2016-12-26 11:06:29 更新



〜朝・平沢家〜



唯「う〜ん」イジイジ



唯「イッツマイフロントヘアー」



唯「う〜ん……」イジイジ


ガチャ


憂「お姉ちゃん?準備出来た?」


唯「この毛先…」ブツブツ


憂「お姉ちゃん?」


唯「どうして君だけ……反抗期?」


憂「…」


唯「ちゃんと聞くから…お姉さんに話してごらん?」ブツブツ



憂「…っ」スゥ



憂「わ!」


唯「ひゅいっ!!?」ビクッ



唯「う、憂!?いつの間に!?」


憂「さっきから居たよ?」


唯「お、お姉ちゃんを脅かしたらダメなんだよ!?プライバシーがアレなんだからね!?」


憂「ごめんごめん、でもずっと声掛けてたんだよ?」


唯「え?」


憂「だって、ほら」


唯「え」


憂「もうこんな時間だよ?」


[7:50]


唯「」



唯「遅刻だぁーーーっ!!!」


ガチャ


唯「行って来まーぅ!!」


憂「行って来ます!」


バタンッ


唯「てゆーか!なんで憂はそんなに余裕なわけ!?」タッタッタッタッ


憂「まぁ、お姉ちゃんが遅刻するくらいなら私も遅刻しようかなって」タッタッタッタッ


唯「意味わかんないよっ!!」


唯「とにかく急げーっ!!」タッタッタッタッ


憂「はーい」タッタッタッタッ



〜桜ヶ丘高校・校門前〜



ズザァッ


唯「せ…」ハァッハァッ


唯「セェーーフッ!!」


憂「お疲れ様!」


唯「…憂」


憂「ん?」


唯「君を見てるとね?」


唯「私だけ右往左往してるみたいな気がしてさ…」


唯「なんだかね…」


憂「そんな事ないよ?」


唯「私ゃね?君が焦ってるところを一度も見たことが無いのだよ…」


憂「そんな事ないよ」


唯「…もしかして、気にするだけ損してる?」


憂「損な事ないよ?」


唯「私はピエロなのっ!?君の手のひらで踊り続ける人生なのっ!!?」


憂「そんな事あるよ」


唯「周りの人達はさ!口を開けばやれ『姉妹逆なんじゃね?』とか!『妹はしっかりしてるのに…』なんて行ってくる始末でさ!」


憂「…」


唯「わたし最近思うよ!力強く思うよ!!」


唯「もしかしたらさ!」


唯「私達本当に逆なんじゃ」


モギュ


唯「っ!?」


憂「…お姉ちゃん」


唯「な、なにさ?」


憂「今日は…」


唯「っ」ゴクッ



憂「今日は特製ハンバーグ作るから!」


唯「」


憂「シチューもあるからね?」


唯「はーい♪」



ワイワイ…ガヤガヤ…


唯「そんじゃ憂も勉強頑張ってね〜!」フリフリ


憂「うん!お姉ちゃんもね!」フリフリ



〜一限目・3年2組〜



さわ子「それでは、教科書の82ページを開いて下さい」ペラ


ペラ…ペラ…カリカリ…


唯「…」



唯(…あの時は)



唯(あの時はつい、シチューとハンバーグに釣られてスルーしたけど…)


唯(私のゴッドイヤーは聞き逃さなかった)


唯("そんな事あるよ")


唯(私はピエロなのか?憂の掌の上で踊り続ける人生なのか?)


唯(この質問に対してあの娘は確かにそう言った)


唯(それが一体何を意味するのか…)


唯(答えは非常に簡単だよね)


唯(私はこれまでの…そしてこれからの人生全て…)


唯(…)


唯(平沢憂に遊ばれるだけの人生ってこと!)


唯(純粋なこの私を、あの子はただ弄んでるんだよ!)


唯「…」


唯「…由々しき事態だ」ボソ


和「?」クルッ


和「どうかしたの?」


唯「どうかしちゃったんだよ」


唯「憂が」


和「憂?どう言うこと?」


唯「…」スッスッ


和「唯?」




【放課後ティータイム】(5)



ゆ〜い:由々しき事態だ



Pika☆Rithu:なにが?



みおみお:授業中だ



むぎ茶:どうしたのかね?



