2019-01-20 22:08:25 更新

概要

この作品は【幻想郷闇汚染危機3】の続きです
霊夢のスペル技にはオリジナル技が含まれています 詳しくは後書きをご覧ください


前書き

ライル・ディスト(偽名)

外の世界から来た外来人
風を自由自在に操ることができ、自分の世界の中心核となる存在
多重人格も持っていて、いろいろな能力が使える
性格は至って普通 かなりの仲間思いで特に女性には優しい(厳しくする時は厳しくする)
名前は偽名らしい


ミレイユ・ディスト(本名 ミレイユ・ブリリアント)

回復担当の多重人格者の一人
性格は天然でいつものほほーんとしてる
怒ると怖いかはわからないが本気にするととんでもなく強くなる
画像検索で【ミレイユ・ブリリアント】と入力すると元ネタにしたキャラが出てきます 検索してみてくださいね?


ブレイク・ディスト

無効を操る多重人格者の一人
性格は危ない この多重人格者と接する時は危ないから気をつけながら話しかけた方がいい
能力が無効しか使えないため攻撃方法は素手で攻撃しかないため単体で出てくることはほぼないだろう


キール・ディスト

諸刃の拳を使う多重人格者の一人
性格は言葉使いは多少荒いが根はいい人
能力を無効にされても諸刃の拳を使う事が出来る
体力を大幅に使うため、あまり多用することが出来ない上ブレイクと同じく素手で攻撃しかない為単体で出てくることはほぼないだろう


ぜウル・ディスト

未来を見る事が出来る多重人格者の一人
性格は不明
能力もたまにしか使えないためあまり役には立たない…?


ナイト・ディスト

闇を操る事が出来る多重人格者の一人
性格はブレイク以上に危険
敵味方関係なく攻撃する危ない人格者
ライルに止めてもらわなければかなり危険な者の為、あまり姿は出されない


勇那

東方玉新楽に出てくる狐の妖怪
詳しいことは東方玉新楽と検索すれば出てきます
なかなかかわいい(もはや作者の感想)









ライル 「…霊夢?」


霊夢 「これでライルの顔は見えないわね?」


ライル 「っ!」


霊夢 「さっきの抱き方だと見えちゃうからね?ライルは泣き顔見られたくないのよね」


ライル 「…霊夢…俺は、生きてて…いいのか?」ポタッポタッ…


霊夢 「当たり前でしょ?生きてないと私が許さないわ」


ライル 「俺を…支えてくれるか?」ポタッポタッ…


霊夢 「もちろん!間違った方向に行ったら必ず戻してあげるわ?」


ライル 「…また、仲間を守れなかったら…」ポタッポタッ…


霊夢 「絶対に守れる保証なんてどこにもないでしょ?ライルはライルの限界まで仲間を守ればいいのよ」


ライル 「…でも、守れなかったら…みんなの視線が…」ポタッポタッ…


霊夢 「守ろうとして守れなかったとしても誰も文句言わないしあなたを冷たい目で見たりしないわ?」


ライル 「…霊夢、お前は…優しすぎるよ?」ポタッポタッ…


霊夢 「ライルの方が優しすぎるわ?仲間の事を思って涙を流して、落ち込んで、責任を自分だけ背負ってるんだから?…でも」


霊夢 「一人で背負わないで?ライル一人で背負ってたらいつか潰れてしまうわ?だから」


霊夢 「私にもその積もりに積もった荷物を分けて?そうすれば軽くなるでしょ?」


ライル 「…いや、そんな事はしない」


霊夢 「…っえ?」 スッ… ライルが霊夢の腕を退けて離れる


ライル 「自分の責任は自分だけで背負う それが俺の決まり事だ?だから他の奴には誰にも背負わせない」


霊夢 「ライル!それだとあなたはまた!」


ライル 「でも…」ポスッ 霊夢の胸辺りに顔を落とす


ライル 「これ以上…また背負うことになったら…」


ライル 「【少しでも良い…一緒に、背負ってくれないか?】」ポタッポタッ…


霊夢 「っ!」


霊夢 「…少しとは言わず、半分ぐらい背負ってあげるわ?それで平等になるでしょ?」ニコッ ライルが助けを求めてくれた事に安心して笑顔が出る


ライル 「…霊夢…」ポタッポタッ…


ライル 「ありがとう…本当に、ありがとう…!」ポタッポタッ…


霊夢 「別に礼を言われることじゃないわ?私は当たり前のことをしたまでよ」ナデナデ


ライル 「うっ…うぅっ…!」ポタッポタッ…


霊夢 「素直になってくれてありがとね?ライル」









紫 「…まさか、二度もライルの闇を打ち消すとは思ってなかったわね?闇はそう簡単に打ち消せるものじゃないのに…」隙間からライルたちの様子を伺っている


紫 「やっぱり霊夢がライルにとって鍵みたいね?…まっそれはいいとして?」


紫 「ライル あなたの力…そんなものじゃないでしょ?」


紫 「すべての闇住民を倒すほどの力を持っているかはわからないけど闇の入口を塞ぐ力は持っているはずよ!」


紫 「そうでしょ?【××××】」 【××】←本名は未公開です
















ライル 「…っん?」スゥ…


ライル 「…朝っか?」パサッ


ライル 「…あれ?霊夢…?」キョロキョロ


ライル 「(おかしいな?霊夢の事だから俺が許可しなくても隣で寝ると思うんだが…もう起きたのか?)」


ライル 「てか、いま何時だ?」チラッ


【時計は秒数の針は12時のところで止まっていて分時を差す針は4時59分で止まっている】


ライル 「…時計が止まってる?なんでだ?確か俺が寝る前は動いてたはず…てか、この時計ってなにで動いてるんだ?この世界に電気とか電池はないのに…」


ライル 「…まぁそんなことはいいとして?こんな時間でも×夢が起きてるなら俺も起きないとな?」


ライル 「…あれ?」


ライル 「(今…×夢って言ったら…あれ?)」霊夢と言おうとすると自分の頭の中でノイズが走り聞こえない


ライル 「(なんだ!?今××って言ったら…あれ?)」今度は霊夢と言ったら名前のところだけノイズが走り聞こえない


ライル 「…××(霊夢)?×××(アリス)…?」


ライル 「(なんだ!?一体何が起こってるんだ!なんで誰かの名前を言おうとしたら頭の中でノイズが走る!?)」


ライル 「とっとりあえず現状確認のためみんなのところに行こう?」スクッ


タッタッタッ…













茶の間



ライル 「…なんでだ?なんで誰もいない?」


ライル 「調理場にも誰もいなかったしなんでだ?…もしかしてまだ寝てるのか?××(霊夢)も部屋に戻って寝てるならつじつまは会うけど…」


ライル 「…××(霊夢)達の寝室に行ってみるか?そうしよう」タッタッタッ…








霊夢達の寝室



スー…


ライル 「邪魔するぞ…って、え?」


霊夢達の寝室を覗く…が、そこには誰ひとりいなかった…


ライル 「…なんでだ?なんで誰もいない!?××(霊夢)はともかく×××(アリス)や××(早苗)、××××(ミレイユ)と××✕×(大ちゃん)が居たはずなのに!」


ライル 「××(霊夢)!!」


ライル 「×××(アリス)!!」


ライル 「××(早苗!!)」


ライル 「××××(ミレイユ)!!」


ライル 「××✕×(大ちゃん)!!」全員の名前を呼ぶがやはりノイズが走り聞こえない


ガタンッ!! 中庭の方からなにか物音がする


ライル 「っ! なんだ今の音!?」


ライル 「…中庭からか?」タッタッタッ…








中庭



ライル 「…なんでだ?外に出たのになんで風が吹いてない?」


外に出たがまったくと言っていいほど風が吹いていない


ライル 「空は曇ってるわけでもないのに朝日も月も出てない…一体どうなってんだ?」


…ライル? 背後から誰かに呼ばれる


ライル 「っ! その声は魔理沙か!?いきなりで悪いが今どういう現状になってるのか知ってたら…?」


魔理沙? 「どうしたんだ?ライル いきなり喋るのをやめて?」顔体中返り血を浴びたと思われる痕跡が残って両手になにかを持っている


ライル 「…どうしたんだ?その血の跡…それに、その両手に持ってるものはなんだ?」


魔理沙? 「…食ってみるか?」ニヤッ


ライル 「…っは?」


魔理沙? 「うまいぜ?口の中でとろけるほど美味しいんだぜ?」ニヤッ


ライル 「いっいや、俺はなにを持ってるのかを聞いてるんだが…?」


魔理沙? 「なんだと思う?」ニヤニヤ


ライル 「なんだと思って言われても…(暗くてなにかわからないんだが…)」


…ボトッコロコロ… 魔理沙が手に持っているものからなにかが落ちて転がってくる


ライル 「っん?魔理沙 なにか落ちたぞ…っ!?」


転がってきたものは霊夢がいつも持っている印籠玉だった…


ライル 「…魔理沙?なんでお前がーー(霊夢)の印籠玉持ってるんだ…?」


魔理沙? 「…」


ライル 「…なぁ?お前が手に持ってるものって…本当に食べ物か…?」


魔理沙? 「…あぁ?ちゃんとした食べ物だぜ?この世で最高にうまい肉…」


魔理沙? 「【人肉って言う肉だぜ!!】」ニタァ


霊夢 「」首から上だけしかない霊夢の頭部を魔理沙に掴まれている


アリス 「」同じく首から上だけしかない早苗の頭部を魔理沙に掴まれている


ライル 「っう!?」


ライル 「うわぁぁあぁあぁぁぁっっっ!!!!!!!!!?」ドサァッ!! なにを持っているのかが判明して腰を抜かす


魔理沙? 「あっははははは!!おもしろいぜその顔!驚きと絶望に落ちたような顔をしてマジでおもしろいぜ!」ケラケラッ!!


ライル 「なっなんで…なんでこんなことをしたんだ?」


魔理沙? 「邪魔だったから殺したんだよ」


ライル 「…邪魔だった…?」


魔理沙? 「そうだ!私より強いから邪魔だったんだ!だからこいつらを殺して私が頂点に立つんだぜ!?」


魔理沙? 「そして私は幻想郷を支配して自分の思うがままにするんだぜ!あっはははははは!!!!!!」ケラケラッ!!


ライル 「…ーす…」ボソッ


魔理沙? 「…あぁ?」


ライル 「絶対…殺す!確実にお前を殺す!!」ギリッ!!


魔理沙? 「私を殺す?なに言ってんだぜ?お前が私に勝てるわけないだろ?寝言は寝て言え!」


ライル 「…」ヒュー… 弱い風を周囲に吹かせる


魔理沙? 「風じゃ私を倒せないぜ?」ニヤッ


ライル 「…絶対…」


ライル 「殺す!!」ギンッ!! 目が黒くなって睨みつける


魔理沙? 「っ! おま…その目!?」


ライル 「…禁技」


ライル 「【闇・一鬼刀閃】」シュンッ!!
















ライル 「っは!?」ガバッ!!


ライル 「…夢…?」ハァッハァッ…


霊夢 「すぅ…すぅ…」ライルの隣で寝ている


ライル 「…夢か?よかった…ちゃんと生きてるな?」ハァ…ハァ…


ライル 「(それにしても嫌な夢だったな?しかも【一鬼刀閃】まで使おうとするなんて…)」


ズキンッ!!


ライル 「いっつ!!」急に頭に激痛が走る


霊夢 「…っん?」スゥ…


ライル 「…あっ悪い 起こしちまったか?」


霊夢 「ううん そんなことないわ?それよりどうしたの?なにかあったの?」ヨイショッ


ライル 「気にすることじゃない ただの夢だから気にしないでくれ?」


霊夢 「…そう?」


ライル 「…あぁ…」


霊夢 「…ライル?」


ライル 「…なぁ霊夢 もしもの話だが、仲間が仲間を殺したら…お前ならどうする?」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「…」


霊夢 「…私ならその人にもよるけど」


霊夢 「【みんながどんなに悪く言おうが私は守るわ!】」


ライル 「…そうだよな?お前ならそういうと思ったよ…でも、それが裏となって…」


霊夢 「ライル!マイナス思考にならないで!一体どうしたの?」


ライル 「…」


霊夢 「…一体どんな夢をみたの?」


ライル 「…」


ライル 「なぁに!気にするような事じゃないから大丈夫だ?気にしないでくれ」


霊夢 「…本当に?」


ライル 「…やっぱり、霊夢には隠せないか?」


霊夢 「…話してもらえるかしら?」


ライル 「…じつは…」



ライル説明中…



ライル 「て感じの夢を見たんだ…」


霊夢 「私が魔理沙に…?」


ライル 「…あぁ…」


霊夢 「心配しすぎよ?夢なんだから平気よ それに魔理沙が私やアリスにそんなことするわけがないわ!」


ライル 「…そうだよな?夢なんだから平気だよな?」


霊夢 「そうよ!夢は夢で現実は現実なんだから平気よ!」


ライル 「そうだよな?うん おかげで不安が晴れたよ?ありがとう!霊夢」


霊夢 「どういたしまして?…ふぁっんん…」ムニャムニャ…


ライル 「…まだ2時半だから眠たくなってもしょうがないか?」


霊夢 「…」(_ _*)οΟうとうと…


フラァ…


ライル 「おっと?」ポスッ 倒れてくる霊夢を支える


霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「(安心して眠気が走ったんだな?眠たかったのに俺の悩みを聞いてくれてありがとな

霊夢)」


ライル 「(…でも、なにかが気になるな?なんで時計は4時59分で止まってたんだ?なにか意味があるのか?)」


ライル 「(4時59分…よんごじゅうきゅう…)」


ライル 「(よんごきゅう…よんごく…よごく…)」


ライル 「…予告?」


ライル 「…まさかな?確かに4時59分で予告って読むけど…偶然だよな?」


ライル 「ぜウル 今起きてるか?」


… ぜウルからの応答がない


ライル 「…応答がない 寝てるのか?ならあいつの能力は発揮してないな あいつが寝てる時は能力は発揮しないからな?」


ライル 「…考えすぎだな?生きてる奴なら誰でも夢を見るんだから悪い夢だって見る?俺だけじゃない…」


ライル 「…もう寝よう これ以上考えてても自分をマイナス思考にさせるだけだ?さっさと寝て早く起きよう」ヨット 霊夢を寝かせる


霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「…おやすみ?霊夢」スゥ…


チュッ


霊夢 「すぅ…すぅ…」頬にキスされるが起きない


ライル 「…」ゴソゴソ…


パサッ













朝ーライルの部屋



チュンッチュンチュン…チュンッ…


霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「…っん?」スゥ…


ライル 「…朝か」ヨット 起き上がる


ライル 「…んんっ!!」ググッッ!!!!


ライル 「…ふぅ?」コキコキッ


ライル 「…朝飯作るか?たしか今日宴会だったよな?宴会の弁当も作らないとな」スクッ


タッタッタッ…








調理場



ライル 「…」トントントントン…


ライル 「よっと?」ザー…


ライル 「えっと?まきはどこに…あ、あったあった?」ヒュー…ポイポイッ 風でまきをかまどの中に入れる


ライル 「着火」ヒュー!!


シュボッ!! 風でまきを擦り付けて摩擦熱で火をつける


ライル 「よし?これで鍋物は平気だな 次はサラダを作ってっと?」スゥ…


バッターン!!


魔理沙 「朝飯ー!!」戸を勢いつけて開ける


ライル 「っ!?」ビクッ!!


ズバッ!!


魔理沙 「あっ…」


ライル 「…魔理沙 もうちょっと優しく開けてくれないか?すごく驚くから…」ダラダラ… 勢い余って包丁で手首を切る


魔理沙 「すっすまん 気をつけるぜ?」


ライル 「…まったく…【風・応急処置】」ヒュー…


風・応急処置=風で傷を塞ぐ荒治療法 無理やり塞いでるのに変わりないためあまり使うことは勧めない


魔理沙 「…あれ?いつもみたいにミレイユを使わないのか?」


ライル 「なんだ?寝室見てこなかったのか?」


魔理沙 「台所からいい匂いがしてたから直行でこっちに来たんだぜ!」


ライル 「…なるほど?そういうことか」


ライル 「ならなんで俺がミレイユを使わなかったのか寝室に行けば分かるから見てくるといいよ?」


魔理沙 「よし!霊夢の間抜けな寝顔を見てくるついでに見てくるぜ!」タッタッタッ!!…


ライル 「もっと静かに行ってくれよ?まだみんな寝てるんだから…って、聞いてないか?」


ライル 「まぁいい?さっさと朝食を作って宴会の弁当も作らないt」


ギャァァァァァッッッ!!!!!! 寝室の方から叫び声が調理場まで響いてくる


ライル 「っ!? 今の声は魔理沙!?いったいなにがあったんだ!」タッタッタッ!!…








霊夢達の寝室



タッタッタッ!!…


ライル 「どうした魔理沙!なにかあった…?」


魔理沙 「はっはなせー!!」グググッ!!…


ミレイユ 「離しませんよ?あなたは見てはいけないものを見てしまったんですからこのまま逃がすわけにはいきませんよ?」///ダラダラ… 鼻血を垂らしながら魔理沙を押さえつけている


ミレイユ 「ですから…あなたの胸や太ももとかを触らせていただきますね?うふふふふ!」///ハァハァ…


魔理沙 「やめろ!私はそんな気ないぜ!!」


ライル 「…。」


魔理沙 「ライル見てないで助けてくれ!知らない奴に襲われてるんだぜ!!」


ミレイユ 「私はミレイユですよ?魔理沙さん」


魔理沙 「っえ!?ミレイユ!?お前が!?」


ミレイユ 「はい!以後お見知りおきを?」


魔理沙 「嘘だー!!ミレイユがこんな変態な正確なわけがないぜ!!」


ミレイユ 「変態ではありません 超変態です!」(`・v・´)ドヤ


魔理沙 「否定しないのかい!」


ライル 「…お楽しみ中邪魔したな?それじゃ」パタンッ 襖を閉めて遮断する


魔理沙 「ライルー!!」


ミレイユ 「うふふ?では魔理沙さん 邪魔者もいなくなった事ですし続きを〜?」///ハァハァ…


魔理沙 「早苗ー!大妖精ー!アリスー!誰でもいいから起きてこいつを止めてくれー!!」


アリス&早苗&大妖精 「「すぅ…すぅ…」」まったく起きる気配なし


ミレイユ 「無駄ですよ?皆さんには睡眠魔法を使っているのであと1〜2時間は起きませんよ?」


魔理沙 「なんでだ!ミレイユは回復魔法しか使えないんじゃなかったのか!?なんで睡眠魔法も使えるんだ!」


ミレイユ 「睡眠は精神を休ませるので回復魔法に入っていますよ?」


魔理沙 「そんなばかなー!!」


ミレイユ 「それではそろそろ我慢の限界ですので…」


ミレイユ 「いただきまーす!!」ヽ(//゜▽、゜//)ノガバッ


魔理沙 「いやぁぁぁっっっ!!!!!!」


スゥ-…ポイッ


ミレイユ 「っん?」パシッ ライルが襖を少し開けてミレイユに携帯を投げ渡される


ライル 「それで我慢してろ?」


ミレイユ 「きゃぁぁぁぁっっ!!!!文ちゃんかわいすぎぃぃっっっ!!!!!!」


ミレイユ 「その裕福そうな胸!スラッとした細い腕!興味を持ったら目を輝かせて調べようとするその目!もう可愛すぎですよぉぉっっ!!!!」ジタバタジタバタッッ!!!! 魔理沙から離れてスマホに映された文の写真を見て暴れてる


ライル 「まったく…」タッタッタッ…


魔理沙 「た、助かったー!!」ハァー…


魔理沙 「(もう少しで襲われるところだったぜ…しかもミレイユって意外に力あるんだな?腕掴まれてた時全然動かせなかったぜ…)」


ミレイユ 「魔理沙さん魔理沙さん!文さんって何歳ぐらいなんですか!?見た目的には女子高生に見えるんですけど!!」


魔理沙 「っえ?いや、妖怪は基本的には歳はわからないぜ…結構年月経っても姿形変わらない奴は多いからな?」


ミレイユ 「そうですか…でも可愛いから何歳でもいいです!」


ミレイユ 「はぁぁっ!文さんの柔らかそうな胸いじくり回してみたいです!いじくり回すだけではなくペロペロもしてみたいです!!」///ハァハァ!!


魔理沙 「…ミレイユって結構危ないやつだな?まさかここまで酷いやつだったとは…」 アァァァァッッ!!!!アヤサンコンドハワタシノメノマエニキテクレナイデショウカ!?キタラスカサズワシヅカミシテサワリタイデス!!


魔理沙 「…今度から気をつけとこう?」 アヤサンウェルカーム!!






調理場



ライル 「…」トントントントン…


ライル 「…」ツメツメ… 重箱の中におかずを入れる


ライル 「…ふぅ?これで一つは完成だな あとどのくらい必要かな?」ウーン


…ポツンッ 外から屋根に何かが当たる音が小さく響く


ライル 「…っん?」


ポツンッポツッポツッ…


サァー… 雨が降ってくる


ライル 「…雨か さっきまで曇ってなかったのに」 サァー…


ライル 「…宴会は中止かな?」 タッタッタッ!!…


スパァーン!!!! 扉が勢いよく開く


霊夢 「ライル!!」タッタッタッ!!… ライルの元に近づく


ライル 「…なっなんだよ?」急に呼ばれ近づかれて唖然とする


霊夢 「雨が降ってきたわ!どうにかして!」


ライル 「却下」


霊夢 「今日は宴会なのよ!?お酒が飲めなくなっちゃうわ!」


ライル 「いや普通に家の中で飲めるだろ?」


霊夢 「それじゃ味気ないわ!だからお願い!雨をやまさせて!」


ライル 「却下」


霊夢 「そんなぁぁぁ〜っっ!!!!」(´;д;`) タッタッタッ!!…


魔理沙 「雨だぁぁぁー!!!!」バッキャァン!! 扉を蹴って粉砕する


ライル 「扉を壊すな!てかなんでお前らは二人そろって俺のところにくるんだよ!!」


魔理沙 「ライル!お前の風でなんとかしてくれぇぇっ!!宴会が中止になっちまうぜぇ!!」


ライル 「却下」


魔理沙 「そんなぁぁぁ〜っっ!!!!」(´;д;`) タッタッタッ…


ミレイユ 「やってあげればいいじゃないですかライルさん?お2人がこんなにも頼んですから?」ポタッポタッ… 鼻血を垂らしながらライルの元にやって来る


ライル 「お前は鼻血止めろ …仕方ないな?今回だけだぞ?」ハァ…


霊夢 「ありがとうライル!」ガバッ ライルに抱きつく


魔理沙 「ありがとうだぜ!」ガバッ 同じくライルに抱きつく


ライル 「ばっ!?手に包丁持ってるからまず!!」ヨロッ 抱きつかれてバランスを崩す


ポロッ… 包丁を霊夢の足元に落とす


霊夢 「…っえ?」


ライル 「やばっ!?」バッ!! 手を伸ばす


ドスッ!!


ライル 「いってぇぇ!!!!」包丁が手の平に刺さる


霊夢 「らっライル!?大丈夫!?」


魔理沙 「痛そうだぜ!早く治療をしないと!!」


ミレイユ 「はっはい〜!」タッタッタッ!!


ライル 「いってぇ〜…!」グググッ…スポッ 包丁を抜き取る


ミレイユ 「ライルさん 今治療するので我慢してくださいね?」スッ


ライル 「あぁ…頼む」


ミレイユ 「【ヒーリング】」


シュゥゥ… 傷ついた場所が治っていく


ライル 「…痛みが引いてくる マジで痛かった…」ハァ… シュゥゥ…


ミレイユ 「…? ライルさん なんで手首も怪我してるんですか?手首の傷も切り傷っぽいですが?」シュゥゥ…


ライル 「…さっき包丁で切った」シュゥゥ…


ミレイユ 「手首をですか?」シュゥゥ…


ライル 「あぁ…」チラッ


ミレイユ 「?」チラッ ライルがチラ見した方を見る


魔理沙 「…」


霊夢 「?」ライルが手首を怪我してたことを知らない


ミレイユ 「…なるほど、そういう事ですか?」ヒソヒソ


ライル 「あぁ、そういう事だ?」ヒソヒソ


ミレイユ 「…っと?これで傷は塞がりましたね 痛みは取れましたか?」シュゥゥ… 治療を止める


ライル 「大丈夫だ?ちゃんと痛みも取れてるから助かったよ ありがとな?」


ミレイユ 「礼を言われるようなことはしてませんよ?私は治療をするのが当たり前なんですからね」


ライル 「なに言ってるんだ?お前は治療する為だけの存在じゃない ちゃんと生きてるんだからもっとのびのびとしろ?」


ミレイユ 「…そうですか?」


ライル 「あぁ!だから自分が道具のように使われてるなんて思うんじゃない いいな?」


ミレイユ 「…はい!」ニコッ


ライル 「まったく?」


霊夢 「…ライル ごめんね?包丁持ってる時に抱きついたりして…」


魔理沙 「ホントにすまないぜ…」


ライル 「別に気にすることじゃないから謝らなくてもいいよ?もう傷は治ったんだから?」


霊夢 「でも痛かったでしょ?包丁が手に刺さったんだから…」


ライル 「刺さって痛くないって言う人はいないと思うが?」


魔理沙 「当たり前だぜ…」


ライル 「…まぁ、次抱きついてくる時は気をつけてくれ?それだけは頼む」


霊夢 「また抱きついてもいいの?」


ライル 「別に構わないよ?抱きつくぐらいなら時と場合にもよるが抱きついてやるよ?」


ライル「それに霊夢や魔理沙に傷がつかなくてホントに良かったよ?万が一包丁が霊夢か魔理沙に刺さってたら痛い思いするからな そんなことにならなくて本当に安心したよ!」ニカッ


霊夢 「…ありがとね?ライル」


魔理沙 「ありがとだぜ!おかげで心がスッとしたぜ!」


ライル 「それは良かったな?」


魔理沙 「それじゃライル 傷が治ってそうそう悪いが早く雨をどうにかしてくれだぜ!」


ライル 「わかってるよ?霊夢 まだ料理の途中だから任せてもいいか?」


霊夢 「だいじょうぶよ!あとは任せて!」


ライル 「ありがとう それじゃ雨を止まさせてくる」タッタッタッ…


霊夢 「お願いね!」 タッタッタッ…


魔理沙 「…なぁ霊夢 ライルはなにを作ろうとしてたんだ?材料は置いてあるがなにかまでは分からないんだが…」 まな板の上に置いてある様々な食材が置いてあるのを見て悩む


霊夢 「…なにかしら?ジャガイモが多いけど…」ウーン…


ミレイユ 「…これはなんでしょうか?」ウーン…








博麗神社ー中庭



サァー… 強くはないが雨が降っている


ライル 「…そこまで強くはないな?小雨とは言えないけどこの雨だと宴会は中止になるだろうな?まったくあの2人は酒のことになると面倒になるんだから…」ハァ…


ライル 「…」 サァー…


ライル 「【…たしか、雨を降らす闇の住民は二~三人居たよな?まさかそいつらのせいで雨降ってるんじゃ…】」


ライル 「…一応警戒しておかないとな?」サァー…


ライル 「【竜巻】」


ヒュゥゥゥゥッッ!!!! 空に竜巻を起こして雲を分散させる


サァー…


…ピカー 雨が止んで日差しが差してくる


ライル 「よし?これで雨は安心だな」


ライル 「後はこの神社内に風を吹かせて水気を取らないとな?」


ライル 「【大竜巻】」


ヒュゥゥゥゥッッッ!!!!!!… 先程より大きい竜巻を作り出して神社内に降った雨をすべて空の上に集める


ライル 「【蒸発】」


ジュゥゥ… 集めた水を熱風で蒸発させる


ライル 「よし これでよしっと?」


ライル 「さて、早く朝食の準備に戻らないとな?早く作らないと朝飯が遅れちまう」タッタッタッ…









調理場



霊夢 「えーっと…こんなのであってるかしら?」カチャカチャ… ライルに頼まれて料理してる(なにを作るのかわかっていない)


魔理沙 「私はこの料理だと思うんだがな?」カチャカチャ…


ミレイユ 「私はこれだと思うのですが…」カチャカチャ…


タッタッタッ…


ライル 「戻ったぞ?料理の方はどうだ?」タッタッタッ…


霊夢 「ライル!丁度いいところに帰ってきたわ」


霊夢 「今あなたがなにを作ろうとしてたのかわからなかったからみんなで予想して作ってたのよ!」スッ 料理を見せる


魔理沙 「私はライルが作ろうとしたのはこれだと思うんだが違うか?」スッ 料理を見せる


ミレイユ 「どれが正解ですか?」スッ 料理を見せる



霊夢の料理=いたって普通の肉じゃが


魔理沙の料理=サラダの中にキノコ丸々1本入ったサラダ


ミレイユの料理=火を通したような跡がある丸焦げの…野菜の串焼き?らしきもの



ライル 「…俺は肉じゃがを作ろうとしてたから霊夢が正解だな?」


霊夢 「やったー!やっぱり肉じゃがだったわ!」


魔理沙 「うーん…やっぱり肉じゃがだったか?もしかしたらと思ってたんだが…」


ミレイユ 「残念です…」


ライル 「魔理沙の料理はキノコ以外いいとして、ミレイユはなんでそうなった?」


ミレイユ 「なんとなくです!」(`・v・´)ドヤ


ライル 「…お前料理出来たよな?なんで黒焦げなんだ?」


ミレイユ 「日本文化の食卓はわかりかねます?」


ライル 「…まぁ、魔術で作り出した人格だから知らなくても仕方ないか?」


ライル 「それとミレイユが作った料理は俺の朝食にするから霊夢が作った肉じゃがをみんなに分けて食ってくれ」


霊夢 「…ライル、それ…食べるの?」


ライル 「捨てるのはもったいないだろ?食えなくはないんだから食うよ」


魔理沙 「直火焼きで焼いてたからほとんど炭になってると思うぜ?」


ミレイユ 「何言ってるんですか魔理沙さん!直火焼きだからこそ火が通っていいんじゃないですか!」


ライル 「野菜を串に刺して直火焼きする奴なんかお前ぐらいしかいないと思うが?」


霊夢&魔理沙 「「うんうん」」


ミレイユ 「あぅ…」


ライル 「…まっそれはともかく、早く茶の間に行ってご飯にしようぜ?」


霊夢 「そうね?早く食べましょ」


魔理沙 「だぜ!」


タッタッタッ…








茶の間(準備完了)



ライル 「さてと、それじゃ朝食を食べよう?」


霊夢 「まだアリス達は寝てるけど起こさなくていいの?一応アリス達の分もよそっておいたんだけど…」


ライル 「どっかの誰かさんがアリス達に睡眠魔法をかけたせいであと1時間は起きないと思う?」(╬^∀^)


ミレイユ 「…」メソラシ


霊夢 「…」


魔理沙 「…」


ライル 「…ま、アリス達は後でもいいだろうし 今は俺達だけで食べよう?」


霊夢 「そうね 私も宴会の準備があるから早く食べて人里に行かないといけないから早く食べましょ?」


ライル 「それじゃ、いただきます」


全員 「「いただきます」」


ライル 「…」バリッゴリッゴリッ…


霊夢 「…ねぇライル それ、おいしい?」


ライル 「…正直、苦い」バリッゴリッゴリッ…


魔理沙 「食い物を食べる時に出る音じゃないぜ…」


ライル 「すごく歯ごたえ半端ない」バリッゴリッゴリッ…


ミレイユ 「…残してもいいんですよ?私が作った料理なんて無理に食べなくても?」


ライル 「ミレイユが一生懸命…?と言えるかわからんが作ってくれたんだからまずかろうが苦かろうが関係ない 全部責任とって食べるよ?」


ミレイユ 「っ!」///ドキッ!!


