きお願いします…」


提督「わ、分かった。」


提督「…突然だが明石、鉄板に銃弾が当たって貫通したとしよう。この弾が鉄板に当たって貫通するまでに、双方の物体はどのような動きをしているか分かるか?」


明石「どのような動き…ですか?それはまぁ…紙に鉛筆を刺すような感じですかね…?」


提督「うーん、似ているようで厳密に言うと違うな。」


明石「え、そうなんですか!?」


提督「一概にこうなる、とは言えないが…双方の物体は、ぶつかると同時にまるで液体のような動きをするんだ。」


明石「液体…摩擦熱か何かで溶けるんですか?」


提督「そういう訳でも無いんだ。この現象は、ユゴニオ弾性限界という効果で説明出来る。」


明石「…ユゴニオ弾性限界…?」


提督「鉄板も弾丸も、どんな固体も分子が結びついて構成されている…というのは分かるか?」


明石「それは分かります!」


提督「なら良し。ではその分子の結びつきを崩すほどの、非常に強い圧力を加えると…どうなると思う?」


明石「んー…分子同士の結びつきがバラバラになると固体の状態を維持出来なくなって…あ、もしかして…!!」


提督「その物体は、瞬間的に液体のように振る舞う…ユゴニオ弾性限界は、この現象が起きる限界点と考えて良いだろう。」


明石「へぇー…」


提督「これら踏まえて説明すると、APFSDSは音速の5倍程の速さで発射される。砲口から出るとすぐに、矢のような形をした侵徹体から装弾筒が分離する。」


提督「そして侵徹体は放物線ではなく、ほぼ一直線に目標へと飛翔して着弾、目標を侵食する。この時、侵徹体の先端に力が集中するため、目標の一点にユゴニオ弾性限界を超えた圧力を発生させることができる。」


ユニ「補足すると、侵徹体は弾の本体だと思ってください。この侵徹体自体が目標に着弾します。」


明石「なるほど…」


ロワ「装弾筒は、この侵徹体の周りを覆っているパーツになります。砲身の中でほとんどのガス圧を装弾筒が受け、侵徹体を加速させる役割をしています。」


明石「侵徹体を加速させるための装弾筒なんですね!」


提督「そうだ。」


ロワ「…超長い説明だったねー、飽きちゃったよ。」


提督「ロワ達は既に理解出来てるからな。」


明石「なんかすいません…凄く為になる解説でした!」


提督「…もうこんな時間か、他の説明は明日にしよう。皆、お疲れ様。」


ユニ「お疲れ様でしたー!」


ロワ「ユニ、ウト、お風呂行こ?」


ウト「おー、良いねぇ~。」


ユニ「うん、行こー!」


明石「ふあぁ…私もお風呂入って寝よっと…」


ガチャ バタン


提督「…シャワー浴びてくるか…」


…………………………


提督「…眠れんな…」


提督「……設計、してみるか。」


カキカキ...



…………………………



提督「…これでよし…っと。うん、基本型はこれで良いかな。」


コンコン


五月雨「提督、五月雨です!入ってもいいですか?」


提督「良いぞ。」


ガチャ


五月雨「失礼します!おはようございます提督!」


提督「…ん?もう朝か…」


五月雨「あれ?提督、もしかして…徹夜ですか!?」


提督「あぁ、設計していたらつい…」


五月雨「ちゃんと寝ないと体に悪いですよ?」


提督「すまない、今度から気をつける。」


五月雨「…ところで何の設計をしていたんですか?」


提督「新型の艦載機だよ。」


五月雨「さっそく新装備の開発ですか…提督は本当に凄いですね!」


提督「局長から提督へ転属する時に任された依頼だからな。重要な役目だ。」


...グゥゥ...


