2018-05-13 11:45:44 更新

前書き

!注意!

オリジナルキャラ有り

オリジナルの設定有り

設定の一部変更有り

非公式の情報の抜粋

基本アニメ版設定を軸に展開

ネタバレ有り

"ラブライブ!"の世界観とズレる可能性有り


以上、よろしければお付き合い下さい。



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ラブライブif主人公 "北河 ひかり" プロフィール


年齢 16才 (高校2年生)
誕生日 2月29日
血液型 A型
身長 162cm
3サイズ B72 W56 H80

好きな食べ物 ない (本当は甘いもの)
嫌いな食べ物 ない (本当は辛いもの)
趣味 テレビゲーム
特技 人の選別眼。目を見ればそいつがどんな人間か大体わかるぞ。
チャームポイント ない、よく男に間違われる。
得意科目 基本どの教科もそつなくこなす
子供の頃の夢 正義の味方、だったかな?
得意料理 日本食なら基本なんでも




備考
高坂穂乃果の唯一無二の幼馴染

冷静沈着な性格の持ち主

外見の第一印象は、花の女子高生と言うよりは、美少年を彷彿させるが、正真正銘の女子高生

相手のことは名字で呼び、心から気を許している相手のみ名前で呼ぶ癖がある

制服姿の際は、ブレザーの前のボタンは開けており、スカートの下にはスパッツを着用

男口調で話し、服装も男物を好むため、プロフィール上のチャームポイントに、よく男と間違われると記している

人の説得に長け、かつ下手な大人の男性よりも力がつよく、「弁解力と力ずくを兼ね揃えている」

彼女の目は常に物事の核心を見抜いている

A-RISEのメンバー、綺羅ツバサ、優木あんじゅ、統堂英玲奈の3人を引き合わせたのも彼女である

幼馴染の穂乃果とは、生まれこそ彼女より遅いものの、彼女の姉のように振舞って同じ時間を過ごしてきた

西木野大病院に投資もしている、北河財閥跡取り候補であり、当主、北河 護皇の孫娘

小学生の頃に両親を失い、一時期は祖父のもとに引き取られていたが、幼馴染の穂乃果の頼みで音ノ木に戻り、祖父の援助を受け、一人暮らしをしている

周りの人間と距離を置こうとしているのには、昔何らかの理由で他人を傷つけてしまったことが原因のようだが、本人は多くは語っていない

中学生時代に活動していたバスケットボール部において驚異的な活躍を見せたことと、その時のユニフォームの番号が4番だったことから、死を司る第四の騎士、"ペイルライダー"という二つ名で呼ばれていた

しかし所属していた部の活動中に、老朽化していたため落下してきた設備から後輩を庇い、自らが下敷きになり左腕を負傷、選手生命を絶たれた

その後彼女は同バスケットボール部の監督を任されるようになる

μ'sというグループが形になったら自らは彼女たちのもとを離れようとしていたが、自分が彼女たちに必要とされていることを教えられ、μ'sの監視役として残ることを決意した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーー音ノ木坂学院 アイドル研究部部室ーー






