鳳翔さんの異世界居酒屋 3品目
前回のあらすじ
鳳翔は民達に平等に食事を出し、一時的に士気を高め生産を増やすという案を出す、そこで料理を振舞った事が功を奏したのか、民達皆の目に光と希望が蘇る、しかし、それをよく思わない者の影が鳳翔に忍び寄る
ジャーーーーーッ
カチャン・・・
鳳翔
「へぇ~、クリスさんは副執事長なんですか、先ほど言っていた方が執事長というと」
クリス
「はい、実際女性での執事長と言うのはこの国ではあまり多くないのです、なので私は王宮に仕える執事、またはメイドとして執事長を名乗り出たのです」
鳳翔
「いいなぁ・・・私もそんな風に前に出れる勇気があればいいのですが・・・」
クリス
「鳳翔様、実は一つだけお聞きしたいことがございます」
鳳翔
「なんでしょうか?お答えできる事ならばなんでm」
クリス
「伴侶の方はいらっしゃらないのでしょうか?」
鳳翔
「・・・・。」(°ω°)
クリス
「・・・・。」
鳳翔
「え~・・・っと・・・つまり?」
クリス
「この世界に来る前に料理を作られていたとの事でしたが、思い人の殿方にお作りしていたという事では、という推測でして」
鳳翔
「そうですね・・・確かにあの料理はあのお方に食べてもらうために作ったものです」
クリス
「ならばなぜ衛兵の者たちに」
鳳翔
「この世界に呼ばれたからには、この世界の人たちに幸せになってほしいからです、それに料理の味を広めるという任務がありますし」
クリス
「・・・・・。」
鳳翔
「クリスさん?」
クリス
「鳳翔様はお優しすぎます・・・本来ならその様に振舞われることがありえませんから、私なら早く元の世界へ返せと怒鳴るでしょう」
鳳翔
「怒っても仕方がないのですよ、呼ばれてしまったのならそれに期待を応えるだけですから」
クリス
「全力でサポートさせていただきます、たとえこの身が滅ぼうとも、絶対に鳳翔様に苦労を掛けないように精進いたします」
鳳翔
「ふふふっ、頼りにしていますよ、でも・・・クリスさん、そのジャガイモ・・・。」
クリス
「あ・・・。」ゴルフボールぐらいの大きさしかなくなってしまい
鳳翔
「うふふふ・・・。」
クリス
「ウフッ・・・フフフ」
ガラガラガラッ
ファブラ
「おはようございます」
鳳翔
「おはようございますファブラさん」
クリス
「おはようございます」
ファブラ
「おや・・・」ジャガイモを見て
クリス
「っ・・・」サッと隠し
ファブラ
「まだまだですね、クリス」
クリス
「っ・・・大きなお世話です!」
鳳翔
「ファブラさんが来たということは、本日の予定のご連絡でしょうか?」
ファブラ
「いえ・・・実はですね」
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ファブラが説明すると
クリス
「困りましたね・・・」
鳳翔
「何か問題でもあるのですか?」
ファブラ
「その国では、我々の国の味こそ世界1なのだと、豪語する国で、他の国との料理対決をしたがらないのです」
鳳翔
「それと今回の問題になにかあるのですか?」
ファブラ
「実はあの時料理を提供した時に、密偵がいた模様で、鳳翔様の料理を味見した者がそのまま足早に逃げたという事が確認とれたのです」
クリス
「つまり、鳳翔様の料理と向こうの国の料理と対決が近い…そういう事ですか?」
ファブラ
「そういう事になるでしょうね」
鳳翔
「ん~・・・。」
ファブラ
「鳳翔様?」
鳳翔
「ファブラさん、その国では何が有名なのでしょうか?」
ファブラ
「え~っとですね・・・。」メモをペラペラとめくり
クリス
「ブレックを粉にし、それを油で揚げた食べ物です」
鳳翔
(・・・・ん?)
