2017-12-30 02:25:29 更新

概要

女体化した提督と艦娘達の日常(?)を描いた物語です。
提督と艦娘達の百合物語を描かせていただききます。


前書き

初投稿です
誤字脱字、ミス等があるかもしれません
性的描写は不得意です
暇潰しに読んで頂ければ幸いです




                                   



ザザーン ザザーン



波の音が聴こえる


何故だろう、自分は今自室に居るはずだが



ゆっくり、目を開けると


何処までも続く水平線が目に飛び込んできた


足下を見ると、自分は海の上に立っていた


(ああ、なるほど)


理解した


自分は今



夢を見ているんだ、と




いつか、「彼女達はどんな感じで海の上に立っているんだろう?」と考えていたが


なるほど、こんな感じか


(心地好いものだな)






「気持ち良いですよね~」

「!」


突然声をかけられ驚いて振り向くと    そこには



少女「どうも~♪」フリフリ


少女が居た、身長からして駆逐艦娘位だろうか


少女「・・・「誰だこいつ」みたいな顔してますね・・・」ジロー


おや、顔に出ていたようだ


少女「私は妖精ですよ!」プンプン


「え?」


とてもそうは見えない、だって妖精といえば…


妖精「フッフッフッ、いつもの姿は仮の姿、これが私の真の姿です!」ドヤァ!


「・・・・・・」


妖精「何か言ってくださいよ凹むじゃないですか···」ズーン


「そんな事言われても・・・」

どう反応しろと?


妖精「まあ、いいです。そんなことより!」


妖精「あなたを呼んだのは他でもありません私です!」


「呼んだ?」


妖精「ええ、話がありまして」


話?


妖精「単刀直入に聞きます」














妖精「「女性」になってみませんか?」



















は?



「え···それってどういう···」


妖精「そのままの意味です。女性に性転換するんです」


うん全く理解出来ない


女性?性転換?why?


妖精「何故急にこんな話をしに呼んだのかというと」


妖精「あなた···艦娘の皆さんにどう思われているかご存じですか?」


皆にどう思われているか?それは···


「嫌われてはいない···はず···」


妖精「······」


妖精「はあああぁぁぁぁぁぁぁ···」


妖精「鈍感ったらありゃしませんねぇ」ヤレヤレ


失敬な


妖精「いいですか?皆さんはあなたのことを「提督」、「指揮官」以上に「異性」として見ているんですよ?」


「そうなんですか?」


妖精「···嬉しくないのですか?」


「いや···意外だったので···」


妖精「意外?」ドユコト?


「自分はてっきり、艦娘は艦娘同士好きになると思っていたので···」


妖精「それじゃあ鎮守府が百合畑になってしまいますよ···」


「しかし自分にはそう見えたんですが」

某重雷装巡洋艦とか某航空戦艦とか元水母の某軽空母とか某高速戦艦とか


妖精「まあ、あながち間違ってはいないのですけどね···」ボソッ


「?」


妖精「あ、いえ何でもないですよー」フリフリ


妖精「と、兎に角」


妖精「女性になってみませんか?」ニッコリ


「嫌です」キッパリ


妖精「即答?!」ガビーン


妖精「どうしてですか?!性転換できるなんて滅多にないですよ?!」ナンデ?!


「どうしても何も···」


「何故自分が女性にならなければいけないのですか?艦娘達と何か関係があるのですか?」


妖精「大有りです!」ビシッ


妖精「先程言った通り、艦娘達はあなたに恋心を寄せています。皆さんはあなたに振り向いて貰おうとたくさんアピールしていたんですよ?」


え?そうなの?


妖精「それすら気付かないなんて···鈍感にも程がありますよ···」ナイワー


確かに、「休日は一緒に過ごしませんか?」とか「一緒に遊びましょう!」とか「一緒に寝ましょう!」(←流石にこれは断った)とか色々誘われていたな


今思えば、あれらは彼女達なりのアピールだったのかもしれない


自分のことを好きになる奴なんていない、ずっとそう思っていた





だから気付けなかった



皆の気持ちに気付けないなんて···



(提督失格だな···俺)



「そうですね···自分が鈍感でした」


妖精「やっと気付きましたか」ヤレヤレ


妖精「第一好きでもない相手に「一緒に寝よう」なんて言いませんよ?」


「ハハハ···そうですよね」



「ありがとうございました。おかげで大切なことに気付けました」ペコリ


「皆の気持ちにちゃんと応えようと思います!」


妖精「はい!頑張って下さい!」



























妖精「と、終わるとでも思いましたか?」ニヤァ


「え······」


妖精「私の目的はそんなもんじゃあありません!」


妖精「あなたを「女にする」ことです!」


妖精「話を逸らそうったってそうはいきませんよ?」ニヤ


バレたか··· 良い感じに終わらそうとしたのに


「しかし···自分を女にする理由なんてそんなn「あります!」


妖精「勿論あなたに気付かせるのも目的の一つです。しかし!」


妖精「最終目標は違います!」クワッ!


「なら一体···自分に何をさせたいのですか···?」


妖精「あなたにして頂きたいのは···」フフフ



ゴクリッ···



















妖精「艦娘の皆さんとハーレムを創って頂きます」ニコッ

























Pardon?




「チョットナニイッテルノカワカラナイ」


妖精「大丈夫です、後で嫌でも分かりますから」


「分かりたくありませんよ!ていうかそんなことして誰が得するんですか?!」


妖精「艦娘の皆さんです」


「ナンデ?!」


妖精「再三言ったようにあなたのことを狙っている方は大勢います」


妖精「中には、既成事実をつくろうとした方も···」


「ナニソレコワイ」


妖精「というかよく今まで純潔守ってこれましたねーww」


「誉めてるんですかバカにしてるんですか···?」


妖精「そんなことより!」


妖精「あなたが女になってしまえば簡単に彼女達に捕まりすぐにゴールイン出来るでしょう!」


「自分はそれなりの武術は心得ています。そう易々と捕まる気はありません」


妖精「か弱い女になったあなた一人で大勢の艦娘に敵うとでも?」


「・・・・・・」

(どうしよう、勝てる気がしない)


妖精「というか、さっき言ったではありませんか」


妖精「「皆の気持ちにちゃんと応える」って」


「確かに言いましたが···」


妖精「それに···」


妖精「女性になりたいって思ったことありますよね?」


「!」


な···なぜそれを···?!


妖精「私は艦娘達とあなたの願いを叶えてあげたいんです」


妖精「ですので」


妖精「問答無用で女性になってもらいます!」キラーン


「そんな横暴な!自分に拒否権は」


妖精「ありません!」キッパリ


「そんな···」


妖精「安心して下さい。艦隊指揮には何の影響もありませんし」


妖精「艦娘の皆さんにも伝えてあります」


「···なんと?」


妖精「「提督が女になりました!墜とすチャンスです!」って」ニッコリ


「」精神轟沈


妖精「では···」


妖精「第二の提督ライフを存分にお楽しみください!」ピカー


突然辺り一面が眩しく光り視界を奪われた


光の中で声が響いた


「頑張ってください」








「提督」







目覚め





チュンチュン



鳥の鳴き声が聴こえる


目を開けると、そこはいつもの見慣れた天井だ




いまだ夢心地が抜けず、暫くボーッとしていた


今でも夢に出てきた妖精の声が耳に残っている




「頑張ってくださいね」




「提督」





こんなにも鮮明に残る夢を見るのはいつぶりだろうか






提督(とりあえず起きるか)スクッ


ズン


提督(ん?)


提督(なんだかやけに体が重いな··)


提督(疲れてるのだろうか?)


そういえば心当たりがある


昨日、大規模作戦が終わったばかりだ


自分も含め、皆も疲労maxだった


提督(ということで皆で祝勝会をしたんだ)


提督(そこで久しぶりに酒を飲んだせい(ていうか皆に呑まされた)で気分が悪くなって早めに寝たんだっけな)


それなら納得だ。疲れてる上に悪酔いしてればあんな変な夢を見ることもあるだろう






提督(····顔洗ってさっぱりしよう)


寝ぼけ眼を擦りながら洗面所に向かう




鏡に映る自分もまだボヤけて見える


キュッ ジャバー


水がひんやり冷たくて気持ち良い


ジャバジャバ キュッ ゴシゴシ  


提督(よし!目が覚めt———)


そこで俺の思考が停止した


俺の目の前にあるのは鏡だ、自分が映っていて然るべきなのに、そこには


寝癖のついたロングヘアー 髭の一本も生えていない顔 膨らみのある胸 そして


見開かれた目と、これでもかというぐらいにあいた口


提督「き····」カクカク


体が震えた、内側から何かこみ上げてくるようだ


提督「き·····」ガクガク


そして俺は、それをおもいっきり吐き出した















提督「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」








俺は女のような···いや、「女の」悲鳴をあげていた







提督絶体絶命





執務室



俺は提督


特に頭が良い訳でも、力がある訳でもない、ごく普通の人間だ


提督なりたての頃は艦娘とはどういったものか知らなかったが、艦娘達には家族の様に接してきた


皆が頑張ってくれたこともあり、誰一人轟沈することなくやってこれた


皆が無事に帰ってきてくれる度に俺は嬉しかった



同時に




自分の無力さが恨めしかった






提督(俺が女として生まれていれば、艦娘となっていれば、皆のことを守ってあげられていたのかもしれないのに…)


ずっとそう思っていた


だが、自分は男として生まれ、男として育ち、男として提督となった


提督(ならば、男としてできることを精一杯やろう!)