希「・・・・・」






ガチャッ






ひかり「よぉ東條、お前1人か?」



希「あ、ひかりちゃんおはよ」







穂乃果「・・・・・」グスッ



希「あれ?穂乃果ちゃんどうかしたん?」








ひかり「あぁ、こいつ今朝慌てて家を出たもんだから、弁当を忘れて昼飯を食べ損ねたんだよ」


ひかり「私も今日は特に腹も減ってなくてな、何も持ってこなかったから、飯を分けることもできなかったんだ」




希「そうなん?そしたら購買に行けば良かったんやないの?」



穂乃果「・・・今日は購買開いてなかったの・・・」グスッ



ひかり「なんか厨房側でトラブルがあったみたいでな、明日には直るそうだ」






穂乃果「ふぇぇ・・・!」グスッ



希「おーよしよし」なでなで






ひかり「東條は何か食える物持ってたりしないか?」



希「ちょっと待ってて、探してみるからーー」





ガチャッ






にこ「・・・おはよー」




ひかり「おぉにこ、お前も来たかーー」








ひかり「って・・・にこ、その手はどうした?」



にこ「え・・・あぁ」ボロッ


にこ「今日の調理実習でちょっと失敗してね、別に大したことないわ」







希「・・・・・」







ひかり「お前とあろう者が珍しいな」



ひかり「ん?調理実習をしていたということは、何か食える物があるんじゃないか?」


穂乃果「・・・!」








にこ「あー残念だけど賄いはないわ、みんなで食べ切っちゃったからね」




穂乃果「ふぇぇぇぇん!にこちゃんのばかあぁぁっ!」ポカポカ




にこ「いたた!ちょっと!なんでにこが怒られなきゃなんないのよ!?」



ひかり「おい穂乃果・・・」












ガチャッ





ことり「ふぇぇ・・・」ボロッ



ひかり「・・・!?ことり!?何があった!?」




ことり「・・・今日はいつもよりいっぱい転んじゃって・・・お金も落としちゃうし・・・もう体もボロボロで・・・」




ことり「ふにゅぅ・・・」クタァ




ひかり「お・・・おいことり!」









ひかり「ったく、こうまで立て続けとは・・・」



ひかり「とにかく私はことりを保健室まで送る、東條、その間穂乃果たちのことを頼む」



希「うん、任せて」






ガチャッ バタン






穂乃果「にこちゃぁぁぁ!!」ポカポカ



にこ「ちょ!あんたホントいい加減にしなさいよ!!」










希「・・・・・」




























♯21 report12 東條 希





ーー翌日 3年生教室ーー






先生「それじゃあまた明日」









希「・・・・・」ゴソゴソ




女子生徒1「東條さん」



希「ん?どうしたん?」



女子生徒2「ごめんね〜、ちょっと頼みがあるんだけど〜」





希「・・・うん?」























ーー屋上ーー





ガチャッ




ひかり「よぉ」



穂乃果「あ!ひかりちゃん!」



絵里「おはよう、ひかり」






ひかり「ん・・・?東條はまだ来てないのか?」



絵里「そうなのよ、今日は何も用事も無いって聞いてたのに・・・」



にこ「まったくどこで何やってんだか」



ひかり「そうか・・・ならお前たちだけでも先に準備を進めていろ、東條が合流次第すぐに始められるようにな」




凛「は〜い!」























海未「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト」パン パン パン パン





ひかり(・・・東條・・・何かあったのか・・・?)















タタタタタ




バタン!




希「ご・・・ごめん!遅くなって!」ハァ・・・ハァ・・・





ひかり「・・・!東條・・・!」



にこ「遅い!今まで何やってたのよ!?」








希「ご・・・ごめん・・・教室の掃除やってたら遅くなっちゃって・・・!」






絵里「教室の・・・?希、あなた今週は当番じゃなかったわよね?」



希「う、うん・・・当番の子たちに代わって欲しいって頼まれてん・・・」



ひかり「そういうことだったのか、それならそうと連絡が欲しかったなぁ、本気で心配したんだぞ?」



希「ご・・・ごめん・・・」







ひかり「さぁ、これで全員揃ったな、最終予選に向けて練習を開始しろ!」




穂乃果「はいっ!」






希「・・・・・」




ひかり「・・・?」




















ーー翌日 放課後ーー




女子生徒2「ごめんね〜!今日も代わってもらっちゃって〜!」



希「いいんよ、気にしないで」



女子生徒1「ありがとう、それじゃあよろしくね〜!」



希「うん、バイバ〜イ」フリフリ








希「・・・・・」
























ーー廊下ーー



女子生徒1「いやぁ、ホント助かっちゃうよね〜!」



女子生徒2「ねー!」






女子生徒1「別に何もないけど、"用事があるから"って言えば何も聞かずに掃除当番引き受けてくれるんだもん、東條さん!」



女子生徒2「ホ〜ントーー」


















女子生徒2「いいカモを見つけちゃったかも・・・♪」







女子生徒1「ちょっとちょっと!そんな言い方、東條さんがかわいそうだよ〜!」



女子生徒2「あはは!あ、そうだ!帰りあのカフェ寄ってかない?」



女子生徒1「お!いいねいいね〜!」




スタスタ
























ひかり「・・・・・」






ピロリン




ひかり「ん・・・?」








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



from 東條 希


件名 なし



ごめん!(>人<;)

