2017-01-16 20:05:28 更新

前書き

!注意!

オリジナルキャラ有り

オリジナルの設定有り

設定の一部変更有り

非公式の情報の抜粋

基本アニメ版設定を軸に展開

ネタバレ有り

"ラブライブ!"の世界観とズレる可能性有り


以上、よろしければお付き合い下さい。



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ラブライブif主人公 "北河 ひかり" プロフィール


年齢 16才 (高校2年生)
誕生日 2月29日
血液型 A型
身長 162cm
3サイズ B72 W56 H80

好きな食べ物 ない (本当は甘いもの)
嫌いな食べ物 ない (本当は辛いもの)
趣味 テレビゲーム
特技 人の選別眼。目を見ればそいつがどんな人間か大体わかるぞ。
チャームポイント ない、よく男に間違われる。
得意科目 基本どの教科もそつなくこなす
子供の頃の夢 正義の味方、だったかな?
得意料理 日本食なら基本なんでも




備考
高坂穂乃果の唯一無二の幼馴染

冷静沈着な性格の持ち主

外見の第一印象は、花の女子高生と言うよりは、美少年を彷彿させるが、正真正銘の女子高生

相手のことは名字で呼び、心から気を許している相手のみ名前で呼ぶ癖がある

制服姿の際は、ブレザーの前のボタンは開けており、スカートの下にはスパッツを着用

男口調で話し、服装も男物を好むため、プロフィール上のチャームポイントに、よく男と間違われると記している

人の説得に長け、かつ下手な大人の男性よりも力がつよく、「弁解力と力ずくを兼ね揃えている」

彼女の目は常に物事の核心を見抜いている

A-RISEのメンバー、綺羅ツバサ、優木あんじゅ、統堂英玲奈の3人を引き合わせたのも彼女である

幼馴染の穂乃果とは、生まれこそ彼女より遅いものの、彼女の姉のように振舞って同じ時間を過ごしてきた

西木野大病院に投資もしている、北河財閥跡取り候補であり、当主、北河 護皇の孫娘

小学生の頃に両親を失い、一時期は祖父のもとに引き取られていたが、幼馴染の穂乃果の頼みで音ノ木に戻り、祖父の援助を受け、一人暮らしをしている

周りの人間と距離を置こうとしているのには、昔何らかの理由で他人を傷つけてしまったことが原因のようだが、本人は多くは語っていない

μ'sというグループが形になったら自らは彼女たちのもとを離れようとしていたが、自分が彼女たちに必要とされていることを教えられ、μ'sの監視役として残ることを決意した

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ーーとある定食屋ーー





ガラガラッ




おやじ「らっしゃい!」



ひかり「よぉ、おやじ」



おやじ「おっす!・・・おや・・・?」



少年「・・・・・」



おやじ「おいおい?そっちの少年は?弟さんかなんかかい?」



ひかり「いや、私の後輩の知り合いだ、ちょっと訳ありでな」



おやじ「ふーん・・・まぁいいや、注文は?いつものでいいかい?」



ひかり「いや、今日は長居するつもりはない、軽めのもので頼む」



おやじ「あいよ!ちょっと待ってな!」スタスタ








少年「・・・・・」




ひかり「・・・さて、話してもらおうか」



少年「え・・・?」








ひかり「・・・お前は何者で、星空とどんな関係なのかを・・・な」

























#16 report10 星空 凛 追記






少年「どんな関係ってーー」






ひかり「話してもらうぞ、せっかくのデートを邪魔してくれたお返しだ」



少年「デ、デート・・・!?」ビクッ!









ひかり「ふふっ、冗談だ」



少年「・・・ほっ・・・」








ひかり「・・・言え、お前には質問に答える義務がある」

























少年「・・・同級生だよ・・・小学校の・・・」



ひかり「同級生?」



少年「あぁ、とは言っても関わったのは同じクラスになった低学年の頃くらいだし、中学は別だったけどさ・・・」



ひかり「昔からあいつとは仲が良かったのか?」



少年「・・・いや・・・ろくに話す機会もなかったけど・・・」



ひかり「なるほど、じゃあ今日は偶然あの場に居合わせて、懐かしい顔を見かけたから声をかけた・・・ということか?」



少年「・・・あぁ・・・」



ひかり「そうか・・・」











ひかり「なら、少し疑問がある」



少年「な・・・なんだよ・・・?」







ひかり「・・・幼い頃、偶然短い期間で同じクラスになっただけでろくに話す機会もなかったやつに、わざわざ声をかけるものだろうか?」



少年「そ・・・それは・・・」



ひかり「まぁ一概にそうは言えないのはわかる、お前がよほど社交的で、誰にでも懐っこい人間であればあり得ない話でもない」


ひかり「しかしお前の目を見る限りは悪いがそうは見えない、星空と話す時も緊張していた様だしな」


ひかり「となると、よっぽどあいつに対して特別な意図でもない限り声をかけるとは考えにくいぞ?」



少年「・・・・・」





ひかり「それに何よりーー」



少年「・・・?」











ひかり「お前が声をかけた途端、星空が私の言葉も聞かずにあの場から逃げ出したのはどういう訳だ?」



少年「・・・それも・・・答えなきゃダメか・・・?」





ひかり「・・・答えろ」










少年「それは・・・オレが悪いんだ・・・」



ひかり「というと?」



少年「オレは昔・・・その・・・何と言うか・・・ええと・・・」



ひかり「ゆっくりでいい、話してみろ」
















少年「・・・今思い返したからこそわかったんだけど・・・昔オレ、星空のことをいじめてたんだ・・・」



ひかり「・・・ほぅ・・・」



少年「星空に会うたびに何かからかったり・・・」


少年「例えば、あいついつもズボンばっかりだったのに、珍しくスカート履いて学校に来た時とか・・・」



ひかり(・・・小泉が言ってたのはこいつのことだったのか・・・)



少年「だから星空がオレを見るなり逃げ出すのも・・・当たり前のことなんだよな・・・」








ひかり「・・・何故だ?」



少年「え・・・?」



ひかり「何故星空のことを昔いじめていた?そしてそうだとしたら、何故今になって星空に声をかけたりした?」



少年「それはーー」



ひかり「言え」



少年「・・・・・」


ひかり「・・・・・」

















少年「・・・す・・・」



ひかり「す?」























少年「好き・・・だったんだよ・・・星空のことが・・・ずっと・・・///」カーッ




ひかり「・・・何だと?」



少年「・・・・・///」





ひかり「・・・それは・・・本気か?または悪いが冗談か?」



少年「本気だよっ!なんだよ!?悪いか!!?」ダンッ!