Az.cat:勉強して下さい



ゆ〜い:由々しき



ゆ〜い:事態なんだ



Pika☆Rithu:なんの



Pika☆Rithu:話だ



みおみお:だから



みおみお:授業中だ



むぎ茶:どうか



むぎ茶:したのかね?



Az.cat:みなさん



Az.cat:何してるんですか



ゆ〜い:憂がね



Az.cat:憂ですか?



ゆ〜い:私をね



ゆ〜い:弄んでるんだよ



Az.cat:は?



Pika☆Rithu:気のせい×20



ゆ〜い:20!?



むぎ茶:私もよ



ゆ〜い:え?



むぎ茶:私も弄んでるわ



ゆ〜い:そんな



むぎ茶:毎日あれこれしてるわ♪



Az.cat:ムギ先輩!



みおみお:あれこれってなんだよ



Pika☆Rithu:ムギ



むぎ茶:はい



Pika☆Rithu:叩くぞ?




ガタンッッ


さわ子「っ!?」ビクッ



さわ子「こ、琴吹さん…?」



紬「…」



紬「すみません…」



紬「足元に虫がいました…」


さわ子「そ…そう…」


紬「…」スッ



和(ムギ?)


唯(虫かぁ、そりゃ驚くね)


澪(うわ…こっち来たらやだな…)


律(何時もの発作か…)


紬「…」ブツブツ



紬(あと一言…あと一言で…っ)


紬(叩いて貰えるっ!!)


紬(何を…一体何を言えばっ)


紬(…)



紬(…よしっ)




むぎ茶:へいへいお姉ちゃん!



みおみお:まだ虫いる?



ゆ〜い:だれのこと?



Az.cat:よく分かりません



むぎ茶:今日も輝いてるね!



Pika☆Rithu:は?



みおみお:ねぇ



むぎ茶:ツルピカデコりっちゃん!



Pika☆Rithu:絶対ぶっ叩く



澪「ぅぶっw!」


さわ子「っ!」


澪「〜っw…っw」


さわ子「…秋山さん?」


澪「…ハッ」


澪「ご、ごめんなさい」


さわ子「お願いね?」


紬(やった!やったわ紬!)


紬(これで今日から…っ)


紬(勝ち組よ!!)



〜2年1組〜



梓「〜っwww」


梓「wっ…wwwっっ」ピクピク


純「?」




Pika☆Rithu:ムギ



Pika☆Rithu:覚悟しとけよ



むぎ茶:はい!



ゆ〜い:落ち着いてよ



ゆ〜い:デコりっちゃん



Pika☆Rithu:お前もだからな?



みおみお:まぁまぁ



みおみお:そんなに怒るなよ



みおみお:額中さん



Az.cat:どうしたんですか?



Az.cat:ツルリン先輩



Pika☆Rithu:よーく分かった



Pika☆Rithu:秋山、平沢、琴吹、中野



Pika☆Rithu:私を怒らせたな



みおみお:悪い悪い



みおみお:もう言わないから



みおみお:額中さん



Pika☆Rithu:秋山



みおみお:なんだ



Pika☆Rithu:お前のエリザベスは



Pika☆Rithu:もう



みおみお:なんだよ!?



みおみお:私のベースになにした!?



Pika☆Rithu:フレットレスに



みおみお:ふざけるな!!



Pika☆Rithu:しかも



Pika☆Rithu:弦がな〜い




ガタンッ!


さわ子「えぇ!?」


澪「〜っ」ワナワナッ


澪「エリザベスッ!!」ダッ


タタタタ…ガラッ


ダダダダダッ



さわ子「あの…授業……」




Pika☆Rithu:平沢



ゆ〜い:なんやねん?



Pika☆Rithu:ギー太は明日



Pika☆Rithu:実家に帰るそうだ



ゆ〜い:は!?



Pika☆Rithu:唯に伝えて欲しいって



ゆ〜い:なにが!?



Pika☆Rithu:お別れ言えなくて



Pika☆Rithu:ゴメンってさ




ガタンッ!


さわ子「っ!!?」ビクッ


唯「ぎ…」



唯「ギー太ァアアアアアッッ!!!」ダダダダダッ


さわ子「ちょっ!平沢さんも!!?」


ガラッ


タタタタタタタ…



さわ子「ぇえ…なんなの…?」




Pika☆Rithu:中野



Az.cat:私は騙されませんから



むぎ茶:りっちゃん、私は?



