2018-05-13 11:47:45 更新

前書き

!注意!

オリジナルキャラ有り

オリジナルの設定有り

設定の一部変更有り

非公式の情報の抜粋

基本アニメ版設定を軸に展開

ネタバレ有り

"ラブライブ!"の世界観とズレる可能性有り


以上、よろしければお付き合い下さい。



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ラブライブif主人公 "北河 ひかり" プロフィール


年齢 16才 (高校2年生)
誕生日 2月29日
血液型 A型
身長 162cm
3サイズ B72 W56 H80

好きな食べ物 ない (本当は甘いもの)
嫌いな食べ物 ない (本当は辛いもの)
趣味 テレビゲーム
特技 人の選別眼。目を見ればそいつがどんな人間か大体わかるぞ。
チャームポイント ない、よく男に間違われる。
得意科目 基本どの教科もそつなくこなす
子供の頃の夢 正義の味方、だったかな?
得意料理 日本食なら基本なんでも




備考
高坂穂乃果の唯一無二の幼馴染

冷静沈着な性格の持ち主

外見の第一印象は、花の女子高生と言うよりは、美少年を彷彿させるが、正真正銘の女子高生

相手のことは名字で呼び、心から気を許している相手のみ名前で呼ぶ癖がある

制服姿の際は、ブレザーの前のボタンは開けており、スカートの下にはスパッツを着用

男口調で話し、服装も男物を好むため、プロフィール上のチャームポイントに、よく男と間違われると記している

人の説得に長け、かつ下手な大人の男性よりも力がつよく、「弁解力と力ずくを兼ね揃えている」

彼女の目は常に物事の核心を見抜いている

A-RISEのメンバー、綺羅ツバサ、優木あんじゅ、統堂英玲奈の3人を引き合わせたのも彼女である

幼馴染の穂乃果とは、生まれこそ彼女より遅いものの、彼女の姉のように振舞って同じ時間を過ごしてきた

西木野大病院に投資もしている、北河財閥跡取り候補であり、当主、北河 護皇の孫娘

小学生の頃に両親を失い、一時期は祖父のもとに引き取られていたが、幼馴染の穂乃果の頼みで音ノ木に戻り、祖父の援助を受け、一人暮らしをしている

周りの人間と距離を置こうとしているのには、昔何らかの理由で他人を傷つけてしまったことが原因のようだが、本人は多くは語っていない

μ'sというグループが形になったら自らは彼女たちのもとを離れようとしていたが、自分が彼女たちに必要とされていることを教えられ、μ'sの監視役として残ることを決意した

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ーー音ノ木坂学院ーー










理事長「音ノ木坂学院は入学希望者が予想を上回る結果となったため、来年度も生徒を募集することになりました」


理事長「3年生は残りの学園生活を悔いのないよう過ごし、実りのある毎日を送っていってもらえたらと思います」



理事長「そして1年生、2年生はこれから入学してくる後輩たちのお手本となるよう、気持ちを新たに前進していってください」











フミコ「理事長、ありがとうございました」



ヒデコ「続きまして、"生徒会長挨拶"」


ヒデコ「生徒会長、よろしくお願いします」



絵里「・・・・・」スクッ












絵里「・・・・・」パチパチ





スタスタ






絵里「・・・・・」パチパチ







スッ





















穂乃果「みなさん、こんにちは!」



キャーッ!





穂乃果「このたび、新生徒会となりました、スクールアイドルでお馴染み、私ーー」














穂乃果「高坂 穂乃果と申します!!」
















#14 report1 綺羅 ツバサ 追記









ーー生徒会室ーー



穂乃果「どあぁぁぁぁぁっ!づがれ゛だあぁぁぁっ・・・」



ことり「穂乃果ちゃん、お疲れ様♪」



穂乃果「生徒会長挨拶って、ライブとは全然違うんだねぇ・・・緊張しっぱなしだったよぉ・・・」



ことり「でも、穂乃果ちゃんらしくてよかったと思うよ?」






海未「どこがよかったんですか!?せっかく昨日4人で挨拶文まで考えたのに!」



穂乃果「えへ・・・ごめん・・・」







穂乃果『みなさん、こんにちは!高坂 穂乃果です!』














ことうみ『・・・?』





穂乃果『あー・・・えー・・・』





ことうみ『・・・・・』





穂乃果『あぁぁー・・・』





穂乃果「結局その先は真っ白・・・」


穂乃果「あぁ・・・せっかく練習したのに・・・」グスッ









ガチャッ



ひかり「まぁ確かに、穂乃果らしいっちゃらしいわな」スタスタ



穂乃果「あ、ひかりちゃん・・・」



ひかり「しかし皮肉だな?親子2代に渡って生徒会長を務めるとは」


ひかり「これからが大変だぞ?穂乃果」







海未「まったく・・・絵里もどうせならひかりを推薦してくれればよかったのに・・・」


ことり「あはは・・・」



穂乃果「えぇーっ!海未ちゃん酷いよぉ!」





ひかり「話はあったんだぞ?だが断ったんだ、目立ちたくないし面倒だからな」







海未「とにかく・・・!」ツカツカ


穂乃果「・・・?」



ドサッ




穂乃果「ゔあ゛っ・・・!?」



海未「今日はこれを全て処理して帰ってください!」



穂乃果「こんなに!?」





海未「それにこれも!」バッ!







