2016-12-04 00:29:42 更新

概要

詰めは甘かったものの、何とか暴走レイバーの確保に成功した「あんこう小隊」。だが会長から大洗への緊急招集がかかり…。

「ガールズ&パンツァー 劇場版」と「機動警察パトレイバー」のコラボSS、完結編です。


前書き

・元ネタ先の時系列、設定のご都合独自設定あり。

・「ガールズ&パンツァー 劇場版」のほぼ引き起こし&再構成となります。

以上となります。

では始めさせて頂きます。何卒よろしくお願い致します。



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〈 第7章. エピローグ~朝陽の中へ 〉



~十一日目 早朝



ーー特車二課棟 前道路



チュンチュンッ…チチチッ…


コケーッ!…



優花里 「…残念です。シゲ殿と篠原殿と、軍事関連のお話でもっと盛り上がるはずでしたのに…」


華 「私も、特車二課 第三回 大食い選手権で、淵山さんと太田さんを返り討ちにする予定でしたのに…」


そど子 「こんな中途半端なの気分が悪い!おかげで最後まであのイケ好かない淵山には文句言われるし…」


ゴモヨ 「山崎さんや進士さんに取り成してもらわなかったら…」


パゾ美 「今頃、どうなってたか…」


華 「麻子さんは、ずっと榊さんにすがって、泣き疲れて寝ていましたね…」


沙織 「麻子?もういい加減に泣き止みなよ…はい、ハンカチ」


麻子 「ぐずっ…ずびぃーむ」チーンッ


沙織 「うわあ…それは止めようよ、麻子…」


優花里 「沙織殿、まるで聖母のような悟りきった顔をされています…」


華 「モテ期と彼氏計画が、大きく音をたてて崩れ去りましたからね…」


優花里 「沙織殿は、誰かのオンリーワンでは無く、整備班員の皆さんの聖母(マザー)となったわけですね…」



華 「後は…みほさんだけなのですが…」



優花里 「西住殿…」



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ーー特車二課棟 正面入口前広場



後藤 「…アイツ等とは何か話をしたのか?」


みほ 「あはは…。五味岡さんと泉さんと熊耳さんとレイバー運用の話を」


後藤 「そっか」


みほ 「…もう、いいんですよ、ね?」


後藤 「ああ。アイツらが戻って来てくれたからな。お前さん達は見事任務を遂行したってわけだ」


みほ 「任務完了より…任期満了が良かったです。私も皆も、もっとたくさん教えて欲しかったし、試したいこともありました。でも…」


後藤 「分かってる。お前さん達の一番大事なことだもんな?逆に、何もしてやれなくてすまないと思ってるよ」


みほ 「そんな!…そんな事ない…ですっ…」



後藤 「…西住?この借りはいずれ、精神的に。」



みほ 「…ふふっ…何なんですか、それ…」


後藤 「約束を守るための呪文…まじないみたいなもんさ」



みほ 「…おまじない…?」



シゲ 「後藤さん?そろそろ…」


後藤 「ああ。…余談を許さない状況だろうが、お前さん達大洗戦車道チームがまた活躍できる日を楽しみにしてる」


みほ 「あ…」 キュッ…


後藤 「それじゃあな。うおい、今行く!」



みほ 「…っ… 」グッ…



華 「みほさん…」



みほ 「今まで…ありがとう、ございました…っ…」



優花里 「西住殿…」



みほ 「…皆、ごめんね?待たせちゃって…それじゃ、行こうか」 …ニコッ



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ーー大洗行特別バス車内



ブロロッ…ガタガタッ…



華 「それにしても、朝一で専用バスでの緊急招集だなんて…」


優花里 「何があったんですかね…」


そど子 「会長に何か動きがあったんでしょ?…多分だけど」


沙織 「…帰ってみないと解んないよ、そんなの…」



ゴモヨ 「急に捨てられたネコみたいな気分…」


パゾ美 「大洗にすぐ戻りたいような、戻りたくないような…」



みほ 「…麻子さん?もう泣かないで…」ナデナデ


麻子 「ぐずっ…~っ…」 コクンッ



みほ 「…」



ブロロッ…



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ーー大洗女子学園 臨時滞在地 校庭



カナカナカナ,カナ…カナ…



桃 「ふんぬーっ…んっ…うわあっ?!」



ドンガラガ!