今日も練習遅れそうだからみんなに言っといて!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






ひかり「・・・・・」






















ーー屋上ーー




絵里「ラストもうワンセット!!」



7人「はいっ!」








タタタタタ




バタン!






希「はぁ・・・!はぁ・・・!」



真姫「希・・・?」





にこ「遅いわよ!」





希「ご・・・ごめん・・・!思った以上に用事が長引いちゃって・・・」














絵里「・・・もしかして、また掃除当番を押し付けられたの?」



希「う・・・ううん!違うんよ、ウチ個人の用事で・・・」









にこ「ったく!最終予選も近いのよ!?しっかりしなさいよね〜!」



希「・・・ごめん・・・」





ひかり「・・・・・」






















ーー翌日 放課後ーー





希「・・・・・」キョロキョロ






希「・・・よし・・・」ガタッ













女子生徒2「あ、東條さ〜ん!」



希「・・・!」ビクッ!



女子生徒1「よかった〜!まだ教室にいてくれて」


女子生徒1「毎日ごめんね〜、今日もどうしても外せない用事があってさ〜」



希「・・・・・」



女子生徒2「今日も教室の掃除当番引き受けてくれない?お願い!」



女子生徒1「迷惑かけてるのはわかってるんだけど・・・お願い!東條さんしか頼れないの!」









希「・・・そうなんや、それならーー」


















ひかり「おーい!東條!」スタスタ



希「・・・!」



女子生徒1「は?」


女子生徒2「あんた誰よ?」




希「ひかり・・・ちゃん・・・?」











ひかり「東條、まだこんなところにいたのか?」


ひかり「もうすぐ今日の練習が始まる、早く行くぞ」




希「え・・・?で、でもーー」




ひかり「ほら早く、みんな東條を待ってるんだ」グイッ



希「や・・・!ひ、ひかりちゃん待ってーー」








女子生徒1「ちょっと!あんた私らを無視すんじゃないわよ!」



希「・・・!」ビクッ!


ひかり「・・・・・」




女子生徒2「東條さんは私たちと話してるの!邪魔しないでくれる!?」




















ひかり「・・・教室の掃除くらい2人もいればすぐに終わるだろう?偉そうに意見する前に義務を果たせ」



女子生徒1「・・・!」



希「ひかりちゃん・・・!」




ひかり「それに東條はμ'sのメンバーとしてラブライブ!の最終予選に挑み、勝ち進むという責務がある、お前たちこそ邪魔しないでもらおう」






女子生徒2「待ちなさいよ!私たちだって今日は大事な用事があるのよ!それはどうでもいいっていうの!?」






ひかり「あぁ、どうでもいいな」



女子生徒1「はぁ!?」



希「・・・!」ビクビク







ひかり「お前らの用事なら何なのか、私は知っているぞ?」



女子生徒2「・・・あんたに何がわかるってのよ?」













ガチャッ






ー いやぁ、ホント助かっちゃうよね〜! ー



ー ねー! ー




女子生徒1「・・・!?」ビクッ!


女子生徒2「・・・!?」ビクッ!






