2017-08-09 18:18:11 更新

概要

現実世界から異世界(リゼロの世界)に迷い込んだ俺は、ナツキ・スバルと出会う。

果たして俺とスバルの運命は!?


前書き

続きは【俺「運命を乗り越えろ!」】です。

リゼロ世界(アニメ)本編の要所要所にスバルの相棒的な存在として自分を迷い込ませてみたくて衝動的に執筆していきます!後書きも是非お読みください。


誤字脱字等々ご容赦下さい。感想、アドバイス等いただけたら嬉しいです!

ネタバレありますのでご注意下さい!

俺スペック

28歳
野球とアニメ大好き人間で趣味の為に仕事してるただのキモオタ。

セリフ内の

『俺』 ←ラムに呼ばれる時

もしくは

「俺さん」

は「佐藤俺」の名前の部分と思ってください

です


出会い





〜S玉県K谷市某所〜




キコキコ♪ ←自転車


俺「はぁ…疲れた…キツイわ…」



俺「目にゴミはいった!?」



ゴシコシ


目パチっ


ガヤガヤワイワイ♪




俺「へっ…なに?えっ?えっ!?」



俺「ここどこ!?ってかトカゲみたいなのが…えっ?なにっ!?ドッキリ?CG!?なんちゃらマッピング!?」


俺「乗ってた自転車も無いし…。あれ?これ俺の部屋にあったガンケース…?」



ガチャ♪


パタン♪


ジー♪


ジー♪


俺「うん…俺のライフルとP90入れてたケースですね…。ってかリュックが重い…こんなに荷物入れてないのに…。はぁ?ケースもやけに重たいんだけど…」





???「あの…。もしかして日本人ですか?」


俺「へ?はい。日本人ですけど…?」クルッ


???「よかった…。とりあえず日本の人を見つけられた…」



俺「えっと、君は?」



???「あっ、すみません。ナツキスバルって言います」


俺「あ、サトウ俺です。ナツキ君はこの辺の人なの?」


スバル「スバルでいいですよ。サトウさん。いえ、俺もこの異世界に召喚された者ですよ」


俺「俺も?って?え?異世界?ちょっと待って!?どゆこと?冗談だよね?」


スバル「あれ?この状況みて異世界って気づきませんでした?」


俺「ちょ、ちょっとまって!?だって俺、今さっきまで仕事帰りで…。気づいたらこの場所にいて、なぜかガンケースと…。」


スバル「じゃぁそのガンケースごと異世界に召喚されたんっすね!いいなぁ。初期装備が銃とかうらやましいですよ!」


俺「初期装備って…これエアガンと電動ガンだよ?」


スバル「そのエアガンが実は本物になっててガンスリンガーとして活躍をするんですよ」


俺「と、とりあえず…。移動しよう?」


スバル「はい!あっ、荷物一つ持ちますよ。俺の持ち物これだけなんで」


ガサッ ←コンビニ袋


俺「…じゃあお願いします」


スバル「うわっ、重っ!」




ーーーー

ーー




〜ルグニカ王国 王都市場〜



スバル「いゃぁ、魔法を使うにははやすぎたかなぁ」


俺「いやいや、普通使えないって」


スバル「大器晩成型なのかなぁ…」



スバル「おっ?」


俺「どした?」



店主「ん?」


スバル「読めねぇ…」


俺「だな…」


店主「兄ちゃん達、変わった格好してんな。旅の途中か?」


俺「これは…?」


店主「リンガだ。」


スバル「言葉は通じてる」ゴソゴソ


店主「どこの国の金だ?そんなもんルグニカじゃあ使えねぇ!さてはお前ら文無しだな?あっちいけ!商売の邪魔すんじゃねー!」


俺「す、すみませんでした!スバル君。行くよ!」


スバル「は、はい!」




ーーーー

ーー





〜市場近くの路地〜



俺「信じたく無いけどここが異世界ってのはもうわかった…。とりあえず改めて自己紹介と荷物の確認しようか」



スバル「そうっすね。じゃぁ俺から。ナツキスバル。18歳。持ち物はカップ麺と菓子。あとは小銭が少々。あとは携帯」


俺「おっ、珍しい。ガラケーなんだね。まさにコンビニ帰りって感じだ」


スバル「コンビニ帰りっすよ!ここに召喚されたのは!サトウさんは荷物いっぱい持ってますね」



俺「あっ、そうなんだ…。俺はサトウ俺。28歳。俺って呼んでいいよ。持ち物は…。仕事帰りだったから。iPhoneとWi-Fiの端末に…なぜかガンケース」


カチャン ←リックのバックル外し




スバル「俺さんはカープファンなんっすね。その帽子カープのでしよ?リックもミズノのだし」


俺「そうそう。カープファンで中高野球やってたよ。今はソフトボールやってる。」


ゴソゴソ


スバル「すごいっすね」


俺「とりあえず、携帯の充電器とか電池とか色々入ったケースと…」


俺「ふぁ!?ガスガンまではいってる!?」


スバル「マジっすか?見せてもらってもいいですか?」


俺「うん。なんかやけに重い」



スバル「あざっす」


カチャン ←マガジン外し



スバル「あの。これエアガンっすか?」


俺「正確にはガス入れるガスガンだけどね」


スバル「どーみても実弾入ってますけど…」


俺「そんなはず…。なにこれ…」


スバル「やっぱり俺さんはガンスリンガーなんすっよ!異世界に召喚された時に本物になったんっすね!うらやましいなぁ!即戦力系だ!」


俺「銃刀法…。あっ、まさか、こっちのケースのも…」


ゴソゴソ



俺「あっ…」


スバル「本物になってます?」


俺「…多分」


俺「俺捕まるんじゃね?」


スバル「帯刀してたり槍持ってたりのもいたんだから平気っすよ。異世界なんだし、日本の法律は適用されないっしょ」


俺「だといいんだけど…」


スバル「とりあえず、情報収集しましょうよ!今何時だ?○時○○分」


俺「30分後くらいにここに集合って事にしようか」


スバル「了解っす」


俺「あっ、ちょっと待った。絶対使っちゃダメだけど、護身用にこれ持ってって」


クルッン


スバル「すげー!銃回し!」


俺「中学ん時マトリックスって映画の真似して練習したんだ」


スバル「ちなみにこれ、なんて名前の銃っすか?」


俺「USPコンパクト。某隠れんぼゲームの」スバル「MGS2のスネークが使ってたやつっすね!」


俺「それのコンパクトタイプ。本当にやばい時だけ見せて脅かすだけだよ?」


スバル「わかってますよ!じゃぁ!」






ーーーー

ーー




30分後



〜同路地〜



俺「あの、すみません…。その男の子の知り合いですか?」


????「いえ、私はたまたま通りかかって…」


???「この子が暴漢に絡まれててね。助けてあげたんだ。今は気を失っちゃっててね」


俺「あぁ…。なるほど(着ぐるみ?)私の連れなんです。危ないところをありがとうございました。後は私が診ますので」


????「この人に聞きたい事があるので…。目を覚ますまでここにいます」


俺「そうですか…わかりました」




ーーーー

ーー



数分後


〜同路地〜



スバル「…んっ…。これは…。膝枕!?」



????「目が覚めたの?」


俺「あ、本当ですか?」


スバル「美少女って結構毛深い…。ってそんなわけないよな!?」


スバル「うわぁー!?」


俺「目がさめるまでは幸せにさせてあげようって計らいだってさ」


???「粋な計らいだよー」



スバル「その裏声やめてぇ!美少女とネコ間違えるとかありえねーから!」


スバル「って?なんか、悪かったな。気がつくまで待ってもらっちゃって…」


俺「なんか聞きたい事があるんだってさ」


????「あなたの傷を治した事やパックに面倒を見させたのも私のため。その分に答えてもらうんだからっ!」


俺「俺は別行動してたからわからないってのは話したから答えてあげてよ」


????「あなた、盗まれた徽章に心当たりあるんでしょ?」


俺「きしょう…?」


スバル「身分を表すバッチみたいなもん?」


俺「階級章みたいなやつかな?」


スバル「そんなようなもんっすね」



????「宝石が埋め込まれててこれくらいのやつなんだけど…」


スバル「ごめん…マジで心当たりないんだよね。俺さんも知らないんすっよね?」


俺「全く…」


????「そう仕方ないわね。あなた達は何も知らないって情報をくれたから、傷を治した事への分は話したわね」



俺「ごめんね」


????「いえ。じゃあ私達は急いでいるから行くわね。怪我は大体治したから平気だろうけど、もうこんな路地に1人ではいっちゃだめよ?」


ペラペラ



俺「(よく喋る子だなぁ。すげーいい子だけど)」



???「ごめんね、素直じゃないんだよあの子」


スバル「素直じゃないってレベルじゃないでしょ…」



ダッ!


俺「スバル君!?」




スバル「待ってくれよ!」



????「何?これ以上はちょっとしか構ってあげられないんだけど…」


俺「どうしたん?急に?」


スバル「大事なもんだったんだろ?俺にも手伝わせてくれ」


俺「あぁ、なるほど」


????「でもあなた、何も知らないんでしょ?」


スバル「あー…少なくとも顔は覚えてる!もう一回見ればわかる!」


俺「なら俺も手伝わせてよ」


????「…変な人たち。お礼なんてできないわよ?」


俺「スバル君を助けてもらったお礼ってのじゃダメですかね?」


????「それならもう対価をもらってます」


スバル「なら、俺は俺のために手伝う。あれだ、一日一善!」


俺「だね。スバル君に賛成」


????「んー…」


???「いいんじ「ない?悪意は感じないし、素直に受け入れれば。それに暴漢相手の弾除けは多い方がいいし…」ニヤァ


俺「ひぇ…」


スバル「そんな物騒な役目かよ!?」


????「本物にお礼なんてできないわよ?」


俺「そこはね、もういいよ」


スバル「俺達に任せてくれ!」






ーーーー

ーー




〜見晴らしのいい高台〜



俺「広いね…この街」


スバル「探し物するには広すぎっしょ…」


????「王都だもん。そんな事も知らないわけ?…。えっと…」


???「そういえば、お互い自己紹介もしてなかったね」


俺「あぁ、そういえばたしかに…」


スバル「じゃぁここは俺から!俺はナツキスバル!泣く子も黙る無一文!よろしく!」


俺「じゃぁ俺も。サトウ俺です。荷物は多いけど無一文です。よろしく」


???「なんか、絶望的だね。僕はパック!よろしくー!」ビューン!