霊夢 「…」 テカ、ホントウニカタイシニガイナ?ガンニナラナケレバイイガ…


魔理沙 「…? どうした?霊夢」


霊夢 「…ねぇ魔理沙 ミレイユってライルのこと、どう思ってるのかしら?」ヒソヒソ


魔理沙 「っえ?…さぁ?知らね」ヒソヒソ


ライル 「…ふぅ?ごちそうさまでした」ミレイユが作った炭焼きを間食する


霊夢 「洗い物は私がやっておくからライルはどこか遊びに行ってきたらどう?」


ライル 「っん そうか?ならどこか遊びに行こうかな?」


魔理沙 「遊びに行くんだったら大図書館なんかどうだ?」


ライル 「…大図書館?」


魔理沙 「あれ?紅魔館に行ったことあるよな?なのに知らないのか?」


ライル 「紅魔館?紅魔館ってあの吸血鬼の子が居るところか」


魔理沙 「そうだぜ!その紅魔館の下にパチュリー・ノーレッジって魔女が居て、そいつの住処が大図書館なんだ!」


ライル 「…した?下ってことは地下室のことか?」


魔理沙 「そうだぜ!」


ライル 「うーん…図書館か?確かになんの本があるか気になるから行ってみようかな?」


魔理沙 「なにか面白そうな本があったら盗ってきてくれ!」


ライル 「…盗ってくる?」


霊夢 「ライル そいつの話は聞き流していいわよ?」


ライル 「そうする」


魔理沙 「ちぇー?」(・ε・` )


ミレイユ 「…」ズズゥ… お茶を飲んでる


ミレイユ 「ふぅ?」


ライル 「それじゃ、ちょっとその図書館に行ってくるよ?」スクッ


霊夢 「宴会が始まる前には戻ってきてね?」


ライル 「わかってるよ?」タッタッタッ…


スー…パタンッ 襖を開けて出ていく


魔理沙 「…」


霊夢 「…行ったわね?」


魔理沙 「行ったな?」


ミレイユ 「? 行ったからなんですか?」


霊夢 「ミレイユ 一つ聞きたい事があるんだけどいいかしら?」


ミレイユ 「はい なんでしょうか?」


霊夢 「…あんた、ライルのことどう思ってる?」


ミレイユ 「…どうっと言いますと?」


霊夢 「恋愛対象としてという意味よ!」ドンッ!!


魔理沙 「単刀直入だなおい!?」


ミレイユ 「…」


ミレイユ 「っ!!!?」///カァァッ!!


魔理沙 「…っえ?」(゚Д゚ )


ミレイユ 「わっ私が、ライルさんのことをですか!?」///(//〇□〇//)アワワワ!!


霊夢 「そうよ それであんたはライルのことどう思ってるのかしら?好きなの?」


ミレイユ 「っえ!?えっえぇと…そのー…」///アセアセ


霊夢「…好きなの?」


ミレイユ 「…はい 好きです?ライルさんのこと…」///カァァッ…


魔理沙 「…」(゚д゚)ポカーン


ミレイユ 「…でも、私は作られた性格ですからそういう感情を持ってはいけないんですけどね?」


ミレイユ 「それに私より霊夢さんの方が美しいですし、私はそこまで可愛くありませんから?」


霊夢 「…そんなことないと思うわ」


ミレイユ 「…そうでしょうか?」


霊夢 「そうよ 確かに私とミレイユどっちが美しいかって言われたら私だけど」


魔理沙 「(それ自分で言うんだ…)」


霊夢 「ライルが作った性格だからと言ってミレイユがライルのこと好きになっちゃいけないなんてことはないと思うわよ?」


ミレイユ 「…でも、ライルさんは私のことなんて…」


霊夢 「…ねぇミレイユ あなたって死んだらまた生き返るの?」


ミレイユ 「…そうですね?もう1度魔術を使えば生き返ります 記憶を戻すことも出来なくはないですが…」


霊夢 「じゃあなんでライルはあなたが三代魔法だっけ?それを使おうとした時に止めたのかしら?生き返るなら止める必要なんてなかったんじゃないかしら?」


魔理沙 「…三代魔法?」霊夢たちが間宮と戦っていた時にいなかったため知らない


ミレイユ 「それは仲間として失いたくないからじゃないでしょうか?」


霊夢 「仲間として見てもらえてるってことは気があるってことじゃないの?」


ミレイユ 「っ!」ハッ!


魔理沙 「なぁ霊夢 三代魔法ってなんだ?そんな魔法聞いたことないぞ?」


霊夢 「後で話してあげるから黙ってて?」


魔理沙 「はい」


ミレイユ 「…気が、あるんでしょうか?私にはあまりそうは思えませんが…」


霊夢 「気がなかったらあなたが作った…炭?なんか食べないわよ」


ミレイユ 「…炭って言われると痛いです…」ズーン…


霊夢 「でもライルは食べてくれたわよね?」


ミレイユ 「…確かに食べてくれましたが…」


霊夢 「だからあなたがライルのことを好きと思っても、ライルだって気があるんだから気にしなくていいのよ?」


魔理沙 「強引な考えだな?」


ミレイユ 「確かに…」


霊夢 「魔理沙!」(╬ ಠ益ಠ)


魔理沙 「…」メソラシ


ミレイユ 「…でも、好きという気持ちを持っていても平気とわかると身体が軽くなりました?ありがとうございます!霊夢さん」


霊夢 「別に礼を言われるようなことはしてないわ?それとミレイユ 一つ忘れちゃいけないことがあるわよ?」


ミレイユ 「忘れちゃいけないこと?」


霊夢 「あなたもライルのこと好きという事は私たちとライバルになるってことよ!」


ミレイユ 「…そうですね?私だってライルさんを取られたくありませんから霊夢さん達に渡しませんよ!」


魔理沙 「私だって取られたくないぜ!」


霊夢&ミレイユ 「「…っえ?」」

( (≪●≫) )Д( (≪●≫) )


魔理沙 「…冗談だぜ 冗談だからここにもライバルが居たみたいな目で見ないでくれ…」


霊夢 「…案外ありえそうね?」


魔理沙 「なんで!?」


ミレイユ 「【…なんか、ライルさんのお師匠さんみたいなことを言いますね?】」


霊夢&魔理沙 「「…っえ?」」


ミレイユ 「っ!?(まずいです!このことは言ってはいけないんでした!?)」


霊夢 「ライルの…師匠?」


魔理沙 「初耳だぜ?ライルに師匠なんて居たのか?」


ミレイユ 「いっいえ!私が間違えただけです!?気にしないでください!?」((((;゚Д゚)))))))


霊夢 「…本当は?」


ミレイユ 「いました!っあ!?」ハッ!


魔理沙 「…わかりやすいな?」


霊夢 「ライルに師匠が居たなんて聞いたことないわ?一体どんなやつなの?」


ミレイユ 「あぅ〜…居たというかなんと言うか…」(>д<)あうぅ…


霊夢 「…そんなに話せないことなの?」


ミレイユ 「いえ、話せないわけではないんですが…ただ、ライルさんにこの事を話したとしても知らないことなんです?」


霊夢 「…っえ?知らない?」


魔理沙 「どういう事だ?ライルは自分の師匠を知らないって変じゃないか?」


ミレイユ 「…正直、あまり話していいことではありませんが口を滑らせてしまったからには仕方ありませんね?」


ミレイユ 「お教え致しますがこの事はライルさんには言わないでくださいね?」


霊夢 「わかったわ 約束するわ?」


魔理沙 「了解だぜ!」


ミレイユ 「じつは…」













上空ー空の上



ライル 「ふえっくしょい!」( >д<)、;'.・


ライル 「…なんか悪寒が…気のせいかな?」ブルッ


ライル 「…早く行こう?」ヒュー…













紅魔館ー門前



美鈴 「すぴー…すぴー…」ZZZ… 壁に寄りかかって寝てる


ライル 「よっと?」スタッ


ライル 「おっす!美鈴 おはよう?」


美鈴 「すぴー…すぴー…」


ライル 「…あれ?美鈴?」


美鈴 「すぴー…すぴー…」


ライル 「…寝てるのか?」


美鈴 「すぴー…すぴー…」


ライル 「…」ヒュンッ ブレイクを発動させる


…ドスッ!!


美鈴 「いたーっ!!!?」 頭にナイフか刺さる


咲夜 「また居眠りしてるとはいい度胸してるわね?美鈴」


美鈴 「うぅ…だからってナイフで刺すことないじゃないですか?」スポッ


ライル 「確かに?」


美鈴 「…あれ?ライルさんじゃないですか いつからそこに?」


咲夜 「あなたが起きていればすぐに分かっていたでしょうね?」スチャッ 再びナイフを構える


美鈴 「ひぃっ!?」ビクッ!!


ライル 「…それ以上刺したらかわいそうだと思うんだが?もう起きたんだから刺さなくてもいいんじゃないか?」


咲夜 「…それもそうね?わかったわ 今回は許してあげるわ」スゥ… ナイフをしまう


美鈴 「た、助かった…」ホッ…


咲夜 「ところで、今日ライルさんはなに用でここに入らしたんですか?」


ライル 「ここの地下に大図書館があるって聞いたんだが、そこの主 パチュリー・ノーレッジって人は今居るかな?」


咲夜 「パチュリー様でしたらいつも通り本を読んでいると思うので居るかと思います?」


ライル 「今会えるかな?」


咲夜 「大丈夫だと思います 案内しますか?」


ライル 「頼む」


咲夜 「美鈴 次寝たらただじゃおかないわよ?」


美鈴 「はーい…」ガチャッギィィ… 門を開ける


咲夜 「ついてきてください」タッタッタッ…


ライル 「おう!」タッタッタッ…


美鈴 「いってらっしゃーい!」 タッタッタッ…













紅魔館ー通路



咲夜 「…」タッタッタッ…


ライル 「…」タッタッタッ…


…オニイサマー!


ライル 「…っん?」 パタパタパタパタパタ…


フラン 「えーい!」ガバッ ライルに飛びついて抱きつく


ライル 「フラン!?」ヒュンッ スッ すぐに左手にブレイクを出してフランの頭に触れる


フラン 「お兄様!フランと一緒に遊ぼ?」


ライル 「っえ?あっ悪い 今日はここの図書館にはどういう本があるかを見に来たから…」


フラン 「えぇ〜!つまんなーい…」(・ε・` )


ライル 「また遊びに来た時に遊んでやるからっな?」ヾ(•ω•`) ナデナデ


フラン 「…わかった」


咲夜 「妹様 今日は部屋でおとなしくしてるお約束ではありませんでしたか?」


フラン 「だってつまんないんだもん!部屋で絵本読んでてもおもしろくない!」


咲夜 「そうは言われましても…お嬢様から今日は博麗神社で宴会があるから部屋でおとなしくするよう言われているので…」


フラン 「つまんないつまんないつまんなーい!」


咲夜 「うーん…」


ライル 「…」 タッタッタッ…


レミリア 「フラン そこでなにやってるの?」タッタッタッ


フラン 「あっお姉様!」


咲夜 「お嬢様!」スッ すぐさま一礼をする


レミリア 「今日は神社で宴会があるからおとなしく部屋に居なさいと言ったわよね?」


フラン 「だってつまんないんだもん!1人で遊ぶの飽きた!」


レミリア 「…はぁ?わかったわ 咲夜?」


咲夜 「はい」


レミリア 「ライルがパチェの所に行くことは聞いてるからあなたは美鈴にフランの相手するよう言ってきてもらえないかしら?」


咲夜 「わかりました」キィンッ 時間を止める


咲夜 「それではライルさん 私は美鈴の元に行くのでお嬢様に無礼のないようにお願いします」


ライル 「わかってるよ?ここまでありがとな!」ニカッ


咲夜 「っ!? えっえぇ…」///


タッタッタッ…


ライル 「…」 タッタッタッ…


ライル 「(…咲夜はいつもこんな感じで時間が止まった世界を歩いてるのか?なんかそう考えるとかわいそうだな…)」


ライル 「(自分だけしか動いてない世界で一人歩く…なんかいやだな?俺だったら耐えられないな)」


…キィンッ 時間が動き出す


レミリア 「…行ったようね?それじゃ、今度は私がパチェのところに案内してあげるわ!」


ライル 「…それはいいんだが、俺がパチュリーのところに行くって話しどこで聞いた?」


レミリア 「あんたがここに来るのを窓から見えたから隠れて門のところで聞いてたわ!」


ライル 「…」


フラン 「美鈴かぁ?まぁいいか 美鈴でも?」


レミリア 「納得したなら早く部屋に戻りなさい 今日は絶対宴会すると思うから安心なさい?」


フラン 「それならいいんだけど…」


ライル 「…」←宴会が次の日に延期になった張本人


フラン 「それじゃお兄様 また遊びに来た時に遊んでね?」


ライル 「あぁ また遊びに来た時にな?」


フラン 「美鈴かぁ…確かに絵本は読んでくれるけどなぁ…」パタパタ…


レミリア 「それじゃ、いくわよ?」


ライル 「おう!」


タッタッタッ…








大図書館ー扉前



レミリア 「パチェ 今いいかしら?」コンコンッ


…ナニ?


レミリア 「この前話した人間があんたに興味があるって言って来たわよ?」


ライル 「おい 俺そんなこと言ってないからな?」


レミリア 「別にいいじゃない?私が目を付けたことには違いないんだから?」


ライル 「いや、それとこれとは関係ないと思うが?」


…イレテイイワヨ


レミリア 「パチェは物静かで可愛らしい子だから襲っちゃダメよ?」


ライル 「安心しろ 絶対しないから」


ライル 「邪魔するぞ?」ガチャッ








大図書館ー内部



ガチャッギィィ…


小悪魔 「ひやぁぁぁっっ!!!!」タッタッタッ!!… 本棚の奥へ走っていく


パチュリー 「…いらっしゃい」椅子に座って本を読んでいる


ライル 「君がパチュリー・ノーレッジか?」


パチュリー 「そうよ それでさっき走って行ったのは小悪魔よ?」


ライル 「さっきの子って…っあ」


小悪魔 「ひぃっ!?」ビクッ!!スッ ライルと目が合って本棚の奥に隠れる


ライル 「…俺、そんなに怖い顔してるか?」


パチュリー 「さぁ?私的にはそこまでだと思うわ それにあの子はあなたがレミィより強いって話しを聞いてあぁなってるのよ?」


ライル 「…その話し、誰から聞いた?」


パチュリー 「レミィからよ」


ライル 「あいつは何言ってるんだ…」


パチュリー 「こあ この人はたぶん平気よ?隠れてないで出てきなさい」


ライル 「たぶんってなんだよ?たぶんって」


小悪魔 「…本当ですか?」ソー… 恐る恐る覗いて見てくる


ライル 「…まぁ、君が信じるかはわからないけど怪我をさせるような真似はしないから安心してくれ?」


小悪魔 「でも、レミリア様の話しだと女なら誰でも襲うと…」


ライル 「…なぁパチュリー あのバカはまだドアの前にいるよな?」(╬^∀^)


パチュリー 「居るわよ?現に今覗いて笑ってるわ」



レミリア 「くくくっ!ちょっパチェ あんた教えてんじゃ…ぷっ!!」クックックッ… ドアから隙間を開けて覗いて笑ってる


ライル 「…一旦出直す!」タッタッタッ…


レミリア 「あっはははははは!!!!おっお腹痛い!っはははははは!!!!!!」ゲラゲラ


ライル 「…」ガチャッ


…パタンッ


オマエハナニアノコニイッテンダコノヤロウガァァッッ!!!! グリグリグリグリッッ!!!!…


ギャアァァァッッ!!!!アタマガアァァァッッ!!!!


ナニ?モットシテホシイカ?ワカッタ!


チョッ!?ワタシソンナコトイッテナ…


ハンセイシロォォッ!! グリグリグリグリッッ!!!!…


イダダダダダダダダダダダァーッッ!!!!


パチュリー 「…一体どんなことされてるのかしらね?」 イタイダロ!イタイヨナ!?ダカラハンセイシロォォッッ!!!! グリグリグリグリッッ!!!!…


小悪魔 「…さぁ…」 アァアタマガワレルゥゥゥッッ!!!!








数分後…



ガチャッ


ライル 「再び邪魔するぞ?」タッタッタッ…パタンッ


パチュリー 「レミィは?」


ライル 「扉の前で伸びてるよ」




レミリア 「…痛い 本気で頭が割るかと思ったわ…」ヒリヒリ… 数分に渡って頭を拳でグリグリされていた


レミリアのカリスマ度が30下がった 残り0…(元々の数値はなんだったのだろうか?)




パチュリー 「…まっなにをしたのかは聞かないとして、今日はなんのようで来たのかしら?」


ライル 「魔理沙からここの話を聞いてどんな本があるかを見に来たんだ?」


パチュリー 「…そう」


ライル 「…なんか、邪魔だったか?邪魔なら出ていくけど…」


パチュリー 「別にかまわないわ 私の邪魔さえしなければ見てっていいわ」


ライル 「そうか?それじゃ、遠慮なく見させてもらうよ?」


パチュリー 「えぇ?」ペラッ 読んでる本のページをめくる


ライル 「それじゃ、まずは何の本があるか…って言いたいけど…」


ズラァ… 物凄くでかい本棚がいくつもあって、無数の本が置かれている


ライル 「外国の図書館ならこのくらいの本置いてあるけど俺の国にはこんなでかい図書館はないな?」


ライル 「…何の本があるのか見るの大変だな…」


アノー…


ライル 「っん?」


小悪魔 「…なにか、お探しですか?」オソルオソル


ライル 「…そうだな?魔術や魔法の事が多く書かれた本ってあるかな」


小悪魔 「そっそれでしたらこっちにあります!付いてきてください」パタパタ…


ライル 「(あれ?俺のこと怖かったんじゃないのか?)」タッタッタッ…


タッタッタッ…








小悪魔 「この辺りが魔術のことや魔法の事が書かれてる本が置いてあります」パタパタ…


ズラァ… 案内された本棚は大量の本が棚に収まっている


ライル 「…多いなぁ?」


小悪魔 「どういった魔法の本をお探しなんですか?」


ライル 「うーん…この世界でよく使われてる魔術や魔法の事が書かれてる本ってあるか?」


小悪魔 「属性関係なくですか?」


ライル 「あぁ できるだけ多く書かれてるやつがいいな?」


小悪魔 「それでしたら…えっと?」パタパタ… 空中に飛んで本を探す


小悪魔 「…あっこれですね!」ガシッ 一番上に収まっている分厚い1冊の本を手に掴む


ライル 「(分厚…)」


小悪魔 「んーっ!!」グググッ!!… 分厚い本を引き抜こうとする


ライル 「…自分で取るから無理しなくていいぞ?」


小悪魔 「だい…じょうぶっです!」グググッ!!…


スポッ…ズシッ!!


小悪魔 「重いー!!」ヒュー… 重すぎて本を持ちながら落ちていく


ライル 「よっと?」ポスッ 小悪魔をお姫様抱っこで受け止める


小悪魔 「…っえ?」


ライル 「大丈夫か?怪我してないか」ヒュー… 本は風で運んでいる


小悪魔 「はっはい!すみません ありがとうございます」


ライル 「礼を言うのは俺の方だ 無理してまで本を取ってくれようとしてたんだからな?」


小悪魔 「べっ別に無理してなど…」


フッ…


ライル 「…っん?なんかこの辺りが暗くなったが…」


小悪魔 「っ! ライルさん上!」


ライル 「…っえ?」


ゴゴゴゴゴッッ!!!!… 本棚がライル達の上に落ちてくる


ライル 「なんで!?」ヒュー!!… 風で支えようと…


キュインッ!!ヒュー… 風が吹き止む


ライル 「っ!? 風が…!!」


ゴゴゴゴゴッッ!!!!…


ライル 「(今から走っても倒れてくる本棚から出ることはできない!!せめてこの子だけでも!)」


ライル 「小悪魔!!」ガバッ


小悪魔 「っえ?きゃあぁぁっっ!!!!」ドサッ 床に押し倒される


バタァンッ!!ドサドサドサドサ… 本棚がライル達の上に落ちてきて本が散乱する


ライル 「…いつつ…!」本棚の下敷きにされている


小悪魔 「らっライルさん…」ライルに守られて無傷


ライル 「大丈夫か?どこも怪我してないか…いてて!」


小悪魔 「はっはい 私は平気ですがライルさんが…」


ライル 「俺は平気だよ?心配するな」ダラー… 頭から血が流れ出てくる


小悪魔 「でも、頭から血が…」


ライル 「これくらいどうってことない!気にするな」ダラダラ… さらに頭から血が流れ出てくる


小悪魔 「そうは見えませんが…」


ライル 「小悪魔が無事なら良いんだよ!だから気にするな」ニカッ


小悪魔 「…っえ?」 タッタッタッ…


フタリトモダイジョウブ?


ライル 「なんとか大丈夫だけどできれば早く棚をどかしてほしい…」




ゴゴゴゴゴッ…ズシンッ!! 本棚は元の位置に戻り、本も収まっていく


ライル 「…ふぅ 骨が折れるかと思った…」ダラダラ…


小悪魔 「…」///


パチュリー 「どうだったかしら いきなり本棚が倒れ落ちてくるハプニングは?」


ライル 「…お前がやったのか?」ダラダラ…


パチュリー 「えぇ?…あと出血量がひどいから傷口塞ぐわね」ヒュンッ 回復魔法を唱える


ライル 「なんで棚を倒したんだ?しかも小悪魔まで巻き込んで」シュゥゥ… 傷口が治療されてる


パチュリー 「こあを助けるか試したかったのよ」


ライル 「何のために?」シュゥゥ…


パチュリー 「こあは自分より強い人が目の前に現れるとすぐに逃げる癖を持ってるからよ だから早めに慣れてもらおうとしたのよ」


ライル 「別に早くしなくても良かったんじゃないか?早く慣れさせる必要なんてないだろ」シュゥゥ… キズが完全に治癒される


パチュリー 「そんなことないわ 早くやった結果があれよ?」スッ 小悪魔に指を差す


ライル 「…っえ?」クルッ


小悪魔 「…」///


ライル 「…小悪魔?」


小悪魔 「…私が無事なら…いい…」///ドキドキッ…


小悪魔 「〜〜〜っっ!!!!!!」///カァァッッ!!


ライル 「…おーい?」


小悪魔 「いっいけません!私にはパチュリー様が居るのに!?…でっでも…」///ドキドキッ…


小悪魔 「〜〜〜ッッ!!!!」///カァァッッ!!!!


ライル 「…」


パチュリー 「良かったわね?気に入ってもらえて」


ライル 「…はぁ…」











パチュリー 「…」ペラッ…ペラッ… 椅子に座って本を読んでる


ライル 「…」ペラッ…ペラッ… 先ほど小悪魔に見つけてもらった本を読んでいる


小悪魔 「…」///ジー ライルを見つめてる


ライル 「(…さっきから目線が痛い…)」ペラッ…


小悪魔 「…」///ジー


ライル 「…」ペラッ…


小悪魔 「…」///ジー


ライル 「…あの、小悪魔?」


小悪魔 「はい!なんでしょうか?」///ジー


ライル 「…俺の顔見ててもつまらないだろ?他にやることがあるならそっちをやった方が…」


小悪魔 「いえ?つまらなくないですよ?むしろすごく楽しいです!!」///


ライル 「…そうか…」


小悪魔 「〜♪」///ジー


ライル 「(集中出来なくて本に書いてある内容が頭の中に入らない…)」ペラッ…


パチュリー 「…ふぅ 目が疲れたわ」パタンッ


パチュリー 「小悪魔 紅茶を用意してくれるかしら?」


小悪魔 「えぇ〜?私今忙しいです」///


ライル 「(俺を見てるだけなのにか?)」


パチュリー 「…はぁ 仕方ないわね?それじゃ咲夜に頼んで…」 タッタッタッ…


コンコンッ ガチャッ


咲夜 「失礼します」


パチュリー 「咲夜 ちょうどいいところに来たわ?紅茶を用意してもらえるかしら」


咲夜 「かしこまりました それとパチュリー様 今日の宴会はいかがなされますか?お嬢様は行くとおっしゃっていましたが」


パチュリー 「レミィがいくなら私も行くわ 時間は?」


咲夜 「あと2時間ほどでここを出ます」


パチュリー 「わかったわ 時間になったら教えてもらえるかしら?」


咲夜 「かしこまりました」


ライル 「もうそんな時間か?それじゃ俺もそろそろ帰らないとな」パタンッ


小悪魔 「…もうお帰りになるんですか?」


ライル 「あぁ 俺も宴会の手伝いをしないといけないからな?今日は帰るよ」


小悪魔 「…そうですか 残念です…」(*óㅿò*)シュン。。。


パチュリー 「帰るの?」


ライル 「あぁ そろそろ霊夢のところに帰らないと1人で準備するのは大変だからか?今日は帰らせてもらうよ」


パチュリー 「わかったわ 咲夜 ライルをよろしく頼むわ?」


咲夜 「わかりました」


ライル 「邪魔したな?パチュリー また見たくなった時は見させてくれな!」


パチュリー 「えぇ 構わないわ?」


咲夜 「それでは門までお送りします 行きましょう」


ライル 「おう!」


タッタッタッ…パタンッ


小悪魔 「…行ってしまいましたね?」


パチュリー 「行ったわね」


小悪魔 「…はぁ…もっとあの方と一緒に居たかったです とても素敵な方でしたのに…」ハァ…


パチュリー 「そうだったかしら?私にはそこまでいい男とは思わなかったけど」ペラッ…


小悪魔 「何言ってるんですかパチュリー様!最高によかったじゃありませんか!!」


小悪魔 「私が無事なら良いなんて…あんなにも素敵な方はいませんよ?」///テレテレ


パチュリー 「…そう」ペラッ…


小悪魔 「あぁー!!また来てくれないでしょうか?今度来たら最高のおもてなししてあげるのに〜!!」


パチュリー 「…」 ツギハイツクルンデショウカ?デキレバハヤメニキテクレルトアリガタイデス!


パチュリー 「(うるさいわね…あの淫乱ビッチどうにかならないのかしら?)」


パチュリー 「(…どうにもならないわね はぁ…)」













博麗神社



ヒュー…スタッ


ライル 「ふぅ やっと着いた?」 タッタッタッ…


霊夢 「ライル〜!」ガバッ 後ろからライルに抱きつく


ライル 「うぉっと!霊夢 いきなり抱きつくなよ?」


霊夢 「ライルが私の目の前にいたのが悪いのよ!」


ライル 「いやそれはおかしいだろ」


霊夢 「それよりどうだった?本は読ませてもらえた?」


ライル 「あぁ かなりの本が揃ってたから驚いたよ?まさかこの世界に図書館があるとは思って無かったからよけいだな」


霊夢 「それなら良かったわね?それでなにを調べてきたの?」


ライル 「この世界の魔法や魔術に関することを調べてきたんだが…かなり難しいものばかりで正直あまり理解出来なかった…」アハハ…


霊夢 「私は魔法や魔術は専門外だから何も教えられなくてごめんね?」


ライル 「別に謝ることじゃないよ 気にしないでくれ」


ライル 「それより 早く宴会の準備しようぜ?あと2時間ぐらいだから今から準備すれば間に合うだろ」


霊夢 「そうね それじゃ、私は人里まで行ってお酒を取ってくるからライルは料理を念のため多く作っておいて?」


ライル 「了解?任せておけ!」


…ザザァ… 風が吹いてくる


ライル 「…っん?」 ザザァ…


霊夢 「? どうしたのライル?」


ライル 「…いま、誰かに見られてたような…?」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「…気のせいかな?誰かの視線を感じたような気がしたんだが…」


霊夢 「…なにか嫌な予感とかする?」


ライル 「っえ?いや、特にしないけど…」


霊夢 「それなら平気よ!それじゃ、料理頼むわよ?」フワー…


ライル 「あっあぁ…(なにが平気なんだ?)」


ライル 「…まぁいいか 早く料理作って置くか?」タッタッタッ…



? 「…」 ザザァ…













宴会開始ー博麗神社



ガヤガヤ…


霊夢 「…一体魔理沙は何人に声かけたのかしら…?」


ガヤガヤ… ざっと見た感じ40人近く参加している


霊夢 「お酒余分にとっておいたけど…それでも足りるかしら?」チラッ


霊夢が用意したお酒は酒樽10個分である


霊夢 「…絶対足りないわね?もっと買っておくべきだったわね…」 ヒュー…


ライル 「霊夢〜…」ヒュー…ドスンッ


霊夢 「ライル あんたどこに…って」


ライル 「はぁ…やっと着いた?疲れた〜…」ドスゥンッ!!!!人里で酒や食べ物を大量に買って運んで来た


萃香 「おおっ!お酒が増えたぞ!」


幽々子 「むっ!この香ばしい匂いは水まんじゅう!羊羹!その他もろもろ!!」


妖夢 「なぜわかるんですか!?」


勇儀 「あのぐらい酒があるとなくなる心配はないねぇ?」


四季 「ずいぶんと買ってきましたね 皆さんあんなに飲むんでしょうか?」


小町 「まぁ多い方がいいじゃありませんか!」


慧音 「あの酒はすべて人里で売ってる酒だな?」


妹紅 「(今すぐライルの背負ってる酒に火をつけたい!)」


さとり 「あなた かなり危ないことを考えていますね?やめなさい」


こいし 「おねえちゃんはすぐに人の心を読むのやめた方がいいよ?」


燐 「お酒ニャー!」(空は欠席)


パルスィ 「妬ましい妬ましい…」ブツブツ


サニー 「退治されないでしょうね…?」


ルナ 「さぁ…」


スター 「(ライル〜!!)」///


諏訪子 「今日はずいぶんと大人数だね?」


神奈子 「早苗ー!無事かー!!」


文 「…あの人は何を騒いでるんでしょう?」


椛 「さぁ…?」


チルノ 「宴会だー!」


ルーミア 「だー!」


永琳 「明日は二日酔いの患者が多数来るわね?」


鈴仙 「ですね…」ハァ…


雛 「…近づけない」遠くから見てる


レミリア 「今日もいい天気だこと?はぁ…」日傘を差して日光を避けてる


フラン 「ほんとー…はぁ?」同じく日傘を差して日光を避けてる


咲夜 「良いじゃないですか?宴会なんですから!」


パチュリー 「あつい…帰りたい」


小悪魔 「ライルさーん♡」///


橙 「参加してる方がいっぱいでしゅ!」


藍 「よくみんな集まれたな?偶然にも集まれたのか?」


紫 「そうじゃないかしら?もしくはそうじゃないかもしれないし…ね?」


魔理沙 「…」



大妖精 「チルノちゃーん!」パタパタ…


早苗 「…神奈子さまも来たんですか 来なくてよかったのに…」ハァ…


ミレイユ 「あはは…さすがにそれはかわいそうですよ?早苗さん」


アリス 「ミレイユ 無理に笑わなくてもいいと思うわ」


霊夢 「…ずいぶんと買ったわね?」


ライル 「いやー?何人来るかわからなかったから大量に買ってきたんだよ!そしたら…」


霊夢 「…案の定、買い足しといてくれて助かったわ」


ライル 「買ってきておいてよかったよ」


萃香 「霊夢ー!早くお酒飲もうよ!」


霊夢 「そうね 私も早く飲みたいから始めるとしましょうか?」


ライル 「俺は少ししか飲まないからな?」


霊夢 「…たぶん無理よ?私は飲ませないけど…」


ライル 「…っえ?」 タッタッタッ…


萃香 「なぁライル?お前酒に強いって聞いたんだが本当か?」


ライル 「っえ?まぁ…強いと言えば強いが?」


勇儀 「それじゃアタシらと飲み比べしようじゃないか!」


ライル 「却下」


萃香 「まぁそう言わずに行くぞ!」ガシッ ライルのえりを掴む


ライル 「ちょっ!?ふざけるな!俺は飲まないぞ!」ズルズル…


勇儀 「いいからいいから〜!」


ライル 「良くねぇー!!」ズルズル…


霊夢 「それじゃ、みんな乾杯!」


全員(一部除く) 「「かんぱーい!」」


ライル 「俺はスルーかよ!」













宴会中



ガヤガヤ…


ライル 「人が多いとどうも落ち着かないな?」萃香達から逃げてきて木に寄りかかってる


雛 「そうかしら?私は多い方がいいと思うけど」ライルが無の境地を貼っていて隣に座ってる


ライル 「雛は大人数でいる方が楽しいと思ってるからいいけど、俺は1人の方が好きだから…」


雛 「…ライルって明るい人かと思ってたけど意外に暗いわね?」


ライル 「まぁな?…本当はこんな性格になりたくなかったんだが、今さら治しようがないからな」


雛 「…」 タッタッタッ…


霊夢 「ラーイルー!」///ガバッ


ライル 「うぉっと!?」霊夢に抱きつかれる


霊夢 「ライル〜?ちゃんと飲んでるぅ〜?」///ヒック


ライル 「飲んでるよ?多少ながらな」


霊夢 「もっと飲まないとだめよ〜?」///


ライル 「わかってるよ?もう少し飲むから安心しろ?」ナデナデ


霊夢 「えへへ〜…!」///ナデナデ… 頭を撫でられてる


慧音 「霊夢!独り占めはずるいぞ!私にも抱きつかせろ!」///ガバッ ライルに抱きつく


ライル 「ちょっ!?2人も無理だってば!」


妹紅 「死ねぇぇぇっライル!!!!!!」ダダダダダッッッ!!!!!!