桃 「…ううっ…?…あ…」グスッ…



杏 「…ただいま。」



桃 「…っ…ヒグッ…か、会長~っ?!」ウワーンッ



杏 「…」ヨシヨシ




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



ガカッ…ピンポンパンポ~ン♪



柚子 『…非常呼集、非常呼集。会長が帰還されました。戦車道受講者は、直ちに講堂へ集合。繰り返します…』



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ーー大洗女子学園 臨時滞在地 講堂



ワイワイ…ザワザワ…



桃 「グスッ…全員集まったな~っ?!」



カモサンチームガキテマセーン!



桃 「なにぃ~っ?!」


沙織 「…お、おぉ…どこ行くの?」


麻子 「遅刻を取り締まってくる」



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ーー大洗女子学園 臨時滞在地 飼育小屋



麻子 「…何してる?」



ゴモヨ 「…」ヤケキュウリポリポリ


パゾ美 「…」キュウリセンベツチュウ


そど子 「…関係無いでしょ…」


麻子 「…集合だ」


そど子 「いやだ」


麻子 「いいから来いっ…」


グイッ…バッ!


そど子 「何すんのよ離しなさいよっ!私たちの事なんか放っといて…っ」


麻子 「そど子がいないと風紀が乱れるだろっ!?」


そど子 「…っ!?」


麻子 「…それに、ちょっと淋しい」


そど子 「…私たちは、淋しくなんかないんだからぁっ!」グスッ…ワァンッ!


ゴモヨ 「…」グスッ…


パゾ美 「…」グスッ…



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ーー大洗女子学園 臨時滞在地 講堂



そど子 「…」グスッ…


ゴモヨ 「…」グスッ…


パゾ美 「…」グスッ…


沙織 「…はいっ…」ハンカチテワタシ


パゾ美 「…ちぃい~んっ!」ハナカミ


沙織 「それはやめてよ…」



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



杏 「…みんな。試合が、決まった。」



ザワアッ!…シ,シアイ?



杏 「大学強化チームと、だ。」



ザワザワ…



優花里 「…?!」カオミアワセ


みほ 「…!」コクリ



杏 「大学強化チームとの試合に勝てば、今度こそ廃校は撤回される。…文科省局長から認証も取ってきた。戦車道連盟、大学戦車道連盟、高校戦車道連盟の承認ももらってきた」


桃 「~っ、さっすが会長~っ!」グスッ


柚子 「やっぱりちゃんと動いてくれてたんですねっ?!」



カッタラホントウニ,ハイコウテッカイナンデスネ?!



杏 「そうだ!…無理な戦いと言う事は分かっている。だが、必ず勝って、皆で大洗に…学園艦に帰ろうっ!」



ワァーーッ!!



華 「…頑張りましょう!?」


沙織 「おおーっ!」


そど子 「アンタも『おー!』とか言いなさいよっ!」


麻子 「…はいはい」フフッ


ゴモヨ 「おー!」


パゾ美 「おーっ!」



優花里 「…西住殿…」メクバセ


みほ 「…うん…っ!」…キッ!



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ーー大洗女子学園 臨時滞在地 生徒会室



桃 「…社会人を破ったチーム?!幾らなんでも無理ですよ?!」


杏 「無理は承知だよー?」


桃 「西住、どう思う?」


柚子 「相手は何輌出してくるのかも気になるわ…」


みほ 「こちらの八輌に対して…三十輌」



…ザワアッ…!



桃 「も、もうダメだっ!西住からも、勝つのは無理だと伝えてくれっ!」



みほ 「…確かに、今の状況では勝てません。ですが、この条件を取り付けるのも大変だったと思うんです」



桃 「…え?」


柚子 「…ええっ?」



みほ 「…普通は無理でも、戦車に通れない道はありません。戦車は火砕流の中にだって進むんです!困難な道ですが、勝てる手を考えましょう」


そど子 「はいっ!」



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ーー試合会場側 港 大洗チーム用ガレージ



みほ 「そ、そんな…高校戦車道での試合は、旗を持つ戦車を倒せば済む『フラッグ戦』が基本だったはずなのに…今回は『殲滅戦』なんですか?!」



…センメツセンッテ,ナンダッタッケー?


