2015-03-26 15:55:04 更新

概要

ラブライブ!再放送&ジョジョ3部エジプト編放送記念のクロスssです。エジプト着くまでを書いていきます。


前書き

私!高坂穂乃果!音ノ木坂学院の卒業生!今私たちの母校はたくさんの生徒で盛り上がっています!でも私たちが二年生だった頃は廃校寸前…。それをどうにかしようとして立ち上がった数人の生徒たち!果たして廃校は防げるのか!その冒険の様子を語っていきます!
※ジョジョ3部(たまにうろジョジョ含む)×ラブライブ!(スクフェス含む)のクロスssです。話の都合上オリジナル要素、どちらの原作とも大きな乖離があります。苦手な方は閲覧注意です。
初ssです。とりあえずエジプト着くまで頑張ります。
「」はセリフ
()は心境
「()」は小声です。
スタンドが喋るシーンはスタンド名を名前に書きます。
6話でひとまとめとします。
スクフェスのキャラが登場します。どんなキャラか分からなければ調べていただけると嬉しいです。


第1話『A-RISEの呪縛』


高坂穂乃果「廃……校……?」


バァーン 廃校!その意味は!学校がなくなることッ!


穂乃果「なくなっちゃうの?学校が?いやだよー!」


園田海未「まだ言っているのですか穂乃果。もう二週間前から出ている掲示ですよ」


穂乃果「いやなものはいやだもん!海未ちゃんは廃校になってもいいの!?」


海未「私も嫌ですが学校が決めてしまったことなのですから私たちにはどうしようもないではありませんか」


穂乃果「海未ちゃんのケチ」


海未「なんでそうなるんですか!」


下校時


穂乃果(なんとか廃校をとめられないかなぁ?)トボトボ


海未(穂乃果落ち込んでしまってますね。あっ、あれは?)


A-RISE『きさま!見ているなッ!』

ワー!キャー!カリスマー!


海未(エジプトの人気スタンドアイドルA-RISEですね。やはりすごい人気ですね。)


穂乃果「これだッ!これだよ海未ちゃん!」


海未「突然なんなのですか?」


穂乃果「これで廃校を防げばいいんだよ!」


海未「だからどういうことですか?」


穂乃果「私たちでアイドルやるんだよ!アイドルで入学希望者を増やすんだよ!入学希望者が増えれば廃校も無くなるはずッ!」


海未「それはそうかもしれませんが私たちですか?私はやりませんよ」


穂乃果「そうと決まれば海未ちゃん!情報収集だよ!」タッタッタッタ


海未「穂乃果!ちょっと、私はやるとは言っていませんよ!」タッタッタッタ


ホノカハウス


穂乃果「へぇ~。スタンドバトルっていうのがあるのかぁ。これでA-RISEに勝てば一気に大人気だよ!よぉーし、エジプト旅行だぁー!」


穂乃果「そういえばさっきから後ろに人の気配があるけどなんだろう?廊下を雪穂が通っただけかな?まあいいや!寝よう。明日海未ちゃんにエジプト旅行の相談しなきゃだし」


ウミハウス


海未「穂乃果はあんなこと言ってましたが私は絶対やりませんよ」


海未「そういえば先ほどから腕に違和感があるのですが…。病気だったら嫌ですね。明日病院に行きましょう」


つぎのひ


穂乃果「うーみちゃーーーん!」


海未「朝から騒がしいですね」


穂乃果「エジプト旅行だよッ!」


海未「は?」


穂乃果「エジプトに行ってA-RISEを倒すんだよ!」


海未「まだアイドルの話をしてるんですか?私はやらないと言ったはずです」


穂乃果「海未ちゃん行こうよーエジプトー」


海未「….なんかエジプトに行きたいだけになってませんか?」


学校


バァーン『私たちと一緒にエジプトに行きませんか!?』妥当ッ!それは!ポスター!


