2019-05-06 23:51:49 更新

前書き

遅れてすみません・・・話に区切りをつけるためにゆっくり消化していこうと思います(-_-;)





提督「やぁやぁ皆さん、元気ですか?僕は元気です。」



提督「さて、突然ですが皆さんは何デレが好きですか?」



提督「ツンデレ、ク-デレなどたくさんの種類があるだろうと思います。」



提督「僕は、その中でも特にヤンデレというものが好きです。」



提督「その人が好き過ぎるが故に行き過ぎた愛を謳歌してしまう・・・なんて素敵な事でしょうか!」



提督「・・・おっと、ついつい興奮してしまいました。話を元に戻しましょう。」



提督「自分たちの好きなデレの子が中々いない!そう思う人が多いと思います。」



提督「そこで僕は考えついたのです・・・」



提督「いないなら・・・作っちゃえばいいじゃないか、とね。」ニヤリ






電の場合



提督「・・・」カキカキカキ



電「~♪」カキカキカキ




提督「あぁん!書いても書いても終わらん!電もまだか?」




電「はい、まだまだ残っているのです!」



提督「・・・」カキカキカキ



電「~♪」カキカキカキ



提督「えぇい!もうやめだやめっ!今日の仕事終わりっ!」ダンッ



電「はわわっ!ダメなのですよ!ちゃんと終わらせないと!」



提督「うぐっ!・・・ならせめて休憩を!ほらっ電も疲れただろう。一緒に間宮いこうぜ?」



電「え・・・でも司令官さんにわるいのです・・・」ソワソワ



提督(うわ~すごい行きたそう・・・可愛いなぁ)



提督「電よ、秘書艦はな常に提督と共に動かなければいけないんだ!」



電「え、そうだったのですか!?」



提督「よって、俺が間宮に行くということは電がついてくるのも必然なのだ!・・・よいしょ!」ダキッ



電「は、はわわ///!お、おろしてくださいなのです!」ワタワタ



提督「ははは~お断りだぁ~そ~れ~!」ダッシュ



電「ふぇぇぇぇぇぇ~///」




間宮




電「・・・」ムスッ



提督「ごめんな電!許してくれっ!」



電「ふんっ!なのです!」プクゥ~



提督(ありゃりゃご機嫌斜めだなぁ~どうしたもんかね)



間宮「はいっ!パフェお待たせしました!どうぞ~」



電「わぁ~♪」キラキラ



提督(あっ、治ったっぽいね)ホッ



電「いただきます、なのです!」もぐもぐ



電「ん~~♪おいしいのです!」



提督「そうかならよかった!」



電「司令官さんは食べないのですか?」



提督「電にあげるよ、さっきのお詫びにね。」



電「あの、その!・・・ありがとう。」ニコッ



提督「・・・」



電「どうかしたのですか?・・・あっ!やっぱりやめたは無しなのです!」



提督「はははっ!大丈夫だよ。ゆっくりお食べ。」ナデナデ



電「はい、なのです!」



提督「いい返事だ。」



電「・・・あ、あの司令官さんも一口どうですか?」



提督「ん?・・・そうだな、一口貰えるか?」



電「なのです!・・・はい、どうぞ!」ひょいっ



提督「おぉ、ありがとう。・・・うん、確かにうまい!」



電「よかったのです!」



提督「間接キスだな?」



電「・・・あ\\\」カオマッカ



提督「いやいや、すまなかったな!すこし席を外すぞ。」



電「うぅ~///」モジモジ















提督「・・・」スタスタ




提督「ふぅ~これで少しは好感度あがったかな?」



提督「これからどんどんヤンデレにしていくぞぉ!」



提督「それにしても・・・」



『ありがとう』ニコッ




提督「・・・あのキラキラした目、気に入らないな。」ボソッ



提督「早く、俺だけしか映すことのない淀んだ目にしてやらないとな・・・」













電「あ!司令官さん、どこに行ってたのですか?」



提督「ん~?ちょっと財布を忘れてな取りに行ってたんだよ。」ナデナデ



電「ん~♪///」



提督「よし、会計を済ませて執務室に戻るか。」



電「はいなのです。」



執務室



提督「・・・おわったぁ!」クタクタ



電「なの・・・ですぅ~」クタァ~



提督「電、ご苦労さん。」ナデナデ



電「はわわ!///ビックリしたのです・・・」



提督(取りあえず、しばらくは何かとつけて電にかまい習慣化してきたところを突き放す・・・)ニヤァ



電「んん・・・」ウトウト











1日目


6:00



電「司令官さーん!朝なのですぅ!」バンッ



提督「ふわぁ~。おはよう電、早起きだな」ナデナデ



電「そ、そんな事よりお顔を洗ってきた方がいいのです///!」



提督「あいよぉ~」



電「・・・もぅ、司令官さんったら・・・」




12:00



電「司令官さん、ご昼食をお持ちしたのです!」



提督「おぉ!こりゃまたおいしそうなにおいだ!よし、一緒に食べよう!」ナデナデ



電「し、司令官さん!最近撫ですぎなのです!」プンプン



提督「おぉ、ごめんな。気を付けるよ」ナデナデ



電「ならこの手は何なのです!?」



提督「ははは!」



23:00



提督「ふわぁ~。そろそろ寝るかぁ~?」



電「そうですねぇ、お休みなさいなのですぅ」ウトウト



提督「おいおい、フラフラじゃないか!・・・仕方ない俺の部屋に寝かせるか。」(計画通り)




1週間目



6:00



電「司令官さん、あさですよ?起きてくださいよぉ」ゆさゆさ



提督「あぁ、電。おはよう」ナデナデ



電「ふぅ~♪」



提督(電はもう撫でられることに抵抗がない、それに毎日一緒に寝ている・・・そしてなにより)



提督「じゃあ顔洗ってくるな。」スッ



電「・・・あっ」



電「・・・」ジーッ



提督(俺のナデナデに依存心を見せ始めているのだ。作戦は順調だな、ものほしそうな目でこちらを見ている。)ニヤニヤ



提督「よしよし、少しだけだから待ってろ?」ナデナデ



電「~~~♪」





12:00



電「司令官さん!ご昼食をお持ちしました!」



提督「今日も食欲をそそるいい匂いだ。さて、一緒に食べようか。」



電「・・・」ウズウズ



提督「・・・どうした電?」



電「ん~ん~」チョンション



提督「・・・何をしてほしいんだ?」



電「な、なんでもないのですぅ・・・」シクシク



提督「冗談だよ、よしよし」ナデナデ



電「あっあっ~♪」



提督(順調だな・・・)




23:00



提督「さて、そろそろ寝るかぁ・・・」



電「・・・」チラッチラ



提督「電も部屋に戻るんだぞ~?」



電「!・・・スー・・・スー」



提督「しょうがないな、今日も部屋で寝かせるか」



電「!・・・えへへ・・・」ニコッ




提督(そろそろかな。)




次の日



6:00



電「司令官さん、朝なのです!」バッ



シーン




電「・・・あれ?」



電「いつもならまだこの時間に寝ているのに・・・」



電「どこへ・・・行ったのでしょうか・・・」



電「それに、何かが足りない気がするのです・・・なのです・・・」ウズウズ



電「取りあえず、食堂に行くのです・・・」トコトコ



食堂



電「司令官さん・・・司令官さん・・・」キョロキョロ



提督「ははは、暁はお子様だなぁ」ナデナデ



暁「もうっ!子供扱いしないでよ!///」テレテレ



電「・・・え?」



電(あれ?あれ?なんで、なんで電の席に暁ちゃんが座ってるのですか?なんで司令官さんはそのことについて不思議に思ってないのですか?なんで電以外の娘と仲良くあんなに楽しそうにしているのですかぁ・・・?)



電「はっ・・・」



電(い、いけないのです!司令官さんもたまには電以外の娘と話したい日があるのです・・・)ズキズキ



電(はわわ・・・痛いよぉ・・・)トボトボ




14:00



電「今なら、今ならきっといつもみたいに・・・」トコトコ



電「・・・失礼しますなのです」ガチャ



雷「もうっ!そんな事じゃ私は満足しないんだから///!」クネクネ



響「・・・私にはしてくれないのかい?」クイクイ



暁「別にしてほしいわけじゃないけど!?貴方がしたいなら早くしなさいよ///」モジモジ



提督「ははは、皆元気だねぇ。」ナデナデ



雷「ふわぁ~///」トローン



響「これはいいな・・・///」



暁「べ、別に気持ちよくなんかなってないわ!///」



電「・・・・・・」パタン



提督「・・・」チラッ



雷「どうかしたの?ドアに何かあるのかしら?」



提督「いや、なんでもないさ。なんでも、な?」



響「そうか、なら続きをしてほしいな。」



暁「・・・///」チラッ



提督(計画通り・・・)ニヤァ




電「・・・」ブツブツ



電「・・ソ・・・す」ブツブツ



電「ウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのですウソなのです」ブツブツブツブツ



電「司令官さんが電を捨てて他の娘に乗り換えるなんて・・・電の事を見ないなんて・・・他の娘に触ったなんて・・・全部ウソなのです・・・」ハイライトオフ



電「なら・・・悪い夢を覚まさないといけないのですぅ・・・」フラフラ




19:00



電「司令官さーん。」コンコン



提督「・・・」カキカキ



電「司令官さーん。」コンコンコンコン



提督「・・・」(まだだ、まだ時ではない。)



電「・・・司令官さーん。」コンコンコンコンコンコン



提督「・・・」(いいね、いい感じだぞ電。あと少しだ。)



電「・・・ふふっ。」



提督「・・・?」



電「司令官さーん?居るのはわかってるのですよ?電は司令官さんが執務室に入るところ、ずっとずーっと見ていましたから。」クスクス



提督「・・・」ゾクゾク



電「・・・あはは、お夕飯外に出しておきますね?ふふふっ・・・」フラフラ



提督「・・・いいなこの感覚。でもまだ足りない・・・」



20:30



提督「・・・」ぐぅ~



提督「も、もういったよな?ならばちょっとだけ・・・」ガチャ



電「・・・」ジーッ



提督「おうっ!?」



電「ほぉーら、やっぱりいたのです。司令官さん。」ニコニコ



提督(・・・前よりはましになっているがまだだ、この目じゃない)



提督「・・・」スッ



電「目も合わせないのですね?ふふっ、、、照れているのですか?」クスクス



提督「・・・」ガチャン



電「また・・・夜中に来ますね。あははっ・・・」フラフラ



23:00



提督「さて、そろそろ寝るか。」



コンコン



提督(やっぱり扉の前でずっと待っていたのか・・・タイミングが良すぎる)



電「来たのです・・・入れてもらえませんか?」



提督(あらかじめカギは全て閉めてある。死角はない。)



提督「電気も消して・・・っと」パチッ



電「あ、アレ?なんでですか?いつもなら電と提督が布団に入ってから電気消しますよね?まだ電は入っていませんよ?」コンコンコンコン



提督「ん~お休みぃ~」ニヤニヤ



電「待ってください!まだ電が司令官さんの隣に行ってませんよ!?こんなこと許せるのですか??」ガチャガチャ



電「あかない?あかない!あかないのです!?司令官さん!開けてください!お願いします!開けてくださいっ!電はもう限界なのです!司令官さんの隣にいないと電は!ここを開けてぇ!!!」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ



提督「・・・・」ZZZ



6:00



提督「新しい朝が来た、希望のあさだっと・・・」



提督「いやぁ~今日もよく寝たよく寝た!」



提督「顔でもあらおっと」ガチャ



ガバッ!



提督「うおっと!?なんだなんだ??」ヨロッ



電「えへへっ♪司令官さんだぁ~やっと触れた、暖かいのぉ・・・」スリスリ



提督(まさか一晩中廊下にいたのか?これは・・・)



提督「・・・悪いが、顔を洗いに行くんだ離してくれないか?」



電「もう・・・離さないのです・・・何処かに行かないように電が繋ぎ止めなきゃ・・・」ハイライトオフ



提督「・・・!!」ガシッ



電「・・・嬉しいのです、司令官さんが目を合わせてくれてるのですぅ♪」ハイライトオフ



提督(これだ、、、光が消えたどこまでも深淵が続いているようなやっと『キレイな目』になった・・・)



提督「いいぞ、いいぞ電!その目でもっと俺を見てくれ!」壁ドン



電「もちろんなのです・・・司令官さん以外写す価値なんてないのです・・・」ハイライトオフ



提督(あぁ、本当に俺以外を拒絶している目だ・・・仕上げにいこう)



提督「・・・いいのかそんなもので?もっと俺に依存しないとどこかに行っちゃうかもよ・・・?」ニヤニヤ



電「!!!いやっ!そんなのは嫌なのです!電はどうなってもいいのです!だからもうどこにも行かないでください!司令官さんがいてくれるなら電はなんでもするのです!だからだからだからだからだからだからもう他の娘の所へなんて行かないでください!」ぎゅぅぅぅ



提督(堕ちたな・・・ようこそ電。)












「母さん、大丈夫?」



「・・・あなた、あなた」ポロポロ



「母さん?・・・その箱はなに?」スッ



「っ!触らないで!」パチン



「・・・痛いよ母さん?」



「あんたが代わりに死ねばよかったのよ・・・!あなた・・・あなた・・・」



「・・・僕がわるいの?母さんが僕を見てくれないのは僕のせいなの?」



「そうよっ!全部あんたが悪いのよ!あの人が・・・死んだのも全部全部!」



「・・・そう、なんだね。分かったよ・・・今までありがとう」ガチャ



「・・・」






秋津洲の場合(提督にライバルあらわるっ!?)



提督「さてさて、今日は新任の艦娘が来るんだったよな・・・どんな子だろう。」



秋津洲「水上機母艦、秋津洲よ! 大艇ちゃんのことも、もう覚えてくれた?」



提督「提督だ、これからよろしくな。・・・ところで、大艇ちゃんというのはなんだい?」



提督(大艇は知っているが大艇ちゃんってなんだ?)



秋津洲「提督ったら~大艇ちゃんを知らないっていうのは恥ずかしいかも!この子よ!」



大艇「・・・」



提督「ふむ・・・。」



提督(迷彩柄が濃い大艇にしか見えない・・・)



秋津洲「どう?可愛いでしょう!自慢の子だよ!」フンス



提督「・・・そうだな、特にこの迷彩柄がいい味を出している。」



提督(取りあえず適当に返しておくか・・・)



秋津洲「わかってるかも!これは厚化粧じゃなくて正装だよ!」



提督(大艇に依存している状態か・・・許せないな、依存するなら俺にすればいいのに・・・)



提督「そうか、じゃあ取りあえずその大艇ちゃんとやらを私にくれはしないか?」



提督(すぐに廃棄して伊良子さんのチケットと変えてくれるわっ!)



秋津洲「この二式大艇ちゃん? ぜったいあげないっ!この子は私だけのモノかも!」



提督「チッ・・・じゃあ他の娘達に鎮守府の案内でもしてきてもらいなさい。」



秋津洲「はーいっ!じゃあいこ、大艇ちゃん♡」バタン



提督「・・・ぐぬっ、俺は大艇ごときに負けはしない!」



提督「・・・それに、あの目は気に入らないな俺以外を見てるんだから。」



提督「新任だからちと時間はかかりそうだが・・・それもいいだろう」












提督「どうだ?そろそろ鎮守府には慣れてきたかい?」



秋津洲「うん、みんないい人かも!それに大艇ちゃんも気に入ったみたいだし♪」ギュー



大艇「・・・」



提督「っ・・・そうか、よければこれから一緒に飯でも食べないか?」



秋津洲「別にいいかも!大艇ちゃんもお腹すいてそうだし!」



提督「なら、街まで行ってみないか?美味しい店を知っているんだ。」



秋津洲「本当!?いってみたいかも・・・でも大艇ちゃんが・・・」



提督「大丈夫さ、大艇ちゃんも秋津洲のことが一番だと思うし。」



秋津洲「いいの大艇ちゃん?」



大艇「・・・」



秋津洲「・・・そう、ありがとう大艇ちゃん!」ギュゥ



提督「さぁ、いこう?」



秋津洲「・・・うんっ!」ニコッ



提督(計画通り)ニヤァ













提督「街に来るのも久しぶりだな。」



秋津洲「うわ~!人とモノがいっぱい!楽しそうかも!」キラキラ



提督「そうだな、じゃあはぐれないように手でもつなぐか?」ギュウ



秋津洲「・・・ふぇ!?・・・うん。暖かいかも・・・///」



提督(こうして徐々に大艇ちゃんから俺へと意識をそらすんだ)



提督「あったあった、ここだよ秋津洲。」ギュ



秋津洲「・・・うん///おしゃれなお店かも。」ギュ



提督(おぉ~柔らかい!イイぞ~コレッ!)



店員「いらっしゃいませ~・・・って提督さん!?なぜこのようなところに?」ビシッ



提督「あぁ、ただの食事ですので気を使わないでください。」



店員「かしこまりました。二名様でよろしいですね?」



提督「はい。お願いします。」



秋津洲「・・・」ギュッ



提督(うん、いい調子だ。このまま嫉妬を覚えさせよう。)



秋津洲「・・・」ソワソワ



提督「どうしたんだ秋津洲?落ちつきがないようだが・・・」



秋津洲「えっ!?・・・そんなことないかもぉ」アセアセ



提督「ならどうした?調子でも悪いのか?」



秋津洲「そうじゃなくて、えっと・・・」



提督「何でもいってくれ君の力になりたい・・・」キラキラ



秋津洲「///うん、そのね。こういう店に私みたいに連れてくることかいるの・・・?」



提督「いや、秋津洲が初めてだ。」(勿論嘘だけどな・・・)



秋津洲「え・・・?な、なんで?」



提督「それはね・・・秋津洲は俺にとって特別な娘だからだよ」(主に大艇ちゃんという俺のライバルができた初めての艦娘だし)



秋津洲「トク・・・ベツ?」



提督「あぁ、特別だ。」



秋津洲「そうか・・・トクベツ、かぁ・・・えへへ///トクベツなんだ・・・///」(提督は、そんなに私の事を・・・?うれしいかも・・・///)



提督「さぁ、なんでも頼んでいいよ。」



秋津洲「どれもおいしそうかも!えーっとぉ・・・」ウーン



提督「はは、遠慮しないでいいぞ~」ナデナデ



秋津洲「あっ・・・///じゃあオムライスとイチゴパフェがいい・・・かもぉ」モジモジ



提督「了解、じゃあ俺も同じ奴にしようかな。すいませーん!」



店員「はい、ただいま。」



提督「オムライスとイチゴパフェを二つずつお願いします。」



店員「はい、かしこまりました。オムライス2つとイチゴパフェ二つですね?」



提督「はい、お願いしますね。」



店員「少々お待ちください・・・」スタスタ



提督(よしよし・・・店員さん許せ!!)足かけ



店員「きゃ!」



提督「危ないっ!」ダキッ



店員「ふぇ・・・?」



秋津洲(・・・え?)



