2021-08-02 19:08:28 更新

概要

旧日本海軍の艦艇の艦魂が現代に蘇り、一部の艦艇は女性型に実体化。自らの実艦で、未知なる敵と戦うお話。
《設定集参照》


前書き

艦艇の模型を依代に、女性型の艦魂(付喪神的なもの)が宿り戦闘を行う。というもの。


『艦娘』は好きですが、著者が好きなのは『艦の名前と同じになった女の子』ではなく『女の子の姿と同じになった艦』なので、
艦艇擬人化物で特に人気のある、『艦娘』である必要性を感じなくなったのでオリジナルの子達です。

なので、『艦娘』でないと読めない人は回れ右。

誤字脱字ご容赦ください。また、この作品に登場するものは全てフィクションです。
コメントは内容に関わらずご自由に。


最下部に、世界観捕捉などの設定集リンクがあります。



ガ島沖砲雷撃戦



2050時頃


[時刻 天候]

夜 曇

[波]


[風]





〜 ガ島沖(鉄底海峡) 〜



第二五戦隊より分派した数隻は現在、ソロモン諸島方面に展開している。

他艦隊と連携し、アノン撃退の為の最前線航空基地があるガ島への補給路の維持、輸送船団の護衛等を行なっている。


[分派部隊]

五十鈴 吹雪 叢雲 曙 霞




ー旗艦 五十鈴ー




見張5『左○○度方向、敵アノン艦フタ隻視認』


見張5『駆逐級と思われる。後方に艦影は視認できない



電測士官『電探に捕捉しているフタ隻と同じ艦。距離約9千』




報告が入り、艦橋にいる司令官と五十鈴の2人は敵艦のいる方向へ双眼鏡を向ける。





五十鈴「ワレ視認した」



五十鈴「戦闘、左砲雷同時戦。目標、先頭の駆逐級」


五十鈴「各砲、観測射撃、本射共に発令射撃急斉射」



五十鈴「精密電測開始、合戦準備」




日没後なので、信号ラッパは吹かれない。各装備に宿る精霊の中でも、信号要員や通信要員が、艦内や各艦へ一斉に信号を送る。

ものの数分で、各艦や艦内から合戦準備完了の報告が入って来た。





司令官「見えているのはフタ隻だが、後方にはまだ控えている状況だ。油断するなよ」



五十鈴「はい、お任せください司令官」


吹雪『司令官、敵は私達が叩き潰しますね』


曙『そうよ、司令官は座って見ていてね』


叢雲『敵艦全て、沈めてみせるから』


霞『司令官、貴方の為に…』



司令官「うん、本当に頼もしい限りだ」




五十鈴「司令官、目標への探照灯照射は実施いたしますか?」


司令官「…いや、レーダー射撃で行く。君を危険に晒す事はしたくない」



五十鈴「ご、ご主人様…///」


五十鈴「私はこんなにも大切にされて、とても幸せです♡」


司令官「当たり前の事だ。それと、今は司令官だ」


五十鈴「あっ…はい…///申し訳ありません司令官」


司令官「いい子だ」






電測士官『電測完了。射撃指揮所へ諸元送る』



砲術長『射撃盤の計算完了。各砲、旋回照準開始した』





五十鈴に搭載されている、127ミリ連装高角砲が、諸元を基に旋回し、高角砲弾を装填する。この高角砲は主砲としても、十分に有効だ。



砲術長『照準よし、高角砲弾装填よし。射撃よーいよし』



五十鈴「高角砲、観測射撃。こーげき始め!!」


砲術長『高角砲、観測射撃。うちーかた始め!』





号令を受け、4基装備された高角砲が火を噴いた。

五十鈴の発砲を合図に暗闇の中、各艦から発砲炎と共に轟音が響く。





砲術長『装填よし。観測射撃フタ射目。発射よーい」


砲術長『って!』



ドドドドーーーン!!



