～陸軍省客間～

陸軍元帥「もう海軍強すぎて泣きそう」

海軍元帥「それを海軍元帥の前で言うんじゃない」

陸軍元帥「でも実際そうじゃろ！海軍だけ贔屓されて！陸軍はなぜか石を投げられるんじゃぞ！」

海軍元帥「それは……まぁ同情するわ」

陸軍通信兵「ほっ報告！北海道内地より、救援要請！深海棲艦のような生物が地下から出てきたそうです！現在憲兵隊及び旭川陸軍師団が対応中！しかし、その生物が五匹出てきて苦戦しているようです！」

陸軍元帥「なんじゃと！すぐに旭川に援軍を送れ！」

陸軍通信兵「了解しました！」

海軍元帥「ふむ、海では勝てないと悟って地下に適応した者どもが出てきおったか」

陸軍元帥「あの旭川が苦戦しておる、やはり通常兵器ではなかなか太刀打ちできないのだろうな」

海軍元帥「……国を守るためじゃ、仕方ない妖精さんを何名か陸軍に送る」

陸軍元帥「いいのか！？」

海軍元帥「よかろう、このままでは日本が内側から崩壊してしまう…ウチには妖精さんの力を使って通常兵器を強化してる奴もおる、そいつのようにするも良し、艦娘のような存在を作るも良しじゃ」

陸軍元帥「借りを作るようで癪だが…そんなこと言ってる場合じゃないな、恩に着る」

海軍元帥「…代わりに妖精さんたちに非人道的なことをするのは許さないからな」

陸軍元帥「そんなことするわけないじゃろう…信用してくれ」

海軍元帥「…わかった」

陸軍元帥「それじゃここらでお暇させてもらおう、今日のことは素直に言わせてもらう、ありがとう」

海軍元帥「…借りだからな」

陸軍元帥「わかっておる、じゃあな仕事仲間であり、ライバルであり、"友"よ」

海軍元帥「そうか」

～大本営陸軍会議室～

陸軍元帥「てことで作りました戦車娘」

ティーガーI「Guten tag日本将校の皆さん、ドイツ生まれの第二次世界大戦最強の戦車ティーガーです！日本では六号戦車とも言われていたわ！」

チハ「こんにちは、大日本帝国陸軍所属の97式中戦車チハです！以後お見知り置きを」

スチュアート「hello!私は合衆国陸軍所属M3軽戦車スチュアートです！これからよろしくお願いします！」

将校達「⁉︎」

陸軍元帥「この娘達はキミに任せる！」

若軍曹「俺っすか⁉︎」

陸軍元帥「主、とても部下思いじゃろ？」

若軍曹「いやいやそんなことないですって！」

陸軍元帥「じゃけど部下思いなのは事実なので採用！明日から少尉ね！」

若軍曹「(なんでこんな軽いノリで決めるんだろ)」

将校A「…一つ意見があるのですが」

陸軍元帥「なんじゃ？」

将校A「なぜこのような若い者の任せるのですか？我々のようなベテランの方が部下の扱いに長けていると思うのですが」

陸軍元帥「…Aよお主はなぜこの若軍曹よりも自分の方が部下の扱いに長けていると思っているのじゃ」

将校A「…経験の差がありますから」

陸軍元帥「ふむ大方若い者にこんな重役を任せたくないと思っておるのじゃろうが、これは海軍との会議の上でこの娘達が不当な扱いを受けないように決めたことじゃ、これはわしと海軍総意の意見である」

将校A「…」ｷﾞﾘｯ

陸軍元帥「これで緊急会議は終いじゃ、諸君、これからも奮励努力するように」

～陸軍特別駐屯地in北海道～

若軍曹→少尉「で、俺がここの運営をすることになったんだが…」

少尉「(いえない…女性が少ないから陸軍に入ったなんて)」

チハ「？、どうかしましたか？上官殿」

少尉「いやなんでもないよただこれからどうするか考えていただけさ」

スチュアート「Don't worryね！なんてったってこの私達がついてるんだから！」

ティーガー「まったくだな」

少尉「そうだな上に立つものとしてクヨクヨしてられないな」

チハ「ですが主力となる中戦車が少ないのが難点ですね」

少尉「そうだな……工場妖精に頼んで生産するか」

工場

妖精「それで中戦車が作りたいと…」

少尉「そうですね、やはり速度や火力、装甲を含めると使いやすいので」

妖精「少し資材使いますね」

1時間後

妖精「できましたよ！」

少尉「おぉ！できましたか」

？？「Guten tag 上官殿、Begleitwagenとして開発されたⅳ号戦車D型です。これからよろしくおねがいします。」

少尉「うむこちらこそよろしく頼む、しかし、どう呼べばいいのかな？」

？？「では、4をドイツ語でフィーアと呼ぶのでそれにしては？」

少尉「そうだな、そうさせてもらおう」

？？→フィーア「なら決まりね」