Pika☆Rithu:静まれ琴吹



むぎ茶:は〜い♪



Az.cat:それでいいんですか?



Pika☆Rithu:まぁまぁ



Pika☆Rithu:んでさ



Pika☆Rithu:この間の話なんだけど



Pika☆Rithu:変な夢見たんだよ



Az.cat:はい?



Pika☆Rithu:いや



Pika☆Rithu:楽器の話ししてたら思い出してさ



Pika☆Rithu:なんか



Pika☆Rithu:私らの楽器が喋ってたんだけど



Az.cat:随分とまた面白い夢ですね



Pika☆Rithu:みんなそれぞれさ



Pika☆Rithu:色んな思い出話ししてたんだ



Az.cat:へー



Pika☆Rithu:でもな?



Az.cat:なんですか?



Pika☆Rithu:お前とむったんだけさ



Pika☆Rithu:やたら口喧嘩してたんだよ



Az.cat:え



Pika☆Rithu:詳しい内容は覚えてないんだけど



Pika☆Rithu:むったんさ



Pika☆Rithu:お前の愚痴ばっか言ってたよ



Az.cat:嘘だ



Pika☆Rithu:鼻ほじった手で弾くなって



Az.cat:ほじってない!



むぎ茶:あらまぁ



Pika☆Rithu:いやいや



Pika☆Rithu:夢の話だって



Az.cat:ほじってない!!



Pika☆Rithu:落ち着けよ?



Pika☆Rithu:ほじキャット



Az.cat:分かってない



Az.cat:あの子分かってない



Pika☆Rithu:は?



Az.cat:もう一度ちゃんと



Az.cat:調教しなきゃ



むぎ茶:調教!?



Pika☆Rithu:調教って



Az.cat:あんなにいっぱい



Az.cat:してあげたのに



Pika☆Rithu:梓さん?



むぎ茶:もっと具体的に!!




ガガッ


梓「…」


純「梓?」


憂「?」


教師「…?中野さん?」


梓「…」


梓「具合悪いので保健室に行って来ます」


スタスタ…ガラッ


バタンッ



教師「……え」




むぎ茶:りっちゃん!



Pika☆Rithu:あ?



むぎ茶:みんなは悪くない!



むぎ茶:悪いのは私よ!



Pika☆Rithu:お前ら全員だ!!



むぎ茶:叩くなら私を!ね!?



Pika☆Rithu:意味わかんねーよ!!




〜軽音部・部室〜


バンッッ


澪「エリザベスゥッ!!」


唯「ギー太っ!!」


タタタタッ


唯「ギー太!お別れなんて言わせないから!!」ガシッ


澪「エリザベス!髪は!?歯はあるか!?」サワサワ


唯「…」


唯「てゆーか…」


澪「〜っ」サワサワ


唯「ギー太いるじゃん!!」


澪「良かった…いつものエリザベスだ…」


ガチャ


梓「…」


唯「あずにゃん!?」


澪「梓?授業中だろ?」


澪「て言うか…あぁ…私たちもか…」


梓「…」スタスタ


唯「どーしたの?」


ジィー


澪「ギター出してどうするんだ?あ、もしかしてお前も律に」


ゴトッ


澪「…梓?」


梓「…」


ゴソゴソ


唯「?…あずにゃん?なんで上着脱ぐの?」


プチ…プチ…


澪「え!?な、なんでシャツまで…っ」


シュル…


唯「わわわ!ダメだよあずにゃん!!なにしてんの!?」


澪「梓!?」



梓「…」



梓「…ムスタング」



梓「もう一度……」



梓「もう一度…ちゃんと…」



梓「分かり合おうよ」


ギュッ


梓「ほら、これが私…」


梓「中野梓なんだよ…」


梓「…あ」


梓「ごめんね?」


梓「下着、邪魔だね」


梓「…今脱ぐから」プチ…


唯「あずにゃん!!?」ダッ


澪「梓っ!!?」ダッ


ガシッ


梓「離してぇえっ!!」


澪「くっ!」


梓「ダメ!ダメなのぉおおお!!」


唯「落ち着いて!!」


澪「律になに言われたんだよ!」


梓「全然だめっ!!この子分かってないの!!」


唯「なにが!?」


梓「だから昨日4弦なんて訳わかんないところ切れたの!!」


梓「もう一回ちゃんと梓マーク付けなきゃダメなのっ!!」


澪「梓マークってなんだよっ!!?」


唯「…くっ!」


サワ…


唯「ね…ね〜んね〜ん〜ころ〜り〜よ〜、おこ〜ろ〜り〜よ〜」ナデナデ


澪「馬鹿かお前!?」


梓「」ガクッ


澪「馬鹿しかいない!!」


唯「…よしっ」


唯「運ぶよ!太っ腹さん!」


澪「覚えとけよっ!?」




〜3年2組・教室〜



律(…あいつら)


律(マジで部室行くとは思わなかったなぁ…)


律(特に梓…)


律(……なんか悩んでんのかなぁ…?)