提督「お怪我はありませんか?」キラキラ



定員「い、いえ大丈夫です・・・その、ありがとうございました!///」



秋津洲(あれ?なんで提督は私以外の奴を抱いてるの?・・・私がトクベツじゃなかったの?)



提督「いえ、こちらこそ私の不注意で貴女を危険な目にあわせてしまいました・・・」キラキラ



店員「そ、そんなことないですよ!私がドジだから・・・」



秋津洲(あぁ・・・気持ち悪いかも、、、提督のトクベツは私なのに・・・)



提督「自分に自信を持ってください、貴女はこんなにも美しいのですから・・・」顔近づけ



店員「提督さん・・・」トローン



秋津洲「・・・」ダンッ



提督&店員「「・・・っ!?」」



秋津洲「私、お腹すいたかも・・・早くしてほしいな?」ギロッ



店員「・・・ひ、ひぃ!?かしこまりました!」スタスタ



提督「・・・」ニヤァ



秋津洲(私を撫でた手で他の人に触るなんてユルセナイ・・・かも)



提督(計画通り、かも)



提督「秋津洲、どうしたんだよ急に機嫌が悪くなったけど・・・」(さて、好感触だがどうだ?)



秋津洲「ううん、何でもないかも!それよりもね提督。」



提督「ん?どうした」(あれ、特に何もないのか・・・?やり直しは嫌だなぁ・・・)



秋津洲「私とさっきの女、どっちが大切なの?」



提督「・・・は?」(おぉ!きたか!)



秋津洲「二度も言わせないで、すぐに答えられるよね?ほら、言ってほしいかも・・・」グイッ



提督「・・・どちらも大切だよ。守るべき市民と共に戦う仲間、どちらも俺にとっては同じくらい大切なモノだ。」(取りあえずお決まりのセリフを言っとけ。)



秋津洲「・・・仲間、そんなものじゃ納得できないかも・・・」ボソッ



提督「なにかいったか?」(はい、バッチリ聞こえてま~す)



秋津洲「別に何でもないかも、そういうところ提督らしいね。」



提督「そうか?」(そんなにいい人じゃないけどね俺。)



秋津洲「うん、誰に対しても優しいその態度嫌いじゃないけど・・・」



提督「・・・?」(嫌いじゃない?大好きってことですねわかりま(ry)



秋津洲「それが私だけに向けばもっと素敵な提督になるとおもうよ?」ニコッ



提督「・・・そうか。」(はい、病み笑顔貰いました!これだけでもうけものだぜ。)



店員「オムライスとイチゴパフェお待たせいたしました・・・」ビクビク



秋津洲「・・・」ギロッ



店員「ひぃっ・・・」



提督「おぉ、ありがとうございます。美味しそうですね」



店員「で、ではごゆっくり・・・」



秋津洲「・・・ねぇ」



店員「はい!?」ビクッ



秋津洲「・・・」スッ



店員「・・・っ!」



秋津洲「お前は提督のトクベツじゃないの、あの人のトクベツは私だけ。そこのところ勘違いしないでね?じゃないと、どうなっても知らないかも・・・」ボソッ



店員「は、はい!し、失礼します!」



秋津洲「さぁ、邪魔者もいなくなったことだし早く食べよ?」



提督「そうだな、じゃあいただきます。」アーン



秋津洲「・・・待って。」グイッ



提督「・・・ん?どうかしたか」ピタ



秋津洲「私の分・・・食べさせてあげる。口開けて・・・?」



提督「え?でもメニュー同じじゃ・・・?」



秋津洲「口開けて・・・?」



提督「だから・・・」



秋津洲「口、開けて?ほら・・・早く早く早く早く早く」グイグイ



提督「んぐぅ!?ん~!?」



秋津洲「美味しい?」



提督「ごほっ・・ごホッ・・・あぁ。」(死ぬかと思った・・・)



秋津洲「・・・!!じゃあもっと食べるよね?口開けて??」グイッ



提督「いや、自分で食べれ・・・うご!?・・・」(熱いっ!熱熱あっつぅ~!!)



秋津洲「どんどん食べてね?まだまだあるよ・・?」グイッグイッ



このあと滅茶苦茶アーンされた・・・お腹がいっぱいだゾ☆














秋津洲「美味しかったね?」ギュゥ



提督「・・・そうだな」(秋津洲食べてないじゃん・・・)



秋津洲「ふふっ♪またつれてきてほしいかも!」



提督「あぁ、約束しよう。」(俺の胃袋が鉄でできてからな・・・)



執務室



朝潮「失礼します!」ガチャ



提督「朝潮か、どうしたんだ?」



秋津洲「・・・」ギュ



朝潮「あ、あの。司令官?その・・・なぜ秋津洲さんが司令官の膝の上に?」



提督「いやな、なかなか離れてくれなくてな・・・」ハハハ



秋津洲「・・・」



朝潮「それでは司令官の仕事がすすまないのでは?」



提督「そうでもないさ。慣れたからね、それより何かあったんだろう?」



朝潮「ハッ!先ほど行われた演習の結果をご報告しに来た次第です。」ビシッ



秋津洲「・・・必要ないよね?そんなもの」ギロッ



朝潮「・・・え?」



秋津洲「だって提督のトクベツは私だけなの、なんでアンタが報告するのよ・・・」



朝潮「それは私が演習艦隊の旗艦だからで・・・」



秋津洲「はぁ・・・わかりやすいように言い換えてあげるかも。」



秋津洲「なんで私と提督だけの空間にアンタがいるのってことよ・・・早くでていってくれたら危害は加えないかも・・・今はね」ボソッ



朝潮「っ・・・!失礼しました・・・」バタン



提督「そんなに強くいう事はないだろう?」



秋津洲「え~?でも提督と私の空間に土足で入ってくるなんておかしいでしょ~?」ギュ



提督「そうかそうか、そういえば大艇ちゃんは?」



秋津洲「んぇ?大艇ちゃん・・・?あぁ~もう捨てちゃった」



提督「・・・どうしてだ?あんなに大切にしていたのに」



秋津洲「だって、アレを整備する時間があったら提督と少しでも一緒にいたいもん。」ハイライトオフ



提督(大艇ちゃん・・・悪いが俺の勝ちだよ秋津洲は俺のモノだ)













「行くところ、ないなぁ・・・」



ポツポツ




「雨も降ってきた・・・寒い。」



(誰も僕を見てくれなかった、いつもいつもお父さんの話ばかりだった・・・)



(でも僕自身お父さんの事は好きだった、父さんだけが僕だけを見てくれた。)



「・・・そこのボク、どうかしたのかい?」



「・・・おじさん、だれ?」



「私か?・・・そうだね、ただのおじさんだよ。君を助けたいだけのね。」スッ



「・・・ねぇおじさん。」



「ん?なんだね。」



「おじさんは僕を見てくれるの?」















弥生の場合(ホンモノの心)



弥生「初めまして、弥生、着任…。あ、気を使わないでくれていい…です。」



提督「・・・あぁ、よろしくな弥生さん。」



弥生「あの、司令官どうかなされたのですか?」



提督「いや、なんというかごめんなさい!」



弥生「えっ!?なんで謝るんですか?」オドオド



提督「だってなんか怒ってるし・・・」



弥生「え…?弥生、怒ってなんかないですよ?……すみません、表情硬くて」ショボン



提督「すまない、逆に気を使わせてしまったな。じゃあ改めてよろしくな」



弥生「あ、はい・・・よろしくお願いします。」ぺこり



提督「卯月が会いたそうに扉の前で待ってるから、早く行ってあげなさい。」



弥生「じゃあお言葉に甘え、ますね。」ガチャ



バシャーーン




弥生「・・・」ポタッ・・・ポタッ・・・



提督「あ・・・」



卯月「やーい!ひっかかったぴょーん!プップクプーw」



弥生「・・・」スタスタ



卯月「弥生、少し見ない間にのろまになったぴょん!」



弥生「・・・」ガシッ



卯月「ひょぇ!?」



弥生「・・・卯月」




卯月「ご、ごめんなさいっぴょん!うーちゃん弥生に会えると思ったら嬉しくてつい・・・」ぺこり



弥生「別に・・・怒ってなんかないよ卯月。」ギュウ



卯月「あ・・・」



弥生「会いたかった・・・ずっと。」ギュウ



卯月「う、うーちゃんも弥生に・・・お姉ちゃんにあいたかったぴょん!」ギュウ



弥生「卯月・・・いこう?」



卯月「うん!まずは鎮守府内を案内するっぴょん!」



バタン














提督「・・・ほう。中々見込みのある子だな」



提督「でも、やはり姉妹の事を一番に考えているようだ。」



提督「・・・みんなのことを見るあの目、気に入らないな。」



提督「今回はどのようにヤンデレにしようかな・・・」スタスタ













執務室




提督「早く鎮守府になじんでもらうためにしばらくの間俺の秘書艦として一緒にいてもらう。」



弥生「・・・わかりました。」



提督「ごめんなさい、やっぱり嫌ですか?」恐る恐る



弥生「だから、怒ってないんですって…もう、そんなに気を使わないでください」ムスッ



提督「あ、今怒った!」



弥生「別に、怒ってないですって。」フンッ



提督「ハハハッ」



弥生「・・・フフッ」クスッ



提督「可愛い顔、できるじゃないか。」



弥生「えっ?・・・あ///」



提督「俺はさっきの顔の弥生が好きだな」ニッコリ



弥生「も、もう。からかわないでください!///」



提督「すまんすまん!」



弥生「別に怒ってませんって・・・」



提督(これでだいぶ距離は縮まったか・・・?)













コンコン



提督「はいっていいぞ。」



弥生「だいぶお疲れのようなのでお茶でもと思い・・・」



提督「あぁ、気が利くな弥生は。ありがとう」



弥生「いえ、提督も弥生の事いつも心配してくれてますから私も・・・」



提督「そうだな、俺自身弥生の事を大切だと思ってるからな。」



弥生「え・・・!?あの、その・・・えへへ・・・///」ニコッ



提督(弥生が秘書艦を務めてから一週間がたった・・・あれから弥生にあの手この手で攻めていき今ではよく笑顔をこぼすようになってくれている)



弥生「そ、そんな事よりも・・・早く飲まないと冷めてしまいます・・・よ?」



提督「む、それは困るな。どれどれ・・・うまいなさすがは弥生。」



弥生「・・・本当ですか?」ソワソワ



提督「おう、ありがとうな。」ナデナデ



弥生「!?・・・恥ずかしい・・・です///」



提督「ほぉ~?ならもっとやってやるぞ~」ナデナデ



弥生「・・・////」



提督「本当に弥生は可愛いなぁ」



弥生「・・・そうですか?」



提督「おう、勿論だよ。」



弥生「そう・・・ですか・・・///」ギュウ



提督(はは・・・ここまで順調だと逆に怖いなぁ)ゲス顔



弥生「ん・・・ん・・・」スリスリ



提督(まぁ・・・いいか・・・)



提督(そろそろ、始めるとしよう。ヤンデレ化計画をな)














コンコン



弥生「・・・?」



コンコン



弥生「反応が、ない。」



ワイワイ



弥生「でも、声が聞こえる・・・」ピト



提督「あぁ、やはりお前の笑った顔は素敵だな。」



陽炎「えっへへ~!そうでしょそうでしょ?でもそんな提督も素敵よ!」



提督「そうか?陽炎に言われると嬉しいな・・・」



陽炎「あぁ~赤くなってるぅ、可愛い!」ツンツン



提督「こら、からかうんじゃない!」///



弥生「・・・!!」ガチャ



提督「おぉっ!?って弥生か・・・」



陽炎「あら、弥生じゃない。どうしたの・・・?」



弥生「いえ、なんでもないんです・・・」



提督「・・・どうした、気分でも悪いのか?」(おぉ、効いてる効いてる)



陽炎「大丈夫?顔真っ青だけど・・・明石さんの所に行く?」ギュ



弥生「・・・!!」バッ



陽炎「・・・え?」



弥生「あ・・・ご、ごめんなさい!」タッタッタ



陽炎「あっ!弥生・・・」シュン



提督「大丈夫さ、弥生の事は俺に任せてくれ・・・」タッタッタ



提督(さて、ここからは弥生次第だ。果たしてどんな疑心暗鬼に陥ってくれるかな)ニヤニヤ












弥生「はぁ・・・はぁ・・・」



弥生「振り払って・・・しまった・・・」



弥生「私の事を心配してくれていたのに・・・」



弥生「それに・・・」



(あぁ、やはりお前の笑った顔は素敵だな。)



弥生「やっぱり・・・司令官は素敵な笑顔を浮かべる人が好きなのかな・・・」ジワァ



弥生「弥生は、まだ感情表現が苦手だけど・・・司令官とお話ししたくて頑張ったのに・・・」ポロポロ



弥生「司令官に私はふさわしく・・・ないよね・・・」



弥生「もう、疲れちゃった・・・弥生じゃ到底かなわない・・・な」



提督「・・・弥生、こんなところにいたのか!」



弥生「司令官!?」



提督「急にいなくなるから心配したんだぞ?」



弥生「あっ・・・そ、そのごめんなさい。」



提督「構わないさ、それよりどうして泣いているんだい?やっぱり体調が悪いのか?」



弥生「・・・何でもないです」グシグシ



提督「・・・弥生。」ナデナデ



弥生「・・・ふぇ?」



提督「俺は弥生の悲しそうな顔なんて見たくない。」



弥生「・・・でも、私笑うことが苦手で」



提督「そうか?最近は自然と笑顔を漏らすようになってきたじゃないか。」



弥生「それでも弥生・・・陽炎さんみたいにきれいに笑えない・・・」



提督「それでも弥生が笑えることは事実だろ?それでいいじゃないか。」



提督「俺は弥生の笑顔が好きだ、そんな俺の好きな弥生の笑顔が見ていたい」キラキラ



弥生「・・・司令官///」



提督「さぁ、一緒に帰ろう?」



弥生「はいっ!」ニコッ



提督「・・・本当に弥生は可愛いな。」(攻略完了・・・)ニヤァ














提督「それでソイツがさ、嫁に追いかけられるっていっつも電話してくるんだよ。」



弥生「フフッ、なんですかそれ。」ニコニコ



提督「だろ~?だから俺言ってやったんだよ、それがお前へのアイさって・・・」フッ



弥生「司令官のセリフはクサいですね。」ニコニコ



提督「な・・・痛いところを突かれた・・・」グッ



弥生「でも、そんな司令官も素敵です///」



提督「そうか?ありがとう弥生・・・」ナデナデ



弥生「・・・///」ニコニコ



コンコン



提督「あぁ、入ってくれ。」ピタッ



弥生「・・・!」



陽炎「失礼します、遠征艦隊が帰投したので報告に参りました!」



提督「おぉ、悪いな。陽炎、お疲れさま」ナデナデ



陽炎「も、もう///弥生がみてるじゃな・・・ヒッ!」ビクッ



提督「陽炎、どうかしたか?」



陽炎「あ・・・あれ、弥生の顔が・・・」



弥生「・・・?」ニコニコ



提督「・・・弥生の顔がどうかしたのか?特におかしなところはないけど」



陽炎(さっきまですごい冷たい顔をしていたのに・・・なんで?)



陽炎「そ、それじゃあ報告書ここに置いておくから。私はそろそろ失礼するわね・・・」



弥生「・・・陽炎さん」ニコニコ



陽炎「っ!?な、なに?」



弥生「少し、遠征のことについてお話ししたいことがあるのでお時間よろしいでしょうか?」ニコニコ



陽炎「・・・で、でも。」



弥生「大丈夫です、ほんの少しですから・・・」ニコニコ



陽炎「わ、わかったわ」



弥生「ありがとうございます、ではこちらで」ガチャ



陽炎「・・・えぇ」バタン



提督「・・・いったか」



提督「・・・・・・・・・・・・・確かこの辺に」ガサゴソ



提督「・・・・・・・・・・・・・・あった!」スッ



提督「さぁ、盗聴タイムだ」ピッ



陽炎「それで、話っていうのは?」



弥生「・・・・」ジー



陽炎「ヒッ・・・・」(またあの顔・・・・)



弥生「陽炎さん・・・私ようやく笑えるようになったんですよ?」ジー



陽炎「え・・・な、なんの事よ?」



弥生「そして、司令官は私の笑顔が好きって言ってくれたんです・・・貴方ではなくこの私に。」ジー



陽炎(話を聞いてくれない・・・もう、この子は・・・)



弥生「フフッ、ですからもう司令官にかかわらないでもらえますか?あの人にとっての笑顔は弥生だけでいいんですよ・・・それができないあなたには価値はありません」



陽炎「っ!そんなの認められないわ!」



弥生「なぜですか?今までのあなたの仕事をすべて私がこなせばいいだけでしょう?どこに問題があるんですか?」



陽炎「・・・」



弥生「・・・そういう事なので今後一切司令官とかかわらないでくださいね。・・・邪魔なので」ニヤァ














提督「仕上がりは上々だな・・・」














「転校生の○○君だ、仲良くしてあげてくれ。」



「よろしくお願いします。」ぺこり



「なんかあの子カッコよくない?」



「あぁわかるわかる!」



「ケッ・・・転校生のくせに・・・」



「嫉妬か?」



「う、うるせぇ!別にそんなんじゃねぇーよ!」



「ねぇ、なんでいきなりこっちの学校に来たの?」



「軍人になりたいから、かな。」



「へぇ、なんで軍人になりたいんだ?俺は親父が軍人だからだけどよ。」



「僕も同じだよ、父さんみたいになるために軍人になるんだ。」



「立派だね!さすが○○君!」



「チッ・・・みんなあいつに構いっきりじゃないか。」



「・・・なら一回しめとくか?」



「そうしてやろう、これはあいつのためだ・・・」ニヤ













島風の場合(最速の優先順位)



提督「今日は快晴だなぁ・・・暑い暑い。」パタパタ



天津風「あなた、夏でもその軍服ですものね。」



提督「あぁ・・・脱ぎたくても脱げないのが悲しいところだ。」



提督「逆に天津風は涼しそうだよな、冬が心配になるくらいには。」



天津風「そうね、通気性がいいけど破れやすいのが難点なのよねぇ・・・」



提督「・・・それ、恥ずかしくないのか?」



天津風「まぁ、破れたときはあれだけど・・・要は慣れよ慣れ。気にしてたら出撃なんてできないわ。」



提督「ごもっともだな。」



天津風「さぁ仕事を再開するわよ、頑張りましょうね。」



提督「あぁ・・・また書類とにらめっこか、笑えない分たちが悪いな。」



ドドドドドドド



バタン!



