2017-03-22 14:05:27 更新

概要

ソードアートオンラインの二次創作です。
ヒロインは詩乃です。コメントお願いします。


前書き

今回超長いです!それだけです!


▲▼▲ 夜ご飯の買い物


「そ、そのちょっと離れて。ご飯、つくってあげるから。冷蔵庫、見ていい?」


「あ、うん、いいけど」


詩乃は冷蔵庫を見て、閉めて、もう1度見て、閉めた。


「…………………」


「詩乃、さん…………?」


「はぁ………あんたねぇ、どういう食生活してるのよ」

「野菜が1つもない。卵も、魚も、お肉も………。」


「ビクッ………」


「まさか、毎回コンビニ弁当とか、カップラーメンとか、レトルトとかじゃあ…………ないわよね?」


ひぃっ!詩乃の笑顔が怖い。ひきつってる!


「す、スミマセン………。いつもそれで済ましてます。」


「はぁ、栄養分、片寄るからそれはやめなさい。」


栄養分のことなんて今まで、何も考えてなかった。


「は、はい。て言うか詩乃、お母さんみたいだな。」


「おっ、お母さん!?」


「なんか、面倒見が良いとことか、年上って感じがする。」


「ふふふっ………!なによそれ。変なの。」


やっと詩乃が笑顔を見せた。


「やっと笑ったな。」


「え?」


「俺が詩乃と会ってから、笑顔を見たことがなかったから。」


「そ、そんなこと気にしなくても………///」


照れた表情で、顔を背ける。耳まで真っ赤だ。


「買い物、行くわよ///」


「はいはい。」


俺はスッとてを差し出した。


「え………?」


「手、繋ごう。」


「え、え?」


きゅっ、と手を捕った。それから、するりと指を絡ませた。すると詩乃は………


「!!? ちょっ!///」


真っ赤になって驚いた。


「一応恋人だろ?」


詩乃をからかうように笑って見せた。


「………///」「和人のバカ……///」


「バカって………w」


詩乃は、パッと手を振りほどこうとした。


「は、放して……///」


「なんで?」


「人前でこんなこと…恥ずかしい……///」


「恥ずかしくない。恋人ってこう言うもんなんだって。」


「お願いだから放して…心臓がもたない………///」


「それはドキドキしてるから?」


しばらく、詩乃は黙っていた。すると、コクっと小さく頷き、少し離れた。でも手は繋がれたままだ。


「顔真っ赤w」


「言わないでよもう……///」


「なあ、今日は俺の家に泊まらないか?」


「い、嫌よ……!///」


「そういう意味じゃなくて。」


「じゃ、じゃあどういう意味なのよ///」


「一緒にいたいだけ。」


「それって、そういう事じゃない!///」


「違うって!」


「じゃあなんで……///」


「だから、一緒にいるだけで何もする気は無いよ。なんとなく、詩乃の側に居たいだけ。」


「わ、かった。その代わり変なことしたら警察だからね………!///」 


「しないって!」


「着いた、買い物するから手、ちょっと離してくれる?//」


「はいはい。」


「はい、は一回!」


「はい」


馴れた手つきで野菜を選び、あっという間に買い物がおわった。


「それで、何作るんだ?」


「出されてからのお楽しみよ。て言うか荷物持ってくれてありがとう。」


「どういたしまして。」


何げない話をしながら家に帰り、詩乃は40分ほどで料理を済ませた。


「出来たわよ。」


「お?ビーフシチューか!!」


「ええ。嫌い、だった?」


「いや、大好物だ!」


「ならよかった。さ、食べましょ。」


2人、手を合わせて………


「「いただきます。」」


「んむ、もぐもぐ………んまい!」


「良かった。口にあって。」


詩乃はそっと微笑んで、自分もシチューを口に運んだ。


「まあまあ、ね。」


「そうか?普通にうまいぞ?」


「うん、でもちょっとね…。何が足りなかったのかしら?」


と独り言のように呟いている。うーむ。このままでも美味しいのだが………?