ブブッ


律「ん?」


スッ



むぎ茶:りっちゃん!



Pika☆Rithu:今度はなんだよ?



むぎ茶:暖房の20度と冷房の20度って



むぎ茶:どー違うのかしら?



Pika☆Rithu:知るか



Pika☆Rithu:私は電気屋の回し者じゃない



むぎ茶:回し者?



むぎ茶:なんだかそれ



むぎ茶:えっちな響きね!



Pika☆Rithu:誰か早く来てください



ゆ〜い:嘘っぱち!



Pika☆Rithu:は?



ゆ〜い:嘘っぱちのデコっぱち!



Pika☆Rithu:あ!?



ゆ〜い:ギー太いるじゃん!



ゆ〜い:帰ってないじゃん!



Pika☆Rithu:帰るわけねーだろ!



Pika☆Rithu:てゆーか実家なんか知らねーよ!!



みおみお:律



みおみお:覚悟しろよ?



Pika☆Rithu:お前が勝手に出てっただけだろーが!



みおみお:ハゲりつ



Pika☆Rithu:デブみお



みおみお:デブじゃない!!



Pika☆Rithu:ハゲでもねー!



むぎ茶:みんな!



むぎ茶:愛してる!



Pika☆Rithu:お前はなにがしたいんだ?



みおみお:意味がわからないぞ



ゆ〜い:そーやって弄んでるんでしょ!?



ゆ〜い:私の心を!



むぎ茶:そうよ!



ゆ〜い:思い出した!



ゆ〜い:憂のことだよ!



Pika☆Rithu:こいつらなんなんだよ



みおみお:これだからO型は



ゆ〜い:憂もO型だよ?



みおみお:そんなバカな



Pika☆Rithu:憂ちゃんは違うだろ



Pika☆Rithu:きっとS.O型とかだよ



ゆ〜い:そのSはなに?



Pika☆Rithu:super



ゆ〜い:すぺる?



みおみお:唯



みおみお:一年くらい気にするな



ゆ〜い:なにが?



Pika☆Rithu:良かったじゃん



Pika☆Rithu:梓や憂ちゃんと同じクラスになれるかもよ?



ゆ〜い:なんで!?



みおみお:もう焦って勉強しなくていいんだ



みおみお:お前のペースでいいんだ



ゆ〜い:なんの話してんの!?



むぎ茶:唯ちゃん



むぎ茶:あれはスーパーよ?



ゆ〜い:知ってたから



みおみお:嘘付け



Pika☆Rithu:最初に思いっきり



Pika☆Rithu:すぺるって言ったじゃん



むぎ茶:待ってて唯ちゃん!



むぎ茶:今愛を届けるからね!



Pika☆Rithu:お前は何を目指してるんだ?



ゆ〜い:愛よりもまず



ゆ〜い:話聞いて




〜・3年2組〜



唯「ぶぅ…」


律「まぁまぁ、そう拗ねるなよ」


澪「お前本気で分からなかったのか?」


唯「…分かってたもん」


澪「まぁ…イージーミスなんて良くある話ではあるけど…」


律「マジで心配になってきた…」


唯「むぅ…」


紬「唯ちゃん!」


ムギュ


唯「わぁ!?」


紬「これが愛よ!」


唯「わはぁ!ムギちゃんあったか〜い♪」ギュッ


紬「うふふふ♪」サワサワ


唯「あはは!ムギちゃんお尻くすぐったいよ〜!」


紬「うふふふふふふふ♪♪」ナデナデ


ボコッ


紬「うぎゅっ!」


律「…同性じゃなかったら通報してるところだぞ?」


澪「まったく…」


紬「うふふふふ♪」


紬(どう転んでも美味しい…まさに隙を生じぬ二段構え…っ!)