ひかり「い、いや・・・すまない、あまりにも意外な答えで・・・ついな」





ひかり「だがそれなら、星空に声をかけた理由としてはわかるが、それでいて星空を昔いじめていたというのはどういう訳だ?」



少年「だから今思い返せばおかしいことだとは思ってるさ・・・」



少年「でもあんたも男なら少なからずわかるだろ?好きな子をいじめたくなるみたいなさーー」







ひかり「あ゛・・・!?」



少年「え?」








ひかり「・・・おい坊主、私は女だぞ・・・!」



少年「え゛っ・・・!?ウソだろ・・・?」



ひかり「そんなことでウソなんかついてどうする?ホラ、これが証拠だ」つ学生証



少年「国立音ノ木坂学院・・・あの女子高の?」



ひかり「そうだよ、文句あるか?」



少年「だって!さっき星空とデートだって・・・!」



ひかり「だから冗談だと言ったろう?まったく」






おやじ「あいよー、軽めのものってこんなんでいいかい?」コトッ



ひかり「あぁ、ありがとう、おやじ」



おやじ「んじゃごゆっくり、少年も何か食いたかったら言いなよ?」スタスタ















ひかり「・・・それに私には理解できんな、何故尊敬する相手を敬うことができない?」



少年「確かにそうだよ、だからずっと謝ろうと思ってるんだ」



ひかり「しかし当の星空があの様子では・・・それもなかなか難しいところだな」










少年「そうかもしれない・・・」


少年「・・・例え星空に恨まれていてもいい」


少年「許してもらえなくても構わない」




少年「それでもオレは、星空にちゃんと謝って・・・今のオレの気持ちを伝えなければ・・・前に進むことさえできそうにない・・・」



ひかり「・・・若いな・・・」



少年「・・・あんたも星空の先輩だってんならそんなに変わらないはずだろ?」



ひかり「まぁな」




ひかり「・・・・・」






スタスタ








ひかり「・・・・・」ジーッ



少年「な・・・何だよ?」






ひかり「・・・顔立ちは悪くない、どれだけ辛く見積もって中の上ってところか・・・」



少年「一体何がーー」



ひかり「自分の非を素直に認められる、中々の好青年だ」



少年「・・・もしかして・・・オレのことか・・・?」











ひかり「・・・だが私は、私より弱い男に興味はない」



少年「・・・・・」



ひかり「・・・星空がどう考えているかは知らんがな」















ひかり「坊主、昔のままならお前は軟弱者だ、だからお前は強くならなきゃならない」


ひかり「だがお前は、今の自分がどうすれば強くなれるかわかっているだろう?」



少年「・・・・・」







ひかり「・・・強くなれるかどうかはお前次第だ、坊主」



少年「・・・あぁ・・・」













ひかり「・・・ん」ベシッ



少年「痛って!・・・これは・・・?」



ひかり「私の連絡先だ、何か聞きたいことや頼みたいことがあったらそこに連絡しろ」つメモ用紙



少年「・・・・・」つメモ用紙



ひかり「お前の連絡先を聞きはしないから、連絡をよこした時は真っ先に合言葉を言え」



ひかり「合言葉はーー」













ひかり「"死を司る第四の騎士"」



少年「何だよそれ?」



ひかり「聞くな、他にパッと思いつかなかったんだよ」



少年「・・・おかしな奴・・・」



ひかり「よく言われるよ」







ひかり「おやじ、お代ここに置いとくぞ」ジャラッ



おやじ「まいどあり〜!」




少年「待ってくれ」



ひかり「ん?」



少年「あんたの名前、まだ聞いてなかった」











ひかり「・・・"ジェーン・ドゥ"」



少年「・・・冗談だろ?」



ひかり「その名の意味を知りたければ自分で調べることだ」スタスタ










ひかり「・・・また会おう」




ガラガラッ



バタン






少年「・・・・・」つメモ用紙




おやじ「おぅ少年、君もなんか食べるかい?」



少年「え?」



おやじ「へへへ♪ここはジェーンちゃんのお墨付きをもらってるんだぜ?期待してくれても構わないよ?」


おやじ「何か食べたい?」
















少年「・・・ラーメンを」




















ーー翌日 音ノ木坂学院ーー




ザーッ



凛「・・・・・」





凛「あーあ・・・止まないねぇ・・・」



真姫「そろそろ練習時間よ?」



凛「って言っても・・・今日もこの4人ーー」


凛「もう飽きたにゃ・・・」



にこ「それはこっちのセリフ」



花陽「仕方ないよ凛ちゃん、2年生は修学旅行だし、絵里ちゃんと希ちゃんはその間生徒会のフォローをーー」


ガチャッ




絵里「そうよ、気合いが入らないのはわかるけど、やることはやっておかなきゃ」



真姫「今日も生徒会?」



絵里「まぁね」





希「3人が戻って来たら運営しやすいように整理しとくって張り切ってるんや」



凛「えぇぇっ!?また練習凛たちだけ!?」





ガチャッ



ひかり「今週末は例のイベントだろう?穂乃果たちが修学旅行から帰って来た次の日だ」


ひかり「私たちでフォーメーションの確認をして、合流した時すぐに対応できるようにする・・・やることはまだまだたくさんあるはずだぞ?」




真姫「・・・どうでもいいけど、あんたは何でここにいるのよ?修学旅行に行かなくて良かったの?」



にこ「まさか、行きの飛行機に乗り遅れたとか?」



ひかり「そんな間抜けじゃない、お爺様にこれ以上迷惑をかけたくないから、はなから行く気なんてなかったんだよ」



真姫「あっそ」





真姫「・・・でもまさかファッションショーで歌ってほしいって言われるなんて・・・」



花陽「きっとモデルさんたちと一緒のステージってことだよね・・・?気後れしちゃうねぇ・・・」


凛「うんうん」



真姫「そうね、絵里や希はいいけどーー」チラッ



にこ「・・・?」



真姫「・・・・・」ジーッ





にこ「なぁに・・・?」ギロッ





ガチャッ


絵里「別に気にすることはないわ、じゃあね」スタスタ



ひかり「あぁ、頼むぞ」



希「穂乃果ちゃんたちは、野生のちんすこう探しに夢中で、ライブのことなんかすっかり忘れてるやろうから、にこっちたちがしっかりしといてね?」



バタン









にこ「・・・野生のちんすこうって何?」



花陽「さぁ・・・?」



ひかり(あれは冗談なのか?それとも・・・)











凛「あーあ、沖縄かぁ・・・」


凛「今頃穂乃果ちゃんたち、楽しんでるだろうなー・・・」


























ーー沖縄ーー




ドザーッ!