スバル「よろしくな、パック」


俺「よろしく」


俺「(ヤベェ、このヌコかわいい…)」


????「これだけ精霊と気軽に接するなんて珍しい…。どこから来たの?」


スバル「パターンからすると、東の小さい島国だな!」


俺「パターンなの?まぁ確かに極東って言うけどさ」


????「ルグニカは地図で見て1番東の国だからこの国より東の国なんてないけど.…」



俺「ここが極東だってさ…」


スバル「うそっ!?マジ!?」


????「むむむ…。えっと、スバルに俺さん…?」


スバル「イエス俺の名前…///」


パック「見た所スバルは結構身体鍛えてる感じだね。『俺』も、お腹は出てるけど脚まわりや肩幅なんかはがっちりしてる」




スバル「筋トレだけは欠かさないからね。自宅の防人引きこもりならこれくらいは普通かな」


俺「なぜ腹回りの事を…。まぁいいや、スポーツを長い事やっててね。仕事も荷物を扱う事が多いから」


????「引きこもりってのと、スポーツ?がよくわからないけど、俺さんはお仕事をしているんですね」


俺「まぁ、一応」


スッ


俺「ちょ?どしたの!?」


????「俺さんの手、とても逞しく手をしていますね。しかも、いい仕事をする人の手。なかなか大きな業者の方なんですね」


俺「そ、そんな事ないよ…」


????「そしてスバルは、いい家柄の出なのかしら?この手を見ても綺麗な手をしてる。庶民とは暮らしが違いすぎる手だもの」


スバル「…。はっ!そ、そう言えば飼い猫の名前は聞いたけど、君の名前はまだ聞いてなかったな」


俺「そ、そうだね」


????「私の名前…。私はサテラ」


パック「!?」


サテラ「家名はないの。サテラでいいわ」


スバル「サテラか…。いい名前だな」


俺「だね!」



サテラ「えっ!?」




スバル「さって、聞き込み再開だ!」








ーーーー

ーー





〜噴水広場〜



俺「迷子のお母さん見たかってよかったね」



サテラ「そうですね」


スバル「ちょっと遠回りになっちゃったけど、お姉さん的にどんなメリットがあったんっすか?」


サテラ「簡単なことよ。これで心置きなく探し物が出来るじゃない」


俺「あぁ、確かにあのまま見過ごしてたら気になってたかも」


サテラ「で、2人はどうして手伝ってくれたの?俺さんはまぁ、声だけかけてあとは周りに任せればって言ってくれたけど、スバルは反対してたじゃない?」



スバル「急に手品を披露したくなったってだけ。言ったじゃん?徽章探しを手伝って一日一善って」



サテラ「なら迷子の子のお母さん探しで一日一善だったんじゃない?」


俺「あっ、確かに。まぁいいんじゃない?」


スバル「明日の分の前倒しって事!今週のノルマを先にやっちゃうつもりだったの!」


俺「夏休みの宿題を先にやっちゃう的なあれだね」


スバル「そう!それっす!」


俺「俺はそもそもやらなかったけどね」

ドヤァ


スバル「俺もッス!」


サテラ「スバルって凄く損する性格してるのね」


スバル「いや、君には言われたくないんだけど…」


サテラ「悪い子ではないみたいだけど…」


スバル「なんで歳下扱い?同い年位にしかみえないけど?」


俺「そうだね、同い年位にしかみえない」


サテラ「その予想は当てにならないと思いますよ。私、ハーフエルフですから」


スバル「なるほどな。どうりで可愛いと思った!エルフは美人ってお約束だもんなぁ」


俺「そうかもね」


サテラ「えっ!?」


俺「?」


スバル「どったの?」


サテラ「私、ハーフエルフ…」


スバル「うん。聞いた」



サテラ「…」頭抱え



パック「おりゃー」猫パンチ


俺「なに!?」ムニィ


スバル「どうしたんだよ急に」ムニィ


パック「なんかこう、耐え難いムズムズを形にしたくて」


スバル「そんなんじゃ殴られた側は納得しねーぞ?」


俺「肉急がプニプニだった…」



パック「僕も別に怒ってたわけじゃないんだよ、どっちかというと、逆だね」



サテラ「もう…オタンコナス」


俺「オタンコナスなんて久々に聞いた気がするw」


スバル「今時いわないし…。ってかなんで罵倒されてんの?」


サテラ「知らないっ!」プイッ


サテラ「それより、探し物の続きをしましょう」



俺「あー、待った。探し方を少し変えよう。ただ歩き回っても見つからないんじゃないかな?」



スバル「それなら、盗まれた現場に戻ってみるってどう?捜査の基本ってやつ」



サテラ「なるほど…現場は…」






ーーーー

ーー




〜市場 青果店前〜



俺「あら、さっきの果物屋だね」


店主「なんだ?さっきの文無し供じゃねーか」



スバル「いいのかよ?そんな事言ってる、さっきの俺たちと違うことに気づかないのか?」



店主「あぁ?」


スバル「1人増えただろ?お得意様候補を連れてきてやったんだぜ?」



サテラ「あのね、スバル。変に期待してくれてるけど、私もお金持ってないわよ?」


俺「あっ、そうだったんだ…」


店主「で?文無しが3人になったところで何が言いたかったんだ?」


俺「実は人を探してるんです。何か情報を提供してもらえないかなぁと思いまして」


店主「買い物もしないで情報寄越せって?」


子供「あれ?さっきの人たちだ!」


母親「先ほどはどうも」


俺「どうもです。買い物ですか?」


母親「いえ、主人のお店なのでちょっと立ち寄ったんです」


スバル「主人?」


子供「えへへ〜」


店主「よしよし。ところで、こいつらと知り合いか?」


母親「この子が迷子になった時に見つけてくれたんですよ」


子供「お姉ちゃん!はい!」


サテラ「?」


母親「どうか受け取ってあげてください。この子がどうしてもお礼がしたいって聞かなくて」


サテラ「ありがとう」カチャ


俺「似合うね」


店主「ウォホン…。すまなかったな。娘の恩人だったとは…俺からも礼をしたい。なんでも聞いてくれ」



サテラ「ほらね!巡り巡って自分達のためになったじゃない!」


俺「かえってくるって言うもんね。間違いない」







盗品蔵




〜貧困街〜



俺「今までと雰囲気が全く違うね」


スバル「空気も、住んでる人間も性格悪そう。本当にここにいんのか?」


サテラ「聞けば教えてくれるかしら」


パック「自分達の仲間を売るようなことはしないだろうから聞いても無駄だと思うよ?」


俺「どうする?ここは出直す?」


パック「進にしても、戻るにしても決断は早めにね。僕はそろそろ時間切れだ…」


スバル「時間切れ?」


パック「うん。僕は見た目もかわいいけど精霊だからね。表にいるだけでマナを消費するんだ」ウトウト


パック「だから夜は依り代の結晶石に戻ってお天道様が出てる間に備えてるんだよ」ウトウト


パック「時間的に言うと、9時5時が理想かなぁ」ウトウト


俺「9時17時て…。あれ?1時間足んないし」


スバル「公務員みたいだな…精霊の雇用形態も案外シビア?」



サテラ「パックがいなくても大丈夫。ここは進むしかない」


パック『だよね。だけど僕は限界だよ…」


俺「なんか、もう会えなくなりそうな消え方しそう」


サテラ「無理させてごめんね。あとは私達でやるから、ゆっくり休んで」


パック「くれぐれも無理をしないように。いざとなったらオドを使って僕を呼び出すんだよ」


サテラ「うん」


パック「それじゃあ後は頼んだよ?スバル、『俺』」手フリフリ



ピカー




俺「さて、ここからどうやってフェルトって子を見つけるかだけど」


サテラ「微精霊に聞いてみる」


俺「びせいれい?」


サテラ「微精霊っていうのは、まだ精霊になる前の存在のこと。時間が経って成長して、力と自我が自意識が芽生えると、パックみたいな精霊になるの」




サテラ「」パァァァ



スバル「おっ?」


俺「なんか蛍みたいな光が集まってきたねあれが微精霊なのかな」




サテラ「」



俺「綺麗だね」


スバル「…」


俺「見惚れてるし」




ーーーー

ーー




俺「灯がないから暗いね。自転車用のライトじゃ全然明るくならない」


サテラ「すごく寂しくなってくるわね…」


スバル「本当にこんな所にいるのか?」




サテラ「微精霊はフェルトに似た子がこっちに入って来るのを見たって言ってたけど…」



男「」スタスタ


スバル「よぉ!兄弟!この先フェルトって子の家であってる?」


男「あぁ?フェルト?この先はロム爺の盗品蔵があるだけだ」


男「さてはお前ら、フェルトになんか盗まれたな?まっ、うまく交渉して買い戻すんだな。強く生きろよ」ビシッ





ーーーー

ーー




〜ロム爺盗品蔵〜


サテラ「どうして盗まれた物を返してもらうのにお金が必要なのかしら」


俺「盗んだ物を換金したり転売したりするからだと思うよ。それ以上の値段を付ければ買い戻せるって事かな?」


スバル「まっ、ここは俺に任せてよ。なんとか交渉してくる」


俺「スバル君、そう言うの得意そうだね」


サテラ「うん。スバルに任せてみる」


スバル「なんかやけに素直だな。今までの流れなら、あなたみたいな役立たずに任せる?ヘソで茶が湧いて鼻が大爆笑しちゃうわぁ。と言われながらも俺は決意を新たにする展開だぜ?」


俺「それはさすがに言い過ぎw」


サテラ「そうよ!そんなひどい事私言わなわ!確かに足を引っ張られてないって言ったら嘘になっちゃうけど…」


俺「嘘になるんだね」


サテラ「でも、スバルを信じてみる。上手く行ったら儲けものくらいの気持ちで」


俺「儲けものてw」


スバル「そこは『私のためにがんばって』って上目遣いで言ってくれた方がやる気出るぜ?」


サテラ「そんな無理になんて言えないもの。でも…頑張って」


スバル「がんばる!俺が先に入るから、サトウさんとサテラは外見張ってて」


俺「わかった」


スバル「帰りは遅くならないけど、先にご飯食べてていいよ」


サテラ「もう!バカな事言ってないの!気をつけてね」


俺「昼間渡したやつは持ってるよね?」


スバル「バッチリっす。俺が声かけるまで入っちゃだめですよ?」



俺「了解。サテラちゃん?どしたの?」



サテラ「いえ…。スバル、徽章を取り戻せたら、ちゃんと謝るから…」



スバル「お邪魔しまーす」



ーーーー

ーー




俺「さて、俺も一応出しておくか…ここはガバメントかな」ゴソゴソ



サテラ「何を出すんですか?」


俺「ん?あぁ、自衛の為の道具だよ」


サテラ「これがその道具なんですか」


俺「そ。スバル君にも似たようなの渡してある。本当に危険だと思った時だけ使うようにってね」


サテラ「見たことのない道具…。どうやってつかうのかしら…」




バタンバタンガシャーン!!!