澪「叩かれたのになんで笑ってるんだよ…」



キーンコーンカーンコーン…




Pika☆Rithu:ところでさ



Pika☆Rithu:梓の奴どーしたんだ?



ゆ〜い:ひと休みだよ!



Pika☆Rithu:は?



みおみお:そーだよ!



みおみお:お前のせいで大変だったんだからな!



Pika☆Rithu:なんの話だよ



みおみお:お前が梓に変な事言ったせいで



みおみお:部室で突然脱ぎ出したんだぞ!



むぎ茶:詳しく話しなさい



むぎ茶:梓ちゃんの息遣いが聞こえてくるくらい!詳しく!!



Pika☆Rithu:パトラッシュ



Pika☆Rithu:僕もう疲れたよ



ゆ〜い:りっちゃん



ゆ〜い:あずにゃんになに言ったの?



Pika☆Rithu:べっつに〜



Pika☆Rithu:鼻ほじった手でギター弾くなって言っただけ〜



みおみお:え



ゆ〜い:あずにゃん



ゆ〜い:意外と



Az.cat:意外と、なんですか?



Pika☆Rithu:わお



ゆ〜い:びっくりした



むぎ茶:おかえり♪



みおみお:もう大丈夫なのか?



Az.cat:はい



Az.cat:お騒がせしてすみませんでした



ゆ〜い:子守唄が効いたね!



みおみお:きっと関係ない



Az.cat:それと



Az.cat:適当なこと言わないで下さい



Az.cat:ド田舎先輩



Pika☆Rithu:中野



Pika☆Rithu:あずにゃん秘蔵コレクションの話ししてやろうか?



Az.cat:その前に



Az.cat:りっちゃんトキメキメモリーズの歌詞を音読してあげますよ



むぎ茶:秘蔵コレクション!!?



ゆ〜い:トキメキメモリーズって



みおみお:だめだまた笑い止まんない



Pika☆Rithu:なんでお前が知ってんだよ!?



Az.cat:律先輩こそ



Az.cat:どーして消したはずのデータをまだ持ってるんですか?



Pika☆Rithu:それはもちろん



Pika☆Rithu:こーゆー時の交渉材料として残してたんだよ



Az.cat:なんてコスずるい



Pika☆Rithu:さぁ



Pika☆Rithu:この動画をアップロードされたくなかったら



Pika☆Rithu:私を崇めよ



むぎ茶:律様



むぎ茶:結婚して下さい_| ̄|○



Pika☆Rithu:お前は大人しくしてろ!



Az.cat:ムギ先輩



むぎ茶:なに?



むぎ茶:3人で結婚する?



Az.cat:今から歌詞を送りますので



Az.cat:作曲して頂けませんか?



むぎ茶:え?



むぎ茶:いいけど



Pika☆Rithu:お前まさか



Az.cat:曲名は



Az.cat:りっちゃんトキメキメモリーズです



Az.cat:曲が出来次第、すぐに練習しましょう



Az.cat:そしてライブです



Az.cat:その後ネットにあげましょう



Pika☆Rithu:貴様



Az.cat:お互い致命傷は避けられませんね?



Az.cat:これでもまだ、続けますか?



ゆ〜い:貴様なんてゆー人初めてみた



むぎ茶:歌詞はまだかしら?