穂乃果「昨日作ったんだぁ」


海未「やっぱりエジプトに行きたいだけじゃないですか」


海未「これで集まるとは思えませんが…」


ホウカゴ


海未「やっぱり人は来ないじゃないですか。こんなことやっぱり無r」ガチャ


???「ここかな?あ、エジプトのポスター貼ったのはあなた達やんな?」


穂乃果「見てよ海未ちゃん!やっぱりいるんだよ!」


海未「…驚きましたね。まさか本当に」


???「エジプトに行くっていうのはA-RISEを倒しに行くってことやろ?」


東條希「なら協力させてや。誰かがこんなことする気がしたんや。ウチは東條希。よろしく頼むわぁ」


穂乃果「私は高坂穂乃果」


海未「園田海未です」


穂乃果「よろしくお願いします!東條さん!」


希「希でええよ。ところでお二人さんは最近体の周りで違和感みたいなもんはない?」


ほのうみ「えっ!?」


希「図星みたいやな。エジプトといいスタンドといいやっぱり運命なんやな」


穂乃果「どういうことですか?」


希「これは決められた運命ってことや。穂乃果ちゃん達がエジプトでA-RISEと戦いに行くのは決められていたんや!」


希「うちタロット占いが得意なんよ。それで出てきたことや。穂乃果ちゃん達の違和感はスタンドの発現や」


海未「私たちにもA-RISEのようにスタンドが扱えるのですか?」


希「そうなるな。もっとも、名前もついてないから本人はうまく分かってないみたいやけどな」


希「一つ、ウチがタロットを使って名前を決めてみようやん。穂乃果ちゃん一枚引いて」タロットサシダス


穂乃果「うん」スッ


穂乃果「スター?のカードだよ」


希「そうか。スターの暗示かぁ。じゃあスタンド名は…星の白金(スタープラチナ)なんてどうや」


穂乃果「すごい!なんか強そう!」


希「海未ちゃんも引いてみて」


海未「はい」スッ


海未「ハーミット。隠者ですね」


希「そしたらその色も考えて隠者の紫(ハーミットパープル)なんてどうや?」


海未「紫のイバラみたいなものが腕に見えます。これがスタンド…。ッ!?穂乃果!あなたの後ろ…」


穂乃果「え?あぁ、この子がスタープラチナだよ。昨日から後ろに人がいる気配があったと思ったらこの子だったんだねぇ」


海未「…飲み込みが早いですね」


希「ちなみにウチのスタンドは魔術師の暗示、魔術師の赤(マジシャンズレッド)や。よろしく頼むわぁ」ケァー


穂乃果「うわぁ私たちのよりハッキリと見えてるよ」


希「年季がちがうやん?じゃあ明日エジプトへの計画を立てよう」


穂乃果「はいっ!」


希「さっきからたまに敬語になるけどタメでいいからね~。それじゃ!」タッタッタッ


海未「なんかあっという間に色々ありすぎて疲れました」


穂乃果「そういえば海未ちゃん一緒にエジプト行ってくれるの?」


海未「穂乃果一人では心配でしたから始めから行く予定でしたよ。今となっては心強い味方もいますが」


穂乃果「やったー!頑張ろうね海未ちゃん!」


海未「ええ。こちらこそお願いしますね」


海未「ですが一つ聞いていいですか?」


穂乃果「なに?」


海未「私たちにスタンドが発現してなかったらどうやって戦うつもりだったんですか?」


穂乃果「それは…行ってから考えるつもりだった!」


海未「…やれやれですね」


To be continued…


第2話『法皇』


高校前階段


穂乃果「今日はエジプト旅行計画を立てるのかぁ。楽しみだなぁ。ピラミッド見てースフィンクス見てーそれかr」ツルッ


穂乃果「うわぁぁぁぁ!」スタプラシュッ


穂乃果(とっさにスタープラチナで手すりを掴んだから捻っただけで済んだけど確実に足をすくわれたような…嫌な予感がするよ!)


???(意外と使いこなしてますね。これは危険です。今日仕留めましょう。)


アシヲスクワレホケンシツ


保険員「穂乃果ちゃんまた転んだの?危なっかしいわね」


穂乃果「あはは、ごめんなさい」


穂乃果「先生?注射はいらないでしょ?なんでそんなの持ってるの?」


保険員?「ナニイッデルノ穂乃果ヂャンヂュヴジャギナンデモッデナイデジョ」


穂乃果「先生なんかおかしいよ!」


穂乃果(ん?口の中に何か…これが原因かな)スタプラスッ スルスル


穂乃果「なにこれ?」


⁇?「予想以上に正確で細かい動きができるみたいですね」


穂乃果「誰ッ!?」


小泉花陽「私の名前は小泉花陽。そして私のスタンドは法皇の暗示、法皇の稲(ハイエロファントライス)。入り込んで他人を操ったりできるんです。A-RISE様に敵対する人は許しません!」