俺「!?」


サテラ「なんの音!?」バッ!



俺「サテラちゃん待った!」チャキ!



サテラ「えっ!?」



バン!バン!←銃声


俺「中にいるやつ!!ここは包囲されてる!!武器を捨てて投降しろ!!投降がない場合は突入する!」


サテラ「俺さん!?」


俺「今入るのは危ない。サテラちゃんはここにいて!」



サテラ「は、はい!」



俺「10数える!その間に投降しろ!」



俺「10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ゼロ!(残弾確認残り5発…!)ムーブ!!突入する!!」


ガシャーン!


俺「手を上げろ!武器を捨てて床に伏せ…。スバル君!?」



スバル「ア"…ガッ…」ヒューヒュー



ザシュッ!



俺「!?」



???「いいハッタリだったけど、気配が少なすぎるわねぇ。それに恐怖を隠しきれていないわ」


俺「」



サテラ「ね、ねぇ…。スバル?俺さん?

大丈夫?」



スバル「ダメだ…。逃げ…」



















夢だったのか?






〜ルグニカ王国 市場〜


店主「どうしたんだよ、急に惚けた顔しやがって」



俺「えっ?」


店主「だから、リンガだよ!リンガ!兄ちゃん達金は持ってんのか?」


スバル「はぁ?」


店主「はぁ?じゃねーよ!金はあんのかって聞いたんだよ!」


俺「俺ら金は持ってないですよ」


店主「んだよ!ただの冷やかしならあっち行ってくれ!」


俺「す、すいません!スバル君行こう」


スバル「あ、は、はい」




ーーーー

ーー



〜少し離れた通り〜


俺「なぁ、スバル君…。さっきまで夜だったよね?」


スバル「そうっすね…」


スバル「そうだ!腹の傷…はない!?」


俺「状況がよくわかんないけど…サテラちゃん!」


スバル「そうだ!サテラ!バックに頼むって言われましたよね!」


俺「あの店に戻らないと!」



ーーーー

ーー



〜路地裏〜



スバル「おっ!?」


俺「どした?」



カン「オイオイ、惚けた顔してどうしたよ?」


チン「痛てー思いしたくなかったら出すもん出しな!」


俺「うわ、めんどくさ…」


スバル「なんだよ…さっきの仕返しか?」


チン「はぁ?何言ってんだお前!」


トン「とりあえず持ち物全部置いてけよ。それで勘弁してやるから」



カン「あと犬の鳴き真似もやれよ!」



俺「」イラッ


スバル「上等だこらぁー!!」



ドカっ!


バキッ!


チーン!



俺「うわぁ…」



スバル「こっちは急いだんだよ!邪魔すんじゃねー!」




ーーーー

ーー





〜貧困街 入り口付近〜


俺「ところでスバル君」


スバル「もうスバルでいいっすよサトウさん!」



俺「なら俺の事も『俺』でいいよ」


スバル「じゃあ俺さん。なんっすか?」


俺「買い戻すって言ってたけど、無一文でどうやって買い戻すの?」


スバル「それはこれっす!」サッ


俺「コンポタとカプ麺?」


スバル「こいつと物々交換しようと思います!それでダメならガラケーを出します」



俺「コンポタとカプ麺はまだしも、ガラケーは困るんじゃ?」


スバル「どーせこの世界じゃ使えないし、俺のは充電する物も持ってません」


俺「なら俺のスマホでも」


スバル「俺さんのは充電器と電池があるからもう少し持ちますよね?だから先に俺のガラケーを出します」


俺「な、なるほど」







〜ロム爺 盗品蔵前〜



俺「スバル君。こっちを!」クルッ


スバル「これは知ってる!G18!しかもロングマガジン!FPSでよく出てくるやっすね!」


俺「FPSに出てくるかはわからないけどそう。ちな俺はマトリックスの影響」


スバル「マトリックス好きなんすっねw」


俺「あとMGSシリーズねw中学生の時ドハマりよw俺はファイブセブンっと」


スバル「じゃあ俺がドアを開けます!」


スバル「ビビんな…ビビんな俺!」スー…



コンコンコン


スバル「誰かいますか?」


ドンドン


スバル「誰かいんだろ!返事してくれ!」




ガチャ


スバル「!?」


俺「!」


??「じゃかましい!合図と合言葉言わずに扉をぶち壊す気か!?」


スバル「あ、あんた…」



??「まぁいい。とりあえず入れ」




ーーーー

ーー





〜盗品蔵室内〜



俺「」キョロキョロ


スバル「」キョロキョロ


??「なんじゃい、さっきからキョロキョロと。金玉の位置でも気になるか?」


俺「いや、マイバットの位置は気にしてないですけど…」


スバル「下から話に入るな!」


??「ったく。人の晩酌の邪魔しやがって…」ゴクゴク


??「ツマンネー話だったら容赦しねーぞ?」


俺「昼間から酒とか…」


スバル「えっと、ロム爺だったか…。馬鹿げた話なんだけどよ。最近死んだことねーか?」


ロム爺「?」ポカーン


ロム爺「www確かに死にかけのジジイだがあいにくと死んだ事はまだないぞw」


俺「なら!銀髪の女の子は見ませんでしたか?」


ロム爺「銀髪?そんな悪目立ちするようなもんは見とらん」


スバル「…」


俺「(どゆこと?夢だったとでも?)」


ロム爺「で、お前さんらは何の用で来た?」


スバル「俺たちは徽章を探してんだ。世話になった銀髪美少女の持ちもんだ」


俺「理由は知りませんが大切な物らしいんです」


スバル「確か…真ん中に宝石が埋め込まれてるって」


ロム爺「宝石が埋め込まれてる徽章…。悪いがそんなものは持ち込まれていないな」


俺「本当ですか?」


ロム爺「酒が入って絶好調の時に思い出せないんだから知らんな。ただ、今日はこのあと持ち込みの約束あってな。それがお前さん達の探し物かもしれんぞ?」


俺「もしかして、フェルトって子ですか!?」


ロム爺「なんじゃ、盗った相手の名前までわかっとるのか…。じゃが、それを買い戻せるかは別の話じゃぞ?」



スバル「いくら足元見たって無駄だぜ?俺たちは万夫不当の文無しだぜ」


ロム爺「話にならんのぉ」


スバル「だけどこの世には物々交換ってのがある」


ロム爺「ん?そういえばお前さんらの珍しいもんはなんじゃ?」


俺「(食いついたか)」






ーーーー

ーー







〜ロム爺盗品蔵前〜



俺「まさかその場で食われるとは…」


スバル「予想外っすわ」


俺「」ガサゴソ



スバル「何してるっすか?」


俺「改めて荷物の確認しようかと」





俺荷物



スマホ

Wi-Fi端末

自転車用ライト

サングラス


リュック内

ペンケース

サングラス(ケース付き

ノート

裁縫セット

充電器(電池タイプ)

乾電池(単三)

雨合羽


武器(エアガンガスガン電動ガンだったもの)

コルトガバメント

ファイブセブン

デザートイーグル

VSR-10(レミントンM700)