みおみお:お腹いたい



キーンコーンカーンコーン…



〜昼・3年2組〜



ガラッ



梓「律先輩!!」


唯「あずにゃん!」


澪「やぁ梓」


紬「いらっしゃ〜い♪」


律「おやおやこれは」


律「中野にゃんこ様ではありませんか」


梓「…っ」


律「申し訳ありませ〜ん、何時もご愛顧頂いております"マタタビX"は現在品切れでございまして〜」


唯「wwwっ!」


梓「…」


律「代わりと言ってはなんですが"スーパーマタタビュ〜ン"でしたらございますが〜?」


唯「うっくっくっくっwwwマタタビュ〜ンww」


バッ


律「っ!!?」


梓「ふふっ」


律「…中野」


梓「そんな態度でいいんですか?」



梓「…今ここで」


紬「キスして!?」


澪「はいはい」



梓「晒しますよ?」


紬「」ブハァッ


唯「鼻血っ!?」


澪「ムギっ!!?」ガシッ



律「…」ポカーン




律「…え?」



律「ごめん、もう一回」


梓「…」


TAKE2


バッ


律「っ!!?」


梓「ふふっ」


律「…中野」


梓「そんな態度でいいんですか?」


梓「…今ここで」


梓「晒しますよ?」


律「…」


律「分かってない様だな?」


success


サッ


梓「っ」


律「私がほんのちょっと…親指に力を込めるだけで…」


律「君がレンズに向かい媚びへつらう姿を、全世界百億人に閲覧して貰える事になるんだぞ?」


律「さぁ、どうする?」


梓「くっ!」


律「ふふふふ…」


唯「ん〜?」チラッ


唯「あれぇ?りっちゃんこれ…」


律「あ?」


唯「澪ちゃんのズッコケ写真じゃん!」


澪「」ピクッ


律「っ!?やっべ…っ」バッ


梓「!!」


唯「おかしいと思ってたんだよねぇ」


唯「確かあずにゃんの動画って、私達4人いる時に消した筈だもん」


唯「澪ちゃんがあずにゃんに悪いからぁって何回も確認し」


律「わーわーわーっ!!唯っ!!」バタバタッ


律「お前なんつータイミングで思い出すんだよ!!」


唯「だって見えちゃったんだもん!」


律「だからって!」


澪「りつ」


律「は、はひ!?」


澪「さっき…何か聞こえたんだが?」


律「ぇえ!?歌ですか!?」


ガシィッ


律「おにゅっ!」


澪「…」ギリギリッ


澪「私の、ズッコケがどうのって…っ」


律「うぎゅゅゅっ」ギリギリッ


澪「まさかとは思うが…」


澪「二年前の学祭の事じゃあ…無いよなぁ?」


律「しょ、しょんなことは断じてっ」


澪「ほぉ…それじゃあ見せてもらおうか?」


澪「信頼の証を」


澪「な?」


唯「はい」パッ


律「なぁっ!?」


澪「あぁ、ありがとな」


澪「唯は良い子だ」ナデナデ


唯「えへへ〜」


律「平沢テメェ!」


澪「…」スッスッ


律「っ」ゴクッ


澪「…」


澪「……律」


律「…ぁい」



ゴズンッッ


律「ゥギュウゥッ!!」


バタッ



澪「残念だよ」



澪「ふっ…」pi!



【消去】



唯「りっちゃんりっちゃん!」


律「」


唯「鏡モチみたいだよ?」


律「…う」


律「…うるへー…」


律「…っ」ガクッ


梓「そら見たことか」


梓「悪とデコは滅びるんです」


梓「世の真理です」




紬「…構わないわぁ……」



紬「晒しちゃいましょ〜…」



紬「んふふぅ……」



キーンコーンカーンコーン




Pika☆Rithu:今日の部活は真面目に取り組もうと思います。



Pika☆Rithu:皆さん宜しいですか?



みおみお:お前は宜しいのか?



Pika☆Rithu:はい



Az.cat:やっと改心しましたか



ゆ〜い:えー!



ゆ〜い:お茶は!?



むぎ茶:あるわよ!



みおみお:ムギ!



Az.cat:甘やかさないで下さい!



Pika☆Rithu:平沢さん



Pika☆Rithu:今日は真面目に練習しましょう



Pika☆Rithu:琴吹さんも



ゆ〜い:やだ!



むぎ茶:やだ!



みおみお:ムギまで



むぎ茶:苗字なんてやだ!



ゆ〜い:そっち!?



Az.cat:そっち!?



Pika☆Rithu:大変失礼致しました



Pika☆Rithu:紬お嬢様




ガタッ



教師「?」


教師「どうしたんですか?」


紬「…」


紬「すみません」


紬「トイレに行ってきます」


教師「は、はぁ…」


スタスタ…ガラッ


バタンッ


唯「?」


澪(…あれ?)


澪(あいつ…さっきも行かなかったっけ?)



律(くそ…)


律(まぁだイテェ…)



律(なんか仕返ししてやりたいなぁ…)



律(…)スッスッ




Pika☆Rithu:今日はとてもいい天気ですね



Az.cat:はい?



ゆ〜い:そうだね〜



Pika☆Rithu:花は咲き乱れ、小鳥は歌っている



みおみお:なんかちょっと



みおみお:いいなそれ



Az.cat:お願いです澪先輩



Az.cat:置いて行かないで下さい



みおみお:ごめんごめん



ゆ〜い:私は何処にも行かないよ!



