2017-01-26 20:22:53 更新

概要

ゲーム世界線のユウキ回復ルート、
ロストソング以降のとにかく平和で、ユウキがかわいい世界。
キリトが1人に本気になる世界。


前書き

あくまでも設定はそのままにルート分岐を書きたいと考えています。
ゲームを柱とした分岐のため、ご都合展開はぬぐえないですが、違和感のない執筆を心がけてまいります。
悲しいことを起こしたり、お涙頂戴はしません。あくまでも彼らのその後の分岐をつづっていくつもりです。
ただこれだけは言える。ユウキルートであると!!


1 再会


ALO内___


キリト「ユウキ!ユウキじゃないか!」


ユウキ「キリト!」


キリト「ALOにも来てたんだな!どうしたんだ?こんなところで?」


ユウキ「キリトたちを探してたんだ!」


キリト「俺たちを?」


ユウキ「そう!キリトたちと一緒なら、なんでも楽しめる気がするんだ!」


ユウキ「だから、今回も冒険の仲間に入れてもらおうと思って!」


キリト「本当か!そういうことなら大歓迎だよ!」


ユウキ「やったー!ありがとキリト!ボクを仲間にしたこと、絶対後悔させないからね!」


キリト「ああ 後悔なんてするわけないだろ?俺もユウキと会いたいと思っていたんだ」


ユウキ「え?…それってキリト、もしかしてボクと会うの楽しみにしてくれてたの?」


キリト「もちろんだ! なんせあの『絶剣』とチームを組んで戦えるんだからな!」


ユウキ「…」


ユウキ「そうだよね。キリトはそういうやつ」


キリト「…ん?どうしたんだ?ユウキ」


ユウキ「べっつに。何でもないですよー」


キリト「そう、か?(心なしかユウキの機嫌が悪いような気がするが…)」


ユウキ「そうなの!キリトのバーカ!」


キリト「なっ…ってお前待て!ユウキ!飛んで逃げるな!」


ユウキ「待ったなーいよーだ!あはははは!」


キリト「ユウキ!すぐ追いついてってうおあ!ま、まだ飛ぶ感覚が…」


ユウキ「え!キリト飛べないの!?」


キリト「い、いや、こんなのすぐに!」


ユウキ「へえ…(にやにや)」


キリト「っく!」


ユウキ「悔しいよねー?黒の剣士様もビギナーじゃ形無しだあ!あっはは!」


キリト「っぐうううおおおおおおお」


ユウキ「えっ!?ソードスキルの予備反応!?」


キリト「おっ!少し浮いた!勝ったぞユウキ!『ヴォーパルストライク』!!」


ユウキ「なっ!地面に!」


キリト「もう一発!」


ユウキ「すごい!反動でぐんぐん空に上ってくる!すごいやキリト!ボクこんなスキルの使い方初めて見た!!」


キリト「そうだろ!名付けて『スカイs…」


ユウキ「ってキリト!このままじゃボクにぶつかる!でもほっといたら落ちちゃう!あ、あわわわ」


キリト「止まること考えるの忘れてた!ゆ、ユウキすまん!」





ユウキ「キリトぉ…?」


キリト「え、えっとですね」


ユウキ「ボクに言い訳するつもりー?」


キリト「すみませんでした」


ユウキ「ん。よろしい」


キリト「でも俺の『スカイs」


ユウキ「キリト」


キリト「はい」


ユウキ「まったく、これじゃあだめ…なっ、んっだっ…ぷ、あっはははは!」


キリト「お、おい」


ユウキ「だってキリト、いきなりあんなことして、ぶつかってきて、おもしろすぎるよ」


キリト「しょ、しょうがないだろ!俺だって必死だったんだから」


ユウキ「うん、そうだね 良く頑張りました。さすがにボクもあんなの思いつかないや」


キリト「だろ!使ってもいいぜ」


ユウキ「使いどころあるかなあ?」


キリト「はは、ないかもな。 ところでユウキ、なんだかずっと楽しそうだな」


ユウキ「うん。とっても楽しいよ。キリト」


ユウキ「キリト、君はアインクラッドでもボクをパートナーにして、何度も戦ってくれた」


ユウキ「本当に死ぬかもしれない戦いの背中を、ボクに預けてくれていた」


ユウキ「そんな相手といまこうして、ふざけっこしてる」


ユウキ「だからこそ今を、めいっぱい楽しみたいって思うんだ」


キリト「ユウキ、そんな風に思ってくれていたんだな…」


ユウキ「キリト、ありがとね」


キリト「そんな、俺のほうこそ、ありがとう。ユウキ」


ユウキ「ほら、手!」


キリト「あ、握手するのか?」


ユウキ「なーに照れてんの?」


キリト「て、照れてないぞ!」


ユウキ「あはは、なにそれ」


キリト「ほら、いいから、するんだろ」


ユウキ「…ん。あったかいや」


キリト「確かに…、


あ、体温の設定はどうなっているんだろうな?風邪とかっていててててて」


ユウキ「キリト、今はゲームの設定とか、タイミング違うってわからないかな…悲しいよボク…」


キリト「す、すまない!からっ!この手を少し緩めてくれないか」


ユウキ「はあ そこがキリトの魅力でもあるんだけどね」


キリト「ふう、助かった…って魅力?新しいパラメータか?」


ユウキ「……」


キリト「っえ?」


ユウキ「全く…そんなパラメータ、あってもキリトはあげられないだろうね」


キリト「なんだって!」


ユウキ「その顔は、自分のステあげられない理由より『本当に新規パラメータがあるのか』とでも聞きたそうな顔だ」


キリト「な、なぜばれた!」


ユウキ「わかるよ。それより、ないよ。そんなパラメータは」


キリト「な、なんだ無いのか…」


ユウキ「もう…」


キリト「な、なんだか、悪いことをしたm」


ユウキ「いーから、握手しなおすよ」


キリト「あ、ああ」


ユウキ「んじゃ、改めて」


キリト「おう!改めて!」」



「「これからもよろしくな(ね)!」」


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