ライフルスコープ

P90

P90スペアマガジン

USP.45

USP.45スペアマガジン

USPコンパクト

グロック18Cロングマガジンver

G17シリーズノーマルマガジン

スパス12

スペアカートリッジ×4




スバル「すげーいっぱいすね」


俺「全部ゲームとマトリックスとアニメの影響だよ…。なんでグラブとボールとバットじゃないんだよ…」


スバル「それだと戦えないからじゃないっすか?」


俺「戦わないっての…」






ーーーー

ーー



夕方



〜ロム爺盗品蔵前〜



スバル「金持ってるやつと持ってないやつってどこの世界にもいるんっすね…」


俺「すっごいわかりやすいよね…」



ザッ


俺「!」


????「何してんだ兄ちゃん達…。邪魔なんだけど…」



スバル「フェルト!」


フェルト「あたしの事知ってんのか?」


俺「君を待ってたんだよ」


フェルト「はぁ?」


スバル「ってか俺の事覚えてない?」


フェルト「…?かなり衝撃的な出会い方しねーといちいち覚えてねーな…。暇じゃねーから」


スバル「衝撃的…ちゃー衝撃的だったけど…。まぁいいや」


俺「君の持ってる徽章の事で話をしたいんだ」




ーーーー

ーー

ーー




〜室内〜




フェルト「じゃぁ本題と行こうか!兄ちゃん達、いくら出すんだ?」


スバル「いきなりだなぁ…」


俺「一つ確認なんだけど、徽章はちゃんと持ってるのかな?」


フェルト「ったりめーだろ?ほらっ」


ロム爺「ん」


フェルト「こっちは宝石付きの代物だ!しかもそれなりに苦労して手に入れた!それに見合った額ならお互い嬉しいよな?」


スバル「金はねぇ!」


フェルト「話になんねーじゃねーか!」



スバル「チッチッチ♪金はねーが、金に換えられ物はあんだよ」


フェルト「?」



スバル「ここに取り出しましたは万物の時間を凍結させる魔器携帯だ!」


俺「(写メの事だろうなぁ…)」


フェルト「なんだこれ?」


ロム爺「初めて見るのぉ」



スバル「」ポチポチ


スバル「くらえ!秒間9発!連続撮影!」


カシャカシャカシャカシャ


ロム爺「うおっ!」


フェルト「ひゃ!」


ロム爺「わしを殺す気かぁ!」


俺「(ガラケーでもバースト撮影できんだ)」


ロム爺「怪しげな真似しおって!ジジイをなめるでないぞ!」


スバル「まぁ、まてまて」


ロム爺「?」


フェルト「これって…あたしとロム爺の顔か?」」


ロム爺「どういうてじなじゃ?」



スバル「言ったろ?これはこれは時間を切り取って凍結させる不思議なアイテム。これを使ってあんたら2人の時間を切り取って凍結させたんだ」


フェルト「なるほど!そりゃすげーな!」


ロム爺「これが噂のミーティアというやつか?」


俺「(自由と正義のMSが装備してそう)ミーティア?」


ロム爺「魔法使のようにゲートが開いてない者でも魔法を使えるようになる道具の総称だ」


スバル「なるほど…」


フェルト「そんな事より値段だ。こいつを売ればいくらになる?」


ロム爺「さすがにワシもミーティアは初めてじゃ。だがこの徽章より高値がつくのは間違いあるまい」


フェルト「マジか!?」


俺「なら、交渉は成立?」


スバル「よし!」


スッ!



スバル「なっ!」


フェルト「いいやまだだ。あたしの交渉相手は兄ちゃん達だけじゃないって事」


俺「えっと…つまり?」


フェルト「そもそもこれは頼まれたからなんだよ。これ1個で金貨10枚になるんだ」


俺「先約って事か。金貨10枚がどのくらいの相場なのかわかんないな…」



ロム爺「お前さんのミーティアなら金貨20枚は間違いない…いやそれ以上出すのもいるかもしれん」


フェルト「マジか!それならふっかけ甲斐がありそうだぜ!」


スバル「で、その依頼人はいつくるんだよ?」


フェルト「心配すんな、交渉場所はここだ私みたいなか弱いのが1人で相手して踏み倒されたりしたら敵わねー。その点ここならロム爺もいて安心だからな!」



コンコンコン♪



ロム爺「符丁は?」


フェルト「教えてねーよ。多分あたしの客だし、見てくるわ」





ーーーー

ーー






ロム爺「この交渉はこの小僧達に傾く。お前さんと雇い主には悪いがその金貨を仕舞って帰る事だな」



スバル「しゃー!」


俺「よし!」


エルザ「」


ロム爺「」


フェルト「」


スバル「いいじゃねーか!ガッツポーズくらい!嬉しかったんだから!」


フェルト「何も言ってねーだろ…存分に喜べよ」


俺「すみませんエルザさん。雇い主に怒られたりするんじゃないですか?」


エルザ「仕方のない事よ。雇い主がケチった結果だもの。それじゃ、交渉は残念な結果だったけど。私はこれで失礼するわね」ガタッ


エルザ「そいういえば、あなた達はその徽章を手に入れてどうするつもりなの?」


スバル「あぁ。元の持ち主探してん返すんだよ」


ロム爺「!?」


フェルト「なっ」


エルザ「なんだ…関係者なのね」


ガターン!!



俺「うわっ!」


スバル「ちょ!」


フェルト「バカ!死ぬ気か!?」


エルザ「避けられてしまったわね」


ロム爺「おおおお!!!」



ガシャーン!!


ドカーン!!


バキーン!!



エルザ「巨人族戦うのは初めてだわ」


ロム爺「黙れ小娘!挽肉にして大ネズミの餌にしてやるわ!」


ガターン!


バダーン!!


俺「」チャキ!


スバル「や、やばい!」


フェルト「大丈夫だ!ロム爺がやられるはずがねー!」





ロム爺「くらえー!」



ブンッ!


ザシュッ!



ロム爺「!?」


フェルト「ロム爺!!」


ロム爺「くそぉ…せめて相打ちに!」



エルザ「言い忘れていたけど、ミルク、ごちそうさまでした」


グシャ!



バタン!




エルザ「てめぇ…よくもロム爺を!」


俺「嘘だろ…嘘だろ…」チャキ



エルザ「あら、勇気があるのね。だけど手向かうと痛い目をみるわよ?」



フェルト「反撃しなくても殺す気だろうが…」


エルザ「動かれると手元が狂うのだけれど。私、刃物の扱い雑談だから」


俺「くそっ…怖えぇ…」ガクブル


フェルト「悪かったな2人とも。巻き込んじまって」



バッ!


キーン!!



ザシュッ!



フェルト「!?」



フェルト「」ドサッ



俺「す、スバル!銃を!銃を構えろ!」

チャキ


スバル「あ、あぁ…」


エルザ「お爺さんと女の子は倒れ、1人のお兄さんは少し抵抗しようとしているのに、そっちのお兄さんは動かないのね」


俺「スバル!立て!立て!」ブルブル


スバル「クッソ…!」


エルザ「やっと立つのね。ただの人のようね



俺「くらえ!!」


バン!バン!バン!バン!



俺「し、初見で避けやがった…」


エルザ「不思議な道具ね。厄介そうだから先に片付けようかしら」ヒュン!


グサッ!


俺「!?」



俺「痛えぇ…まじかよ…」ドサッ





スバル「俺さん!?」







3章





〜市場 青果店前〜





… …



ンガ



店主「だからリンガだよ」


俺「(あ、あれ?)」



店主「大丈夫か?お前ら?」



スバル「わけわかんねぇ…」ドサッ



俺「す、スバル!?」


店主「お、おい!」



ーーーー

ーー





数分後



スバル「…っん!」


俺「大丈夫?」


スバル「えっと…俺」


俺「倒れたんだよ。とりあえずこれ。店主さんからリンガ貰ったよ」


スバル「あっ…!」


俺「ん?」


バッ!


スバル「ちょ、ちょっと待ってくれ!」


俺「ちょ!スバル!」


スバル「待ってくれ!サテラー!!!」


俺「!」


ザワザワ…ザワザワ…


スバル「サテラ!無視しないでくれ!」ハァハァ


俺「サテラちゃん!よかった…。ごめん!置いていっちゃて!」


スバル「言うこと聞かなかったのもごめん!」


俺「俺らも色々あってね…」


スバル「あの後盗品蔵にも行ったんだ!けど、会えなくて…!」


俺「あっ、ごめん。俺らの事ばっかり。でも本当に無事でよかったよサテラちゃん」


クルッ


サテラ「あなた達…どういうつもり!?」キッ


俺 スバル「!?」




サテラ「誰だか知らないけど、人を嫉妬の魔女の名前で呼んで…。どういうつもりなの!?」



ザワザワ…ザワザワ…



????「もう一度聞くわ。どうして私の名前を嫉妬の魔女の名で呼ぶの?」


俺「そ、それは…。そう呼べって」


????「…誰に言われたか知らないけれど。趣味が悪すぎる!」キッ



????「禁忌の象徴嫉妬の魔女!口にするのもはばかられるそんな名前で呼ぶなんて…!」



ソウダソウダ!


アンマリダゾ!


????「用が無いなら行くわ。私、暇じゃ無いから」


クルッ



スバル「ちょ…」



バサァ!



スバル「フェルト!?」


俺「なに!?」



タタタタ!


スッ!


????「!?」




????「このための足止め!?あなた達もグル!?」


スバル「ち、違う!」


俺「誤解だ!俺たちは…!」



????「」バッ!



俺「追わなきゃ!」




ーーーー

ーー







〜路地裏〜




俺「見失った…。あれ?スバル?俺だけ先来ちゃったみたい」




イイカゲンニシロー!



俺「向こうか!」



タタタタッ!


