2017-09-30 02:34:03 更新

概要

日頃から戦いばかりの艦娘たちに、提督から出て来た一つの案。
「みんなが楽しめるような漫才大会でも開いてみないか?」
その提案に乗った多くの艦娘たちによる笑いの祭典が開かれるのであった。


前書き

何番煎じか分かりませんが、思いつきで始めてみようと思いました。
お笑いと呼ぶには稚拙な文章かもしれませんが、ちょっとでもクスッと笑って頂ければこの上ない喜びです。どうかお楽しみ下さい。

この作品は艦隊これくしょんー艦これー の二次創作です。

キャラ崩壊などの要素を含みますので、それらを許せる寛大な御心を持って読んで頂けると幸いです。



青葉「はい! 皆さんこんにちはー!! 第一回、鎮守府お笑いグランプリのお時間がやってまいりました!」


青葉「司会を務めさせていただく青葉です! 恐縮です! よろしくお願いしまーす! さあそして、もう1人の司会者はこの方にお願いしております! 」


明石「はい! 工作艦 明石です。よろしくお願いします!」


青葉「よろしくお願いしまーす! さあ、始まりましたよ!」


明石「今回はですね、第一回でありながら多くの方々がエントリーしてくださいまして、大盛況です!!」


青葉「はい! 青葉たちも精一杯務めさせていただきます!!」


明石「それでは、今大会のルール説明を私の口からさせていただきます」


明石「今大会の出場条件は無制限。つまり、同じ方が別の方とコンビを組んで再出場することも可能です」


明石「しかし、漫才を行う時間は最低でも3分以上。その漫才を5人審査員の方々に持ち点20点で審査していただきます。ただし、15分を越えてしまった場合は減点となります」


明石「なお、審査員からの点数が最も多かった優勝者には、間宮さんの利用券を1年分。更に! 明石の工廠で使う改修資材を優先的に使うことの出来る権利、およそ半年分が贈呈されます!!」


青葉「はい! 間宮券は欲しいですねー!」


明石「間宮券 ”は” ですか。世の提督たちを敵に回しますよ?」


青葉「そんなの買収しとけばいいんですよ。知らないんですか? 艦娘たちの写真って提督たちの間で高値で取引されるんですよ?」


明石「そんな麻薬みたいな言い方するのやめましょうよ。って買収!? 提督ー! この人しょっ引いてください!!」


青葉「まあまあ、今は皆さんで楽しむことが第一目的です!!さあ、それでは審査員の方々をご紹介したいと思います!」



青葉「まずはこの方。大日本帝国の敗北までをしっかりと目に焼き付けた大戦艦。大和魂は最後まで皆と共にあり! 世界のビッグ7の1人、長門型戦艦一番艦の長門さんです!!」


長門「うむ。よろしく頼む」


明石「おもしろい格好のアブナイ女!」


青葉「続きましてはこの方。鎮守府で1、2を争う飲兵衛。けれども艦載機の運用は他を寄せ付けないほどに繊細。飛鷹型の2番艦、軽空母の隼鷹さんです!!」


隼鷹「ん? あぁよろしくー」


明石「鎮守府の財政圧迫の原因、第3位」


青葉「そしてそしてこの方。クールな佇まいをしながら実はとっても仲間想い。大戦を別の目線で見てきたドイツの正規空母。グラーフ・ツェッペリンさんです!!」


グラーフ「Guten Tag. Mein Name ist Graf Zeppelin. Ich freue mich, Sie zu sehen.」


青葉「ちょっとなに言ってるかわかりませんけど、よろしくお願いします!」


青葉「続きまして、この方。水上機母艦でありながら、数々の改装を重ねて軽空母へと進化を遂げた改装マニア。千歳さん大好き、千歳型2番艦の軽空母 千代田 さんです!!」


千代田「よろしくー」


明石「4回の改装を残している。この意味がわかるな?」



青葉「最後はこの方。南雲機動部隊の育ての親。全ての空母の祖であり、鎮守府の頼れるお母さん! 今回は審査員長を務めていただきます! 軽空母の鳳翔さんです!!!」


鳳翔「よろしくお願いします」


明石「鎮守府の若女将と言えばこの方!」


青葉「以上、この5人の方々に審査をしていただきます! よろしくお願いします!!」



青葉「さあ、長門さん! いかがでしょうか?」


長門「そうだな……いつも笑いの絶えないこの鎮守府に今更笑いもなにもないと思うが、こう言った舞台を作るのは素晴らしいと思うぞ?」


青葉「そうですねー。でも、一応は全員で納得してのことですから。審査についての意気込みがあれば一言お願いしまーす」


長門「そうだな………出場者の中には誰がいるのだ?」


青葉「言えませんよそんなこと! でも強いて言えば、殆どが参加しているということくらいですね。空母や戦艦の方だけでなく、軽巡や駆逐艦の子たちも参加しています」


長門「そうか。一つ提案だが、駆逐艦には満点でいいのではないかな?」


青葉「ダメですよ!? ちゃんと審査してください。さて、続きまして隼鷹さ………お酒を飲まないでください!!」


隼鷹「ん? あぁ……飲む?」


青葉「飲みませんよ!! まったく………どうですか審査について何かありますか?」


隼鷹「ぶっちゃけさぁ、あたしやりたくて来たわけじゃないんだよねぇ。ここに座っているだけの楽な仕事だって聞いたから仕方なくやってる訳よ。だからさ、酒くらい勘弁してよ?な?」


青葉「ま、まあ実害が出なければいいんじゃないんですかね………? 怒られても知りませんけど。さて、グラーフさん! いかがでしょうか?」


グラーフ「Darf ich Sie etwas fragen? Spricht hier jemand Japanisch? 」


青葉「本当になんて言ってるんですか!? 誰かわかる方いらっしゃいます?」


鳳翔「なんとなくではありますが、分かりますよ?」


青葉「本当に!? それじゃあ翻訳してもらってもいいですか?」


鳳翔「分かりました。Was meinten Sie eben? (もう一度言ってください)」


グラーフ「Darf ich Sie etwas fragen? Spricht hier jemand Japanisch? 」


鳳翔「ふむふむ。『ここには純正の日本人がいないのかこの売国奴供が』と言っています」


青葉「失礼な! 私はれっきとした日本産ですよ!というかそれ本当に言ってるんですか!?」


グラーフ「ココハイッタイナニヲスルトコロナノダ?」


鳳翔「『うるさいこの恥晒しめ』」


グラーフ「ダレカオシエテモラエナイダロウカ?」


鳳翔「『毒ガスの餌食にしてくれる』と仰っています」


青葉「いま普通に日本語喋ってませんでしたか!? 」


明石「たまたまそう聞こえただけじゃないですか? 空耳ってやつですよ」


青葉「いや絶対に日本語………うあぁもういいや! つぎつぎ! はい、千代田さん、いかがでしょうか?」


千代田「私ね、千歳お姉が審査員をやるって聞いたから引き受けたんだけど………千歳お姉はどこ?」


青葉「いや知りませんよ! 何でどいつもこいつも審査員をやれ楽だからとか誰かがいるからとか半端な理由で引き受けてるんですか!?」


千代田「あっそ。でも引き受けた以上はちゃんとやるわよ。決まっちゃったものは仕方ないでしょ?」


明石「………何だろう今までの審査員がちょっとアレだからすっごいまともに見える 」


青葉「まあちゃんとやって頂けるならこちらも文句は言いませんから。はい、それではお待たせしました。鳳翔さん! いかがでしょうか?」


鳳翔「はい。あの……一つ気になったことがあるのですが? 何で私が長のつく立場になったのですか? どうせなら長門さんのほうが………」


青葉「実は青葉と明石さんもそう思ったのですが、提督の意向で鳳翔さんにお願いすることになったんです」


鳳翔「提督がですか?」


青葉「あの………今回は駆逐艦の子もかなりの数が参加していて、長門さんを審査員長にすると審査の意味がなくなるんじゃないかと言うことで、鳳翔さんにお願いしました」


鳳翔「提督からの命令であれば従う他ありませんね。分かりました。精一杯努めさせていただきます!」


明石「本当に変な審査員が多いので、鳳翔さんを見てるとなんか安心しますよね?」


青葉「まあ確かにそうですけど、鳳翔さんグラーフさんの件で前科持ちですからね?」


明石「まあまあ、よろしくお願いします」


青葉「はい、それでは観客席の方から早く始めろと言う空気が漂って来たので、そろそろネタの方を、皆さんに披露していただきましょう。では鳳翔さん、開会の言葉をお願いします!」


鳳翔「はい。それではただいまより 第一回、鎮守府お笑いグランプリ を開会いたします。皆さん、精一杯頑張って下さい!」



青葉「はい、ありがとうございました!! それではただいまよりネタの方を披露していただきましょう!!」


明石「トップバッターはこの2人。先日ケッコンしたばかりの新婚さん! 司令官と扶桑さんの2人によるコンビが登場します!!」


青葉「それでは、どうぞ!!!」




・・・・・・





提督・扶桑「どうもー!」


提督「今日の天気はまさに晴天♪ これは機転を利かせた祭典♪ 俺はともかく満点目指して♪ 俺が目指すはただ頂点♪ OKAY Yeah ♪」


扶桑「…………」


提督「…………はい! どうもよろしくお願いしまーす!!」


扶桑「何ですか!? 今の?」


提督「いやいや、最近の若者の間でラップって言うのが流行っているみたいでさ、まあ今のがそうなんだけども結構面白いね?」


扶桑「はあ………そうですか………」


提督「それでさ、何でもラップでお互いに対決することがあるみたいで、相手の言ったことに対しての反論とか返答をラップで繰り返していく? あれをやりたいなと思って」


扶桑「………それって、私にもやれと仰っているのですか?」


提督「まあそのつもりで言ったけど? 頼むよー、すぐ終わるからさ」


扶桑「でも私には………」


提督「大丈夫だから、ほらやってみよう」


提督「ワン、ツー、スリー、フォー」


提督「今日は第一回の漫才大会♪ こんな機会は滅多にナイナイ♪ 何回も練習した甲斐あったってもんよ♪ だから後悔したくない♪」


扶桑「大体私に何やらせるの♪ そんな期待は欲しくない♪ 一体いつから漫才始める♪ 停滞するのは見たくない♪ 漫才したい♪ いいとこ見たい♪ だからあなたから答えを聞きたい♪」




提督「いや凄いね!? 全然出来るじゃん! ほら拍手拍手!」


扶桑「ありがとうございます」


提督「………因みに聞きたいんだけどさ、即興でしょ? これ?」


扶桑「………ええ。そうですよ?」


提督「本当に!? いや、自分作った時にさ、3時間以上かかっちゃって。見兼ねた舞風とか那珂が手伝ってくれて何とか作れたんだよね。本当にありがとうございます」


扶桑「本当に。皆さんの善意でいま私たちはここに立つことができています」


提督「まあ、でも実際にラップをやってみて思ったんだけどさぁ………」


扶桑「何ですか?」


提督「ウチらはさぁ、こんなキャラじゃないよね?」


扶桑「ま、まぁそうですね………。少しキツいと思いますよ?」


提督「普通にやっていこうかな?」


扶桑「そうですね。その方がいいと思いますよ。というわけで初めから………」


提督「いや、ここから戻せばいいんじゃないかな? まあ早く進めよう? 早くネタをやれよって文句が聞こえてきてさ………」


扶桑「そうですね。まだ自己紹介すらしていませんし……」


提督「ええ、私たち『めおとめ』と言いまして、夫婦に女と書いて 夫婦女 読みます。読んで字の通り、私たち一応は婚姻関係にありまして………」


扶桑「そうですね。私は提督と婚姻関係を結んで良かったなと本当に思いますよ?」


提督「ああ、そうですか? 嬉しいですね、そう言って頂けると」


扶桑「やっぱり、結婚っていうのは女性の憧れだと思いますね。でも、夫婦になるって言うのは、実際になってみると本当に大変です 」


提督「うんうん、例えば?」


扶桑「提督は家事万端な方なので、そこまで大変ではないんですけど、やっぱり料理とか、掃除とか、ゴミ捨てとか大変ですよね?」


提督「まあそうだな。ゴミ捨てっていうのは地方自治体によって日付が変わったりするから注意が必要だわな」


扶桑「でも最近、テレビ………ですか? あれでみたことがあるのですが、今の時代は こんぴゅーた? で何でもかんでもできる時代になりそうなんですよね?」


提督「まあそうだね。掃除をしてくれたり、献立を教えてくれる冷蔵庫とかね?」


扶桑「でもゴミ捨てについて何かをしてくれる機械はないですよね? そこで私、考えました!」


提督「ゴミ捨てくらいは自分で………まあいいや。それで? どんなもの?」


扶桑「ゴミ箱に音声案内が付くんですよ。住所を登録するとその地方自治体のゴミ捨ての日を教えてくれるゴミ箱です!」


提督「コンピュータをカタコトで言う割に随分とハイテクな発明を思いついたね?」


扶桑「どうでしょうか!?」


提督「どうでしょうかって言われても………例えばどう言う風になるのかって言うのを確かめてみたいよね?」


扶桑「それでは少しやってみましょうか? 私が音声で案内するので、こんな感じかなぁというので一つ」


提督「おお、それはいいな。それじゃあお願いしよう」






提督「これが新しいゴミ箱か………。よし使ってみよう。スイッチオン!」


扶桑「オハヨ-ゴザイマス ホンジツハ--」 (某歌姫)


提督「ストップストップ!! ちょっと待って? そのギリッギリ引っかかるネタを使うのはどうにかならないかな?」


扶桑「ダメですかね?」


提督「いや駄目じゃないけどさ、もう『これがやりたかっただけだろ』って声がすっごく聞こえるんだわ」


扶桑「フフフ………。まあ、実際そうなんですけどね。実はこれを初めてやった時、私は高い音は出来るんですけど低いのが駄目なんです」


扶桑「反対に妹の山城は高いのが無理で低いのが得意みたいで? それで、赤城さんがおーるまいてぃでーー」


提督「はいはいはい、わかったわかった。もうそれでいいから早く始めよう?」




提督「よし、ポチッとな」


扶桑「オハヨ-ゴザイマス! ホンジツハ ニガツ ミッカ キンヨウビデス」


提督「おお、凄いね日付も言ってくれるんだ」


扶桑「ホンジツハ セツブンノ ヒ デス」


提督「ほお、節分かぁ〜」


扶桑「フクマメ ヲ ソトニナゲルト ハト ナドノトリガ ドウロ ヲ ヨゴシテシマウノデ ソトハウチ ハ オヒカエクダサイ」




提督「ちょっと待って? ただのゴミ箱だよね? 」


扶桑「何ですか!? ゴミ箱を馬鹿にしているんですか!?」


提督「別に馬鹿にしているわけじゃ………って何で怒ってんの?」


扶桑「これからの時代は外国にも気を使う時代ですからね。地域の安全や美化活動にも目を向けていくことも、私たちの大切な役割なんですよ?」


提督「すっごい良いこと言ってるけど君が熱弁してるのはゴミ箱についてだからね? もうちょっとマシなもので熱弁しようよ………」




扶桑「ジチタイ ニュ-ス! サンチョウメ ノ イッケンヤニ アキス ガ シンニュウ。トジマリヲ キョウカ シマショウ」



提督「物騒な話だな………別にゴミ箱に教えてもらわなくても良い情報だけど」



扶桑「ヨンチョウメ デ カサイ ガ ハッセイ。ジュウタク ガ イッケン ショウシツ シマシタ」



提督「火事か………冬は危険だから用心しないとな………ゴミ箱が教える情報じゃないと思うけど」



扶桑「ゼンショウ シタ ジュウタク カラ イタイ ガ ハッケン サレマシタ。ゼンブ デ ミッツ アリ ソノイエノ フウフ デアルト ケイサツハ ダンテイ シマシタ」