ライル 「今無の境地張ってるから能力は使えないぞ?」


妹紅 「なら拳で…」


幽香 「やめなさい」シュンッ


ドスッ!!


妹紅 「っ!!」首筋にチョップされる


バタンッ…


妹紅 「」チーン 気絶させられる


幽香 「まったく 宴会中に変な騒ぎを起こさないでほしいものね」


ライル 「…一瞬で妹紅を気絶させるとは…」


幽香 「あなたが外の世界から来たという人間ね?」


ライル 「あぁ 俺はライル・ディスト」


幽香 「私は風見幽香よ よろしく?」


ライル 「あぁ!よろしくな 幽香」 タッタッタッ…


聖 「あらあら?貴方は二人に抱かれてさぞ嬉しいことやら?」ウフフ


ライル 「はっきり言って嬉しくないぞ?熱いし酒臭いし」


霊夢&慧音 「「ひどい!!」」


聖 「ふふっ!あまり飲み過ぎてはいけませんよ?霊夢さん 慧音さん」


慧音 「わかっておる!」///


霊夢 「聖はお酒飲んでないの?」///


聖 「多少ながら飲んでいますよ?飲み過ぎは体に毒ですから」


ライル 「…っん?」



魔理沙 「…」 ガヤガヤ… 誰とも話さずに1人でお酒を飲んでる



ライル 「…残無」ヒュンッ


残無=無の境地をその場に残す技 大体15分ぐらいは効果が続く


ライル 「霊夢 慧音 俺ちょっと歩きたいから離してくれないか?」


慧音 「だめだ!私はまだ抱きついていたいぞ!」///


霊夢 「わたしも〜!」///


ライル 「…」真剣な顔をして霊夢と目を合わせる


霊夢 「っ! …わかったわ 慧音、離れるわよ?」スッ


慧音 「っえ?あ、あぁ わかった?」スッ


雛 「それなら私も一緒に付いていかないと?」スクッ


ライル 「大丈夫だ?だいたい15分ぐらいはこの場に能力無効を付けたからついてこなくても平気だぞ」


雛 「…そう?」


ライル 「あぁ それじゃ、ちょっと魔理沙のところに行ってくる」


タッタッタッ…


慧音 「…ライルの奴、急にどうしたんだ?」


雛 「さぁ?」


霊夢 「…」



魔理沙 「…」 ガヤガヤ…


ライル 「まーりさ!」タッタッタッ…


魔理沙 「…ライル…」


ライル 「どうした?元気がないみたいだが?」


魔理沙 「…」


ライル 「…となり、座るぞ?」


魔理沙 「…あぁ…」


ライル 「…っと?」ストンッ 魔理沙の隣に座る


魔理沙 「…」


ライル 「どうした なにかあったのか?」


魔理沙 「…」


ライル 「…具合が悪いって感じじゃないみたいだな?」


魔理沙 「…」


ライル 「…なぁ、もし違ったらスルーしてくれ?もしかして」


ライル 「【夢ってことはないよな?】」


魔理沙 「っ!」ピクッ


ライル 「…マジで?」


魔理沙 「…なんで、わかったんだ?私…誰にも話してないはずだぜ?」


ライル 「…場所を変えよう ここだと誰かに聞かれる恐れがある」スクッ


魔理沙 「あっあぁ…」スクッ


タッタッタッ…


霊夢 「…」ガヤガヤ…








博麗神社ー神社裏



ライル 「…ここなら誰にも聞かれないだろ?」


魔理沙 「…たぶんな?」


ライル 「…まさか、魔理沙も同じ夢を見てるとは思わなかったな?」


魔理沙 「…っえ?ライルも見たのか!?」


ライル 「あぁ 魔理沙が霊夢と早苗の亡骸を抱えて俺の元に運んでくるのをな…」


魔理沙 「…っえ?」


ライル 「っん?どうした?」


魔理沙 「私が見たのは霊夢と早苗を殺してるとこだぜ?ライルのところになんか行ってないぜ?」


ライル 「…っえ?違うのか?」


魔理沙 「あぁ …あっでも、2人を殺した後どこかに行くまでは見たな?」


ライル 「…2人を抱えてか?」


魔理沙 「…あぁ 2人の頭を抱えて…」スッ… 帽子を深く被る


ライル 「…魔理沙が見た夢は二人を殺してどこかに向かっていった 俺が見た夢は魔理沙が二人を抱えて俺の元に来た」


? 「そして ライルが魔理沙を殺して闇に落ちた」


ライル&魔理沙 「「っ!」」 タッタッタッ…


霊夢 「…私が見た夢はそこまでよ」タッタッタッ


ライル 「…霊夢も見たのか?しかも俺の続き」


霊夢 「…えぇ 昨日の夜、ライルが私が魔理沙に殺される夢を見たって聞いた時は驚いたわ 私と同じ夢を見たんだなって…」


霊夢 「あの時はライルも落ち着けない状態だったから言わなかったけどね」


魔理沙 「…3人で並べることが出来る夢を見るなんて…」


霊夢 「嫌な予感しかしないわね?」


ライル 「…霊夢 今日は1人で寝ないで早苗たちの神社で寝泊まりしてくれないか?」


霊夢 「ライルはどうするの?」


ライル 「俺は魔理沙の家に泊まる」


魔理沙 「…っえ?」


霊夢 「わかったわ」


魔理沙 「ちょっ!?」


ライル 「念のためアリスも一緒に早苗たちの神社に泊まるよう言ってくれ 早苗たちには俺が言っておく」


霊夢 「わかったわ ミレイユは…平気ね?今日の夜中に戻るから被害に会うことはないわね」


魔理沙 「ちょーっと待ったー!!」


ライル 「どうした?魔理沙 急にでかい声だして?」


魔理沙 「いやどうしたもこうしたもないぜ!?私とライルがふ、2人っきりで寝るのか!?」///


霊夢 「そうよ?魔理沙とライルで一緒に寝るのよ?」


ライル 「一緒に寝るって言うか 魔理沙になにもないかを監視すると言った方がいいな?」


魔理沙 「あっ!?そっそうだよな!私を見てるだけだよな?」///


魔理沙 「いやー!危ないあぶない まさかとは思っていたがやっぱり違ったか?あはは!あははは!」///


ライル 「…?」


霊夢 「…なにか勘違いしてたみたいね?」


? 「…」








宴会中



ガヤガヤ…


ライル 「…」ゴクッ… 先ほどの場所に座って酒をちょびちょび飲んでる


ライル 「…」チラッ



魔理沙 「ハハハッ!そいつは面白いな?」


アリス 「でしょ?」



ライル 「…あの様子だと大丈夫そうだな?」


雛 「? なにが?」


ライル 「なんでもない 独り言だよ?」


雛 「…?」


スター 「ラーイル〜!!」///ガバッ ライルに抱きつく


ライル 「次はスターか…」


四季 「私も〜!」///同じく酔ってライルに抱きつく


ライル 「…四季?」


四季 「はぁい?なんれすか〜…?」///ヒック


ライル 「…けっこう飲んでる?」


四季 「飲まひゃれました〜!」///


ライル 「…」チラッ


小町 「」(^ー゜)bグッ 別の席からライルに向けてグットを見せる


ライル 「…あのバカ…」ハァ…


四季 「ライルしゃ〜ん わたしはあなたのことしゅきですよ〜?」///


ライル 「はいはい?」


スター 「私も好きよ〜?」///


ライル 「ありがとな?2人とも」


二人 「「えへへ〜!…」」///


…ヒュー


ライル 「…っ?」


四季 「むにゃむにゃ…」///


スター 「えへへ〜…」///


雛 「っん…ふぅ」お酒を飲みながら皆がワイワイしているのを見てる


ライル 「(…なんだ?いま妙な風が吹いたような…誰かが能力を使ったのか?)」


ライル 「(いや、それはありえない 今この周りには雛の厄が誰にもつかないように無の境地(範囲系能力封じ)を使ってるからそれは有り得ない)」


ライル 「【…まさか 無効を無効にして風を操る能力?】」


? 「正解だよ」シュンッ ライルの目の前に現れる


ライル 「っ!?」 キィンッ!!


四季 「」


スター 「」


雛 「」


全員 「「」」時間が止まって皆動かなくなる


ライル 「(この能力は咲夜と一緒の能力!)」


? 「久し振りだな?ライル 元気にしてたか?」


ライル 「人が宴してるのに…何しに来た?イブ」


イブ 「何しにって…一つしかないだろ?」


ライル 「…俺を殺しに来たのか?」


イブ 「本来ならな?」ハァ…


ライル 「本来ならって…一つじゃないじゃん」


イブ「別にいいじゃないか?殺すだけの人生ってけっこうつまらないんだから」


ライル 「【…おまえ 本当に闇の住民か?】」


イブ 「闇の住民だよ?…まっ他の奴らとは多少違う正確だけどな」


ライル 「…まぁその話は置いておこう それより今日は何しに来たんだ?」


イブ 「…そこにいる金髪の魔女帽子かぶった女 今日1日あいつから目を離さない方がいいぞ?」


ライル 「…取り憑かれるからか?」


イブ 「っ! なんで知ってるんだ?誰かに聞いたのか?」


ライル 「…」


イブ 「…まぁそれは聞かないでおこう 俺はただ警告をしに来ただけだからな?」


ライル 「…なんでお前は俺を助ける?」


イブ 「別に助けてなんかない 惨劇は止められないんだしな?」


ライル 「でも事前に教えに来てくれるじゃないか?それは助けてると一緒じゃないのか?」


イブ 「…」


ライル 「…」


イブ 「…まぁいいじゃないか?別に手助けしようがしないようが俺の勝手だろ?」


ライル 「そんな事してて平気なのか?」


イブ 「」ピクッ


ライル 「なんでそこまでして俺を助けようとするんだ?俺を助けたところで自分に得することなんて何一つないはずだ 逆に自分の首を絞めてるだろ?」


イブ 「…さぁな?俺自身もわからない なんで自分の首を絞めてまで報告するのかわからないよ」


ライル 「…闇の住民でも俺はお前を信用してる なにかあったら俺のところに来い!必ず助けてやるからな」


イブ 「…敵同士の俺をか?」


ライル 「あぁ 敵同士でもだ!」


イブ 「…ありがとよ それじゃ、俺はそろそろ帰るとするよ?宴会を楽しんでるのに邪魔して悪いな」


ライル 「…気をつけろよ?」


イブ 「あぁ…」ヒュンッ 目の前に異次元空間を作る


タッタッタッ…シュンッ イブは異次元空間の中に入って空間は消滅する


ライル 「…」


…ガヤガヤ 時間が動き出す


四季 「うーん…むにゃむにゃ…」///


スター 「すやぁ…すやぁ…」///


霊夢 「あっこら!私のお酒取るな!」


魔理沙 「いいじゃないか?ちょっとくらい」


ライル 「…今は楽しんでるから気にしなくてもいいかな?」 ガヤガヤ…


妹紅 「ライルー!!」///ガバッ 酔いながらライルに抱きついて来る


ライル 「うぉっ!妹紅!?」


妹紅 「なぁなぁ?あなたに聞きたいことがあるんだが?」///ヒック


ライル 「あっあなた?なんだよ」


妹紅 「私の事好きか?」///


ライル 「(…どう反応すればいいんだ?)」


妹紅 「…嫌いか?」///


ライル 「…」


ライル 「好きだぞ?」


妹紅 「…なんで間を開けた?」///


ライル 「いや、だって…お前俺のこと嫌いじゃないか?」


妹紅 「…そう思ってたのか?」///


ライル 「…っえ?」


妹紅 「私がお前のこと嫌いたと思ってたのか?」///


ライル 「…違うのか?」


妹紅 「大間違いだ!私はお前のこと好きだぞ?」///


ライル 「…かなり酔ってる?」


妹紅 「少量しか飲んでないが?」///


ライル 「…どっかで頭打ったか?」


妹紅 「どこも打ってない」///


ライル 「…罰ゲームか?」


妹紅 「誰ともゲームしてないが?」


ライル 「…」


妹紅 「なかなか信じない奴だな?」///


ライル 「いやー?だって…」


妹紅 「…なら!」///スッ


グイッ


ライル 「…っえ?」胸元を引っ張られる


チュッ


ライル 「っ!!!?」///妹紅にキスされる



慧音 「」ブーッ!! 妹紅達を見て酒を吹く


聖 「きゃー!?」///ライル達を見て顔を赤らめる


霊夢 「」ピシッ!! 手に持っていた升にヒビが入る


魔理沙 「(…霊夢のやつキレたな?)」


アリス 「…」///カァァ… ライル達を見て顔を赤らめる


早苗 「…」スッ 霊符を取り出す


諏訪子 「早苗!?ここで騒ぎを起こすのはやめなよ!?」


神奈子 「GO!GO!早苗! GO!GO!早苗♪」


諏訪子 「神奈子は黙ってろ!!」


咲夜 「…」スッ ナイフを取り出す


レミリア 「咲夜 言いたいことはわかるけどやめなさい?」


小悪魔 「パチュリー様 人の名前を書けば死ぬノートってありますか?」ピクッ


パチュリー 「あるわけないでしょ?デ〇ノートなんてこの世界にはないわよ」


永琳 「うどんげ てゐ 医療器具などをすぐ使えるように準備しておいて?」


鈴仙 「はい…」


てゐ 「めんどくさ…」



妹紅 「…こうすれば信じてもらえるか?」///


ライル 「…あっあぁ…」///


複数人 「「ラ〜イ〜ル〜?」」(╬^∀^)


ライル 「」サー…


妹紅 「~♪」///まったく気にしてない


霊夢 「ライル 私と言う人がいながらなにイチャついてんのよ?」(╬^∀^)


ライル 「い、いや!別にイチャついてなんか…」


慧音 「しかも三人とイチャついてるとはな?けしからんやつだ!」


ライル 「寝てるのにイチャつき扱いされるのか!?」


早苗 「私もライルさんとイチャつきたいです!」


ライル 「何度もいちゃついた事あるだろ!(早苗が一方的だったけど)」


咲夜 「私はありません」


小悪魔 「私もないです」


ライル 「…」


5人 「「ラ~イル(さーん)!」」ジリッジリッ… 徐々にライルのもとに近づいていく


ライル 「(こえぇぇぇっっ!!!!!?)」ゾクッ!!


ミレイユ 「まぁまぁ?みなさん 妹紅さんはお酒がはいってるのですから仕方ないじゃないですか」


ライル 「みっミレイユ…」


霊夢 「そんなこと言っても無駄よ?ミレイユ」


慧音 「ミレイユ!?この胸のでかい者が!?」


ミレイユ 「なんでみんなして胸のことを言うんですか!」


アリス 「(…私は言ってないわよ?)」


霊夢 「胸なんかどうでもいいわ!」


魔理沙 「(霊夢は小さいからな…)」


霊夢 「魔理沙 あとでしばく!」


魔理沙 「心読まれた!?」


ライル 「(顔に出しすぎだよ…)」


霊夢 「ミレイユ あなただってライルのこと好きなんだから私たちを説得したらイチャつこうとしてるんでしょ?」


4人 「「…っえ?」」


ミレイユ 「…霊夢さん 現実を見るのは嫌かもしれませんが言っておくことがあります」


霊夢 「なによ?」


ミレイユ 「ライルさんの…初めてを奪ったのは私なんですからね?」( ・´ー・`)ドヤァ


参加者一同 「「」」ブーッ!! 全員酒を吹く


5人 「「…っえ?」」


5人 「「えぇぇえぇええぇぇぇっっっ!!!!!?」」


ライル 「ミレイユ!?お前なに言ってんだ!」


ミレイユ 「そのままのことを言ったまでです!」( •̀∀•́ )b


ライル 「そのまんまじゃねぇ!火に油注いでどうするんだ!」


霊夢 「…否定はしないのね?」(╬ ಠ益ಠ)


ライル 「いやしてないから!?霊夢顔が凄いことになってるぞ!?」


慧音 「信じ難いな?」(╬ ಠ益ಠ)


ライル 「なんで!?」


早苗 「ライルさんならありえます 私たちを放っておいて他の女性とヤりあってそうです」(#^ω^)ピキピキ


ライル 「…っあぁ?」ブチッ


霊夢&ミレイユ 「「っ!?」」ビクッ!!


咲夜 「あなたは優柔不断だと見受けました その可能性はあります」(╬^∀^)


ライル 「…そうか」スクッ


四季 「むにゃむにゃ…」///木に寄りかかって寝てる


スター 「すぅ…すぅ…」///同じく木に寄りかかって寝てる


妹紅 「んー…むにゃむにゃ…」///同じく以下省略


霊夢 「(やばっ!?)」ダッ!!


ミレイユ 「(やばいです!)」ダッ!!


小悪魔 「咲夜さんと同感です 私もそう思います」( º言º)


ライル 「言いたいことはそれだけか?」(╬^∀^)


4人 「「…っえ?」」


ライル 「人を女たらしみたいに言いやがって?」


早苗 「その通りじゃないですか?」


ライル 「…無の境地」ヒュンッ 雛がいる所だけ無効を付ける


ライル 「お前らの言いたいことはよーくわかった!人のこと侮辱しやがって!」


早苗 「…あれ?もしかして…怒りましたか?」


ライル 「怒らない方がどうかと思うがな!」(╬^∀^)


慧音 「…あれ?霊夢とミレイユはどこに行った?」


ライル 「とっくに逃げてったよ!」(╬ ಠ益ಠ)


咲夜 「(…逃げた方が良さそうですね?)」スゥ… 時間を止めようと…


ライル 「逃がさないぞ?」ヒュー!!


咲夜 「っえ!?んんっ!」バタンッ 風で身動きできなくなる


ライル 「今時間を止めても無駄だぞ?ブレイクを出してるからな」(╬^∀^)


咲夜 「んーっ!んーっ!?」


小悪魔 「(こっ怖いですー!?)」( ͒  ́ඉ .̫ ඉ ̀  ͒)ガクガク



パチュリー 「…レミィ なんかまずいことになってるわよ?放っておいていいの?」


レミリア 「それはわかるけど…能力封じ使ってるみたいだから勝てる気がしないわ?」ハァ…


パチュリー 「咲夜がMに目覚めても知らないわよ?」


レミリア 「…それはそれでおもしろそうね?」ニヤッ


パチュリー 「…最低ね?」



神奈子 「早苗!今助けに…」 ヒュー!!


ガァンッ!!


神奈子 「がぁぁっ!!!!」パタンッ… 風のハンマーで頭を叩かれる


ライル 「…邪魔者排除っと?」(╬^∀^)



諏訪子 「…こえぇ…」


神奈子 「」0(:3 _ )~チーン…



ライル 「さぁて?お前ら…覚悟は出来てるよな!」(╬ ಠ益ಠ)


慧音 「まっまてライル!悪かった!謝るから落ち着けっな!?」((((;゚д゚))))アワワワ


ライル 「聞く耳持たない」ヒュー!!


慧音 「んんっ!?」バタンッ 風で身動きできなくなる


小悪魔 「ひぃっ!?」ビクッ!!


ライル 「今さら許されると思うなよ?散々人を弄りやがって!」


早苗 「…」ダラダラ…


小悪魔 「早苗さん逃げましょう!今のライルさん怖すぎます!」


早苗 「…今から逃げても捕まりますよ?もはやどうしようもできません…」ダラダラ…


小悪魔 「(早苗さんも焦ってるー!!!!!?)」


ライル 「さぁて 2人はどういうしばかれ方をされたいかな?」


小悪魔 「ひいぃぃぃっっ!!!!!!」ビクゥッ!!


早苗 「…ミディアムでお願いします」


小悪魔 「なんでですかぁぁ!!!?」


ライル 「了解!」スゥ…


小悪魔 「(…私の恋の終わり方って…こんな終わり方だったんですか?パチュリー様…)」チラッ


パチュリー 「」( •̀ω•́ )وグッ


小悪魔 「(ひどい…)」(´;ω;`)


ライル 「それじゃ熱い風でこんがりしてやるからな?」ヒュー…


ライル 「【熱風 60度】」


ヒュゥゥゥゥッッッ!!!!!! 温度60度の熱風を慧音達の周囲に吹かせる


咲夜 「んーっ!んーーっ!!んーーっっ!!!!」ジュゥゥ… 熱がっているが身動きできない…


慧音 「んんっ!!んんーーっ!!!!」ジュゥゥ…


早苗 「あっつぅぅぅぅぅい!!!!!?」


小悪魔 「熱いあつい熱いあつーいっっっ!!!!!!」



レミリア 「…たかが60度で大袈裟ね?みんなしてさわいで…」ハァ… アッツーイ!!


パチュリー 「人間と吸血鬼を一緒にするのは無理があるわよ?」 ンーッ!!



霊夢 「あっつぅぅぅぅー!!!!!!」 離れたところから騒ぎ立てる


アリス&魔理沙 「「っ!?」」


ミレイユ 「…助かりました…」ホッ 霊夢とは別の場所で風を当てられていない


アリス 「…なんでミレイユだけ風をやってないのかしら?」


魔理沙 「さぁ?」


魔理沙 「てか、ライルの風って器用だな?あいつらだけに当てて他の奴には当てないようするなんて」


アリス 「たしかに」








1分後…



4人 「「」」プシュー… 上手に焼けました!(モンハン風)


霊夢 「」プスプス… 焦げ肉になってしまった…(モンハン風)


魔理沙 「…なんで霊夢だけ焦げがひどいんだ?」


アリス 「さぁ?」 タッタッタッ…


ライル 「霊夢だけ80度にしたんだ あいつはよくふざけた事してるからな?」


魔理沙 「ライル 雛はどうしたんだ?」


雛 「いるわよ」ヒョコッ ライルの背後から顔を出す


魔理沙 「…なんか背後霊みたいだな?」


雛 「厄が付いてもいいならライルから離れるけど?」


魔理沙 「やめてください」


ライル 「はははっ!こんなかわいい背後霊なら俺は万々歳だけどな?」


雛 「かっかわいい…」///


魔理沙 「…ライルって女の子心けっこう刺すよな?」


アリス 「そうね」


ライル 「心を刺すって…俺は正直に言っただけなんだが?」


魔理沙 「こりゃ罪が重いぜ?」


アリス 「重すぎるわね」


ライル 「…」


アリス 「ところで、なんでミレイユだけ風をやらなかったの?」


ライル 「…ミレイユは俺に好意を持っていたのに、その気持ちを気づいてやれなかったからしなかったんだ」


ライル 「あいつには本当に悪い事をした ミントがいなくなってから今まで俺のことを見てきてくれたのにそれに気づいてやれなかった…気づけなかった自分が情けないよ」


魔理沙 「…なぁライル お前ってミレイユのことどう思ってんだ?もちろん恋愛的に考えてだ」


ライル 「…そうだな?この際だからはっきり言うけど」


ライル 「【大好きだよ】」



ミレイユ 「っっっ!!!!!!」///ライル達がいる木の後ろで聞いていた


アリス 「っっえ!!!?」


魔理沙 「まさか!?(本命!?)」


ライル 「…仲間としてな?」


魔理沙 「」ズザァァァァッ!!!!!! ライルの発言に身体を地面に滑らせる


アリス 「…ライル?あなたって人は…」ワナワナ


ライル 「言いたいことはわかるよ?でもな よく考えてみてくれ」


ライル 「俺はいろんな奴に狙われてるし、闇に落ちかけている…そんな奴が好きな人を幸せになんかできるわけがないだろ?誰とは言わないが…」


アリス 「…それは…」


ミレイユ 「…そんなことないですよ ライルさん」タッタッタッ…


ライル 「ミレイユ そこに居たのか?」


ミレイユ 「…ライルさん あなたは明るい心を持っているのに暗くなりすぎです だから闇に落ちやすいんですよ?」


ミレイユ 「明るい心を強くすれば良いだけなのに暗い心を強くしてどうするんですか!」


ライル 「…それは…」


ミレイユ 「霊夢さんだって言ってましたよね?ライルさんは素敵な心を持っていると!」


ライル 「…たしかに言ってたな?」


ミレイユ 「だったらなぜその心を生かそうとしないんですか!生かせば闇に落ちかけたりしないはずです!」


ライル 「…絶対とは言いきれない…」


ミレイユ 「ーっこの!」ギリッ!!


ミレイユ 「ライルさんのバカっ!!」


ダッ!!


魔理沙 「ミレイユ!?」 タッタッタッ!!…


アリス 「…ライル あなた、最低よ!」


ライル 「…」


アリス 「…ミレイユを追いかけるわ」スクッ


タッタッタッ…


ガヤガヤ…


ライル 「…」


魔理沙 「…ライル…」


ライル 「…俺だって」


魔理沙 「…っえ?」


ライル 「俺だって…こんな心を持ちたくなかったよ 好きでこんな心を持ったわけじゃないのに…」


魔理沙 「…」


雛 「…なんであなたはそんな性格になったの?一見明るそうに見えるのに…」


ライル 「…」


雛 「話してくれないとわからないわ 話してみてくれる?」


ライル 「…俺は…誰にも認めてもらえないからだ…」


雛 「誰に?なにを認めてもらえないの?」


ライル 「…それは」


ライル 「【自分の存在自体を誰にも認めてもらえないんだ…】」






ミレイユ 「うっ…うっ…!」ポタッポタッ…


アリス 「…ミレイユ」タッタッタッ…


ミレイユ 「…アリスさん」


アリス 「…あなたの泣いてる気持ち、すごくわかるわ?あとで私がライルに言っておくから…」


ミレイユ 「…いいんです 私が悪いんですから…」ポタッポタッ…


アリス 「いいえ!あなたはなにも悪くないわ 悪いのはライルよ!」


ミレイユ 「違います!違うんです…私のせいで、ライルさんはあぁなってしまったんです…」ポタッポタッ…


アリス 「…っえ?」






魔理沙 「存在を認めてもらえないってどういう事だ?ライル」


雛 「いまいちわからないわ?もっと詳しく説明してもらえない?」


ライル 「…魔理沙 お前は俺の過去のことを覚えてるか?」


魔理沙「っえ?えっと…周りの人から嫌われていた事と人類抹殺計画を立てていた事と…あと、闇の住民のことぐらいかな?」


雛 「…いま、すごい言葉が聞こえたような…」


ライル 「人類抹殺計画だろ?考えていただけで実際にはしてないよ」


雛 「考えてたの!?」


ライル 「あぁ…全ての人間が嫌いだったからな…昔考えていたんだ」


雛 「…」


魔理沙 「…それで、ライルの過去を覚えてるからなんだって言うんだ?」


ライル 「…周りから嫌われていたことは紫から聞いたよな?」


魔理沙 「紫からって言うか、霊夢から聞いたって言った方が早いような…」


ライル 「その話し、実は二つあるんだ」


魔理沙 「…っえ?」






アリス 「二つ?」


ミレイユ 「はい…」


アリス 「どういうこと?私が聞いた話しは『周りの人からいじめを受けていた』ことは知ってるけどもう一つは知らないわ」


ミレイユ 「二つ目は私のせいなんです 私が駄々をこねたせいでライルさんは…」


アリス 「…駄々をこねた?」


ミレイユ 「ライルさんが自分の世界にいた時のことです」



ライル 「俺がミレイユを外に出して、散歩してたんだ…でも、」



ミレイユ 「ライルさんの知り合いに出会ってしまったんです…」











ライルの過去ー外の世界



道中



ミレイユ 「んーっ!やっぱり外の世界は気持ちいいですね?ライルさん」タッタッタッ…


ライル 「…俺は家の中にいた方がいい…」タッタッタッ…


ミレイユ 「そんな事言わないでください?私1人で外に出てもつまらないんですよ?」


ライル 「…楽しいことは嫌いだ…」


ミレイユ 「…ライルさんは本当にマイナス思考が強いですね?」


ライル 「…それはどうも…」


ミレイユ 「褒めてませんよ…」タッタッタッ…



男子A 「…っん?あれは…」ニヤッ ライルの背後を見てにやける


男子A 「んー…これでいっか!」スッ 足元に落ちていた石を手に持つ


男子B 「…なにやってんだ?」


男子A 「あれだよ!あれ?」クイクイッ


男子B 「っん?…っ!」ニヤッ


女子A 「私もするわ!」


男子C 「俺もするぜ!」


女子B 「隣にいる人は誰かしら?」


男子A 「あいつの隣にいる奴は知らねぇけど一緒にいるんだからまとめて当てようぜ!」


男子C 「いいねぇ!あいつの隣にいるのが悪いんだからな!」


女子A 「最高なアイディアね!」


女子B 「ライルには何個ぐらいぶつけるの?」


男子A 「ありったけぶつけてやるに決まってるだろ!」


男子B 「いや、最初はあいつにどのくらいぶつけるかって意味じゃ…」


男子A 「あぁ そっちか?そうだな…今5人いるからライル4の隣のやつ1でいいだろ?」


女子A 「隣のやつには誰が投げるの?」


男子A 「俺が投げる お前らはライルに当ててくれ?ちゃんと狙えよ?」ニタァ


男子B 「わかってるよ?」ニタァ



ライル 「…」タッタッタッ…


ミレイユ 「太陽の光は眩しいですね?ライルさん」タッタッタッ…


ライル 「…目が潰れそう…」


ミレイユ 「大袈裟すぎますよ…」


ライル 「…」タッタッタッ…



…ヒュンッ!!