ー 別に何もないけど、"用事があるから"って言えば何も聞かずに掃除当番引き受けてくれるんだもん、東條さん! ー



ー ホ〜ントーー ー




ー いいカモを見つけちゃったかも・・・♪ ー




希「・・・!」


ひかり「・・・・・」



ー ちょっとちょっと!そんな言い方、東條さんがかわいそうだよ〜! ー



ー あはは!あ、そうだ!帰りあのカフェ寄ってかない? ー



ーお!いいねいいね〜! ー




ー スタスタ ー








ガチャッ




ひかり「・・・お前らの大事な用事だなんて、これから家に帰って腹かきながら寝るくらいのものだろう?」つテープレコーダー


ひかり「だから言ったんだ、どうでもいいってな」





女子生徒1「・・・・・」





ひかり「まったく、いちいちこんなことにテープを使わせるな」



女子生徒2「・・・チッ!」








ひかり「・・・行くぞ」スタスタ


希「・・・・・」スタスタ
























ーー廊下ーー




希「・・・ひかりちゃん・・・ありがとね、わざわざ・・・」



ひかり「まったく、ダメだぞ東條、お前にはアイドル研究部での大事な活動があるんだからな」


ひかり「わざわざお前が身を削ってまですることじゃない、そのせいで最近にこに怒られてばかりだったろう?」



希「・・・うん・・・」









ひかり「それにこれでよくわかったろう?お前はあいつらに騙されてたんだよ」





























希「・・・知ってたよ」



ひかり「ん?」



希「あの子らに・・・ホントは大事な用事なんか無いことなら・・・最初から知ってた・・・」



ひかり「・・・何だと?」










希「ねぇひかりちゃん、今日のことは先生にも、みんなにも・・・誰にも言わないでおいてくれる?」




ひかり「何故だ?あいつらのためにそこまでしてやる義理などーー」



ギュッ




ひかり「・・・!」







希「・・・お願い・・・!」ギュッ







ひかり「・・・わかった・・・」



希「ありがと、ひかりちゃん」












ーー屋上ーー





ガチャッ



ひかり「よぉ」



穂乃果「ひかりちゃん!おはよー!」



絵里「あら、希も一緒だったのね」



希「う・・・うん」





ひかり「教室に残って残作業をしていたから、私が手伝って連れて来た」



希「・・・・・」









にこ「・・・残作業って一体何よ?」



ひかり「大したことじゃないさ、気にするな」



希「・・・・・」ほっ・・・



絵里「・・・・・」





海未「では全員集まりましたし、練習を始めましょう」



ことり「うん!」


凛「行っくにゃ〜!」






















海未「それでは5分休憩にします」








希「♪〜」





ひかり「・・・・・」









にこ「ひかり」



ひかり「ん?」



絵里「ちょっといいかしら?」





ひかり「にこ・・・絢瀬も、どうした?」











絵里「・・・はっきり言わせてもらうけどーー」


絵里「希とあなたが何かの残作業で残ってたなんてウソでしょう?」



ひかり「・・・何のことだ?」



にこ「とぼけても無駄、どうせおととい言ってた連中に掃除当番押し付けられてたんでしょ?」



ひかり「・・・何故そう思う?」





絵里「あの子ね、初めて会った時からずっとそうだったんだけど、人の頼みを断れないところがあるのよ」



にこ「そ、だから今回みたいに良いように使われる時も結構多かったのよ」



ひかり「・・・そうか」









絵里「だから実は、今日も希にちゃんと断りなさいって言っておいたんだけどね」



にこ「あいつったら、何言っても大丈夫、大丈夫って言って・・・」









ひかり「・・・なるほど、どうやらお前たち2人にできる隠し事ではなかったようだ」



にこ「やっぱりそうなのね?」



ひかり「あぁ、そうだ」



絵里「まったく!ならここは一発キツく言わないとダメみたいね」



ひかり「その必要はない、すでに私がお灸を据えておいた、もう東條に押し付けるようなことはできんだろう」