ゆ〜い:あずにゃん!



Az.cat:知ってます



ゆ〜い:知ってますって



ゆ〜い:知ってますって



Pika☆Rithu:違うのさ平沢さん



ゆ〜い:なんだい田井中さん?



Pika☆Rithu:中野さんはね



Pika☆Rithu:きっとこう言いたいのですよ



Az.cat:その口調どーにかして下さい



Pika☆Rithu:貴方が側に居てくれるのは当たり前



Pika☆Rithu:だって私は



Pika☆Rithu:貴方の事を信じてるから



Pika☆Rithu:大好きですよ



Pika☆Rithu:唯先輩



Pika☆Rithu:こう思っているんですよ



Az.cat:嘘です!!



ゆ〜い:あずにゃん



ゆ〜い:アイラッビュ



Az.cat:全部この人の妄想です!



みおみお:情熱的で良いじゃないか



Az.cat:良くないです!



Pika☆Rithu:素晴らしい愛ですね



Az.cat:ど田舎!



Az.cat:ど田舎ど田舎ど田舎!



Pika☆Rithu:悪口はいけませんよ?



ゆ〜い:落ち着くんだよあずにゃんにゃん



Az.cat:決めました



Az.cat:ここに投下します



みおみお:何を?



Az.cat:【りっちゃんトキメキメモリーズ】



ゆ〜い:あ



Az.cat:{そうそれは甘い甘い"Love"

聴かせてキュキュンとLove Message

その気持ち、Lossしちゃう?NoNoNoNo!

ピンクのマリモが胸に詰まっちゃうの

今に見せるよ私のhoney stoom


dancing!dancing!おでこがdancing!

この輝きを未来の二人に届けてよ

dancing!dancing!カチューシャdancing!

髪の隙間に見えた恋をcatch and hold!}



ゆ〜い:あの



みおみお:中々良い歌詞だな



みおみお:律が歌うの?



ゆ〜い:てゆーか



ゆ〜い:ほんとにやるの?



Az.cat:もちろんです!



Az.cat:CDジャケットは律先輩の乙女ポーズで決まりですね!



Pika☆Rithu:中野



ゆ〜い:あ



みおみお:戻った



Pika☆Rithu:覚悟はいいな?



Pika☆Rithu:こっちにはまだ



Pika☆Rithu:お前らの知らない奥の手があるんだよ



みおみお:私のもあるのか?



Pika☆Rithu:ありません



みおみお:ならいい



Az.cat:良くないです!



Pika☆Rithu:後輩だからと大目に見てたが



Pika☆Rithu:アレ出されたら



Pika☆Rithu:ねぇ



みおみお:心配するな梓



みおみお:携帯にはもう何も無いよ



Az.cat:ホントですか!?



Pika☆Rithu:余計な事を



むぎ茶:歌詞受け取ったわ!



むぎ茶:コレをりっちゃんが書いただなんて



Pika☆Rithu:待て!!



むぎ茶:心配しないで



むぎ茶:もう七割方出来てるから!



Pika☆Rithu:嘘だろ



ゆ〜い:はや!



Az.cat:さすがです



みおみお:誰が歌うんだ?



Az.cat:それはもちろん



むぎ茶:りっちゃんよ!



Pika☆Rithu:大変ですね



Pika☆Rithu:りっちゃんさん



みおみお:楽しみにしてるぞ?



Az.cat:甘々でお願いしますね



ゆ〜い:カチューシャは取ってね!



むぎ茶:PVも任せて!