ライル 「っ!」バッ!!



5人組 「「」」ライルに向けて石を投げている


ミレイユ 「? どうしま…」


ライル 「危ない!」スッ ミレイユに手を伸ばして自ら盾になる


ミレイユ 「…っえ?」 ヒューッ!!


ビシッ!!


ライル 「っ!!」手の平に石が当たる


ミレイユ 「ライルさん!?」 ヒュヒュヒュヒュンッ… 残り4つは全部外れる


男子A 「お前ら当てろよ!?」


男子B 「悪い…」


女子A 「当てられなかったー!くやしーっ!」


男子C 「っち!」


女子B 「てへっ!」(´>∀<`)ゝ


男子A 「キモいわ!」


ライル 「いてて…っ!」ズキズキ


ミレイユ 「ライルさんだいじょうぶですか!?」


男子A 「だいじょうぶなわけないだろ?俺が投げた石が当たったんだからよぉ?」ニヤニヤ


ミレイユ 「っ!」ギロッ!!


男子B 「…けっこういい女じゃん?」


女子A 「私より胸がー!!」ヽ(#Д´)ノ


男子C 「女の睨みなんか怖くねぇよ?バーカ!」ケラケラ


女子B 「ぷっ!ククク…っ!」


ミレイユ 「…あなたたち、こんなことをしてただで済むと…」


ライル 「相手にするな?ミレイユ 相手にするだけ無駄だ」


ミレイユ 「ですが!」


男子A 「そうそう?俺たちに勝てるわけないんだから無駄なことはしない方がいいぜ?」ニヤニヤ


男子B 「1発でノックダウンだ!」


女子A 「たしかに〜?きゃはははっ!」


男子C 「俺は睨みでやっつけれるぜ?」ニヤッ


女子B 「てか、早く死んでほしい」


全員 「「それな〜?あっはははははは!」」


ミレイユ 「…最低な人たちですね?ゴミ以下の人間ですね?」


女子A 「…っあ?おい女 今なんつった?」


ミレイユ 「聞こえなかったんですか?あなた達はゴミ以下の人間ですねと言ったんですよ?」


男子B&C 「「…っあ?」」


女子A 「ゴミ以下ってあんた達のことでしょ?」


女子B 「ぷっ!ククク…っ!」


男子A 「女だからって容赦しねぇぞ?クソ女」


ミレイユ 「あなたは私に指一本触れることはできませんよ 弱者さん?」


男子A 「…ほう?なら…」


男子A 「やってやろうじゃねぇか!」ダッ!!


ミレイユ 「…Gran」スッ


男子A 「お前が負けないって言うなら負かし殺してやるよ!」タッタッタッ!!…


ライル 「」ピクッ


ミレイユ 「hai・death」


男子A 「死ねやくそがァァ!!」ブンッ!!


ミレイユ 「night…」 バッ


ライル 「【徹甲弾】」ブンッ!!!!


グシャアッッ!!!!!!


男子A 「っっっ!!!!!?」顔面にもろ食らう


ズザァァァ…ッ!!


男子A 「…はっはニャが…」ピクピク…


グシャアッッ!!!!!!


男子A 「っっっ!!!!!!」もう一度同じ打撃を食らう


パタンッ…


男子A 「」鼻や顔面の骨が折れて無惨な形になる


男子B&C 「「っ!!!?」」


女子A 「うそっ!?」


女子B 「Aが…やられた?」


ライル 「…」


ミレイユ 「…ライルさん?」


男子B 「…なんだよ?今の?」


男子C 「Aの顔が…!」


ライル 「…テメェら 女に手ぇあげるたァどういう頭してんだ!?」


ライル 「アァッ!!!!!?」ギロッ!!


4人 「「ひぃっ!!!?」」ビクッ!!


ライル 「お前らも顔潰されてぇかゴラァ?」


女子A 「〜〜〜っっ!!!!!!」ブンブンブンブンッッ!!!!


女子B 「…」タラー…


男子B 「…どうする?C」ヒソヒソ


男子C 「…Aが行ったんだから…」ヒソヒソ


男子B 「…マジ?」


男子C 「…」


男子C 「うおぉぉぉぉっ!!!!」ダッ!!


男子B 「マジで行ったよあいつ!?」


ライル 「…」スッ 構えを取る


男子C 「(負けたくねぇ!こいつにだけは絶対負けたくねぇ!!)」タッタッタッ!!…


男子C 「死ねぇ!」スッ


男子C 「女ぁぁっ!!!!」ブンッ!! ライルにではなくミレイユに拳を放つ


ミレイユ 「…っえ?」


ドスゥッ!!


男子C 「…がはぁっっ!!!?」ミシッ みぞに拳を入れられて肋骨にヒビが入る


バタンッ…


男子C 「」


ライル 「…お前らの考えはよーくわかった」


男子B 「うっ嘘だろ?Cまでやられた!?」


女子A 「ひっひぃっ!!!?」ガクガク


女子B 「ライルってこんなに強かったっけ…?」プルプル


ライル 「全員…」


ライル 「殺す!!!!」ギンッ!!


全員 「「ひぃっ!?」」ビクッ!!


ミレイユ 「ライルさん落ち着いてください!」ガシッ ライルの方を掴んで止める


ライル 「…なぜ止める?」


ミレイユ 「そこまでしなくてもいいと思ったからです!」


ライル 「あいつらはお前を傷つけようとしたんだぞ?」


ミレイユ 「しようとしただけで傷つけられてません!なのでこれ以上はやめてください!」


ライル 「…おい お前ら」


全員 「「はいっ!?」」ビクッ


ライル 「…2度とミレイユに手を出さないって誓え いいな?」


男子B 「はい!二度と傷つけるようなことはしません!」


女子A 「…二度と…傷つけません…」半分気を失いかけている


女子B 「」ブクブク… 恐怖に耐えきれず気を失ってる


ライル 「…ならこの2人を持ってどっか行ってくれ」


男子B 「はい!」タッタッタッ!!ガシッ


男子A&C 「「」」Bに運ばれる


男子B 「女子A!お前は女子Bを運んでくれ!」


女子A 「…」


男子B 「女子A!」


女子A 「」チーン… とうとう耐えきれずに失神する


男子B 「…」


ライル 「…俺達は行くから片付けとけよ?」


男子B 「はっはい!」


ライル 「…行くぞ」


ミレイユ 「はい…」


タッタッタッ…













魔理沙 「ちょっとまってくれ?ライルは昔 すべての人間を殺そうとしてたのになんでミレイユを守ったんだ?」


魔理沙 「それにそういう感情は昔は持ってなかったって言ってなかったか?」


ライル 「…それは…」 タッタッタッ…


霊夢 「仲間だと思ってたからよ ミレイユのことをね?」


魔理沙 「出たー!!!?」


霊夢 「人をお化けみたいに言わないでちょうだい!」


雛 「霊夢 仲間と思ってたからってどういうこと?話を聞いた限りだと、昔のライルは仲間を思う心なんて持たないと思うけど?」


霊夢 「持ってたのよ 昔からずっとね?」


魔理沙 「…っえ?」






アリス 「持ってた?」


ミレイユ 「…はい」


アリス 「ライルは昔いじめられてたのに?」


ミレイユ 「…ミントさんが亡くなる間際にライルさんと最後の約束をしたんです その約束事は仲間思いをいつまでも持ち続けることみたいなんです」


ミレイユ 「私はその時のことは詳しくはわかりません…ですが、ライルさんの記憶にはしっかりと残されていました」











…ライルの過去 ミントが死ぬ数分前…



外の世界ーとある人気のない場所



ザーッ!!… 激しく雨が降る外でライルたちに容赦なく降り注ぐ…


ライル 「ミント!!」


ミント 「…ラ…イル…」ドクドク… 心臓部に風穴が開かれていて出血多量している…


ライル 「…ごめん ほんとうに…ごめん…!!」ポタッポタッ…


ミント 「…なんっで…あやま…るの?」ヒュー…ヒュー…


ライル 「…だって、俺は…ミントを救えなかったから…自分が、情けなくて!!」ポタッポタッ…


ミント 「…ライルは…悪く…ないっゴフ!」ビチャァ… 吐血を吐いて地面を真っ赤にさせる


ライル 「悪いよ!俺はお前を守るって…約束したのに!!!!」


ミント 「…あなたは…さいごっまで、わたしを…守った、わ?」


ライル 「守れてねぇよ!今お前は死にかけてるじゃないか!!」


ミント 「…でも、あなたが…守って、くれなかったら…今ごろ、即死だった…わ、ゴフっ!!」ビチャァ


ライル 「ミント!!」


ミント 「…そろそろ、限界の…ようね?」ヒュー…ヒュー…


ミント 「ライル…いえ、××?最後のおねがい…聞いてくれる?」


ライル 「…なんだ…?」ポタッポタッ…


ミント 「…私を、思ってくれた、みたいに…」


ミント 「仲間思いの、心を…忘れないでね…?」


ライル 「…あぁ 約束する…絶対に…守ってやる!!」ポタッポタッ…


ミント 「…ありが、とう…ラ…イル……」ツツー…


ミント 「」スゥ… 静かに息を引き取る…


ライル 「…うっうぅ…」ポタッポタッ…


ライル 「うわあぁぁあぁぁぁんっっ!!!!!!」ポタッポタッ…













霊夢 「…私が聞いた過去はここまでよ」


ライル 「ここまでじゃなくて全部だよ…」


魔理沙 「…辛すぎるぜ その過去…」


雛 「そうね…」


ライル 「…」


霊夢 「…それで、ライルが言ってた 認めてもらえないのことだけど、それは」



霊夢&ミレイユ 「「ライル(さん)が作ったいらない心(です)よ」」


アリス 「作った…心?」


ミレイユ 「はい ミントさんがまだ生きていた時は平気だったんですが、ミントさんが亡くなってから霊夢さんと会うまでのあいだにできてしまった心なんです」


ミレイユ 「その間もライルさんはいじめを受けていたのでなおさら生まれてしまって…」


アリス 「…ひどすぎるわね あんなにも優しい人がいじめを受けるなんて…」


ミレイユ 「…私ではライルさんを支えることが出来ず、今もその心を持ち続けているんです」


ミレイユ 「…本当に、私は役立たずです 霊夢さんはライルさんを支えることができたのに、私は支えることができませんでした」


ミレイユ 「ライルさんは私を必要として作り出したというのに…本当に役立たずです!」ポタッポタッ…


アリス 「…そんなこと…」



ライル 「…そんなことないぞ?ミレイユ」ザッザッザッ


アリス 「…っえ?」


ライル 「お前は役立たずなんかじゃない変な誤解しないでくれ?」


ミレイユ 「でも!わたしはライルさんを支えることが出来ませんでした!わたしはライルさんを支えるために作られた人格ですよ!それが出来てないということは!!」


ライル 「それは違うぞ ミレイユ」


ライル 「たしかに俺はお前を作ったのは支えてもらうためでもあった…けど、もう一つあるんだ」


ミレイユ 「…もう一つ?」


ライル 「あぁ ミントがいなくなって、霊夢に会うまでは俺1人だっただろ?俺はその時の状態で一人になるのが怖かったんだ」


ライル 「あんな状態で一人で生きていくなんて到底できないと思ったから俺はお前を作ったんだ」


ライル 「だから落ち込むことはない それにお前は俺を支えることが出来なかったと言ったがそんなことはないぞ?」


ライル 「ミレイユはちゃんと俺を支えてくれていた もし支えてくれていなかったら、一緒にいるだけじゃ俺は今ごろ死んでたかもしれない」


ミレイユ 「…でも、わたしはライルさんの心を開くことができませんでした 霊夢さんは開くことが出来たのに、私にはできませんでした…」


ライル 「…開けなかったから支えることも出来なかったと思ってるのか?」


ミレイユ 「…はい…」


ライル 「…はぁ ミレイユ 目をつぶってくれないか?」


ミレイユ 「…なんでですか?」


ライル 「いいから!目をつぶってくれ?嫌なら別にいいけど…」


ミレイユ 「…わかりました」スッ… 目をつぶる


アリス 「ライル なにする気なの?」


ライル 「ちょっと…な?アリスも目をつぶってくれないか?」


アリス 「? わかったわ」スッ…


ライル 「どんな音がしても絶対に目を開けないでくれ?」


アリス 「…おと?」


ミレイユ 「(おと?)」


ライル 「…」スッ…


…ギュッ


ミレイユ 「っ!!!?」///ライルに抱きつかれる


ライル 「ミレイユ 口を開けて?」ヒソヒソ


ミレイユ 「っえ!?くっ口ですか!?」ヒソヒソ


ライル 「スキあり」チュッ


ミレイユ 「っんん!!!?」///ライルにキスされる


アリス 「…?」目をつぶっているため、ライル達が何をしているか分からない


ミレイユ 「…やっやぃゆひゃん…」///チュルッチュプッ… 舌を入れられて口の中を掻き回される


ミレイユ 「んっ…!んん…っ!!」///ピチャッチャプッ…


ライル 「…ふぅ?」ツツー… 唾液が滴り落ちる


ミレイユ 「…らっライルさん…いきなり、なにを?」///ハァ…ハァ…


ライル 「いや、落ち込んでたから落ち着かせるためにやったんだが…落ち着いたか?」


ミレイユ 「落ち着けるわけないじゃないですか!!!!」///


アリス 「…ねぇ なにがあったかわからないけどそろそろ開けていい?」


ライル 「いいよ 開けたらミレイユを見てあげてみてくれ?」


アリス 「? ミレイユを?」スッ…


ミレイユ 「…」///カァァ


アリス 「…ミレイユ なにされたの?顔真っ赤にさせて」


ミレイユ 「…聞かないでください…」///


アリス 「?」


ライル 「…っん?」チラッ



霊夢 「」タッタッタッ…



ライル 「(…霊夢?)」


アリス 「…ル …イル ライル!」


ライル 「…っん?あっ悪い どうした?」


アリス 「どうしたじゃないわよ さっきから呼んでたのに反応しなかったけどなにか考えてたの?」


ライル 「…いや、気にするような事じゃない それよりなんだ?」


アリス 「今ライルは落ち着いてるの?」


ライル 「あぁ 落ち着いてるよ?霊夢のおかげでな!」


ミレイユ 「霊夢さんが?」


ライル 「あぁ!俺が落ち込んでたみんなにも影響が及ぶから落ち込むなって慰められてな?」


アリス 「…及ぶわね?とくに霊夢辺りが」


ミレイユ 「たしかに及びますね」


ライル 「ハッキリと言うな…」


ライル 「(…にしても、さっき霊夢が居たように見えたが気のせいかな?霊夢は向こうでみんなと酒飲んでたはずだけど…)」 ソレデケッキョクミレイユハナニサレタノ?


ライル 「(…なんか胸騒ぎがするな なにかって言われたらわからないけど一応警戒しておくか)」 キカナイデクダサイ…///










霊夢 「…ライル…」


霊夢 「なんで、なんであなたは私にしてくれなかったことをミレイユにするの?」


霊夢 「本当に落ち着かせるため?ライルは私の事好きって言ってくれたよね なのになんで私にもしてくれなかったことを…?」


霊夢 「ライルは本当に私を必要としてくれているの?本当はミレイユを必要としてるんじゃないの?」


霊夢 「ライルの好きな人が私じゃなくても構わない…でも、心を打ち解けるは…変えないでほしい!」ツツー…


霊夢 「私はライルのこと好き…でも、ライルにのとってわたしは…迷惑?」ポタッポタッ…


霊夢 「…あれ?なんだろう…目の前が…黒くなってきたわ…?」ポタッポタッ…


霊夢 「…あは?ライル…」フヨォ… 霊夢から黒いオーラが出てくる


? 「…にひっ!上玉見っけ!」ヒュンッ!!



…ザシュッ!!













夕暮れ前 博麗神社ー宴会場



ガヤガヤ…


ライル 「…」


アリス 「…本当になにがあったの?ずっと顔真っ赤にさせてるけど」


ミレイユ 「聞かないでください!また思い出したら…あぅぅ!」///カァァ


魔理沙 「…本当に何があったんだ?」


雛 「さぁ?」


ライル 「(…霊夢のやつどこいったんだ?さっきから見当たらないけど…)」


ライル 「(…なんか胸騒ぎがするな?探しに行くか)」スクッ


? 「どこ行くの?」


ライル 「っん?あっ霊夢 どこいってたんだよ?さっきから見当たらなかったが?」


霊夢 「…」


ライル 「…霊夢?」


霊夢 「…別に、どこにも行ってないわよ」


ライル 「…そうか?」


霊夢 「うん」


ライル 「…酒、飲むか?(うん?あれ、たしか霊夢ってこういう時はえぇって言わなかったっけ…?)」


霊夢 「…飲むわ」













数時間後…



お開き時


霊夢 「…そろそろお開きにしましょうか」


萃香 「そうだな 空も暗くなってきたことだしそろそろ終わりにするか!」


勇儀 「まだ飲み足りないが仕方ないな もっと飲みたかったなぁ?」


四季 「飲み過ぎは体に毒ですよ?…頭が痛いです…」ズキズキ


小町 「あたいもです…」ズキズキ


永琳 「明日には治ってるはずだから今日は我慢しなさい?」


藍 「だがこの痛さは…」ズキズキ


紫 「…尋常じゃない痛さね…」ズキズキ


妹紅 「すー…すー…」///


慧音 「…連れて帰ろうか迷うな?」


ライル 「なんで!?」


慧音 「ライルとキスしたからに決まっているであろう!口ではライルのこと嫌いと言っておいて…!!」ワナワナ


ライル 「…あぁそうか」


咲夜 「…はぁ…」


レミリア 「…咲夜 考えてる事はだいたい分かるけど明日の仕事に支障をもたらさないでね?」


フラン 「今日の咲夜すごく面白かっなよ!またやってね!」


咲夜 「…二度とやりたくありません…」ズーン…


フラン 「…あれ?」


レミリア 「…フラン 咲夜にだって乙女心と言うものがあるのよ?少しは考えて言わないと」


パチュリー 「レミィにはあるのかしら?乙女心ってものが?」


レミリア 「あるわよ失礼ね!」


小悪魔 「私にもありますよパチュリー様!」


パチュリー 「あなたには聞いてないわ」


小悪魔 「」ズーン…


レミィ 「(…パチェにはなさそうね?)」


スター 「すぅ…すぅ…」///


サニー 「スター!もう帰るよ 起きなさい!」ユサユサ


スター 「うーん…むにゃむにゃ…」///


ルナ 「…起きそうにないわね」


サニー 「そうね…」ハァ…


早苗 「うぅ…頭が割れそうです…!」ズキズキ


神奈子 「私も…」ヒリヒリ


諏訪子 「いや神奈子の痛みは別の痛みでしょ?」



ライル 「神奈子さん 諏訪子さん」タッタッタッ…


神奈子 「ライル!ころ…」


諏訪子 「やめないか!」ガンッ!!


神奈子 「あんにゃーっ!!!!!!」頭を殴られる


諏訪子 「どうしたんだい?私はともかく神奈子まで呼ぶなんて?」


ライル 「ちょっと2人にお願いしたいことがあるんだ」


諏訪子 「おねがい?」


神奈子 「早苗はやらな…」


諏訪子 「うるさい」ドスッ!!


神奈子 「ぐごおぉぉっっ!!!!!!」みぞに肘を入れられる


ライル 「(いっ痛そう…)」


諏訪子 「それでお願いってなんだい?」


ライル 「今晩 霊夢とアリスを泊めさせてほしいんだ?」


諏訪子 「霊夢とアリスを?なんでだい?」


ライル 「…」チラッ


諏訪子 「? ライル一体どこを見て…」



アリス 「ねぇ魔理沙 あなた顔色悪いけど大丈夫?」


魔理沙 「…あぁ 大丈夫だぜ…ちょっと酔ったみたいだ?」


アリス 「…お酒飲んでなかったよね?一口も」


魔理沙 「…」



諏訪子 「…なにかあったのかい?」


ライル 「…これからちょっと…」


諏訪子 「…何が起きるか知らないけど霊夢とアリスを泊めればいいんだね?わかった 泊めるよ!」


ライル 「ありがとうございます 急に頼んでしまって」


諏訪子 「かまわないさ それより、ちゃんと守ってあげるんだよ?」


ライル 「はい!わかっています!」


諏訪子 「霊夢ー!アリスー!今日はうちの神社で泊まっていきなよ!」


アリス 「わたしも?なんで?」


霊夢 「まぁいいじゃない?守矢神社で泊まれることなんて滅多にないんだから泊まっていきましょ!」


アリス 「っえ?えぇ…ところで魔理沙は?呼ばれてないけど泊めないの?」


霊夢 「魔理沙はライルと一緒に泊まるのよ…」フヨォ… 黒いオーラが薄くだが霊夢から出てくる


ライル 「っ!!!!!?」


アリス 「っえ!?魔理沙と2人で!?」


霊夢 「そうよ?だから早く私たちは守矢神社に行くわよ」フワー…


アリス 「ちょっ!?えり掴まないで!」フワー…


ライル 「待て霊夢!」


霊夢 「っ! …どうしたの?」


ライル 「(…あれ?今黒いオーラが見てた気がしたんだが…気のせいか?)」


アリス 「…?」


ライル 「…いや、なんでもない 悪いな?急に呼び止めて」


霊夢 「…そう それじゃ行くわよ」ヒュー…


アリス 「ちょっと待って!魔理沙とライルが一緒に泊まるってどういうこと!?説明して!」


霊夢 「あとで説明するわ 早く行くわよ?」グイッ


アリス 「ちょっ!だからえり掴まないで!首しまる!」フワー…


諏訪子 「それじゃ私たちも行くよ 魔理沙のことは頼んだよ?」


ライル 「はい 諏訪子さんも2人を頼みます」


諏訪子 「任された!早苗、神奈子!行くよ」


早苗 「頭が痛いです…」ズキズキ…


神奈子 「頭とみぞが…」ヒリヒリ…


ライル 「それじゃ行くぞ?魔理沙」


魔理沙 「…あぁ…」ヒュンッ…パシッ 箒を取り出す


ヒュー…


霊夢 「…」













魔理沙の家



ガチャッギィィ…


魔理沙 「…ただいま」


ライル 「…ごっごちゃごちゃしてるな?足の踏み場がほとんどないんだが…」


魔理沙 「…まぁな?ねぐらとしてしか使ってないからな 実験する場所は綺麗にしてあるが…」


ライル 「それはそれでどうかと思うが…掃除するなら全体的にした方がいいと思うぞ?」


魔理沙 「そうだな…」


ライル 「…」


魔理沙 「…なぁライル わたし…どうなるんだ?わたし、夢で見たみたいになっちまうのか?」


ライル 「…さぁな そこまでは俺にもわからないが絶対に守ってやるから安心しろ!」


ライル 「お前がそうならないように今俺はここにいるんだろ?大船に乗ったつもりで任せてくれ!」


魔理沙 「…ライル…」 ガチャッ



ミレイユ 「…それで私を置いていくとはひどくないですか?ライルさん」(#^ω^)ピキピキ


ライル&魔理沙 「「あっ…」」


ミレイユ 「あっ…じゃありませんよ!ひどいですよお二人とも!」


ライル 「わっわるい 本気で忘れてた…」


ミレイユ 「…ひどいです ライルさんがそんな人だったなんて…」ズーン…


ライル 「ほっ本当にごめん!許してくれ!」


ミレイユ 「…本当に反省してるんですか?」


ライル 「はい してます」


ミレイユ 「ならいいです 許してあげます?」


ライル 「ありがとな!」


ミレイユ 「いえ、私もそこまで鬼じゃありませんからね!」


魔理沙 「(そういう問題か?)」


ミレイユ 「…それよりもライルさん ちょっと気になることがあるんですけど?」


ライル 「なんだ?」


ミレイユ 「…先ほどの霊夢さんなんですけど…」


ライル 「っ! …なにか見えたのか?」


ミレイユ 「…はい」


魔理沙 「? 見えたってなにがだ?」


ミレイユ 「一瞬だけでしたが…闇のオーラが霊夢さんの周りから出たのをたしかに見たんです!」


ライル 「…ミレイユも見たのか!?」


ミレイユ 「…も?もってことはライルさんも!?」


ライル&ミレイユ 「「…まさか…」」サー…


魔理沙 「? 霊夢から闇のオーラって一体なんの話を…」


ライル 「魔理沙!今すぐ守矢神社に行くぞ!みんなが危ない!!」


魔理沙 「っえ?いや危ないって霊夢たちがいるから平気だろ…」


イブ 「ライル!」ヒュンッ 魔理沙の家に異次元空間を作って現れる


ライル 「イブ どうした!」


イブ 「大変だ!そこにいる金髪の女に取り付こうとしてた奴が【赤の巫女服を着たやつに変更しやがった!】」


ライル 「…うそ、だろ?」


ミレイユ 「赤色の巫女服と言ったら霊夢さんしか…っ!!」


ライル 「イブ お前も手伝え!」


イブ 「わかった!」


ライル 「ミレイユ 俺たちは先に限界速度で行くから魔理沙と一緒に守矢神社まで向かってくれ!」


ミレイユ 「わかりました!」


魔理沙 「…えっと、話がまったく見えないんだが…」


ライル 「いくぞイブ!!」


イブ 「おう!」


タッタッタッ!!…


ミレイユ 「魔理沙さん 早く私たちも行きますよ!」


魔理沙 「…ミレイユ さっきからなにが起きてるんだ?全然わからないんだが…」


ミレイユ 「霊夢さんが闇に落ちかかっているんです!」


魔理沙 「…っえ?霊夢が!?」


ミレイユ 「早く行きますよ!」


魔理沙 「おっおう!」


タッタッタッ!!…













上空



ライル 「ーっ!!!!!!」ビュウゥゥゥッッッ!!!!!!… 時速200kmを超える速度で守矢神社に向かっている


イブ 「ライル飛ばしすぎだ!あまり飛ばしすぎると疲れが溜まるぞ!」ビュウゥゥゥッッッ!!!!!!…


ライル 「疲れなんかどうでもいい!早く霊夢を助けないと!」


イブ 「疲れが溜まったら助けれるものも助けれなくなるぞ!」


ライル 「疲れなんか関係ねぇ!絶対に助けてやるよ!この命にかえてもな!!」


イブ 「…何言っても無駄なようだな」


イブ 「…絶対、死ぬんじゃねぇぞ!」


ライル 「わかってるよ!」ビュウゥゥゥッッッ!!!!!!…













守矢神社ー賽銭箱前



アリス 「霊夢!いきなりどうしたのよ!」


早苗 「霊夢さん!」


霊夢? 「うるさいうるさい!私からライルを奪おうとするやつはみんな殺す!誰であっても殺してやる!!」


霊夢? 「必ず殺してやる!殺してやる殺してやる殺してやる!!」


諏訪子 「…目が本気だね?」


神奈子 「そうね …でも、霊夢が口走るような言葉じゃないね?」


諏訪子 「…どうしたんだ?霊夢のやつ」


霊夢? 「全員 殺してやる!!」バッ!!


ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッッ!!!!!!


早苗 「っな!?」早苗たちの周りに霊夢の霊符で囲まれ覆われる


諏訪子 「霊符の数多っ!?」


神奈子 「まずいわ!さすがにこの数は!!」


霊夢? 「全員まとめて殺してあげるわ!」


霊夢? 「【殺符 風符乱舞】」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッッ!!!!!!


殺符 風符乱舞=霊符が風のように素早く動いて敵を切り刻む弾幕遊戯では禁断な技


アリス 「霊夢!目を覚まして!!」


霊夢? 「死になさい!お前らァァァッッ!!!!!!」



…無の境地!!


ブワンッ!!


キュインッ!!ヒラヒラ… 霊符が効力を失って地面に落ちていく



アリス 「…っえ?」 スタッ!!