その思いで、俺は今まで提督を務めてきた









しかし、どうして···





提督「どうしてこうなった···」ズーン


提督(どうして髪が腰近くまで伸びてるんだどうして胸があるんだどうして1サイズ小さい制服がピッタリなんだどうして声が高いんだどうして)



提督「女になってるんだ···?」


初めはまだ寝ぼけてるのかと思った、だからおもいっきり顔をビンタしてみた


めっちゃ痛かった、今でもヒリヒリする



これは夢じゃない


現実だ




「女性になってみませんか?」


夢に出てきた妖精さんの声が頭の中響く


「女性になってもらいます!」


あれは夢だ、それは間違いない   しかし


提督(俺は現に女になっている···つまり···)


あれは夢だけど


提督「夢じゃ···なかった···?」


あの妖精さんの言ったことが本当なら···



「異性としてみてるんですよ?」


「「堕とすチャンスです!」って」ニコッ



提督(あれ?俺ヤバくね?)ダラダラ


提督(いや、俺にはみっちり叩き込まれた武術と洗練された剣術がある!)


棚の上に掛けて置いてある日本刀(模擬刀)を見た


提督(いざという時はこれで···)スタスタ


俺は刀を手に取った


ズッシリ


提督(おっっっも?!)


提督(え?!何で??!こんなに重いはずは·······あっ!)


そうだ、俺は今···


提督「女だった···」ガクッ


これじゃあ構えるのもきつい


このままじゃなにも抵抗できずに捕まってしまう


提督「もう···駄目か···」







····いや、まだだ!まだ終わってない!



提督(昨日寝る前に···)




回想






イッキイッキオサケタリナーイオッソーイ-ナカチャンダヨーモウイッパイキモチワルイーマアソウナルナ




提督「あぁ··頭が···気持ち悪い···」オエ


鳳翔「だ、大丈夫ですか提督?」


提督「だ、大丈夫です···うぅ···」


提督「きょ···今日はもう休みます···」フラ


鳳翔「あ、あの、よろしければお部屋まで···」モジ


提督「あ、大丈夫です···一人で行けますから···」キツイケド


鳳翔「あ、そうですか···」シュン


提督「?」


提督「あ、そうだ···」


提督「皆聞いてくれ」


ナニナニーナンダナンダモットノモウヨーテイトクキモチワルソウ


提督「皆大規模作戦お疲れ様、明日は一日休みにするからゆっくり休んでくれ···ではお休み···」アタマガ···



オヤスミナサーイエエーユックリヤスンデクダサイネーモウネルノカ


提督「あんまり呑みすぎるなよ···お休み···」ガララ ピシャン




・・・・・・・・・・




川内「夜戦(意味深)してこよっかなー♪」スクッ


艦娘s ガタッ


加賀「夜戦(意味深)ですか、さすがに気分が高揚します」


川内「空母は夜戦できませんよー?」ニヤニヤ


加賀「頭にきました」カチン


島風「じゃあ島風が一番に行ってきまーす♪」


艦娘s「行かせるか!!」




イカセネーヨワタシガイキマスワタシダッテノー


ギャアギャア


提督「今夜も賑やかだなぁ」ヤレヤレ




回想終了



提督「今日は休みにしたから皆思い思いに過ごすはずだ」


とりあえず今日は大丈夫だ


今日の内にどうにかできれば問題ない


提督(まさか休日なのに執務室にくる奴なんているわけg)


コンコン  テイトクー


提督(いましたわー)泣


「提督?いらっしゃいますか?」


提督(ヤバいヤバいどうしようどうしよう?!)アタフタアタフタ


「あの、入りますよ?」


提督(くっ···こうなったら!)バサッ


「失礼します」ガチャ



 














大淀「提督?」


提督「あぁ大淀か、ど、どうした?」(できるだけ低い声で)


大淀「あ、いえ、提督が食堂にいらっしゃらないので私が呼びにきたのですが···」


大淀「···何故布団をかぶっているのですか···?」


提督「あ、ああこれはちょっと···」ドキドキ


提督「さ···寒気がしててし···食欲が無くてな···」ダラダラ


提督「風邪でも引いたかなぁ···」ドキドキ


大淀「確かに声が少し変ですね、お休みになられたほうが···」


提督「あ、いや···作戦の報告書まとめないといけないから···」アセアセ


大淀「しかし···」


提督「俺は大丈夫だから、大淀もゆっくり休んで···な?」


大淀「···判りました、では、お大事に。あまりに無理しないでくださいね?」


提督「あ、うん、ありがとう」


スタスタ  ガチャ  バタン



提督(·····行ったか)ふぅ


バサッ!


提督(!?)


そこには今しがた出ていったはずの大淀が俺のかぶっていた布団を引き剥がしていた





提督終了のお知らせ?






提督「あ、いや、その····これは···その···」ダラダラダラダラ


汗が止まらない、布団をかぶっていたこともあり服の中はもうずぶ濡れだ


提督「あ···ああ···あわわ···」ダラダラダラダラダラダラ


頭の中はもう真っ白になり、気を失いそうになった    次の瞬間



大淀「なあんだ、元気そうじゃないですか」ニコッ


提督(···へ?) 


大淀「駄目ですよ?朝食はしっかり取らないと」マッタク


提督(あれ?普通?)ナンデ?


大淀「さあ、皆さんが待ってます。早く行きますよ」ガシッ


提督「え?ちょまっtああぁぁぁぁぁぁ····」ズルズル


俺は大淀に引きずられる形で食堂に連れてかれた


全く抵抗出来なかった···



~食堂~




ワイワイガヤガヤ


ガララ


ピタッ


大淀「皆さん、提督がいらっしゃいました」


俺は放り投げられるように食堂へ入った


思わずぎょっとした、皆の目が俺を見ているのだから


提督「お、おはよう···」


それしか言えなかった、何をされるかわからない恐怖で固まってしまった


だが、そんな不安をぶち壊すように




艦娘s「提督、おはようございま―す!!」ニコッ


皆笑顔で挨拶を返してきた


提督(あれ?皆普段と変わらない?)


俺の目の前にあるのはいつもと変わらない皆の眩しい笑顔だ


自分の中の不安が消えていった、逆に安心感で顔が緩んできた


提督(なんだ···俺が勝手に怯えてただけか···)ハハハ


提督(皆いつもと何も変わってn――)


そこで俺は、ああ、狼の群れに入った羊はこんな感じなんだなぁ、と悟った


なぜなら

























皆の眼が獲物を見る狼の「それ」だったのだから





オニゴッコカッコガチ




提督「はぁ···はぁ···はぁ···」タッタッタッ


俺は今全力で走っている···いや、逃げている


後ろを見なくてもすぐそこまで迫ってきているのが解る


絶対にスピードを緩めてはいけない


提督(くそ···ちょっと走っただけで息があがる··)ゼエゼエ


提督(筋力と一緒に体力まで落ちたか···)ハアハア


息が苦しい、肺が痛い、足も何度ももつれそうになる


おまけに、動く度に胸が服に擦れて痛い


サラシでも巻いとけば良かった、と凄く後悔した



スピードが徐々に落ちていく、慣れてない体で全力疾走はかなりキツイ





「「捕まえた!!」」ガシッ!


提督(しまった!)


遂に捕まってしまった、ていうかよく考えたら、普段から戦闘してる皆と慣れてない体の俺じゃあ俺が圧倒的に不利じゃねえか!


金剛「やっとcatchしましたよ提督♪私は食らいついたら絶対離さないワ!」ガッシリ


島風「私からは誰も逃げられないよ♪」ガシッ


加賀「やりました」ガシッ


逆にこの面子からどう逃げ切れと?


金剛「さあ、一緒にteatimeにしましょう!」グイグイ


提督(teatimeだけで済むとは思えないんだが···)ウデイタイ


島風「島風が一番速いんだから島風が先ー!」グイグイ


提督(どういう理屈でそうなるんだ···?)ウデイタイッテバ


加賀「ここは譲れません」グイグイ


提督(本当ぶれねえなぁ加賀って···)イタイイタイイタイ


金剛「提督のハートを掴むのは私デース!」プンプン


島風「私が先ですー!」プンプン


加賀「私が先です」


ギャアギャア       ソロリソロリ





「「提督はだれとが良いですか?!」」バッ


シーン



金剛「What?!いつの間に?!」ガーン











提督「な··なんとか逃げれた···」ゼエゼエ


提督(まったく···どうしてこんなことに···)ハアハア




時はほんの少し遡り




~食堂~



皆は俺のことをまじまじと見ている


鈴谷「うわぁ、本当に女の子になったんだ」スゴーイ


熊野「まるで別人ですわね」


龍田「随分可愛いらしい姿になったわね~」ウフフ


摩耶「ていうか、本当に提督なのか?」


天龍「別人にしか見えねぇが・・・」


まあ、そんな反応するのが普通だよな


提督「自分でも鏡を見たときは目を疑ったよ・・・」


提督「だが、俺は正真正銘の提督だ。信じてもらえないだろうけど・・・」(ていうか俺自身が信じられん)


赤城「いえ、信じます」


提督「え・・・?」


赤城「私達の提督です。間違えるはずがありません」ニコッ


皆うんうんと頷いてくれた


提督」「赤城・・・みんな・・・」ジーン


提督(やばい・・・泣きそう・・・)ウル


さっきは皆の目が飢えた獣の眼に見えたが今は違う


皆暖かく微笑んでくれてるじゃないか


さっきのは自分の猜疑心が見せた幻だ、怖れることなんかない、皆自分の味方じゃないか!


目から涙が零れかけた        だが


加賀の言葉によってそれはすぐにきえた


加賀「そうね、それに・・・」







加賀「「みんなが同じ夢をみた」なんて、偶然とは考えられないもの














・・・ん?


