2016-10-12 18:59:57 更新

概要

事情により2ちゃんで未完のものをこちらに移しました


鞠莉「……ワッツ?」


果南「だから私とのハグきんs」


鞠莉「そんな!もう私には飽きたって言うの⁉」


果南「鞠莉のためを思って言ってるんだよ」


鞠莉「私の……ため?」


果南「だって鞠莉ったらここ最近ずっと私にベッタリだし」


鞠莉「果南離れしろってこと⁉嫌よそんなの!」


果南「拒否したら絶交だかんね」


鞠莉「うぅ〜……!」




〜次の日の朝〜


鞠莉「かなぁん!シャイニー!!」


果南「……」スッ


鞠莉「ちょっと⁉なんで避けるの⁉」


果南「あんた昨日言ったこと忘れたの?」


鞠莉「昨日言ったことって……、あれ本気だったの⁉」


果南「当たり前でしょ、次やったら本当に絶交だよ」


鞠莉「ひどぉーい!!」


ダイヤ「あら、お二人ともおはようございます」



鞠莉「あ!ダイヤ!」パアアア


ダイヤ「?どうかしましたの?」


鞠莉「聞いてよ!果南ったらかくかくしかじかで……」


ダイヤ「なるほど……」


鞠莉「ねっ!ひどいでしょ⁉」


ダイヤ「それはいいかもしれませんね」


鞠莉「!?!?!?!?!?!?」


ダイヤ「確かに鞠莉さんは果南さんに依存しすぎだと思いますし」


ダイヤ「これを機に克服してみればよろしいのでは?」


果南「だよね」


鞠莉「だ、ダイヤまでそんなこと言うの⁉」




〜部室〜


鞠莉「……」ジッ


曜「……な、なんか今日の鞠莉ちゃん様子おかしくない?」ヒソヒソ


千歌「う、うん……」ヒソヒソ


花丸「何かずっと果南ちゃんのこと見てるずら」



鞠莉(もう……しちゃだめって言われたら余計にしたくなるじゃない!)


鞠莉(……!そうだわ!)


鞠莉(他の子にハグすれば落ち着くかも!)


鞠莉「ヘイ!プリティガール達!」


千歌&曜&花丸「!?!?!?」


鞠莉「うふふふ……うりゃっ!!」


花丸「ずらっ!?!?」


千歌「うわぁっ!花丸ちゃんが捕まった!?」


曜「鞠莉ちゃん一体何を⁉」


鞠莉「ふーんだ!果南なんていなくても私は別にーー」


鞠莉(……あ、あれ?なんか……物足りない……)




果南「こーらっ!マルちゃん嫌がってるでしょ!」アタマチョップ


鞠莉「いたっ!」


花丸「ず、ずらぁ……」ニゲー


果南「何やってんのよあんたは……」


鞠莉「だって……!だって果南がハグしてくれないって言うからぁ!」


果南「他の子に迷惑かけるような鞠莉は、私嫌いだよ」


鞠莉「(゚ロ゚)」


鞠莉「……ごめんねマル。少し頭をクールダウンさせてくるわ……」ガラガラ ピシャッ


果南(ふふっ効いてる効いてる)



鞠莉(果南とハグしたいよぉ……)トボトボ


ルビィ「あれ、鞠莉さん?」


善子「こんなところで何してるのよ。もう練習始まってる頃でしょ?」


鞠莉「…………」スルー


ルビィ&善子「??」



〜生徒会室〜


鞠莉「…………」ガラガラ


ダイヤ「あら鞠莉さん?練習ならもう少しでお仕事が片付きますから、そしたら……」


鞠莉「……イヤ」


ダイヤ「え?」


鞠莉「ダイヤぁぁああああ!!」トビツキー


ダイヤ「ちょっ⁉」


鞠莉「うわぁぁあぁああん!!」ボロボロボロ


ダイヤ「ど、どうしたんですの⁉」


鞠莉「果南があ……!果南がぁ!」


ダイヤ「か、果南さんがどうしたのですか?」


鞠莉「うっ……うわぁぁあぁあああん!!」


ダイヤ(一体何事ですの……)



〜数分後〜


ダイヤ「ほ、ほらこれで涙をお拭きに……」


鞠莉「うっ……!ひっく……!」


ダイヤ(こんな表情の鞠莉さんは初めてですわ!)