早苗 「ライルさん!」


ライル 「はぁ…はぁ…間に合った、な!」ゼー…ゼー…


イブ 「だから言っただろ…?ハイスピードだと疲れがすぐ貯まるって…でも、急いできて正解だったな…」ハァ…ハァ…


諏訪子 「…あんた、なにものだい?変な感じがするけど?」


神奈子 「…人間か?」


イブ 「…なぁライル 俺って自己紹介して平気か?」


ライル 「…平気じゃないか?たぶん…」


イブ 「…ノーコメントで!」


諏訪子&神奈子 「「…はぁ?」」


霊夢? 「…なんでじゃまするの?ライル せっかく殺せたのに?」


ライル 「なぜ殺そうとする!仲間を殺す理由なんてないだろ!」


霊夢? 「理由?ちゃんとあるわよ?」


霊夢? 「私からライルを奪おうとしたから殺すのよ?ちゃんとした理由でしょ!」


ライル 「俺はいつお前のものになった?なった覚えがないんだが?」


霊夢? 「…やっぱり、捨てられたのね…」


ライル 「…っえ?」


霊夢? 「…ライルは、もう私なんか…私なんかいらないのね…」ツツー…


霊夢? 「もう私なんていなくても…ミレイユがいるから平気なのね…!」ポタッポタッ…


ライル 「俺がいつそんなこと言った!お前をいらないなんて言ったことないだろ!!」


霊夢? 「だったらなんでミレイユにだけDKしたのよ!!」


ライル 「っ!?」ギクッ



アリス 「DK…?」


早苗 「ディープキスの略です…!!」(゚皿゚#)


アリス 「っ!!!?」///


神奈子 「…あいつは何人とヤってんだよ?」ハァ…


諏訪子 「神奈子 その言い方だとライルがヤりまんに聞こえるからやめてあげな?」


イブ 「…」



霊夢? 「なんでよライル!私は一度もしてもらったことないのになんでミレイユにはするのよ!」


霊夢? 「もう私なんかいらないからしたんでしょ!?ミレイユに見てもらうから、私にはしないDKをしたんでしょ!そうなんでしょ!!」


ライル 「…」


霊夢? 「…黙ってるってことは本当のようね…私は、もういらないのね…」プルプル…


霊夢? 「私なんて…もう役立たず…」ポタッポタッ…


ライル 「…まるで、昔の俺だな?今の霊夢は?」


霊夢? 「…っえ?」


ライル 「いいか?霊夢 今俺が黙ってたのは今の状態で説得しても逆効果だと思ったからなにも言わなかつたんたぞ?」


霊夢? 「うそっ!!ライルはなにも言い返せない時は黙って相手の目を見るじゃない!」


ライル 「場合が場合ならな?」


霊夢? 「だったら!」


ライル 「でも!」


ライル 「今回は違う 言い返したとしてもよけいに信じなくさせちまうから黙ってたんだ!」


ライル 「今の状態で言ってお前は信じるか?信じないだろ!信じてくれないのによけいに悪化させたら意味がないだろ!」


霊夢? 「うるさいうるさいっ!!もうあなたの話なんて聞きたくない!私を捨てておいて説得しようなんてどういう神経してるのよ!」


霊夢? 「もうライルなんかいらない!しらない!私を捨てたライルなんて私には必要ないわ!」


霊夢(闇) 「絶対に殺してやるっ!!!!」ブワァッ!! 闇のオーラが尋常じゃないほど霊夢から出てくる



アリス 「っな!?黒い煙!?」


早苗 「なっなんですかあの黒い煙は!?」


イブ 「やっぱり闇に落ちてたか…まずいな?」


諏訪子 「…闇?」


神奈子 「どういうことだ?闇に落ちるとあんなのが出てくるのか?」


イブ 「…今はまだマシな方だ あれが完全な闇に染まると人を殺すことしか考えられなくなるんだ!」


早苗&諏訪子&神奈子 「「っえ!!!?」」


アリス 「どうにかできないの!?あのままじゃ霊夢が!!」


イブ 「…あの赤服の巫女が一番信頼してる奴に説得されて、再び心を開けば闇を払うことはできる …だが」


イブ 「【成功率は100%中…30%】」


諏訪子 「…30%…」


アリス 「しかも、ライルにしかできない…」


神奈子 「…」


早苗 「…戻りますかね?霊夢さん…」


イブ 「…さぁな?もしダメだったら…殺すしかない それ以外に闇を取り除く方法はない」


アリス 「…ライル…」



ライル 「…霊夢…」


霊夢(闇) 「私はもう誰も信じない!誰も受け入れない!全員皆殺しにしてやる!!」


霊夢(闇) 「みんな私からいろんな物を盗っていく!もう私には何もない!みんなは私からなにもかも盗んでいった!!」


霊夢(闇) 「殺してやる!!みんな殺してやる!!目をくり抜いて、歯を全部取って殺してやる!!」


ライル 「…そうか みんな殺すか…それはいやだな?霊夢が手を染めるなんて…おれは見たくないな?」


ライル 「霊夢はいつまでも綺麗な手でいて欲しい 血で汚れた手なんかに染まって欲しくない」


ライル 「…なぁ、霊夢 もしみんなを殺すならさ?」


ライル 「【まず最初に、俺を殺してくれないか?】」


霊夢(闇) 「…っえ?」


ライル 「俺はお前に手を出す気はない 手を出す気なければ、お前に殺されるなら俺は本望だ?1番信頼してる奴に殺されるなんて最高じゃないか!」


ライル 「だから容赦なく俺を殺してくれ もちろん、何回でも殺して構わない!」


霊夢(闇) 「…本気?」


ライル 「…」


ライル 「あぁっ!!」


霊夢(闇) 「…」



早苗 「なっ!?なに言ってるんですかライルさん!自ら死のうとするなんて!!」


アリス 「早苗 ライルの邪魔するんじゃない 今はライルに任せるのよ?」


早苗 「でもっ!!このままだとライルさんが!!」


イブ 「そこのお嬢さんの言う通りだな ライルはあの赤巫女を助けようとしてんだから邪魔しない方がいい」


イブ 「それにライルだって考えがあるからあぁ言ったんだろ?考えがなければあんなこと言わない」


早苗 「…その考えとは?」


イブ 「さぁな?そこまでは俺にもわからん」


神奈子&諏訪子 「「…」」



霊夢(闇) 「…」


ライル 「どうした?俺を殺さないのか?殺すなら早く殺してくれよ」


霊夢(闇) 「…殺すわよ 殺してあげるわよ!」


霊夢(闇) 「あなたは苦しんで殺すより一撃で殺した方がよさそうね!その心臓を潰してあげるわ!!」


ライル 「なら早く殺してくれよ お前の腕でな!」


霊夢(闇) 「わかってるわよ!【霊符剣】」バサバサバサバサッ!!!!



霊符剣=霊符を束にして刀の形に作り上げる技 切れ味などは抜群である



ライル 「その剣で俺の心臓を刺すのか?」


霊夢(闇) 「そうよ!一瞬で殺してあげるわ!」


ライル 「…了承!」ニヤッ


霊夢(闇) 「…」スチャッ 霊符剣を構える


霊夢(闇) 「(…なぜかしら?ライルは私を捨てたのに…なんで手を出してこないの?)」


霊夢(闇) 「(それに殺してもいいなんて…なんで?)」


? 『それはあなたを欺こうとしてるからだよ!』


霊夢(闇) 「(…欺こうと…?)」


? 『そうさ!あいつは手を出さないと言ってるけどなにかしら手を出してくるはずさ!』


霊夢(闇) 「(…そうよね 普通の人は殺されるとわかってなにも手を出さないわけがないわ!)」


霊夢(闇) 「(ライルもあぁ言ってるけど絶対なにかしてくるはずよね!)」


? 『その意気だ!その意気でライルを殺せ!』


霊夢(闇) 「…絶対、殺してあげるわ!!」ダッ!!


ライル 「…」霊夢が接近してくるが微動だにしない


霊夢(闇) 「(今のライルは無防備 風で剣を作ってなければ吹いてもないから殺るなら今ね!)」タッタッタッ!!…


霊夢(闇) 「死になさい!ライルー!!」シュンッ!!


ライル 「…」


アリス&早苗 「ライル(さん)!」




…ドスゥッ!!!!


霊夢(闇) 「…っえ?」 ビチャァッ!!…


ライル 「…ごふぅっ!!…やっぱり、痛いな…?」ダラダラ… 胸部に霊符剣を刺されて血が流れ出てくる


霊夢(闇) 「…なっなんで…なんで、なにもしないの?」


ライル 「…俺は、なにもしないって…言ったぜ?」


霊夢(闇) 「…本当に…死ぬ気でいたの…?」


ライル 「…あぁ…」ハァ…ハァ…


霊夢(闇) 「…私を、捨てたのに…?」プルプル…


ライル 「…」スッ…


ギュッ…


霊夢(闇) 「…っえ?」ライルに抱きしめられる


ライル 「…俺は、お前を捨ててなんかない 捨てたくもない!」


ライル 「たしかにミレイユにはDKをした でも、あれはミレイユを落ち着かせるたてめとあって、闇に落ちさせないためにする為でもあってしたんだ」


ライル 「だけど、霊夢はそれを見て勘違いした 霊夢はしてもらったことがないことを他人にしたから自分が1番じゃないと思っちまった 違うか?」


霊夢(闇) 「…ちっ違うわ!私は勘違いなんてしてない!私は捨てられたから他の人にしたんでしょ!」


ライル 「そう思ってる時点で勘違いしてるんだよ!」


霊夢(闇) 「うそよっ!!ライルは私を欺こうとしてるのよ!!」


ライル 「だったらなんで俺はお前の攻撃を防がなかったんだ?」


霊夢(闇) 「っ!」ハッ


ライル 「…俺は本気でお前を助けたくて、霊夢の思っていたことを知りたくて防がなかったんだ」


ライル 「言葉じゃ言えなくても、お前の攻撃を食らえばわかると思ったんだよ?」ニコッ


霊夢(闇) 「…私の、思っていたこと…届いたの?」プルプル…


ライル 「あぁ!全部届いたよ お前の悲しみ、怒り、妬み、俺のことをどのくらい思ってることもな!」


霊夢(闇) 「…私は、捨てられてないの?」


ライル 「さっきも言ったろ?捨てたくもないって」


霊夢(闇) 「…私は、ライルのこと…好きって、思ってていいの?」


ライル 「かまわないよ だって…俺もお前のこと」


ライル 「【好きなんだから!】」


霊夢 「…ライル!」スゥ… 目の色が元に戻る


ライル 「辛い思いをさせて悪かったな?」


ライル 「霊夢!」ニコッ


霊夢 「うっ…うぅ…」ツツー…


霊夢 「うわあぁぁぁぁんッ!!!!!!…」ポタッポタッ…


ライル 「…心を開いてくれてありがとう 霊夢」ギュッ 霊夢を優しく胸の中に包み込む


霊夢 「あぁぁぁーっ!!…ライルっ!ライルーっ!!…」ポタッポタッ…


アリス 「霊夢…!」


イブ 「ライルのやつ、あの女の闇を打ち払うことが出来たみたいだな?こんなこと滅多にないのに!」


早苗 「それじゃ霊夢さんは元に!」


イブ 「出てこい!そこにいるんだろ?」


全員 「「…っえ?」」



ザッザッザッ…


? 「…やはり気づいていたか?裏切り者」


イブ 「裏切り者ねぇ?俺はこんな卑怯な真似をしたくないからこうしたんだぜ?お前達と一緒にされたくないからな」


? 「同じ闇の住民として反吐が出るよ クソ野郎が?」


早苗 「っえ!?闇の住民!?」


神奈子 「あんた…」


イブ 「…」


? 「おかげで俺の計画が台無しだ …まっ計画は台無しにされたが、今お前達を殺せばいいだけの話だから別にいいんだがな?」


全員 「「っ!」」全員戦闘態勢に入り、いつでも戦える準備をする



ヒュー…スタッ


魔理沙 「やっと着いたー!」


ミレイユ 「ほんとですね…疲れました…」ハァ…


一同全員 「「…」」


魔理沙 「…あれ?なんだこの空気?」


ミレイユ 「…もしかして、お邪魔でしたか?」


? 「…お前らも殺す!」


魔理沙 「とばっちり!?」


ミレイユ 「(タイミング悪かったですね…)」


ライル 「…お前が霊夢を操ってたのか?」


? 「そうだよ ちょうど闇に落ちかかってた奴がいたからそこの女を闇に落とさせたんだ!」


ライル 「…お前、絶対に…」


ライル 「殺すっ!!!!」ギンッ!!


ビタン 「やってみな?僕、闇の住民の一人 ビタン・ペルキースを殺れるならな!」


ライル 「ミレイユ!」


ミレイユ 「はっはい!?」ビクッ


ライル 「霊夢を頼む 今から俺をこのくそ野郎を殺す!」


ミレイユ 「わっわかりました!」タッタッタッ…


霊夢 「ライル…」


ライル 「安心しろ また後で抱いてやるから!」


ミレイユ 「霊夢さんいきますよ!」


霊夢 「…絶対、死んじゃダメよ!」


ライル 「あぁ!」


霊夢 「…」スッ…タッタッタッ… ライルから離れてミレイユと共にライルから離れる



ビタン 「…その約束、守れないかもな?お前は僕に殺されるんだからな!」ニヤッ


ライル 「やってみろ?俺は死なねぇからな!」


ライル&ビタン 「「」」ダッ!!


ガキィンッ!!!!


ライル 「…」ギリ…ギリ… 風の剣を作り、闇の剣とぶつかり合う


ビタン 「ひひひっ!そんな傷で対抗するなんて いつまで持つかなぁ?」ギリ…ギリ…


ライル 「…さぁな?いつまで持つだろうな!」キィンッ!!


キィンッ!!キィンキィンッ!!…ガキィンッ!!!!



アリス 「…大丈夫かしら?ライル…」


早苗 「大丈夫ですよ!仲間を思って戦うライルさんは最強なのでやられることはありません!」


イブ 「…いや、まずいな?」


早苗 「なっなんでですか!今のライルさんは最強ですよ!?絶対にやられませんよ!」


イブ 「ライルは人間だぞ?普通の人間が心臓に刃物を入れられたら無事でいられるわけがないだろ?」


早苗 「あっ…」


霊夢 「…私のせいで…ライルは…」


イブ 「赤巫女 また闇に落ちるぞ?」


霊夢 「っ!」ハッ


イブ 「ライルが命賭けて助けたのにまた落ちるのか?同じ過ちをまた犯すのか?」


霊夢 「…」


ミレイユ 「イブさん 霊夢さんだってなりたくてなったわけではないんですから追い打ちをかけるような言葉は…」


イブ 「わかってるよ 別に追い詰めてるわけじゃないよ?」


イブ 「…それに、本気でまずいと思ったら助けないといけないからな?闇の住民の名にかけてな!」


アリス 「…あなた、闇の住民よね?なんで闇の住民がそんな考えを持てるのかしら?」


アリス 「闇の住民は殺すことしか考えられないんじゃなかったの?私はライルからそう聞いたけど」


イブ 「さぁな?たしかに闇の住民は相手を殺すことしか考えられない事は確かだが、なぜ俺はそんなことを考えられるのかはわからない」


イブ 「もしかしたら、俺は普通の闇の住民じゃないのかもしれないな?知らないけど」


アリス 「…」


霊夢 「ライル…」



キィンッ!!キィンキィンッキキィンッ!!ガキィンッ!!…


ライル 「はぁ…はぁ…」ダラダラ… 心臓部から出血が止まらないで流れ続けている


ビタン 「どうしたァ?もう限界か?」


ビタン 「そんな傷じゃまともに戦うこともできないだろ?さっさと諦めて死んじまえよ!」


ライル 「…っへ!生憎だが、俺は最後まで諦めない性格でね?まして、霊夢の事となるとよけいにな!」


ビタン 「ひひっ!口だけは達者のようだな?だが、やせ我慢もほどほどにしときな 苦しみながら死ぬだけだぜ?」


ビタン 「今のお前じゃ僕には勝てない 怪我をしてなければまだ勝機はあったかもしれないけどな!」


ライル 「…なら、本気を出させてもらおうかな?本気を出せばお前を殺せるだろう!」スチャッ


ビタン 「…っえ?」



ミレイユ 「ラっライルさん!まさかあの技を!?」


ライル 「ミレイユ!みんなを守れ!!」スッ… 風の剣を腰にかけて構える


ミレイユ 「っ! わっわかりました!みなさん私の近くに来てください!」


アリス 「なっなにが起きるのミレイユ!?ライルが本気出すって言ってたけど!」


ミレイユ 「ライルさんの最強技です!近くにいると巻き込まれます!」


神奈子 「なら私の柱でみんなを守れば…」


ミレイユ 「無理です!そのようなものでは耐え切れません!すぐに切り刻まれてしまいます!」


神奈子 「そのようなもの…」グサッ


諏訪子 「…ミレイユ ライルはどんな技を出そうとしてるんだい?近くにいると巻き込まれるって言ってたけど」


ミレイユ 「…あの構えですとおそらく」


ミレイユ 「【闇・一鬼刀閃です!】」



ビタン 「本気を出すって…今まで本気を出していなかったのか?」


ライル 「あぁ そういうことだ?本気出すと自分でも制御できないからな だから使わないようしてたんだが今の状況でお前を倒すことができないからな?」


ビタン 「…おもしろい なら見せてもらおうか!お前の本気とやらを!」


ライル 「…いいだろう!」ニヤッ


ミレイユ 「ライルさんこっちはOKです!」


ライル 「…ナイト 出番だ!」ヒュンッ


ナイト 「了解!壱ノ太刀…」ニタァ


ビタン 「っ!!!? そっその技は!?」


ナイト 「【闇・一鬼刀閃】」ザンッッ!!!!!! 腰にかけていた剣を思いっきり自分の目の前に振る



闇・一鬼刀閃=刀で黒い鎌鼬を無数に作り、周囲の敵味方関係なく攻撃する闇魔法の攻撃技



ヒュヒュヒュヒュヒュンッッ!!!!!!…ズバァンッ!!!!!!


ビタン 「があぁぁぁっっっ!!!!!?」黒い鎌鼬が心臓部を切り裂く



ミレイユ 「Shine floorshield(光の範囲盾)」ヒュンッ!!



Shine floorshield(光の範囲盾)=使用者の範囲から約5m以内に光魔法で作った透明な壁が内部にいるものを守る技



キキキキキキキキキキィィィンンッッッ!!!!!! 黒い鎌鼬がミレイユが作ったシールドに当たって防ぐ


アリス 「…かまいたち?しかも黒い…」


早苗 「…なんか、すごく不気味ですね しかも切れ味も凄まじく切れそうです」


諏訪子 「たしかにミレイユの言う通り、神奈子の柱じゃ防げなさそうだね?」


神奈子 「」ズーン…


霊夢 「(…あれ?この技って…たしか禁技じゃ…?)」


イブ 「…ライルの奴、あんな大技を持ってたのか?初めて知ったな」


ミレイユ 「ライルさんは隠してましたからね 自分の技はあまり知られたくないと言ってましたから!」


ヒューッ… かまいたちが止まって風がやんでくる


ビタン 「」ダラダラ… 心臓部がむき出しになって即死


ライル 「…うっぅぅ…!!」ズキズキ… 頭に激痛が走り手で抑える



ミレイユ 「…? ライルさん?」


アリス 「…なんか、様子がへんね?」


諏訪子 「血が足りなくなってまずいのか?なら早く治療してやらないと!」


霊夢 「いいわ 私が行くからみんなはここにいて」タッタッタッ…


神奈子 「っえ?ちょっ霊夢!?」


イブ 「…」



ライル 「ーっ!!!!!!」ズキズキッッ!!!!!!…


ライル 「(ーっあ、頭が痛い!!死ぬほど痛い!!!!)」ズキズキッッ!!!!!!…


ライル 「(やっぱり使うんじゃなかった!!禁技なんて使うからことになるんだ!!いぃっ!!!!!!)」ズキズキッッ!!!!!!…


霊夢 「ライル」タッタッタッ…


ライル 「ーっ霊夢…っ!!!!」ズキィッ!!!!


霊夢 「…頭が痛いの?」


ライル 「ーっあぁ!!」ズキズキッ!!!!…


霊夢 「…」スゥ…


ギュッ…


ライル 「…霊夢?」霊夢に抱きしめられる


霊夢 「大丈夫よ 落ち着いて?」


ライル 「(…あぁ なんか…すごく落ち着く ただ抱きしめられてるだけなのに…)」


ライル 「(それにさっきまで痛かったのに痛みが引いてきた すごく安らぐ…)」



魔理沙 「…終わった、のか?」


ミレイユ 「多分ですが…」


イブ 「みんなは終わったよ あとは俺の仕事が残ってるだけだ?」


早苗 「? なにをするんですか?」


イブ 「ビタンを…ちょっとな」タッタッタッ… ビタンの死体に近づいていく


諏訪子 「…証拠隠滅かい?」


イブ 「…」ピクッ


神奈子 「…ここで隠滅しないでくれよ?するなら別の場所でしてくれ」


神奈子 「本来ならそんなことさせちゃいけないんだが、そうしてもらわないとこの神社の信仰が悪くなるから目をつぶるがね?」


イブ 「そうしてくれると助かる 神さん」


神奈子 「かっ神さん…?(すごい呼び方だな…)」



…ドサッ


ライル 「」霊夢に抱きしめられながら気を失って地面に膝がつく


霊夢 「ライル!?」


ミレイユ 「出血多量です!早く治療しないと!?」タッタッタッ!!…


イブ 「先に血を作ってやれ?血を作りながら傷を塞いだ方が効率が良い」


ミレイユ 「わかりました!【ヒーリング】」ヒュィンッ シュゥゥ… ライルの傷を治療しながら地を作る


イブ 「…さて、俺は早くビタンを連れていかないと?」


? 「その必要はない」タッタッタッ… 白い着物を着て、狐の尻尾が生えた妖怪がライルたちの前に現る


アリス 「…だれ?」


早苗 「…妖怪、ですね 敵でしょうか?」


諏訪子 「でも敵意を感じないね 敵ではないみたいだよ?」


イブ 「…勇那」





勇那=東方玉新楽に出てくる狐妖怪 白い着物を着ているのが特徴





勇那 「久しいなイブ 元気そうだな?」


イブ 「なんでお前がここに?なにか用があってきたのか?」


勇那 「あぁ そこの闇住民をもらいに来ただけだ?」


イブ 「ビタンをか?」


勇那 「そうだ その闇の住民の死体はこちらで預かりたいのだがいいか?」


イブ 「…まぁ 証拠隠滅してくれるなら構わないが?」


勇那 「それではもらっていこう」


霊夢 「…」ギロッ 勇那を睨みつけて警戒してる


勇那 「…そこの娘 そんなに警戒せんでも取って食うたりせんから安心性?」


霊夢 「…」ジッ…


ミレイユ 「霊夢さん その方はライルの師匠、勇那さんです 敵ではありませんよ」シュゥゥ…


霊夢 「…っえ?そうなの?」


勇那 「とは言うとも、こちの世界にいるライルの師匠でないがな?」


霊夢 「私と同じぐらいね!!」∠(°∀°)/ビシッ 勇那の胸に指差す


勇那 「…一応サラシを巻いているが?」


霊夢 「なんでよ!あなた胸大きいの!?」


勇那 「まぁでかいと言えばでかいな?だが、大きいとどうも邪魔になってしまってな?常にサラシを巻いていた方が動きやすいのでな」


霊夢 「ぐぬぬ!なんでライルの知り合いにはこんなに胸が大きいやつが多いのよ!」イラッ



アリス 「…ライルの師匠?」


魔理沙 「あいつが?」


アリス 「知ってるの?」


魔理沙 「いや、いるってことだけは聞いただけだ」


早苗 「誰から聞いたんですか?」


魔理沙 「あの胸の大きいミレイユからだぜ!」


ミレイユ 「一々胸のこと言わなくてもいいですよね!?いう必要ないですよね!?」シュゥゥ…


諏訪子 「…早苗と比べたらどっちが大きい?」


神奈子 「…測定不可能だ…」


早苗&ミレイユ 「「比べなくていいです!!」」


勇那 「はははっ!あいかわらずお主も面白いのう?ミレイユ」


ミレイユ 「人事だと思って…それで、私に何か御用なんですか?」


勇那 「いや、今回は闇の住民を回収しに来ただけでお主に用はない」


ミレイユ 「…」


勇那 「ライル 現れよ」


ヒュンッ


ライル(別) 「はい 勇那様」どこからともなく勇那の後ろに現れる


霊夢 「っえ!?ライルが二人!?」


魔理沙 「どっどういうことだぜ!?なんでライルが二人もいるんだ!?」


アリス 「…」唖然


早苗 「あのライルさんは偽物です!本物は今倒れてる方がライルさんです!」


諏訪子 「…どっちも本物に見えるけど?」


早苗 「本物はもっとカッコイイです!!」


霊夢 「同意!!」


神奈子 「ファ〇ック!!早苗はやらないぞ!!」


ライル(別) 「(…えっと、これはどう反応した方がいいのだろう…)」


勇那 「ライル 闇の住民の死体を持ち帰ってくれ」


ライル(別) 「はい!」タッタッタッ…


霊夢 「まちなさい!」ザッ ライル(別)の前に立ちふさがる


ライル(別) 「…なんですか?」


霊夢 「…」ジー


ライル(別) 「…?」


霊夢 「…だめね やっぱりにせものね?」ハァ…


ライル(別) 「…第一一言がそれですか?」


霊夢 「引き止めて悪かったわ もう行っていいわよ?」


ライル(別) 「…はぁ…?」



魔理沙 「ひでぇ…霊夢の奴、ズバっと言いやがったな?」


アリス 「でも同じ人でも性格が違うみたいね?」


早苗 「わたしは私の知ってるライルさんで!」


霊夢 「同意!」


神奈子 「ファァ〇ック!!」


魔理沙&諏訪子 「「同じく!」」


アリス 「…同じく…」///ボソッ


ミレイユ 「同じくです!」


ライル(別) 「…」


勇那 「不人気だな?ライル」(笑)


ライル(別) 「…流石に傷つきますよ?」


勇那 「まぁそれは置いといて?」


ライル(別) 「泣いていいですか?」


勇那 「闇住民を連れてから泣いてくれ」


ライル(別) 「(あぁ…今すぐにでも泣きたい)」タッタッタッ…ガシッ 闇住民を手に取り運ぶ


ライル(別) 「先に帰ってます」スゥ…パカッ 目の前に異次元空間を作る


勇那 「うむ 私はもう少ししたら帰るから先に頼んだぞ?」


ライル(別) 「わかりました」タッタッタッ…


シュンッ… 異次元空間は消滅する


勇那 「ミレイユ お主、ライルとはどこまで行ったんだ?もう最後までしてしまったのか?」


ミレイユ 「いきなりなにを言ってるんですか勇那さん!?」


勇那 「いや?気になったから聞いたんだが?」


ミレイユ 「気になるからって、こんな場所でみなさんが居る前で聞くことじゃないですよね!!」


霊夢 「そうよ!聞く相手間違えてるわよ!!」


勇那 「…っえ?」


ミレイユ 「霊夢さんあなたも反応しなくていいですから!」


勇那 「…お主、ライルとはどこまでしたんだ?」


霊夢 「大人の階段二段飛ばしまでやったわ!」ドンッ!!


早苗 「えぇーっ!!!?」


魔理沙 「大人の階段二段飛ばし?」


アリス 「それってなに?」


諏訪子 「知らない方がいいよ 二人にはまだ早いよ…」


神奈子 「たしかに…」


魔理沙&アリス 「「?」」


勇那 「なんと!ミレイユ以上にやっているのか!?」


霊夢 「そうよ!」


勇那 「××や××だけではなく【自己規制】までもか!!!?」


霊夢 「もちろん!」(。ò ∀ ó。)ドヤッ


ミレイユ 「なに平気で嘘言ってるんですか!?そこまでしてないでしょう!」


早苗 「私は三段飛ばしですよ!」(。ò ∀ ó。)ドヤッ


勇那 「なぬっ!?お主は三段飛ばしか!」


魔理沙 「三段?」


アリス 「飛ばし?」


神奈子&諏訪子 「「…」」


ミレイユ 「早苗さんも対抗しないでください!よけいに面倒なことになってしまいます!」


勇那 「お主らは本当にライルとそこまでやってしまったのか…?」


霊夢&早苗 「「そうよ!(そうです!)」」


ミレイユ 「勇那さん!二人の話しは嘘ですからね!?」


勇那 「わかっておるよ?ライルがそんなことするわけなかろう?」


アリス 「私はされそうになったけど…」///ボソッ


全員 「「…っえ?」」


霊夢 「…たしかにあの時、私が行ってなければやってたわね?」


勇那 「…ミレイユ ちょっとライルを借りて良いか?」(#^ω^)


ミレイユ 「治療は済んでますけど傷が開く可能性があるのでお貸しできません!」ニコッ


早苗 「私も借りたいんですけど?」(#^ω^)


ミレイユ 「だめです!」ニコッ


アリス 「…ミレイユ 顔は笑ってるけど内心笑ってないわね?あんなに怖かったかしら?」


魔理沙 「あっアリス!おぉお前、本当にライルに襲われたのか!?」


アリス 「おっ襲われたっていうか…おっ襲わせたって言った方がいいわ…」///


早苗 「ライルさんを誘惑したんですか!?」


アリス 「あなたが泊まってきた時よ?さ、な、え」(#^ω^)


早苗 「あっ…」(¯―¯٥)


魔理沙 「? 早苗 お前博麗神社に泊まったのか?」


早苗 「…はい 泊まりました…」


魔理沙 「…あっそう言えば泊まってたよな?お前が泊まってた時、ミレイユに襲われてたから今思い出したわ?」


早苗 「…っえ?」


アリス 「たしかに…その時は私も泊まってたけど、早苗と大妖精の寝顔見て鼻血出してたわね…」


勇那 「ミレイユ…」(´・д・` )ウワァ…


ミレイユ 「しっ仕方ないじゃありませんか!あんなにも可愛い方が私のすぐ傍に居たんですから!?」(; ・`д・´)


霊夢 「それ仕方ないの!?」


ミレイユ 「はい!仕方ありません!!」ドンッ!!


勇那 「ライルとかわいい女の子だったらどっちを選ぶのだ?」


ミレイユ 「それはもちろん!」


ミレイユ 「…」


ミレイユ 「ライルさんです!」


霊夢 「今あいだがあったけど迷ったわよね?」


ミレイユ 「っ!!!?」ギクッ



イブ 「…帰ろ 死体回収はしてくれるみたいだし、居てもおもしろくない」ヒュィンッ 異次元空間を作る


タッタッタッ…ヒュンッ 異次元空間が閉じる


アリス 「…ふぁっんん…」


諏訪子 「眠たいのかい?」


アリス 「…安心したら眠気が…」ウトウト


魔理沙 「私も…ふぁぁ!」


神奈子 「風呂入って飯にするか?」


早苗 「霊夢さんたちも中に入ってご飯に…」



霊夢 「ミレイユ あなたはライルよりかわいい女の子を選ぶならライルのことは諦めなさい 今日から女の子を好きになりなさい!」


ミレイユ 「なんでそうならなくてはいけないんですか!わたしは女の子よりライルさんの方が好きです!」


勇那 「…」



神奈子 「…まだ時間かかりそうだから放っておこう」


早苗 「はい…」


アリス 「お風呂に入ってすぐに寝たいわ…」


魔理沙 「同じく…今日はどっと疲れたぜ…」


諏訪子 「魔理沙も泊まるのかい?」


魔理沙 「泊まらせて欲しいぜ…だめか?」


神奈子 「かまわないよ ライルはだめ…」


早苗 「神奈子様!」(#゚Д゚)ゴルァ!!


神奈子 「全員許可する!」


タッタッタッ…



霊夢 「いいわね?ライルより女の子を選ぶならライルのことは諦めなさい いいわね!」


ミレイユ 「だからわたしは女の子よりライルさんを選びます!何度も言わせないでください!!」


勇那 「…わたしも帰るか ライルもまだ起きそうにないし」ヒュィンッ 異次元空間を作る


タッタッタッ…ヒュンッ 異次元空間を閉じる


ライル 「」


ライル 「…行ったか?」ムクッ


勇那 「いるぞ?」ニヤッ ライルの背後から問いかける


ライル 「」サー…



霊夢 「ライルライルライルライル!!!!!!」


ミレイユ 「ライルさんライルさんライルさんライルさん!!!!!!」(もはや何を言ってるか不明)



ギャアァァァァァ!!!!!!


霊夢&ミレイユ 「「っ!!!?」」ビクッ



勇那 「どうしたのだ?ライル そんなに大きい声を出して?」ライルを押し倒して逃がさないように押さえつけている


ライル 「やっやめろ!はなせぇっ!!」グググッ…


勇那 「離したらお主逃げてしまうではないか?だから…」ニタァ


勇那 「食べさせてもらうぞぉ?」///ペロリッ


ライル 「〜っ!!!!!!」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


勇那 「では、いただきまー…」///


霊夢&ミレイユ 「「なにやって(る)ん(です)のよあんた(あなた)わー!!!!!!」」ガァンッ!!!!!!