ひかり「さて、そろそろ休憩時間も終わりだ、そろそろ準備をーー」





海未「うっ・・・!」クラッ







希「・・・!海未ちゃん!?」



ひかり「園田?大丈夫か?」




海未「っ・・・!すみません、大丈夫です・・・少し立ちくらみがしただけです・・・」



ひかり「園田、お前疲れてるんじゃないのか?あまり無理はするなよ?」



海未「はい・・・」








穂乃果「そうだよ!海未ちゃんはμ'sだけじゃなくて、生徒会も弓道部も家のお稽古もあるんだよ!」



ことり「うん!海未ちゃん、無理しちゃダメだよ?」











海未「・・・・・」





凛「?どうしたの海未ちゃん?」



ひかり「浮かない顔をしているが?」





海未「・・・実は最近、弓道部の活動や家での稽古で失敗続きで・・・お父様に叱られてばかりなんです・・・」





希「・・・!」




ひかり「それ見たことか、やっぱり無理してるじゃないか、やることが多過ぎる上に頑張り過ぎてるんだよお前は」


ひかり「とはいえ、私も園田に頼り過ぎなところもあるから強くは言えないが・・・」






海未「それが・・・私がスクールアイドル活動をしているせいだと、お父様は言うんです・・・」




花陽「えぇっ・・・!?」



ひかり「冤罪だ、生徒会に弓道部に道場の修行と、それらを平気でこなしてきた園田にそれは今さらだろう」





ひかり「ともかくそれはいいから今は休め、いいな?」



海未「・・・はい・・・すみません、ひかり・・・」




ひかり「ことり、園田を保健室まで」



ことり「はい!・・・行こ!海未ちゃん!」パシッ



海未「・・・・・」タタタ









希「・・・海未ちゃん・・・」















凛「あれ・・・?あれ・・・!?」ゴソゴソ



真姫「凛?どうしたの?」














凛「・・・凛のケータイがないにゃ・・・!」



花陽「えぇっ!?」



凛「どこ・・・!?どこに置いちゃったんだろ・・・!?」オロオロ



絵里「大変!みんなで探しましょう!」



ひかり「待ってろ、今鳴らしてやる」ピッ ピッ ピッ








シーン・・・








ひかり「・・・このへんじゃないな・・・」



凛「あれ・・・?あれ・・・!?」オロオロ



にこ「凛!落ち着きなさい!よーく思い出して!」



凛「うーん・・・うーん・・・!」











希「・・・・・」



















ーー同日 放課後ーー






希「・・・・・」




ひかり「東條」



希「ひかりちゃん・・・?」



ひかり「まだ残ってたのか?」



希「・・・・・」






ひかり「しかし凛のやつ、まさかケータイを教室に置いてきていたとはなぁ」



希「うん・・・それで・・・海未ちゃんは・・・?」



ひかり「園田はまだ疲れが溜まっているようだったな、最終予選までに治ってくれればいいが・・・」



希「そっか・・・」










ひかり「どうだ東條?途中まで一緒に帰らないか?」



希「え・・・?」



ひかり「ちょっと話したいこともあるしな、どうだろうか?」



希「う・・・うん、ええよ」



ひかり「よし!なら長居は無用だ、行こう」



希「・・・・・」


















ーー街中ーー





ひかり「そういえばこうして東條と2人きりでいるのは初めてだったよな?」



希「そうやね」


希「ひかりちゃんはみんなと2人きりで話したりしてるみたいやけど?」



ひかり「あぁ、あいつらの悩みを聞いて回っていたんだよ、みんなそれぞれ色んな悩みを抱えていたからな」



希「ふふっ♪それは大変やったね♪」



ひかり「まぁ元よりそういう立場だからな、想定はしてたさ」









カランカラン



ひかり「ん?」





店員「残念でした〜、またお越しを〜!」





希「へぇ、福引やってるみたいやね」



ひかり「ほぅ」



希「ふふっ♪あれ見てると学園祭を思い出すなぁ♪」



ひかり「学園祭?」



希「うん、講堂の使用権を決めるがくじ引きやったんよ」



ひかり「・・・何でわざわざそんな・・・」



希「昔からの伝統なんやって」


希「それでにこっちがくじを引いたんやけど、それが見事に外れて講堂が使えなかったんよ」