見張1『発砲炎視認!』



五十鈴「撃って来ましたね」


司令官「そうだな」




敵艦もこちらの攻撃に気付き、反撃して来た。





見張4『観測射撃よーい。だーんちゃく』



観測射撃の第一弾が、敵艦を大きく越えて着弾した。



見張4『遠弾ー!』


五十鈴「も、申し訳ありません司令官様…!1発で命中なりませんでした…」


司令官「構わないよ。いつも言うように、そうそう当たるもんでも無いだろ」



見張6『各艦の砲撃も命中弾無し』





ーーーー

ーー







数十分後




見張4『だーんちゃく!』


見張4『夾叉!』




砲術長『敵艦捕捉』



司令官「この海域状況で、20発以内に捕捉出来たのなら上出来だろう。五十鈴、よくやってくれているよ」



五十鈴「あっ…///ありがとうございますっ!」




五十鈴の砲術科の練度の高さから、早い段階で敵艦を捕捉する事に成功した。



叢雲『五十鈴さんずるい…』


霞『次は私が…!』


吹雪『私だもん!』


曙『私は命中弾を狙うわよ!』





見張3『各艦も夾叉し始めました』




バシャーーーーーン!!!



見張7『左舷側着弾!』



しかし、敵アノン艦も同じであった。



司令官「敵さんも中々の練度だ。かなり精度上げて来たな」



五十鈴「油断なりませんね…」




五十鈴「司令官。相手の目を眩ませる為、戦隊の速力変更を具申します」



司令官「捕捉したばかりだが…。まぁ被害が出るよりは今のうちにって所だな」


司令官「よし、構わないよ。速力はお前に任せる」



五十鈴「ありがとうございます」





五十鈴「砲術長、電測長。戦隊の速力を上げる」


五十鈴「各砲は、増速後の射撃諸元が送られるまでこのままの射撃を継続」


砲術長『よーそろー』



五十鈴「電測長は増速後、最電測を早急に。完了次第、射撃盤へ諸元を送信」


電探長『よーそろー』



五十鈴「司令官。戦隊、フタ戦速への増速を具申します」



司令長官「よしわかった。戦隊、フタ戦速」


司令官「各艦は、増速後の最電測終了まで現諸元にて射撃を継続されたし」



各艦魂『よーそろー!』



五十鈴「戦隊、フタ戦速」



吹雪『フタ戦速。よーそろー』


叢雲『フタ戦速。よーそろー』


曙『フタ戦速。よーそろー』


霞『フタ戦速。よーそろー』




各艦から、増速変更の了解を知らせる返事が返ってくる。



五十鈴「増速、フタせんそーく」


チリンチリ♪


速力信号機「増速、フタせんそーく」


機関長『フタ戦速』





艦の釜が大きく唸る。徐々に徐々に、スピードが増していく。

その間も、主砲は牽制射を継続している。




ーーーー

ーー





通信3「米輸送船団より入電」


通信3「我が船団、安全圏へ退避した」




司令官「よし、長居は無用。俺たちも退くぞ。戦隊、最大戦速」



艦魂s『「よーそろー!」』


司令官「敵戦隊への射撃はギリギリまで継続せよ」


司令官「敵さんに皆の主砲弾、合計8発と魚雷フタ本くれてやったんだ、十分な戦果だよ」



五十鈴「ありがとうございます、司令官様///」



司令官「皆もよくやってくれた。最後まで油断せぬ様、集中されたし」



霞『あ、あのっ!』


司令官「ん?どうした?」


霞『ご褒美は…?』


司令官「霞、ここはまだ戦闘海域だぞ」


霞『も、申し訳ありません!』


司令官「まぁ、安心しろ。無事にショートランドへ帰ったら、ちゃんとご褒美あげるよ」


霞『は、はいっ!!』


司令官「お前に一番最初に、注ぎ込んでやるからな」


霞『あっ…///はい♡』


五十鈴「ちょっと!ずるいわよ!まずはハタブネの私でしょ!?」


吹雪『はぁ!?魚雷命中させた私よ!』


曙『私は2発命中弾与えたわよ!?』


叢雲『私だって2発命中させたわよ!』


司令官「もう霞を一番に抱くって決めたからダメ。戦場なのに思わず聞いてきちゃうくらいに欲しかったみたいだしな」


霞『あうっ…///』




こんな会話をしてはいるが、最大戦速で海域を離脱中であるため、誰も双眼鏡に捉える敵戦隊からは目を離さない。



電測長『敵戦隊との距離、1万2千』



五十鈴「こーげきやめ。砲雷撃戦用具納め」



砲術長『うちーかたやめ。砲戦用具納め』


水雷長『うちーかたやめ。魚雷戦用具納め』




五十鈴「水上、対潜見張を厳となせ」



見張長『よーそろー』