勇那 「うごぉぉっ!!!!!?」ズザァァァァ… 後頭部を二人同時に殴られて勢いで地面に顔面を擦り付ける


霊夢 「ライル!!」


ライル 「ーっ!!!!!!…ーっ!!!!!!」

:(((´;Д;`))):


ミレイユ 「ライルさんが今まで見せたことのない顔に!?」


勇那 「うぅぅ…痛いではないか二人とも?なにするんだ!」


霊夢 「なにじゃないわよ!ライルを襲っていいのは私だけなのよ!!」(*«·»д«·»´)


ミレイユ 「違うでしょ!!!!」(#゚Д゚)ゴルァ!!


ライル 「ーっ!!!!!!!!!!!!…」((((´;ω;`))))ブルブル ミレイユに抱きついて震えている


ミレイユ 「ライルさんが今までにない震えと恐怖に満ちています 過去にライルさんと会ったことあるんですか?」


霊夢 「(なんで私に抱きついてこないのよライル!!)」ギリッ!!


勇那 「何度か会っとるよ?数回だけだがな」


ミレイユ 「会ってなにをしたんですか!ライルさんがこんなことになるなんてよっぽどの事です!」


ライル 「…襲われた…」


霊夢&ミレイユ 「「…っえ?」」


勇那 「うむ!ライルと会う度に襲っていた!!」


霊夢 「…どこまで?」ピクッ


勇那 「ギシギシアンアンまでだ!!」( ・∇・)ドヤッ


霊夢 「…こ、ろ、す!!」(╬^∀^)スッ 袖から霊符を取り出して構える


ライル 「…霊夢 そいつの話してることは全部嘘だから安心しろ…」ハァ…ハァ… 息は荒いものの理性を取り戻す


霊夢 「…っえ?」


ミレイユ 「ライルさん大丈夫ですか!?我を失っていましたが取り戻したしたか!」


ライル 「恐怖の闇に落ちる一歩手前ところだった…」ハァー…


霊夢 「…あぶなかったわね」


霊夢 「それでライル この化け狐とはどこまでヤったの?」


勇那 「こいつ…」ピクッ


ミレイユ 「霊夢さん…仮にもあの方はライルさんのお師匠さんなんですから化け物呼ばわりは失礼ですよ?仮にも」


勇那 「なぜ仮にもを二度言った!二度もいう必要はなかっただろ!!」


ライル 「勇那うるさい 黙ってろ?」ギロッ


勇那 「…はい」


ライル 「勇那とは服を脱がされたぐらいでそれ以上はしてないよ」


霊夢 「ライルがあいつの服を脱がしたの!?」


ライル 「逆だよ逆 俺が脱がされたんだ」


ミレイユ 「脱がされただけなんですか?」


ライル 「まだミントがいる時だったから勇那が俺を襲ってきてもミントが止めてくれたんだ」


勇那 「ミントかぁ?久しぶりに聞く名だな あやつは元気にしてるか?」


ライル 「…」


勇那 「…? ライル?」


霊夢 「…あんた ライルの話聞いてた?」


勇那 「…っえ?」


ミレイユ 「…」フルフル… 首を横に振って勇那に教える


勇那 「…嘘だろ?ミントが…?」


ライル&霊夢&ミレイユ 「「…」」


勇那 「…そうか すまない?気を悪くさせて」


ライル 「別に謝ることはない 知らなかったことなんだから……」


勇那 「…ライル…」


霊夢 「…ねぇ そろそろ私たちも中に入りましょ?いつまでも外にいてもしかたないわ」


ミレイユ 「そうですね 行きましょう」


ライル 「…俺は少し勇那と話があるから先に行っててくれ」


霊夢&ミレイユ 「「…」」


勇那 「襲わんから行っててくれないか?」


霊夢 「ぜったいよ?」


勇那 「約束しよう」


霊夢「…ミレイユ」


ミレイユ 「はい…」


タッタッタッ…


ライル 「…」


勇那 「…頭は平気か?」


ライル 「なんとかな?てか、お前のせいで落ちかけたんだが!」(╬^∀^)


勇那 「…まぁ、それは置いといて?」


ライル 「置くなよ!」


勇那 「…ミントのことは聞かないとして?」


ライル 「…聞きたければ話すが?」


勇那 「いやいい それより、【ジェシカ】のことで聞きたいことがあるんだ!」


ライル 「っ!」














守矢神社ー茶の間



霊夢 「…おそいわね ライル」


ミレイユ 「そうですね…勇那さんは約束を守る方なのでライルさんを襲っているということは思いますが…?」


アリス 「…。……。」コックリ…コックリ…… 半分以上寝ている


魔理沙 「グゥ〜…」座りながら寝てる













一方、キッチンでは…



早苗 「〜♪♪」トポポ… ひとつの料理の中になにやら怪しげな色をした液体を入れてる


神奈子 「…早苗?それ…なに入れてるの?」


早苗 「秘蔵のポーションです!」


諏訪子 「…それ、だれのごはんだい?」


早苗 「…」


早苗 「うふふ!」


神奈子 「…」


諏訪子 「(…ライル、南無…)」
















霊夢 「…なにを入れたのかしらね?」となりがキッチンなため、話し声がダダ漏れ


ミレイユ 「嫌な予感しかしませんね…」


魔理沙 「…っは!」パチッ


魔理沙 「…グゥ〜……」スピー…


アリス 「すぅ…すぅ…」コックリ…コックリ…


霊夢 「…なんで魔理沙は起きたのかしら?」


ミレイユ 「アリスさんも寝てしまいましたね よほど疲れたんでしょうか」



ライル 「…」スー… 襖を開けて茶の間に入ってくる


霊夢 「やっと来たわね?ライル」


ミレイユ 「ずいぶんと遅かったですね?なにを話していたんですか?」


ライル 「…ちょっと、な?」タッタッタッ…スクッ 霊夢の隣に座り込む


霊夢 「…? ライル?」


ミレイユ 「…ライルさん?」


ライル 「…」


ライル 「べつに気にするほどの話じゃないから気にしないでくれ?」


霊夢 「…」


ミレイユ 「…」


ライル 「…ほんとに平気だよ?」



スー…


早苗 「ご飯できましたよー!」二人分のご飯を持って茶の間に入ってくる


神奈子&諏訪子 「「…」」


ライル 「わるいな?ご飯を作ってもらって」


早苗 「いえいえ!これくらいは当たり前ですよ!」ニコッ


ライル 「…そうか」


魔理沙 「っは!美味そうな匂いが!?」パチッ


アリス 「…ねむい……」ウトウト


霊夢 「…早苗 私たちの寝床なんだけど、私たちってどこで寝るのかしら?」


早苗 「皆さんは私と一緒に大広間を使って寝ますがライルさんは一人で寝たいとのことでライルさんは私の部屋で寝てもらいます」


ライル 「だれも一人で寝たいとは言ってないが…まぁ一人の方がいいな?」


霊夢 「わたしはライルと一緒に寝るわ!」


一同 「「…っえ?」」


ライル 「…なんで?」


霊夢 「寝たいからよ!」(゚д゚ )クワッ


ライル 「…」


早苗 「れっ霊夢さん!私だってライルさんと一緒に寝たいんですよ!?独り占めは許しませんよ!」


霊夢 「あんたはダメよ!」


早苗 「なぜですか!!」


霊夢 「ライルは私のものだからよ!!」((«·»д«·»))クワ


ライル 「俺はいつからおまえのものになったんだ?」


霊夢 「言ったわよね?私のこと、好きだって!」


ライル 「…」






先程の出来事…



霊夢(闇) 「…わたしは…ライルのこと、好きって思ってていいの…?」


ライル 「構わないよ?だって、俺だってお前のこと…好きなんだから!」ニコッ








ライル 「…言ったな」///


霊夢 「でしょ!」


ライル 「でっでも!あれは仲間として好きと言っただけで、恋愛対象として好きと言ったわけじゃ!」///


霊夢 「恋愛対象で言ったら?」ニヤニヤ


ライル 「…」スゥ…真顔に戻る


ライル 「さぁな 恋愛感情は捨ててるから俺にもわからん」


霊夢 「…そう(やっぱり恋愛対象としては言わないか…)」


ライル 「…早苗 霊夢もお前の部屋に寝かせていいか?」


早苗 「っえ!?」


霊夢 「いいの!?」パァァ!!


ライル 「一緒に寝るぐらいならかまわないよ 寝るだけな?」


霊夢 「わーい!!」(ノ*°▽°)ノ


早苗 「ライルさんわたしは!?」


ライル 「…」


早苗 「あぅ……」シュン…


神奈子 「うっし!!」グッ


早苗 「…」(#^ω^)スッ…ポタッ 神奈子の料理の中になにかの液体を入れる


諏訪子 「(…神奈子の味噌汁の中になにか入れたね)」


霊夢 「(…なに入れたのかしら?)」


魔理沙 「早く食べようぜ!」


神奈子 「そうだな 食べるとしよう?」


霊夢&諏訪子 「「(気づいてないし…)」」


早苗 「それではみなさん」


全員 「「いただきます!」」













数分後…



ライル 「ごちそうさま」


魔理沙 「はやっ!?」


霊夢 「あいかわらず早いわね…」


アリス 「普通の速さで食べてるように見えたけど…いつのまに」


早苗 「洗い物は私がやりますので先にお風呂に入ってきてはどうですか?」


ライル 「いや 家の主より先に入るのは失礼だから俺は最後に入るよ?」


諏訪子 「そんなの気にしなくていいよ?先に入ってきなよ」モグモグ


ライル 「…そうですか?ならお言葉に甘えて入らせてもらいます」


早苗 「タオルは脱衣所にあるのでそれを使ってください」


ライル 「わかった それじゃ入ってくるよ?」スクッ


タッタッタッ…


早苗 「…」(・∀・)ニヤ


霊夢 「…ライル お風呂場の場所、わかってるのかしら?」


諏訪子 「ライルは何度かうちに泊まったことがあるから知ってるよ?」


アリス 「…いつ泊まったの?」


諏訪子 「私たちが外の世界に住んでいた時だよ」


魔理沙 「…っえ?」


霊夢 「あんたたちとライルって同じ世界だったの?」


早苗 「あれ?話してませんでしたっけ?」


霊夢 「初めて聞いたわ」


アリス 「私も」


魔理沙 「おなじく」


諏訪子 「それならちょっと情報交換しないかい?」


霊夢 「情報交換?」


早苗 「ライルさんの能力のことを詳しく教えて欲しいんです」


霊夢 「…知らないの?」


諏訪子 「風が使えるってことは知ってるけどそれ以外は知らないんだ こっちもライルとはどういう関係だったのかを話すから教えてくれないか?」


霊夢 「…私が知ってる範囲でいいなら教えるわよ?」


早苗 「おねがいします!」


霊夢 「それじゃまずは…」


早苗 「っと!その前に」


霊夢 「その前に?」


早苗 「みなさんにはすみませんが少しの間…」


早苗 「【眠っててもらいますね?】」ニコッ


霊夢 「…っえ?」


…パタパタパタンッ


魔理沙&アリス&諏訪子 「「」」全員突然床に倒れる


霊夢 「っな!あんたたち!?」


早苗 「あれ?霊夢さんのはみなさんより多めに入れたはずなんですが…なんで眠らないんですか?」


霊夢 「入れた!?あんた、一体料理になにを入れたの!!」


早苗 「毒ではないので死ぬことはありませんよ!それだけはご安心ください!」


霊夢 「そういう問題じゃ…っく!」フラ…


パタンッ…


霊夢 「」床に倒れて眠りにつく


早苗 「…一時間ぐらい、おやすみなさい?」ニタァ








一方、茶の間にいなかった神奈子とミレイユは…



寝室ー神奈子の寝床



神奈子 「うぅぅ…おなかが……」グギュルルル…


ミレイユ 「…神奈子さん 大丈夫ですか?」


神奈子 「…お腹減って死にそう……」グギュルルル…


ミレイユ 「ごはん持ってきましょうか?」


神奈子 「いま食べても死ぬ…よけいに腹が下る……うぅぅ…」グギュルルル…


ミレイユ 「…そうとう強い下剤を使ってますね 治療してもすぐに治らないなんて…」


ミレイユ 「明日には治ってると思うので今日は我慢してください これ以上強い回復魔法をかけると副作用が出る可能性があるので…」


神奈子 「キツイよぉぉぉ……」グギュルルル…













お風呂場



チャプ…


ライル 「…ふぅ?やっぱり風呂は落ち着くな 疲れが癒されていく…」ハァ-…


ライル 「最近はずっと戦い続きだったからゆっくりできるな…あまり戦いは好きじゃないんだが…」


ライル 「…はぁ…いい湯だなぁ?」ヌクヌク



…ライルサーン! 脱衣所から早苗が話しかけてくる


ライル 「…どうした?早苗 なにかようか?」


キガエガアルカキキニキタンデスガアリマスカ?


ライル 「着替えは来てた服を洗ってまた着るから大丈夫だよ」


ドウヤッテアラッテカワカスンデスカ?


ライル 「風で洗って乾かせば一瞬だよ」


…カゼデアラエルンデスカ?


ライル 「風で水と洗濯物を一緒に混ぜるようにして、高温の風で乾かすんだ」


…マァ、ソレハイイトシテ?


ライル 「聞いといてそれはないだろ…」



ガララ…


早苗 「…一緒に、入らせてもらいますね?」///タオル1枚巻いて入ってくる


ライル 「…はい?」


早苗 「しっ失礼します」///タッタッタッ…パタンッ


ライル 「いやいや待て!?俺今すぐ出るから脱衣所で待っててくれ!!」///ザバァ…


早苗 「ダメです!出てはいけません!」


ライル 「いやだめとかの問題じゃなくてだな!!」///


早苗 「ライルさんは家の主より先に入ったんですからその責任を取ってもらいます!」


ライル 「先に入っていいと言われたのに!?」


早苗 「それでもです!」


ライル 「(たしかにこの家の人たちより先に入ったことに関しては俺が悪い…でも!先に入っていいと言われたから入ったのに悪いのか!?)」


ライル 「(理不尽だー!!)」ウガー


早苗 「…らっライルさん」///


ライル 「っえ!?なっなんだ…っ!!!!!?」///


早苗 「…背中、洗ってもらってもいいでしょうか?」///タオルをはだけさせて背中を露出する


ライル 「はっはぁ!?おまっそのくらい自分でできるだろ!?自分で洗えよ!」///


早苗 「手が届きませんよ だからおねがいします」///


ライル 「垢擦り使えば届くだろ!」///


早苗 「見えないのでちゃんと洗えたかわからないんですよ」///


ライル 「だ、だからって…俺に洗わせなくても……」///


早苗 「ライルさんだからこそ洗ってほしいんです…だめですか?」///


ライル 「…」///


ライル 「…洗う、だけだからな?」///


早苗 「はい!」












早苗 「〜♪」///ゴシゴシ…


ライル 「ーっ…」///ゴシゴシ… 早苗の背中を洗ってあげている


早苗 「ライルさん もう少し強くしても大丈夫ですよ?」


ライル 「あっあぁ…わかった」///ゴシゴシ…


ライル 「(くぅぅ…めっ目に毒だ!なんで俺が早苗の背中を…!)」///


ライル 「(女の背中を洗うなんて今までしたことないから力加減もわからないし、なにより早苗の身体って意外に細くて白くて、スラッとしてめちゃくちゃキレイだし…こんなの平常心でいられるわけが…!!)」(///△///)


ライル 「(いやいや!!ダメだダメだ!!恥ずかしがってたら早苗の思うつぼだ!早く終わらせてここから出ないと!!)」///


早苗 「…ライルさん 力が弱くなってますよ?」


ライル 「っえ!?あっわるい…」///ゴシゴシ…


早苗 「(…あれぇ?変ですね もう薬は効いてるはずなんですが…なぜ襲ってこないんでしょうか?)」


早苗 「(量だってそこそこの量を入れたのでもう効いててもおかしくないはず…なのになぜ理性が効いてるんでしょうか?)」


ライル 「…よっよし だいたい終わったな?あとはお湯を…」///


早苗 「もう少し洗ってもらえませんか?」


ライル 「…まだ洗うのか?」///


早苗 「女の子の身体はデリケートなんですよ?もっと洗うのは当然です!」


ライル 「…はい」///ゴシゴシ…


早苗 「(…本当に襲ってこないですね?薬の量が足りなかったんでしょうか?)」


早苗 「(…ならば仕方ありません ここは私から!)」ニヤッ


ライル 「(…はっはやく終わらせたい…理性が……)」///ゴシゴシ…


早苗 「…ライルさん さっきから力が入ってませんがどうしたんですか?」


ライル 「っえ!?べっべつに、なんでもないぞ!?」///


早苗 「ほんとうですか?」


ライル 「あぁ!ほんとになんでもないぞ!?」///アワワワ


早苗 「…ほんとになんでもありませんか?わたしはライルさんが興奮してるように見えるんですが…?」ニヤニヤ


ライル 「そっそんなわけないだろ!たかが一緒に風呂入ってるぐらいで…」///アセアセ


早苗 「へぇー…?」ニヤニヤ


ライル 「ーっお、お湯流すぞ!」///


早苗 「はーい!」


ライル 「…」///ザー…


ライル 「もっもう一回流すぞ?」///ザブンッ


早苗 「はーい!」


ライル 「…」///ザー…


早苗 「ありがとうございますライルさん おかげさまで綺麗になりました!」


ライル 「あっあぁ…そ、それじゃ俺は上がる…」スクッ…


ガシッ


早苗 「家の主より…ですよ?」ニコッ ライルの腕を掴んで逃がさないようする


ライル 「…はっはい…」///
















チャプ…


早苗 「ふぅぅ…やっぱりお風呂はいいですね?ライルさん」ヌクヌク 湯船に使ってライルと入っている


ライル 「…そうだな」///


早苗 「背中を洗ってもらって、さらに髪まで洗ってもらったので私は幸せです!」///


ライル 「…それはよかったな」///ブクブク…


早苗 「…ところでライルさん ひとつお聞きしたいことが?」


ライル 「…なんだ?」///


早苗 「…今日の夕飯 口にしてましたよね?」


ライル 「」ピクッ


早苗 「(…あれ?もしかして…まさか!)」タラー…


ライル 「…やっぱりなにか入れてたのか?」


早苗 「っ!!!!!?」∑('∨')ギクッ


ライル 「…やっぱりか だろうと思ったよ?」


早苗 「…きっ気づいてたんですか?わたしがなにか入れていたこと…」


ライル 「薄々な?お前が作る料理はほ、と、ん、ど!媚薬入りだったからな?昔から!」(#^ω^)


早苗 「そっそれは!ライルさんが泊まりに来た時だけであって毎回では…っあ!?」ハッ


ライル 「…ほぅ?俺が泊まりに来た時だけ…な?」(#^ω^)ピキピキ


早苗 「まっ間違えました!毎日ではなくてですね!?」((((;゚Д゚)))))))アワワワ


ライル 「通りで俺がお前の家に泊まった日の夜に寝込みを襲われるわけだ…╬」


早苗 「」ダラダラ…


ライル 「初めてお前の家に泊まった時は無警戒だったから食べてひどい目にあったなぁ?」


ライル 「神奈子さんが止めてくれなかったらマジでお前としてるところだったからなぁ?あれ以来、神奈子さんが俺のことに対して警戒するようになったがな?」(#^ω^)ピキピキ


早苗 「…犯してほしかったです」(¬¸¬)ボソ


ライル 「…全っ然反省してないようだなぁ?あぁ!?」ギロッ


早苗 「いえ!!すごく反省しました!?今ものすごくしました!!」


ライル 「どうだかなぁ?」(#^ω^)ピキピキ


早苗 「…」ダラダラ…


ライル 「…まぁ それだけ俺のことを思ってるようだし、今までのことは水に流すよ」


早苗 「ほっほんとですか!?よ、よかった…」ホッ…


ライル 「【今までのことはな?】」(╬^▽^)


早苗 「…っえ?」


ライル 「【だれも今回のことは水に流すとは言ってないぞ?早苗】」


早苗 「…てことは?」サー…


ライル 「…」(#^ω^)ニッコリ


早苗 「ーっ…」ダラダラ…


ライル 「先に上がる」ザバァ…


早苗 「…っえ?」


ライル 「早苗はもう少し入ってろ 一緒に出たらいろいろとまずいからな(特に霊夢にバレたらめんどい)」バシャァッタッタッタッ…


早苗 「いっいやです!私も一緒に…」ザバァ!!


ツルン


早苗 「あっ…」足を滑らせてバランスを崩す


ライル 「早苗!?あぶない!!」スッ!!



ガバッ


早苗 「っ!!!!!?」///裸のライルに抱きつかれる(下にタオルは巻いている)


ライル 「大丈夫か早苗!?今ものすごく滑ってたが!?」


早苗 「ーっ!!!!!!」///カァァ!!!!!!


早苗 「(らっライルさんに抱きつかれた!!しかも裸体のライルさんに!!!!!?)」///バクバクバクバクッ!!!!!!


ライル 「おい早苗!大丈夫か!?どこも怪我してないか!?痛くないか!?」


早苗 「はっはい…大丈夫です どこも痛くありません…」///ドキドキ


ライル 「ほんとうか!今の滑りでどこも痛めてないか!」


早苗 「…ライルさんがすぐに受け止めてくれたのでどこも痛めてません なので安心してください…」///


ライル 「…そうか それならよかった?どこも痛めてないなら…」フゥ…


早苗 「すみません 心配させてしまって?」///


ライル 「いいよ 早苗が無事だったんだからそれでいい ほんとに怪我してなくて良かったよ」


早苗 「…ライルさん」///



ダダダダダッッッ!!!!!!…


ガラッ!!!!


アリス 「ライル!あなた大丈夫かし…ら?」ゼーゼー…


ライル 「…あっアリス…?」サー…


早苗 「なっなんで起きて!?」///


アリス 「…っ!!!!!!!?」///スッ 懐から古臭い和服を来た人形を取り出す


ライル 「っ!? まっまてアリス!その人形、ものすごい火薬の匂いがするんだが!?」


アリス 「ーっは!」///


アリス 「ハレンチ〇✕△□××【自己規制】」///ブンッ!!!! 持っていた大江戸人形を投げつける



ドガアァァアァァァァン!!!!!!(風呂場粉砕!!)













茶の間



霊夢 「…んっんぅ?」スゥ…


霊夢 「…あれ?わたし、一体…」


魔理沙&諏訪子 「「…」」まだ寝ている


ミレイユ 「」チーン… 畳の上に倒れて半目を開いてる


早苗 「アリスさんのもっと多くしとけば…アリスさんのもっと多くしとけば……」ブツブツ


アリス 「…」///体育座りをしてうずくまっている


ライル 「アリス!さっきのは事故でな?けしていやらしいことをしてたわけじゃ…」アリスに言い訳中


霊夢 「…どういう状況」



ナレーター 「ミレイユは崩壊した風呂場を修復して今の現状に至る 早苗はアリスの料理に入れた睡眠薬の量をみんなより少なくしていたことを後悔している」突如参戦!


ナレーター 「アリスはライルと早苗が一緒にお風呂に入っていたところを見てしまい、しかも裸で抱きついてたから恥ずかしさのあまりに大江戸人形を投げて風呂場を崩壊…後、先程のことが頭の中から離れずにうずくまっている」


ナレーター 「ライルは早苗をいやらしいことをしていたとアリスに誤解されているから言い訳中」


霊夢 「状況解説ありがとうナレーター」


ナレーター 「いえいえ!」


霊夢 「さてっと、それじゃ!」


霊夢 「ライルー!!」(・ω・´)ムッキー!


ライル 「霊夢!?おっ起きたのか!?」


霊夢 「起きたわよ!それより、なんで早苗とは一緒にお風呂に入って私とは入ってくれないのよ!」


ライル 「なんで知ってるんだ!?お前寝てただろ!?」


霊夢 「ナレーターが教えてくれたわ!」


ライル 「ナレーター!!」


ナレーター 「事実を述べた迄です それでは〜?」ε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノ


ライル 「逃げるなー!!」


霊夢 「さぁライル?早苗とは入ったんだから私とも入ってもらうわよ?」(//゜∀゜//)=3ハァハァ


ライル 「こわいよその顔!!!!!?」ゾクッ


霊夢 「さぁ行くわよ!二人とも」


ライル 「…っえ?二人とも?」


アリス 「…」///


霊夢 「アーリス?」ニタァ


アリス 「っ!!!? っえ!?なっなに!」///


霊夢 「あなたも一緒に入るわよ?ライルも一緒にね!」ニヤッ


アリス 「はいぃぃぃいい!!!!!?」///


ライル 「霊夢!?なんでアリスも入れるんだ!?べつにアリスも一緒に入らなくても…」


霊夢 「ラーイル?口答えしないでもらえるかしら?」ニコッ


ライル 「ーっ…」サー…


霊夢 「さぁ行くわよ!二人とも」ガシッズルズル… ライルの腕とアリスのえりを掴んで引きずっていく


アリス 「ちょっ!?私は一人で入るってかえり掴まないで!」ズルズル…


ライル 「霊夢!俺は入るからアリスは一人で!」タッタッタッ…


霊夢 「ダメよ!」ズルズル…


アリス&ライル 「「なんでよー(なぜだー)!!」」


ズルズル…



諏訪子 「…行ったようだね」ムクッ


魔理沙 「みたいだな?」ムクッ


ミレイユ 「…アリスさんも災難ですね?巻き込まれて…」グテー…


早苗 「ぶつぶつぶつぶつ……」ブツブツ


諏訪子 「…神奈子の様子はどうだい?ミレイユ」


ミレイユ 「重症ですね かなり強力な下剤を使っていたらしく、今日は治りそうにありませんね 明日になれば多少は引いてると思いますが完全には…」


諏訪子 「…そうか(かわいそうに…)」


諏訪子 「しかし、ライルも考えたもんだよ?早苗の作った料理を食べたと見せかけてテーブルの下に落としてたなんて?」


魔理沙 「しかも律儀に皿まで用意して…ある意味器用だぜ」


早苗 「ぶつぶつぶつぶつ…」ブツブツ


諏訪子 「…魔理沙 新しく料理作るから手伝ってくれないか?」


魔理沙 「かまわないけど このちゃぶ台の上に乗ってる料理はどうする?」


諏訪子 「もったいないけど全部捨てるよ 早苗のことだからおそらく全部の料理に睡眠薬を盛ってるだろうからね?」


魔理沙 「…食べたくないぜ……」


諏訪子 「まったくだよ…」



ギャアァァアァァァァッッ!!!!!!


三人 「「っ!!!!!?」」


早苗 「ぶつぶつぶつぶつ…」ブツブツ



霊夢 『なぁにいきなり騒いでいるのよ?ラーイル』


ライル 『当たり前だろばかやろう!いきなりタオルを取るんじゃねぇ!!』///


霊夢 『見て欲しいから取ったのよ!!』ドンッ!!


ライル 『今すぐ巻けー!!』///


霊夢 『てかライル!目を閉じてないで開けなさい!』


霊夢 『あとアリスも黙ってないでさっさと裸体を晒しなさい!!』バサッ!!


アリス 『キャアァァアァァァッッ!!!!!!』///


ライル 『霊夢!!お前いい加減に…!!』


霊夢 『ライルも取るのよ!!ほらさっさと取りなさい』グイッ!!


ライル 『ちょっ!?ばっやめろ!!俺はシャレにならないだろ!!』///


霊夢 『大丈夫よ!』


アリス 『大丈夫じゃないわよ!!この作品がR18になっちゃうわよ!!』///


霊夢 「別に構わないわ!なんなら20歳以下は回覧禁止でも!!」(*´艸`*)♡


二人 『『良くないわー!!!!!!』』///



諏訪子 「…」


魔理沙 「…なんか、すごいことになってるな…」


ミレイユ 「…ライルさん 生きて帰ってきてくださいね…」


早苗 「ぶつぶつぶつぶつ…」ブツブツ













数十分後…



スー…


ライル 「…わるい 遅くなった」(怒)


諏訪子 「おっ!ライル やっと上がってきたか?二度目の風呂はどうだっ…た……」


アリス 「…」///


霊夢 「…」(T_T)゜゜゜ 頭にたんこぶが3つほど並んでいる(だんご三兄弟)


諏訪子 「…」


魔理沙 「見事なたんこぶだぜ…」


早苗 「…」パクパク… 諏訪子たちが作った夕食を食べている


ミレイユ 「…ライルさん 少し、やりすぎでは…?」


ライル 「…自分でも思う 思わず力入れすぎた」


霊夢 「わたしはライルのタオルを取ろうとしただけなのに…」(T_T)


ミレイユ 「それは叩かれて当然です」


ミレイユ 「ライルさんも相手は女性なんですからもう少し力加減を考えてください」


ライル 「はい…」


ミレイユ 「霊夢さんもアリスさんを巻き込む必要はなかったでしょう 他の人を巻き込まないでください!」


霊夢 「はい…」


魔理沙 「ミレイユが叱ってるぜ…」


アリス 「…」///


ミレイユ 「ライルさん!」


ライル 「はいっ!?」ビクッ


ミレイユ 「罰として私とも一緒にお風呂はいってもらいますからね」


一同 「「…っえ?」」


ミレイユ 「皆さんと入って私とは入ってくれないんですか?そんなことはしませんよね!」


ライル 「そっそれはしないが…」


ミレイユ 「では一緒に入ってくれますね?」


ライル 「…はい」


霊夢 「ミレイユ 襲っちゃダメよ?」


ミレイユ 「ご安心ください わたしは襲われる側です」


霊夢 「っえ!?」


ライル 「襲わないから安心しろ霊夢」


ミレイユ 「それではご飯を食べ終えたら入りましょうね?」


ライル 「はいはい わかったよ」ハァ…


アリス 「(…ライルも大変ね)」


魔理沙 「…ところで、ミレイユっていつライルの中に戻るんだ?」


ミレイユ 「今日の日付が変わる時にわたしはライルさんの中に戻ります」


魔理沙 「…あと約2時間ぐらいか あと少しだな」チラッ


霊夢 「戻ったら寂しくなるわね また出てくれば会えるとわかっていても」


アリス 「…そうね」


諏訪子 「…」


ミレイユ 「…そっそんなに落ち込むことはありませんよ 別にいなくなるわけではなく、ライルさんの中に戻るだけなんですから…」


ライル 「【…ずっと出せるぞ?】」


一同 「「…っえ?」」


ミレイユ 「ライルさん!!!?」


ライル 「ただし、ミレイユの判断で決まるけどな 俺は決められない」


霊夢 「どういうこと この前ライル無理って行ってなかった?」


ライル 「言ったよ でも、一つだけずっと出す方法があるんだ」


ライル 「その代わり それをやると永遠に俺の中には戻れなくなるけどな もちろん俺自身、治療魔法も使えなくなるがな」


ミレイユ 「だめです!それだけは絶対にいけません!そんなことをしたらライルさんが治療しないとまずい時に治療が出来なくなってしまいます!」


ライル 「それに関してはミレイユが居ればいいだけだから平気だと思うが?」


ミレイユ 「その時に私が近くにいなかったらどうするんですか!風では応急処置にもなりませんよ!」


ライル 「風だけでも血は止められるから大丈夫だろ?」


ミレイユ 「大丈夫なんかじゃ…!」


ライル 「それにミレイユが俺の中に戻るかはミレイユ次第だって言っただろ 俺は強制する気はないから出続けたければそれはそれで俺は構わないぞ」


ミレイユ 「…」


霊夢 「私はこのままの方がいいわね ミレイユがまたライルの中に戻ったら姿形が無くなるから…」


アリス 「それに一緒にいると面白いし 明日には居ないとなると寂しくなって楽しさが減っちゃうわ」


魔理沙 「同意だぜ」


諏訪子 「同じく!」( •̀∀•́ )b


ミレイユ 「…でも……」


ライル 「俺はどっちでもいいから今日の日付が変わるまでには決めてくれよ 考えが半々だとどうなるか分からないから」


ミレイユ 「…」


ライル 「…早苗」


早苗 「…なんですか」ムスッ


ライル 「早苗の部屋って四人寝れるか?寝れるなら布団の用意を頼みたいんだが」


早苗 「…四人分ですか?」


ライル 「あぁ 俺と霊夢とミレイユと早苗の分の布団をな?」


早苗 「…ーっ! はい!」パァァ


魔理沙 「…なぁ そっちで四人寝るなら私たちが寝る部屋で一緒に寝た方が良くないか?早苗の部屋って四人も寝たら狭いだろ」


ライル 「…それもそうだな たしかに早苗の部屋で四人も寝たら狭いかもな」


早苗 「たしかに狭いかもしれませんね 普通に遊ぶくらいなら平気かと思いますが寝るとなると少し窮屈感があるかもしれませんね」


ライル 「ならそっちの部屋でみんなと一緒に寝た方がいいか」


諏訪子 「私もかい?みんなってことは!」(・∀・)ニヤニヤ


霊夢&早苗 「「…」」


アリス&魔理沙 「「…」」


ミレイユ 「…」


ライル 「…俺は構いませんが」


諏訪子 「…冗談だよ 冗談で言ってるから本気にしないでいいよ」


霊夢 「…まっそれはいいとして 早くご飯食べましょうか!」


魔理沙 「そうだな 早く食べようぜ!」


アリス 「…次はなにも入ってないでしょうね」


早苗 「安心してください 作ったのは諏訪子様と魔理沙さんなのでなにも入ってないはずです」


ライル 「なら安心だな?」


早苗 「それはそれで心が痛いですライルさん…」ズーン


ライル 「…いただきます!」スルー


一同 「「いただきます」」













神奈子の部屋



神奈子 「うぅぅ…くそぉ 早苗のやつぅぅ〜…」グギュルルルル…


神奈子 「早苗も早苗だが、ライルも早苗とイチャつきやがって〜!」ギリッ!!