穂乃果「なんで!?エジプトに行くのもうばれてるの!?」


穂乃果「よくわからないけど戦うしかないようだねッ!」スタプラスッ


花陽「大きくてパワーもありそうですね。でもそのようなスタンドは私の前ではカモでしかないんですよ!」


花陽「食らえッ!ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュシュ


穂乃果「!?何本もの稲から米粒を飛ばしてきている!?」ズドドドド


花陽「まともに食らいましたね。次で最後です。とどめくらえッ!」スッ


穂乃果「ちょっと待ちなよ。君は米を飛ばして攻撃してくる。確かに強いよ。でもね…」


穂乃果「ごはんよりもッ!パンの方がッ!強いんだよッ!」


穂乃果「ふるえるぞ小麦!燃え尽きるほど小麦!刻むよ小麦粉のビート!」スタプラァーーー


穂乃果「小麦粉連撃(フラワーラッシュ)!」オラオラオラオラオラ


花陽「っうわぁーっ!そんな!お米が負けるわけ…」バサッ


穂乃果「この子は連れて行こう。エジプト旅行のヒントになるかも」


放課後


穂乃果「…ってことがあったんだよ!」


海未「穂乃果が無事でなによりです。ですが…」


希「そうやね。学校にまできているってことは早いとこエジプト向かわなあかんね。よっしゃ!明日にでも出発や!」


希「その前にこの子の襲撃の原因を考えないといかんよ。まあ、分かってるんやけど」


穂乃果「え?A-RISEが送ってきた部下じゃないの?」


希「この子はまだどちらともいえんな。これを見てみ」ニクノメウヂュルウヂュル


海未「なっ、なんなんですかこれは!?」


希「これはA-RISEの曲が具現化したものの一部、『肉の芽』や。これをつけられたらA-RISEへの忠誠心が心を支配するんよ」


海未「そんな!酷すぎます!」


希「だからA-RISEを倒すんや!」


希「でもまあどの道肉の芽は取れないんよ。取るときに脳を傷つけるからね。残念だけど…」


穂乃果「待って!」


海未「穂乃果。どうしたんですか?」


穂乃果「私のスタープラチナなら取れるかもしれない。細かく正確な動きができるこのスタンドならッ!」


希「ダメや!穂乃果ちゃんが寄生されてしまうで!危険や!」


穂乃果「やってみないとわかんないよ!」


希「でも…」


海未「希。穂乃果を信じてみましょう。私は穂乃果と長い間過ごしてきたから知っています」


海未「穂乃果が見せてくれる奇跡をッ!」


希「そうなんか。よし!頼むで穂乃果ちゃん!」


穂乃果「ぃよぉーっし!」スタプラスッ


穂乃果「ッ!?」


希「肉の芽が穂乃果ちゃんに移ろうとしてるんや!穂乃果ちゃん早く!」


穂乃果「てぃっ!!」ニクノメシュルシュル

ニクノメシュワー


希「すごいやん!肉の芽は宿主がいないと消えてしまうんよ。成功や!」


穂乃果「よかったぁ」


花陽「…うーん?」


海未「あ、起きましたよ」


花陽「ここは?」


穂乃果「教室だよ。気分はどう?」


花陽「なんかスッキリした気分です」


希「それはよかった」


花陽「あのっ!エジプトに行くんですよね。私もご一緒していいですか?」


穂乃果「おおー!大歓迎だよ!私は高坂穂乃果、よろしく!」


花陽「高坂さん、園田さん、東條さん。みなさんの名前は知ってますよ。A-RISEに覚えさせられたので」


花陽「私の体をこんな風に使われてしまったのは許せません。まして人を傷つけるなんて。必ず彼女たちを改心させます!」


海未「どうやら私たちよりも意欲的なようですね」フフッ


希「そうみたいやね」フフッ


穂乃果「まったく、やれやれだよ」フフッ


To be continued…


第3話『塔』


エジプト行き飛行機内


穂乃果「飛行機だよ!海未ちゃん!テンション上がるよねぇ!」