…アイテノシャリョウヲゼンブヤッツケタホウガカツンダヨ-



みほ 「あ、あのっ?!『30輌に対して8輌』で、その上突然『殲滅戦』ていうのは…」


文科省担当官 「予定されるプロリーグでは殲滅戦が基本ルールになっていますので、それに合わせて頂きたい」


みほ 「そ、そんな…」


文科省担当官 「もう、大会準備は殲滅戦で進めていますので。辞退するなら早めに申し出るように」



桃 「ううっ…」ガックリ



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ーー試合会場~現地視察中



リー,リー,リー,リー…


サァー…ーッ…



ザッ,ザッ…



みほ 「…」


杏 「…苦労かけるね?」


みほ 「…あ、いえ…」


杏 「…どうする?明日の試合…」


みほ 「え?」


杏 「辞退するという選択肢も…」


みほ 「それはありません!…退いたら、道は無くなります」


杏 「…うんっ。…厳しい戦いになるなぁ…」


みほ 「私たちの戦いは、いつもそうです。でも…」



沙織 「…み~ぽり~んっ!」


優花里 「…西住殿~っ!」


華 「ふふっ…来ちゃいましたっ」


麻子 「うん…皆で一緒に」



みほ 「…みんなが、いますから!」ニコッ



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~大洗 VS 大学選抜チーム 試合当日



ーー試合会場



サァー…ーッ…



ザッ,ザッ…



みほ 「…相手を山岳地帯に誘き寄せて、分散させて、各個撃破出来れば勝機は見えるはず。…でも相手は経験も実力も上。もしかすると、今度ばかりは…っ…」ブツブツ



ザッ…!



大学チーム主将 『……』


蝶野 「…ではこれより、大洗女子学園と大学選抜チームの試合を行いますっ。…礼っ…」


みほ 「…よろしくお願いっ」



キュララララ…ッ!



?? 『…待った~っ!!』ガピー



みほ 「?!…はっ…お、『お姉ちゃん』?」



スタッ…!



黒森峰主将 「…18名、試合に参戦する。大洗への短期転校の手続きは済ませてきた。戦車道連盟の許可も取り付けてある」


みほ 「…お姉ちゃん…ありがとうっ!」…パァッ!


黒森峰主将 「…」コクリ



ギュララララ…ッ!



サンダース主将 「私たちも転校してきたからっ!」



ガララララ…ッ!



プラウダ主将 「まっ、来たくて来た訳じゃ無いけどねっ?!」



ズズズズ…ッ!



グロリアーナ主将 「何で皆大洗の制服を着ているのかって?フフッ…皆、着てみたかったんだって」



グオオーッ…!



アンツィオ主将 「大洗諸君!ノリと勢いとパスタの国から、ドゥーチェ参戦だっ!」



ガロローッ…!



継続主将 「…風と一緒に流れてきたのさ…」…ポロ~ンッ♪



パパラパラパラッ…!



知波単主将 「お待たせしましたーっ!昨日の敵は今日の盟友っ!」



みほ 「…み、皆さん…っ…!」グスッ…


柚子 「わあっ…!」


桃 「こ、これは行けるかもっ!」



杏 「かつてのライバル校同志による…『大洗連合』の誕生だねっ!!」ニシシッ



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ーー試合会場 特設テント内



文科省担当官 「試合直前の選手の増員はルール違反じゃないのか?!」


蝶野 『異を唱えられるのは、相手チームだけです』


大学チーム主将 『…我々は構いません。受けて立ちます』



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ーー試合場 作戦立案所(テント内)