グギュルルルル…


神奈子 「うぅぅ…腹がァァ……」



…トントン スーッ


ライル 「失礼します神奈子さん」


神奈子 「ライル!殺す!!」ガバッ!!


ゴロロロロ…


神奈子 「…うぅぅ……」スゥ… 起き上がってすぐに布団の中に入る


ライル 「…殺すんでしたら腹が治ってからにしてください まぁ自分も死にたくないんで抵抗はしますが」


ライル 「夕飯と薬を持ってきました 夕飯は諏訪子さんと魔理沙が作ったものなので安心してください 食べれなければ薬だけでも飲んでいただけると幸いです」カタッ


神奈子 「」ガシッ


神奈子 「」ザー…ゴクンッ!! 下剤止めを一気にひと瓶全部水無で飲み干す


ライル 「いっ一気にひと瓶全部…しかも水なしで……」


神奈子 「よし!これでお前を殺せ!!」ゴロロロロ…


神奈子 「…うぅぅ……」スッ… 再び布団の中に入る


ライル 「すぐには効きませんよ てかよく水なしでいけましたね?」


神奈子 「…何のつもりだ?」


ライル 「? なにがですか?」


神奈子 「殺されるとわかっててなぜ晩飯と薬を持ってきた?普通は持ってこないと思うが」


ライル 「…早苗の義理親だからですかね まぁ自分でもわかりませんが」


ライル 「たしかに神奈子さんは本気で自分を殺そうとしてますがそれでも今の自分は助けずにはいられないんです」


神奈子 「…あんた ほんとに変わったね?昔と比べものにならないね」


ライル 「自分はそんなに変わってないと思いますが?」


神奈子 「いや変わりすぎてるからな 昔と全然違うよ」


ライル 「だとしたら霊夢たちのおかげだと思います」


神奈子 「…霊夢のおかげ?」


ライル 「はい 霊夢が自分の世界に来た時に自分をよく見てくれたんです 良い方向に向けて見てくれたから変わることが出来たんだと思います」


神奈子 「っえ!?霊夢が元私たちの世界に来たのか!?」


ライル 「はい 神奈子さんたちがいなくなってから約…3ヶ月経ったぐらいに霊夢が来たんです」


神奈子 「…なんで霊夢が元私たちの世界に来たんだ?なにか理由があったのか?」


ライル 「…それは…」



ライルサーン! 通路に響いてミレイユの声が届いてくる


ライル 「なんだ?」


ワタシモミナサンモゴハンタベオワッタノデソロソロオネガイシタインデスガ


ライル 「わかった 今行く」スクッ タッタッタッ…


神奈子 「…話しをはぐらかすところは変わってないんだな」


ライル 「」ピタッ


神奈子 「…話せないのか?もしくは聞いたらまずいのか?」


ライル 「…そういうわけではないんですが……」


神奈子 「…まぁいい 話せる話せないはいいとして、話したくないなら無理して聞こうとはしないよ」


ライル 「…すみません 話せなくて…」


神奈子 「べつに謝ることじゃない 私も追い詰める気なんてないからね」


ライル 「…そう言ってもらえると体が軽くなります それでは失礼します」タッタッタッ…


パタンッ…


神奈子 「…」


神奈子 「落ち込む時の表情も昔と変わってないね」












茶の間



スー…


ミレイユ 「来ましたねライルさん それでは早く入りに行きましょう!」準備万端!


ライル 「わかったわかった そんなに慌てることはないだろ?」


霊夢 「早く入るわよ!」なぜか…


早苗 「早く入りましょう!」こちらも…


魔理沙 「早く入ろうぜ!」準備万端…


アリス 「…」///


ライル 「…魔理沙だけは許可する」


魔理沙 「よっしゃー!!」(*。>∀<)9"ッシャ!


四人 「「なんで!!!?」」


ライル 「魔理沙はまだ入ってないからな」


諏訪子 「男女ってところは気にしないのかい…?」


ライル 「…まぁ、平気でしょう」


霊夢&早苗 「「わたしは!」」


ライル 「もう風呂入っただろ しかも俺と一緒に」


霊夢 「ライルだって3回目じゃない!」


早苗 「そうですよ!3回目じゃないですか!」


ライル 「ミレイユとも入るって約束したからな なにか文句でもあるのか?」


霊夢&早苗 「「あるわよ!(あります!)」」


ライル 「…はぁ 魔理沙、すまないがお前は一人で入ってくれないか?」(;´Д`)ハァ…


魔理沙 「そうするぜ 現に2人の視線がめっちゃ背中に刺さっていたいぜ…」


霊夢&早苗 「「(✧_✧)」」キラーン!! 2人して魔理沙を睨みつけている


ライル 「わるいな」


ライル 「それじゃミレイユ 行くぞ?」


ミレイユ 「はーい!」スクッ


タッタッタッ…


アリス 「…ライル ミレイユの時は平気で入るのね?」


霊夢 「…言われてみればそうね たしかに私たちの時とは違ってためらいがなかったわね」


早苗 「なんででしょう?」


魔理沙 「…宴会で言ってたこと、ほんとだったりしてな?」ニヤッ


霊夢&早苗 「「…っえ?」」


アリス 「宴会のとき…?」


魔理沙 「ミレイユが言ってたことだよ ライルの初めてはミレイユだって!」


諏訪湖 「言ってたね そんなこと」


霊夢&早苗 「「」」ダッ!!


タッタッタッ!!…


アリス 「…なんで今言うの?」


魔理沙 「おもしろくなりそうだったから!」ニカッ



霊夢&早苗 「「きゃあァァァァ!!!!!!」」ダダダダダッッ!!!!!!


ライル 「待てやこのやろォ!!!!!!」ビュー!!!! 風を使って飛んで霊夢たちを追いかける



アリス 「…」カナコサマタスケテクダサイ!!


魔理沙 「…服、着てたな」…ッエ?


諏訪子 「予測してたんだろうな」オマエライイカゲンニシロヨ!ナンドモナンドモハイッテキヤガッテ!!


アリス 「おそらくね」ワタシハシテナイワヨライル!?


魔理沙 「ライルも大変だな いろいろと?」モンドウムヨウ!


アリス 「あなたのせいでしょ!?」ビュー!!!!


魔理沙 「気にするな!」キャー!!!!!!


アリス 「気にしなさいよ!」ライル!レイムニハヤッテイイガサナエハカンベンシテヤッテクレ!!


諏訪子 「…」ダレガユルスカー!!!!


諏訪子 「ほんとに大変だね ライル…」キャアァァァ!!!!!!








一方、ミレイユは…



ミレイユ 「…」ブクブク…


ミレイユ 「クラゲさん!」ドンッ!! タオルを使って遊んでる


ミレイユ 「浸水…」ブクブク…


ミレイユ 「イカさん!」ドンッ!!←イカ!?どうやって作るのだろう…


ミレイユ 「浸水…」ブクブク…


ミレイユ 「…寂しいです」ブクブク…


ガラッ…


ライル 「…わるい 待たせたな」ハァ…ハァ…


ミレイユ 「…なんか、興奮してる人みたいです」


ライル 「仕方ないだろ!霊夢たちをしばいてすぐ来たんだから!」ハァ…ハァ…






霊夢 「ーっ…きもちわるい……」ウプッ


早苗 「洗濯機に入れられたような感じです…」グルグル…


神奈子 「なんで私まで…うぇっぷ!」←巻き添い






ミレイユ 「ライルさんは入らないんですか?」


ライル 「さすがに3回目はな…」アハハ


ミレイユ 「差別です…」ブクブク…


ライル 「まぁそう言うなって 一緒に居るんだからそれでいいだろ?」


ミレイユ 「むぅ…」プクゥ


ライル 「…それで、決めたのか?戻るのか戻らないのか」


ミレイユ 「…」


ライル 「…その様子だとまだみたいだな」


ライル 「あと二時間ぐらいしかないんだから早めに決めろよ?半々だとどうなるかわからないからな」


ミレイユ 「…ライルさんはどちらがいいんですか?私が外に出てる方がいいのか それとも中にいる方がいいのか?」


ライル 「…そうだな 俺的には、できれば出たままの方がいいかな」


ミレイユ 「…っえ?」


ライル 「たしかに回復魔法が使えなくなるのは痛いがそれでミレイユを外に出し続けることができるならそのくらいの代償は受けるよ」


ライル 「俺は許可するからあとはミレイユでが決めろ 最終的に決めるのはお前自身だからな?」


ミレイユ 「…はい!」



霊夢 「…いい雰囲気ね」ジー 脱衣所から覗いている


早苗 「ほんとですね…」ジー


魔理沙 「やっぱりできてるんじゃないか?あの二人」ジー おもしろがって一緒に見てる


アリス 「(…なんでわたしまで……)」///カァァ 魔理沙たちに無理やり釣れらて来て見ている…が、しっかりと見ている



ミレイユ 「…あっそういえばライルさん 先程、勇那さんとはなにを話していたんですか?」


ライル 「っ!」ピクッ


ミレイユ 「…? どうしたんですか?ライルさん 今一瞬まゆを動かしましたが」


ライル 「…いや、その…」



霊夢 「…? なんかへんね」


早苗 「なにがですか?」


霊夢 「ライルがあんなにも挙動不審を見せることなんて滅多にないのよ 見せた時はよっぽどの事を考えてる時なのよ」


魔理沙 「そうなのか?」


霊夢 「えぇ かなり重要なことだと思うわ」


アリス 「…」



ミレイユ 「…話せないことなんですか?口をごもらせていますが」


ライル 「…話せないというか、あまり話したくないな…」


ライル 「【…ジェシカのことだ】」


ミレイユ 「っ!」



霊夢 「ジェシカ!?」


アリス 「ジェシカ…?」


早苗 「だれですかそれ?」


霊夢 「昔ライルが助けた人よ でもなんでジェシカの話しを…?」


魔理沙 「…なぁ ライルはむかし人を救うようなことはしなかったんじゃないのか?いじめられて人間を恨んでたのに」


霊夢 「私の時も同じで助けないとどうなるかわからなかったから助けたみたいよ ミントにも仲間思いを持つよう言われてたからそれも関係してるらしいわ」



ミレイユ 「…なぜジェシカさんの話しを?」


ライル 「…」


ライル 「…こっちの世界で見たかもしれないって言ってたんだ …しかも 【黒いオーラを漂わせながらって…】」



ミレイユ&霊夢 「「っえ!!!?」」


早苗 「ちょっ!?霊夢さん驚き声が大きすぎ!」シー


ライル 「…おい おまえら!」(°ㅂ° ╬)ピキッ


霊夢 「やばっ!?撤退よ!」ダッ!!


早苗 「ちょっ!?待ってくださーい!」タッタッタッ!!…


魔理沙 「置いてかないでくれー!!」タッタッタッ!!…


ライル 「待てコノヤロー!!!!」ガラッ!!


アリス 「…」ポツーン… 逃げ遅れ…


ライル 「…」


アリス 「ーっ…」( ´。pωq。)プルプル…


ライル 「…アリスは許す!」タッタッタッ!!…



アリス 「…た、たすかった……なにかされるかと思ったわ……」ハァ…ハァ… カナコサマ!モウイチドタスケテクダサイ!!


ミレイユ 「よく見逃してもらえましたね 普段ならみなさんを風でお仕置きするんですけどね」 マタ!?


アリス 「たったしかに…」 ギャアァァァ!!!!!!


アリス 「…ところでミレイユ さっき話してたジェシカって人はどんな人なの?ジェシカの話しは一度も聞いたことないのだけど」 サヨナラマリサ ワタシノカワリニミガワリニナッテモラウワ


ミレイユ 「…それは……」 …ナニヲシタンデスカ?マリササンセイダイニコロンデマシタガ


ミレイユ 「…アリスさんなら話しても平気そうですね わかりました お話致します」 アシヲヒッカケテコロバシタワ! アクドイデスネ!?


アリス 「おねがいするわ」 オマエラー!!


ミレイユ 「っとそのまえに」 デター!!


アリス 「?」 アレホドイッテマダコリナイカー!!


ミレイユ 「お話しするのはお風呂を上がってからでもよろしいでしょうか?さすがにこれ以上はのぼせそうです…」 ビュー!!!!


アリス 「…そうね ここで話すのもなんだし あとで聞くわ」 キャー!!!!!!


ミレイユ 「そうしてもらえると助かります 後回しにしてしまい申しわけありません」 ライル!ワタシハカンケイナイカラナ!?


アリス 「別にかまわないわ それじゃ私は寝室にいつからまた後でね?」 ワカッテマスヨ!


ミレイユ 「はい!」 ライルモウユルシテー!!


タッタッタッ…


ミレイユ 「…」 キャッカ!!






? 『ーっ…ライっル……』






ミレイユ 「…話しても、へいきなんでしょうか ジェシカさんのこと…話したらまずいような……」 メガマワッテキモチワルイデスゥゥ…


ミレイユ 「…」 ハンセイシタカ?


ミレイユ 「…一度ライルさんに聞いてみましょう それで話していいと言われたら包み隠さず話しましょう」 ハイ…













通路



ライル 「…っで、どうした 風呂上がった瞬間みんなのいない所まで俺を連れてきて なにかあったのか?」


ミレイユ 「…」


ライル 「…ミレイユ?」


ミレイユ 「…ライルさんは…」


ライル 「っん?」


ミレイユ 「ライルさんはジェシカさんのことを皆さんにお話しすると私が言ったらどうしますか?」


ミレイユ 「先ほどアリスさんが気にしていたのでなるべくお話した方がいいかと思ったのですが…それに、この世界に来てるとなるとよけいにお話した方が…」


ミレイユ 「…怒りますか?だめならお話しませんが…」


ライル 「…」


ライル 「…話す相手が霊夢、魔理沙、アリス、早苗なら許可する それ以外の人には言わないでくれ」


ミレイユ 「…神奈子さんと諏訪子さんは?」


ライル 「…」


ミレイユ 「…わかりました 早苗さんにもお二人には話さないように言っておきます」


ミレイユ 「話はそれだけです それではわたしはアリスさんたちの元に行ってお話してきます」タッタッタッ…


ライル 「…」


ライル 「…なぁミレイユ おれは…みんなを救えるのかな?」


ミレイユ 「…」ピタッ


ライル 「…最近思うんだ 俺の身近にいる奴らがみんな襲われてるような感じがするんだ 霊夢や魔理沙、アリスに早苗…それ以外にも多数いる」


ライル 「それだけじゃない 昔仲間だったミントやジェシカまでもが被害に遭ってる 俺と一緒にいたせいで二人は闇に落とされた…そう思っちまうんだ!」


ライル 「大口叩いてミントを倒すなんて言っちまったけど、みんなを守りながら倒すことなんでできるのかな?もし、また守れなくて誰かを死なせちまったら…!」


ミレイユ 「それはライルさんの手にかかってます 私はそれを手伝うことしかできません」


ミレイユ 「大口叩いた以上、その言葉に責任をもってください 守れなかった場合のことなんて考えてはいけません 皆さんを絶対に守るという気持ちだけを持ってください!」


ライル 「…ミレイユ…」


ミレイユ 「…だいじょうぶですよ ライルさんなら絶対に救えますよ 霊夢さんたちだけではなく、ミントさんやジェシカさんも!」


ミレイユ 「なので深く考えることないと思いますよ?万が一、誰かを助けられなかったとしてもあなたを恨む人なんて誰もいませんよ 霊夢さんも言ってたじゃありませんか!」ニコッ


ライル 「…たしかにそうだな 霊夢もそんなこと言ってたな?もし守れなかったとしても誰も恨まないって」


ライル 「なら深く考える必要はないな」


ミレイユ 「はい!気軽に考えた方がいいですよ」


ライル 「ははっ!そうだな」


ミレイユ 「では、わたしはアリスさんたちにお話してきますね」


ライル 「あぁ みんなにジェシカのこと、よーく教えてやってくれ?」


ミレイユ 「はい!わかりました」タッタッタッ…


ライル 「…」


ライル 「…気軽に、か できたらとっくにやってるよ…」ハァ…


ライル 「…救えなかったら みんなに責められるよな もしそうなったらおれは…」スゥ… 目の中の光が消えて薄暗く…



…ミレイユノイイアンヲフミニジルキカ?


ライル 「っ!?」バッ!!


? 「…ふむ 目の光が消え始めてるな 落ちる前に呼びかけといて正解だったな」博麗の巫女服を着て両腕に包帯をまいた長身の大人女性がライルの背後に立っている


ライル 「…だれだあんた てか、いつから俺の後ろに?(なんだこの人、威圧感が半端じゃない!それにこの人の着てる服装…霊夢の巫女服に似てるような)」


? 「そんなことはどうでもいい それより、ミレイユの気遣いを踏みにじる気か?あんなにもお前のことを思って慰めていたというのにそれを無駄にする気か」


ライル 「…踏みにじる気はない でも、人を助けるのはそう簡単じゃない 誰かを守りながら戦うとなるとよけいに難しい…」


? 「まぁ元々の性格が性格だからな そう思ってしまうのも仕方ないとは思うが深く考えれば考えるほど闇に落ちていくぞ」


ライル 「…それはわかってる わかってるけど…」


? 「お主はほんとに【我が娘】とは性格が真反対なのになぜ釣り合うのだろうか 私は不思議でたまらない」


ライル 「…っえ 娘?」


? 「さてと、それじゃわたしはこの辺で失礼するよ また何かあった時には顔を出す」タッタッタッ…


ライル 「まっまて!我が娘って一体…!?」


? 「あぁそうそう 忘れるところだった!」ピタッ


? 「…娘を救ってくれてありがとな これからも娘のことを頼むぞ!」


ライル 「…っえ?」


? 「それじゃ!」タッタッタッ…


…シュンッ なにも無い場所で?は一瞬にしていなくなる


ライル 「…」


ライル 「…一体、誰のことだ…?」



早苗 「ライルさーん!」タッタッタッ…


ライル 「…っん どうした?早苗 なにかようか?」


早苗 「ミレイユさんから聞いたんですがライルさんに頼めば能力のことを教えて貰えると聞いたんですが?」


ライル 「べつに構わないぞ?聞きたいなら教えてやるが」


早苗 「ほんとですか!?それじゃ早速諏訪子様たちのもとへ行きましょう!」


ライル 「あっあぁ…?(なんでそんなに上機嫌なんだ?そんなに俺の能力知りたかったのか?)」


早苗 「〜♪」













寝室扉前



ライル 「…つかれた……」ハァ…


ライル 「(まさかこんなに疲れるとは思わなかった 早苗はともかく、神奈子さんと諏訪子さんも真剣に聞いてたから精神的にも疲れた…)」


ライル 「…はやく寝よう 早く寝てからだ休めよう…」スゥ… 襖に手をかけようと…



-ッウソデショ!?


ライルガ…!?


ライル 「」ピクッ 襖を開けるのをやめて奥から聞こえてくる声を耳を澄ませて聞く



ウソダロ…アノライルガ?


ハイ…ククッ


シンジラレナイワ…


ライル 「(…なんだ?なにを話してるんだ 俺がなんか信じられないとか言ってるが…?)」


ライル 「(…あまり盗み聞きはしたくないんだが)」スッ… 耳を澄ませて霊夢たちの会話を聞き取る



霊夢 『うそよね!ライルの初めてがジェシカだったなんて!?』


ライル 「…っは?」


ミレイユ 『いえ、事実です…信じてください』クククッ…


アリス 『ライルが獣だったなんて…』



ライル 「…獣?」


ミレイユ 『ライルさんは狼ですから、ジェシカさんを襲ったんです…くくっ!』プルプル…


魔理沙 『そっそれじゃ私たちも襲われる可能性が!?』


ミレイユ 『…はい 可能性はあります…ぷっ!』


ライル 「ミレイユ!!お前はなんの話しをしてんだ!!」スパーンッ!! 襖を勢いよく開けて中に入る


全員 「「でたーっ!!!!!?」」


ミレイユ 「いえ、別にわたしはなにも…くくっ!」プルプル…


ライル 「思いっきり笑ってんじゃねぇかこの野郎!笑ってる時点でアウトだよ?」(╬ ಠ益ಠ)ギュムー


ミレイユ 「いひゃいいひゃい!やいふぅひゃんいひゃいへふ!!(痛いいたい!ライルさん痛いです!!)」ムギュー!! 頬をつねられて引っ張られる


ライル 「イタが過ぎるから痛いんだと思うぞ っあ?」(╬ ಠ益ಠ)グググッ


ミレイユ 「にゅぅぅ〜〜っ!!!!!!おやめくださァァい!!!!」ジワァ… あまりにも痛くて涙目になる


霊夢 「ライル 今の話しなら誰も信じてないから許してあげたら?たしかにイタが過ぎてたけど」


ライル 「過ぎてたからまだやってるんだよ このやろう〜!」ギューッ…


ミレイユ 「いっいたい…ライルさん、ほんとに…痛いです……!」ツツー…


ライル 「っ!!!?」ハッ すぐさまミレイユの頬から手を離す


ミレイユ 「ひっく!…痛いです……!!」ポタッポタッ…


ライル 「わっわるい!ミレイユ 俺もやりすぎた!だから泣かないでくれ!?」オロオロ



アリス 「…女を泣かせるなんて最低ね」ジトッ


魔理沙 「あぁ 男として最低だな」ジト-


早苗 「ライルさん…」ジー


ライル 「ーっ…」ダラダラ…


霊夢 「ライルがそんな人だったなんて…」


霊夢 「【見損なったわ ライル】」


ライル 「っ!!」ズキッ


ライル 「(…みそこ…なった……)」スゥ… 目が虚ろになっていく…



ミレイユ 「ひっく!ぐす…!!」ポタッポタッ…


ライル 「…ミレイユ」スッ…


ミレイユ 「ーっなんです…っ!!!?」


ライル 「…泣かせた詫びとしてなんでも言うことを聞く 無茶なものでもなんでもいいから…それで許して欲しい」土下座をしてミレイユに頭を下げて謝る


ミレイユ 「っえ っえ!!!?」


霊夢 「…らっライルが…土下座した…?」


早苗 「うっうそ…?あのライルさんが…?」


魔理沙&アリス 「「…」」唖然


ミレイユ 「らっライルさん!?か顔を上げてください!なにもそこまで謝らなくても…」アワワワ


ライル 「…」土下座したまま頭を上げない


ミレイユ 「(どっどうしましょうどうしましょう!!!?ライルさんが本気で罪を償おうとしています!!)」アセアセ


ミレイユ 「(わたしが悪いのにライルさんが完全に悪いことになっちゃってます!これではライルさんがかわいそうです!)」


ライル 「…」微動打にせず土下座したまま動かない


ミレイユ 「(こっこのままじゃいつまで経ってもライルさんが顔を上げません とりあえず、ライルさんに顔を上げてもらわないと!)」


ミレイユ 「らっライルさん!いきなりの願い事は思いつかないのでまた後ほどお願いします!なので今は顔を上げてください!」


ライル 「…わかった」スゥ… 顔を上げてミレイユに顔を見せる


ミレイユ 「…っほ」ハァ…


ライル 「…思いついたら言ってくれ なんでもしてやるからな」ツツー… 【瞳から黒い涙がこぼれ落ちる】


ミレイユ 「っ!!!!!?」ゾクッ


霊夢 「? どうしたの?ミレイユ」


ミレイユ 「ーっ…らっライルさん!!」ガタガタ…


アリス 「…ミレイユ?」


ライル 「…おれ、ちょっと外の空気吸ってくるよ」スクッ


霊夢 「っえ?えぇ わかった…」


ミレイユ 「いけません!!行ってはダメです!!」


四人 「「…っえ?」」


ライル 「だいじょうぶだよミレイユ まだ…な?」タッタッタッ…


ミレイユ 「霊夢さん!ライルさんを止めてください!!行かせてはいけません!!」ガシッ 霊夢の肩を掴んで本気で頼み込む


霊夢 「っえ なっなんで?」


ミレイユ 「ライルさんが闇に落ちかかっているんです!!ライルさんの目から黒い涙が!!」


霊夢 「っえ!!!!!?」













中庭…



ザッザッザッ…


ライル 「…」中庭の真ん中で立ち止まって呆然と立ち尽くす


ライル 「…見損なった…か そりゃそうだよな?女をいじめて…そんな事言われてもおかしくないよな 一番信頼してる奴に…」ツツー…


ライル 「…霊夢 ごめん…ほんとに、ごめん…!!」ギリッ


ライル 「…やっぱり、涙が黒いな…そりゃそうだよな?俺は…闇の住民なんだから……」ポタッポタッ…


ライル 「…はは やっぱり俺は普通の人間にはなれないんだな?…そうだよな 一度闇に落ちかけたやつが…普通の人間に戻れるわけないよな……なるわけが………」ポタッポタッ…


ライル 「…このまま闇の住民になるくらいなら…」ヒュー…


ライル 「【死んだ方が…いいな みんなに迷惑かけないように……】」スチャッ 風の剣を自身の首元に突きつける


ライル 「…さよなら」スゥ…


ライル 「れいむ…」ヒュンッ!! 風の剣を勢いをつけて自分の首に刺…



ーっライル!!!!!!


ライル 「っ!!!?」ビタッ 首元まで残り数ミリで寸止めする


霊夢 「…ライル なにやってるの?」ハァ…ハァ…


ライル 「…霊夢……」ツツー… 再び黒い涙がこぼれ落ちる


霊夢 「(黒い涙!ミレイユの言ってた通りね これはまずいわ!なんとしてでも闇を払わないと!)」


霊夢 「ライル!今すぐその剣を下ろして!」


ライル 「…」霊夢に説得されるが聞こうとしない


霊夢 「ライル!!」


ライル 「…なぁ霊夢 信頼という言葉に亀裂が入ると…痛いんだぞ?」


霊夢 「…っえ?亀裂…?」


ライル 「わからないならいいよ 気づいてないようなら尚更、亀裂が広がるよ…」ポタッポタッ…


霊夢 「(…なにを言ってるのライルは?信頼という言葉に亀裂?意味がわからない)」


霊夢 「(信頼という言葉に亀裂が入るってどういうこと?言葉に亀裂が入るってまったくわからない!)」


ライル 「…まぁ 自分のせいなんだけどな?おれがバカなことをしてなければ、こんなことには…ならなかった」


ライル 「…それじゃ俺は死ぬよ 俺の死ぬところ…見ててくれると嬉しいな?」スチャッ 剣を構えて再び首元に突きつける


霊夢 「むっ夢想封印!!」ビュンッ!! ライルに向けて霊符を数十枚飛ばす


霊符 「「」」ヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!!!!


霊夢 「(おねがい 間に合って!!)」


ライル 「…なんで」スゥ…


ザザザザザンッ!!!!!!