俺「(あれ?こいつら…)」


俺「!?」


スバル「い、痛え…」


俺「さっきの奴らか!!クッソ!!止血するもの…どうすんだっけ…!だ、誰か!」オロオロ


スバル「あっ…がっ…」ガクッ



俺「スバル!?スバ…!?」




俺「頭が…痛い!頭が…」

















ーーーー

ーー








〜市場 青果店前〜



店主「兄ちゃん。リンガは?」



俺「!?」


スバル「…。なぁおっちゃん…。俺らの顔みんのこれで何度目?」


俺「スバル?何言っ」


店主「何度目も何も初めてだろうが。で、リンガは?」


俺「いや…そんなはずは」


スバル「ふっ…」


俺「?」


スバル「悪りぃけど!俺たちは天壌無窮の一文無しだ!」



店主「とっとと失せろー!!!」




ーーーー

ーー




〜道路脇〜



スバル「財布に携帯。コンポタにカップ麺」


俺「俺も含めて斬られた、刺された後も無し…。エアガン、もう銃でいいや。それも全部ある」



スバル「よかった…背中の傷とか剣士の恥だもんな…」



スバル「さて、俺さん。色々あったけど気づいた事があるんっすけど」


俺「俺もなんとなく察してる」



スバル「状況証拠も揃ったし…」


俺「認めるしかないね…信じたくないけど…」


スバル「タイムリープしてる…」


俺「しかも死ぬと初期装備からやり直し…」


スバル「名付けて死に戻り!ただ、せっかくのタイムリープなのに死ななきゃ発動しないとか負け犬設定が俺らしいな」



スクッ


スクッ


スタスタ


俺「…それってさ。スバルだけなのかな?」


スバル「どゆことっすか?」


俺「直近だと俺、死んでないんだ…。スバルが刺された後、物凄い頭痛がして…。あれ?これで死んだ?」


スバル「発動出来るのは俺だけって事っすか…」


俺「わからない…」





スバル「とにかく、時間を遡ったって事はこの4度目の世界では俺はサテラに助けられてない」


スバル「って事はその恩を返す義理もない。売れるもん売って軍資金貯めてウハウハ」


俺「いいの?本当に?」


スバル「えっ?」


俺「確かに色々あったよ。でも、助けてもらった事には変わりないんじゃない?」


スバル「…っ!」


俺「自分が大変なのに、サテラちゃんはスバルを助けてくれたんでしょ?迷子も助けてあげてたし」


スバル「」


俺「多分1回目。サテラちゃんと仲良くなって嬉しそうだったじゃん」


スバル「…」



トマト「グシャ」



スバル「!?」



俺「きっと俺らと出会ってなくてもサテラちゃんは徽章を盗まれる。盗品蔵にも行くだろうね」


スバル「サテラは…盗品蔵で…」


俺「きっとね。何度やっても変わらないと思うよ。それを見過ごせるの?俺は出来ないな」



スバル「俺も…。俺も出来ねぇ!いっぺん知り合った奴が殺されるなんて!」


俺「よっしゃ!俺も手伝うから!行こう!!」


スバル「はい!!」




ーーーー

ーー




〜市場 青果店前




スバル「な、なぁ。おっちゃん!一つだけ聞いてもいいか!?」ゼェゼェ



店主「また来やがったのか!?」


俺「お願いします!」ゼェゼェ


スバル「この辺で…スリ騒ぎとかなかったか?」



店主「ったく。何も買わずに質問とか…。この辺じゃスリなんて珍しくもねーよ。ただ、さっきのは凄かったな」


俺「さっきの?」


店主「通りで魔法が2、3ぶっ放された。氷柱が矢みてーに突き刺さった。すぐに消えちまったけどよ」



スバル「出遅れたか…」


俺「徽章が盗まれるのを阻止すればひょっとしたらって思ったんだけど…」


店主「何がひょっとしてなんだ?」


俺「あぁ、いやこっちの話です。ありがとうございました」


スバル「悪りぃなおっちゃん。なんも買ってないのに…」


店主「いいさ。さっきお前らみたいな無一文に娘を助けてもらったばかりだからな」


スバル「これも運命の矯正力…」


俺「あの子はやっぱりいい子だね」


スバル「はい!」


店主「?」


俺「次はきっとリンガ買わせてもらいますから!」


スバル「きっと来るぜ」


店主「あぁ。買うならお客様だ。働けよー!無一文!」


スバル「おう!」


俺「はい!」



ーーーー

ーー



〜路地裏〜



俺「盗品蔵に急ごう!」


スバル「エルザが来る前に徽章を買い戻そう!」


俺「…。サテラは偽名だったみたいだね」


スバル「今度は本当の名前を教えてもらえるように頑張んないとっすね!」


俺「おうよ!」



カン「てめぇらなにブツブツ言ってんだ?」


チン「痛えー思いしたくなきゃ出すもん出せよ!」


スバル「いい加減見飽きたぜトンチンカン…」


俺「俺も…」


スバル「俺さん。ここは俺が」


俺「よろ」



スバル「さすがに4回目だから学習してんた!」


トンチンカン「?」


スゥー…


スバル「衛兵さぁーーーん!!!!」



カン「て、てめぇふざけんなよ!」


俺「なるほど、この世界にだって警察的な組織はあるだろうしね!」






スバル「あれ?」


俺「来ない?」



トン「脅かしやがって!ちょっとだけビビっちまったぜ」


チン「少しだけ…」


カン「ほんのすこしだけ!」


シャキン!


カン「逃げようったって無駄だぜ!」


スバル「くそっ…」


俺「撃つか…」



男「そこまでだ」



トン「赤髪に…竜の爪痕の刻まれた騎士剣…まさか!」



俺「(剣心?)」


トン「ラインハルト…!剣聖!ラインハルトか!?」



ラインハルト「自己紹介の必要はなさそうだ。もっともその二つ名は僕には重すぎる。僕の微力が彼らの力になるかわからないが、もしも強行手段に出るというのなら。騎士として抗わせてもらうよ」


トン「冗談じゃねー!割に合わねーよ!」



バタバタバタバタ


ラインハルト「お互い無事でよかった怪我はないかい?」


スバル「こ、この度は命を救って頂き、お礼申し上げる!このナツキスバル」


ラインハルト「そんなにかしこまらなくても構わないよ。向こうも3対3になって優位性を確保出来なくなってのことだ。僕1人じゃこうはならなかった」ニカッ



俺「(ウホッ、いい男…)」




俺「えっと、ラインハルトさんでいいですかね?」


ラインハルト「呼び捨てで構わないさスバル!それと…」


俺「サトウ俺です」


ラインハルト「『俺』」


俺「(中々フレンドリーなやつだなw)」


俺「改めてありがとう。ラインハルト」


スバル「俺の叫びを聞いて来てくれたのはお前だけだぜ…。マジ寂しい」


ラインハルト「多くの者にとって彼らのような者と反目するのはリスクが大きい。その点、衛兵を呼んだ君の判断は正しかったよ」


俺「ラインハルトは衛兵だったの?そうはみえないけど…」


ラインハルト「今日は非番で制服を着ていないのもあるし、見た目にいかつさが無いのは自覚しているんだけどね」


スバル「そういえば剣聖とか言われてたけど?」


ラインハルト「家がちょっと特殊でね。かけられた期待に日々潰されそうだよ」


ラインハルト「ところで君達は見たことのない格好をしているね?この国はすこしだけ落ち着かない状況にある。困った事があったら僕で良ければ手伝うよ?」



スバル「なら一緒に盗品蔵へ!」


ラインハルト「盗品蔵?」


スバル「あっ、いや…忘れてくれ」



俺「あまり迷惑かけられないからね…。あっ、一つだけ」


ラインハルト「?」


俺「一つ伝言を頼まれて欲しいんだ」


スバル「!?」


ラインハルト「喜んで。どこの誰に伝えればいいんだい?」


俺「ほら、スバル」


スバル「俺たちも名前はわからないんだけど、白いローブを着た銀髪の女の子なんだけど!」


ラインハルト「白いローブに銀髪の子…?」


スバル「付け加えると、超絶美少女!」


俺「確かに」


ラインハルト「その子になんて伝えればいいんだい?」


スバル「盗品蔵には近づくな。探し物は俺たちが必ず見つけるからって!」


俺「任せてくれって言っておいてくれると助かる」


ラインハルト「わかった。その女性がいたら必ず伝えよう」


スバル「ありがとう!」


俺「よろしく」


スバル「このお礼はいずれ!」


ラインハルト「あぁ!」





ーーーー

ーー





〜貧民街近く〜



俺「スバル。ちょっといい?」


スバル「なんっすか?」


俺「確かめときたい事があって…」


スバル「確かめたい事?」


俺「この銃の事(周りに人はいないな)」チャキ


スバル「?」


バン!バン!


スバル「俺さん!?そんな!勿体無い!」


カチャ ←マガジン出し




俺「減ったよな?…ここから」


スバル「そりゃ…撃ったから」


カチャ←マガジンセット


スバル「俺さん…?」



カチャ ←出し


スバル「!?」


スバル「弾が元に戻ってる…」


俺「1回目、俺が盗品蔵に入る前に2発撃って残弾を確認たんだ。そして撃てば弾が減って軽くなる」


スバル「でも、そんな微妙な重さの減りなんて…」



俺「俺が野球とソフトボールやってるのは話したよね?」


スバル「それと何が?」


俺「バットの重さ。ちょっと変わるだけで振った時に全然違うんだよね。だから結構重さは気にしてるんだ」


スバル「まさか…」


俺「マガジンを戻したら重くなったんだよ…。あの状況だったから気のせいかと思ったけど今確認して確信した」


スバル「すげぇ!無限バンダナみたいじゃないっすか!」


俺「弾は減らなくても手入れができないよ…道具が必要だ…あれ?なんだこれ全く汚れとかがない…」


スバル「手入れの必要もないとか最強じやないっすか!」


俺「スバルが撃った時はどうなのか確認しておかないと。2、3発撃ってみて」


スバル「あっ、そうっすね!」


俺「貸したUSPがグロックは…ないよね。リュックに入ってたし」


俺「はい」クルッ



スバル「何度みてもその渡し方いいっすね」


俺「練習した甲斐があるよw」


スバル「弾を装填して…セーフティを解除…」チャキ



俺「ちゃんと覚えてたね。あっ!両手でしっかり持ってね。片手で撃つのは危ないって冴羽ちゃんが言ってた」


スバル「冴羽ちゃん?」


俺「ごめ、知らないか。シティーハンターってアニメのキャラクターだよ。CVは神谷明」


スバル「あっ、ドラマになったやつ!」


俺「それそれ。しっかり両手で持って撃ってね」


スバル「はい!」


バン!バン!



俺「マガジンを一度出して戻してみて」



スバル「どうなったか…」


俺「どう?」


スバル「減ったままっす」


俺「貸して」


スバル「はい。あっ、セーフティロックしないと」


俺「ありがと」



カチャ ←出し


カチャン←入れ


カチャ←出し


スバル「どうっすか?」


俺「…戻ってる」


スバル「これは俺さんの能力みたいっすね」


俺「弾が減らない程度の能力…」


スバル「俺は死に戻り、俺さんは…無限バンダナででいいや。無限バンダナ能力」


スバル「俺が先に死んだ時に俺さんは頭痛のあと戻ってきた」


俺「こりゃ確定かな。俺は死んでも戻らない。その代わりスバルを守るための能力がある」


俺「こりゃおもしろい。こういうシチュ憧れてたんだわwかわいい女の子じゃないってのが残念だけどw」


スバル「俺も、守ってもらうならあの銀髪美少女みたいな子のほうがいいっすよw」


スバル「とにかく!よろしくっす!俺さん!もし俺さんに何かあったら、何度でもやり直してやりますよ!」


俺「期待しないでおくよw死んだって未練…ないわけじゃないけど。税金払うためだけに仕事したくないし!」


俺「よろしく!スバル!」





ーーーー

ーー





〜貧民街〜



スバル「早いとこフェルト見つけて、携帯と交換しなきゃ!」


俺「そうだね!」


ドンっ!