提督「夫婦で3人って何だよ!? 意味わからんだろうがおい! おいポンコツ!!」



扶桑「シタイ ノ ヒトリ ハ センジツ ヨンチョウメ デ アキス ヲ ハタライタ ジンブツ ト ドウイツデアル コトガ ハンメイシマシタ」


提督「えっ? 空き巣犯がまた侵入したってことか?」



扶桑「ケイサツハ アキス ニ ハイッタ オトコ ガ カエリウチ ニ アッタ モノトミテ ソウサチュウ デス」



提督「ちょとまておい!! 返り討ちで自分の家燃やす馬鹿がどこにいるんだよ!? どう考えても空き巣犯の殺人放火だろ!?」




提督「あの、ちょっと待ってくれる?」


扶桑「何ですか急に? ノイローゼですか? 狭心症ですか? チャイルドファーザー ですか?」


提督「失敬だね君は? いや、こういうどうでもいい情報じゃなくてさ、もっとこう………分別を楽しくさせる機能とかさ、そう言うのがあると良いんじゃないかな?」


扶桑「例えば?」


提督「こう………子供に分別を教えるときにさ、それは燃えるゴミだよとかそういうのを教える機能とかどうかな? 」


提督「そして偶にクイズを出したりとかしてさ、このゴミは燃えるのか燃えないのかどっちでしょう? みたいな」


扶桑「ああ! それはいいですね!」




提督「えーっと、これは燃えるゴミ?」


扶桑「チリガミ ハ モエルゴミ デス」


提督「これは?」


扶桑「ビニ-ル ハ モエナイゴミ デス」


提督「それじゃあこれは?」


扶桑「カワグツ ハ モエルゴミ デス」


扶桑「ソレデハ シツモン デス。ニンゲンノ シタイ ハ ドチラデショウカ?」


提督「ちょっと待てって!! 死体遺棄!! 警察沙汰だよそんな事したら!?」


扶桑「ノコッタ ホネ ハ ステズニ コツツボ ヘ」


提督「やめなさい!! そんな……不謹慎にも程があるでしょ!? もういいよ、結局今日はどのゴミを回収する日なの?」


扶桑「キョウハ モエルゴミ ナイシ モエナイゴミ マタハ ソダイゴミ ノ ヒ デス」



提督「分かってないじゃん! ポンコツか!! おい!!」


扶桑「そんな科学なんてね、100%はあり得ないんですよ!!!」


提督「じゃあ初めから言うなよ良い加減にしろ」


扶桑「提督、最後に一つだけ良いですか?」


提督「何だよ、せっかく綺麗に終わらせようと思ったのにさ。まあいいや。なに?」


扶桑「地球にとっての一番のゴミはおそらく私たちです☆」


提督「スケールがデカすぎるわ本当にいい加減にしろ」


扶桑「どうも、ありがとうございました!!」





・・・・・・





青葉「はい、どうもお疲れ様でしたー! 如何でしたか?」


提督「最後のアレ。本当はあそこで終わらせるつもりだったんだけど、何か思い立ったんだろうね? アドリブで急にぶっ込んで来たからびっくりしてさ」


青葉「そうだったんですねぇ。ラップが随分と楽しそうでしたが、如何でしたか?」


扶桑「そうですねぇ……初めての体験なので緊張しましたけど、いざやってみると面白ですね」


提督「味を占めたね。なかなか良かったんじゃないかな?」


青葉「なるほどなるほど。それでは、審査の方に移らさせていただきます!」


提督「君たち、分かってると思うけど20点以下にしたら今後一切補給も入渠もさせないからね?」


青葉「審査員を恫喝しないでください! 憲兵隊に売りますよ? まったく……はい、それでは開票させて頂きます」


明石「審査員席の背後にある電光掲示板に、それぞれの採点点数が表示される仕組みになっています。まずは1人ずつです! どうぞ!」


青葉「長門さん 18点 隼鷹さん17点 グラーフさん19点 千代田さん17点 鳳翔さん0て……0点!?」


明石「合計点数は 71点 です!!」


青葉「71点。あの、鳳翔さんは0点ですか?」


鳳翔「あの………使い方が分からなくて………」


青葉「審査員長でしょうあなた!? 先が思いやられる………」


千代田「ここの、数字盤で数字を押していただいて………」


鳳翔「ここですか?」


青葉「何とも長のつく立場の方が見せる姿とは思えませんこの異様な光景は」


鳳翔「はい、出来ました! 」


明石「鳳翔さんは 19点 合計点数は90点となります!」


青葉「はい、それでは長門さん。如何でしたか?」


長門「うむ。そのゴミ箱は是非とも欲しいな。明石、どうにかして作れないだろうか?」


明石「作れますよ? 明日にでもお届けします?」


扶桑「私にも作ってください」


鳳翔「わ、私にも一つ宜しいですか?」


青葉「あの、そう言うのは後にして頂けます? はい、続いて千代田さん。如何でしたか?」


千代田「そうねぇ、なかなか面白かったんじゃない? お姉が酔っているとたまーにやるのよね」


青葉「ラップをですか?」


千代田「そうそう。内容はとても聞けたものじゃないけど」


隼鷹「あぁ、それ吹き込んだのあたしじゃないかな? 酔うと頭が回るからさ、ぺらぺら言えるんだけどどんな内容かは覚えてないんだよねぇ」


千代田「やっぱり! 今まであんな事を言わなかったお姉がまさかと思ったら!!!」


青葉「あの、喧嘩は裏で幾らでもやってもらって構わないので今はやめて下さい?」


明石「初っ端から大変ですねー」


青葉「ええ本当に。どうしようかなこれ………。まあともかく、提督と扶桑さんには一旦席に戻って頂いて、残りの時間をたのしんでいただけたらと思います。ありがとうございましたー!!」


明石「はい、それでは次に進みましょう。続いてはこの方達です!! 遠征任務のスペシャリストと呼べるほどに数々の作戦をこなして来た遠征要因!」


明石「第六駆逐隊の暁さん、響さん、雷さん電さん、旗艦の天龍さんによる水雷戦隊が、皆さんに笑顔と笑いをお届けします!!!」



・・・・・・




暁「ご機嫌ようです。これからは私たち、第六駆逐隊がここでみんなを笑わせるわ!!」


電「が、頑張ります!」


雷「あれ!? 天龍はどこに言ったの?」


Верный「天龍ならさっき『春の風が俺を呼んでいる』とか言って出て行ったよ。あと一つ訂正しておきたい。響じゃないВерныйだ」


天龍「オイ! オイオイオイ!! 俺はそんなこと言った覚えねぇぞ!!!」


Верный「ああ、戻って来たんだ。もう良いのかい?」


天龍「当たり前だろ? 別に大したことでもないしな」


電「天龍さん、どうして遅れて来たのですか?」


天龍「フフッ。主役ってのは遅れてくるもんだ」


全員「……………」



《チッ》



天龍「誰だよ! いま舌打ちしたのは!!」


暁「私たちがするわけないじゃない!」


Верный「そうさ。馬鹿にすることはあっても舌打ちなんてしないさ」


天龍「せめて逆にしてくれねぇか? 舌打ちの方が断然馬鹿にされるより楽だわ」


暁「チッ」


Верный「チッ」


雷「チッ」


電「チッ」


天龍「ちったー加減ってものを知ろうぜ? 流石にそれだけやられると誰でもキレるぞ?」




《どうでもいいのですそんなこと》




天龍「電!! お前か!!」


電「ち、違うのです!! 私は天龍さんを馬鹿にしたりはしないのです!!」


天龍「ちっ。まあいいや、俺は大人だからな。我慢してやるよ」


天龍「俺はいま、お前達にどうしても話しておきたいことがある。実は近日中に大規模な作戦があるために、俺たち遠征部隊も実戦に投入されることになった」


天龍「そこで、遠征で鈍っちまったまま実戦に挑んでも自殺行為だ。だから今ここで、俺がお前達に1から戦闘というものを叩き込んでやる」


Верный「寧ろそれは私たちより天龍が受けるべきじゃないかな?」


天龍「お前いい加減にしろよ終いにはキレるぞ?」


天龍「あぁ、まあともかくだ。この場を借りて、俺からお前達に色々と教えておきたいってわけだ」


暁「それで私たちは何をすればいいの?」


天龍「今から俺が、お前達にクイズ形式で問題を出す。それをどんどんと答えて行ってくれ」


天龍「まずは1問目。敵艦隊が接敵。俺たちは単縦陣で迎え撃つが、気をつけるべきことは何だ?」


暁「はい! 潜水艦に気をつける!!」


天龍「んーそれも間違っちゃいないが、俺が求めている答えとは違うな。他にはいないか?」


雷「はい! 敵の攻撃が避け難い!!」


天龍「それもそうだがな。他には?」


電「対潜警戒を疎かにしないが正解なのです!!」


天龍「それは暁が言っただろうが! 違う違う! 他には?」


Верный「単縦陣は旗艦が先頭にいるから攻撃を受けやすい。だから他のみんなが助けてあげなくちゃならないんだ」


Верный「だから天龍は私たちの機嫌を損ねない方がいいね。天龍を盾にして戦場に置き去りにすることだって出来るんだから」


天龍「マジかよ………ってそうじゃねえよ!! 俺が求めている答えとは全く掠ってもいねぇ!! 」


天龍「俺が聞きたい答えは、単縦陣は旗艦が一番目立つ! つまり、この艦隊の旗艦である俺を目立たせることが出来るってのが答えだ!!」


Верный「次の作戦からは本当に置いていってもいいんじゃないかな? 流石にこれには……呆れるよ………?」


暁「………これが大人の対応っていうものかな?」


電「ダメなのです! 司令官さんに迷惑をかけるなんて………」


雷「大丈夫よ、ちょっとくらいじゃ怒らないって自分で言っていたんだから」


天龍「なにボソボソ喋ってんだ? ほらほら次いくぞ。2問目、単横陣の長所と短所をそれぞれ答えろ」


暁「はい! 長所は潜水艦に有効な陣形だってことと、短所は………」


雷「短所は被弾率が高くなることね!」


天龍「まあ、間違っちゃいないわな。だがやっぱり全然分かってねぇ。他には?」


電「長所は対潜効果が高い。これはあっているはずなのです」


Верный「そうか、わかった。短所は天龍を盾に出来ないことだ。全員が横に広がっているからみんなで被害を分担しないといけない」


Верный「しかも一列だから天龍だけを置いて行ってもすぐに気付かれてしまう所だね」


天龍「お前はどんだけ俺を盾にしたいんだよ!! 長所も短所も全部違う!!」


天龍「長所は横に広がって大きく見えるから、駆逐艦だけの編成でも自分たちを大きく見せることが出来る。短所は旗艦が目立ちにくくなることだろうが!! こんな事もわかんねぇのか!」


雷「馬鹿だ」


暁「アホだわ」


電「キ○ガイなのです」


Верный「Ё б твою мать.」


天龍「五月蝿ぇ! お前らガキには知らねぇことは一杯あんだろうが!!」


Верный「И д и на х у й.」


天龍「お前はさっきから何語で話してんだ!」


Верный「私の母国語だ。いや、第二言語かな?」


天龍「外国に行ったのなんざ大して良い思い出でもねぇだろうが。まあいいや次だ次!」


天龍「俺たち水雷戦隊は長距離雷撃支援を行うことになった。魚雷を発射する際に気をつけるべきこととはなんだ?」


暁「支援艦隊になんて回ったことないわよ………」


雷「うーん………発射角度を常に考えて撃つこと?」


天龍「理由は?」


電「長距離なので、普段の雷撃戦と違い敵にかわされる確率が高くなる。射線を確保しつつ、敵の進行方向と魚雷の到達時間を意識することが大切なのです!」



天龍「お前ら………随分と勉強してるじゃねぇか! 俺は嬉しいぞ!!」



Верный「言っただろう? 寧ろ勉強を受けるべきは天龍の方じゃないかって。私の予感は当たっていたね」


天龍「だが! 俺の求めた答えとは全く違う!!!」


天龍「正解は、支援艦隊はスポットライトが当たりにくい。だからなるべく目立つようにカッコいい魚雷の発射体勢をとること。これが正解だ!!」


暁「やっぱおかしいわこの人」


Верный「うざったいな」


雷「明石さんに診てもらった方がいいんじゃない?」


電「いっそ死んでしまえば良いのです」


天龍「お前らさっきから辛辣すぎねぇか? どこで覚えてくんだそんな汚ねぇ言葉を」


Верный「自分の胸に手をあてて聞いてみたら良いんじゃないかな?」


天龍「……………」


雷「天龍ばっかりが問題を出していたらフェアじゃないわ! 私たちからも問題を出させて!」


暁「自分で大人なんだって言ったんだから、これくらいは出来るわよね?」


天龍「お、おう! やってやろうじゃねぇか!!」


電「それじゃあ問題なのです! 今から電たちが暗号で会話をするので、それを解読して欲しいのです」


天龍「よし! 早くやってみろよ!」


Верный「それじゃあ今から始めるよ」




・-


・--・


-・・-・


・・--




天龍「何だよ、ただのモールス信号じゃねぇか」


天龍「えーっと………イ……ツ……モ……ノ………? いつものって何だ?」


Верный「何だい? あれだけ自信ありげに言っておきながらその程度か。期待はずれだね」


天龍「うるせえうるせえ。ちったぁ黙って解読させろ」


天龍「うっし!!………分かったぜ。いつものってことは兵装のこと。つまり、遠征任務で使う装備のことだ。答えはズバリ、輸送用のドラム缶だな!?」


雷「ざんねーん!!」


暁「見当違いもいいところよ!!」



天龍「だあぁぁ! ギブアップだ! 答えは何だ?」


電「それでは、正解発表なのです」


Верный「答えは全員で言わせてもらうよ。せーのーー」



全員「天龍のアホ!!」



天龍「んだとゴラァ!!! 何つったいま!!!!」


暁「天」


響「龍」


雷「の」


電「アホなのです」


天龍「リレーで俺を罵倒するな!!」


電「いつか沈んでしまえば良いのです」


天龍「電てめぇいい加減にしやがれ!!!」


雷「ありがとうございましたー!!」







・・・・・・





青葉「はい、ありがとうございましたー! 如何でしたか天龍さん?」


天龍「一応はネタだからな? 俺たちは幾つもの任務を乗り越えてきた戦友みたいなもんだ。全員が本気でそんなこと思ってるわけじゃねぇからな?」


青葉「でしょうね。本気だったら明日からの遠征任務がやりにくくてしょうがない」


Верный「いや、実際そう思ってるのは天龍だけだ。私たちは結構うんざりしている」


青葉「ええっ!? まさかのカミングアウトですか?」


暁「ちょっと、響!! そんなこと言ったらダメじゃない!」


雷「でも結構大変なんだから。あっち行ったりこっち行ったり落ち着きがなくて」


天龍「お、おいお前ら………」


電「日頃の行いが悪いからこういう時に巡り巡って自分に返ってくるのです」


天龍「うがぁぁぁぁぁ!!!」



青葉「ストップ!! これ以上はまずいので審査員の皆さん点数の開票をお願いします!!!!」


明石「はい! 長門さん 20点 、隼鷹さん 17点 、グラーフさん 16点 、千代田さん 15点 、 鳳翔さん 15点! 合計点数は83点となります!!」


青葉「83点! さあ、15点という点数をつけられた鳳翔さん! 如何でしたか?」


鳳翔「ちょっとこれは流石にやり過ぎではないですか? いじめのようにも見えたので、少し点数は差し引かせていただきました」


鳳翔「ですが、クイズは楽しませていただきました。皆さんよく勉強していらっしゃいますね。天龍さんは………いえ、なんでもないです。忘れて下さい」


青葉「暁さんたちには完璧に母親目線ですね………。いったい天龍さんに何を伝えようとしたのでしょうか………? えー、それでは……隼鷹さん、如何ですか?」


隼鷹「うーん。まあ、あたしは好きだよこういうの。でもやっぱり好みだから意見は別れるっちゃ別れるな」


隼鷹「しっかし天龍も慕われないねぇ〜。旗艦を龍田に代わってもらったほうが良いんじゃない?」


青葉「こらこら!! 洒落にならないからやめて下さい!! えー……それでは天龍さんと第六駆逐隊の皆さん、ありがとうございましたー!!」


天龍「俺………明日から旗艦やめるわ………」


明石「ほら……….あんなことになっちゃいましたよ?」


青葉「ね? だから止めようって言ったんですよ。でも過ぎてしまったことは仕方がない。次に参りましょう」



明石「はい、続いてはこちら! 遠征、出撃のどちらもこなすオールラウンダー。癖の強い姉と妹を上手くコントロールすることができるのか? 白露型から白露さん、村雨さん、時雨さん、夕立さんです! どうぞ!!」