カサッ



穂乃果「・・・"学食のカレーが不味い"・・・"アルパカが私に懐かない"・・・"文化祭に有名人を"・・・」


穂乃果「ってこれなに?」



海未「一般生徒からの要望です」



ひかり「くだらない内容ばかりだったがな」


ことり「あはは・・・」






穂乃果「もう!少しくらい手伝ってくれてもいいんじゃない!?海未ちゃん副会長なんだし!!」ブー ブー!



海未「もちろん私はもう目を通しています!」



穂乃果「じゃあやってよぉ!!」ジタバタ






海未「仕事はそれだけじゃないんです!」


海未「あっちには校内に溜まりに溜まった忘れ傘が放置!」バッ


海未「各クラブの活動記録のまとめもほったらかし!」ババッ


海未「そこのロッカーの中にも、3年生からの引き継ぎのファイルが丸ごと残っています!」バババッ




穂乃果「do・・・」ポテッ



海未「生徒会長である以上、この学校のことは誰よりも詳しくないといけません!」




ことり「でも・・・3人いるんだし・・・手分けしてやればーー」



ひかり「ことりは穂乃果に甘すぎる、ダメだ」



ことり「えへへ・・・」






穂乃果「・・・ひかりちゃんーー」


ひかり「部外者不介入だ」


穂乃果「ふえぇ・・・生徒会長って大変なんだね・・・」シクシク






ガチャッ


絵里「わかってくれた?」



穂乃果「あ!絵里ちゃん!」





希「うふふ♪頑張ってるかね?君たち?」



穂乃果「希ちゃんも!」



絵里「大丈夫?挨拶、かなりつたない感じだったわよ?」



ひかり「つたないって言うか・・・なぁ?」



穂乃果「えへへ・・・ごめんなさい」






穂乃果「それで今日は?」



絵里「とくに用事はないけど、どうしてるかなって」


絵里「自分が推薦した手前もあるし、心配で」



希「明日からまたみっちりダンスレッスンもあるしね♪」



ことり「気にかけてくれてありがとう」



絵里「いえいえ」



ひかり「だが心配はいらない、私が思った以上に新生徒会はうまく回りそうだよ」



絵里「そうなの?それならよかったわ」



ひかり「あぁ、生徒会長の穂乃果が仮に抜けている部分があったとしても、ことりと園田ならそれぞれの形でうまくフォローしてくれるだろう、いい人選だったよ絢瀬」



穂乃果「えぇーっ!?」



希「ふふっ♪」









絵里「困ったことがあったらいつでも言って?何でも手伝うから!」



穂乃果「ありがとう♪」










ドタドタドタドタ!




ひかり「ん・・・?」






バターン!!




にこ「穂乃果!」


凛「穂乃果ちゃん!」


真姫「穂乃果!」


花陽「穂乃果ちゃん!」




穂乃果「みんな・・・?」



ひかり「生徒会室ではしゃぐんじゃない、何事だ?」





















にこ「・・・もう一度・・・あるわよ・・・!」



穂乃果「・・・?もう一度・・・?」
















ーーアイドル研究部 部室ーー












ひかり「もう一度・・・ラブライブ!・・・?」



花陽「そう!A-RISEの優勝と大会の成功を持って終わった第1回ラブライブ! !それが何と何と!その第2回大会が行われることが早くも決定したのです!!」






花陽「今回は前回を上回る大会規模で、会場の広さも数倍!ネット配信の他、ライブビューイングも計画されています!」



ひかり「すごいじゃないか」



花陽「すごいってものじゃないです!!」クワッ!


ひかり「うおっ?」






花陽「そしてここからがとっても重要!大会規模が大きい今度のラブライブ!は"ランキング形式ではなく"、"各地で予選が行われ、各地区の代表になったチームが本戦に進む形式"になりました!!」



ひかり「つまり、"人気投票による今までのランキングは関係ないということ"だな?」



花陽「その通り!!これはまさに"アイドル下克上"!ランキング下位のものでも予選のパフォーマンス次第で本大会に出場できるんですっ!!」









穂乃果「それって・・・私たちでも大会に出るチャンスがあるってことだよね!?」



花陽「そうなんです!!」








穂乃果「わぁ・・・♪」クルッ



ひかり「・・・ふっ」







凛「すごいにゃあ!」


海未「またと無いチャンスですね!」


絵里「えぇ!」






真姫「やらない手はないわね!」


にこ「そう来なくっちゃ♪」ダキッ






ことり「よーっし♪じゃあラブライブ!出場目指してーー」





絵里「・・・でも待って・・・!」


ことり「・・・?」



ひかり「どうした絢瀬?」





















絵里「地区予選があるってことは・・・私たち、A-RISEとぶつかるってことじゃない?」



8人「あ・・・」




ひかり「あぁ、そういえばご近所だったな、UTX」



























花陽「・・・終わりました・・・」ガクッ



ひかり「え?」




にこ「ダメだあぁぁぁっ・・・!!」ガタッ!