ダイヤ「で、何がありましたの?」


鞠莉「かな、があた、わたしのごと、こ、きらっきらっきら、いって……」ポロポロ


鞠莉「うぅぅ〜…………!」ポロポロ


ダイヤ(これは重症ですわ……)


ダイヤ「心配しなくとも果南さんは貴方のことを嫌ってなどいませんわ」


鞠莉「だって……果南は私とハグしないって言ってたし……」


ダイヤ「それも鞠莉さんのことを思っての発言ですわよ?」


鞠莉「……」


ダイヤ「大丈夫ですわ」スッ


鞠莉「……!」


ダイヤ「私達がお互いを嫌いになることなんて、あり得ませんもの」


鞠莉「ダイヤ……」キュン


果南(いやぁ……さっきの鞠莉可愛かったなあ)


果南(そろそろ意地悪するのやめてあげようかな)ニコニコ


千歌「か、果南ちゃんもなんか変だ……」


曜「二人とも今日はどうしちゃったの……?」



〜次の日、部室〜


果南(そろそろ鞠莉が来る頃かな♪)


果南(昨日の分も合わせて最高のハグを送らなくちゃね!)


ガラガラガラガラ


果南「あっ鞠莉ーーーー」


ダイヤと腕組み鞠莉「チャオー!」


果南「」



ダイヤ「こ、こんにちは果南さん」


果南「ふ、二人とも、今日は随分と仲よさそうだね」


鞠莉「えへへ、そう?」( *´∀`))´ω`;)スリスリ


ダイヤ「ま、鞠莉さんくっつきすぎですわ」


果南「あ、あはは……」


果南(え?なに?どういうことなの?なんでダイヤと鞠莉があんないい感じに……?)


果南(ううん!それより今は!)


果南「ねえ鞠莉、昨日はごめんね」


鞠莉「へ?どうしたの急に?」


果南「ほら、ハグ禁止ーなんて言っちゃって」


鞠莉「ああ、そのことね!」


果南「うん!だからね、お詫びの印に鞠莉にハグしてあげようと思ってーー」


鞠莉「もう、いいわ」


果南「……え?」



鞠莉「果南の言う通りだったわ。私、ずっと果南に甘えてた」


果南「……えっ……あの……」


鞠莉「でもね、やっぱりいつまでも果南にベタベタしてちゃダメって気づいたの!」


果南「ぁ……」


鞠莉「”果南離れ”、成功よ!ありがとう果南!」


果南「…………」


鞠莉「でも今度はぁ……ダイヤとハグしたくなっちゃったかな……♡」






果南「…………っ」ポロッ…



果南「ッッッッ!!」ダッ


ダイヤ「果南さん⁉」


鞠莉「果南⁉」


ガラガラピシャッ!



果南(なんで……!なんで……!)ポロポロ


果南(意地悪しちゃったから⁉素直な態度を取らなかったから⁉)


果南(鞠莉に大好きって、ちゃんと言わなかったから⁉)


果南「はぁ……はぁ……」


果南(どっちにしろ、自業自得だよね……)



果南「鞠莉……」



『いいんです。私、スクゥーアイドゥー始めたんです』


『ニネンブゥリデスカ』


『私が果南を想う気持ちを、甘く見ないで!』



果南「うっ……あぁぁ……!」ポロポロ


鞠莉(ぷふふ……ふーんだ。仕返しなんだから)


鞠莉(私が果南離れなんて……できるわけないのに……)


鞠莉「果南の、バカ……」ボソッ


ダイヤ「鞠莉さん?何か言いましたか?」


鞠莉「ううん?なーんにも」




〜次の日〜


鞠莉「ダイヤシャイニー!……ってあれ?」


ダイヤ「おはようございます鞠莉さん」


鞠莉「……教室のどこにも、果南の姿が見えないようだけど……」


ダイヤ「ああ、果南さんなら体調を崩してお休みになるようですわ」


鞠莉「へ?あ、そ、そうなの……」


鞠莉(やりすぎちゃったかな……)


鞠莉(でも果南が悪いんだからね!元はと言えばハグ禁止なんて言うから……)


鞠莉(……果南)



〜淡島神社〜


果南「…………」


果南(嫌われちゃったよね……)


果南(当たり前だよね。私が、ひどいことして、鞠莉を悲しませて……)


果南「バカだよ、私……」


果南「バカなんだ……!」



果南(鞠莉は私なんかより、ダイヤと一緒の方がずっと……)


