2021-04-20 19:41:49 更新

概要

ガラルに異世界転生 第1話の続きです。

登場人物紹介
レイ
高校生
何かの間違いか神の悪戯か、通学途中にマンホールに落ちてしまいガラル地方に異世界転生してしまう。そこで暗黒剣月闇とジャアクドラゴンを手にガラル地方に飛び散ったワンダーライドブックを集める旅を始める。
ワイルドエリアでダイマックスしたグソクムシャに襲われているサイトウを助けた際、大怪我を負ってしまう。

マリィ
ある夜不良に絡まれていたところをレイに助けられ好意を抱き、レイと一緒に冒険することを決めた。

サイトウ
ラテラルタウンのジムリーダー かくとうタイプの使い手
ワイルドエリアで修行中、突如ダイマックスしたグソクムシャに襲われるがそこをレイに助けられる。


前書き

アーマーガアタクシーに乗りワイルドエリアへ向かったレイとマリィ……そこで新たな人物との出会いや新たな本との出会い。そして巨大なポケモンとの対峙。 そこで訪れる試練とは!?


ワイルドエリアの入口の少し手前にアーマーガアタクシーに降ろしてもらった。タクシーの運転手に運賃を渡すと「まいどあり〜」と去っていった。


レイ「ここがワイルドエリア…………」


マリィ「大丈夫!うちらなら行くるばい!」


と不安な顔をするレイをマリィは元気づけた。

レイは「そうだな。行くか」とマリィと一緒にワイルドエリアへと入っていった。


ワイルドエリア内・最奥


そこにはとある本と共にそれを守るかのようにグソクムシャが眠っていた。

その近くに怪しい人影が近づいていた。


その頃レイ達は探索を始めていた。

レイ「うわぁ………ポケモンがいっぱい」


マリィ「そうやろそうやろ? ここにゃ色んなポケモンがおるんばい。ばってんここんポケモン強かけんレイはうちば守ってくるーよね?」


と満面の笑みを浮かべて尋ねてきたので勿論とレイは答えた。


モルペコ(え?私は?)