穂乃果「どおぉぉぉしよぉぉぉっ!?」



ひかり「お・・・おいーー」





ことり「A-RISEに勝たなきゃいけないなんて・・・!」


希「・・・それはいくらなんでもーー」


真姫「無理よ!」




ひかり「おいおいお前ら・・・」





花陽「あ・・・あぁぁ・・・!」ポロポロ






凛「・・・いっそのこと全員で転校しよう!」



ひかり「できるわけないだろ!」








ひかり「お前たちからすればA-RISEとぶつかるの苦しいのかもしれんが、だからと言って諦めるのは早過ぎるのではないか?」







絵里「えぇ・・・ひかりの言うとおりね、やる前から諦めていたら何も始められない」



真姫「・・・それはそうね」



絵里「エントリーするのは自由なんだし、出場してみてもいいんじゃないかしら?」



海未「えぇ!」



花陽「そ・・・そうだよね!大変だけどやってみよう!」



穂乃果「そうだよ!」








ひかり「だいたい何をそんなに恐れている?所詮同じ舞台に立つ相手じゃないか」



花陽「でも・・・あのA-RISEが相手ですし・・・さすがに・・・」



希「仮にも前回大会の優勝チームやし」



海未「それも他の追随を許さない圧倒的な大差をつけての・・・」




ひかり「そんなご大層なもんでもないだろう?絢瀬なんかあいつらを素人扱いしてたじゃないか?なぁ?」



絵里「なっ・・・!?ひかり!まだそれ気にして・・・!///」



ひかり「冗談だよ、しかしまさかお前ら・・・A-RISEが"スクールアイドルの頂点に立つべくして産まれた天才"とでも思ってるんじゃないだろうな?」






にこ「そうね・・・まぁ確かにそれに限りなく近い存在がA-RISEであることは確かよね」
















ひかり「あっははははは!!」



真姫「いきなりどうしたのよ?気味悪いわね」





ひかり「まさか!あいつらはそんな神様みたいな存在じゃないさ!」クスクス



ことり「・・・?」






ひかり「あいつらもお前たちと同じ、"自分たちの意志で戦い続けてきただけ"だよ」



穂乃果「ひかり・・・ちゃん?」



ひかり「自分の目指す目標に、ただ真面目に、ただひたむきに努力を重ね続け、前を向いて駆け抜けていっただけーー」


ひかり「むしろそれを"天才"の一言で片付けられちまったら、それこそあいつらが報われないだろうよ」




絵里「ホントにどうかしたの?ひかり?」



ひかり「ん〜?どうかしたってのは?」



にこ「そうよ!だいたいさっきから何なのよ?まるでA-RISEのことを知り尽くしてるみたいな言い方じゃない!会った頃は名前すら知らなかったくせに!」











ひかり「ふっ・・・ふふふふふ・・・♪」




穂乃果「???」































ーー放課後 とある定食屋ーー






ガラガラッ




おやじ「らっしゃい!」



ひかり「・・・ん?珍しいな、私の他に客がいるとはーー」














???「・・・・・」クルッ



ひかり「・・・!」



























ツバサ「・・・ごきげんよう、ひかりさん」



ひかり「・・・まさかまたここで会うとはな・・・」





おやじ「おいおいひかりちゃんダメじゃないか!こんな可愛い彼女さんを待たせたりしちゃあ!」



ツバサ「ふふっ♪」



ひかり「いいからおやじはいつものを頼む」



おやじ「へいへい」スタスタ













ひかり「まったく・・・トップアイドルともあろう者がずいぶんと庶民派の定食屋を所望したもんだな?」




ツバサ「いいえ、以前ひかりさんを追いかけて入った時からお気に入りなのよ?なかなか忙しくて来ることはできていないけど」



ひかり「そりゃあよかった、お前さえよければ宣伝してやってくれ、おやじも喜ぶ」







ひかり「優木と統堂はどうした?」



ツバサ「2人ともそれぞれ用事があるって、今日は私1人よ」



ひかり「そうか」











ひかり「そうだ、遅くなったが・・・ラブライブ!優勝おめでとう」



ツバサ「ありがとうひかりさん、嬉しいわ」



ひかり「しかし、まさかお前たちがこうまで名を馳せていたとは驚いたよ」



ツバサ「言ったでしょ?"ひかりさんに恥じないくらいにはなれた"って」



ひかり「出来過ぎだよ綺羅、私1人のためにそこまでするとはな・・・」


ひかり「当然次のラブライブ!にも出場するんだろう?」



ツバサ「もちろんそのつもりよ、私たちは1度の優勝くらいで慢心はしないわ」



ひかり「そうか、しかしまた周りに圧倒的大差をつけての優勝だなんて出来レースは勘弁願いたいものだな?」



ツバサ「ふふっ♪その約束はできないわね♪」


























ツバサ「・・・あのグループとぶつかることになったらわからないけど・・・」



ひかり「ん?どうした?・・・"あのグループ"?」



ツバサ「えぇ、実は前回のラブライブ!大会で、1つだけ目をつけているスクールアイドルグループがいたの」



ひかり「ほぅ」



ツバサ「私たちとはタイプが違うけど、彼女たちにも何か・・・人を惹きつけられる力があるように見えた・・・私も他のスクールアイドルに気を惹かれたのは初めてだったわ」