島風「おりょりょ!天津風ったらこんなところにいたんだ!」



天津風「なっ・・・島風!?」



提督「おいおい、ノックして入れよ・・・」



島風「えへへ・・・ごめんなさい、提督!天津風借りていくよぉ!」ガシッ



天津風「ちょっと!離しなさいよ!島風ったらっ!あなたもみてないで助けてよっ!」



提督「離してやりなさい島風」



島風「出発進行!ぶぅぅぅぅぅん!」ドドドドドド



天津風「い、イヤァァァァぁ!」ズルズルズルズル



シーン



提督「話を聞けよ・・・」(白目)



提督「それに俺の計画を邪魔しやがって・・・天津風はまた今度にしよう。それより・・・・」



提督「あいつの輝いて活力にあふれる目、気に入らないな。」



提督「さぁ、新たなヤンデレヒロインの誕生準備に入るとしよう・・・」



翌日



提督「島風ー!おーい!」



島風「おぅっ、提督じゃん!どーしたの?」



提督「いやな、ちょいとお前と一緒に走りたくて・・・」



島風「本当に!?・・・やったぁ!・・・天津風、もういいよ。」ポイッ



天津風「ふふふっ・・・私、汚されちゃったわ・・・」



提督「う、うわぁ・・・女の子がしちゃいけない顔してる・・・・」



天津風「・・・あなたは私の事、貰ってくれるわよね?」



提督「勿論!」即答



天津風「あ、あなたぁ!?///」カオマッカ



島風「むぅ~!速く行くよぉ!提督!!!」グイッ



提督「うえっ!・・・ぐるしい・・・!」ズルズル



天津風「あなたぁ!?」



提督「天津風ぇ~~~!」ズルズル











提督「ひぃ・・・ひぃ・・・」タッタッタ



島風「提督ぅー!まだそんなところにいるの?おっそーい!!」ダダダダダダダ



提督(50mを何本か走るだけだと思っていた!俺は島風という娘をなめすぎた!)



提督(フルマラソンとか聞いてねぇよ!天津風の辛さが今俺の躰を通して伝わってくる・・・)



島風「あぁ~あ・・・やっぱり提督じゃあだめかなぁ?」



提督(なんだと!?このままじゃ好感度が下がってヤンデレ化が難しくなってしまう・・・それだけは何とか避けねば)



提督「う・・・うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」(うなれ!執務で鍛えた足腰!!!)ダダダダダダ



島風「おぅ!いい感じじゃん!!!」ダダダダダダ



提督「どらららららららららららら!!!」ダダダダダ



島風「あはははは!やっぱり走るのって楽しいね!!!」ダダダダダ



提督「URYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」(なんでこんなに早く走ってるのにまともに話せるんだよ!?)



島風「ゴー---ルゥ!私が一番!!!」



提督「うげぇ・・・ごほっ・・・死ぬ・・・」バタン



島風「あー楽しかったぁ~!また走ろうね提督!」



提督「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」(死ぬ・・・このままじゃ死んでしまう・・・)



島風「そんなに疲れたの?大丈夫?」



提督「あ・・・あぁ・・・大丈夫だ。よっこらせ!」



提督「う・・・」バタッ



島風「大丈夫じゃないじゃん!しょうがないなぁ・・・おんぶして連れて行ってあげる!」



提督「面目ない・・・」(リミッターを解除しすぎた・・・)



島風「それじゃあ、出発進行!」タッタッタッ



提督「・・・こんな小さい女の子に背負われる20代前半男性、なんとも情けない・・・」



島風「あはは、別にいいじゃない!だってほら・・・」



島風「私、化け物だから・・・」



提督「島風、そんな言葉どこで聞いてきた・・・」



島風「このまえ・・・遠くまで走ってきたとき、街で聞いたんだ・・・」



島風「私は命を持った兵器だから化け物だって・・・」



提督「いいか島風、本当の化け物はな人間の心なんだよ」



島風「・・・?どういう事?」



提督「人の心はね、場合によってすぐに変わるんだ・・・誰もかれも、醜くその姿を変える・・・」



島風「・・・」



提督「その点君は・・・君たちは何処までも純真できれいなままだった・・・」



提督(それがたとえ、一つのモノに執着していても・・・な)



島風「提督、ごめんなさい。」



提督「どうして島風が謝るんだ?」



島風「だって話している、提督とても悲しそうだったから・・・」



提督「そんなことはないよ、さぁ速く帰ろう。皆待ってる。」



島風「・・・・うんっ!」タッタッタッタ












島風「おぉ~やっと鎮守府が見えてきた!」タッタッタッタ



島風「提督ぅ!聞こえてるのー?」



提督「・・・・」



島風「・・・寝ちゃってる。」



提督「くぅ・・・くぅ・・・」



島風「提督もこんな顔するんだ・・・えへへ~かわいいなぁ~。ホレホレ!」ツンツン



提督「ん・・・くぅ、くぅ・・・」



島風「・・・ふふっ、こんな緩んだ顔鎮守府では見たことないなぁ。」



島風「これは私だけの秘密・・・」



島風「たまには、こういうのもいいかな♪」タッタッタッ












島風「たっだいま~!」バン



提督「んぁ・・・もう鎮守府についていたのか・・・」



天津風「あ~な~た~た~ち~?」ゴゴゴゴゴゴ



島風&提督「「えっ・・・?」」




天津風「今何時だと思ってるの!もう外だって真っ暗じゃない!こうやって油断しているときに私たちを良しとしない奴らに襲われたらどうするの!?だいたいあなたたちは軍人としても艦娘としての自覚が足りていないのよ!この前だって・・・」くどくどくど




このあと約1時間にもわたる天津風の説教が続いたのだった・・・




天津風「まったく、少しは反省したのかしら・・・?」



島風「はぁ~い。」



提督「本当に面目ない・・・」



天津風「2人とも随分疲れているようね・・・早くご飯食べてきなさいな。」バタン



島風「・・・」



提督「・・・」



提督「なぁ島風俺の耳にタコできてないか?ものすごく痛いんだけど・・・」



島風「奇遇だね~。わたしのも見てよ・・・」



提督「まぁいいか・・・飯でも食いに行こうぜ!」



島風「そうだね!それじゃあどっちが先に食堂につくか勝負しよう!」



提督「それはマジ勘弁!」












島風「おぅ、いい匂いがするね!」



提督「そうだな」(やばい・・・腕が動かん・・・)



提督(無理しすぎた!ビックリするほど痛い・・・)



島風「提督ー!何してるの?早く行こうよ!」



提督「あ、あぁ。」












間宮「あら、二人ともいらっしゃい。今日は随分と遅かったわね?」



提督「ちょっとした運動をしててね・・・」



島風「間宮さーん!サバの味噌煮定食が食べたーい!」



間宮「あらあら、島風ちゃんったら元気ねぇ。羨ましいわ~」



島風「えっへへ~ありがとう!」



間宮「可愛いわね~、それで提督はどういたしますか?」



提督「俺は~どうしようかな・・・」(腕を使わず食べれるもの・・・何がある?)



間宮「あの、さっきから腕をかばってませんか?」



提督「・・・え、なぜそれを?」



間宮「さっきからずっと腕を力なく垂らしておられたので・・・その状態では夕食もままならないでしょう?」



提督「はい、ごもっともです・・・」



間宮「ですので、あの、わ、私が提督のご夕食を食べる手伝いをと・・・///」



島風「・・・えっ?」



提督「ちょっ!?///そ、そんな悪いですよ!」



間宮「いえいえ!皆さんの健康管理も私の仕事ですし・・・嫌ですか?」ウルッ



提督「そういうわけじゃなくてですね!?・・・は、恥ずかしいだけです・・・」



島風「・・・」ジーッ



間宮「それじゃあやらせてもらえますか・・・?」



提督「そ、それじゃあおねがいしまs「ちょっと待って!」



提督「・・・?島風、どうかしたのか?」



島風「私が食べさせる・・・それでいいでしょ?」



間宮「でも島風ちゃんもご飯食べなきゃ・・・」



島風「大丈夫、わたし早いから。」



間宮「で、でも・・・」



島風「大丈夫だって言ってるじゃん!なにか文句でもあるの?」



間宮「・・・わかったわ、少し待っていてくださいね・・・」



提督「おい島風!急にどうしたんだよ!?」



島風「えへへ、なんでもないよ?ご飯楽しみだね~?」



提督「・・・」ニヤァ













間宮「・・・お待たせしました。」



提督「あぁ、今日もおいしそうだ。」



島風「・・・おっそーい」ボソッ クスクス



間宮「っ!・・・失礼します。」スタスタ



提督「さて、と。結局島風の分しか頼んでないんだが・・・」



島風「提督!何から食べたい?」



提督「こうなるのな・・・じゃあおひたしから頂こうかな。」



島風「おっけーい!・・・はい、あーん!」



提督「あーん・・・うん、美味しい。」もぐもぐ(インスタントより全然うまい・・・)



島風「えへへ~!よかった~!マズかったら如何しようかと思ったよ。」クスクス



提督「おいおい、いくら何でも言い過ぎだろ。間宮さんの腕は確かだぞ?」



島風「・・・なんであんな女の肩をもつのかなぁ~?」ボソッ



提督「なんかいったか?」(はいはいバッチリ聞こえてますよ~)



島風「えへへ、なんでもないよ!」



提督「そうか。」



島風「そうだっ!今度島風が提督にご飯作ってあげるよ!」



提督「島風って料理できたっけ?」



島風「失礼だなぁ!作れるに決まってるじゃん!」



提督「でもこの前のカレー大会おまえが作ったのはレトルトだったじゃないか。」



島風「あの時は提督が審査員じゃなかったから・・・じゃなくて、速いのが一番でしょ?」



提督「非常にお前らしいな。」



島風「フフッ、私らしい・・・コレが提督にとっての私らしさ・・・そうだよね、私らしいですよね!」



提督「お、おう。急に元気になったな。」(順調だな、順調。)












提督「・・・全く終わる気がしないんですけどこれ!」カキカキ



叢雲「アンタが溜め込んだせいでしょうが!自業自得よ!それに付き合わされる私の身にもなってほしいわ!」スラスラ



提督「すまん、次から気を付ける!」



コンコン



提督「なんだこんな時に・・・入ってくれ。」



島風「失礼しまーす!提督ー!一緒に走りにいこっ!」ガチャ



提督「なんだ、島風じゃないか。」



叢雲「島風、悪いのだけれど今とても忙しいの。だから部屋に戻ってちょうだい。」



島風「私、あなたに話しかけた覚えはないんだけど?」ジッ



叢雲「・・・っ!?」



島風「それでさ~、今から走りに行こうよ!ほらほらっ!」グイグイ



提督「とっとと、悪いが今は叢雲の言った通りとても忙しいんだ。だからまた今度に・・・」



島風「なに・・・提督は私よりもその紙切れのほうが大切なの!?」ダンッ



提督「っ!?いや、そういうわけじゃなくてこれは仕事上必要不可欠な書類なんだよ。」



島風「まさか・・・それを口実にソイツと2人っきりになるつもりじゃないよね?」



提督「なっ、そんなわけないだろ!」



島風「じゃあ・・・島風の方が大切・・・だよね?」ハイライトオフ



提督「あ、あぁ。勿論だ」(来た来た!この目だよこの目!盲目的なこの吸い込まれそうな瞳・・・綺麗だなぁ)ゾクゾク



島風「じゃあ、コレいらないよね♪」ビリ・・・ビリ・・・パサッ



叢雲「・・・っ!?なんてことを!」



提督「島風お前!自分が何したかわかっているのか!?」(おぉ、いいねいいね!どんどんやっちゃえよ!)



島風「ん~?だってさ私が提督にとっての1番でしょ?なら不必要じゃん♪」



提督「おい島風・・・流石にやりすぎだ。謹慎3日間を命ずる。」(さぁ、どう返してくるんだ!?)ワクワク



島風「そんな・・・だって・・・」ブツブツ




叢雲「ねぇ、アンタ。今の島風なんかおかしいわよ・・・フォロー入れときなさいよ。」ひそひそ



提督「そ、そうだな。」(必要ないだろJK)



島風「ブツブツブツブツ」



提督「すまん、おれも言い過ぎたよ。許してほしい・・・」(まだまだ攻めるぞ!)



島風「ブツブツブツブツ」



提督「あの~、島風さん?」(もう少し近づくか・・・)



島風「提督が私らしいって言ったのに私らしいって言ったのに私らしいって言ったのに私らしいって言ったのに私らしいって言ったのに。」ブツブツ



提督「・・・」ツンツン



島風「・・・」ピタッ



島風「・・・提督。」



提督「な、なんだ?」



島風「提督はどんな子が好き?」



提督「えっ・・・?」(ヤンデレっ娘)



島風「明るい娘?おとなしい娘?素直な娘?おしとやかな娘?」



提督「・・・」(嫉妬深く執念深い娘です。)



島風「あなたの一番になりたいの・・・お願い、教えて・・・?」ハイライトオフ



提督「島風・・・俺はいつもの君が好きだよ。」(ハイライトがなければなおよし)



島風「でも提督、私の事さっき怒った・・・提督はいつもどおりが嫌いなんでしょ?正直にいって・・・?」



提督「大丈夫、大丈夫だから・・・」(沈まれ、わが親愛なる息子よ・・・まだ時期ではない。)



島風「・・・じゃあ、私が一番?」ジッ



提督「あぁ、勿論だ。君が一番だよ島風。」ナデナデ



島風「えっへへ~・・・いちばんだ!提督のいちばんは私なんだ!あはっ♪」ハイライトオフ



提督(計画通り・・・)ゲスガオ











「よぉ、きたか転校生」



「・・・なにか用?」



「チッ、澄ましやがって!」



「用事ってのは、これだよっ!」ガッ



「っ!・・・痛いじゃないか。」



「これ以上殴られたくなかったら調子に乗るんじゃねーぞ」



「はははっ!」



「・・・調子にのる?」



「あぁん?なんか文句があるのか!?」



「・・・フフッ、後ろを見てみなよ」



「ん?なんかあんのかよ」クルッ



「・・・ねぇ、アンタ。」



「な、なんで委員長がこんなところに・・・!?」



「なんで私の○○君を殴ったの?おかしいよね・・・?」



「なんだよ!お前には関係ないだろっ!」



「・・・」スッ



「っ!?包丁!?やばいって!おいっ!逃げるぞっ!」タッタッタ



「あぁ・・・そんな・・・お前、そんな奴じゃなかっただろ!?」バタッ



「フフッ待っててね○○君・・・すぐに片づけるから。」



「おい転校生!てめぇの仕業か!委員長になにしやがった!?」



「しってるよ?君が委員長の事好きだってこと。」



「なっ・・・べ、別に、す、好きじゃねぇし!」



「隠さなくていいよ、わかりやすいね」クスクス



「ねぇ?悔しい?自分の思い人が転校生の僕に盗られた気分はどう?」



「ゆるさねぇ・・・おまえだけは許さねぇぞっ!」ポロポロ



「あちゃ、泣かせちゃった?・・・悪かったよ、調子に乗りすぎたね」クスクス



「ほら、帰ろう?委員長。」ギュ



「えっ・・・///うん!」ギュ



「あっ・・・あっ・・・」ポロポロ



「それじゃあね、また、明日・・・」(ゲスガオ)











雲龍の場合(二人きりの狂詩曲)



提督「ん~、疲れた~!」



雲龍「提督、お疲れ様です。」



提督「と言っても、することないしな。今日雨だし・・・」



雲龍「雨なのね・・・。いいじゃない、お休みしましょう?・・・ね?」



提督「確かに、今出撃したら危ないしな。休むことも大切だ。」



雲龍「じゃあ今日は二人きりだね、ずっと一緒に居られるのかしら?・・・そうね、そうなると・・・いいわね。」



提督「あぁ、こういう日も悪くない。」



雲龍「提督、お昼は何がいいでしょうか?ご用意しますが。」



提督「お、もうそんな時間か・・・何でもいいよ。雲龍に任せる。」



雲龍「お任せください、フフッ。」バタン



提督「・・・」



提督(俺に向けるあの憂いを帯びた瞳、気に入らないな。俺の傷まで探られたいるような気がしてならない・・・)



提督(あの目のハイライトを消し飛ばすことに決めたぞ・・・)











雲龍「・・・提督、お待たせしました。」



提督「あぁ、ありがとう。」



雲龍「お昼は戦闘配食でおにぎりにしてみました。どうでしょう?」



提督「おぉ、手軽に食べれていいな!」



雲龍「よかったです。ちょっとシンプルすぎるかなと思ってたのだけれど・・・」



提督「シンプルなものが一番うまい、いただきます」もぐもぐ



提督「具はしゃけか・・・美味しいよ。」



雲龍「あ、ありがとうございます///」



提督「ウマウマ」












提督「ん~、んう・・・」コク



雲龍「提督、そろそろ休みになった方がいいのでは?膝、貸しますよ・・・?」



提督「そうだな、借りるよ・・・お休み・・・」スゥ・・・スゥ・・・



雲龍「・・・フフッ、おやすみなさい、提督・・・」ナデナデ



雲龍「また雨の日には二人きりで・・・」













提督「今日も雨か・・・」



荒潮「あら、気だるげね。そこまで雨が嫌いなのかしらぁ~?」



提督「そういうわけじゃないんだけど、なんだかやることがなくて・・・」



荒潮「雨の日は出撃しませんしね~提督ったら心配性ね。」



提督「なにを、これぐらいは普通だろ?」



荒潮「普通ね~?」



提督「・・・今日の仕事はもうない。部屋に戻っていいぞ。」



荒潮「大人げない言い方ね~。失礼しました。」バタン



提督「・・・」



提督「俺はあんなのが普通だなんて認めない・・・」



コンコン



提督「はいってくれ」



雲龍「失礼します。」



提督「あぁ、雲龍か。どうかしたのか?」



雲龍「もう!前に雨の日は一緒に居ようって約束したでしょう?」



提督「そうだったかな?ん~?」



雲龍「今日もいい雨ですね。」



提督「・・・そうだな。」



雲龍「私は雨が好きです・・・私を助けてくれたから。提督はどうですか?」



提督「俺は、正直あまり好きではない・・・」



雲龍「・・・なぜですか?」



提督「雨の日に理不尽な目に遭っている娘をたくさん見たからだ。」



雲龍「・・・それは」



提督「分かっているよ、君が直接の原因ではない。」



雲龍「でも私を助けたから提督は雨が嫌いなんでしょう?」



提督「・・・」



雲龍「それでも私は・・・幸せでした。」ギュ



提督「あぁ・・・俺もだよ。雲龍。」ナデナデ



雲龍「ん・・・んう・・・」スリスリ



提督「・・・」ナデナデ












雲龍「また雨の日に会ってくれますか?」



提督「・・・そうだな。また雨の日に。」



雲龍「・・・失礼しました。」バタン



提督(過去の事を引き出すのは少々良心がいたんだが、いい感じだな・・・)