海未「いい加減静かにしてください。そのセリフ14回目ですよ」


希「穂乃果ちゃん楽しそうやね」


花陽「おもしろい人なんですね」フフッ


穂乃果「…zzz」


海未「もう寝てるし。本当に自由ですね。まるで猫みたいです」


海未「それにしてもエジプト旅行のためによく休学届けが受理されましたね」


希「それはウチが一工夫しておいたんや」


花陽「大丈夫なんですかそれ?」


機内夜


シュシュシュシュ


海未「…なにやら先ほどから私たちの周りに飛んでますね。嫌な予感がします」


海未「穂乃果。起きてください」ユサユサ


穂乃果「なにぃ?ごはん?」


海未「何寝ぼけてるんですか!スタンドが近くにいるかもしれません」


希「ウチも感じたよ」


花陽「私もです…。…ッ!穂乃果ちゃん!横に何かいます!」


テーレーレテーレー♪ STAND PROUD


花陽「あれは…猫ですか?」


希「聞いたことある。小さい猫を使うスタンド。塔を暗示してる猫の塔(タワーオブキャット)。素早い動きで様々なちょっかいを出すスタンドや。厄介やで」


塔「よく知ってるにゃ!まあ、知ってるからってこの動きにはついてこれないよね!」シュシュシュ


海未「早いッ!」


穂乃果「でも私のスタプラなら」スタプラスッ


花陽「ちょっと待って。スタープラチナを使ったらその攻撃で飛行機に傷をつけるかもしれないよ」


花陽「ここは静のスタンドである法皇の稲がふさわしいよ!」


塔「そんなスタンドで追いつけると思っているの?」シュシュシュ


花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュ


塔「数打ちゃ当たる作戦は通用しないよ!」シュシュシュ


花陽「ライシカルスプラッシュ!」シュシュシュ


塔「効かないっていってるにゃ!」シュシュシュ


穂乃果「速すぎる!」


花陽「はぁはぁはぁ…」


猫「どうしたの?もう終わり?大したことないにゃ」


花陽「…フッ」


猫「!?何を笑っているにゃ!」


花陽「動きは確かに速いけど、それだけなようだね!」スッスッスッスッ ガシッ


塔「にゃ!?」


花陽「法皇の稲は稲の苗を伸ばすことができるんだ。ライシカルスプラッシュは伸ばした苗の範囲内に追い込むためのダミー!」


花陽「苗は既に伸びていたんだよ。囲まれていことに気がつかなかったかな?」


塔「にゃんですとー!?」


花陽「ここからスタンドの本体を割り出します!」ワシワシワシ


???「あはははは!くすぐったいにゃ!」


花陽「どうやら見つかったみたいですね。肉の芽がないか確認してみましょう」スッ バァーン ニクノメ


希「やっぱりあったかぁ」


穂乃果「私に任せて!」スタプラスッ

ニクノメシュルシュル


海未「何度見ても慣れませんね…」


花陽「私もこんなんになってたんだぁ…」


穂乃果「よしとれた!」


???「…ん?ここは?」


希「飛行機の中だよ。あなたの名前は?」


星空凛「星空凛にゃ!」


凛「?飛行機の中って言ったかにゃ?」


希「そうやけど」


凛「ヤバいにゃ!A-RISEに命令されてコックピットぶっ壊してしまったにゃ!」


花陽「ヒコウキツイラクシチャウノォ!?」


海未「…コックピットに行きましょう」


穂乃果「海未ちゃん?」


海未「この飛行機を不時着させます!不時着アタックです!」タッタッタッ


希「う、海未ちゃん?どうしたん?」


穂乃果「あぁ、海未ちゃんってピンチになるとこんな感じになるんだよ…ってちょっと待ってぇ!」


希「やれやれやね」


コックピット内


海未「さあ!行きますよ!」グッ


海未以外「うわぁぁぁぁ!」


ズドーン なんとか不時着成功

香港沖


穂乃果「海未ちゃんと飛行機にはもう乗らないよ…」


海未「えぇ!?そんなぁ」


のぞりんぱな(笑い)


凛「あの!一つお願いしてもいいかにゃ?」


穂乃果「私たちと一緒にエジプトに行きたいんでしょ?」


凛「え?なんでわかるの!?」


穂乃果「経験だよ、経験」


花陽「あはは」


凛「改めて星空凛です!よろしくお願いしますにゃ!」


凛以外「よろしく!」


To be continued…


第4話『戦車』


香港!百万ドルの夜景がすごい!(小並感)


穂乃果「香港かぁ。何か美味しいものはないかなぁ?」


希「確かにお腹は空いたなぁ」


花陽「でしたら!おすすめの品があります!」オカユー


穂乃果「おかゆが有名なの?」


花陽「名物ですよ!」


凛「かよちん物知りだにゃ!」


希「かよちん?」


凛「はなよって『花陽』って書くんでしょ?じゃあかよちんにゃ!」


花陽「あだ名ってなんかいいね!」


海未「みなさん。店の予約が取れましたよ」


穂乃果「え?予約?」


海未「ええ。香港には弓道の大会で何度か来たことがありまして。オススメのお店があるんです」


穂乃果「よし!じゃあお店に行こう!」


一同「おー!」


さぁー夢をー♪ それは僕たちの奇跡


中華料理店内


穂乃果「メニューがわからないよ…」


希「読めないなぁ」


海未「任せてください!」


花陽「なんか不安なのは私だけ?」


スミマセェーン


???「ちょっといいかしら」


海未「はい。なんですか?」


???「香港って初めて来たのだけれどメニューの漢字が難しくって。教えていただけませんか?」


海未「ええ!いいですとも!」


穂乃果「このテンションの海未ちゃんは…」


バァーン カエル カエル カエル

意外ッ!カエル祭り!


穂乃果「やっぱり…」


海未「まあ、どれも美味しいですよ!」


凛「ほんとだ!美味しい!」


希「スピリチュアルやね!」


???「あ、これは。凝ったことをしますね。星の形や猫の形の人参。どこかで見たことがありますねぇ」ドドドドドドド


希「!?この人!」ズバァーン


海未「スタンド使い!?」


希「マジシャンズレッド!」ケアー


???「ふんっ!」


穂乃果「炎が…」


りんぱな「剣の周りに!」バァー


希「火時計?」


???「そうよ。私の剣さばきの恐ろしさが分かったようね」


絢瀬絵里「私の名前は絢瀬絵里。かしこいかわいいエリーチカと覚えておきなさい!」


絵里「そして私のスタンドは戦車の暗示、氷青の戦車(アイスブルーチャリオッツ)!」


絵里「希、まずあなたからやられたいようね。あなたのスタンドは広い場所で真価を発揮する。そこで倒してプライドまでズタズタにしてやるわ!ついてきなさい」


ぱんさーばーむがーでん内


絵里「ここならいいでしょう。では戦いましょうか!」シュイーン


希「クロスファイヤーハリケーン!」ボボボボ


絵里「効かないって言ったでしょ!」ササササ


穂乃果「あれは!?」


海未「マジシャンズレッドそっくりの彫刻ですね…」


花陽「遊ばれてますね」


凛「負けちゃだめにゃー!」


希(それなら…)


絵里「あなたはこの後自らの炎に焼かれるわ」


希「クロスファイヤーハリケーン!」ボボボボ


絵里「これで終わりよ!チャリオッツ!」


絵里「はっ!?これは!私が作った彫刻?」


希「こんな手に引っかかるなんて自惚れが過ぎるんやない?」


希「今度こそ!クロスファイヤーハリケーン!」ボボボボ


絵里「うわぁぁぁぁ!」メラメラメラメラ


希「ウチに予言で戦おうなんて10年早いやん?」


穂乃果「やったよ希ちゃん!」


海未「素晴らしいです」


花陽「お見事です」


凛「希ちゃんすごいにゃー!」


希「さ、エジプトへの旅を急ごうやん」


ボシュッ!


穂乃果「なんの音?」


絵里「oh!ハラショー!ハラショーよ!」


凛「ピンピンしてるにゃ!」


絵里「さっきはチャリオッツの鎧に当たってしまったけど、それをパージして防いだわ」


絵里「そしてこれが真の力を発揮するアーマーテイクオフ!何人にも見えるでしょ?」サッサッサッ


花陽「そんな!スタンドは一人一体のはず!」


凛「次に言うセリフは『認められないわぁ』だにゃ!」


絵里「分身して見えるほど速いのよ!あなたたちの勝利なんて認められないわぁ。ハッ!?」


絵里「だからなによ!」


希「手の内を晒す、その騎士道精神に対してウチも手の内を明かそうやん」


絵里「へぇー?」


希「クロスファイヤーハリケーンはいくつにも分けて放つことができる。バリエーションは無限大なんよ」


絵里「それだけ?じゃあ余裕の楽勝のハラショーね。チャリオッツ!」サッサッサッ


希「クロスファイヤーハリケーン!」ボボボボ


絵里「それも残像よ!これで終わり!」シュー


絵里「!?なに!?」メラメラメラメラ


希「言ったやろ?バリエーションは無限大!」


希「さっきのクロスファイヤーハリケーン連発でトンネルを掘っておいたんや!」


希「クロスファイヤーハリケーンスピリチュアル!」ボボボボ


絵里「そんなぁぁぁぁ!」メラメラメラメラ


希「炎は辛いやろ?そこに水入れたバケツ置いといたから。水被って帰りな」


絵里「……」


希「!?敗北を受け入れてるんやな。騎士道精神あっぱれやん」パッチン


絵里「……」シュウゥゥゥ


海未「穂乃果!この人にも肉の芽が!」


穂乃果「任せて!」ニクノメシュルシュル


〜数分後〜


絵里「まだ助けてもらったお礼をしてないわ」


穂乃果「いや、だから別に気にしないでって」


絵里「そうなの…」シュン


穂乃果「うっ…」


海未「穂乃果、ありがたく受け取っておきましょう」


花陽「せっかくですからね」


凛「もらえるものはもらっておかないとね!」


希「だそうだよ?」


絵里「ありがとう!それと一つ聞きたいんだけど…」


穂乃果「エジプトに一緒に行きたいんでしょ?」


絵里「え、いやそうじゃないんだけれど」


海未「読みが外れましたね」フフッ


絵里「両腕とも右腕の女を知らないかしら?」


花陽「随分と奇妙な質問ですね」


希「どういうこと?」


絵里「そのままの意味よ。腕が両方右腕なの。そいつに妹が連れ去られてしまったの。助けてあげたくて」


希「あいにくやけどわからんなぁ」


絵里「でもA-RISEは知ってるみたいだった。この感情につけ入られて肉の芽を打ち込まれたのよ」


穂乃果「それなら一緒にエジプトに行く?A-RISEを倒しに行くんだからヒントがあるかもよ?」


絵里「!?ハラショー!それは思いつかなかったわ!」


海未「どうやらこの人」


凛「ちょっとポンコツみたいにゃ」


絵里「ポンコツ!?かしこいかわいいエリーチカって呼ばれてたのに…」


花陽「あはは…」


絵里「何はともあれ同行させてもらうわ!絢瀬絵里よ。よろしく」


絵里以外「よろしく!」


To be continued…


第5話『月』


希「空路は危ないから海路で行こう。ええ?」


希以外「オッケー!」


船の上


穂乃果「やっぱりパンの方が!」


花陽「いやいやお米ですよ!」


海未「…あなたたちまたやってるんですか?飽きないんですか?」


ほのぱな「これは譲れない戦いなんだよ!」


海未「…はいはい」


りんえり「…zzz」


希「凛ちゃんとえりちは寝てるし」


海未「なんか穏やかですね」


ガシャン!


海未「なんの音ですか!?」


希「船の前の方や!」タッタッタ


スイースイー


海未「船首がえぐれています!」


希「さっき海の中にちらっと見えた。あれはスタンドや!」


コツコツコツ


???「なんの騒ぎかな?」


海未「船長!」


希「この船にはこの前言った乗員しかいないんやろな?」


須田いるか船長「そうだよ?」


希「でもあれは絶対にスタンド攻撃や」


穂乃果「待って。スタンド使いは船長だよ」


穂乃果以外「え?」


海未「穂乃果!失礼ですよ!」


穂乃果「いいや。絶対にスタンド使いだよ。だってスタンド使いに共通する点を見つけたもん」


希「なんやて!?」


穂乃果「ズバリ!スタンド使いは『米』という言葉を聞くと鼻の血管が少し浮き出るんだよ!」


うみのぞぱないるか「え?」サッ


花陽「ワタシウキデッパナシダッタノォ!?」


海未「嘘ですよね穂乃果!?」


穂乃果「うん、嘘だよ。でもスタンド使いは分かったみたいだね」ニヤァ


いるか「ハッ!?騙したなぁー!?」


希「本物の船長はどこや?」


いるか「今頃香港で食べ歩きしてるよ」


穂乃果「……なんで?」


いるか「バレちゃあ仕方ないね」ヨッ


凛「…ん?」


いるか「この子を人質に海に飛び込むよ」


海未「うみは私ですが?」


いるか「…何言ってるの?まあいいや。そういうことだから」ヒュッ


凛「うわぁぁぁぁ!」


穂乃果「スタープラチナ!」スッ


いるか「速っ!?」グイッ


穂乃果「凛ちゃんは返してもらうよ!」ヨッ


いるか「そんなぁぁぁ!」ザポーン


凛「穂乃果ちゃんカッコいい!」


穂乃果「いやいやそれほどでもぉ」テレテレ


海未「とりあえずどうにか」


希「なったみたいやね」


海未「?穂乃果?なんでまだ身を乗り出しているのですか?」


穂乃果「いやなんかね?海に引き込まれてるんだよねぇ……」ザポーン


うみのぞりんぱな「穂乃果(ちゃん)!」


海中


いるか「よく来たね」


穂乃果「はじめからこのつもりだったんだね」


いるか「私のスタンドは月の暗示、暗青の月(ダークブルームーン)。水中では誰にも負けないよ~」


いるか「そして自分の手を見てみなよ。さっきつけたフジツボがエネルギーを吸い取ってるよ」


いるか「水の蟻地獄で終わりさ!」グルグルウズウズ


船上


希「みんな!助けにいくで!」


うみりんぱな「はい(うん)!」


絵里「…ん?」


うみのぞりんぱな「っ!?」サクサクッ


海未「これは!?」


花陽「鱗のようですね」


凛「助けに行けないにゃあ…凛のせいで…」


花陽「凛ちゃん!そんなこと言っちゃダメ!穂乃果ちゃんは絶対に戻って来るんだから。自分を責めないで穂乃果ちゃんを応援しよ!」


凛「かよちん…そうだよね!がんばれー!穂乃果ちゃーん!」


絵里「何よ何よ。海に渦ができてるわよ?」


希「あ、えりちやっと起きたんか」


海未「完全に忘れられてましたね…あ、穂乃果が渦の中でぐったりしてました!あれでは…」


絵里「ぐったりしてたの?もがいてなかったのね?それはナイスよ!ナイス!ヴェエエリィーナイス!」


花陽「絵里ちゃんて面白いね」


凛「ナイスなのー?」


海中


いるか「なす術なしかなぁ~?ホノカチャン!」


穂乃果「私がぐったりしてたのは…こうするためだよ!」スッ


いるか「!?スタープラチナの指が!私の足を!」ズサァ


穂乃果「一点集中!流星指刺(スターフィンガー)!そのためのぐったりだったんだよ!」


いるか「これじゃ、およげ…ない…」


須田いるか戦闘不能


船上


穂乃果「はぁ冷たかったぁ」


海未「全く。冷や冷やしましたよ」


花陽「無事で何よりです!」


凛「穂乃果ちゃーん!ありがとー!」ダキッ


希「どんどんスタンドをうまく使えるようになっとるな」


絵里「ハラショーよ!穂乃果」


穂乃果「あ、絵里ちゃん起きてたんだ」


絵里「ひどいわね!心配してたのよ!?」


希「まあ、本当に途中まで寝てたけどね」


一同(笑い) ボンボンドカーン


海未「どうやらこの船にも爆弾が仕掛けられていたようですね」


希「みんな救命ボートに乗り込むんや!」


ボートの上


花陽「ヒョウリュウシテルヨォ!」


希「…せやね」


凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」


海未「まったく」


穂乃果「やれやれだよ」


絵里「!?ち、ちょっとみんな!あれ見て!」


絵里以外「ん?」


カモツセンドーン


一同「ええぇぇ!?」


To be continued


後書き

2に続きます。初めてなので至らぬところもありますがアドバイス等々ありましたらお願いします。


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