ひかり「ははは、らしいっちゃらしいわな」








ひかり「やってくか?福引」



希「え?でも福引って引換券とか必要やないの?」



ひかり「それなら私が2枚持っている、どうだ?1回ずつ」



希「ふふっ♪そうやね♪」













店員「それではどうぞ!」



ひかり「よし・・・」グッ



希「頑張って、ひかりちゃん!」



ひかり「・・・・・」ガラン ガラン





ポトッ














店員「残念でした〜、ポケットティッシュです」



ひかり「あ〜・・・ダメか・・・」



希「あらら・・・残念」



ひかり「ほら、東條」スッ



希「うん」ガシッ



店員「頑張ってくださいね〜!」




希「・・・・・」ガラン ガラン








ポトッ








ひかり「ん・・・?」



店員「・・・!」









ひかり「これってーー」
















カランカラン



店員「大当たり!大当たりで〜す!」



希「・・・!」




ザワザワ



ひかり「うおっ?」







店員「一等!最新型洗濯機で〜す!」カランカラン




希「あははは・・・」



ひかり「やったじゃないか東條!」



希「うん、ありがとひかりちゃん」



ひかり「しかし・・・どうやって持って帰る?」



店員「それなら郵送でお届けしますよ!もちろん送料は当店持ちで!」



ひかり「そうか、ならよかった」







希「ひかりちゃん、よかったらもらってくれない?」



ひかり「え?どうして?」



希「ウチ、もう家に洗濯機あんねん、だから2つあってもしょうがないから」



ひかり「そういうことなら・・・ありがたくいただこう」







店員「はい!ではここに住所と氏名を!」



ひかり「・・・よし」カキカキ



店員「ありがとうごさいました〜!またのお越しを〜!」



















ひかり「いや〜大したもんだ、まさか一等を当てるとは驚いたよ」



希「あはは・・・」



ひかり「信心深い人間はやっぱり違うのかねぇ?私もお参りくらいしてみるか?」



希「・・・・・」











女の子「・・・♪」つ風船



母親「・・・・・」










女の子「あ・・・!」パッ





フワァ〜






ガサッ





ひかり「ありゃ・・・風船がーー」


希「あんな高いとこに・・・」






女の子「わたしのふうせん・・・」グスッ








希「よしよし、泣かないで」なでなで



母親「あの高さじゃ取りには行けないわね・・・諦めなさい」




女の子「ふうせん・・・」ポロポロ
















ひかり「・・・ちょっと待ってろ」スタスタ




母親「え・・・?」


女の子「・・・?」グスッ




希「ひかりちゃん・・・まさかあれを取りに行く気なん・・・!?」






ひかり「・・・木登りなんていつぶりだろうな?」ガッ ガッ



希「ひかりちゃん!やめなよ!危ないよ!」




ひかり「・・・・・」ガッ ガッ





















ひかり「・・・よっと」パシッ





女の子「わぁ・・・!」パアァッ



希「・・・・・」


















ひかり「ほら、もう離すんじゃないぞ?」つ風船



女の子「ありがとう!お姉ちゃん!」つ風船



母親「わざわざ娘のために、ありがとうございました」ペコッ






女の子「バイバーイ!」タタタ








希「・・・・・」




ひかり「時間をくってしまったな、行こう、東じょーー」












希「・・・!」ガバッ



ひかり「うおっ?」



希「よかった・・・ひかりちゃんが無事で・・・!」ギュッ



ひかり「大げさだぞ東條、ちょっと童心に帰っただけだろうが」











希「ひかりちゃん・・・お願いーー」


希「ウチの前で無茶しないで・・・!」ギュッ





ひかり「・・・?まぁ・・・わかった」













希「・・・!ひかりちゃん!手から血が!」



ひかり「え?あぁ・・・」ツーッ


ひかり「登ってる時に切ったのかな?なに、ツバでもつけときゃ治るさ」



希「アカンて!手出して!」バッ!