・・・・・・





全員「どうもー!!」


白露「登場も声の大きさもいっちばーん!! 白露です!!」


村雨「2番目はもちろん村雨よー」


時雨「僕は時雨。今日はみんなが笑顔になってくれたら良いな」


夕立「そして最後は夕立っぽーい!! せーの!」


全員「よろしくお願いしまーす!!」


白露「あのねあのね! 秋になると秋刀魚集めがあるでしょ?」


村雨「私たちが漁民の手伝いをするためにっていうあれね。それがどうかしたの?」


白露「その時に私たちが歌った歌があったでしょ?」


時雨「あぁ、艦娘音頭のことだね。覚えてるよ」


夕立「みんなノリノリだったぽい!」


白露「そうそう! それがね、今度CDになって発売するんだって!!」


村雨「うんうん、私たちも結構頑張ったもんねー?」


夕立「時雨が1番頑張ってたっぽい!」


白露「1番は白露でしょー!!」


時雨「まあまあ、僕はみんなと一緒だったから楽しかったよ?」


村雨「そんな私たちの歌が入った『艦娘想歌 肆』は、今月から予約が始まりました!」


夕立「買ってくれるとうれしいっぽーい!!」


時雨「うん、なんとなくそんな気はしていたけど販促は止めようか。違反行為ギリギリだよ?」


白露「え? 反則行為がどうかって書いてあった?」


時雨「規定書みたいな紙に、漫才を行うにあたり以下の注意を守っていただきますって欄があったでしょ?」


夕立「あっ、ここっぽい!」


時雨「第2章の1項目 反則行為について。販売中の商品の購買意欲を掻き立てる発言。並びに商品名をネタに持ち込むのは、著作権上の問題があるので使ってはいけない」


時雨「なお、どうしても使用する場合は名前を伏せるなどの処置をとってください。しかし、減点の対象となる可能性があります」


村雨「えっ? どこどこ?」


白露「いっばーん上だ!!!」


時雨「そうそう。でもいま僕たちが話題にしたのは販売中ではないから微妙なところだね」


夕立「結局、なんの話だったっぽい?」


白露「ああ! そうだそうだ!! CDを一度作って人気が出たらさ、また新しい歌を作ることもできるじゃない?」


村雨「確かにそうねぇ……」


白露「せっかくだしさ、もう一回歌を歌いたいと思って。だから今のうちにさ、私たちだけで案だけでも作っておきたいなーって思ったの!」


夕立「おおー!! 白露の真面目な提案を久しぶりに聞いたっぽい!!」


白露「自分が1番活躍できるところでふっと言葉を入れるのが私流なのだ! それでさ、どうかな?」


時雨「まあ、それくらいならいいかな。楽しそうだし」


白露「それじゃあ作っていこう! まずは誰に焦点を当てて作る?」


夕立「提督さんがいいっぽい!」


村雨「それじゃあ前と同じじゃない。やっぱり小さい子供とかのがいいんじゃない?」


白露「そうだね。大きい子供相手にはもう作ったしね」


時雨「ちょっと待って! 大きい子供って誰に言ってるの? 」


村雨「全国にいる提督相手よ。あんなの大っきな子供となんら変わらないでしょ?」


時雨「や、止めようよそんな話は……! 失礼だよ!」


夕立「それは夕立たちが頑張らないとダメっぽい!!!…………ん?」


時雨「………どうしたの?」


夕立「あっ! ちがっ……うぅ〜間違えちゃったっぽい………」


村雨「ネタが……飛んじゃって………ごめん……ちょっとツボに入っちゃった……くくく…」


時雨「緊張したんだよね。僕にもわかるからその気持ちは。だから元気出して?」


夕立「ホントにホントにごめんなさいっぽい〜」


白露「びっくりした。私が間違えたかと思っちゃった。村雨ー、大丈夫?」


村雨「ごめん、ちょっと……ツボに入っちゃったけど……もう大丈夫!」


白露「ごめんごめん! ちょっとハプニングあったけど大丈夫!! それで、小さい子供相手ってことで良いかな?」


村雨「あと……後は……、どんな路線で行くかだよね。子供相手だから童謡とか?」


夕立「だったら、替え歌とか作ってみたら良いっぽい! メロディーは決まっているから歌詞を変えるだけっぽいよー!」


白露「でも歌詞を作るのも難しくない?」


夕立「それは夕立たちが頑張らないとダメっぽい!! ………で、あってる?」


時雨「そうそう、ここで言うはずだったんだよね? あってるよ。それじゃあ作っていこうか」


夕立「それは心配ないっぽい! 夕立が昨日1日かけてる作ってきたっぽい!! 出来たてぽいぽいっぽーい!!」


村雨「出来たてホヤホヤじゃないの? ……ちょっとアクシデントで時間食っちゃったからそろそろ巻きで行こう?」


白露「よーし! それじゃあ始めましょー!」


時雨「…………また飛んだよね?」


村雨「えっ? あっ!そうだそうだ! 歌詞は決まっても曲を決めてなかったよね?」


白露「そうだそうだ!! 危ない危ない………」


時雨「えー……みんなが思いのほか動転してるってことだけは通じたと思うんだけど、本当にごめん。あと少しだけ付き合って?」


白露「曲名はこれ!! 『節分の鎮守府』!! それではスタート!!」


時雨「ん………あれ?」


夕立「どうかした?」


時雨「ちょっと……ラジカセの調子悪いのかな? あれぇ………?」


白露「ちょっと叩いてみたら?」


村雨「えっ? それだと余計壊れそうな気がするんだけど………?」


白露「艦隊でいっちばーん頭が良い霧島さんが言ってたよ? テレビとか壊れたら叩いておけば良いんじゃないですか? って」


夕立「こういうのは夕立に任せておくといいっぽい!!」


夕立「すぅぅ………」


夕立「エイシャオラ! エイシャー!!!!」


ラジカセ「」ガンッ


村雨「かなり思いっきり入ったけど大丈夫かな………?」


白露「おっ!? 治ったんじゃない?」


時雨「いやいや! どうみても煙出てるーー」


ラジカセ「」パチ パチ ボ-ン


村雨「ひゃあぁぁ!!!」


夕立「ぽいー!?」


時雨「うわわ!! 」


白露「やり過ぎちゃったかな? これ………」


村雨「夕立………力入れ過ぎだよ……」


夕立「ごめんなさいっぽいー………」


時雨「まあまあ、怪我がなかったのはいいことじゃないか。ね?」


白露「よし、それじゃあ仕切り直しでもう一回やろう!」


時雨「もう嫌だよいい加減にして!」


村雨「ありがとうございましたー!」






・・・・・・






青葉「はい! ありがとうございましたー! 如何でした?」


白露「うん! 私的には良かったと思うよ! やっぱり1番だよね!?」


青葉「さあそれはどうでしょうか? 村雨さんは?」


村雨「実はね、あれ全部ネタなの。ミスをするのもネタの内なんだよ?」


青葉「えっ!? そうなんですか?」


時雨「そうさ。予想外のことが起きるから笑いというものも起きるんだ。だから、わざと間違ったフリをしたんだ」


青葉「へぇー、凄いですね!! これは点数も高くなるんじゃないですか?」


明石「夕立ちゃんのミスは………素ですよね?」


青葉「ええっ!?」


明石「私がみた感じは夕立ちゃんのミスは意図的ではなかったと思いますけど………」


夕立「ちっ! バレたっぽい!!」


時雨「そうだよ!! 夕立のミスは普通のミスだよ!!!」


白露「でもそれ以外はちゃんとした台本だよ! 何!? それがダメだっていうの!?」


明石「ダメとは言ってませんよ!? なんでちょっとキレてんですか!?」


青葉「なんで嘘を貫き通そうとしたんでしょうかね? まあまあ採点の方をお願いします!!」


明石「はい! それでは、お願いします!!」



明石「長門さん 20点 、 隼鷹さん 14点、グラーフさん 16点、 千代田さん 17点、 鳳翔さんは 18点!! 」


明石「合計点数は 85点です!!」


青葉「はい! それでは審査員の方にも話を聞いてみたいと思います! まあ、聞かなくてもいいと思いますけど長門さん、如何でした?」


長門「うむ! やはり駆逐艦は素晴らしいな。いくら作り物の失敗とはいえ、それをバレないように隠し通す姿は可愛らしかっただろう?」


青葉「最後思いっきり毒を吐きましたけどね」


長門「歌は無しなのか?」


白露「ごめんなさい〜。時間なくて作れなかったんです〜」


長門「そうか………少々残念だが可愛いから許す」


青葉「はい、いつも通りで安心しました。えー、それではグラーフさん、如何でしょうか?」


グラーフ「Ich sah mir den Komödie an und fand ihn interessant.」


青葉「あなた日本語喋れるでしょ!? めんどくさいな………すいません、鳳翔さんもう一度翻訳して頂けますか?」


鳳翔「えっと…………『しっかりと見させてもらったが、とても面白かった』と言っています」


青葉「本当かどうか分かりませんが、分かりました。それではーー」


グラーフ「失礼だな。合っているに決まっているだろう!」


青葉「びっくりしたー!! って、グラーフさん初めから日本語使って下さいよ喋れるでしょう!? 本当は?」


グラーフ「Ich kann nicht Japanisch sprechen.」


鳳翔「『日本語は話せない。聞き間違いじゃないのか?』と仰っています」


青葉「こいつら………まあいいです。それでは白露型の皆さん! ありがとうございましたー!!」


明石「ありがとうございました! さて、次はこの方。大日本帝国が極秘に作り出した最強の戦艦姉妹。大和さんと武蔵さんです!」


青葉「どうぞ!!」




・・・・・・




大和「これからは私たち。武蔵と大和の2人でとびきりの笑いをお送りいたします!」


武蔵「もちろんだ。駆逐艦たちや提督に遅れを取るわけにもいかんからな。よろしく頼むぞ!!」


大和「よろしくお願いします!」


武蔵「ところで大和よ。私は大晦日や正月休みにテレビを見ていたんだがな、そこでとても面白いものを見つけてしまった」


大和「あら? 何ですか?」


武蔵「人間同士で戦っていた プロレス と言うものだ。あれは素晴らしかったな」


大和「そういえば、食い入るように見てたものねー?」


武蔵「うむ、闘争心を掻き立てられたな。私も一つ、リングに上がって腕を振るいたいと思ったぞ!」


大和「確かに凄いとは思ったけど……キックボクシングではないのね?」


武蔵「何だ? 名前被りでやれとでも言いたいのか?」


大和「いやいや、そう言うわけじゃないわ。でも、私たちがやったら死人が出ると思うのよね」


武蔵「大丈夫だ。手加減はする。なに、女子プロレスでは危険だからな。男子で参加すれば問題ないだろう」


大和「だとしても無理ですよ? 9割方無理だと思うけど?」


武蔵「ん? 無理か? そうか………なら妥協して悪役レスラーだな。悪役なら問題はないだろう?」


大和「まあ確かに悪役なら………いけなくもない………かな………?」


武蔵「よし、それでは試しにやって見たいと思う。大和、相手をしてくれ」


大和「えー…………私じゃないとダメ?」


武蔵「他の者では不甲斐なさ過ぎる。やはり大和でないと、本気で出来ないからな」


武蔵「だが、本気でやってしまっても危ないからな。ちょっとした寸劇という形で執り行うとしよう」


大和「コント形式ってことね? じゃあ………少しだけですよ………?」


武蔵「青葉、司会を頼むぞ?」




青葉「えっ? 聞いてないんですけど!?」




武蔵「その1、1992年、大田区体育館で行われた名勝負、ブル○野 vs. 北○晶」




《ナンデ シッテルノ アイツラ》




武蔵「ッシャオラー!!!」


青葉《さ、さあ始まりました! 早速武蔵さんのラリアットが大和さんに当たりましたー!! 大和さん! 衝撃でステージから落ちてしまいましたー!!!》


武蔵「行くぞー!!!!」


青葉《と、飛んだー!? そしてそのまま大和さんに飛びかかります! 》


大和「い゙っ゙!」


青葉「大和さん、 肋骨を抑えています!! とても痛そうです!!》


武蔵「どけどけぇー!!」


大和「む、武蔵、ちょっ………」ガンッ


青葉《あーっとぉー!? 武蔵さん、大和さんの髪を掴んでそのまま観客席に叩きつけてます!! これは危ない!!》


明石「ちょっと! ストップストップ!!! それ以上はダメです!!!」


武蔵「どうだ!?これでいけるだろう?」


大和「あ、あの…………もうちょっと………手加減して欲しいかな………」


武蔵「む………強すぎたか? 分かった。もう少し手加減する。肋骨は大丈夫か?」


大和「私は大丈夫………一応ご存知ない方のために簡単な説明を………」


大和「当時、北斗○さんは肋骨を負傷していたにも関わらず、体に鞭打ってリングに上がったという素晴らしい活躍でした」


武蔵「続いて 1993年 WW○A世界シングル選手権より ア○ャ・コング vs. 工○めぐみ」





《ダカラ ナンデ シッルンダヨ》




青葉《さあ、始まりました! 》


武蔵「オラァー!!」


大和「ゴフッ!!」


青葉《武蔵さんの裏拳が炸裂!!大和さん、ピンチです!!》


武蔵「オラ! オラ! オラァー!!」


青葉《しかも6連発です!!! これは効いたー!! 大和さん、ダウンです!!》


明石「ちょっと! だからやめてくださいって!!!!」


武蔵「大和ォ!! 起きろ!!!」


大和「ちょ………ちょっと待って………武蔵………絶対ダメ………」


武蔵「ん? 何故だ?」


大和「あの………全然手加減できないから…………」


武蔵「そうか………やはり艦娘には難しいのか………」


大和「そ、そんなに落ち込まなくても………」


武蔵「なら、プロレスラーは辞める。実はな、機械の修理屋もやって見たいと思っていたんだ」


大和「修理屋? プロレスからだいぶ離れてない? というか、あなた根っからの不器用じゃないの?」


武蔵「まあそうかもしれないが、霧島が言っていただろう? 機械は叩いておけば治るのではないか? と」


大和「あの、それを実践してラジカセを壊した組がいたことを思い出して? さっきの夕立ちゃんたちよ?」


大和「ただでさえ駆逐艦は私たちより力が劣るとはいえ、その駆逐艦で壊したんだから私たちがやったらもっと酷いことになるのよ?」


武蔵「まあ、どうにでもなる。だから少しくらいは良いだろう?」


大和「修理といっても………何を治すの?」


武蔵「そうだな………艤装などはどうだろうか?」


大和「それは明石さんがいるじゃない。止めときなさいって」


武蔵「大丈夫だ。大和魂に不可能は無し。そう教えたのは大和ではなかったか?」


大和「知らないわよ!? 何それ初めて聞いたんだけど…………」


武蔵「細かいことは気にするな。嫌われるぞ? ともかくやってみるとしよう」





大和「こ、ここが修理屋? その割には凄いまっさらな店内だけど………」


大和「す、すいませーん………」


武蔵「よく来たな………待ちわびたぞ………」ゴゴゴ


大和「ちょっと待って? その接客態度は絶対にダメよ?」


武蔵「む………ツナギがダメなのか?」


大和「いやそこじゃないわよ。何で奇妙な立ち方してるの? ………冒険でも始めるつもり?」


武蔵「昔、私はレスラーになりたかった………その夢は未だに捨てられずにいる」ドドド


武蔵「故に私は旅に出る!」ズアッ


武蔵「そして強者を求める!」ガイィィォン


武蔵「新番組、武蔵の拳 (こぶし) 毎週日曜夜9時放送!!」ドオォォォン


武蔵「この身体、強者を見るまで朽ち果てぬ!!!!」バ-ン


大和「止めなさいってちょっと!! あの、ギリギリよ? 」


武蔵「初めの3組がすでに飛ばしていたのでな。ここしかないと思ったのだ」


大和「だからって…………ちょ、その立ち方止めてよ………ふふふ………」


武蔵「意外と身体に来るな。体幹を鍛えるにはちょうど良いかもしれん」ヌヌヌヌヌ


大和「さっきから………後ろで流れている擬音は何なの………?」


武蔵「これか? この体勢をとったときに流れる効果音だ。なかなかにかっこいいだろう?」ズキュゥゥゥゥン


大和「止めてって………ほら、早く進めないと時間切れになるから………」


武蔵「そうだな。それで、何を修理して欲しいのだ?」


大和「あの………私の装備している主砲がジャムを起こしたようで………」


武蔵「弾詰まりか………少し時間を頂けるか? 30秒で治すからな?」


大和「まあ、頼もしい! 本当に30秒で治せるんですか?」


武蔵「我々はな、早い、確実に、安全にが経営理念なのだ。ほら、少し離れてくれ」


武蔵「ふんっ!!!」ガンッ


主砲「」ガンッ ポロポロ ボトッ


大和「乱暴だなぁ………」


武蔵「む、まだ残っているな……」ガンッ ガンガンガンッ ガンガンガンガンガンッ


大和「ほ、本当に大丈夫かしら………? 少しへこんできて……なんか………」


武蔵「よし! 治ったぞ!!」


武蔵《おめでとう。砲台は弾頭に進化したぞ!》テ-テ-テ- テレテ テレテレッテテ-


大和「あぁーっ!!! ちょっと!! 何してるんですか!! これじゃあ使えないじゃないですか!!!!」



武蔵「物にはいつか寿命が来る………そう、私たちにもいずれは死が訪れる。だから我々は悔いのないように常を過ごして行かねばならぬのだ」


大和「ただ壊しておいただけで何を言ってるのあなたは!? しかもなに!? ちょっとどこかのモンスター育成ゲームの効果音まで引っ張って来て!!!」



大和「ダメダメダメ!!! 絶対に修理をやったらダメ!!!」


武蔵「そうか………あっ、私でも修理が出来るものが一つだけあるぞ?」


大和「何よそれは?」


武蔵「明石は提督にちょっかいを出されたときに何といっているか知っているか? 明石!」


明石「え? えーっと………提督も、少し修理した方がいい………あぁぁ!!」


武蔵「そうだ。提督、登壇しろ」



提督「はぁっ!?」


武蔵「大和、提督を連れて来てくれ」


大和「はいはい…分かったわよ……」


提督「いやいやいやいや!! 待って待って待って待って!!! 大和! 離せ!! はなせ!!!!」ジタバタ


大和「ほら、来て下さい」グイッ


武蔵「提督よ、皆に迷惑をかける真似はしていないか?」


提督「い、いやいやいやいや!! してないしてないしてねぇって!!!」


武蔵「せっかく扶桑とケッコンしたのだろう? 悲しませたりはしていないな?」


提督「だ、断じてそのような真似はしておりまーー」


武蔵「ふんっ!!!」バチィン


提督「ぶっ!!」バタンッ


武蔵「ガッデェェェム!!!!!」






提  督  制  裁 !!!!