杏 「…それにしても、皆、よく欠員も無く無事に来れたねー?」


グロリアーナ主将 「フフッ…。戦車道連盟から『くれぐれも文科省には内密に』との事で、暗号による招集檄文で、皆さんに呼び掛けたんですの」


杏 「…確かに『戦車道連盟』の動きは、事前にほぼ全て『文科省』に察知されていると見て間違い無いよ。その証拠に


・約束反故から始まって、

・最強大学選抜への勝利を条件に、

・総当たりの殲滅戦の導入、

・こちらの準備期間を殆ど設けない、


…微に細に渡り、こちらの勝利に関係する条件は、ほぼ全て文科省に握り潰されている」


黒森峰主将 「…文科省は、試合開始までに何かしら我々にクレームをつけ『不正の疑い』の一言で足留め出来れば、目的は達成出来るからな」


サンダース主将 「イグザクトリィ(その通り)!で、試合が始まってから『こちらの勘違いでした。すいませーん』の一言で済ませる『簡単なお仕事』だものね?」


杏 「こっちの会場で差し止め食らう可能性もあったわけだけど、それは大丈夫だった?」


アンツィオ主将 「そこはほら、ちゃんとお巡りさんが交通整理と警備してくれてたから、さすがにねえ?」


継続主将 「…お陰で、ドア to ドアで直接、戦車道関係者とやり取りができた。会場についてから試合場までの案内はさすがにスムーズだったよ…」…ポロロ~ンッ♪


杏 「日本のお巡りさんは優秀だねえ?文科省といえど、さすがに警察の前じゃ無理無茶難題は吹っ掛けてこなかったかー。全くありがたい話だねえ…」



プラウダ主将 「発案者のグロリアーナは事前に用意できたでしょうけど、話聞いた後じゃこっちは時間無さすぎよ?!」


プラウダ副主将 「…でもさすがグロリアーナですね?何だかんだと言いながら、その『警察』から、警備と護衛を兼ねたルートを提案させるとは…」



グロリアーナ主将 「…ちょっと待って?こちらでは警察まで斡旋してないわよ。警察にまで文科省の息がかかってたらどうするつもりだったの?だから『各自ルートを確保するよう』お願いしていたのに…」


プラウダ副主将 「一応、私の方で裏をとりましたが、特に問題無さそうでしたので…」


黒森峰主将 「こちらも同様だ。あくまで、地域治安維持の一環として警察独自の判断に依るものだそうだが、正に渡りに舟。特に問題も無いようだから提案に乗せてもらった」


知波単主将 「私たちも同様でありましたっ!」



黒森峰主将 「しかし…いくら警察とはいえ、聞いた話をまとめただけでもかなりの規模になるのだが…。それら全てに対して、事前に交通整理や誘導、規制を行ったのか…」


グロリアーナ主将 「…ちょっと待って。もし戦車道連盟が本当に関係して無いのなら…」



杏 「して無いのなら?」



グロリアーナ主将 「…私からの暗号檄文を『盗聴』『翻訳』して、そこからルートを『事前予想』した上、文科省に足がつかないよう『秘密裏』に、それだけ『大規模』の『交通規制』を実現させたって言うの?!」



プラウダ主将 「…何それ超怖い?!」



みほ 「…怖くなんかない、よ?」ボソッ…



プラウダ副主将 「許可を出しておきながら、今更超怖いと言われましても…『厳つい体裁ながらきちんと』してましたし」


サンダース主将 「極めて『ジェントルマン(紳士的)』な対応だったわ!」


知波単主将 「『微に細に渡る気配り』が大変ありがたかったです!」


アンツィオ主将 「こっちは確かに戦力不足だけどさ?バイクと車一台ずつのみの先導って『的確』過ぎて逆に悲しくなったよ…」


黒森峰主将 「…隠密行動を良しとする中、少々『騒々しい』感じが気になったが…ま、さすが警察と言ったところかな」


継続主将 「『堅実かつ手堅い』フォローで、良い旅路だったよ…」 ポロ~ン♪



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ーー試合場 作戦立案所(テント)外



華 「あらあら…」マアマア



沙織 「やだ、もう」ハァッ…



麻子 「…こんな事するの、一人しかいないだろ」ヤレヤレ



優花里 「やはり、これは…」ニシシッ



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ーー試合場 作戦立案所(テント内)




…大洗復活のために俺も及ばずながら力になってやるから…




みほ 「ふふっ、うふふっ…」



杏 「やるねえ…さすが『カミソリ』…」



グロリアーナ主将 「…『超法規的措置』も甚だしいですわね?一体『何者』の仕業なのでしょう…。みほさん達には、何か心当たりがお有りなのかしら?」




みほ 「…はいっ。特車二課の『後藤隊長』ですっ! 」




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ーー試合場 臨時駐車場




バタバタバタ…ッ…!


ピピーッ,ピピーッ…



後藤 「…ああ、グロリアーナの暗号檄文の解析に時間がね…うんうん…なあに、大の良い大人が『各々』贔屓の戦車道チームのためにちょいと激を飛ばしただけさ…アンタも含めてな?…ああ。バカな話さ全く…色々悪かったね?それじゃ、また…」…カチャッ



南雲 「…松井さん?」


後藤 「ん?うん…どうやら全校、無事に合流できたようだな」



南雲 「これ…後藤さんお得意の『超法規的措置』ってやつ?」


後藤 「いえいえ。あくまでも、会場周辺地域の皆様のために、警察が自発的に行った『正義』の…いや『誠意の行為』ですよー?」


南雲 「どの口が言うんだか…」



後藤 「…この件は、大洗と一切関係が無い。あっちゃ、いけないのさ…」


南雲 「…ふうん?」



後藤「…第一、自分の言った事に責任も持てないような大人が、子供を虐めている姿は見るに耐えん。俺はそういうの、大嫌いだからね。」



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ーー試合会場 特設テント内




文科省担当官 「…ちっ!」 ガンッ!