五月雨「はっ!?…//」


提督「…食堂に行こうか?」


五月雨「は、はぃ…あ、あの!」


提督「大丈夫、今のことは誰にも言わないよ。」


五月雨「…ありがとうございますっ!!」



…………………………



食堂



提督「…ん?誰かが料理してるのか?」


五月雨「本当だ!いい匂いがします!」


鳳翔「…あ、おはようございます提督!五月雨ちゃんも一緒なんですね。」


五月雨「おはようございます鳳翔さん!」


提督「おはよう鳳翔。…朝食を作っているのか?」


鳳翔「えぇ。」


提督「俺も手伝おう。何をすればいい?」


鳳翔「ありがとうございます。では皆さんの分の食器を用意してくれますか?」


五月雨「私も何か手伝いたいです!」


鳳翔「じゃあ五月雨ちゃんは他の皆さんを起こしてきてくれますか?」


五月雨「了解です!」



…………………………



「「「ご馳走様でした!」」」


矢矧「提督、今日の予定は?」


提督「今日は矢矧、五月雨で遠征に行ってもらう。他は各自トレーニングとする。…それと、鳳翔と明石はこの後すぐに工廠に来てくれ。」


「「「了解!」」」



…………………………



工廠



ロワ「…ほえぇ~…よく出来てますね…!」


提督「簡単な図だが、イメージとしてはこんな感じだと思う。」


ウト「よくもまぁ一晩で…さすが提督…」


ユニ「でも徹夜したんですよね?…あまり無茶したらダメですよ?」


提督「眠れなくてつい…今度から気をつけよう。」


鳳翔「…あ、提督!ここにいらしたんですね。」


提督「あぁ、来てくれたか。…明石はどこだ?」


鳳翔「あの…それが…」チラッ


提督「…ん?」フリカエリ


明石「…………」キラキラ


鳳翔「工廠に入った途端あんな感じで…」


ウト「あー…ありゃダメだな…」


ロワ「あ、あはは…完全に固まっちゃってる…」


ユニ「目がすごくキラキラしてますね…」


提督「…3人は何か知ってるのか?」


ユニ「はい…昨日執務室を出てから明石さんと色々話してたんですが…」


提督「…色々?」


ロワ「えーと…ここの工廠はかなり大きい…とか、技局の設備を持ってきた…とか…」


ユニ「そう話してるうちに…明石さんが段々興奮してきて、『早く見たい!待ちきれない!』…って言ってて…」


ウト「ま、実物見て感極まったってやつじゃない?」


提督「そ、そうか…しばらくそっとしておこう…じゃあ鳳翔、さっそくだが艦載機の開発をしてもらいたい。」


鳳翔「はい、分かりました。」


提督「ユニ、ロワ、ウト、各グループから妖精を数名開発に回してくれ。その後は明石を交えて話し合いをしたい。」


「「「了解!」」」


提督「…おーい、明石?」


明石「…あ、提督!…すみません…つい設備に見とれちゃって…」


提督「いや、いいんだ。これから明石にも使ってもらうからな。」


明石「え!?…でも私、5軸マシニングセンタなんて使った事無いですよ?」


提督「俺が教える。すぐに覚えられるさ。」


明石「よ、よろしくお願いします!」


提督「うん。…それで、今から新装備について話し合いをしたい。こっちに来てくれ。」


明石「分かりました!」



…………………………



ユニ「…私たちで新型の艦載機の開発…ですか?」


提督「そうだ。3人のチームにはターボプロップエンジンと二重反転プロペラのギアボックスを作ってもらいたい。」


ロワ「了解です!」


ウト「提督ー、個数とかは?」


提督「エンジンとギアボックスを各3基づつ完成させてほしい。製造工程は任せるよ。」


ユニ「提督、出来たものを組み込む素体はどうするんですか?」


提督「鳳翔に頼んで開発した艦載機を流用しようと思う。あくまでこれはモックのつもりだからな。」