俺「す、すみません!」


スバル「!?」


俺「!!」


エルザ「あら?どうしたの?そんなに怖がらなくても何もしないわよ?」


スバル「べ、別に怖くなんかねぇよ」


俺「じ、女性にぶつかったから大丈夫かなと…」


エルザ「匂い…。怖がっている時、その匂いが人からは匂いがするものよ。あなた達は今恐怖を感じている」


俺「!?」


エルザ「それに怒ってもいる…。でもいいわ。今は騒ぎを起こしたくない」



俺「物騒なこと言いますね…」


スバル「あんましびびらせっと美人がだいなしだぜ…」


エルザ「あらお上手敵意を隠せばもっと上出来。それじゃ失礼するわ。また会えそうな気がするわね」




俺「…」


スバル「…」





ーーーー

ーー





〜フェルト宅〜



フェルト「んだよ、依頼なら早く言えっての!」



スバル「そっちが襲いかかってきたんじゃねーか!手癖悪すぎだよ!」


フェルト「これがあたし達の生き方なんだよ!そうしなきゃ身体売るしかなくなっちまう…で?話は何だよ?早く言えよ」


俺「君の持ってる徽章を俺達で買い取りたい」


フェルト「依頼人のねーちゃんとお前らは別口だよな?商売敵かなんかか?」


スバル「商売敵ってより親の仇ってところだよってか俺らの仇ってとこか?」


フェルト「わっかんねーよ。まぁあたしとしては高く買い取ってくれる方に売り付けるだけだ。とりあえず話聞くぜ?」


スバル「たくましいこった…。俺は金貨20枚以上の価値があるアイテムを持ってる。巷で話題のミーティアだ。その条件で徽章を買い取りたい」


カシャ♪


フェルト「ほーん?」


俺「このミーティアは時間を切り取って凍結する事ができる世界で一つの貴重品!」


スバル「さぁ、どうよ?」


フェルト「…嘘じゃなさそうだな。でもこれがあたしか?もっと美人だろ?」


スバル「スッピンでこれなら上等だろう」


俺「俺らの国じゃみんな羨むよ」



フェルト「まぁ、物珍しさは認めるけど、金貨20枚はマユツバだぜ?あたしだって交渉事には慣れてっけど、交渉相手の言う事丸呑みにしてやるほど馬鹿じゃねーんだ」


スバル「そ、そりゃそうだな」



フェルト「この町の奥に盗品蔵がある。そこでロム爺って爺さんに鑑定してもらおう。その方が公平だぜ?」



俺「まぁ、そうなるな。よし、そこで話しよう」


スバル「すぐ行こうさぁ行こう。ぱっと行こう」


フェルト「ちょっ、押すなっての…!」




ーーーー

ーー




〜盗品蔵〜



ロム爺「んー…。確かに珍しいもんじゃな。ミーティアなんて初めてじゃ」


俺「精密なものなんで丁寧に扱ってくださいね」


スバル「ぶっ壊されたら死ななきゃいけないレベル。やり直し的な意味で」



ロム爺「これは確かに恐れ入ったわい。もしワシが扱うんなら…15いや金貨20枚で捌いてみせるわい。それだけの価値がある」


フェルト「!」


俺「な?言ったでしょ?」


スバル「交渉成立!さっ!交換しようぜ!」


俺「交渉成立の祝いとして飯でもいきませんか!?」



フェルト「…。ちょっと待て。どうしてそんなに焦ったんだ?さっきもだったけどよ」


スバル「時間は有限だぜ?有効に使わねーとな…」


フェルト「そーゆーのいいっての!そもそもなんでこの徽章が必要なんだ?もしかしてこの徽章、実はみんなが欲しがるくらい、それこそミーティア以上の価値があるもんなんじゃないか?」


スバル「ま、待てフェルト!その考えは危うい!」


俺「深読みしすぎだよ!ふっかければ金貨20枚以上だよ!?」


スバル「そこで手を打っておけ!それ以上は欲しがるな!お前の依頼主も金貨20枚が限界だ!それ以上は出せない!」



フェルト「…。なんでお前らがそれ知ったんだ?」


俺「!」


スバル「しまっ…」


フェルト「ボロがでたな。関係者だって」


俺「ち、違う!関係者じゃない!本当だ!!」


スバル「頼む!時間がないんだよ!」


フェルト「頼まれてもなぁ…。あんた達を交渉相手とは認めるよ。でも依頼人の意見も聞かないとフェアじゃねー」



スバル「…俺たちが、俺たちがその徽章を欲しいのは…」


俺「スバル!それは言っちゃダメだ!」


スバル「言わせてくれ!」


俺「!」


スバル「徽章が欲しいのは!その徽章の持ち主に返したいからだ!」


フェルト「はぁ?」


スバル「その徽章を持ち主に返したいから欲しがってる!それだけだ!頼む!」



俺「スバル…。俺からもお願いします!」



ロム爺「…」


フェルト「…」


ロム爺「嘘を言っているようには見せんぞ?」


フェルト「騙されんじゃねーよ!あたしは騙されねーからな!持ち主に返す?つくならもっとマシな嘘を言えっての!」


スバル「フェルト…」


俺「ダメか…」



コンコンコンコン


コンコン



俺「!?」


スバル「!!」


ロム爺「誰じゃ?」


フェルト「あたしの客だと思う。ちょっと見てくる」


スバル「お、俺さん…」


俺「きやがった…」



俺スバル「エルザ…」





フェルト「ちょっと早い気もすっけど…」



俺「あ、開けちゃダメだ!」


スバル「こ、殺されるぞ!」


フェルト「はぁ?」





ガチャ





????「殺すとか、そんな物騒な事いきなりしないわよ!」



俺「あっ…」


スバル「っ!」


フェルト「げっ!」




????「よかったいてくれて。今度は逃さない!」


フェルト「んだよ!しつけーな!諦めろっつーのに!」


????「諦めるわけないでしょ!それはとても大切な物なのだから!おとなしく返してくれれば痛い思いはさせないわ」


パアァァァ…



俺「あれって…」



????「私からの要求は一つ。その徽章を返して。大切な物なの」


ロム爺「ただの魔法使いならワシも戦えるのじゃが、ちと相手がマズイ…!」


フェルト「んだよ!戦う前から負けを認めんのか?」


ロム爺「お嬢ちゃん…。あんたエルフだろ?」



????「ちょっと違うわ。正確には半分、だけだから…」


フェルト「ハーフエルフ!?しかも銀髪!?まさか!」


????「他人の空似よ!私だって迷惑してるのよ!」


フェルト「兄ちゃん達!もしかして私をはめたな!」


俺「は?」


スバル「俺らは何も…」


フェルト「持ち主に返すって言ってただろ!怪しいと思ってたんだ!」


????「どういう事…?仲間じゃなかったの?」



スバル「俺さん…。あれ!」


俺「花のバッチ…」


スバル「何度繰り返しても、あの子の優しさは変わらないっすね」


俺「みたいだね」


フェルト「んだよ!何笑ってんだよお前ら!!」


スバル「まぁいいじゃねーか!フェルト、徽章返してやれよ」


俺「で、君はすぐにでて行くこと。もう盗られないようにね」


????「なんで急に親身になってるのよ?釈然としないのだけれど…」


フェルト「こっちだった納得いかねーよ!」



スバル「!パック!!防いで!!」



キイィィィン…!


????「!?」


パック「中々どうして、紙一重だった。助かったよ」


俺「よかった…。17時前で助かった」チャキ




エルザ「精霊…。精霊ね。素敵。精霊はまだお腹を割って見たことないわね」



フェルト「おい、どういう事だよ!?」


エルザ「まさか持ち主にまで連れてこられたら商談なんてとてもとても…。だから予定を変更したのよ。この場にいる関係者は皆殺し。あなたは仕事を全うできなかった。口ばかりでお粗末な仕事。所詮貧民街の子供ね」


フェルト「くっ…」


俺「…ありゃ言い過ぎだ…」




フェルト「えっ…」


スバル「てめぇ!こんな小さいガキいじめて楽しんでんじゃねーよ!ハラワタ大好きサド女が!」


俺「(ここはスバルに任せようかな。パックは…今チャージ中か)」


スバル「フェルトだって必死に生きてんだよ!」


俺「ちょっと予定狂ってキレるとか仕事した事ない子供かっての」



スバル「命を大事にしろ!腹斬られた時の痛み知ってるか!?俺は知ってる!!」


俺「(一応俺も)」


エルザ「何を言っているのかしら?」


スバル「俺の中の正義感と義侠心がこの世界の理不尽を弾劾中だよ!俺にとっての理不尽はつまりお前で!この状況で!



俺「スバル、そろそろいいんじゃない?」チラッ


スバル「そっすね!やっちまえ!パック!」


パック「後世に伝えたい見事な無様さだったね。その期待に応えよう」




パアァァァ!!



パック「自己紹介がまだだったねお嬢さん。僕の名前はパック。名前だけでも覚えて逝ってね!」


俺「(あれ絶対、死ぬとかの逝くだよね…)」



ドカーン!バシャーン!



ロム爺「やりおったか!?」



俺「それフラグ!」





エルザ「備えはしておくものな」


パリーン!!



スッ!!



ブンッ!



????「精霊術の使い手を舐めたいでよ!」


キイィィィン!



ヒュン!

ヒュン!


パック「戦い慣れしてるねぇ。女の子なのに」



ガシャーン!



ドカーン!


エルザ「あら、女の子扱いしてくれるのね。久しぶりだわ」


パック「僕から見れば大抵は赤ん坊みたいなもんだからね」



ヒュン!


ヒュン!



パック「不憫なくらいに強いね君は」


ヒュン!