提督「そろそろ新しいヤンデレ娘の誕生だ。」












提督「じゃあ第一艦隊は演習に向かってくれ。」



艦娘達「「「はいっ!」」」



提督「並びに第二艦隊第三艦隊は遠征を頼む。」



艦娘達「「「はいっ!」」」



提督「第四艦隊は鎮守府近海の警備に従事してくれ。」



艦娘達「「「はいっ!」」」




提督「それ以外の子は羽を伸ばしつつ、もしもの時のための準備を怠らないように。」




艦娘達「「「はいっ!」」」




提督「以上だ。解散してくれ!」



古鷹「あ、あの!提督少しよろしいですか?」



提督「あぁ、構わないが。どうかしたのか?」



古鷹「雲龍さんの姿が見えないのですが心当たりはありませんか?」



提督「部屋にもいないのか・・・?」(原因はどう考えても天気だろうが・・・)



古鷹「はい、ノックしても無反応でして・・・」



提督「そうか、俺の方でも探してみるよ。」



古鷹「ありがとうございます!私も探してみますね!」



提督「あぁ、頼んだぞ。」












提督「まぁここだろうな。」コンコン



シーン



提督「ノックをしても無反応か・・・」



提督「おーい、雲龍!いるんなら開けてくれないかー?」



ギィ・・・



提督「・・・失礼するぞ雲龍。」



チョキチョキ・・・



提督「何の音だ・・?」



ブツブツ チョキチョキ・・・



提督「暗くてよく見えないな・・・雲龍?居るのか?」



提督「カーテン開けるぞ。」しゃっ



提督「・・・っ!?」



提督(部屋一面にズタズタになったテルテル坊主のようなものが逆さで吊るされている・・・)



雲龍「雨・・・2人きり・・・約束・・・」ハイライトオフ




提督「・・・雲龍なのか?」(いい目をしているな・・・)




提督「おい、雲龍!しっかりしてくれ!」(テルテル坊主を量産し続けている・・・これは来たか・・・っ!?)



雲龍「あ、提督。少し待っていてくださいね・・・もうすぐで雨が降りますから、また二人きりで過ごしましょう?」ハイライトオフ



提督「晴れの日だっていいじゃないか・・・何がいけないんだ?」(めの焦点が定まっていないようできっちり俺だけ見据えている・・・)



雲龍「雨じゃないとダメなの・・・提督が私を助けてくれたあの日じゃないと・・・」ハイライトオフ



提督「雲龍・・・」



雲龍「無理矢理出撃させられて沈みかけていた私をあなたは助けてくれた・・・」



提督「・・・」



雲龍「あのとき私は初めて生きていることに感動しました・・・あなたに遭えたから・・・」



提督「あぁ・・・そうだな。」ギュ



雲龍「提督、お慕いしています。だれよりも・・・深く・・・深く・・・」ギュウ



提督(決まったな。雲龍・・・君は俺のモノだよ。)



提督「だが俺には他の娘達もいるから君の気持ちに答えることはできない・・・」



雲龍「構いませんよ・・・私が提督に思いを寄せているという事実だけでいいんです。」ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウ



提督「・・・そうか。」(そういう割には離れられないように強く抱きしめているみたいだが・・・)



雲龍(今は見てくれなくてもかまいません、ですがいつかはあなたの隣に立ってみせます・・)ハイライトオフ











神風の場合(不快な夜と深い病み)



神風「マルヒトマルマル。ふわぁ~…少し眠いわね。でも、大丈夫。任せておいて。」



提督「おいおい、無理しなくていいんだぞ?部屋に戻って休んだ方が・・・」



神風「部屋に・・・?い、いや!まだ大丈夫だから!心配しないで!!」アタフタ



提督「なんだ・・・そんなに慌てて?」



神風「な、何でもないわよ!ふんっ!」(廊下が暗くて怖くて帰れないなんて言えない・・・)



提督「そ、そうか。なら引き続き頼む。」(暗いところが苦手なのは知っているぞ神風・・・そこを使わせてもらう)



提督(しかしヤバイな・・・この時間帯に家に帰れないってのは・・・)



携帯電話「プルルルル!プルルルル!」



提督(ほ~らきた。)カチャ



提督「もしもし?」



電「司令官さん・・・おかえりが遅いようですが・・・どこにいるのですか????」



提督「あぁ、まだ執務室だよ。そこで仕事中だ。」



電「・・・わかったのです。鎮守府では我慢していますが家の中ぐらいは甘えたいのです・・・速く、帰ってきてくださいね?」



提督「わかった。じゃあ切るな。」ピッ



神風「・・・誰から?」



提督「家のモノからだよ。」



神風「ふぅ~ん?結婚してないって聞いてたけど?」



提督「まぁいろいろあるんだよ。」




一時間後



神風「マルフタマルマル。丑三つ時よ。」



提督「ふむ、だいぶ暗いな。」



神風「なに、司令官怖いのー? 可愛いとこあるのね?」



提督「神風は怖くないのか?」



神風「えぇ、コレッぽっちもね!」ドヤァ



提督「そいつは頼もしいな。」



神風「そうでしょ?」



提督(強がっちゃって・・・まぁこの後が楽しみだな・・・)



更に一時間後



神風「マ、マルサンマルマル・・・」モジモジ



提督「・・・・」カキカキ



神風「・・・」モジモジ



提督「神風、どうかしたのか?」



神風「えっ!?あの・・・」



提督「・・・・?」



神風「えっと・・・お手洗いとか、司令官、行きたくない?」



提督「なんだ急に?」



神風「司令官がどうしてもっていうのなら私、付きあってあげてもいいけど・・・どう、かなって・・・」



提督「いや、別に俺は・・・」



神風「でもお仕事も休憩を入れながらした方がいいんじゃない・・・?」モジモジ



提督「なんだ?なぜそこまで一緒に行きたがる・・・?」



神風「そ、それは!その・・・」モジモジ



提督「まさか本当は暗いところがこわいんじゃあ・・・」



神風「!!そんなわけないじゃない!見てなさいよ!一人で行ってやるわよ!」タッタッタ



提督「・・・」ニヤァ



提督「作戦開始だな。」












神風「ハァ・・・ハァ・・・」



神風「夢中で飛び出してきちゃった・・・どうしよう・・・」



神風「周りは暗くて・・・・よく見えない・・・」



神風「・・・別に、夜なんて全然怖くない・・・」




一時間経過



神風「・・・嫌ぁ・・・暗い・・・怖い・・・」



神風(腰が抜けて動けない・・・誰か助けて・・・)



一時間経過



神風「・・・タスカラナイ・・・クライ・・・」ブツブツ



神風「ナニモミエナイ・・・イヤ・・・」ブツブツ












提督「そろそろかな・・・」












神風「・・・・・」



提督「・・・神風?」



神風「っ!!!!!」バッ



提督「・・・どうしたんだこんなところで、遅いから心配して探したんだぞ?」



神風「司令官っ!!!」ダキッ



提督「おっ・・・よく頑張ったな。」ダキッ



神風「司令官司令官司令官司令官司令官司令官司令官司令官司令官・・・」グリグリ



提督「ちょっ・・・神風!イタイイタイ!」



神風(司令官が私を夜から助けてくれた!司令官司令官!!)



提督「お、おい!神風・・・いったん離れろ!」パッ



神風「あっ・・・・・・・・・」ボウゼン



神風「あぁ・・・い、いや!夜は嫌だ!!司令官助けて!!司令官!お願い!!!」ポロ・・・ポロ・・・



提督「神風!大丈夫か?」



神風「イヤぁ・・・一人は嫌・・・」プルプル



提督「大丈夫だよ。安心してくれ。俺がいる・・・君は一人じゃない」ギュウ



神風「・・・神風はひとりじゃない・・・?」ハイライトオフ



提督「あぁそうだ、俺がいる。お前を守ってやるからな?」ササヤキ



神風「本当に?神風のこと捨てない・・・?」



提督「もちろんだ。」なでなで



神風「そう・・・よかっ・・・た・・・」カクン



神風「・・・」スゥ・・・スゥ・・・



提督「・・・・・・」ニヤァ












朝風「・・・それで、今日は私が秘書艦のはずなんだけど?」



神風「・・・」ギュゥゥゥ



提督「あはは、なかなか離れてくれなくてな・・・」



朝風「ほら、神風姉さん!お仕事の邪魔だから司令官から離れて!」



神風「っ!いや!いや!やめて!!!」ヒシッ



朝風「神風姉さん・・・いつもの強気の態度はどうしちゃったの?」



提督(ふむ、周りから見てもだいぶ違うようだな・・・)



神風「んん・・・司令官・・・」スリスリ



提督「そういうわけで離れられないんだ・・・すまないね朝風。」



朝風「そう・・・わかったわ・・・」



提督「さぁ、神風。いこう?」



神風「うん、いく。」



朝風「・・・・」バタン



提督「うーん、神風?」



神風「なぁに?」キョトン



提督「はぁ・・・なんか違うんだよなぁ・・・」



神風「・・・違う?・・・神風・・・捨てちゃうの・・・?」ウルウル



提督「え?いやいや!しないから!」



神風「グスッ・・・えへへ・・・よかった・・・」



提督(病んでるというか寂しがりやレベルマックスみたいな感じかぁ~失敗したなぁ~)



神風「・・・司令官?」



提督「あぁ・・・なんでもないよ・・・」



提督(しまったなぁ~ヤンデレ以外興味はないのだが・・・)



神風「・・・・」ジー



提督「・・・どうかしたのかい?神風?」



神風「司令官・・・なにか私に隠し事・・・してない?」



提督「いや、特に何もないが。それが?」



神風「ううん、何もないならいいの。ただ、ちょっと不安になっただけから・・・」



提督(ふむ、でも少しは可能性が残されているかもな・・・)












提督「ふぅ、腹減ったな・・・」



神風「っ!!私が作る・・・よ?」



提督「いや、食堂に食べに行こう。」



提督(ここであえて突き放す!)



神風「・・・え?」



提督「そちらのほうが手っ取り早いだろう?」



神風「・・・司令官、私のこと・・・いらない?」



提督「・・・・」



神風「必要じゃないの・・・?」



提督「・・・」



神風「わ、私のこと・・・捨てちゃう・・・の?」



神風「いやっ!!・・・そんなの嫌だよぉ・・・ずっといるって言ってくれたじゃないの!あれは嘘だったの!?」



神風「嫌よ、いや、そんなの嫌だよ・・・っ!捨てないで!お願い!!」



提督(泣きながら必死に縋りついてきた・・・いいぞ~^^これ~^)



提督「・・・ふぅ、よし。神風。」



神風「捨てないで・・・なんでもするから・・・捨てないで・・私を一人に・・・うぅ・・・」



提督(トラウマスイッチを押すのはやりすぎたなぁ・・・)



提督「ゆっくり目を閉じてごらん、神風。」スッ



はかば強引に瞼を掌で下してやる。



神風「はぁ・・・はぁ・・・」



提督「落ち着いて、俺の話を聞いてくれ。」



神風「・・・そうすれば捨てない?」



提督「あぁ・・・」



神風「わかった・・・」



提督「ゆっくり・・・ゆっくり力を抜いてくれ・・・」



神風「・・・ん」



提督(せめてもの手向けだ、なんちゃってカウンセリングを試してみよう。)



提督「今君の近くには誰がいる?」



神風「司令官が・・・いてくれてる。」



提督「その人はどんな人?」



神風「私を一人にしなくて・・・暖かくて優しい人・・・」



提督「神風はその人といるとどんな感じがする?」



神風「安心して、体が軽くなって・・・気持ちいい///」



提督「なるほど・・・」ナデナデ(気持ちいいの声が少しエロく感じたのは秘密だぁ!)



神風「ふぅ・・・ん・・・」スリスリ



提督(よし、仕上げにかかるとしようか。)



提督「じゃあその人のことを思い浮かべてください。」



神風「・・・はい。」



提督「その人は自分に背を向け、どんどん先に進んで行ってしまいます。」



神風「・・・・え?」



提督「必死に走っても一向に距離が縮まる気配はない。」



神風「ハァ・・・ハァ・・・ッ!!いや・・・まって!行かないで!」ジタバタ



提督(ほう・・・なかなかの好感触だな。まだ続けるか。)



提督「そうしているうちに彼の周りには自分以外の娘達が集まり共に遠くへ行ってしまいます。」



神風「やめてよ!わ、私の司令官なのにっ!!!!一緒にいるっていってくれたのにっっっ!!!!!!!!」



神風「司令官のうそつき・・・うしつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつき・・・」



提督(ヤンデレ特有の一度考え事をすると周りが見えなくなる症状か・・・上々だな。)



提督「じゃあ神風、どうすればその人が自分のそばにいてくれると思う?」



神風「・・・」ピタッ



提督「その人はさ、神風の大切な人なんだろう?その人を悪者呼ばわりしちゃいけないと思うよ?」



提督(俺自身にマイナスイメージをつけたら後ろから刺されるか監禁ENDになってしまう!ぜんりょくかーいーひー!)



神風「・・・・う・・・ウゥ・・・なくちゃ・・・」



提督「・・・」



神風「ずっと・・・そ、傍にいなくちゃ・・・そうよ・・・私が離れてしまうからいけないんだ・・・だから司令官は悪くない・・・悪いのは私うそつきは私・・・」ブツブツ



提督「じゃあゆっくりと・・・目を開けてごらん?神風。」



そういって優しく瞼を撫でてやる



神風「・・・・・・・・・」ハイライトオフ



神風の吸い込まれるような黒々として光のない瞳が俺を捉えたまま微塵も動かない



提督「お疲れさま神風。もういいよ。」



神風「うん、わかった。」ニコッ



提督「よし、じゃあ食堂に行こうか?」(さぁ、反抗してくるか!?)



神風「うん、いく。」ギュウ



提督「・・・おぉ。」



提督(カウンセリング基この催眠術紛いのやり方案外いいかもしれない!)



提督「でもよかったのかい?神風が作ってくれるって言ってくれていたのに。」



神風「ううん、もういいの。司令官に従うわ。」



神風「私は司令官に付き従えばいいの、朝起きるときも着替えたり顔を洗ったり朝食を食べたり歯磨きをするときもずっと一緒でお仕事しているときもお手洗いもお風呂も眠るときも夢の中でさえもずっとずっとずっとずっとずーっと一緒にいるだけで私は満足だから。司令官が望むのならば私のことを好きにしてくれてもいいよ?でもちゃんと責任とってずっと一緒にいてね?片時も離れたりすることのないようにいっそのこと手錠なんかつけちゃう?そうすれば必然的に一生隣にいられるしほかの娘に奪われる心配もないわよね名案だわそうしましょう司令官だからお傍においてね・・・?」ハイライトオフ




そう早口で捲し立てるように言うと薄い笑顔を浮かべてワラッた




提督「・・・いいよ、ずっと一緒だ。神風。」



神風「っ!うん!信じてたよ司令官!やっぱり悪かったのは私のほうだったんだね!」ぎゅぅぅぅぅ



神風「もう、離れないからっ♪」



提督(また新しい部屋探さないとな。そろそろ隠し通すのも限界だ。)



そんなことを考えつつ神風の頭を優しくなでた













息抜きぼのたん



提督「はぁ、疲れたなぁ。」ウーン



曙「クソ提督の仕事が遅いせいで私まで巻き添えを食らったじゃないのよ!」



提督「ごめんな曙、実は最近調子が悪くてさ・・・迷惑をかけるね。」ナデナデ



曙「にゃっ・・・!?////か、勝手にさわんないでよこのクソ提督!」パンッ



提督「すまないn・・・ゴホッ・・・ゴホッ・・・」



曙「ちょっ、ちょっと?なにしてるのよ?」



提督「咳が、ゴホッ・・・止まらなくてな・・・少し早めに切り上げることにするよ。」



曙「・・・・・・・・・そう。」




提督「なんだ?看病でもしてくれるのか?」ニヤッ



曙「っ・・・!?!?す、するわけないでしょ!!!///なんで私がアンタなんかのために!!!」



提督「ハハッ・・・そうだな。まぁ、これぐらいのゴホッ・・・かる口はたたけるってことさ。じゃあお疲れさま」バタン



曙「フンッ・・・」



曙「・・・」



曙「少しぐらいなら様子をみてあげようかしら・・・」ボソッ



曙「クソ提督が居ないと鎮守府に影響が出るかもしれないし・・・」ブツブツ



曙「そうよ・・・これは必要なこと・・・仕方なく私がやらなきゃいけないことなのよ・・・」



曙「あぁもう!仕方ないわね!少しだけっ!少しだけ様子を見てやるわ!!!感謝してほしいモノね!クソ提督!!!」













提督私室前



曙「・・・きたわ。落ち着け私・・・まずはノックしないと・・・」



そういって手を扉に伸ばした瞬間



ごほっ!げほっげほっ!うぐ・・・はぁ・・・はぁ・・・



曙「・・・え?」



曙(なんで・・・?さっきまではこんなにひどくなかったのに・・・)



(勝手にさわんないでよこのクソ提督!)パンッ



曙「あっ・・・」



曙「わたしのせいだ・・・・」



曙(私のせいで提督が苦しんでる・・・・このままじゃ提督は・・・死んじゃう・・・!?)