ファブラ
「あのサクサクとしたのは、うちの料理長でもムリなのです・・・どうしたら」
鳳翔
(サクサク?あら?もしかしたら)厨房の奥に入り
クリス
「鳳翔様?」
ファブラ
「どうかなさいましたか?」
鳳翔
「よいしょ・・・多分これじゃないかなと思いまして」持ってきたのはパン粉
クリス
「これは?」
鳳翔
「パン粉です、おそらくブレックを粉にして油で揚げると仰ったので、もしかしたらと思いまして」
ファブラ
「ちなみにブレックとは、硬く食べれなくなったパンを粉にした名称です、つまり、鳳翔様の考えは当たってるかもしれません」
鳳翔
「ちなみにその料理ではどんなのが出るのですか?お肉とかですか?」
ファブラ
「いえ、シュ・・・え~・・・鳳翔様の世界では海にいる生き物をなんと呼びますか?」
鳳翔
「魚からイカ、タコなどなど」
ファブラ
「となると魚でしょうか、カラッと上がっておりとてもおいしいのですが」
鳳翔
「え、私もよく作りますよ?天婦羅」
クリス
「てん・・・」
鳳翔
「てんぷら、天婦羅粉を使いサクッフワッとした食感が楽しくおいしいんですよ」
ファブラ
「クリス・・・。」
クリス
「・・・・。」コクリッ
鳳翔
「ん??」
クリス
「申し訳ありません、その料理を作ってみてもらえませんか?」
鳳翔
「えぇ、もちろんお作りいたしますよ」
ファブラ
「メイアーを連れてまいります」ガラガラッ
鳳翔
「それでは、クリスさん始めますよ」
クリス
「あっ私もですか!?」
鳳翔
「もちろんです!いきなり作ってほしいとはいいませんので大丈夫ですよ、私の言う通りにして手順通りにすれば完璧ですから」
クリス
「は・・・はぁ・・・」
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5分後........
メイアー
「ども~!鳳翔様があの料理を作るって聞いて飛んできたよ!・・・って・・・あれ?クリス?」
クリス
「おぉぉ・・・・ぉぉぉおお・・・」プルプルプル
鳳翔
「どうもメイアーさん、今天婦羅をクリスさんが初挑戦しているんです」
メイアー
「てんぷら?・・・って!!その料理ってアレじゃん!!」
ファブラ
「おそらく鳳翔様の世界では当たり前に作られている料理なのでしょうね」
鳳翔
「そうですね、専門店があるくらいたくさん作られております」
ファブラ
「なるほど・・・これなら・・・」
クリス
「熱っ!!」
鳳翔
「あぁ!気を付けてくださいね、投げるように入れるのでは無くこうやって・・・」フワッジュワァァァ
ファブラ
「ふふふ、クリスはまだまだですね」
クリス
「ならやってみてください!とても熱いんですから!」
鳳翔
「ということなので、ファブラさんもどうぞ♪」
ファブラ
「いえっ私は」
鳳翔
「どうぞ♪」ゴゴゴゴゴゴゴ
ファブラ
「あぁ・・・・・・・ハィ・・・・」
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15分後.............
鳳翔
「お疲れさまでした、これが天婦羅です」
メイアー
「これは・・・あいつらが作った物と同じだ・・・一つもらっても!?」
鳳翔
「火傷しないように気を付けてくださいね」
メイアー
「それじゃ・・・一匹・・・」
ゴーンゴーンゴーン
鳳翔
「あらっこの音が鳴ったということは、お昼でしょうか」
メイアー
「え?あっうん・・・そうだ!ねぇ鳳翔様!この料理さ!」
鳳翔
「え?」
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しばらくして....................
王
「ご機嫌いかがかな?鳳翔殿」
鳳翔
「ご足労ありがとうございます王様」
王
「して・・・これが例の・・・」
鳳翔
「皆さんも言っていましたがこの料理が?」
王
「うむ、確かにウェブン帝国の有名料理であるな、名は確か・・・プラテン・・・」
鳳翔
(てんぷらを逆にしただけ・・・)
鳳翔
「それでは、私の世界風にアレンジしましょう」
王
「ほう?ちなみに料理の名前は?」
鳳翔
「天丼と言います」
クリス
「天丼・・・ですか?」
鳳翔
「ご飯と天婦羅と一緒に食べる丼ですね」
王
「それはすぐできるのかね?」
鳳翔
「天婦羅もご飯も用意できていますのですぐ準備できますよ」
メイアー
「なら!私も手伝うよ!」
クリス
「私も手伝わせていただきます」
鳳翔
「それではファブラさん、王様、少々お待ちください」
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10分後
鳳翔
「完成です、こちらが天丼になります」
王
「ほぉ・・・これはどうやって食べるのかな?」
鳳翔
「こちらの、天つゆをかけた後、塩を少々上から振りかけて召し上がってみてください」
ファブラ
「てんぷらとてんつゆ・・・ん~・・・このてんつゆと言うのはお茶に似ているような」
王
「まずは食してみよう」
ファブラ
「そうですね」
メイアー
「いっただきま~す♪」
クリス
「いただきます」
王