ツバサ「・・・私だけじゃなく、あんじゅと英玲奈もそう思っていたわ、あなたも見ればきっとわかるはずよ」













ひかり「なるほど、じゃあ前回大会でもいい成績を収めていた連中なんだろうな?」









ツバサ「いいえ・・・彼女たちは本大会には出場していないわ・・・」



ひかり「・・・・・」



ツバサ「本戦出場チームが決まるだいたい2週間くらい前だったかしら・・・突然そのチームの名前がランキングから姿を消したの」


ツバサ「なんでも追い込みのために行ったライブの途中で、メンバーにアクシデントがあって出場を取りやめてしまったんだとか・・・」




ひかり「そうか・・・まぁよかったじゃないか、強力なライバルが早めに辞退してくれて」


ひかり「そいつらが出場してたら優勝してなかったかもしれなかったんだろ?」
























ツバサ「・・・私は素直に喜べなかったわ・・・」


ツバサ「確かに彼女たちが辞退してくれたおかげで優勝できたのかもしれない・・・」


ツバサ「でもそれ以上に、自分たちのライバルとなるかもしれない相手と戦うことができなかったこととーー」





















ツバサ「彼女たちの1ファンとして、その晴れ舞台を見ることができなかったことが心から残念でならないの・・・」




ひかり「・・・そうだな、お前ならそう言うと思ったよ、綺羅」












おやじ「あいよひかりちゃん!いつものできたぞー!」ガチャッ



ひかり「ありがとう、おやじ」



ツバサ「・・・それじゃあ私は、このあたりで失礼するわね」ガタッ



おやじ「あれ?もう帰っちゃうのかい?」



ツバサ「えぇ、ごちそうさま、とっても美味しかったわ」ジャラッ



おやじ「そうかい!そりゃあよかったよ!」








ひかり「綺羅」



ツバサ「・・・何かしら?ひかりさん」







ひかり「・・・実は私の幼なじみがスクールアイドルを始めてな、近々相談に出向くかもしれんが構わないか?」



ツバサ「ふふっ♪ひかりさんの頼みなら応えない訳にはいかないわね♪」




ツバサ「なら私からも1つ」















ツバサ「・・・私たちは諦めていない・・・いつでも待っているわ、ひかりさん」








ひかり「・・・期待はしないでくれ」





ツバサ「それじゃあまた・・・」





ひかり「あぁーー」











ひかり「"また会おう"・・・」





ツバサ「ふふっ♪あなたがそれを言うと、いつも何かが起こるのよね♪」



ひかり「そうだったか?」






ツバサ「ふふふっ♪えぇ、また会いましょう♪」ガラガラッ




おやじ「おう!また来なよ!」




ガラガラッ ピシャッ









おやじ「う〜ん、しっかしかわいい娘だったなぁ・・・きっと将来ベッピンさんになるぞ!」



ひかり「おいおやじ・・・」



おやじ「はははっ!・・・しかしよかったのかい?あの娘を先に帰してさ?」


















ひかり「・・・いいんだよ、また必ず会うことになるからな」



おやじ「・・・?」
















ーー翌日 音ノ木坂学院 屋上ーー






ひかり「・・・・・」スタスタ






μ's「えぇぇぇっ!!?」


にこ「どういうこと!?」





ひかり「ん・・・?」




ガチャッ




ひかり「どうしたお前ら?」



花陽「大変です!」ガバッ


ひかり「うおっ?」





花陽「ラブライブ!の予選で発表できる曲は今まで未発表の曲に限られるそうです・・・!」



ことり「・・・未発表・・・?」



穂乃果「ってことは・・・つまり今までの曲は使えないってこと・・・?」





にこ「何で急に!?」



花陽「参加希望チームが予想以上に多く、中にはプロのアイドルのコピーをしている人たちもエントリーを希望してきたらしくてーー」



希「この段階でふるいにかけようってわけやね・・・」



凛「そんなぁ!」



真姫「・・・・・」





絵里「これから一ヶ月足らずで何とかしないと、ラブライブ!に出られないってことよ」








ひかり「・・・なるほど、なら悠長に構えている場合ではないだろう」











ひかり「各自、当日を最高のコンディションで迎えられるようにトレーニングを行え」


ひかり「製作陣は至急それぞれの分担を、園田は作詞、それが出来次第、西木野は作曲、ことりは衣装製作に取りかかれ」


ひかり「何か必要な資料があればすぐに言え、私が取り寄せる、そして完成次第すぐ私に伝えてくれ、相談もいつでも受け付ける」


ひかり「他のメンバーはそれらが出来るまでに、いかに無茶な振り付けを頼まれてもいいように基礎トレーニングを行って備えてもらおう、なお練習の指揮は絢瀬に任せる」


ひかり「また製作陣は必然と振り付けの練習などには遅れて参加することになるだろう、その遅れた分は他のメンバーがフォロー出来るようにしておくこと」


ひかり「かと言って製作陣もそれに慢心せず、いつでも体を動かすことができるよう、トレーニングは怠らないように」


ひかり「ライブを行う際の機材やアシスタントの確保は私が行う、お前たちは自分がすべきことだけ考えればいい」


ひかり「私は基本的に機材人材の確保のためこの場にいないことが多いだろうが、わからないことや相談したいこと、メンバーのアクシデントなど、何かあったらすぐに私に報告しろ」