そうこう話しているうちに洞窟についた。


レイ「洞窟もあるのか」 ふむ


マリィ「そうやろ こん洞窟にもそん本と同じやつがあるかもね」


レイ「あるかなー」


と話しながら洞窟を進んで行く2人周りはゴツゴツした岩と時折水が滴り落ちる音が聞こえる。


一方その頃

レイ達がいる場所から数百メートル離れたとこにサイトウが手持ちポケモンと共に修行していた。


そこから数キロ離れたとこで怪しい人影が本を守るかのように眠るグソクムシャに対し


???「ダイマックス……」


とそう呟くと紫色の煙がグソクムシャを覆い尽くした。するとみるみるグソクムシャが大きくなり通常よりも倍の大きさになったグソクムシャが咆哮を上げ暴れ始めた。

その暴れで天井が崩れ、ワイルドエリア内の洞窟に大きな揺れを起こした。


レイ「ーー!!!!? マリィこっちに!」


突如聞こえた恐ろしいほどの咆哮と揺れにレイはマリィを抱き寄せ、月闇にジャッ君と土豆の木を読み込ませ木の幹で2人を包み込ませた。

揺れが収まるまで2人は身を寄せていた。


幹の内部


レイ「もう収まったか?」


とレイが木の幹を解除させて周りを見ると崩れ落ちた岩で全て埋まっていた。


モルペコ「うららー?」


とマリィの手持ちポケモンのモルペコが心配そうにレイを見上げた。


レイ「大丈夫だよ。モルペコ……………さて、マリィもう大丈夫だよ。」


マリィ「んん……もうちょっとこんままでいたか」

とマリィは満面の笑みで甘えてきたのでレイはその笑顔と甘えに敵わずおんぶして瓦礫の山を進むことにした。


ーーーーー

ーーーーーーーー


レイ達の先数キロメートル先


レイ達と同じく揺れに巻き込まれたサイトウは出口を探していた。


サイトウ「さっきの揺れは一体なんですか? この先にダイマックスしたポケモンがいるんですか?」


と行先行先の瓦礫をどかしながら進んで行くサイトウ…すると隙間から日差しが入り込んでいた。


サイトウ「これを抜ければ開けた場所に出れる!! カイリキー、ゴーリキー手伝って!」


と手持ちのカイリキー、ゴーリキーと共に瓦礫をどかし始めた。


サイトウ「これで最後!」


と最後のひと押しで瓦礫が崩れ開けた場所に出ることが出来た………が、そこは天井が崩れ落ちて日差しが入っている場所であった。

そしてそこには


サイトウ「なんで……こんなところにグソクムシャが……しかもダイマックスしている……」


そこにいたのはダイマックスしたグソクムシャが眠っていた。

そしてその近くには本が置かれていた。


サイトウ「あれは……本?近づいてみますか」


とサイトウはグソクムシャに気づかれないようその本に近づいていった。


ーーーーー

ーーーーーーーーー

一方その頃レイ達は

レイ「ごめん。マリィ降りてくれるか」


マリィ「なんでなん?」


レイ「変身出来ない」


とそう言うとマリィは渋々レイの背中から降りた。


レイ「ありがとう。またおんぶしてあげるから」


マリィ「ほんなこつね?嬉しか!」


レイは鞄からネズから貰ったジャオウドラゴンワンダーライドブックを持ち、ページを開いた。

”邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する”と音声が鳴り、なり終わると月闇に、読み込ませた。ジャオウリードっと月闇から音声が鳴るとジャオウドラゴンワンダーライドブックをベルトに指しボタンを押すとワンダーライドブックが開くとブックから

”闇黒剣月闇!


Jump out the book.

Open it and burst.

The fear of the darkness.


You make right a just,no matter dark joke.

Fury in the dark.


ジャオウドラゴン! 誰も逃れられない…”

と音声が鳴るとレイの周りを紫色のの煙が多い、更に紫色の龍がレイに集まっていくと

西洋風の騎士にをモチーフにしたような姿になった。


マリィ「かっこよか! かっこよか!」


とマリィは目を輝かせていた。

そしてレイは変身し終わるとブックを閉じる。ブックから”ジャオウ必殺撃”と流れボタンを押しブックを再度開くとジャオウ必殺読破!ジャオウ必殺撃!と音声がなりジャオウドラゴンが

レイの指示の元、瓦礫を破壊して行った。

そして開けた場所に出れることを目視で確認したレイは変身を解除した。


レイ「ガハ…………」 ボタボタ………

フーッ………フーッ………

(やっぱり克服出来てないか………)


レイはマリィに見つからないよう背を向け、血を吐いた。



マリィ「紫色ん龍がでてきたね!!かっこよか!また今度みしぇて!」


とマリィがレイに声をかける。

レイはマリィに心配させまいと苦しんでいないように笑顔を見せた。

レイ「いいよ。さ、開けた場所に行こう」


と答え、先に進んだ。


マリィ「うん!」

とレイの跡をついて行こうとするとモルペコが立ち止まりマリィの裾を引っ張った。


モルペコ「うららー」


マリィ「モルペコなーに? そこしゃぃ何があると?」


のモルペコが指さすとこにライトを当てると

そこには血がベッタリと岩肌に付いていた。


マリィ「………」


マリィは心の中できっと違う、レイの血じゃないと言い聞かせ、レイの後を追った。


レイ達が開けた場所に出るとそこにはダイマックスしているグソクムシャがいた。

レイ「なんなんだあれは?」


マリィ「なんでこげんところにグソクムシャが?しかもダイマックスしとー。ありえん」

とマリィが言うと

レイ「ありえないってどういうこと?」


とレイが聞くとマリィはグソクムシャはここには生息していないはず、しかもダイマックスはここでは出来ないっと教えてくれた。


レイ「どうして…………っ!あれは」


何故グソクムシャが?と疑問に思っているとグソクムシャが狙っている先に目を向けるとそこにはレイと同い年のような女の子がいた。


マリィ「あれは確かジムリーダーんサイトウ……やった気がする」


ジムリーダー?? ネズさんもジムリーダーだったよな

そんなこと言ってる場合じゃないな。そう思った瞬間レイは動き出していた。


マリィ「レイ!」


とマリィはレイの後を追いかけようとするそれをレイは止めた。そしてレイは聖剣ソードライバーを装着し 左からブレイブドラゴン、ストームイーグル、西遊ジャーニーをソードライバーにセットしセイバー、クリムゾンドラゴンに変身し、サイトウに向けられたグソクムシャの鋭い爪をギリッギリのタイミングで防いだ。