大和「提督、ご無事ですかー?」ヘラヘラ


提督「馬鹿野郎………お前………本気で殴りやがって…………」


武蔵「これで提督も、修理できたのではないだろうか?」


提督「いい加減にしろ…………」


大和「ありがとうございました!!」





・・・・・・





明石「ありがとうございました。さて、かなり過激な表現が目立ったネタでしたが。如何ですか?」


大和「殆ど武蔵の提案です………これでも控えたつもりでしたが、どうでしょうか?」


青葉「ちょーっと怖いですねー。点数は低いかもしれませんよ? 武蔵さんは?」


武蔵「うむ。たまにはこの様なものも良いものだな。だが、大和も考えた部分はあるぞ? 後半の流れとかな」


青葉「なるほど。あの……独特な立ち方のところも?」


武蔵「あれは私の即興だ。どうだろうか?」


青葉「さあ、どうでしょうかね。それでは、点数の開票です!!」


明石「長門さん 19点、 隼鷹さん 19点、 グラーフさん 13点、 千代田さん 16点、 鳳翔さん 10点!!」


明石「合計点数は77点です!!」


青葉「さあ、ちょーっと低い点数ですね………。隼鷹さん、如何ですか?」


隼鷹「いやぁー、プロレスのところはやられたね。すっごい似てた。完コピってやつだな!! 因みに提督もプロレスのところで大爆笑してたな!」


青葉「そうですか。生憎私はプロレスは分からないので……」


隼鷹「それとね、提督やあんたら司会者まで巻き込んでやるネタっていうのは面白かったねぇ! さすが大戦艦様って感じだな。スケールがでかい!! いやぁ、完璧にツボを持っていかれちまったなぁ」


青葉「なるほどー、大絶賛ですねぇ。それでは、千代田さんは如何でしたか?」


千代田「プロレスのところは全然分からなかったんだけど、その時にちょっと面白いことがあってさぁ」


青葉「おや? 何かありましたか?」


千代田「ネタの最中は審査員席のマイクは切っているでしょう? 隣で鳳翔さんが………ふふっ………」


青葉「何ですか? 気味悪いですよ」


千代田「いや……プロレスやってる時に鳳翔さんが2人に向かってね」


千代田「『こらー! 争いはやめなさい!! 喧嘩はダメです!!』って、顔を真っ赤にして怒っていてね? 頬を膨れさせてプンプン怒ってたのよ」ゲラゲラ


青葉「あっはははは!!!! そ、それは全然気がつかなかった………」


千代田「そして提督を殴った時にも『こらー! 止めなさいっていってるでしょー!!』って。あー、やばいやばいお腹痛い……」


明石「なるほど、点数が低いのはその為なんですねぇ………」


鳳翔「暴力はダメ! 絶対! です!!」


青葉「はい、審査員長からの注意勧告です。皆さんも重々お気をつけ下さい。それでは続いてのコンビに参りましょう!!」


明石「続いてのコンビはこちら! 独特な言い回しが特徴のちょっと変わった女の子と、これまた正直になれない少女のコンビです!!」


明石「今この場だけは正直者になりたいです。第七駆逐隊から漣さんと曙さんです!! どうぞ!!!!」






・・・・・・



曙「はぁ、さっさと終わらせて帰りたいんだけど、参加したからには仕方ないから最後までやってあげるわよ!」


曙「って、肝心の漣が居ないし………ちょっとー! どこにいんのよー!!」


漣「こっちこっち!! 舞台袖でザンス!!」


曙「何よその語尾は………いいから早く来なさいよ!!」


漣「はーい!!」┌(┌^o^)┐テクテク


曙「うわっ! キモ!! キモいキモいこっち来んなー!!!」


漣「待たれよ曙氏!! 今しばし待たれよ!!」┌(┌^o^)┐ボノォ……


曙「何よその擬音!! 本当に止めなさいって!!!」


漣「んちゃ!! 漣です!! オナシャース!!」


曙「本当にあんたはブレないのね……」


漣「ん〜、ぼのたんも少しは素直になるべきと思うけどなぁ〜」


曙「だからぼのたん呼びを止めてっていってるでしょうが!! 」


漣「なにゆえに? こちらの方が可愛らしくて素敵ですぞ?」


曙「………」


漣「どかした?」


曙「いや………あたしね、そろそろ素直になった方がいいのかな………って」


漣「ありゃりゃ? どんな風の吹き回しです?」


曙「いちいちカンに触る………まあいいわ。クソ提督がケッコンしたでしょう?」


漣「あー、もうどこの組も同じ話をしていたからお客さんはお腹いっぱいだと思うけどなー」


曙「それで、さ………うん………」


漣「あぁ、 つまりご主人様と一緒になれる時間が更に少なくなっちゃったから寂しいということね!」パチンッ


曙「べ、べつにそうとは言ってないでしょ!?」


漣「もぉ〜、本当に可愛いなぁぼのたんはぁ〜」


曙「だからその呼び方は止めなさいって。だいたい、あたしは何にも言ってないじゃない!」


漣「顔に出やすいからねぇぼのたんは。だいたい考えていることくらい分かるってもんよ」


曙「そ、そんなに顔に出やすい?」


漣「もちろん。何ならいま何を考えているか当てられるくらいだよ?」


曙「あっそ。それじゃあやってみなさいよ」


漣「いいよいいよ。その代わり全部正解したら次からは本音をさらけ出すことを約束して?」


曙「いいわよそれくらい。それじゃあやってみなさいよ」


漣「いいよ。それじゃあ……………」


曙「……………」ジ-ッ


漣「……………」ジ-ッ


曙「……………」ジ-ッ


漣「……………」ジ-ッ




曙・漣「早く答えなさいよ!」




曙「なっ!? 」


漣「ふっふーん。どうよどうよ? 認めてくれた?」


曙「た、ただの偶然でしょ! もう一回よ、もう一回!!」


曙「…………」ジ-ッ


漣「『どうせ当てられるわけないわよ。さっきのは偶然よ』」


曙「…………」


漣「『やばっ! バレてる!! 』」


曙「…………」


漣「『あぁー、また読まれた!!どうやって誤魔化そうかな……… 』」


曙「…………」


漣「『うん、そうだ。この手しかない』」




曙・漣「んん! 違います!!」





曙「またバレた!?」


漣「どうよどうよ。ぼのたんちょっと顔が笑ってるもんねぇ……。絶対なんか企んでると思ったら以外と可愛らしい企みでちょっとホッとしてる」


曙「わ、分かったよ! 認めてあげるわよ!! ……でもさ、ちょっと………お願いがあるのよね………」


漣「いいよいいよ! 何でも聞いたげる」


曙「その………いきなり本音で物を言えって言っても無理な話でしょ? だから慣れるまで、あたしの代弁? みたいなことをしてくれないかなって………」


漣「つまり、私がぼのたんのアフレコをしろってことでしょ? 簡単簡単! 任せといて!」


曙「それじゃあ手始めよ! まずはあのクソ提督に本音で物を言えるようにする。だからあたしがずっと言いたくても言えなかった事を代弁してもらうわ!!」


漣「おっけーおっけー。シチュエーションとかは要らない?」


曙「それじゃあ絶好のチャンス! バレンタインよ!! あたしがクソ提督にチョコを渡す時のセリフをやってみなさいよ」


漣「ほいなー!」





曙「」 チョコを後ろに隠している


漣「提督……あの…さ……」


曙「」頬を染めてチョコを差し出す


漣「チョコ……作って来たから、食べてくれる?」


曙「」頬を染めて両人差し指を合わせる


漣「か……感想とかあったら………言ってくれると嬉しい………かな?」



曙「うん、うんうん。まあ良いんじゃないかしら? だいたい言いたいことは合ってるし」


漣「またまたぁ、嘘ついたらダメだって約束でしょ? 本当はどうなの?」


曙「ほ、本当は……………」




曙「ほ、ほぼあってる…………///」




漣「ほらほら! ねっ? それじゃあ次のシチュエーション行ってみよー!!」




曙「そ、それじゃあ………か、仮定の話よ!? ま、万が一あのクソ提督に私がこ、告白するとしたら………とか…………」


漣「もちのロンですよ。漣におまかせあれ!!」





曙「」もじもじしながら


漣「あの………悪かったわね。急に呼び出して………」


漣「わ、私ね? ずっと前から言いたかったことがあるの………」



曙「」顔を下に向ける



漣「だ、大好きって…………」




曙「」顔を真っ赤にして上げる



漣「な、何がって……そんなの決まってるじゃない!」



漣「て…………」



曙「」顔を真っ赤に震える



漣「て…………」





漣「天丼が!!!!」


曙「へこー」ズルッ


漣「ぼのたん、今どき口でへこーっていうのはどうかと思うよ?」


曙「な、何で天丼になるのよ!!! そこは提督ってなるとこでしょ!!」


漣「あぁ! やっぱりそれが本音だったのね〜。愛の告白とは一言も言ってから何やっても許されるんですよ〜」ニヤニヤ


曙「いっ!? も、もしかして私を嵌めるつもりで!?」


漣「女の子の口からハメハメなんていやらしいなぁ〜」


曙「あんたと組んでるとほんっとうに嫌な破目に遭うわ!!」


漣「これが本当の ”天丼” です!!」


曙・漣「どうも、ありがとうございましたー!!」




・・・・・・




青葉「はい、ありがとうございました!! さてさて、時間が少し短いですが、それよりもなぜか大火傷を負ったこの方に話を聞きたくなります。曙さん! いかがでしたか?」


曙「ほんっとよね! ネタを作りたいって言ったから、任せておいたらこのザマよ!!」


青葉「そうだったんですかー、ネタはなるべく2人で考えた方がいいですねぇー」


曙「しかも、私に見せて来たのはギリギリよ!? 2日で覚えて来たんだからねこっちは?」


青葉「なるほどー、いやいやお疲れ様でした。漣さんは?」


漣「うんうん、可愛いぼのたんが見れたでしょ?」


青葉「本人大迷惑ですけどね」


漣「まあ、1人から20点は確実に貰えるし良いってことよ!」


青葉「こらこらそう言うことは言わないでください。さて!」


明石「はい! それでは点数の開票です!!」


明石「長門さん 20点、 隼鷹さん 14点、グラーフさん 14点、千代田さん 15点、 鳳翔さん 19点!!」


明石「合計点数は82点です!!!」


青葉「82点!! さて、鳳翔さん! いかがでしたか?」


鳳翔「とっても可愛らしかったですねー、曙さん! 私、応援していますから!! 頑張ってもう一度、提督に伝えてみましょう!」


曙「あの、ネタなんで。漫才の中での話ですからね? 間に受けないでください?」


鳳翔「そうなの? それじゃあ素直になりたかったのは?」


曙「それは………まあ、ホントだけど………」


鳳翔「えっ………と、あれ? 結局何の話だったかしら?」


青葉「知りませんよ!? 何でちょくちょく天然交えてコメントするんですか!? ほんっとに………。それではあまり聞きたくはありませんがグラーフさん! 如何でしょうか?」


グラーフ「うむ、初々しいのは良かったんだが、時間が少し足りなすぎではないか?」


青葉「しゃべった!? ついに諦めましたよこの人! 遂にドイツキャラを捨てましたよ!だったら初めから喋ろってのまったく………」


グラーフ「もう流石に笑いは取れないと思ってな」


青葉「あなたはいいんですよ笑わせなくても! 本当に……誰ですかこの人を審査員に抜擢したのは」


グラーフ「貴様さっきから馴れ馴れしいな。ユ○ヤの連中と同じ目に遭わせてやろうか?」


青葉「こっわ!! 考えが飛躍しすぎですよこの人!! しかも国際的にヤバい発言なんでやめて下さい!!」


青葉「えっと、なんの話だったかな………そうでした、時間が規定より短いのですがそれについて何かありますか?」


漣「さっきもちょっと言ったんだけどさ、ギリギリでぼのたんにネタを披露したものだからさ…………覚え切れなくて…………」


曙「何とか覚えられたのがここだけだったのよ」


一同「……………」ほっこり


曙「な、何よ!? やめなさいよ!! そんな目で見ないでよ!!!」


明石「可愛いなぁ………本当に………。はい、ありがとうございました」


青葉「はい! ありがとうございました!! それでは続いてのコンビです! 続いてはこちら!!」


明石「何もかもが正反対の2人。常にオリョール海でこき使われる伊58さんと何時も眠そうにしているダウナー系の加古さんの2人によるコンビです」


明石「いつもと違う2人の姿。対照的な2人が作り出すのはどんなお笑いなのか! どうぞ!!」




・・・・・・





伊58「オリョール海からこんにちはー!! ゴーヤだよー!!」


伊58「ところで、相方が出てこないのは何で?」


伊58「ちょっとー! どこでちかー!!」


加古「…………んあ?」 (観客席)


伊58「…………ちょっとそこから投げ飛ばしてもらっていいでちか?」イラッ


伊勢「えっ!? 私?」


伊58「あんた以外だれもいないでち。早く投げるでち」


伊勢「え、まあいいけどさ………加古ー! 舞台に放り投げるぞー!!」グイッ


加古「ん? うわわっ!!!」


伊勢「せーの!!」ブンッ


加古「ちょっ、強すぎってうわぁっ!!!」


伊58「お疲れでち。早くネタに入るでち」


加古「うぇーい。メンドクセーけどやるよやるよ。んで、何やんの?」イッテテ


伊58「だから漫才でち! だいたい鎮守府に勤めてる艦娘たちの中で1番働いていると言っても過言でない潜水艦の中で、これまた1番の労働者であるゴーヤがこんな扱いなのはおかしいと思うでち!!」