曙「いや・・・そんなのいやよ・・・どうにか・・・しなくちゃ・・・私が・・・」フラフラ












深夜0時



提督私室前



曙「・・・じゃいやだ・・・」コトッ



曙「し・・・いやだ・・・」コトッコトッ



曙「しんじゃいやだ・・・」コトッコトッコトッ



曙「しんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだしんじゃいやだ・・・」コトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッコトッ




曙「しなないでおいていかないでひとりにしないでおねがいていとくがいないとわたしがいきているいみがないていとくがしぬならわたしもしぬていとくおはなししたいわらってあたまなでてほめて・・・」















午前7時




提督「ふわぁ~よく寝た・・・」




提督「おかげでだいぶ体調も良くなったし!今日は頑張れそうだ!」



提督「よし、じゃあ顔でも洗いに行くか」ガチャ・・・・ガン



提督「あ、あれ?扉があかない・・・何かに引っかかてるな。」



提督「なんだこれ・・・風邪薬?なんでこんなところに・・・?だれかの差し入れか?」



提督「まぁいいや、取りあえず廊下にでよ・・・・う・・・」



扉の隙間から廊下の様子をうかがうと辺り一面に薬の山ができていたそれこそ向こう側が見えないぐらい



提督「なんだよこれっ!!なんでこんなに風邪薬が!?いったいいくつあるんだ!」



ざっと見渡す限りでも1000個などと生易しい数ではないことがわかる・・・はっきりいって異常な光景だ



提督「・・・」



しばらく放心し、何気なく手元の薬を見てみると小さな紙が貼りつけられていた



提督「なんだこれ・・・しんじゃいやだってかいてある・・・」



まさかとおもいほかの薬を見てみると案の定そのすべてに紙が貼りつけられていた



『しなないで』 『しんじゃいやだ』



                  『ごめんなさい』  『ひとりにしないで』




   『しんだらわたしもしぬから』  『どこにもいかないで』



「何してんのよ、クソ提督。」



提督「っ!?!?なんだ、曙かよ」ホッ



急に声をかけられて驚いたが曙だったので問題はない



曙「なんだとは随分な言いぐさじゃない、せっかく心配してきてやったのに。」



提督「そうか・・・すまない・・。それより曙!ここにくるときに不審なやつを見なかったか!?たくさん薬を持ってるやつとか」



曙「不審なやつ・・・?みてないけどどうかしたの?」



提督「この薬の山のはんにんかもしれないからだ。」



曙「ふーん、それならその不審者きっとあんたのことが好きなのよ。」



提督「はぁ?何言ってんだよこんなの嫌がらせじゃないか。」



曙「そう?私には愛情に見えるけれど・・・?」



提督「そうなのか?」



曙「そうなのよ。」



提督「曙が言うのなら確率は高そうだな・・・」



曙「ふんっ当然ね!」



提督「・・・曙お前、隈ができてるぞ?大丈夫か?」



曙「えぇ、大丈夫よ。これはいい教訓になったから。」



提督「教訓・・・?」



曙「えぇ、そうよ。」



曙「大切な物からは目を離してはいけないというね。」ハイライトオフ











この話はいくつかかみ合ってない部分があります



ヒント 辺り一面に薬の山ができていたそれこそ向こう側が見えないぐらい



    不審者の情報




しばらくしたら答えをかくのでそれまではさよならです!











お待たせしました!



答え合わせの時間です!


ヒント解説①


かみ合ってない部分、つまりこれは不自然な部分を指しています。



ヒントに「辺り一面に薬の山ができていたそれこそ向こう側が見えないぐらい」とありましたが、実はこの言葉自体が大切なものというわけではありません。この言葉が使われる場面が本命だったのです。



ではこの言葉が使われる場面とはどのようなときでしょうか?そう、この時提督は『ドアを開けて廊下を見ていた』ことになるはずですね。



後に提督は次のように曙に声を掛けられています。


「何してんのよ、クソ提督。」



提督「っ!?!?なんだ、曙かよ」ホッ



急に声をかけられて驚いたが曙だったので問題はない



あ~れれ~?おっかしぃ~ぞ~?



提督は廊下を見ていたはずです、それならば曙の姿に気づくはず・・・いくら光景が異常でもその場に人がいるならば尚更際立って見えるはずです。



そして急に声をかけられたとありますが、これはつまり提督の『視認できないところから曙に声をかけられた』こととなります。



提督の視認できない場所、つまりは背後ということですね。



扉を開け、廊下を見ていた提督の背後には・・・・・・?



というわけになります!コメント欄の64番さんが見事に正解されていました!おめでとうございます!商品は・・・特無です(`・ω・´)



ではまた後程!



羽黒の場合 (弱い私と強い私)



提督「・・・ただいま。」



電「っ!!!司令官さん!!!!!」ギュゥゥゥゥ




提督「痛いぞ・・・?」ナデナデ



電「はわわっ!ゴメンナサイなのです!」



提督「構わないよ、それよりも・・・」



電「・・・?」



提督「すまないが、また少し家を空けることになるからよろしく頼む。」



電「そ、そんな・・・また二人きりではいられないのですか・・・?」



提督「・・・あぁ。」



電「・・・・・・・・・わかったのです、代わりに。」ガバッ



提督「っ!?」バタン



電「司令官さんのアイがほしいのです・・・構いませんよね?」ハイライトオフ



提督「・・・明日もあるからほどほどに頼むよ。」



その日俺は電のなすがままに搾り取られた












提督「・・・ふぁ~。」



羽黒「司令官さん、眠たそうですが大丈夫ですか?」



提督「っ!あ、あぁ。大丈夫だよ」



羽黒「ならいいのですが・・・最近また風邪が流行ってますから気を付けてくださいね。」



提督「肝に銘じておくよ」



提督(全く・・・ほどほどにといったのに・・・)



羽黒「あの・・・その、集中できないようなら何かお持ちしますが?」



提督「ならコーヒーをお願いしてもいいかな?」



羽黒「っ!はい、わかりました!」パァァ



提督(・・・ん?今何か・・・)



提督「な、なぁ羽黒・・・」



羽黒「・・・?どうかしたのですか?」



提督「いや、なんでもない。」



羽黒「そうですか、ではまた後程。」



提督「・・・・」



提督(決まりだな・・・今回のターゲットは・・・)












羽黒「お待たせいたしました・・・」



提督「あ、悪いな。そこに置いておいてくれ。」



羽黒「はい、どうぞ。」



提督「ありがとう・・・うん、とても好みな味だおいしいよ羽黒。」



羽黒「そ、そうですか!よかったです・・・」



提督「さて、元気も出たことだし続きを始めようかな。」



羽黒「・・・」モジモジ チラッ



提督「ん?羽黒、どうかしたのか?」



羽黒「えっ!?いや、そのですね・・・大変そうなので私もお手伝いできたらなと・・・」



提督(やはりそうか・・・羽黒はダメ男製造機の素質がある!)



提督(頼られることを生業とし、対象の男を堕落させることに特化したあまりにも罪深いスキル・・・これは使えるな・・・)



提督(ダメ男を演じて共依存状態をつくってみるとしますか・・・)



羽黒「・・・?提督?」



提督「ん?いや、昼飯はなににしようか迷っててな」



羽黒「そうですか、確かにもうお昼ですもんね。ちなみに提督はどうなされるおつもりですか?」



提督「そうだな、手軽なカップラーメンかカップ焼きそばがいいかなと考えている。」



羽黒「そ、そんなものばっか食べてちゃ体に毒ですよ!」



提督「ふむ、でもこの時間帯は食堂も混んでるだろうしなぁ・・・・羽黒作ってくれるか?」



羽黒「ふぇっ!私がですか!?」



提督「言ってみただけだよ、さすがにそこまで迷惑はかけられない。」



羽黒「わ、わたしなんかでいいのでしょうか・・・・?」



提督「・・・生憎俺は料理経験がなくてね、羽黒ならおいしく作ってくれると思ったんだが。」



羽黒「はっはい!頑張ります!」パァァ



提督(よし、なかなかの好感触だな・・・次もこの調子でいってみよう)












羽黒「し、司令官さん!で、できました」



提督「おぉどれどれ・・・」



そこには、白米・味噌汁・たくあん・焼き鮭といった簡素だがしっかりとした昼飯があった



提督「ふむ、なかなかいいんじゃないか?」



羽黒「お、お口に合うといいのですが...」



食べてみるとしっかりとした味わいで体に気を使っていることが目に見えてわかるようだった



提督「なかなかいけるじゃないか」



羽黒「そうですか!・・・よかったぁ・・・」ホッ



提督「毎日でも作ってほしいものだ、俺は羽黒がいないとダメかもな。」ニッ



羽黒「・・・・っ///」



提督「?どうした羽黒」



羽黒「いえ、何でもないですよ?ウフフ」



提督「そうか」(順調だな、このままいけるといいが)















提督「ふぅ・・・だいぶ進んだな。」



羽黒「はい、お疲れ様です。」



提督「しかし、重要書類がここまであるとは驚いたな。」



羽黒「最近戦況が大きく変わりましたからね。近々大規模作戦も予想されてますし・・・」



提督「はぁ、上層部の節操のなさにはあきれるね。全く・・・・」



コンコン



羽黒「・・・・」



提督「誰か来たみたいだな・・・入ってくれ。」



那智「失礼するぞ。」ガチャ



羽黒「那智姉さん!?」



那智「おぉ、羽黒。やはりここにいたか。」



提督「ふむ、どうやら羽黒に用があるらしいな。」



那智「うむ、実は鳳翔さんの店が近日オープンされるみたいでな、今夜はその前夜祭みたいなものに姉妹で参加しようと考えているんだ。」



提督「鳳翔さんの店かぁ、そりゃあ楽しみだな。羽黒、行ってきてもいいぞ。」



羽黒「えっ・・・でも書類が・・・」



提督「気にしなくていい、楽しんでおいで。」



那智「恩に着るぞ、さぁいこう羽黒。」



羽黒「・・・・・・・・・・・・」



バタン



提督「さぁて、どうなるかな。」














羽黒(なんででしょうか・・・書類があんなに残ってるのに私にさせてくれないなんて・・・)



羽黒(司令官さんに頼られたいのに・・・)



羽黒(私が頼りないからわざと追い出したのでしょうか・・・・?)



羽黒「イヤ・・・そんなの・・・司令官さんは・・・私がいないと・・・」ブツブツ



那智「ん?どうかしたのか羽黒?」



羽黒「・・・私気分が悪いので・・・遠慮しますね・・・」



那智「なにっ!?それなら私が救護室まで連れていくぞ?」



羽黒「いえ・・・一人で行けますので気にしないでください・・・」



那智「だが羽黒よ、姉として妹の体調不良は見逃せん。」ギュ



羽黒「っ!!離してください!!!」バッ



那智「なっ!?羽黒・・・?」



羽黒「・・・失礼します。」タッタッタ



羽黒(早く・・・速くいかなくちゃ・・・司令官さんのところ・・・私がいないと司令官さんは何もできない・・・)



羽黒「ハァ・・えへ・・・待ってて・・・下さい・・・えへへ・・・」ハイライトオフ












羽黒「司令官さん!」バタン



提督「うおっ!?って羽黒か・・・祭りは?」



羽黒「退席してきました・・・でも、よかったです・・・・」



提督「・・・?」



羽黒「司令官さんは私がいないとダメだってことがよくわかりましたから」ニコッ



提督(積み重なった書類を指さしとても魅力的な笑みを浮かべている・・・)



提督「あぁ、俺は羽黒がいないとダメなんだ・・・この通り書類もたまってしまっている・・・戻ってきてくれてありがとう。」



羽黒「えへ・・・えへへ・・・お任せください・・・司令官さんは私がいないと・・・えへへ・・・」ブツブツ



提督(そろそろ止めだ!)



提督「いや・・・やはりこれは俺一人でやろう。」



羽黒「・・・・・・え?」ハイライトオフ



提督「・・・っ」



提督(独り言を直ぐきってとてもきれいな目でこちらを見ている・・・最高の気分だ・・・)



提督「さすがに羽黒に頼りすぎだと思ってね・・・俺の事は気にせず祭りに戻ってく「・・・司令官さん。」



羽黒「司令官さんは羽黒が傍にいないと何にも、なぁんにもできないんですよね・・・?」



羽黒「お仕事家事会話排泄栄養摂取瞬き呼吸までぜんぶぜぇんぶ羽黒がいないとダメなんですよねぇ・・・?」ハイライトオフ



提督「いや、そこまでは・・・」



羽黒「いいえ♪司令官さんは私がいないと生きていけませんよ~?でも安心してください、これからはずっとずっとずぅ~っと!私が傍にいますから」



提督「・・・ずっと?」



羽黒「はい、司令官さんは私と共に生きていくしかないんです♪」



提督「わかった、ずっと一緒にいよう羽黒。」ギュ



羽黒「は、はい///えへっ・・・これからずっと・・・永遠に・・・うふふっ・・・あははははははっ!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ



提督(アハハッ、自分の感情に歯止めが利かなくなってるぞ羽黒・・・そんなに笑う君は初めて見るな。)













提督「ただいま。」



秋津洲「おかえりなさい!提督!私と提督だけのトクベツなおうちへ!」ギュゥ



提督「うん、元気そうで何よりだ。」ナデナデ



秋津洲「うん♪提督が帰ってきてくれるんだもん!元気にもなっちゃうよ!」



提督「・・・なぁ、秋津洲。」



秋津洲「どうしたの??」キョトン



提督「・・・いや、なんでもない。」



秋津洲「変な提督かも。」クスクス



提督「そうかもな、あはは・・・」



提督(何だろう、また目に光がともりだしている・・・調子でも悪いのだろうか?)



秋津洲「提督!ごはんできてるから一緒に食べよう?」グイグイ



提督「おお、わかったから引っ張るな~」ズルズル












Saratoga(明日も明後日もその次の日も)



曙「ほら、クソ提督。書類が届いてるわよ!」



提督「あ、あぁ。すまないね曙。」ニコッ



曙「っ///ちゃっちゃと読んじゃいなさいよ!!!」プイッ



提督「あはは、手厳しいな。」(曙の攻略は難しそうだ・・・だがいずれ必ず・・・)



提督「ふむ、どれどれ・・・」



提督「む、そういえば今日からしばらくの間外国艦の娘をうちの鎮守府で預かるんだったよな・・・」ペラッ



曙「っ!?ふ、ふーん。そう・・・」



提督「これはその詳細が書かれた書類らしい・・・」



曙「あっそ!それがどうしたっていうのよ・・・」



提督「それでだな・・・・研修させるために今日から秘書艦を交代してもらうことになるが構わないか?」



曙「えっ・・・?」



提督「えっとな、研修が終わるまでの間ここでたくさんのことを学んでもらうために秘書艦として所属させるって書いてあるんだよ。」ペラ



曙「な、そんな急じゃ鎮守府の運営に支障をきたすじゃない!何考えてんのよ!クソ提督」



提督「ん~、でもなぁ。上から命令された以上は下手に逆らえないからなぁ。日本だけで相手できない分他国との関係は良好に保たなければならないしなぁ。」チラッチラッ



曙「・・・・んでよ・・・・」ボソッ



提督「・・・?どうかしたか曙?」



提督(やはり嫌われている子をヤンデレにするのは難しいか・・・?)



曙「もういいっ!勝手にしなさいよ!!!!」ガチャッ・・・バタンッ!!!



提督「っ・・・なんだったんだ・・・・?」












提督「さて、そろそろ港に到着するころかな?」



提督「さて、お迎えに上がりますか・・・」スッ














提督「初めまして、かな?」



サラトガ「はい!初めまして提督! 航空母艦Saratogaです!提督、サラとお呼びくださいね!よろしくお願い致します!」ペコリ



提督「ふむ、日本語は完璧と来たか・・・こいつはたまげたな。」



サラトガ「フフッ、実は日本には昔から興味があったので少々勉強していたんです。」クスッ



提督「それでもここまで話せれば大したものだよ、いやはや。これは手が抜けないな。」



サラトガ「Oh my god・・・」



提督「ははは、サラとはうまくやっていけそうだ!短い間だがよろしく頼むよ」スッ



サラトガ「うぅ~、日本の提督はイジワルさんです・・・でも、よろしくお願いしますね!」ギュ



こうして、しばらくの間ともに戦う外国艦の受け入れが終わった。



サラトガ(怖い人じゃなくて良かったなぁ・・・何とかやって行けそうです!)



提督(なかなかいい子だったな・・・だが、しかし・・・あの光った眼は気に入らないな・・・)



提督(決めたぞ・・・少々リスクを冒す事にはなるが。今回のヒロインは・・・・サラ、君だ。)ニヤァ











サラ「ひしょかん・・・ですか?」



提督「そうだ、研修の間だが少しでも多くのことを学んでほしいからな。任せたいんだが、いいかな?」



サラ「は、はい!お任せください!それで、そのひしょかんとはどういったお仕事なのでしょうか?」



提督「そうだな、簡単に言えば俺のそばで一緒に仕事したりするとかかな。」



提督「書類はもちろんだが、遠征の手配や演習の記録をつけるのも手伝ってもらうぞ?」



サラ「Oh my god・・・いきなりhardですね・・・」



提督「はっはっは、まぁ最初のほうだから厳しめに行かないとね。大丈夫、俺もいるからさこれから一緒に頑張っていこうな。」ニコッ



サラ「っ///Thanks a lot! ありがとうございます!」



提督(かかった・・・)



提督「よし、そうときまればまずは腹ごしらえだな!鎮守府の案内ついでに間宮にでも行こうじゃないか。」



サラ「はい・・・///」












提督「・・・それでここが入渠施設だ。出撃でけがを負ったらここで癒すんだ。」



サラ「ふむぅ・・・やはり日本の施設は実に素晴らしいですね!」キラキラ



提督(うん、なかなか順調だ。まずはここを気に入ってもらう事からだ。)



提督「俺もそう思うよ。君たちにはなるべく傷ついてほしくないからね、施設を充実させることは当然だと思う。」



サラ「・・・艦娘達を大切に思ってくださっているのですね。」



提督「向こうの鎮守府は違ったのか?」



サラ「い、いえ・・・確かに私たちのことは後回しにされていましたが戦況を考えれば仕方のないことだとわかっていま・・・キャッ・・・!///」



サラ(えっ・・・!?私いま提督に抱きしめられて・・・っ!?!?////)



提督「そんなことはない、そんなことはないんだよサラ。君たち以上に大切な物なんかあるわけないだろう。」ギュゥ



提督(まぁ、いきなりだけれど外国艦ならこれぐらいのスキンシップは日常茶飯事だろう。)



提督「だから君には、せめてここだけでは当たり前の幸せを享受してほしいんだ。」



サラ「・・・提督。」



サラ(いままで・・・ここまで真剣に私たちのことを考えてくれた人なんて・・・いなかった・・・だからこそ・・・)ギュ



提督(っ!抱き返してきた!意外に反応がいい!押し切るか・・・!)