穂乃果「って!何で雨なのおぉぉぉっ!!?」







ことり「台風直撃するかもだって・・・」



穂乃果「えぇーっ!?海は!?真夏の太陽は!?」



海未「・・・諦めるしかありませんね・・・」



穂乃果「やだよ!!高校の修学旅行だよ!?一生に一度切りだよ!?」



海未「と言われても・・・」




ピリリ ピリリ



穂乃果「・・・?」ゴソゴソ


穂乃果「ひかりちゃんだ」ピッ





穂乃果「もしもし?」



ひかり「よぉ穂乃果、楽しんでやってるか?」



穂乃果「・・・嫌味・・・!?」



ひかり「ん?何がだ?」



穂乃果「もういいよ・・・それより何?」



ひかり「今週末のイベントのことだ、相談があってな」










穂乃果「・・・うん、・・・そっか、確かにそうした方がいいかも!」



ひかり「そうか、それでだな、誰にするかなのだがーー」



穂乃果「う〜ん・・・誰がいいかなぁ・・・?」ウロウロ




ひかり「こちらのメンバーほぼ全員には話したんだ、本人にはまだなんだがーー」



穂乃果「・・・うん?」













ーー音ノ木坂学院ーー




凛「えぇぇっ!?凛がリーダー!!?」



絵里「そう、暫定でもリーダーを決めておいた方がまとまるだろうし、練習にも力が入るだろうと思って」


絵里「もちろん穂乃果たちが修学旅行から帰ってくるまでよ」



凛「で・・・でも・・・」



希「穂乃果ちゃんたちにも連絡して相談した結果なんよ」


希「ウチとえりちもみんな、凛ちゃんがいいって」



真姫「いいんじゃない?」


花陽「私も凛ちゃんがいいと思う♪」









凛「ちょ・・・ちょっと待ってよ・・・何で凛?絶対他の人の方がいいよ」


凛「あ!絵里ちゃんとか!」



絵里「私は生徒会の手伝いがあるし・・・」



ひかり「それに今後のμ'sのことを考えたら、3年生の絢瀬が担当するのは得策とは言えんだろう?後に続く1年生が適任と言えると思うが?」




凛「だったら真姫ちゃんがいいにゃ!歌もうまいし、リーダーっぽいし、真姫ちゃんで決まり!」



絵里「・・・凛・・・」



真姫「話聞いてなかった?みんな凛がいいって言ってるのよ?」



凛「・・・・・」






凛「でも凛は・・・」


花陽「嫌なの?」



凛「嫌って言うか・・・凛はそういうの向いてないよ・・・」



にこ「意外ね?凛だったら調子よく引き受けるかと思ってたけど」



花陽「凛ちゃん結構引っ込み思案なところもあるから」


真姫「特に自分のことに関してはね」


ひかり「確かに意外だったろう?私もつい最近知ったんだ」





絵里「・・・凛?」パシッ


凛「・・・!」



絵里「いきなり言われて戸惑うのはわかるけど、みんな凛が適任だと考えているのよ?」スッ


絵里「その言葉、ちょっとだけでも信じてみない?」ニコッ



凛「でも・・・」






花陽「・・・・・」ニコッ


真姫「・・・・・」ニコッ





希「・・・・・」ニコッ


にこ「・・・・・」ニコッ













凛「・・・わかったよ、絵里ちゃんがそこまで言うなら・・・」



花陽「・・・凛ちゃん!」



ひかり「ありがとう、星空」






絵里「さぁ、そろそろ雨も止みそうだし、放課後の練習始めて」パンッ










凛「・・・・・」



ひかり「案ずるな、慣れない内は私もサポートする」



凛「う・・・うん・・・」













ーー屋上ーー





凛「え・・・ええと、練習を始めたいと・・・思います・・・」




花陽「わぁ・・・♪」パチパチ



真姫「拍手するところじゃないでしょう?」



花陽「えへ・・・♪」





凛「え、ええと・・・では最初に・・・ストレッチから始めていきますわ?みなさん、お広がりになって・・・?」



にこ「・・・・・」ピクピク


真姫「・・・・・」はぁ・・・


花陽「・・・・・」キョトン


ひかり「お・・・おいーー」





凛「それが終わったら・・・次は発声練習ですわ・・・??」モジモジ







にこ「何それ・・・?」



花陽「凛ちゃん!」



凛「えぇ!?なんですの???」



真姫「その口調、一体誰よ?」







凛「え?あーー」


凛「凛何か変なこと言ってた?」




ひかり「落ち着け星空、リーダーだからと言ってかしこまることはない、いつも通りにすればいい」



凛「そ、そっか・・・」


凛「え、ええっと・・・ではストレッチをーー」


凛「はーじめーるにゃぁ!」ピシッ



にこ「・・・・・」


真姫「・・・・・」


花陽「・・・・・」







ひかり「・・・わかってないな・・・」














花陽「・・・ねぇ?ちょっと緊張してる?」ヒソヒソ


凛「・・・ちょっとじゃないにゃあ」ヒソヒソ









凛「ワン、ツー、スリー、フォー」パン パン パン パン




ひかり「星空、ずれてきてるぞ?」



凛「にゃっ!にゃっ!」パン パン



凛「にゃにゃにゃ!?にゃにゃにゃにゃ!?」パンパンパンパン!