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ーー試合会場



南雲 「…嘘つき…」ボソッ


後藤 「何か言った?」


南雲 「いいええ?別に何も」


後藤 「あ、そ。…それじゃ、行こうか。」


南雲 「…あら、いいの?後藤さんの恋人に会わなくても」


後藤 「…止めておくよ。俺に出来る事はもう何も無いし、下手に国家権力介入なんて話になったら、向こうも困っちゃうだろし…ね」


南雲 「何とまあ、お優しいことー…」



後藤「ふぅっ…(これからは大洗の一ファンに戻って応援するからな?お前さん達なら大丈夫…頑張れよ、西住)」



…この借りはいずれ、また。精神的に…



みほ「…ふふっ。(ありがとうございます、後藤隊長。私、頑張ります!…ちゃんと見てて下さいね?)」



優花里 「西住殿?全車輌、乗込み完了しました!」



みほ 「了解!…それでは皆さん、『パンツァー・フォー』!!」





おしまい。



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南雲 「…ところで後藤さん?西住さん達が危機に陥ったら、陸自の空挺レイバーに出動を要請するつもりだったって話は本当?」


後藤 「!…俺は反対したんだよ?!でも大洗の会長だがね…」



南雲 「…やっぱり『知ってて』黙ってたのね?」


後藤 「あ…」



南雲 「環生 (たまき)…不破さんからクレームがあったのよ!余計な入れ知恵をするんじゃないって!!普段任務のにの字も口にしない彼女がよ?!」


後藤 「アチャー…(そっち方面からバレたかあ…)。でもさ?知ってたら、絶対反対してたでしょ?」


南雲 「当たり前でしょ?第一、こういう時は事前に報告してって何度も何度も口が酸っぱくなる位に言ってたじゃないのっ!!」


後藤 「ごめんなさいっ!」


南雲「…大体おかしいと思ってたのよ?私だけ大阪で研修教員として居残りだなんて… 」


後藤 「はいはい」



南雲 「『はい』は一回で十分ですっ!」



後藤 「本当にごめんなさいっ!これこの通りっ!」



南雲 「知りませんっ!大体後藤さんはね…」



後藤 「はいはい…」





今度こそ本当に、おしまい。



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【次回嘘予告(90年代風)】



~♪(予告用音楽)



『予告ナレーション:西住みほ』



…大洗連合の活躍により、廃校の危機を免れた大洗女子学園。更にあんこう小隊の「特車二課 体験入隊」での活躍により、特車隊と戦車道の間では、異文化交流が率先して行われるようになりました。