サラ「お気遣いありがとうござます。私はもう大丈夫ですので・・・」スッ



提督「・・・急に済まなかった。許してくれ。」(っ!すこし速かったか・・・まだもうすこし親密度を上げないとな)



サラ(だからこそ・・・私がここにきた本当の理由を言うことが、できない・・・)



提督「じゃあ、食堂に行こうか。」ニコッ



サラ「・・・はい!楽しみです!」ニコッ



提督(サラの表情に影があったな・・・何か隠している。それがなにかは今はわからないが向こうの国の企みも気になる・・・)



提督(少し、本気を出そうかな。)











提督「ここが食堂だ、ここでは艦隊の皆が顔を合わせてコミュニケーションをとりながらご飯を食べるんだ。」



サラ「すごく大きいですね・・・この中で皆さんが食事を・・・」キラキラ



提督「・・・すごく楽しそうだな。」



サラ「えぇ!前は個室で食べていたのでとても新鮮に感じます!」



提督「そうか、だが大丈夫だここではなによりも他所とのかかわりを大切にして・・・」プルルルルップルルルルッ



提督「・・・むっ、すまない。電話が来てしまった。すこしそこで待っていてくれ。」タッタッタ



サラ「わ、わかりました。」












提督「・・・もしもし。」



『もしもし!私です!アナタの青葉です!』



提督「青葉か、待っていたよ。君からの連絡。」



青葉『エヘヘ・・・ありがとうございます!』



提督「それで・・・例の情報はつかめたかい?」



青葉『はいっ!ばっちりです!やはりサラトガさんは諜報員としてこちらに送られてきたそうです。通信を盗み聞いた甲斐がありましたよ!』



提督「やはりか、サラを抱きしめたときに服に盗聴器が仕掛けられていた。本人は気づいていないだろうが、サラにも諜報の任務が下っていることが分かったことから想像するによほど慎重にことを進めたがっているようだな・・・」



青葉『あの・・・司令官さん。大丈夫ですか・・・?かなり焦っているようですけど』



提督「あぁ、今回はリスクを背負うことになるがサラを落せば逆にこちらが有利になる。」



青葉『サラトガさんを手玉に取って嘘の情報を流させるってことですね!』



提督「その通りだ。それで、ほかに有益な情報はありそうか?」



青葉『あるにはあるのですが・・・その・・・』



提督「・・・どうかしたのか?」



青葉『私、最近司令官さんと会えていませんよね?・・・それでなんですが・・・直接お会いしてお話しませんか・・・?盗聴器のジャミング機も渡しておきたいですし。』



提督(そうきたか・・・今は成るべくサラから目を離したくないのだが・・・情報のためか・・・仕方がない。)



提督「わかった。どこで落ち合う?」



青葉『むぅ・・・そこは待ち合わせって言って下さいよ~!』



提督「ああ、そうだな。待ち合わせはどこにしようか。」



青葉『・・・っ!えとですね!東湊街(ひがしみなとまち)の奏(かなで)っていうカフェなんてどうですか?とってもオシャレで静かなところなんですよ!司令官さんといつか一緒に行ってみたいと思っていたんです!』



提督「・・・東湊か・・・少し遠いな。」



青葉『ダメ・・・ですか・・・?』



提督(あまり得策とは言えないがサラには赤城を監視代わりにつけておけばいいか。)



提督「いや、構わないよ。青葉にはいつも頑張ってもらっているからね。たまには労ってあげないとな。」



青葉『ありがとうございます!では!また後程!!!』



提督「あぁ。また後で。」プツ



提督「ハァ・・・まぁいいさ。さっさと支度をしていこう。」












サラ「あっ!提督!お待ちしておりました!」



提督「あぁ、その、悪いがサラ・・・俺は少し外に出なければならない用事ができてしまった・・・代わりといっては何だが俺の代わりに赤城に案内を頼んであるから・・・」



サラ「・・・そうですか、お忙しい時にすみません。」ペコリ



提督「いや、サラは悪くないよ!俺のスケジュール管理が甘かっただけなんだ。今度埋め合わせをするから!」タッタッタ



サラ「あ・・・っ!提督!」



赤城「・・・あなたがサラトガさんですか。」



サラ「えっ!?・・・あの、あかぎ・・・さんですか?提督の言っていた・・・」



サラ(い、いつのまに近くにいんでしょうか!?全然気づきませんでした!)



赤城「ええ、その通りです。提督からアナタの案内役を任されました。赤城と申します。以後、お見知りおきを。」



サラ(・・・とっても綺麗な方です・・・礼儀もよくて・・・って!)



サラ「あっ・・・私はサラトガっていいます!サラって呼んでください!よろしくお願いします!」



赤城「はい。ではサラさん食堂に参りましょう。」



サラ「あ、はい!」



サラ(仲良くなれればいいのですが・・・)











2時間後




提督(あぁ・・・やっとついたぞ・・・東湊街・・・)



提督「さて、たしか奏だったよな・・・」ポチポチ



提督「うっ・・・こっからさらに歩いて向かわなければいけないのか・・・」



提督(まぁ仕方がない、歩くか。)



東湊街は戦争状態の今の日本の中ではとてもにぎわっている街だ。それにカップルのデート場所としても有名である。



俺も艦娘をデートに誘うときによくここに連れてきている。



そんな街の景観を眺めながらしばらく歩いていると前方からこの町の空気から異様に浮いている男がこちらに向かって歩いてきていることに気づいた。



明らかに居心地の悪そうな顔でたくさんの食材を入れた袋をこれでもかと言わんばかりにもっている。



提督(・・・海軍の軍服か。どこかの鎮守府の司令官か・・・?)



何の気なしにすれ違おうとした瞬間、確かに感じた・・・その男から自分と『似た匂い』がすることに。



そうしてボクは自分の衝動を抑えることができずに男の耳元でこう囁く



提督「あぁ、間違いない・・・ボクと同じ人殺しのにおいだ・・・!アンタ、人、殺したでしょ?」



「・・・・っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ボクの精一杯笑いを押し殺した声を聞いた瞬間、男が見るからに驚きそして焦り始めた。



提督(なんて初心な反応だ、おそらく殺したのは1人だけだろう。)



なんて考えていると震える声で必死に言葉を紡いで男は口を開いた。



「な、なにを言ってるんですか?・・・おかしな人ですね・・・俺は。人なんて・・・殺してなんていません・・・」



そんな反応では疑ってくれと言っているようなものだ。俺はあまりにも面白くなってしまい笑ってしまう・・・



提督「フフフッ、冗談ですよ。冗談。」クスクス



すると男はあからさまにホッとした様子で胸に手を当てている。



「そ、そうですか。・・・では俺はこの辺で・・・」



そういって急ぎ足で立ち去ろうとする、いやいや。せっかく面白そうな人を見つけたんだ。このチャンスは逃がさない。



提督「あ、少し待ってください。」



「・・・なんでしょう?」



提督「そんなに警戒しないでください、コレ、ボクの連絡先です。『ナニカ』あったら連絡してください、助けになりますよ。ボクこう見えても鎮守府で提督なんてやらせてもらっているのですよ。きっと助けになるはずです。」ニコッ



「っ!!!・・・では、いただいておきます。」



男はボクの連絡先をとると走って駅のほうへ向かっていった。



提督「・・・しかし、下手だね、どうも。俺も人のこと言えないじゃないか。」



自分の同族と出会ったときに素に戻ってしまう癖、まだ治ってなかったみたいだ。



提督「おっと・・・!少し遊びすぎた、急がないと青葉の機嫌を損ねてしまうな。急ぐか。」



俺は携帯をポケットにしまうと、カフェに向かって走り出した。



カフェ 奏



青葉「あ、司令官さん!遅いですよぉ~もう!」



提督「悪い悪い、ちょっと野暮用でね。」



青葉「先約を蹴るだなんて余程の出来事なんでしょうねぇ~?」



提督「ああ、とっても重要だ。」ニコッ



青葉「ふーん?まぁ、いいですけど。」



店員「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」



提督「おっと、少し待ってください。今決めますので・・・じゃあカフェオレで。」



青葉「あっ!私もカフェモカお代わりお願いします。」



店員「かしこまりました。では、少々お待ちください。」スタスタ



提督「で、本題だが・・・。」



青葉「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ~。店員さんに聞かれるのもなんですし、コーヒーが運ばれるまで世間話でもどうです?」ニコニコ



提督「・・・運ばれてくるまでだぞ?」



青葉「もちろんですよぉ。では、早速ですが鎮守府での調子はどうですか?」



提督「まぁ、特筆するべきことはないが・・・。そうだな、可愛い子がいっぱい増えたよ。」



青葉「普通女の子と出かけてるときにそんなこと言いますかぁ!?仕舞には泣きますよ!?」



提督「わるかったよ、実のところを言うとあまり変わっていない。・・・強いて言うなら昔の夢をよく見るようになった事ぐらいさ。」



青葉「ほえぇ~、昔の夢ですか。興味深いですね!そういえば司令官さんの昔のお話し聞いたことありませんし。」



提督「・・・そう面白いものでもないぞ?」



青葉「まぁまぁ、いいじゃないですか。折角ですし聞かせてくださいよ!」キラキラ



提督「まぁ、いいが・・・。」



提督「俺の親父は海軍の将校でな、家を空けて鎮守府で働いていたんだ。」



青葉「司令官さんと一緒ですね。あ、まさかお父様に憧れてこちらの鎮守府にいらしたのですか?」



提督「半分あたりだ。」



提督(・・・そう、半分はその通りだ。だが、お前の思っている憧れの意味とははきっと違う。)



青葉「むぅ・・・半分ですか。では、残りの半分を聞かせてください!」



提督「俺の親父が海軍でも名の通った指揮官だったって事は・・・知ってるよな?」



青葉「もちろんです!色々調べましたからね~!」



提督「なら話も早い、そんな親父は多くの女性に慕われていたそうだ。縁談の話も絶えなかったらしい。」



青葉「今の司令官さんと同じような感じですね。」



提督「同じような?俺なんてまだまださ・・・」



提督「話を戻すぞ。そんな中親父は、とある一人の女性と結婚した。」



青葉「・・・その人が、司令官のお母様ですか。」



提督「その女性・・・俺の母は大層親父に惚れていたんだ。・・・それこそ、俺が見えなくなるぐらいな。」



青葉「・・・」



提督「その時の生活を夢として見ているだけだ。な?面白くもなんともないだろ。」



青葉「・・・ええ、そうですね。」



青葉(司令官を産んでくださった事に感謝はしますが・・・それ以外は絶対に許せないです。)



店員「お待たせいたしました、ご注文のカフェオレとカフェモカです。」



提督「ああ、ありがとうございます。」



青葉「・・・」



店員「では、ごゆっくり。」



提督「まぁ、そう暗い顔をするなよ。そんなことより、例の話を始めたいんだが・・・構わないか?」



青葉「あ、そうでした・・・では始めましょうか。」



青葉「・・・サラトガさんがこちらに派遣されてきた理由は電話でも言いましたよね?」



提督「ああ、諜報員として送られてきたんだろう?盗聴器も見つかったし」



青葉「今から話すのはサラトガさんを動かした人たちの目的についてです。」



提督「・・・」



青葉「彼らの狙いは日本の鎮守府の内情の掌握と、問題を起こさせてそれを盾に自国を無償で守らせるという条約を結ぶよう迫ることです。」



提督「・・・内情の把握は、まぁいいさ。それよりも、問題を起こさせるっていうのはどういうことだ?」



青葉「それがこの話の肝になるのですが・・・。」



提督「?なんだ、随分と勿体ぶるじゃないか。」



青葉「それだけ言いにくいということです、こちらを・・・。」スッ



提督「ICレコーダー、一体何を聞かされることやら」



青葉「これ、青葉のイヤフォンですが使ってください。」



提督「ああ、すまないな・・・。さて、聞くぞ。」ポチ



ジジ・・・ジジジ・・・



提督(何やら話し声が聞こえるな、これは・・・英語か。)



『それで・・・サラトガに持たせる艤装に細工を?』



『ああ、少しでも損傷すれば爆発炎上・・・轟沈させる事が出来る。』



『・・・あんな奇麗な嬢ちゃんをそんな目に遭わせるのは気が引けるな。』



『我々の国の為だ、四の五の言ってられん。・・・彼女には悲劇の女傑になって貰う。』



『そうだな・・・悔しいが、今のところ深海棲艦相手に優勢に出られているのは日本だけだ』



『作戦は追って知らせる、備品の準備は怠るなよ?』



『了解・・・。』



ブツッ



提督「・・・」



青葉「今聞いてもらった事が全てです、どうなさいますか・・・?」



提督「決まっている、落とすぞ。サラトガを・・・出撃させる前にだ。」



青葉「わかりました、私はもう少し詳しく探ってみますね・・・これを。」



提督「これは?」



青葉「盗聴器のジャミング機です、残念ながら持続性は期待できませんが効果だけは保証します。」



提督「そうか、了解した。ありがとうな、青葉。」



青葉「いえいえ・・・司令官の役に立てるのならばこれぐらい。」



提督「・・・また会おうな。近いうちにちゃんと会える時間作るからさ。」ナデナデ



青葉「っ・・・///はい!待っています!」



提督「それじゃあ、お代は此処に置いておくぞ。これでまだ少しゆっくりとしてくれ、じゃあな。」



青葉「ではまた!」フリフリ














店員「お客様、使用済みのカップを下げても・・・ひっ!」



青葉(あぁぁぁ・・・あぁぁぁぁっ!!!司令官が使った後のカップ美味しい・・・ですぅぅぅ・・・)ペロペロ



青葉(司令官から労いの言葉を頂き、それに・・・それに!頭も撫でて貰うこともできました・・・!!あぁ、青葉はなんて果報者なのでしょう!!!)



青葉(それにあまつさえ次に会う約束までしていただけました!司令官から自ら私に・・・・あぁぁ・・・!!)



青葉「えへへぇ~待っていてくださいねぇ・・・んっ、フフ・・・もっと、もっともっと貴方の為に働きますからねぇ・・・司令官っ♡」チュッ











提督「ただいま。」



赤城「あ、お帰りなさいませ。提督。」



サラ「おかえりなさい、提督!」



提督「赤城、サラの事ありがとうな。後は俺がするから、もう下がってくれていいぞ。」



赤城「わかりました、また何かあればすぐにお呼びください・・・では失礼いたします。」スタスタ



提督「すまないな、サラ。赤城と仲良くなれたか?」



サラ「え、と・・・はい!仲良くなれました!」



サラ(小一時間以上提督の素晴らしい所を説かれていただけだけど・・・)



提督「ならよかった!取り敢えず、執務室にいってそこでこれからの事についてはなそう。」



サラ「はいっ!」



執務室



提督「どうぞ、狭い所だが。」



サラ「わぁ~!私こういうところ初めて入ったのですごく新鮮な気分です!」



提督(・・・捨て駒には執務室へ入る権利すらないという事か。全く、どこまで腐っちまったんだ・・・。)



提督「はは、そんなこと言ってられないぞ?これから毎日此処に来てもらうからな。」



サラ「oh・・・お手柔らかにお願いしますねっ!?」



提督「考えとくよ、なんせサラは『この鎮守府』の期待の星だからね。」ニコッ



サラ「・・・っ、あ、ありがとうございます。」ニコッ



提督(かかった・・・、やはり罪悪感に付け込んで落としていった方が早そうだな。だが、落とすだけでは不十分・・・優しくして依存させないとな。)



提督「じゃあ早速だけど仕事の説明を・・・」



~30分後~



提督「と、こんな感じだな。大丈夫か?」



サラ「う、う~・・・覚えることがたくさんありますね・・・」



提督「大丈夫、わからないところがあればその都度聞いてくれればいいからさ。」



サラ「なら、どうにか頑張れそうです!」



提督「うん、サラはいい子だな。」ナデナデ



サラ「・・・っ///」バッ



提督「あっ・・・すまん、つい癖で。」



サラ「い、いえ・・・大丈夫です、はい・・・」カァァァァ



サラ(な、なに今の凄く・・・暖かくて満たされてるような・・・感覚が・・・)



提督「なんか本当にすまないな、サラはとても優秀だから向こうでもすごく褒められていただろう?」



サラ「っそんなことありません!私は・・・サラは、全然ダメで」



サラ(そうだ・・・だから私は日本に密偵するように指示された・・・)



提督(よし、ここで畳みかける!まずはコンプレックスの解消と目的の自白だ!ジャミング機をオンにしてと・・・)



提督「そうか?なら、向こうの人たちは見る目がないんだな。」



サラ「見る目が・・・ない?」



提督「ああ、君は・・・サラは本当は優秀な子なんだよ。」



サラ「私が優秀・・・?そんな事」



提督「そんな事あるのさ、例え君にその自覚がなかったとしても俺が自信をつけさせてみせる!」



提督「だから・・・俺と一緒に戦ってくれ、サラトガ。」



サラ(そんな・・・まだ出会ったばかりの私に・・・それも、こんな汚い任務を全うしようとしている私に提督は・・・!なんで?なんでなの?)



サラ「私、わからないです・・・なんで提督がそこまで言ってくれるのかが・・・。」



提督「・・・君が大切だから、ただそれだけさ。」



サラ(ダメ・・・ダメですよ今の卑怯者の私にそんな優しい事言わないでください・・・私、胸が・・・痛くて・・・どうしましょう・・・)ポロポロ



提督「サラ、君泣いて・・・?ご、ごめん変な事言ってしまって・・・忘れてくれて構わないからっ」



サラ「い、イヤです!忘れません!だってうれしいですもの・・・っ!私、こんなに誰かに大切に思ってもらえたのは初めてで・・・!期待に応えられないかもしれなくて・・・っ!」



提督(やはり、向こうでいい待遇が受けられなかった分の反動があるのか態度に反してどうも精神状態が安定していない。)



提督(まぁ、こちらとしては好都合だが・・・)



提督「大丈夫だよ、サラ。俺は何があってもサラを見捨てない。絶対に。」ギュゥ



サラ「あ・・・あ・・・。」



サラ(もうダメだ・・・この温もり、離したくない。提督は私を見捨てないと言ってくださった。あの地獄のような日々から私を連れだしてくださった・・・そんな人に隠し事なんてできない!!)