なんて言った?


「みんなが同じ夢をみた」?



加賀「最初はただの夢だと思ったけれど・・・流石に驚いたわ」


隼鷹「そうだよねぇ。みんな自分がみた夢とまったくおんなじ内容の夢をみたって言うんだからさぁ」ハハハ



「艦娘の皆さんには伝えてありますから」



夢の中で妖精さんはそう言っていた


もしかすると俺と同じように「夢の中」で伝えたのかもしれない    ということは・・・


提督「みんな・・・どんな夢をみたんだ・・・?」


内容はしっていた、だが聞かずにはいられなかった  


 聞かないほうがよかったかもしれない


加賀が細かく説明していく


加賀「最初は海にいたのだけれど、そこに妖精さんが現れたの」


加賀「それで———」




妖精「提督を女性に性転換させました!」


妖精「え?何のためって?」


妖精「提督と皆さんのためです」


妖精「私は知っています。皆さんが提督に恋心を寄せていることも、あなたなりにアピールしていたことも」


妖精「しかし、あの朴念仁提督は全く気が付いていないようなんです」ヤレヤレ


妖精「そこで私は思いつきました」


妖精「いっそのこと提督をか弱い女性にして皆さんに襲ってもらいハーレムにしてしまえばいいじゃないか!と」


妖精「強引じゃないかって?」


妖精「いえいえ、そもそも女性になりたいと願ったのは提督自身です。それに、提督は皆の気持ちに応える、と決意したようですよ」


妖精「提督には皆さんが提督をどう想っているか伝えておきました」


妖精「もう、あなたの気持ちを隠す必要はありません」


妖精「あとはあなたの気持ちをぶつけるだけです」


妖精「因みに、提督は普通の女性並みの体力と筋力になっているため皆さんなら簡単に押し倒せます」


妖精「さすがにメンタルは変わりませんが女性の体となることで徐々に女性の心になっていくかもしれませんね」


妖精「強引に攻めるのも、じっくりいくのも、堕とし方はあなた次第ですよ」


妖精「ご安心ください。提督なら必ず受け入れてくれますよ」ニコッ


妖精「では・・・」


妖精「皆さんのこと、応援していますね」ピカー







「頑張ってくださいね」


「みんな」










加賀「——という内容です」



なるほど


妖精さんは俺と艦娘の皆に発破をかけてくれたのだろう


もしかしたら、あの妖精さんはずっと俺たちのことを見守ってくれていたのかもしれない


提督(妖精さん・・・ありがとう)


心の中でお礼を言った、だがまだ言うことがある


提督(そして・・・)















提督(なんてこと言ってくれてんですかあぁぁぁぁぁぁ?!)


心の中で絶叫した


提督(背中を押してくれたのは感謝しますよでもそれって俺に皆に襲われろっていうことじゃないですか!)


そうですよ?と妖精さんの声が聞こえた気がした




赤城「安心してください提督」


赤城の声で引き戻された


赤城「妖精さんはああ言いましたが、今、私たちは提督を力ずくで堕とそうなんて考えていませんから」ニコッ


提督」「え?本当?」


龍田「”今は”ですけどね~♪」ウフフフフ


提督「龍田、頼むからそういう怖いこと言わn・・・」


残念ながら、さっき見えたみんなの目は幻なんかじゃなかったようだ


今度こそみんなの目は獲物を狙う眼になっている


提督(今日が俺の(純潔の)命日かなぁ・・・)ハハハ・・・


そんなことを思い始めたその時


島風「それでみんなで考えたんだけど」


島風「鬼ごっこをしようって話になったの!」


提督」「オニゴッコ?」


島風「そう!ルールは提督を捕まえた人の勝ち。だけど、ただ捕まえるだけじゃダメ」


島風「捕まえたら自分の部屋に提督を入れないと勝ったことにはならないの」


なるほど、ゲーム形式にしたわけか


島風「勝ったら景品があるよ!」


そこで察しがついた


提督「勝った人の景品ってまさか・・・」


島風「うん!「提督を自由にできる権利」だよ!」


それだけは絶対に回避しなければならない    だって



捕まるのは目に見えてるのだから



提督「いや・・・そ・・・それは出来ないなぁ・・・作戦の報告書やらないといけないしなぁ・・・ハハハ」ダラダラ


金剛「No problemデース!後で私たちがお手伝いしマース!」ニコニコ


提督「そ・・・それにみんなだって作戦で疲れてる・・・でしょ?」ダラダラダラダラダラ


艦娘s「「いいえ、全然!」」キラキラ


/(^o^)\ナンテコッタイ  疲労マークどころかキラキラしちゃってるよ・・・


提督「・・・俺に拒否権って?」


艦娘s「「ありません!」」キッパリ


ああこりゃもうやんなきゃいけないパターンだな(諦め)


提督(もうこうなりゃ意地でも逃げ切ってやる)


提督「・・・いいぜやってんやんよ!絶対逃げ切ってやる!これでも俺元陸上選手だったんだからな!」(足が速いとはいってない)



艦娘s(よし!かかった!)グッ!



大淀「では早速「その前に・・・」



提督「朝食食べさせてくれないか・・・?」グー ハラヘッタ・・・


艦娘s「あっはい」








提督「よし!いくぞ!」


大淀「では、制限時間はヒトフタマルマル正午までです」


提督「え?!昼までやるの?!」ガーン


大淀「十秒後にスタートします。提督はもう逃げても良いです」


提督「ちょ早いって!」


大淀「よーい・・・」


提督「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダダダダダダダダダ・・・


10 9 8 7 6 5 4 3 2 1


         0





バアン!


マテーニガスナーゼッタイニツカマエテヤラーマテコラーワタシガサキダー   ドドドドドドドドドドドドドド






そして現在




提督「こんな走り続けてたら体力が持たねぇ・・・」ゼエゼエ


提督「時間がたつまでどこかに隠れてた方がいいな」うんそうしよう


提督(と言っても・・・)


提督(安全な場所なんてあるのだろうか?)


提督(自室は・・・無理だな。執務室も・・・却下。工廠は・・・もっと駄目だ)


提督「うーん・・・・・・・」


・・・・・・・・・・あ!


提督(そうだ!いっそのこと・・・)


提督「艦娘の寮に隠れるか!」


提督「まさか俺が自分から寮に隠れるとは誰も思わないだろうな」ハハハ


提督「そうと決まれば早速GOだ!」タッタッタ










~駆逐艦寮~



提督「でもさすがに戦艦とか空母の寮は無理だな」絶対捕まるもん


提督「てことで駆逐艦寮にしたが油断はできないな・・・」


大淀に連れてかれる時全力で抵抗したのに全く敵わなかった


軽巡である大淀に歯がたたないということは、重巡や戦艦、空母はもちろん


もしかしたら駆逐艦娘にすら抵抗できないかもしれない


抑え込まれでもしたら負けだと思っていいだろう


提督「というわけで、ゆっくり、慎重に、誰にも見つからないように隠れ場所を探そう」



ソロリソロリ サッ チラッ チラッ |д゚)



提督(・・・なんだか伝説の傭兵なった気分だな)ドキドキ


提督「こちら提督、駆逐艦寮に潜入した。これより作戦を開始する」なんつって


提督「・・・ふざけてないで真面目に探そう。見つかりでもしたら本当にやばい」スタスタ


駆逐艦はかなりの人数がいる。故に姉妹艦の人数もかなりのものだ


もしかしたら姉妹艦揃って俺を探しているかもしれない


一人に見つかったらおそらく一気に包囲されるだろう


提督(けど、殆どの艦娘は外で探しているようだし)


提督(寮の中に残ってる艦娘はもういn)


ドンッ


提督「痛っ!」ドサッ


提督「いてて・・・何だ?」チラッ


そこには、料理でもしていたのだろうかエプロン姿の磯風が鍋を持って立っていた


磯風「司令、だ、大丈夫か?」


提督「あ・・・ああ・・・あわわわわわわ」ダラダラダラダラダラ


磯風「お、落ち着いてくれ!私は司令を捕まえる気は全く無い!」オチツケ!


提督「え?本当?」


予想外の言葉だったが、磯風は嘘を言うような器じゃない


磯風は大丈夫、そう直感した俺は磯風の脚にしがみついた


提督「い、磯風!た、頼む!匿ってくれ!」ガシッ


磯風「し、司令よ、少し落ち着いてくれ!わかったから、離れてくれ!」グイグイ


磯風から離れ、いったん深呼吸をし少し落ち着いた


磯風「とりあえず私の部屋に行こう。今は谷風たちもいないから大丈夫だ」


磯風に周りを警戒してもらいながら部屋に案内して(匿って)もらった




磯風のカレー





 ガチャ


提督「お邪魔します」


磯風「ああ、何も無いがゆっくりしてくれ」バタン


磯風の部屋は谷風と浦風と相部屋だ


この部屋には初めて入った気がする


提督「他の皆は全員俺を探しに行ったのか?」

 

磯風「そうだ、全員で司令を捕まえるつもりらしい」ヤレヤレ


提督「まさか・・・不知火とか浜風とか野分とかもか?」


磯風「ああ、あの三人も結構ノってたな」


提督「まじか・・・磯風は?」


磯風「断らせてもらった。司令を力ずくで捕まえるなど、気が進まないのでな。それで料理をしていたのだが」


提督「磯風本当にありが・・・ん?料理?」


磯風「なにもすることが無かったのでな、料理の練習をしていたのだ」


提督「・・・ちなみに何を作ったんだ?」


磯風「とりあえず、基本であるカレーを作ってみたのだが、うまくできたか分からなくてな」


磯風「もしよければ味見してはもらえないだろうか?」


提督「!?」


磯風「かなり練習を積んだのでな、今回はそれなりに自信がある!」カパ


そう言うと磯風は鍋から皿にカレーをよそりスプーンと共に俺の前に置いた


磯風「この磯風の特製カレーだ!存分に味わってくれ!」


見た目はごく普通のカレーだ、スパイスの香りも食欲をそそる


だが、味は分からない


俺はもう磯風の料理をとくと味わった


まさか、あれほどの破壊力を持っていたとは予想外だった


提督(匿ってもらっている故嫌だとは言えないしそれに・・・)チラッ


磯風 キラキラ


提督(こんな期待の眼差しで見られたら食べないわけにはいかないだろ!)