ひかり「お・・・おいーー」






希「・・・・・」クルクル



キュッ




希「・・・これで大丈夫や」



ひかり「あぁ・・・ありがとう、東條」

















希「・・・ごめんね、ひかりちゃん・・・」



ひかり「ん?どうした急に?東條が私に謝ることなんかあったか?」


















希「・・・ごめんね・・・」




ひかり「・・・?」




















ひかり「しかし腹が減ってきたな、お前はどうだ東條?」



希「うん、ウチもお腹空いてきたなぁ」



ひかり「どこかで飯でも食いながら話をしよう、たまにはおやじのとこ意外にするのもいいか・・・」


ひかり「東條、何が食べたい?」





希「あ、それならウチいいお店知ってるよ」



ひかり「よし、なら案内してくれ」



希「ええよ、ついてきて」

























希「ひかりちゃん!こっち!」フリフリ



ひかり「焼肉屋か」スタスタ



希「この時間ならあまり混んでないはずや」



ひかり「よし、ならここーー」









グググッ






希「ん?」





ピーッ ピーッ ピーッ





ひかり「ふむ、向こうで何かの工事中らしいな」


ひかり「まぁいいさ、行こう」



希「・・・うん」スタスタ




















ウィーン






パンッ! パンッ! パンッ!





希「・・・!?」ビクッ!