加古「知らないよそんなの。あたしから言わせてもらったらそんなの本人の威厳があるかどうかの問題でしょうが」


伊58「そういう口を聞くとアンチ提督の連中を集めてボイコットするでちよ? ゴーヤたちがいないと鎮守府は動かないということを思い知らせてやるでち!」


加古「あー、あんたがやったら10割失敗に終わるね。あたしのカンはそこそこ当たるから」


伊58「じゅ、10割!? 9割9分でなく10割!? 1分も確率無しでちか!? ご、ゴーヤは何の根拠もない与太話を信じたりしないでち!!」


加古「寧ろさ、ボイコットするくらいならどうやったら威厳を保てるか学習するべきだと思うけどね」


伊58「威厳を保つ?」


加古「そうそう。艦隊を運用するにしたって、ボイコットするにしたって、それにはかならず先導者が必要でしょうが。そう言った連中は大抵威厳のある奴だからな」


伊58「つまり、ゴーヤには威厳も何もないと言いたいでちか!?」


加古「そうだなぁ、更に付け加えれば海に潜ってデコイになるか資材を回収するための効率の良い道具でしかないってところだな」


伊58「て、てーとくのみならず、なかまうちからもそんなふうに……」ズ-ン


加古「悔しいだろ? だからこの加古が、威厳を保てるように鍛えてやるよ」


伊58「ほ、ほんとでちか!?」


加古「当たり前よ! あたしゃあ、やるときゃやるからね?」


伊58「ぜ、是非ともお願いするでち!!」


加古「よっし来た! そんじゃあまず威厳というものを身につけるには、実際にその立場になる必要があるってね」


加古「ぶっちゃけ、大体そんな奴らは偉くなる。つまり偉い奴を倣うべきだ。そこで、あたしが編み出した威厳の覚醒テスト。それは………」


伊58「そ、それは?」


加古「長のつく立場を体験することさ。だから今からここで会社の真似事をする」


加古「そんで、あんたは部長。あたしは部下。それでどうよ?」


伊58「な、なんかすごい活路が見えて来たでち!! やる! やります!!」


加古「うっし! それじゃあ始めるぞー」




伊58「えー、それでは本日の業務を発表するでち。今日はーー」


加古「」Zzz


伊58「ーーというわけで頑張って欲しいでち。それでは各自持ち場に………って、何やってんでちか!」ゴンッ


加古「痛って! 何も殴ることないでしょうが!!」


伊58「うちは厳しくやっていくでち。合わないと思ったらとっとと辞めるがいいでち」


加古「あー、ストップストップ。それじゃあ会社は大きくならない」


伊58「なぜ!? 普通に部下を怒っただけでち!! 」


加古「怒るのは構わないけどさ、すぐクビにするのは良くないな。長のつく立場は人材を ”育てる” ことが大切さ」


加古「つまりは、使えないからって何人もクビにすると、部下からの信頼を失うってことを言いたいわけさ。わかる?」


伊58「な、なるほど………。それじゃあ気を取り直して………」



伊58「はい、この書類はOK。これも大丈夫………加古、あの書類はどうしたんでちか?」


加古「」Zzz


伊58「だから仕事中に寝るんじゃないでち!」ゴツン


加古「痛て! だからグーで殴るなって………」


伊58「仕事中に寝る馬鹿がどこにいるでち!!」


加古「あのさぁ、眠るってことは仕事に対していい効率をもたらすもんだよ? 現にどこかの実験結果では、作業効率が睡眠前後で良くなっている」


加古「つまり、あたしのやってることは周りに迷惑をかけるかもしれないが、会社の利益の為にはなってるわけさ」


伊58「そんなの艦隊だろうが社会だろうが即戦力外通告待った無しでち」


加古「簡単な話さ。能ある鷹は爪を隠すとも言うし、それを見極めることができるかどうかってのが大切ってことよ」


伊58「な、なんかうまく言いくるめられてるようにしか思えないでち………」


加古「気のせいだよ気のせい。それじゃあ続けるぞー」



・・・・・・



伊58「加古! 昨日頼んでおいた書類はどうしたんでちか!?」


加古「あっ、すいません! 今すぐ作りますので………」


伊58「早くするでち! 期限が迫ってるでち!」


加古「………よし! Aさんこれやっといて! Bさんはこれとこれ」


加古「ゴーヤこれ見とけよー!」


伊58「ちょっと待つでち!! ゴーヤは部長! 何なんでちか見とけよーって!!」


加古「あぁ、すんません。なんかそっちの方が良いかなって」ヘラヘラ


伊58「意味わかんないでち! そっちの方が良いかなって、何がいいんでちか!? あとヘラヘラすんなでち!!」


加古「偶に居るからなこういう奴。注意しとけよ?」


伊58「なんか釈然としないけど……まあ良いでち」


電話「」プルルル プルルル 


加古「これは………発注しておいて………」


電話「」プルルル プルルル


加古「えーっと、100個………いや、200くらいかなぁ………」


電話「」プルルル プルルル


伊58「加古! 早く電話に出るでち!!」


加古「ん? あぁ、私の電話か。さっきから聞こえるから空耳かと思ったよ………はい、こちら日独伊共産資本商会の開発部門の加古と申します」



伊58「社名がやけに物騒で、それのせいでなんの変哲のない部署も物騒に聞こえるでち……」



加古「はい。はい、かしこまりました少々お待ちください」


加古「水雷長!」


伊58「誰が水雷長だ! ゴーヤは部長でち!!」


加古「あの、株式会社 英米露組の販売さんから電話を代わってほしいと言われたんですが………」


伊58「相手も物騒でちね………。はいもちもち?」


加古「………ごめん、 ”もちもち” ってなに?」


伊58「もしもし?」


加古「無視しやがったあいつ………まあいいや」


伊58「はい、わかりました。失礼します………。加古! 書類が間違っているって抗議の電話でち!! どうするつもりでちか!?」


加古「えっ? あたしがミスする訳ないじゃないですか十二指腸!」


伊58「だからゴーヤは部長でち! 何で臓器にならないといけないんでちか!!」


加古「さっきからうるせぇな海上保安庁は」


伊58「だから止めろでち!! ゴーヤは部長でち!!」


加古「わかりましたよ出納帳」


伊58「物になっちゃったよ! だから部長でち!!! はぁ………もう疲れてきたでち………」ゼエゼエ


加古「んで、あたしゃ何をすれば良いんですか?」


伊58「ともかく………そっちのミスなんだから……自分で出来る限りのことはするでち………まずは書類を……再提出するでち………」ゼエゼエ


加古「はーい」


電話「」プルルル プルルル


加古「あ、電話だ」


伊58「話を聞いたらすぐに切るでち! 誰かと話してる時間はないでち!!」


加古「へーい。はい、もしもし。こちら日独伊共産資本商会の販売部門室長の加古と申します」


加古「…………あぁ!? うるせぇな知らねえよそんなのは! 部長に早く話済ませて仕事しろって言われてんだからこっちはさぁ! 」


加古「そんな下らないことで電話掛けてくんじゃねぇよ!!!」ガチャッ


伊58「そうでち。さっさと仕事するでちよ。ところで、誰からの電話でち?」


加古「えっ? あぁ、課長からっす。部長に3日間の有給をあげるよって話でした」


伊58「はっ? えっ!? ちょ、ちょっと待つでち!! 」


伊58「課長! 先ほどの電話は………」


伊58「………はい」ガチャッ


加古「あ、どうでした?」


伊58「有給どころかノルマの追加を強制されたでちー!! うわあぁぁん!!」


加古「あー、やっぱあんた長の立場向いてないわ」


伊58「良い加減にするでち!!!!」


加古「どうもありがとうございましたー」




・・・・・・





青葉「ありがとうございました! さて、加古さん! なかなか珍しい組み合わせなんですが、如何でしたか?」


加古「うん、あたしもびっくりしてる。ゴーヤがどうしても出たかったらしいんだけど、なかなか相手が見つからなかったんだってさ」


伊58「そしたら『あたしがやってやるよ』って言ってくれた時はとても嬉しかったでち」


明石「良い話ですねぇ〜」


青葉「そうですねぇ。では、審査員の方々! 採点の方をお願いします!!」


明石「はい! 長門さん 15点、隼鷹さん 15点、グラーフさん 15点、千代田さん 15点、鳳翔さん16点!」


明石「合計点数は76点です!!」


青葉「76点! ちょっと低めの点数ですね………。では長門さん! 如何でしたか?」


長門「可もなく不可もなくと言ったところだな。昔からよく使われる場面でもあるしな。もう少し新しさが欲しかったところだ」


青葉「はい。………ちょっと真面目にされると気が引けてしまいますね。千代田さんは?」


千代田「うーん、私も同じ意見かな。斬新さが欲しかったなぁって思うわ」


青葉「はい…………。えっ?」


千代田「えっ!?」


青葉「あの、それだけですか?」


千代田「そうよ。………何? 文句あるの?」


青葉「いえいえ! そういう訳では。なんかぶっきら棒になって来たな審査員。えぇっと、まあいいや。それではお二人ともありがとうございましたー!」


明石「はい! それでは次の組の紹介です。鎮守府においてトップクラスの実力を持つ5人の空母。何もかもがばらばらな彼女たちが団結したワケとは!? 」


明石「軽空母の龍驤さん、瑞鳳さん、正規空母の葛城さんと大鳳さん、瑞鶴さんによる5人のチーム。名付けて『チームフラット』です! どうぞ!!」




・・・・・・





龍驤「よっし! それじゃあ今からビシバシやってくでー!」


全員「…………」


龍驤「なんやなんや! どうした自分ら! そんな辛気臭い顔しとったらあかんで!」


瑞鶴「いや、明石があんなこと言ってたんですけどいいんすか?」


龍驤「事実やろ?」


大鳳「いや、そうですけど………」


瑞鳳「でもあんな風に大々的に言うことじゃないと思うけどねー」


葛城「瑞鶴先輩! 頑張りましょう!!」


瑞鶴「あんたは本当にフリーダムで居られるわよねー。ある意味羨ましいわ」


龍驤「さあさあ漫才やってくでー! こちとら吉本を見て育ったようなもんや! 厳しくやってくから気ぃぬいたら承知せぇへんからな!」


葛城「あれ? 龍驤さん神奈川出身じゃあ………」


龍驤「なんか言うたか?」ギロッ


葛城「す、すいませんでした! 何も言ってません!!」


龍驤「ん、よろしい。素直な奴は好まれるさかい。忘れんようにな?」


葛城「は、はい! 誠に申し訳ありませんでした!!!」


瑞鳳「見事に地雷踏み抜いちゃったねー」


龍驤「ところでな、自分ら何かスポーツとかやって見たいとか思うたことある?」


一同「…………」


瑞鶴「いや特には?」


大鳳「私も特にはないです」


龍驤「なんやなんやしけとんなぁ……。ホンマにないんか?」


瑞鳳「だって………私たち一応弓で艦載機発艦させますから………強いて言うなら既にやっている?」


瑞鶴「葛城はまあ、どっちも使ってるけどさ………」


葛城「そうですねぇ。機転を効かせることができるのは良いところですけど、そのぶん余計に疲れるんですよねぇ………」


龍驤「けったいなもんに憑かれても困るしなぁ?」


大鳳「……………」


瑞鶴「……………」


瑞鳳「……………」


龍驤「何かツッコミ入れろや!! 『つまんないダジャレやな』とか!?」


葛城「……………」


龍驤「拾わない感じか? いてこましたろか?」


瑞鶴「スポーツって言っても何やるんすか? サッカーですか?」


龍驤「何言うとんねん。野球や野球。やっぱ阪○タイガースや!」


葛城「○神って本拠地は兵庫県だったような………」


龍驤「おっ? 葛城さっきからうちにケンカ売っとんか?」


葛城「いやいやいや! そんなことありませんよ! 龍驤さん、さっきから私にだけ当たり強くないですか!?」


瑞鳳「口は災いの元ってよく言うもんね〜」


葛城「えっ? これ私が悪い感じですか?」


大鳳「まあまあ、それで何をどうするんですか?」


龍驤「本来野球は最低でも9人が必要なんやけど今回は、まあ5人でやるっちゅうことで」


葛城「没収試合じゃないですかねそれ?」


大鳳「あの、さっきから瑞鶴さんが黙り込んじゃったんですけど………」


龍驤「どないした?」


瑞鶴「…………いや、正直この展開は見飽きていると思うんで私はやらなくてもいいですかね?」


龍驤「なに言うとんねん!瑞鶴がおらんとこのネタ始まんやろ!!」


瑞鶴「もう良いじゃないですか! どこまでネタにされなくちゃいけないんですか!? 」


瑞鳳「熱くなって来てますね!?」


瑞鶴「いやいや熱くなってないわよ。至って頭は冷静よ!?」


大鳳「でも身体は暑くなって来ている?」


瑞鶴「八方塞がりじゃないの私………」


葛城「あれぇ〜? せんぱ〜い、やらないんですかぁ〜?」


瑞鳳「すごく煽ってるし………」


瑞鶴「なに? 挑発のつもり? やるわけないでしょ! ここまでコケにされてネタに走るほど飢えてないわよ!」


葛城「……………」


瑞鶴「やってやろーー」


龍驤「そんならはよネタを進めていくかぁ〜」


瑞鶴「ちょっと!!!! 今やったじゃないですか! なにぶち壊してくれてんですか!?」


龍驤「だってなぁ………」


瑞鳳「自分でやらないって言ってたし」


大鳳「だったら無理にやらせることもないんじゃないかと思ったものですから」


龍驤「もう一回やってみたらええがな。ほら!」


瑞鶴「いやいや何回もやるものじゃないですから! ネタを進めましょうよ!」


葛城「あれぇ〜? やらないんですかぁ〜?」


瑞鶴「………なに? アンタそれ2回目の挑発のつもり? さっさと進めようって言ってんだから進めれば良いじゃないのよ」


葛城「………………」


瑞鶴「やってやろうじゃねぇか!!」


会場「」シ-ン


瑞鶴「スベるって分かってんだからやらせるんじゃないわよ!! 」


矢筒「」ペシンッ


葛城「先輩!? 矢筒を投げ捨てたらダメですよ!!」


瑞鶴「あの……、ネタ振ってやらせておいて反応しないの止めてもらえます?」ヒョイ


龍驤「まあネタバレしてもうたし、わかっとったけどおもんないな」


瑞鶴「だったら初めからやらせるなあぁぁぁ!!!」ウガ-


瑞鳳「はい、それじゃあネタをやりましょうか!」


大鳳「ここまではね、ただの尺稼ぎですから」


龍驤「いらんこと言うなって。そう言うこと言う必要はないからな?」


葛城「さて! 漫才なんて初めての事ですけど、何をやるんですか?」


龍驤「いやでもホンマにやってみたいと思わん? うち、ラグビーとかやってみたいと思っとったんやけど」


瑞鳳「ラグビーって………どう考えても私たちがやるようなものじゃ無くないですか?」


大鳳「どちらかといえば、長門さんや武蔵さんのような方が………」


龍驤「ちゃうちゃう! うちらがやってこそ映えるものってあるやん」


葛城「あんまりパッとしないですけど………」


龍驤「あと欲を言えば、こう………ワルどもがラグビーを通して更正していくみたいなストーリーとかええなぁ」


大鳳「それ、既にあります」


龍驤「何やて!? ぱ、パクられたんか!? 誰やパクったの!!」


瑞鳳「いやいやいや、逆です。私たちがパクってます」


龍驤「おうおうその作品の名前教えろや。ウチが直々に直訴したるさかい」


大鳳「あの……スク○ルウォ○ズって昔やってた番組ですけど………」


葛城「 ? 」


龍驤「…………わかった。大○テ○ビに喧嘩売ってくるわ」


大鳳「何で番組知らなかったくせに製作会社知ってるんですか!? 確信犯でしょ!?」


葛城「…………ん?」


龍驤「どうした?」


葛城「あの……みなさんが何の話をしているのかさっぱりわかりません……」


大鳳「なんてこと………」


瑞鳳「グループ内でもジェネレーションギャップが生まれるなんて………」


龍驤「仕方ないな。そろそろ戻すか。それで、どこまで進めたんかな?」


葛城「えっと………私たちじゃなくて、もっと長門さんとか武蔵さんとかのが良いって話を……」


大鳳「それで、連中じゃなくて私たちみたいなのがやるから映えるものがあるって話ですね」


龍驤「そうやそうや。例えばあのゴツい身体やのうて、うちらみたいな女のやらこい身体だからこそできることってあるんとちゃうかな?」


大鳳「柔らかい…………?」スト-ン


瑞鳳「……………」スト-ン


葛城「……………」スト-ン


瑞鶴「……………」ズ-ン


龍驤「辛気臭い顔せんといてくれるか!? なに? うちなんかやらかした?」


全員「ひどいですよ龍驤さん…………」


龍驤「ええか? この際やから言っとくぞ? 自分ら対して魅力ないんやから、アピールせなあかん」


大鳳「だからって………」


瑞鳳「自虐で進行するのは………」


葛城「あんまりですよ…………」


龍驤「うーん。あれやな、自分らラガーマンになるにはメンタルを鍛えなあかんな」


龍驤「よし! うちは今からお前らを殴る!」


葛城「はあ!? なんで殴られなきゃいけないんですか!?」


龍驤「お前たちにはガッツが足りんのや。今からうちが殴るさかい、その痛みをバネにして頑張ってもらいたい」


葛城「ちょっと待ってくださいよ! なんで殴られなきゃいけないんですか!?」


龍驤「ええか、葛城。頼むで!」パチン


葛城「痛った!!」ヒリヒリ


瑞鳳「何すんですか葛城に! 良い加減にしてくださいよー!」


龍驤「瑞鳳、頼んやで!」パチン


瑞鳳「痛い!!」ヒリヒリ


大鳳「これ以上はやめて下さいよ怒りますよー!」


龍驤「大鳳、お前も殴るからな!」パチン


大鳳「いったぁ〜」ヒリヒリ


龍驤「瑞鶴、ほらいつまでもいじけんといてはよ立てや。いくで!!」パチン


瑞鶴「っ………」ジンジン





瑞鶴「オラァ!!」バシンッ!!