「うむ!!!うまい!!!」
ファブラ
「サクッとした後にふわっとてんつゆの風味が広がりますね!」
メイアー
「あ~・・・優しい味~・・・」
クリス
「・・・・」
鳳翔
「クリスさん?」
クリス
「なんかちょっと違うような・・・」
鳳翔
「と言いますと?」
王
「ふむ、確かにちょっと食感が違うな」
ファブラ
「向こうのはここまでサクサクしなかったのに対して、鳳翔様のはゴツゴツしてい・・・あっ!!いや!!美味しくない訳ではないんです!ただ・・・食感が向こうと違いましてね」
鳳翔
「・・・もしかしたら・・・」奥に入り
一同
「・・・?」
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倉庫内にて
鳳翔
「・・・多分これだと思う、食感がゴツゴツしていないと言ったら・・・」
調味料や小麦粉関連を貯蔵している棚を開け、一つの袋を取り出し
鳳翔
「私ったら・・・皆さん元気でやっていますでしょうか・・・」
異世界に召喚された鳳翔はいつもお店に来ていた提督と鎮守府の艦娘たちの顔を思い出しながら一息つき、厨房へ戻る
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鳳翔
「戻りました、もしかしたらと思い、もう一つ別の粉を持ってきたのです」ボフッ
王
「その粉は?」
鳳翔
「先ほどの衣はパン粉で仕上げた天婦羅ですが、こちらの方は天婦羅粉です、ちょっと私失敗しちゃったかもしれません、私の世界ではこのザクザク感が好きな方が多くて・・・」
クリス
「しかし、この天婦羅もおいしいですよ?」
鳳翔
「いいえ!もう一度作ります!今度は私が作らせていただきます!」
そういうと、天婦羅粉を取り出し準備しだす
王
「ほぉ、先ほどの粉とは違いますな」
鳳翔
「こちらの粉はほぼメインと言っていいほど使われる粉です、パン粉とは違い歯ざわりと柔らかさが違いますよ」
クリス
「ん~・・・」
ファブラ
「どうしました?」
クリス
「いえ・・・なにか引っかかっているんですよ、鳳翔様の料理と向こうの国の料理番の人と照らし合わせてみたのですが」
王
「どういう意味だね?」
クリス
「・・・・私の勝手な憶測でよろしければ・・・」
王
「うむ、聞こう」
クリス
「恐らくなのですが、あちらの国の料理番の方、異世界の方なのでは?と・・・」
鳳翔
「・・・どういう意味でしょうか?」ピタッ
王
「異世界の人間が二人・・・面白い話だな」
クリス
「召喚土はファブラ様の他にもたくさん存在しているというのは知っています、しかし、その召喚土が鳳翔様と同じ目的で召喚されているのだとしたら」
鳳翔
「この料理がその国で有名なのも納得・・・っと?」
クリス
「はい、ただ、確定ではございません」
ファブラ
「確かにその話はありえるな・・・いやしかし・・・ん~・・・」腕を組み考え
王
「その話がもし本当なのなら分からん事があるな」
クリス
「料理を提供する必要性と、わざわざ召喚してまで料理をさせているのか?でしょうか」
王
「うむ、この天婦羅というものもそうだ、鳳翔様、貴女の世界ではこの料理は当たり前と言ってましたね」
鳳翔
「確かに、当たり前のように作られている料理ですね」ジュワァァァ
王
「だが、この国の料理は味がない・・・他の料理を作り国を大きくするにしても何が目的なのだ・・・」
鳳翔
「・・・可能性として挙げるのならですが」
王
「うむ?」
鳳翔
「料理が美味しい国と手を組み次第に大きくしていき、この国を小さくした後吸収するといった事はないでしょうか?」
クリス
「吸収・・・ですか」
鳳翔
「血を流さない戦争ならばあり得るのでは?」
王
「・・・・しかし・・・ありえるのか?」
ファブラ
「可能性はないとは言い切れないのが現状でしょう、一度密偵を向かわせてみるというのはいかがでしょうか」
王
「そうだな、一度調査してみるとしよう」
鳳翔
「出来上がりました、こちらが天婦羅粉を使った天婦羅です」
クリス
「・・・やはり」
王
「おぉ~、なんとも柔らかそうな・・・」
ファブラ
「それでは頂いてみましょう」
サクッ
サクッ
サクッ
王
「むっ!これだ!この感触!!」
クリス
「・・・・・」
ファブラ
「柔らかい・・・天婦羅がここまで変わるとは・・・」
クリス
「私が思った通りですね」
鳳翔
「・・・召喚者がいる可能性ですか?」
クリス
「はい、可能性は高くなったかと」
鳳翔
「しかし、なぜクリスさんがそれを?」
王
「ふむ、確かに気になる所だな」
クリス
「いえ、私が説明いたします・・・」
鳳翔
「教えてください、なぜでしょうか?」
クリス
「・・・・・・・・・・・」
ファブラ
「クリス?」
クリス
「実は私は、この国の出身じゃないんです・・・」
ファブラ
「む・・・」
クリス
「私の国では、料理が作れる家は限られており、作るには国の許可が必要な場所でした」
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15年前.....................