ユニ「なるほど…分かりました!」


提督「そして俺と明石は他の装備開発を進めようと思う。」


明石「どんな装備の開発をするか決まってるんですか?」


提督「今考えているのは、エレクトロン閃光手榴弾に艦砲用のAPFSDS、新たにHEIAPの開発も考えている。」


明石「APFSDSはこの前教えてもらったので分かります…閃光手榴弾もなんとなく想像はできますが…HEIAPって何ですか?」


提督「HEIAPは徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を持った弾頭だ。」


明石「…貫通、爆発、燃焼の3要素を兼ね備えた砲弾ということですか?」


提督「その認識で間違いは無いだろう。今のところはこの3つの開発を進めていく。…皆、それぞれの役割は分かったか?」


ユニ「はい!頑張ります!」


ロワ「ここに来て初の新装備開発…必ず成功させます!」


ウト「面白くなってきたねぇ…やる気出てきた…!!」


明石「全力で取り組みます!」


提督「よし、それじゃあ早速取りかかろう。」


「「「はい!」」」



………………………



妖精「ユニ先輩!追加の材料持ってきました!」


ユニ「ありがとね!…よし出来た…じゃあ次はこの部品をロワのところに持って行ってくれる?」


妖精「分かりました!」


ユニ「あと他に手空いてる人いるー?」


妖精「はい!私大丈夫です!」


ユニ「この図通りにギアの削り出し頼めるかな?」


妖精「分かりました!」


明石「…妖精さん達、凄いですね…もうすぐエンジン一基組み上がりますよ…」


提督「頼もしい限りだな。」


明石「…提督、手榴弾の筐体はこんな感じでいいんですか?」


提督「…うん、良いだろう。あとは中にテルミットを充填して起爆装置を仕込んだら試作品は完成だ。」


明石「はい!」


ジリリリリリ


ロワ「提督ー、電話でーす!」


提督「分かった。」


ガチャ


提督「はい、提督です。」


元帥「元帥だ。調子はどうですかな?」


提督「変わりありません。今は新しい装備の開発をしているところです。」


元帥「早速開発しているとは、さすがですな。」


提督「恐縮です。」


元帥「で、早速だが…先日そちらに輸送船が来航したな?」


提督「はい。無事に出港していきました。…それがどうかしましたか?」


元帥「いや、輸送船に問題はなかったが…給糧艦の間宮と伊良湖の配属が遅れてしまってな。輸送船に乗せられなかったんだ。」


提督「そうだったんですか。」


元帥「すまない…その後すぐに配属を済ませ、2人を輸送船に乗せた。恐らくあと1時間ほどでそちらに到着するはずだ。」


提督「わざわざありがとうございます。こちらで係留準備を済ませておきます。」


元帥「ありがとう。それじゃあ頼んだぞ。」


ガチャ


提督「よし…ユニー、今の聞いてたか?」


ユニ「はい!係留準備ですよね?」


提督「そうだ、6番ドックに頼む。」


ユニ「了解しました!…ごめーん、4人こっちに来て!」


ロワ「ユニ、こっちから2人出すよ!」


ウト「こっちからも2人出すねー」


ユニ「ありがとう!…皆、手伝って!」


妖精「「「了解!」」」




…………………………



通信室



ザザ...ザ...



提督「来た…こちら提督、輸送船聞こえますか?」


無線「…ザザ…救…む…ザザ…」


提督「輸送船、こちら提督。もう1度お願いします、どうしましたか?」


無線「…深海…撃…ザザ…至…救援…ザザ…」


提督「深海…深海棲艦…!輸送船、深海棲艦に追われてるんですか!?」


無線「…救…早く…」


ザザ ザァァァァ...