サイトウ「あなたは?」


レイ「あ、レイと言います。あなた確かジムリーダーなんですよね。なんで逃げないんですか?」


サイトウ「………まだ戦えるから」


レイ「?」


レイは思った。この人何故戦えるという? 自分の手持ちは瀕死状態なのに?まさか自分が戦うんじゃ……そう思った頃には遅かった。


サイトウ「まだ私が戦えます!」


そう言うと彼女はグソクムシャに挑もうとしていた。


それを遠くから見ていたマリィは「あん人なんで逃げんと?」と呟いていた。


1人グソクムシャに挑みに行くサイトウを見てレイはキャンプした時に拾った(?)銀色のワンダーライドブックを開いた。

するとそのブックから”ドでかい竜をド派手に乗りこなすド級の騎士のドラマチックバトル”と流れそのワンダーライドブックをソードライバーにセットし聖剣を引き抜くと”ドラコニックナイト!”という音声と共にレイは銀色の西洋風騎士に変身した。


レイ「間に合うか」

とレイはブックページを3回押し赤い色の龍を呼び出しその龍に乗るとグソクムシャの注意を引き付けた。

それみていたサイトウは


サイトウ「一体なんなの?あの人はしかも龍呼び出して………………?あの本どこかで……


ドゴォォォォォン


サイトウ「???」


突如鳴り響いた音にサイトウが振り向くとレイが壁に激突した音だった。


マリィ「レイ!!」


レイ「ガァ…………クソ……なんて強いんだ。 あれを使うしかないか………」

とそう言うとレイは月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックを読み込ませた。

「ジャオウ必殺読破!ジャオウ必殺撃」

と月闇から音声がなるとレイはグソクムシャの背中に回り月闇を突き刺した。

その攻撃が効いたのかグソクムシャが暴れ回り様々な所に爪を当てている。

咄嗟にレイはマリィに奥に隠れろ!と指示を出した。


サイトウはグソクムシャの暴れている様を見ていることしか出来なかった。


レイ「あんたも逃げろ!怪我するぞ!…………ダメだ間に合わない!」


サイトウ「?」


とサイトウはレイが誰に言っているのか自分に言っているのかと疑問に思い横を見るとグソクムシャの鋭い爪がサイトウに向かって振り下ろされていた。


レイは咄嗟にサイトウを突き飛ばし横を見るともう遅かった


ザンッ!!!


レイ「グフッ……………グゥ………」

ボタッボタッ!!


サイトウ「イヤァァァァ!」


グソクムシャの鋭い爪に引き裂かれ左肩から左肺にかけて深い傷を負っていた。

(不味い……肺に血が……ダメだ息をする度肺に血が……)