父・ロック
「・・・・・」机に悩むように頭を抱え
母・セリス
「あなた・・・やはりあの子を」
ロック
「バカを言うな!!まだ5つのあの子を離す訳にはいかん!」
セリス
「じゃぁどうしたらいいの!?私たちはもう・・・うぅ・・・」
ロック
「・・・こうなったらあの子だけでも逃がすしか・・・」
セリス
「けど・・・どこに・・・」
ロック
「・・・共和国に知り合いがいる・・・そいつに任せて」
セリス
「でも連絡を取ろうにもどうやって・・・」
ロック
「共和国に藁を売りに行く男を知っている・・・話は俺が付ける・・・あの子だけでも逃がすんだ」
セリス
「・・・信用できるの?」
ロック
「奴とは何度も酒を飲んだ、話も合う男だ、明日話をつけてみる」
セリス
「・・・・」
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王
「・・・まさかその国の生き残りか」
鳳翔
「どういう意味ですか?」
ファブラ
「クリスの話が本当なら、彼女はここから南に15里離れた国が滅亡した生き残りです」
鳳翔
「え・・・15里って・・・」
クリス
「その国では度々隣国と大きな揉め事があり、いつ戦争が始まってもおかしくない状態でした、そして私達家族が戦争が起こる前に私だけを逃がしたのです」
鳳翔
「しかし、ご両親も一緒に逃げればよかったのでは?」
王
「確かに、なぜだ?」
クリス
「・・・私の父は、国の兵士だったのです」
王
「・・・なるほど」
クリス
「私は父の話の通り、ここ共和国に藁を運ぶ男性に頼み込み、藁の中に隠れ私は国を去りました、しかしその数日後、隣国と私の居た国が戦争をはじめ、隣国が勝利し、私の居た国は荒地となり、今も残っています」
ファブラ
「その後の両親の足取りは」
クリス
「ありません・・・母はまだ可能性はありますが、父は・・・」
鳳翔
「それとこの天婦羅はどういう関係なのですか?」
クリス
「私がこの国に来る前、この国から隣国にて貴族のメイドとして働いていたのです、そこのご主人の料理を出すときに見たこともない料理がありました」
王
「それが・・・これか・・・」
クリス
「気づいたら私は手に取り口に運んでいました、周りのメイド達はおらず、私一人だけでしたのでバレませんでしたが、あの味と食感だけは忘れません・・・」
王
「そのあとか、この国に来たのは」
クリス
「バレるのが怖くなり、逃げるようにこの国に来ました、後は王様のご存じの通りです」
鳳翔
「・・・・。」
ファブラ
「そんな事があったのですね」
王
「戦争はいかん・・・血を流すことだけはもう・・・」
鳳翔
「王様」
王
「む?どうかしたかね?」
鳳翔
「その国に、私に行かせてくれませんか?」
王
「ふむ・・・理由をきかせてくれないかな?」
鳳翔
「もしかしたら、私の知っている人かもしれないからです、もし私と同じ世界の人間なら、何かわかるかもしれませんから」
王
「むぅ・・・しかし」
クリス
「私も同行させていただけませんか」
王
「・・・・。」腕を組み悩み
鳳翔
「私たちの安全を考慮しているのならご安心ください、もし危険な目にあっても私はクリスさんを守れますよ」
王
「そういえば、鳳翔様はの世界では」
鳳翔
「そういう事です」
王
「・・・よろしい、それでは手続きの準備を始めるとしよう、私は先に宮殿に戻るとしょう、明日宮殿に来るように」ガラガラッ
鳳翔
「・・・・なんでしょう、ものすごい嫌な予感がするんです」
クリス
「奇遇ですね、私もです」
ファブラ
「・・・何か妙な事が起きなければいいのですが・・・」
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翌朝、宮殿にて
王
「これが通行書だ、最初の大橋に検問兵がいる、止められたらこの書類を見せるといい」
クリス
「感謝致します。」
鳳翔
「それでは、クリスさん」
クリス
「はい、参りましょう」
二人が部屋から出るのを確認すると、隠し扉から
リッジ
「ねぇ王様、行かせてよかったの?」
王
「・・・うむ、一晩考えたが鳳翔殿と一緒なら大丈夫だろう、あの方は我々とは違う生き物だ」
リッジ
「ホムンクルスとか?」
王
「いや、恐らく違うだろう、現代でのホムンクルスとは似ても似つかない程人間に近い上、思考もそれだ」
リッジ
「・・・・一度行ってみたいものね、あの方の世界に」
王
「だが、鳳翔殿の世界は血を流す戦争は続いている、今こうしている時でも鳳翔殿の世界では何千という血が流れているだろう」
リッジ
「・・・勇者・・・って言うより、なんていうのかなぁこういうの」
王
「だが、今はあの者達が無事に帰ってくる事を祈るとしよう」
to be continued.....
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