ひかり「・・・!」







店員一同「おめでとうございま〜す!!」パチパチパチ



希「え・・・?え?」オロオロ






店員1「あなたが当店にお越しくださいました、記念すべき100万人目のお客様でございます!」



ひかり「・・・なんだと?」


希「ウソ・・・ウチが?」






ひかり「となると私が100万1人目・・・東條より先に入っていたら私が100万人目だったってことか・・・惜しいことをしたな」




店員2「100万人の記念に、まずはこれを!」スッ






希「これは・・・?」



店員2「本日のお会計時にそちらをご提示いただければ、なんと代金100%OFF!」



ひかり「つまり・・・タダってことか」


希「わぁ・・・♪」






店員3「それと粗品ですが、こちらをどうぞ!」つ箱




希「・・・?」つ箱





店員一同「それではごゆっくりどうぞ!」




パチパチパチ

















ひかり「いやぁ、運がよかったなぁ」


ひかり「まさかこんなところでタダ飯にありつけるとは思わなかったよ」


ひかり「これも幸運の女神様のおかげかねぇ?」



希「あはは・・・」







ひかり「ところで東條、焼肉好きなのか?」



希「え?うん、まぁ・・・」



ひかり「ほぅ、清楚で可愛らしい見た目のくせに、ずいぶんとワイルドなものを好むんだな?」



希「いや・・・確かに美味しいから好きっていうのもあるけど・・・それだけやないんよ」



ひかり「ん?そうなのか?」










希「焼肉ってさ、大勢で集まって食べることが多いやん?」



ひかり「そうだな・・・こうして店で食べるにしろ、外でバーベキューするにしろ、1人で食べるものってイメージではないよな」



希「そう、そうやってみんなで集まって、楽しくお喋りしながら食べる」


希「人と触れ合いながら食べられる、そうゆうところが好きなんよ、焼肉」



ひかり「なるほどな」










希「家に帰るといつも1人やから余計にそう思うんかな?」



ひかり「なんだ東條、お前も一人暮らししてるのか?」



希「そうなんよ、親がどっちも転勤族で、小さい頃からほとんど会う機会もなかったんよ」



ひかり「へぇ・・・」



















ひかり「そういえば東條、粗品とか言われてもらった箱には何が入ってるんだ?」



希「あ、そうやん、まだ開けてなかったね」ゴソゴソ









パカッ







希「・・・!」




ひかり「紫と黒のペンダント・・・ペアルックとかいうやつか?」



希「わぁ・・・かわいい・・・♪」



ひかり「そうだな、紫の方なんか特に東條に似合いそうじゃないか」


ひかり「問題はもう一つを誰に渡すかだがなぁ」















ひかり「さて、そろそろ食べようか、せっかく東條のおかげでタダになったんだからな!」



希「・・・そうやね」
















ひかり「・・・東條、さっきからどうした?」



希「え・・・?」



ひかり「いや、福引の時といい今といい、あんまり嬉しそうじゃなかったからさ・・・」



希「い、いや!そんなことはないんよ!すごく・・・嬉しい・・・」



ひかり「ホントかな・・・?」








ひかり「それと、お前に聞きたいことがある」



希「・・・・・」



ひかり「今日の放課後のことだ、お前はあいつらに掃除当番を押し付けられていた」


ひかり「だがお前は言ったな?あいつらが嘘をついていたことは最初から知っていたと」



希「・・・うん」



ひかり「それでいてもなお、お前はあいつらの代わりを引き受けようとした・・・」











ひかり「東條、お前がそこまでしてあいつらのためにしてやる程の理由とは、一体何だ?」

















希「それはーー」







女子高生1「あ・・・あの!」



ひかり「む・・・?」



希「ん?どうしたん?」




女子高生2「もしかして・・・μ'sの東條 希さん・・・ですよね!?」




希「お?ウチのこと知ってるん?嬉しいわぁ♪」




女子高生1「キャー♪ホンモノだぁ♪」


女子高生2「あの!えと・・・!もしよければ、サインいただけますか!?」






希「・・・ええよ、喜んで♪」



女子高生2「あ、ありがとうございます!」








ひかり「・・・・・」


希「・・・・・」カキカキ



















ありがとうございました〜!





ウィーン






希「いやぁ、お腹いっぱいやね、ひかりちゃん」



ひかり「まったくだ、こんなに腹一杯食ったのはいつ以来だろうな」


ひかり「私の場合こんなに食ったら3日は保つぞ」



希「もー、大げさやねひかりちゃん」







グググッ








ひかり「本当だぞ、私はこう見えても低燃費なんだ」



希「それにしたって3日保つなんて、逆に心配になるやん」





ピーッ ピーッ ピーッ






ひかり「いやぁ、しかし改めて思うが、たまにはこうして街中でのんびり歩くのもいいもんだなぁ東條?」






メキメキメキメキ






希「・・・そうやねーー」



















バキッ!!






希「!?」


ひかり「!?」








グワッ!





希「きゃーー」



ひかり「危ない!東條!」ドカッ!




希「わっ・・・!」ドサッ








ガシャアァァァァァンッ!!





希「え・・・!?」





キャー! ワー! ワー!







希「ひ・・・ひかりちゃんっ!!!」





























ひかり「危ない・・・危うく右腕まで潰すところだった・・・」



希「・・・!」



ひかり「東條!そっちは無事か!?」



希「う・・・うん!大丈夫!」









男性1「君!怪我はないかい!?」



希「・・・はい」



男性2「一体何があったんだ・・・?」



ひかり「さっきからここで行われていた工事ですね・・・看板でしょうか?運搬中に落下したようです・・・」



希「・・・・・」



























ひかり「いやぁ、一時はどうなるかと思ったなぁ東條」



希「・・・・・」



ひかり「ったく今日の運勢はよくわからんなぁ、福引が当たったり、タダ飯にありつけたりしたと思ったら、今度は事故に巻き込まれそうになったりーー」


ひかり「お互いツイてるんだかツイてないんだかわからないなぁ東條」























希「・・・違うよひかりちゃん」



ひかり「ん?」








希「さっきの事故で狙われてたのはひかりちゃんで、ウチやない・・・」



ひかり「なんだと?・・・いやいや、あれは事故だっただろう?狙われるも何もないはずだ」



希「違う・・・あんな事故が起きたのは・・・ウチのせいなんよ・・・」



ひかり「一体何が言いたいんだ?東條」






















希「・・・ウチの幸運はーー」







希「周りの人たちを不幸にしてしまうんよ・・・」








ひかり「・・・どういうことだ・・・?」



希「・・・・・」




























♯21 report12 東條 希「不幸を呼ぶ幸運の女神」fin


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