龍驤「ぶっ!!!」ドンガラガッシャ-ン


瑞鶴「痛いじゃないですか!」ヒリヒリ


葛城「流石です! 瑞鶴先輩!!」


瑞鳳「流石の16万馬力ね!」


大鳳「私も同じくらいの馬力だけど、最後はやっぱり瑞鶴さんでないと」


龍驤「あほか………本気で………殴んなや………」ズキズキ


瑞鶴「気合い入れて頂いてありがとうございます!」オッス!


龍驤「ええ加減にせえやお前ら………」ズキズキ


一同「ありがとうございましたー!!」




・・・・・・




青葉「はい! ありがとうございましたー!! さて、最後に思いっきり殴られました龍驤さん! いかがでしたか?」


龍驤「うちらのネタは殆どアドリブなんや。大まかな流れだけを決めておいて繋ぎとかは行き当たりバッタリなんやけど…………」


明石「道理でちょっと進行が悪いなと思いました」


龍驤「せやろ? けど最後のは想定外や。本気で殴りおって…………」イテテ


青葉「最後思いっきり吹っ飛びましたもんねぇ〜。それでは審査員の方々に開票して頂きます! お願いします!!」


明石「はい! 長門さん 19点、隼鷹さん 20点、グラーフさん18点、千代田さん 18点、鳳翔さん 15点!」


明石「合計点数は90点です!!」


青葉「90点! 司令官と扶桑さんに並びました!! 第1回から白熱して参りました! それでは審査員の方にお話を聞いてみましょう!」


青葉「それでは満点をつけられた隼鷹さん! いかがでしたか?」


隼鷹「いやいやとっても良かったよー。他のチームはコント形式だったろ? でもこいつら普通に漫談で笑わせているからな。そこが素晴らしいと思ったね」


青葉「なるほど。天龍さんたちはまあクイズとか入ってましたし、確かに言われてみればそうですねぇ。それではグラーフさん! いかがでしたか?」


グラーフ「うむ、正真正銘のKomödie。お笑いだったな。なかなか悪くはない」


青葉「はい、ありがとうございます。急に真面目になったな………」


明石「どうします? かなり予想外の展開ですけど」


青葉「はい! この展開ですと、以降のチームは91点とらないと引き分けという展開になってしまいます。ここまで白熱するとは思っていなかったので、関係者一同困惑気味でございます」


明石「うーん………まあそれはおいおい決めていきましょう! えーっと、はい、次のチームが最後となります!」


明石「ラストはこの方々。かたや遠征。かたや主力。水雷戦隊の肝と呼ばれる川内型。その三姉妹がお届けします!」


青葉「どうぞ!!」





・・・・・・・




BGM :


https://m.youtube.com/watch?v=OuPHFYv-fRU


の00:20から01:48くらい





那珂「みんなー! 那珂ちゃんショータイム!! はっじまるよー!!」フリフリ


那珂「まずは川内型1番艦! 川内ちゃんアクロバティックに登場ー!!」


川内「はいよー! 側転からのバク転バク宙! ほいさー!!」ダンッ ダンダンッ ダンッ


那珂「かっくいいー! 続いて2番艦神通ちゃん! またまたアクロバティックな登場行っちゃってー!」


神通「行きます! 3回連続ロンダートから空中3回ひねりです!」ダンダンダン ダンッ ダンッ


那珂「さっすがー! それじゃあ3人でノリノリで踊っちゃうよー☆」


那珂「そろそろキメるよー! はい! そのままクルッとターンで決めポーズ! 」ビシッ


イイゾ-


ナカチャンサイコ-!


那珂「ありがとー! というわけで、ここからは那珂ちゃん! 頑張ります!」


川内「はぁ………結構疲れた」


神通「でも姉さん。皆さん喜ばれていますから。大成功です」


那珂「うんうん。それじゃあ始めて行こうか!!」


川内「はい! それじゃあよろしくー!」


那珂「早速だけど那珂ちゃん! アイドル辞めます!!」


神通「な、何で急にそんな事を………? そんな簡単に夢を諦めてしまうの?」


那珂「うーん。那珂ちゃんね、アイドルもやってみたかったけどプロデューサーもやって見たかったの。アイドルからプロデューサーってなかなかかっこいいじゃん?」


川内「んー、まあ分からなくもないけど………」


那珂「でしょでしょ? だからアイドルを妥協してプロデューサーから始めてみようかなーって思ったの」


神通「ということは、アイドルに相応しい方がここにいるってこと?」


那珂「ううん。まだそれも決まってない。だからみんなにも手伝ってもらおうかなーって」


川内「つまり、那珂がプロデュースするに相応しい人物をここで探そうってことか!」


那珂「そうそう。みんなからも意見とか貰えたらなーって。誰かいい人いるかなぁ?」


川内「うーん………」


神通「急に言われても………」


那珂「難しいかな?」


川内「うーん………そうだ! 出場者から決めるってのはどう?」


那珂「出場者って……この大会の?」


川内「そうそう。そうじゃなくても審査員の5人から決めるとか?」


那珂「あー! 審査員の中から決めるのはいいかも!」


川内「それじゃあ………まずは長門さん?」


那珂「長門さんねー。那珂ちゃんからみると…………。ギャップを活かしたアイドルとかいいかもー!」


神通「確かに………。普段強い方がほんの少し見せる弱さには惹かれるものがあります」


那珂「でもねー。なんでかなー、長門さんがそれやると気持ち悪い気がするんだよねー」


川内「あー、分かるかもしれない」


那珂「でしょー? あんな図体デカイゴリラみたいな人がギャップ狙ってもお門違いって気がするんだよねー」


神通「な、那珂ちゃん………言い過ぎ………」


那珂「いいよいいよ。それじゃあ次ー!」


川内「うーん。隼鷹は? あんまりパッとしないけど」


那珂「隼鷹さんねー。どっちかっていうとアイドルというよりは芸人枠かなー? アイドルやってる姿が浮かばない」


川内「なるほどねー」


那珂「うん。でもお笑い世界に入っても一発屋で終わりそうだよねー」


神通「………これでも後先考えて話していますから。どうか怒らずに……」


川内「それじゃあ千代田は?」


那珂「千代ちゃんねぇ………」


神通「………ち、千代ちゃん呼びなの?」


那珂「うん、だって仲良いもん。千代ちゃんはねー、結構いいかもしれない。プロポーションいいし、優しいし」


川内「まあそうだね。プロポーションが良いのは同意するよ」


那珂「でもねぇ………きっと自爆しそう」


神通「随分物騒じゃないそれ………」


那珂「あの……千代ちゃんってお姉ちゃん子じゃん? 千歳さん基準で物事考えてきっと何処かで躓いちゃうと思うんだよね。躓くきっかけを自分で作っちゃって」


川内「あんまりパッとしないけど……?」


那珂「なんて言ったら良いかなー、付き合っていた彼氏さんがマザコンだって知って幻滅するような感じ?」


神通「ずいぶんと具体的……。でも言いたいことはわかります」


那珂「でしょー? そうなる位なら那珂ちゃんは無理やり引き込みたいとは思わないなー」


川内「うん、那珂の優しさだけは伝わったと思うよ。それじゃあ、最近鎮守府に入ってきたドイツのグラーフさんは?」


那珂「グラーフさんはね………どっちかというと女優さん向けじゃないかな? アイドルが映画の主役に抜擢されることってあるじゃん?」


神通「ヒロインになったり、アニメ映画の声を当てることになったりとかってこと?」


那珂「そうそう。アイドルデビューしたのに何やってんのこの人? って状態。終いにはいやらしいビデオを無理やり撮らされたりして絶対ロクな目に遭わないよ」


川内「グラーフさん気が強そうだもんね。きっと無理やりやられている姿が良いとかなるんだよね」


神通「あの………姉さん。那珂ちゃんも、ここ一応は公共の場ですから、そういう下の話は違うところでしましょう? 」


那珂「え? あぁーそうだったー☆ キャハ☆」


川内「今更取り繕って無駄だと思うけどね。それじゃあ鳳翔さんは?」


那珂「鳳翔さんはねー、那珂ちゃんのやりたいアイドルじゃないんだよねー」


川内「どういうこと?」


那珂「那珂ちゃんはー、もっとこうキャピキャピしたのがいいのー。でも鳳翔さんはなんかねー………」


神通「古くさいってこと?」


那珂「そうそう! それが言いたかったのー! どうも一昔前のアイドルって感じでさー、カセット時代の安い音でカッスカスの音楽でー」


川内「確かに昔の歌謡曲ってやつなら似合うけど、今の曲とかやったら絶対キツイよねー」


那珂「そうそう。行き遅れって感じー?」


神通「………那珂ちゃん、アイドルよりコメンテーターの方が向いてるんじゃない?」


那珂「やだよー、あんな能書き垂れるだけのなんの取り柄もない蛆虫と提督以下の連中と一緒にされたくないもん!」


川内「おっ、ついに提督にも暴言を吐き出したよ! って、那珂あんた提督を蛆虫と同等に見てたの!?」


神通「それじゃあ………今回のネタを作ったのも那珂ちゃんでしょう? 脚本家とかは?」


那珂「あーだめだめ。あんなクッソつまんなくて安い三文芝居を作るとこなんか青葉の新聞とか明石の作品みたいだもん。でも三文芝居のがお金になるもんねー」


川内「那珂ー、そろそろケンカを売る相手も考えなよー? 神通も煽らないで」


那珂「だいたいね! 那珂ちゃんは歌って踊れるアイドルがいいって言ってるのになんでこんな下らないことしなきゃなんないの!?」


川内「那珂! それ以上はダメだって!」


那珂「だいたい提督も! 髪の毛も脳細胞も枯れ果てたようなハゲ散らかしたオッサンが提督になるなんて聞いたことないもん!」


神通「那珂ちゃん! それ以上はダメです!!」



禿げてねぇし、まだ30代だわ!



川内「ほら! 提督も激おこだよ! ダメだってこれ以上は!」


那珂「うん、やっぱり那珂ちゃん気付いちゃった! アイドルに相応しいのは那珂ちゃんだけなんだなって」


川内「結局かい! 時間返して!」


神通「ありがとうございました」




・・・・・・




青葉「…………はい、アイドルかぶれのツインたんこぶ女が戻ってきました。如何でしたか?」


明石「青葉さん、口が悪すぎますよ」


那珂「言っておくけどー、那珂ちゃんはそんな事を微塵も思ってないからねー☆」


川内「いちおう漫才大会だからさ、無礼講ってことで多少のことは目を瞑ってもらわないと」


明石「だからと言ってもやり過ぎだと私は思いますけどね?」


神通「やっぱり……最初に謝っておくべきだったかもしれませんね………」


明石「さあ……それで許してくれたらいいですけどね。さてと……青葉さーん、採点に移りますよー」


青葉「」クイクイ


明石「はい、ちょっと機嫌が優れないようなので私が進行します。それでは審査員の皆さん、開票をお願いします!」


明石「長門さん 2点、隼鷹さん 『ー』 !? は、ハイフン? 千代田さん4点、グラーフさんもハイフン!? 鳳翔さんは11点。なんだこの点数は?」


明石「合計点数は………」


ディスプレイ『2-4-11 (解体)』


明石「か、解体!? 誰ですかこのディスプレイ弄ったのは!!」


那珂「か、解体!? もしかしてやりすぎた?」


神通「だからあれだけ止めておこうって言ったのに………」


明石「えー、それでは最低点数をつけた長門さん。いかがでした?」


長門「」クイッ クイッ


明石「あぁ、なるほど。早く工廠に連れて行けと。いやー、ラストでこれか……荒れたなぁ、この大会」


明石「それでは、どうしてハイフンが入力可能になってるのかお聞かせ願えますか隼鷹さん」


隼鷹「数字入力しないで決定したらそうなるって夕張が教えてくれたんだよ。那珂ー、ケンカを売る相手を間違えたな。うちらはともかく鳳翔は敵に回したらダメだよー」


明石「ということは審査員一同が那珂さん達の解体を望んだということですか。恐ろしいですねぇ……その見事なコンビネーション」


川内「えっ? うちらも解体なの!?」


明石「それではあの……お団子と仲がいいと言われている千代田さんは?」


千代田「いえ、あんな人知らないです。千代ちゃんなんて呼ばれたこともないです」


那珂「えぇー! ちょっと! 一緒にご飯食べに行ったりしたじゃん!!」


明石「はい、それではネタも大して面白くなかったショボくて鎮守府の足しにもならないカッスい資材の皆さん、ありがとうございました」



全員 (あっ……あの明石は本気で怒ってるわ………)



SP 1 (赤城)「それでは行きましょうか?」ガシッ


那珂「えっ!? ちょっと! 離してー!!」ジタバタ


SP 2 (加賀)「神妙にお縄につきなさい。見苦しいわよ」グイッ


川内「うぇ!? ちょっと離してってばー!!」ジタバタ


SP 3 (蒼龍)「鳳翔さんにケンカ売った子が辿る道はたった一つだよー」グイッ


SP 4 (飛龍)「悪い子はしまっちゃおうねー」ズルズル


神通「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ブツブツ


明石「はい、あの資材どもが居なくなったところで最終結果を出したいと思います」


青葉「……少しスカッとしたので青葉の方から説明させていただきます。えーっと、ただいまの資材どもが最後のチームとなっています」


明石「まさに ”最期” ですね」


青葉「はい。この段階で勝者を決めるつもりでしたが、司令官と扶桑さんのコンビ。龍驤さん率いるチームが同点という状態です」


青葉「引き分けとして賞品を2つのチームで山分けというてもありますが……」


明石「それでしたら、最終決戦の場を設けるのは如何ですか?」


青葉「最終決戦………。実は今大会、出場者は2つに別れておりまして、1つは商品が欲しい、もう1つは純粋に漫才をやりたいという2つに別れていました」


青葉「そして、始めに勝敗を決めるものをやってから残りはお楽しみの時間ということにしていたのですが………」


明石「だったら、お楽しみの第2部をいまここに持ってきたら? 最終決戦を最後の最後に持ってくれば、新しいネタを作る時間もあるでしょ?」


青葉「なるほど! それはいいですね!! では審査員長の鳳翔さん、それで宜しいでしょうか?」


鳳翔「えぇ、構わないと思いますよ?」


明石「はい! それではここからは純粋にお笑いを楽しんで頂く時間とさせていただきます」


明石「提督、龍驤さんたちにはその間に最終決戦のネタを作成していただき、最後に決戦ネタとして披露して頂きます!!」


青葉「はい! それでは第2部の方を開始させていただきます!!」


明石「第2部は純粋に漫才を見ていただき、審査員の方には『面白い』 『面白くない』で判断していただきます」


明石「また、審査員全員から面白いと判断されたチームは更にネタを披露することができます!」


青葉「2回目以降は任意参加となります。チームでよく相談して、決めて下さい。それでは、第2部の1組目!」


明石「はい! えーっと……鎮守府の名コンビ! 両舷40門、2人合わせて80門の酸素魚雷から逃げられる者はなし! 雷巡の北上さんと大井さんのコンビに、提督が参加した3人によるお笑いをお送りいたします!」


青葉・明石「どうぞ!!」



・・・・・・



北上「やっほー、こっからあたし、北上様と大井っち。それから提督と何やかんややってくつもりだからよろしくー」


大井「はい! 北上さん、私も頑張りますね♪」


提督「何で2部でも1番手になるかなぁ……まだ打ち合わせ終わってないんだけどねぇ……」


北上「まあまあ、細かいことは気にしなさんな。扶桑は笑顔で送り出してくれたんだからさ、それに応えてやるってのが男だよ」


提督「北上………」


北上「まあそんなやっすい恋愛モノはどうでも良いんだけど」


提督「おいおい他人の夫婦仲をどうでもいいとか斬り捨てるなよ」


大井「さっきからやけに明るいですけど、何か良いことあったんですか?」


提督「僕がかい? 特にそんなことはないけどな………」


北上「そういえば舞台裏で随分と楽しそうだったじゃん? あれ何やってたの?」


提督「あぁー、あれか………。いやね? さっきあのー、裏で? 西村艦隊の面々が応援に来ていてさ、よかったねーとか頑張ってねーって話をしていたのよ」


提督「それを遠くから見ていてさ、仲の良きことかななんて思ったりしてね。それだけさ」


大井「………それって、提督の前で話せない内容だったんじゃないですか?」


提督「どういうこと?」


北上「簡単な話だよ。つまり西村艦隊の面々は提督を避けてるってことさ」


提督「……………ん? どういうことなのかさっぱりわかんない」


大井「じゃあ逆に聞きますけど、本当に全員から慕われていると思ってます?」


提督「そんなことはないと思うよ? 人同士の相性だってあるんだし、気に入らない人の1人や2人は居るはずだよ?」


大井「そういうことですよ? 西村艦隊の全員が、たまたまその1人か2人のうちの1人が提督だったっていうだけです」


提督「ちょっと待って! それは余りにも言い過ぎじゃないか!」


大井「それなら聞いてみたらいいんじゃないですか?」


提督「も、最上? そんなことはないよな?」


最上「」目そらし


提督「時雨! 嫌ってはいないよな?」


時雨「そ、そうだね………」目そらし


提督「満潮は………言わずもがなだけど……」


満潮「……………」


提督「朝雲と山雲、言っておくけど、僕は艦隊を総動員させて君たちを迎え入れたよ? 」


朝雲「そ、そうね。嫌いではないわよ?」アタフタ


山雲「慕ってもいないけどね〜」


提督「や、山城は………」


山城「……………」目そらし


提督「ショックだ………人生の中で9番目くらいに落ち込んでるよ………」


北上「急に話題変えるんだけどさ、提督って好きなものとかある?」


提督「随分と話が変わったな………。そりゃあやっぱり愛する妻ですよ。この鎮守府が始まって以来、苦楽と栄辱を共にして来た大切な仲間でもあって一生をかけて大事にしようと思った人だからね?」