『プラウダ小隊』



カチューシャ 「大っきい事は良い事よ?この私の器と心のようにね!そうよね、ノンナ?クラーラ?!」


クラーラ 「シトー?」


ノンナ 「はい。タイラント2000とクラブマン・ハイレッグ。カチューシャにぴったりです」



『グロリアーナ小隊』



ダージリン 「あら。それじゃあ私たちの器と心の大きさが隠しきれないわね?」


オレンジペコ「…むしろ逆なんじゃないですか?」


アッサム「データによりますと、クラブマン・ハイレッグとタイラント2000の戦闘力は、私たちのHAL-X10の十分の一以下とか…」


カチューシャ 「アンタ達?!HAL-X10は軍事用な上に試作品でしょうが?反則よ反則!!」



『継続小隊』



ミカ 「…戦車道に、レイバーなんて物が本当に必要なのかな?」


アキ 「全く必要ないよね?」


ミッコ 「うん。でもこのサターンは悪くないよ」




『黒森峰小隊』



エリカ 「た、隊長自らがレイバーに乗るなど…それに、この機体は経験データも少なく、危ないですよ?」


まほ 「…私がレイバーを動かして何が悪い。それにブロッケンはドイツに正式採用された名機だぞ?」



『サンダース小隊』



ナオミ 「ライアットガンの威力は最高だな…」


アリサ 「私キャリアなんて嫌ですよ?」


ケイ 「イングラムはニューヨーク市警でも採用されているのよ?ブルーのカラーリングが最高にクールね!」



『知波単小隊』



絹代 「これがヘルダイバーでありますか…レイバーとは、馬のような可愛らしいものでありますな?では、ウラヌス突貫!」


福田 「…ここは私がしっかりしないとダメであります!」



『アンツィオ小隊』



アンチョビ 「って何で私たちのだけブルドッグなんて言う既存の一般レイバーなんだーっ?!」


ペパロニ 「やだなあ姉さん。保険金払う予算が無いからに決まってるじゃないですかー」


カルパッチョ 「その代わり流石ベストセラー!豊富なパーツセレクト、乗り捨て可能・安価なレンタル料!」


アンチョビ 「私たちはパーフェクトソルジャーじゃ無いんだぞ?そんな装甲騎兵なのヤダーッ!」



そんな最中、新型レイバー用OS、通称「H.O.S.」に巧妙に仕組まれたウィルスによって、都内大小数百にも及ぶレイバーの暴走事故の危険性が発生します。その条件とは…レイバーの鋭敏なセンサーのみに反応する、風速40mで発生する超低周波の共鳴音!



シゲ 「そんな風が起こる事なんてそうそう有る訳…ア"ーッ?!」



台風の近づく中、巨大プラットホーム「方舟」に次ぐ危険区域として、周囲に高架線が多く、生産効率UPのため率先してH.O.S.を採用していた篠原重工 八王子の「巨大レイバー工場」の名が上がります。



後藤 「…第二小隊が『方舟』をぶっ壊してる間、関東圏内は完全に手薄だ。これは、異文化交流を率先して行って来てくれた戦車道履修者にしか頼めない」


みほ 「今度はレイバーによる…大洗連合再び、という訳ですね?」



誰も得をしない、名も無くリスクのみが残るこの戦いに、関東圏内約4,260万人に及ぶ一般市民の日常を守るため、戦車道の少女たちが今立ち上がります!



ノンナ 「…100台以上ものレイバーを相手取るだけでも苦労すると言うのに…」


ダージリン 「企業秘密として隠匿されている機体が有るとは思っていましたが…」


まほ 「まさか、検証中のHAL-X10とプロトタイプ零式 二機…」


ケイ 「…それに、H.O.S.搭載型のAV-98イングラム三機までが出てくるなんてね?」



ピキューイン…コココッ


バシャッ!…ギュイイーンッ!



アンチョビ 「…ごっ"ぢ見"でる"ぞ~っ?!」


ミカ 「この戦いに意味があるとは思えない…」ポロ~ン♪


カチューシャ 「ハッ?あんなのコテンパンにしてピロシキの中のお総菜にしてあげるわ!」


絹代 「では取り合えず突貫と言う事でよろしいですねっ?!」ワクワク



関係各位のご協力により、私たち「あんこう小隊」も、奇跡の復活を遂げることに!



華 「久しぶりですね?あんこう二号…」


麻子 「一号も…ん?おじい、これ…」


榊 「フッ…気が付いたかい嬢ちゃん?こいつぁな、80%の部品をイングラムの物に置き換えた『ドーファン改 イングラム仕様』よ!」


優花里 「ま、マッドエンジニア…うちのⅣ号みたいな魔改造ですう」


沙織 「…もう何がなんだか分かんない」




そして…




愛里寿 「…黒い『この子』なら、私一人でもみほさんの助けになる?」



グォォーンッ…


モウマクニンショウシュウリョウ.

アシュラ…キドウ.


シュイイイン…ギンッ!



髭ノオッチャン 「なるなる~!私は君のシンパだ。お嬢ちゃんとこの『グリフォン』なら、最早無敵だよ?」



次回『大洗連合の二番目に長い日』に…



ターゲット・ロック・オン…じゃなかった、パンツァー・フォーッ!!




(※近日公開未定。期待しないで下さい!)



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後書き

これにて完結となります。

エンディング1は「ガルパン風」ですが、エンディング2&嘘予告は「TV版パト風」を狙ってみました。

まだSSを書き始めて間もない事もあり、稚拙な表現や誤植含め、多々読み辛い点があったかと思いますが、長い間 お付き合い頂き、誠にありがとうございました。


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