提督「まずい…まて、そういえば…!」


ザザ


提督「こちら提督だ、五月雨、矢矧、聞こえるか?」


無線「提督!はい、聞こえます!」


無線「矢矧よ。聞こえているわ。」


提督「今輸送船がここに向かっているんだが、深海棲艦の襲撃に遭っているらしい。至急救援に向かってくれ。」


無線「は、はい!」


無線「なんてこと…分かったわ、すぐに向かう。」


提督「よし…館内放送、提督だ。霧島、鳳翔、鳥海、伊401は至急工廠へ来て出撃準備をしてくれ。繰り返す、出撃だ。」



ザァァァァァァァ



霧島「こちら霧島、間もなく輸送船と合流します。」


鳥海「…!電探に感あり!輸送船、五月雨、矢矧、その他未確認反応が6!」


鳳翔「艦載機、上げます!」


シュバッ ブゥゥゥゥン


鳳翔「…深海棲艦を確認…駆逐イ級が3、軽巡ホ級2、重巡リ級1です!」


提督「了解、輸送船の様子は?」


鳥海「…損害軽微、矢矧と五月雨が交戦中です。」


提督「2人と合流し深海棲艦を牽制しながら輸送船を逃がすんだ。その後に可能であれば殲滅戦を行う。」


「「「了解!」」」


伊401「私が駆逐と軽巡の注意を引くので、その隙に2人と合流してください!」


霧島「分かったわ。鳳翔、あなたはバックアップしてあげて!」


鳳翔「了解!」


霧島「…よし、今のうちに行くわよ鳥海!」


鳥海「はい!」



ドォォン ドォォン



五月雨「はぁ…はぁ…まだまだっ!」ドォォン


矢矧「…!あれは…五月雨、増援が来たわよ!」


五月雨「えっ!?」


霧島「狙いよし…ってぇぇぇ!」


ドォォォン ドバァァァン


鳥海「2人ともこちらに!」


五月雨「はぁ、はぁ…助かりました…」


霧島「あまりゆっくりしていられないわよ?」


五月雨「私、どうすれば…」


霧島「…とにかく鳳翔たちと合流しましょう。行くわよ!」



……ドォン‼



伊401「うわっと…今のは危なかったぁ…」


鳳翔「それ以上させません!」


バシュッ ブゥゥゥゥゥン


鳳翔「しおいさん、今のうちに退避を!」


ホ級「」ガチャン


鳳翔「…あっ!!」


ドォォォォン


ホ級「グァァァ…!」


鳥海「危なかったですね。」


鳳翔「ありがとうございます。」


霧島「よし、全員無事ね。…提督、こちら霧島です。敵部隊の排除完了しました。」


提督「ご苦労、こちらも輸送船を視認した。各員、警戒しつつ帰投せよ。」


鳥海「…ちょっと待ってください!」


提督「…どうした鳥海?」


鳥海「…対空電探に感あり…敵艦載機です!」


霧島「…鳳翔、偵察機を!」


鳳翔「はい!」


バシュッ ブゥゥゥゥゥン


鳥海「…敵の反応、増えてます…!」


鳳翔「…こちらでも確認しました。…かなりの数です…」


提督「…分かった、そのまま鎮守府に帰投せよ。」


霧島「…え?ですが提督!それだと敵航空隊が鎮守府に…!」


提督「大丈夫だ。追いつかれないように…ザザザザ...」


霧島「…提督?聞こえますか?」


提督「...ちら..いをお...」ザザァーー..


霧島「…通信途絶…他のみんなは?」


五月雨「…繋がらないです…」


矢矧「…ダメね、ノイズしか拾えないわ。」


鳥海「…こちらもダメです…恐らく妨害電波の影響だと思われます。」


鳳翔「艦載機との通信は可能です。近距離なら無線は届くのではないかと。」


伊401「ソナーは生きてます!」


霧島「…全員、鎮守府へ戻りましょう。近くに行けば無線も通じるようになるはず…しおいはソナーで、鳳翔は偵察機で帰投航路を警戒してください。」


鳳翔・伊401「了解!」


霧島「鳥海は敵航空隊の監視を、五月雨、矢矧は艦隊周辺の警戒をお願い。」


鳥海・五月雨・矢矧「了解!」


…………………………



鳥海「…敵航空隊、時速690km、高度2000m、接近してます。予測だと接触まであと5分です。」


霧島「…このまま全速を保っても鎮守府まで20分はかかる…間に合わないわ…」


五月雨「…あっ!!霧島さん!」


霧島「五月雨、どうしたの?」


五月雨「電探に深海棲艦の反応が…」


霧島「…矢矧はどう?」


矢矧「…えぇ、こっちも確認したわ。…敵航空隊の背後から迫ってきてる。」


霧島「…位置からして敵空母に間違いないわね。…全員、戦闘用意!」


五月雨「…敵航空隊、高度下げました!…目視で確認!」


矢矧「…接触まで3分!」


霧島「鳳翔、直援機を!」


鳳翔「はい!」


バシュッ ブゥゥゥゥゥゥン


霧島「矢矧、五月雨、鳳翔は前に出て対空戦を。隙を見て私としおいと鳥海で元の空母部隊を叩きます!」


「「「了解!」」」


五月雨「…機銃、掃射します!」


ダダダダダダダ


矢矧「…くっ、数が多い…!!」


鳳翔「…残存敵航空隊、攻撃!」


霧島「全員回避!」


ヒューー ドン ドン バァァァァン


五月雨「きゃぁぁぁ!!」


ブゥゥゥゥゥゥン...