真姫「ねぇ、私はここから後ろに下がっていったほうがいいと思うんだけど?」



にこ「何言ってんの?逆よ!ステージの広さを考えたら、前に出て目立った方がいいわ!」



凛「・・・?」





真姫「だからこそ引いて、広くステージ使ったほうがいいって言ってるんじゃない!」



にこ「いーや!絶対前に出るべきよ!」キッ


真姫「・・・!」キッ



ひかり「おいお前ら・・・」


花陽「ちょ・・・ちょっと2人とも!落ち着いてよぉ・・・!」


凛「・・・・・」オロオロ








真姫「・・・そうだ、凛はどう思う?」



凛「え・・・!?」



にこ「そうよ、リーダー!」



花陽「凛ちゃん・・・!」





凛「え・・・?あぁ・・・」


凛「穂乃果ちゃんに聞いたらいいんじゃないかな?」オロオロ



真姫「それじゃあ間に合わないでしょ?」



凛「・・・!じゃあ・・・絵里ちゃんにーー」








にこ「凛!」キッ



凛「はい!?」



にこ「リーダーはあなたよ?あなたが決めなさい!」




凛「え・・・ええと・・・ええと・・・」ウルウル












ひかり「はぁ・・・落ち着けお前ら」



真姫「・・・?」



凛「ひかり・・・ちゃん・・・?」グスッ



ひかり「机上論を重ねているだけでは時間の無駄だろう、実際にやってみればいい」



花陽「やってみる・・・ですか?」



ひかり「ここでやってみろ、私が見ていてやる」



















凛「ワン、ツー、スリー、フォー」バッ







ひかり「ふむ・・・なるほどな・・・」カリカリ



花陽「どうですか?」



真姫「私は後ろに下がったほうがいいわよね?」


にこ「いや!絶対に前に出るべき!」



真姫「むっ・・・!」キッ


にこ「・・・!」キッ





ひかり「まぁまずは話を聞け、今は4人でやっていて、実際のステージの広さがーー」カリカリ


ひかり「これくらいだ」つノート



凛「え・・・?今度のステージの広さもわかるの?」



ひかり「もちろん確認済みだ」





ひかり「で、ここにセンターである穂乃果、それと残りのメンバー、ことり、園田、絢瀬、東條を加えるとーー」カリカリ


ひかり「これくらいの広さになる」つノート



花陽「なるほど・・・」




ひかり「そこで今のパートを西木野の案で進めるとーー」カリカリ





ひかり「わかるか?確かに前の方は広く範囲を確保しているが、かえって後ろが詰まり過ぎているように見える」つノート



真姫「あ・・・」


にこ「確かにそうね・・・」



ひかり「そこを行くと矢澤の言う通り、このパートは西木野に前に出てもらって、その対の位置にあたる矢澤にも前に出てもらえばーー」カリカリ




ひかり「・・・こうなる訳だ」つノート



真姫「確かにこれなら、配置全体のバランスもいいわね」


にこ「ステージ全体を広く使えているわ」



ひかり「以上を鑑みて、当面は矢澤の案で進めるようにするが、ライブ全体を通しての見栄えや、他のメンバーの意見も反映したい」


ひかり「だから西木野の案も忘れずに頭に入れておいてくれ」



花陽「はい!ありがとうございます!」



にこ「へっへ〜ん♪」ドヤッ


真姫「むーっ・・・!」






凛「・・・・・」






















ーー夕方ーー






ひかり「・・・よし、今日の練習はここまでとしよう」



花陽「お疲れ様でした」









ひかり「・・・ん?」




















凛「・・・・・」グスッ



ひかり「・・・・・」スタスタ












ひかり「・・・・・」なでなで



凛「ひゃっ・・・!?」




ひかり「大丈夫、星空は良くやってるよ」



凛「そんなこと・・・ないよ・・・」グスッ



ひかり「これはウソでもなければおだてている訳でもない、まだやり方がわかっていないだけなんだよ」


ひかり「それは今後諦めなければ身につくものだ」


ひかり「そんなことよりも諦めずに一生懸命にやろうとしていることの方がよっぽど立派だ」



凛「そう・・・なのかな・・・?」



ひかり「そうだとも」


ひかり「それにまだ今日始めたばかりだろう?たった1日で全部完璧にやられようものなら私の立つ瀬がないよ、穂乃果もきっとそう言うだろう」



凛「・・・・・」









にこ「凛ー!」



凛「・・・!」




真姫「早く帰るわよー?」



凛「う・・・うん!」タタタタタ







凛「あ、じゃあひかりちゃん!またね!」フリフリ



ひかり「あぁ、気をつけて帰れよ?」



凛「うん!」タタタタタ



















ーー帰宅路ーー






凛「はぁ・・・疲れるにゃ・・・」



花陽「大丈夫だよ、きっとだんだん慣れてくるよ」



真姫「そうよ、まだ初日でしょ?」




凛「そんなこと言って、2人とも自分がリーダーになりたくないから凛に押し付けたんでしょ?」



花陽「え!?」





真姫「何言ってるの?本当に向いてると思ったから凛を推薦したの」



花陽「そうだよ、私穂乃果ちゃんたちが別の人推薦しても、凛ちゃんがいいって言ってたと思うよ」





凛「えぇー?ウソだぁ!だって凛なんて全然リーダーに向いてないよぉ」



花陽「どうして・・・?」



凛「だってーー」
















凛「ほら、凛・・・中心にいるようなタイプじゃないしーー」



真姫「ん!」ベシッ!


凛「いっ!?てててて・・・真姫ちゃん・・・?」



真姫「あなた!自分のことそんな風に思ってたの!?」


花陽「そうだよ!μ'sに脇役も中心もないの!グループにいる限りみんな一緒だよ!」




凛「・・・それはそうだけど・・・でもーー」





凛「・・・凛は別だよ、ほら、全然アイドルっぽくないし・・・」



花陽「それ言ったら!私の方がアイドルっぽくないよ!」



凛「そんなことないよ!だってかよちんはかわいいしーー」


凛「・・・女の子っぽいし・・・」



花陽「えぇっ!?凛ちゃんの方がかわいいよぉ!!」






凛「そんなことないぃぃーっ!!」ガーッ!




真姫「はぁ・・・今なら凛があいつにあんなことを頼んだ理由がわかるわ・・・」



花陽「・・・・・」



真姫「・・・よほどの自惚れ屋でもない限り、自分より他人の方がかわいいと思ってるものでしょう?」






凛「違うよ!!凛は違うの!!」



真姫「・・・凛・・・」









凛「・・・引き受けちゃったし、穂乃果ちゃんが帰って来るまでだからリーダーはやるよ」



凛「でも、向いてるなんてことは・・・絶対ない!!」ダッ



花陽「凛ちゃん!」




タタタタタ・・・

















花陽「・・・やっぱり・・・まだ昔のことを・・・」


真姫「・・・・・」




















凛「はぁ・・・!はぁ・・・!はぁ・・・!」




凛「・・・・・」


























ひかり「よぉ」



凛「・・・!?」ビクッ!



ひかり「どうした?こんなところに1人で?猫でも見つけたのか?」



凛「いや・・・その・・・」アセアセ











ひかり「・・・ちょっと2人で話さないか?」



凛「え・・・?」















ーーとある定食屋ーー



ガラガラッ



おやじ「らっしゃい!」



ひかり「よぉおやじ」



おやじ「おぉ!また来てくれたのかいひかりちゃん」


おやじ「今日はあの弟さんは一緒じゃないのかい?」



ひかり「だからあの坊主は弟じゃないって・・・」



凛「何のこと?」



ひかり「いや、何でもない」






おやじ「ふ〜ん・・・んで今日はその彼女さんとデートってかい?いいねぇ♪」



凛「かの・・・!?凛が・・・!?///」


ひかり「・・・・・」







ひかり「・・・あぁ、そうかもな」



凛「へ・・・?///」



おやじ「あれ?」














ひかり「星空、好きなものを選べ、今日は私の奢りだ」



凛「えっ!?そ、そんなの悪いよぉ・・・」



ひかり「こんな時間にわざわざ私に付き合わせたお詫びだ、気にしないでくれ」



凛「う・・・うん、ありがとう」








おやじ「何にする?何でも言ってくれ!そのメニューにあるものの中でだけどさ」



凛「あ!凛ラーメンがいいにゃ!」



おやじ「あいよ!ラーメンね!ひかりちゃんはいつものかい?」



ひかり「いや、私も同じのを頼む」



おやじ「わかった、ラーメン2丁!ちょっと待っててくれ!」スタスタ









ひかり「ラーメン好きなのか?」



凛「うん!そうだけど・・・何で?」



ひかり「メニューから見つけた瞬間に元気になったからな」



凛「あ・・・あはは」










凛「・・・ねぇひかりちゃん」



ひかり「ん?」



凛「どうして凛をリーダーにしようと思ったの?」



ひかり「何故そんなことを聞く?」



凛「だって・・・凛には向いてないから・・・さ・・・」



ひかり「・・・・・」



凛「それに凛、前にあんまり目立たないようにしてって、ひかりちゃんに頼んでたでしょ?」


凛「それなのに何でかなぁってーー」





ひかり「そのことなんだが、既に西木野と小泉にはバレていたぞ」



凛「え・・・?」



ひかり「恐らくは他のメンバーも気づいている」



凛「・・・・・」








ひかり「そもそも何故あの時自分を中心から遠ざけてくれなどと私に頼んだ?理由を星空の口から聞きたい」



凛「いや・・・だってさーー」







凛「凛って、μ'sの他のメンバーと比べると可愛くないでしょ・・・?」



ひかり「・・・・・」



凛「こんなに地味だし、髪だってこんなに短いし・・・女の子っぽくないし・・・」


凛「そんな凛がさ、チームの中心になってみんなを引っ張って行くなんてーー」


凛「やっぱり・・・出来っこないよ・・・」









ひかり「・・・女の子っぽくない、ねぇ・・・」


ひかり「星空、お前はまるで自分のことが見えていないようだな?」



凛「・・・?」





ひかり「覚えているか?星空を誘って2人で街を歩いていた日のことを」



凛「あの日のこと?」



ひかり「実はあの日の目的は、私自身が"星空 凛"という人がどういう人間なのかを知るためのものだったんだ」



凛「凛のことを・・・知るために?」キョトン



ひかり「他のメンバーを誰も呼ばなかったのも、2人きりの方が星空のことをじっくり見れると思ったからだ」



凛「そう、だったんだ・・・えへへ・・・ちょっと恥ずかしいな・・・///」


















ひかり「そう、それだよ」



凛「にゃ?」



ひかり「自分のことを観察されていたと知ってから見せた恥じらいの態度」


ひかり「例えが悪いかもしれんが、私みたいなガサツな性格で、どちらかと言えば男性脳の考え方であればそうはならない」


ひかり「見られていたから何だ?と考えるもの、事実私もそうだ、人によって個人差はあるだろうがな」



凛「そうなの?」



ひかり「それだけじゃない、クレープを渡して一緒に食べた時だ」


ひかり「自分が座る床にハンカチを敷いていたな?汚れを懸念しての計らいだろう?」


ひかり「あと私がクレープをこぼした時、すぐに気を利かせて拭いてくれたな?」



凛「う、うん」





ひかり「服の乱れや汚れへの、そして周りに対しての気配り」


ひかり「それは俗に言う女子力って奴らしい」


ひかり「そこを行くとあの時の星空の女子力は、メンバーで例えるならことりを彷彿とさせるような・・・いや、あるいはそれ以上かもしれん」



凛「凛が・・・?」








ひかり「お前はそこまで出来ているにも関わらず、まだなお自分を女の子っぽくないと言えるのか?」


ひかり「穂乃果にも少しは星空を見習って欲しいとも思ったくらいだ、星空が加入した時には、まるで穂乃果がもう一人増えたかのようだと思っていたが、撤回させてもらうよ」


ひかり「・・・私も少しでも星空を見習えば、女の子として見てもらえたのかとも考えさせられたくらいだ」




凛「・・・・・」




















凛「あ・・・あはははは・・・」



ひかり「・・・?」






凛「や、やだなぁひかりちゃん、冗談が過ぎるにゃあ・・・凛なんてちっともそんなんじゃないよぉ」


凛「凛ってさ、実際に女の子っぽくないって言うようなことを言われたことがあるんだ・・・」


凛「小学生の頃、スカートとか履いて行ったらいじめられたりとか・・・さ・・・」




ひかり「・・・その話なら小泉から聞かせてもらったよ」


ひかり「んで、あの時星空に声をかけてきた坊主がその正体なんだってな?」



凛「・・・・・」コクッ




ひかり「まったく呆れるなぁあの坊主には、人を見る目が全くなってない、才能ゼロだなあれは」



凛「・・・・・」

















ひかり「・・・質問に答えよう、星空 凛」


ひかり「お前をリーダーに抜擢した理由は既に話した通りだ、その発言に一切ウソはない」


ひかり「今後のことを考えれば、跡を継ぐ1年生に任せたい、ならあの中なら星空が1番の適任だ」



凛「だから何でそうなるの?真姫ちゃんの方が凛なんかよりリーダーっぽいしーー」



ひかり「残念だが西木野はリーダー向きではない」


ひかり「と言うか、あいつの場合はリーダーを買って出るほどのモチベーションが無いと言った方が正しいな」


ひかり「勘違いしないで欲しい、決して西木野にはやる気が無いと言っている訳ではない」


ひかり「あいつの場合はスクールアイドルをやることにこだわりたいという訳ではなく、みんなと一緒で楽しく過ごすことに価値を覚えているようだ」



凛「そうなの?」キョトン



ひかり「あぁ、意外かもしれんがな、これ西木野には内緒だぞ?」


ひかり「まぁそんな西木野のことだ、いざリーダーに回しても、周りのメンバーを高めようとすることはないだろうな」










ひかり「あと、小泉がそういうことが苦手なのは幼馴染のお前ならわかるだろう?」



凛「まぁ・・・うん・・・」




ひかり「そこを行くと星空は、今でこそやり方がわからずに苦労しているかもしれんが、そこを乗り越えられれば1番素質があると判断した」


ひかり「星空はなかなか、物怖じせずに自分の思っていることを口に出せるようだから、アイドル研究部内においても悪い箇所があればバシバシ指摘してくれると考えている」


ひかり「初めて矢澤に会った時のお前と来たら、本当にバッサリだったぞ?」



凛「・・・?何だっけ?」






ひかり「まぁいいさ、それと、お前をリーダーに起用した理由はもう1つある」



凛「にゃ?」



ひかり「今回星空のことを色々見て来て、お前は意外に消極的なことがわかったからな」


ひかり「ライブを行う時に、目立ちたくないから端っこにしてくれというのもそのためだろう?」


ひかり「今回リーダーに任命して、その弱点の克服に繋がればと思ってな」








凛「そっか・・・でもあんまり期待はしないで欲しいにゃ・・・」


凛「やっぱり凛にはあんまり向いてないからさ・・・」



ひかり「そんなことはない、星空はよくやってくれているよ」


ひかり「もし本当に星空がリーダーに向いていないと判断していたら、私が外部から適任者をスカウトしているさ」


ひかり「焦ることはないから、これからゆっくり覚えていってくれればいい」



凛「・・・うん」













おやじ「あいよ!ラーメン2丁!お待ち!」ゴトッ



凛「わぁ・・・♪美味しそうにゃ♪」



ひかり「ありがとう、おやじ」



おやじ「どういたしまして!んじゃごゆっくり〜!」スタスタ






ひかり「さぁ、冷める前に食べるといい」



凛「うん♪」























ーー帰宅路ーー






花陽「・・・・・」トコトコ














少年「・・・小泉・・・?」



花陽「・・・!」







少年「もしかして・・・小泉 花陽・・・だよな・・・?」



花陽「あなたは・・・!」



少年「オレのこと・・・覚えてるか?小学校以来だよな・・・?」


少年「お前も音ノ木なのか?・・・星空は元気にしてるか?」















花陽「・・・何の用ですか・・・?」



少年「い、いやぁ・・・用って訳でもないんだけどーー」








花陽「だったら話しかけてこないでください」


花陽「私は、あなたの顔なんて見たくもありません・・・!」



少年「・・・!」




花陽「まさか忘れたとは言いませんよね?あなたが凛ちゃんに何をしたのかを・・・!」



少年「それは・・・」



花陽「あなたが凛ちゃんを、心無い言葉で傷つけた、それ以来凛ちゃんはずっと・・・!」



少年「・・・・・」









花陽「・・・2度と私の前に現れないでください・・・!凛ちゃんの前にも・・・!!」タタタタタ
























少年「・・・はぁ・・・」ガクッ













ーー翌日 音ノ木坂学院ーー





ひかり「・・・・・」





ピピピ ピピピ



ひかり「ん?」ピッ








ひかり「園田か、どうした?」

















凛「えぇっ!?帰ってこれない!?」



ひかり「あぁ、沖縄に直撃した台風の影響で飛行機の欠航が決まったそうだ」



花陽「それじゃあファッションショーのイベントは・・・!?」



絵里「残念だけど6人で歌うしかないわね」



真姫「・・・急な話ね・・・」



にこ「でもやるしかないでしょ?」


にこ「アイドルはどんな時も最高のパフォーマンスをするものよ!」



にこ「ニコッ♪」







希「そうやね」



ひかり「やることは多いかもしれんが、バックアップは任せてもらおう、・・・やはりこの場に留まって正解だったよ」








絵里「それで、センターなんだけどーー」スッ





凛「えっ・・・!?」ビクッ!









ーーアイドル研究部部室ーー




ひかり「・・・まぁ、これな訳なんだが・・・」つ衣装



凛「・・・ウソッ・・・!?」



絵里「ファッションショーなんだから、センターで歌う人はこの衣装でって指定が来たのよ」



ひかり「まるでウェディングドレスだな」つ衣装



凛「・・・・・」ワナワナ



花陽「綺麗!ス・テ・キ♡」ウットリ



希「女の子の憧れって感じやね♪」








凛「・・・これを着て歌う?凛が?」



にこ「穂乃果がいないとなると、今はあなたがリーダーでしょ?」

























凛「・・・それだけの理由で・・・?」



にこ「・・・?凛?」






凛「・・・・・」
















男の子『あーっ!スカートだ!』





男の子『いっつもズボンなのにーー』










ひかり「たまにはいいだろう星空?これも経験だ」



凛「・・・だ・・・」



ひかり「・・・星空?」

























男の子『スカート持ってたんだー!似合わねー!あはは!』






















凛「やだあぁぁぁぁぁっ!!!」グワッ!



ひかり「なっ・・・!?」



花陽「凛ちゃん・・・!」



希「どうしたの凛ちゃん!?」






凛「やだやだやだ!やだあぁぁぁっ!!」タタタタタ



絵里「ちょっと!凛!?」




ガラガラッ!


ピシャッ!






にこ「・・・いきなりどうしたの?凛・・・」



真姫「・・・・・」






ひかり「・・・様子を見て来る、お前たちはここで待ってろ」



花陽「ひかりさん・・・でもーー」



ひかり「あいつに追いつけるのは私くらいだろう?」ガラガラッ











花陽「・・・凛ちゃん・・・」


真姫「凛・・・」




















ーー屋上ーー




凛「・・・・・」







ガチャッ



凛「・・・!」




バタン



ひかり「・・・何とか見失わずに済んだな」



凛「・・・・・」キッ!







ひかり「・・・言いたいことは大体わかるが、聞かせてくれないか?何故いきなりあんなーー」



凛「・・・わかってないもん・・・!」



ひかり「何だと?」



凛「凛、ずっとひかりちゃんにもみんなにも言ったよね?凛にはそういうのは似合わないって」



ひかり「・・・何故?」



凛「それだってちゃんと言ったよね?凛・・・よくーー」


ひかり「"男の子みたいって言われる"だろう?」



凛「・・・!!」グッ







凛「だったら何で!?何でそれを知ってて凛にやらせようとするの!?」


凛「凛があんな衣装でステージに立っても、みんなから似合わないって笑われるだけなのに!!」



ひかり「そんなことーー」



凛「凛が昔、男の子みたいだ、スカートなんか似合わないって言われて・・・イジメられてたことだって知ってるくせに!!」











凛「凛のことイジメて・・・そんなに楽しいの!?」グスッ



ひかり「は・・・?」



凛「そうだよ・・・!みんなそうなんだ!ひかりちゃんも、かよちんも真姫ちゃんも、にこちゃんも絵里ちゃんも希ちゃんも!凛のことをイジメて楽しんでるだけなんだ!」ポロポロ



ひかり「おい、何を言ってーー」







凛「だったらもういいよ!凛、スクールアイドルなんか辞める!!」



ひかり「おい、ちょっと待てってーー」



凛「みんなにそうやってイジメられるくらいなら、スクールアイドルなんか辞める!!」タタタ



ひかり「おい!」




凛「来ないでよ!もう凛のことなんか放っておいて!!!」ダッ


















ひかり「凛っ!!」ガバッ!



凛「・・・!」ビクッ!










ひかり「・・・今の凛を見たら、みんなガッカリするだろうな」


ひかり「みんな、凛にそういう風に思われていたってな」



凛「・・・・・」



ひかり「大切な友達だと思っていた人に疑われるというのは悲しいものだぞ?」


ひかり「凛のことを信じているあいつらも、お前に裏切られた気分になるだろうよ」



凛「だって・・・みんなが・・・」グスッ



ひかり「あいつらはお前が思っているように、他人を蔑んで面白がるような薄情者じゃない」



凛「え!?凛、そんなつもりじゃーー」グスッ



ひかり「なかったんだろうが、お前が言っているのはそういうことだ」



凛「え・・・?や・・・そのーー」ポロポロ



ひかり「・・・私だけならいざ知らず、幼馴染の小泉まで疑うとはな」



凛「ご・・・ごめんなさい・・・ごめん・・・なさい・・・!」ポロポロ











ひかり「・・・大丈夫だ、凛の本心じゃないことくらいわかってるから、みんなには黙っておいてやる」


ひかり「それにーー」なでなで



凛「ひゃっ・・・!?///」





ひかり「凛に結果を急きすぎた私も間違っていた」


ひかり「すまなかったな、凛の気持ちも考えずに無理を言ってしまって」



凛「・・・・・」グスッ



ひかり「今回は他のメンバーにセンターをやってもらうよう、私からも頼んでおこう」



凛「・・・うん、ありがとう・・・」




















ーーアイドル研究部部室ーー





ひかり「・・・という訳だ」



凛「うん・・・μ'sのためにも、やっぱり凛じゃない方がいいよ・・・」



花陽「・・・・・」






希「う〜ん・・・でも実際、衣装は穂乃果ちゃんに合わせて作ってあるから、凛ちゃんだと手直しが必要なんよね」



凛「でしょでしょ?やっぱり凛じゃない方がいいよ!ね?」



希「この中で穂乃果ちゃんに近いとなるとーー」






希「花陽ちゃん?」



花陽「私!?」



凛「そうにゃ!かよちんなら歌も上手いし、ピッタリにゃあ!」


花陽「え・・・?」




絵里「確かに急遽リーダーになった凛に全部任せるっていうのも、ちょっと負担をかけ過ぎな気もするわね」


絵里「花陽、どう?」



花陽「私はーー」





凛「やったほうがいいにゃ!かよちん可愛いし、センターにピッタリにゃ!」



花陽「でもーー」






花陽「凛ちゃん、いいの?」






凛「いいに決まってるにゃ!」



花陽「・・・本当に?」



凛「・・・もちろん!」






真姫「凛・・・」



絵里「・・・決まりみたいね」



花陽「え・・・?でも・・・!」



凛「うんうん!」












花陽「・・・・・」















ーー沖縄ーー






ザーッ




穂乃果「天気?う〜ん、相変わらずだよ」


穂乃果「それよりイベントは大丈夫そう?」



ひかり「あぁ、センターは小泉で行くことになった」



穂乃果「花陽ちゃん?・・・そっか」



ひかり「ん?どうかしたのか?」



穂乃果「あ、ううん、よろしくね」









穂乃果「・・・そっか・・・」





















ーー音ノ木坂学院 アイドル研究部部室ーー






凛「わあぁ♪かよちん綺麗♪」ウットリ



花陽「そ・・・そうかな・・・?」



凛「うん!やっぱりかよちんが1番似合うにゃ!」


凛「頑張ってね!凛応援してるから!」



にこ「あなたも歌うのよ?」



凛「そっか、あはは」







希「予想通りピッタリやね!」



絵里「脇をちょっとだけ絞った方がいいかもしれないわね」


絵里「さぁ、あとはやっておくから、みんなは練習行って!」



ひかり「人数の変更とフォーメーションの入れ替えも発生する訳だから、今からそれも調整しなければならん」


ひかり「悠長に構える時間はない、凛、頼むぞ」



凛「わかったにゃ!さぁ行くにゃあ!」



にこ「なに急に元気になってるのよ?」



凛「凛はいつも元気にゃ!」テクテク








絵里「それじゃあやっちゃいましょうか?」


希「うん」










凛「・・・・・」クルッ











希「こんな感じかなぁ?」


絵里「もう少しじゃないかしら?」



花陽「・・・・・」







凛「・・・・・」






花陽「・・・?」




凛「ぁ・・・あはは・・・」フリフリ




花陽「・・・・・」





ガラガラ



ピシャッ






















ひかり「・・・小泉、今の見たか?」



花陽「・・・はい」



ひかり「・・・意地っ張りなもんだな、凛の奴も」



花陽「・・・凛ちゃん・・・」




真姫「・・・・・」





















ーー花陽の家ーー




花陽「・・・それで結局私が・・・」




穂乃果「そっか、ごめんね?急に電話して、気になっちゃって」



花陽「ううん、私も話したかったから」



穂乃果「それで、どうするつもり?」



花陽「うん、よく分からなくて・・・真姫ちゃんにも言われたの、このままでいいのかって・・・」


花陽「でも凛ちゃん、困ってるみたいだし・・・無理に言ったらかわいそうかなって・・・」



穂乃果「そっか・・・」








花陽「穂乃果ちゃんだったらどうする?」



穂乃果「え?私だったら?」


穂乃果「・・・・・」









穂乃果「それは花陽ちゃんが決めなきゃ」



花陽「え・・・?」



穂乃果「うん、花陽ちゃんが決めることだよ」








花陽「・・・・・」










ーーひかりの家ーー





ひかり「・・・ほら」サラサラ



クサフグ「・・・♪」パクパク






ピリリ ピリリ




ひかり「ん?誰だ?」ピッ


ひかり「もしもし?」










???「・・・"死を司る第四の騎士"・・・」















ひかり「・・・よぉ坊主、お前だったか」



少年「てことは、やっぱりジェーンなのか?」



ひかり「あぁ、そうだ」


ひかり「私にわざわざかけてきたってことは、凛のことで何かあったんだな?」



少年「・・・あぁ、実はーー」


















クサフグ「・・・?」プクーッ




ひかり「なるほど、小泉がそんなことを・・・」



少年「あぁ、改めてオレが、星空にどれだけ酷いことをしてしまったのかを痛感させられた・・・」



ひかり「だろうな、小泉がそこまで怒るところは、少なくとも私は一度も見たことがない」



少年「・・・あぁ・・・あれじゃあ謝りたくても顔を合わせることすらできそうにない・・・」



ひかり「・・・なるほどな・・・」










ひかり「なぁ坊主、私が1つお前にチャンスをやろう」



少年「チャンス?」



ひかり「明日、私が指定する場所に遅れずに来い、そこに凛がいる」


ひかり「残念ながら小泉もいるがな」



少年「え!?でも・・・小泉にはもう、2度と目の前に現れるなってーー」
















ひかり「・・・お前の覚悟はその程度だったのか?」



少年「え・・・?」



ひかり「小泉にキツく言われたくらいで折れる程度の覚悟だったのかと聞いている」



少年「それは・・・」



ひかり「問題は周りにどう言われたかじゃない、自分がどうしたいかだ」


ひかり「・・・どうなんだ?」






少年「・・・あぁ、わかった」



ひかり「心配するな、小泉のことは私がなんとかする」








少年「なぁジェーン」



ひかり「なんだ?」



少年「あんたは、どうして見ず知らずだったはずのオレにここまでしてくれたんだ?」






ひかり「・・・お前のためではない」



少年「・・・?」



ひかり「明日はよろしく頼むぞ?今の凛を救えるのはーー」





ひかり「坊主、お前だけだ」




少年「・・・・・」






















ーー翌日 ファッションショー会場ーー




凛「じゃあみんな!着替えて最後にもう一度踊りを合わせるにゃ!」



5人「はいっ!」







花陽「凛ちゃんの衣装そっちね!」


ひかり「よろしく頼むぞ、凛」



凛「わかったにゃ!」シャーッ





凛「・・・!」



ひかり「ん?どうした凛?」






凛「え・・・?あれ・・・?」



ひかり「これは・・・センターの衣装・・・?何故?」





凛「かよちん間違ってーー」クルッ






花陽「間違ってないよ」



真姫「あなたがそれを着るのよ、凛」



ひかり「・・・なんだと?」



凛「な、何言ってるの!?センターはかよちんで決まったでしょ!?それで練習もして来たしーー」



絵里「大丈夫よ、ちゃんと今朝みんなで合わせてきたから」


絵里「凛がセンターで歌うように」



ひかり「お前ら勝手に・・・」



凛「そ、そんな・・・冗談はやめてよ!」



にこ「冗談で言ってると思う?」


希「うふっ♪」



凛「で・・・でもーー」





花陽「凛ちゃん」スタスタ


凛「・・・!」



花陽「私ね?凛ちゃんの気持ち考えて、困ってるだろうなって思って引き受けたの」






花陽「でも思い出したよ、私がμ'sに入った時のこと」


花陽「今度は私の番」スッ



花陽「凛ちゃん、凛ちゃんは可愛いよ!」



凛「え・・・!?」



真姫「みんな言ってたわよ?μ'sで1番女の子っぽいのは凛かもしれないって」



凛「そ・・・そんなことーー」



花陽「そんなことある!」


花陽「だって私が可愛いって思ってるもん!抱きしめちゃいたいって思うくらい、可愛いって思ってるもん!!」



凛「・・・!///」カーッ


花陽「・・・!///」カーッ




ひかり「おいおい・・・」ニヤッ







真姫「花陽の気持ちもわかるわ」


真姫「見てみなさいよ、あの衣装」



凛「・・・・・」クルッ





真姫「1番似合うわよ、凛が」



凛「・・・・・」








トンッ



凛「ぁ・・・!」


凛「・・・・・」

















ひかり「・・・坊主、最高の舞台が整ったぞ・・・!」


















ーーステージーー








パッ