電測長『よーそろー』









ショートランド泊地にて




海戦翌日 昼頃



〜兵舎区画〜





曙「んっ…///」ビクッ


司令官「ん?どうした?」



曙「その…。えっと…///」


司令官「んん?」




曙「あ、朝ご主人様に、艦で抱いてもらった時のが内股に垂れて来てしまって…///」


司令官「ったく。せっかく補給してやったのに、溢れさせるとは悪い子だな」


曙「うぅ…///」ウツムキ




霞「実は私も…///」


霞「下着がその…うぅ///」



司令官「お前もか。あんなに搾り取るからだぞ」


司令官「まぁ、お前達とするのは気持ち良すぎるから仕方がないけどね」


曙「はい///」


霞「ふふっ///」




五十鈴「あっ、いたいた。ご主人様!」


五十鈴「ラバウルの司令部から連絡です。本土に帰る船団の準備が、時化の影響で遅れているそうです」


五十鈴「なので、司令部からはショートランドにてまだ待機する様にとの事です」


司令官「そっか…。まぁ、こればかりは仕方がないか。ここの司令官にその情報は?」


五十鈴「入ってます。昨日の戦闘時の疲れもあるだろうから、待機中の作業は免除との事です!」


司令官「そりゃ助かる」




吹雪「って事はさご主人様。ヤリ放題?」


叢雲「それ、いいですね姉さん」


霞「ご主人様と…///」


五十鈴「あっ…想像したら///」


曙「んっ…///」



司令官「まとめて相手してやる。集まるのは五十鈴の艦にしよう」


艦魂s「「はい♡ご主人様♡」」




この後、一日中快楽を貪った。






ーーーーーー

ーーー





0940時頃


〜ショートランド泊地 司令部〜




可愛い艦魂達と、一日中快楽を貪った翌日。司令官は、泊地司令部のあるバラック小屋に出頭していた。

司令官の護衛として、曙が随伴している。






ショ島司令官「呉の艦隊司令部から、付近を通過する豪軍輸送隊の前途哨戒をせよ。との命令だ」


司令官「賜りました。私の戦隊で実施いたします」


ショ島司令官「すまないな。今ショートランドにいる艦は出払っていて、動けるのが貴官の戦隊だけなんだ」


司令官「構いませんよ。それに、ラバウルからの輸送隊はまだ時間がかかるみたいですし」


ショ島司令官「天候の回復がまだ見込めないようだ。あまり時間がかかる様なら、延期も検討され始めたようだ」







司令官「ラバウル泊地海兵団や米軍の海兵隊員は、ごねるでしょうね。帰るが遅くなるって」


ショ島司令官「そうだな。まぁ、向こうからの輸送隊に延期が無かったのが救いだよ」


司令官「飛行機輸送では限度がありますからね。大量の物資を輸送するなら、コンテナ船の方が有利ですしね」


ショ島司令官「足が遅いのが難点ではあるがな」





司令官「そうですね…。さて、私達は準備に入ります」


ショ島司令官「あぁ、頼んだ」





お辞儀敬礼の後、司令官と曙は退室した。






ショ島司令官「元一般の人間が、少将とはね…。気に入らんな」




司令官には、味方の中に敵が多くいるようだ。








ラバウル泊地からの帰路




豪軍の輸送船団の航路を哨戒する任務を終えた分派戦隊は、本来の任務であるラバウル泊地から本土へ向かう輸送船団の護衛任務に就いていた。


現在、船団は日米のエアカバーを受けながら、マリアナ沖を航行していた。



0735時頃



〜マリアナ沖〜




ー旗艦 五十鈴ー




航海科3「変針点通過。針路○○○度」


操艦「よーそろー。おもかーじ、右○○度」


操舵「おもかーじ、右○○度」




五十鈴「司令官、0900時頃には引き継ぎの戦隊が合流します」


司令官「引き継ぎが終わったら、呉に直帰だな」


五十鈴「はい。皆とも久しぶりに会えますね」


司令官「そうだな」




五十鈴「まずは、この任務を抜かりなく終わらせないとですね」


司令官「あぁ、他の戦隊の連中も見てるしな」




五十鈴「私達の練度についてくるので、精一杯みたいですけどね」


司令官「言ってやるな。お前達が優秀過ぎるんだよ」ナデナデ


五十鈴「んっ…///ありがとうございます♪」




吹雪『後で、私の頭も撫でてる必要ありと認む』ハイライトオフ


霞『それ』ハイライトオフ


曙『引き継ぎ終わったら、そっち行くから待っててくださいね…』ハイライトオフ


叢雲『我慢してるのに…ズルイ』ハイライトオフ