エルザ「精霊に褒められるなんて畏れ多い事だわ」




俺「す、すげぇ…これが精霊の力…」


スバル「これなら消耗戦になって倒せそうっすね」


ロム爺「いや、精霊がいつまで顕現出来るかが勝負じゃ」


スバル「!!…そろそろ17時を回るか…!?」




ガシャーン!


ヒュン!



エルザ「あらぁ?せっかく楽しくなってきたのにつれないわねぇ」



パック「モテるオスの辛いところだねぇ…。女の子の方が寝かせてくれないんだから。でもほら、夜更かしするとお肌に悪いからそろそろ幕引きといこうか」



エルザ「!?」



パック「ただばらまいていた訳じゃないんだよ?」



スバル「捕まえた!」


俺「これなら!」



パック「おやすみー!」


キュイーン…ドカーン!!!!



エルザ「!!」




パキッ…パキッパキパキパキパキ




エルザ「素敵…死ぬかと思ったわ」



フェルト「これでもダメなのか…」



俺「マズイ!パックが時間切れだ!」



ロム爺「そろそろ見てるだけって訳にもいかんのぉフェルト」


フェルト「おう。逃げるにしても動かねぇとな」


俺「俺もやるしかないか…」カシャン!


フェルト「さっきはありがとな。ちょっと救われたよ。ってか大人の兄ちゃんぬら未だしも、ガキとか言うんじゃねーよ!これでも15だ!兄ちゃんとたいして変わんねーだろ!」



スバル「俺は今年で18だ」


フェルト「みえねー…。ガキすぎんだろ!もう少し人生刻んどけよ、顔に」



俺「(俺からしたら2人ともガキだけどねw)」


ガシャーン!!!



俺「!マズイ!」


ロム爺「行くぞぉー!


エルザ「あら、ダンスに横入りなんて無粋ね」


ブンッ!


キーン!!



ロム爺「そんなに踊りたければ踊らせてやる!」



キーン!


カーン!


ロム爺「のぉらぁ!キリキリ舞え!!」



ブンッ!



ドガシャーン!!



ロム爺「!?」


エルザ「あなたが力持ちだからこんな事も出来るわよ」スッ!



俺「くそっ!」チャキ!



フェルト「ロム爺ぃぃ!!」ブンッ!



カキーン!!



ヒュン!


俺「2本目!?」


ザシュッ!


ロム爺「!!」ドサッ



エルザ「…。悪い子ね。部屋の隅で小さくなっていればいいのに」



俺「ま、マズイ!」


スバル「ダメだ…。どうにもなんねぇ!いっそもう一度死んでやり直すか…」


俺「スバルにそんな苦しい思いさせられるか!」


俺「引き金を…引かなきゃ…!怖えぇ…」



スバル「そっすよね…。やっぱり生きているうちは精一杯足掻いてみせなきゃ!」



俺「その言葉を待ってた!」チャキ!


バッ!


フェルト「!?」




バン!バン!




エルザ「!!」サッ!



俺「避けられた!?」



ヒュン!



カキーン!



俺「!?」


スバル「!!」


フェルト「!」



????「うっ…くっ…」


ヒュン!


ガシャーン!!



バターン!!



スバル「大丈夫か!?」


フェルト「どうして!?」



スバル「よく聞いてくれ。俺達で時間を稼ぐ。その間に隙をみて逃げろ!」


フェルト「何言ってんだよ!あたしだけ逃げろってのか!?」


俺「そうだ!!ここは1番若いフェルトが逃げるにべきだ!1番助かる確率も高いだろ!」


フェルト「なんでだよ!さっきまで2人だってビビってたしゃねーか!」


俺「たまには大人のいう事聞いといたほうがいいよ!」


スバル「今はビビってねーから大丈夫!俺さん!援護頼んます!」棍棒掴み



俺「おっけ!」チャキ!



スバル「おらぁー!!」


バン!バン!



ブンッ!




エルザ「!」


キーン!!



俺「フェルト!行け!!」



フェルト「…!!」ダッ!



エルザ「行かせると思う?」


ヒュン!



俺「させねぇー!」



バンバン!


エルザ「」スッ!



スバル「俺さんナイス!!ウグゥ!」



俺「スバル!!」



ガシャーン!!



スバル「はぁ、はぁ…。まんまと1人逃してやったぜ!」



俺「雑魚だってちょっとはやるんだぜ?」


エルザ「全く…。腹立たしわね」


????「こっちも忘れないでちょうだい!」



パキーン!



エルザ「それも、見飽きたわ」



俺「なんか奥の手とかない?」


????「ないわけじゃないのだけれど…」


スバル「出し惜しみしないで出してもいいんだぜ?」


????「使ったら、私以外残らないから…」


俺「そりゃ勘弁だね…」



スバル「そっすね…」


????「つ、使ったりしないわよ…。まだあなた達が頑張ってるのに…」



俺「…」


スバル「今何も見なかった…。今のは全部なし!」


スバル「なんでここにいるのか思い出した!やってやるぜ!お前をぶっ飛ばしてハッピーエンドだ!切り札なんてゼッテー切らせねぇ!」


俺「手伝うよ。スバル!」


スバル「頼んます!俺さん!」


エルザ「元気が有り余ってるようね」


ダッ!


ブンッ!


カーン!!


エルザ「先にやられるのはあなた達だと思うのだけど?


スッ!


スバル「…っ!」


バン!



スバル「俺さんナイス援護!」



ブンッ!


ダッ!



????「…っ!」


俺「動かれると…」


ブンッ!


ヒュン!!



カーン!!



スバル「これでどうだ!!」バッ!!



スバル「!?」



エルザ「捕まえた…」


俺「スバル!」チャキ



?「そこまでだ!」


ドガシャーン!!



エルザ「!!」バッ


サッ!



ダッ!


俺「スバル!大丈夫か?」


スバル「なんとか…!」


俺「なんかが落ちて来たのか?爆撃?」



コツコツコツコツ


?「危ないところだったみたいだね。間に合って良かった」


エルザ「貴方は…」



?「舞台の幕を引くとしようか」



俺「ラインハルト!」


ラインハルト「そうだよ。『俺』スバル。さっき振りだね。助けに来たよ」




ラインハルト「黒髪に黒い装飾。北国特有の刀剣。それだけ特徴的な容姿なら間違いないだろう。君はハラワタ狩りだね?」


俺「うわぁ…」


スバル「なんだよその物騒な名前…」


ラインハルト「その犯行の特徴からついた名前だよ。危険人物として王都でも名前が挙がっている」


エルザ「ラインハルト…。そう。貴方が剣聖ラインハルト…。すごいわ、楽しい相手がこんなにたくさん…」


ラインハルト「色々聞きたい事もある。投降をお勧めしますが?」


エルザ「血が滴る極上の獲物を前にして飢えた肉食獣が我慢するとでも?」


ラインハルト「…。2人とも。少し離れていてくれ。あの方の側にいてくれると助かる」



俺「わかった」


スバル「バケモンみてーな女だから、油断すんなよ」



ラインハルト「ふっ、幸いな事に化け物狩りは僕の専売特許なんだ」




バタバタ!





スバル「ロム爺!」


俺「良かった!生きてたのか!」


????「まだ油断はできないわ。すぐに治療しないと」


スバル「いいのか?盗みの相手の仲間だぞ?」


????「だからよ。しっかり治して、恩を売って情報を聞き出すの!命の恩人相手ならきっと、嘘なんてつかないと思うわ」


俺「なるほど…」


スバル「ははっ…」


俺「とりあえず俺は背中を守るよ、隣ごめんね。スバルも警戒を」


スバル「任せろ」


????「お願いします」




ガシャーン!!




エルザ「噂通りの強さなのね」


ラインハルト「ご期待に添えるかわかりませんが…」



エルザ「その剣は使わないのかしら?斬れ味、みてみたいのだけれど」



ラインハルト「この剣は自由に抜けないようになっている。鞘から刀身が出ていないということは、今は抜くべき時ではないという事です」



エルザ「あら、残念ね」


ラインハルト「僕としては困らされる判断です。なので」


スッ


チャキ


ラインハルト「こちらで相手させていただきます。ご不満ですか?」



エルザ「いいえ。素敵…。楽しませてちょうだいね」



ダッ!


ブンッ!


キィィィーン!



ダッ!



ラインハルト「武器を失ったのなら、投降していただけませんか?」



ダッ!!



スバル「2本目があるぞ!」


ブンッ!


ラインハルト「!」スッ



エルザ「よくわかったわね」


スバル「実体験があんだよ!」


エルザ「そう。牙は2本だけじゃないのよ?仕切り直しに付き合ってくれるかしら?」


ラインハルト「全ての武器を斬り落とせば投降してくれるのかな?」



ダッ!



キーン!!



ガシャーン!!



俺「ラインハルトでも押されてるってのか!?」


????「違うわ。私が精霊術を使っているから彼は本気を出せないの」


俺「何か関係が?」


????「彼が本気を出したら大気中のマナは私にそっぽ向くのよ。そろそろ治療が終わる。合図したらラインハルトに声をかけて」




パアァァァ…



????「終わった!」


俺「スバル!」



スバル「よくわかんねーけど!やっちまえ!!」



ラインハルト「」コクッ


メラァ…



エルザ「何を見せてくれるのかしら?」



ラインハルト「アストレア家の剣撃を!」


シャキーン!


エルザ「ハラワタ狩り。エルザブランヒルデ…」


ラインハルト「剣聖の家系。ラインハルトヴァンアストレア」




ゴゴゴゴゴ!!




ドガシャーン!!!!!!!