サラ「あの・・・提督。」ギュゥ



提督「っ、なんだいサラ?」(お、抱き返してくれた。これはいけるか?)



サラ「て、提督は私が何をしたとしても・・・その、み、見捨てないでくださるのですよね?」



提督(・・・『見捨てないでくださる』か。)



提督(そりゃあ戦果なんて挙げられるわけもないだろうよ、艦娘だって生きているんだ。コンディションに左右されるに決まっている。)



提督「もちろんだ。」



サラ「・・・提督、サラは必ず貴方のお役に立ちますからね?ですから、ですから・・・」



提督「大丈夫だから、信じてくれ・・・どうかしたのか?」



サラ「私・・・実は、ただ研修に来ただけじゃないんです・・・」



提督「・・・」



サラ「う、上の人たちに・・・鎮守府の内情を探って報告しろと言われて、いるんです。」



提督(知っている。だが、その事を自分から言ってくれるとは・・・だいぶ信用を勝ち得たらしい。俺の予定ではもっと時間をかけるつもりだったんだが・・・)



サラ「で、でも・・・でもでもでも、提督はこんな私でも捨てないでいてくれるんですよね?」ギュゥゥゥゥ



提督「・・・」



サラ「大丈夫なんですっ、まだ何も言っていませんから!ね?ね?」



提督「・・・ああ、なら問題はないよ。大丈夫だって、サラ。」ギュゥ



サラ「提督・・・ありがとうございます。」



提督(出だしは上々だな・・・この調子でサラを依存させていこう。)



二日後



提督「・・・今日も書類が多いなぁ。」



サラ「っ!提督・・・サラに任せて!絶対に役に立つから!」



提督「いいのか?最近、研修で疲れているだろうし休んでてもいいんだぞ。」



サラ「いえいえ!私は、提督のお役に立てるだけで満足ですのでっ!」スラスラ



提督(その気持ちは嬉しいんだが、正直日本語は喋れても字が・・・って、あれ?)



提督「・・・綺麗な字だ、この間の字体とは随分と違うけど?」



サラ「気づいていただけたのですか・・・!?実は、研修が終わった後に部屋で日本語を書く練習をはじめたんですっ」



提督「終わった後って、22時以降だぞ?ちゃんと睡眠は取ってるのか?」



サラ「え?あぁ・・・はいっ、もちろんです!」



提督(嘘だな、目の下に酷い隈ができている。だが、それがいい・・・順調にサラは病んでくれているようだ。)



提督「そうか、ならいいが。」



サラ「では、お手伝いさせていただきますね!」



三日後



サラ「・・・」



間宮「あの・・・サラさん?」



サラ「・・・」



間宮「顔色が優れませんが大丈夫ですか?隈も酷いみたいですし、食事だって・・・」



サラ「・・・」



間宮(一体どうしてしてこんな・・・初めて会った時とは雰囲気が全然違うし、何かあったのでしょうか?)



提督「おっ、間宮さんにサラ。今から食事か?」



間宮「あ、提督。その、サラさんが・・・」



サラ「提督もお食事ですか!よければご一緒しませんか?」バッ



間宮「反応してくれな・・・あれ?」



提督「おう、丁度俺も取りに来てたんだ。隣、邪魔するよ。」



サラ「はい!どうぞ!」



提督「はは、サラはいつも元気だな。」ナデナデ



サラ「ふふっ、サラは提督の傍に居られるだけで元気になれますから・・・!」ニコ



提督(随分と弱弱しい笑みになったな、余程疲れているだろうに俺のために)



提督「そうか・・・嬉しいこと言ってくれるじゃないか。」



サラ「もぅ、ホントですよ?」



提督「そいつは重畳。あ、間宮さん注文いいですか?」



間宮「え、あの・・・提督、少しよろしいでしょうか?」



提督「構いませんが・・・どうかなされました?」



間宮「どうかといいますか、サラさんの様子がおかしくないですか?提督がここにいらっしゃる前に声を掛けたのですが、全く返事をしてくれなくて・・・」



提督(うーん、間宮さんに生半可な誤魔化しは効かないだろうしなぁ・・・仕方ない、しらばっくれるか。)



提督「そうですか?俺が呼びかけた時は反応してくれましたよ、きっと考え事でもしてたんじゃないですかね。」



間宮「で、ですが!サラさんの目元を見てください、酷い隈が出来ています、それに目だって何処か澱んでいて生気がありません!すぐにでも明石さんに見てもらった方がっ」



提督「いや、それには及びませんよ。間宮さん。」



間宮「・・・え?」



提督「見てくださいよ、今のサラを。」フリフリ



サラ「っ!えへへっ」フリフリ



提督「ほら、元気そうでしょ?何も問題はありませんよ。」



間宮「そんな・・・っ!おかしいですよ!こんな状態で問題がないだなんて!」



提督「はは、間宮さんこそ変ですよ。至って普通のサラのことを変だって言うのですから。」



間宮「っ!もしかして、最近みんなの様子がおかしくなってきているのは貴方の仕業なのですか!提督!!」



提督「・・・さて、なんの事でしょうか?」



間宮「とぼけないでください!電ちゃんに秋津洲さん、島風ちゃんに羽黒さんだって提督と深くかかわり始めてからおかしくなっ」



提督「間宮さん・・・」グイッ



間宮「きゃ・・・っ!」



提督「あなたは皆に美味しい料理を提供するためにここにいる・・・違いますか?」



間宮「い、いきなり何をっ!?」



提督「ですから、あなたには一切の口出しをしてほしくないんですよ。あなたはこれからも今まで通り俺たちに美味しい料理を作ってくださるだけでいいんです・・・言ってる事、わかりますね?」



間宮「そんなの・・・!無理に決まっています!皆さんがこれ以上おかしくなる前に私が・・・っ」



提督「おかしくなんかない!!!」



間宮「・・・っ!?」



提督「何故キミなんかに彼女たちをおかしいだなんていわれなきゃいけないの?ボクを想ってくれることのどこがおかしいんだよ!?」



間宮「て・・・いとく?」



提督「キミもボクには愛される資格がないっていうのか!?母さんと同じように・・・同じように・・・!!!!!」



間宮「」ヘナヘナ



提督「いいか間宮・・・次に同じような事を言うようならお前を解体してやる。俺は本気だぞ、いいな?」



間宮「・・・・」コクッ



提督「わかってくれればいいんです。これからもいつも通り、おいしい食事を作ってくださいね?」ニコッ














???



『おい、サラトガ。聞こえるか?』



サラ「はい、聞こえてます。」



『どうだ?鎮守府での生活は』



サラ「すっごく楽しいです!皆さん優しくしてくれますし、提督さんも素敵な人です!」



『・・・そうか。ところで、出撃はまださせてもらえてないのか?』



サラ「いいえ、提督の指示の元キッチリこなしてますよ?」



『なっ、そ、そんなことはないだろう!?出撃しているのならばとっくに君は・・・っ』



サラ「・・・あぁ、確か提督がサラの艤装に何か異常を見つけたとかで直してくれたんですよ。」



サラ「後で、お礼を言っておいてくださいね?フフフッ・・・」



『・・・マジかよ、お、おいサラトガ!お前、そっちの指揮官とは懇意なのか?ならそれを利用してどうにか弱みを・・・!』



サラ「あはっ、そういえば弱みで思い出したんですけど・・・そちらの機密情報、提督にお教えしておきましたよ♪」



『はぁ!?正気かサラトガ!お前は反逆罪を犯したんだぞ!?処刑だ!こっちに戻ってきた時は覚悟しておけ!!』



サラ「関係ありませんよ。もうそちらに戻る気はありませんし・・・それに、貴方達の情報を握りつぶすも密告するもすべて提次第なんですよ?」



サラ「あまり、怒らせないほうが得策だと思います。もう連絡はしないでくださいね、それでは。」ブツッ



提督「・・・終わった?」



サラ「はいっ!言われたとおりにしました!」ギュッ



提督「うん、ありがとう。よくやってくれた。」



サラ「えへへ、これでずっと一緒ですねっ♪」



提督(これで問題はない・・・もしかすると一波乱あるかもしれないが、向こうの弱みを握っているのは俺だ。そう簡単には手は出してこないだろうな。)








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1: masann 2016-10-21 21:54:37 ID: 4DGfOjOm

な、なんて奴だ・・提督の奴 だがそれでいい!

2: 時雨中毒者 2016-10-21 22:20:48 ID: Q9oAuL5s

時雨はヤンデレ時雨はヤンデレ時雨はヤンデレ時雨はヤンデレ時雨は(ry

3: SS好きの名無しさん 2016-10-22 07:18:21 ID: oV_hoqfz

電以外すでにヤンデレ化済みなのに更にヤンデレ化させたら面白そうだね

4: SS好きの名無しさん 2016-10-22 10:55:21 ID: uP1UkB-e

提督が一番ヤバイと思うぞ

5: SS好きの名無しさん 2016-10-22 14:17:32 ID: LH8M45FV

建前「おいおい...またヤンデレかよ?」

本音「ヒャッホウ!!待ってたんだっ!」

6: SS好きの名無しさん 2016-10-22 16:08:45 ID: gv1bdmuc

またヤンデレが増えてしまうのか····

(いいぞいいぞもっとやれ!)本音

7: SS好きの名無しさん 2016-10-23 23:41:03 ID: 8loHw4XB

自分から詰みに行くのか・・・(困惑)

8: SS好きの名無しさん 2016-10-24 23:51:32 ID: Mc5dbBE7

なるほど天才か

9: SS好きの名無しさん 2016-10-25 03:19:48 ID: lFO7fY2G

この作者はヤンデレ道を突き進んでるな……(いいぞ!もっとやってくれ!!)

10: SS好きの名無しさん 2016-10-28 01:03:53 ID: A-bmfGEX

弥生出ないかな

11: SS好きの名無しさん 2016-10-28 17:21:55 ID: r7VktkXL

いいゾ~

12: SS好きの名無しさん 2016-10-30 09:29:23 ID: CXtFosQS

最高だぁー!
みんな病んでくぞ!!

13: SS好きの名無しさん 2016-11-01 14:09:13 ID: WszGqpdl

雲龍のヤンデレが見たいです!

14: SS好きの名無しさん 2016-11-04 07:14:09 ID: ryLEAuxc

神風下さい

15: SS好きの名無しさん 2016-11-04 15:40:20 ID: jYhX6aNu

まじ最高

16: SS好きの名無しさん 2016-11-04 20:09:57 ID: EoOGt8no

羽黒見てみたいです。

17: SS好きの名無しさん 2016-11-06 21:49:56 ID: DaKYAV0v

ったくこのクソ提督は...(いいぞもっとやれ!)

18: SS好きの名無しさん 2016-11-08 00:40:37 ID: IL77sUKg

なんかこうゾクゾクするな

19: SS好きの名無しさん 2016-11-08 07:46:35 ID: pmqjOGQS

病んだ弥生可愛すぎだろ(ゲス顔)

20: SS好きの名無しさん 2016-11-29 09:07:23 ID: XVVfc2AG

これは別人の提督がそれぞれを病ましているんだろうか、ヤンデレに四六時中監視されて他の娘を落とす暇なんてないと思う。
それとも物凄く口達者で、遠征やら出現やらでどうにかこうにか時間を見つけてカメラや盗聴機を洗いだし匂いやゴミを処理したうえで、他の娘を落としにかかるスーパー提督なんだろうか。
そんなスーパー提督なら後ろから包丁を突き立てられても、銃で撃たれても、難なく避けて、抱き付き「いけない娘だ」って耳元で囁いた後にゃんにゃんして関係を修復しそう。

そして自分の母ちゃんと同じ娘を量産していくんですねわかります。

21: masann 2016-12-28 21:14:28 ID: OHtGBCs8

うわぁ

22: SS好きの名無しさん 2017-01-02 18:16:24 ID: Ect7HjTS

病んでいるサラトガがみたいのでお願いします!

23: SS好きの名無しさん 2017-01-02 18:38:27 ID: T0gPVfJM

何と言うか……悲しい人だな、この提督は。何がって言われれば、見た限りでは自分を裏切る事なく認めて欲しいという欲求を満たす手段として艦娘を病ませてるのに、すでに病ませる事が目的になる、つまり“手段と目的の入れ替わり"が発生して歯止めが効かなくなってきてる感じがするからと言っておこう。 どう結末をつけるか、楽しみに待ってます!

24: SS好きの名無しさん 2017-01-02 23:29:09 ID: X-hGHf5d

提督も手に負えんな

25: yazora 2017-01-03 05:53:19 ID: JS2V7Wnv

1≫提督のいいところですよ・・・(白目)

26: yazora 2017-01-03 05:53:54 ID: JS2V7Wnv

2≫それはフリですか!?フリなんですよね!?書いていいんですか!?

27: yazora 2017-01-03 05:54:26 ID: JS2V7Wnv

3≫今まさにその最中ですよね(笑)

28: yazora 2017-01-03 05:55:01 ID: JS2V7Wnv

4≫正論ごもっともですね

29: yazora 2017-01-03 05:55:39 ID: JS2V7Wnv

5≫次こそは純愛を・・・(ヤンデレ以外書けねぇよぉ!)

30: yazora 2017-01-03 05:56:15 ID: JS2V7Wnv

6≫これ以上増やしたら皆さんの所にも・・・

31: yazora 2017-01-03 05:56:55 ID: JS2V7Wnv

7≫自分から天国に行ってるんですよ(笑顔)

32: yazora 2017-01-03 05:57:27 ID: JS2V7Wnv

8≫そんなに褒めるな照れちまいます(笑)

33: yazora 2017-01-03 05:58:07 ID: JS2V7Wnv

9≫いざ行かん、ヤンデレ道!いつか極めたいです!

34: yazora 2017-01-03 05:58:37 ID: JS2V7Wnv

10≫出ちゃいましたね

35: yazora 2017-01-03 05:59:09 ID: JS2V7Wnv

11≫ありがとうございます!

36: yazora 2017-01-03 05:59:39 ID: JS2V7Wnv

12≫ヤンデレが増えるのはいいことだ!

37: yazora 2017-01-03 06:00:10 ID: JS2V7Wnv

13≫書いてみましたがどうでしょう・・・(ビクビク)

38: yazora 2017-01-03 06:00:41 ID: JS2V7Wnv

14≫頑張ってみます!

39: yazora 2017-01-03 06:01:22 ID: JS2V7Wnv

15≫それはヤンデレを愛でる心があるからですよ!

40: yazora 2017-01-03 06:01:52 ID: JS2V7Wnv

16≫頑張ってみます!

41: yazora 2017-01-03 06:02:28 ID: JS2V7Wnv

17≫提督「くそはくそでもクソ提督ですから!」フンス

42: yazora 2017-01-03 06:02:58 ID: JS2V7Wnv

18≫その感覚わかります(笑)

43: yazora 2017-01-03 06:03:35 ID: JS2V7Wnv

19≫げへへですよね(ゲスガオ)

44: yazora 2017-01-03 06:04:44 ID: JS2V7Wnv

20≫ネタバレになるので今は何とも言えませんね・・・まぁ母ちゃん量産機っていうのは間違いないですが(笑)

45: yazora 2017-01-03 06:05:14 ID: JS2V7Wnv

21≫うひょおの間違いでは?

46: yazora 2017-01-03 06:06:53 ID: JS2V7Wnv

22≫外国艦・・・頑張ってみます!

47: yazora 2017-01-03 06:08:50 ID: JS2V7Wnv

23≫おぉ・・・そこまで深く作品にたいして考察を書いてくださるとは、確かに提督は自分に依存させるつもりがヤンデレ量産に傾きかけてますね・・・

48: yazora 2017-01-03 06:09:21 ID: JS2V7Wnv

24≫まったくもってその通りですね(笑)

49: SS好きの名無しさん 2017-01-05 00:29:35 ID: 3uL1MNbJ

早く続き書いてくださいお願いします

50: yazora 2017-01-05 00:51:59 ID: VHN84-Qz

49≫そうですね今ネタ整理中なのでしばしお待ちくださいw

51: SS好きの名無しさん 2017-01-18 11:56:52 ID: zeKvdVqR

やった!おしっ娘キター(^q^)アウアウ

52: yazora 2017-01-18 13:41:08 ID: yDOaNCnB

52≫これからが本番ですぜ?( ̄▽ ̄)

53: SS好きの名無しさん 2017-01-27 20:59:10 ID: db5R9AXt

良いね、ヤンデレ良いねぇ〜。

54: yazora 2017-01-27 23:10:37 ID: HJBmttdx

54 ≫ですよね!ヤンデレいいですよね!

55: SS好きの名無しさん 2017-02-09 23:59:28 ID: kbcWLSeZ

いいものですな…
神通さんのとかも見てみたいと思ったり(ボソッ

56: yazora 2017-02-10 13:35:18 ID: KLC06tKY

55≫神通さん了解です!・・・ヤンデレ彼女ほしい・・・

57: SS好きの名無しさん 2017-02-18 13:23:34 ID: ZbzB4Gip

山風だと、どうなるのだろうか?

58: yazora 2017-02-20 15:02:02 ID: wPjyTma8

57≫それはリクエストというやつですかね・・・?(期待のまなざし)

59: SS好きの名無しさん 2017-02-28 17:40:33 ID: EnkKdGN5

やばいっすね最高ですね...面白いです!
プリンツオイゲンちゃんをリクエストさせて頂きます!

60: SS好きの名無しさん 2017-03-03 07:51:19 ID: 6lyc7nRN

なるほど。。。

意味がわかると怖い話みたいでこれは面白い

61: SS好きの名無しさん 2017-03-04 01:36:41 ID: Wd0NCqKn

曙は...あれ、これ言って良いのかな?
自分で考えたい人は見ない出ね。





曙は何処から来たの?今何処に居るの?

62: SS好きの名無しさん 2017-03-04 07:46:06 ID: dVgf-irB

山城出てほしいな~

63: yazora 2017-03-04 18:48:00 ID: sv0iu6vE

59≫プリンさん了解です!

64: yazora 2017-03-04 18:49:36 ID: sv0iu6vE

60≫そうですか?ならよかったです!

