2017-02-14 22:01:18 更新

概要

【注意】
これは“提督の気まぐれのおかげで鎮守府が大惨事になったお話。ーー第一の惨事ーーの続きの話です。ネタバレが嫌いな方は見ないようにお願いします。


前書き

ちなみに男性化した艦娘達が基本的に出ますので。


【やらなきゃ良かった】




青葉「......なぁ、衣笠」


衣笠「......なんだよ?青葉」


青葉「......今、お前さ、何を思ってる?」


衣笠「......多分、お前と同じ事を考えてる...」


青葉「そうか...」


衣笠「ああ......」


青葉「......ならさ......二人でさ......同時に...言おうぜ?」


衣笠「......すぅ......」


青葉「......すぅ......」




















二人「「寝ている時に!悪戯書きをしてもぅぅぅしわけござぃぃませんでしたぁぁあ!!?」ガバァッ


加古「.........」


青葉「いや!?俺はやってないですから!こいつだから!」


衣笠「んだと!お前は!!違うよ!?違うからね!?こいつの方だからね!?俺は悪くないよ!?」


※どっちもです。


青葉「こいつだからな!?」


※どっちもです。


衣笠「こいつだ!」


※どっちもです。


二人「「はぁ!!?」」


※くどいようですがどっちもです。


加古「......別になぁ」ユラァ


二人「「!!?」」ビクゥ、スチャ。


加古「どっちであってもな?......俺は別に構わないんだよ......」


加古「.........でもな...その言い草だと、衣笠?」


衣笠「はい......?」


加古「お前がやっていなかったとしてもな?青葉の暴走を止められたよなぁ?」


衣笠「!!?」


加古「なぁ?」


衣笠「は、はい......」


加古「そしてさ.....青葉」


青葉「はい......」


加古「一番、お前が怪しいの分かるか?」


青葉「え......」


加古「俺は“どっちがやった?”なんて聞いてないのにお前が真っ先に謝ったよな?......」


青葉「!?」


加古「俺、あの時...“誰がやった?”って聞こうしたんだがな......」


青葉「ぁ......ぁぁあ...」


加古「墓穴......掘ったな」


青葉「.........」ガクブル


加古「まぁ、とにかくだ......」















加古「お前らどっちもシメるんで、よろしく」


二人「「ふえっ?」」






























二人「「ぎゃぁぁああぁあ!!?」」


ーーー

ーー
























古鷹「.........だ、大丈夫?」


二人「「............」」チーン


古鷹「............」


ーー最終的に古鷹さんが部屋に運んだそうです。二人を同時に抱えてーー

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【唯の綺麗事。けれど間違えてはいない】














雪風「......あたらーしーいーあーさが来たー希望ーの、あーさー♪」フワァァ......。


初月「あっ」


雪風「あっ」





二人「「.....................」」






























二人「「おはよう」」

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タンタン、コトコト。


雪風「......朝食...作ってんの?」


初月「ん?...ああ、うん......。......誰にもバレないと思ってたんだけど...」


雪風「はっはっはー。恨むなら自分の運の無さを恨めー。まぁ、俺の方が運、悪いけどー」


初月「其れはお前の性格上、な」


雪風「というか、お前...家事できんのな」


初月「ああ、其れは......確かにそうだね。慣れみたいなものだよ」


雪風「慣れ?」


初月「こっちの懐事情でさ、飯にありつけない日もあったからな......色々と」


雪風「...ご苦労様っす......」


初月「はっは...いやいや、別に」




グツグツ......




初月「.........そういえばさ、雪風」


雪風「ん?」


初月「なんで...“運が悪いって日頃から言うんだ?”」


雪風「............」


初月「俺にとっては、敵からの攻撃が来ないのは十分な幸運だと...「そう、それだ」


初月「......え...?」


雪風「それが苛つくんだ。...まぁ、簡単な事なんだけどさ」


雪風「......俺って昔から幸運の駆逐艦だとか、色んなネーミングでさ。俺を語った人達が居た」


雪風「でもな...皆、“俺を見てはいないんだ”」


初月「.........?」


雪風「俺を“雪風”としてじゃなく、“ただの幸運な奴”としか見ていないんだよ」


初月「...............」


雪風「仕方ないのは仕方ないんだ。自分でもそう思うし、そのお陰でか、“死神”なんてあだ名を付けられたぐらいだからな」


初月「............!!」グッ...!


雪風「最初は嬉しかったさ、楽しかったさ。そんな事を言われても俺は今を生きて来れている、喋れているし、何かを......感じられているから」




















雪風「だから、“俺は運が悪い”」












雪風「自己満足さ。どんなに俺が意図せずに沈めていないとはいえ、俺が沈めたのは“事実”だ」


雪風「沈んでいった皆を一人一人供養した、懺悔した、その事を後悔もした」


雪風「でも返ってくるのは、“何一つとしてない”」


雪風「死んだ、死んで、死なせて、殺して、泣いて、鳴いて、啼いて、哭いて、泣き喚いた」


雪風「そりゃぁ、今迄の本音が、本性がその時溢れ出た。そして夢の中でな、皆にこう言わせてしまうんだ」



【何もしないくせに、何も己を高めようとしない、傲慢で、怠惰で、強欲な奴が】


【いつまで】


【いつまで】


【自己愛に浸っているの?】


雪風「その時に分かったんだ、俺は生まれながらの偽善者で、その時の結果にだけ囚われていただけだったんだ。ああ、いや別に、今迄の事を忘れて前を向いて歩こうなんて“無責任”な考えではないよ」


雪風「皆、最初から言ってたんだ。君は“幸運”だって、つまりそれは言外に」









雪風「君は“それ以外はあまり取り柄のない人間なんだよ”ってね」














初月「......でも、それは......」


雪風「そう、確かに良く考えたら罵倒だよ?その人間を批難しているし、でもそんな言葉が俺を救った」


雪風「僕は運が良くて生まれながらの偽善者だけど、それ以外は普通だ。異常ではない」


雪風「つまりそれは“普通に泣けるんだ” “普通に後悔出来るんだ”」


雪風「俺自身が自分を“特別だ”と思ってたんだよ」


雪風「最初は周りが俺と周りの格差を創り出してた。でも其れは違くて」


雪風「俺自身が格差を産み出してたんだ」


初月「.........そんなの...」


雪風「だから、俺は何もしなかった、何もしようとしなかった。其れを理由に、一番俺の事を考えてくれていた皆を理由に、“自分勝手”に泣いたんだよ」


初月「違うだろうが!!」ダンッ!


初月「そんなの!そんなの......!」ガシッ!


雪風「............だから、戒めとしてだ」


初月「......!」


雪風「俺は運が良い。だからこそ、運が悪くなけりゃあならない」


雪風「......そんなものは自己満足で、己の保身から来ていることも分かってる。俺は偽善者だ。

ならばこそ、“死ぬまで偽善を掲げて生き続けなきゃならない”」







雪風「だから嫌なんだ。俺を運が良いって言う奴は」


雪風「だから嫌いなんだ。“俺を見ていない奴は”」





初月「.........なぁ」


雪風「...?なんだよ?」


初月「お前、もう一つ歪んでるところがあるよ」

















初月「お前は、人として歪んでる」

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2017-02-14 18:08:57

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