俺「ちょ!!」


スバル「おいおいおいおい!!」



ガラガラ…カラン…



俺「蔵が…吹っ飛んだ…」


スバル「何が怪物狩りは自分の領分だ!お前の方が化け物じゃねーか!」


ラインハルト「ははっ…。そう言われると流石に傷つくよ、スバル」



俺「一振りしただけの威力かこれ…。爆撃の後だろ…」


????「無事に終わったの?」クラッ


スバル「っと!本当の意味でどうにかな!」


俺「スバル、俺はラインハルトのとこに行くよ」



スバル「うっす!」



スタスタ



俺「ありがとう。ラインハルト。助かったよ」スタスタ


ラインハルト「お安い御用さ」


俺「(ウホッ、かっこよすぎ…)」





スバル「そういやーラインハルト!ありがとな!さっきの路地といい俺の心の叫びが聞こえたのかよ、友よ!」


ラインハルト「それができたなら。胸を張るんだけどな、友達君。彼女が走り回っていたんだ。助けを求めてね」


俺「フェルト…!」



俺「そっか、フェルトが…」



????「そんな乱暴しないわよ!あなたの顔に免じてっ」


俺「(あらあら、さっそく大きな声出されてんのw」



ガタッ



ラインハルト「!?スバル!!」



ガシャーン!!



俺「!?」


スバル!!」



ラインハルト「」ダッ!!


俺「クッソ!間に合わない!」チャキ!



スバル「やらせるかよー!!!」



ガシャーン!




ラインハルト「そこまでだ!!」


俺「スバル!!」



エルザ「いずれ、ここにいる全員の腹を割いてあげる!それまでは精々、ハラワタを可愛がっておいて」



俺「逃げたみたいだね」


スバル「そっすね…いってて…」




????「私の事なんかどうでもいいでしょ!それより…」バッ


俺「?」


スバル「なんだ?」


????「大丈夫なの!?無茶しすぎよ!」


スバル「あぁ、楽勝楽勝!だいぶ遠回りしたけど、やっとここまでたどり着いた…」


スバル「俺の名前はナツキスバル!!君を狂人から救った命の恩人!」


俺「スバル!?」


スバル「俺さんも名乗った名乗った!」


俺「俺も!?コホン…。君を救った命の恩人の相棒もどき。サトウ俺」


スバル「ここまでオーケー?」


????「おーけー…?」



スバル「よろしいですかって事!」


スバル「で、オーケー?」


????「おーけー」


スバル「俺達は狂人から命を救った正義のヒーロー。君はそのヒロイン!命を救ったからにはそれ相応の礼があってもいいんじゃないかい?」


俺「何を要求するつもりだよ…」


????「わかってるわよ!私に出来る範囲でだけど…」


俺「あんまり無茶振りしちゃダメだよ?」


スバル「俺の願いはただ一つ!俺の願いは!」


パチンッ♪



スバル「君の名前を教えて欲しい」イケボ



俺「あぁ…。なるほどね(君の名はってか?映画見てないけど)」


????「ふふっ、クスッ…エミリア!」


俺「お?」


エミリア「エミリア。それが私の名前よ!」ニコッ♪


スバル「あっ…」


俺「(あっ、こりゃスバル惚れたなw?)」


エミリア「ありがとう助けてくれて!スバル!」手出し


俺「ほら、スバル!」


スバル「お、おう」手出し


グッ


スバル「ふっ…」


エミリア「俺さんも!ありがとうございました!」スッ


俺「俺も!?」


エミリア「もちろんです♪」



俺「どういたしまして」



ロム爺「うぅ…」


俺「っと、ロム爺見てくるわ。若い人達で話してて」


スバル「は、はい」




ーーーー

ーー





フェルト「ロム爺は大丈夫なのか?」


俺「大丈夫。エミリア、あの銀髪の子ね。が治療してくれたから」


フェルト「そっか…よかった…グスッ…エグッ」


俺「」ナデナデ



フェルト「撫でんなよ!ばか!」



ドサッ!!!



エミリア「スバル!?」


ラインハルト「スバル!!」



俺「どーした?…って!スバル!!」ダッ!


フェルト「にいちゃん!?」ダッ!



エミリア「スバル!スバル!」


俺「し、止血しないと!(まだ死んだわけではないみたいだ!せっかくうまくいったのに!死なせてたまるか!)」


ラインハルト「精霊術はまだ使えますか?」


エミリア「えぇ!治療しないと!!」




ーーーー

ーー





エミリア「治癒は終わった。どうにか峠は超えたわ」


俺「よかった…」



ラインハルト「ところで、エミリア様。2人とはどういったご関係で?」


俺「(や、ヤベェ…)」


エミリア「行き摩り?2人と出会ったのはさっきが初めてよ?」


ラインハルト「ですが、2人はあなたを知っていた。渡したいものがあると…。『俺』、何を渡したかったんだい?」


俺「そ、それはスバルに聞いてもらえないかな?俺から話すよりスバルが話したいだろうし…」


ラインハルト「わかった。そうしよう。2人の身柄はどうしますか?よろしければウチで客人として迎えますが」



エミリア「ううん。こっちで連れ帰ります。その方が事情も聞きやすいだろうし…」


エミリア「それよりあっちの2人はどうなるの?」


ラインハルト「職務上、見過ごす事は出来ませんね…」


俺「そ、そんな…2人は…」


ラインハルト「ですが、あいにく今日自分は非番でして」



俺「あっ…」


エミリア「ふふっ、悪い騎士様ね」スタスタ


ラインハルト「ふっ」スタスタ






俺「本当、よかった。スバル。お前すごいわ…」



スバル「ZZzz…」




フェルト「痛いっつの!離せ!」





俺「な、なんだ!?お咎めなしじゃなかったのか…?」





フェルト「…なんて大層なもんはねーよ!ってか離せー!」







ラインハルト「ついてきてもらいたい。すまないが拒否権はない」


フェルト「ざけんな!助けたからっ…」カクン



俺「ラインハルト!フェルトをどうするつもりだよ!?」


ラインハルト「彼女にどうしても聞きたいことがある。大丈夫。丁重におもてなしする」


エミリア「俺さん、ラインハルトのいう通りにしておいて…」


俺「エミリアちゃん…。わかった」



ラインハルト「スバルを頼むよ『俺』」



俺「そこは任せろ」





ロズワール邸



〜客室〜



スバル「んっ…知ってる天井だ」



??「あら、目覚めましたね。姉様」


??「そうね、目覚たわね。レム」



俺「おっ、起きた?」



スバル「…」ゴニョゴニョ


レム「まぁ、穀潰しの発言ですよ。聞きました?姉様」


ラム「えぇ、ろくでなしの発言ね。聞いたわよ、レム」


スバル「おはようっす。俺さん!でっ!?さっきからステレオチックに俺を責める君らだれよ!?」



スバル「!?」


俺「あっ、スバルも固まったな」


スバル「バ、バカな…メイド服…だと!?」


俺「俺もびっくりしたわ。部屋の外に出た帰りに廊下でぶっ倒れれたスバルを連れ帰ってきたら、丁度スバルの部屋にいてさ!」



スバル「これも悪くない!?」


俺「へ?」


レム「大変です。お客様の中で卑猥な辱めを受けています。姉様が」


ラム「大変だわ。今お客様の中では恥辱の限りを受けているのよ。レムが」


俺「いや、俺は何もしてないんだけど…(初見めっちゃかわいいとは思ったけど…)」


レム「えぇ。お客様ではなく、あちらのお客様よ」


スバル「俺のキャパなめるなよ。2人まとめて妄想の餌食だぜ」ワキワキ


俺「うらや、コホン。けしからんな全く(私達に乱暴する気でしょ!)エロ同人みたいに!的な?」


スバル「半分本音出てるっすw」


ラム「まぁ、こちらのお客様もいかがわしい妄想をしているみたいですよ。姉様で」


ラム「そうみたいね。こちらのお客様も妄想の中で卑猥の限りを尽くしいるのよ。レムで」



コンコンコン♪



エミリア「あら、起きたみたいね」



エミリア「?」



スバル「この服選んだやつはわかってる!」


俺「oh…(かわいい)」


エミリア「?なんのことかわからないけど、くだらない事ってわかっちゃうのが残念」


レム「聞いてくださいエミリア様。お客様方にひどい辱めを受けました。姉様が」指差し


ラム「聞いてちょうだいエミリア様。あの男達に監禁陵辱されたのよ。レムが」



俺「ちょ!そんn」エミリア「貴女達もあんまりからかわないの」



レム「はい、エミリア様。姉様は反省しています」


ラム「はいエミリア様。レムも反省しているわ」


俺「(うーんこの。よくわからん子達だなぁ…。素直な子達みたいだけど)」



エミリア「スバル、俺さん。調子はどう?痛いところ違和感があったりしないかしら?」



俺「俺は大丈夫。ありがとう」


エミリア「よかった」ホッ


スバル「あぁ。ちょっと寝すぎてダルいくらい。…。治してくれたのエミリアたんだよな?」


俺(エミリアたんってww)」


エミリア「たん?たんってなに?」


俺「(たそって言わなかっただけマシかw)」


スバル「そこはスルーの方向で。けどマジ助かった。ありがとう」


俺「俺からも言わせて。相棒を助けてくれてありがとう」


エミリア「見ず知らずの私を命がけで助けてくれたんだもの。怪我の治療くらい、当たり前なんだから」ニコッ♪



スバル「ふっ…」


エミリア「ふふっ」


俺「(めっちゃいい子やん)」ウンウン



スバル「さって、新しい1日の始まりだ!」



レム「朝食までもう少しありますがどうなさいますか?」


エミリア「なら、庭に出てみない?」


俺「朝の散歩ってやつ?」


エミリア「えぇ。どうかしら?」


スバル「決まりだな!着替えっからちょっと待っててくれ」


エミリア「わかったわ」



スバル「…。あの?エミリアたん?」



エミリア「なにかしら?」


スバル「えっと、俺着替えたいんだけど…」


エミリア「えぇ。早く着替えて散歩行きましょう?」


俺「エミリアちゃん。一旦部屋から出よっか…。ほら、着替えるには一度服を脱がなきゃいけないわけだし」


エミリア「あっ…!ご、ごめんね?スバル!気がつかなくて!」


スバル「いいって!なんなら見てってもいいんだぜ?」


ラム「お客様が露出に目覚めたわね。レム」


レム「エミリア様に見せたたがる変態ですね。姉様」



エミリア「もう!ばか…。ほら、2人もからかってないで出るわよ」


レム「はいエミリア様」


ラム「わかったわ。エミリア様」