大井「そういうところだと思いますよ? 西村艦隊の方々から避けられるのは」


提督「えっ!?」


北上「あー、あはは………。大井っちは? 何か好きなものとかあるの?」


大井「私ですか? うーん………その好きっていうのはラブの方ですか?」


北上「提督がそっちいっちゃったからねぇ。そうなるねぇ」


提督「因みに北上は?」


北上「あたし? あたしはねー、大井っちも大切なんだけど、やっぱり阿武隈かな」


提督「阿武隈? あの軽巡の阿武隈?」


北上「他にどんな阿武隈があるってのさ。まあ昔は色々あったけどさ、今じゃあ仲のいい親友ですよー」


提督「へぇー。大井は?」


大井「私はですね……ずっと我慢していたんですけど、やっぱりこの気持ちは抑えられないみたいで………」


提督「そんなに好きなものがあるのか!? あっ、酸素魚雷とかか?」


大井「あ、あなたですよ………」


提督「………ん?」


大井「………///」


提督「マジで?」


北上「マジだよ。大井っちは提督のことかなり好きだったみたいよー? 扶桑とケッコンしたって聞いた時は3日3晩は涙を流して1ヶ月は灰になってたね」


提督「そうなのか!? いやいや全然知らなかった………」


北上「まあ、大井っちはいい子だからさ、2人の邪魔しないようにってずっと堪えていたんだって」


提督「そ、そうなのか………。いや! 話を変えよう!! このままだと進まなくなる」


北上「じゃあ、何か得意なことはないの? 」


提督「得意なこと? 僕はねぇ、お喋りかな? 昔は大の苦手だったんだけどね、提督を始めてからはみんなと会話するのが楽しくてねぇ………」


北上「ふーん。因みにあたしはね、好きなものにはとことん没頭出来ることかな?」


大井「私もです。好きなものは何でも知りたくなる。飽くなき探究心です!」


提督「復活が早いな大井は。好きなものには没頭できる………。なんかアレだな………」


北上「なにさー、変なこと考えた? そんなやましいことは一切ありませんよー。あたしと阿武隈はいたって普通の仲のいい友人だよ?」


大井「そうですよ。幾ら何でも限度は弁えているつもりですよ!」


提督「いや別にやましいことは考えていないさ。ただねぇ、君たちの普段の行動を省みるに余りに奇抜なことをやっていないか不安になったんだよ」


大井「あなたは私たちを何だと思ってるんですか!? 」


提督「うーん。クレイジーで突拍子もなく魚雷を撃って来たりする好戦的になサイコ姉妹で結成されたレズコンビ?」


大井「私だけならともかく北上さんまでをも侮辱するなんて………!」


提督「いやそこは自分もそんなことはないって反論するところだよ? 」


大井「最低………! あなたを愛する余りに沈んでもいいという思いでいたというのに! もういいです! 北上さん、私たちだけでやりましょう!」


北上「え? それってアリなの? いやダメだよ大井っち〜」


大井「だったら提督、何もしなくていいんで黙っていてもらっていいですか?」


提督「急に辛辣になったね。まあ僕の方が9割9分悪いんだけども」


大井「ところで北上さん、阿武隈さんとはどうですか?」


北上「んー、とってもいいよ。昨日は阿武隈が寝坊したみたいでさー、大急ぎで必死に髪の毛整えてるところとか可愛かったなぁー」


提督「…………ん? ちょっと待て! あいつ昨日『あんな姿、北上さんに見られなくてよかったー』って言ってたぞ?」


北上「それが?」


提督「それってお前が阿武隈と一緒じゃなかったってことだよな? ということは………」


北上「うん? 提督は知らないかもしれないけどあたしは知ってるよ。阿武隈の全てをね」


提督「お前………まさかストーキングとかしてるんじゃないだろうな!?」


北上「えっ? 普通でしょ?」


提督「犯罪! 犯罪行為だよ言っておくけど。軍法会議ものだからね?」


北上「そんな四六時中後ろに居るくらいで騒がないでよー。阿武隈が気づかないのが悪いんじゃん」


提督「気づかないから犯罪行為なんだよ!? 気づいたとしても大問題に発展しかねないけど」


北上「そんなこと言ったら提督のがもっと凄いじゃん」


提督「何を言ってんの!? ストーキングなんてしたことないわ!」


北上「違う違う。加害者じゃなくて被害者としての話」


提督「…………はぁ?」


北上「大井っちの方は? 何かいい収穫あった?」


大井「はい♪ 今日の朝、寝起きでぼーっとしてる提督の姿が愛くるしかったです♪」


提督「え………」


北上「なに真っ青になってんの? ここじゃあ日常茶飯事だよ?」


提督「あの………32年間生きてきて1番恐ろしい瞬間だったよ? 内定取り消しとかリーマンショックとか色々味わってきたけども、それより恐ろしいよ今は?」


北上「えっ? もしかして知らない感じ? まあ知ってるわけないよねぇ。大井っちー、一昨日の提督は?」


大井「その日はですねぇ………。あぁ、扶桑さんにケッコンを申し込もうかどうか悩んで悶々としていましたねぇ。嫉妬に駆られて危うく扶桑さんを刺し殺すところでした♪」メモ


提督「…………」


大井「北上さんはどうでした?」


北上「うーんとねぇ……。阿武隈の髪形が解けちゃって、慌ててセットし直そうとしたのさ」


北上「そしたらあたしが買ってあげたオレンジジュースを零しちゃって泣きじゃくってたねー。せっかく買ってもらったのにーって泣きながら謝ってきたよー。可愛かったなぁー」


提督「あ、あの……お二人さん少しいい? 想い出話に花を咲かせるのもいいよ? けど内容がもう笑えないから」


北上「ああ、オレンジジュースじゃなくてスピリタスにすれば良かった? それはゴメン。年齢引っかかって買えなかったんだよねー」


提督「いやそうじゃない。確かにスピリタスを相手にのたうちまわる阿武隈もそれはそれで面白いが、僕が言ってるのは殺人未遂とストーカー行為について」


大井「提督も大概酷くないですか?」


北上「未遂で済んだんだからいいじゃん。そんな過去のことを掘り返すなんて器の小ささが知れてるよ?」


提督「あの………器がどうとかって話じゃなくて、君たちを想ってのことだよ? 君たち今後の作戦でかなり気まずい環境で戦っていくことになるかも知れないんだよ?」


大井「提督………そんな………私たちの心配をして頂けるなんて………」ウルウル


提督「そ、それはまあ……大切な仲間でもありますし………」


大井「余計なお世話です」キッパリ



提督「うっ………心に1番効いた………」グサッ


北上「まあまあそんなに落ち込まないでさ。分かったよもぉ……ストーキングは止めるよ」


提督「そ、そうか。それじゃあ大井もいいな? 今までのことは水に流してやるから、もうストーキングは止めよう。な?」


大井「…………はーい」


提督「露骨に嫌そうな顔しないで? おたくら知らないかも知れないけど軍の中なら死罪もありえる話だからね?」


北上「そんな秘密の1つや2つがバレたくらいで慌てるこたないじゃん?」


提督「いやいや、大井が持っているメモをちらっと見たけどびっしり書いてあった。誰がどう見ても1つ2つどころじゃないよ?」


大井「つまり1つ2つならストーキングをしても良いと?」


提督「そういうことじゃなくてだね、根本的に。倫理的に考えて止めろって言ってんのこっちは!」


北上「価値観なんて人それぞれさ。提督からしたらアウトかもしんないけど、うちらからすれば余裕のよっちゃんでセーフだから」


提督「何その某ガキ大将精神。自分が世界の中心であり、自分が法であるみたいな妙なポジティブ加減は?」


大井「分かりましたよ。止めますよ。提督を困らせるつもりはありませんし、困らせたくてやってるわけじゃありませんから、迷惑だというなら止めます」


提督「いや別に困ってないよ? 僕としてはストーキング行為はウェルカムだけどね?」


北上・大井「はぁ!?」


提督「それくらいの愛を向けてくれるのは嬉しいけど、但し、君たちの今後を思って止めておきなさいよって言ってるのよ。周りに変な目で見られたら嫌でしょ?」


北上「…………」


大井「…………」



北上・大井「何この人気持ちわる〜い!!」


北上「大井っち、こんなのと一緒にいたら変になっちゃうよ?」


大井「そうですね。こんな人だと知って幻滅しました。もう目の前にいて欲しくありません」


提督「うっ………い、いいんだこれで。幻滅してくれればストーカー行為は止めてくれるはずだから………」


大井「ですのでこれからは小型カメラを搭載したドローンを提督の背後に飛ばすことにします」


提督「結局盗撮行為に走っちゃったよいい加減にしろ」


北上「ありがとうございましたー」





・・・・・・





青葉「はい! ありがとうございましたー!! さて司令官! 2度目ですがご感想を!」


提督「いや楽しかったよ? でも大変だよねぇ、どっちもトップバッターで緊張どころの話じゃないってもんよ」


青葉「はい、最終決戦のネタを楽しみにしております」


提督「ところでさ、1つだけ言っておきたかったんだけどね? 西村艦隊のみんなに問いかけた場面あったでしょ?」


明石「あの知りたくなかった真実を伝えられた場面ですね」


提督「んーまあね、あれは一応ネタとしてこうしておいてってのは頼んだんだけど…………山雲だけ素で答えてたよね? あれがちょっと引っかかってさ………」


青葉「やっぱり嫌われてるんじゃないですか? まあ青葉の知ったことじゃありませんけど。大井さんは?」


大井「みなさん言っておきますけど、あれはネタだってわかってます?」


青葉「でしょうね。本当だったら大問題ですよ?」


大井「まあ、一部は本気なんだけど」


青葉「ああそうなんですか。因みにどの辺くらいですか?」


大井「1ヶ月灰になっていたのと、扶桑さんを後ろから刺し殺そうと思ったところですね♪」


明石「それって裏を返せば全て本当の話って事ですよね?」


青葉「 さらっとえげつないこというなこの人は。北上さんは?」


北上「んー、もう帰っていい?」


青葉「ダメですよ! 何ですか脈絡もなく! ネタやった感想はいかがでしたか?」


北上「うん、楽しかったー」


青葉「はい、簡潔な感想ありがとうございます」


大井「提督も北上さんも疲れてんのよ。それくらい察しなさいよ無能のマスゴミが」


明石「出ました、大井さんのどくづき。効果はバツグンです」


提督「大井、口が悪いぞ?」


大井「はーい♡ すいませんでしたー♪」 (猫撫で声)


明石「分かりやすいなぁーこの人。はい、後ろで扶桑さんが恨めしそうにこちらを睨んでいるので次に進めたいと思います。審査員の方々、お願いします!!」


明石「はい! えーっと………全員面白い判定です!! 第2部早々で盛り上がってますねー」


青葉「………それでは審査員の方々に感想を聞いてみたいと思います。では……グラーフさん。いかがでした?」


グラーフ「うむ、北上と大井の執念を感じたな。Admiral、ジュウコンをしてやったらどうだ?」


提督「ごめん、ジュウコンはあまりしたくないんだ。身勝手な理由なんだけどね、僕は彼女だけを愛していたいんだ」


青葉「ヒュー! かっこいいじゃないですかー!」


大井「別にいいんですよ? 私は2番目でも………ねえ提督、私は提督のことを本気で愛していますからしましょうジュウコン。例え2番目の愛でもいいから側においてくれるだけでいいんですよ」


北上「あー、こりゃ本気の目だねぇ」


青葉「おーっとぉー! 修羅場ですかぁー!!」ワクワク


大井「提督、私は提督のどんなものでも受け入れますよ? 提督の ピ- と私の ピ- と ピ- して ピ- して ピ-して ピ- なことになっても一生愛し続けますから2人で一緒に ピ- しましょうよ絶対忘れられないくらい ピ- な ピ- な ピ- にしますから」


青葉「うわぁ…………」


明石「放送禁止用語満載で処理が追いつきませんよ………」


北上「それじゃあそろそろ大井っち連れて裏にはけるから! 提督も行った行った!」


提督「済まん。後は任せた!」


青葉「あー! 2回目はどうしますかー!」


北上「やらなーい!」


青葉「分かりましたー! はい、というわけで3人に盛大な拍手をお願いします!!」


明石「はい! それでは次のコンビです! 」


青葉「イマドキ女子の2人と言ったらこのコンビ! 艦載機の扱いならバッチコイ! 怒涛の変化球をとくと見よ!!」


明石「偉い人はこう言った。いつやるの? 今しかない! だったらうちらがお笑いやるのは今でしょ!! 二航戦のお二人によるお笑いをお届けします!!!」


青葉・明石「どうぞ!!!!!」





・・・・・・




蒼龍・飛龍「どうもー!!」



蒼龍「一に赤加賀、二に双竜、三四がなくて、五に鶴さん! どうもー! 二航戦の蒼龍と飛龍でーす!!」


飛龍「何いまの!? 何を表現したかったの!?」


蒼龍「ん? 何をってそりゃあうちらの紹介だよ。覚えやすいでしょ? 何? ダメなの?」


飛龍「いや、それはそれで覚えやすいかもしれないけど、紹介するのはうちらだけでいいから。一航戦も五航戦も説明はいらないから!」


蒼龍「あぁ、そうりゅうこと。把握した」


飛龍「………さらっと持ちネタ回収していくね。なに? そのハングリー精神」


蒼龍「嫌いなの? 飛龍そういうの嫌いな感じ?」


飛龍「嫌いだったらこうやって今まで組んできてないでしょうが」


蒼龍・飛龍「えへへへ!」


蒼龍「はい! そういうわけで二航戦の蒼龍です!」


飛龍「飛龍です!」


蒼龍・飛龍「2頭の龍で二航戦です! お願いしまーす!!」


飛龍「早速だけど私、みんなの前で伝えておきたいことがあります!!」


蒼龍「ん? どうしたの?」


飛龍「本日この時をもちまして、二航戦の飛龍は!」



飛龍「母になります!!」



蒼龍「…………はい? なんかの聞き間違いかな? 母になる? どういうこと?」


飛龍「そのまんまの意味よ。私は今から母になるの」


蒼龍「…………ちょっと待って? あの……私の頭がおかしいのかな? それとも私の耳がおかしいのかな?」


飛龍「私がおかしいって選択肢はないんだ。相変わらず蒼龍は優しいね〜」


蒼龍「それとも飛龍がおかしいの?」


飛龍「ごめん、やっぱりさっきの発言撤回させて。まあそれはどうでもいいや。多分蒼龍は勘違いをしていると思うよ?」


蒼龍「え? 母ってあの母でしょ? なに? 誰かとお付き合いしてるの? 不純異性交友か何か?」


飛龍「あー、完璧に蒼龍の勘違いだね。子供を産むんじゃなくて、よくあるじゃん。○○の母って言葉が」


蒼龍「あ? あ、あぁー! そういうこと!? 何だそっちのほうかー!」


飛龍「随分気が動転してんじゃん! いま普通にそういうことって言ったでしょ!?」


蒼龍「えっ!? あ、あぁー、そう? いや急にそんな話するからビックリしたよー。二航戦の解散の危機かと思ったもん!!」


飛龍「ごめんごめん。ほら『銀座の母』とか『原宿の母』って呼ばれたりする人たちがいるじゃん? そういうのやってみたいなーって」


蒼龍「ってことは占い師をやりたいってこと?」


飛龍「いや別に占いってわけでもないけど、とにかく母って呼ばれたいなーって」


蒼龍「なるほどねー。でも、私たち空母には既に鳳翔さんがいるし………空母って言葉は使えないねー。何の母になるの?」


飛龍「そりゃもちろんあれですよアレ!」


蒼龍「あれって?」


飛龍「ミッドウェーの母!」


蒼龍「不吉ー! すっごい不吉!! 誰も行きたがらないよそんな人がやってるとこ!!」


飛龍「なんで? ミッドウェーの母って良いじゃん! すっごい語呂がいいよ?」


蒼龍「語呂の問題じゃなくてさ、ミッドウェーって言葉はあんたからしたらいいかもしれないよ!? 生きていた中で1番の見せ場だったかもしれないし、華のある幕引きだったかもしれないよ?」