「なぁ、詩乃。」


「ん?何よ?」


「このままでも普通に美味しいと思うけど………?」


「あ、分かった。マッシュルームだ。」


言われてみれば確かにマッシュルームは無かったが…………


「なんでマッシュルーム?」


「お母さんのにはいつも入っていたのよ。」


「なるほどな。」


「………………………」


「………………………」


沈黙が流れる。どうしよう、え、これ、俺から話した方がいいのか?


「なぁ?」


「な、何?」


「詩乃はさ、兄弟とかいるのか?」


「いないわよ。和人は?」


「俺は妹が1人。と言っても本当の妹じゃなくて従妹なんだけどな。」


「え、そうなの?」


素朴な疑問をぶつけてくる詩乃。俺は答えようか答えまいか悩んだ。しかし、これは一種のチャンスだと思い、話すことにする。


「俺の本当の両親は、俺が小さい頃に、事故で他界したんだ。」


「………………………」


「それから今の両親の所に引き取られて、今に至る………かな。」


「そう。あなたも大変ね。」


「詩乃は?」


「わ、私?私は母子家庭で、お父さんはいないけど。それからは、あの事件があっていい事は、なかった、かな…………。」


し、しまった…………。

これは、雰囲気悪くしてしまったな……………。


「「あ、あの…………」」

「「!!!」」


ギャルゲのイベントだろうか。見事に重なってしまった。


「えと、先、言って。」


「いや、ここはレディーファーストだから詩乃から。」


「そ、そう?じゃあいわせてもらうわね。妹さん何歳なの?」


「しゅぐは?しゅぐはおえのひほふほひははぞ。」


「もう。ちゃんと食べ終わってから喋りなさいよ。何言ってるのか分かりやしないわ。」


「んぐ。スグは俺の一つ年下だぞ。」


「へー。そうなのね。」


「詩乃ならスグとも仲良くなれそうだな。」


「そうかしら。」


「ああ、スグもお姉ちゃんが欲しいーって言ってたし。」


「お姉ちゃんねー。兄弟が欲しいとは思ったけどね。妹か。うん。いいかも。」


「詩乃ならいいお姉ちゃんになりそうだ。」


「ちょっと。それってどう言う意味。」


「面倒見良いし、如何にも年上って感じだし。」


「それ言い換えればおばさんってことよね?かーずーとー?」


え!?え!?俺悪いことした!?


「す、スミマセンした!!!」


「んー、そうね。目を瞑って口開けてなさい。」


「な、何するんだ?」


「いいから。」


「?」


言われるがまま、目を閉じ、口開けた。


「どーれーにーしーよーうーかーなーっと。よし、これね。」


(な、なんか、嫌な予感が………!!!)


「んぐっ!!!あっつ!!!」


「あっはは!引っかかったー!!w」


「詩乃!お前なぁ!!」


「仕返しよ。悪くないでしょ?」


「悪くなくても悪趣味だっ!」


そんな雑談混じりの1人とは全く違った夕食を楽しく食べた。


後書き

どうでしたか?コメント等お願いします!


このSSへの評価

2件評価されています


SS好きの名無しさんから
2017-05-06 22:28:32

SS好きの名無しさんから
2017-07-30 18:47:40

このSSへの応援

1件応援されています


SS好きの名無しさんから
2017-04-05 23:27:57

このSSへのコメント

3件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-04-05 23:37:23 ID: mGVxwk1e

今回も和人のアタックが止まらないな。詩乃の恥じらう感じもよく表現されてて、読んでてこっちがにやけてきた。(そういう意味でなく) 次はいったいどうなるのかたのしみ。そして、なんでガールズラブになってんのだ。

2: SS好きの名無しさん 2017-04-05 23:38:42 ID: mGVxwk1e

あ、警告タグのことな。 くまより

3: SS好きの名無しさん 2017-05-06 22:29:33 ID: 6P1etCoC

ようやく見れたぞー( 'ω')

ニヤニヤしながら見てた←
この次も期待しとるよ( 'ω')

みお


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