五十鈴とのやり取りを察知した子達から、抑揚のない声で通信を入れてくる。

司令官は話題を変える。




司令官「日本帰らず、あの子達連れてどこか別の泊地に行きたいもんだ…」



五十鈴「…ご主人様には敵が多いですからね」



司令官「10m位の距離で狙撃されそうになったり、皆の車に突っ込まれたり…」


司令官「ヤクザの抗争かよ全く…」


曙「ご主人様…。ご主人様は、私達がお守りしますから…どうかご安心ください」


司令官「うん。頼りにしてる」




五十鈴「ご主人様の、私達艦魂を呼び寄せる才能を妬んだ連中の仕業なのはわかっているのに、手を出せないのが悔やまれますっ!」


五十鈴「まだ着任していない艦魂もご主人様の下に来てくれたら…。皆でご主人様を守れるのに」




五十鈴「ご主人様は私たちが守る…」ハイライトオフ


吹雪『私達が絶対守る…』ハイライトオフ


曙「えぇ」ハイライトオフ


霞『誰にも渡さないんだから』ハイライトオフ


叢雲『フフフ…』ハイライトオフ




司令官「あるぇ…」


司令官「と、とりあえず呼び方は戻してくれよ」




艦魂s『「はーい」』





ーーーーーー

ーーー




〜日本近海 高知沖〜



二五戦隊は、フィリピン沖にて給油と引き継ぎを行い、単独にて帰路に着いていた。





1630時頃



ー旗艦 五十鈴ー





通信長「司令官、艦隊司令からです」


通信長『江田島○○○番錨地へ投錨されたし。との事』


司令官「了解。五十鈴が戻ったら伝えておくよ」


通信長『お願いします。それと、蒼龍より1700時に通信を入れるとの事』


司令官「了解」


司令官「やっと直接会えるな」




五十鈴「戻りました」


司令官「お帰り。どうだった?」


五十鈴「皆でいっぱい気持ちよくなりました♡」


五十鈴「ご主人様も来てくれればよかったのに…」


司令官「この後帰ったら、あの子達とするからな。ここは我慢したよ」


五十鈴「我慢しなくても、私達となら何回でも出来るじゃないですか♡」


司令官「だからこそ、我慢したの。あの子とヤリまくる」


五十鈴「あっ…///羨ましい」








ーーーーー

ーーー





1700時





ー旗艦 五十鈴ー



通信長『司令官、蒼龍より通信』



司令官「おっ、来たか。繋いでくれ」




蒼龍『司令官、お帰り!待っとったけぇ!』


司令官「ただいま。たかだか○○日だったけど、直接会えなかったからな。俺も待ってわ」


蒼龍『ほーかぁ…。そがに、うち等に会いたかったんじゃね♡』



五十鈴「会いたかったのは私達もよ?」


蒼龍『うん!知っとるよ!はよぉ皆でしたいなぁ♡」


五十鈴「司令官なんて、私達とするの我慢したんだから」


蒼龍『そーなん?ふふっ♪みーんな、待っとるけぇ』


飛龍『蒼龍、司令官と話し中?』


蒼龍『ほーじゃけぇ、なんか言う事あるなら後にしんさい』


飛龍『まぁまぁ、そうかたいこと言わないでさ』




飛龍『司令官!待ってるよー!』


陽炎『か、陽炎も!待ってるから早く帰って来てね!』


不知火『不知火も待ってます!』


浜風『浜風も待ってまーす♪』


浦風『待っとるよー♡』



蒼龍『もう!みな何しよん!?』


司令官「まぁ、ええじゃろ」


五十鈴「みんな我慢できなかったみたいな」


司令官「あと少し、待っててくれな」







呉鎮守府




呉鎮守府に帰還して数日後。執務室にて仕事をしている。一緒にいるのは補佐艦の吹雪と浜風である。




0930時頃



〜呉鎮守府庁舎内 艦隊執務室〜




司令官「(次の訓練の為の弾薬と燃料の補給。装備の整備…)」


司令官「なぁ、次の訓練。あっこの艦隊だよな?」


吹雪「そーだよ。叩き潰して来るつもりだけど…」


浜風「あんまりやりすぎると、ご主人様が嫌味言われるでしょ?どうしようかなぁって、みんなで話したんだよね」


司令官「いちいち気にしねーから、叩き潰して来い」


吹雪浜風「はーい♪」




コンコン♪


コンコン♪




吹雪「はい」



??『オレ司令官にお届け物です』



吹雪「…私、吹雪が受け取ります」


司令官「(この変わり身の早さよ)」



ガチャ♪



??「こちらです」


吹雪「はい、受け取りまし…!?」


吹雪「浜風!!」



浜風「ご主人様!」ガバッ



パンッ!!パンッ!!パンッ!!



バンッ!!


バンッ!!