Pika☆Rithu:お先に行くよ



Pika☆Rithu:パトラッシュ



キーンコーンカーンコーン



〜放課後・軽音部部室〜



唯「りっちゃんどーどー」


律「がぁるるるるるるっ!!」


紬「あらあら」


梓「…かかってくるといいですよ」


梓「ダンシンでこ先輩?」


律「があああああっっ!!!」


梓「成敗っ!!」



澪「もう、やめ…」



澪「ろっ!!!」


ゴチンッッ


律「ぐにゅっっ!!」


梓「あうっ!!」


澪「全く…」


澪「お前らと来たら…っ」



澪「律!!」



澪「もう済んだことなんだから!いつまでも根に持つなっ!」


律「だ、だってこいつが…」


グニュッ


律「いふぁいっ!!」


澪「分かりましたか?」


律「わふぁうぃまふぃふぁあ…」


澪「ふん」パッ


澪「…そして」


澪「梓!からかうにも限度があるぞ!!」


梓「はぅ…」


澪「いくら茶化されたからって人の歌詞を勝手に晒しちゃ駄目だっ!!」


澪「あんな事されたら、私だったら多分大激怒してるぞ?」


梓「ごめん…なさい……」


澪「…律が優しい奴で良かったな?」


律「っ」


梓「…はぃ」


律「みっ」


律「みおしゃぁあああんっっ!!」ダキッ


澪「うわっ!な、なんだよ!?」


律「もっと優しくしておくれ〜っ!」グリグリ


澪「はぁ!?じゃあ行儀良くしてろ!」


律「するぅ〜っ!!」


梓「うぅぅ…」グスッ


澪「……はぁ」


サワ…


梓「っ」


澪「…ぶったりしてごめん」ナデナデ


澪「でもな?」


澪「例えどんな歌詞でも…その人にとっては大事なものだから」


澪「梓にもそれを分かって欲しかったんだよ?」


梓「はいぃ…」メソメソ


澪「梓は良い子だから、ちゃんと心に留めてくれるって信じてるから…」


澪「じゃなきゃ…あんな風に怒ったり出来ないよ…私は」


梓「うぅぅ……みっ」


梓「澪せんぱぁあああいっ!!」ダキッ


澪「うわっと!!」


梓「大好きですうぅぅぅっ」グリグリ


律「うおぉぉぉん!!」グリグリ


澪「いや、ちょっと…っ」


唯「私もーっ!!」ダキッ


澪「うわぁっ!?」ヨロ…


紬「あ…っ」ウズウズ



紬「愛してるううううう!!」ダッ


ダキッ


澪「ちょっ!!?ま…っ」フラッ



ドテーンッッッ



「………」



澪「…」


律「…」


梓「…」


唯「…」


紬「…」



澪「…おまえら…」


律「いや〜…」


梓「…」グリグリ


唯「…ふふ」


紬「んん〜♪」グリグリ


澪「全く……ふふっ」


唯「ん〜っ」



唯「…よし!」ガバッ




唯「お茶にしよう!」



梓「え?」


律「なんで?」


唯「お茶にしたいから!」


澪「ちょっと待て!練習は!?」


律「あ」


律「な、なるほどお茶か!それは名案だー!」


澪「…」


律「よーしみんなお茶にしようソウシヨウ…」


澪「おい」


梓「今日はちゃんとするって決めたじゃないですか!」


唯「す〜るよ〜」


唯「でもね?」


唯「私たち"放課後ティータイム"だよ?」


唯「お茶飲んでナンボなんだよ?」


澪「そんな事は無い」


唯「先ずはみんなで一杯!話はそれからなんだよ!」


梓「話って言うか、練習ですよ」


カチャカチャ…


紬「みんな〜」


紬「お茶入ったわよ〜♪」


唯・澪・律・梓「いつの間に!?」


ガチャ


和「ちょっと律!講堂使用届は!?」


律「あ…」


澪「お前はまた…っ」フルフル


ガチャ


さわ子「あーもー疲れたー!ムギちゃんお茶ー!」


紬「はぁ〜い♪」


ガチャ


憂「梓ちゃーん」


純「あずさー!あんた教室にリボン落っことしてったよー?」フリフリ


梓「うそ!?」



ワイワイガヤガヤッ



唯「ふふ」



唯「さぁ!みんなでお茶にしよーっ!!」



「「「「 はーい! 」」」」




〜夜・平沢家〜



憂「お姉ちゃ〜ん!ご飯だよー!」


唯「ほいほーい♪」ガチャ


テッテッテッ



唯「よいしょっと」ストッ


憂「さてと、それじゃあ…」スッ



唯・憂「「頂きまぁす!」」



唯「シチューとハンバーグ美味しそー!」


憂「いっぱい食べてね?」


唯「はぁ〜い!」


パクっ


唯「ほふほふっ」モグモグ


唯「ん〜デリシャ〜ス♪」


憂「うふふ♪」ニコニコ


唯「あ〜むっ」


唯「もぐもぐっ」



唯「もぐも…」




唯「…ん?」


憂「お姉ちゃん?」



唯「………」




唯(…憂……ハンバーグ…シチュー……)





唯「…」








唯「思い出したよっ!!」



おしまい


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください