2015-01-24 07:22:31 更新

概要

ことほのうみです。

日常的なもの(ゆるーいゆり成分も少々)を書きたくなって作りました!

前回の作品よりも正統派な感じに近づけて書いたつもりです。

楽しんで頂けたら幸いです!


ー放課後ー



ことり 「キャッ、どうしたの穂乃果ちゃん?」



穂乃果 「何となく、またことりちゃんが留学とかしないか心配になっちゃってさー」




(ギュッ)




ことり 「大丈夫だよ。万が一、そんな事があるとしても、相談もせず居なくなるなんて絶対にしないよ」



穂乃果 「んー?それでも穂乃果は今凄く、ことりちゃんを抱き締めてたいんだよ!」



ことり 「穂乃果ちゃん」



穂乃果 「それにこうしておけば、ことりちゃんはどこにもいけないしね」




(ギュッギュッギュッ)




ことり 「嬉しいけど、ちょっと苦しいよぉ。どこにも行かないから少し緩めてほしいな」



穂乃果 「やーだよー!」



ことり 「もうっ……穂乃果ちゃん」



穂乃果 「えへへっことりちゃん」




(ドンッ)




海未 「穂乃果!」



穂乃果 「何?海未ちゃん」



海未 「何?じゃ、ありません」



海未 「ことりが嫌がってるじゃないですか。いいかげん離してあげなさい」



穂乃果 「そんな事ないよー!ねっ?ことりちゃん」



ことり 「う、うん。少し苦しかったけど、全然嫌じゃないよ」



海未 「今日の分の生徒会の書類整理は終わっているのですか?」



穂乃果 「うっ……まだだけど」



海未 「やることも終わらせないで、遊んでるんじゃありません」



穂乃果 「遊んでるんじゃないよ!」



海未 「……」



穂乃果 「穂乃果は本当にことりちゃんが居なくなるかもって心配になっちゃったんだよ!」



海未 「それは分かりました」



穂乃果 「で、ことりちゃんとひっつかずにはいられなくなったんだよー!我慢出来ないんだよ!」



海未 「穂乃果……怒りますよ?(笑顔)」



穂乃果 「海未ちゃんが怒っても、穂乃果はこうしていたいんだもん」



海未 「とにかく離れなさい」



穂乃果 「嫌だってば」



海未 「んぐぐっ…」



穂乃果 「ぐぬぬっ…」



ことり 「2人とも、喧嘩はダメだよ?」




(ドサッ)




穂乃果、海未 (はぁはぁ……)




穂乃果 「分かった!」



海未 「何がですか?」



穂乃果 「海未ちゃんは私達に嫉妬してるんだね」



海未 「ブッ?!」



海未 「あ、あなたは何を言ってるのですか?」



穂乃果 「やっぱり図星だー、海未ちゃんは仲間外れにされたと思って寂しかったんだね、ププっ」



海未 「そっ、そんな訳ありません、馬鹿馬鹿しい」



穂乃果 「海未ちゃんはことりちゃんが大好きで、とられちゃうか心配なのかなー?」



ことり「穂乃果ちゃん、それはないと思うよ?」



海未 「……」



穂乃果 「でもどっちにしても渡しませーん!」



穂乃果 「今日の穂乃果は本気だから!帰るまでずっと引っ付いてるもんね」



海未 「やめなさい」



穂乃果 「やだってば。むしろ今日はお泊りしたいなって考えてるもん」



海未 「お泊り?」



穂乃果 「今日は穂乃果、ご飯食べる時も、お風呂の時も、寝る時もずーっとことりちゃんと一緒にいたいもん!」







海未 (お泊り、お風呂…?)







ことり 「穂乃果ちゃん、いきなりお泊りはさすがに無理だよ」



穂乃果 「えっー!明日休みだし大丈夫だよぉ」






海未 (一緒にお風呂?)






ことり 「まず、お母さんに相談しないと」



穂乃果 「うん、お願い」







海未 (お風呂でギュッと?!)







穂乃果 「楽しみだなー」



ことり 「まだ泊まれるかは分からないよ?」



穂乃果 「大丈夫だって〜!」







海未 (裸でギュッっと?!)

 






ドンッ!!!(ビクッ)







海未 「ぜぇったいに!」





海未 「ダ!メ!」





海未 「です!!」





穂乃果、ことり (わわっ!キャッ!)




海未 「ほ、ほ、ほ、ほのか、あ、あ、あなたは?」



穂乃果 「もう!海未ちゃん。いきなり大声出されるとビックリするよ!」



海未 「な、何を考えてるんですか?!」



穂乃果 「へっ?」



海未 「温泉とかの大浴場ならともかく、自宅の浴室で一緒に入って……」



海未 「背中流しとか、洗いあいっことか、一緒にひ、ひっついて湯船に浸かるとか」



ことり 「海未ちゃん?」



海未 「恥ずかし過ぎます!ハレンチです!変態です!」



海未 「私は絶対に!許しません!」



海未 「ことりもことりです。何故断らないのですか?おかしいですよ」



ことり 「海未ちゃん……」



海未 「なんですか?」



ことり 「穂乃果ちゃんはそんな事言ってないよ?」



海未 「えっ?」



穂乃果 「確かに穂乃果は今日、ことりちゃんとずっと一緒にいるとかお風呂入りたいって言ってたけど……」



海未「……はい?」



穂乃果 「洗いあいっこなんてそんな事言ってないし、考えてもなかったよ」





海未 (……)




海未 (はわわわっ……)





穂乃果 「海未ちゃん♪」



穂乃果 「海未ちゃんは、穂乃果と、ことりちゃんがお風呂に入った時の事、一体どんな事を想像してたのかなー?」





海未 (あぁ……あぁ……)





穂乃果 「ふふっ。あっ!でも、海未ちゃんが言ってた事も楽しそうだね!」



ことり 「穂乃果ちゃん、あんまりからかっちゃダメだよ?」


 

穂乃果 「えっー!だって海未ちゃん、さっき穂乃果を虐めてきたもん」



ことり 「あれは虐めてた訳じゃないと思うよ?」



穂乃果 「そうかなー?」





(ガタッ)





海未 「ダメっ!」





海未 「恥ずかしいー!」





(ガチャン!?)





ことり 「あっ!海未ちゃん待って」





(ダッダッダッダッ)





穂乃果 「行っちゃった」



ことり 「海未ちゃん照れ屋さんだから、あんな事言われたら耐えられないよ。穂乃果ちゃん謝ってこよっ?」



穂乃果 「えっー?穂乃果達が?」



ことり 「勘違いしたのは海未ちゃんだけど、元々の原因はことり達にもあるし」



穂乃果 「そうかもだけど……」



ことり 「だから行こっ?海未ちゃん待ってー!」



穂乃果 「あっ!待ってよ、ことりちゃーん」







ー1時間後ー







海未 「コホン。とにかく穂乃果がことりから離れたみたいなので、私からはもう何も言う事はありません」



ことり 「海未ちゃんごめんね」



海未 「いえ、ことりは何も悪くありませんよ」



穂乃果 「ごめんね」



海未 「穂乃果は許しません。生徒会の書類整理、2倍に増やしておきます」



穂乃果 「そんなー!ひどいよ、海未ちゃん」



海未 「自業自得です」



ことり 「私も手伝うよ?穂乃果ちゃん」



穂乃果 「ことりちゃーん!」




(ギュッ)




海未 「こらっ!またそんな事を」



穂乃果 「ふーんだ」




ブーブー(携帯のバイブ)




ことり 「あっ!」



穂乃果 「どうしたの?ことりちゃん」



ことり 「お母さんが今日お泊りオッケーだって!」



穂乃果 「本当?!やったー」



海未 「私も泊まります」



穂乃果 、ことり「えっ?!」



海未 「何か問題でも?」



ことり 「うんうん。嬉しい!」



穂乃果 「ちぇっ、せっかくことりちゃんと2人っきりだと思ってたのに」



海未 「穂乃果、何か言いました?」



穂乃果 「な、何でもないよー!」



海未 「後」



海未 「……お風呂に入る時は3人で、で、ですからね」



穂乃果 「せまいよー。2人でいいよー」



海未 「(ムッ)狭いなら1人ずつ入れば良いではありませんか」



穂乃果 「やだよ!ことりちゃんと入るもん!」



海未 「私も入ります」



穂乃果 「海未ちゃん、さっき一緒にお風呂は恥ずかしいって言ってたじゃん」



海未 「それはそれ、これはこれ、です」



穂乃果 「意味わかんないよー」



海未 「洗いあいっこは絶対にダメですけど……背中くらいなら私が穂乃果のを流してあげますよ」



穂乃果 「えっー!?ことりちゃんに洗ってもらいたいよ」



海未 「ダメです、私が流してあげます(プイっ)」



穂乃果 「もう、分かったよー」



ことり (クスクス)






ーおしまいー




後書き

続きはこの先あるかもしれないし、ないかもしれないです苦笑

お付き合い頂きありがとうございました!


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