蒼龍「でもミッドウェーはないわ。一航戦と私が黙ってないよ? せめて他のにしよう?」


飛龍「うーん。それじゃあ………シブヤン海の母!」


蒼龍「それもダメ」


飛龍「なんでー!? シブヤン海ダメ?」


蒼龍「そこにはほら……武蔵さんが既に名乗ってるから。他人のテリトリーを侵してまで母を名乗るのはダメです」


飛龍「うーん。もう案が浮かばないなぁ………後はそうだなぁ………鎮守府の母?」


蒼龍「鎮守府の母かぁ………。それやるとさぁ、飛龍が鳳翔さんより上みたいなっちゃうよ?」


飛龍「あー、それはダメだね。私にもわかるわ」


蒼龍「でしょ? それに、我らがゴッドファーザーである提督はもう鎮守府の父と言っても過言じゃないでしょ? そんで扶桑とケッコンしたんだからさぁ………」


飛龍「あー、つまり扶桑=鎮守府の母となり得るってことね?」


蒼龍「そうりゅうこと。提督からしたら マイ・ゴッドマザー かもしれないけど、うちらからしたら オーマイガー・マザー (Oh, my god ! mother) とか言っちゃったりしてね!」ヘラヘラ


飛龍「…………ねぇ、蒼龍?」(優しい声)


蒼龍「………うん、ごめん。わかってる」


飛龍「うん、分かってるならいいんだ。私もわかるよ気持ちは。でもね、とっても寒いんだよね。滑ってるから止めよ?」 (優しい声)


蒼龍「うん………ごめん………」


飛龍「そっか………鎮守府の母もダメか………それじゃあ……」


蒼龍「まだ諦めないんだ」


飛龍「二航戦の心構えは、悖らず、耻ず、憾まず!」


蒼龍「それは水雷戦隊の!! 既に1つ目に反してるし」


飛龍「大丈夫だよ。今頃………ほら………」


蒼龍「まあそうだね。自業自得だしね。仕方ないね」


飛龍「そうだね。それじゃあこれしかない」


蒼龍「なに?」


飛龍「航空母艦の母の母ってどう?」


蒼龍「なにを言ってるの!? 意味がわかんないんだけど」


飛龍「航空母艦の母は鳳翔さんのポジでしょ? だから航空母艦の母の母なら問題ないじゃん?」


蒼龍「大アリ。だいぶ意味合い変わってくるよ? それだと鳳翔さんのお母さんって意味になっちゃうから。間違いなく一航戦の2人が黙ってない」


飛龍「そっかー、それじゃあもう諦めるしかないなぁ……」


蒼龍「不思議に思ったんだけどさ、何で二航戦の母っていう意見は出さなかったの?」


飛龍「えぇ………だってさぁ………蒼龍のお母さんになるのって恥ずかしいんだもん……///」


蒼龍「顔を赤らめるなって! 何でその考えが航空母艦の母の母って言った時点で出てこなかったの!?」


飛龍「じゃあもう諦めるわ。きっと私には荷が重すぎたんだよね」


蒼龍「そんなことないよ!どうして簡単に夢を諦めちゃうの?」


飛龍「やっぱ私には荷が重かったんだよね。身の丈にあった服を着るべきだったんだよ」


蒼龍「なんで急に卑屈になったのよ!」


飛龍「だから子供産むわ。そっちのが楽そうだし」


蒼龍「結局そっちの母かい! いい加減にして!」


飛龍「ありがとうございましたー」




・・・・・・




青葉「はい、ありがとうございましたー! 飛龍さん、いかがでした?」


飛龍「安心して、ちゃんと真剣なお付き合いをしてから孕むから」


青葉「ド直球に言いますね。もう少しオブラートに包んで欲しかったです。蒼龍さんは?」


蒼龍「はい! 飛龍の子供の世話は私が頑張ります!」


明石「何かおかしくありません? ネタの感想聞いてるのに」


蒼龍「あぁ、そっち? 今後の抱負かと思ってたわ。楽しかったよ? 安定のコンビだったんじゃないかな?」


青葉「はいそうですね。ちょっと司会者と出場者は物の考え方が違うんでしょうかね? かみ合わない………」


明石「まあ今に始まったことでもないですし、気にしないで進めましょうよ」


青葉「それではみなさん! いかがでしたか!」


明石「はい! 同じく満場一致で面白い判定を頂きました!! それでは長門さん! いかがでした?」


長門「うむ。観ている分には楽しませてもらっているんだが、そろそろ目の保養をしたい」


青葉「なるほど、駆逐艦をそろそろ出せということですね。さらっと駆逐以外を汚物扱いにしていません? それでは、鳳翔さんはいかがでしたか?」


鳳翔「先ほどから私を元に話を進めていく方々が多いのですが………」


青葉「そうですね。お嫌ですか?」


鳳翔「いやというわけではありませんが………まあ嫌ですね」


明石「どっちなんです?」


鳳翔「嫌か嫌ではないかと聞かれたら、出来合いの料理を私が作ったもののように笑顔で食べている二航戦の方々くらい嫌ですね」


青葉「すいません、それって明らかに私怨混じりで話していません? まあ点数で競うものではなくなったので公平もなにもないですけど」


蒼龍「ほら! やっぱりあの時のこと怒ってたんじゃないですかー」


飛龍「ですから、あの時にちゃんと誤ったじゃないですか〜」


青葉「あのー、お願いですから喧嘩は後にして頂けません? それでは二航戦のお二人はどうされますか?」


蒼龍「あーそうか、もう1回出来るんだよね。どうする飛龍?」


飛龍「1回でもやれればいいって思ってたから2つもネタを作ってないんだよねぇ」


青葉「連続でなくても何組かの後にやっていただいても構いませんけど?」


蒼龍「んー、いいや。少し休みたいかなーって」


飛龍「そうだね。それじゃあ今回はいいや」


青葉「はいわかりました。それでは二航戦のお二人でした! ありがとうございましたー!!」


明石「はい! それでは続いてのチームに移りましょう!!」


明石「続いてはこちら! 大戦末期、フィリピンに進出。戦果は成功に終わりました」


明石「南方作戦は私たちに任せとけ!! 礼号作戦に参加した霞さんをリーダーに、清霜さん、朝霜さん、足柄さん、大淀さんによる礼号組の登場です!!」


青葉・明石「どうぞ!!!」




・・・・・・




清霜「どうもー! 清霜と朝霜でーす!」


朝霜「よっし! まずはあたい達の出番さ! 後の連中は後からくるから、もうちょっと待ってくれ!」



清霜「それじゃあまずは………って、あれ? 」


朝霜「ん? どした?」


清霜「んーっとね………後からの準備が思ったより早く出来たみたい。それじゃあこっちも準備しよう!!」


朝霜「何だよあたい達何もやってねーじゃんかー!! まあしょうがない! すこし舞台袖に捌けるけど気にしないでくれな!」




朝霜「」ドンドン


朝霜「」ドンドコドンドコドンドコドンドコーー



清霜「いくよー!!」 (ホイッスル)



清霜「」ピ-ッ ピッ !! ピッピ! ピッピ! ピッピ! ーー



足柄・大淀「えっさ! ほいっさ! えっさ! ほいっさ!」


霞「馬鹿馬鹿馬鹿!! 高い高い!! 降ろしなさいよ!!!」


足柄・大淀「霞ちゃんを讃えよ!!」


清霜・朝霜「霞ちゃんを讃えよ!!」


霞「話を聞けバカども!! あと上下に揺れるなぁ!! うっ……気持ちわるっ………!」


足柄・大淀「えっさ! ほいっさ! えっさ! ほいっさ!!」


霞「ちょっと! どこ行くのよ! 下手に捌けてどうすんのよ!! ちょっと! ちょっ……」




清霜「」ピッピ! ピッピ! ピ-ッ! ピッ!!





これ着て、はい!



はぁ!? バカじゃないの!?



いいから着てって!!




朝霜「」(拍子木)


清霜「」(横笛)


大淀「」(鼓)


朝霜「」カンッ! カンッ! カンカンカンカンッ! カンカンッ!


清霜「」ピィィィィ--


大淀「」ポンポンポンポンッ!!


足柄「霞様のぉ〜、おなぁ〜りぃ〜」


霞「」(お雛様衣装)


清霜「せーの!」




一同「霞ちゃんを讃えよ!!!!」



霞「いい加減にしなさいよあんた達。登場だけで何十秒を費やしてると思ってんのよ!!」


全員「…………えっ?」


霞「何こいつ頭おかしいのみたいな顔で見るんじゃないわよ! 登場だけで何十秒使うつもりなのよ!」


大淀「私はもう満足したので、あとはみなさんの好きなようにどうぞ」


霞「ちょっと! 話を聞きなさいって!!!」


足柄「いい? 霞ちゃんはこの中では1番の常識人なんだから、もっと気の利いたツッコミをしないとダメよ?」


霞「…………その、巡洋艦2人は元からおかしいのは知ってるけど、清霜と朝霜が巻き込まれてるのはどういうこと?」


朝霜「あたい達のコンビネーションならできないことはない! それを実証するための自分試しみたいなもんさ!」


清霜「自分を信じて強くなればいつか戦艦になれるって足柄さんが教えてくれたのー。だから清霜、頑張ってこの試練に立ち向かおうと思って!」


霞「目を覚ましなさい清霜! あんた騙されてんのよ!? いい加減に気づきなさいったら!」


大淀「さて、登場だけ豪華にやって終わりにショボくなるのも嫌なので。ね?」


足柄「そうね。ぼちぼちとネタを始めていかないと」


清霜「あれ? そんな話聞いてないよ?」


朝霜「あたいも聞いてないけど………」


霞「私も聞いてない………って!! 何あんた達は打ち合わせもなしで自分たちで勝手に進めてんのよ!」


大淀「私の立案した作戦です。あらかじめ伝えたらこのネタはやってくれないと思ったものですから」


足柄「だから今ここでアドリブで頑張ってもらおうかと思ってね」


霞「バカじゃないのあんたら!! 清霜! 朝霜! 一緒に裏に戻りましょ! こんなの付き合ってらんないわ!!」


朝霜「そうか………信頼している仲間ならアドリブでも通じるものがあるってことか! さっすが大淀だ!」


霞「はぁ!? ちょっと朝霜! いい加減このアホどもに騙されてるってことに気づきなさいったら!」


清霜「苦しい立場に立ってこその試練………清霜、やる気出てきた!!」


霞「ちょっと!! 清霜も気づいて!? おかしいのよこんなことは!?」


足柄「あれあれぇ? 霞ちゃんはどうするのかなぁ?」ニタニタ


大淀「もしかして裏に1人で捌けちゃうんですかぁ?」ニタニタ


霞「くっ………なんて卑劣な年増ども………」


足柄・大淀「誰が年増よ (ですか) !!」


霞「もうあんたらだけでやってなさいよ。私なんて必要ないでしょ?」


足柄「別に裏に捌けてもいいのよ?」


大淀「ですが、収拾がつかなくなった際はどうされますか?」


霞「うっ………」


朝霜「いいじゃんかー。霞も一緒にやろうぜー」ワクワク


霞「うぅ…………」


清霜「霞ちゃん! 一緒にやろうよ! みんなでワイワイやったら楽しいよ?」ピュアァァ


霞「うぅ………うあぁぁ!! もう!! 分かったわよ!! やれば良いんでしょ!!!!」


足柄「さすが清霜ちゃんねー」


大淀「可愛いは正義。はっきり分かるんですね」


霞「それで!? 何をすればいいのよ!!」


大淀「まずは服を着替えて貰ってから落ち着きましょうか? いつまでお雛様気分なんですか?」


霞「あんたが勝手に羽織わせたんでしょうが!! まあ上から羽織っただけだから直ぐに脱げるけどさ………はい。これでいいでしょ!」


大淀「それではまずは深呼吸をして落ち着きましょうか?」


足柄「ほら、ふっ、ふっ、ふー」


霞「ふっ、ふっ、ふー。ふっ、ふっ、ふー」


大淀「ほら、もっとゆっくりですよ」


霞「ふっ………ふっ………ふー。ふっ………うっ、うッ!! ゴホッ!! ゴホッゴホッ!!」


清霜「だ、大丈夫!? 霞ちゃん、何で息継ぎしなかったの!? 」


足柄「よっし! 大成功!」


大淀「こんな姿はなかなか見られませんから皆さんしっかりと目に焼き付けてくださいね? 貴重な光景ですよ? 」


霞「はぁ……はぁ……。何で深呼吸してるのに苦しいのかと思ったら、息継ぎ箇所をどこにやったのよ………」


足柄「顔真っ赤にしてよく言うわね。何で気づかなかったのよ?」


霞「そういえば………全然不思議に思わなかった…………」


大淀「いつも神経ピリピリ張りつめてる霞さんがまさか簡単に引っかかるとは思いも寄らなくて」


霞「覚えときなさいよ年増眼鏡………」


足柄「でもこんな簡単な手に引っかかるのも問題よ? やっぱり一から鍛え直さないとね」


大淀「まずは霞さんから。そのあとは皆さんにも厳しく指導していきますからね?」


清霜・朝霜「はーい! (うぃーす)」


大淀「1人だけ声が聞こえませんね。わかりましたかー?」


霞「黙ってやりなさいよ眼鏡!!」


大淀「随分と乱暴な言葉を………ついに眼鏡が主語に………」


足柄「それじゃあ先ずは簡単なものからね。先ずはメンタルを鍛える! どっかの軽巡みたいに発狂したら大変よ? それを防ぐための訓練を今から行うわ!」


大淀「訓練は簡単です。今から質問をします。それを冷静にしっかりと答えて下さい」


清霜・朝霜「はーい! (うっす)」


大淀「足柄さん、あなたもですよ?」


足柄「…………ん? ちょっとまっーー」


大淀「それでは1つ目の質問!!!」


足柄「ちょっと待ってよ!!!!」


大淀「今のこのメンバーで、あなたが1番抱きたい人を答えて下さい!!」


霞「ちょっと待ちなさいったら!! 1問目からだいぶおかしくない!?」


大淀「早く答えなさい。待ったは聞きませんよ!!」


足柄「き、急にそんなこと言われても………」


清霜「………どういうこと?」


朝霜「つまりアレだ! ギューって抱きしめたい人ってことだ」


清霜「あぁ! そういうことかぁ!!」


大淀「んー、まあそういうことでいいです。しかし足柄さんと霞さんは元の意味で答えてもらいます」


足柄「…………元の意味ってどういうこと?」


大淀「はい! それでは清霜さん!」


清霜「わたしは………霞ちゃんかな? お母さんみたいだもん!」


霞「そんな歳取ってないったら!!」


大淀「朝霜さんは?」


朝霜「あたいは………清霜かな? 1番抵抗がなさそうで楽っちゃ楽そう」


清霜「わたしも大好きだよー! ほら、ギュー!」


朝霜「えぇい! くっつくな!!」


大淀「足柄さんは?」


足柄「えー、この空気で答えるの本当に気がひけるんだけどー! まあいいわ。そうねぇ………わたしは朝霜かな? 手のかかる子って結構かわいいじゃない?」


大淀「ソウデスネー。さあ、霞さんは!?」


足柄「あんたさっきから私の扱いが雑すぎるのよね! 腹立つんだけど!!」


霞「私は………大淀でいいや。1番チョロそうだし」


大淀「霞さん私の扱いが雑すぎません? 少し腹立たしいですね」


朝霜「凄えな。意味は同じなのに大淀の方がメチャクチャ怒ってるのが分かるわ」


足柄「だいたい私たちだけが火傷するのはおかしくない!? 大淀も答えなさいよ!!」


大淀「そんなルールは認められません。よって無効です」


霞「そう言えばあんたメガネをコレクションしてるって聞いたけど………」ニヤッ


大淀「やっ、待って下さい!! 分かりました!! 答えます!! 一言一句隠すことなく答えますから!! どうかそれだけは止めてぇ〜!!」


足柄「ほらご覧なさい! 自分が答えると思ったらさぞ嫌でしょ!? 人の嫌がることは止めなさい!」


霞「万年エイプリルフールのお前がーー」