息をする度、口や傷口から血が滴り落ちていく

そして肺にゴロゴロと血が溜まる音。

血が止まらないし、血の巡りが悪くなったのか左腕の感覚、そして意識が朦朧としてきた。

レイ「ごめん………マリ………ィ」

そういい終わるとレイの意識は完全に途絶えた。



叫び声を聞き奥にいたマリィは様子を見る。

するとそこには血だらけで倒れているレイとポカーンとしているサイトウがいた。

マリィが当たりを見回すとグソクムシャはいなかった。

マリィは急いでレイの元に降りると

マリィ「レイ!死んだらいや!起きんしゃい!レイ!」


とレイの肩を揺らすがレイはぐったりしている。そしてマリィの手に生暖かい感触が伝わった。 手を見ると血がベッタリついていた。


マリィ「そげなと嫌。レイ起きんしゃい。レイ!」


とふと横を見るとサイトウが何が起こったのか訳分からずただ座り込んでいた。


マリィ「あんたそこで何しよーと!?なんで助けば呼ばん?なんで助けようとしぇんと?レイはあんたば庇うてこげん怪我したんよ?」

涙声になりながらもマリィは怒っていた。


マリィはスマホロトムを出し、救助隊とネズに電話を掛けた。




ーーーー

ーーーーーーーーーー


2週間後

レイ「………………?」


気がつくと病院に居た。


レイ「助かった………のか?」

と左腕を見ると包帯でグルグル巻にされていた。

助かったんだなと確認すると当たりを見回した。

するとベットの近くにマリィがすやすやと寝ていた。


レイ「良かった……無事だったんだ…」


レイは安堵していた。すると病室のドアが開きネズさんが入ってきた。


レイ「ネズさん!!!」


ネズ「やっと起きやがったですか。心配したんですよ。」


とネズは安心したような顔をするとあの事件の話の続きを話してくれた。


あの後、マリィの電話に出たネズは急いで駆けつけたらしい。

駆けつけると空飛ぶタクシーと救助隊が既に到着しており、レイの手当をしていた。

マリィは少し離れた所でモルペコを抱きしめて泣きじゃくっていた。

その後救助隊の人からレイの状態を聞かされたネズとマリィは真っ青になった。

話によると瀕死の状態で生死を争う状態だったらしい。

それを聞いてレイは真っ青になった。


レイ「何から何まで申し訳ないです。」


ネズ「謝るのはやめてくれ。………礼はマリィに言ってやってください。それじゃ先生を呼んできます」

とネズは先生を呼びに行った。


レイ「そっか……マリィごめんな。迷惑かけて」


とマリィの頭を撫でると、マリィは目を覚ました。


マリィ「レイ! うち心配したんばい! 良かった良かった。うちもう目ば覚ましゃんかったらどうしようって…………良かったほんなこつ良かった。嬉しかー。」


と笑顔で抱きついてきた。


レイ「ごめんな。心配かけて」

とマリィの頭を撫でるとえへへと笑顔になったのでレイは心の中で「守りたいこの笑顔」と思うのであった。


ネズ「先生を呼んできましたよ。」


とネズさんが先生を呼んできてくれた。


先生「初めまして。レイさん。左腕の状態はどうでしょうか?」


レイ「あ、どうも。よろしくお願いします。痛みはないですがやはり掴みが緩いですね。」


先生「そうですか、レイさんこれからリハビリ頑張って行きましょうね。完治までに1ヶ月はかかります。」


完治までに1ヶ月……………


先生「最初はボール掴みやペン握りなどをやっていきましょう!」


レイ「はい!」


これから1ヶ月……左腕のリハビリが始まる。


先生「お2人に大事なお話があります。」

と先生はネズさんとマリィを連れて病室の外に出た。


ネズ「お話というのは?」


とネズが切り出すと先生は少し間を開けた後


先生「レイさんの左腕のことですが、本人にはリハビリをすれば治る……と言いましたが……リハビリをしても機能障害が残ってしまうと思われます。」


マリィ「機能障害ってどげなこと?治るって言うたっちゃんね?すらごと言うたと?治るって言うてくれんね」


ネズ「マリィ…落ち着きなさい。」


般若のような顔をして怒るマリィをネズはなだめた。


ネズ「機能障害はどのような?」


先生「左肩をやられたせいで物を掴んだり、左腕を上げただけで痛みが出てしまいます。これは一生治らないでしょう。」


ネズ「そんな……」


機能障害のことを聞いたマリィは私が何とかしないと……私のせいで………そんなことを考えていた。

ーーーー

ーーーーーーーーーー


翌日からレイのリハビリが始まった。まずは先生の指導の元で左腕を少しずつ動かしたり左手を握ったり、開いたりする運動。

そして慣れてきたら次は箸やペンを持つ運動最初はペンを握るだけでも辛く、レイはリハビリをなげだそうとしたがネズさんやマリィの支えもあって何とかリハビリに耐えてきた。


1ヶ月後


ネズ「行くのです!」


マリィ「行けー」


2人の応援の元レイは左手に持った卵を割ることが出来た。


レイ「やった………やったぁぁぁ」


先生「よくやった。よく頑張った!これならもう退院しても大丈夫だよ!明日には退院できるようにしておくよ」


レイ「先生!ありがとうございます。」


と、先生は病室を出ていった。


レイ「ネズさん、マリィ……ありがとう!!」


ネズ「本当…ヒヤヒヤさせてくれますよ!」


マリィ「良かった!良かった!」


と3人で抱き合った。


マリィ「ズビ………」


とマリィは不意に出た鼻水をレイの服で拭いていた。


レイ「おわぁぁぁ!マリィ!!鼻水を服で拭くなぁ!!」


マリィ「えへへ……」


レイは怒ろうとしたがマリィの笑顔を見るとその可愛さのあまり


レイ「もう可愛いから許す〜」


とイチャイチャしているのを横でネズはため息をついていた。


翌日

レイは無事退院することが出来た。

そしてレイは担当の先生に対し「ありがとうございました。」と礼を言って病院を出た。


少し歩くとネズさんが「この後どうするんです?」と聞いてきたので


レイ「とりあえず。サイトウさんのとこに行ってみようと思います。」


マリィ「なんであそこしゃぃ行くん?」


レイ「あの時、サイトウさん何か持ってた気がするんだ。それを確かめに行くためだよ。」


ネズ「そうですか。ならラテラルタウンまでならアーマーガアタクシーの方が早いですよ。」

とネズはスマホロトムを出すと手早くタクシーに電話をかけた。

すると数十分でタクシーが来た。

それにレイは乗るとネズは運転手にラテラルタウンまでっと言ってドアを閉めた。


ネズ「こっちはスパイクタウン戻って夕食の準備をしておきます。」


とレイとマリィを乗せたタクシーはラテラルタウンへと向かった。


ーーーーー

ーーーーーーーー

一方その頃


???「計画どうり…………私の夢の完成までもう少し………」


???「ローズ委員長?」


ローズ委員長「どうしたんだね?オリーヴ?」


オリーヴ「計画とは?」


ローズ委員長「そっか。私の計画はね……ナックルシティのジムの地下にあるエネルギー装置がもうすぐで溜まりそうなんだよ…………それが溜まれば………ブラックナイトが始まる………クク」


ローズ委員長と呼ばれた男は不吉な笑を浮かべていた。


それを委員長室のドアで聞いていた男がいた。

??「やっぱりか………これはまずい」


と男は足早に去っていった。



ーーーーー

ーーーーーーーーー


ラテラルタウン

アーマーガアタクシーから降りたレイとマリィはジムがある場所まで歩いていた。


レイ「ここがラテラルタウン………」


マリィ「………」


レイは隣を見るとマリィが頬を膨らませていた。


レイ「頬をふくらませてるなんてらしくないぞ。マリィ~」


マリィ「むぅ………何であげんやつんとこいくと?」


レイ「あの人 本持ってたからもしかしたらって思って………本受け取ったら帰るから大丈夫だよ」


と話ながら歩いているとジムに着いた。


レイ「着いた」


受付等済ますと会場に案内され進んでいくとサイトウさんがいた。


レイ「あっサイトウさん。」


サイトウ「新たなジムチャレンジャーですか?

…………あれ?あの時の」


レイ「お久しぶりです。」


サイトウ「…………あの時は本当に申し訳ありませんでした。」


とサイトウさんがあの時の事を思い出したのか謝りだした。


レイ「もういいですよ。あの時のことは」


とレイが宥めると、隣にいたマリィが我慢できなかったのか


マリィ「あんた何で謝るんなら見舞いんひとつにこんと?

レイはあんたば庇うてこげん怪我したんよ?

リハビリも痛か思いばしてやっと物ば掴めるごと頑張っとったんよ?

なんに……なんで見舞いんひとつもしに来んと?

ジムリーダーんくしぇに恥ずかしゅうなかと?

最低!」


と涙声になりながらレイの左肩を見せた。

そこには左肩から左肺にかけて生々しいグソクムシャの爪跡が残っていた。

それを見たサイトウは真っ青になり下を向いていた。

それを見ていたレイは服を着たあとこう切り出した。


レイ「サイトウさん顔をあげてください。もう僕はあの時のことを怒ってはいません。」


サイトウ「ですが、私が貴方達に与えた傷は………一生……消えないと思います。」

とそう話すサイトウの肩は震えていた。


それを見たレイはサイトウの方に歩み寄り、サイトウを抱き寄せた。


レイ「もういいんですよ。サイトウさん……確かにこの傷は一生消えません…………ですがこの傷がなかったら僕はここまで来れませんでした。この傷があったからこそ僕はここまで頑張れたんです。……だからもう謝らないでください。」