μ's「・・・・・」ポカーン・・・







ひかり「・・・わかったな?」



μ's「は・・・はいっ!!」








ひかり「なら早速行動開始、各自練習を怠るな?」ガタッ


スタスタ










絵里「・・・穂乃果・・・」



穂乃果「ん?どうしたの絵里ちゃん?」



絵里「ひかりって一体何者なの?ホント・・・まるで何でも見抜いているみたいで・・・」



海未「確かに・・・今回のことも全く動じずにーー」


ことり「何でもテキパキやることを決めてくれて・・・」






穂乃果「う〜ん、どうだろう・・・少なくともひかりちゃんは中学生の時にやってたバスケ部時代からあんな感じだったよ?」



真姫「そうなの?でも1つの部活の部員になっただけでそこまで出来るもの?」



穂乃果「あぁ、ひかりちゃんは選手としてじゃなくて、監督として活動してたんだよ」



にこ「監督?」



希「でも部活の監督って普通、顧問の先生がやるもんやないの?」



穂乃果「うん、そうなんだけど、その顧問の先生に何か問題があったらしくて辞めさせられちゃったみたいなの」


穂乃果「それで監督に選ばれたのがひかりちゃんだったんだよ」


穂乃果「もともと部長としてみんなから信頼されてたし、監督として指示する時も今みたいな感じだったし・・・」



絵里「昔からあんな感じだったのね・・・ホント一体何者なのかしら・・・?」







穂乃果「でもその何ヶ月が先に辞めちゃったんだよね」



花陽「え?どうして?」



穂乃果「私も理由は知らないんだー、ひかりちゃんは何も話してくれないしーー」






ひかり「穂乃果っ!!」クワッ!



穂乃果「は、はいっ!?」ビクッ!












ひかり「・・・余計なことを話すな・・・!」ギロッ



穂乃果「・・・はい・・・」シュン



ひかり「・・・・・」スタスタ


ガチャッ


バタン














穂乃果「・・・こんな感じなの・・・」



凛「あんなに感情的になったひかりちゃん、初めて見たにゃ・・・」



花陽「何か・・・過去に話したくない秘密があるんでしょうか・・・?」



真姫「そう?あいつが自分の事を話そうとしないのって今に始まったことじゃないでしょ?」



にこ「そうよ、だいたいあいつが北河財閥当主の孫ってことだってつい最近、しかも真姫ちゃんに言われたからわかったことじゃない」







ことり「そう言えばひかりさん、初めて話した時に部活で左腕を怪我したって言ってたよ、それが関係あるかも・・・」



穂乃果「う〜ん・・・」

























ーー翌日 放課後 音ノ木坂学院 屋上ーー






穂乃果「へぇ・・・」つPC



絵里「これがラブライブ!専用のサイト・・・」





穂乃果「・・・?これは?」



花陽「予選が行われる各地のステージだよ!」


花陽「今回の予選は参加チームが多いから、会場以外の場所で歌うことも認められてるの」



穂乃果「え!?そうなの!?」



絵里「それはルールブックに載っていることよ?何で穂乃果が知らないの?」



穂乃果「いやぁ・・・文字を読むのが苦手で・・・」



絵里「・・・・・」






ひかり「そうだ、だから私の方でライブが行えそうなロケーションを確認してまとめておいた」


ひかり「あとで目を通して、何か意見があったら遠慮なく言ってくれ」



穂乃果「おぉ!さすがひかりちゃん!」








花陽「もし自分たちで場所を決めた場合、ネット配信でライブを生中継ーー」


花陽「そこから全国の人にライブを見てもらうんです」





穂乃果「全国・・・」



穂乃果「すごいや・・・!!」















ーーアイドル研究部部室ーー









ひかり「各グループの持ち時間は5分、エントリーしたチームは出演時間が来たら自分たちのパフォーマンスを披露、全国に配信され、それを見た客が良かったと思うグループに投票、順位が決まるということだ」



絵里「そして上位4組が最終予選に、という訳ね」



真姫「4組・・・狭き門ね・・・」



希「特にこの東京地区は、1番の激戦区・・・」



花陽「それに・・・何と言ってもーー」






ひかり「・・・"A-RISE"か?」



にこ「そう、すでに彼女たちの人気は全国区、4組の内1つは決まったも同然よ!」



凛「えぇー!?ってことは凛たち、あと3つの枠に入らないといけないの!?」



にこ「・・・そういうことよ」






ひかり「やっぱり出来レースじゃないか・・・まったく・・・」



海未「ひかり?どうしました?」



ひかり「いや、何でもない」






穂乃果「でも、ポジティブに考えよう!あと3組進めるんだよ!」



ひかり「・・・ふっ」






穂乃果「今回の予選は会場以外の場所で歌うことも認められてるんだよね?」



絵里「えぇ」



穂乃果「だったらこの学校をステージにしない?ここなら緊張しなくて済むし、自分たちらしいライブができると思うんだ!」



ことり「いいかも!」



穂乃果「えへへ♪」












にこ「甘いわね!」



穂乃果「えっ!?」



ひかり「ん・・・?」




花陽「にこちゃんの言うとおり・・・"中継の配信は一回勝負"、やり直しはきかないの!」


花陽「失敗すればそのまま全世界の目に晒されて・・・!」



穂乃果「・・・!」



にこ「それに画面の中で目立たないといけないから、"目新しさ"も必要になるのよ!」



穂乃果「"目新しさ"・・・!」






ひかり「うむ・・・まぁライブ中に失敗しないようにというのはお前たちになんとかしてもらうしかないな、どちらにせよ会場で歌えば失敗しないという保証があるわけではないし」


ひかり「だが確かに、"目新しさ"といったところでは、私が集めてきたロケーションでは少し弱いかもしれんな・・・」カサッ




海未「・・・そうですね・・・」










ーー屋上ーー



花陽「・・・カメラで中継できるところであれば、場所は自由だからーー」


絵里「でも屋上は前にライブで使っちゃったし・・・」



穂乃果「そっか・・・もうネットで配信しちゃってるもんね・・・」











ーー講堂ーー




穂乃果「ここもライブはやったし・・・」








ーー校舎前ーー



穂乃果「ここもーー」








ーーグラウンドーー




穂乃果「ここも・・・」



絵里「もう使っちゃったところばかりね・・・」



ことり「同じところだとどうしても目新しさが無くなっちゃうんじゃないかなぁ?」



ひかり「・・・そうだな・・・」









ーー秋葉原 街中ーー




花陽「・・・でもここはーー」オドオド




ガヤガヤ





海未「この辺りは・・・人がたくさん・・・!」



希「それになにより、アキバはA-RISEのお膝下やん」



にこ「下手に使うとケンカ売ってるように思われるわよ?」



穂乃果「・・・そっか・・・」











ーーUTX前ーー





A-RISE「UTX高校にようこそ!」




キャーッ! キャーッ!




ひかり「・・・・・」






ツバサ「ついに!新曲ができました!」


英玲奈「今度の曲は、今までで1番盛り上がる曲だと思います」


あんじゅ「是非聴いてくださいね!」



キャーッ!









ことり「・・・やっぱりすごいね・・・!」



海未「・・・堂々としています・・・!」



穂乃果「・・・・・」




キャーッ!







穂乃果「・・・負けないぞ・・・!」




























ツカツカツカ







???「高坂さん!」



穂乃果「え・・・?」











ツバサ「うふふっ♪」ニコッ











穂乃果「・・・わ・・・!あわわわわ・・・!?」



穂乃果「A-RIーー」



ツバサ「シッ」パシッ




ツバサ「来て!」タタタ



穂乃果「わあぁぁぁっ!?」タタタ



ことうみ「あぁっ!?」











花陽「さすがA-RISE・・・♡」ウットリ


凛「・・・?」キョトン









タタタ・・・






花陽「・・・?」







穂乃果「うわあああぁ!ちちちょちょちょっと待ってえぇぇ!!」タタタタタ


ツバサ「・・・・・」タタタタタ





花陽「・・・・・」





花陽「・・・!!!」





ツバサ「・・・?」




ツバサ「・・・♪」ニコッ








花陽「・・・!!」



凛「・・・?かよちんーー」


花陽「・・・!」ダッ!


凛「あっ・・・!?」





花陽「今のは絶対ーー」ダダダダダッ


にこ「ツバサよね!!?」ダダダダダッ










タタタ・・・




ひかり「ん?・・・なんだ騒がしいーー」






穂乃果「待って待って待ってえぇぇぇ!!」タタタタタ


ツバサ「・・・・・」タタタタタ











ひかり「・・・・・」














ーーUTX高校ーー





穂乃果「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」






ツバサ「・・・はじめまして」



穂乃果「は・・・はじめまして・・・!」






ツバサ「・・・うふっ♪」






英玲奈「・・・やっぱり連れて来たか、ツバサ」スタスタ



あんじゅ「こんにちは〜♪」トコトコ



穂乃果「え・・・?えぇぇ!?」



ツバサ「ごめんなさいね、強引に連れて来てしまって」


ツバサ「・・・コホン・・・じゃあ改めてーー」





ツバサ「ようこそ、UTX高校へ!」




穂乃果「・・・・・」



タタタ・・・



にこ「あ・・・A-RISE!!?」



ツバサ「うふふ・・・」




花陽「あ・・・あ、あの・・・よ、よろしければ・・・サ、サインください・・・!」つ色紙


にこ「あ゛っ!ちょっと!ズルいわよ!!」




ツバサ「うふっ♪いいわよ」



にこ「え!?い・・・いいんですか!?」


花陽「ありがとうございます・・・!!」





穂乃果「でも、どうして・・・?」



ツバサ「それは前から知ってるからよ、μ'sのみなさん」













ーーUTX カフェスペースーー






ツバサ「ゆっくりくつろいで、ここはこの学校のカフェスペースになっているから遠慮なく」



海未「は、はぁ・・・」



花陽「あの・・・さっきはうるさくてすみません・・・」



あんじゅ「いいのよ、気にしないで」






絵里「素敵な学校ですね」



真姫「・・・ふん!」



にこ「ちょっと・・・!なに偉そうにしてるのよ・・・!」





あんじゅ「うふふふ♪あなたたちもスクールアイドルでしょう?しかも同じ地区♪」



ツバサ「一度挨拶したいと思っていたの」


ツバサ「高坂 穂乃果さん」



穂乃果「え・・・?」



ツバサ「下で見かけた時、すぐあなただとわかったわ」


ツバサ「映像で見るよりも本物のほうがーー」


ツバサ「遥かに魅力的ね」






英玲奈「・・・人を惹きつける魅力、カリスマ性とでも言えばいいのだろうか・・・9人いてもなお輝いている」




穂乃果「はぁ・・・?」キョトン







ツバサ「私たちねーー」








ツバサ「あなたたちのこと、ずっと注目していたの」



μ's「えっ!?」






あんじゅ「じつは前のラブライブ!でも1番のライバルになるんじゃないかって思っていたのよ?」



絵里「そ、そんなーー///」




ツバサ「あなたもよ?」


絵里「・・・!」




英玲奈「絢瀬 絵里、ロシアでは常にバレエコンクールの上位だったと聞いている」





あんじゅ「そして西木野 真姫は、作曲の才能が素晴らしく、園田 海未の素直な詩ととてもマッチしている」


ツバサ「星空 凛のバネと運動神経は、スクールアイドルとしては全国レベルだし、小泉 花陽の歌声は、個性が強いメンバーの歌に見事な調和を与えている」


英玲奈「牽引する穂乃果の対になる存在として、9人を包み込む包容力を持った東條 希」




ツバサ「それに、アキバのカリスマメイドさんまでいるしね」



ことり「・・・!」



ツバサ「いや、元と言ったほうがいいのかしら?」



穂乃果「・・・?誰のこと?」


海未「・・・さぁ?」



ことり「・・・・・///」




ツバサ「・・・そして矢澤 にこ、アイドルとしての心得、お客さんを楽しませようとする姿勢は、他のスクールアイドルでは見たことがないほどに仕上がっている・・・」


ツバサ「それに何より・・・」キリッ



にこ「・・・!」
























ツバサ「いつもお花ありがとう♪」



8人「えっ!?」


にこ「・・・!」



ツバサ「昔から応援してくれているよね?すごくうれしいよ♪」




8人「・・・・・」


にこ「あ゛っ、いや・・・その・・・」



絵里「にこ、そうなの・・・?」


希「知らなかったんやけど・・・」



にこ「い・・・いやぁ、μ's始める前からファンだったから・・・」



ツバサ「うふふ♪」








ツバサ「それにしても不思議でならないわ、どうしてこれほどの逸材たちが1つの目標のために見事に集まったのか・・・」



穂乃果「・・・?どうして?」























ツカツカツカ








???「・・・いずれこうしてお前たちと会うことになると思っていた・・・」




ツバサ「・・・!!?」














ひかり「・・・また会えたな」



穂乃果「あ、ひかりちゃん」







あんじゅ「ひかり・・・さん・・・!?」


英玲奈「まさか・・・!」


ツバサ「・・・どうしてあなたがここに・・・!?」












ひかり「・・・私がμ'sのプロデューサー、ひかりだ」







ツバサ「ウソ・・・!?」







希「・・・どういうこと?」



絵里「ひかり、あなたA-RISEとどういう関係なの?」







ひかり「どういう関係というと・・・まぁ過去に綺羅と優木と統堂を引き合わせた存在と言ったところか・・・」



穂乃果「えっ!?」



ツバサ「えぇ・・・ひかりさんがいなければ今の私たち、今のA-RISEは無かったわ・・・」



にこぱな「ウソォ!!?」ガバッ!





ひかり「本当は今日だって綺羅たちにラブライブ!について何かアドバイスを聞きに来たつもりだったのにーー」


ひかり「・・・気づけば大切な幼なじみと大切な親友が対面している場面を見ることになるとはな・・・」





ツバサ「じゃあ・・・この前話してた、スクールアイドルを始めたひかりさんの幼なじみっていうのは・・・!?」クルッ



穂乃果「・・・?」キョトン



ひかり「・・・やっぱりお前たちが目をつけたスクールアイドルグループってのは、彼女たちのことだったか・・・」



穂乃果「???」キョトン


















英玲奈「・・・何故だ・・・?」



ひかり「ん?」



英玲奈「私たちのプロデューサーになることをあれだけ拒否していたのに・・・何故μ'sのプロデューサーに・・・!?」ギリッ



花陽「え゛っ!?」


にこ「あんた!A-RISEにプロデューサーとして誘われてたの!?」



ひかり「誘われてたも何も、引き合わせたその日に綺羅から頼まれてな、結局断ったが」



にこ「あんたバカじゃないの!!?A-RISEにスカウトされてたら今頃ーー」




あんじゅ「そうよ・・・!どうして私たちはダメでμ'sならいいのか、理由を聞かせて!」



ツバサ「幼なじみの高坂さんがいるから・・・?それとも私に見込みがないから・・・!?」









ひかり「落ち着け、別にA-RISEが嫌だからとかそういう意味じゃないんだ」


ひかり「そもそも本当はμ'sにだって残るつもりじゃなかったんだ、今彼女たちの側にいるのは色々事情があってな」



ツバサ「事情・・・?」



ひかり「・・・私の家庭の事情でμ'sを離れようとした直後にアクシデントが多発してな、メンバー内の関係にも影響が出たんだ」


穂乃果「・・・・・」



ひかり「今はまだ彼女たちから目を離すべきではないと判断したんだ、つまり今μ'sの側にいることも私のエゴでしかない」




ツバサ「そう・・・少し安心したけど、やっぱり羨ましいわね・・・」



ひかり「そりゃどうも」










ツバサ「それにしても、そういうことだったのね」



ひかり「どうした綺羅?」



ツバサ「μ'sのメンバー、これほどの逸材が都合良く集まるのは何かおかしいと思ったのよ」


ツバサ「でも、彼女たちのバックにあなたがいたならそれも納得・・・」


ツバサ「つまり・・・μ'sのメンバーを集めたのはーー」













ひかり「残念だがそれは全て偶然だ」



ツバサ「え・・・?」



ひかり「お前はμ'sのメンバーを私が集めてきた存在だと言いたいようだが、それは完全な勘違いだ」


ひかり「今のμ'sは、彼女たちの意思で集まり、行動を共にしている」


ひかり「私はそんな彼女たちが道を外さないように支えているだけだ、私が特別何かをしているわけじゃない」





ひかり「大体お前たちの時もそうだったろう?確かに優木と統堂を紹介したのは私だったが、そのあと特別私が何かしてやったか?」


ひかり「そのあとの行動は全てお前たちの意思でやったことだ、3人でアイドル活動を続けたことも、こうまで優れたアイドルになるために努力を続けたことも」



ひかり「A-RISEもμ'sも、自分たちの意思で戦い続けているから今がある、ただそれだけだ」



ツバサ「・・・・・」








ひかり「・・・・・」スタスタ



穂乃果「・・・?ひかりちゃん?」


ツバサ「ひかり・・・さん?」






ひかり「・・・やはりお前たちは同じ目をしている・・・私の見立ては正しかったようだ・・・」



穂乃果「・・・?」


ツバサ「・・・・・」









花陽「あの・・・」ちょいちょい



ひかり「ん?どうした小泉?」



花陽「ひかりさん・・・A-RISEと昔からの知り合いってことは・・・」


花陽「人気になる前のA-RISEのサインとか・・・持ってたりしますか・・・?」





ひかり「あぁ、あれのことか、確か綺羅がやってみたいとか言い出して描いたんだよな?」


花陽「・・・!!」



ひかり「優木は面白そうだと言って、統堂は渋々ながらも描いてくれたんだったな」



ツバサ「ひかりさん・・・まさかまだあれを持っていてくれて・・・?」



ひかり「もちろん、大事に飾ってあるよ」






にこ「それよこしなさい!!部長命令よ!!」ガバッ!



花陽「わっ!?にこちゃん!それズルいよぉ!!」



ひかり「冗談だろ?いくらお前たちの頼みでもそれはできんよ」






ツバサ「・・・・・」






にこ「いいや!A-RISEの凄さもわからないあんたに初期のサインなんて勿体無過ぎるわ!ここはその希少価値がわかるにこがーー」





ツバサ「・・・ねぇ」



8人「・・・?」


にこ「え・・・?」


ひかり「どうした?綺羅?」





ツバサ「・・・これから学校内のステージでライブをしようと思うんだけど・・・見ていかない?」



花陽「え゛っ!!?」


にこ「ウソ!?A-RISEの・・・生ライブ!!?」



あんじゅ「まだ新曲の披露はできないけど、それでよければ」



英玲奈「もちろん10人全員招待するが、いかがだろうか?」




花陽「み、見ます!いえ、是非お願いします!!」



凛「かよちん、今までにないくらいテンション上がってるにゃ・・・」



ことり「でも、せっかくだし・・・ねぇ?」



穂乃果「うん!お願いします!」



ツバサ「よかった、それじゃあついてきて」ガタッ




スタスタ




ひかり「ん?」



ツバサ「・・・約束通り、特等席を用意するわ」



ひかり「・・・・・」

























ーーUTX内 ライブステージーー









キャーッ! キャーッ!




♪ エンディングテーマ Private Wars ♪












♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby! ♪


♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby! ♪



♪ そう、行っちゃうの? ♪


♪ 追いかけないけど ♪


♪ 基本だね 群れるのキライよ ♪




♪ 孤独の切なさ わかる人だけど ♪


♪ 時々言葉を交わし合って ♪


♪ お互いの場所で お互いの想い ♪


♪ 高める each other’s day ♪






穂乃果「・・・!」








♪ What’cha do what’cha do? I do “Private Wars” ♪


♪ ほら正義と狡さ手にして ♪


♪ What’cha do what’cha do? I do “Private Wars” ♪


♪ ほら人生ちょっとの勇気と情熱でしょう? ♪





ひかり「・・・・・」







♪ 駆け抜けさせて 退屈なBad world ♪


♪ 思惑通り動きたくないよ ♪




♪ What’cha do what’cha do? I do “Private Wars” ♪


♪ ほら正義と狡さ手にして ♪


♪ What’cha do what’cha do? I do “Private Wars” ♪


♪ ほら人生ちょっとの勇気と情熱でしょう? ♪


♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby! ♪


♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby! ♪















キャーッ! キャーッ!


ワーッ! パチパチパチパチ!




ツバサ「・・・・・」ニコッ








花陽「さすが・・・A-RISE・・・!」



真姫「・・・でも・・・」



絵里「・・・これが・・・」






海未「私たちの・・・相手になるのですね・・・」



凛「凛・・・自信ないにゃ・・・」



ことり「うん・・・私も・・・」



希「・・・・・」












ツバサ「・・・・・」スタスタ




ひかり「・・・ありがとう、素晴らしいものを見せてもらった」


ひかり「お前の志が初めて会った時から変わっていなくて安心したよ」



ツバサ「・・・ありがとう、ひかりさん」




ひかり「・・・今回のライブは、μ'sに対しての戦線布告か?」



ツバサ「・・・そう捉えてくれても構わないわ」



クルッ




穂乃果「・・・・・」










ツバサ「μ'sのみなさん、お互い頑張りましょ」


ツバサ「そして・・・私たちは負けません」スタスタ




穂乃果「・・・・・」










ひかり(今回のこの邂逅、果たして彼女たちをどのような影響を及ぼすか・・・)




海未「・・・・・」


ことり「・・・・・」




ひかり(μ'sにも・・・A-RISEにも・・・)




あんじゅ「・・・・・」スタスタ


英玲奈「・・・・・」スタスタ





ひかり(・・・その答えを知るのは・・・彼女たちだけなのだろう・・・)
















ツバサ「・・・・・」スタスタ







穂乃果「・・・!」グッ





























♯14 report1 綺羅 ツバサ 追記 「交錯」fin


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