提督「・・・いただきます」カチャ


俺は覚悟を決めた


どんな味だろうと、俺は磯風の期待に応えなくてはならない!


提督(ええい!ままよ!)パクッ
























・・・・・・・あれ?


提督「美味しい」


磯風「ほ、本当か!?」


提督「ああ、すごく美味しいぞ!」モグモグ


磯風「勿論だ、谷風や浦風に教わりながら何度も練習して作ったのだからな!」ウムウム


提督「おかわりもらえるか?」


磯風「ああ、まだまだあるぞ!」


そのカレーはお世辞抜きで美味しかった、磯風が作ったとは思えないくらいにだ


気が付くと、俺はカレーをきれいに平らげていた




磯風と




提督「ご馳走様でした」テアワセ


磯風「お粗末様だ」


提督「本当に美味しかった。かなり練習したんじゃないか?」


磯風「まあな、谷風と浦風には随分助けられた。ああ見えて、あの二人はとても頼りがいがある。勿論他の姉妹の皆もだ。」


提督「やっぱり姉妹ってのはいいものなんだな」


磯風「司令には兄弟か姉妹はいるのか?」


提督「いや、俺は一人っ子だったから・・・」


磯風「そうなのか・・・」


提督「時々、兄弟や姉妹がいるのってどんな感じなのかなって考えたことはあったよ」


提督「だから、皆を見てると、こんな感じなのかなって思うし」


提督「正直言うと、羨ましいなぁって思うよ」


磯風「司令・・・」


提督「まあ、今更何を言ってもどうにかなる訳じゃないんだけれど」ハハハ


磯風「司令・・・あまり一人で抱え込むな」


提督「え・・・?」


磯風「私も、何か悩んでいることがあったら谷風たちに相談する」


磯風「だが、司令は一人で抱え込んでしまう癖がある、と鳳翔さんが言っていたのだ」


磯風「誰にも話さずに一人で苦しんでいるんだ、と」


提督「・・・・・・・」


磯風「今回だってそうだ」


磯風「突然異性の体になってこんな状況に置かれれば動揺しないはずがない」


磯風「実際に、廊下で会った時ひどく動揺していたしな」


磯風「にも関わらず司令は今でも平静を装っている、違うか?」


提督「・・・・・・・・」


なんということだ





なにも言い返せない






提督「・・・そうだな」


提督「本音を言えば、未だに信じられないよ」


提督「女にされて、ハーレムを創れなんて言われて」


提督「訳が分からないよ」


提督「・・・でも、俺は夢の中で妖精さんに言ったんだ」


提督「「皆の気持ちに応える」って」


提督「皆が想ってくれているなら自分もそれに応えなきゃ駄目だって」


磯風「・・・・・・・・」


提督「・・・でも、俺は皆に応えるどころか逃げている有様だ。情けない・・・」


提督「俺は・・・」



提督「俺は提督・・・失格だな」



ガバッ




突然目の前が真っ暗になった


一瞬何が起こったか分からなかったが、すぐに解った



















俺は磯風に抱き寄せられてるんだ



提督「いそ・・・かぜ・・・?」


磯風はくすっと笑い


磯風「やっと本音を話してくれたな」


穏やかな笑みで


磯風「いいんだ、一人で悩まないで、周りの者に頼って」


頭を撫でてくれながら


磯風「司令は立派な司令官だ。だからみな、司令を慕っているんだぞ?」


優しい声で


磯風「何があっても大丈夫

















私が護ってあげる」





女となった俺よりも小さい体なのに


抱き寄せる彼女の腕はとても力強く




暖かかった




俺は自分から磯風に強く抱き付いた


そうでもしないと、胸の内からこみあげてくるものを抑えられなかったからだ


だが、それは止めどなく溢れてきて止められなかった


提督「いそ・・・かぜぇ・・・」グスッ


提督「おれ・・・ほんとは・・・ぐすっ・・・ほんとはとても不安で・・・」ポロポロ


提督「でも・・・えぐっ・・・みんなの気持ちに・・・うっ・・・応えなきゃ・・・駄目だって・・・」ボロボロ


涙が止まらない 壊れた蛇口のように


ずっと抑え込んでいた感情が爆発して嗚咽を止めることができなかった


指揮官たるものみんなの前で弱気な姿は見せられない、ずっとそう自分に言い聞かせて自分を抑え込んでいた俺は、一度溢れ出してしまった感情をどう止めたらいいか分からなかった


そんな俺の背中を磯風は優しくさすってくれていた


磯風「いいんだ、辛い時は全部吐き出してしまって。そうすれば、楽になる」ギュッ


俺は磯風に強く抱き付いて 声をあげて泣いた





磯風お姉ちゃん





やっと涙が止まり心が落ち着いてきた


こうして磯風に抱き付いていると、すごく安心する


まるで母のような・・・いや、磯風の場合はむしろ・・・



提督「・・・お姉ちゃんみたいだな」


磯風「お、お姉ちゃん?!」


提督「うん、なんだかお姉ちゃんみたいだなぁって思ってさ」


磯風「し、司令は一体急にな、なにを言い出すんだ・・・!///」カアア


提督「でも、もし磯風が俺のお姉ちゃんだったら・・・」


提督「すごく嬉しいよ」ニコッ


磯風「!!!/////」シュウウウウ


提督「・・・あ、そういえば磯風」


磯風「・・・・は!な、なんだ?」


提督「磯風は俺を「捕まえた」よね?」


磯風「・・・・・・え?」


提督「俺を「部屋に入れて捕まえた」よね?」


磯風「あ・・・・・・」




陽炎「提督を捕まえて、部屋に引きずり込めば勝ちよ!」




磯風「い、いや、私はそんなつもりは・・・!」アタフタ


なぜ俺はこんなことを言ったのだろうか自分でもよく分からない


だが


磯風になら、いい


そう思った




提督「磯風は俺のこと・・・嫌いか?」


磯風「そ、そんなことは・・・!」ブンブン


提督「おれは磯風のこと、好きだよ」


磯風「?!?!////」ボンッ


提督「さっき磯風に抱かれてた時、すごく安心したんだ」


提督「優しく抱きしめてくれて、励ましてくれて」


提督「本当に嬉しかった」


提督「磯風にだったら何されても嫌じゃない・・・むしろ・・・」


提督「嬉しい・・・かな?////」モジモジ


磯風「!!////」ドキッ


提督「・・・磯風、お願いがあるんだけど・・・」ドキドキ


磯風「あ、ああ・・・」ドキドキ


提督「その・・・今だけでいいから・・・」
















提督「お、お姉ちゃんって呼んでも・・・いいかな・・・?//////」カアアア


磯風「!!!!——————」プツン


その時、磯風は自分の中で「何かが」切れた音を聴いた





ドンッ





提督「あっ・・・・」ドサッ


おれは何故あんな死ぬほど恥ずかしいことを言ったのだろうか よく分からない


もしかしたら


おれは磯風に甘えたかったのかもしれない



そして、おれは今磯風に


磯風「し・・・司令っ!」ハア ハア


ベッドに押し倒された


とても強い力で倒された、だが






わたしはそれすら嬉しいと思った





愛しき存在





私は一体何をしている?


ベッドに倒れた司令の上に私はいる



いや、違う



私が司令を押し倒し、私が司令を押さえつけているのだ



何故だ?力ずくで相手を堕とすなど、卑劣だと自分で分かっているのに




だが、胸の内からわきあがってきた衝動が私をそうさせた






「磯風は俺のこと・・・嫌いか?」


「そ、そんなことは・・・!」





その先が言えなかった


司令は優秀な司令官だし、何より、皆のことを家族だと思ってくれている


これ以上の司令官はいない


そう言えばよかっただけなのに言えなかった、なぜなら


私は司令に惹かれていたからだ


しかし、私は自分の気持ちを素直に伝えられるほど器用ではない


私には司令を全力で支えることしかできなかった


そんな中、妖精さんが現れ、チャンスだと言った


だが、提督の意思を無視してまで自分のモノにするなど、私にできるはずがない


だから皆からの誘いも断ったのだ







なのに何故






私は司令を押し倒しているんだ?



理由はもう既に分かっていた



女となる前の司令はいつも冷静で、凛としていて、弱音など一切吐かない強い人だった



だが、今はどうだ


ただのか弱い女性ではないか



司令も一人の人間だ、不安になったりすることもある


それを表に出さないだけで


鳳翔さんはずっと前からそのことに気が付いていたようだ



そして司令はやっと本音を聞かせてくれた


泣きじゃくって、体を震わせ、本当の自分をさらけ出してくれた


その姿を見て、私は強く思った



護ってあげたい、と


同時に


なんて愛おしいんだ、と


こんなに可愛い女性が本当にあの司令なのか、と



私は司令を襲いたい衝動に駆られた


しかし、理性がそれは間違っていると反論する



だが



「お、お姉ちゃんって呼んでも・・・いいかな・・・?////」




司令のその一言で私の理性はプツンと切れた





気が付けば私は司令を押し倒しそのまま














司令の顔に三センチもないほど顔を寄せていた





一輪目の白百合





おれは夢を見ているのだろうか


なんだか夢心地だ


頭がふわふわする


だが、それがとても心地好い


暖かくて 柔らかくて 優しくて 安心して



とても気持ちいい



そうなるのも無理もない   だって





誰かと唇を重ねたことなど今まで無かったのだから






「ん・・・むっ・・・んん・・・」チュル



おれは磯風にされるがまま口内を蹂躙された


舌と舌が絡まり 唾液が混じり合い 溶け合っていく


それはまるで蜜のように甘く、心地よく、快楽で脳を支配していった




「ん・・・はぁ・・・はぁ・・・」ツー


どのくらいそうしていただろうか、かなり長い間重ねていた気がする


唇を離すと、銀色に光る細い糸がアーチをつくった


提督「はぁ・・・はぁ・・・」フルフル


提督(ち・・・力が・・・入らない・・・)


金縛りに掛かったかのように体が動かない


代わりに幸福感が体中を包み込み、思考が快感へと染まっていく


磯風「し・・・司令・・・」ハア ハア


磯風の瞳は妖しい光を放っていた


とても綺麗だ



司令の顔は朱く染まり、恍惚とした表情を浮かべ、潤んだ瞳で私を見つめていた


その姿は私の本能を昂らせる



磯風「司令・・・本当に良いのか・・・?」


磯風「途中でやめてと言っても・・・止められないぞ・・・?」ハア ハア


もう今更戻る気は無い



とにかく今は磯風を感じていたい


磯風に抱かれていたい


磯風に甘えていたい


磯風のそばにいたい


磯風に














滅茶苦茶にして欲しい










おめでとうございます 提督





どこからか妖精さんの声が聞こえた気がした


でも、今のわたしの頭には入ってこなかった




わたしは磯風の首に手を回し、力無い腕で引き寄せた


今、わたしはどんな顔をしているだろう


多分、凄く幸せそうな表情をしているに違いない


そして、わたしは自分でも驚くほどか細い声で、甘え声で磯風を求めた



提督「うん、きて・・・























磯風お姉ちゃん」ニコッ









私は自分に嘘をついていた


本当は私も、司令を独占したかったくせに


谷風たちからの誘いを断り、気を紛らわすため料理をしていた


全く集中出来なかった


しかし、司令に食べさせてあげたい、そう思うと自分でも驚くほど上手くできた


だがよく考えてみれば、司令は今皆から追われあちこちを逃げ回っている


司令に会うことすらできないだろう


仕方なく、自分で食べようと自室に戻ろうとした



そこで司令に会った



司令はひどく動揺していた


だから私は捕まえる気は無いと伝え、部屋に誘った   その時


心のどこかで好機だ、と囁く自分がいた



司令は私の作ったカレーを全部食べてくれた 美味しいと言ってくれた


とても 嬉しかった


食欲が満たされたことで落ち着いたのか 色々話してくれた



そして やっと本音を吐き出してくれた


子供のように泣きじゃくる司令はとてもか弱く


そして  愛おしかった



司令は平静を装っていた 本当は不安で堪らないはずなのに


だが、司令は今本当の自分をさらけ出してくれた


私に本当の自分を見せてくれた



・・・もう・・・いいだろう?


自分の本能に従っても 自分に素直になっても


だって司令は


私に頼ってくれているのだから


私に甘えてくれているのだから


私を好きだと言ってくれたのだから


私を













求めているのだから

















磯風「司令っ!」グッ


提督「?!」チュ


磯風「ちゅ・・・ちゅる・・・んちゅ・・・ん・・・」


提督「んん・・・んちゅ・・・ぢゅる・・・ちゅ・・・」



私は貪るように司令の口内を弄んだ


舌を絡めると司令も自ら絡めてくる


熱く 甘く 激しく 互いに溶け合っていくようだ


磯風「ちゅる・・・ぢゅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


提督「はぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・」トロォ


司令の顔は朱く染まり、目に涙を浮かべ、すっかりとろけていた


提督「い・・・いしょ・・・かせ・・・おねぇ・・・ひゃん・・・」ハアハア


その様は私の本能をさらに刺激する


提督「か・・・体が・・・熱いのが・・・はぁ・・・止まんなくて・・・」ハアハア


磯風「そ・・・そうか・・・じゃあ・・・」


磯風「ふ・・・服を・・・脱がすぞ・・・?」ドキドキ


提督「・・・・・・////」コクッ


プチプチ


わたしは磯風にされるがまま服を脱いだ


そして最後の一枚を脱ぐと


バサッ   タプン


たわわになった胸が露出した


磯風「け・・・結構あるんだな・・・」ドキドキ


提督「~~~~~!!!////」カアアアア


男体の時は上半身を見られても何とも思わなかったが


今は・・・もの凄く恥ずかしい


提督「あ・・・あんまり見られると・・・その・・・恥ずかしいから・・・////」カアア


磯風「何を言っている?」モミ


提督「ひゃあっ?!」ビクン


磯風「女どうしだろう? 恥ずかしがることは無い」モミモミュ


提督「それは・・・んっ・・・そう・・・だけど・・・あっ・・・」ピク


提督(こ・・・声が勝手に・・・出て・・・)


磯風「声を抑えなくてもいいんだぞ?」ハアハア モミモミ


提督「そ・・・そうは・・・はっ・・・言っても・・・んんっ・・・!」ピクン


提督(恥ずかしいよ・・・////)


磯風「そうか・・・ならば・・・」チュッ


提督「ぴゃあ?!」ビクン


磯風は片方の胸を揉みながらもう片方の胸に吸い付いてきた


磯風「ちゅっ・・・ちゅぱっ・・・ぺちゃ・・・ちゅる・・・」モミモミ


提督「や・・・まって・・・あん・・・そんな両方・・・同時に・・・やられたら・・・あっ・・・!」


提督(こんなされたら・・・胸だけで・・・!)


磯風はわたしのことなど気にも留めず さらに激しくしていく


磯風「ちゅる・・・ぢゅるっ・・・ちゅぱっ・・・ぢゅるるっ・・・!」モミモミュ


提督「あぁっ?!ふぁっ!?あああぁぁぁぁぁ!!!??」


わたしは女として初めて絶頂した 女体が感じる快感は想像以上で 頭が真っ白になり気を失いかけた



「はぁ…はぁ…少々激しすぎたか・・・?」チュルッ


「ぁ…ぁぁ…ぅ…ぁ…」ビクッ


(な…なに…これ…?こんな…敏感に…?)


「大丈夫か司令?」


「ぁ…頭…まっひろに、なって…なにも…考え…れなく…」ピクン


「司令は何も考えなくていいぞ? 全部私に任せてくれればいい…だが…」


「「こっち」はもっと…激しくなるぞ?」スッ


「ぇ…?」


こっち?


そう言うと磯風はベルトを外し、ズボンを脱がした


ズルッ


「あ……」


パンツを見ると、そこにはじんわりとシミができていた


「濡れて…いるな…」ドキドキ


「ぁぁ…ぅぅ…////」カアアア


ああもう 恥ずかし過ぎて死にそう…


「と…取るぞ?」ドキドキ


「ぅ…ん…////」コク



スルッ トロォ



すると ネットリとした液が糸を引いた


「こっちはもう…準備出来ているようだな…」


「ゃ…ぁ…////」


恥ずかしくて直視できない


「これなら大丈夫そうだな…」スッ


(だ…大丈夫って…なにが…?)ドキドキ


そんなことを思っていると 急に



クチュ



「んあっ!!?」



ヌチュ…ジュプ…ヌチャ…



「あ”っ…んっ…!はぁ…!」


磯風の舌がわたしの中に入ってきた


今まで感じたことの無い、内側からくる快感は電流のように体を走り、動かされる度に体が跳ね


頭の中を快楽で支配していく


ジュル…チュル…クチュ…


「んあっ…も…もうやめっ…あんっ! こ…壊れっ…ちゃうから!」


磯風はそんなわたしをみてもっと強くする


チュルルッ ジュルッ チュルッ


「んあああっ! あああああああっ!!!」プシッ


二回目の絶頂 しかし今度はさらに激しく 強い快感が襲い水のようなものを漏らしてしまった、これが潮吹きというものだろうか


「ぁぅ…ぁ…ぁぁ…」カクカク


連続で押し寄せる快感によって体が震え、目の前がチカチカする



「し…司令…」


「わ…私ももう…体が疼いて…」シュルッ


磯風が服を脱ぐと、無駄の無い引き締まった体が、でも少女の幼さがある体が見えた


すごく 綺麗だ


よく見ると、磯風の秘所も濡れていた


「い…いくぞ…?」


わたしの脚を開き、自分の秘所とわたしの秘所を擦り合わせた



ジュプ ジュププ ジュプッ


「ひゃっ…ん…あっ…あん…」


「あっ…んん…あっ…」


じっくりと 粘っこく 絡みつくようにこすれ合いながら、段々と早くなっていく


ズチュッ ズチャ ジュプ ジュチュッ


「あっ…まっ…そんなはやくしちゃ…んっ…」


「はっ…むりだ…こんな…あっ…我慢…できない…!」


ジュップ ジュルッ グッチュ グチョッ


「やっ…もう…だめ…! こわれちゃいそうでっ…ひゃっ…こわい…あんっ…!」ギュッ


「安心しろ…んっ…私も一緒に…はぁ…イクからっ…!」ギュ


わたしは強く抱き付いた、それと同時に


「おねぇ…ちゃ…あっ…ひゃああああああああ!!!」


「しれっ…い…くっ…あああああああああああ!!!」


磯風と共に果てた


その快感は凄まじく、意識を失いそうだ




「ひっ…あ…ぁぁ…おねぇ…ひゃん…」


「はぁ…はぁ…大丈夫か…?」


「ん…」ギュッ


磯風の体温を感じているとすごく安心する    なんだか眠くなってきた


薄れゆく意識の中で磯風が囁いた


「司令…






















愛してるぞ」



わたしは幸せな気持ちで眠りについた




決意




「……ん?」ムクッ


目が覚めると、隣に磯風の姿がなかった


時計を見ると12時を少し過ぎたところだ


(確か…磯風とシた後に寝ちゃったんだっけ……あれ?)


気が付くと、制服が綺麗に着させられていた 磯風が着せてくれたのだろう


(もうお昼だし食堂に行ってるのかな)


そう思ったわたしはベッドから降りた       すると



磯風 土下座



磯風が土下座していた


提督「い、磯風?!」


磯風「この磯風、上官である司令に対し取り返しのつかぬことを致してしまいました」


磯風「かくなる上は、解体処分も甘んじて受ける所存です」


提督「お、落ち着いてくれ磯風! 謝ることなんてないから!」


磯風「し、しかし、私は司令を力ずくで強引に犯したんだぞ?!許されることではない!」


提督「あれはわたしも合意の上だったから無理矢理じゃないし、それに…」


提督「わ、わたしも…嬉しかったし…////」


磯風「!!////」


提督「磯風が責められることなんて無い。むしろ、わたしが磯風に感謝しなきゃ」


磯風「え?」


提督「磯風のおかげで決心できたんだ、皆の気持ちにに応えるって」


提督「磯風が励ましてくれたから決意することができたんだ」


提督「ありがとう、磯風」ニコッ


磯風「し…司令…」


提督「これからも、わたしのこと支えてくれるか?」


磯風「ああ、もちろんだ!」


提督「ありがとう」



提督「さて、もうお昼だし食堂に行くか」


磯風「うむ、そうだな」



提督「そういえば、磯風、わたしに「愛してる」って言った?」


磯風「あっ!いや…あれは!」アタフタ


提督「わたしも愛してるよ、磯風」


磯風「ぁ…ぅぅ…////」カアアア


提督(ああ、赤くなった磯風すごく可愛いなぁ)




~食堂~



食堂に着くと 皆揃っていた


わたしと磯風が一緒に来たということで察した者も少なくなく


ある者はまさかという表情を浮かべ


ある者はニヤニヤと笑みを浮かべ


ある者はショックで倒れた


陽炎型の姉妹たちは磯風を取り囲み質問攻めをしている



まあ、そうなるな




提督のターン





金剛「Oh...my Got...」ズーン


比叡「お姉さま…元気出してください」


榛名「榛名は…大丈夫…じゃないです…」ズーン


霧島「おかしいわね…私の計算では…」ブツブツ


島風「私が…遅れをとるなんて…」ガックリ


陽炎「まさか、磯風に先越されるとはねぇ」


黒潮「にしても意外やなー」


長門「私も負けてはいられないな」


陸奥「あらあら」ウフフ


落ち込む者 驚く者 戦意を燃やす者 わたしは皆に応えるつもりだ



だが、その前に…やることがある



金剛「今日はなんだか…コンディションがbadみたいネー…部屋でbreakしてきマース…」トボトボ



金剛に続いてほかの艦娘達も食堂を出ていこうとする     しかし



そうはさせん



提督「ちょっと待ってくれ皆。なにか忘れてないか?」


艦娘s「え?」


提督「金剛…言ったよな?作戦の報告書…」


提督「「私たちがお手伝いします」って?」ニヤ


金剛「あっ…」


提督「いやぁ助かるよ。なんせ、大規模作戦だから報告書の量もかなりあってねぇ」ハハハ


提督「ちょうど…「手」が足りなかったんだ…」フフフ


艦娘s「・・・・・・・」ダラダラダラ


提督「だからみんな…」



「て  つ  だ  っ  て  く  れ  る  よ  ね  ?」ニッゴリ



ウワー イヤダー カンベンシテー オユルシヲー マアソウナルナ イヤー ウエーン ヤメテクレー



少しばかりの仕返しだ


別にいいだろう?これくらい




女となって




みんなが(赤疲労マークが付く位)手伝ってくれたおかげで今日中に終わらせることができた


後はシャワーを浴びて寝るだけだ



~シャワー室~



キュッ ジャババー


「ふぅ…」ワシャワシャ


磯風から「女性の髪は傷みやすいから丁寧に洗え」と言われたのでいつもより優しく洗う


(わたしって女になったけど女性の体のこと何も知らないなぁ)


今更ながらそのことに気づく


(弱くなった自分の体だ。今まで以上に大切にしないとな)


ちらっと自分の体を見やる


胸は何カップなのだろうか? 


何センチが何カップか知らないが、自分の手よりはある



下半身を見るとそこにはワレメがあり毛は生えていない



体全体を見ると 毛は殆ど生えておらず、肌も少しばかり白くなっている



髪はとても長く腰近くまで伸びている


縛ったりまとめたりした方がよいのだろううか?



「自分の体を見ても興奮したりしないってことは、わたしの心も女性になってるのかな?」


あれ?


(いつの間にか自分のこと「わたし」って言ってる?)


目上の者の前では自分のことをわたしと言ってるし 特に抵抗もないだろう


でも、そのうち


「女口調になるのかな…」


その時はその時だ、問題は無い


(とりあえず、まずは女性の体について知らないといけないな)


課題が見つかったわたしは丁寧に体を洗ってシャワー室を出て着替えた




提督女体化日誌




~執務室~




寝間着に着替えたわたしは、明日の執務内容を確認するため執務室にいた


「ええっと…明日の書類は…」ガサゴソ


バサッ


「あれ?これって…」


「提督    日誌」


と書かれた日誌帳が出てきた


あるのは知っていたが、結局使わずじまいになっていたものだ


「……そうだ!」


わたしはペンを取り、それに書き足した




『提督女体化日誌』



『今日から日誌をつけることにした 不思議な夢をみた 妖精さんが現れわたしを女にすると言うのだ


ただの夢と思ったが、目が覚めると本当に女になっていた


艦娘達からは追いかけ回され、散々な目にあった   しかし


磯風はわたしの本心を見抜き、励まし、慰めてくれた  とても嬉しかった


わたしに姉はいないが、磯風は本当のお姉ちゃんのようだった  磯風と交わることにも全く抵抗は無かった そればかりか、とても安心した


磯風のおかげで決意できた わたしはもう、逃げはしない


皆の気持ちに正面から応える、と


これからもっと忙しくなるだろうがきっと大丈夫だ。 わたしは一人ではないのだから』



書き終えたわたしは明日の執務を確認にしてから 執務室を後にした


「よし…明日も頑張ろう!」


バタン




金剛たちが自室に忍び込もうとしていたので部屋に戻らせてから就寝した


…戸締りをしっかりしておこう




夢~決意の表明~




ザザーン  ザザーン


波の音が聴こえる


目を開けて足元を見ると、自分は海の上に立っていた


自分はこれは夢だと知っている


(またか…ということは…)


ゆっくりと後ろに振り向くと   そこには



「どうも~♪」フリフリ


やはり妖精さんがいた


妖精「どうでしたか? 女性になってみて」ニコニコ


「ええ、散々でしたよ。みんなからは追いかけまわされたり、夜這いをかけられそうになったりと…」


妖精「でも、磯風さんとゴールイン出来ましたね。予想外でしたよ、まさか初日からあそこまでいくとは」ビックリです


「わたしも驚きましたよ、あそこまで心が弱体化するとは…」


妖精「いいえ…あれはあなたの「本心」ですよ。あなたは何でもかんでも一人で抱え込み過ぎなんですよ」ヤレヤレ


「はい…身をもって教わりました…」


「同時に…自分は一人ではないということも」


妖精「…やっと気付きましたか…本当に鈍いですねぇ」フフッ


「そうですね…」ハハハ



「わたしを女にしてくださり本当にありがとうございます」ペコリ


「必ず、みんなの気持ちに応え、ハーレムを築いてみせます!」


妖精「…良い眼になりましたね。「あの頃」と大違いです」


「「あの頃」…とは?」


妖精「あなたがまだ新米だった頃ですよ」


「…妖精さんは何なんですか?」


妖精「ただの妖精ですよ?」


「しかし、まるでずっとわたしたちを見てきたような…」


妖精「ええ、ずっと見ていましたよ。あなたがここに着任してからずっと」


「わたしが着任してから?」


妖精「正確には、あなたが来てからわたしもここに来たんですけどね」


「え…どうして…?」


妖精「ふふっ…どうしてでしょうね?」



妖精「さて…そろそろ…」ピカー


「ま、待って!」


「応援していますよ、提督…いや…」











「——さん」


その言葉はよく聞こえなかった   しかし


「その名」はとても懐かしく感じた





目覚め~希望の朝~




チュンチュン



鳥の鳴き声が聴こえる


朝だ



布団をたたみ、洗面所に向かう


鏡を見ると、寝癖のついた髪の女性がいる



顔を洗い、髪をとかして寝癖を直す(やりかたは磯風に教えてもらった)


胸にサラシを巻き、制服に着替える



最後に帽子を被り、部屋のカーテンを開ける



さあ、新しい一日の始まりだ——




~食堂~




ガララ


提督「みんなおはよう」


艦娘s「「おはようございまーす!!!」」


昨日と変わらずみんなは笑顔で挨拶を返してきた もちろん、獲物を狙う眼で


だが、全く恐怖は感じない むしろ嬉しく思う


提督「おはようございます鳳翔さん。いつものでお願いします」


鳳翔「おはようございます提督。わかりました、少々お待ちください」



鳳翔「お待たせしました。和風定食です」


提督「ありがとうございます」


スタスタ ガタッ ガタガタガタ


わたしが席に着くとみんなが我先にとわたしの近くに座ってくる


金剛「Good Morningネー提督!」スチャッ


提督「おはよう金剛」(早い…さすが高速戦艦)


島風「提督っ!おはよーございまーっす!」スタッ


提督「おはよう島風」(ほんとに速いな)


大井「おはようございます、提督」スッ


提督「おはよう大井」(北上と一緒じゃないとは珍しいな…)


磯風「おはよう司令」


提督「おはよう磯風。あ、髪のとかし方教えてくれてありがとうね。役に立ったよ」


磯風「そうか、それならよかった」


提督「あ、そういえばみんなに教えて貰いたいことがあるんだけど…」


みんなが集まってる今に聞いておいた方が良いだろう



提督「女性の体について教えてくれないかな?」


「!!!!!!!!!!!!!」


提督「女になったからには女性の体についても知っておいた方が良いと思ってさ」


みんなに聞くのが手っ取り早いだろう


龍田「それなら…私が教えてあげようかしらぁ」ウフフフフ


(なんか…怖いなぁ)


如月「うふふ…じゃあ私が手取り足取り教えてあ・げ・る」


(…本当に駆逐艦か?)


暁「レディについて教えてほしいなら暁が教えてあげるわ!」


(なんか違う気が…)


熊野「なら、私がレディの嗜みを教えて差し上げますわ」


(体…についてなのか?)


ワタシガオシエルヨ イヤワタシガオシエマス ワタシダッテ イヤイヤワタシガ


提督(これじゃあ決まらないな)ヤレヤレ



結局、自分で調べることにした




初めて会った純白の雪




提督「みんな揃ってるから今日の作戦内容伝えるぞ。まず第一艦隊は———」



提督「———以上だ。みんな気を付けていってくるように」


艦娘s「「「了解!!!!」」」ビシッ


艦娘s((MVP取りまくって提督にいい所見せてやる!))


ウオォォォォォォォォォォォ!!!!!    ドドドドドドドドド


提督「みんな気合入ってるなぁ」もう行っちゃった


提督「さて、わたしも執務室に行くか」スタスタ




~執務室~



提督「ええっと…今日の書類は…」コンコン


「失礼します」


提督「どうぞ」


ガチャッ


吹雪「吹雪です!本日は私が秘書艦を務めさせていただきます!」ビシッ


提督「ああ、よろしくな吹雪」


吹雪「はいっ!よろしくお願い致します!」




吹雪「……」カリカリ


提督「……」カリカリ


吹雪「……司令官」カリカリ


提督「ん?どうした?」カリカリ


吹雪「書類がすべて終わりそうなんですが…」カリカリ


提督「こっちもだよ…まだお昼前だっていうのに…」カリカリ


吹雪「え…本当にこれだけなんですか?」


提督「うん…実は理由があって…」


吹雪「理由…ですか?」


提督「ああ、みんなが頑張ってくれたおかげでこの鎮守府の働きが認められてな」


提督「労いの意も含めて、全員に長期休暇が与えられることになったんだ」


吹雪「ほっ本当ですか!」キラキラ


提督「ああ、書類の量が少ないのはそのためなんだ」


提督「吹雪は何処か行ってみたい所とかやってみたいこととかある?」


吹雪「はい!姉妹艦の皆といろんな所に出かけてみたいですね!司令官は?」


提督「わたしは…特に無いけど、みんなに休みをあげたいと思ってたよ」


提督「なかなか休みをあげられなくてごめんな…」


吹雪「い、いえ、司令官が謝ることなんてありませんよ!」


提督「でも…認められたってことは、わたしも提督として成長してるってことなのかな」


吹雪「もちろんです!司令官は立派な提督ですよ!」


提督「ありがとう、そういえば…吹雪はわたしが初めて会った艦娘だったな。新米だったわたしをずっと支えてくれて」


吹雪「わ、私は当然のことをしただけですから…」エヘヘ


提督「吹雪の第一印象は「ドジっ子」だったんだよねぇ」ハハハ


吹雪「うっ…」グサッ


提督「でも、頑張り屋で、真面目で、仲間思いの、可愛い女の子だなぁって思ったよ」(断じてロリコンではない)


吹雪「そ、そんな褒め過ぎですよ…////」


提督「吹雪は?」


吹雪「私は…優しそうな人だなぁと思いました。事実、私たちのことを第一に考えてくれましたし」


吹雪「艦隊の指揮も上手く、誰も轟沈していませんし、本当に優秀な提督だと思っています。それに…」


吹雪「司令官も…か…可愛いと思います!////」


提督「ふ…吹雪こそ…褒め過ぎだって////」


吹雪「お返しですよ…えへへっ」


提督「はははっ」


提督「これからもよろしくな。吹雪」


吹雪「はいっ!よろしくお願いします、司令官!」


わたしはこんな純粋なこころをもった彼女のおかげで今の自分がいることを改めて感じた




嘘から出たまこと




提督「…ところで、先に謝っておくことがある」


吹雪「? なんですか?」


提督「さっき、休暇が与えられたと言ったな?」


吹雪「はい…確かにそう言いました」


提督「あれは嘘だ」


吹雪「えぇっ?!」ガーン


提督「ごめん…どんな反応するかと思って言ってみたんだけど…」


吹雪「酷いですぅ!期待しちゃったじゃないですかぁ!」プンプン


提督「休みをあげたいと思ってるのは本当だ。だが、大本営がなかなか承諾してくれなくてな」


提督「大本営曰く「貴官らにはさらに活躍してもらいたい」と言ってな」ハア


吹雪「そうなんですか…」


提督「はぁ…どうにかして休暇をもらえないだろうか」


吹雪「さすがに大本営が相手では…」コンコン


「失礼します」


提督「どうぞ」


ガチャ


大淀「失礼します、提督」


提督「大淀か、どうした?」


大淀「司令部から通達がきましたのでそれを渡しに」ドウゾ


提督「大本営から?」アリガトウ


大淀「では、失礼します」スタスタ


ガチャ


大淀「提督…おめでとうございます」ニコ


バタン



提督「おめでとう…って?」


吹雪「とりあえず内容を見てみましょう」


提督「そうだな」ペラッ



『先日の大規模作戦は貴官らの活躍もあり、大成功を収めることができた。労いの言葉と称賛の意を贈る」


提督「大規模作戦についてのようだな」


『同時に、貴官の活躍を称え、大佐から少将へと昇格したことを伝える』


提督「ふむふむ…えっ?!うそっ?!」マジ?!


吹雪「お、おめでとうございます司令官!」


提督「ついにわたしも少将か…」


なるほど、大淀はこれのことをおめでとうと言ったのか


吹雪「まだ続きがあるようです」


提督「あっ本当だ」


『また、貴官が着任した頃よりも新たな提督が続々着任してきている』


提督「確かに増えてきたな」


『大本営は新米提督の育成に力を入れるため、これからの作戦や任務は新米提督に回すようにすることを決定した


さらに、貴官が休養の申請をしていること、及び貴官と貴官指揮下の艦娘たちは長期間職務を全うしていること


以上の理由より、大本営は貴官の申請を受諾し、明日から貴官と貴官指揮下の艦娘総員に長期休暇を与えることにする


各資源は通常通り支給されるので、自主的な演習、建造、開発、遠征、出撃を行うことも許可される


貴官と艦娘らはしっかりと休養を取るようにすること        以上 大本営より』



提督「………」


吹雪「………」


提督「……今夜から騒がしくなるな」フフ


吹雪「間宮さんに話しておきますね…」プルプル


提督「頼む…あと、叫んでいいよ?」


吹雪「ヤッタアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」


吹雪「司令官の言ったこと本当のことだったんですね!」


提督「あ、うん…まあね…」ハハハ


提督(本当に冗談で言ったなんて言えない…)


吹雪「ああ~どこに行こっかな~♪」キラキラ


提督「白雪たちにも聞いてみたら?」


吹雪「そうします!あと、司令官も一緒ですよ?」


提督「わたしも?」


吹雪「はい!姉妹艦のみんなと司令官と行きたいんです!いいですよね?」キラキラ


そんなキラキラした目で見られたら断れないじゃないか  まあ断るつもりはないが


提督「ああ、もちろんいいよ」


吹雪「本当ですか?!ああ~楽しみだなぁ」ワクワク


提督(これからもっと忙しくなるな)フフッ


そう思いつつ わたしも吹雪と同じように心躍らせていた




スウィートタイム





本日分の執務を終えた後、わたしと吹雪は少し早めに昼食を取り、間宮さんの所に向かった



提督「つい一昨日も祝勝会したばっかりだし食材とか足りるかな?」特に酒とか…


吹雪「みなさん沢山呑みますからね」隼鷹さんとかポーラさんとか…


提督「そうだ、食材の確認ついでにパフェでも食べようか」


吹雪「え、良いんですか?」


提督「もちろん!執務手伝ってくれたお礼もしたいし」


吹雪「ありがとうございます!司令官!」パアア




ガララ


提督「こんにちは、間宮さん」


吹雪「こんにちは」


間宮「あら、提督に吹雪ちゃん。いらっしゃい」


提督「間宮パフェと間宮アイスを一つずつ」


間宮「わかりました」


提督「あと、食材とかお酒とか在庫はありますか?」


間宮「あ、はい、お酒は残り少ないですが食材は大丈夫です。どうしてですか?」


提督「実は———


——ということでして」


間宮「なるほど…わかりました、今夜はさらに腕によりをかけて作らせていただきます!」


提督「お願いします」


間宮「では、少々お待ちくださいね」スタスタ



吹雪「司令官は甘いもの苦手なんですか?」


提督「いや、甘党だけど…パフェやケーキだと胸やけ起こしちゃってさ…」


提督「わたしもパフェとかがっつり食べてみたいなぁ」ハア


吹雪「そ、それはつらいですね…」



間宮「お待たせしました」カチャ


間宮「では、ごゆっくり」ペコリ


吹雪「いただきます」カチャ


パクッ モグモグ


吹雪「あぁ~おいしいですぅ~♡」トロォ


提督「本当においしそうに食べるな…」顔が蕩けてる…


吹雪「女の子は甘いものに敏感ですから♪」キラキラ


提督「そうなのか?じゃあわたしも食べよ」カチャ


一口だけ吹雪のパフェ分けてもらい食べてみた   すると


パクッ


提督「!!!!!!!!!!!!!!!!!」


吹雪「司令官?」


提督「・・・・・・・・・」


クリームは口に含んだ途端に溶け、甘い香りが鼻から抜ける


溶けたアイスは口内を蹂躙し、体に染み込んでいき


提督「あ……あ……」フルフル


甘味が体中を支配した


提督「ああああぁ~~~~♡♡♡」トロォ


吹雪「し、司令官っ?!」ビクッ


顔がとろけてしまう、勝手に緩んでしまうのだ


吹雪「し、司令官の顔が人に見せられない顔に…」


提督「なに…これぇ…おいししゅぎて…かおが…かってに…あぁ~」トロォン


吹雪「あ、あのぉ、もしよかったらもっと食べますか?」


提督「ほんとっ?!良いの?!」キラキラ


吹雪「私一人じゃ食べきれないので」


提督「やったぁ!吹雪大好きっ!」パアア


吹雪(か…かわいい///)


提督「あぁ~おいしすぎるぅ~♡」モグモグ


吹雪「って速っ?!いつの間にか司令官のアイスも無くなってる?!」ガーン


唖然としている吹雪をよそに、わたしは思う存分パフェを頬張った


提督(あぁ~しあわせだぁ~♡)




深海棲艦たちの厄日



そのころ、海では






~海上~




ドゴォン! ドゴォン!



金剛「Fire!」ドゴォ


夕立「選り取り見取りっぽい?」ドゴドゴォン


龍田「死にたい船はどこかしらぁ~?」バァン


加賀「皆優秀な子たちですから」ビシュッ


不知火「沈めっ!」ドォン


木曾「弱すぎるっ!」ドンドン


伊58「魚雷さん、お願いします!」バシュッ



ウワー ヤメテクレー ギャーッ オシマイダー テメェラナンザコワカネェ チクショウメーッ




ヲ級「………」


タ級「押されているな…どうする?」


ヲ級「……各艦に通達」



















ヲ級「全力で逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」


ヲ級「なにあれ?!艦娘の眼が怖いんだけど?!」











飛龍「敵艦隊、後退を始めました」


長門「そうか…全艦、分かっているな?」














長門「一隻たりとも逃すなぁ!」



「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」」」」




マテヤゴラー! ニガスカー!クチクシテヤラー!ワタシノエモノダー!ソノカンモラッター!ヒャッハー!チョウシコイテンジャネエゾコラー!ヤロウブッコロシテヤラー!



ドゴォン バァン ドドドドド バガァン ドボォン ドドォン



ニゲロー! タスケテクレー!ヒエー!ナンテコッタイ!カンシュニヒダーン!コウヘイキテクレー!カイヒシロー!ニゲルンダヨー!ユルシテクレー



修羅と化した艦娘達がMVPの奪い合いをしていた



深海棲艦側はこの戦いにより大きな打撃(主に各艦の精神的)を受け、しばらく攻めてこなくなった


深海棲艦らは口をそろえて言った




「厄日だ…」







ガールズトーク




~執務室~



提督「あぁ~おいしかったぁ~♪」キラキラキラキラ


吹雪「あんなにおいしそうに食べる人初めて見ましたよ…」すごいキラキラしてるし…


提督「みんなが戦意高揚する理由がよく分かったよ」


吹雪「女性になって甘党に拍車がかかったんですね」


提督「うん! あぁ~また食べたいわねぇ~♪」


吹雪「そうですね………」


吹雪「……えっ?!」


提督「? どうしたの?」


吹雪「い、いま…口調が女性にな」ガチャッ


明石「あ、提督ここにいましたか。探しましたよ」マッタク


提督「お、明石か。何か用事?」ゴメンゴメン


明石「少量でいいので資源の使用許可をいただきたいのですが」


提督「なにか開発?」


明石「ええ、少し変わったものですが…」


提督「? まあ、使うだけ使っていいよ」


明石「ありがとうございます!では、出来たらお知らせしますので。失礼します」バタン



提督「で、どうかした?」


吹雪「あの、さっき…女口調になっていたんですが…」


提督「…………えっ?本当?」気付かなかった


吹雪「あと、パフェを食べてる時も女の子みたいになってましたよ?」


提督「……いっそのこと口調変えようかな…? いやでもよく分からないし…」


吹雪「あっ、なら私が教えましょうか?」


提督「えっ、いいの?」


吹雪「はいっ、と言っても、自然に話せると思いますよ?」


提督「そっか、じゃあお昼休みも兼ねてゆっくり話でもしてようか」


吹雪「そうですね」




提督「これが俗にいう「がぁるずとぉく」っていうやつかな?」


吹雪「そう…なのかな?」




吹雪と話をして過ごした


試しに女性言葉で会話してみたが…



何故だか、すごく話しやすかった…


おまけに気恥ずかしさも無く、まるで昔から女口調で話していたような気がした


身も心も女性になったのだろうか?





夕方頃に艦隊が帰投した


かなり暴れたようだが、みんな小破すらしていなかった…というかMVPでも取りまくったのだろうかキラキラしていた


そのため、宴会の準備が驚くほど早く終わった


みんなからMVPを取ったご褒美が欲しいと言われたので


提督「じゃあ、明日からみんなのお願いになんでも応えるよ」


と言ったら、みんな狂喜乱舞した


なんでもとは言ったがまさか酷い目には遭わないだろう







……大丈夫だよね?




酒に呑まれて酔いしれて  ~宴の時間~




~宴会場~




吹雪「司令官、少将への昇格……」


「「「「おめでとうございまーーす!!!!」」」」パチパチパチパチパチパチ


提督「ありがとう。これもみんなのおかげだよ。みんなも長い間お疲れ様」


提督「今夜は無礼講だから、朝まで存分に楽しんでね」



提督「では、乾杯っ!」グイッ


「「「「「かんぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!!!!」」」」」カラン カチンッ カンッ



ヒャッハージャンジャンノメーイッキイッキプハーマダマダタリナーイモットモッテコーイ



提督「みんな本当によく飲むね…」ハハハ


金剛「提督は飲まないのデスカ?」


提督「まあね、誰かに勧められでもしないと飲まないよ」


金剛「Oh…そんなの勿体ないネー! 私がウイスキーを飲ませてあげマース!」バッ


提督「そ、そう…なら貰おうかな?」(事前に準備してあったみたいだな…)


金剛「ドウゾ~♪」トクトク


提督「あまり度数高くないよね? 高いのは飲んだことないからすぐ酔わないか不安なんだけど…」でもおいしそう…


金剛「No Problem!(私にとっては)高くないから提督でも楽しめマース!」サアサア!


提督「そう?じゃあいただきます」グビッ


・・・・・・・・・


提督「……あ、おいしい…」


金剛「デショ?さあもっともっと飲んでくだサーイ!」グイッ


提督「じゃあ…貰おうかな」


「「「「ていとくー」」」」


提督「ん?」クルッ


金剛(支援艦隊が到着したネー♪)ニヤ


千歳「提督、日本酒も如何ですか?」ニコ


ビスマルク「ビールもあるわよ?」グイッ


ポーラ「ワインもおいしいですよ~♪」


響「ウォッカもどうだい?」


提督「す、勧めてくれるのは嬉しいけど、そんなに飲めないよ…」ムリムリ


隼鷹「なぁに言ってんのさぁ提督ぅ~」ヒック


提督「じ、隼鷹? ていうかもう酔ってるし…」


隼鷹「せっかく酒を勧められてるってのにそれを断るなんて宴会の場ではマナー違反だぞぉ?」


提督「い、言われてみれば…確かにそうかも…」


隼鷹「それに…」


隼鷹「存分に楽しめって言ったのは提督だろ?」ニッ


提督「!」


隼鷹「提督も楽しまなくっちゃ駄目だろう?」ハハッ


提督「隼鷹…」


提督「…そうだね、楽しまないとね! じゃあいただこうかな!」


隼鷹「そうそう! パーッといこうぜ~パーッとな!」ヒャッハー!


艦娘s(((隼鷹(さん)グッジョブ!)))グッ




千歳「では、まず日本酒からどうぞ」トクトク


提督「ありがとう」グビッ


提督「…あれ?以外と飲みやすい…」


千歳「はい、他にも種類があるので是非試してみてくださいね♪」



ビスマルク「次はビール飲んでみる?」ドンッ


提督「ジョッキ…」


ビスマルク「いや、無理して飲まなくてもいいわよ?」


提督「い、いや…せっかくだし、もらうよ!」グイッ


ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