吹雪「ご主人様!?怪我は!?」


司令官「浜風のお陰で無事だ!」


浜風「鎮守府内なのに!!警備はどーなってんのよ!?」


吹雪「きっと内通者でしょ!?刺客は仕留めたけど、気をつけて!」


浜風「ご主人様はまだ、机の下から出ないで!」





司令官を妬む過激派の犯行である。この後、海兵団や憲兵隊、警察等がやって来て現場処理が行われた。




ーーーー

ーー







狙撃未遂事件があった事もあり、司令官は呉市内の自宅へ帰らず、呉鎮守府内桟橋に停泊していた陽炎に来ていた。

そこに、大湊へ水雷戦隊教練の為に出張している神通から連絡が入った。







〜呉鎮守府湾内〜



ー陽炎 艦内ー



陽炎「ご主人様、神通さんから通信よ」


司令官「ん、ありがと」




神通『ご主じ…司令官、神通よ』


神通『吹雪から、陽炎にいるって聞いたから連絡入れたんだけど。司令官に怪我も無くて安心したわ』


司令官「あぁ、吹雪の声に浜風がすぐ反応して庇ってくれたからね。なんともなかったよ(言い直したな)」




神通『そっか…。今日は、自宅には帰えらないの?』


司令官「うん。家とか執務室より、この子達の艦にいる方が世界一安全だしな」


陽炎「ご主人様が私の中に…///」


司令官「おい陽炎。間違ってないけど間違ってるぞ?」


神通『ズルイ…』


司令官「おい神通。間違ってないけど、間違ってるからね?」




神通『…ご主人様。明日予定を切り上げて帰るから、帰ったら抱きしめて!」


司令官「いやいや、大湊の連中の訓練は?」


神通『うぅ…そうよね。でも会いたい…けど、もう少し待ってて!』


司令官「あいよ。待ってる」


神通『陽炎。ご主人様をよろしく』


陽炎『りょーかい』



神通『夜にごめんね、おやすみなさい』


司令官「ありがとな、神通。おやすみ」


陽炎「おやすみ、神通さん」






ーーーー

ーー




司令官は、陽炎を一晩中抱きまくった。

途中、同じく陽炎に乗り込んで来ていた艦魂の中に加わった者もいるが、数回抱くと満足して、艦内で充てがわれた部屋へ戻っていった。





早朝



ー陽炎艦内ー



陽炎「んっ…やだっ///昨日のがまだ…///」トロォー♡


陽炎「でも幸せ♡」


陽炎「…ご主人様が注いでくれる、この愛さえあれば。私達はどこでも戦えます」チュッ♡



陽炎「さてと、早くシャワー浴びて来よっと」







司令官「ったくあの子は。…バリ照れるけぇ」






ーーーーー

ーーー






0720時頃



〜陽炎艦内 司令官室〜




浦風「なぁ、陽炎姉さん。ご主人様には、蒼龍さんか飛龍さんに移ってもらわんといけんじゃろ?」


陽炎「そうね…。ここじゃ流石に狭いし」




コンコンコン♪




陽炎「開いてるよー」



ガチャ♪



司令官「やっぱり、ここは安心安全だな」


吹雪「当たり前じゃん♪」


吹雪「ここには、ご主人様と私達しか入らないんだから!」