霊符 「「」」ヒラヒラ… バラバラにされて効力を失ってヒラヒラと地面に置いていく


霊夢 「…っえ?」


ライル 「…なんで、邪魔をする?」スチャッ


霊夢 「(ひっひと振りで全部切った…)」


ライル 「霊夢には関係ないだろ なんで邪魔をする 死なせてくれよ!」


霊夢 「関係ないわけないじゃない!わたしはライルのこと好きなんだから止めるのは当たり前でしょ!」


ライル 「…」


ライル 「おれは…お前のことなんて、きらいだ…」ズキッ


霊夢 「…っえ?」


ライル 「…光を持ってる奴は、みんな…きらいだ!」ズキズキッ


ライル 「俺は闇の住民だから、光がきらいだ 一度亀裂が入った言葉は…もう、戻らない……」ズキズキズキッ


霊夢 「(…さっきからライルはなに言ってるの?亀裂が入った言葉ってなに?意味がわからない!)」


ライル 「大切な人に…裏切られるのは痛い…痛いんだよ!」ツツー…


霊夢 「私がいつあなたを裏切ったのよ!」


ライル 「わからないならいいよ 気にすることじゃ…ないからっ!」ズキンッ


霊夢 「ならなんで闇に落ちかかってるの!理由もなしにいるなんてありえないわよ!」


ライル 「…」


霊夢 「ライル ほんとにどうしたの?なんでこんなことになってるの?何か気に障るようなこと言ったならあやまるわ!」


ライル 「ーっうるさい!!!!」


霊夢 「っ!!!?」ビクッ


ライル 「霊夢にはわからないよ!今の俺の気持ち、思い、辛み、心を!!」


霊夢 「わかるわけないでしょ!ライルが教えてくれないんだから知ることなんてできるわけないでしょ!」


ライル 「…なら、俺が教えたところでお前は、どうにかできるのか?俺の気にしてること…言ったら解決できるのか?」


霊夢 「できるに決まってるでしょ!」


ライル 「っ!」


霊夢 「わたしはあなたが辛い思いや落ち込んだとしても必ず慰めたり 助けたりするって約束したじゃない!」


霊夢 「闇に落ちかかっているなら闇から抜け出させるわ!だから教えて なんで闇に落ちかかってるの!」


ライル 「…」


霊夢 「ライル!」


ライル 「…いや、いいよ やっぱり…してもらわなくていいや」


霊夢 「よくないわよ!闇に落ちかかってるあなたをほっとけるわけ…」


ライル 「だいじょうぶだよ お前のおかげで…今、闇から抜け出せたから!」ポタッポタッ… 先ほどとは違い、瞳から透明な涙がこぼれ落ちていく


霊夢 「っ!(涙の色が…戻った?)」


ライル 「…おれ、闇に落ちやすくなったな たった一言で落ちる一歩手前まで落とされるなんて」


ライル 「…でも、やっぱり霊夢がいてくれたから戻れたよ ありがとな!霊夢」


霊夢 「…ほんとに、戻れたようね よかったわ 戻ってくれて…」ハァ…


ライル 「ごめんな 迷惑かけて」


霊夢 「かまわないわ それよりさっき私が言ったことで傷ついたって言ってたけど、わたしライルの気に触るような事言った?もし言ってたなら教えて」


ライル 「…」


霊夢 「…」


ライル 「…いや、なんでもないよ 気にしないでくれ」


霊夢 「気にするわよ!その一言でライルが闇に落ちそうになったんだから知っておかないとまた言うでしょ!」


ライル 「そうだとしても聞かないでくれ こんな小さいことをいちいち気にしてたらいつまで経っても治らないから?」


霊夢 「…もしかして ミレイユを泣かした時に言った…見損なったって言ったこと?」


ライル 「…」


霊夢 「…図星、のようね 黙ってるってことは」


ライル 「…ごめん ほんとに小さいことで落ちそうになって」


霊夢 「ううんあやまらないで わたしもライルが落ちやすいことを知ってたのに言っちゃったんだからわたしが悪いわ」


霊夢 「ごめんなさいライル 次は気をつけるわ」


ライル 「いやだからお前のせいじゃ…」


霊夢 「それじゃおあいこってことで話をつけましょ?それでいいわね」


ライル 「…そうだな そうするか!」


霊夢 「それじゃ!ライルも戻ったことだし さっさと寝室に戻るわよ?みんな心配してるわ」


ライル 「あぁ!早く安心させないとな」


タッタッタッ…



? 「…はぁ あと少しだったのに…ざんねんだなぁ」ハァ…


? 「あの巫女たしかに厄介ね ミントから話聞いてたけど予想以上ね となると、やっぱり先に潰すのはあの巫女からじゃないといけないね」


? 「…でも、あの巫女をやったら確実にライルは暴れるよね もしそうなったらぜったい負けるね」


? 「あの巫女を殺さないでライルを闇に落とす方法を考えた方が安全だね となるともう少し手を考えないと!」


ジェシカ 「わたし、ジェシカの名にかけてライルを殺す!その時まで楽しみにしててね ライル?」ニタァ


タッタッタッ…ヒュンッ 異次元空間を作り出して、その中に入り姿を消す













朝ー大広間



チュン…チュンチュン……


ライル 「…っん」スゥ…


ライル 「…朝、か…んんっ!」ググッ!!…


ライル 「…ふぅ」コキコキッ


霊夢 「すぅ…すぅ……」スヤスヤ


早苗 「すー…すー……」スピー…スピー…


アリス 「すぅ…すぅ……」スゥ…スゥ…


魔理沙 「くぅー…くぅー……」ヒュー…ヒュー…


ライル 「…まだみんな寝てるか それもそうか まだ5時だもんな?」


ライル 「…それと」チラッ


ミレイユ 「すぅ…すぅ……」


ライル 「外に出ることを望んだんだな よかった…ミレイユが外に出ることを望んでくれて」


ライル 「(回復魔法を使えなくなったのは痛いがまぁいいだろう ミレイユの姿がずっと見れるんだからそれくらいの代償はな!)」


ライル 「さてと、早く起きたことだし朝食の準備でもするか 泊めさせてもらってるから少しでも手伝わないとな?」スクッ


ライル 「本音は早苗たちに作らせたら何入れるかわからないからな…ぜったいに台所に立たせたくない」


ライル 「…さっさと作りに行こ」タッタッタッ…













台所



スー… 襖を開けて台所に入る


ライル 「さてと、今日の朝食はなににしようか?」


諏訪子 「およ?ライル もう起きたのかい?」


ライル 「諏訪子さん 諏訪子さんも朝早く起きたんですか?」


諏訪子 「そうだよ なんかこの時間に目が覚めちゃってね?二度寝するにも目が冴えちゃったからもういいやと思ってね」


諏訪子 「それよりここにはなんの用だい?洗面所ならここじゃないよ?」


ライル 「あぁいや!顔とかはもう洗面所で洗ってきました 朝食の準備をしようかと思ったんです」


諏訪子 「手伝ってくれるのかい?」


ライル 「はい 一晩泊めてもらったので少しでも家事の手伝いをしようと思って」


諏訪子 「別にそんなこと気にしなくていいのに まして今回の泊まりは闇の住民が関係してたんだから尚のこと気にしなくていいんだよ?」


ライル 「だとしても一晩泊めてもらったことには違いないですから それにみんなにも迷惑をかけたのでせめてこのくらいはしないと悪いですからね」


諏訪子 「…そうかい わかった そこまで言うなら手伝ってもらおうかな!」


ライル 「はい!」











ライル 「…」トントントントン…


諏訪子 「…」グツグツ…


ライル 「…」シャリシャリ…トントンッ


諏訪子 「ライル そろそろできあがるかい?」カチャッカパ…


ライル 「もうできますよ あとは最後に盛りつければ…っと!これでおわりです」


諏訪子 「それじゃお盆に乗せといて わたしも味噌汁を茶碗に入れれば完成だから!」


ライル 「わかりました」コトコトッ



スー…


神奈子 「おはよー…ふあぁ」(´Q`)。oO


諏訪子 「おはよー神奈子」


ライル 「あっ…おっおはようございます」ビクッ


神奈子 「…あぁ おはよ」


ライル 「…あれ?」


神奈子 「なんだよ あいさつをされたから普通に返したんだがなんかおかしかったか?」


ライル 「あぁいや!おかしくはないです ただ…自分に対して普通に挨拶をするとは思ってなくて…」


神奈子 「昨日の礼だ 薬と飯を持ってきてくれた恩があるから今だけは見逃すよ」


神奈子 「…それにおまえには昨日汚れ役までさせてしまったからね 本来なら私たちで始末しなきゃいけなかったのに…」


ライル 「それに関しては気にしないでください もう自分の手は拭き取れないほど汚れまくってますから…今さら汚れたところで変わりません」


ライル 「昔から自分は誰かに狙われては始末して 始末したとしてもまた刺客が現れては殺して…そんな毎日でしたから」


神奈子 「…いつからそんなことしてたんだい?」


ライル 「もう覚えていません 8年前以上前からだということは覚えていますが」


神奈子 「…そんな小さい時から手を汚していたのか」


ライル 「はい…」


諏訪子 「…神奈子、ライル そういう暗い話は朝からしないで欲しいんだけど」


ライル 「あっすみません それじゃ料理もできたことなのでテーブルまで運びますか」


ライル 「神奈子さんと諏訪子さんは座って待っててください 運ぶのは自分がやるので」ヒュー… 風で数々の食器を持ち上げて運ぶ


神奈子 「わかった それじゃおねがいするよ」


ライル 「はい!」タッタッタッ…


神奈子 「…」


諏訪子 「…あんまりライルの機嫌を悪くさせるんじゃないよ?あの子は落ち込みやすいんだから」


神奈子 「べつにそういうことしたくて言ったわけじゃ…」


諏訪子 「だとしてもだよ 早苗と付き合うのを認めないはいいとして、ライルはまじめで仲間思いが強いんだ 自分の手を染めてまで守る子なんだからあまり追い詰めるようなことはするんじゃないよ?」


神奈子 「…わかってるよ べつにライルを追い詰めてるわけじゃ…」


諏訪子 「あの子がマイナス思考強いの知ってるだろ?過去に何度も目にしてるんだから」


諏訪子 「ちょっとした事でも傷つくような子なんだ だからもう少しライルに軽く話しかけてあげな」


神奈子 「…わかった 気をつけるよ」


諏訪子 「気をつけてくれればいいよ それじゃ、私たちも茶の間に行こうか!」


神奈子 「そうだな!」


タッタッタッ…













茶の間



全員 「「ごちそうさま(でした)」」


ライル 「洗い物は俺がやるからみんなはくつろいでてくれ」カチャカチャ…


早苗 「あっ皿洗いでしたら私も手伝います!」


ライル 「いいよ 俺が洗うから食べたあとすぐに動くのはつらいだろ?」


早苗 「それを言ったらライルさんだって一緒です それに二人でやった方が早く洗って終わらすことができるので一緒にやりませんか?」


ライル 「…そうだな たしかに二人でやった方が早いな?わかった それじゃ一緒に…」


霊夢 「ならわたしが一緒にするから早苗は座ってなさい!」ガタッ


早苗 「ダメです!わたしがライルさんと洗うんです!」


霊夢 「ダメよ!ライルのとなりは私だって決まってるんだから!」


ライル 「おい 誰がそんなこと決めたんだ?」


早苗 「そうですよ!だれもライルさんのとなりは霊夢さんだけとは決まってませんよ!わたしだってライルさんのとなりに立ちたいです!」


ライル 「いやお前も何言ってんだ早苗」


霊夢 「だめよ!ライルのとなりは私なの!」


早苗 「いいえわたしです!」


ライル 「…」 ワタシヨ!ワタシデス!


ミレイユ 「…私でもいいですか?」 ワーターシーヨ!


ライル 「…別にかまわないけど」 ワーターシーデス!


ミレイユ 「それじゃご一緒させてもらいます!」 ワタシワタシ!


ライル 「あぁ」スクッ


タッタッタッ…


アリス 「…ミレイユ 二人が争ってるのを利用して洗いに行ったわね」


魔理沙 「だな ずる賢いというか悪どいというか」


諏訪子 「はぁー…やっぱりライルの料理はおいしいねぇ!男なのにこんなにも美味しい料理が作れるなんて羨ましいよ!」


神奈子 「たしかにうまいよな なんでこんなに美味いものができるんだ?私の作る料理よりうまいんだが…」


アリス 「…気持ち、が入ってるからじゃないかしら ライルが台所に立ってる姿を何度も見た事あるけど、いつも楽しそうに料理を作ってたわ」


神奈子 「…私の料理には気持ちが入ってないというのか?」


アリス 「それとはまた違うわ なんて言うか…そうね ライルの場合は神奈子とはまた違う思いで作ってると思うの」


神奈子 「…? なんかよくわからないね つまりどういうことだ?」


アリス 「つまりライルの場合はみんなに美味しく食べて欲しいって思いがあるからおいしくなるのよ」


アリス 「朝から料理とかめんどくさくて作ってられないとか食べれればなんでもいいなんて思ってたらおいしくならないってことよ」


神奈子 「うっ…」ギクッ


諏訪子 「あっははははは!!神奈子痛いところ突かれたね 神奈子が朝ごはん作る時は毎回のようにめんどくさそうな顔して作ってるからそれのせいだね!」


魔理沙 「だな!」


神奈子 「くぅ 意外なところで負けた…」


アリス 「いや勝ち負けの話ししてたわけじゃないんだけど…」



霊夢 「ライルライルライルライル!!!!!!」←謎


早苗 「ライルさんライルさんライルさんライルさん!!!!!!」←もう意味不明



ライル 「洗いもの終わったぞー…ってまたこの光景か ミレイユが早苗になっただけだが」


ミレイユ 「争ってますねー もう洗い終わったのに」


霊夢 「っえ!?洗い終わったのに!?」


早苗 「どういうことですかライルさん!私たちを放っておいてミレイユさんと洗ってたんですか!」


ライル 「いや私たちをほっといてって…たかが洗いもの程度に放っておいたもクソも…」


ミレイユ 「はい洗っちゃいました!もちろんライルさんのとなりで…!」ニヤッ


霊夢&早苗 「「ファーッ〇!!」」( º言º)


ライル 「ミレイユ 火に油注ぐのやめてくれないか?これ以上騒ぎを起こされてもめんどうなんだが」


ミレイユ 「それじゃ灯油が良かったですか?」


ライル 「いやなんでそこで灯油になるんだよ…」


霊夢 「…ミレイユ あなたいい度胸してるわね?」ユラァ…


早苗 「抜け駆けは許せませんね…ちょっと痛い目にあわせないとわからないようですね?」スクッ…


ミレイユ 「やりますか?やるなら本気でお相手しますが」ニコッ


霊夢 「上等よ 表に出なさい」クイッ


早苗 「乱闘戦でやりましょうか 全員敵同士の方がやりやすいです!」


ミレイユ 「いいですね なら遠慮なくやらせてもらいます」フシュー 魔王降臨!


魔理沙 「ちょっ!お前らおちつけって!」


アリス 「そうよ!あなたたちが暴れたらシャレにならないわ!!」


霊夢 「だいじょうぶよ ちゃんと手加減するから…!!」ゴゴゴゴゴッ!!!!!!


早苗 「えぇ!ちゃんと手加減しますよ…!!」ゴゴゴゴゴッ!!!!!!


ミレイユ 「うふふっ!わたしも手加減しますから安心してください」ゴゴゴゴゴッ!!!!!!


魔理沙 「ぜんぜん手加減する感じじゃないぜ!!」ゾクッ!!


アリス 「あんたたちいいかげんに…」



パァンッ!!!!


全員 「「っ!!!!!?」」ビクッ!!!!


ライル 「…いいかげんにしろ 神奈子さんと諏訪子さんがいる前で騒ぐな」ヒュー… 風を圧縮させて爆発を起こして甲高い爆音を出す


ライル 「まして霊夢、ミレイユ ここは早苗の家なんだから騒ぎを起こすな 他人の家で騒ぐのはどうかと思うぞ」


霊夢 「…はい」


ミレイユ 「ごめんなさい…」


ライル 「それと早苗 お前もいちいちケンカを売るな 神奈子さんと諏訪子に迷惑かけるな」


早苗 「はっはい すみません…」


ライル 「すみません神奈子さん、諏訪子さん 霊夢たちが騒いで迷惑をかけてしまって」


神奈子 「べつにいいよ 早苗が騒ぐのはいつもの事だし」


諏訪子 「たしかに」


早苗 「わたしいつも騒いでないんですが!?」


神奈子 「いやなにかことある事に騒ぐだろ」


諏訪子 「うんうん」


早苗 「えぇっ!?そっそうですか?わたし何かある度に騒いでますか?」


霊夢 「騒いでるわね」


アリス 「騒いでるわ」


魔理沙 「騒いでるぜ」


ミレイユ 「ライルさんの記憶で判断すると騒いでます」


ライル 「てか落ち着いてる時なんてほぼほぼないだろ」


早苗 「…全員から言われた……なんか心が折れました」ポッキリ…


霊夢 「あんたに心なんてあるの?」


早苗 「ありますよ失礼な!」


ライル 「それじゃ俺たちはそろそろお暇させてもらうか 霊夢、ミレイユ そろそろ帰るぞ」


霊夢 「わかったわ」


諏訪子 「なんだい もう行くのかい?」


ライル 「はい 本来なら問題事を解決した昨日の時点で帰る予定でしたが夜遅かったので泊まらせてもらったのでこれ以上は迷惑になりますから」


諏訪子 「別にいいのに 昔みたいに何日も泊まって」


ライル 「いえ、そういうわけにはいきません 自分は霊夢のところで住まわせてもらってますから他人の家で何泊もするのは迷惑です」


ライル 「今日は泊めてもらってありがとうございます またもし、問題事があった場合には泊めてもらうかもしれないのでその時はよろしくお願いします」


神奈子 「かまわないよ またなんかあったら遠慮なく来なさい」


神奈子 「ただし、早苗はやらないからな!」


早苗 「神奈子様!!」(# ゜Д゜)クワッ


ライル 「それはわかっています 神奈子さんの許しが出ない以上早苗をもらう気はないので安心してください」


早苗 「…っえ」


諏訪子 「なんだい それじゃ神奈子があげると言えばもらうのかい?」(・∀・)ニヤニヤ


ライル 「そのときは…」


霊夢 「…」ジロッ


ミレイユ 「…」( ≖_≖​ )ジトー


ライル 「…そのときは【本気】で考えさせてもらいます」ニコッ


早苗 「っ!!!!!?」///ドキィンッ!!!!


霊夢 「ーっ…」ギリッ!!


ミレイユ 「ーっ…」キリキリ


魔理沙 「(oh…ライル ど正直に答えすぎだぜ)」


アリス 「(ほっ本気でって…よくそんなこと、こんな人前で言えるわね…)」///カァァ


ライル 「それでは自分たちは失礼させてもらいます お世話になりました」


諏訪子 「また遊びにおいで 君ならいつでも受け入れてあげるから!」


ライル 「はい」タッタッタッ…


霊夢 「…じゃましたわね それじゃ」タッタッタッ…


ミレイユ 「今日はありがとうございます それでは失礼させてもらいます」タッタッタッ…


スー…パタンッ



神奈子 「…」


諏訪子 「予想外だったろ?ライルが神奈子の前であんなこと言うなんて」


神奈子 「…あぁ まさか敵対されてるわたしの前で本気で考えさせてもらうなんて言うとは思わなかったよ」


諏訪子 「ライルはそういうところは正直なんだよ …まぁ、昔は違ったけどね」


神奈子 「…よくあそこまで変わることができたよ 昔の性格と比べ物にならない」


諏訪子 「ほんとだね…」


魔理沙 「…なぁ ライルの昔の性格ってそんなにひどいのか?話は聞いてるがそんな悪いとは思えないんだが」


アリス 「正直、わたしも同じね 実際に見たわけじゃないからわからないけどそんなふうには…」


諏訪子 「…まぁ 実際に見てない二人からしたらそう思うかもしれないけど、私たちは外の世界でライルの性格を見てきたからね」


神奈子 「ほんとにやばかったぞ いつか自殺するんじゃないかと思うくらいに」


魔理沙 「…やっぱりそこまでひどかったんだな マジで想像つかないぜ」


アリス 「わたしもよ あんなにも優しい人がね?」


早苗 「(らっライルさんが私のこと本気で考えて…っ!!)」///


早苗 「(もっもし神奈子様がいいと言えばわたしも恋愛対象の一人に…!!)」///


神奈子 「…早苗 わるいがわたしは許可する気ないからね?ライルとなんて」


早苗 「…はい?」ギロッ


神奈子 「(こわっ…)」ゾクッ


諏訪子 「神奈子はなんでそんなにライルのこと毛嫌いしてるんだい?なにがイヤなの」


神奈子 「いやというか まずあの性格からしてまともに仕事とか出来なさそうだから早苗をあげることはできない」


早苗 「そんなことありませんよ!ライルさんはやる時はやる方なんですから仕事ぐらい普通にできます!」


諏訪子 「私も今の性格なら普通にできると思うよ?昔の性格のままなら話は別だったけど」


神奈子 「…なら二つ目だ ライルは優しすぎる 自分を犠牲にしてまで仲間を守ろうとするから、もしそれで死んだら嫁にもらった者がかわいそうだ」


早苗 「ライルさんは死にません!たしかに優しすぎるのはわかるかもしれませんが それでもライルさんは必ず生きて帰ってきます!」


諏訪子 「わたしもあの子なら生きて帰ってくると思うよ 小さい時から闇の住民に狙われてたのに未だに生きてるんだから悪運は強いはずだよ」


神奈子 「…なら」


魔理沙 「お前もしつこいやつだな神奈子 いいかげん認めたらどうなんだ?」


アリス 「そうよ 早苗も諏訪子も言ってることは正論なんだし」


神奈子 「しかし…」


諏訪子 「…まぁこればかりは仕方ないね 認める認めないは神奈子が決めることだからね」


諏訪子 「それにもしライルが早苗をもらいに来たとしたら、かならず私たちのもとにくるからその時が来るまで決めておけばいいから今すぐに決めなくても平気じゃないかい?」


神奈子 「…そうだな それじゃその時が来るまでには考えておくよ 早苗を嫁にさせるかをな」


早苗 「ぜったい受け入れてくださいね!もししなかったら奇跡で退治させてもらいますからね!」


神奈子 「退治されても考え方は変わらないと思うがな そんな大事なことを脅されたぐらいで変えるものか」


早苗 「うっ…それは正論なので言い返せません」













博麗神社



霊夢 「…」( •᷄ὤ•᷅)ムスッ


ミレイユ 「…」(。•ˇ‸ˇ•。)ムスッ


ライル 「…そんな顔してるとブスになるぞ?いいかげん機嫌治してくれよ」


霊夢 「だって…ライルが早苗を嫁にしようとしてるから」


ミレイユ 「ほんとです たしかに早苗さんもライバルですがあんな私たちの目の前で結婚前提の話をされたら機嫌悪くします」


ライル 「まて だれも結婚前提で話はしてないぞ てか俺まだ16だから結婚すらできない」


霊夢 「幻想郷じゃ歳なんて関係ないわよ さすがに赤ちゃんや幼女は話は別だけど」


ライル 「それは本気でやばいぞ 小さい子と結婚したいなんて変態じゃねぇか」


ミレイユ 「ロリコンは犯罪です 手を出さなければ一歩手前で止まるかもしれませんが」


ライル 「俺はロリコンじゃねぇから安心しろ てか、それ以前におれは恋愛感情を捨ててんだからそういうのまったく関係ないけどな」


霊夢 「それはそれでイラつくわ」


ミレイユ 「ですね」


ライル 「…あぁそうか」


霊夢 「…はぁ 外の掃除でもしよ」


ミレイユ 「私は…なにしましょう」


ライル 「適当でいいんじゃないか?霊夢 今日はとくに何もないよな?」


霊夢 「とくにないわよ わたしは庭の掃除してるから適当にしてていいわ」


ライル 「それじゃミレイユ どこか適当にブラつかないか?まだこの世界のことよく知らないから散歩ついでに」


霊夢 「っな!?(ライルからのお誘い!?しかもデート…っ!!)」


ミレイユ 「…そうですね この世界のことはまだ詳しく知らないので、覚えるために行きましょうか」


ライル 「よし!決まりだな それじゃ行くぞ!」スゥ…


霊夢 「ちょっと待ちなさい!私も行くわ」


ライル&ミレイユ 「「…っえ?」」


霊夢 「あなた達どっちもこの世界のことまだ詳しく知らないのだから私も一緒に行った方がいいんじゃないかしら?」


ライル 「っえ あっまぁ…それはそうだが?」


ミレイユ 「でも霊夢さんは掃除をなさるんじゃ…?」


霊夢 「気が変わったわ 私もついていく(二人でデートなんてさせないわよ しかもミレイユと二人っきりだなんて!)」


ミレイユ 「…?」


ライル 「まぁ別にいいけど、それじゃ行くぞ?」


霊夢&ミレイユ 「えぇ(はい)」













太陽の畑



ライル 「よっと!すごいな 空から見たら一面ひまわりが咲いてたから気になって来てみたけど」スタッ


ミレイユ 「ほんとですね 一面ひまわりが咲いてるなんてキレイです!」


霊夢 「…あんたたち、よくここに下りたいなんて言ったわね わたしは反対したのに…」


ライル 「なんでだよ すごくキレイじゃないか?」


ミレイユ 「そうですよ なにがいやなんですか?」


霊夢 「ここの地主が洒落にならないのよ あっちなみに言っておくけど、花に傷つけたら殺されるわよ」


ライル 「っえ!?傷つけただけで!?」


霊夢 「もしくはここの地主を怒らせるようなことをしたらバラバラにされるわ」


ミレイユ 「バラバラ殺人!?どんだけやばい方なんですか!」


霊夢 「それほどヤバいやつなのよ 分かったらさっさとずらかる…」



ヒュオンッッ!!!!!!


全員 「「っ!!!!!?」」ゾクゥッ!!!!



幽香 「…あら これはまた珍しいお客さんね」フワァ…スタッ


霊夢 「…幽香」


ライル 「…あんた、花見のときにいた…風見幽香、だったっけ?」


幽香 「そうよ この太陽の畑を管理してる妖怪 風見幽香よ」


幽香 「あなたたちのことは覚えてるわよ 霊夢の彼氏、ライル・ディスト」


ライル 「ちがうから!?」


幽香 「そして、その浮気相手 ミレイユ」


ミレイユ 「浮気相手!?」


幽香 「と、いうのはじょうだんで」


霊夢 「冗談じゃないわよ 私とライルが付き合ってるのはほんとうのことよ」


ライル 「霊夢 おまえは黙ってろ」


幽香 「それにしても、あなたたちがここに来るなんて思ってもなかったわ まして霊夢が一緒にいたのに…ね?」


霊夢 「ライルたちがここに来たいっていうから来たのよ わたしは反対したんだけどね」


幽香 「でしょうね?私のもとに来たがるやつなんて、死にに来るようなものだものね」クスッ


ライル 「…ほんとに、花に傷つけただけで殺すのか?」


幽香 「えぇ 殺すわよ?どんな理由だろうが関係なく、無残に腕や足を引きちぎって殺すわ」


幽香 「もし逃げたら、わたしのこの傘で…」スッ… ライルに傘の先を向ける


ミレイユ 「っ! ライルさん!」スッ ライルの前に立ち塞がり、シールドを展開させようと準備する


霊夢 「…」スッ… お祓い棒を取り出して構えを取る


ライル 「…その傘でおれをどうする気だ?」


幽香 「うふふ!さぁてね どうすることやら?」ニタァ


ライル 「…やる気なら相手するが あまりやる気はしないが」


幽香 「あらいいの?私とやったらあなた、死んじゃうわよ?」


ライル 「殺せるもんならやってみろ そんな簡単に殺されてたまるか!」ギロッ


ミレイユ 「ライルさんがやるなら私もやります あなたの攻撃は全部防がせてもらいます!」


霊夢 「やるなら私もやるわよ 暴れてる妖怪を懲らしめるのは私の仕事だからね!」


幽香 「…」


三人 「「…」」ギロッ


幽香 「…ふふっ!やっぱり、人間という生き物はおもしろいわね?」クスッ


ライル 「…っえ」


幽香 「ごめんなさいね 少しからかいすぎたわ?わたしもやる気なんてないから落ち着いてもらえないかしら」


ライル 「…ほんとに、ないのか?」


幽香 「えぇないわ 安心して」


ミレイユ 「…」


霊夢 「ならいちいちちょっかいだすんじゃないわよ あんたのちょっかいは冗談に聞こえないんだから」


幽香 「気をつけるわ」


幽香 「それで花がキレイで来たのよね 花に害を及ぼすことさてしなければ、いくらでも見ていっていいわよ」


ライル 「っん そうか?なら少し見させてもらうよ」






この作品の続きは幻想郷闇汚染危機 5になります


霊夢 「今後ともよろしくね」


後書き

ライルの技

竜巻 「相手の周りに風を回らせて竜巻を起こして攻撃する」属性 風

光剣の風 「光の剣を作って闇の住民相手に大ダメージを与える剣」属性 光

風の剣 「風で剣の形をした物 切れ味はもちろん錆びることや切れ味が悪くなることはない(相手の攻撃に耐えきれなくて折れることはある)」属性 風

風分身 「自分の姿をした自分を作り出す技 最高百人まで作れるが場所によっては数が限られる(主に風が吹かないところ)」属性 風

BAD END NIGHT(バッド エンド ナイト) 「空間を歪ませて相手の心臓に強大な衝撃を与える一撃瀕死技…だが、相手が闇の濃度が濃ければ濃いほど威力が弱まる」属性 闇


ミレイユの技

ヒーリング 「人の傷や風邪を治す技…平たく言えば良くある治療魔法」属性 光

Shine high healing(シャイン ハイ ヒーリング) 「光の回復魔法 高性能で闇の傷をも癒すミレイユ限定の技」属性・光

Gran hai death night(グラン ハイ デス ナイト) 「ミレイユ唯一の最強攻撃技 自分の頭上に黒い球体を出現させその球体を相手にぶつける 当たった相手は屍と化す…が相手の闇の濃度が濃ければ濃いほど相手へのダメージが弱まり屍と化す事が出来ない時もある」属性 光&闇


ライル&ミレイユの協力技

bad・death・night(バッド・デス・ナイト) 「ライルとミレイユの協力技 ライルが空間を歪ませミレイユが闇の球体を作り出し当たった者は歪んだ空間の中で闇の球体が永遠に暴れ続け死ぬまで痛み苦しむ」属性 闇


ブレイクの技

無効 「その名の通り相手のありとあらゆる能力を無効化する事が出来る ブレイク自身が出てきた場合身体のどこに当たっても無効化する事が出来る…がライルが一部しか出さなかった場合出した部分に当たらなければ無効化する事が出来ない 範囲系能力なら自分だけ無効化出来る」属性 無

無の境地 「自分から半径五m以内の能力攻撃を無効にする 自分も無効」属性 無


キールの技

徹甲弾 「相手に拳が入れば数秒後再び食らった分の威力が襲いかかる」属性 物理

三大拳 bullet&burst&徹甲弾 「拳を三回ぶつける技 自分の体力を一気に減らして威力を高める為あまり連続では出せない」属性 物理

リミッター解除 「自分の全筋肉を活性化させる技 いつもの身体能力より数倍の身体能力を発揮させることが出来るがその分体力を大幅に使う」属性 物理


ゼウルの技

不明


ナイトの技

暗転 「太陽や光の入りを曲げて周囲を暗くする技 真っ暗にすることは出来ないため使い勝手が難しい」属性 闇


霊夢のオリジナル技

霊符 『魔想封印』=霊符を相手に向けて放ち札が相手のどこかに付けば相手の動きを封じることが出来る(風で剥がれたりブレイクの無効を使われたらどうしようもできない)

霊符 『呪術封印』=対象者に札が付けばその対象者は一切の能力を使うことが出来なくなる(剥がされたりすれば意味がない)

禁符殺 『木端微塵符』=霊符で相手をバラバラにする霊夢のオリジナル禁止技 弾幕ごっこには使用出来ないため活用する場面は本気で誰かを殺そうとした時だけしかないだろう


敵の技

セスナ 「自分の周りに黒いオーラを出して自分の身を守る技 範囲的に防御出来るがそこまで防御力がない為 強い攻撃は受け止めることが出来ない」属性 闇

フルナイトシールド 「闇に覆われた盾を自分の目の前に出す技 防御は高いが前が見えなくなるのがデメリット」属性 闇

闇 ブラックバード 「カラスみたいな黒い鳥を作り出して突撃させて攻撃する技 攻撃力はなかなか高いが防御がないため、攻撃を食らったら消滅してしまう」属性 闇










世界三代魔法


世界最強魔法 【未公開】


世界次最強魔法 【未公開】


世界三次最強魔法 【光と闇のエトランゼ】

【光と闇をも反転させることが出来る最強魔法 使用者と対象者は必ずこの世から消滅し、魂も消滅してしまう悪魔のような魔法】
【使用者 ミレイユ・ディスト(本名 ミレイユ・ブリリアント)】


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暗闇(くらや)さんから
2019-01-21 23:59:01

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2017-09-01 22:40:24

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