果南「もう、いっか」




〜部室〜


ルビィ「あれ?私が一番乗りだ」


ルビィ「……うゅ?」ピラッ


ルビィ「なんだろうこれ……置き手紙?」


ルビィ「えーと……なんて書いてあるn」



ダイヤ「あら、ルビィ。早いですわね」ガラガラ


鞠莉「ハァーイ!」


ルビィ「ピギィィイィィイイイイイ!?!?」


ダイヤ&鞠莉「!?!?!?」


ダイヤ「い、いきなりどうしたのです⁉」


ルビィ「た、たたたたた、大変だよ!」


鞠莉「……?なんなの?その紙……」


ルビィ「果南ちゃんが、果南ちゃんが!」


ダイヤ&鞠莉「??」



『スクールアイドルはやめる。勝手なこと言ってごめんね。さようなら 果南』


鞠莉「…………ッなっなによこれ⁉」


ダイヤ「こ、こんな悪趣味なイタズラはおやめなさいルビィ!」


ルビィ「ち、ちがうもん……机に置いてあったんだよ!本当だよ!」


鞠莉「なんで……なんでよ果南……!」


鞠莉(私の……せい⁉)



ダイヤ「ルビィ!すぐに皆さんを集めてきなさい!果南さんを探さないと!」


ルビィ「う、うん!」


鞠莉「果南っ!」ダッ


ダイヤ「鞠莉さん⁉︎お待ちなさい!」


ガラガラピシャッ!




鞠莉(ごめん……!ごめん果南!)


鞠莉「かなぁーーーん!」


鞠莉「どこにいるの⁉︎返事して!かなぁああん‼︎」


鞠莉「果南……!果南!」


鞠莉「はぁ……はぁ……」





『リベンジだとか、負けられないとかじゃなく、ちゃんと言ってよ!』


『ハグーーーー』






鞠莉「……ッ」キッ


鞠莉「果南!」ダダッ





〜ダイビングショップ〜


果南「…………」ジッ…


千歌「果南ちゃーん!いないのー⁉︎」


曜「あれ?そういえば梨子ちゃんは?」


千歌「ややこしくなりそうだから置いてきたよ」



果南(まずいなあ……、まさかこんなに早く探しにくるとは)


果南(もう鞠莉に合わせる顔がないよ……)


果南(かくなる上は、内浦からいなくなって……)



千歌「果南ちゃー……」ヒョイッ


果南「あ」


千歌「あっ!見つけた!」


果南「まずい!」ダッ


千歌「行くよ曜ちゃん!」


曜「ヨーソロー!」



果南(いっそこのままどこかに逃げちゃおうかな……)


果南(でも……最後に一度だけ……)


果南(一度だけでいいからーー)




千歌「ぜーはー……!ぜーはー……!」


曜「は、速すぎる……!」




〜部室〜


果南「はぁ……はぁ……」


果南(なんでここに来ちゃったんだろ)


果南「ん……?ホワイトボードに文字が掠れて……」


果南「!」


果南(これ、あの時書いた歌詞……)






果南(すれ違って、すれ違って、傷ついて……傷ついて……)


果南(それでも鞠莉は、私のことを……)


果南(……なんてことしちゃったんだろう、私)








ガラガラ!!


果南「⁉︎」






鞠莉「……」


果南「ま、鞠莉……⁉︎」


鞠莉「……!」ズカズカズカ


果南「なんでここにーー」



パンっ!!



果南「…………」


鞠莉「ほんと……私達、どっちもおバカさんね」


果南「…………まり」


鞠莉「好きよ果南。大好き」


果南「どうして……?」


果南「こんなに傷つけたのに……!酷いことしたのに……!」


果南「どうして鞠莉は!!」


鞠莉「もう、何度も言わせないでよね」


鞠莉「私は果南の、ストーカーだから」


果南「……!」ブワッ


果南「ごめん……!ごめんなさい鞠莉……!」


鞠莉「私も……私も、ごめんなさい……!」ボロボロ



果南「私も、私も鞠莉のこと……!」


鞠莉「ストップ」


果南「……え?」


鞠莉「その前に、してもらいたいの」


鞠莉「今までになかったような、最高のやつをね」


果南「……鞠莉」


果南「うん……いいよ」




果南&鞠莉「ハグーーーーしよ?」





このSSへの評価

5件評価されています


SS好きの名無しさんから
2018-09-10 23:25:42

SS好きの名無しさんから
2018-08-18 14:15:44

SS好きの名無しさんから
2017-10-15 21:16:58

SS好きの名無しさんから
2016-11-12 14:36:36

SS好きの名無しさんから
2016-11-04 01:12:56

このSSへの応援

3件応援されています


SS好きの名無しさんから
2018-08-18 14:15:48

SS好きの名無しさんから
2016-11-12 14:36:29

SS好きの名無しさんから
2016-11-04 01:12:57

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-10-13 10:08:12 ID: EzWytC-c

うっ…


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2017-08-29 16:48:30 ID: 5dzVkeoK

よかった


オススメ度を★で指定してください