その言葉を聞いたサイトウは震えながら、レイの腕の中で泣いていた。


数十分後


レイ「大丈夫ですか?」


サイトウ「はい。」


とレイは改めてサイトウの目を見るとこう切り出した。


レイ「サイトウさん……この本と同じ物を見ませんでしたか?」


とレイは”ドラゴニックナイトワンダーライドブック”を取り出しサイトウに見せた。

するとサイトウは「ちょっと待ってください」というとスタジアムを去った。


数分後

サイトウ「お待たせしました。この本でしょうか」


とサイトウはとある本を持ってきた。

その本は薄水色と黒色が塗られていた。

レイはその本を受け取ると表紙を見た。

そこには”プリミティブドラゴン”と英語表記で書かれていた。

それを見たレイは眉をひそめた。


マリィ「そん本は大丈夫と?」


とマリィは聞いた。するとレイはこう言い出した。


レイ「確かこれは禁書で封印されていたはず」


マリィ「封印しゃれとったってことは危険と?」


レイ「使ってみないと分からないけど………嫌な予感がするんだ。サイトウさんこれをどこで見つけましたか?」


と聞かれサイトウは少し間を開けて


サイトウ「グソクムシャに襲われた場所で見つけました。」


そう言うとレイは「なら、ますます怪しい。」と言いその本を閉まった。


レイ「サイトウさん。本、ありがとうございました。」


と礼を言うとマリィを連れてジムを出た。


レイ「ごめんな。心配かけて」


とレイはマリィの頭を撫でた。

マリィは「よかよよかばい」と笑顔で答えた。

そして外で待っていたアーマーガアタクシーに乗るとアーマーガアはネズが待つスパイクタウンへと向かった。


ーーーーーー

ーーーーーーーーーー

スパイクタウン


ネズ「もうそろそろですかね……」


そう言うとネズはレイとマリィの帰りを待っていた。

近くのテーブルには豪華な料理が並べられていた。

(これさえあればあの二人は喜んでくれますかね?)

とそう思うネズであった。

その頃アーマーガアタクシーに乗っていた2人


マリィ「なあ、レイ……うちね……レイんこと好きばい………それで………?」


とふと横を見るとすやすや寝息を立ててレイは寝ていた。


マリィ「もう……人が好きって言いよーに…………本当いつ見たっちゃあいらしかよな」


とレイの頭を撫で抱き寄せた。

マリィは心の中でもう少しこうしていたいなと思うのであった。


スパイクタウンに着くとマリィはスヤスヤと寝息を立てていた為レイはおんぶしてネズの所まで歩いていた。


レイはマリィをおんぶして気づいた。ワイルドエリアでおんぶした時より少し軽いような気がしていた。

が、相手は女の子の為あまり体重の事を聞くのはやめておこうと思うレイであった。


マリィ・ネズ宅


ガチャ

レイ「遅くなりました。ただいま帰りました〜」

バタン。


ネズ「やっと帰ってきましたか。待ちわびていましたよ…………マリィ起きてるんですか」


とネズさんがおんぶされているマリィに声をかけると


マリィ「ちぇ……バレてしもうたか」


レイ「え?起きてたの?いつk…」


マリィは最後まで言わせまいと半ば強引にキスをした。


ネズ「そういうのは玄関でやらないでくれますか?」


とネズは呆れ顔で2人に言った。

レイ「ぷはぁ………マリィ……長い」


マリィ「えへへ………」


ネズ「はぁ………夕食の準備出来てるんで食べますよ」


マリィ・レイ「やったー!」


ネズ「(こういう所は似てるんですね。)」


とネズは微笑ましく感じていた。

広いダイニングに入ると豪華な料理が並べられおりオーロンゲやタチフサグマが皿やコップの準備をしていた。


レイ「ほぇーすっげー美味しそう…これ全部ネズさんが????」


ネズ「ええ……その通り。」


マリィ「多分…タチフサグマ達も手伝うとー」


ネズ「」ギクッ


ネズ「ま………まぁ、食べましょう」


3人は豪華な食事を楽しだ。

そして一息着いたところで

ネズ「所で……新しい本は……禁書と呼ばれているそうですが……使うとどんな影響が?」


レイ「そうですね。使うと……暴走を引き起こしてしまいます。そして長時間使い続けてしまうと……自我が消滅して破壊本能のままに目に映る物全て破壊してしまいます。」


その話を聞いていた2人は真っ青になりネズが「どうにかそれを抑えることは出来ないか」と聞くとレイは「それは……長時間使わなければいけると思います。」と話終えるとレイは2人に

「明日……長時間使えれるように特訓をお願いします!」


ネズ「分かりました。」


マリィ「レイなら大丈夫ばい。きっと使いこなしぇる!

やけん一緒に頑張ろ!」


ーーーーー

ーーーーーーーーーーー


翌日


スパイクタウンのジムで特訓が行われていた。


ネズはタチフサグマ、オーロンゲ、ストリンダーを出した。


ネズ「こちらは何時でも大丈夫ですよ。」


レイ「分かりました。」


とレイはソードライバーを腰に装着した後、プリミティブドラゴンのページを開くと”プリミティブドラゴン”っという音声共に何かが砕けるような音が流れ出した。そして左手に持っていたジャアクドラゴンをプリミティブドラゴンにセットすると”GET”という音声がなりプリミティブドラゴンをセットしレイは聖剣を引くと

”烈火抜刀!!” ”バキッ!ボキッ!ボーン! ガキッ!ゴキッ!ボーン! プリミティブドラゴン! ”という音声と共に水色の龍がレイを覆い尽くしその姿は右肩にはドラゴンの頭蓋骨、腕や足には骨を象った透明感のある水色の装甲を纏っていた。

それを見たネズ達は驚きを隠せないでいた。


マリィ「あれは一体なんなん?龍ん骨ば纏うた騎士?」


ネズ「面白いですね。」


オーロンゲ、ストリンダー何あれ?みたいな顔をしていたが1匹だけ反応が違った。


タチフサグマ(骨や!骨!)


ネズ「お前たち行ってやりなさい!」


三体はレイに向かって飛びかかった。レイはすかさず、剣で防いだ。

そこから攻防が始まった。


ネズ「今のところ暴走はしてませんね。」


試合が始まって30分経過したところだった。

ふとレイの動きが止まった。


レイ「グッ………なんだ…何かが……入り込んで…………」


するとレイは「グゥゥゥ……グォオオオオ―――ッ! ウウ……ハァァ……ヴァァッ!!」

と咆哮を上げるとその咆哮と共に骨の手が三本生え、オーロンゲ達に伸びて行った。


そしてレイはプリミティブドラゴンライドブックの表紙を2回押すと”クラップ必殺読破” ”クラップ必殺撃”と音声がなり骨の手により1箇所にまとめられたオーロンゲ達に向かい黒い龍を飛ばし大爆発を起こした。


ネズ「オーロンゲ!!タチフサグマ!!ストリンダー!」


煙が晴れるとそこにはオーロンゲ達が倒れていた。

そしてレイは……剣をソードライバーに戻し剣を抜刀した。


グォォオオオオ!!!! と咆哮をあげ剣を構えネズに向かっていた。


ネズ「レイ!変身を解除するんです!」


マリィ「レイ!ダメーー!!!!」


2人の声を聞きレイはピタッと動きを止めた聖剣を持った右手はネズの方に向けていたがそれを左手で掴んでいた。


レイ「フーーーッ!!フーーーッ!!グゥゥゥ!!ァァァァァ!!!」


ネズ「抗ってる!自我を奪われまいと!!」


そしてネズはその一瞬の隙を見逃さず、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを聖剣から抜いた。


すると変身は解かれ、レイは膝から崩れ落ちた。


レイ「ハァ…ハァ……ハァ………ネズさん……ごめんなさい。」


ネズ「謝らないでください。私は怪我してませんし。」


と話しているのを見ていたマリィはホッと胸を撫で下ろし 2人の元へ向かった。


そのスタジアムに1匹の翼竜が向かっていた。


次回へ続く


























後書き

ssを読んでくださりありがとうございます。
前回に続き今回はワイルドエリアの冒険の話となります。

色々至らない点があると思いますが、温かい目で見守ってくださるとありがたいと思います。


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