陽炎「おはよ♪吹雪」


浦風「おはよぅ♪」


吹雪「おはよー♪陽炎ちゃん、浦風ちゃん」





司令官「昨日も言ったけど、当分オカの執務室には戻らないからよろしく」


浦風「戻る必要なんてないじゃろ。ずっと、うちらと一緒におればえぇ」


陽炎「そうよ。ご主人様をわざわざ危険な目に合わせるくらいなら、私達といればいいわ」


吹雪「大丈夫よ。ご主人様は、私達がぜっったい守るから」


司令官「そうだよな…。お前達の艦内は日本一安全だもんな」



吹雪陽炎浦風「「えぇ、日本一安全よ♡」」





呉鎮守府2







司令官は朝食済ませ、陽炎の軍艦旗掲揚を行った後、下艦し庁舎近くに来ていた。執務室から機材を運ぶ為である。




0830時頃


〜呉鎮守府庁舎屋外〜





浜風「ご主…司令官、開けた場所なので注意してください」


司令官「わかってるけど、お前がいてくれるから安心だよ」


浜風「そ、そうですけど、私1人ですし…」



浜風「って言うか、機材取り行くだけなら私達に任せてくれればいいのにっ!」ウデギュー


司令官「浜風!?」


浜風「あっ…」


浜風「ゴホン。私達に任せてくださればよかったのに」



司令官「よろしい。まぁ、流石にそうも行かないだろ?顔認証とかしないと持ち出せない機材もあるしね」


浜風「うぅ…。そうでした」




司令官「心配してくれてありがとうな」ナデナデ


浜風「んっ…///」





ーーーーー

ーーー





〜庁舎内 ロビー〜





士官1「おいあれ…」ヒソ


士官2「アレだろ?昨日襲撃された将校」ヒソヒソ


士官1「こんな所に来て、巻き添え食ったらどうするつもりだよ」ヒソヒソ





浜風「…司令官は何も悪い事してないのにっ!」ギリッ


司令官「言わせておけばいい」


浜風「でも…」


司令官「襲撃されるくらい、俺は優秀って事だろ?」


浜風「…もうっ!」


浜風「絶対に、お守りしますから!」


司令官「よろしく」




海兵団団長「おい、オレ司令官か?」



浜風「司令官に何か御用でしょうか」


司令官「浜風、大丈夫だから」


浜風「はい…」



司令官「私がオレです」


海兵団団長「ここに何しに来た?」


司令官「執務室にある機材を、私の艦隊の艦に移す為に取りに来ました」


海兵団団長「ならさっさと持って行け!お前がここにいると、要らぬ仕事が増えて仕方ない!」




浜風「あなた達が!仕事をしなかったから!司令官は!!!」



司令官「浜風!!!!」


浜風「…申し訳ございません」


海兵団団長「ふん、さっさと出て行け」



司令官「手続きも済んでいますし、そうさせていただきます」


司令官「浜風、行くぞ」


浜風「はい、司令官」





ーーーーー

【設定集】艦魂戦記




後書き



作者情報は、プロフィールよりご覧ください。


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