霧島「…被害報告!」


鳥海「私は大丈夫です!」


伊401「被害なしです!」


鳳翔「被害微小、艦載機発艦可能です!」


矢矧「私も被害微小…っ!五月雨!」


五月雨「…すいません…中破しました…」


霧島「五月雨!!…まだ動ける?」


五月雨「私は大丈夫です…まだ…いけます…!」


霧島「…五月雨を守るように陣形を組み直します!」


鳳翔「…待ってください!…反対方向から未確認の反応があります!」


霧島「そんな…!!」


矢矧「…挟み撃ちされたということ?」


霧島「…えぇ、それしか考えられないわ…」


鳥海「…ちょっと…この反応…速すぎる…!!」


霧島「…鳥海、接触までどれくらい?」


鳥海「…あと1分…目視できるまであと30秒!」


霧島「…鳳翔、詳しい情報を…」


鳳翔「…数3、高度800m、速度…」


霧島「…速度は?」


鳳翔「速度…時速820km…」


矢矧「820km!?」


鳥海「…敵航空隊、再び高度下げてきました!!」


霧島「…まずいわね…」


鳳翔「…ちょっと待ってください!…未確認機に味方識別信号の反応あり…」


五月雨「…味…方?」


霧島「…間違いないの?」


鳳翔「…はい、間違いないです。」


鳥海「…私も同じ反応です。」


矢矧「…見えた!!」


鳥海「…速い…!!」


ザザザ...


霧島「…無線!?」


未確認機「艦隊のみなさーん、応答してくださーい。」


霧島「…その声…ウト!?」


ウト「せいかーい!今急造したテスト機でそちらに向かって」


ブゥゥゥゥゥゥン


ウト「…っと、通り過ぎちゃいましたねー。速い速い。」


霧島「ウト、どういうこと!?」


ウト「我々で敵航空隊は殲滅するんで、空母の撃滅お願いしまーす。」


鳥海「何言ってるの!?たった3機であの数を相手なんて…無茶すぎる!!」


ウト「あ、そこら辺は大丈夫ですよー。…それと、今から30秒は空を見ないように…目が潰れますよー。」


矢矧「何のこと…!?」


ウト「各機、遮光バイザー準備。」


「「了解」」


鳳翔「その方向…敵航空隊に突っ込むつもり…!?」


ウト「んじゃいきますよー…3、2、1、投下!」


ヒューー..パァッ!


五月雨「きゃっ!眩しっ…!!」


ウト「ちゃんと起爆したね。…各機、今のうちに敵機全部喰っちゃうよ!」


ブゥゥゥゥゥゥン ダダダダダダダ


霧島「…鳥海、しおい、私と来て!あとは五月雨の護衛に!」


ザァァァァァァ


鳥海「…敵空母確認!…空母ヲ級2、駆逐イ級4!」


霧島「駆逐は無視して!何としても空母を沈める!」


鳥海・伊401「了解!」


伊401「また私が囮になるので、その隙に空母を!」


鳥海「気をつけてね、しおい!」


霧島「無茶しないように。…行くわよ!」










このSSへの評価

15件評価されています


SS好きの名無しさんから
2017-09-08 01:26:23

SS好きの名無しさんから
2017-08-31 00:21:49

SS好きの名無しさんから
2017-08-29 04:04:05

SS好きの名無しさんから
2017-08-26 04:02:19

SS好きの名無しさんから
2017-08-21 20:48:39

SS好きの名無しさんから
2017-08-21 16:32:28

金属製の餅さんから
2017-08-15 17:01:17

SS好きの名無しさんから
2017-08-08 22:52:02

SS好きの名無しさんから
2017-08-04 22:55:54

SS好きの名無しさんから
2017-08-03 20:43:40

SS好きの名無しさんから
2017-08-05 14:32:38

SS好きの名無しさんから
2017-08-02 18:51:34

SS好きの名無しさんから
2017-08-01 16:38:25

ひやしらいすさんから
2017-07-31 16:27:41

SS好きの名無しさんから
2017-07-31 01:02:15

このSSへの応援

9件応援されています


SS好きの名無しさんから
2017-09-21 04:29:54

SS好きの名無しさんから
2017-08-21 16:33:07

SS好きの名無しさんから
2017-08-20 00:18:37

金属製の餅さんから
2017-08-15 17:01:19

SS好きの名無しさんから
2017-08-03 20:43:01

SS好きの名無しさんから
2017-08-03 00:02:16

SS好きの名無しさんから
2017-08-02 18:51:36

SS好きの名無しさんから
2017-08-01 03:13:49

ひやしらいすさんから
2017-07-31 16:27:42

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-08-11 00:17:55 ID: 0GcOj34-

なぜ妖精さんの声がBFの声で再生されるのだろうか、、

2: SS好きの名無しさん 2017-08-31 00:26:18 ID: M0I99BMC

説明書きに、局長=提督ってかいてんなら、作中は統一しろよ。わかりづらすぎるし、最初の元帥の部分。3人いると勘違いするし、内容薄すぎ。


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください