2017-03-22 17:15:01 更新

時間はあっという間に通り過ぎていく


駆け巡ってきた青春の毎日は


いつの間にか遠い過去へと移ろいで行く。


もし今、

あの時を振り返るなら、


私はあの人たちにどう向き合うべきなんだろう。


がむしゃらに走ってきたあの時は

みんなでただ一つの光を追いかけていた。


みんな同じ気持ちで、同じ夢を信じて


わたしも同じだったよ。


みんなはたぶん気づかなかったかもしれないけど、


わたしはずっと昔からみんなのことを知っていた。


そう、


ずっと昔から....


今だから言えることだけど....


みんなは今何をしてるのかな?


昔のように

自分の信じる道を突き進んでいるのかな、

それとも、

まだ迷いながら探している途中なのかな、


たくさんの人込みのなかで夢を見失ってないかな


こんなに遠く離れても


時折みんなの変わらない姿が心の中に出てきて、わたしに微笑むんだ。


なんだか変だよね


過ぎ去った日々なのに

まだこんなに輝いている、


もう、二度と戻らない日々なのに....

まだ色褪せることなく残ってる。


あの時、


夢中で忘れてたけど

みんなに言いそびれたことがあったんだ。


わたしは


みんなにひとつだけ大きな嘘をついてしまった


きっと


みんなは気にしないかもしれないけど、


わたしの中でずっと消えてくれないんだ


ほんとはあの曲を作った時に言うべきだったんだけど...


どうしてかな


急にこんなことを思い出したんだろう


ああ、


そっか


似てるんだ。


今の景色があの時のあの場所と....



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