65: yazora 2017-03-04 18:50:28 ID: sv0iu6vE

61≫やっぱり簡単すぎましたかねwお見事です!

66: yazora 2017-03-04 18:50:59 ID: sv0iu6vE

62≫それはリクエストってやつです(ry

67: SS好きの名無しさん 2017-03-07 17:24:09 ID: MKlwJ2RM

金剛さん出してくれないかなぁ~壁|ω・`)

68: SS好きの名無しさん 2017-03-08 03:15:38 ID: LFl2mUdb

ヤンデレってぇ…いいですよねぇ(ねっとり) 白露型ってヤンデレにされやすい(偏見)けど、その長女はどんな感じなのでしょうね?

69: SS好きの名無しさん 2017-03-08 13:22:08 ID: CZxzUAXt

これは良いSS。海外艦希望します!

70: SS好きの名無しさん 2017-03-08 14:34:46 ID: W1lWVnA1

榛名か川内のが見たい!

71: yazora 2017-03-09 23:27:18 ID: oNZEH2d1

67≫それはつまりっ!?そういうこと(リクエスト)なんですねっ!?

72: yazora 2017-03-09 23:29:40 ID: oNZEH2d1

68≫(*´Д`)ハァハァ・・・ヤンデレたまらんずぃ・・・それはあなた・・・白露ちゃんを書いてくれと、そういうことですね?(`・ω・´)

73: yazora 2017-03-09 23:30:43 ID: oNZEH2d1

69≫やっとまともにリクエストをいただけた!みなさんからかいスギィッ!
まぁ書きますけどね(`・ω・´)

74: yazora 2017-03-09 23:32:26 ID: oNZEH2d1

70≫はいっ!yazoraは大丈夫です!書かせていただきますよぉ!

75: SS好きの名無しさん 2017-03-14 20:56:51 ID: IYhIU3sr

ヤンデレって良いですね〜最高ですね〜
大鳳お願いします!

76: SS好きの名無しさん 2017-03-22 00:55:46 ID: 2sQJ-HL2

なんだこの作品は......今までヤンデレはただ怖いだけの認識だったのに、この作品でヤンデレをもっと量産して欲しいと思ってしまった...
ヤンデレはいいぞ。(今までの自分に手の平返し)
他の方の要望にもあるけど、作者さんが書けたら、山風か白露のが見たいな(チラッ)

77: yazora 2017-03-22 01:49:28 ID: IyyJICrP

75≫あぁ~^^大鳳頑張るズイ~^^

78: yazora 2017-03-22 01:51:16 ID: IyyJICrP

76≫ヤンデレ=包丁グサッ!っていう考えはあまり好きじゃあないんですよ。まぁ簡単に言うとこうなってるのは僕の趣味ですwヤンデレの良さを理解していただけたらと思います!山風と白露りょうかいです!

79: SS好きの名無しさん 2017-03-23 01:56:20 ID: -0bDlTWp

なんてすばらしいSSなんだ…
私の睡眠時間を返せ(´;ω;`)

ヤンデレ最高ぉぉぉぉぉ!!

80: yazora 2017-03-23 23:01:50 ID: QIcawmBv

79>>素晴らしいとはこりゃまた過ぎた評価を(´ω`)私もネタを考えるので夜も眠れません!ヤンデレ最高ぉぉぉぉ!

81: SS好きの名無しさん 2017-03-24 18:53:44 ID: QhUF09H5

yazoraさんゆっくりで良いので頑張ってください。寝不足で体調を壊さないでくださいね。 羽黒のヤンデレ楽しみにしてます。

82: yazora 2017-03-24 20:43:15 ID: fPAanxvc

81≫ありがとうございます!何とか更新ペース上げたいですね(笑)寝不足に気を付けます!

83: SS好きの名無しさん 2017-03-30 15:21:26 ID: hz6Jqv6B

羽黒がダメ男製造機か。アリだな。
続き楽しみにしてます。ヤンデレは最高だぜ!!!!!!!!

84: yazora 2017-03-30 22:15:49 ID: JGROAlgo

83≫ありがとうございます!ヤンデレは至高!常識となりつつありますね!いい傾向です!

85: SS好きの名無しさん 2017-04-05 01:25:59 ID: bORlLY9P

なんだただの神か野分(嫁)かいてくれ下さい

86: yazora 2017-04-05 03:12:59 ID: fzgt-NPs

85≫おぉ!いいですねのわっち!任せやがってください!

87: SS好きの名無しさん 2017-04-06 01:01:51 ID: 40QLTuJ7

修羅場が見たい・・・いや、止めておこう。提督、監禁or死亡でこのシリーズが終わりそう。提督もすごいな。ヤンデレに見つからず他の娘もヤンデレにするから。ヤンデレの情報網を掻い潜るとはさすがだなぁ~。

88: yazora 2017-04-06 05:23:06 ID: lN9jkYHf

87≫修羅場はこの先・・・いえ、なんでも。ここの提督はとある方法で情報網を搔い潜っています。すでにヒントは出ていますが、答えは今後の展開で!

89: マザーレギオン 2017-04-06 13:30:59 ID: wAgPVMTG

夕立をお願いします!

90: yazora 2017-04-06 13:55:17 ID: lN9jkYHf

89≫了解しましたっぽい!

91: SS好きの名無しさん 2017-04-06 22:39:29 ID: kAp5h0Yt

この提督がろーちゃんに手をかけたらヤンデレ化するのだろうか?

というわけでろーちゃんリクエストします。

92: SS好きの名無しさん 2017-04-07 00:39:29 ID: Th_PHDmS

廊下の向こう側が見えないくらいの薬の山+曙に声をかけられて驚く=
つまりこれは曙は背後か頭上(?)にいるという解釈で良いのかな?

93: yazora 2017-04-07 01:41:56 ID: ibqFQHgo

91≫提督なら余裕でしょう(震え声)ろーちゃん了解です!

94: yazora 2017-04-07 01:43:10 ID: ibqFQHgo

92≫大体あってます!これはDBじゃないので背後で大丈夫ですよ。お見事です!

95: SS好きの名無しさん 2017-04-07 03:43:52 ID: YDlwnnNp

たまげたなぁ...ホモはどこのコメント欄にも出てくるのか...(恐怖)

96: yazora 2017-04-07 06:06:35 ID: ibqFQHgo

95≫あぁ~^いいっすねぇ~^

97: SS好きの名無しさん 2017-04-07 18:30:53 ID: YDlwnnNp

全人類は淫夢厨だった...?

98: yazora 2017-04-08 03:29:08 ID: h-zBclGl

97≫それはない(真顔)

99: SS好きの名無しさん 2017-04-08 22:09:19 ID: sBCH9RDs

あ^~だゾ。間違えは良くないゾ(憤怒

100: yazora 2017-04-08 22:12:36 ID: h-zBclGl

99≫あ、なんかすみません(困惑)

101: SS好きの名無しさん 2017-04-08 23:53:13 ID: chwb4ovk

更新しないんですか?(語録無視)

102: SS好きの名無しさん 2017-04-08 23:55:28 ID: chwb4ovk

あの~もしかして、艦これの世界にスバルを入れたss書いてた人ですか?

103: yazora 2017-04-09 02:18:40 ID: NGCWcpe5

101≫新たな風ありがとうございます!更新しましょうかねw

104: yazora 2017-04-09 02:19:25 ID: NGCWcpe5

102≫その通りです、作品自体は設定崩壊したので削除しましたがね(苦笑い)

105: SS好きの名無しさん 2017-04-09 16:32:05 ID: j6o2fSBp

ヤンデレの情報網を掻い潜るのに、神風の最後辺りの
(また新しい部屋探さないとな。そろそろ隠し通すのも限界だ。)
この「新しい部屋」は関係あるのか?
そんな事より「ヤンデレは至高or最高!」←これはここの常識である。

106: yazora 2017-04-09 20:28:51 ID: NGCWcpe5

105≫鋭いですねぇ(・∀・)そうです、ここはヤンデレ好きの強者が集まる場所です(笑)ヤンデレ好きすぎて結局自分で書いちゃいましたもん、私。

107: SS好きの名無しさん 2017-04-12 01:10:20 ID: 1w3hy3p0

あんまり長々とやると「好感度を上げるだけ上げ...」みたいにつまんなくなるから終わり形をしっかりと考えてほしい。
偉そうなことを長々と、すみません..

108: yazora 2017-04-16 23:32:54 ID: 9xSQNRB1

107≫貴重なご意見ありがとうございます。つまらなかったことに関しては謝罪させていただきます。それでも目を通していただけたのはうれしい限りです。参考にさせていただきますね。

109: SS好きの名無しさん 2017-04-17 21:38:35 ID: pxCW7DIQ

ごめんなさい。

110: yazora 2017-04-17 23:53:50 ID: RQ1iiju_

109≫えっ?えっと・・・どうかなされたのですか?

111: SS好きの名無しさん 2017-06-09 16:51:46 ID: xDYzGGYz

狂っていやがる!!

112: yazora 2017-06-11 10:11:31 ID: q_y0rEAQ

111≫だがそれがいいと思いませんか?(・∀・)ニヤニヤ

113: SS好きの名無しさん 2017-06-11 15:05:32 ID: 2AYhLiH5

響のヤンデレストーリーが読みたいボソッ

114: yazora 2017-06-11 20:13:31 ID: q_y0rEAQ

113≫はいはい~!ばっちりきこえてますよぉ~^^少々おまちくださぁい。

115: SS好きの名無しさん 2017-06-13 20:18:05 ID: cBGoBkmh

背後にいる設定なら薬の「山」って言葉使っちゃまずいだろ。
山の向こう側から現れた可能性も出てくるんだし。

116: yazora 2017-06-14 02:43:38 ID: HWayWqEs

115≫そうですね・・・僕的には向こう側が見えないくらい=密集というイメージで書いていたので・・・やはりそこも頑張らないといけませんね。
コメントありがとうございました!

117: 夜鷹★ 2017-06-14 17:51:17 ID: umn6v3ql

大井「言っておくけど。北上さんには近付かないで。魚雷撃ち込むわよ」

大井さん。お願いしまぁぁす!

118: SS好きの名無しさん 2017-07-03 02:50:39 ID: U40BEvjS

こりゃあいい...クセになりそうだ

119: SS好きの名無しさん 2017-07-14 23:40:39 ID: 98H-bsBh

なんだこのヤンデレマスターは...たまげたなぁ…。
しかし、これでいいのだ!(唐突)
(ヤンデレ好きに)なっちゃったぁ!
金剛ちゃん書いてください!オナシャス!(見落としている可能性大です)

120: SS好きの名無しさん 2017-08-08 03:42:42 ID: ys7gqaW0

最高ですねぇ

121: SS好きの名無しさん 2017-08-23 23:25:54 ID: hPYpwMhr

も~睡眠時間削らせないでくださいよ~(誉め言葉)
日向もこの提督しか目に入らなくなるのかなあ~…(チラッチラッ)

122: ホタル 2017-09-07 02:43:14 ID: 967HNERc

執筆おそーい!

123: SS好きの名無しさん 2017-10-29 00:43:00 ID: LavVBC9w

やはりヤンデレは最高。この歪んだ感じがゾクゾクする。

続編期待です。

他の提督の艦娘を病ませてそれが大きな
事件につながる的な物とかどうですか?

124: SS好きの名無しさん 2017-12-02 20:37:01 ID: Bdy1ZAXC

時雨(ヤンデレ)を出して欲しい

125: SS好きの名無しさん 2017-12-02 20:38:28 ID: Bdy1ZAXC

時雨(ヤンデレ)を出して欲しい

126: SS好きの名無しさん 2017-12-20 22:46:53 ID: 4Bl9_gC2

叢雲のヤンデレを書いてもいいんだぜ?(|д゚)チラッ

127: SS好きの名無しさん 2017-12-20 22:47:50 ID: 4Bl9_gC2

叢雲のヤンデレを書いてもいいんだぜ?(|д゚)チラッ
すんません、オナシャス_(._.)_

128: SS好きの名無しさん 2018-01-06 03:19:35 ID: OgsNCS2f

ヤンデレをペットにしたらどうなるのかな やってくれる人居ないかなー

129: SS好きの名無しさん 2018-02-06 08:02:40 ID: re-ECaV4

ある意味、提督お前が一番のヤンデレだ!

130: SS好きの名無しさん 2018-03-17 20:20:17 ID: pYr2IBYU

どやらひっさしぶりなきがする

131: SS好きの名無しさん 2018-03-24 21:51:40 ID: dYwb85-z

最高です!
これからも頑張ってください!!

132: SS好きの名無しさん 2018-04-04 21:42:58 ID: c-5t1GWl

自然と周りをヤンデレにするタイプかと思ったら自分からヤンデレになるようにするタイプなのね。つまんね

133: イカフライ 2018-04-23 23:31:51 ID: YrfR8baQ

なんなんこれ( ゚σω゚)



いいぞもっとやれ!(本音)

134: SS好きの名無しさん 2018-06-27 21:40:23 ID: LWnn1AJ_

更新楽しみです

135: SS好きの名無しさん 2018-07-09 17:39:20 ID: _fHeH88j

更新待ってます!!

136: 艦これ大好き 2018-07-17 01:41:09 ID: 1xYsUnJV

夕立、時雨、愛宕、金剛、大和、長門、武蔵のヤンデレお願いします(ノシ´・ω・)ノシ バンバン

137: DELTA ONE 2018-09-01 13:47:59 ID: DVG7ONmj

この電最高!

138: yazora 2018-09-02 19:38:09 ID: 8Mn-OPv1

ままま待ってください!期待していただけるのはありがたいのですがせめて艦娘は一人にしてくださいお願いします(土下座)

139: SS好きの名無しさん 2018-09-03 23:44:58 ID: jd78PFTT

なんだこれはたまげたなあ(興奮)
名取の病みっぷりが見てみたい

140: SS好きの名無しさん 2018-09-12 01:42:42 ID: M3FRXcPz

うんクソ面白い何の関係もないけどイキスギィ!あとはやりますねぇ!!!!

141: SS好きの名無しさん 2018-12-30 09:40:21 ID: S:TYjFmL

ああ^〜いいっすね^〜
いいぞもっとやれ!

142: オンドゥル 2019-01-26 16:01:59 ID: S:b7xkHM

続編出すんだよあくしろや

143: ARみかん 2019-02-08 01:14:04 ID: S:dUlL6W

凄い…
このssでヤンデレ好きになった人が沢山いる…








素晴らしい

144: SS好きの名無しさん 2019-03-16 23:49:45 ID: S:3ZBMYi

これはもしや・・・・
頑張ってください!応援してます!
だから更新お願いします!

145: SS好きの名無しさん 2019-07-05 04:53:22 ID: S:hdwfo7

ヤンデレ いいね〜 しびれるね〜

北上さんを描いてくれると嬉しいです

146: SS好きの名無しさん 2019-08-25 00:18:51 ID: S:N6rLgE

漣サーンのヤンデレがc(`Д´と⌒c)つ彡ミタイミタイ-!

147: SS好きの名無しさん 2020-03-18 03:33:39 ID: S:IDeR7O

ヤンデレ?何それ?美味しいの?(洗脳済み)



夜戦さん(川内)と鬼の二水戦(神通)とぬいぬい(不知火)とむらむら(叢雲)が見たいんじゃ~

148: SS好きの名無しさん 2020-05-03 10:18:40 ID: S:SCTyiS

イイぞ〜コレ

149: SS好きの名無しさん 2021-03-28 05:37:58 ID: S:gDZ9YT

いや…凄いss…
けど、まさかこれで完結…なのかな?

150: SS好きの名無しさん 2021-09-05 00:51:09 ID: S:S-uEek

曙のやついくら何でも怖すぎるよ....提督死んだな…


このSSへのオススメ

18件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2016-11-05 23:56:39 ID: z-NerPbY

非常に良い

2: SS好きの名無しさん 2017-01-27 21:01:42 ID: db5R9AXt

ヤンデレとは絶対である。

3: SS好きの名無しさん 2017-03-08 13:22:24 ID: CZxzUAXt

ヤンデレっていいですよね

4: SS好きの名無しさん 2017-03-10 19:32:41 ID: vNc133p-

ヤンデレ好きにはたまらない。

5: SS好きの名無しさん 2017-03-20 12:14:32 ID: nSQ-Gu0G

最高だなぁほんとに最高すぎる. . .アハ、アハハハハハハハ

6: SS好きの名無しさん 2017-03-29 20:46:16 ID: 6Z27cDsc

ヤンデレ最高

7: SS好きの名無しさん 2017-07-14 23:42:48 ID: 98H-bsBh

あぁ^~たまらねぇぜ!
ヤンデレ好きにはもってこいの作品ですねクォレハ...。

8: SS好きの名無しさん 2017-08-27 16:20:51 ID: sfxg4YBA

ヤンデレの扱い方を熟知している……こういうのマジで大好物です!

9: SS好きの名無しさん 2017-10-29 00:45:09 ID: LavVBC9w

よくあるヤンデレ(扱い方を間違え、\(^o^)/な感じ)とは違ってまた面白い

10: SS好きの名無しさん 2017-12-02 20:38:13 ID: Bdy1ZAXC

ここは天国か????

11: SS好きの名無しさん 2018-06-02 09:01:56 ID: usmqPIJP

いいね、いいねぇ、、、最っ高だねぇぇええええ!!!これだからヤンデレは素晴らしいんだ!!
世にヤンデレのあらんことを。(色々変になる、、自分が)

12: SS好きの名無しさん 2018-06-20 15:06:40 ID: 2nbyJl7t

「無いなら作ればいい」か...いいセンスだ!

13: 艦これ大好き 2018-07-17 01:42:46 ID: 1xYsUnJV

ヤンデレは至高の存在です!さあ、これを読んでヤンデレの良さに気づきましょう!

14: SS好きの名無しさん 2018-08-24 08:36:28 ID: 6Nvo73Pu

いいぞぉ〜、これぇ〜

15: 真鱈 2019-01-06 09:03:47 ID: S:P7kk1P

更新を首を長くして待ってます!!!

16: ARみかん 2019-02-08 01:14:26 ID: S:u2FenO

素晴らしい

17: SS好きの名無しさん 2019-12-26 19:13:13 ID: S:eMT__9

続編待ってます!

18: SS好きの名無しさん 2024-03-17 02:33:36 ID: S:Mw4cI2

続編待ってます!


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